JPH09228287A - 抄紙装置および多層紙形成装置 - Google Patents

抄紙装置および多層紙形成装置

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JPH09228287A
JPH09228287A JP3923396A JP3923396A JPH09228287A JP H09228287 A JPH09228287 A JP H09228287A JP 3923396 A JP3923396 A JP 3923396A JP 3923396 A JP3923396 A JP 3923396A JP H09228287 A JPH09228287 A JP H09228287A
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felt
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JP3923396A
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Masateru Tokuno
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S K ENG KK
SK Engineering Corp
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S K ENG KK
SK Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地合構成の良い紙層を形成できる抄紙装置を
提供する。 【構成】 導入ロール10とクーチロール11との間
で、フェルト5の上面にはエアの圧力を与えるエアチャ
ンバ12を設け、漉網4の下面には複数個のフォーミン
グバー3を設ける。紙料液を挟んだフェルトと漉網とを
エアチャンバとフォーミングバーとの間を走行させ、エ
アの圧力により発生するパルスにより紙層に剪断力が加
えられ、繊維分散が促進されながら、脱水される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙機械の抄紙装
置、特に地合構成の良い紙匹を製造することのできる抄
紙装置に関し、さらにはこのような抄紙装置を複数台備
える多層紙形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の抄紙装置は、図1に示すように、
紙料液を丸網シリンダー31に供給するフローボックス
32と、脱水を行う丸網シリンダー31と、無端フェル
ト34を丸網シリンダー31に押付け無端フェルト34
の下面に湿紙を接着して次工程に送るクーチロール33
とから基本的に構成されている。
【0003】このような従来の抄紙装置では、フローボ
ックス32から噴出された紙料液は、丸網シリンダー3
1により脱水された後、クーチロール33によってフェ
ルト34が丸網シリンダー31に押付けられる。クーチ
ロール33によるフェルト34への押付圧によりパルス
が発生し剪断力が加えられ、丸網シリンダー内部に脱水
され、無端フェルト34の下面に接着して紙層が形成さ
れる。
【0004】この従来の抄紙装置では、フローボックス
32から紙料液が丸網シリンダー31へ供給されたとき
に地合は形成されているが充分でなく、クーチロール3
3による押圧力により発生するパルスに基づく剪断力に
より地合を修正している。
【0005】上述した従来の抄紙装置では、次のような
問題点があった。 (1)パルスの発生箇所が1箇所であるためパルスの数
が少なく、したがってフローボックス32によって形成
される地合の修正が不充分であり、良好な地合構成が得
られない。 (2)高速になるとクーチロール33の押付け部で湿紙
のくだけが起こり、1つの丸網シリンダー当たりの付着
量を大きくすることができなかった。したがって紙料液
を多くできないので、厚い紙層を形成することは困難で
あった。
【0006】そこで本願発明者は、このような従来の抄
紙装置の欠点を改善するために、図2に示すような抄紙
装置を提案した(特開平6−280185号公報)。
【0007】この抄紙装置は、ブレストロール6,ドラ
イブロール7,ストレッチロール8,ガイドロール9
に、比較的短かい道程を有する循環的漉網4が掛け渡さ
れている。ブレストロール6側には、漉網4の上部水平
部に沿ってフローボックス1が開口されている。このフ
ローボックス1からは紙料液が、漉網4上に供給され
る。フローボックス1の開口方向に所定間隔を保って、
紙料流に対峙して導入ロール10が設けられている。ま
た、ドライブロール7に対し湿紙を押し付けることが可
能なクーチロール11が設けられている。
【0008】導入ロール10とクーチロール11との間
の漉網4の下面には複数個のフォーミングバー3を固定
して設ける。また、フェルト5の上面には、上下位置を
設定できる複数個の比較的小さな径のフォーミングロー
