JPH09223740A - 層間絶縁膜の平坦化方法 - Google Patents

層間絶縁膜の平坦化方法

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JPH09223740A
JPH09223740A JP8052599A JP5259996A JPH09223740A JP H09223740 A JPH09223740 A JP H09223740A JP 8052599 A JP8052599 A JP 8052599A JP 5259996 A JP5259996 A JP 5259996A JP H09223740 A JPH09223740 A JP H09223740A
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insulating film
film
layer
interlayer insulating
nsg
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JP8052599A
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English (en)
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Yuji Komatsu
裕司 小松
Motoaki Nakamura
元昭 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2層ストッパによるCMP法を用いた層間絶
縁膜の平坦化プロセスにおける急峻な段差をなくし、配
線形成の信頼性を十分に確保することができる層間絶縁
膜の平坦化方法を提供する。 【解決手段】 SOI層15−1,15−2上に形成さ
れたゲート電極13−1〜13−3の段差パターンを覆
うようにして研磨速度の遅いNSG膜21を形成した
後、この上に、研磨速度の速いBPSG膜22を形成
し、さらにその上に研磨速度の遅いNSG膜23を形成
する。このとき密集パターン領域12におけるNSG膜
21の最高位面がNSG膜23の最低位面とほぼ同一の
高さになるようにNSG膜21,BPSG膜22および
NSG膜23の膜厚を設定する。次に、CMP研磨によ
り全体を平坦化する。これによりCMP工程後において
密集パターン領域12に急峻な段差が残存することがな
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下地の段差パター
ン上に形成した層間絶縁膜を平坦化する方法に係り、特
に、所謂2層ストッパによるCMP(Chemical and Mec
hanical Polishing : 化学的機械研磨)法を用いた層間
絶縁膜の平坦化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化および高集積化に伴
い、益々LSI(Large Scale Integrated circuit) チ
ップ製造工程での加工技術に対する要求も厳しくなって
いる。特に、近年では、リソグラフィ工程によるパター
ンの形成やドライエッチングによるパターン加工におい
て、集積度の向上と共に、限界に近い領域でのより一層
のマージン向上が求められている。
【0003】その一方、デバイスの高集積化が進むと、
配線層数が増大し、これに伴ってデバイスの段差も増大
してくる。そのため、リソグラフィ工程におけるDOF
(焦点深度)マージンの低下や、ドライエッチング工程
における段差部分のステップカバレージ(段差被覆性)
の悪化によって生ずる金属層のストリンガー状の残渣等
の問題が顕在化してくる。
【0004】このうち、前者の問題(リソグラフィ工程
におけるDOFマージンの低下の問題)は、デバイス表
面の段差が大きくなると、これらの段差を含む全体にレ
ジストマスクを塗布形成してステッパ露光装置によって
露光を行う場合に、ステッパ装置の光学系の焦点の合う
範囲が狭い範囲に限られてしまって鮮明な露光パターン
が得られないというものである。
【0005】また、後者の問題(ストリンガー状の金属
層残渣の問題)は、次のようなものである。例えば図9
に示したように、層間絶縁膜あるいはシリコン基板等の
下層100の上に形成された金属配線またはゲート電極
等のパターン101を覆うようにして絶縁膜102を形
