JPH09227148A - 光ファイバ母材の製造方法および光ファイバ母材製造用バーナ - Google Patents
光ファイバ母材の製造方法および光ファイバ母材製造用バーナInfo
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Abstract
微粒子の堆積効率の向上を図った光ファイバ母材製造用
バーナを提供することを目的とする。 【解決手段】 かゝる本発明の光ファイバ母材製造用バ
ーナ100は、バーナ噴射口のセンタ部分において、少
なくとも噴射範囲調整ガス用ノズル102を中心に配置
すると共に、その周りに複数の原料噴射ノズル101,
101を配列し、前記噴射範囲調整ガス用ノズル102
からの噴射範囲調整ガスの噴射によって、前記両原料噴
射ノズル101,101からのガラス微粒子噴射流の噴
射範囲を調整できるため、堆積の初期にあっては、光フ
ァイバ母材製造用バーナ100のガラス微粒子噴射流の
噴射範囲を小さく抑える一方、被堆積材の成長に対応し
て、光ファイバ母材製造用バーナ100のガラス微粒子
噴射流の噴射範囲を大きくすることで、ガラス微粒子の
効率的な堆積が可能となる。
Description
法などによる光ファイバ母材の製造時、ガラス微粒子の
堆積効率の向上を図った光ファイバ母材の製造方法およ
びこれに用いる光ファイバ母材製造用バーナに関するも
のである。
バ母材の製造方法の一例を示すと、図4の如くで、光フ
ァイバ母材製造用バーナ1から、出発棒材である被堆積
材2の表面にガラス微粒子3を噴射させ、堆積させてい
る。この場合の光ファイバ母材製造用バーナ1先端の一
般的なノズル構造を示すと、図5の如くで(同心多重管
構造)、中心に原料ガス(SiCl4 など)を噴射させ
る原料噴射ノズル11を位置させ、その周りにArガス
などのシールガスを噴射させるシールノズル12、酸素
ガスなどの助燃性ガスを噴射させる助燃性ガスノズル1
4、水素ガスなどの可燃性ガスを噴射させる可燃性ガス
ノズル13をそれぞれ同心円状に配してなり、火炎加水
分解により生じた水を原料ガス(SiCl4 など)と反
応させて、ガラス微粒子(SiO2 )を得ている。
従来構造の光ファイバ母材製造用バーナ1にあっては、
原料噴射ノズル11が中央に1本あるのみであるため、
そのガラス微粒子噴射流の噴射範囲を調整することはで
きず、ガラス微粒子3は、ほぼ全周方向に万遍なく広が
った円形となって、被堆積材2の外周表面に噴射される
こととなる。このような調整のできない単純な円形のガ
ラス微粒子噴射流にあっては、次のような欠点があっ
た。
初(初期)細く、堆積の進行に伴って徐々にその径が増
すものであるため、光ファイバ母材製造用バーナ1のガ
ラス微粒子噴射流の大きさを当初の被堆積材径に合わせ
ておいたのでは、被堆積材2の径が成長して増大してく
ると、上記ガラス微粒子噴射流の大きさでは、その径が
小さ過ぎて、堆積効率が上がり難いという問題が生じ
る。かとって、当初から、ガラス微粒子噴射流が大きく
広がる光ファイバ母材製造用バーナ1を用いれば、被堆
積材2が十分大きい場合には、その堆積効率は細く絞ら
れている場合より高いものが得られるものの、噴射の初
期には、ガラス微粒子噴射流が被堆積材2からはみ出
て、堆積されないガラス微粒子3が多量に発生して、無
駄が生じる結果となる。
なされたもので、ガラス微粒子噴射流の噴射範囲が調整
できる光ファイバ母材製造用バーナを用いることによっ
て、上記のような従来の問題点を解消しようとしたもの
である。
イバ母材製造用バーナからのガラス微粒子を被堆積材の
先端または外周表面に堆積させる光ファイバ母材の製造
方法において、ガラス微粒子噴射流の噴射範囲が調整で
きる光ファイバ母材製造用バーナを用い、少なくとも堆
積の初期にあっては、前記光ファイバ母材製造用バーナ
のガラス微粒子噴射流の噴射範囲を小さく抑える一方、
被堆積材の成長に対応して、前記光ファイバ母材製造用
バーナのガラス微粒子噴射流の噴射範囲を大きくするこ
とを特徴とする光ファイバ母材の製造方法にある。
タ部分において、少なくとも噴射範囲調整ガス用ノズル
を中心に配置すると共に、その周りに複数の原料噴射ノ
ズルを配列し、前記噴射範囲調整ガス用ノズルからの噴
射範囲調整ガスの噴射によって、前記両原料噴射ノズル
からのガラス微粒子噴射流の噴射範囲を調整できるよう
にしたことを特徴とする光ファイバ母材製造用バーナに
ある。
材製造用バーナの一つの実施の形態を示したものであ