ル2が設けられている。個々のフォーミングロール2
は、フォーミングバー3の間に位置するように設けられ
ている。また、これらフォーミングロール2は、一体的
あるいは個別的に上下動できるように支持されている。
【0009】導入ロール10,フォーミングバー3,フ
ォーミングロール2,クーチロール11には、フェルト
5が無端に掛け渡されている。フェルト5と漉網4と
は、上下に配置されたフォーミングバー3とフォーミン
グロール2との間を走行するが、フォーミングロール2
を下方に動かして、走行方向に垂直な方向にフォーミン
グロール2とフォーミングバー3とが少し重なるように
固定すれば、フェルト5と漉網4とは、波状に走行する
ことになる。
【0010】フォーミングバー3aの下方には、真空構
造の固定脱水機15が設けられている。
【0011】以上のような構成の抄紙装置において、フ
ローボックス1から噴出された紙料液は、漉網4とフェ
ルト5との間に挟み込まれ、フォーミングバー3および
フォーミングロール2の部分の方へ走行していく。フォ
ーミングバー3とフォーミングロール2との間では波状
に走行するため、複数箇所においてパルスが誘起され
る。このパルスのパルス圧により紙層に剪断力が加えら
れ、繊維分散が促進されながら、脱水される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者は、図2の
構造の抄紙装置において、パルスは複数箇所において発
生されるため、発生パルス数が多く、したがってフロー
ボックス1で形成された地合に充分な修正が加えられ、
その結果、良好な地合構成を実現できるものと期待した
が、実際には、フォーミングロールをフォーミングロー
ルよりわずかに下降させただけで、パルスが発生し、こ
のパルスがクリティカルに作用し、かえって湿紙のくだ
けが生じるという問題が発生した。すなわち、フォーミ
ングロールの位置調整が困難であるという問題が発生し
た。
【0013】本発明の目的は、このような問題点を解決
した抄紙装置を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、抄紙装置を複数台備
える多層紙形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の抄紙装置は、比
較的短い道程を有する循環的漉網と、この漉網の上部水
平部に紙料液を供給するフローボックスと、このフロー
ボックスの開口方向に所定間隔を保って、紙料流に対峙
して設けられた第1のリターンロールと、前記漉網の上
部水平部の上面に沿って掛け渡された無端フェルトと、
前記漉網上の湿紙を前記フェルトに接着させるための第
2のリターンロールおよびクーチロールと、前記第1の
リターンロールと前記第2のリターンロールとの間であ
って、紙料流が前記漉網と前記フェルトに挟まれる間
に、前記漉網の下面にフラットに設けられた複数個のフ
ォーミングシューブレードを上面に有する脱水機と、前
記複数個のフォーミングシューブレードの上方であっ
て、かつ前記フェルトの上面に設けられ、エアの圧力を
前記フォーミングシューブレードに向って与えるエアチ
ャンバと、を備えることを特徴とする。
【0016】また、本発明の抄紙装置は、脱水シリンダ
と、前記脱水シリンダの上部に紙料液を供給するカーブ
ドルーフ付きのフローボックスと、前記脱水シリンダに
掛け渡された比較的短い道程を有する循環的漉網と、前
記漉網の上部水平部の上面に沿って掛け渡された無端フ
ェルトと、前記漉網上の湿紙を前記フェルトに接着させ
るためのクーチロールと、前記脱水シリンダと前記クー
チロールとの間であって、紙料流が前記漉網と前記フェ
ルトに挟まれる間に、前記漉網の下面にフラットに設け
られた複数個の脱水エレメントを上面に有する脱水機
と、前記複数個の脱水エレメントの上方であって、かつ
前記フェルトの上面に設けられ、エアの圧力を前記脱水
エレメントに向って与えるエアチャンバと、を備えるこ
とを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の抄紙装置は、比較的短い
道程を有する循環的漉網と、この漉網の上部水平部に紙
料液を供給するフローボックスと、このフローボックス
の開口方向に所定間隔を保って、紙料流に対峙して設け
られた導入ロールと、この導入ロールから、前記漉網の
上部水平部の上面に沿って掛け渡された無端フェルト
と、前記漉網上の湿紙を前記フェルトに接着させるため
のクーチロールと、前記導入ロールと前記クーチロール
との間であって、紙料流が前記漉網と前記フェルトに挟
まれる間に、前記漉網の下面に設けられた複数個のフォ
ーミングバーと、前記複数個のフォーミングバーの上方
であって、かつ前記フェルトの上面に設けられ、エアの
圧力を前記フォーミングバーに向って与えるエアチャン
バと、を備えることを特徴とする。
【0018】また本発明は、抄紙装置を複数台連続して
備える多層紙形成装置において、前記抄紙装置の少なく
