JPH09229792A - リニア駆動モータの推力試験方法及びその装置 - Google Patents
リニア駆動モータの推力試験方法及びその装置Info
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- JPH09229792A JPH09229792A JP3382096A JP3382096A JPH09229792A JP H09229792 A JPH09229792 A JP H09229792A JP 3382096 A JP3382096 A JP 3382096A JP 3382096 A JP3382096 A JP 3382096A JP H09229792 A JPH09229792 A JP H09229792A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リニア駆動モータへ重りを用いずに押し出し
方向及び引っ張り方向双方の負荷を自動的に加え、重り
の慣性の影響や交換作業の必要性を排除し、両方向につ
いての推力試験を迅速、確実、かつ、容易に行う。 【解決手段】 モータ1からのトルクを電磁クラッチ3
によって調整して伝達し、動力変換機構4において直線
方向の動力へ変換してリニア駆動モータ6へ負荷を加え
る。そして、リニアゲージ10で実際の負荷を検出し、
その検出値をフィードバックして電磁クラッチ3を制御
し、所望の負荷を得る。又、種々の駆動周波数、駆動電
圧について、負荷を変化させてリニア駆動モータ6がミ
スステップするか否かによって推力を測定し、駆動周波
数−推力特性、駆動電圧−推力特性を得る。
方向及び引っ張り方向双方の負荷を自動的に加え、重り
の慣性の影響や交換作業の必要性を排除し、両方向につ
いての推力試験を迅速、確実、かつ、容易に行う。 【解決手段】 モータ1からのトルクを電磁クラッチ3
によって調整して伝達し、動力変換機構4において直線
方向の動力へ変換してリニア駆動モータ6へ負荷を加え
る。そして、リニアゲージ10で実際の負荷を検出し、
その検出値をフィードバックして電磁クラッチ3を制御
し、所望の負荷を得る。又、種々の駆動周波数、駆動電
圧について、負荷を変化させてリニア駆動モータ6がミ
スステップするか否かによって推力を測定し、駆動周波
数−推力特性、駆動電圧−推力特性を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニア駆動モータ
に所定の負荷を与えて推力試験を行うリニア駆動モータ
の推力試験方法及びその装置に関する。
に所定の負荷を与えて推力試験を行うリニア駆動モータ
の推力試験方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リニア駆動モータとは、直線駆動型のス
テッピングモータである。図8にリニア駆動モータの断
面概略図を示す。図において、30は中心軸31側に溝
が設けられたロータであり、コイル32に対向する位置
に永久磁石が取り付けられている。中心軸31は、ロー
タ30の溝と噛合するスクリュー部31Sを有してお
り、ロータ30の回転によって直線運動し、これによ
り、図中上方向又は下方向の推力を得るようになってい
る。33はロータ30を支持するベアリングである。一
般に、このようなリニア駆動モータの推力は駆動周波数
及び駆動電圧によって異なり、又、1ステップ(1パル
ス)当たりの中心軸の変位量は一定(数十μm)であ
る。
テッピングモータである。図8にリニア駆動モータの断
面概略図を示す。図において、30は中心軸31側に溝
が設けられたロータであり、コイル32に対向する位置
に永久磁石が取り付けられている。中心軸31は、ロー
タ30の溝と噛合するスクリュー部31Sを有してお
り、ロータ30の回転によって直線運動し、これによ
り、図中上方向又は下方向の推力を得るようになってい
る。33はロータ30を支持するベアリングである。一
般に、このようなリニア駆動モータの推力は駆動周波数
及び駆動電圧によって異なり、又、1ステップ(1パル
ス)当たりの中心軸の変位量は一定(数十μm)であ
る。
【0003】一方、34はコイルばねであり、中心軸3
1の直線運動方向に張力を与え、バックラッシュの影響
を除去すると共に、急激な負荷や過大な負荷に対して中
心軸推力を補助するものである。このようなコイルばね
は、リニア駆動モータにおいて一般的に用いられてお
り、特開平7−250465号公報においては、ロータ
とばね受け部材を軸方向へ付勢するコイルばねが設けら
れたリニア駆動モータを内燃機関の吸気系等に使用され
る流量制御弁に適用したものが示されている。
1の直線運動方向に張力を与え、バックラッシュの影響
を除去すると共に、急激な負荷や過大な負荷に対して中
心軸推力を補助するものである。このようなコイルばね
は、リニア駆動モータにおいて一般的に用いられてお
り、特開平7−250465号公報においては、ロータ
とばね受け部材を軸方向へ付勢するコイルばねが設けら
れたリニア駆動モータを内燃機関の吸気系等に使用され
る流量制御弁に適用したものが示されている。
【0004】そして、上記リニア駆動モータの推力試験
装置としては、従来、図9に示すように、重りを用いて
推力方向への負荷を発生させるものが用いられていた。
この図において、40は推力試験対象のリニア駆動モー
タであり、図中鉛直上下方向へ推力を発生する中心軸が
リニアベアリング41を介して重り42と連結されてい
る。重り42は、リニア駆動モータ40に対して、重力
方向、すなわち、鉛直下向きの負荷を加えるものであ
る。重り42と、リニアゲージ44は、リニアベアリン
グ43を介して連結されており、リニアゲージ44は、
リニア駆動モータ40の推力による鉛直方向の変位量を
検出するための変位量検出手段である。
装置としては、従来、図9に示すように、重りを用いて
推力方向への負荷を発生させるものが用いられていた。
この図において、40は推力試験対象のリニア駆動モー
タであり、図中鉛直上下方向へ推力を発生する中心軸が
リニアベアリング41を介して重り42と連結されてい
る。重り42は、リニア駆動モータ40に対して、重力
方向、すなわち、鉛直下向きの負荷を加えるものであ
る。重り42と、リニアゲージ44は、リニアベアリン
グ43を介して連結されており、リニアゲージ44は、
リニア駆動モータ40の推力による鉛直方向の変位量を
検出するための変位量検出手段である。
【0005】このような構成において、まず、重り42
