JPH09225547A - フランジ付き有底円筒容器の製造方法 - Google Patents
フランジ付き有底円筒容器の製造方法Info
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- JPH09225547A JPH09225547A JP8209682A JP20968296A JPH09225547A JP H09225547 A JPH09225547 A JP H09225547A JP 8209682 A JP8209682 A JP 8209682A JP 20968296 A JP20968296 A JP 20968296A JP H09225547 A JPH09225547 A JP H09225547A
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- cylindrical container
- bottomed cylindrical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】異種金属クラッド板からフランジ付き有底円筒
容器を製造する方法の提供。 【解決手段】異種金属クラッド板から深絞り加工によっ
てフランジ付き有底円筒容器を製造する方法であって、
予めプレス成形加工した後にスピニング加工を施すフラ
ンジ付き有底円筒容器の製造方法。上記のプレス成形加
工における絞り深さhは、ポンチ肩部半径R1よりも大き
くポンチ直径dの0.8 倍以下の範囲とするのが望まし
い。更に、プレス成形絞りでのポンチ肩部半径R1を板厚
tの5倍以上、ダイス肩部半径R2を板厚tの4倍以上と
するのが望ましい。なお、スピニング加工は、プレス成
形加工材の底隅半径部から側壁部にかけて、または底隅
半径部から側壁部およびフランジ部にかけて行うのが望
ましい。
容器を製造する方法の提供。 【解決手段】異種金属クラッド板から深絞り加工によっ
てフランジ付き有底円筒容器を製造する方法であって、
予めプレス成形加工した後にスピニング加工を施すフラ
ンジ付き有底円筒容器の製造方法。上記のプレス成形加
工における絞り深さhは、ポンチ肩部半径R1よりも大き
くポンチ直径dの0.8 倍以下の範囲とするのが望まし
い。更に、プレス成形絞りでのポンチ肩部半径R1を板厚
tの5倍以上、ダイス肩部半径R2を板厚tの4倍以上と
するのが望ましい。なお、スピニング加工は、プレス成
形加工材の底隅半径部から側壁部にかけて、または底隅
半径部から側壁部およびフランジ部にかけて行うのが望
ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異種金属クラッド
板、たとえばアルミニウムとステンレス鋼とを重ね合わ
せたクラッド板からフランジ付き有底円筒容器を製造す
る方法に関する。
板、たとえばアルミニウムとステンレス鋼とを重ね合わ
せたクラッド板からフランジ付き有底円筒容器を製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】異種金属クラッド板、たとえば非鉄金属
と鉄鋼材料とを重ね合わせた異種金属クラッド板は、爆
着法や圧延法による接合で製造され、それぞれの金属の
特性を生かして種々の工業製品や家庭用調理容器などに
使用されてきた。なかでもアルミニウムとステンレス鋼
とのクラッド板(以下、これを「アルミ−ステンレスク
ラッド板」という)は、軽量で、しかも電磁調理が可能
な上に熱伝導性、保温性ならびに耐食性等に優れている
ので、鍋等の高級ハウスウェア用素材として用いられて
いる。
と鉄鋼材料とを重ね合わせた異種金属クラッド板は、爆
着法や圧延法による接合で製造され、それぞれの金属の
特性を生かして種々の工業製品や家庭用調理容器などに
使用されてきた。なかでもアルミニウムとステンレス鋼
とのクラッド板(以下、これを「アルミ−ステンレスク
