JPH09224772A - 床暖房伝熱家具 - Google Patents

床暖房伝熱家具

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JPH09224772A
JPH09224772A JP3651196A JP3651196A JPH09224772A JP H09224772 A JPH09224772 A JP H09224772A JP 3651196 A JP3651196 A JP 3651196A JP 3651196 A JP3651196 A JP 3651196A JP H09224772 A JPH09224772 A JP H09224772A
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Seiichi Takagi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】暖房された床に載置されても載置されて覆われ
た上記床の領域からの熱を遮断することがなくて上方に
効率良く充分伝えることが出来、しかも床の面を損傷す
ることがない床暖房伝熱家具を提供することである。 【解決手段】良熱伝導性を有していて暖房された床に載
置され載置された床の表面形状に従い変形する圧力緩衝
部材11と、圧力緩衝部材を介し上記床の上に支持され
るとともに上記床からの熱を吸収する吸熱部材12と、
吸熱部材に良熱伝導性を有した状態で連結され吸熱部材
から離れた位置まで延出し吸熱部材から延出端部まで吸
熱部材の熱を運ぶヒートパイプ14と、ヒートパイプの
延出端部に良熱伝導性を有した状態で連結されヒートパ
イプの延出端部からの熱を放出する放熱部材16と、を
備えていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床暖房からの熱
を伝える床暖房伝熱家具に関係している。
【0002】
【従来の技術】暖房された床に直接接触するとポカポカ
と暖かく気持ちが良いが、上記床の面に椅子やベッドや
その他の家具を載置してしてまうと、これらの家具によ
り覆われた上記床の領域からの熱はこれらの家具により
遮断されてしまい、これらの家具の上方には伝わらな
い。この為に、暖房された床に載置された椅子に座った
りベッドに寝たりその他の家具の側に立ったり座ったり
すると、上述した如き暖かく気持ちが良い感じを得るこ
とが出来ないばかりでなく、これらの家具により覆われ
ていない上記記床の領域との温度差により逆に寒く感じ
てしまうことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】暖房された床における
上述した如き問題を解決する為に、本願の発明者は特願
昭63−268865号公報において床の暖房からの熱
を伝える床暖房伝熱家具を提案している。この従来の床
暖房伝熱家具は、吸熱部を暖房された床に接触させ放熱
部を上記床から離れ使用者に接触または隣接される位置
まで延出させたヒートパイプを使用している。しかしな
がら、ヒートパイプは上記床に対する密着性がなく上記
床の表面形状のうねりや凹凸により上記床の表面とヒー
トパイプの表面との間に隙間が生じ上記床の暖房からの
熱をヒートパイプの吸熱部に十分吸収させることが出来
ず放熱部から従来の床暖房伝熱家具の使用者に充分に伝
えることが出来なかったし、ヒートパイプの吸熱部が直
接接触する床の表面が損傷を受けてしまうこともあっ
た。
【0004】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、暖房された床に載置されても載置されて覆
われた上記床の領域からの熱を遮断することがなくて上
方に効率良く充分伝えることが出来、しかも床の面を損
傷することがない床暖房伝熱家具を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述したこの発明の目的
を達成する為に、この発明に従った床暖房伝熱家具は:
良熱伝導性を有していて暖房された床に載置され載置さ
