JPH09226325A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

Info

Publication number
JPH09226325A
JPH09226325A JP8329976A JP32997696A JPH09226325A JP H09226325 A JPH09226325 A JP H09226325A JP 8329976 A JP8329976 A JP 8329976A JP 32997696 A JP32997696 A JP 32997696A JP H09226325 A JPH09226325 A JP H09226325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber layer
tire
tread
pneumatic tire
performance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8329976A
Other languages
English (en)
Inventor
Chishiro Tanabe
千城 田邊
Yuji Yamaguchi
裕二 山口
Tomohisa Nishikawa
智久 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP8329976A priority Critical patent/JPH09226325A/ja
Priority to EP96120595A priority patent/EP0780245B1/en
Priority to DE69617615T priority patent/DE69617615T2/de
Priority to KR1019960068481A priority patent/KR970033950A/ko
Publication of JPH09226325A publication Critical patent/JPH09226325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0041Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
    • B60C11/005Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0041Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
    • B60C11/005Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
    • B60C11/0058Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers with different cap rubber layers in the axial direction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他性能を低下させること無く氷上性能を従来
よりも高めることのできる空気入りタイヤを提供するこ
と。 【解決手段】 耐摩耗性の低いゴム層20と耐摩耗性の
高いゴム層22とをタイヤ幅方向に交互に積層してトレ
ッド12のキャップ部12Aを構成する。キャップ部1
2Aの厚さは、タイヤの寿命末期までベース部12Bが
露出しないように設定する。走行によりトレッド12の
表面が摩耗すると、耐摩耗性の低いゴム層20が耐摩耗
性の高いゴム層22よりも摩耗が進展するので、耐摩耗
性の高いゴム層22部分に比較して耐摩耗性の低いゴム
層20部分が低くなり、トレッド12表面に比較的深さ
が浅く細い溝26が多数出現する。このようにして出現
する溝26はタイヤ周方向に沿って延びた形状となり、
複数出現した溝26により排水性が得られ、ウエット性
能及び氷上性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りタイヤに係
り、特に、氷上性能を向上させた空気入りタイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、氷上及び雪上の性能を高めたタイ
ヤとしてスタッドレスタイヤが使用されている。
【0003】この種のスタッドレスタイヤのトレッドに
は、雪上性能を高めるために複数のブロックからなるブ
ロップパターンが形成されている。
【0004】他方、氷上性能を高めるために、この種の
スタッドレスタイヤのトレッドには、氷路面との摩擦力
を得るために通常のタイヤと比較して柔軟なゴム材を使
用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】氷上性能を高めるため
に、トレッドのゴム材をより柔らかくすることも考えら
れるが、ブロック剛性の低下、耐摩耗性の低下等の問題
が生じるので限度がある。また、サイプを多用すること
も考えられるが、偏摩耗やブロック剛性の低下につなが
るため、サイプの多用にも限界がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、他性能を低下
させること無く氷上性能を高めることのできる空気入り
タイヤを提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一対のビードコア間にトロイド状をなして跨がるカ
ーカスのクラウン部外周に補強層とトレッドを順次配置
した空気入りタイヤであって、前記トレッドの少なくと
も接地部分は、タイヤ半径方向に直交する一断面におい
て耐摩耗性の異なるゴム層が互いに隣り合い、かつ前記
ゴム層が10mm当たり2層以上積層されていることを特
徴としている。
【0008】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。耐摩耗性の高いゴム層と耐摩耗性の低
いゴム層とを比較すると、耐摩耗性の低いゴム層の方が
摩耗の進展速度が早い。したがって、走行によりトレッ
ド表面が摩耗すると、耐摩耗性の高いゴム層部分に比較
して耐摩耗性の低いゴム層部分が低くなり、トレッド表
面に比較的深さが浅く細い溝が多数出現する。このよう
にして出現した溝により、排水性及びエッジ効果が得ら
れ、ウエット性能及び氷上性能が向上する。
【0009】また、摩耗初期のみならず、摩耗が進行し
てもこの状態を維持することが可能であるため、ウエッ
ト性能及び氷上性能の向上を継続的に図ることができ
る。
【0010】なお、トレッドの接地する部分がこのよう
な耐摩耗性の異なるゴム層の積層構造となっていれば良
く、必ずしもトレッド全体を耐摩耗性の異なるゴム層の
積層構造としなくても良い。例えば、トレッドがキャッ
プ・ベース構造である場合には、キャップ部のみをこの
ような積層構造とすれば良い。
【0011】なお、耐摩耗性の高いゴム層と耐摩耗性の
低いゴム層とを交互に積層した場合、耐摩耗性の低いゴ
ム層の厚さは、耐摩耗性の高いゴム層の厚さよりも薄い
事が好ましい。耐摩耗性の高いゴム層が厚くなり過ぎる
と、水が溝まで届きにくくなり、排水性が向上せずにウ
エット性能及び氷上性能が向上しない。逆に、耐摩耗性
の低いゴム層が増加しすぎてしまう場合には、耐摩耗性
の高いゴム層が少なくなるので実接地面積の減少により
ウエット性能及び氷上性能と耐摩耗性が低下する。
【0012】したがって、トレッドの接地面にあらわれ
る耐摩耗性の高いゴム層の厚さと耐摩耗性の低いゴム層
の厚さとの比率は、耐摩耗性の高いゴム層を100とし
た場合、耐摩耗性の低いゴム層を5〜40にすることが
好ましい。
【0013】また、耐摩耗性の低いゴム層の厚さを0.