ラッド板」という)は、軽量で、しかも電磁調理が可能
な上に熱伝導性、保温性ならびに耐食性等に優れている
ので、鍋等の高級ハウスウェア用素材として用いられて
いる。
【0003】アルミ−ステンレスクラッド板には、アル
ミニウムとステンレス鋼との二層クラッド板、および二
枚のステンレス鋼の間にアルミニウムを挟んだ三層クラ
ッド板がある。
ミニウムとステンレス鋼との二層クラッド板、および二
枚のステンレス鋼の間にアルミニウムを挟んだ三層クラ
ッド板がある。
【0004】フランジ付き有底円筒容器とは、板材を深
絞り成形することなどによって製作される容器、例えば
調理用鍋のように容器の内径が深さ方向にほぼ一定で、
かつ内径と深さの比がほぼ1以下であるものをいう。
絞り成形することなどによって製作される容器、例えば
調理用鍋のように容器の内径が深さ方向にほぼ一定で、
かつ内径と深さの比がほぼ1以下であるものをいう。
【0005】図2は、フランジ付き有底円筒容器の模式
的縦断面を示す図であり、(a) は単一板(素板)からな
るフランジ付き有底円筒容器、(b) は二層クラッド板か
らなるフランジ付き有底円筒容器、(c) は三層クラッド
板からなるフランジ付き有底円筒容器である。本発明で
対象とするフランジ付き有底円筒容器とは、例えば調理
用鍋のように容器の内径Dが深さ方向にほぼ一定で、か
つ内径Dと深さHの比(H/D)がほぼ1(0.8 以上、
好ましくは0.9 以上)であるものをいう。
的縦断面を示す図であり、(a) は単一板(素板)からな
るフランジ付き有底円筒容器、(b) は二層クラッド板か
らなるフランジ付き有底円筒容器、(c) は三層クラッド
板からなるフランジ付き有底円筒容器である。本発明で
対象とするフランジ付き有底円筒容器とは、例えば調理
用鍋のように容器の内径Dが深さ方向にほぼ一定で、か
つ内径Dと深さHの比(H/D)がほぼ1(0.8 以上、
好ましくは0.9 以上)であるものをいう。
【0006】通常、フランジ付き有底円筒容器は、プレ
スによる深絞り成形加工方法、またはローラーや箆によ
るスピニング加工方法によって製作される。
スによる深絞り成形加工方法、またはローラーや箆によ
るスピニング加工方法によって製作される。
【0007】図3は、フランジ付き有底円筒容器のプレ
スによる深絞り成形加工中の素板と工具との関係を示す
縦断面図であり、(a) は絞り成形加工前の状況、(b) は
絞り成形加工中の状況を示す図である。ここで、符号M
は素板、2 はプレス成形用ポンチ、3はプレス成形用ダ
イス、4は素板の周辺部を押さえる押さえ金具である。
同図に示すように、素板Mをプレス成形用ダイス3 の上
に配置し、素板の周囲を押さえ金具4 で押さえ、ポンチ
2 で素板の中央上面から押し下げ、絞り成形加工するこ
とによってフランジ付き有底円筒容器が製作される。
スによる深絞り成形加工中の素板と工具との関係を示す
縦断面図であり、(a) は絞り成形加工前の状況、(b) は
絞り成形加工中の状況を示す図である。ここで、符号M
は素板、2 はプレス成形用ポンチ、3はプレス成形用ダ
イス、4は素板の周辺部を押さえる押さえ金具である。
同図に示すように、素板Mをプレス成形用ダイス3 の上
に配置し、素板の周囲を押さえ金具4 で押さえ、ポンチ
2 で素板の中央上面から押し下げ、絞り成形加工するこ
とによってフランジ付き有底円筒容器が製作される。
【0008】図3に示すプレス成形機を用いた深絞り法
によってアルミ−ステンレスクラッド板からフランジ付
き有底円筒容器を成形すると、成形の途中で破断する
か、フランジに皺が発生し、製品とならない。また、ス
ピニング加工によって成形すると、両材料の変形抵抗の
差が大きいため、容器の深さHと内径Dとの比(H/
D)が2/3 以上になると破断することが多い。
によってアルミ−ステンレスクラッド板からフランジ付
き有底円筒容器を成形すると、成形の途中で破断する