れた床の表面形状に従い変形する圧力緩衝部材と;圧力
緩衝部材を介して上記床の上に支持されるとともに上記
床からの熱を吸収する吸熱部材と;吸熱部材に良熱伝導
性を有した状態で連結され、吸熱部材から離れた位置ま
で延出し吸熱部材から延出端部まで吸熱部材の熱を運ぶ
ヒートパイプと;ヒートパイプの延出端部に良熱伝導性
を有した状態で連結されヒートパイプの延出端部からの
熱を放出する放熱部材と;を備えていることを特徴とし
ている。
【0006】このように構成されたことを特徴とするこ
の発明に従った床暖房伝熱家具は、圧力緩衝部材を介し
て床の面に載置されるので床の面を損傷することがな
い。また、圧力緩衝部材は良熱伝導性を有していてしか
もそれが載置された床の表面形状に従い変形し上記床と
の密着度を増してそれが載置された暖房された床から吸
熱部材への伝熱効率を向上させ上記床からの熱を効率良
く吸熱部材に伝達するとともに、吸熱部材自身も上記床
からの熱を吸収する。吸熱部材の熱は吸熱部材に良熱伝
導性を有した状態で連結され吸熱部材から離れた位置ま
で延出しているヒートパイプによりヒートパイプの延出
端部まで運ばれる。ヒートパイプの延出端部には使用者
に隣接されて放熱部材が良熱伝導性を有した状態で連結
されていて、隣接した使用者にヒートパイプの延出端部
からの熱を放出する。
【0007】このように構成されたことを特徴とするこ
の発明に従った床暖房伝熱家具は、圧力緩衝部材と吸熱
部材との間に吸熱部材を上記床の表面に対して略水平に
回転自在に支持する回転支持手段を有していることが出
来る。この場合には、吸熱部材による床からの熱の吸収
効率が低下しないよう、圧力緩衝部材と吸熱部材との間
に床からの熱を吸熱部材に伝達する伝熱部材が介在され
ていることが好ましい。
【0008】上述した如き回転支持手段は上記回転支持
手段の回転中心線に沿い吸熱部材を伝熱部材から遠ざか
る方向に付勢して吸熱部材と伝熱部材との間に生じる摩
擦力を無くす付勢手段を含んでいて、付勢手段は放熱部
材を介して回転中心線に沿い吸熱部材を伝熱部材に接近
させる方向に所定の値以上の外力が負荷された時には吸
熱部材を伝熱部材に接触させて吸熱部材と伝熱部材との
間に摩擦力を生じさせるとともに吸熱部材と伝熱部材と
の間に直接的な熱伝達を生じさせる、ことが好ましい。
【0009】上述した如き付勢手段は、上記回転中心線
に沿い吸熱部材を伝熱部材に接近させる方向に所定の値
以上の外力が負荷されていない時には回転支持手段の回
転中心線に沿い吸熱部材を伝熱部材から遠ざかる方向に
付勢して吸熱部材と伝熱部材との間に生じる摩擦力を無
くし床に載置された圧力緩衝部材に対して吸熱部材や吸
熱部材とヒートパイプで連結された放熱部材を回転支持
手段により自由に回転自在とする。上述した如き付勢手
段はまた、上記回転中心線に沿い吸熱部材を伝熱部材に
接近させる方向に所定の値以上の外力が負荷された時に
は吸熱部材を伝熱部材に接触させて吸熱部材と伝熱部材
との間に摩擦力を生じさせて床に載置された圧力緩衝部
材に対して吸熱部材や吸熱部材とヒートパイプで連結さ
れた放熱部材回転することを防止し、床に載置された
圧力緩衝部材に対する吸熱部材や吸熱部材とヒートパイ
プで連結された放熱部材の相対的な位置を安定させる。
また上述した如く吸熱部材と伝熱部材とを接触させた場
合には、吸熱部材と伝熱部材との間に直接的な熱伝達を
生じさせて吸熱部材による床からの熱の吸収効率を低下
させない。
【0010】吸熱部材と伝熱部材の夫々の相互に接触す
る接触面の少なくともいずれか一方に摩擦低減手段を設
けることにより、回転支持手段の付勢手段が回転中心線
に沿い吸熱部材を伝熱部材に接近させる方向に所定の値
以上の外力が負荷された時に吸熱部材を伝熱部材に接触
させて吸熱部材と伝熱部材との間に摩擦力を生じさせた
場合でも、吸熱部材と伝熱部材との間に直接的な熱伝達
を生じさせたままで吸熱部材と伝熱部材の夫々の相互に
接触する接触面に生じる摩擦力を低減させて床に載置さ
れた圧力緩衝部材に対する吸熱部材や吸熱部材とヒート
パイプで連結された放熱部材の安定した滑らかな回転を