成した場合において、パターン101の段差部分におけ
る絶縁膜102の膜厚をA、段差から離れた部分での絶
縁膜102の膜厚をBとすると、ステップカバレージは
膜厚Aの膜厚Bに対する比A/Bとして表される。この
値は“1”であるのが望ましいが、配線パターンの段差
が大きくなると、この値も低下してしまう。このような
状態において、コンタクト孔を埋めるためのBlk−W
(ブランケット−タングステン)層等を形成してエッチ
ングを行うと、パターン101の段差部分103〜10
5(特に、密集したパターン間スペース104)にBl
k−W層のストリンガー状の残渣が残ってしまう。この
ため、このストリンガー状の金属層残渣の存在により、
その後に形成される金属配線パターン同士がショートし
てしまう。
【0006】このような問題に関し、近年、層間絶縁膜
や配線の平坦化プロセスが盛んに研究され、改善策が提
案されている。特に、グローバルな平坦化形状を達成す
ることによってリソグラフィ工程におけるDOFマージ
ンの向上を図るべく、CMP法を用いた層間絶縁膜の平
坦化技術が脚光を浴びている。この技術によって層間絶
縁膜が完全に平坦化されれば、単にDOFマージンの向
上を図ることができるだけでなく、ドライエッチングに
おいて必要なオーバエッチ量が少なくて済み、また、上
記したような金属成膜時におけるステップカバレージの
低下に起因する配線の信頼性低下の問題も回避すること
ができる。
【0007】このようなCMP平坦化技術として、例え
ば本出願人による出願明細書(特願平06−28734
1号)に記載したように、いわゆる2層ストッパによる
CMP平坦化法がある。この方法は、例えばBPSG
(ボロン・リン・シリケート・ガラス)等の研磨速度の
速い膜をNSG(ノン・ドープト・ガラス)等の研磨速
度の遅い膜で挟み込んだサンドイッチ構造の層間絶縁膜
を全面に形成したのちCMP研磨を行うことによってゲ
ート電極等の段差を除去するものであり、2種類のシリ
コン酸化膜の研磨速度の違いを利用することにより、研
磨速度の面内分布を吸収したり、研磨の終点検出のマー
ジンを大きくすることが可能である。この技術によれ
ば、ウェハ径が大きくなるにつれて研磨に起因して生ず
る不均一性部分を本質的に回避することができるため、
今後益々重要な技術になることが予想される。
【0008】以下、図10および図11を参照して、上
記の2層ストッパによるCMP平坦化法について説明す
る。
【0009】図10に示したように、このCMP平坦化
技術の対象となる半導体装置は、ゲート電極のパターン
が密集していない孤立パターン領域211と、ゲート電
極のパターンが密集した密集パターン領域212とを含
んでいるとする。この半導体装置の基体は、シリコン酸
化層等の絶縁層基板214の表面近傍に単結晶シリコン
であるSOI(Silicon-On-Insulator)層215−1,2
15−2を形成して構成したものである。このうち孤立
パターン領域211のSOI層215−1上には、シリ
コン酸化膜からなるゲート絶縁膜220を介して単独の
ゲート電極213−1が形成され、密集パターン領域2
12のSOI層215−2上には、ゲート絶縁膜220
を介し小間隔をもって配置された2つのゲート電極21
3−2,213−3が形成されている。これらのゲート
電極213−1〜213−3は、下層側の多結晶シリコ
ン層216と上層側のタングステンシリコン(WSi)
等のシリサイド層217によって構成され、その上には
シリコン酸化膜等の絶縁膜からなるオフセット層218
が形成され、また、両側面にはシリコン酸化膜等の絶縁
膜からなるサイドウォール219が形成されている。そ
して、図示しないが、SOI215−1,215−2の
各表面近傍の浅い領域には、各ゲート電極213−1〜
213−3のサイドウォール219と自己整合的に不純
物拡散領域が選択的に形成され、ソース・ドレイン領域
を構成している。
【0010】このようなゲート電極パターンをもった基
板に対し、まず、基板全体を覆うようにして、第1の絶
縁膜として不純物を含まないNSG膜221を形成し、
その上に第2の絶縁膜としてのBPSG膜222を形成
し、さらにその上に第3の絶縁膜としてのNSG膜22
3を形成する。これらのうち、BPSG膜222は、N
SG膜221,223に比べて容易に研磨される(研磨
速度が速い)という性質を有する。通常の生産ラインに
おいては、スループットの向上の観点から、これらの絶
縁膜は常圧CVD法によって形成される。
