JPH09225049A - 低周波治療付光線治療器 - Google Patents

低周波治療付光線治療器

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JPH09225049A
JPH09225049A JP4006496A JP4006496A JPH09225049A JP H09225049 A JPH09225049 A JP H09225049A JP 4006496 A JP4006496 A JP 4006496A JP 4006496 A JP4006496 A JP 4006496A JP H09225049 A JPH09225049 A JP H09225049A
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treatment
low frequency
voltage
low
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JP4006496A
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Inventor
Kenji Tsuji
賢司 辻
Makoto Kamiya
誠 神谷
Katsuyuki Nanba
克行 難波
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定して低周波の電圧を出力する低周波治療
付光線治療器を提供する。 【解決手段】 低周波出力用電極を有する2つのプロー
ブを接続した治療器本体に、DC/DCコンバーター、
低周波出力回路およびこれらに電力を供給する電池を備
える。一方のプローブにキセノン管とコンデンサーを備
えて、DC/DCコンバーターの高電圧出力によってコ
ンデンサーを充電し、キセノン管よりフラッシュ光を発
して光線治療を行う。低周波出力とコンデンサーの充電
とを交互に行い、コンデンサーの充電によって生じる電
池の出力電圧の低下が、低周波出力回路の出力電圧に影
響を及ぼさないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低周波の電気刺激
による治療と光線による治療とを行う低周波治療付光線
治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】可視ないし赤外の波長領域の光を身体に
照射して照射部位を加熱する光線治療器に、低周波の電
圧によって電気刺激を与える低周波治療機能を備えた装
置が知られている。光線治療器の光源としては、白熱電
球や赤外線ランプのように定常光を発するもの(公開特
許公報・昭62−66867)やキセノン放電管のよう
にフラッシュ光を発するもの(公開特許公報・昭62−
66872)が用いられているが、低周波治療機能を備
えた装置では、フラッシュ光を照射する製品がある。
【0003】このような治療器は、フラッシュ発光のた
めに比較的大容量のコンデンサーを備えて、数百ボルト
程度の高電圧によってコンデンサーの充電を行う。低周
波の出力とフラッシュの発光は、例えばマイクロコンピ
ュータによって制御されるが、コンデンサーの充電は低
周波の出力時期と無関係に常時行われている。低周波出
力のための電力、コンデンサー充電のための電力、およ
びマイクロコンピュータ等の制御装置の駆動電力は、治
療器の小型・軽量化を図るために、通常同一の電源より
供給する構成となっており、携帯用の治療器では電源と
して電池が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光線治療と低周波治療
は、それぞれ単独で、または同時期に並行して行われ
る。ところが、光線治療に要する電力はコンデンサーを
充電するか否かによって変動が大きい。このため、両治
療を並行して行うと、低周波治療に利用できる電力が変
動して低周波の出力電圧が不安定になるという問題点が
あった。また、低周波の出力と発光を制御する装置の駆
動電力がコンデンサー充電のための発振によるノイズを
受け、その制御動作が不安定になって、低周波の出力周
期が安定しないという不都合も生じていた。
【0005】低周波の出力電圧が低下すると所望の効果
が得られず、逆に、高くなり過ぎると使用者に苦痛を与