許容する。
【0011】上記摩擦低減手段は摩擦低減材料を含む摩
擦低減被膜であることが出来る。上述した如く構成され
たことを特徴とするこの発明に従った床暖房伝熱家具に
おいては、圧力緩衝部材は良熱伝導性材料が混在された
弾性材料を含んでいることが出来る。このような圧力緩
衝部材は安価で入手が容易である。
【0012】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従った床暖房伝熱家具においてはさらに、床
暖房伝熱家具が椅子やベッドの如き使用者が直接接触す
る面を有している場合に、放熱部材が良熱伝導性材料に
より弾性を有するよう構成されたクッション部材を有し
ていれば、クッション部材を上記直接接触する面とする
ことがことが好ましい。このようなクッション部材は、
例えば銅やアルミニウムの如き良熱伝導性材料により弾
性を有するよう例えばマットの如きクッション材料の上
面と下面との間に上述した良熱伝導性材料の細線を編み
込むことにより構成することが出来るし、例えば鉄の如
き良熱伝導性材料を弾性を有するよう例えばコイル状に
巻くことにより構成することが出来るし、さらには上述
した良熱伝導性材料の細線のみを一層や多層の網状に編
むことや茣蓙やタオルの如く編むことにより構成するこ
とも出来る。
【0013】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従った床暖房伝熱家具においてはまたさら
に、放熱部材は加熱されて遠赤外線を放射するセラミッ
ク部材を含んでいることが好ましい。このような放熱部
材は、放熱部材に隣接した使用者の体の深部から暖め
る。
【0014】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従った床暖房伝熱家具においてはまたさら
に、放熱部材は可塑性または流動性熱良導体を収容した
袋を有しているクッション部材を含んでいることが出来
る。このようなクッション部材はクッション部材に接し
た使用者との密着度を高めクッション部材の可塑性また
は流動性熱良導体から熱を効率良く使用者に伝える。
【0015】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従った床暖房伝熱家具においてはまたさら
に、吸熱部材と放熱部材との間には放熱部材に負荷され
た外力を支持する外力支持部材が介在されていて、ヒー
トパイプはフレキシブルに構成されている、ことが出来
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の種々の実施の形態
を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。 図1に
は、この発明の第1の実施の形態に従った床暖房伝熱家
具が主要部を切断された状態で示されている。第1の実
施の形態の床暖房伝熱家具は椅子10であり、例えば銅
やアルミニウムや鉄等の良熱伝導性材料が混在された例
えば天然または合成ゴムの如き弾性材料により形成され
ることにより良熱伝導性を有していて暖房された床に載
置され載置された床の表面形状に従い変形する圧力緩衝
部材11と、圧力緩衝部材11を介して上記床の上に略
水平に支持されるとともに例えばマグネシウムや銅やア
ルミニウムやこれらの合金の如き良熱伝導性を有してい
る材料により形成されて上記床からの熱を吸収する吸熱
部材12と、吸熱部材12と平行に延出して吸熱部材1
2に例えば半田付けや良熱伝導性材料を含む合成樹脂に
より良熱伝導性を有した状態で連結された後に吸熱部材
12の後端から上方に向かい延出し、さらに吸熱部材1
2から離れた上方位置で吸熱部材12の上部に向かい斜
め上方に延出されたヒートパイプ14と、ヒートパイプ
14の延出端部に例えば半田付けや良熱伝導性材料を含
む合成樹脂により例えばマグネシウムや銅やアルミニウ
ムやこれらの合金の如き良熱伝導性を有している材料に
より形成された放熱部材16と、を備えている。なお半
田付けの場合は、ヒートパイプ14の外周面に錫メッキ