による負荷を一定としてリニア駆動モータ40を駆動
し、リニアゲージ44により鉛直方向の変位量を検出す
る。次いで、検出された変位量により、リニア駆動モー
タ40が脱調しているか否かを判断する。そして、この
ような検出、判断を重り42による負荷を変化させて行
い、リニア駆動モータ40が耐え得る負荷の上限を求め
ることによって、リニア駆動モータ40の推力を測定す
る。
による負荷を一定としてリニア駆動モータ40を駆動
し、リニアゲージ44により鉛直方向の変位量を検出す
る。次いで、検出された変位量により、リニア駆動モー
タ40が脱調しているか否かを判断する。そして、この
ような検出、判断を重り42による負荷を変化させて行
い、リニア駆動モータ40が耐え得る負荷の上限を求め
ることによって、リニア駆動モータ40の推力を測定す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リニア駆動
モータにおいては、上述したように中心軸の直線運動方
向に張力を与えるコイルばねが設けられているので、駆
動周波数及び駆動電圧が同一であっても中心軸の押し出
し方向の推力と引っ張り方向の推力とは一般に同一でな
い。このため、リニア駆動モータの推力試験は、押し出
し方向と引っ張り方向の両方向について行う必要があ
る。
モータにおいては、上述したように中心軸の直線運動方
向に張力を与えるコイルばねが設けられているので、駆
動周波数及び駆動電圧が同一であっても中心軸の押し出
し方向の推力と引っ張り方向の推力とは一般に同一でな
い。このため、リニア駆動モータの推力試験は、押し出
し方向と引っ張り方向の両方向について行う必要があ
る。
【0007】しかし、上述した従来のリニア駆動モータ
の推力試験装置においては、重りを用いて負荷を発生さ
せているので、重力方向への負荷に対する推力試験しか
行うことができないという問題点を有していた。更に、
重りを用いていることから慣性の影響を受けるので、正
確な推力試験が困難であった。又、負荷を変化させるに
は重りを交換しなければならず、通常、推力試験を行う
際には数十gから数Kgの範囲で重りの重量を変化させ
ることが要求される。このため、人為的な重りの交換作
業を要し、推力試験の自動化が不可能であった。
の推力試験装置においては、重りを用いて負荷を発生さ
せているので、重力方向への負荷に対する推力試験しか
行うことができないという問題点を有していた。更に、
重りを用いていることから慣性の影響を受けるので、正
確な推力試験が困難であった。又、負荷を変化させるに
は重りを交換しなければならず、通常、推力試験を行う
際には数十gから数Kgの範囲で重りの重量を変化させ
ることが要求される。このため、人為的な重りの交換作
業を要し、推力試験の自動化が不可能であった。
【0008】尚、上記両方向の負荷を発生させる手段と
して、滑車と糸、又は天秤を用いて負荷の方向を変える
ことも考えられる。しかしながら、滑車と糸を用いる場
合にあっては、リニア駆動モータの1ステップ当たりの
変位量が数十μmと小さいため、糸の伸縮による変位量
誤差が1ステップ分の変位量を越えてしまうおそれがあ
り、正確な推力試験を行うことができない。又、天秤を
用いる場合にあっては、負荷がモーメントを伴ったもの
となり、直線的な負荷を発生させることができない。更
に、これらいずれの場合においても重りを用いるため、
上記同様に慣性の影響を受け、人為的な重りの交換作業
が必要で推力試験の自動化は不可能である。
して、滑車と糸、又は天秤を用いて負荷の方向を変える
ことも考えられる。しかしながら、滑車と糸を用いる場
合にあっては、リニア駆動モータの1ステップ当たりの
変位量が数十μmと小さいため、糸の伸縮による変位量
誤差が1ステップ分の変位量を越えてしまうおそれがあ
り、正確な推力試験を行うことができない。又、天秤を
用いる場合にあっては、負荷がモーメントを伴ったもの
となり、直線的な負荷を発生させることができない。更
に、これらいずれの場合においても重りを用いるため、
上記同様に慣性の影響を受け、人為的な重りの交換作業
が必要で推力試験の自動化は不可能である。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、重りを用いずに押し出し方向及び引っ張り方向
双方の負荷を自動的に発生させることができ、重りの慣
性の影響や交換作業の必要性を排除し、両方向について
の推力試験を迅速、確実、かつ、容易に行うことができ
るリニア駆動モータの推力試験方法及びその装置を提供
することを目的とする。
もので、重りを用いずに押し出し方向及び引っ張り方向
双方の負荷を自動的に発生させることができ、重りの慣
性の影響や交換作業の必要性を排除し、両方向について
の推力試験を迅速、確実、かつ、容易に行うことができ
るリニア駆動モータの推力試験方法及びその装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
負荷を加えた状態でリニア駆動モータを駆動し、前記リ
ニア駆動モータの中心軸の変位量を検出することにより
推力試験を行うリニア駆動モータの推力試験装置におい
て、トルク発生用のモータと、前記リニア駆動モータに
加える所望の負荷を設定する負荷設定手段と、前記リニ
ア駆動モータに加えられている負荷を検出する負荷検出
手段と、前記負荷検出手段により検出された負荷の検出
値と前記負荷設定手段により設定された負荷の設定値と
の誤差を算出すると共に、前記誤差を増幅し、該増幅し
た誤差を、前記モータからのトルクの伝達を制御する操
作信号として出力する演算処理手段と、前記モータの回
転軸と連結され、前記操作信号に基づいてトルクの伝達
を調整するトルク調整手段と、前記トルク調整手段を介
して伝達されたトルクによる回転動力を直線方向の動力
へ変換し、該直線方向動力によって前記リニア駆動モー
タに負荷を加える動力変換手段とを具備することを特徴
としている。
負荷を加えた状態でリニア駆動モータを駆動し、前記リ
ニア駆動モータの中心軸の変位量を検出することにより
推力試験を行うリニア駆動モータの推力試験装置におい
て、トルク発生用のモータと、前記リニア駆動モータに
加える所望の負荷を設定する負荷設定手段と、前記リニ
ア駆動モータに加えられている負荷を検出する負荷検出
手段と、前記負荷検出手段により検出された負荷の検出
値と前記負荷設定手段により設定された負荷の設定値と
の誤差を算出すると共に、前記誤差を増幅し、該増幅し
