JPH09224438A - 田植機におけるロータリー式苗植機構 - Google Patents

田植機におけるロータリー式苗植機構

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JPH09224438A
JPH09224438A JP5844896A JP5844896A JPH09224438A JP H09224438 A JPH09224438 A JP H09224438A JP 5844896 A JP5844896 A JP 5844896A JP 5844896 A JP5844896 A JP 5844896A JP H09224438 A JPH09224438 A JP H09224438A
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JP
Japan
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gear
scissors
seedling
seedling planting
spring
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Pending
Application number
JP5844896A
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English (en)
Inventor
Kunio Doi
邦夫 土井
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝動ケース7から突出の駆動軸11に固着した
回転ケース10に取付けた各苗植体16を、回転ケース
の一回転中に太陽歯車12、これに噛合する第1中間歯
車19、これと一体の第2中間歯車20及び前記苗植体
と一体の遊星歯車21にて逆方向に一回転する苗植機構
において、前記各歯車間のバックラッシュを、耐久性の
低下を招来することなく、安定して確実に消去する。 【手段】 前記太陽歯車12に、第1中間歯車19に噛
合する第1シザーズ歯車23を第1シザーズばね24に
て付勢して設ける一方、前記遊星歯車21に、第1中間
歯車19に噛合する第2シザーズ歯車27を第2シザー
ズばね28に付勢して設け、この第2シザーズばね28
の力を、前記苗植体における分割爪が圃場の土中を通過
する区間において強くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機において、
一つの回転ケースに少なくとも二つの苗植体を備えたロ
ータリー式の苗植機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の田植機において使用されているロ
ータリー式苗植機構は、例えば、特開昭62−1340
19号公報等に記載されているように、田植機における
機体側の伝動ケースから略水平横向きに突出する駆動軸
に回転ケースを固着し、この回転ケースにおける前記駆
動軸を中心とする円周上の等分箇所に、苗植軸を前記駆
動軸と平行に軸支して、この各苗植軸に、分割爪を備え
た苗植体を取付ける一方、前記回転ケースの中心に回転
自在に支持した太陽歯車を、前記伝動ケースに回転不能
に係止し、この太陽歯車と前記各苗植軸に固着した遊星
歯車との間に、前記回転ケースの一回転中に各苗植軸を
逆方向に一回転するようにした中間歯車を設けて、各苗
植体における分割爪の先端が上下方向に閉ループ状の運
動軌跡を描くように構成している。
【0003】ところで、この構成のロータリー式苗植機
構において、太陽歯車及び歯車列における各歯車の相互
間にはバックラッシュが存在するための、このバックラ
ッシュのために前記した運動軌跡が変動し、苗載台から
の苗の取り出し量及び圃場面に対する苗の植付けが不安
定になるばかりか、振動及び騒音が増大することにな
る。
【0004】そこで、先行技術としての特開昭62−2
59502号公報は、前記太陽歯車、中間歯車及び遊星
歯車の各々にシザーズ歯車を、これら各シザーズ歯車の
各々が互いに噛合するようにばね付勢して設けることに
より、太陽歯車と中間歯車との間のバックラッシュ、及
び中間歯車と遊星歯車との間のバックラッシュを消去す
ることを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先行技術