を施し低温半田が採用される。
【0017】そして、ヒートパイプ14は吸熱部材12
から自身の延出端部まで吸熱部材12の熱を運び、放熱
部材16はヒートパイプ14の延出端部からの熱を放出
する。
【0018】この実施の形態では放熱部材16は例えば
銅やアルミニウムの如き良熱伝導性材料により弾性を有
するよう例えば図1に示す如くマットの如きクッション
材料の上面と下面との間に上述した良熱伝導性材料の細
線を編み込むことにより構成されたクッション部材16
aを有している。なお放熱部材16は、鉄の如き良熱伝
導性材料により弾性を有するよう例えばコイル状に構成
された従来良く知られているクッション部材16aを有
していることも出来る。またクッション部材16aは上
述した良熱伝導性材料の細線のみを一層や多層の網状に
編むことや茣蓙やタオルの如く編むことにより構成する
ことも出来る。このようなクッション部材16aには図
示しない覆いを介して使用者の尻が着座されて隣接さ
れ、放熱部材16はクッション部材16aや図示しない
覆いを介してヒートパイプ14の延出端部からの熱を使
用者の尻に伝える。
【0019】この実施の態様では、吸熱部材12と放熱
部材16との間には放熱部材16に負荷された外力を支
持する外力支持部材18が介在されていて、ヒートパイ
プ14をフレキシブルに構成することが出来る。外力支
持部材18において吸熱部材12と放熱部材16とヒー
トパイプ14に沿った位置には断熱部材20が支持され
ている。断熱部材20は吸熱部材12と放熱部材16と
ヒートパイプ14から外部空間に熱が逃げることを防止
し、吸熱部材12における吸熱効果、放熱部材16にお
ける放熱効果、そしてヒートパイプ14における伝熱効
果を極めて効果的に高める。
【0020】なおこの実施の態様では、ヒートパイプ1
4の延出端部が吸熱部材12から離れた上方位置で吸熱
部材12の上部に向かい斜め上方に延出されて放熱部材
16とともに椅子10の座面を構成していたが、ヒート
パイプ14の延出端部を椅子10の背部10a中に延出
させ、背部10a中でヒートパイプ14の延出端部に上
述した如く構成された放熱部材16を良熱伝導性を有し
た状態で連結することも出来る。
【0021】さらに、図1の如く吸熱部材12から離れ
た上方位置で吸熱部材12の上部に向かい斜め上方に延
出されたヒートパイプ14の延出端部に良熱伝導性を有
した状態で連結された放熱部材16で椅子10の座面を
構成するとともに、吸熱部材12からの延出端部を椅子
10の背部10a中に延出させたヒートパイプ14をさ
らに設け、このヒートパイプ14の延出端部に背部10
a中で上述した如く構成された放熱部材16を良熱伝導
性を有した状態で連結させて、椅子の座面と背部10a
の両方から椅子の使用者の尻と背中を暖めるよう構成す
ることも出来る。
【0022】図2には、この発明の第2の実施の形態に
従った床暖房伝熱家具が主要部を切断された状態で示さ
れている。第2の実施の形態の床暖房伝熱家具は回転自
在な椅子30であり、この実施の形態の基本的な構成は
図1を参照して前述したこの発明の第1の実施の形態に
従った床暖房伝熱家具である椅子10の基本的な構成と
同じである。従って、図1の椅子10の構成部材と同じ
かまたは同等の構成部材には同じ参照符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0023】第2の実施の形態の椅子30が図1の第1
の実施の形態の椅子10と異なっているのは、第2の実
施の形態の椅子30では、圧力緩衝部材11と吸熱部材
12との間に吸熱部材12を床の表面に対して略水平に
回転自在に支持する回転支持手段32が介在されている
ことと、床からの熱を吸熱部材12に伝達する伝熱部材
34が圧力緩衝部材11に良熱伝導性を有した状態で連
結されていることである。
【0024】回転支持手段32は、回転支持手段32の
回転中心線に沿い吸熱部材12を伝熱部材34から遠ざ
かる方向(この実施の形態では上方)に付勢して吸熱部
材12を伝熱部材34から離間させ吸熱部材12と伝熱