【0011】ここで、孤立パターン領域211における
第1の絶縁膜(NSG膜221)の最高位面を第1スト
ッパ面、孤立パターン領域211におけるゲート電極2
13−1以外の部分に形成された最上の絶縁膜(NSG
膜223)の最低位面を第2ストッパ面と呼ぶことにす
ると、NSG膜221,BPSG膜222およびNSG
膜223それぞれの膜厚を、第1ストッパ面の高さと第
2ストッパ面の高さとが一致するように設定する。この
とき、常圧CVD法による絶縁膜のステップカバレージ
は良好でないため、密集パターン領域212において
は、最上の絶縁膜(NSG膜223)の最低位面は、最
下の絶縁膜(NSG膜221)の最高位面の高さより低
い位置となり、2つのストッパ面は一致しない。
【0012】次に、図11に示したように、孤立パター
ン領域211における第1ストッパ面の高さに合わせて
CMP研磨を行う。これにより、孤立パターン領域21
1においてはほぼ完全に平坦化がなされる。一方、密集
パターン領域212においては、ゲート電極213−
2,213−3以外の領域が研磨面(第1ストッパ面)
より低い状態で残り、段差が生ずる。これらの段差は、
常圧CVD法による絶縁膜のステップカバレージの悪さ
を反映して、かなり急峻なものである。特に、2つのゲ
ート電極213−2,213−3間の領域には、急峻か
つ比較的大きな段差が残存することとなる。
【0013】この後、コンタクト孔の埋め込みのために
Blk−W等の金属層を形成しエッチングした後、アル
ミニウム等からなる金属配線層を形成し、これをパター
ニングする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、CMP平
坦化技術によれば、グローバルな平坦化によりリソグラ
フィ工程におけるDOFマージンの向上を図ることがで
きると共に、2種類のシリコン酸化膜の研磨速度の違い
を利用することにより、研磨速度の面内分布を吸収した
り、研磨の終点検出のマージンを大きくすることが可能
である。
【0015】しかしながら、上記のように、従来の方法
では、サンドイッチ構造で形成する3つの絶縁膜の各膜
厚は、孤立パターン領域11における段差を基準とし
て、第1ストッパ面の高さと第2ストッパ面の高さとを
揃えるようにしていたので、密集パターン領域12では
2つのストッパ面が揃わず、図11に示したように、C
MP研磨後においても急峻な段差が残る。このような急
峻な段差部分が残ったまま、コンタクト孔埋め込み用金
属膜を形成しスパッタエッチングを行うと、たとえ段差
の大きさが僅かであっても、段差のコーナー部分での見
込み角が小さいことから、その部分への入射イオンの数
が極端に減少してスパッタレートが低下する。このた
め、図11に示したように、これらの段差部分にコンタ
クト孔埋め込み用金属膜のストリンガー状のエッチ残渣
25〜27が残存することとなり、配線同士のショート
不良を引き起こしてしまうという問題があった。
【0016】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、2層ストッパによるCMP法を用い
た層間絶縁膜の平坦化プロセスにおける急峻な段差をな
くし、配線形成の信頼性を十分に確保することができる
層間絶縁膜の平坦化方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の層間絶縁膜の平
坦化方法は、半導体基板上に形成された段差を有するパ
ターンを覆うようにして相対的に研磨速度の遅い第1の
絶縁膜を形成する工程と、第1の絶縁膜上に相対的に研
磨速度の速い第2の絶縁膜を形成する工程と、第2の絶
縁膜上に相対的に研磨速度の遅い第3の絶縁膜を形成す
る工程と、第3の絶縁膜を形成した後における半導体基
板表面の段差を化学的機械研磨により平坦化する工程と
を含み、半導体基板の密集パターン領域における第1の
絶縁膜の最高位面が第3の絶縁膜の最低位面と実質的に
同一の高さになるように第1ないし第3の絶縁膜の膜厚
を設定するようにしたものである。
【0018】この層間絶縁膜の平坦化方法では、半導体
基板上の段差パターン上に、研磨速度の速い第2の絶縁
膜を研磨速度の遅い第1の絶縁膜と第3の絶縁膜によっ
て挟んだサンドイッチ構造の層間絶縁膜が形成されると
共に、第3の絶縁膜形成後における半導体基板表面の段
差が化学的機械研磨法により平坦化される。このとき、