た誤差を、前記モータからのトルクの伝達を制御する操
作信号として出力する演算処理手段と、前記モータの回
転軸と連結され、前記操作信号に基づいてトルクの伝達
を調整するトルク調整手段と、前記トルク調整手段を介
して伝達されたトルクによる回転動力を直線方向の動力
へ変換し、該直線方向動力によって前記リニア駆動モー
タに負荷を加える動力変換手段とを具備することを特徴
としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のリ
ニア駆動モータの推力試験装置において、前記トルク調
整手段は電磁クラッチであり、前記動力変換手段は、前
記トルク調整手段を介して伝達されたトルクによって回
転運動するピニオンと、該ピニオンと噛合し、かつ、前
記リニア駆動モータの中心軸と連結されたラックとから
なる動力変換手段であることを特徴としている。
ニア駆動モータの推力試験装置において、前記トルク調
整手段は電磁クラッチであり、前記動力変換手段は、前
記トルク調整手段を介して伝達されたトルクによって回
転運動するピニオンと、該ピニオンと噛合し、かつ、前
記リニア駆動モータの中心軸と連結されたラックとから
なる動力変換手段であることを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のリニア駆動モータの推力試験装置を用いたリニア駆
動モータの推力試験方法であって、前記リニア駆動モー
タに加えるべき負荷の方向に応じた回転方向で前記モー
タを駆動してトルクを発生させる第1の過程と、前記負
荷設定手段により前記リニア駆動モータに加えるべき負
荷を設定すると共に、前記負荷検出手段及び前記演算処
理手段によって前記トルク調整手段をフィードバック制
御し、前記リニア駆動モータに加えられる負荷の大きさ
が前記設定値となるようにする第2の過程と、前記リニ
ア駆動モータを所定の駆動周波数で所定のステップ分駆
動する第3の過程と、前記リニア駆動モータの中心軸の
変位量を検出してミスステップがあったか否かを判断す
る第4の過程とを有し、前記第4の過程においてミスス
テップがあったと判断されるまで前記負荷設定手段によ
り設定する負荷を徐々に増大して前記第2から第4の過
程を繰り返し、ミスステップがあったと判断されたとき
の前記負荷の設定値により、前記リニア駆動モータの推
力を測定することを特徴としている。
載のリニア駆動モータの推力試験装置を用いたリニア駆
動モータの推力試験方法であって、前記リニア駆動モー
タに加えるべき負荷の方向に応じた回転方向で前記モー
タを駆動してトルクを発生させる第1の過程と、前記負
荷設定手段により前記リニア駆動モータに加えるべき負
荷を設定すると共に、前記負荷検出手段及び前記演算処
理手段によって前記トルク調整手段をフィードバック制
御し、前記リニア駆動モータに加えられる負荷の大きさ
が前記設定値となるようにする第2の過程と、前記リニ
ア駆動モータを所定の駆動周波数で所定のステップ分駆
動する第3の過程と、前記リニア駆動モータの中心軸の
変位量を検出してミスステップがあったか否かを判断す
る第4の過程とを有し、前記第4の過程においてミスス
テップがあったと判断されるまで前記負荷設定手段によ
り設定する負荷を徐々に増大して前記第2から第4の過
程を繰り返し、ミスステップがあったと判断されたとき
の前記負荷の設定値により、前記リニア駆動モータの推
力を測定することを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載のリ
ニア駆動モータの推力試験方法における前記第3の過程
において、前記リニア駆動モータを、前記所定の駆動周
波数に替えて、所定の駆動電圧で、所定のステップ分駆
動することを特徴としている。
ニア駆動モータの推力試験方法における前記第3の過程
において、前記リニア駆動モータを、前記所定の駆動周
波数に替えて、所定の駆動電圧で、所定のステップ分駆
動することを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明は、駆動電圧を一定と
し、種々の駆動周波数について、請求項3記載のリニア
駆動モータの推力試験方法によって前記リニア駆動モー
タの推力を測定し、前記リニア駆動モータの駆動周波数
−推力特性を測定することを特徴としている。
し、種々の駆動周波数について、請求項3記載のリニア
駆動モータの推力試験方法によって前記リニア駆動モー
タの推力を測定し、前記リニア駆動モータの駆動周波数
−推力特性を測定することを特徴としている。
【0015】請求項6記載の発明は、駆動周波数を一定
とし、種々の駆動電圧について、請求項4記載のリニア
駆動モータの推力試験方法によって前記リニア駆動モー
タの推力を測定し、前記リニア駆動モータの駆動電圧−
推力特性を測定することを特徴としている。
とし、種々の駆動電圧について、請求項4記載のリニア
駆動モータの推力試験方法によって前記リニア駆動モー
タの推力を測定し、前記リニア駆動モータの駆動電圧−
推力特性を測定することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態
によるリニア駆動モータの推力試験装置の構成を示す概
略図である。
実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態
によるリニア駆動モータの推力試験装置の構成を示す概
略図である。
【0017】図において、1はトルク発生用のモータで
あり、回転軸がカップリング2を介して電磁クラッチ3
と連結されている。ここで、発生させるトルクの方向
は、このモータ1の回転方向を切り替えることによって
変化させることができるようになっている。電磁クラッ
チ3は、所定の操作信号によって制御され(後述)、該
操作信号に基づいてモータ1のトルクを調整して動力変
換機構4へ伝達する。
あり、回転軸がカップリング2を介して電磁クラッチ3
と連結されている。ここで、発生させるトルクの方向
は、このモータ1の回転方向を切り替えることによって
変化させることができるようになっている。電磁クラッ
チ3は、所定の操作信号によって制御され(後述)、該
操作信号に基づいてモータ1のトルクを調整して動力変
換機構4へ伝達する。
【0018】動力変換機構4は、電磁クラッチ3を介し
て伝達されたトルクによって回転運動するピニオン4a
と、それに噛合するラック4bとからなっており、ピニ
オン4aの回転運動がラック4bの直線運動へ変換され