部材34との間に生じる摩擦力を無くす例えば圧縮コイ
ルばねの如き付勢手段36を含んでいる。より詳細に説
明すると、回転支持手段32は、伝熱部材34に固定さ
れた回転中心軸32aと、吸熱部材12を支持している
外力支持部材18により支持されて回転中心軸32aの
回りに回転自在に連結された軸受32bと、を含んでい
て、軸受32bの軸受孔中で回転中心軸32aの上端に
付勢手段36が配置され、付勢手段36は軸受孔の上端
開口に螺合された付勢力調整捩子32cにより回転中心
軸32aの上端との間に挟持されている。付勢力調整捩
子32cには椅子30の外力支持部材18の外部から図
示しない公知の動力伝達手段により動力を伝達すること
が出来、この動力により付勢力調整捩子32cを一方向
または他方向に回転させることにより軸受32bの軸受
孔中で付勢力調整捩子32c(即ち、軸受32b及びこ
れを支持した外力支持部材18)と回転中心軸32a
(即ち、回転中心軸32aを支持した伝熱部材34)と
の間に付勢手段36が発生させる付勢力を調整すること
が出来る。
【0025】付勢力調整捩子32cは、椅子30の座部
を構成している放熱部材16を介して椅子30へ着座し
た使用者の体重が回転支持手段32の回転中心線に沿い
吸熱部材12を伝熱部材34に接近させる方向に負荷さ
れた時に、吸熱部材12が伝熱部材34に接触して吸熱
部材12と伝熱部材34との間に摩擦力を生じさせると
ともに吸熱部材12と伝熱部材34との間に直接的な熱
伝達を生じさせるよう付勢手段36が発生させる付勢力
を調整する。付勢力調整捩子32cにより、大部の使用
者の体重において上述した所望の機能を回転支持手段3
2が発揮することが出来るよう付勢手段36の付勢力を
調整することが出来る。また、上記付勢力の調整は、上
述した直接的な熱伝達は保ちながら上記摩擦力を最小に
し、椅子30へ着座した使用者が床面に載置された圧力
緩衝部材11及び伝熱部材34に対して回転支持手段3
2を介して外力支持部材18により支持されている吸熱
部材12,ヒートパイプ14,そして放熱部材16を容
易に回転自在となるよう設定される。
【0026】そして上記回転を容易とする為に吸熱部材
12と伝熱部材34の夫々の相互に接触する接触面の少
なくともいずれか一方に摩擦低減手段を設けることが出
来、このような摩擦低減手段は例えばテフロンや窒化硼
素等の摩擦低減材料をニッケルメッキ被膜中に均一に分
散させた摩擦低減被膜であることが出来る。
【0027】この実施の態様でも、ヒートパイプ14の
延出端部を椅子30の背部30a中に延出させ、背部3
0a中でヒートパイプ14の延出端部に上述した如く構
成された放熱部材16を良熱伝導性を有した状態で連結
することも出来る。
【0028】さらに、図2の如く吸熱部材12から離れ
た上方位置で吸熱部材12の上部に向かい斜め上方に延
出されたヒートパイプ14の延出端部に良熱伝導性を有
した状態で連結された放熱部材16で椅子30の座面を
構成するとともに、吸熱部材12からの延出端部を椅子
30の背部30a中に延出させたヒートパイプ14をさ
らに設け、このヒートパイプ14の延出端部に背部30
a中で上述した如く構成された放熱部材16を良熱伝導
性を有した状態で連結させて、椅子30の座面と背部3
0aの両方から椅子の使用者の尻と背中を暖めるよう構
成することも出来る。
【0029】図3には、この発明の第3の実施の形態に
従った床暖房伝熱家具が主要部を切断された状態で示さ
れている。第3の実施の形態の床暖房伝熱家具はベッド
40であり、この実施の形態の基本的な構成は図1を参
照して前述したこの発明の第1の実施の形態に従った床
暖房伝熱家具である椅子10の基本的な構成と同じであ
る。従って、図1の椅子10の構成部材と同じかまたは
同等の構成部材には同じ参照符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0030】図3のベッド40が図1の椅子10と異な
っているのは、吸熱部材12から離れた位置で吸熱部材
12の上部に向かい延出されたヒートパイプ14´の延