05mm未満にするとトレッド表面が摩耗してもトレッド
表面に溝が生じ難くなり、耐摩耗性の高いゴム層の厚さ
を5.0mm以上にすると、耐摩耗性の高いゴム層が厚い
ため、溝までの距離が長くなり、水が溝まで届きにく
く、ウエット性能及び氷上性能が向上しない。
【0014】隣接するゴム層同士で耐摩耗性に差をつけ
る方法としては、各々のゴム層の硬度を変える方法を上
げることができるが、各々のゴム層のゴム種を変えても
良い(一例として、発泡率0%の通常ゴムからなるゴム
層と、発泡率20%の発泡ゴムからなるゴム層とを交互
に積層する。)。
【0015】なお、ゴムの耐摩耗性の高い低いは、例え
ば、JIS K 6264に従って、ランボーン試験を
標準試験条件(速度80m/min、スリップ率30
%、負荷荷重40N、落砂量20g/min)で行って
測定することができる。
【0016】また、隣接するゴム層同士で硬度差をつけ
る場合には、隣接するゴム層同士で3度(JIS K6
301に準拠し、室温にて測定した値。)以上の硬度差
を付けることが好ましく、5度以上の硬度差を付ける事
がさらに好ましい。
【0017】また、トレッドは、ブロックパターン、リ
ブパターン、ラグパターン等の何れのパターンであって
も良く、パターン無し(溝無し)であっても良い。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りタイヤにおいて、前記接地部分は、複数の溝
で区画されたブロックであることを特徴としている。
【0019】次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。請求項2に記載の空気入りタイヤは、
複数の溝で区画されたブロックを備えているので、トレ
ッドにはブロックパターンが形成されることになる。走
行によりブロック表面が摩耗すると、耐摩耗性の高いゴ
ム層部分に比較して耐摩耗性の低いゴム層部分が低くな
り、ブロック表面に比較的深さが浅く細い溝が多数出現
する。このようにして出現した溝により、排水性及びエ
ッジ効果が得られ、ウエット性能及び氷上性能が向上す
る。
【0020】また、摩耗初期のみならず、摩耗が進行し
てもこの状態を維持することが可能であるため、ウエッ
ト性能及び氷上性能の向上を継続的に図ることができ
る。
【0021】さらに、この空気入りタイヤは、ブロック
によって高い雪上走行性能が得られる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ゴム層が
タイヤ幅方向に沿って積層されていることを特徴として
いる。
【0023】次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。請求項3に記載の空気入りタイヤで
は、摩耗により出現した溝の方向がタイヤ周方向となる
ので、排水性が向上し、特に氷上ブレーキ性能を向上さ
せることができる。また、横方向の摩擦係数を増大させ
ることもでき、コーナリング性能を向上させることもで
きる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ゴム層が
タイヤ周方向に沿って積層されていることを特徴として
いる。
【0025】次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。請求項4に記載の空気入りタイヤで
は、摩耗により出現した溝の方向がタイヤ幅方向となる
ので、幅方向に延びるエッジ成分の水切り作用により、
氷上ブレーキ性能及び氷上トラクション性能が向上す
る。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ゴム層が
年輪状に積層されていることを特徴としている。
【0027】次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。請求項5に記載の空気入りタイヤで
は、走行によりトレッド表面が摩耗すると、トレッド表
面に比較的深さが浅く細い環状の溝が多数出現する。
【0028】したがって、これらの溝のタイヤ周方向に
沿った部分による排水性とこれらの溝の幅方向に延びる
部分のエッジ成分とによって氷上ブレーキ性能と氷上ト
ラクション性能とを共に向上させることができる。な
お、トレッドにブロックがある場合には、一つのブロッ
クに少なくとも1つの年輪を形成することが望ましい。
また、トレッドにリブがある場合には、リブの長手方向
に沿って複数の年輪を形成することが好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]本発明の第1の実施形態に係る空気
入りタイヤ10を図1乃至図4にしたがって説明する。
【0030】本実施形態の空気入りタイヤ(サイズ:1
85/70R13、リム:51/2J−13、内圧1.
