JPH09228148A - 導電性繊維 - Google Patents

導電性繊維

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JPH09228148A
JPH09228148A JP8027093A JP2709396A JPH09228148A JP H09228148 A JPH09228148 A JP H09228148A JP 8027093 A JP8027093 A JP 8027093A JP 2709396 A JP2709396 A JP 2709396A JP H09228148 A JPH09228148 A JP H09228148A
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JP
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conductive
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fine particles
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JP8027093A
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Inventor
Hiroyuki Kawachi
博之 河内
Yasuo Yanagi
康夫 柳
Hiroshi Hosokawa
宏 細川
Mitsuhiro Matsunaka
光弘 松中
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常原綿に混綿して紡績糸となした場合にお
いて、摩擦による高い摩擦帯電圧の条件下では、除電に
必要な高い導電性を示すが、電子機器の作動する電圧
(通常数十ボルト以下)の条件下では、絶縁体に近い導
電率を示し、電子機器内部に混入しても回路の短絡の原
因となることがない導電性繊維を提供する。 【解決手段】 平均粒子径が0.01〜5μmの導電性
微粒子を導電層に15〜70体積%含有し、印加電圧1
000Vにおける導電率が10-4S/cm以上であり、
印加電圧50Vにおける導電率が10-3〜10-9S/c
mであって、印加電圧1000Vにおける導電率が印加
電圧50Vにおける導電率よりも対数値差で1〜5良好
である導電性繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料、インテリア
用途及び資材用途等として好適に用いられる導電性繊維
に関する。
【0002】
【従来の技術】導電性繊維は静電気を除去する目的で工
業用および家庭用に広く使用されており、静電気爆発の
回避、電子部品の故障防止、衣服のまとわりつき防止、
冬場の低湿度期に顕著な衣類、マット、カーペットなど
の摩擦帯電に起因するスパーク発生の回避などの為には
必要不可欠な材料となっている。
【0003】従来、導電性繊維は繊維表面に導電材料を
後加工により複合化する方法、繊維自身に導電材料を使
用する方法、導電材料を繊維内部に練り込む方法などに
より生産され、各分野で使用されてきた。例えば、後加
工技術としてはカーボンブラックまたは金属(化合物)
などの導電性微粒子を繊維表層に埋め込む方法、銅化合
物などの金属化合物を含浸した後に化学処理することに
より硫化銅、沃化銅などの導電性金属化合物を繊維内部
または表層に析出させる方法などが知られている。繊維
自身に導電材料を使用する方法としては、金属繊維を用
いる方法、炭素繊維を用いる方法などが知られている。
導電材料を繊維内部に練り込む方法としては、カーボン
ブラックまたは金属(化合物)などの導電性微粒子を混
合紡糸または複合紡糸などの方法により複合化する方法
が知られている。
【0004】カーボンブラック、金属(化合物)などの
導電性物質を使用する方法では、これらの物質を単体で
使用する場合であれ、または通常の繊維に複合化する方
法であれ、得られた導電性繊維は通常の繊維に少量(一
般的には1%前後)混合するだけで繊維加工品に制電性
を付与できるという優れた特徴を有する。
【0005】導電性繊維の研究においては、混綿したと
きの優れた制電性能を発揮するために単繊維の導電率の
向上、あるいは導電層を繊維表面に露出させるといった
構造の検討は種々行われているが、反面導電性繊維の欠
点に関しては、導電性微粒子の高単価に伴う製造コスト
の増大あるいは導電層の剥離、脱落といった繊維物性に