各絶縁膜の膜厚は、密集パターン領域を基準として、第
1の絶縁膜の最高位面と第3の絶縁膜の最低位面とがほ
ぼ同一の高さになるように設定される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施の形態に係る層間絶
縁膜の平坦化方法を説明するための断面図である。
【0021】図1に示したように、本方法の対象となる
半導体装置は、図10におけるものと同様に、ゲート電
極のパターンが密集していない孤立パターン領域211
と、ゲート電極のパターンが密集した密集パターン領域
212とを含んでいる。この半導体装置の基体は、シリ
コン酸化層等の絶縁層基板14の表面近傍に単結晶シリ
コンからなるSOI層13−1,13−2を形成して構
成したもので、このうち、孤立パターン領域11のSO
I層13−1上には、シリコン酸化膜からなるゲート絶
縁膜20を介して単独のゲート電極13−1が形成さ
れ、密集パターン領域12のSOI層13−2上にはゲ
ート絶縁膜20を介し小間隔をもって配置された2つの
ゲート電極13−2,13−31が形成されている。こ
れらのゲート電極13−1〜13−3は、下層側の多結
晶シリコン層16と上層側のタングステンシリコン等か
らなるシリサイド層17とによって構成されている。各
ゲート電極13−1〜13−3の上には、シリコン酸化
膜等の絶縁膜からなるオフセット層18が形成され、ま
た、各ゲート電極13−1〜13−3の両側面にはシリ
コン酸化膜等の絶縁膜からなるサイドウォール19が形
成されている。そして、図示はしないが、SOI15−
1,15−2の各表面近傍の浅い領域には、各ゲート電
極13−1〜13−3のサイドウォール19と自己整合
的に不純物拡散領域が選択的に形成され、ソース・ドレ
イン領域を構成している。なお、オフセット層18は、
デュアルゲート型の半導体装置(一の半導体装置中に形
成されたMOSトランジスタのゲートが異なる導電型で
あるもの)を形成する場合に、ソース・ドレイン形成の
ためのイオン注入時に不純物がゲートに入り込むのを防
ぐこと、およびLDD構造のスペーサとしてのサイドウ
ォール19の厚みを確保して自己整合コンタクト形成時
におけるゲートとコンタクトとの間のショートを防止す
ること等を目的として形成されるものである。
【0022】このようなゲート電極パターンをもった基
板に対し、基板全体を覆うようにして、まず第1の絶縁
膜であるNSG膜21を形成し、その上に第2の絶縁膜
であるBPSG膜22を形成し、さらにその上に第3の
絶縁膜であるNSG膜23を形成する。このうち、BP
SG膜22は、NSG膜21,23に比べてCMP法に
よる研磨速度が速く、相対的に研磨され易いという性質
を有する。これらの絶縁膜は、スループットの向上の観
点から、堆積速度が速い常圧CVD(ChemicalVapor De
position:化学的気相成長 )法を用いて形成する。
【0023】本実施の形態では、NSG膜21,BPS
G膜22およびNSG膜23の各膜厚は、図1に示した
ように、密集パターン領域12におけるNSG膜21の
最高位面がNSG膜23の最低位面とほぼ同じ高さにな
るように設定し、この面をCMP研磨におけるストッパ
面とする。この場合、孤立パターン領域11では、NS
G膜21の最高位面(第1ストッパ面)はNSG膜23
の最低位面(第2ストッパ面)よりも低い位置に形成さ
れ、2つのストッパ面は一致していない。
【0024】次に、図2に示したように、密集パターン
領域12におけるストッパ面の高さに合わせてCMP研
磨を行う。これにより、密集パターン領域12において
はほぼ完全に平坦化がなされ、従来のように急峻な段差
が生ずることはない。一方、孤立パターン領域11にお
いては、図2に示したように、高い部分がより速く研磨
除去されやすいことから、孤立パターン(ゲート電極1
3−1)およびその近傍領域において、第1ストッパ面
であるNSG膜21の最高位面が露出するところまでB
PSG膜22が研磨されるが、それ以外の領域では、研
磨速度の遅いNSG膜23の存在によって研磨が進ま
ず、結局、NSG膜23の最低位面(第2ストッパ面)
が残存する。このとき、高い部分のコーナー部分の研磨
速度が速いというCMP研磨の特性から、急峻な段差は
生じにくく、第1ストッパ面と第2ストッパ面との段差
部は比較的緩やかとなる。
【0025】この後、コンタクト孔の埋め込みのために
Blk−W等の金属層を形成しエッチングし、アルミニ
