JPH09225176A - 洗濯機の内槽およびその製造方法 - Google Patents

洗濯機の内槽およびその製造方法

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JPH09225176A
JPH09225176A JP8036118A JP3611896A JPH09225176A JP H09225176 A JPH09225176 A JP H09225176A JP 8036118 A JP8036118 A JP 8036118A JP 3611896 A JP3611896 A JP 3611896A JP H09225176 A JPH09225176 A JP H09225176A
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    • B21D51/00Making hollow objects
    • B21D51/16Making hollow objects characterised by the use of the objects
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良品の発生が少なくかつ生産性をも向上さ
せることが可能となる洗濯機の内槽とその製造方法を提
供する。 【解決手段】 内槽1は、胴部3と、底部4と、バラン
スリング2とを備える。胴部3には、重ね合わせ部6
a,6bと、かしめ部5とが設けられる。重ね合わせ部
6a,6bには貫通穴が設けられ、この貫通穴にねじ7
が螺着されることにより、バランスリング2と底部4と
が胴部3に取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗濯機の内槽の
構造および該内槽の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8には、従来の全自動洗濯機の内槽の
一例が示されている。図8を参照して、内槽1は、胴部
3と、底部4とを備える。胴部3の上端には、ねじ7に
よってバランスリング2が取付けられ、胴部3の下端に
はねじ7によって底部4が取付けられる。胴部3は、た
とえばステンレス鋼などの金属からなり、円筒形状を有
する。また、胴部3は、たとえばシーム溶接によって接
合された溶接部15を有する。
【0003】次に、図10を用いて、図8に示される内
槽1の製造方法について説明する。まず図10(a)に
示されるように、金属製の板材12に穴抜加工,バーリ
ング加工などを施した後切断する。次に、図10(b)
に示されるように、所定の長さに切断された板材12に
ロール加工を施し円筒状に成形する。
【0004】次に、図10(c)に示されるように、シ
ーム溶接法を用いて、板材12の両端部を接合する。そ
れにより、溶接部15が形成される。次に、図10
(d)に示されるように、エンボス加工および縦ビーデ
ィング加工を施す。
【0005】次に、図10(e)に示されるように、胴
部3にビーディング加工を施すことにより、円周方向に
ビーディング部11a,11bを形成する。それによ
り、胴部3が形成されることとなる。
【0006】次に、図10(f)に示されるように、上
記の胴部3の下端部に、底部4をねじ止めする。その
後、図10(g)に示されるように、胴部3の下端にカ
ーリング加工を施すことにより、カーリング部10bを
形成する。次に、図10(h)に示されるように、胴部
3の上端部にバランスリング2をねじ止めする。以上の
工程を経て図8に示される内槽1が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
内槽1の製造過程では、胴部3の成形に際しシーム溶接
を行なっていたため、次のような問題点があった。すな
わち、シーム溶接の際には板材12の端面の密着精度が
要求されそのための品質管理が困難であり不良品が発生
しやすくなるという問題、シーム溶接には時間がかかり
生産性が低下するという問題などが生じていた。
【0008】そこで、上記のようなシーム溶接に代え
て、図10に示される板材12の端部を単純にかしめる
(巻き締める)という手法を採用することも考えられ
る。この場合の胴部3の上端部の一部が図9に示されて
