JPH09224665A - β−フラクトフラノシダーゼとその製造方法並びに用途 - Google Patents
β−フラクトフラノシダーゼとその製造方法並びに用途Info
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- JPH09224665A JPH09224665A JP8353780A JP35378096A JPH09224665A JP H09224665 A JPH09224665 A JP H09224665A JP 8353780 A JP8353780 A JP 8353780A JP 35378096 A JP35378096 A JP 35378096A JP H09224665 A JPH09224665 A JP H09224665A
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Abstract
利なβ−フラクトフラノシダーゼを提供し、併せて、そ
の製造方法並びに用途を提供する。 【解決手段】 主な理化学的性質が、 分子量:SDS−ゲル電気泳動法で49,000±5,
000ダルトン 等電点:アンフォライン含有電気泳動法で4.6±0.
5 至適pH:40℃、10分間反応で、約5.5乃至6.
0 至適温度:pH6.0、10分間反応で、カルシウム非
存在下で45℃付近、カルシウムイオン存在下で50℃
付近 である新規フラクトフラノシダーゼと、その製造方法並
びに用途を提供することで上記課題を解決する。
Description
移能の高い新規なβ−フラクトフラノシダーゼと、その
製造方法及び用途に関する。
ラクトフラノシダーゼ(別名フルクトシルトランスフェ
ラーゼ)の糖転移作用により生成されるフラクトシル転
移糖、例えば、キシロシルフラクトシド、ラクトスクロ
ースなどは、抗う蝕性、あるいはビフィズス菌増殖促進
性などの性質を有することから、食品、医薬品分野にお
いて注目されているオリゴ糖である。
−フラクトフラノシダーゼとして、微生物起源のアルス
ロバクター・スピーシーズ K−1(Arthroba
cter sp. K−1)、及びバチルス・メガテリ
ウム(Bacillus megaterium) I
FO 13498の産生する酵素が知られている。
のβ−フラクトフラノシダーゼは、『アグリカルチュラ
ル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(Agri
cultural and Biological C
hemistry)』、第54巻、第4号、913乃至
919頁、(1990年)によれば、その反応至適pH
が6.5乃至6.8とされている。このpH領域では、
工業的な酵素反応の温度条件において、糖質の褐変が起
こりやすく、とくにフラクトースが生成する反応におい
てその傾向が顕著であり、反応糖液の精製過程における
脱色操作に多大の負荷をかけることが懸念される。ま
た、バチルス・メガテリウム IFO 13498のβ
−フラクトフラノシダーゼは、特開平4−200386
号公報に示されているように、その反応至適pHは6.
0であり、その条件下での酵素反応液の褐変の程度は低
いものと思われる。しかしながら、この酵素の至適温度
が40乃至45℃と低く、この付近の温度での酵素反応
においては、微生物汚染の心配がある。
ル転移能が高く、工業的実施に有利なβ−フラクトフラ
ノシダーゼと、該酵素を利用したフラクトシル転移糖の
製造方法,並びにその用途を提供するものである。
を解決するために、反応の至適温度が高く、至適pHが
糖質の安定な弱酸性域にあり、しかも糖転移能の高い新
規なβ−フラクトフラノシダーゼを求めて、その酵素を
産生する微生物を広く検索した。その結果、岡山市の土
壌から分離したバチルス(Bacillus)属に属す
る新規な微生物V230が、目的とするβ−フラクトフ
ラノシダーゼを産生することを見いだし、更に、本酵素
を、蔗糖とそれ以外の糖質とを含有する溶液に作用させ
ることにより、フラクトシル転移糖含有糖質の製造方法
を確立し、併せてこの糖質を含有せしめた組成物を確立
して本発明を完成した。
属に属する微生物V230の同定試験結果を示す。な
お、同定試験は、『微生物の分類と同定』(長谷川武治
編、学会出版センター、1985年)に準拠して行っ
た。
1.5×3.0乃至7.5μmの桿菌。単独、希に対を
なし、連鎖した細胞も観察される。周鞭毛による運動性
あり。非抗酸性。グラム染色不定。ポリ−β−ヒドロキ
シブチレートを蓄積しない。培養4日で内生胞子を極希
に認める。 (2)ポテトエキス・ペプトン・グルコース寒天培地、
27℃、培養1日:0.9乃至1.5×2.7乃至6.0
μmの桿菌。単独、希に対をなし、連鎖した細胞も観察
される。運動性あり。グラム染色不定。内生胞子形成。
胞子着生位置は細胞の末端で、胞子のうの膨らみ無し。
胞子は0.8乃至1.0×1.0乃至1.6μmの楕
円。土壌エキス培地を用いた培養でも胞子形成を認め
る。
ズ・マニュアル・オブ・システマティック・バクテリオ
ロジー(Bergey’s Manual of Sy
stematic Bacteriology Vol
ume 2)』、第2巻、(1986年)を参考にして
公知菌との異同を検討した。その結果、本菌は、グラム
染色は不定であったが、好気性で、内生胞子を形成した
ことから、バチルス属に属する微生物であることが判明
した。さらに、本菌は、上記の菌学的諸性質からバチル
ス・メガテリウム(Bacillus megater
ium)に近いことがわかるが、内生胞子は細胞の末端
に形成されること、カゼインの分解性陰性、クエン酸の
利用性陰性、10℃での生育陰性などの点でバチルス・
メガテリウムとは明らかに異なることが判明した。
物をバチルス・スピーシーズ(Bacillus s
p.)V230と命名し、平成7年3月24日付で、茨
城県つくば市にある通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所に寄託し、受託番号FERM BP−505
4として受託された。
株なども使用することができる。
微生物が生育でき、本発明の酵素を産生するものであれ
ばよく、合成培地および天然培地のいずれでもよい。炭
素源としては、本微生物が資化できる物であればよく、
例えば、蔗糖、乳糖、マルトース、デキストリン、澱粉
などの糖質、糖蜜および酵母エキスなどの糖含有物など
を使用することができる。培地におけるこれらの炭素源
の濃度は炭素源の種類により適宜選択される。例えば、
培養液の蔗糖の濃度は、20w/v%以下が望ましく、
菌の生育および増殖からは、通常、5w/v%以下が好
ましい。窒素源としては、例えば、アンモニウム塩、硝
酸塩などの無機窒素化合物、及び、例えば、尿素、コー
ン・スティープ・リカー、カゼイン、ペプトン、酵母エ
キス、肉エキスなどの有機窒素含有物が用いられる。ま
た、無機成分としては、例えば、カルシウム塩、マグネ
シウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、リン酸塩、マン
ガン塩、亜鉛塩、鉄塩、銅塩、モリブデン塩、コバルト
