JPH09226851A - 食品容器及び蓋 - Google Patents

食品容器及び蓋

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JPH09226851A
JPH09226851A JP8040047A JP4004796A JPH09226851A JP H09226851 A JPH09226851 A JP H09226851A JP 8040047 A JP8040047 A JP 8040047A JP 4004796 A JP4004796 A JP 4004796A JP H09226851 A JPH09226851 A JP H09226851A
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JP
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layer
container
foamed
foaming
lid
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JP8040047A
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English (en)
Inventor
Tsuguo Hasegawa
嗣夫 長谷川
Eishin Tajima
英信 田島
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DENKA KAKO KK
Denka Co Ltd
Original Assignee
DENKA KAKO KK
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by DENKA KAKO KK, Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical DENKA KAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、高温度の液体内容物を収納した状態
で容器壁面を手で保持しても火傷しない充分な断熱性を
保持しながら、容器を積み重ねたときにかさばらず、深
絞り且つ形状がシャープであり容器周縁部でカーリング
可能な成形品を提供するものである。又、熱湯を充填し
た後湯切りする食品を収納する容器において湯切りの際
蓋の上から指で周縁部を押さえながら湯切りを行っても
火傷しない断熱性を有し、且つ容器周縁部で容器本体と
精度良く嵌合出来るシャープな形状で且つ周縁部の厚み
精度が良好な蓋材を提供するものである。 【解決手段】発泡倍率が低いポリスチレン製シートやポ
リプロピレン製シート等は成形時の賦型性が良好であ
り、カーリングも可能であり、強度が強いため厚みを大
きくしないで実用的な強度が得られる点に着目し、発泡
倍率の低い発泡シートの欠点である断熱性が不足である
点、特に液状物質を収納する容器としての断熱性が不足
である点を容器の内側に発泡していない層を配置するこ
とにより解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温液状物を収納する
食品に好適な、断熱性に優れた食品容器及び蓋に関する
ものである。更に詳しくは、本発明は熱湯を入れる即席
食品の容器、コーヒー等の高温液状食品を収納する容
器、熱湯を入れた後湯切りを行う即席食品の蓋に最適な
構成を提供するものである。
【0002】
【従来技術】従来から高温度の液状食品用の容器や熱湯
を入れる即席食品を収納する容器としては手で持ったと
きに手が火傷しないように断熱性のある発泡した合成樹
脂製容器、特に10〜20倍に発泡したポリスチレン製
容器が多く使用されている。この発泡容器にはPSPと
呼ばれる発泡ポリスチレンシートから圧空又は真空等の
熱成形によって製造される容器と、ガスを含浸したポリ
スチレンビーズを型内で発泡させて製造される容器があ
る。又、断熱性素材を用いずに取っ手を設ける、中間層
に断熱層として空気層を含むよう二重壁をようする容器
等デザインを工夫した容器もある。一方、熱湯を入れた
後湯切りを行う容器の蓋は特に断熱性を考慮した素材は
使用されていないが、蓋のデザインで湯切りの際内部の
湯の温度が直接手に伝わらないよう工夫されている。こ
のような容器の素材には従来断熱性を有する素材として
知られる発泡ポリスチレンやポリプロピレンでもその発
泡倍率が1.2倍〜3倍と低い場合には、断熱効果も低
いとの認識から経済的且つ実用的な厚みの範囲では本分
野に使用されていなかった。
【0003】しかしながら断熱性のある10〜20倍に
発泡した合成樹脂製容器は、機械的強度を保持するため
に容器壁面の厚さが少なくとも1.5mm以上の容器とな
