JPH09224965A - 障害者用の操作器 - Google Patents

障害者用の操作器

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JPH09224965A
JPH09224965A JP8065218A JP6521896A JPH09224965A JP H09224965 A JPH09224965 A JP H09224965A JP 8065218 A JP8065218 A JP 8065218A JP 6521896 A JP6521896 A JP 6521896A JP H09224965 A JPH09224965 A JP H09224965A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上肢に障害を持つ人自身が、介護者の手を借
りることなく、食事支援ロボット、介護者呼び出しシス
テム、空気調和機、テレビなどを自立して操作できなか
った。 【解決手段】 光の受光により制御される各種設備機器
に対して光を投光する操作器において、指向性のある光
を投光する投光部と、該光を受光する受光部と、常時は
前記光が前記受光部外を照射する位置に該投光部を保持
し、操作者の接触により弾性変形して前記光を前記受光
部の所望する位置に照射可能とする保持部とを有した障
害者用の操作器。そして、操作者が、自由に動かすこと
が可能な部位にて前記保持部に力を加えて変形させ、操
作者が加える力、当該力に対する保持部からの抗力、そ
して、操作者と操作器との接触部分における摩擦力を利
用し、投光部を所望する方向に向け、前記指向性のある
光の照射位置を移動させて前記設備機器を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上肢に障害を持つ
人を支援する装置に関する。特に、上肢に障害を持つ人
が操作するのに適した操作器であって、上肢を使用しな
いでも食事支援ロボットや介護者呼び出しシステムなど
に対して、指示を与えることができる操作器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上肢に障害を持つ人の食事を支援
する装置として、食事支援ロボットがある。ここでは、
図6を参照して、従来の食事支援ロボットを説明する。
【0003】食事支援ロボットは、レーザー光2を発す
る投光部11を眼鏡10に取り付けて構成された操作器
9と、操作器9の発するレーザー光を操作パネル3にて
受光し、該受光信号に応じて、食物7を把持し上肢に障
害を持つ人8(以下、操作者8という。)の口元へ運ぶ
アーム4を制御する制御部5にて構成している。
【0004】該眼鏡10をかけた操作者8が頭を動かす
ことによって、投光部11の向きを変え、前記レーザー
光2が操作パネル3上にて指し示している箇所を移動さ
せる。
【0005】操作パネル3には、レーザー光2を受光す
る複数の受光部31を有しており、各々の受光部31か
らの入力信号に応じて左に移動・右に移動・手前に移動
・後方に移動・食物をつかむなどの制御信号を制御部5
に出力する。
【0006】次に、動作について説明する。今、介護者
により、食事支援ロボットに電源が投入され、食物7が
テーブル6に並べられている。
【0007】操作者8は、頭部を動かして、レーザー光
2が受光部31を照射するように移動させ、アーム4を
自分の意志にて操作する。そして、アーム4を使って食
物7をつかみ、口元に運んで食べるのである。これによ
って、上肢に障害を持つ人が、上肢を使用しないでも自
分の意志により、自分のペースにて食事をとることがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の操作器では、操
作器を脱着したい場合、眼鏡がずれた場合、あるいは、
電源の入り切りをする場合は、介護者に依頼しなければ
ならないので、食事が終わるまで介護者の付き添いが必
要であり、介護者にとって負担となっていた。また、上
肢に障害を持つ人にとっても、介護者への遠慮からくる
精神的な負担も大きかった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上肢に障害を持
つ人自身が、介護者の手を借りることなく、食事支援ロ
ボット、介護者呼び出しシステム、空気調和機、テレビ