のものでは、バックラッシュを消去するためのシザーズ
歯車を、太陽歯車、中間歯車及び遊星歯車の各々に設け
たものであることにより、一つの苗植体に対して二枚の
シザーズ歯車が必要あると言うように、多数枚のシザー
ズ歯車を必要とするから、これら各歯車を収納する回転
ケースの大型化、ひいては、苗植装置の大型化及び重量
のアップ、並びに、価格のアップを招来すると言う問題
があった。
【0006】また、前記先行技術の構成では、太陽歯
車、中間歯車及び遊星歯車の相互間におけるバックラッ
シュを消去することきために、互いに噛合する各シザー
ズ歯車を常に強いばね力にて付勢するように構成しなけ
ればならないから、各シザーズ歯車の耐久性が低い点も
問題であった。本発明は、これら問題を、解消したロー
タリー式の苗植機構を提供することを技術的課題とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「田植機における機体側の伝動ケース
から略水平横向きに突出する駆動軸に回転ケースを固着
し、この回転ケースにおける前記駆動軸を中心とする円
周上の等分箇所に、苗植軸を前記駆動軸と平行に軸支し
て、この各苗植軸に、分割爪を備えた苗植体を取付ける
一方、前記回転ケースの中心に前記伝動ケースに回転不
能に係止するように設けた太陽歯車と前記各苗植軸に固
着した遊星歯車との間に、前記回転ケースの一回転中に
各苗植軸を逆方向に一回転するようにした中間歯車を設
けて、各苗植体における分割爪の先端が上下方向の閉ル
ープの運動軌跡を描くように構成して成るロータリー式
苗植機構。」において、「前記太陽歯車の側面又は駆動
軸上に、前記中間歯車に噛合する第1シザーズ歯車を設
けて、この第1シザーズ歯車と太陽歯車との間に、当該
第1シザーズ歯車を円周方向に付勢する第1シザーズば
ねを設ける一方、前記各遊星歯車の側面又は各苗植軸上
に、前記中間歯車に噛合する第2シザーズ歯車を設け
て、この第2シザーズ歯車と前記遊星歯車又は苗植軸と
の間に、当該第2シザーズ歯車を円周方向に付勢する第
2シザーズばねを設け、この第2シザーズばねにおける
ばね力を、前記苗植体における分割爪が圃場の土中を通
過する区間において強く、それ以外の区間において弱く
する。」と言う構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】この構成において、太陽歯車と第
1中間歯車との間におけるバックラッシュを、太陽歯車
に対して第1シザーズばねにて付勢して設けた第1シザ
ーズ歯車にて、第2中間歯車と遊星歯車との間における
バックラッシュを、遊星歯車又は苗植軸に対して第2シ
ザーズばねにて付勢して設けた第2シザーズ歯車にて各
々消去することができることにより、バックラッシュを
消去するためのに必要とするシザーズ歯車の数を、前記
先行技術の場合よりも、少なくすることができるから、
回転ケースが大型化すること、及び回転ケースの重量が
増大することを回避できて、苗植機構の小型・軽量化を
図ることができると共に、苗植機構における価格の低減
を図ることができるのである。
【0009】この場合において、前記第2シザーズばね
におけるばね力を、前記苗植体における分割爪が圃場の
土中を通過する区間において強く、それ以外の区間にお
いて弱くしたことにより、第2中間歯車と遊星歯車との
間におけるバックラッシュを、圃場に対する苗の植付け
時において、より完全に消去することかできるから、苗
植付けの安定性を確実に向上できるものでありながら、
第2シザーズ歯車を常時大きなばね力で付勢することに
よる当該第2シザーズ歯車の耐久性の低下を回避するこ
とができるのである。
【0010】特に、「請求項2」に記載したように、前
記第2シザーズばねにおけるばね力を、前記苗植体にお
ける分割爪が圃場の土中を通過する区間、及び苗載台を
通過する区間において強く、それ以外の区間において弱
くすることにより、第2中間歯車と遊星歯車との間にお
けるバックラッシュを、苗載台からの苗の取り出し時、
及び圃場に対する苗の植付け時において、より完全に消
去することかできるから、苗の取り出し量及び苗植付け
の安定性を確実に向上できるものでありながら、第2シ
ザーズ歯車を常時大きなばね力で付勢することによる当
該第2シザーズ歯車の耐久性の低下を回避することがで
きるのである。
【0011】また、「請求項3」に記載したように、第
1シザーズばねにおけるばね力を、第2シザーズばねに
おけるばね力の最大値以上にすることにより、太陽歯車