ウム等からなる金属配線層を形成し、これをパターニン
グする。このとき、密集パターン領域12には急峻な段
差が形成されていないため、従来のように、段差部分に
コンタクト孔埋め込み用金属膜のストリンガー状のエッ
チ残渣が残存することがない。また、孤立パターン領域
11には多少の段差は生ずるものの、上記したようにそ
れは急峻なものではないため、段差部分にコンタクト孔
埋め込み用金属膜のストリンガー状のエッチ残渣が残存
することはほとんどない。仮に、そのようなエッチ残渣
が多少残存したとしても、孤立パターン領域11におい
ては配線パターンが疎らであることから、密集パターン
領域12では必ずといっていい程生ずる配線間のショー
トはほとんど生じることがなく、配線工程における歩留
りを低下させるものとはならない。
【0026】このように、本実施の形態に係る層間絶縁
膜の平坦化方法によれば、グローバルな平坦化によりリ
ソグラフィ工程におけるDOFマージンの向上、2種類
のシリコン酸化膜の研磨速度の違いを利用することによ
る研磨速度の面内分布の吸収、および研磨の終点検出の
マージンの拡大等が可能であるほか、密集パターン領域
12における急峻な段差の形成を防止することができ
る。このため従来の2層ストッパによるCMP法で問題
となっていたコンタクト孔埋め込み用金属膜のストリン
ガー状のエッチ残渣による配線間のショートを効果的に
防止することができ、配線形成の信頼性を確保すること
ができる。
【0027】次に、本発明に係る層間絶縁膜の平坦化方
法を用いた半導体製造方法をより詳細に説明する。な
お、ここでは、説明の簡略化のため、密集パターン領域
12のみを図示して説明するものとする。
【0028】まず、図3(a)に示したように、シリコ
ン酸化層(SiO2 )等からなる絶縁層基板14の表面
近傍に例えばP型不純物を含んだ単結晶シリコンからな
るSOI層15−2を選択的に形成してSOI基板を構
成する。このSOI基板の形成は、例えばウェハ貼り合
わせ法により行う。
【0029】次に、図3(b)に示したように、シリコ
ン酸化膜等のゲート絶縁膜20を9nm程度の厚さに形
成した後、70nm程度の膜厚の多結晶シリコン層16
と、70nm程度の膜厚のタングステンシリコン等のシ
リサイド層17とを形成し、さらにその上に、120n
m程度の膜厚のオフセット層18を形成する。そして、
RIE(反応性イオンエッチング) 法等を用いた選択的
エッチングにより、オフセット層18、シリサイド層1
7および多結晶シリコン層16をパターニングして、S
OI層15−2上にゲート電極13−2,13−3を形
成する。勿論、図示はしないが、これと同時に孤立パタ
ーン領域11のSOI層15−1上にもゲート電極13
−1を形成する。なお、以下の説明では、孤立パターン
領域11についての説明を省略する。
【0030】次に、図3(c)に示したように、SOI
層15−2の表面近傍の浅い領域に、ゲート電極13−
2,13−3と自己整合的にN型不純物を選択的にイオ
ン注入し、LDD(Lightly Doped Drain) 領域となるN
- 型拡散層25を形成した後、全面にシリコン酸化膜を
形成し、これを異方性エッチングすることにより、ゲー
ト電極13−2,13−3およびオフセット層18の側
面にサイドウォール19を形成する。このとき、N-
拡散層25上の大部分のゲート絶縁膜20も除去する。
そして、さらに、サイドウォール19と自己整合的に、
SOI層15−2の表面近傍の浅い領域にN型不純物を
イオン注入して、ソース・ドレイン領域となる高濃度の
+ 型拡散層26を形成する。これにより、密集パター
ン領域12に、LDD構造の2つのNMOSトランジス
タが形成される。
【0031】次に、図4(a)に示したように、常圧C
VD法により、全面に200nm程度の膜厚のNSG膜
21を形成した後、同図(b)に示したように、全面に
300nm程度の膜厚のBPSG膜22を形成し、さら
に同図(c)に示したように、全面に50nm程度の膜
厚のNSG膜23を形成する。このときの各絶縁膜の形
成条件は、例えば次の通りである。まず、NSG膜21
については、大気圧下、基板温度を430°Cに設定
し、ガス流量として、モノシラン(SiH4 ),酸素
(O2 )および窒素(N 2)をそれぞれ30,540,
23000cc/分とする。BPSG膜22について
は、大気圧下、基板温度を380°Cに設定し、ガス流
量として、モノシラン(SiH4 ),シボラン(B2