塩などが、必要に応じて適宜用いられる。
しくは25乃至37℃、pH5乃至8、好ましくはpH
5.5乃至7.5から選ばれる条件で、好気的に行われ
る。培養時間は、本微生物が増殖し得る時間であればよ
く、好ましくは5乃至100時間である。また、培養液
の溶存酸素濃度には特に制限はないが、通常は、0.5
乃至20ppmが好ましい。そのために、通気量を調節
したり、攪拌したり、酸素を使用したり、また、培養槽
内の圧力を高めるなどの手段が採用される。また、培養
方式は、回分培養または連続培養のいずれでもよい。
られる培養物から本発明の酵素を回収する。本酵素活性
は、培養物の菌体外培養液に認められ、菌体外培養液を
粗酵素として回収すればよく、また、培養物全体を粗酵
素として用いることもできる。菌体外培養液と菌体との
分離には、通常の固液分離手段が採用される。例えば、
培養物そのものをそのまま遠心分離する手段、培養物に
濾過助剤を加えたり、あるいは、濾過助剤をプレコート
したプレコートフィルターにより濾過分離する手段、平
膜、中空糸膜などを用いる膜濾過分離する手段などが採
用される。菌体外培養液をそのまま粗酵素液として用い
ることもできるが、好ましくは濃縮して用いる。例え
ば、硫安塩析法、アセトン及びアルコール沈澱法、平
膜、中空糸膜などを用いる膜濃縮法などが採用される。
固定化することもできる。例えば、イオン交換体への結
合法、樹脂及び膜などとの共有結合・吸着法、高分子物
質を用いた包括法などが採用される。
して使用することもできる。例えば、菌体外培養液を硫
安塩析して濃縮した粗酵素標品を透析後、DEAE−ト
ヨパール樹脂を用いる陰イオン交換カラムクロマトグラ
フィー、続いて、ブチルトヨパール樹脂を用いる疎水カ
ラムクロマトグラフィー、再度DEAE−トヨパール樹
脂を用いる陰イオン交換カラムクロマトグラフィーによ
り精製することによって、電気泳動的に単一な酵素を得
ることができる。
クトフラノシダーゼは、下記の理化学的性質を有する。 (1) 作用 蔗糖、ラフィノース及びエルロースのβ−フラクトフラ
ノシド結合を加水分解して、フラクトースを遊離する。
また、これらβ−フラクトフラノシド結合を有する糖質
を糖供与体として、他の糖質、糖アルコール及びアルコ
ール類から選ばれる受容体にβ−フラクトフラノシル基
の転移を触媒する。 (2) 分子量 SDS−ゲル電気泳動法で、49,000±5,000
ダルトン (3) 等電点 アンフォライン含有電気泳動法で、4.6±0.5 (4) 至適pH 温度40℃、10分間反応で、約5.5乃至6.0 (5) 至適温度 pH6.0、10分間反応で、カルシウムイオン非存在
下で45℃付近,カルシウムイオン存在下で50℃付近 (6) pH安定性 温度4℃、24時間保持の条件で、pH約5.0乃至
8.0の範囲で安定 (7) 温度安定性 pH6.0、1時間保持の条件で、45℃付近まで安定 (8) 阻害 1mMのCu++、Pb++、Fe++、Fe+++ 、Hg++で
阻害を受ける。
性は、次のようにして測定する。基質として蔗糖1.0
w/v%を含む水溶液(20mM酢酸緩衝液、pH6.
0、5mM塩化カルシウムを含む)5mlに酵素液0.
2mlを加え、40℃で10分間反応させた後、ソモギ
ー銅液を加え反応を停止させ、還元力をソモギー・ネル
ソン法により測定する。対照として、あらかじめ100
℃で10分間加熱することにより失活させた酵素液を用
いて、同様に測定する。酵素活性1単位は、上記の測定
方法で、1分間に2マイクロモルのグルコースに相当す
る還元力を増加させる酵素量、と定義する。
蔗糖に作用して、グルコースとフラクトースを生成する
が、蔗糖濃度を高めても、蔗糖分子間の転移反応は起こ
りにくく、蔗糖よりも分子量の大きいオリゴ糖の生成は
極めて少ない。しかし、蔗糖を糖供与体とし、他の適切
な糖質、例えば、キシロース、ガラクトース、乳糖、マ
ルトース、イソマルトースなどの還元性糖質を受容体と
して本酵素を作用させた場合、それぞれの還元性糖質に
フラクトシル基を転移して、キシロシルフラクトシド、
ガラクトシルフラクトシド、ラクトスクロース(別名、
ラクトシルフラクトシド)、エルロース(別名、マルト
シルフラクトシド)、イソマルトシルフラクトシドを生
成する。また、他の糖質として、トレハロース、ネオト
レハロースなどのグルコースからなる非還元性二糖類を
受容体として、同様に本酵素を作用させた場合、フラク
トシルトレハロース、フラクトシルネオトレハロースを
生成する。単糖類、二糖類のみならず、それ以上の重合
度のキシロオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、マルトオリゴ
糖、イソマルトオリゴ糖などのオリゴ糖類、また、ソル
ビトール、マルチトールなどの糖アルコール類も受容体
となりうる。受容体としては2種以上を同時に用いるこ
とも有利に実施できる。また、供与体としては、蔗糖以
外に、例えば、ラフィノース、エルロースなどβ−フラ
クトフラノシド結合を有するオリゴ糖を用いることもで
きる。
いたフラクトシル転移糖生成反応における基質濃度は、
特に限定されないが、工業的には10w/w%(以下、
本明細書では、特にことわらない限り、w/w%を%と
略称する。)以上、望ましくは20乃至60%が好適で
ある。反応温度は、基質存在下で酵素が失活しない温
度、すなわち60℃付近までで行えばよいが、好ましく
は約50乃至55℃の範囲を用いる。反応pHは、通
常、約3.5乃至8.0の範囲に調整すればよいが、好
ましくはpH約4.5乃至6.5の範囲に調整すればよ
い。反応時間は、酵素反応の進行具合により適宜選択す
ればよく、通常、基質固形物1グラム当たり約0.1乃
至50単位の使用量で、0.1乃至100時間程度であ
る。
液の基質濃度、用いる受容体の種類、反応条件などによ
って異なる。例えば、20%蔗糖と20%乳糖を基質と
して用いた場合、ラクトスクロースの生成率は、最大約
40%である。
どして不溶物を除去した後、活性炭による脱色、H型、
OH型イオン交換樹脂による脱塩などの精製工程を経た
後、濃縮し、シラップ状製品にする。必要ならば、更に
乾燥して粉末状製品にすることも随意である。
応液から目的とする転移糖を分離、精製して、フラクト
シル転移糖高含有物にすることもできる。その方法とし
ては、例えば、インベルターゼ欠損酵母を用いた発酵法
により単糖類を除去する方法(酵母発酵法)、アルカリ
性溶液にして加熱処理することにより還元性糖質を分解
する方法(アルカリ処理法)、膜濾過法、カラムクロマ
トグラフィーなどにより、夾雑糖類を分離除去する方法
が、適宜採用できる。とりわけ、特開昭58−2379
9号公報、特開昭58−72598号公報などに開示さ
れている塩型強酸性カチオン交換樹脂を用いるカラムク
ロマトグラフィーにより、夾雑糖類を除去して目的とす
るフラクトシル転移糖高含有画分を採取する方法は、工
業的規模で有利に実施できる。この際、公知の固定床方
式、移動床方式、疑似移動床方式のいずれの方法を採用
することも随意である。
過、遠心分離などして不溶物を除去した後、活性炭によ
る脱色、H型、OH型イオン交換樹脂による脱塩などの