いる。
【0009】しかしながら、この場合には、図9に示さ
れるかしめ部5aの上端部5a′がフリーとなっている
ため、脱水時の遠心力によってこの部分から胴部3が開
く可能性が高くなる。その結果、内槽1が破壊するとい
う問題が懸念される。したがって、単純に板材12の端
部をかしめるという上記のような手法は使用できない。
【0010】以上のことより、従来では、胴部3の成形
に際しシーム溶接を使用する必要があり、そのため上述
のような問題が生じていた。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものである。この発明の目的は、不良品
の発生が少なく、かつ生産性をも向上させることが可能
となる洗濯機の内槽およびその製造方法を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る洗濯機の
内槽は、胴部と、底部とを備える。胴部は、金属製の板
材を円筒状に成形することにより形成される。底部は、
胴部の下端に取付けられる。そして、胴部の上下端近傍
には、板材の端部が重ね合わされかつその重ね合わされ
た部分を貫通するように第1と第2の貫通穴がそれぞれ
設けられた第1と第2の重ね合わせ部が設けられる。ま
た、この第1と第2の重ね合わせ部の間には、板材の両
端が互いに係合した状態でかしめられることにより形成
されるかしめ部が設けられる。
【0013】上記のように、本発明に係る洗濯機の内槽
の胴部には、第1と第2の貫通穴を有する重ね合わせ部
が設けられる。この重ね合わせ部に設けられる第1と第
2の貫通穴に、たとえばねじを螺着することにより、胴
部の上下にバランスリングと底部とがそれぞれ取付けら
れる。このように、ねじを螺着することにより、胴部が
その上下端から開くことを効果的に阻止することが可能
となる。それにより、内槽の破壊を効果的に阻止するこ
とが可能となる。また、重ね合わせ部とかしめ部とを設
けることにより胴部の形状を保持できるので、シーム溶
接を行なう必要がなくなる。それにより、作業も容易と
なり、かつ作業時間をも短縮することが可能となる。そ
の結果、生産性を向上させることが可能となる。
【0014】この発明に係る洗濯機の内槽の製造方法に
よれば、まず、金属製の板材の一方端における1対のコ
ーナ部近傍に第1と第2の貫通穴をそれぞれ形成し、板
材の他方端における1対のコーナ部近傍に第3と第4の
貫通穴をそれぞれ形成する。また、上記第1〜第4の貫
通穴の形成工程と同一工程あるいは別工程で、第1と第
2の貫通穴間に位置する板材の一方端に第1と第2の切
欠部を間隔をあけて形成し、第3と第4の貫通穴間に位
置する板材の他方端に第3と第4の切欠部を間隔をあけ
て形成する。そして、第1と第2の切欠部間に位置する
板材の一方端と第3と第4の切欠部間に位置する板材の
他方端とを互いに係合させた状態でかしめる(巻き締め
る)とともに第1と第2の貫通穴を第3と第4の貫通穴
上にそれぞれ配置することにより、板材を円筒状に成形
する。
【0015】上記のように、本発明に係る洗濯機の内槽
の製造方法によれば、第1と第2の貫通穴間に第1と第
2の切欠部を形成し、第3と第4の貫通穴間に第3と第
4の切欠部を形成している。それにより、第1と第2の
切欠部間に位置する板材の一方端と、第3と第4の切欠
部間に位置する板材の他方端とを互いに折り曲げてかし
める(巻き締める)ことにより、同時に、第1と第2の
貫通穴を第3と第4の貫通穴上に配置することが可能と
なる。それにより、板材を円筒状に成形することが可能
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を用いて、この
発明の1つの実施の形態における洗濯機の内槽について
説明する。図1は、本発明の1つの実施の形態における
洗濯機の内槽1を示す斜視図である。
【0017】図1を参照して、内槽1の胴部3には、重
ね合わせ部6a,6bと、かしめ部5とが設けられる。
重ね合わせ部6a,6bは、胴部3を構成する金属製の
板材の両端部が重ね合わされることによって形成される
部分であり、この重ね合わせ部6a,6bには重ね合わ
された板材の双方を貫通する貫通穴が設けられる。そし
て、この貫通穴にねじ7が螺着される。それ以外の構造