と第1中間歯車との間におけるバックラッシュを、圃場
に対する苗の植付け時、又は、苗載台からの苗の取り出
し時及び圃場に対する苗の植付け時において完全に、且
つ、確実に消去することができるから、苗植付けの安定
性、又は、苗の取り出し量及び苗植付けの安定性を更に
向上できるのである。
【0012】なお、前記「請求項2」のように、第2シ
ザーズばねにおけるばね力を、前記苗植体における分割
爪が圃場の土中を通過する区間、及び苗載台を通過する
区間において強く、それ以外の区間において弱くするこ
とは、「請求項4」に記載したように構成することによ
り、容易に達成できるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面について説明する。図1及び図2において符号1は、
乗用型の田植機を示し、この田植機1は、四つの車輪3
にて支持され矢印の方向に前進走行する走行車体2の後
部に、苗植装置4を、リンク機構5にて昇降動可能に装
着したものに構成され、前記苗植装置4は、前記走行車
体2に向かって前向きに傾斜するように配設した苗載台
6と、この苗載台6の下部に後方に延びるように配設し
た複数個の伝動ケース7と、この各伝動ケース7の側面
に取付けたロータリー式の苗植機構8と、前記各伝動ケ
ース7の下面に配設したフロート9によって構成されて
いる。
【0014】前記苗植機構8は、図3〜図10に示すよ
うに構成されている。この苗植機構8は、略小判型の中
空体に構成した回転ケース10を備え、この回転ケース
10は、前記伝動ケース7の側面から水平横向きに突出
する駆動軸11に対して、駆動軸11にて矢印A方向に
回転するように取付けられている。前記回転ケース10
内の中心部に円形の太陽歯車12を、前記駆動軸11に
回転自在に被嵌して配設し、この太陽歯車12を、当該
太陽歯車12における伝動ケース側の側面から伝動ケー
ス7に向かって一体的に突出したクラッチ爪部12aを
回転ケース10内に嵌着したボールベアリング13内に
嵌挿することにより、回転ケース10に対して回転自在
に支持する。
【0015】また、前記駆動軸11には、前記伝動ケー
ス7に対して回転不能に固着したスリーブ体14を回転
自在に被嵌して、このスリーブ体14の先端に設けたク
ラッチ爪部14aを、前記太陽歯車12におけるクラッ
チ爪部12aに対して、前記ボールベアリング13内で
噛合することにより、前記太陽歯車12を回転しないよ
うに構成する。
【0016】前記回転ケース10の両端部には、前記駆
動軸11からの距離が等しい位置に、駆動軸11と平行
に延びる中空状の苗植軸15を回転自在に軸支し、この
各苗植軸15の一端を、前記回転ケース10における伝
動ケース7とは反対側の外側面から突出して、この突出
端に、分割爪17を備えた苗植体16を、当該苗植体1
6における分割爪17が前記苗載台6に向かうような姿
勢にて固着する。
【0017】また、前記回転ケース10内には、前記駆
動軸11と各苗植軸15との中間位置に中間軸18を回
転自在に軸支して、この各中間軸18には、前記太陽歯
車12と同じ歯数の円形の第1中間歯車19及び第2中
間歯車20を、第1中間歯車19が前記太陽歯車12に
対して噛合するようにスプライン嵌合にて嵌着する一
方、前記各苗植軸15には、前記太陽歯車12と同じ歯
数の遊星歯車21を、当該遊星歯車21が前記第2中間
歯車20に対して噛合するようにスプライン嵌合にて嵌
着することにより、前記回転ケース10の矢印A方向へ
の一回転中に、前記各苗植軸15が矢印Bで示す逆方向
に一回転し、これにより、前記各苗植軸15に取付けた
各苗植体16が、その分割爪17が苗載台6の方向を向
いた姿勢のままで上下方向に旋回するように構成する。
【0018】この場合において、前記第2中間歯車20
及び遊星歯車21は、前記太陽歯車12及び第1中間歯
車19における左右両側面のうち前記伝動ケース7とは
反対側の側面に配設されており、且つ、この第2中間歯
車20及び遊星歯車21を、図5及び図7に示すよう
に、前記回転ケース10の回転に伴い前記各苗植体16
が圃場面33に向かって下降動するとき回転ケース10
の回転を減速して苗植軸15に伝達し、各苗植体16が
圃場面33から離れるように上昇動するとき回転ケース
10の回転を加速して苗植軸15に伝達するようにした
非円形歯車等の不等速歯車にすることにより、各苗植体
16における分割爪17の先端が、図3及び図12に示