精製工程を経て、濃縮し、シラップ状製品にする。必要
ならば、更に、噴霧乾燥などの方法で乾燥して、粉末状
製品にすることも随意である。
クトフラノシダーゼにより生成されるフラクトシル転移
糖含有糖質は、通常フラクトシル転移糖を固形物当たり
5%以上、望ましくは10%以上含有している。
転移糖含有糖質は、味質良好な甘味を有し、また、浸透
圧調節性、保湿性、照付与性、結晶防止性、澱粉老化防
止性などの性質を有し、また、抗う蝕性、ビフィズス菌
増殖促進性、ミネラル吸収促進性などの機能をも有し、
広く飲食物、嗜好物、飼料、餌料、化粧品、医薬品、成
形物など、更には、生活用品、農林水産用品、試薬、化
学工業用品などの各種組成物に有利に利用される。
のための調味料としてそのまま使用することができる
が、必要ならば、例えば、粉飴、ブドウ糖、マルトー
ス、トレハロース、蔗糖、異性化糖、蜂蜜、メイプルシ
ュガー、ソルビトール、マルチトール、ラクチトール、
ジヒドロカルコン、ステビオシド、α−グリコシルステ
ビオシド、レバウディオシド、グリチルリチン、L−ア
スパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル、サ
ッカリン、グリシン、アラニンなどのような他の甘味料
の一種または二種以上の適量と混合して使用してもよ
く、また必要ならば、デキストリン、澱粉、乳糖などの
ような増量剤と混合して使用することもできる。
は、酸味、塩から味、渋味、旨味、苦味などの他の呈味
を有する各種物質とよく調和するので、一般の飲食物の
甘味付け、呈味改良に、また品質改良などに有利に利用
できる。
噌、もろみ、ひしお、ふりかけ、マヨネーズ、ドレッシ
ング、食酢、三杯酢、粉末すし酢、中華の素、天つゆ、
麺つゆ、ソース、ケチャップ、たくあん漬の素、白菜漬
の素、焼肉のタレ、カレールウ、シチューの素、スープ
の素、ダシの素、複合調味料、みりん、新みりん、テー
ブルシュガー、コーヒーシュガーなど、各種調味料とし
て有利に使用できる。
し、餅類、まんじゅう、ういろう、あん類、羊羮、水羊
羮、錦玉、ゼリー、カステラ、飴玉などの各種和菓子、
パン、ビスケット、クラッカー、クッキー、パイ、プリ
ン、バタークリーム、カスタードクリーム、シュークリ
ーム、ワッフル、スポンジケーキ、ドーナツ、チョコレ
ート、チューインガム、キャラメル、キャンデーなどの
洋菓子、アイスクリーム、シャーベット、などの氷菓、
果実のシロップ漬、氷蜜などのシロップ類、フラワーペ
ースト、ピーナッツペースト、フルーツペースト、スプ
レッドなどのペースト類、ジャム、マーマレード、シロ
ップ漬、糖果などの果実、野菜の加工食品類、福神漬、
べったら漬、千枚漬、らっきょう漬などの漬物類、ハ
ム、ソーセージなどの畜肉製品類、魚肉ハム、魚肉ソー
セージ、かまぼこ、ちくわ、天ぷらなどの魚肉製品、ウ
ニ、イカの塩辛、酢こんぶ、さきするめ、ふぐみりん干
しなどの各種珍味類、のり、山菜、するめ、小魚、貝な
どで製造されるつくだ煮類、煮豆、ポテトサラダ、こん
ぶ巻などの惣菜食品、乳製品、魚肉、畜肉、果実、野菜
のビン詰、缶詰類、清酒、合成酒、リキュール、洋酒な
どの酒類、紅茶、コーヒー、ココア、ジュース、炭酸飲
料、乳酸飲料、乳酸菌飲料などの清涼飲料水、プリンミ
ックス、ホットケーキミックス、即席しるこ、即席スー
プなどの即席食品、更には、離乳食、治療食、ドリンク
剤などの各種飲食物への甘味付に、呈味改良に、また、
物性改良などに有利に利用できる。
めに、飼料、餌料などの嗜好性の向上、あるいは、肥育
向上の目的で使用することもできる。その他、タバコ、
練歯磨、口紅、リップクリーム、内服液、錠剤、トロー
チ、肝油ドロップ、口中清涼剤、口中香剤、うがい剤な
どの各種固形物にも使用できるし、ペースト状、液状な
どにして嗜好物、化粧品、医薬品など、各種組成物への
甘味剤として、または呈味改良剤、矯味剤として、更に
は、品質改良剤として有利に利用できる。
活性などを失い易い各種生理活性物質、またはこれを含
む健康食品、医薬品などに有利に適応できる。例えば、
インターフェロン−α、インターフェロン−β、インタ
ーフェロン−γ、ツモア・ネクロシス・ファクター−
α、ツモア・ネクロシス・ファクター−β、マクロファ
ージ遊走阻止因子、コロニー刺激因子、トランスファー
ファクター、インターロイキン2などのリンホカイン含
有液、インシュリン、成長ホルモン、プロラクチン、エ
リトロポエチン、卵細胞刺激ホルモン、胎盤ホルモンな
どのホルモン含有液、BCGワクチン、日本脳炎ワクチ
ン、はしかワクチン、ポリオ生ワクチン、痘苗、破傷風
トキソイド、ハブ抗毒素、ヒト免疫グロブリンなどの生
物製剤含有液、ペニシリン、エリスロマイシン、クロラ
ムフェニコール、テトラサイクリン、ストレプトマイシ
ン、硫酸カナマイシンなどの抗生物質含有液、チアミ
ン、リボフラビン、L−アスコルビン酸、肝油、カロチ
ノイド、エルゴステロール、トコフェロールなどのビタ
ミン含有液、リパーゼ、エラスターゼ、ウロキナーゼ、
プロテアーゼ、β−アミラーゼ、イソアミラーゼ、グル
カナーゼ、ラクターゼなどの酵素含有液、薬用人参エキ
ス、スッポンエキス、クロレラエキス、アロエエキス、
プロポリスエキスなどのエキス類、ウイルス、乳酸菌、
酵母などの生菌、ロイヤルゼリーなどの各種生理活性物
質も、本発明のフラクトシル転移糖含有糖質を使用する
ことによって、その有効成分、活性を失うことなく、品
質改良および/または安定化でき、安定で高品質の健康
食品や医薬品などを容易に製造できる。
は、経口的または非経口的に利用する飲食物、医薬品の
みならず、それ以外にも、例えば、化粧品、生活用品、
農林水産用品、試薬、化学工業用品など広範な用途を有
する。
シル転移糖含有糖質を含有せしめる方法は、その製品が
完成するまでの工程で含有せしめればよく、例えば、混
和、溶解、浸漬、浸透、散布、塗布、噴霧、注入、固化
などの公知の方法が適宜選ばれる。その含有せしめる量
は、組成物によっても異なるが、一般的には、フラクト
シル転移糖として、0.1%以上、望ましくは0.5%
以上の量が好適である。
に説明する。
%、ポリペプトン0.5w/v%、酵母エキス0.1w
/v%、リン酸二カリウム0.1w/v%、リン酸一ナ
トリウム・2水塩0.06w/v%、硫酸マグネシウム
・7水塩0.05w/v%、炭酸カルシウム0.3w/
v%及び水からなる液体培地を、500ml容三角フラ
スコに100mlずつ入れ、オートクレーブで121
℃、15分間滅菌し、冷却して、バチルス・スピーシー
ズ V230(FERM BP−5054)を接種し、
30℃、200rpmで20時間回転振盪培養したもの
を、種培養とした。
合と同組成の培地を約7l入れて、加熱滅菌、冷却して
温度30℃とした後、種培養液1v/v%を接種し、温
度30℃で、約20時間通気攪拌培養した。
0G,20分間)して、培養液上清約6.3lを得た。
この培養液上清のβ−フラクトフラノシダーゼの活性
は、3.6単位/mlであった。
液上清に、飽和度0.8になるように硫安を加えて溶解
させ、4℃、一夜放置した後、遠心分離機にかけ、硫安
塩析物を回収した。
ウムを含む10mM酢酸緩衝液(pH6.0)に溶解さ