るようになっている。そして、このラック4bの下側が
リニアベアリング5を介してリニア駆動モータ6の中心
軸と連結されており、モータ1から電磁クラッチ3を介
して伝達されたトルクが鉛直上向き又は下向きの負荷と
なってリニア駆動モータ6に加えられるようになってい
る。又、ラック4bの上側はリニアベアリング7を介し
てリニアゲージ8と連結されている。
て伝達されたトルクによって回転運動するピニオン4a
と、それに噛合するラック4bとからなっており、ピニ
オン4aの回転運動がラック4bの直線運動へ変換され
るようになっている。そして、このラック4bの下側が
リニアベアリング5を介してリニア駆動モータ6の中心
軸と連結されており、モータ1から電磁クラッチ3を介
して伝達されたトルクが鉛直上向き又は下向きの負荷と
なってリニア駆動モータ6に加えられるようになってい
る。又、ラック4bの上側はリニアベアリング7を介し
てリニアゲージ8と連結されている。
【0019】リニア駆動モータ6は、推力試験対象のリ
ニア駆動モータであり、鉛直上向き又は下向きに上記負
荷を受けつつ推力を発生して中心軸を上下する。リニア
ゲージ8は、リニア駆動モータ6の推力による中心軸の
上下方向の変位量を検出するための変位量検出手段であ
る。
ニア駆動モータであり、鉛直上向き又は下向きに上記負
荷を受けつつ推力を発生して中心軸を上下する。リニア
ゲージ8は、リニア駆動モータ6の推力による中心軸の
上下方向の変位量を検出するための変位量検出手段であ
る。
【0020】9はリニア駆動モータ6を収納したケース
を上下にスライドさせるリニアスライドである。このリ
ニアスライド9は、リニア駆動モータ6に上向き又は下
向きの負荷が加えられた時に前記ケースの上下方向の移
動を案内する。
を上下にスライドさせるリニアスライドである。このリ
ニアスライド9は、リニア駆動モータ6に上向き又は下
向きの負荷が加えられた時に前記ケースの上下方向の移
動を案内する。
【0021】10はリニア駆動モータ6に加えられてい
る負荷を検出するロードセルである。このロードセル1
0によって検出された負荷の値は、図示せぬ演算処理装
置へ入力され、電磁クラッチ3の操作信号を生成するた
めのデータとして使用される。ここにいう演算処理装置
及び操作信号の生成の詳細については後述する。
る負荷を検出するロードセルである。このロードセル1
0によって検出された負荷の値は、図示せぬ演算処理装
置へ入力され、電磁クラッチ3の操作信号を生成するた
めのデータとして使用される。ここにいう演算処理装置
及び操作信号の生成の詳細については後述する。
【0022】次に、上記リニア駆動モータの推力試験装
置によるリニア駆動モータ6の推力試験方法について説
明する。最初に、駆動電圧を一定とし、リニア駆動モー
タ6の駆動周波数−推力特性を測定する場合の推力試験
方法について、図2に示す推力試験のフローチャート及
び図3に示す制御ブロック図を参照して説明する。
置によるリニア駆動モータ6の推力試験方法について説
明する。最初に、駆動電圧を一定とし、リニア駆動モー
タ6の駆動周波数−推力特性を測定する場合の推力試験
方法について、図2に示す推力試験のフローチャート及
び図3に示す制御ブロック図を参照して説明する。
【0023】まず、発生させる負荷の方向(押し出し方
向又は引っ張り方向)に応じた回転方向及び一定の回転
数によりモータ1の駆動を開始してトルクを発生させる
(図2のステップS1)。続いて、リニア駆動モータ6
へ加えるべき負荷の大きさを所定の負荷設定手段によっ
て設定し、その設定した負荷の値とロードセル10によ
り検出された負荷の値とに基づき、電磁クラッチ3をフ
ィードバック制御して所望の負荷を得る(ステップS
2)。ここで、このステップS2におけるフィードバック
制御について、図3の制御ブロック図を参照して更に詳
細に説明する。
向又は引っ張り方向)に応じた回転方向及び一定の回転
数によりモータ1の駆動を開始してトルクを発生させる
(図2のステップS1)。続いて、リニア駆動モータ6
へ加えるべき負荷の大きさを所定の負荷設定手段によっ
て設定し、その設定した負荷の値とロードセル10によ
り検出された負荷の値とに基づき、電磁クラッチ3をフ
ィードバック制御して所望の負荷を得る(ステップS
2)。ここで、このステップS2におけるフィードバック
制御について、図3の制御ブロック図を参照して更に詳
細に説明する。
【0024】図3においては、減算器20及び増幅器2
1が上記演算処理装置に相当する。この図は、該演算処
理装置と、電磁クラッチ3と、ロードセル10との間に
おける信号の入出力関係を示している。ステップS2で
は、まず、上記負荷設定手段によって負荷の値を設定
し、これをリニア駆動モータ6へ加える負荷を指定する
入力信号r(t)とする。
1が上記演算処理装置に相当する。この図は、該演算処
理装置と、電磁クラッチ3と、ロードセル10との間に
おける信号の入出力関係を示している。ステップS2で
は、まず、上記負荷設定手段によって負荷の値を設定
し、これをリニア駆動モータ6へ加える負荷を指定する
入力信号r(t)とする。
【0025】次いで、入力信号r(t)からロードセル
10によって検出された実際の負荷の値c(t)を減じ
て誤差信号e(t)を求め、増幅器21によって該誤差
信号e(t)を増幅して操作信号i(t)を得る。そし
て、この操作信号i(t)を電磁クラッチ3へ出力して
電磁クラッチ3におけるトルク伝達率を制御することに
より、リニア駆動モータ6へ加える負荷c(t)を調節
する。以後同様に、検出された実際の負荷をフィードバ
ックし、設定した負荷との差に基づいてトルク伝達率を
制御することを繰り返すことにより、所望の負荷を得
る。
10によって検出された実際の負荷の値c(t)を減じ
て誤差信号e(t)を求め、増幅器21によって該誤差
信号e(t)を増幅して操作信号i(t)を得る。そし
て、この操作信号i(t)を電磁クラッチ3へ出力して
電磁クラッチ3におけるトルク伝達率を制御することに
より、リニア駆動モータ6へ加える負荷c(t)を調節
する。以後同様に、検出された実際の負荷をフィードバ
ックし、設定した負荷との差に基づいてトルク伝達率を
制御することを繰り返すことにより、所望の負荷を得
る。
【0026】このようにしてリニア駆動モータ6へ所望
の負荷を加えた状態で、図2のステップS3へ進む。
尚、リニア駆動モータ6へ加える負荷の大きさは、上記
負荷設定手段により任意に設定することができる。