すように、上下方向に長い楕円状閉ループの運動軌跡2
2を描くように構成する。
【0019】この場合において、図面における図3、図
5、図6、図9及び図12は、回転ケース12を、駆動
軸11の中心を通る水平線32に対してその回転方向と
逆方向に沿って適宜角度θだけ手前の位相に位置してい
る状態を示し、この回転ケース12は、前記伝動ケース
7内等に設けたクラッチ機構(図示せず)にて当該回転
ケース12の動力伝達を遮断した場合に、前記した位置
において停止するように構成されている。
【0020】そして、前記太陽歯車12における左右両
側面のうち前記伝動ケース7とは反端側の側面には、前
記第1中間歯車19に噛合する金属板製の第1シザーズ
歯車23を、駆動軸11に回転自在に被嵌して設けて、
この第1シザーズ歯車23を、前記太陽歯車12との間
に駆動軸11に被嵌するように設けたコイル状の第1シ
ザーズばね24にて、太陽歯車12に対して円周方向に
付勢するように構成する。
【0021】すなわち、太陽歯車12の側面から軸線方
向に延びるように植設したピン25を、前記第1シザー
ズ歯車23に穿設の円弧状長溝孔23aより突出し、こ
のピン25と、前記第1シザーズ歯車23から軸線方向
に延びるように植設したピン26とに、前記コイル状の
第1シザーズばね24の両端を係合することにより、前
記第1シザーズ歯車23を太陽歯車12に対して円周方
向に付勢する。
【0022】この場合において、前記第1シザーズ歯車
23は、当該第1シザーズ歯車23と回転ケース10に
おける左右両内側面のうち伝動ケース7と反対側の内側
面との間に駆動軸11に被嵌するように設けたスペーサ
リング体31にて太陽歯車の側面に密接するように保持
され、且つ、このスペーサリング体31内に、前記コイ
ル状の第1シザーズばね24が設けられている。
【0023】更に、前記各遊星歯車21における左右両
側面のうち前記伝動ケース7側の側面の各々には、前記
第1中間歯車19に噛合する金属板製にて円形にした第
2シザーズ歯車27を、苗植軸15に回転自在に被嵌し
て設けて、この第2シザーズ歯車27を、前記遊星歯車
21との間に苗植軸15に被嵌するように設けたコイル
状の第2シザーズばね28にて、遊星歯車21に対して
その回転方向と逆方向に付勢するように構成する。
【0024】すなわち、遊星歯車21の側面から軸線方
向に延びるように植設したピン29を、前記第2シザー
ズ歯車27に穿設の円弧状長溝孔27aより突出し、こ
のピン29と、前記第2シザーズ歯車27から軸線方向
に延びるように植設したピン30とに、前記コイル状の
第2シザーズばね28の両端を係合することにより、前
記第2シザーズ歯車27を、遊星歯車21に対してその
回転方向と逆方向に付勢する。
【0025】なお、このコイル状の第2シザーズばね2
8は、遊星歯車21と第2シザーズ歯車27との間に設
けることに代えて、苗植軸15と第2シザーズ歯車27
との間に設けるように構成しても良い。この構成におい
て、太陽歯車12と、これが噛合する第1中間歯車19
との間におけるバックラッシュは、太陽歯車12に対し
て第1シザーズばね24にてばね付勢される第1シザー
ズ歯車23にて消去することができる一方、第2中間歯
車20と、これが噛合する遊星歯車21との間における
バックラッシュは、遊星歯車21に対して第2シザーズ
ばね28にてばね付勢される第2シザーズ歯車27にて
消去することができる。
【0026】そして、前記第1中間歯車19に噛合する
第2シザーズ歯車27は、円形歯車であることにより、
回転ケース10の矢印A方向への回転に伴い、回転ケー
ス10と同じ回転速度で矢印Bで示す逆方向に回転す
る。一方、前記第1中間歯車19と一体の第2中間歯車
20及びこれに噛合する遊星歯車21は、非円形歯車等
の不等速歯車であることにより、前記遊星歯車21は、
回転ケース10の回転に伴って各苗植体16が圃場面3
3に向かって下降動するときには、当該遊星歯車21に
おける矢印B方向の回転速度が回転ケース10の回転速
度よりも遅くなり、また、回転ケース10の回転に伴っ
て各苗植体16が圃場面33から離れるように上昇動す
るときには、当該遊星歯車21における矢印B方向の回
転速度が回転ケース10の回転速度よりも早くりなるか
ら、これにより、各苗植体16における分割爪17の先
端における運動軌跡22を、前記したように、上下方向
に長い楕円状閉ループにすることができる。
【0027】このように、回転ケース10の矢印A方向