っており容器自体かさばる事、容器を製造する際発泡倍
率の高いシートは熱成形時の賦型性が悪く深絞り形状の
成形品や型の形状を忠実に再現するいわゆるシャープな
成形品が得られず容器デザイン上の制限を受ける等の問
題点がある。更に、一般に容器周縁部が角張っていると
周縁部に口を当て内容物を飲む場合、唇を切る可能性が
ありこれを防止するため及び唇を当てたとき口当たりが
良くなるように周縁部を容器の外側に巻き込み唇の当た
る部分を丸くするいわゆるカーリングが容器の安全性の
観点から市場で要求されているが、10〜20倍に発泡
した容器ではカーリングが困難である。また、容器の蓋
を容器本体と周縁部にて嵌合する場合、10〜20倍に
発泡した素材では、成形品がシャープに賦型出来ないば
かりか厚みのばらつきも大きく精度良く容器と嵌合でき
る蓋材が得られない。このため蓋材としては断熱性の無
い素材を使用しているためデザインで工夫はしているも
のの蓋が内容物により加熱されることから生じる火傷の
防止に関しては不十分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温度の液
体内容物を収納した状態で容器壁面を手で保持しても火
傷しない充分な断熱性を保持しながら、容器を積み重ね
たときにかさばらず、深絞り且つ形状がシャープであり
容器周縁部でカーリング可能な成形品を提供するもので
ある。又、熱湯を充填した後湯切りする食品を収納する
容器において湯切りの際蓋の上から指で周縁部を押さえ
ながら湯切りを行っても火傷しない断熱性を有し、且つ
容器周縁部で容器本体と精度良く嵌合出来るシャープな
形状で且つ周縁部の厚み精度が良好な蓋材を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため、発泡倍率が低い場合にはポリスチレン
製シートやポリプロピレン製シート等は成形時の賦型性
が良好であり、カーリングも可能であり、強度が強いた
め厚みを大きくしないで実用的な強度が得られる点に着
目し、発泡倍率の低い発泡シートの欠点である断熱性が
不足である点、特に液状物質を収納する容器としての断
熱性が不足である点を改良すべく鋭意検討した。
【0006】通常、発泡した物質の断熱性を熱伝導率で
表現した場合、物質の材質が同じなら、断熱性はほぼ発
泡倍率即ち空隙率によって一義的に決まってくる。しか
しながら液状物質を収納するような容器における実用的
な断熱性について検討した結果、物質が発泡するとき又
は発泡したシートを熱成形する際に、気泡が無定形化し
気泡膜が薄膜化し部分的な破泡現象を生じ一部に連通化
が生じ、連続気泡となるが、この部分が実用的な断熱性
に関して極めて重要な要因を占めていることを実験的に
確認した。つまり液状物質が一部とは云え発泡物質の連
通部分に入り込むことによって実用上の断熱性を大幅に
低下させていることが確認された。この結果、液状物質
と直接接触する側に発泡層を設けないようにすることに
より大幅に液状物質に対する断熱性を改良できることを
見いだした。
【0007】即ち、本発明の第1は、すくなくとも発泡
していない層と、1.2倍〜3.0倍に発泡した層の2
層を有する多層構造のシートを、内面に発泡していない
層が位置するように成形することを特徴とする40℃〜
沸騰温度に加熱された液状物を収納する合成樹脂製食品
容器である。本発明の第2は、すくなくとも発泡してい
ない層と、1.2倍〜3.0倍に発泡した層の2層を有
する多層構造のシートを、内面に発泡していない層が位
置するように成形することを特徴とする、湯切りを必要
とする食品の容器用合成樹脂製蓋である。本発明の第3
は、発泡した層がポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン
系樹脂、無機充填剤を含有したポリプロピレン系樹脂又
はポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる事を特徴
とした第1の発明記載の容器である。本発明の第4の発
明は、発泡した層がポリスチレン系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂、無機充填剤を含有したポリプロピレン系樹脂
又はポリエチレンテリフタレート系樹脂からなる事を特
徴とした第2の発明記載の蓋である。
【0008】本発明を構成する最大の特徴は、容器及び
蓋の内容物を収納する内面に発泡していない樹脂層を有
することである。該容器及び蓋の内面を構成する発泡し
ていない層は、液状物質が浸透してこないよう連続被膜
を形成していることが重要であり、その厚みについては
ピンホール等を考慮すれば20μm以上有ることが好ま
しい。この層の形成は、容器又は蓋を作る前のシートの
段階で公知の方法で行い、該容器及び蓋の製造はシート