の負荷を加えた状態で、図2のステップS3へ進む。
尚、リニア駆動モータ6へ加える負荷の大きさは、上記
負荷設定手段により任意に設定することができる。
【0027】ステップS3では、ある周波数のパルスを
ある周期分供給することにより、上記負荷が加えられた
状態でリニア駆動モータ6を該周波数で該周期分に相当
するステップ分だけ駆動させる。そして、ステップS4
でリニアゲージ8によって検出された中心軸の変位量か
らミスステップがあったか否かを判断する。ここで検出
される変位量は、例えば、リニア駆動モータ6の1ステ
ップ当たりのストロークが41μmであり、供給したパ
ルスが100パルスであった場合では4.1mmとなる
はずである。ステップS4では、検出された変位量がこ
のように予期される変位量から一定の許容誤差の範囲内
にあるか否かを判断するのである。
ある周期分供給することにより、上記負荷が加えられた
状態でリニア駆動モータ6を該周波数で該周期分に相当
するステップ分だけ駆動させる。そして、ステップS4
でリニアゲージ8によって検出された中心軸の変位量か
らミスステップがあったか否かを判断する。ここで検出
される変位量は、例えば、リニア駆動モータ6の1ステ
ップ当たりのストロークが41μmであり、供給したパ
ルスが100パルスであった場合では4.1mmとなる
はずである。ステップS4では、検出された変位量がこ
のように予期される変位量から一定の許容誤差の範囲内
にあるか否かを判断するのである。
【0028】ここで、検出された変位量が前記許容誤差
の範囲内であったとすると、ステップS5へ進み、リニ
ア駆動モータ6へ加える負荷を増大するように新たな負
荷の値を設定する。次いで、再びステップS2へ進み、
上記同様に電磁クラッチ3をフィードバック制御し、負
荷を増大した状態で、上記ステップS3における駆動周
波数と同一の駆動周波数で同一のステップ分だけリニア
駆動モータ6を駆動させる。そして、再び中心軸の変位
量からミスステップがあったか否かを判断し、以降、ミ
スステップが生ずるまで、負荷の値を徐々に増大しつ
つ、ステップS2〜S5の処理を繰り返す。
の範囲内であったとすると、ステップS5へ進み、リニ
ア駆動モータ6へ加える負荷を増大するように新たな負
荷の値を設定する。次いで、再びステップS2へ進み、
上記同様に電磁クラッチ3をフィードバック制御し、負
荷を増大した状態で、上記ステップS3における駆動周
波数と同一の駆動周波数で同一のステップ分だけリニア
駆動モータ6を駆動させる。そして、再び中心軸の変位
量からミスステップがあったか否かを判断し、以降、ミ
スステップが生ずるまで、負荷の値を徐々に増大しつ
つ、ステップS2〜S5の処理を繰り返す。
【0029】一方、ステップS4において、検出された
変位量が許容誤差の範囲内になく、ミスステップがあっ
た場合には、リニア駆動モータ6が脱調している。これ
は、設定した負荷がリニア駆動モータ6の推力を越えて
いるか、あるいは駆動周波数が高く、供給されたパルス
に追従して動作することができなかったことを示してい
る。従って、このミスステップがあった時に設定されて
いる負荷の値が、リニア駆動モータ6の駆動可能領域と
脱調領域との境界となり、このときの設定値によってリ
ニア駆動モータ6の推力が測定される。尚、このときの
負荷及び駆動周波数の値は、所定の記憶手段を設けて記
憶する等、後にデータとして使用できるようにしてお
く。
変位量が許容誤差の範囲内になく、ミスステップがあっ
た場合には、リニア駆動モータ6が脱調している。これ
は、設定した負荷がリニア駆動モータ6の推力を越えて
いるか、あるいは駆動周波数が高く、供給されたパルス
に追従して動作することができなかったことを示してい
る。従って、このミスステップがあった時に設定されて
いる負荷の値が、リニア駆動モータ6の駆動可能領域と
脱調領域との境界となり、このときの設定値によってリ
ニア駆動モータ6の推力が測定される。尚、このときの
負荷及び駆動周波数の値は、所定の記憶手段を設けて記
憶する等、後にデータとして使用できるようにしてお
く。
【0030】このようにリニア駆動モータ6がミスステ
ップしたときには、ステップS4からステップS6へ進
み、推力試験を行うべき駆動周波数領域の全てについて
推力試験を終了したか否か判断する。ここで、該駆動周
波数領域についての推力試験が終了していない場合に
は、ステップS7へ進み、リニア駆動モータ6の駆動周
波数をまだ推力試験を行っていない駆動周波数に変えて
再び上記ステップS1、S2〜S4、S5の処理を繰り返
す。
ップしたときには、ステップS4からステップS6へ進
み、推力試験を行うべき駆動周波数領域の全てについて
推力試験を終了したか否か判断する。ここで、該駆動周
波数領域についての推力試験が終了していない場合に
は、ステップS7へ進み、リニア駆動モータ6の駆動周
波数をまだ推力試験を行っていない駆動周波数に変えて
再び上記ステップS1、S2〜S4、S5の処理を繰り返
す。
【0031】一方、推力試験を行うべき駆動周波数領域
の全てについて推力試験が終了したときは、ステップS
8へ進む。そして、図4の×印で示すように、推力試験
を行った駆動周波数及びリニア駆動モータ6がミスステ
ップした時の負荷の値のデータをグラフ上にプロットす
る。これにより、図示のような一定駆動電圧におけるリ
ニア駆動モータ6の駆動周波数−推力特性を得る。
の全てについて推力試験が終了したときは、ステップS
8へ進む。そして、図4の×印で示すように、推力試験
を行った駆動周波数及びリニア駆動モータ6がミスステ
ップした時の負荷の値のデータをグラフ上にプロットす
る。これにより、図示のような一定駆動電圧におけるリ
ニア駆動モータ6の駆動周波数−推力特性を得る。
【0032】次に、駆動周波数を一定とし、リニア駆動
モータ6の駆動電圧−推力特性を測定する場合の推力試
験方法について、図5に示す推力試験のフローチャート
を参照して説明する。
モータ6の駆動電圧−推力特性を測定する場合の推力試
験方法について、図5に示す推力試験のフローチャート
を参照して説明する。
【0033】まず、上記駆動周波数−推力特性の測定の
場合と同様に、発生させる負荷の方向(押し出し方向又
は引っ張り方向)に応じたモータ1の駆動を開始する
(ステップS10)。そして、リニア駆動モータ6へ加え
るべき負荷の大きさを負荷設定手段によって設定し、設
定した負荷の値とロードセル10により検出された負荷
の値とに基づき、電磁クラッチ3をフィードバック制御
