JPH09229241A - 冷媒輸送ホース - Google Patents

冷媒輸送ホース

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JPH09229241A
JPH09229241A JP3209796A JP3209796A JPH09229241A JP H09229241 A JPH09229241 A JP H09229241A JP 3209796 A JP3209796 A JP 3209796A JP 3209796 A JP3209796 A JP 3209796A JP H09229241 A JPH09229241 A JP H09229241A
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JP
Japan
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layer
reinforcing
yarn
hose
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3209796A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Arima
徹哉 有馬
Noriaki Imaeda
教招 今枝
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒輸送ホースの耐圧性及び耐久性を高め
る。 【解決手段】 冷媒輸送ホースは、順次積層された内側
ゴム層10、樹脂層11、第1の補強層12、中間ゴム
層13、第2の補強層14及び外側保護層15を備えて
いる。内側ゴム層は、耐透湿性のブチルゴム製である。
樹脂層は、ポリアミド系樹脂製である。第1及び第2の
補強層は、複数のポリエステルフィラメントを撚り合わ
せた補強糸を内側ゴム層の外周面にスパイラル状に巻き
付けることにより形成される。樹脂層は高温モジュラス
M50が25〜35kgf/cm2 と一般的なブチルゴム
より高いので、加硫時にも高粘度が維持でき、補強糸間
から樹脂流動による吹き出しがほとんどない。そのた
め、加硫時における補強糸の棚落ちが防止されると共
に、補強糸の横方向へのずれが抑制され、補強糸の糸揃
え性が改善される。その結果、冷媒輸送ホースの耐圧性
及び耐久性が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、冷媒輸送ホースに係り、
特にスパイラルに編糸された補強糸が部分的に乱れた
り、棚落ちのない冷媒輸送ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷媒輸送ホースは、例え
ば図2に示すように、耐冷媒透過性のポリアミド系の内
面樹脂層1と、その外周面に設けた耐透湿性のブチルゴ
ムを使用した内側ゴム層2と、その外周面上に形成され
た第1の補強層3と、その上に設けた中間ゴム層4、そ
の外周面上に形成された第2の補強層5と、その上に設
けたゴム又は樹脂からなる外側保護層6とを備えてい
る。第1の補強層3及び第2の補強層5の形成方法とし
ては、複数の補強糸を用いたブレード編みもあるが、低
コスト化を計るために、通常は、補強糸を内側ゴム層2
及び中間ゴム層4にスパイラル状に巻き付けることによ
るスパイラル編組構造が採用されている。スパイラル編
組においては、通常、第1の補強層3と第2の補強層5
は、ホースの捩じれを防止するために互いに逆方向のス
パイラル状に巻かれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スパイラル
編組の場合、第1の補強層3と第2の補強層5とが互い
に絡み合っていないため、ホース加硫時に、補強糸の収
縮や加硫による圧力により、補強糸が動き易く、そのた
めに補強糸の揃い性が悪くなることが知られている。耐
圧性の要求の低い低圧ホース等においては、補強糸の打
ち込み本数が少なくてもよいので、補強糸の乱れはあま
り生じないが、冷媒輸送ホースの場合には、耐久性、耐
圧性を高めるべく補強糸の打ち込み本数が多くなるた
め、補強糸は乱れ易くなる。すなわち、ホース加硫時
に、内側ゴム層2の膨張及び補強糸の収縮が生じる際
に、補強糸間から内側ゴム層2のゴムの吹き出しが生
じ、糸間隔のわずかに広い部分の糸間隔が増大される補
強糸の乱れや、第1の補強層3を形成する補強糸が部分
的に内側ゴム層2に食い込む、いわゆる棚落ち現象が生
じ易くなっている。
【0004】また、冷媒輸送ホースの場合、近年の特定
フロン冷媒規制への対策として、HFC−134aやグ
リコール系冷凍機油等の代替冷媒が用いられているが、
これらはいずれも吸湿性が高いため、冷媒輸送ホースの
内側ゴム層2、中間ゴム層4を形成するゴム材料とし
て、従来のニトリルブタジエンゴム(NBR)の代わり