る。この光ファイバ母材製造用バーナ100の場合、バ
ーナ噴射口のセンタ部分において、複数の原料噴射ノズ
ル101,101の真中に噴射範囲調整ガス用ノズル1
02を配列した分割構造(独立構造も可)とすると共
に、これらの3ノズルの外側には、同心円状にシールガ
ス(Arガスなどの不活性ガス)のシールノズル11
1、酸素ガスなどの助燃性ガスが噴射される助燃性ガス
ノズル112、水素ガスなどの可燃性ガス(天然ガスな
どの使用も可)が噴射される可燃性ガスノズル113が
配列されてなる。なお、助燃性ガスノズル112は、細
管からなる複数のノズルとして、可燃性ガスノズル11
3内に点在させてもよい。
は、噴射範囲調整ガスとしては、例えばArガスなどの
不活性ガスを用い、この不活性ガスをノズル102から
噴射させれば、当該不活性ガスは、その両側に位置する
原料噴射ノズル101,101からの原料噴射流の中に
割って入る形をとるため、この原料噴射流に大きな影響
を与えることとなる。つまり、不活性ガスが噴射される
と、このガス流によって、両側の原料噴射ノズル10
1,101からの原料噴射流は、当該不活性ガスの噴射
圧によって、内側に入り難くなり、より外側へ広がる傾
向となるため、噴射流全体としては、噴射範囲が拡大さ
れる。この拡大の程度(大きさ)は、不活性ガスの供給
量や供給圧などによって、ある程度制御することができ
る。一方、不活性ガスの無噴射時には、両側の原料噴射
ノズル101,101からの原料噴射流は、互いに隣接
する内側に入り易く、外側へあまり広がらないため、噴
射流全体としては、噴射範囲が縮小される。
ーナ100を用いて、上記本発明に係る光ファイバ母材
の製造方法を実施するには、次のようにして行う。先
ず、本発明においても、従来と同様、光ファイバ母材製
造用バーナ100からのガラス微粒子を、出発棒材であ
る被堆積材の外周表面に噴射させ、堆積させて行う。も
ちろん、この際、原料噴射ノズル101,101からは
原料ガス(SiCl4 など)を噴射させ、噴射範囲調整
ガス用ノズル102からは必要によりArガスなどの噴
射範囲調整ガスを噴射させ、また、助燃性ガスノズル1
12からは例えば酸素ガス、可燃性ガスノズル113か
らは例えば水素ガスをそれぞれ噴射させる。
は、図2に示したように、被堆積材200が未だ細いこ
とから、一対の原料噴射ノズル101,101を被堆積
材200の幅方向に合わせると同時に、噴射範囲調整ガ
ス用ノズル102からのガス噴射を停止させた状態で、
ガラス微粒子300を噴射させて行う。つまり、ガラス
微粒子噴射流の噴射範囲を小さく抑えて行う。この結
果、未成長段階の細い被堆積材200に対して、小さい
噴射範囲のガラス微粒子噴射流が噴射されるため、無駄
のない、効率的な堆積が行われる。
バーナ100に回転機構を設けて、「堆積の初期」の最
も細い段階の被堆積材200に対しては、一対の原料噴
射ノズル101,101を、当該被堆積材200の長手
方向に合わせて噴射させ、やや被堆積材200が成長し
たところで、上記のように、一対の原料噴射ノズル10
1,101を被堆積材200の幅方向に合わせるように
して制御することもできる。
「堆積の途中」からは、図3に示したように、被堆積材
200がかなり太くなるため、一対の原料噴射ノズル1
01,101を被堆積材200の幅方向に合わせると同
時に、噴射範囲調整ガス用ノズル102から、噴射範囲
調整ガスを噴射させる。この噴射範囲調整ガスが噴射さ
れると、上述したように、原料噴射ノズル101,10
1からの原料噴射流は、より外側へ広がり、噴射範囲が
拡大されるため、太い被堆積材200の表面の広範囲に
噴射されて堆積される。この噴射範囲の大きさは、上述
したように、噴射範囲調整ガスの供給量や供給圧などに
よって、ある程度制御できるため、これらの制御を、被
堆積材200の成長に合わせて行うようにするとよい。
つまり、被堆積材200の成長に対応させて、ガラス微
粒子噴射流の噴射範囲を大きくして行えばよい。この結
果、太く成長した被堆積材200に対しても、無駄のな
い、迅速な堆積が可能となる。
よれば、被堆積材の成長段階に応じて、ガラス微粒子噴
射流の噴射範囲の大きさを制御することができるため、
原料の無駄が抑えられると共に、迅速で効率的な堆積が
可能となり、堆積効率の優れた光ファイバ母材の製造方
法および光ファイバ母材製造用バーナが得られる。
つの実施の形態になるバーナ噴射口を示した端面図であ
る。
積の初期における、ガラス微粒子噴射流の噴射状態を示