えることになる。また、低周波出力周期が安定しない
と、使用者は不快感を覚える。
【0006】本発明は、安定して低周波の電圧を出力す
る低周波治療付光線治療器を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、電源と、電源からの電力によって低周
波の電圧を出力する低周波出力装置と、電源からの電力
によって充電されるコンデンサーと、コンデンサーに充
電された電力によってフラッシュ光を発する発光装置と
を備えた低周波治療付光線治療器において、低周波出力
装置を動作させるときにコンデンサーへの充電を行わな
い。
【0008】低周波出力装置にはコンデンサーの充電に
関わらず電源から電力が供給され続けるが、低周波出力
装置が動作するときはコンデンサーの充電を行わないた
め、コンデンサーの充電による供給電力の低下は低周波
出力装置の出力電圧に影響を及ぼさない。つまり、低周
波出力装置が電圧を出力するときは供給電力は低下のな
い通常の状態となっており、低周波出力装置の出力電圧
が安定する。
【0009】コンデンサーの充電は低周波出力装置が動
作するとき以外の期間に、連続してあるいは断続的に行
うことができるが、特に、低周波出力装置からの電圧の
出力時にはコンデンサーへの充電とを交互に行うように
する。1回の充電時間は短く、充電1回当たりのコンデ
ンサーの充電量は少ない。
【0010】ところが、コンデンサーの1回の充電量は
少ないものの低周波治療中に何度も反復して充電される
ことにより、コンデンサーの充電量はフラッシュ発光の
ために必要な量となる。光線治療と低周波治療を並行し
て行わないときは、低周波出力装置が電圧を出力しない
ため、その出力時期に関わらずコンデンサーへの充電を
行う。
【0011】上記構成において、電源からの電力によっ
て駆動され、低周波出力装置の出力電圧および出力周期
を制御する制御手段を備える。低周波出力の電圧と周期
を制御することにより、電気刺激を変化させて治療効果
および使用者が受ける感覚を変えることが可能になる。
コンデンサーの充電によって制御手段を駆動するための
電力に低下やノイズが生じても、コンデンサー充電時に
は低周波の電圧を出力しないから、低周波の出力電圧や
出力時期に影響が及ぶことがなく、低周波出力が安定す
る。
【0012】電源としては電池を用いることができる。
ニッケル−カドミウム電池のように充電式のものでもよ
く、アルカリ電池あるいはリチウム電池のように非充電
式のものでもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を適用した低周波治療付光
線治療器の機能についてその概略を説明する。この治療
器は、光線治療のために可視から赤外までの波長領域の
フラッシュ光を所定周期で発し、低周波治療のために−
100〜+100V(身体に付けていない時)のパルス
電圧を所定周期で出力する。フラッシュ光の1回の発光
量は一定であり、発光周期は0.8〜8secの範囲の
5段階に設定することが可能である。発光周期を変える
ことによって、一定時間当たりに照射する光量すなわち
照射の平均エネルギーを調節する。
【0014】低周波出力のパルス幅は150μsec、
出力周期は例えば250msecに設定されており、出
力電圧を変えることにより低周波出力の強度を調節す
る。出力強度は7段階に設定することができる。上記周
期で数パルスを連続して出力しその後出力を休止すると
いう動作を反復して、パルス群を断続的に出力する。パ
ルス群の波形は群内の個々のパルスの波高すなわち電圧
レベルおよびパルス出力周期を変えることで任意に変え
られる。パルス群の波形、パルス電圧の極性およびパル
ス群間の時間間隔の設定次第で、使用者が受ける感覚は
異なったものになる。ここでは、「もむ」と「たたく」
の感覚を与えるように設定しており、さらに、これらを
交互に自動的に切り換えることも可能としている。
【0015】図1に低周波治療付光線治療器1の概略構
成を示す。治療器1は治療器本体10とこれに接続され
た2つのプローブ50、60より成る。治療器本体10
は、治療器全体の電力供給源である電池11、電池11
からの電力の供給と遮断を行うメインスイッチ12、治
療器全体の動作制御を行うためのマイクロコンピュータ
13、電池11から供給される電力を発光のために昇圧
するDC/DCコンバーター14、電池11から電力を