などを自立して操作できる操作器を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】光の受光により制御され
る各種設備機器に対して光を投光する操作器において、
指向性のある光を投光する投光部と、該光を受光する受
光部と、常時は前記光が前記受光部外を照射する位置に
該投光部を保持し、操作者の接触により弾性変形して前
記光を前記受光部の所望する位置に照射可能とする保持
部とを有した障害者用の操作器を提供する。
【0011】そして、操作者は、自由に動かすことが可
能な部位にて前記保持部に力を加えて変形させ、操作者
が加える力、当該力に対する保持部からの抗力、そし
て、操作者と操作器との接触部分における摩擦力を利用
し、投光部を所望する方向に向け、前記指向性のある光
の照射位置を移動させて前記設備機器を制御する。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明を食事支援ロボットに
適用した実施形態を例に説明する。図1は、食事支援ロ
ボットの外観を上面から見た図を示している。食事支援
ロボットは、操作者が操作する指向性のある光を発する
操作器1と、操作器1から投光される光を受光し操作者
の意志を制御部5に伝達する操作パネルル3と、該操作
パネル3から入力される信号に基づきアーム4を制御す
る制御部5と、制御部5の制御信号により駆動し食物を
把持して操作者8の口元まで移動するアーム4から構成
されている。
【0013】操作器1は、指向性を有する光2(以下、
レーザー光2という。)を照射する投光部11と、投光
部11を保持する保持部17とから構成されている。
【0014】そして、保持部17は、操作者8が投光部
11を操作しやすい位置に調整可能なフレキシブルチュ
ーブからなる支柱15と、投光部11と支柱15とをバ
ネである弾性体13とにより連結した構造である。弾性
体13は、バネに限られることなく、外力が加わると変
形し、外力がなくなると一定の形状に戻る性質を有する
物であればどのようなものでも良い。
【0015】投光部11は、操作者の頬骨部分と接触す
る滑り止め機能を有するフェルト材の接触部12を有し
ている。この接触部12の滑り止め機能、つまり、操作
者の頬骨部分を接触部12に押圧し、この押圧力と垂直
方向に頬骨部分を動かしたとき生ずる摩擦力を利用し
て、上肢を使うことなく投光部11の発する光の指示方
向を自由に変えることができる。この接触部12は、操
作者8に直接触れるため、抗菌性の素材や取り替え可能
にしておくのが好ましい。なお、投光部11の電源は、
支柱15の内部を通っている電源線から供給されてい
る。本実施形態では、電源線により電源供給をしている
が、本発明はこれに限られるものではなく、投光部11
に電池を内蔵するようにしても良い。
【0016】また、操作器1には、食事支援ロボット及
び操作器1の起動/停止を行うスイッチ14を支柱15
に設け、上肢に障害を持つ操作者8が上肢を使うことな
しにこめかみにて、スイッチ14を操作することができ
る。
【0017】支柱15は固定部16により、テーブル6
に固定されている。なお、支柱15の固定はテーブル6
に限らず、ベット柵や天井などに取り付けてもよい。
【0018】本実施形態では、支柱15にフレキシブル
チューブを使用しているが、操作者の体型や使用すると
きの体勢に応じて調整可能であれば、フレキシブルチュ
ーブに限られるものではない。
【0019】操作器1の操作方法を説明する。図1に示
しているように、操作器1は、弾性体13の変形してい
ない状態において操作パネル3に光が照射されないよう
に、支柱15により調整保持されている。
【0020】そして、図2に示すように、操作者8が頬
骨部分を接触部12に押しあてると、弾性体13が変形
し投光部11から投光しているレーザー光2を後述する
操作パネル3の複数の受光部31に選択的に照射するこ
とができる。
【0021】操作パネル3は、レーザー光2を受光する
複数の受光部31を設けている。各受光部31は、レー
ザー光2を受光すると、それぞれの受光部31に応じた
アーム4の制御信号を制御部5に出力する。
【0022】制御部5は、前記操作パネル3や後述する
食物把持提供部42から入力されるセンサー信号に応じ
て、アーム4を制御する。
【0023】アーム4は、搬送部41と食物把持提供部
42から構成されている。搬送部41は、制御部5から
の制御信号により、食物把持提供部42を食物7のある
場所まで運ぶ。
【0024】食物把持提供部42は、図3に示すよう