か、フランジに皺が発生し、製品とならない。また、ス
ピニング加工によって成形すると、両材料の変形抵抗の
差が大きいため、容器の深さHと内径Dとの比(H/
D)が2/3 以上になると破断することが多い。
【0009】成形性の劣る材料または軟鋼とステンレス
鋼を接合したクラッド板などから、プレス成形加工また
はスピニング加工によってフランジ付き有底円筒容器を
製作するには、成形加工する前および成形の途中におい
て、材料を軟化熱処理することが行われる。しかし、ア
ルミ−ステンレスクラッド板では、両金属の軟化温度が
異なるのでクラッドに接合した後の軟化熱処理は困難で
ある。しかも、それぞれの金属の変形抵抗に差があるた
め、安定した絞り成形加工は困難であった。
鋼を接合したクラッド板などから、プレス成形加工また
はスピニング加工によってフランジ付き有底円筒容器を
製作するには、成形加工する前および成形の途中におい
て、材料を軟化熱処理することが行われる。しかし、ア
ルミ−ステンレスクラッド板では、両金属の軟化温度が
異なるのでクラッドに接合した後の軟化熱処理は困難で
ある。しかも、それぞれの金属の変形抵抗に差があるた
め、安定した絞り成形加工は困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、異種
金属板を接合したクラッド板、とりわけアルミ−ステン
レスクラッド板のようにクラッドした後に軟化熱処理が
できなくて、それぞれの金属の変形抵抗に差のある材料
を絞り成形加工素材とした場合であっても、フランジ付
き有底円筒容器(深さHが内径Dの0.8 倍以上)を安定
して製作できる深絞り成形方法を提供するにある。
金属板を接合したクラッド板、とりわけアルミ−ステン
レスクラッド板のようにクラッドした後に軟化熱処理が
できなくて、それぞれの金属の変形抵抗に差のある材料
を絞り成形加工素材とした場合であっても、フランジ付
き有底円筒容器(深さHが内径Dの0.8 倍以上)を安定
して製作できる深絞り成形方法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アルミ−ス
テンレスクラッド板のような異種金属クラッド板の成形
加工性について数多くの試験と研究を繰り返し、プレス
成形加工とスピニング加工を併用することによってフラ
ンジ付き有底円筒容器の深さを大きくできることを見出
し、本発明を完成した。
テンレスクラッド板のような異種金属クラッド板の成形
加工性について数多くの試験と研究を繰り返し、プレス
成形加工とスピニング加工を併用することによってフラ
ンジ付き有底円筒容器の深さを大きくできることを見出
し、本発明を完成した。
【0012】本発明の要旨は、下記の有底円筒容器の製
造方法にある(図1参照)。
造方法にある(図1参照)。
【0013】異種金属クラッド板から深絞り加工によっ
てフランジ付き有底円筒容器を製造する方法であって、
予めプレス成形加工した後にスピニング加工を施すフラ
ンジ付き有底円筒容器の製造方法。
てフランジ付き有底円筒容器を製造する方法であって、
予めプレス成形加工した後にスピニング加工を施すフラ
ンジ付き有底円筒容器の製造方法。
【0014】上記のプレス成形加工における絞り深さh
は、ポンチ肩部半径R1よりも大きくポンチ直径dの0.8
倍以下の範囲とするのが望ましい。更に、プレス成形絞
りでのポンチ肩部半径R1を板厚tの5倍以上、ダイス肩
部半径R2を板厚tの4倍以上とするのが望ましい。
は、ポンチ肩部半径R1よりも大きくポンチ直径dの0.8
倍以下の範囲とするのが望ましい。更に、プレス成形絞
りでのポンチ肩部半径R1を板厚tの5倍以上、ダイス肩
部半径R2を板厚tの4倍以上とするのが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の方法でクラッド
板からフランジ付き有底円筒容器を製作する状況を示す
図であり、(a) は絞り成形加工前の状況、(b) は絞り成