供給され低周波の電圧を出力する低周波出力回路15、
動作設定のために使用者が操作する操作部16、および
動作の種々の設定を表示するための表示部17を備えて
いる。
【0016】電池11はニッケル−カドミウム電池であ
り、消耗時には不図示の充電器によって再充電すること
ができる。電源として他種の電池を用いてもよく、AC
/DCコンバーターを備えて商用電源の交流を直流に変
換するようにしてもよい。
【0017】マイクロコンピュータ13は、入力される
アナログ量をディジタル値に変換するA/Dコンバータ
ー18、ディジタル値をアナログ量に変換して出力する
D/Aコンバーター19、治療時間管理をするタイマー
20、2つの入力端子SRC、BLV、および4つの出
力端子CNT1、CNT2、PLV、HKを有してお
り、電池11の電力を端子SRCより供給されて駆動す
る。
【0018】端子BLVには、電池11の出力電圧が抵
抗分割されて与えられる。この端子BLVはA/Dコン
バーター18に接続されており、マイクロコンピュータ
13は、後述するように、所定の周期で電池11の出力
電圧を検知する。端子CNT1およびCNT2はそれぞ
れDC/DCコンバーター14および低周波出力回路1
5に出力の開始と終了を指示する制御信号を出力するた
めのものであり、端子HKはプローブ50に発光を制御
するトリガー信号を出力するためのものである。
【0019】マイクロコンピュータ13は、低周波出力
の強度および波形を設定するために、個々のパルスの波
高を0〜±100Vの範囲内で数V刻みで調節する。こ
の電圧値はD/Aコンバーター19によってアナログ量
に変換され昇圧された後、端子PLVから低周波出力回
路15に与えられる。
【0020】DC/DCコンバーター14は、端子IN
より電池11の電力を供給されてその電圧を数百Vまで
昇圧し、その高電圧を端子HVに出力する。DC/DC
コンバーター14への電力供給はスイッチ12が閉じて
いる間常時行われるが、高電圧を出力するか否かは、端
子CNTを介してマイクロコンピュータ13から与えら
れる制御信号によって制御される。
【0021】低周波出力回路15は、端子INより電池
11の電力を供給されて低周波治療用の電圧を生成し、
その一方の電位を端子OUT1に、他方の電位をOUT
2に出力する。低周波出力回路15からの電圧の出力時
期および出力する電圧レベルは、それぞれ端子CNTお
よび端子PLVを介してマイクロコンピュータ13から
与えられる制御信号によって制御される。
【0022】プローブ50は、低周波の電圧の一方の電
位を出力するとともにフラッシュ光を発するものであ
り、電極51、透明な導電性粘着パッド52、キセノン
管53、コンデンサー54、トリガー回路55および透
明な発光パネル56を備えている。電極51は発光パネ
ル56の表面に固着され、治療器本体10の低周波出力
回路15の端子OUT1に接続されている。導電性粘着
パッド52は発光パネル56に付着されており、電極5
1に接している。キセノン管53はDC/DCコンバー
ター14の端子HVとグランド端子GNDに接続されて
おり、発した光が発光パネル56と導電性粘着パッド5
2を透過して外部に照射されるように配設されている。
【0023】コンデンサー54は、キセノン管53と並
列に、DC/DCコンバーター14の端子HVとグラン
ド端子GNDに接続されており、発光のための電荷を蓄
積する。前述のように、DC/DCコンバーター14の
端子HVへの高電圧の出力はマイクロコンピュータ13
によって制御されるから、コンデンサー54の充電時期
もマイクロコンピュータ13によって制御されることに
なる。トリガー回路55は、端子HKを介してマイクロ
コンピュータ13からトリガー信号を与えられ、キセノ
ン管53を発光させる。
【0024】プローブ60は、低周波電圧の他方の電位
を出力するもので、電極61および導電性粘着パッド6
2を備えている。電極61は治療器本体10の低周波出
力回路15の端子OUT2に接続され、導電性粘着パッ
ド62に接して配設されている。プローブ60は光線治
療を目的としたものではないため、キセノン管やコンデ
ンサーを備えておらず、導電性粘着パッドも透明ではな
いが、プローブ50と同様に構成してフラッシュ光を発
するようにしてもよい。
【0025】図2に治療器本体10の外観を示す。治療