に耐透湿性の良いブチルゴム(IIR)が用いられるよ
うになっている。しかし、ブチルゴムは、一般的に13
5℃における50%モジュラスM50が15〜24kgf
/cm2 と低いため、加硫時にはゴムの吹き出しが生じ
易く、第1の補強層3をスパイラル編組とすることによ
り一層補強糸の乱れや棚落ちが生じ易くなっている。そ
のため、補強糸の乱れによる糸と糸の間隔の広い箇所や
棚落ち箇所において、高圧雰囲気下でのホースの繰り返
し耐圧性が低下するという問題がある。
【0005】これらの問題を回避するために、加硫時の
熱による収縮の少ない補強糸が使用されているが、十分
な効果が得られていない。本発明は、上記した問題を解
決しようとするもので、スパイラル編組の補強糸の揃い
が良好で、耐圧性及び耐久性に優れた冷媒輸送ホースを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、内側ゴ
ム層と、内側ゴム層の外周面上に設けた樹脂層と、樹脂
層上に複数本の補強糸を引き揃えてスパイラル状に巻き
付けた第1の補強層と、第1の補強層上に設けた中間ゴ
ム層と、中間ゴム層の外周面上に複数本の補強糸を引き
揃えてスパイラル状に巻き付けた第2の補強層と、第2
の補強層上に設けたゴム又は樹脂からなる外側保護層と
を備えたことにある。
【0007】
【発明の作用・効果】上記のように請求項1に係る発明
を構成したことにより、外周面上に第1の補強層の形成
される樹脂層は、従来の冷媒輸送ホースにおける内側ゴ
ム層よりも高温モジュラスが大きくなっているので、高
温の加硫処理時に高粘度が維持され、補強糸間からの樹
脂の吹き出しが低減される。そのため、加硫時における
第1の補強層の補強糸の棚落ちが防止されると共に、補
強糸の横方向へのずれが抑制され、補強糸の糸揃え性が
改善される。その結果、冷媒輸送ホースの耐圧性及び耐
久性が高められる。
【0008】さらに、樹脂層の内面側には耐透湿性を付
与する為に、従来のホースの内側ゴム層に用いたものと
同様の高温モジュラスの低いブチルゴムを用いた内側ゴ
ム層を設けることにより、従来の冷媒輸送ホースと同様
の耐透湿性と同時に柔軟性を確保することができる。ま
た、ホースの最内層がゴム層になっているので、その弾
力性の為に、ホースのシール性が更に改良された。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明すると、図1は、同実施形態に係る冷媒
輸送ホースを斜視図により概略的に示したものである。
冷媒輸送ホースは、内側から順次積層された内側ゴム層
10、樹脂層11、第1の補強層12、中間ゴム層1
3、第2の補強層14及び外側保護層15を備えてい
る。内側ゴム層10は、吸湿性の高いHFC−134a
を冷媒として流通させる冷媒輸送用として、耐湿性の良
好なブチルゴム(IIR)、塩素化ブチルゴム(Cl−
IIR)、臭素化ブチルゴム(Br−IIR)等のゴム
材料が用いられる。
【0010】樹脂層11は、冷媒に対する耐透過性を有
する材質として、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン
12、ナイロン6−66共重合体、ナイロン6/ナイロ
ン66/ポリオレフィンのブレンド樹脂、ポリエステル
樹脂等が用いられ、通常、0.05〜0.5mm程度の
厚さで形成される。樹脂層11は、135℃における5
0%モジュラスM50(以下、高温モジュラスM50と記
す)が25〜35kgf/cm2 である。
【0011】第1の補強層12は、総デニールが200
0〜6000デニールの複数のポリエステルフィラメン
トを撚り合わせた補強糸またはポリエステルフィラメン
トとアラミドフィラメント等の低収縮低伸度糸を撚り合
わせた混撚糸からなる補強糸を用い、それを樹脂層11
の外周面に一方向にスパイラル状に巻き付けることによ
り形成される。
【0012】第1の補強層12の上には、中間ゴム層1
3が、上記内側ゴム層10と同様のゴム材料を用いて、
通常、0.1〜0.8mm程度の厚さで形成される。さ
らに、中間ゴム層13の外周面には、第2の補強層14
が、上記第1の補強層12と同じ補強糸を用いて、第1
の補強層と逆方向にスパイラル状に巻き付けることによ
り形成される。そして、外側保護層15は、樹脂層11
を形成する樹脂材料または、アクリロニトリルブタジエ
ンゴム(NBR)、クロロスルホン化ポリエチレン(C
SM)、エチレンープロピレン−ジエン三元共重合ゴム
(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、塩素化ブチルゴ
ム(Cl−IIR)、臭素化ブチルゴム(Br−II
R)、ヒドリンゴム(CHR,CHC)、アクリルゴム
(ACM)、クロロプレンゴム(CR)等の公知の各種
ゴム材料を用いて、第2の補強層14上に、通常、0.