出端部が吸熱部材12(即ち、床面)に対して平行なこ
とである。この実施の形態の如くヒートパイプ14´の
延出端部が水平な場合には、ヒートパイプ14´を図1
及び図2に示された椅子10及び30の延出端部が斜め
上方に向かい傾斜されたヒートパイプ14とは異なり重
力式(自然対流式)とすることが出来ず、毛細管現象を
利用した方式にしなければならない。
【0031】図1乃至図3の椅子10,30及びベッド
40において放熱部材16はさらに加熱されて遠赤外線
を放射するセラミック部材を含んでいることが出来る。
放熱部材16は可塑性または流動性熱良導体を収容した
袋を有しているクッション部材を含んでいることも出
来、このようなセラミック部材やクッション部材を、例
えば銅やアルミニウムの如き良熱伝導性材料により弾性
を有するよう例えば図1に示す如くマットの如きクッシ
ョン材料の上面と下面との間に上述した良熱伝導性材料
の細線を編み込むことにより構成されたクッション部材
16aや、例えば鉄の如き良熱伝導性材料により弾性を
有するよう例えばコイル状に構成された従来良く知られ
ているクッション部材や、上述した良熱伝導性材料の細
線のみを一層や多層の網状に編むことや茣蓙やタオルの
如く編むことにより構成したクッション部材と、自由に
組み合わせて使用することも出来る。なお可塑性または
流動性熱良導体は、例えば水や油や粒状や液状のプラス
チックやゾル状やゲル状の可塑性または流動性熱良導体
に例えば銅やアルミニウムや鉄等の良熱伝導性材料の粉
末または細片を混ぜることにより構成することが出来
る。また放熱部材16及び吸熱部材12は夫々1枚で、
これらを1本または複数のヒートパイプ14または14
´により連結することが出来るし、放熱部材16及び吸
熱部材12の夫々を複数枚の材料から構成し複数枚の材
料からなる放熱部材16及び吸熱部材12の夫々を1本
または複数のヒートパイプ14または14´により連結
することが出来る。
【0032】さらに、ヒートパイプ14または14´に
おいて放熱部材16と吸熱部材12との間に延出する中
間部分を例えば波形状の外観を有したコルゲート管の如
き可撓性を有した構成とすることにより、外力支持部材
18により椅子10,30及びベッド40の座面や背部
や寝台面を傾斜可能な構成とすることが出来る。
【0033】この発明の床暖房伝熱家具は、ヒートパイ
プの上方延出端部を略垂直とし、この上方延出端部に放
熱部材16を良熱伝導性を有した状態で連結させてヒー
トパネルとして構成することも出来る。このようなヒー
トパネルを床暖房の境界近くに載置すれば、上記境界に
隣接した床暖房されていない領域からの冷たい空気の流
入を効果的に防止することが出来、しかも上記冷たい空
気を暖めることが出来る。またこのようなヒートパネル
は、暖房された床に載置された家具に隣接して配置する
ことにより、暖房された床に載置された家具の下面に床
暖房からの熱がこもり家具の下面や床の材料に損傷が生
じる可能性をなくすことが出来る。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従った床
暖房伝熱家具によれば、暖房された床に載置されても載
置されて覆われた上記床の領域からの熱を遮断すること
がなくて上方に効率良く充分伝えることが出来、しかも
床の面を損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に従った床暖房伝
熱家具である椅子を主要部を切断した状態で示す斜視図
である。
【図2】この発明の第2の実施の形態に従った床暖房伝
熱家具である回転自在な椅子を主要部を切断した状態で
示す斜視図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態に従った床暖房伝