を熱成形する方法で行う。公知の方法とは、発泡層との
共押出法により発泡していない薄膜層を形成する方法、
発泡シートと発泡していないフィルムとをドライラミネ
ート法にて積層する方法、発泡シートを押出しながら発
泡していないフィルムを積層する方法等であり、その製
造方法により本発明の目的が損なわれることはない。但
し最も経済的な方法は共押出法である。発泡層と発泡し
ていない層との積層したシートは、即席麺類の容器等に
広く使用されている。しかしながら、この場合は容器の
外側に発泡していない層を設けており、且つ発泡倍率は
本発明の範囲よりはるかに大きく、従って本発明とは目
的、構成、内容において全く異なっている。
【0009】該容器及び蓋を製造する熱成形法について
は、真空成形、圧空成形のどちらも利用できる。又、シ
ートの押出しに引き続いてインラインで連続して熱成形
することもでき、この場合は特に、シートとして一旦巻
き取ることが困難な厚みの大きいシートを用いて、深絞
りの成形品を得るのに適した方法である。
【0010】該容器及び蓋の材質は、発泡樹脂層として
は、価格、剛性、加工の容易さ等からポリスチレン、ポ
リプロピレン、無機系充填剤を含有したポリプロピレン
またはポリエチレンテレフタレートの各樹脂が最も本発
明の用途に適している。容器の内面を構成する発泡して
いない層の材質については特に制限するものではない。
即ち、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂が使用でき
る。ポリスチレンは、発泡層がポリスチレンの場合、ポ
リプロピレンは発泡層がポリプロピレン又は無機系充填
剤を含有したポリプロピレンの場合においては共押出法
で接着樹脂層を用いる必要が無く経済的には最も有利な
組み合わせである。ここで云うポリスチレンはブタジエ
ン等の合成ゴムとのグラフト又はブロック共重合体であ
る耐衝撃性ポリスチレンやこれらの混合物を含む。ポリ
プロピレンについてはポリエチレンとのブロック又はラ
ンダム共重合体を含む共重合体やこれらの混合物を含
む。又、無機系充填剤を含有するポリプロピレンはタル
ク、炭酸カルシウム等の無機系充填剤を含むポリプロピ
レンである。
【0011】発泡層即ち発泡シートを得る方法として
は、化学発泡剤を添加し押出しを行う方法、発泡ガスを
注入しながら押出を行う方法、発泡ガスを予め含浸した
樹脂を用い押出しを行う方法等がある。化学発泡剤とし
ては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等の
無機塩や、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロ
ニトリル等の有機化合物や炭酸水素ナトリウムとクエン
酸又はクエン酸金属塩等の組み合わせなどが挙げられ
る。これらの化学発泡剤の添加量は発泡倍率が1.2倍
〜3.0倍になる様に調整され、その量はその種類によ
り異なるが、一般的には樹脂成分100重量部に対して
0.1〜5.0重量部の割合で配合する。発泡材の量が
少なすぎると所望の発泡倍率が得られないし、多すぎる
とその添加量の割には発泡倍率が増大せず経済的に不利
となる。又、化学発泡剤とタルク等の発泡核剤、高級脂
肪酸金属塩等の各種分散剤、着色材等の添加剤を目的に
応じて混合する。発泡ガスを押出の途中で注入する方法
は、PSPと呼ばれるポリスチレンの発泡シートを製造
するプロセスとして一般に広く使用されている方法であ
り、発泡ガスとしてブタン、ペンタン等が使用される。
発泡ガスとしては炭酸ガス、窒素等を直接押出途中に圧
入する事もできる。この方法においても発泡核剤等の添
加剤を目的に応じて混合する。発泡ガスを予め樹脂内に
含浸した原料を押出して発泡させる方法においては、ブ
タン、ペンタン等のガスをポリスチレン等の樹脂に含浸
させこの原料を用いて押出しシートを製造する。この方
法においても発泡核剤等の添加剤を目的に応じ添加す
る。
【0012】樹脂の発泡倍率は、1.2倍から3.0倍
の範囲が本目的を達成するのに有効であるが特に好まし
い範囲は、1.4倍から3.0倍の範囲である。発泡倍
率が低くなればなるほど断熱性が無くなり、発泡倍率が
高くなるほど断熱性は向上するが成形時の賦型性・深絞
り性が悪くなりカーリング適性も無くなる傾向にある。
従ってこれを数字で表せば、1.2倍以下だと発泡層の
厚みにもよるが断熱性が不十分であり、3.0倍以上だ
と成形時の賦型性が悪くなり、これに伴い成形品の寸法
精度が悪くなったり深絞り性が悪くなったりする他、カ
ーリングが困難となる。この範囲については、前述のよ
うに厚みによっても断熱性等の性能が異なるため用途に
応じて性能、経済性を加味して設定すればよい。本発明
に使用するシートの厚みは、各々の用途において目的に
応じた厚みを設定できるが、一般的には容器として0.