せた後、同じ緩衝液に対して一昼夜透析し、遠心分離
(15,000G,20分間)して不溶物を除いた。そ
の透析液上清(210ml)を、DEAE−トヨパール
ゲル 650ゲル(東ソー株式会社製)を用いたイオン
交換カラムクロマトグラフィー(ゲル量380ml)に
かけた。
上記DEAE−トヨパールゲルに吸着し、0.1M食塩
で溶出される画分に回収される。回収画分を1M硫安を
含む10mM酢酸緩衝液(pH6.0)に対して透析
し、その透析液を遠心分離(15,000G,20分
間)して不溶物を除き、次に、ブチルトヨパール 65
0ゲル(東ソー株式会社製)を用いた疎水カラムクロマ
トグラフィー(ゲル量100ml)を行った。吸着した
β−フラクトフラノシダーゼを硫安1Mから0Mへのリ
ニアグラジエントにより、カラムより溶出させ、酵素活
性画分を回収した。
0ゲルを用いたイオン交換カラムクロマトグラフィー
(ゲル量10ml)を行い、溶出した酵素活性画分を回
収した。
品における酵素活性の回収率は、培養液上清のそれに対
して約13%であった。また、精製酵素標品の比活性
は、蛋白質mg当たり205単位であった。なお、蛋白
質は、ローリー法に従って牛血清アルブミンを標準にし
て定量した。
を、7.5w/v%濃度ポリアクリルアミドを含むゲル
電気泳動により酵素標品の純度を検定したところ、蛋白
バンドは単一で、純度の高い標品であった。
た精製β−フラクトフラノシダーゼ標品を、SDS−ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動法(ゲル濃度10w/v
%)に供し、同時に泳動した分子量マーカー(日本バイ
オ・ラッド ラボラトリーズ株式会社製)と比較して、
本酵素の分子量を測定したところ、分子量は49,00
0±5,000ダルトンであった。また、TSKgel
G3000SWカラム(φ7.8mm×300mm,
東ソー株式会社製)を用いたゲル濾過法により、分子量
を測定した結果、37,000±3,000ダルトンで
あった。
ゼ標品を、2w/v%アンフォライン(スウェーデン
国、ファルマシア・エルケイビー社製)含有等電点ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動法に供し、泳動後、蛋白染
色およびゲルのpHを測定して、本酵素の等電点を求め
たところ、4.6±0.5であった。
に及ぼすpH、温度の影響を、5mM塩化カルシウム存
在下又は非存在下で、活性測定の方法に準じて調べた。
結果を、図1(pHの影響)及び図2(温度の影響)に
示した。本酵素の至適pHは、温度40℃、10分間反
応で、カルシウムイオン存在下、非存在下にかかわらず
pH約5.5乃至6.0、また、本酵素の至適温度は、
pH6.0、10分間反応で、カルシウムイオン存在下
で50℃付近、カルシウムイオン非存在下で45℃付近
であった。本酵素のpH安定性は、本酵素を各pHの5
0mM緩衝液中で4℃、24時間保持した後、pH6に
調整し、残存する酵素活性を測定することにより求め
た。また、熱安定性は、酵素溶液(20mM酢酸緩衝
液、pH6.0)を、各温度に1時間保持し、水冷した
後、残存する酵素活性を測定することにより求めた。結
果は、図3(pH安定性)及び図4(熱安定性)に示し
た。本酵素はpH約5.0乃至8.0の範囲で、また4
5℃付近まで安定であった。なお、本酵素のpH安定性
及び熱安定性は、カルシウムイオン存在下でも非存在下
と全く変わらなかった。また、本酵素活性は、1mMの
Cu++、Pb++、Fe++、Fe+++およびHg++で阻害
された。
%の蔗糖、ラフィノース、エルロース、スタキオース、
ラクトスクロース、キシロシルフラクトシド、マルトー
ス、セロビオース、乳糖、イヌリンあるいはレバンに、
実験2の方法で得た精製β−フラクトフラノシダーゼを
基質固形物1グラム当たり2単位ずつ加え、40℃、p
H5.5で24時間作用させた。酵素反応前後の反応液
をキーゼルゲル60(メルク社製;アルミプレート,2
0×20cm)を用いた薄層クロマトグラフィー(以
下、「TLC」と略称する。)を行い、それぞれの糖質
に対する酵素作用の有無を確認した。TLCは、展開溶
媒に1−ブタノール:ピリジン:水=7:3:1(容積
比)を用い、室温で1回展開した。発色は、フラクトー
スを構成糖として含む基質の場合は、0.2w/v%ナ
フトレゾルシノール−0.5Nリン酸溶液を噴霧し、1
10℃で約5分間加熱して行い、それ以外の基質の場合
は、20w/v%硫酸−メタノール溶液を噴霧し、11
0℃で約10分間加熱して行った。
ダーゼは、蔗糖、ラフィノース、エルロース、スタキオ
ース、ラクトスクロース、キシロシルフラクトシドに作
用して、フラクトースを特異的に遊離し、マルトース、
セロビオース、乳糖、イヌリン、レバンには、作用しな
いことが判明した。
1に示す各種単糖類、オリゴ糖類及びアルコール類と、
供与体として蔗糖とを、重量比で等量混合した最終濃度
10%の糖液に、実験2の方法で得た精製β−フラクト
フラノシダーゼを、蔗糖1グラム当たり2単位ずつ加
え、40℃、pH5.5で24時間作用させた。酵素反
応前後の反応液を、実験4と同様にTLCを行い、0.
2w/v%ナフトレゾルシノール−0.5Nリン酸溶液
を噴霧し、110℃で約5分間加熱して発色させ、転移
糖を生成しているかどうかを判定した。結果を、表1に
示した。
クトフラノシダーゼは、蔗糖を糖供与体として、D−キ
シロース、D−ガラクトース、マルトース、イソマルト
ース、セロビオース、マルトトリオース、パノース、乳
糖、メリビオースなどの還元性糖質、トレハロースなど
の非還元性糖質にフラクトシル基を良く転移することが
判明した。また、D−キシリトール、D−ソルビトー
ル、マルチトールなどの糖アルコール類及びグリセロー
ル、エチレングリコールなどのアルコール類にも良く転
移し、フラクトシル転移糖を生成することが判った。
クトシル転移糖〉本発明のβ−フラクトフラノシダーゼ
による糖転移反応で生成するフラクトシル転移糖を同定
するために、確認試験を行った。実験5で得た蔗糖と乳
糖とを基質とした酵素反応液の一部を、糖濃度2%にな
るよう20mM酢酸緩衝液(pH4.5)で希釈し、こ
の0.5mlにインベルターゼ(生化学工業株式会社
製)0.1単位、又はβ−ガラクトシダーゼ(生化学工
業株式会社製)0.1単位を加え、40℃で20時間反
応させた。本発明のβ−フラクトフラノシダーゼによる
反応液、そのインベルターゼ処理液及びβ−ガラクトシ
ダーゼ処理液の糖成分をガスクロマトグラフィー(以
下、「GLC」と略称する。)で分析した。酵素反応液
の一部を乾固し、ピリジンに溶解した後、トリメチルシ
リル化したものをGLCの分析試料とした。GLCカラ
ムは、2%シリコンOV−17/クロモゾルブW(ジー
・エル・サイエンス株式会社製)を充填したステンレス
カラム(3mmφ×2m)、キャリアーガスは、窒素ガ
スを流量40ml/分で、カラムオーブン温度は、16
0℃から320℃まで7.5℃/分の昇温速度で分析し
た。検出は、水素炎イオン化検出器を用いた。
ダーゼによる蔗糖と乳糖とからのフラクトシル転移糖の
ピークの保持時間は、既知糖質ラクトスクロース(ラク