とも1台は、前記いずれかの抄紙装置であることを特徴
とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。図3は、本発明の抄紙装置の一実施例を示し、
41はフローボックス、42は小径のブレストロール、
43は脱水機、45は循環的漉網、46は大径のリター
ンロール、48はガイドロール、49はリターンロー
ル、50はクーチロール、51はサクションボックス、
52は無端フェルト、53は無端フェルトの方向を変え
るガイドロールである。脱水機43は、上面に複数個の
フォーミングシューブレード43aを持ち、これらフォ
ーミングシューブレードは、フラットに配置されてい
る。なお、脱水機43は、ブレード形状により脱水能力
を変えることができる。
【0020】脱水機43の上部には、エアチャンバ12
が設けられている。エアチャンバ12は、図4の斜視図
に示すように、底面が開いたボックス状であり、上面ま
たは側面よりエアが送り込まれる構造になっている。こ
の実施例では、エアはファン部13より供給される。
【0021】エアチャンバ12と脱水機43との間に
は、漉網45上をフォーミングシューブレードを覆うよ
うに、無端フェルト52がリターンロール46,49に
よって巻き掛けられている。
【0022】以上のような構成の抄紙装置において、フ
ローボックス41から噴出された紙料液は、漉網45と
フェルト52との間に挟み込まれ、フォーミングシュー
ブレード3aおよびエアチャンバ12の部分の方へ走行
していく。フォーミングシューブレード3aおよびエア
チャンバ12の部分では、上方よりのエアの圧力によ
り、ブレードにおいてパルスが誘起される。このパルス
のパルス圧により紙層に剪断力が加えられ、繊維分散が
促進されながら、脱水される。
【0023】この場合、エアの圧力によりパルス圧を発
生させているので、パルス圧の微妙な制御が容易であ
り、過度のパルス圧が加えられることはないので、紙層
のくだけが防止される。したがって、紙料液を多くして
付着量を大きくすることができる。
【0024】以上のようにして漉網45上に形成された
紙層は、リターンロール46にクーチロール50を押し
付けることにより、無端フェルト52の上面に接着して
次工程に送られる。
【0025】以上のように本実施例によれば、極めて簡
単な機構でパルスを発生し、くだけの無い良好な地合構
成を実現できる。
【0026】以上の実施例のエアチャンバは、1つの空
間のみで構成されているが、複数の室に区切り、室毎に
エア圧を変えるようにすれば、微妙な制御が容易とな
る。図5は、3つの室A,B,Cに区切られたエアチャ
ンバ14の例を示す断面図である。紙料液の送られる方
向を矢印Fとすると、室A,B,Cの順に、エア圧を低
圧,中圧,高圧というように設定することができる。以
上は、室を3つとした例であるが、2つとすることも可
能である。
【0027】図6は、図3の抄紙装置が複数台(図では
3台,54,55,56)連続された多層紙形成装置で
ある。57はフローバック装置、58はサクションピッ
クアップロールである。
【0028】以上のような構成の多層紙形成装置におい
て、まず第1ユニットの抄紙装置54でフェルト58の
下面に接着した第1層の紙層を、第2ユニットの抄紙装
置55に送る。第2ユニットの抄紙装置55では、第1
層の紙層に第2層の紙層を抄き合わせて、第3ユニット
の抄紙装置56に送る。最終ユニットの抄紙装置56で
は、3層よりなる湿紙が作成される。
【0029】次に本発明の抄紙装置の他の実施例を、図
7によって説明すると、61はカーブドルーフ61a付
きのフローボックス、62は脱水シリンダ、63は脱水
機、63aは脱水機63の脱水エレメント、64は循環
的漉網、65は漉網のタ−ニングロール、66はクーチ
ロール、67は漉網のストレッチロール、68は無端フ
ェルトである。脱水エレメント63aはフラットに配置
されている。なお、脱水エレメントとしてはシューブレ
ード等が用いられる。
【0030】脱水機63の上部には、図3,図4,図5
において説明したエアチャンバ12が設けられている。
【0031】この実施例においては、フローボックス6
1からカーブドルーフ61aと脱水シリンダ62の間に
供給された紙料液は、脱水シリンダ62内へ初期脱水さ
れた後、漉網64に乗って脱水機63と無端フェルト6
8が係合する抄き合わせ部へ進入する。
【0032】抄き合わせ部では、エアチャンバ12によ
りエアの圧力がかかり、脱水エレメント63aで発生す
るパルス圧力によって、紙料液中の繊維は分散されると
同時に、脱水機63側へ脱水され、抄き合わせが行われ
る。その後ターニングロール65に対向させられたクー
チロール66の加圧力により、更に接着された後、無端
フェルト68側にピックアップされて次ユニットへ送ら
れる。
【0033】図8は、図7の抄紙装置が複数台(図では
4台,71,72,73,74)連続された多層紙形成
装置である。75はサクションクーチロール、76はフ