形加工中の状況、(c) はスピニング加工中の状況を示す
図である。ここで、符号1は非鉄金属材料と鉄鋼材料と
を重ね合わせた異種金属クラッド板、たとえばアルミ−
ステンレスクラッド板、1aはステンレス鋼(SUS 430J1
L、SUS 304Lなど)、1bはアルミニウム(A1000系、A1
100系など)、5 はスピニング用マンドレル、6 はスピ
ニング用ローラーを示す。
板からフランジ付き有底円筒容器を製作する状況を示す
図であり、(a) は絞り成形加工前の状況、(b) は絞り成
形加工中の状況、(c) はスピニング加工中の状況を示す
図である。ここで、符号1は非鉄金属材料と鉄鋼材料と
を重ね合わせた異種金属クラッド板、たとえばアルミ−
ステンレスクラッド板、1aはステンレス鋼(SUS 430J1
L、SUS 304Lなど)、1bはアルミニウム(A1000系、A1
100系など)、5 はスピニング用マンドレル、6 はスピ
ニング用ローラーを示す。
【0016】本発明のフランジ付き有底円筒容器の製造
方法は、次に示す2つの工程からなる。
方法は、次に示す2つの工程からなる。
【0017】(1) 図1(a)に示すように、材料のアルミニ
ウム側1bを上にしてダイス3 に配置する。次いで同図
(b) に示すように、材料の中央上部からポンチ2 を押し
下げ、絞り成形加工する。
ウム側1bを上にしてダイス3 に配置する。次いで同図
(b) に示すように、材料の中央上部からポンチ2 を押し
下げ、絞り成形加工する。
【0018】(2) 次に同図(c) に示すように、絞り成形
加工された側壁部をスピニング加工により所定の深さま
で成形し、有底円筒容器とする。
加工された側壁部をスピニング加工により所定の深さま
で成形し、有底円筒容器とする。
【0019】このとき、絞り成形加工の絞り深さhが、
ポンチ肩部半径R1よりも大きくポンチ直径dの0.8 倍以
下の範囲とするのが望ましい。また、側壁部およびフラ
ンジ部をスピニング加工することによって、側壁の厚さ
の減少を均一にして所定の深さまで成形し、有底円筒容
器とすることもできる。
ポンチ肩部半径R1よりも大きくポンチ直径dの0.8 倍以
下の範囲とするのが望ましい。また、側壁部およびフラ
ンジ部をスピニング加工することによって、側壁の厚さ
の減少を均一にして所定の深さまで成形し、有底円筒容
器とすることもできる。
【0020】本発明は、スピニング加工によって仕上げ
成形されるので、成形品肌が平滑になり、仕上げの研磨
が不要となる。また、プレス成形のみの方法で製造する
場合では、板厚の変化が部位によって異なるため、板厚
の減少量には限界がある。これに対し、スピニング加工
では、圧延のように材料を展伸するため、プレス成形よ
り薄く、より深く成形することができる。つまり深さを
等しく成形するとき、プレス成形とスピニング加工を組
み合わせることにより、少ない材料で成形することがで
きる。
成形されるので、成形品肌が平滑になり、仕上げの研磨
が不要となる。また、プレス成形のみの方法で製造する
場合では、板厚の変化が部位によって異なるため、板厚
の減少量には限界がある。これに対し、スピニング加工
では、圧延のように材料を展伸するため、プレス成形よ
り薄く、より深く成形することができる。つまり深さを
等しく成形するとき、プレス成形とスピニング加工を組
み合わせることにより、少ない材料で成形することがで
きる。
【0021】1.プレス成形による絞り深さhをポンチ
肩部半径R1よりも大きくポンチ直径dの0.8 倍以下とす
るのが望ましい理由:プレス成形による絞り深さhがポ
ンチ肩部半径R1未満では、スピニング加工による深さ出
し量が大きくなり、スピニング加工の成形限界を超え、
成形品深さHを成形品内径Dの0.9 倍以上にすることが
困難である。また、プレス成形による絞り深さhがポン
チ直径dの0.8 倍を超えると、プレス成形の段階で成形