への回転に伴い各苗植体16が圃場面33に向かって下
降動するとき、前記遊星歯車21における矢印B方向へ
の回転速度が回転ケース10の矢印A方向への回転速度
よりも遅くなる一方、この遊星歯車21に対して設けた
第2シザーズ歯車27は、回転ケース10の同じ回転速
度で矢印B方向に回転することになる。
【0028】これにより、この遊星歯車21と第2シザ
ーズ歯車27の間における第2シザーズばね28の両端
を係止した両ピン29,30間の間隔寸法は、各苗植体
16が圃場面33から離れるように上昇動するときに
は、図6に示すように、S0と小さいが、各苗植体16
が圃場面33に向かうように下降行程に移行し、その分
割爪17が苗載台6に侵入する直前の状態では、図10
に示すように、S1に大きくなり、分割爪17が苗載台
6を通過したあとの状態では、図10に示すように、S
2に更に大きくなり、そして、各苗植体16における分
割爪17が圃場面33に侵入し始める状態では、図11
に示すように、S3に更により大きくなり、分割爪17
が圃場面33から抜けるときの状態で、図11に示すよ
うに、S4に最大に大きくなると言うように、回転ケー
ス10の回転に伴い各苗植体16が下降動に移行すると
次第に大きくなり、上昇動に移行にすると小さくなる。
【0029】従って、前記第2シザーズ歯車27を、遊
星歯車21の回転方向に逆方向に付勢する第2シザーズ
ばね28におけるばね力を、回転ケース10の回転に伴
い各苗植体16が下降動に移行すると強く、上昇動に移
行にすると弱くすることができるのである。その結果、
第2中間歯車20と遊星歯車21との間におけるバック
ラッシュを、苗載台6からの苗の取り出し時、及び圃場
面33に対する苗の植付け時において、より完全に消去
することかできるから、苗の取り出し量及び苗植付けの
安定性を確実に向上できるものでありながら、第2シザ
ーズ歯車27を常時大きなばね力で付勢することによる
当該第2シザーズ場27の耐久性の低下を回避すること
ができるのである。
【0030】また、前記第1シザーズばね24と第2シ
ザーズばね28とを、同じ寸法形状にコイルばねに構成
することにより、部品の共通化を図ることができるので
あり、このように第1シザーズばね24と第2シザーズ
ばね28とを同じ寸法形状にコイルばねに構成する場合
において、前記第1シザーズばね24の両端を係止する
両ピン25,26の間の間隔寸法Lを、前記第2シザー
ズばね28の両端を係止する両ピン29,30の間隔寸
法の最大値S4と、等しいかこれよりも大きくする。
【0031】これにより、第1シザーズばね24におけ
るばね力を、第2シザーズばね27におけるばね力の最
大値以上にすることができることにより、太陽歯車12
と第1中間歯車19との間におけるバックラッシュを、
苗載台6からの苗の取り出し時及び圃場面33に対する
苗の植付け時において完全に、且つ、確実に消去するこ
とができるから、苗植付けの安定性、又は、苗の取り出
し量及び苗植付けの安定性を更に向上できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3のIV−IV視拡大断面図である。
【図5】図4のV−V視断面図である。
【図6】図4のVI−VI視断面図である。
【図7】歯車機構の分解図である。
【図8】図4の要部拡大図である。
【図9】図6の要部拡大図である。
【図10】苗植体における分割爪先端の運動軌跡の一部
の状態を示す図である。
【図11】苗植体における分割爪先端の運動軌跡の一部
の状態を示す図である。
【図12】苗植体における分割爪先端の運動軌跡の全体
の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 乗用型田植機 7 伝動ケース 8 ロータリー式苗植機構 10 回転ケース 11 駆動軸 12 太陽歯車 13 ボールベアリング 14 スリーブ体 15 苗植軸 16 苗植体 17 分割爪 18 中間軸 19 第1中間歯車 20 第2中間歯車 21 遊星歯車 22 分割爪先端の運動軌跡 23 第1シザーズ歯車 24 第1シザーズばね 27 第2シザーズ歯車 28 第2シザーズばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】田植機における機体側の伝動ケースから略
    水平横向きに突出する駆動軸に回転ケースを固着し、こ
    の回転ケースにおける前記駆動軸を中心とする円周上の