9kg/cm2)10は、一対のビードコア間にトロイド状を
なして跨がるカーカスのクラウン部外周に補強層として
のベルトとトレッドとを順次配置したラジアル構造の空
気入りタイヤである。なお、トレッド以外の内部構造
は、一般のラジアルタイヤの構造と変わりないので説明
は省略する。
【0031】図1に示すように、トレッド12には、複
数本の周方向溝14及びこの周方向溝14と交差する複
数本の横溝16とによって複数のブロック18が形成さ
れている。
【0032】各ブロック18には、タイヤ幅方向に沿っ
て直線状に延びるサイプ19がタイヤ周方向に等間隔で
4本形成されており、各々の両端はブロック18の側面
に開口している。なお、サイプ19は幅が0.4mmであ
り、タイヤ周方向に約5mm間隔で形成されている。
【0033】図2に示すように、トレッド12は、直接
路面に接地する上層のキャップ部12Aと、このキャッ
プ部12Aのタイヤ内方に隣接して配置される下層のベ
ース部12Bとから構成されており、いわゆるキャップ
・ベース構造とされている。
【0034】キャップ部12Aは、耐摩耗性の低いゴム
層20と耐摩耗性の高いゴム層22とがタイヤ幅方向に
交互に積層されている。
【0035】このようなトレッド12を備えた空気入り
タイヤ10は、図3に示すような耐摩耗性の低いゴム層
20と耐摩耗性の高いゴム層22とを幅方向に交互に積
層した生(未加硫)のゴム帯状物24を形成し、これを
生タイヤの外周に貼り付けてモールドで加硫することで
形成することができる。
【0036】次に本実施形態の作用を説明する。走行に
よりトレッド12の表面が摩耗すると、耐摩耗性の低い
ゴム層20が耐摩耗性の高いゴム層22よりも摩耗が進
展するので、図4に示すように、耐摩耗性の高いゴム層
22部分に比較して耐摩耗性の低いゴム層20部分が低
くなり、トレッド12表面に比較的深さが浅く細い溝2
6が多数出現する。このようにして出現する溝26はタ
イヤ周方向に沿って延びた形状となり、複数出現した溝
26により排水性が得られ、ウエット性能及び氷上性能
(主としてブレーキ性能)が向上する。
【0037】なお、摩耗初期のみならず、摩耗が進行し
てもこの状態を維持することが可能であるため、ウエッ
ト性能及び氷上性能の向上を継続的に図ることができ
る。
【0038】また、横方向の摩擦係数が向上するため、
コーナリング時の横滑り効果も得られる。 [第2の実施形態]本発明の第2の実施形態に係る空気
入りタイヤ10を図5にしたがって説明する。なお、第
1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0039】図5に示すように、この第2の実施形態に
係る空気入りタイヤ10では、キャップ部12Aが、耐
摩耗性の低いゴム層20と耐摩耗性の高いゴム層22と
がタイヤ周方向(図5の矢印A方向)に交互に積層され
ている。
【0040】次に本実施形態の作用を説明する。走行に
よりトレッド12の表面が摩耗すると、前記第1の実施
形態で説明したように、耐摩耗性の高いゴム層22部分
に比較して耐摩耗性の低いゴム層20部分が低くなる
が、本実施形態では、トレッド12表面にタイヤ幅方向
に沿って延る溝26が複数出現する。出現した溝26の
方向がタイヤ幅方向となるので、本実施形態の空気入り
タイヤ10は、幅方向に延びるエッジ成分の水切り作用
により、氷上ブレーキ性能と氷上トラクション性能が向
上する。 [第3の実施形態]本発明の第3の実施形態に係る空気
入りタイヤ10を図6及び図7にしたがって説明する。
なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0041】図6に示すように、この第3の実施形態に
係る空気入りタイヤ10のブロック18は、タイヤ径方
向(矢印R方向)に直交する断面でみると、耐摩耗性の
低いゴム層20と耐摩耗性の高いゴム層22とが樹木の
年輪状に積層されている。
【0042】このようなトレッド12を備えた空気入り
タイヤ10は、図7に示すような耐摩耗性の低いゴム層
20と耐摩耗性の高いゴム層22とを厚さ方向に交互に
積層した生(未加硫)のゴム帯状物34を形成し、これ
を生タイヤのベルト上に貼り付けてモールドで加硫する
ことで形成することができる。このゴム帯状物34がモ
ールド内面に押しつけられると、モールド内面に形成さ
れた複数の凹部(ブロックを形成する部分)に複数層か
らなるゴム帯状物34が入り込んで年輪が形成される。
【0043】なお、上記の方法で形成されたブロック1
8の外周側の所定範囲Cは、耐摩耗性の低いゴム層20
と耐摩耗性の高いゴム層22とがタイヤ径方向に重なる
ため、この所定範囲Cのゴムは、加硫成形した後にバフ
研磨等で削り取っておくことが好ましい。
【0044】次に本実施形態の作用を説明する。走行に
よりトレッド12の表面が摩耗すると、前述したよう
に、耐摩耗性の高いゴム層22部分に比較して耐摩耗性
の低いゴム層20部分が低くなるが、本実施形態では、