器本体10の上面には、治療時間を設定するためのタイ
マー設定ダイヤル21が設けられている。タイマー設定
ダイヤル21をOFF位置から回転させてON位置に設
定したときに、メインスイッチ12が閉成して電池11
から電力が供給される。また、その回転量に応じた値に
マイクロコンピュータ13のタイマー20が設定され
る。治療が開始され時間が経過するとともにタイマー2
0の値は減少し、残存時間がなくなったときに治療を終
了する。
【0026】タイマー設定ダイヤル21の中央には押し
釦式のスタート/ストップスイッチ22が設けられてい
る。スタート/ストップスイッチ22は治療の開始と中
断を指示するもので、タイマー設定ダイヤル21がON
位置にあるときスタート/ストップスイッチ22を押す
ことで治療が開始される。治療中にスタート/ストップ
スイッチ22を押すと治療は中断され、再度押すと治療
が再開される。治療中断中はタイマー20の残存時間の
減少は停止する。
【0027】治療器本体10の上面両側には、光線治療
に関する設定を行うための光線治療指定釦23および光
線治療強度設定釦24、ならびに低周波治療に関する設
定を行うための低周波治療指定釦25、低周波治療強度
設定釦26および低周波出力モード選択釦27が設けら
れている。これらと、タイマー設定ダイヤル21および
スタート/ストップスイッチ22が操作部16を構成す
る。
【0028】光線治療指定釦23を操作することにより
光線治療を行うか否かが指定され、光線治療強度設定釦
24を操作することにより光線治療の強度が5段階の中
から選択される。同様に、低周波治療指定釦25を操作
することにより低周波治療を行うか否かが指定され、低
周波治療強度設定釦26を操作することにより低周波治
療の強度が7段階の中から選択される。
【0029】低周波の電圧出力は、前述のように「も
む」と「たたく」の感覚を与えるように設定されてお
り、これらおよびこれらを交互に組み合わせた「自動」
の3モードを任意に選択することができる。モードの選
択は低周波出力モード釦27の操作によってなされる。
【0030】治療器本体10の上面中央部には液晶表示
装置(LCD)31が配設されており、光線治療指定釦
23、低周波治療指定釦25および低周波出力モード釦
27の近傍には、発光ダイオード(LED)より成る光
線治療許可表示灯35、低周波治療許可表示灯36、低
周波出力モード表示灯37がそれぞれ設けられている。
LCD31およびこれらの表示灯が表示部17を構成す
る。
【0031】LCD31は、治療時間表示部32、光線
治療強度表示部33、低周波治療強度表示部34の3部
に分かれている。治療時間表示部32は治療の残存時間
を分単位で表示する。光線治療強度表示部33および低
周波治療強度表示部34はそれぞれ、光線治療と低周波
治療の選択された強度を表示する。光線治療あるいは低
周波治療を行わないときは「0」を表示する。
【0032】光線治療と低周波治療は、いずれか一方を
または両者を並行して行うことができる。この指定は光
線治療指定釦23および低周波治療指定釦25を使用者
が操作することによりなされるが、後に詳述するよう
に、電池11の残存電力に応じて、マイクロコンピュー
タ13が禁止することもある。光線治療許可表示灯35
は光線治療が許可されているときに点灯し、禁止されて
いるときに点滅する。低周波治療許可表示灯36は低周
波治療が許可されているときに点灯し、禁止されている
ときに点滅する。低周波出力モード表示灯37は選択さ
れたモードに対応するものが点灯する。
【0033】図3はプローブ50の下面を示している。
電極51を固着した発光パネル56が中央に設けられ、
その表面に透明な導電性粘着パッド52が付着されてい
る。この下面を体表に向けてプローブ50を身体の治療
部位に装着して使用する。図示しないが、プローブ60
も導電性パッド62が下面に露出している。両プローブ
の導電性パッド52および62を介して体表に電圧が印
加されることにより、低周波治療が行われる。その一
方、プローブ50のキセノン管53が発するフラッシュ
光によって体表が加熱されて光線治療が行われる。
【0034】マイクロコンピュータ13が行う発光と低
周波電圧出力の制御について説明する。図4は、発光と
低周波電圧の出力の時期の関係を表したものである。前
述のように、発光は0.8〜8secの可変周期で行わ