して所望の負荷を得る(ステップS11)。このステップ
S11におけるフィードバック制御は、上記図2のステッ
プS2同様、図3の制御ブロック図に示す信号の入出
力、演算処理、電磁クラッチ3のトルク伝達率制御によ
って行われ、リニア駆動モータ6へ所望の負荷を加えた
状態で図5のステップS12へ進む。
場合と同様に、発生させる負荷の方向(押し出し方向又
は引っ張り方向)に応じたモータ1の駆動を開始する
(ステップS10)。そして、リニア駆動モータ6へ加え
るべき負荷の大きさを負荷設定手段によって設定し、設
定した負荷の値とロードセル10により検出された負荷
の値とに基づき、電磁クラッチ3をフィードバック制御
して所望の負荷を得る(ステップS11)。このステップ
S11におけるフィードバック制御は、上記図2のステッ
プS2同様、図3の制御ブロック図に示す信号の入出
力、演算処理、電磁クラッチ3のトルク伝達率制御によ
って行われ、リニア駆動モータ6へ所望の負荷を加えた
状態で図5のステップS12へ進む。
【0034】ステップS12では、ある電圧のパルスをあ
る周期分供給することにより、上記負荷が加えられた状
態でリニア駆動モータ6を該電圧で該周期分に相当する
ステップ分だけ駆動させる。そして、ステップS13へ進
み、リニアゲージ8によって検出された中心軸の変位量
からミスステップがあったか否かを判断する。
る周期分供給することにより、上記負荷が加えられた状
態でリニア駆動モータ6を該電圧で該周期分に相当する
ステップ分だけ駆動させる。そして、ステップS13へ進
み、リニアゲージ8によって検出された中心軸の変位量
からミスステップがあったか否かを判断する。
【0035】ここで、ミスステップがなかった場合に
は、ステップS14へ進み、リニア駆動モータ6へ加える
負荷を増大するように新たな負荷の値を設定する。次い
で、再びステップS11へ進み、上記同様に電磁クラッチ
3をフィードバック制御し、負荷を増大した状態で、上
記ステップS12における駆動電圧と同一の駆動電圧で同
一のステップ分だけリニア駆動モータ6を駆動させる。
そして、ステップS13で再び中心軸の変位量からミスス
テップがあったか否かを判断し、以降、ミスステップが
生ずるまで、負荷の値を徐々に増大しつつ、ステップS
11〜S14の処理を繰り返す。
は、ステップS14へ進み、リニア駆動モータ6へ加える
負荷を増大するように新たな負荷の値を設定する。次い
で、再びステップS11へ進み、上記同様に電磁クラッチ
3をフィードバック制御し、負荷を増大した状態で、上
記ステップS12における駆動電圧と同一の駆動電圧で同
一のステップ分だけリニア駆動モータ6を駆動させる。
そして、ステップS13で再び中心軸の変位量からミスス
テップがあったか否かを判断し、以降、ミスステップが
生ずるまで、負荷の値を徐々に増大しつつ、ステップS
11〜S14の処理を繰り返す。
【0036】一方、ミスステップがあった場合には、リ
ニア駆動モータ6が脱調しており、このときに設定され
ている負荷の値がリニア駆動モータ6の駆動可能領域と
脱調領域との境界となる。従って、このときの負荷の設
定値によりリニア駆動モータ6の推力が測定され、該設
定値及び駆動電圧の値は所定の記憶手段等に記憶され
る。
ニア駆動モータ6が脱調しており、このときに設定され
ている負荷の値がリニア駆動モータ6の駆動可能領域と
脱調領域との境界となる。従って、このときの負荷の設
定値によりリニア駆動モータ6の推力が測定され、該設
定値及び駆動電圧の値は所定の記憶手段等に記憶され
る。
【0037】このように、リニア駆動モータ6がミスス
テップしたときには、ステップS13からステップS15へ
進み、推力試験を行うべき駆動電圧領域の全てについて
推力試験を終了したか否か判断する。ここで、該駆動電
圧領域についての推力試験が終了していない場合には、
ステップS16へ進み、リニア駆動モータ6の駆動電圧を
まだ推力試験を行っていない駆動電圧に変えて再び上記
ステップS10、S11〜S13、S14の処理を繰り返す。
テップしたときには、ステップS13からステップS15へ
進み、推力試験を行うべき駆動電圧領域の全てについて
推力試験を終了したか否か判断する。ここで、該駆動電
圧領域についての推力試験が終了していない場合には、
ステップS16へ進み、リニア駆動モータ6の駆動電圧を
まだ推力試験を行っていない駆動電圧に変えて再び上記
ステップS10、S11〜S13、S14の処理を繰り返す。
【0038】一方、推力試験を行うべき駆動電圧領域の
全てについて推力試験が終了したときは、ステップS17
へ進む。そして、図6の×印で示すように、推力試験を
行った駆動電圧及びリニア駆動モータ6がミスステップ
した時の負荷の値のデータをグラフ上にプロットする。
これにより、図示のような一定駆動周波数におけるリニ
ア駆動モータ6の駆動電圧−推力特性を得る。
全てについて推力試験が終了したときは、ステップS17
へ進む。そして、図6の×印で示すように、推力試験を
行った駆動電圧及びリニア駆動モータ6がミスステップ
した時の負荷の値のデータをグラフ上にプロットする。
これにより、図示のような一定駆動周波数におけるリニ
ア駆動モータ6の駆動電圧−推力特性を得る。
【0039】以上述べたように、駆動電圧を一定として
所望の駆動周波数領域についての推力試験を行うことに
より、図4に示すような駆動周波数−推力特性が得ら
れ、駆動周波数を一定として所望の駆動電圧領域につい
ての推力試験を行うことにより、図6に示すような駆動
電圧−推力特性が得られる。ここで、これらの特性を測
定する推力試験は、発生させる負荷の方向に応じてモー
タ1の回転方向を選択することにより、リニア駆動モー
タ6の押し出し方向及び引っ張り方向の双方について行
うことができる。
所望の駆動周波数領域についての推力試験を行うことに
より、図4に示すような駆動周波数−推力特性が得ら
れ、駆動周波数を一定として所望の駆動電圧領域につい
ての推力試験を行うことにより、図6に示すような駆動
電圧−推力特性が得られる。ここで、これらの特性を測
定する推力試験は、発生させる負荷の方向に応じてモー
タ1の回転方向を選択することにより、リニア駆動モー
タ6の押し出し方向及び引っ張り方向の双方について行
うことができる。
【0040】更に、駆動周波数−推力特性の測定におい
て一定とした駆動電圧を変化させ、又は、駆動電圧−推
力特性の測定において一定とした駆動周波数を変化させ