トシルフラクトシド)のそれと一致し、インベルターゼ
処理、あるいはβ−ガラクトシダーゼ処理により、その
ピークは消失し、それぞれフラクトースと乳糖、ガラク
トースと蔗糖に分解されることが判った。インベルター
ゼ及びβ−ガラクトシダーゼの反応特性を考慮すると、
本発明のβ−フラクトフラノシダーゼによる蔗糖と乳糖
とからのフラクトシル転移生成物は、ラクトスクロース
であると判断される。
を受容体として生成したフラクトシル転移糖の場合も、
インベルターゼ処理前後の反応液のGLC分析の結果、
及び既知糖質のGLC分析との比較結果から、それぞれ
キシロシルフラクトシド、エルロース(マルトシルフラ
クトシド)、イソマルトシルフラクトシドであることが
判った。本発明のβ−フラクトフラノシダーゼによる糖
転移反応において、これら還元性糖質を受容体とした場
合のフラクトシル転移糖は、受容体としての還元性糖質
残基における1位炭素原子にβ−フラクトフラノシド結
合しているものと判断される。
方、トレハロースへのフラクトシル転移糖の構造を調べ
るため、フラクトシルトレハロースを単離し、構造を調
べた。蔗糖及びトレハロースをそれぞれ20%含む糖液
をpH6.0に調整し、これに実験2の方法で得た精製
β−フラクトフラノシダーゼを蔗糖1グラム当たり4単
位加え、55℃で20時間反応させ、次いで100℃で
10分間加熱して酵素を失活させた。本溶液には、フラ
クトシルトレハロースを約23%含有していた。本溶液
を活性炭で脱色、濾過し、H型及びOH型イオン交換樹
脂により脱塩して精製し、濃度約50%まで濃縮して、
カラムクロマトグラフィーを行ない、フラクトシルトレ
ハロース高含有画分を採取した。
オン交換樹脂(東京有機化学工業株式会社製、商品名
『XT−1016』、Na型、架橋度4%)を使用し、
内径3cm、長さ1mのジャケット付きステンレス製カ
ラム2本に水懸濁状で充填し、直列につなぎ、樹脂層全
長を約2mになるようにした。カラム内温度を40℃に
維持しつつ、糖液を樹脂に対して5v/v%加え、これ
に40℃の温水をSV0.15の流速で流して分画し、
フラクトシルトレハロース高含有画分を採取した。
塩、精製し、濃度約40%に濃縮してオクタデシルシリ
カゲルを充填したカラム(株式会社ワイエムシー、商品
名『YMC−Pack ODS』)を用いたクロマトグ
ラフィーを行ない、フラクトシルトレハロース高含有画
分を採取した。この方法を繰り返して採取されたフラク
トシルトレハロース高含有液を脱塩、精製、濃縮、真空
乾燥して、フラクトシルトレハロース高含有粉末を固形
物収率約10%で得た。本粉末標品は、フラクトシルト
レハロースを固形物当たり約98%含有していた。
を用いて、酵素法及び部分メチルヘキシトールアセテー
トのGLC分析により構造を確認した。その結果、本発
明のβ−フラクトフラノシダーゼの作用により生成する
フラクトシルトレハロースは、インベルターゼ処理によ
り1対1のモル比でフラクトースとトレハロースとに分
解されること、及び、本糖質をメチル化した後、酸によ
り加水分解し、続いて還元、アセチル化して得られた部
分メチルヘキシトールアセテートをGLCで分析する
と、1,5,6−トリ−O−アセチル−2,3,4−ト
リ−O−メチルグルシトールと1,5−ジ−O−アセチ
ル−2,3,4,6−テトラ−O−メチルグルシトール
が等モル比で検出されることから、トレハロースにフラ
クトシル基がβ−2,6結合した3糖であることが判明
した。
スを使用して、後述する実施例A−4の方法で調製した
ラクトスクロース高含有粉末を、経口投与して急性毒性
テストをしたところ、体重1kg当たり15gまで死亡
例は見られず、これ以上の投与は困難であった。従っ
て、本糖質の毒性は極めて低い。また、同様に、7週齢
のdd系マウスを使用して、それぞれ後述する実施例A
−6の方法で得たエルロース高含有粉末、実施例A−8
の方法で得たキシロシルフラクトシド高含有シラップ、
実施例A−11の方法で得たフラクトシルトレハロース
高含有粉末及び実施例A−12の方法で得たイソマルト
シルフラクトシド含有シラップを用いて、経口投与によ
り急性毒性テストをしたところ、いずれも、体重1kg
当たり15gまで死亡例は見られず、これ以上の投与は
困難であった。従って、これら糖質の毒性は極めて低
い。
ゼと、それを利用したフラクトシル転移糖含有糖質の製
造方法を実施例Aで、このフラクトシル転移糖含有糖質
を含有せしめた組成物を実施例Bで示す。
V230(FERM BP−5054)を、培地組成
中の蔗糖濃度を2w/v%とし、容量30lのファーメ
ンターを用いて、培地液量を約20lとした以外は、実
験1と同じ方法で約24時間、通気攪拌培養した。この
培養上清のβ−フラクトフラノシダーゼ活性は、培養液
1ml当たり7.3単位であった。培養液をMF膜濾過
し、その透過液をUF膜濃縮して、ml当たりβ−フラ
クトフラノシダーゼ活性約130単位を有する酵素液
を、もとの培養液の総活性に対して約80%の収率で得
た。
20%含む水溶液をpH5.5に調整し、これに実施例
A−1の方法で調製したβ−フラクトフラノシダーゼ
を、蔗糖1グラム当たり1単位の割合になるように加
え、55℃で16時間反応させた。その反応液を90℃
で30分間加熱し、酵素を失活させた後、冷却し、常法
に従って活性炭で脱色、濾過し、H型及びOH型イオン
交換樹脂により脱塩して精製し、更に濃縮して、濃度約
75%のシラップを固形物収率約95%で得た。
約37%含有しており、味質良好な甘味、適度の粘度、
保湿性を有し、甘味剤、呈味改良剤、安定剤、賦形剤、
ビフィズス菌増殖促進剤、ミネラル吸収促進剤などとし
て飲食物、化粧品、医薬品など各種組成物に有利に利用
できる。
18%含む水溶液をpH6.0に調整し、これに実施例
A−1で調製したβ−フラクトフラノシダーゼを、蔗糖
1グラム当たり1単位、及びインベルターゼ欠損酵母を
固形物重量当たり湿重量で5%になるように加えて、1
規定の水酸化ナトリウム溶液を用いて該反応液をpH6
乃至7に制御しながら、35℃で20時間反応させた。
その反応液を90℃で30分間加熱し、酵素を失活させ
た後、冷却し、常法に従って活性炭で脱色、濾過し、H
型及びOH型イオン交換樹脂により脱塩して精製し、更
に濃縮して濃度約75%のシラップを固形物収率約70
%で得た。
約65%含有しており、味質良好な甘味、適度の粘度、
保湿性を有し、甘味剤、呈味改良剤、安定剤、ビフィズ
ス菌増殖促進剤、ミネラル吸収促進剤などとして飲食
物、化粧品、医薬品など各種組成物に有利に利用でき
る。
応、精製した固形物当たり約37%のラクトスクロース
含有溶液を原料糖液とし、これを濃縮して濃度約45%
にした。本糖液のラクトスクロース含量を高めるため、
アルカリ金属型強酸性カチオン交換樹脂(東京有機化学
工業株式会社製、商品名『XT−1016』、Na型、
架橋度4%)を用いたカラムクロマトグラフィーを行っ
た。樹脂を内径5.4cmのジャケット付きステンレス
製カラム4本に充填し、直列につなぎ、樹脂層全長20
mとした。カラム内温度を40℃に維持しつつ、糖液を
樹脂に対して5v/v%加え、これに40℃の温水をS
V0.2の流速で流して分画し、ラクトスクロース高含