6 ),フォスフィン(PH3 ),酸素(O2 )および窒
素(N2 )をそれぞれ40,2.0,5.9,360
0,19000cc/分とする。NSG膜23について
は、NSG膜21の形成条件と同様とする。
【0032】従来は、BPSG膜22の膜厚を210n
m程度として、孤立パターン領域11における2つのス
トッパ面が揃うようにしていたが、本実施の形態では、
密集パターン領域12におけるBPSG膜22のステッ
プカバレージの低下を考慮して、平坦化部分でのBPS
G膜22の膜厚を300nm程度と、従来よりもやや厚
めに設定している。このように、やや厚めで足りるとし
たのは、ゲート電極のようにアスペクト比がさほど高く
ない場合には、BPSG膜22のステップカバレージの
低下も僅かだからである。
【0033】次に、図5(a)に示したように、全面に
対してCMP法による研磨を行い、主にNSG膜23お
よびBPSG膜22の高い部分を除去して全体を平坦化
する。このCMP法は、研磨材を溶媒(水等)に懸濁さ
せると共に、溶媒自身に研磨対象物を化学的にエッチン
グする能力をもたせ、研磨布等を用いて研磨処理を行う
もので、従来より主としてシリコンウェハの鏡面研磨に
用いられていたほか、近年ではVLSI(超高集積回
路)の平坦化手法としても用いられているものである。
本実施の形態では、次のような条件下で研磨を行う。例
えば、研磨パッドとしては、湿式発砲体からなる不織布
タイプクロスで2次樹脂処理がされた硬質タイプ(例え
ば、商品名Suba800として市販されている。)を
用い、シリカ系のスラリー(研磨液)(例えば、商品名
G3250として市販されている。)を30cc/分の
割合で供給する。また、例えば、圧力は160g/cm
2 とし、定盤回転数は38rpmとする。但し、ここで
示した条件に限定されることはなく、必要に応じ適切な
条件を選択することが可能である。
【0034】このCMP工程により、図5(a)に示し
たように、密集パターン領域12には急峻な段差は僅か
ながらも形成されず、ほぼ完全な平坦化が達成される。
もちろん、図2で説明したように、孤立パターン領域1
1にも急峻な段差は形成されず、僅かに緩やかな段差が
形成されるのみである。
【0035】そして、図5(b)に示したように、平坦
化された層間絶縁膜上に、最終的デバイスとして要求さ
れる層間膜厚となるように200nm程度の膜厚のPS
G(リン・シリケート・ガラス)膜28を形成する。こ
のPSG膜28の形成条件は、例えば、大気圧下、基板
温度を390°Cに設定し、ガス流量として、モノシラ
ン,フォスフィン,酸素および窒素をそれぞれ35,
2.8,670,22000cc/分とする。これ以降
の工程では、通常のプロセスに従ってコンタクトホール
を形成した後、Blk−W等の金属層によりコンタクト
ホールの埋め込みを行い、上層にアルミニウム等の金属
配線層を形成する。
【0036】次に、図6ないし図8を参照して、本発明
の他の実施の形態に係る層間絶縁膜の平坦化方法を説明
する。本実施の形態は、層間絶縁膜上のアルミニウム等
の金属配線パターンを対象とし、この金属配線パターン
を覆うように形成された層間絶縁膜をCMP法によって
平坦化するものである。なお、本実施の形態において
も、配線の孤立パターン領域については図示を省略し、
配線の密集パターン領域についてのみ図示して説明する
こととする。
【0037】まず、図6(a)に示したように、半導体
基板31上にシリコン酸化膜等の層間絶縁膜32を形成
する。なお、ここで半導体基板31は、例えば上記実施
の形態で示した平坦化方法によりゲート部分の層間絶縁
膜表面段差が平坦化された基板を想定したものである。
【0038】次に、図6(b)に示したように、この層
間絶縁膜32上に、アルミニウム系合金からなる金属配
線層を堆積形成した後、これをパターニングして、微小
間隔をもって配置された配線層33−1,33−2を形
成する。この配線層は、下層側から順に例えば、Ti
(チタン)/TiN(チタンナイトライド)/Ti/A
l−Cu/Ti/TiN/Tiという7層構造を有し、
各層の膜厚は、例えば下から順に20nm/20nm/
5nm/500nm/5nm/200nm/5nmとす
る。従って、配線層33−1,33−2の全段差量は約
650nmである。
【0039】次に、図6(c)に示したように、上記実
施の形態の場合と同様に、常圧CVD法を用い、全面に
200nm程度の膜厚のNSG膜34を形成した後、図