かかるものがほとんどで、本質の電気物性に関する欠点
については、全く検討されていないのが現状である。
【0006】電気物性において本発明者等が懸念してい
る欠点とは、導電性繊維が電子機器内部に混入した場合
に生じる恐れのある回路の短絡である。一般に電子伝導
性物質を含む導電性繊維は、高い導電性を示す。このよ
うな導電率の高い繊維が電子機器内部に混入し、基盤あ
るいは配線上に存在すると回路が短絡し誤操作の原因に
なる恐れがある。特に、昨今身の回りにはパソコン、ワ
ープロ等、電子回路で構成される機器が普及し、また、
導電性繊維を複合化した衣料品も流通していることか
ら、導電性繊維の混入による電子機器の誤動作など種々
の問題の発生が懸念される。しかしながら、これまで導
電性繊維のこのような欠点は全く触れられていないのが
現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、通常原綿に
混綿して紡績糸となした場合において、摩擦による高い
摩擦帯電圧の条件下では、除電に必要な高い導電性を示
すが、電子機器の作動する電圧(通常数十ボルト以下)
の条件下では、絶縁体に近い導電率を示し、電子機器内
部に混入しても回路の短絡の原因となることがない導電
性繊維の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、平均粒子径が
0.01〜5μmの導電性微粒子を導電層に15〜70
体積%含有し、印加電圧1000Vにおける導電率が1
-4S/cm以上であり、印加電圧50Vにおける導電
率が10-3〜10-9S/cmであって、印加電圧100
0Vにおける導電率が印加電圧50Vにおける導電率よ
りも対数値差で1〜5良好であることを特徴とする導電
性繊維によって上記課題を解決するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者等は、導電性微粒子を高
濃度に練り込む方法により得られた導電性繊維の電気特
性を鋭意解析した結果、導電性微粒子の粒径と導電層に
おける体積分率を制御することにより、導電率が印加電
圧に依存する導電性繊維が得られることを見い出した。
【0010】導電性微粒子を練り込む方法により得られ
た導電性繊維において、印加電圧に対して導電率が変化
する機構は現在のところ定かではないが、電気伝導がポ
リマー薄膜を介して行われる高電界伝導現象として解釈
できる。一般的には金属はオームの法則に従い電圧つま
り電界強度に対して依存性は認められない。しかし、ポ
リマーの電圧−電流特性はオーム則領域に引き続いて電
流急増域が現われ、ついに絶縁破壊が生じる。電流急増
域を示す高電界の電気伝導の電界依存性に関する電気伝
導機構としては、空間電荷制限伝導、プールーフレンケ
ル伝導、ホッピング伝導あるいは電子なだれ伝導等が示
されている(静電気ハンドブック第一版P119−12
7 静電気学会編 オーム社発行)。導電性微粒子を練
り込む方法により得られた導電性繊維では、導電性微粒
子はポリマー薄膜に被われた状態であると推定され、電
気伝導がポリマー薄膜を介して行われる為、ポリマーの
電気特性が反映しているものと推定される。
【0011】本発明者等は、導電性繊維において導電率
の印加電圧依存性を左右しているのは、導電性微粒子同
士の接触界面に存在するポリマー薄膜の厚みであると推
定している。すなわち、導電性微粒子が直接接触する状
態であれば、金属と同様の電気特性となり、導電性微粒
子同士の接触界面に存在するポリマー薄膜の厚みが大き
くなれば、絶縁体に近くなる。導電性微粒子の接触界面
におけるポリマー薄膜の電気特性が、オームの法則から
はずれ非線形的に増加、つまり導電率の印加電圧に対す
る依存性を示す為には、ポリマー薄膜の両端にかかる電
界強度を電流急増域に設定する必要があり、ポリマー薄
膜の厚みを制御することにより実現したと推定してい
る。ここで、ポリマー薄膜の厚みに関係する因子として
は、次の二つが挙げられる。一つは、導電性微粒子の粒
子径であり、粒子径により比表面積、つまり導電性微粒
子同士の凝集性が変化し、粒子同士の接触間距離(ポリ
マー薄膜の厚み)が変わる。他の一つは、芯部における
導電性微粒子の体積分率である。理論的な接触間距離は
体積分率により一義的に定まる。つまり、粒子同士の接
触界面のポリマー薄膜の厚みは、以上の二つの因子によ
り制御可能であり、それぞれ適切な値、具体的には、導
電性微粒子の平均粒子径が0.01〜5μm、導電性微
粒子の導電層に占める割合が15〜70体積%の範囲に
することにより電界依存性を示す導電性繊維が得られて