れる。低周波電圧は出力される期間と出力されない期間
があり、それぞれの期間長は可変である。
【0035】マイクロコンピュータ13は、発光のため
にコンデンサー54を充電させるが、コンデンサーの充
電は常時行うのではなく、低周波電圧の出力と所定の時
間関係を保って断続的に行う。図5に、発光を指示する
トリガー信号、低周波電圧出力を制御する制御信号、コ
ンデンサー54充電のためにDC/DCコンバーター1
4の高電圧出力を制御する制御信号、および電池11の
出力電圧の変化の時間関係を示す。
【0036】図5において(a)、(b)および(c)
は、高レベル(Hレベル)と低レベル(Lレベル)の2
値から成る制御信号であり、それぞれ、Hレベルがキセ
ノン管53のフラッシュ発光、低周波出力回路15の低
周波電圧の出力、DC/DCコンバーター14の高電圧
の出力を指示する。(b)、(c)の比較から明らかな
ように、DC/DCコンバーター14からの高電圧の出
力は、低周波電圧の出力の終了直後から次の低周波電圧
の出力の開始の少し前までの期間に行われる。すなわ
ち、コンデンサー54の充電は低周波電圧が出力されな
い期間のみに行われ、コンデンサー54の充電と低周波
電圧の出力は交互に行われる。
【0037】電池11の出力電圧は、(d)に示したよ
うに、コンデンサー54への充電を行っている間に低下
していくが、充電終了後から上昇して低周波電圧の出力
を開始するときには充電開始前の電圧値まで回復する。
したがって、低周波電圧を出力するときには電池11の
出力電圧は略一定となり、安定した低周波電圧を出力す
ることができる。
【0038】1回の充電によってコンデンサー54に蓄
積される電荷はキセノン管53をフル発光させる量には
満たないが、充電は反復して行われるため、電池11が
十分な電力を供給し得るときは0.8secの最短発光
間隔以内にキセノン管53をフル発光させるに足る電荷
がコンデンサー54に蓄積される。(a)に示したよう
に、キセノン管53のフラッシュ発光は、低周波電圧が
出力される時期を避けて行われる。これは、発光によっ
て電池11からの電力が消費され電池11の出力電圧が
低下して、低周波電圧が不安定になることを防止するた
めである。
【0039】上記のように、低周波電圧を出力するとき
の電池11の出力電圧は、コンデンサー54への充電の
影響を受けず、短期間では略一定になる。しかしなが
ら、治療を継続している間に電力が消費されて、電池1
1の出力電圧が次第に低下していくことは避けられな
い。フラッシュ発光で消費される電力は低周波電圧の出
力で消費される電力よりも大きく、光線治療は低周波治
療よりも多くの電力を必要とする。このため、電池11
が消耗しその出力電圧が低下すると、光線治療を行うこ
とが困難になり、次いで低周波治療を行うことが困難に
なってくる。
【0040】具体的には、電池11の出力電圧が低下す
ると、コンデンサー54の充電速度が低下し、1回の発
光から次の発光までに十分な電荷を蓄積することができ
なくなって、キセノン管53の発光量が低下する。この
ため、所望の光線治療の効果が得られなくなる。このよ
うな事態が生じた後さらに電池11の出力電圧が低下す
ると、低周波出力回路15が所定の電圧を出力すること
ができなくなって、低周波治療の効果が減弱してくる。
【0041】治療器1は光線治療と低周波治療を別個に
あるいは両者を並行して行うことができるが、並行して
治療を行っているときに電池11が消耗してくると、所
望の効果が得られない光線治療を続けながら、低周波治
療を行うことになってしまう。すなわち、低周波治療に
有効に利用することができる電池11の電力をコンデン
サー54充電のために消費して、低周波治療の有効時間
が短縮されることになる。
【0042】この不都合を回避するために、マイクロコ
ンピュータ13は、電池11の電圧を監視し、出力電圧
が所定値以下に低下したときに、光線治療を禁止する。
また、低周波治療も有効でなくなるほど電池11の出力
電圧が低下したときに、光線治療と低周波治療の両方を
禁止し、電力の無駄な消費を防止する。
【0043】マイクロコンピュータ13が電池11の出
力電圧を検知する時期を図5の(d)に示す。この検知
時期は低周波電圧の出力期間150μsecの略中央で
あり、コンデンサー54の充電による電圧低下の影響を