ることにより、駆動周波数及び駆動電圧についての推力
特性を得ることもできる。例えば、駆動周波数を100
ppsとして、上述した図5の駆動電圧−推力特性の測定
を行うことにより、図7中で示した特性曲線を得る。
続いて、駆動周波数を200pps、300ppsとして同様
に駆動電圧−推力特性を測定し、同図中、で示した
特性曲線を得る。このようにして、図7に示すような駆
動周波数及び駆動電圧の双方についての推力特性を得る
ことができる。
て一定とした駆動電圧を変化させ、又は、駆動電圧−推
力特性の測定において一定とした駆動周波数を変化させ
ることにより、駆動周波数及び駆動電圧についての推力
特性を得ることもできる。例えば、駆動周波数を100
ppsとして、上述した図5の駆動電圧−推力特性の測定
を行うことにより、図7中で示した特性曲線を得る。
続いて、駆動周波数を200pps、300ppsとして同様
に駆動電圧−推力特性を測定し、同図中、で示した
特性曲線を得る。このようにして、図7に示すような駆
動周波数及び駆動電圧の双方についての推力特性を得る
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
望の回転方向でモータを駆動し、これにより発生したト
ルクを動力変換手段によって直線方向の動力へ変換して
リニア駆動モータに負荷を加えることとしたので、重り
を用いずにリニア駆動モータの中心軸の押し出し方向及
び引っ張り方向双方の負荷を発生させることができる。
又、負荷設定手段によって任意の負荷を設定し、トルク
調整手段を実際にリニア駆動モータに加えられている負
荷をフィードバックして制御することとしたので、上記
両方向について、所望の負荷を正確、かつ、容易に自動
的に得ることができるという効果が得られる。
望の回転方向でモータを駆動し、これにより発生したト
ルクを動力変換手段によって直線方向の動力へ変換して
リニア駆動モータに負荷を加えることとしたので、重り
を用いずにリニア駆動モータの中心軸の押し出し方向及
び引っ張り方向双方の負荷を発生させることができる。
又、負荷設定手段によって任意の負荷を設定し、トルク
調整手段を実際にリニア駆動モータに加えられている負
荷をフィードバックして制御することとしたので、上記
両方向について、所望の負荷を正確、かつ、容易に自動
的に得ることができるという効果が得られる。
【0042】更に、負荷の発生源をモータとし、重りを
用いないこととしたことにより、重りの慣性の影響が排
除されると共に、重りの交換作業が不要となる。これに
より、リニア駆動モータの推力試験を極めて効率的に行
うことができ、上記両方向について、任意の駆動周波数
におけるリニア駆動モータの推力を迅速、確実、かつ、
容易に測定することができるという効果が得られる。
用いないこととしたことにより、重りの慣性の影響が排
除されると共に、重りの交換作業が不要となる。これに
より、リニア駆動モータの推力試験を極めて効率的に行
うことができ、上記両方向について、任意の駆動周波数
におけるリニア駆動モータの推力を迅速、確実、かつ、
容易に測定することができるという効果が得られる。
【0043】特に、請求項2記載の発明によれば、トル
ク調整手段に電磁クラッチを用い、動力変換手段にラッ
ク&ピニオンを用いているので、トルク伝達の制御、動
力の方向変換をより正確、かつ、精密に行うことができ
る。これにより、所望の負荷を一層正確に発生させるこ
とができるという効果が得られる。
ク調整手段に電磁クラッチを用い、動力変換手段にラッ
ク&ピニオンを用いているので、トルク伝達の制御、動
力の方向変換をより正確、かつ、精密に行うことができ
る。これにより、所望の負荷を一層正確に発生させるこ
とができるという効果が得られる。
【0044】又、請求項3又は4記載の発明によれば、
請求項1又は2記載のリニア駆動モータの推力試験装置
を用いて、ミスステップが生ずる負荷の大きさにより、
そのときの駆動周波数又は駆動電圧の下でのリニア駆動
モータの推力を測定することとしたので、容易に推力測
定を行うことができる。そして、更に進んで、請求項5
又は6記載の発明によれば、かかる推力測定を種々の駆
動周波数又は駆動電圧について行い、駆動周波数−推力
特性又は駆動電圧−推力特性を得ることとしたので、リ
ニア駆動モータの特性測定の効率が極めて向上するとい
う効果が得られる。
請求項1又は2記載のリニア駆動モータの推力試験装置
を用いて、ミスステップが生ずる負荷の大きさにより、
そのときの駆動周波数又は駆動電圧の下でのリニア駆動
モータの推力を測定することとしたので、容易に推力測
定を行うことができる。そして、更に進んで、請求項5
又は6記載の発明によれば、かかる推力測定を種々の駆
動周波数又は駆動電圧について行い、駆動周波数−推力
特性又は駆動電圧−推力特性を得ることとしたので、リ
ニア駆動モータの特性測定の効率が極めて向上するとい
う効果が得られる。
【図1】 本発明の一実施形態によるリニア駆動モータ
の推力試験装置の構成を示す概略図である。
の推力試験装置の構成を示す概略図である。
【図2】 同実施形態において実行される駆動周波数−
推力特性測定のフローチャートである。
推力特性測定のフローチャートである。
【図3】 図2のステップS2における電磁クラッチ3
の制御ブロック図である。
の制御ブロック図である。
【図4】 本発明によるリニア駆動モータの推力試験に
よって得られる駆動周波数−推力特性の一例を示す図で
ある。
よって得られる駆動周波数−推力特性の一例を示す図で
ある。
【図5】 同実施形態において実行される駆動電圧−推
力特性測定のフローチャートである。
力特性測定のフローチャートである。
【図6】 本発明によるリニア駆動モータの推力試験に
よって得られる駆動電圧−推力特性の一例を示す図であ
る。
よって得られる駆動電圧−推力特性の一例を示す図であ
る。
【図7】 本発明によるリニア駆動モータの推力試験に
よって得られる駆動周波数及び駆動電圧双方についての
推力特性の一例を示す図である。
よって得られる駆動周波数及び駆動電圧双方についての
推力特性の一例を示す図である。
【図8】 リニア駆動モータの断面概略図である。
【図9】 従来のリニア駆動モータの推力試験装置の構
成を示す概略図である。
成を示す概略図である。
1 モータ 3 電磁クラッチ 4 動力変換機構 4a ピニオン 4b ラック 6 リニア駆動モータ 8 リニアゲージ 10 ロードセル
Claims (6)