ローバック装置、77はサクションピックアップロー
ル、68は無端フェルトである。
【0034】以上のような構成の多層紙形成装置におい
て、まず第1ユニットの抄紙装置71でフェルト68の
下面に接着した第1層の紙層を、第2ユニットの抄紙装
置72に送る。第2ユニットの抄紙装置72では、第1
層の紙層に第2層の紙層を抄き合わせて、第3ユニット
の抄紙装置73に送る。以上の抄き合わせを繰り返し、
最終ユニットの抄紙装置74では、4層よりなる湿紙が
作成される。
【0035】図9に、本発明の他の実施例である抄紙装
置を示す。この抄紙装置は、図2の抄紙装置において、
フォーミングロールをエアチャンバに置き換えたもので
ある。すなわち、ブレストロール6,ドライブロール
7,ストレッチロール8,ガイドロール9に、比較的短
かい道程を有する循環的漉網4が掛け渡されている。ブ
レストロール6側には、漉網4の上部水平部に沿ってフ
ローボックス1が開口されている。このフローボックス
1からは紙料液が、漉網4上に供給される。フローボッ
クス1の開口方向に所定間隔を保って、紙料流に対峙し
て導入ロール10を設ける。また、ドライブロール7に
対し湿紙を押し付けることが可能なクーチロール11を
設ける。
【0036】導入ロール10とクーチロール11との間
の漉網4の下面には複数個のフォーミングバー3を固定
して設ける。また、フェルト5の上面には、エアチャン
バ12を設ける。エアチャンバは、図3,図4,図5に
おいて説明した構造を有している。
【0037】フォーミングバー3の下方には、固定脱水
機15が設けられている。
【0038】以上のような構成の抄紙装置において、フ
ローボックス1から噴出された紙料液は、漉網4とフェ
ルト5との間に挟み込まれ、フォーミングバー3および
エアチャンバ12の部分の方へ走行していく。フォーミ
ングバー3およびエアチャンバ12の部分では、上方よ
りのエアの圧力により、フォーミングバー3の間が少し
下がり、ゆるやかな波状に走行するため、複数箇所にお
いてパルスが誘起される。このパルスのパルス圧により
紙層に剪断力が加えられ、繊維分散が促進されながら、
脱水される。
【0039】またこの場合、フェルト5のクッション効
果により過度のパルス圧が分散され紙層のくだけが防止
される。したがって、紙料液を多くして付着量を大きく
することができる。
【0040】以上のようにして漉網4上に形成された紙
層は、ドライブロール7にクーチロール11を押し付け
ることにより、無端フェルト5の下面に接着して次工程
に送られる。
【0041】以上のように本実施例によれば、極めて簡
単な機構でパルスを発生し、くだけの無い良好な地合構
成を実現できる。
【0042】図10は、図9の抄紙装置を4台設けた多
層紙形成装置の一実施例を示す。無端フェルトは、4台
の抄紙装置21,22,23,24を連続するように掛
け渡されている。図中、25はフェルトロール、26は
サクションクーチロール、27はサクションピックアッ
プロール、28はロングサクション装置である。
【0043】以上のような構成の多層紙形成装置におい
て、まず第1ユニットの抄紙装置21でフェルト5の下
面に接着した第1層の紙層を、第2ユニットの抄紙装置
22に送る。第2ユニットの抄紙装置22では、第1層
の紙層に第2層の紙層を抄き合わせて、第3ユニットの
抄紙装置23に送る。以上の抄き合わせを繰り返し、最
終ユニットの抄紙装置24では、4層よりなる湿紙が作
成される。抄紙装置24は、フェルト側への湿紙の移行
を確実にするため、クーチロール11に代えてサクショ
ンクーチロール26を使用している。
【0044】最終ユニット後のサクションクーチロール
26で抄き合わされてターンさせられた多層紙は、無端
フェルト5の上に乗って次工程へ向かう。そして、その
途中で無端フェルト5のループ内に設置したロングサク
ション装置28で、更に脱水が行われて、湿紙濃度がア
ップした状態となり、サクションピックアップロール2
7でピックアップされて次工程(プレスパート)へ送ら
れる。
【0045】以上の多層紙形成装置では、各層の地合構
成は、エアの圧力により発生されるパルスによって行わ
れるため良好である。
【0046】なお以上の多層紙形成装置では、すべての
ユニットに本発明の抄紙装置を用いているが、必ずしも
全部のユニットが本発明の抄紙装置である必要はない。
例えば、図1で説明した抄紙装置が複数台連続された多
層紙形成装置において、少なくとも1ユニットを本発明
の抄紙装置に置き換えることも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の抄紙装置で
は、エアの圧力によりパルスを発生させるので、パルス
圧の微妙な調整が可能である。したがって、従来技術の
ように湿紙のくだけが生じることなく、地合構成を実現
できる。
【0048】また、湿紙のくだけが起こりにくいので、
図1の従来の抄紙装置と比べた場合、同じ速度ならばよ
り厚い紙層を形成することが可能となった。