に、導電性のスプーン421とフォーク422と操作者
8の口がスプーン421に接触するのを検出する接触セ
ンサー423により構成している。接触センサー423
は、スプーン421に操作者8の口が触れることによる
スプーン421の電荷が変化するのを検出している。
【0025】そして、食物を把持していないときは、A
に示すようにスプーン421とフォーク422とが開い
た状態になっている。
【0026】また、制御部5から食物の把持制御信号を
受けるとBに示すようにスプーン421とフォーク42
2にて食物7を把持するとともに、スプーン421とフ
ォーク422を水平状態になるように持ち上げる。
【0027】Bの状態にて搬送部41が操作者8の口元
に移動させ、接触センサー423が操作者8の口がスプ
ーン421に接触するのを検出すると、Cに示すように
フォーク422を図の左方向に引き下げる。そして、接
触センサー423が口の接触がなくなったことを検出す
ると、操作者8が食物を食べ終わったと判断しAの状態
に戻り待機する。
【0028】図4をもとに、食事支援ロボットの信号の
流れを説明する。操作器1から投光されるレーザー光2
を操作パネル3の受光部31にて受光する。
【0029】受光した受光部31から制御部5の入力イ
ンターフェース51を介して演算器52に制御信号が入
力される。そして、記憶部53に記憶されているプログ
ラムにしたがって入出力インターフェース54を介し
て、搬送部41または食物把持提供部42を制御する。
【0030】また、接触センサー423の検出信号が入
出力インターフェース54を介して演算器52に入力さ
れると、記憶部53に記憶されているプログラムにした
がって食物把持提供部42を制御する。
【0031】次に、以上のように構成されている食事支
援ロボット全体の動作について、図5を参照して説明す
る。今、介護者によって、図1に示すように食物7がテ
ーブル6に並べられ、操作器1の支柱15を調整して、
操作者8が操作しやすいように設置されているとする。
【0032】先ず、ステップ1において、上肢に障害を
持つ操作者8は、こめかみを使ってスイッチ14を操作
する。この操作により、食事支援ロボットが起動状態と
なり、操作器1の投光部11からレーザー光2の投光が
開始される。このとき、レーザー光2は、受光部31を
照射しないように支柱15にて調整されている。
【0033】そして、ステップ2にて、操作者8は、接
触部12に頬骨部分を押し当て、操作パネル3にレーザ
ー光2が照射されるように投光部11を頭部を動かして
操作する。レーザー光2を受光した受光部31の出力に
応じてアーム4が移動する。例えば、アーム4を右方向
に移動し、食物を取り上げ食べる動作を図2を参照して
説明する。操作パネル3上に配置されている受光部31
R(右方向矢印)にレーザー光2をあてる。受光部31
R(右方向矢印)にてレーザー光2を受光しているとき
のみ、食物把持提供部42が、右に移動するように搬送
部41が駆動する。一方、レーザー光2を受光しなくな
ると、搬送部41の動きは止まる。このようにして、食
物把持提供部42を移動させ食物7の上に停止させる。
次いで、受光部31D(下方向矢印)にレーザー光2を
あて、搬送部41を下方向に駆動させる。
【0034】次に、ステップ3、4、5にて、受光部3
1H(つかむ)にレーザー光2をあてると、その位置に
て食物把持提供部42が駆動し、食物7をスプーン42
1とフォーク422にて把持した後、スプーン421を
水平状態にし、食物7を操作者8の口元まで運ぶ。この
一連の動作は、受光部31Hにて所定時間(例えば、1
秒間)連続して、レーザー光2を受光すると自動的に動
作する。その後は、スプーン421の接触センサー42
3が操作者8の口の接触を検出すると、フォーク422
をスプーン421から引き下げる。そして、操作者8が
食物7を食べるのを終了し、口をスプーン421から離
すと、食物把持提供部42は通常の姿勢に戻る。なお、
この一連の動作を取りやめたいときは、キャンセル信号
を送出する受光部31(図示しない。)にレーザー光2
を照射させることにより行なうことができる。キャンセ
ル信号を受信すると、アーム4は把持動作する前の状態
に戻る。
【0035】これらの動作を繰り返して、食事をするこ
とができる。そして、食事を終了するときは、ステップ
6にて接触部12から顔を離して、こめかみを使って、
スイッチ14を操作すると、アーム4が所定の待機位置