- 【請求項1】 負荷を加えた状態でリニア駆動モータを
駆動し、前記リニア駆動モータの中心軸の変位量を検出
することにより推力試験を行うリニア駆動モータの推力
試験装置において、 トルク発生用のモータと、 前記リニア駆動モータに加える所望の負荷を設定する負
荷設定手段と、 前記リニア駆動モータに加えられている負荷を検出する
負荷検出手段と、 前記負荷検出手段により検出された負荷の検出値と前記
負荷設定手段により設定された負荷の設定値との誤差を
算出すると共に、前記誤差を増幅し、該増幅した誤差
を、前記モータからのトルクの伝達を制御する操作信号
として出力する演算処理手段と、 前記モータの回転軸と連結され、前記操作信号に基づい
てトルクの伝達を調整するトルク調整手段と、 前記トルク調整手段を介して伝達されたトルクによる回
転動力を直線方向の動力へ変換し、該直線方向動力によ
って前記リニア駆動モータに負荷を加える動力変換手段
とを具備することを特徴とするリニア駆動モータの推力
試験装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のリニア駆動モータの推力
試験装置において、 前記トルク調整手段は電磁クラッチであり、 前記動力変換手段は、前記トルク調整手段を介して伝達
されたトルクによって回転運動するピニオンと、該ピニ
オンと噛合し、かつ、前記リニア駆動モータの中心軸と
連結されたラックとからなる動力変換手段であることを
特徴とするリニア駆動モータの推力試験装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のリニア駆動モータ
の推力試験装置を用いたリニア駆動モータの推力試験方
法であって、 前記リニア駆動モータに加えるべき負荷の方向に応じた
回転方向で前記モータを駆動してトルクを発生させる第
1の過程と、 前記負荷設定手段により前記リニア駆動モータに加える
べき負荷を設定すると共に、前記負荷検出手段及び前記
演算処理手段によって前記トルク調整手段をフィードバ
ック制御し、前記リニア駆動モータに加えられる負荷の
大きさが前記設定値となるようにする第2の過程と、 前記リニア駆動モータを所定の駆動周波数で所定のステ
ップ分駆動する第3の過程と、 前記リニア駆動モータの中心軸の変位量を検出してミス
ステップがあったか否かを判断する第4の過程とを有
し、 前記第4の過程においてミスステップがあったと判断さ
れるまで前記負荷設定手段により設定する負荷を徐々に
増大して前記第2から第4の過程を繰り返し、ミスステ
ップがあったと判断されたときの前記負荷の設定値によ
り、前記リニア駆動モータの推力を測定することを特徴
とするリニア駆動モータの推力試験方法。 - 【請求項4】 前記第3の過程において、前記リニア駆
動モータを、前記所定の駆動周波数に替えて、所定の駆
動電圧で、所定のステップ分駆動することを特徴とする
請求項3記載のリニア駆動モータの推力試験方法。 - 【請求項5】 駆動電圧を一定とし、種々の駆動周波数
について、請求項3記載のリニア駆動モータの推力試験
方法によって前記リニア駆動モータの推力を測定し、前
記リニア駆動モータの駆動周波数−推力特性を測定する
リニア駆動モータの推力試験方法。 - 【請求項6】 駆動周波数を一定とし、種々の駆動電圧
について、請求項4記載のリニア駆動モータの推力試験
方法によって前記リニア駆動モータの推力を測定し、前
記リニア駆動モータの駆動電圧−推力特性を測定するリ
ニア駆動モータの推力試験方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3382096A JPH09229792A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | リニア駆動モータの推力試験方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3382096A JPH09229792A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | リニア駆動モータの推力試験方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09229792A true JPH09229792A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12397129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3382096A Withdrawn JPH09229792A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | リニア駆動モータの推力試験方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09229792A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009100486A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Shinshu Univ | 運動体に作用する動推力の測定装置及び測定方法、電磁力の測定装置 |
| CN108693471A (zh) * | 2018-04-02 | 2018-10-23 | 广东机电职业技术学院 | 一种轮毂电机试验装夹装置及其测试方法 |
| CN114397053A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-04-26 | 西安微电机研究所有限公司 | 一种直线驱动电机推拉力及行程测试装置 |
| CN118226255A (zh) * | 2024-05-27 | 2024-06-21 | 河南康源电力工程有限公司 | 一种电机检测装置 |
| CN120427253A (zh) * | 2025-06-23 | 2025-08-05 | 广州市鸿通机械有限公司 | 一种注射针的密封圈性能检测装置 |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP3382096A patent/JPH09229792A/ja not_active Withdrawn
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