に関しては、図8に示される従来の内槽1とほぼ同様で
ある。
【0018】次に、図3を用いて、図1に示される領域
8内の構造についてより詳しく説明する。図3は、この
領域8内に位置する胴部3の上端部を拡大した図であ
る。
【0019】図3を参照して、重ね合わせ部6aを貫通
するように貫通穴13が設けられ、この貫通穴13にね
じ7が螺着される。そして、重ね合わせ部6aの下方に
は、かしめ部5が延在している。このかしめ部5は、胴
部3を構成する金属製の板材の両端部を折り曲げて係合
させ、この状態でかしめる(巻き締める)ことにより形
成される部分である。
【0020】次に、図2を用いて、図1に示される内槽
1の断面構造について説明する。図2を参照して、胴部
3の上端には、ねじ7によってバランスリング2が取付
けられる。そして、胴部3の上端部には、カーリング部
10aが形成される。また、ねじ7の下方には、ビーデ
ィング部11aが形成される。
【0021】一方、胴部3の底部には、たとえば樹脂か
らなる底部4が取付けられる。この底部4は、ねじ7に
よって胴部3に取付けられる。底部4の近傍にもビーデ
ィング部11bが形成され、胴部3の下端にはカーリン
グ部10bが形成される。
【0022】次に、図4を用いて、図2における領域9
内の構造についてより詳しく説明する。図4を参照し
て、ビーディング部11aは、ねじ7の直下を横切るよ
うに形成され、カーリング部10aは、ねじ7の直上を
横切るように形成される。
【0023】次に、図5〜図7を用いて、図1に示され
る内槽1の製造方法について説明する。
【0024】まず図5(a)に示されるように、金属製
の板材12に穴抜加工,バーリング加工を施す。そし
て、さらに、板材12に、エンボス加工および縦ビーデ
ィング加工をも施し、所定の長さに切断する。
【0025】次に、図5(b)に示されるように、板材
12にロール加工を施す。その後、図5(c)に示され
るように、板材12の両端部を係合させた状態でかしめ
ることによりかしめ部5を形成する。ここで、このかし
め部5の形成工程について、図6および図7を用いてよ
り詳しく説明する。図6は、かしめ部5の形成前の板材
12の両端部近傍を示す平面図である。
【0026】図6を参照して、板材12の一方端12a
のコーナ部近傍には、貫通穴13a,13bがそれぞれ
形成される。そして、この貫通穴13a,13b間に位
置する一方端12aには、切欠部14a,14bがそれ
ぞれ間隔をあけて形成される。板材12の他方端12b
にも、一方端12aの場合と同様に、1対の貫通穴13
c,13dと、1対の切欠部14c,14dがそれぞれ
形成される。
【0027】このように切欠部14a〜14dを形成す
ることにより、切欠部14aと切欠部14bとに挟まれ
る一方端12aの一部と、切欠部14cと切欠部14d
とによって挟まれる他方端12bの一部とを互いに係合
させるように折り曲げた後かしめる(巻き締める)こと
が可能となる。それにより、かしめ部5を形成すること
が可能となる。
【0028】このとき、かしめ部5を形成するに際し、
貫通穴13aと貫通穴13cとが重なり、貫通穴13b
と貫通穴13dとが重なるように板材12の一方端12
aと他方端12bとが重ね合わされる。それにより、図
7(a)に示されるように、かしめ部5が形成されると
ともに、重ね合わせ部6a,6bをそれぞれ形成するこ
とが可能となる。
【0029】なお、図7(a)に示される場合では、図
6における他方端12bが一方端12a上に重ねられて
いる。また、図7(a)におけるVIIb−VIIb線
に沿う断面が図7(b)に示され、図7(a)における
VIIc−VIIc線に沿う断面が図7(c)に示され
ている。また、上記の貫通穴13a〜13dと、切欠部
14a〜14dは、図5(a)に示される工程で形成さ
れる。
【0030】上記のようにしてかしめ部5および重ね合
わせ部6a,6bを形成した後、胴部3にビーディング
加工を施す。それにより、図5(d)に示されるよう
に、ビーディング部11a,11bがそれぞれ形成され
る。
【0031】次に、図5(e)に示されるように、ねじ
7によって、胴部3の上端にバランスリング2を取付
け、胴部3の下端に底部4を取付ける。このとき、重ね
合わせ部6a,6bを貫通するように設けられた貫通穴