した概略説明図である。
積の途中における、ガラス微粒子噴射流の噴射状態を示
した概略説明図である。
説明図である。
従来の光ファイバ母材製造用バーナを示した端面図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 光ファイバ母材製造用バーナからのガラ
ス微粒子を被堆積材の先端または外周表面に堆積させる
光ファイバ母材の製造方法において、 ガラス微粒子噴射流の噴射範囲が調整できる光ファイバ
母材製造用バーナを用い、少なくとも堆積の初期にあっ
ては、前記光ファイバ母材製造用バーナのガラス微粒子
噴射流の噴射範囲を小さく抑える一方、被堆積材の成長
に対応して、前記光ファイバ母材製造用バーナのガラス
微粒子噴射流の噴射範囲を大きくすることを特徴とする
光ファイバ母材の製造方法。 - 【請求項2】 バーナ噴射口のセンタ部分において、少
なくとも噴射範囲調整ガス用ノズルを中心に配置すると
共に、その周りに複数の原料噴射ノズルを配列し、前記
噴射範囲調整ガス用ノズルからの噴射範囲調整ガスの噴
射によって、前記複数の原料噴射ノズルからのガラス微
粒子噴射流の噴射範囲を調整できるようにしたことを特
徴とする光ファイバ母材製造用バーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6004196A JP3828192B2 (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 光ファイバ母材の製造方法及び光ファイバ母材製造用バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6004196A JP3828192B2 (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 光ファイバ母材の製造方法及び光ファイバ母材製造用バーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09227148A true JPH09227148A (ja) | 1997-09-02 |
| JP3828192B2 JP3828192B2 (ja) | 2006-10-04 |
Family
ID=13130605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6004196A Expired - Fee Related JP3828192B2 (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 光ファイバ母材の製造方法及び光ファイバ母材製造用バーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3828192B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001017918A1 (en) * | 1999-09-03 | 2001-03-15 | Bular, Llc | Apparatus for making a glass preform by flame hydrolysis |
| JP2004026518A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリカ多孔質母材の製造方法 |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP6004196A patent/JP3828192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001017918A1 (en) * | 1999-09-03 | 2001-03-15 | Bular, Llc | Apparatus for making a glass preform by flame hydrolysis |
| JP2004026518A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリカ多孔質母材の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3828192B2 (ja) | 2006-10-04 |
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