トレッド12表面に年輪状の溝26が複数出現する。出
現した溝26の方向はタイヤ幅方向の成分とタイヤ周方
向の成分との両方備えているので、タイヤ幅方向の成分
によるエッジ効果による水切り作用と、タイヤ周方向の
成分による排水性と、を同時に得ることができる。 [第4の実施形態]本発明の第4の実施形態に係る空気
入りタイヤ10を図8にしたがって説明する。なお、前
述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説
明は省略する。
【0045】図8に示すように、この第4の実施形態に
係る空気入りタイヤ10のブロック18には、第1の実
施形態で説明した空気入りタイヤ10と同様のサイプ1
9が形成されている。
【0046】なお、本実施形態の空気入りタイヤ10も
前述した第3の実施形態の空気入りタイヤ10と同様に
して製造されるが、サイプ19で区画される小ブロック
毎に年輪が形成される。
【0047】本実施形態の空気入りタイヤ10も前述し
た第3の実施形態の空気入りタイヤ10と同様に走行に
より出現した溝のタイヤ幅方向の成分によるエッジ効果
による水切り作用と、タイヤ周方向の成分による排水性
と、を同時に得ることができ、さらに、サイプ19によ
るエッジ効果が得られる。 (試験例)従来タイヤ1種、本発明の適用された実施例
タイヤ3種、比較例タイヤ1種を用い、氷上ブレーキ性
能、氷上トラクション性能及び耐摩耗性を比較した。
【0048】氷上ブレーキ性能の試験方法 タイヤを実車に装着して氷上平坦路を走行させ、時速2
0km/hの時点でブレーキを踏んでタイヤをロックさせ、
停止するまでの距離を測定した。結果は、距離の逆数を
従来タイヤ100として指数表示した。なお、数値が大
きいほど氷上ブレーキ性能が良いことを示す。
【0049】氷上トラクション性能の試験方法 タイヤを実車に装着し、氷上平坦路を停止した状態から
車を発進させ、50mの距離までに到達した時間の逆数
を従来タイヤ100として指数表示した。なお、数値が
大きいほど氷上トラクション性能が良いことを示す。
【0050】耐摩耗性の試験方法 タイヤを実車に装着し、10000km走行後の摩耗量
(摩耗した溝深さ)を測定し、摩耗量の逆数を従来タイ
ヤ100として指数表示した。なお、数値が大きいほど
耐摩耗性が良いことを示す。
【0051】次に、実施例タイヤ1〜3の説明をする。
実施例タイヤ1は、図2に示すように、耐摩耗性の低い
ゴム層と耐摩耗性の高いゴム層とがタイヤ幅方向に交互
に積層されたキャップ部を有するタイヤである。トレッ
ドには、タイヤ幅方向に4個、タイヤ周方向に50mmピ
ッチでブロックが配列されており、ブロックのサイズは
タイヤ周方向の寸法が25mm、タイヤ幅方向の寸法が2
0mmである。また、耐摩耗性の低いゴム層として硬度が
38度のゴムを用い、耐摩耗性の高いゴム層として硬度
が50度のゴムを用いた。なお、ゴム層の厚さ及び積層
数は以下の表1に示す通りである。
【0052】実施例タイヤ2は、図5に示すように、耐
摩耗性の低いゴム層と耐摩耗性の高いゴム層とがタイヤ
周方向に交互に積層されたタイヤであり、さらに実施例
タイヤ1と同様にサイプが設けられたものである。ま
た、ゴム層の硬度、ブロックのサイズ及び配置は実施例
タイヤ1と同様である。なお、ゴム層の厚さ及び積層数
は以下の表1に示す通りである。
【0053】実施例タイヤ3は、例えば図8に示すよう
に、耐摩耗性の低いゴム層と耐摩耗性の高いゴム層とが
年輪状に交互に積層されたタイヤである。サイプ、ゴム
層の硬度、ブロックのサイズ及び配置は実施例タイヤ1
と同様である。なお、表内に記載されている積層数はブ
ロックに表れる最大の層数であり、厚さは平均値であ
る。
【0054】比較例タイヤは、耐摩耗性の低いゴム層と
耐摩耗性の高いゴム層とがタイヤ幅方向に交互に積層さ
れたタイヤである。ゴム層の硬度、サイプ、ブロックの
サイズ及び配置は実施例タイヤ1と同様である。なお、
ゴム層の厚さ及び積層数は以下の表1に示す通りであ
る。
【0055】従来タイヤは、トレッドのキャップ部が全
て耐摩耗性の高いゴム(硬度50度)で形成されたタイ
ヤである。なお、サイプ、ブロックのサイズ及び配置は
実施例タイヤ1と同様である。
【0056】なお、試験には、ならし走行を行ってトレ
ッド表面に溝が出現したタイヤを使用した。
【0057】
【表1】
【0058】上記の表1に示すように、ゴム層の積層方
向をタイヤ幅方向とした実施例タイヤ1は氷上ブレーキ
性能が従来タイヤに比較して特に向上し、ゴム層の積層
方向をタイヤ周方向とした実施例タイヤ2は氷上トラク
ション性能が従来タイヤに比較して特に向上した。ま
た、ゴム層を年輪状にした実施例タイヤ3は、氷上ブレ
ーキ性能及び氷上トラクション性能の両方が向上した。
【0059】なお、耐摩耗性に関しては、実施例タイヤ
1〜3が従来タイヤよりも数値上で若干劣るが、実用上
に問題にならないレベルである。
【0060】なお、前記実施形態の空気入りタイヤ10
は、新品時にはトレッド表面に溝26が出現していない