受けることのない時期である。したがって、電池11の
真の出力電圧が検知される。
【0044】図6に、電池11の出力電圧と光線治療お
よび低周波治療の許可と禁止の関係を示す。電圧が所定
値Vth1以上のときは、光線治療と低周波治療のいず
れをも行う。この所定値Vth1は、光線治療の5段階
の強度のうちの最低強度に対応する発光間隔8sec以
内に、キセノン管53のフル発光に要する電荷をコンデ
ンサーに充電することができなくなる電圧に設定されて
いる。電池11の出力電圧が所定値Vth1以上のとき
に光線治療と低周波治療のどちらを行うかあるいは両治
療を並行して行うかの設定は、光線治療指定釦23およ
び低周波治療指定釦25の操作による使用者の指定次第
である。
【0045】電池11の出力電圧が所定値Vth1未満
でかつこれよりも小さい所定値Vth2以上のときは光
線治療を禁止し低周波治療のみを行う。所定値Vth2
は、低周波治療の7段階の強度のうちの最低強度に対応
する電圧を、低周波出力回路15が出力することできな
くなる電圧に設定されている。電圧が所定値Vth2に
満たないときは光線治療と低周波治療の両方を禁止す
る。
【0046】図7にマイクロコンピュータ13が行う光
線治療と低周波治療の制御の処理の流れを示す。タイマ
ー設定ダイヤル21の操作によりメインスイッチ12が
閉成され電池11より電力供給が開始されると、マイク
ロコンピュータ13は、端子BLVより入力される電圧
をA/Dコンバーター18によりディジタル値に変換し
て電池11の出力電圧Vbを検知する(ステップ#10
5)。
【0047】検知した電圧Vbを所定値Vth1と比較
し(#110)、電圧Vbが所定値Vth1以上であれ
ば、光線治療と低周波治療の双方を許可する(#11
5)。次いで、光線治療のための光線治療指定釦23、
光線治療強度設定釦24と、低周波治療のための低周波
治療指定釦25、低周波治療強度設定釦26、低周波出
力モード選択釦27からの入力を許可する(#12
0)。また、光線治療許可表示灯35、低周波治療許可
表示灯36を点灯させる(#125)。
【0048】#110の比較において電圧Vbが所定値
Vth1未満のときは、検知した電圧Vbをさらに所定
値Vth2と比較する(#130)。電圧Vbが所定値
Vth2未満のときは#305に進む。電圧Vbが所定
値Vth2以上のときは、低周波治療を許可し光線治療
を禁止して(#135)、LCD31の光線治療強度表
示部33に治療をしないことを示す強度「0」を表示す
る。また、上記諸釦からの入力のうち低周波治療のため
の入力のみを許可し(#140)、低周波治療許可表示
灯36を点灯させる一方で光線治療許可表示灯35を点
滅させて、電圧不足により光線治療を行い得ないことを
警告する(#145)。
【0049】#125または#145の処理の後、タイ
マー設定ダイヤル21、低周波治療のための釦25、2
6、27、および入力を許可されているときには光線治
療のための釦23、24の設定を読み込む(#15
0)。治療時間を管理するタイマー20を設定ダイヤル
21の値に設定し、LCD31の治療時間表示部32に
設定値を表示する(#155)。次いで、光線治療が許
可されかつ光線治療指定釦23の操作によって光線治療
を行うことが指定されているとき、光線治療の強度を光
線治療強度設定釦24の操作で入力された値に設定す
る。また、低周波治療指定釦23が操作されて低周波治
療を行うことが指定されているとき、低周波治療の強度
を低周波治療強度設定釦26の操作によって指定された
値に設定する(#160)。
【0050】その後、スタート/ストップスイッチ22
の操作による治療開始指示の有無を判定し(#16
5)、開始指示がなかったときには#105に戻って上
記の一連の処理を反復する。開始指示があったときに
は、タイマー20を起動してカウントダウンを開始し
(#170)、#205以降の処理に進む。
【0051】ステップ#205から#260までの処理
は、低周波電圧の出力周期250msecで反復して行
う。まず、低周波治療を行うことが指示されているか否
かを判定し(#205)、指示されているときには、低
周波出力回路15から低周波のパルス電圧をプローブ5
0、60に出力して低周波治療を行う(#210)。低
周波電圧の出力開始から100msec程度の所定時間
が経過した時点で、また、低周波治療を行わないときも