いることを見い出したのである。
【0012】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明においては、繊維中の導電層に存在する導電性微粒
子の平均粒子径は0.01〜5μmである。この粒子径
が0.5μm未満になると、導電性微粒子の比表面積が
大きくなり導電性微粒子同士の凝集性が大きくなるため
粒子同士の接触界面のポリマー薄膜の厚みが薄くなり過
ぎ、印加電圧に対して依存性が認められなくなる。一
方、5μmを越えると紡糸ノズル圧の上昇が起こり、繊
維への複合化が困難となる。
【0013】導電性微粒子の導電層に占める割合は15
〜70体積%であり、より好ましくは20〜60体積%
である。導電性微粒子の導電層に占める割合が15体積
%未満になると、導電性の発現にムラの発生する割合が
急激に上昇する。逆に、この割合が70体積%越える
と、粒子同士の接触間距離が短くなり粒子同士の接触界
面のポリマー薄膜の厚みが薄くなり過ぎ、印加電圧に対
して依存性が認められなくなる。また、紡糸性が急激に
悪化するなどの理由で、同様に導電性の発現にムラの発
生する割合が上昇する。
【0014】印加電圧1000Vにおける導電率が印加
電圧50Vにおける導電率よりも対数値差で1〜5だけ
良好であることによって電解依存性を示すが、印加電圧
1000Vにおける導電率は10-4S/cm以上であ
り、且つ印加電圧50Vにおける導電率は10-3〜10
-9S/cmである必要がある。印加電圧1000Vの時
の繊維の導電率が10-4S/cm未満では、混綿後の紡
績糸における制電性能発現が困難となる。印加電圧50
Vにおける導電率が10-3S/cmを越えると電子機器
内部に混入した時に回路の短絡の原因となり、一方、導
電率が10-9S/cm未満になると、実質的に印加電圧
1000Vにおける導電率が10-4S/cm以上となる
繊維を得ることができない。尚、本発明で使用する導電
性微粒子の導電率は、10-3S/cm以上であることが
好ましく、10-3S/cm未満になると、導電性発現が
困難となる。
【0015】本発明において使用される導電性微粒子と
しては、一般に、鉄、銅、アルミニウム、鉛、錫、金、
銀、ニッケルなどに代表される金属類およびそれらの酸
化物、硫化物、カルボニル塩、またITO(インジウム
・スズ酸化物)、ATO(アンチモン・スズ酸化物)、
酸化亜鉛などの導電性金属酸化物及びこれらを硫酸バリ
ウム、酸化チタン、チタン酸カリ、アルミニウムの担体
微粒子にコーティングしたセラミックス系導電材等が挙
げられるが、ITO(インジウム・スズ酸化物)、AT
O(アンチモン・スズ酸化物)、酸化亜鉛などの導電性
金属酸化を酸化チタンの担体微粒子にコーティングした
粒状導電性セラミックスが好適に用いられる。
【0016】本発明の導電性繊維を形成する重合体は特
に限定されず、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等に代表される熱溶融性ポリマー、
ポリアクリロニトリル、レーヨン、ポリウレタンなどに
代表される溶剤可溶性ポリマーなどを用いることができ
るが、アクリロニトリル系ポリマーを用いることにより
風合い、外観、発色性等に優れ、衣料分野で最も制電性
の要求度の高いセーター用途等に対応できる。また繊維
の繊度としては1〜30dが適当である。
【0017】アクリロニトリル系ポリマーは、通常のア
クリル繊維を構成するポリマーであれば特に限定されな
いが、モノマー構成としてアクリロニトリルを50重量
%以上含有することが望ましい。ポリマーの中のアクリ
ロニトリル含有率が50重量%未満であると、原糸が本
来のアクリル繊維としての特性を失う。
【0018】アクリロニトリルの共重合成分としては、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソ
プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリ
ル酸ヒドロキシプロピルなどに代表されるアクリル酸エ
ステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、n
−ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸ラウリル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタ
クリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ジエチルア