有画分を採取した。更に、精製、濃縮し、真空乾燥し、
粉砕して、ラクトスクロース高含有粉末を固形物収率約
30%で得た。
クロースを含有しており、低い還元性、味質良好な甘
味、保湿性、低う蝕性を有し、甘味剤、呈味改良剤、安
定剤、賦形剤、ビフィズス菌増殖促進剤、ミネラル吸収
促進剤などとして飲食物、化粧品、医薬品など各種組成
物に有利に利用できる。
れぞれ20%含む糖液をpH5.5に調整し、これに実
施例A−1の方法で調製したβ−フラクトフラノシダー
ゼを、蔗糖1グラム当たり1単位の割合になるように加
え、50℃で24時間反応させた。その反応液を90℃
で30分間加熱し、酵素を失活させた後、冷却し、常法
に従って活性炭で脱色、濾過し、H型及びOH型イオン
交換樹脂により脱塩して精製し、更に濃縮して濃度約7
5%のシラップを固形物収率約95%で得た。
%含有しており、味質良好な甘味、適度な粘度、保湿性
を有し、飲食物、化粧品、医薬品など各種組成物に有利
に利用できる。
応、精製した固形物当たり約28%のエルロース含有溶
液を原料糖液とし、これを濃縮して濃度約45%にし
た。本糖液のエルロース含量を高めるため、分画用樹脂
として、アルカリ金属型強酸性カチオン交換樹脂(ダウ
ケミカル社販売、商品名『ダウエックス50W×4』、
Ca型)を用いた以外は、実施例A−4の方法に従って
カラムクロマトグラフィーを行ない、エルロース高含有
画分を採集した。更に、精製、濃縮し、真空乾燥し、粉
砕して、エルロース高含有粉末を固形物収率約25%で
得た。
スを含有しており、低い還元性、味質良好な甘味、保湿
性、低う蝕性を有し、飲食物、化粧品、医薬品など各種
組成物に有利に利用できる。
ースを15%含む糖液をpH5.5に調整し、これに実
施例A−1の方法で調製したβ−フラクトフラノシダー
ゼを、蔗糖1グラム当たり0.5単位の割合になるよう
に加え、50℃で40時間反応させた。その反応液を9
0℃で30分間加熱し、酵素を失活させた後、冷却し、
常法に従って活性炭で脱色、濾過し、H型及びOH型イ
オン交換樹脂により脱塩して精製し、更に濃縮して濃度
約75%のシラップを固形物収率約95%で得た。
シドを約35%含有しており、味質良好な甘味、適度な
粘度、保湿性、低う蝕性を有し、甘味剤、呈味改良剤、
安定剤、ビフィズス菌増殖促進剤、ミネラル吸収促進剤
などとして飲食物、化粧品、医薬品など各種組成物に有
利に利用できる。
ースを15%含む糖液をpH6.0に調整し、これに実
施例A−1で調製したβ−フラクトフラノシダーゼを、
蔗糖1グラム当たり0.5単位の割合になるように加
え、50℃で40時間反応させた。その反応液に水酸化
ナトリウムを加えてpH10以上のアルカリ性に保ちな
がら100℃で加熱した後、冷却し、常法に従って活性
炭で脱色、濾過し、H型及びOH型イオン交換樹脂によ
り脱塩して精製し、更に濃縮して濃度約75%のシラッ
プを固形物収率約55%で得た。
シドを約60%含有しており、味質良好な甘味、適度な
粘度、保湿性を有し、甘味剤、呈味改良剤、安定剤、ビ
フィズス菌増殖促進剤、ミネラル吸収促進剤などとして
飲食物、化粧品、医薬品など各種組成物に有利に利用で
きる。
それぞれ20%含む糖液をpH5.5に調整し、これに
実施例A−1の方法で調製したβ−フラクトフラノシダ
ーゼを、蔗糖1グラム当たり4単位の割合になるように
加え、55℃で16時間反応させた。その反応液を90
℃で30分間加熱し、酵素を失活させた後、冷却し、常
法に従って活性炭で脱色、濾過し、H型及びOH型イオ
ン交換樹脂により脱塩して精製し、更に濃縮して濃度約
75%のシラップを固形物収率約95%で得た。
ロースを約24%含有しており、味質良好な甘味、適度
な粘度、保湿性、低う蝕性を有し、甘味剤、呈味改良
剤、安定剤、ビフィズス菌増殖促進剤、ミネラル吸収促
進剤などとして飲食物、化粧品、医薬品など各種組成物
に有利に利用できる。
をそれぞれ20%含む糖液をpH5.5に調整し、これ
に実施例A−1で調製したβ−フラクトフラノシダーゼ
を、蔗糖1グラム当たり4単位、及びインベルターゼ欠
損酵母を固形物重量当たり湿重量で5%になるように加
えて、1規定の水酸化ナトリウム溶液を用いて該反応液
をpH6乃至7に制御しながら、35℃で20時間反応
させた。その反応液を90℃で30分間加熱し、酵素を
失活させた後、冷却し、常法に従って活性炭で脱色、濾
過し、H型及びOH型イオン交換樹脂により脱塩して精
製し、更に濃縮して濃度約75%のシラップを固形物収
率約70%で得た。
ロースを約34%含有しており、味質良好な甘味、適度
な粘度、保湿性を有し、甘味剤、呈味改良剤、安定剤、
ビフィズス菌増殖促進剤、ミネラル吸収促進剤などとし
て飲食物、化粧品、医薬品など各種組成物に有利に利用
できる。
反応、精製した固形物当たり約24%のフラクトシルト
レハロース含有溶液を原料糖液とし、これを濃縮して濃
度約45%にした。本糖液のフラクトシルトレハロース
含量を高めるため、分画用樹脂として、塩型強酸性カチ
オン交換樹脂(ダウケミカル社販売、商品名『ダウエッ
クス50W×4』、Ca型)を用いた以外は、実施例A
−4の方法に従ってカラムクロマトグラフィーを行な
い、フラクトシルトレハロース高含有画分を採集した。
更に、精製、濃縮し、真空乾燥し、粉砕して、フラクト
シルトレハロース高含有粉末を固形物収率約20%で得
た。
シルトレハロースを含有しており、低い還元性、味質良
好な甘味、保湿性、低う蝕性を有し、甘味剤、呈味改良
剤、安定剤、賦形剤、ビフィズス菌増殖促進剤、ミネラ
ル吸収促進剤などとして飲食物、化粧品、医薬品など各
種組成物に有利に利用できる。
マルトース15%を含む糖液をpH5.5に調整し、こ
れに実施例A−1の方法で調製したβ−フラクトフラノ
シダーゼを、蔗糖1グラム当たり0.5単位の割合にな
るように加え、50℃で40時間反応させた。この反応
液を90℃で30分間加熱し、酵素を失活させた後、冷
却し、常法に従って、活性炭で脱色、濾過し、H型及び
OH型イオン交換樹脂により脱塩して精製し、更に濃縮
して、濃度75%のシラップを固形物収率約95%で得
た。
クトシドを約25%含有しており、味質良好な甘味、適
度な糖度、保湿性、低う蝕性を有し、甘味剤、呈味改良
剤、安定剤、ビフィズス菌増殖促進剤、ミネラル吸収促
進剤などとして飲食物、化粧品、医薬品など各種組成物
に有利に利用できる。
4の方法で得たラクトスクロース高含有粉末1重量部に
α−グリコシル ステビオシド(東洋精糖株式会社製
造、商品名α−Gスィート)0.05重量部を均一に混
合して粉末甘味料を製造した。本品は、上品な甘味を有
し、砂糖の約2倍の甘味を有する。また、本品は、ビフ
ィズス菌増殖促進効果を発揮し、美容、健康の維持増
進、成人病の予防、病中、病後の回復促進、高アンモニ
ア血症、肝性脳症などの治療、予防などに有利に利用で
きる。また、家畜、家禽などの飼育動物の感染予防、下
痢予防、食欲増進、肥育促進、糞便の臭気抑制などにも
有利に利用できる。
元麦芽糖水飴(水分25%)80重量部に、実施例A−
12の方法で得たイソマルトシルフラクトシド含有シラ
ップ30重量部を加熱溶解し、減圧下で水分が2%未満