同一時間が経過した時点で、電池11の出力電圧Vbを
検知する(#215)。
【0052】検知した電圧Vbを所定値Vth2と比較
して(#220)、電圧Vbが所定値Vth2未満のと
きには#305に進み、電圧Vbが所定値Vth2以上
のときには、さらに所定値Vth1と比較する(#22
5)。電圧Vbが所定値Vth1未満のときには、光線
治療を禁止し、光線治療強度表示部33に「0」を表示
する(#230)。また、光線治療許可表示灯35を点
滅させて、電池11の出力電圧が低下して光線治療を行
い得なくなったことを警告する(#235)。
【0053】#225の比較において電圧Vbが所定値
Vth1以上のとき、および#235の処理の後、光線
治療が許可されておりかつ光線治療を行うことが指示さ
れているか否かを判定する(#240)。光線治療が許
可されその実行が指示されているときには、プローブ5
0のコンデンサー54の充電を所定時間行う(#24
5)。次いで、光線治療の強度に対応するフラッシュ発
光周期に基づいてフラッシュ発光を行うべき時期に至っ
たか否かを判定する(#250)。発光時期であるとき
には、トリガー信号をトリガー回路55に与えて、キセ
ノン管53よりフラッシュ発光を行わせる(#25
5)。
【0054】#250の判定でフラッシュ発光時期でな
かったとき、および#255でフラッシュ発光を行った
後、タイマー20が管理している治療時間が残存してい
るか否かを判定し(#260)、治療時間が残っている
ときには、#205に戻って上記処理を反復して治療を
継続する。治療時間がないときには、#105に戻って
次の治療に備える。
【0055】#130および#220の比較において、
検出した電池11の出力電圧が所定値Vth2よりも低
いときは、光線治療も低周波治療も行うことができな
い。このとき、光線治療強度表示部33および低周波治
療強度表示部34に強度「0」を表示するとともに、L
CD31の全表示を点滅させて治療が不可能であること
の警告を発する(#305)。光線治療も低周波治療も
禁止し(#310)、両治療のための入力を禁止し(#
315)、さらに光線治療許可表示灯35、低周波治療
許可表示灯36を消灯して(#320)、処理を終了す
る。この場合、電池11が再充電されるまで治療を行わ
ないことになる。
【0056】以上説明したように、治療器1では、低周
波電圧の出力と発光のためのコンデンサー54の充電と
を時期をずらして交互に行っているため、コンデンサー
54の充電による電池11の出力電圧の低下が低周波の
出力電圧に影響を及ぼすことがなく、しかも、コンデン
サー54が速やかに充電される。また、光線治療と低周
波治療を制御するためのマイクロコンピュータ13に、
コンデンサー充電のための発振によってノイズが発生し
ても、このときは低周波の電圧は出力されない期間であ
るから、低周波電圧の出力周期が不安定になることもな
い。
【0057】さらに、コンデンサー54の充電に発光間
隔以上の時間を要するほど電池11の出力電圧が低下し
たときは、不十分な効果しか期待できない光線治療を禁
止して電力消費を低減させるため、低周波治療を有効に
行い得る時間が長くなる。また、低周波治療も有効に行
うことができないほど電池11の出力電圧が低下したと
きは、いずれの治療も禁止するため、電力の浪費が回避
されて次の治療のために電池11を充電するのに要する
時間が短縮される。
【0058】なお、上記実施形態の治療器1では、低周
波電圧のパルス幅およびその出力周期として標準的な値
を用いたが、適宜他の値に設定してもよく、さらには、
固定値とせず可変にしてもよい。治療強度の段階数やフ
ラッシュ発光の周期も例示した値に限られるものではな
く、治療を施す身体部位等の治療条件を考慮して定める
のが望ましい。
【0059】
【発明の効果】本発明の低周波治療付光線治療器による
ときは、低周波の出力電圧が安定になるため、光線治療
と低周波治療を並行して行うときでも、低周波による安
定した治療効果を得ることができる。また、使用者に電
圧変動による不快感や苦痛を与えることもない。
【0060】請求項2の治療器では、低周波出力装置に
供給される電力が常時略一定に保たれるから、低周波出
力装置の出力電圧がさらに安定したものになる。したが
って、使用感に優れ、一層確実な低周波治療効果が得ら
れる。さらに、コンデンサーにはフラッシュ発光のため