ミノエチルなどに代表されるメタクリル酸エステル類、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、
アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ジア
セトンアクリルアミド、スチレン、ビニルトルエン、酢
酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、
臭化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデンなど
の不飽和モノマーが挙げられる。さらに、染色性改良な
どの目的でp−スルホフェニルメタリルエーテル、メタ
リルスルホン酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、およびこれらのアルカリ金属塩などを共重合しても
良い。
【0019】アクリロニトリル系ポリマーの分子量は特
に限定されないが、分子量10万以上かつ100万以下
が望ましい。分子量10万未満では、紡糸性が低下する
と同時に原糸の糸質も悪化する傾向にある。分子量が1
00万を越えると紡糸原液の最適粘度を与えるポリマー
濃度が低くなり、生産性が低下する傾向にある。
【0020】アクリロニトリル系ポリマーの溶媒として
は、硝酸(水溶液)、塩化亜鉛水溶液、ロダン塩水溶
液、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジ
メチルスルホキシド、エチレンカーボネート、γ−ブチ
ロラクトン及びアセトン等が挙げられる。
【0021】本発明の導電性繊維の繊維構造としては、
芯鞘複合繊維が好ましい。その際、粒子状導電性セラミ
ックスは芯部に存在する必要がある。粒子状導電性セラ
ミックスが鞘部に存在すると、紡糸工程および紡績工程
などの加工工程の工程通過性が悪化すると同時に、衣料
用途等に使用した場合、着用感が悪いなどの欠点を生じ
る。芯鞘複合繊維の芯/鞘体積比率は、5/95〜60
/40、より好ましくは10/90〜50/50であ
る。芯部が60%を越えると、芯鞘構造が崩れるので好
ましくない。
【0022】
【実施例】以下実施例により、本発明を更に具体的に説
明する。尚、実施例及び比較例における繊維の導電率は
以下の方法により測定した。
【0023】(導電率の測定)繊維束より単繊維を取り
出し、これを正確に1cm離して銀ペースト(藤倉化成
株式会社製ドータイト)により金属端子に接着する。2
0℃、相対湿度40RH%において、この端子間に10
00V及び50Vの直流電圧を印加し、端子間の抵抗値
R(Ω)を超絶縁計(SM−8210 東亜電波株式会
社製)により測定する。導電率σ(S/cm)は次式に
よって求める。 σ=1/(1.11×10-6×R×(d/ρ)) ここで、dは繊度、ρは繊維の比重である。
【0024】(実施例1〜7、比較例1、2)粒子径
0.2μm、比重4.6の導電性酸化チタン(A)(W
−P:三菱マテリアル社製)とアクリロニトリル93.
1wt%、酢酸ビニル6.9wt%のアクリロニトリル
系重合体(B)(分子量15万)とをジメチルアセトア
ミドに添加混合後、ボールミルで約20時間分散処理を
行って芯部を形成する紡糸原液を調整した。一方、アク
リロニトリル93.1wt%、酢酸ビニル6.9wt%
のアクリロニトリル系重合体(分子量15万)を濃度2
5wt%となるようにジメチルアセトアミドに溶解し
て、鞘部を形成する紡糸原液を調整した。
【0025】芯部形成紡糸原液と鞘部形成紡糸原液を別
々に加熱した後、孔数200、孔径0.3mmφの芯鞘
紡糸口金より、40℃の55%ジメチルアセトアミド水
溶液からなる凝固液中へ、液面上5mmの位置から吐出
して半乾湿式紡糸法で紡糸し、熱水中で脱溶媒処理を施
し、油剤付与、乾燥、湿熱緩和処理を行った。得られた
繊維の繊度は3デニールであった。ここで、芯鞘体積比
率を種々変化させた時の印加電圧1000Vにおける導
電率C、印加電圧50Vにおける導電率D及び導電率C
とDの対数値差等を測定し、表1に示した。
【0026】(比較例3)粒子径24nm、比重1.8
のファーネスブラック(J)(三菱化学(株)製)とア
クリロニトリル93.1wt%、酢酸ビニル6.9wt
%のアクリロニトリル系重合体(B)(分子量15万)
とをジメチルアセトアミドに添加混合後、ボールミルで
約20時間分散処理を行って、芯部を形成する紡糸原液
を調整した。一方、アクリロニトリル93.1wt%、