    等分箇所に、苗植軸を前記駆動軸と平行に軸支して、こ
    の各苗植軸に、分割爪を備えた苗植体を取付ける一方、
    前記回転ケースの中心に前記伝動ケースに回転不能に係
    止するように設けた太陽歯車と前記各苗植軸に固着した
    遊星歯車との間に、前記回転ケースの一回転中に各苗植
    軸を逆方向に一回転するようにした中間歯車を設けて、
    各苗植体における分割爪の先端が上下方向の閉ループの
    運動軌跡を描くように構成して成るロータリー式苗植機
    構において、 前記太陽歯車の側面又は駆動軸上に、前記中間歯車に噛
    合する第1シザーズ歯車を設けて、この第1シザーズ歯
    車と太陽歯車との間に、当該第1シザーズ歯車を円周方
    向に付勢する第1シザーズばねを設ける一方、前記各遊
    星歯車の側面又は各苗植軸上に、前記中間歯車に噛合す
    る第2シザーズ歯車を設けて、この第2シザーズ歯車と
    前記遊星歯車又は苗植軸との間に、当該第2シザーズ歯
    車を円周方向に付勢する第2シザーズばねを設け、この
    第2シザーズばねにおけるばね力を、前記苗植体におけ
    る分割爪が圃場の土中を通過する区間において強く、そ
    れ以外の区間において弱くすることを特徴とする田植機
    におけるロータリー式苗植機構。
  2. 【請求項2】前記「請求項1」において、前記第2シザ
    ーズばねにおけるばね力を、前記苗植体における分割爪
    が圃場の土中を通過する区間、及び苗載台を通過する区
    間において強く、それ以外の区間において弱くすること
    を特徴とする田植機におけるロータリー式苗植機構。
  3. 【請求項3】前記「請求項1又は2」において、第1シ
    ザーズばねにおけるばね力を、第2シザーズばねにおけ
    るばね力の最大値以上にすることを特徴とする田植機に
    おけるロータリー式苗植機構。
  4. 【請求項4】田植機における機体側の伝動ケースから略
    水平横向きに突出する駆動軸に回転ケースを固着し、こ
    の回転ケースにおける前記駆動軸を中心とする円周上の
    等分箇所に、苗植軸を前記駆動軸と平行に軸支して、こ
    の各苗植軸に、分割爪を備えた苗植体を取付ける一方、
    前記回転ケースの中心に前記伝動ケースに回転不能に係
    止するように設けた太陽歯車と前記各苗植軸に固着した
    遊星歯車との間に、前記回転ケースの一回転中に各苗植
    軸を逆方向に一回転するようにした中間歯車を設けて、
    各苗植体における分割爪の先端が上下方向の閉ループの
    運動軌跡を描くように構成して成るロータリー式苗植機
    構において、 前記各中間歯車を、太陽歯車に噛合する円形の第1中間
    歯車と、遊星歯車に噛合する第2中間歯車にし、この第
    2中間歯車及び遊星歯車を、前記各苗植体が圃場に向か
    って下降動するとき回転ケースの回転を減速して苗植軸
    に伝達し、各苗植体が圃場から離れるように上昇動する
    回転ケースの回転を加速して苗植軸に伝達するようにし
    た不等速歯車にして、前記分割爪の先端における運動軌
    跡が上下方向に長い略楕円状になるように構成し、前記
    太陽歯車の側面又は駆動軸上に、前記中間歯車に噛合す
    る第1シザーズ歯車を設けて、この第1シザーズ歯車と
    太陽歯車との間に、当該第1シザーズ歯車を円周方向に
    付勢する第1シザーズばねを設け、更に、前記各遊星歯
    車の側面又は各苗植軸上に、前記中間歯車に噛合する第
    2シザーズ歯車を設けて、この第2シザーズ歯車と、前
    記遊星歯車又は苗植軸との間に、当該第2シザーズ歯車
    を前記苗植軸の回転方向と逆方向に付勢する第2シザー
    ズばねを設けたことを特徴とする田植機におけるロータ
    リー式苗植機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012244952A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Yanmar Co Ltd 苗移植機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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