に必要な量の電荷が蓄積されるから、光線治療の効果も
確実になる。
【0061】請求項3の治療器では、低周波の治療効果
および使用者が受ける感覚を変えることが可能であるか
ら、使用者の症状や好みに応じた治療を施すことができ
る。しかも、コンデンサーの充電の影響を受けることな
く低周波電圧が出力されるから、治療効果が安定すると
ともに、使用者が受ける感覚も不快感のない自然なもの
となる。
【0062】請求項4の治療器は、小型・軽量に構成す
ることができて携帯に適したものとなり、任意の場所で
治療をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の低周波治療付光線治療器の概略構成
を示すブロック図。
【図2】 治療器本体の外観を示す図。
【図3】 治療器のプローブの下面を示す図。
【図4】 本発明の低周波治療付光線治療器における発
光と低周波電圧の出力の時期の関係を示す図。
【図5】 発光、低周波出力および高電圧出力の制御信
号ならびに電池電圧の変化および検出時期の時間関係を
示す図。
【図6】 電池の出力電圧と光線治療および低周波治療
の許可と禁止の関係を示す図。
【図7】 光線治療と低周波治療の制御処理の流れを示
すフローチャート。
【符号の説明】
1 低周波治療付光線治療器 10 治療器本体 11 電池 (電源) 12 メインスイッチ 13 マイクロコンピュータ (制御手段) 14 DC/DCコンバーター 15 低周波出力回路 (低周波出力装置) 16 操作部 17 表示部 18 A/Dコンバーター 19 D/Aコンバーター 20 タイマー 21 タイマー設定ダイヤル 22 スタート/ストップスイッチ 23 光線治療指定釦 24 光線治療強度設定釦 25 低周波治療指定釦 26 低周波治療強度設定釦 27 低周波出力モード選択釦 31 液晶表示装置 32 治療時間表示部 33 光線治療強度表示部 34 低周波治療強度表示部 35 光線治療許可表示灯 36 低周波治療許可表示灯 37 低周波出力モード表示灯 50 プローブ 51 電極 52 透明導電性粘着パッド 53 キセノン管 (発光装置) 54 コンデンサー 55 トリガー回路 56 発光パネル 60 プローブ 61 電極 62 導電性粘着パッド Vb 電池出力電圧 Vth1 所定値 Vth2 第2の所定値

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、該電源からの電力によって低周
    波の電圧を出力する低周波出力装置と、前記電源からの
    電力によって充電されるコンデンサーと、該コンデンサ
    ーに充電された電力によってフラッシュ光を発する発光
    装置とを備えた低周波治療付光線治療器において、 前記低周波出力装置を動作させるときに前記コンデンサ
    ーへの充電を行わないことを特徴とする低周波治療付光
    線治療器。
  2. 【請求項2】 前記低周波出力装置の動作と前記コンデ
    ンサーへの充電とを交互に行うことを特徴とする請求項
    1に記載の低周波治療付光線治療器。
  3. 【請求項3】 前記電源からの電力によって駆動され前
    記低周波出力装置の出力電圧および出力周期を制御する
    制御手段を備えることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の低周波治療付光線治療器。
  4. 【請求項4】 前記電源は電池であることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3に記載の低周波治療付光線治療
    器。
JP4006496A 1996-02-27 1996-02-27 低周波治療付光線治療器 Pending JPH09225049A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040018590A (ko) * 2002-08-23 2004-03-04 주식회사 오스턴 다중 파장 ipl 레이저 치료기
JP2004523251A (ja) * 2000-08-11 2004-08-05 マイ ハンス−ウルリヒ 電気治療装置

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