熱家具であるベッドを主要部を切断した状態で示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 椅子 10a 背部 11 圧力緩衝部材 12 吸熱部材 14,14´ ヒートパイプ 16 放熱部材 16a クッション部材 18 外力支持部材 20 断熱部材 30 椅子 30a 背部 32 回転支持手段 32a 回転中心軸 32b 軸受 32c 付勢力調整捩子 34 伝熱部材 36 付勢手段 40 ベッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 良熱伝導性を有していて暖房された床に
    載置され載置された床の表面形状に従い変形する圧力緩
    衝部材と;圧力緩衝部材を介して上記床の上に支持され
    るとともに上記床からの熱を吸収する吸熱部材と;吸熱
    部材に良熱伝導性を有した状態で連結され、吸熱部材か
    ら離れた位置まで延出し吸熱部材から延出端部まで吸熱
    部材の熱を運ぶヒートパイプと;ヒートパイプの延出端
    部に良熱伝導性を有した状態で連結されヒートパイプの
    延出端部からの熱を放出する放熱部材と;を備えている
    ことを特徴とする床暖房伝熱家具。
  2. 【請求項2】 圧力緩衝部材と吸熱部材との間には、吸
    熱部材を上記床の表面に対して略水平に回転自在に支持
    する回転支持手段と上記床からの熱を吸熱部材に伝達す
    る伝熱部材とが介在されている、ことを特徴とする請求
    項1に記載の床暖房伝熱家具。
  3. 【請求項3】 回転支持手段は回転支持手段の回転中心
    線に沿い吸熱部材を伝熱部材から遠ざかる方向に付勢し
    て吸熱部材と伝熱部材との間に生じる摩擦力を無くす付
    勢手段を含んでいて、付勢手段は上記回転中心線に沿い
    吸熱部材を伝熱部材に接近させる方向に所定の値以上の
    外力が負荷された時には吸熱部材を伝熱部材に接触させ
    て吸熱部材と伝熱部材との間に摩擦力を生じさせるとと
    もに吸熱部材と伝熱部材との間に直接的な熱伝達を生じ
    させる、ことを特徴とする請求項2に記載の床暖房伝熱
    家具。
  4. 【請求項4】 吸熱部材と伝熱部材の夫々の相互に接触
    する接触面の少なくともいずれか一方には摩擦低減手段
    が設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載の
    床暖房伝熱家具。
  5. 【請求項5】 上記摩擦低減手段は摩擦低減材料を含む
    摩擦低減被膜である、ことを特徴とする請求項4に記載
    の床暖房伝熱家具。
  6. 【請求項6】 圧力緩衝部材は良熱伝導性材料が混在さ
    れた弾性材料を含んでいる、ことを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれか1項に記載の床暖房伝熱家具。
  7. 【請求項7】 放熱部材は良熱伝導性材料により弾性を
    有するよう構成されたクッション部材を有している、こ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の床暖房伝熱家具。
  8. 【請求項8】 放熱部材は加熱されて遠赤外線を放射す
    るセラミック部材を含んでいる、ことを特徴とする請求
    項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の床暖房伝熱家
    具。
  9. 【請求項9】 放熱部材は可塑性または流動性熱良導体
    を収容した袋を有しているクッション部材を含んでい
    る、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
    1項に記載の床暖房伝熱家具。
  10. 【請求項10】 吸熱部材と放熱部材との間には放熱部
    材に負荷された外力を支持する外力支持部材が介在され
    ていて、ヒートパイプはフレキシブルに構成されてい
    る、ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか
    1項に記載の床暖房伝熱家具。
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