になるまで濃縮し、これにクエン酸1重量部および適量
のレモン香料と着色料とを混和し、次いで、常法に従っ
て成形しハードキャンディーを製造した。
ードキャンディーである。また、本品は、ビフィズス菌
増殖促進効果、ミネラル吸収促進効果を発揮し、美容、
健康の維持増進、成人病の予防、病中、病後の回復促
進、各種疾病の治療、予防などにも有利に利用できる。
ース2重量部を柔らかくなる程度に加熱溶融し、これに
実施例A−4の方法で得たラクトスクロース高含有粉末
4重量部、グルコース3重量部および適量のハッカ香料
と着色料とを混合した後、常法に従ってロールにより練
り合わせ、成形することによってチューインガムを製造
した。
ある。また、本品は、ビフィズス菌増殖促進効果を発揮
し、美容、健康の維持増進、成人病の予防、病中、病後
の回復促進、各種疾病の治療、予防などにも有利に利用
できる。
ースト40重量部、カカオバター10重量部、実施例A
−6の方法で得たエルロース高含有粉末15重量部、蔗
糖10重量部および全脂粉乳15重量部を混合し、レフ
ァイナーを通した。そして粒度を下げた後、コンチェに
入れ、レシチン0.5重量部を加えて、50℃で二昼夜
練り上げた。次いで、常法に従い成型機に流し込み成型
固化して製造した。
ームの恐れがなく、舌にのせた時の融け具合、風味とも
に良好である。
70重量部、牛乳100重量部、実施例A−3の方法で
得たラクトスクロース高含有シラップ24重量部および
適量のコーヒー香料、着色料を混合し、均質化した後、
常法に従って、殺菌、冷却、充填、包装して乳飲料を製
造した。
乳である。また、本品は、ビフィズス菌増殖促進効果、
ミネラル吸収促進効果を発揮し、美容、健康の維持増
進、成人病の予防、病中、病後の回復促進などに有利に
利用できる。
ーンスターチ500重量部、マルトース(株式会社林原
商事販売、登録商標サンマルト)400重量部および食
塩5重量部を、篩を通して充分に混合し、鶏卵1400
重量部および実施例A−10の方法で得たフラクトシル
トレハロース高含有シラップ600重量部を加えて攪拌
し、これに沸騰した牛乳5000重量部を徐々に加え、
更に、これをとろ火にかけて攪拌を続け、コーンスター
チが完全に糊化して全体が半透明になったときに火を止
め、これを冷却して適量のバニラ香料を加えることによ
りカスタードクリームを製造した。
すぎず美味である。また、本品は、ビフィズス菌増殖促
進効果を発揮し、美容、健康の維持増進、成人病の予
防、病中、病後の回復促進などに有利に利用できる。
ープ〉α−化コーン粉末30重量部、α−化澱粉5重量
部、α−化ポテトスターチ4重量部、α−化ワキシーコ
ーンスターチ12重量部、実施例A−11の方法で得た
フラクトシルトレハロース高含有粉末8重量部、グルタ
ミン酸ナトリウム5重量部、食塩8.5重量部、脱脂粉
乳7重量部、オニオンパウダー0.5重量部を摩砕して
よく混合した後、これにソルビタン脂肪酸エステル0.
5重量部と植物性硬化油9重量部とを加熱融解したもの
を添加して混合し、更に、乳糖10重量部を加えて混合
し、これを流動層造粒機に仕込み、少量の水をスプレー
して造粒した後、70℃の熱風で乾燥し、篩分けして即
席コーンポタージュスープを製造した。
し、風味の優れたスープとなる。また、本品は、ビフィ
ズス菌増殖促進効果、ミネラル吸収促進効果を発揮し、
美容、健康の維持増進、成人病の予防、病中、病後の回
復促進などに有利に利用できる。
ンベヘニルエーテル0.5重量部、テトラオレイン酸ポ
リオキシエチレンソルビトール1重量部、親油型モノス
テアリン酸グルセリン1重量部、ベヘニールアルコール
0.5重量部、アボガド油1重量部、実施例A−5の方
法で得たエルロース含有シラップ3.5重量部、α−グ
リコシル ルチン1重量部、ビタミンEおよび防腐剤の
適量を、常法に従って加熱溶解し、これに1,3−ブチ
レングリコール5重量部、カルボキシビニルポリマー
0.1重量部および精製水85.3重量部を加え、ホモ
ゲナイザーにかけ、乳化し、乳液を製造した。
色白剤などとして有利に利用できる。
テアリン酸ポリオキシエチレングリコール2重量部、自
己乳化型モノステアリン酸グリセリン5重量部、α−グ
リコシル ルチン2重量部、流動パラフィン1重量部、
トリオクタン酸グリセリン10重量部、実施例A−9の
方法で得たフラクトシルトレハロース含有シラップ4重
量部および防腐剤の適量を、常法に従って加熱溶解し、
これに1,3−ブチレングリコール5重量部および精製
水66重量部を加え、ホモゲナイザーにかけて乳化し、
更に、香料の適量を加えて攪拌混合し、クリームを製造
した。
め、美肌剤、色白剤などとして有利に使用できる。
ルシウム45重量部、ラウリル硫酸ナトリウム1.5重
量部、グリセリン25重量部、ポオキシエチレンソルビ
タンラウレート0.5重量部、実施例A−8の方法で得
たキシロシルフラクトシド高含有シラップ15重量部、
サッカリン0.02重量部および防腐剤0.05重量部
を水13重量部と混合して練歯磨を得た。
して好適である。
−6の方法で得たエルロース高含有粉末20重量部、グ
リシン1.1重量部、グルタミン酸ナトリウム1重量
部、乳酸カルシウム0.4重量部、炭酸マグネシウム
0.1重量部、チアミン0.01重量部およびリボフラ
ビン0.01重量部からなる配合物を調製する。この配
合物24gずつをラミネートアルミ製小包に充填し、ヒ
ートシールして製品を得た。
の水に溶解して栄養補給液とし、経管方法により、鼻
腔、胃腸などへ投与して使用する。
経口的栄養補給液としても有利に利用できる。
−4の方法で得たラクトスクロース高含有粉末580重
量部、乾燥卵黄190重量部、脱脂粉乳209重量部、
塩化ナトリウム4.4重量部、塩化カリウム1.85重
量部、硫酸マグネシウム4重量部、チアミン0.01重
量部、アスコルビン酸ナトリウム0.1重量部、ビタミ
ンEアセテート0.6重量部およびニコチン酸アミド
0.04重量部からなる配合物を調製する。この配合物
25gずつを、ラミネートアルミ製小袋に充填し、ヒー
トシールして、個体状経管栄養剤を製造した。
溶解性、分散性が良好である。本剤は、1袋分を約15
0乃至300mlの水に溶解して栄養補給液とし、経管
方法により、鼻腔、食道、胃などへ投与して利用する。
また、本品は、ビフィズス菌増殖促進効果、ミネラル吸
収促進効果を発揮し、美容、健康の維持増進、成人病の
予防、病中、病後の回復促進、各種疾病の治療、予防、
更には、家畜、家禽などの病中、病後の回復促進、肥育
促進などに有利に利用できる。
の方法で得たフラクトシルトレハロース高含有粉末40
重量部、マルトース10重量部、第三リン酸カルシウム
1重量部、シュガーエステル1重量部および適量の粉末
香料を均一に混合した後、常法に従って、1錠約350
mgになるように打錠機にて打錠し、錠剤を得た。
やすい錠剤で、成人1日当たり、約1乃至40錠、望ま
しくは、約2乃至20錠摂取することにより、ビフィズ
ス菌増殖促進効果、ミネラル吸収促進効果を発揮し、美
容、健康の維持増進、成人病の予防、病中、病後の回復
促進、各種疾病の治療、予防などに有利に利用できる。
剤〉ヒト天然型インターフェロン−α標品(株式会社林