酢酸ビニル6.9wt%のアクリロニトリル系重合体
(分子量15万)を濃度25wt%となるようにジメチ
ルアセトアミドに溶解して、鞘部を構成する紡糸原液を
調整した。
【0027】芯部形成紡糸原液液と鞘部形成紡糸原液を
別々に加熱した後、孔数200、孔径0.3mmφの芯
鞘紡糸口金より、40℃の55%ジメチルアセトアミド
水溶液からなる凝固液中へ、液面上5mmの位置から吐
出して半乾湿式紡糸法で紡糸し、熱水中で脱溶媒処理を
施し、油剤付与、乾燥、湿熱緩和処理を行った。得られ
た繊維の繊度は3デニールであった。得られた繊維の印
加電圧1000Vにおける導電率C、印加電圧50Vに
おける導電率D及び導電率CとDの対数値差等を測定
し、表1に示した。
【0028】
【表1】
【0029】(実施例8〜14、比較例4、5)粒子径
0.2μm、比重4.6の導電性酸化チタン粒状導電性
酸化チタン(E)(石原産業株式会社製ET−500
W)とアクリロニトリル93.5重量%、アクリル酸メ
チル6.0重量%、メタリルスルホン酸ソーダ0.5重
量%からなるアクリル系重合体(F)(分子量16万)
をジメチルホルムアミドに添加混合後、ボールミルで約
20時間分散処理を行って、芯部を構成する紡糸原液を
調整した。一方、アクリロニトリル93.1wt%、酢
酸ビニル6.9wt%のアクリロニトリル系重合体(分
子量15万)を濃度30wt%となるようにジメチルホ
ルムアミドに溶解して、鞘部を構成する紡糸原液を調整
した。
【0030】鞘部形成紡糸原液と芯部形成紡糸原液を別
々に130℃に加熱した後、孔数400、孔径0.2m
mφの芯鞘紡糸口金を用いて230℃の不活性ガス中に
吐出した。この際、芯部と鞘部の紡糸原液の吐出比率を
種々変更した。得られた未延伸糸を引き続き、100℃
の熱水中で3.75倍に延伸し、さらに95℃の熱水中
で洗浄した。得られた繊維束は無緊張状態下に相対湿度
40%、温度150℃で乾燥、緩和処理し、20%収縮
させた。得られた繊維の繊度は3デニールであった。得
られた繊維の印加電圧1000Vにおける導電率G、印
加電圧50Vにおける導電率H及び導電率GとHの対数
値差等を測定し、表2に示した。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明の導電性繊維は、通常原綿に混綿
して紡績糸となした場合において、摩擦による高い摩擦
帯電圧の条件下では、除電に必要な高い導電性を示す
が、電子機器の作動する電圧(通常数十ボルト以下)の
条件下では、絶縁体に近い導電率を示し、電子機器内部
に混入しても回路の短絡の原因となることがない。
フロントページの続き (72)発明者 松中 光弘 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社大竹事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒子径が0.01〜5μmの導電性
    微粒子を導電層に15〜70体積%含有し、印加電圧1
    000Vにおける導電率が10-4S/cm以上であり、
    印加電圧50Vにおける導電率が10-3〜10-9S/c
    mであって、印加電圧1000Vにおける導電率が印加
    電圧50Vにおける導電率よりも対数値差で1〜5良好
    であることを特徴とする導電性繊維。
  2. 【請求項2】 導電性繊維が粒子状導電性セラミックス
    を芯部に含有するアクリル芯鞘複合繊維である導電性繊
    維。
JP8027093A 1996-02-14 1996-02-14 導電性繊維 Pending JPH09228148A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016522564A (ja) * 2013-01-20 2016-07-28 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 電子光学系mems用電荷排出塗膜
DE102015015255A1 (de) * 2015-11-20 2017-05-24 Licence Faser mit elektrischer Leitfähigkeit
JP2018135625A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 正仁 櫨田 静電気の起きない繊維を使って、静電気の起きない毛糸やセーターを作る方法

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