に戻り、食事支援ロボットを停止させる。
【0036】これにより、上肢に障害を持つ人が、自分
の意志にて食事支援ロボットの起動から食事支援ロボッ
トの制御、終了までを上肢を使うことなく行うことがで
きる。また、操作者8が食事を途中で休止したいとき
も、操作器1を自分の意志にて顔から外すことができる
ので、眼鏡を装着する場合に比べ操作者8が自由に食事
を行うことができる。
【0037】以上、食事支援ロボットを例に本発明の実
施の形態を説明したが、本発明はこれに限られるもので
はない。例えば、介護者を呼び出すシステムでは、操作
器のレーザー光を受光する受光部と受光信号を処理する
制御手段を設け、レーザー光を受光部が受光するとブザ
ーを鳴動させることができる。また、テレビ、電話、電
動ベッド、空気調和機など、種々の設備機器を制御する
ための操作器に適用できる。
【0038】また、これまで、投光する光をレーザー光
として説明してきたが、指向性を有しており受光部をス
ポット照射できるものであれば、レーザー光に限るもの
ではない。また、装置の起動開始及び停止を支柱に設け
たスイッチにて説明したが、接触部に接触センサーを設
けて、接触しているときに装置を起動状態にできるよう
にしてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る障害者用の操作器は、上肢
に障害を持った人であっても、操作器の着脱を介護者の
助けを必要とせず自分自身で行うことができるので、長
時間にわたる操作器の装着による不快感を我慢する必要
がなくなる。
【0040】また、操作器の起動も介護者に頼むことな
く行なうことができるので、操作性の向上および電力消
費を削減することができる。
【0041】更に、介護者呼び出しシステムなど、操作
者が装置の起動から操作までを完全に自立して行う必要
のあるステムを上肢の不自由な人が使用できるようにな
る。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食事支援ロボットを上から見た外
観図である。
【図2】本発明に係る食事支援ロボットの操作状態を示
す図である。
【図3】食事支援ロボットの食物把持提供部の動作説明
図である。
【図4】食事支援ロボットの信号の流れを示す図であ
る。
【図5】食事支援ロボットの動作フローを表す図であ
る。
【図6】従来の食事支援ロボットの例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・ 操作器 11・・・・ 投光部 12・・・・ 接触部 13・・・・ 弾性体 14・・・・ スイッチ 15・・・・ 支柱 16・・・・ 固定部 17・・・・ 保持部 2・・・・・ レーザー光(指向性を有する光) 3・・・・・ 操作パネル 31・・・・ 受光部 4・・・・・ アーム部 41・・・・ 搬送部 42・・・・ 食物把持提供部 5・・・・・ 制御部 6・・・・・ テーブル 7・・・・・ 食物 8・・・・・ 操作者(上肢に障害を持つ人)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の受光により制御される各種設備機器
    に対して光を投光する操作器において、指向性のある光
    を投光する投光部と、該光を受光する受光部と、常時は
    前記光が前記受光部外を照射する位置に該投光部を保持
    し、操作者の接触により弾性変形して前記光を前記受光
    部の所望する位置に照射可能とする保持部とを有するこ
    とを特徴とした障害者用の操作器。
  2. 【請求項2】 操作者が自由に動かすことが可能な身体
    部位が接触する位置に滑り止め機能を有する接触部を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の障害者用の操作
    器。
  3. 【請求項3】 前記保持部は、支柱及び弾性体を有し、
    前記支柱がフレキシブルチューブであることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の障害者用の操作器。
  4. 【請求項4】 前記操作者が自由に動かすことが可能な
    部位にて操作可能な起動スイッチを有することを特徴と
    する請求項1及至請求項3に記載の障害者用の操作器。
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