5mmから1.5mm、蓋として0.3mmから0.6mmの範
囲が機能面と経済的な面を考慮した好適な範囲である。
本発明において、容器の構成としては、容器外側に印刷
性等を考慮して発泡していない層を有しても良く、又、
他の機能を付加すべく例えば、ガスバリア性能に優れる
フィルムを積層することもできる。
【0013】本発明の容器の用途は高温度に加熱された
液状物を収納する容器類であり、この場合高温とは40
℃〜沸騰温度である。例えば熱湯を入れて使用する即席
麺類、味噌汁、スープ、コーヒー等の容器や、液状食品
を容器に収納したまま電子レンジで加熱する容器等であ
る。本発明の蓋としての用途は、熱湯を入れた後、蓋の
周縁部分を指で押さえて湯切りを行う食品である例えば
焼きそば等の即席麺類、即席スパゲッティー等の蓋であ
る。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述する。 (実施例1)発泡層としてポリスチレン(電気化学工業
社製、デンカスチロールGP−1を30重量部とゴム強
化したHIE−4を70重量部混合)100重量部に、
発泡剤として化学発泡剤(永和化成工業社製、セルボン
SCK)を、1重量部混合した原料を用い、発泡してい
ない層(以下、非発泡層と称する)として前記ポリスチ
レンを原料として用い共押出法により発泡層は115m
m押出機、非発泡層は65mm押出機を使用し、発泡層
の発泡倍率が2倍で厚みが1.0mm、非発泡層の厚みが
0.2mmのシートを作成した。このシートを用い真空成
形により直径が90mm、深さが90mmの容器を、内面に
非発泡層が位置するように成形した。成形品の口径と絞
り高さの比率が1:1と深絞りにもかかわらず良好な成
形品が得られた。その後、容器の周縁部をカーリングマ
シーンによりカーリングしたが、良好なカーリング状態
の成形品が得られた。
【0015】次にこの容器を用い、熱湯試験として乾燥
状態の即席麺を容器に収納し、95℃の熱湯を充填した
後素手にて容器を保持し熱の伝わり方を官能検査にて評
価した。この結果および用いたシートの熱伝導率を表1
に示す。
【0016】(比較例1)実施例1と同様のシートを用
い、内面に発泡層が位置するように成形する以外は全く
実施例1と同様に容器を成形し同様の試験を実施した。
この結果を表1に示したが、実施例1のシートと熱伝導
率が全く同一にもかかわらず、熱湯試験では手に伝わる
熱の状態が全く異なることが明らかとなった。
【0017】(実施例2)実施例1と同様に評価した結
果を同じく表1に記す。但し、発泡層には、化学発泡剤
を0.2重量部使用し発泡倍率1.2倍で厚み1.2mm
の層を設け、非発泡層の厚みは0.1mmとした。
【0018】(実施例3)実施例1と同様に評価した結
果を同じく表1に記す。但し、発泡層には、化学発泡剤
を0.5重量部使用し発泡倍率1.5倍で厚み1.0mm
の層を設け、非発泡層の厚みは0.05mmとした。
【0019】(実施例4)実施例1と同様に評価した結
果を同じく表1に記す。但し、発泡層には、化学発泡剤
を2.0重量部使用し発泡倍率3.0倍で厚み1.0mm
の層を設け、非発泡層の厚みは0.2mmとした。
【0020】(比較例2)実施例1と同様に評価した結
果を同じく表1に記す。但し、発泡層には、化学発泡剤
を0.15重量部使用し発泡倍率1.1倍とした。
【0021】(比較例3)実施例1と同様に評価した結
果を同じく表1に記す。但し、発泡層には、化学発泡剤
を2.8重量部使用し発泡倍率3.5倍とした。
【0022】(比較例4)実施例1と同様に評価した結
果を同じく表1に記す。但し、非発泡層を設けず発泡層
の単層とし、発泡層には化学発泡剤を0.5重量部使用
し、発泡倍率1.5倍で厚み1.2mmとした。
【0023】(実施例5)実施例1と同様に評価した結
果を同じく表1に記す。但し、非発泡層は共押出法で設