7(a)に示したように、全面に900nm程度の膜厚
のBPSG膜35を形成し、さらに図7(b)に示した
ように、全面に100nm程度の膜厚のNSG膜36を
形成する。このときの各絶縁膜の形成条件は、上記の実
施の形態と同様である。
【0040】従来は、BPSG膜35の膜厚を550n
m程度として、孤立パターン領域11における2つのス
トッパ面が揃うようにしていたが、本実施の形態では、
密集パターン領域におけるBPSG膜35のステップカ
バレージの低下を考慮して、平坦化部分でのBPSG膜
35の膜厚を900nm程度と、従来よりもかなり厚め
に設定している。このように、かなり厚めにしたのは、
配線層33−1,33−2間のスペースは通常1μm以
下であり、両配線間の段差領域のアスペクト比がかなり
高くなることから、この領域において2つのストッパ面
を揃えるためには、この程度の厚さが好適だからであ
る。
【0041】次に、図7(c)に示したように、全面に
対してCMP法による研磨を行い、NSG膜36および
BPSG膜35の高い部分を除去して全体を平坦化す
る。この場合の研磨条件は、上記実施の形態と同様とす
るが、それに限定されることはなく、必要に応じ適切な
条件を選択することが可能である。
【0042】このCMP工程により、図7(c)に示し
たように、密集パターン領域には急峻な段差は僅かなが
らも形成されず、ほぼ完全な平坦化が達成される。もち
ろん、孤立パターン領域(図示せず)にも急峻な段差は
形成されず、僅かに緩やかな段差が形成されるのみであ
る。
【0043】そして、図8に示したように、平坦化され
た層間絶縁膜上に、最終的デバイスとして要求される層
間膜厚となるように300nm程度の膜厚のNSG膜3
7を形成する。これ以降の工程では、通常のプロセスに
従ってコンタクトホールを形成した後、Blk−W等の
金属層によりコンタクトホールの埋め込みを行い、上層
にアルミニウム等の金属配線層を形成する。
【0044】以上、いくつかの実施の形態を挙げて本発
明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定さ
れるものではなく、その均等の範囲で種々変形可能であ
る。例えば、以上の各実施の形態では、ゲート段差およ
びアルミニウム系合金配線段差を対象としたが、本発明
はこれに限定されることはなく、例えばキャパシタ等が
密集した段差パターン等も対象となる。
【0045】また、上記実施の形態(図1,図2および
図3〜図5)では、SOI基板上にゲート段差が形成さ
れた場合について説明したが、通常のバルクシリコン基
板の場合でも同様である。さらに、各層間絶縁膜の膜厚
は、あくまで一実施例を説明したに過ぎず、パターンの
密集度とCVD膜のステップカバレージの程度等に応じ
て適宜変更されるのはもちろんである。
【0046】また、第1および第3の絶縁層として、C
VD法により堆積されたNSG膜を用いることとして説
明したが、本発明はこれに限定されることはなく、第2
の絶縁膜より研磨速度の遅い膜であればよく、例えばシ
リコン窒化膜(Si3 4 )を用いることもできる。ま
た、第2の絶縁膜として、CVD法により堆積されたB
PSG膜を用いることとして説明したが、本発明はこれ
に限定されることはなく、第1および第3の絶縁膜より
研磨速度の速い膜であればよく、例えばPSG(リン・
シリケート・ガラス)やBSG(ボロン・シリケート・
ガラス)等であってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の層間絶縁膜
の平坦化方法によれば、半導体基板上の段差パターン上
に、研磨速度の速い第2の絶縁膜を研磨速度の遅い第1
の絶縁膜および第3の絶縁膜によって挟んだサンドイッ
チ構造の層間絶縁膜を形成する際に、密集パターン領域
を基準として第1の絶縁膜の最高位面と第3の絶縁膜の
最低位面とが実質的に同一の高さになるように各絶縁膜
の膜厚を設定するようにしたので、第3の絶縁膜形成後
における半導体基板表面の段差を化学的機械研磨により
平坦化した後において密集パターン領域に急峻な段差が
残存するという不都合がなくなる。このため、その上層
の配線加工時におけるオーバーエッチ時間は最小限で済
むこととなり、加工マージンが増大するという効果があ
る。また、その後にコンタクトホールの埋め込みのため
に金属層を形成しコンタクト部分以外をエッチング除去