材に割れが発生し易くなるとともに、成形限界に近いと
ころまで材料が加工を受けているため、スピニング加工
を施しても、成形深さHを成形品の内径Dの0.9 倍以上
にすることは困難である。したがって、プレス成形にお
ける絞り深さhは、(R1)から 0.8×(d) までの範囲とす
るのが望ましい。
肩部半径R1よりも大きくポンチ直径dの0.8 倍以下とす
るのが望ましい理由:プレス成形による絞り深さhがポ
ンチ肩部半径R1未満では、スピニング加工による深さ出
し量が大きくなり、スピニング加工の成形限界を超え、
成形品深さHを成形品内径Dの0.9 倍以上にすることが
困難である。また、プレス成形による絞り深さhがポン
チ直径dの0.8 倍を超えると、プレス成形の段階で成形
材に割れが発生し易くなるとともに、成形限界に近いと
ころまで材料が加工を受けているため、スピニング加工
を施しても、成形深さHを成形品の内径Dの0.9 倍以上
にすることは困難である。したがって、プレス成形にお
ける絞り深さhは、(R1)から 0.8×(d) までの範囲とす
るのが望ましい。
【0022】2.プレス成形絞りでのポンチ肩部半径R1
を板厚tの5倍以上とするのが望ましい理由:ポンチ肩
部半径R1が板厚の5倍未満では、圧延法により接着され
たクラッド板では、プレス成形の際のポンチ肩半径部で
の板厚の減少量が大きくなり破断することがあるからで
ある。
を板厚tの5倍以上とするのが望ましい理由:ポンチ肩
部半径R1が板厚の5倍未満では、圧延法により接着され
たクラッド板では、プレス成形の際のポンチ肩半径部で
の板厚の減少量が大きくなり破断することがあるからで
ある。
【0023】3.プレス成形絞りでのダイス肩部半径R2
を板厚tの4倍以上とするのが望ましい理由:ダイス肩
部の半径R2は、成形品のフランジ部形状を左右する値で
ある。しかし、板厚tの4倍未満では、ダイス肩部での
引張曲げ・曲げ戻し変形により材料の板厚が小さくな
り、スピニング加工で破断することがある。また、上限
は特に制約されないが、成形品の形状から40mmを超える
ことはない。
を板厚tの4倍以上とするのが望ましい理由:ダイス肩
部の半径R2は、成形品のフランジ部形状を左右する値で
ある。しかし、板厚tの4倍未満では、ダイス肩部での
引張曲げ・曲げ戻し変形により材料の板厚が小さくな
り、スピニング加工で破断することがある。また、上限
は特に制約されないが、成形品の形状から40mmを超える
ことはない。
【0024】ポンチ直径dの大きさについては特に限定
はしないが、円筒容器の内径に見合う大きさが選ばれ
る。
はしないが、円筒容器の内径に見合う大きさが選ばれ
る。
【0025】なお、スピニング加工は、プレス成形加工
材の底隅半径部から側壁部にかけて、または底隅半径部
から側壁部およびフランジ部にかけて行うのが望まし
い。
材の底隅半径部から側壁部にかけて、または底隅半径部
から側壁部およびフランジ部にかけて行うのが望まし
い。
【0026】本発明で対象とする材料は、アルミ−ステ
ンレスクラッド板に限らず、軟化温度または変形抵抗に
差のある異種金属を組み合わせたクラッド板は全て対象
になる。その接合方法も爆着法、圧延法等の何れの方法
であってもよい。このようなクラッド板には、銅−ステ
ンレス鋼クラッド、アルミニウム−チタンクラッドなど
がある。
ンレスクラッド板に限らず、軟化温度または変形抵抗に
差のある異種金属を組み合わせたクラッド板は全て対象
になる。その接合方法も爆着法、圧延法等の何れの方法
であってもよい。このようなクラッド板には、銅−ステ
ンレス鋼クラッド、アルミニウム−チタンクラッドなど
がある。
【0027】
【実施例】図1(発明例)および図3(比較例)に示し
た方法で、二層および三層クラッド板を用い、内径Dを
160 mmとしてプレス成形加工、スピニング加工、および
プレス成形加工とスピニング加工とを併用して、割れが
発生する深さまで加工し、フランジ付き有底円筒容器を