けず、予め接着剤を塗布しておいたポリプロピレンフィ
ルムを発泡層のシートを製造する際インラインでラミネ
ートする事により設けた。この非発泡層の厚みは接着剤
層を含めて40μmとした。
【0024】(実施例6)発泡層としてポリエチレンテ
レフタレート(イーストマンコダック社製の9921)
100重量部に、発泡剤として化学発泡剤(永和化成工
業社製のポリスレンEE−207)を3重量部混合した
原料を用い、非発泡層として前記ポリエチレンテレフタ
レートを原料として用い共押出法により発泡層は115
mm押出機を使用し、非発泡層は65mm押出機を使用
し、発泡層の発泡倍率が1.3倍で厚みが1.0mm、非
発泡層の厚みが0.02mmのシートを作成した。このシ
ートを用い真空成形により直径が180mm、深さが90
mmの容器を内面に非発泡層が位置するように容器を成形
した後、実施例1と同様に評価した。
【0025】
【表1】
【0026】(実施例7)発泡層として、タルクを充填
したポリプロピレン(徳山曹達社製610Aをベースに
タルクを30重量%混合100重量部に、化学発泡剤
(永和化成工業社製、セルボンSCK)を1重量部混合
した原料を用い、非発泡層としてポリプロピレン(徳山
曹達社製610A)を原料として用い共押法により発泡
層は115mm押出機、非発泡層は65mm押出機を使
用し、発泡層の発泡倍率が2倍で厚みが1.0mm、非発
泡層の厚みが0.2mmのシートを作成した。このシート
を用い、真空成形により直径が180mm、深さが90mm
の容器を内面に非発泡層が位置するように成形し、良好
な成形品が得られた。
【0027】次にこの容器を用い、熱湯試験として乾燥
状態の即席麺を容器に収納し、95℃の熱湯を充填した
後で素手にて容器を保持し熱の伝わり方を官能検査にて
評価した。この結果と用いたシートの熱伝導率を測定し
た結果を表2に示す。
【0028】(実施例8)実施例7に於いて、化学発泡
剤の量を0.5重量部使用し発泡倍率で1.5倍厚み
1.1mmの発泡層と、厚み0.1mmの非発泡層とした以
外同様に評価を実施した。
【0029】(比較例5)実施例8と同様のシートを用
い、内面に発泡層が位置するように成形する以外は全く
実施例7と同様に容器を成形し同様の評価を実施した。
実施例8のシートと熱伝導率が同一にもかかわらず、熱
湯試験では手に伝わる熱の状態が全く異なっていた。
【0030】(比較例6)実施例7に於いて、非発泡層
を設けず発泡層のみの単層とし、発泡層の厚みを1.2
mmとした以外は全く実施例7と同様に評価を実施した。
【0031】
【表2】
【0032】(実施例9)発泡層としてポリスチレン
(電気化学工業社製、デンカスチロールGP−1を30
重量部とHIE−4を70重量部混合)100重量部
に、発泡剤として化学発泡剤(永和化成工業社製、セル
ボンSCK)を、1.4重量部混合した原料を用い、非
発泡層として前記ポリスチレンを原料として用い共押出
法により発泡層は115mm押出機を使用し、発泡層の
発泡倍率が2.5倍で厚みが0.3mm、非発泡層の厚み
が0.1mmのシートを作成した。このシートを用い圧空
成形により直径が180mmで、周縁部に容器と嵌合する
べく高さ4mm、幅7mmのフランジ部を設けた焼きそば用
蓋を、内面に非発泡層が位置するように成形した。
【0033】次にこの蓋を用い、以下の要領にて湯切り
試験を実施した。まず乾燥状態の焼きそばを収納した容
器に95℃の熱湯を充填し、その後、蓋を容器周縁部に
嵌合するようにかぶせ、3分後に蓋の周縁部に予め設け
られた湯切り穴から、その周辺を指で押さえながら容器
を傾け湯切りを行った。この時の熱の伝わり方を官能検
査にて評価した結果を表3に示す。又、用いたシートの
熱伝導率を測定した結果についても表3に示す。
【0034】(実施例10)実施例9において、化学発
泡剤の量を1重量部使用し発泡倍率で2倍とし厚み0.