原生物化学研究所製造、コスモ・バイオ株式会社販売)
を、常法に従って、固定化抗ヒトインターフェロン−α
抗体カラムにかけ、該標品に含まれるヒト天然型インタ
ーフェロン−αを吸着させ、安定剤である牛血清アルブ
ミンを素通りさせて除去し、次いで、pHを変化させ
て、ヒト天然型インターフェロン−αを実施例A−4の
方法で得たラクトスクロース高含有粉末を5%含有する
生理食塩水を用いて溶出した。本液を精密濾過し、約2
0倍量の無水結晶マルトース粉末(株式会社林原商事販
売、商品名『ファイントース(登録商標)』)に加えて
脱水、粉末化し、これを打錠機にて打錠し、1錠(約2
00mg)当たりヒト天然型インターフェロン−αを約
150単位含有する錠剤を得た。
大人1乃至10錠程度が経口的に投与され、ウイルス性
疾患、アレルギー性疾患、リューマチ、糖尿病、悪性腫
瘍などの治療に有利に利用できる。とりわけ、近年、患
者数の急増しているエイズ、肝炎などの治療剤として有
利に利用できる。本品は、ラクトスクロースと共にマル
トースが安定剤として作用し、室温で放置してもその活
性を長期間よく維持する。
量部、脱脂粉乳38重量部、実施例A−11の方法で得
たフラクトシルトレハロース高含有粉末12重量部、ビ
タミン剤10重量部、魚粉5重量部、第二リン酸カルシ
ウム5重量部、液状油脂3重量部、炭酸カルシウム3重
量部、食塩2重量部およびミネラル剤2重量部を配合し
て、配合飼料を製造した。
の飼料であって、とりわけ、子豚用飼料として好適であ
る。また、本品はビフィズス菌増殖効果、ミネラル吸収
促進効果を発揮し、飼育動物の感染予防、下痢予防、食
欲増進、肥育促進、糞便の臭気抑制などに有利に利用で
きる。更に、本品は、必要に応じて、他の飼料材料、例
えば、穀類、小麦粉、澱粉、油粕類、糟糠類などの濃厚
飼料材料や、ワラ、乾草、バガス、コーンコブなどの粗
飼料材料などと併用して、他の配合飼料にすることもで
きる。
施に有利なフラクトシル転移能の高い微生物由来の新規
β−フラクトフラノシダーゼとその製造方法並びに用途
に関する。本発明のβ−フラクトフラノシダーゼを、蔗
糖を供与体とし、還元性又は非還元性の糖質を受容体と
して作用させると、受容体にフラクトシル基を転移して
非還元性糖質を生成する。新たに生成したフラクトシル
転移糖は、味質良好な甘味を有し、また浸透圧調節性、
保湿性、照付与性、結晶防止性、澱粉老化防止性などの
性質を有し、更には、抗う蝕性、ビフィズス菌増殖促進
性、ミネラル吸収促進性などの機能をも有し、広く、飲
食物、化粧品、医薬品、成形物など各種組成物に有利に
利用される。従って、食品、化粧品、医薬品などの分野
における工業的意義はきわめて大きい。
及ぼすpHの影響を示す図である。
及ぼす温度の影響を示す図である。
安定性を示す図である。
定性を示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 下記の理化学的性質を有するβ−フラク
トフラノシダーゼ。 (1) 作用 少なくとも蔗糖、ラフィノース及びエルロースのβ−フ
ラクトフラノシド結合を加水分解して、フラクトースを
遊離する。また、これらβ−フラクトフラノシド結合を
有する糖質を糖供与体として、糖供与体以外の他の糖
質、糖アルコール及びアルコール類から選ばれる受容体
にβ−フラクトフラノシル基の転移を触媒する。 (2) 分子量 SDS−ゲル電気泳動法で、49,000±5,000
ダルトン (3) 等電点 アンフォライン含有電気泳動法で、4.6±0.5 (4) 至適pH 40℃、10分間反応で、約5.5乃至6.0 (5) 至適温度 pH6.0、10分間反応で、カルシウムイオン非存在
下で45℃付近,カルシウムイオン存在下で50℃付近 (6) pH安定性 温度4℃、24時間保持の条件で、pH約5.0乃至
8.0の範囲で安定 (7) 温度安定性 pH6.0、1時間保持の条件で、45℃付近まで安定 - 【請求項2】 バチルス属に属する微生物由来の請求項
1記載のβ−フラクトフラノシダーゼ。 - 【請求項3】 微生物がバチルス・スピーシーズV23
0(工業技術院生命工学工業技術研究所、受託番号 F
ERM BP−5054)である請求項2記載のβ−フ
ラクトフラノシダーゼ。 - 【請求項4】 β−フラクトフラノシダーゼ産生能を有
する微生物を培養し、培養物から請求項1、2又は3記
載のβ−フラクトフラノシダーゼを採取することを特徴
とするβ−フラクトフラノシダーゼの製造方法。 - 【請求項5】 β−フラクトフラノシダーゼ産生能を有
する微生物が、バチルス・スピーシーズに属する微生物
である請求項4記載のβ−フラクトフラノシダーゼの製
造方法。 - 【請求項6】 β−フラクトフラノシダーゼ産生能を有
する微生物バチルス・スピーシーズV230(工業技術
院生命工学工業技術研究所、受託番号 FERM BP
−5054)。 - 【請求項7】 蔗糖とそれ以外の糖質とを含有する溶液
に、請求項1、2又は3記載のβ−フラクトフラノシダ
ーゼを作用させ得られるフラクトシル転移糖含有糖質。 - 【請求項8】 フラクトシル転移糖が、キシロシルフラ
クトシド、エルロース、イソマルトシルフラクトシド、
ラクトスクロース及びフラクトシルトレハロースから選
ばれる糖質である請求項7記載のフラクトシル転移糖含
有糖質。 - 【請求項9】 酵母発酵法、アルカリ処理法及びカラム
クロマトグラフィーから選ばれる方法によりフラクトシ
ル転移糖の含量を高めた請求項7又は8記載のフラクト
シル転移糖含有糖質。 - 【請求項10】 請求項7、8又は9記載のフラクトシ
ル転移糖含有糖質を含有せしめた組成物。 - 【請求項11】 組成物が飲食物、化粧品、医薬品、又
は成形物であることを特徴とする請求項10記載の組成
物。 - 【請求項12】 蔗糖とそれ以外の糖質とを含有する溶
液に、請求項1、2又は3記載のβ−フラクトフラノシ
ダーゼを作用させるフラクトシル転移糖含有糖質の製造
方法。 - 【請求項13】 それ以外の糖質が、乳糖、マルトー
ス、キシロース、トレハロース、イソマルトース、ガラ
クトース、セロビオース、パノース、メリビオースから
選ばれる1種もしくは2種以上である請求項12記載の
フラクトシル転移糖含有糖質の製造方法。
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
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| JP7-347543 | 1995-12-18 | ||
| JP35378096A JP3761270B2 (ja) | 1995-12-18 | 1996-12-18 | β−フラクトフラノシダーゼとその製造方法並びに用途 |
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| JPH09224665A true JPH09224665A (ja) | 1997-09-02 |
| JP3761270B2 JP3761270B2 (ja) | 2006-03-29 |
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