製作した。
た方法で、二層および三層クラッド板を用い、内径Dを
160 mmとしてプレス成形加工、スピニング加工、および
プレス成形加工とスピニング加工とを併用して、割れが
発生する深さまで加工し、フランジ付き有底円筒容器を
製作した。
【0028】クラッド板は、ステンレス鋼とアルミニウ
ムを圧延法により接合したもので、いずれも厚さ2.0 mm
の二層クラッド板および三層クラッド板を用いた。ステ
ンレス鋼とアルミニウムを日本工業規格(JIS)によ
って表示すると、二層クラッド板は「Al A1100/SUS 43
0J1L」、三層クラッド板は「SUS 430J1L/Al A1100/SU
S 304L」の組み合わせからなっている。これらの材料か
ら直径が320 mmおよび380 mmの試験材を切り出し、絞り
成形試験に供した。
ムを圧延法により接合したもので、いずれも厚さ2.0 mm
の二層クラッド板および三層クラッド板を用いた。ステ
ンレス鋼とアルミニウムを日本工業規格(JIS)によ
って表示すると、二層クラッド板は「Al A1100/SUS 43
0J1L」、三層クラッド板は「SUS 430J1L/Al A1100/SU
S 304L」の組み合わせからなっている。これらの材料か
ら直径が320 mmおよび380 mmの試験材を切り出し、絞り
成形試験に供した。
【0029】プレス成形加工の工具として、直径dが16
0 mm、肩部半径R1が15 mm のポンチ、内径が164 mm、肩
部半径R2が15mmのダイスを用いた。スピニング加工の工
具には、直径が160 mmのマンドレル、および直径が100
mmのローラーを用いた。絞り加工は、「プレス成形加工
のみ」、「スピニング加工のみ」および「プレス成形加
工とスピニング加工の組み合わせ加工」の3通りの加工
を行った。なお、「プレス成形加工のみ」には前記直径
が380 mmの試験材を使用し、「スピニング加工のみ」お
よび「プレス成形加工とスピニング加工の組み合わせ加
工」には前記直径が320 mmの試験材を使用した。そして
「プレス成形の絞り深さh」を変化させ、スピニング加
工で割れが発生するまで絞り加工をおこない、成形材の
H/Dを測定した。その結果を表1および表2に示す。
0 mm、肩部半径R1が15 mm のポンチ、内径が164 mm、肩
部半径R2が15mmのダイスを用いた。スピニング加工の工
具には、直径が160 mmのマンドレル、および直径が100
mmのローラーを用いた。絞り加工は、「プレス成形加工
のみ」、「スピニング加工のみ」および「プレス成形加
工とスピニング加工の組み合わせ加工」の3通りの加工
を行った。なお、「プレス成形加工のみ」には前記直径
が380 mmの試験材を使用し、「スピニング加工のみ」お
よび「プレス成形加工とスピニング加工の組み合わせ加
工」には前記直径が320 mmの試験材を使用した。そして
「プレス成形の絞り深さh」を変化させ、スピニング加
工で割れが発生するまで絞り加工をおこない、成形材の
H/Dを測定した。その結果を表1および表2に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】発明例のNo.1〜7 の方法では、予めプレス
成形加工で絞り成形したのちスピニング加工を行ったの
で、スピニング加工で割れが発生するまでの成形深さは
140〜200 mmとなり、最終成形品の深さを内径の0.88〜
1.25倍に成形できた。
成形加工で絞り成形したのちスピニング加工を行ったの
で、スピニング加工で割れが発生するまでの成形深さは
140〜200 mmとなり、最終成形品の深さを内径の0.88〜
1.25倍に成形できた。
【0033】これに対して比較例のNo.8の方法では、プ
レス成形加工のみでポンチ直径dの0.78倍(125 mm)に
絞り加工したとき割れが発生した。また、比較例のNo.9
の方法では、スピニング加工のみで成形品の内径Dの0.