するという工程を行った場合、その金属層が段差部分に
ストリンガー状の残渣として残存することがなくなり、
上層の配線間でのショート不良や配線の段切れ等の不都
合がなく、配線形成の信頼性を確保することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る層間絶縁膜の平坦
化方法を説明するための素子断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る層間絶縁膜の平坦
化方法を説明するための他の素子断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る層間絶縁膜の平坦
化方法を適用した半導体の製造方法の一工程を表す断面
図である。
【図4】図3に続く工程を表す断面図である。
【図5】図4に続く工程を表す断面図である。
【図6】本配置の他の実施の形態に係る層間絶縁膜の平
坦化方法を適用した半導体の製造方法の一工程を表す断
面図である。
【図7】図6に続く工程を表す断面図である。
【図8】図7に続く工程を表す断面図である。
【図9】密集パターン領域におけるステップカバレージ
の低下を説明するための断面図である。
【図10】従来の層間絶縁膜の平坦化方法を説明するた
めの素子断面図である。
【図11】従来の層間絶縁膜の平坦化方法を説明するた
めの他の素子断面図である。
【符号の説明】
11…孤立パターン領域、12…密集パターン領域、1
3−1〜13−3…ゲート電極、14…絶縁層基板、1
5−1,15−2…SOI層、21,34…NSG膜
(第1の絶縁膜)、22,35…BPSG膜(第2の絶
縁膜)、23,36…NSG膜(第3の絶縁膜)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された段差を有する
    パターンを覆うようにして相対的に研磨速度の遅い第1
    の絶縁膜を形成する工程と、 第1の絶縁膜上に相対的に研磨速度の速い第2の絶縁膜
    を形成する工程と、 第2の絶縁膜上に相対的に研磨速度の遅い第3の絶縁膜
    を形成する工程と、 第3の絶縁膜を形成した後における半導体基板表面の段
    差を化学的機械研磨により平坦化する工程とを含み、 前記半導体基板の密集パターン領域における第1の絶縁
    膜の最高位面が第3の絶縁膜の最低位面と実質的に同一
    の高さになるように第1ないし第3の絶縁膜の膜厚を設
    定することを特徴とする層間絶縁膜の平坦化方法。
  2. 【請求項2】 第1の絶縁膜および第3の絶縁膜はそれ
    ぞれ不純物を含まないシリコン酸化膜またはシリコン窒
    化膜で構成されることを特徴とする請求項1記載の層間
    絶縁膜の平坦化方法。
  3. 【請求項3】 第2の絶縁膜はボロン・リン・シリケー
    ト・ガラスまたはリン・シリケート・ガラスまたはボロ
    ン・シリケート・ガラスで構成されることを特徴とする
    請求項1記載の層間絶縁膜の平坦化方法。
  4. 【請求項4】 前記パターンは、ゲート電極または金属
    配線によって形成されたものであることを特徴とする請
    求項1記載の層間絶縁膜の平坦化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11261014A (ja) * 1997-12-04 1999-09-24 Fujitsu Ltd 基板キャパシタ形成に適した化学機械的研磨による自動整列パターンの形成方法
EP0954017A3 (en) * 1998-04-16 2000-08-09 STMicroelectronics, Inc. A semiconductor structure having an improved pre-metal dielectric stack

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US6861352B2 (en) 1998-04-16 2005-03-01 Stmicroelectronics, Inc. Semiconductor structure having an improved pre-metal dielectric stack and method for forming the same

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