35mmの発泡層と、厚み0.05mmの非発泡層とした以
外同様に評価を実施した。
【0035】(実施例11)実施例10において、厚み
0.25mmの発泡層と、厚み0.15mmの非発泡層とし
た以外同様に評価を実施した。
【0036】(実施例12)実施例9において、化学発
泡剤の量を0.5重量部使用し発泡倍率で1.5倍厚み
0.3mmの発泡層と、厚み0.1mmの非発泡層とした以
外同様に評価を実施した。
【0037】(比較例7)実施例10と同様のシートを
用い、内面に発泡層が位置するように成形した以外は実
施例9と同様に評価を実施した。
【0038】(比較例8)実施例12と同様のシートを
用い、内面に発泡層が位置するように成形した以外は実
施例9と同様に評価を実施した。
【0039】(比較例9)実施例10において、非発泡
層を設けず発泡層のみの単層とし、発泡層の厚みを0.
4mmとした以外は全く実施例10と同様に評価を実施し
た。
【0040】
【表3】
【0041】表1、2、3中、発泡倍率は、比重換算
法にて測定し算出した。熱伝導率はシートの状態で測
定した(測定器は、京都電子工業社製)成形性の評価
は、成形条件の巾が広いかどうか及び賦型性(型の形状
に対する再現性)で評価し、◎がもっともよく以下○>
△>×の順で悪くなることを示す。カーリング性につ
いては、カーリング後の成形品の状態を評価し、成形性
と同様の記号で表現した。熱湯試験の評価は手で持っ
て熱の伝わり方を評価し◎>○>△>×の順で良好とし
た。但し、△と×は、容器の場合は熱くてそのまま持っ
ていられない程度を示し、蓋の場合は熱くて指を離さざ
るを得ない程度を示す。
【0042】
【発明の効果】発泡していない層と1.2〜3.0倍発
泡した層からなり、該発泡していない層が内面に位置す
る事を特徴とした合成樹脂製食品容器又は蓋であり、高
温度の液状物及びその蒸発物が容器又は蓋材を通して浸
透してこない事により、素手で取り扱っても熱くないた
め、熱湯を充填する即席食品の容器、高温度液状物であ
るコーヒー用カップ、味噌汁カップ、湯切りを行う即席
麺等の蓋材等に使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 12/08 C08F 12/08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】すくなくとも発泡していない層と、1.2
    倍〜3.0倍に発泡した層の2層を有する多層構造のシ
    ートを、内面に発泡していない層が位置するように成形
    することを特徴とする、40℃〜沸騰温度に加熱された
    液状物を収納する合成樹脂製食品容器。
  2. 【請求項2】すくなくとも発泡していない層と、1.2
    倍〜3.0倍に発泡した層の2層を有する多層構造のシ
    ートを、内面に発泡していない層が位置するように成形
    することを特徴とする、湯切りを必要とする食品の容器
    用合成樹脂製蓋。
  3. 【請求項3】発泡した層がポリスチレン系樹脂、ポリプ
    ロピレン系樹脂、無機充填剤を含有したポリプロピレン
    系樹脂又はポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる
    事を特徴とした請求項1記載の容器。
  4. 【請求項4】発泡した層がポリスチレン系樹脂、ポリプ
    ロピレン系樹脂、無機充填剤を含有したポリプロピレン
    系樹脂又はポリエチレンテレフタレート系樹脂からなる
    事を特徴とした請求項2記載の蓋。
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