70倍(112 mm)に成形加工したとき割れが発生した。
レス成形加工のみでポンチ直径dの0.78倍(125 mm)に
絞り加工したとき割れが発生した。また、比較例のNo.9
の方法では、スピニング加工のみで成形品の内径Dの0.
70倍(112 mm)に成形加工したとき割れが発生した。
【0034】表2は、三層クラッド板を用いた場合であ
るが、二層クラッド板を用いた場合とほぼ同様な結果が
得られた。
るが、二層クラッド板を用いた場合とほぼ同様な結果が
得られた。
【0035】
【発明の効果】本発明の方法によれば、アルミニウムと
ステンレス鋼とのクラッド板のように成形加工前の軟化
熱処理が困難な材料からでもH/Dが1に近いフランジ
付き有底円筒容器を製造することができる。
ステンレス鋼とのクラッド板のように成形加工前の軟化
熱処理が困難な材料からでもH/Dが1に近いフランジ
付き有底円筒容器を製造することができる。
【図1】本発明の方法でクラッド板からフランジ付き有
底円筒容器を製作する状況を示す図であり、(a) は絞り
成形加工前の状況、(b) は絞り成形加工中の状況、(c)
はスピニング加工中の状況を示す図である。
底円筒容器を製作する状況を示す図であり、(a) は絞り
成形加工前の状況、(b) は絞り成形加工中の状況、(c)
はスピニング加工中の状況を示す図である。
【図2】板材から成形したフランジ付き有底円筒容器の
模式的縦断面図であり、(a) は単一板(素板)からなる
フランジ付き有底円筒容器、(b) は二層クラッド板から
なるフランジ付き有底円筒容器、(c) は三層クラッド板
からなるフランジ付き有底円筒容器である。
模式的縦断面図であり、(a) は単一板(素板)からなる
フランジ付き有底円筒容器、(b) は二層クラッド板から
なるフランジ付き有底円筒容器、(c) は三層クラッド板
からなるフランジ付き有底円筒容器である。
【図3】フランジ付き有底円筒容器のプレスによる深絞
り成形加工中の素板と工具との関係を示す縦断面図であ
り、(a) は絞り成形加工前の状況、(b) は絞り成形加工
中の状況を示す図である。
り成形加工中の素板と工具との関係を示す縦断面図であ
り、(a) は絞り成形加工前の状況、(b) は絞り成形加工
中の状況を示す図である。
1.クラッド板 2.ポンチ 3.ダイス 4.押さえ金具 5.マンドレル 6.ローラー M.素板 V.フランジ付き有底円筒容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21D 51/26 B21D 51/26 X // A47J 27/00 101 A47J 27/00 101B
Claims (2)
- 【請求項1】異種金属クラッド板から深絞り加工によっ
てフランジ付き有底円筒容器を製造する方法であって、
予めプレス成形加工した後スピニング加工を施すことを
特徴とするフランジ付き有底円筒容器の製造方法。 - 【請求項2】前記のプレス成形加工における絞り深さ
が、ポンチ肩部半径R1よりも大きくポンチ直径dの0.8
倍以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の
フランジ付き有底円筒容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8209682A JPH09225547A (ja) | 1995-08-11 | 1996-08-08 | フランジ付き有底円筒容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20566995 | 1995-08-11 | ||
| JP7-334699 | 1995-12-22 | ||
| JP7-205669 | 1995-12-22 | ||
| JP33469995 | 1995-12-22 | ||
| JP8209682A JPH09225547A (ja) | 1995-08-11 | 1996-08-08 | フランジ付き有底円筒容器の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09225547A true JPH09225547A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=27328527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8209682A Pending JPH09225547A (ja) | 1995-08-11 | 1996-08-08 | フランジ付き有底円筒容器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09225547A (ja) |
Cited By (11)
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1996
- 1996-08-08 JP JP8209682A patent/JPH09225547A/ja active Pending
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