5〜2.5mm程度の厚さで形成される。
【0013】以上のように形成された冷媒輸送ホースに
おいては、第1の補強層12の補強糸がスパイラル状に
巻き付けられる樹脂層11は、高温モジュラスM50が2
5〜35kgf/cm2 であり、従来の冷媒輸送ホース
に用いられる内側ゴム層(図2参照)の値15〜24k
gf/cm2 に比べて高いので、高温の加硫処理時に高
粘度が維持され、補強糸間からの樹脂の吹き出しが低減
される。そのため、加硫時における補強糸の棚落ちが防
止されると共に、補強糸の横方向へのずれが抑制され、
補強糸の糸揃え性が改善される。その結果、冷媒輸送ホ
ースの耐圧性及び耐久性が高められる。
【0014】また、樹脂層11の内面側には耐透湿性を
付与する為に、従来のホースの内側ゴム層に用いたもの
と同様の高温モジュラスの低いブチルゴムを用いた内側
ゴム層10を設けることにより、従来の冷媒輸送ホース
と同様の耐透湿性と同時に柔軟性を確保することができ
る。また、冷媒輸送ホースの最内層がゴム層になってい
るので、その弾力性の為に、ホースのシール性が更に改
良された。
【0015】つぎに、冷媒輸送ホースの具体的な実施例
を示す。本発明の冷媒輸送ホースについて、2種類の試
験品1,2の各層を以下のように作成した。試験品1に
ついては、内側ゴム層10は、高温モジュラスM50が一
般的な18kgf/cm2 のブチルゴムを用い、内径が
12.1mm、肉厚が1.0mmである。樹脂層11
は、ナイロン11製で、肉厚が0.15mmであり、高
温モジュラスM50が28kgf/cm2 である。第1の
補強層12と第2の補強層14は、ポリエステル製で4
000デニールの補強糸を用い、本数は各26本と28
本である。中間ゴム層13も、内側ゴム層10と同じ材
質で、肉厚は0.3mmである。外側保護層15は、E
PDM製で、外径が19.7mm、肉厚が1.5mmで
ある。試験品2については、内側ゴム層10のブチルゴ
ムの高温モジュラスM50が、試験品1のブチルゴムに比
べてより高い26kgf/cm2 のものを用いた点が異
なり、その他は試験品1と同様である。なお、上記2種
類の試験品の他に、図2に示す従来例を比較品として用
意した。比較品の内外径及び各層の肉厚は、試験品と同
等である。
【0016】上記2種類の試験品及び1つの比較品につ
いて、糸揃い性、柔軟性の検査を行うと共に、高温繰り
返し加圧試験を行いホースが破損に至る高温繰り返し加
圧回数を調べた。高温繰り返し加圧試験の条件は、温
度:135℃、圧力:0−54kgf/cm2 、圧力サ
イクル:30サイクル/分である。糸揃い性について
は、第1の補強層12における補強糸の糸の乱れと棚落
ちの発生について調べるもので、糸の乱れがなくまた棚
落ちもなく補強糸が一列に並んでいる場合には○、棚落
ちの幅(ホースの厚さ方向における補強糸の移動距離)
が糸径未満である場合には△、棚落ちの幅が糸径以上で
ある場合には×で示すものとする。柔軟性については、
非常に良好な場合には◎、良好な場合には○で示すもの
とする。試験結果については、下記表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1から明らかなように、本実施例の冷媒
輸送ホースは、試験品1では、内側樹脂層の外周面に内
側ゴム層を設けた比較品(従来例)に較べて、糸揃い性
が良好で棚落ちの発生がない。また、柔軟性について
は、内側ゴム層10に比較品と同じレベルの高温モジュ
ラスM50が低い材料を用いることにより、比較品と同等
の良好な結果が得られる。さらに、耐久性すなわち破損
に至るまでの高温繰り返し加圧回数についても、試験品
1は比較品と比べて大幅に増加しており、目標値である
20万回を大幅に上回る良好な結果が得られた。一方、
試験品2においては、内側ゴム層10に高温モジュラス
M50の高い材料を用いたことにより、柔軟性は比較品に
比べて多少劣るが、高温繰り返し加圧回数が、比較品よ
り2.5倍程度も大きい値になっている。
【0019】したがって、内側ゴム層10については、
ホースの柔軟性をより重視する場合には、高温モジュラ
スが従来品と同様の通常の値のゴム材料を選択し、ホー
スの耐久性をより重視する場合には、高温モジュラスが
高いゴム材料を選択することにより、冷媒輸送ホースの
目的に応じた使い分けを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る冷媒輸送ホースを概
略的に示す斜視図である。
【図2】従来例に係る冷媒輸送ホースを概略的に示す斜
視図である。
【符号の説明】
10…内側ゴム層、11…樹脂層、12…第1の補強
層、13…中間ゴム層、14…第2の補強層、15…外
側保護層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側ゴム層と、同内側ゴム層の外周面上
    に設けた樹脂層と、同樹脂層上に複数本の補強糸を引き
    揃えてスパイラル状に巻き付けた第1の補強層と、同第
    1の補強層上に設けた中間ゴム層と、同中間ゴム層の外
    周面上に複数本の補強糸を引き揃えてスパイラル状に巻
    き付けた第2の補強層と、同第2の補強層上に設けたゴ
    ム又は樹脂からなる外側保護層とを備えたことを特徴と
    する冷媒輸送ホース。
JP3209796A 1996-02-20 1996-02-20 冷媒輸送ホース Pending JPH09229241A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0933576A1 (en) * 1998-01-30 1999-08-04 TPR S.p.A. Nucleo Industriale Completely recyclable multilayered hose
JP2006002877A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The ジメチルエーテル輸送用ホース
JP2008232429A (ja) * 2007-02-01 2008-10-02 Eaton Corp 網目状に組んだホースとこの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006002877A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The ジメチルエーテル輸送用ホース
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