ため、極めて短い距離ではあるが慣らし走行が必要とな
る。このため、新品時から高い氷上性能を得るために、
ゴムの摩耗差によってこの溝26が出現するまでの間、
摩耗差により出現する溝26とほぼ同じ寸法で、且つ、
この溝26が出現した際に消滅するような浅い細溝をト
レッド12の表面に多数形成しておいても良い。
【0061】また、前記第1の実施形態及び第2の実施
形態の空気入りタイヤ10では、耐摩耗性の低いゴム層
20及び耐摩耗性の高いゴム層22が、トレッド12の
表面で直線状となっていたが、波状やジグザグ状となっ
ていても良い。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
空気入りタイヤは、トレッド表面に比較的深さが浅く細
い溝を多数出現させ、これらの溝の排水作用及びエッジ
効果により、ウエット性能及び氷上性能を向上できると
いう優れた効果を有する。さらに、摩耗初期のみなら
ず、摩耗が進行してもこの状態を維持することが可能で
あるため、ウエット性能及び氷上性能の向上を継続的に
図ることができる、という優れた効果を有する。
【0063】請求項2に記載の空気入りタイヤは、ブロ
ックを設けたことにより、ウエット性能及び氷上性能と
共に雪上走行性能を向上できるという優れた効果を有す
る。
【0064】請求項3に記載の空気入りタイヤは、排水
性を向上でき、特に氷上ブレーキ性能を向上させること
ができるという優れた効果を有する。
【0065】請求項4に記載の空気入りタイヤは、幅方
向に延びるエッジ成分の水切り作用によって特に氷上ト
ラクション性能を向上させることができるという優れた
効果を有する。
【0066】請求項5に記載の空気入りタイヤは、溝の
タイヤ周方向に沿った部分による排水作用と、溝の幅方
向に延びる部分のエッジ作用とを得ることができるの
で、氷上ブレーキ性能と氷上トラクション性能とを共に
向上させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤ
のトレッドの平面図である。
【図2】図1に示すトレッドのタイヤ幅方向に沿った断
面図である。
【図3】後に図2に示すトレッドのキャップ部分となる
ゴム帯状物の斜視図である。
【図4】摩耗後のトレッドの断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る空気入りタイヤ
のトレッドのタイヤ周方向に沿った断面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る空気入りタイヤ
のブロックの一部を断面にした斜視図である。
【図7】図6に示すブロックを形成するためのゴム帯状
物の斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る空気入りタイヤ
のブロックの一部を断面にした斜視図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 18 ブロック 20 耐摩耗性の低いゴム層 22 耐摩耗性の高いゴム層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のビードコア間にトロイド状をなし
    て跨がるカーカスのクラウン部外周に補強層とトレッド
    を順次配置した空気入りタイヤであって、 前記トレッドの少なくとも接地部分は、タイヤ半径方向
    に直交する一断面において耐摩耗性の異なるゴム層が互
    いに隣り合い、かつ前記ゴム層が10mm当たり2層以上
    積層されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記接地部分は、複数の溝で区画された
    ブロックであることを特徴とする請求項1に記載の空気
    入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記ゴム層がタイヤ幅方向に沿って積層
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記ゴム層がタイヤ周方向に沿って積層
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記ゴム層が年輪状に積層されているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入り
    タイヤ。
JP8329976A 1995-12-22 1996-12-10 空気入りタイヤ Pending JPH09226325A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8329976A JPH09226325A (ja) 1995-12-22 1996-12-10 空気入りタイヤ
EP96120595A EP0780245B1 (en) 1995-12-22 1996-12-20 Pneumatic tire