【0049】また本発明の多層紙形成装置によれば、少
なくとも1ユニットに本発明の抄紙装置を用いることが
できるので、紙料の材質,多層紙の厚さに応じた利用形
態を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の抄紙装置を示す図である。
【図2】本願発明者の提案に係る抄紙装置を示す図であ
る。
【図3】本発明の抄紙装置の一実施例を示す図である。
【図4】図3のエアチャンバの斜視図である。
【図5】図3のエアチャンバの他の例を示す断面図であ
る。
【図6】図3の抄紙装置を複数台備える多層紙形成装置
を示す図である。
【図7】本発明の抄紙装置の他の実施例を示す図であ
る。
【図8】図7の抄紙装置を複数台備える多層紙形成装置
を示す図である。
【図9】本発明の抄紙装置の他の実施例を示す図であ
る。
【図10】図9の抄紙装置を複数台備える多層紙形成装
置を示す図である。
【符号の説明】
1,41,61 フローボックス 3 フォーミングバー 4,45 漉網 5,52 フェルト 6,42 ブレストロール 7 ドライブロール 8 ストレッチロール 9,48,53 ガイドロール 10 導入ロール 11,50,66 クーチロール 12,14 エアチャンバ 13 ファン部 15,43,63 脱水機 21,22,23,24 抄紙装置 43a フォーミングシューブレード 46,49 リターンロール 54,55,56 抄紙装置 62 脱水シリンダ 63a 脱水エレメント 71,72,73,74 抄紙装置 75 サクションクーチロール 76 フローバック装置 77 サクションピックアップロール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】比較的短い道程を有する循環的漉網と、 この漉網の上部水平部に紙料液を供給するフローボック
    スと、 このフローボックスの開口方向に所定間隔を保って、紙
    料流に対峙して設けられた第1のリターンロールと、 前記漉網の上部水平部の上面に沿って掛け渡された無端
    フェルトと、 前記漉網上の湿紙を前記フェルトに接着させるための第
    2のリターンロールおよびクーチロールと、 前記第1のリターンロールと前記第2のリターンロール
    との間であって、紙料流が前記漉網と前記フェルトに挟
    まれる間に、前記漉網の下面にフラットに設けられた複
    数個のフォーミングシューブレードを上面に有する脱水
    機と、 前記複数個のフォーミングシューブレードの上方であっ
    て、かつ前記フェルトの上面に設けられ、エアの圧力を
    前記フォーミングシューブレードに向って与えるエアチ
    ャンバと、を備える抄紙装置。
  2. 【請求項2】脱水シリンダと、 前記脱水シリンダの上部に紙料液を供給するカーブドル
    ーフ付きのフローボックスと、 前記脱水シリンダに掛け渡された比較的短い道程を有す
    る循環的漉網と、 前記漉網の上部水平部の上面に沿って掛け渡された無端
    フェルトと、 前記漉網上の湿紙を前記フェルトに接着させるためのク
    ーチロールと、 前記脱水シリンダと前記クーチロールとの間であって、
    紙料流が前記漉網と前記フェルトに挟まれる間に、前記
    漉網の下面にフラットに設けられた複数個の脱水エレメ
    ントを上面に有する脱水機と、 前記複数個の脱水エレメントの上方であって、かつ前記
    フェルトの上面に設けられ、エアの圧力を前記脱水エレ
    メントに向って与えるエアチャンバと、を備える抄紙装
    置。
  3. 【請求項3】比較的短い道程を有する循環的漉網と、 この漉網の上部水平部に紙料液を供給するフローボック
    スと、 このフローボックスの開口方向に所定間隔を保って、紙
    料流に対峙して設けられた導入ロールと、 この導入ロールから、前記漉網の上部水平部の上面に沿
    って掛け渡された無端フェルトと、 前記漉網上の湿紙を前記フェルトに接着させるためのク
    ーチロールと、 前記導入ロールと前記クーチロールとの間であって、紙
    料流が前記漉網と前記フェルトに挟まれる間に、前記漉
    網の下面に設けられた複数個のフォーミングバーと、 前記複数個のフォーミングバーの上方であって、かつ前
    記フェルトの上面に設けられ、エアの圧力を前記フォー
    ミングバーに向って与えるエアチャンバと、を備える抄
    紙装置。
  4. 【請求項4】前記エアチャンバは、複数個の室に分けら
    れており、各室毎にエア圧が異なる、請求項1〜3のい
    ずれかに記載の抄紙装置。
  5. 【請求項5】抄紙装置を複数台連続して備える多層紙形
    成装置において、 前記抄紙装置の少なくとも1台は、請求項1,2または
    3記載の抄紙装置であることを特徴とする多層紙形成装
    置。
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