内にもねじ7が螺着される。このように、重ね合わせ部
6a,6bにねじ7が螺着されることにより、バランス
リング2と底部4とを胴部3に取付けることができると
ともに、胴部3がその上下端のいずれかから開くという
現象の発生をも効果的に阻止することが可能となる。
【0032】次に、図5(f)に示されるように、胴部
3の上下端にカーリング加工(縁丸め加工)を施す。そ
れにより、カーリング部10a,10bがそれぞれ形成
される。以上の工程を経て、図1および図2に示される
内槽1が形成されることとなる。
【0033】以上のように本発明の実施の形態について
説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのす
べての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施の形態における洗濯機の
内槽を示す斜視図である。
【図2】図1に示される内槽の断面図である。
【図3】図1における領域8内に位置する胴部3の上端
部を拡大した図である。
【図4】図2における領域9内を拡大した断面図であ
る。
【図5】(a)〜(f)は、図1に示される洗濯機の内
槽の製造工程を順次示す斜視図である。
【図6】かしめ部の形成前の板材の両端部の形状を示す
平面図である。
【図7】(a)は、かしめ部を形成した後の胴部の部分
平面図である。(b)は、(a)におけるVIIb−V
IIb線に沿う断面図である。(c)は、(a)におけ
るVIIc−VIIc線に沿う断面図である。
【図8】従来の洗濯機の内槽の一例を示す斜視図であ
る。
【図9】板材の両端を単純にかしめることによって胴部
3を形成した場合の従来の胴部の上端部を示す部分側面
図である。
【図10】(a)〜(h)は、図8に示される従来の洗
濯機の内槽の製造工程を順次示す斜視図である。
【符号の説明】
1 内槽 2 バランスリング 3 胴部 4 底部 5,5a かしめ部 5a′ かしめ部上端 6a,6b 重ね合わせ部 7 ねじ 8,9 領域 10a,10b カーリング部 11a,11b ビーディング部 12 板材 12a 一方端 12b 他方端 13,13a,13b,13c,13d 貫通穴 14a,14b,14c,14d 切欠部 15 溶接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の板材を円筒状に成形することに
    より形成される胴部と、 前記胴部の下端に取付けられた底部とを備え、 前記胴部の上下端近傍には、前記板材の端部が重ね合わ
    されかつ該重ね合わされた部分を貫通するように第1と
    第2の貫通穴がそれぞれ設けられた第1と第2の重ね合
    わせ部が設けられ、 前記第1と第2の重ね合わせ部の間には、前記板材の両
    端が互いに係合した状態でかしめられることにより形成
    されるかしめ部が設けられる、洗濯機の内槽。
  2. 【請求項2】 前記胴部の上端にはバランスリングが取
    付けられ、 前記バランスリングは前記第1の貫通穴に螺着されるね
    じにより前記胴部に固定され、 前記底部は前記第2の貫通穴に螺着されるねじにより前
    記胴部に固定される、請求項1に記載の洗濯機の内槽。
  3. 【請求項3】 金属製の板材の一方端における1対のコ
    ーナ部近傍に第1と第2の貫通穴をそれぞれ形成し、前
    記板材の他方端における1対のコーナ部近傍に第3と第
    4の貫通穴をそれぞれ形成する工程と、 前記第1と第2の貫通穴間に位置する前記板材の一方端
    に第1と第2の切欠部を間隔をあけて形成し、前記第3
    と第4の貫通穴間に位置する前記板材の他方端に第3と
    第4の切欠部を間隔をあけて形成する工程と、 前記第1と第2の切欠部間に位置する前記板材の前記一
    方端と前記第3と第4の切欠部間に位置する前記板材の
    他方端とを互いに係合させた状態でかしめるとともに前
    記第1と第2の貫通穴を前記第3と第4の貫通穴上にそ
    れぞれ配置することにより、前記板材を円筒状に成形す
    る工程と、を備えた、洗濯機の内槽の製造方法。
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