DE69617615T DE69617615T2 (de) 1995-12-22 1996-12-20 Luftreifen
KR1019960068481A KR970033950A (ko) 1995-12-22 1996-12-20 공기주입 타이어

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-335051 1995-12-22
JP33505195 1995-12-22
JP8329976A JPH09226325A (ja) 1995-12-22 1996-12-10 空気入りタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09226325A true JPH09226325A (ja) 1997-09-02

Family

ID=26573386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8329976A Pending JPH09226325A (ja) 1995-12-22 1996-12-10 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09226325A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001030714A (ja) * 1999-06-28 2001-02-06 Soc De Technol Michelin タイヤの走行ノイズを低減させるトレッドパターン
JP2003104009A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
CN113993721A (zh) * 2019-06-07 2022-01-28 大陆轮胎德国有限公司 车辆充气轮胎

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001030714A (ja) * 1999-06-28 2001-02-06 Soc De Technol Michelin タイヤの走行ノイズを低減させるトレッドパターン
JP2003104009A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
CN113993721A (zh) * 2019-06-07 2022-01-28 大陆轮胎德国有限公司 车辆充气轮胎
CN113993721B (zh) * 2019-06-07 2023-10-24 大陆轮胎德国有限公司 车辆充气轮胎

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5591280A (en) Pneumatic tire including sipes
EP2163403B1 (en) Pneumatic tire
EP0904960B1 (en) Studless tyre
US6102093A (en) Pneumatic tire including long blocks and wide blocks
US10800211B2 (en) Pneumatic tire
US5950700A (en) Pneumatic tire and vulcanization mold therefor
US6378583B1 (en) Heel and toe wear balancing
CN106457897B (zh) 翻新轮胎
US4351381A (en) Tread for pneumatic tire
JPH03143707A (ja) 冬期使用に適した重荷重用空気入りタイヤ
JP2018203183A (ja) 空気入りタイヤ
JP3948961B2 (ja) ラジアルタイヤ
JP3371038B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP1676728B1 (en) Siped tire tread
JPS59202911A (ja) 良路高速走行重荷重用ラジアルタイヤ
JPS6218305A (ja) タイヤの製造方法
JP2002347413A (ja) 空気入りタイヤ
JPH061114A (ja) 自動車用タイヤ
JP4707849B2 (ja) 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法
CN112996671B (zh) 充气轮胎
CN112533769B (zh) 充气轮胎
JP3152368B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2019026016A (ja) 空気入りタイヤ
JP2018203053A (ja) 空気入りタイヤ
JP3621529B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308