JPH09230421A - カメラ用駆動装置の作動方法 - Google Patents
カメラ用駆動装置の作動方法Info
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- JPH09230421A JPH09230421A JP3830196A JP3830196A JPH09230421A JP H09230421 A JPH09230421 A JP H09230421A JP 3830196 A JP3830196 A JP 3830196A JP 3830196 A JP3830196 A JP 3830196A JP H09230421 A JPH09230421 A JP H09230421A
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Landscapes
- Diaphragms For Cameras (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】単位時間当たりのモータのステップ数を増やす
ことなく、セット部材のセット段数を約2倍にできるよ
うにしたカメラ用駆動装置の作動方法を提供すること。 【解決手段】絞り羽根又はレンズを作動するために複数
段のセット位置にセットさせるセット部材を、そのセッ
ト作動時にはモータの正転によって第1セット位置から
2段階ずつ作動させ、所定のセット位置が第1セット位
置から奇数段の場合には、所定のセット位置の次段のセ
ット位置からモータを逆転させ、前記セット部材を1段
階だけ戻した位置で停止させるようにする。
ことなく、セット部材のセット段数を約2倍にできるよ
うにしたカメラ用駆動装置の作動方法を提供すること。 【解決手段】絞り羽根又はレンズを作動するために複数
段のセット位置にセットさせるセット部材を、そのセッ
ト作動時にはモータの正転によって第1セット位置から
2段階ずつ作動させ、所定のセット位置が第1セット位
置から奇数段の場合には、所定のセット位置の次段のセ
ット位置からモータを逆転させ、前記セット部材を1段
階だけ戻した位置で停止させるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの自動絞り
機構や自動焦点調整機構などに用いて好適なカメラ用駆
動装置の作動方法に関する。
機構や自動焦点調整機構などに用いて好適なカメラ用駆
動装置の作動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの自動絞り機構や自動焦点調整機
構などをモータで駆動する場合には、モータをステップ
的に回転させるようにするのが普通である。そして、絞
り羽根又はレンズを動かすためのセット部材は、該ステ
ップ数に対応して複数のセット位置にセットされ得るよ
うにしている。そのため、セット部材のセット位置は、
モータの1ステップに相当する位置よりも細分化した位
置に設定することができない。他方、上記のようなモー
タとしてはパルスモータを使用することが多いが、通常
用いられるパルスモータの場合には、1パルス当たりの
応答時間が約2.5msであるから、セットに要する時
間もそれに制約されている。
構などをモータで駆動する場合には、モータをステップ
的に回転させるようにするのが普通である。そして、絞
り羽根又はレンズを動かすためのセット部材は、該ステ
ップ数に対応して複数のセット位置にセットされ得るよ
うにしている。そのため、セット部材のセット位置は、
モータの1ステップに相当する位置よりも細分化した位
置に設定することができない。他方、上記のようなモー
タとしてはパルスモータを使用することが多いが、通常
用いられるパルスモータの場合には、1パルス当たりの
応答時間が約2.5msであるから、セットに要する時
間もそれに制約されている。
【0003】そこで、このようなパルスモータを用いた
自動絞り機構の場合を具体的な例で説明する。先ず、パ
ルスモータは4極に着磁された永久磁石回転子を有した
ものであって、絞り口径の制御範囲をF4からF22ま
でとする。また、セット部材は、光軸を中心に回転可能
に配置されたリング状の部材であって、歯車機構を介し
て上記のパルスモータによって回転されるようにしたも
のとする。そして、このような構成の絞り機構を実用的
且つコンパクトに纏めるようにすると、各標準口径目盛
値(本明細書においてはF4,F5.6,F8,F1
1,F16,F22を標準口径目盛値と称する)の間に
おいて、モータを4ステップ回転させるようにする、即
ち各標準口径目盛値間に3段のセット位置を設けるよう
にするのがせいぜいとなる。
自動絞り機構の場合を具体的な例で説明する。先ず、パ
ルスモータは4極に着磁された永久磁石回転子を有した
ものであって、絞り口径の制御範囲をF4からF22ま
でとする。また、セット部材は、光軸を中心に回転可能
に配置されたリング状の部材であって、歯車機構を介し
て上記のパルスモータによって回転されるようにしたも
のとする。そして、このような構成の絞り機構を実用的
且つコンパクトに纏めるようにすると、各標準口径目盛
値(本明細書においてはF4,F5.6,F8,F1
1,F16,F22を標準口径目盛値と称する)の間に
おいて、モータを4ステップ回転させるようにする、即
ち各標準口径目盛値間に3段のセット位置を設けるよう
にするのがせいぜいとなる。
【0004】そのため、F4からF22までの口径のセ
ット可能段数は21段となり、モータのステップ数は2
0となる。従って、F4からF22までの所要時間は
2.5×20で算出され約50msになる。しかも、実
際にはモータの始動段階で若干の付加時間が必要になる
し、またセット部材の停止段階においても絞り羽根の位
置安定化を図るために付加時間を必要とするため、実際
には絞りのセット時間としてそれ以上の時間を予め見込
んでおくことが必要となる。更にまた、シャッタの露光
走行終了後においても、セット部材を初期位置に復帰さ
せなければならないから、それにも上記したセット作動
時の時間と略同じだけの時間を要することになり、絞り
羽根の調整作動に要する全体の時間としては約105m
sとなるのが実情である。
ット可能段数は21段となり、モータのステップ数は2
0となる。従って、F4からF22までの所要時間は
2.5×20で算出され約50msになる。しかも、実
際にはモータの始動段階で若干の付加時間が必要になる
し、またセット部材の停止段階においても絞り羽根の位
置安定化を図るために付加時間を必要とするため、実際
には絞りのセット時間としてそれ以上の時間を予め見込
んでおくことが必要となる。更にまた、シャッタの露光
走行終了後においても、セット部材を初期位置に復帰さ
せなければならないから、それにも上記したセット作動
時の時間と略同じだけの時間を要することになり、絞り
羽根の調整作動に要する全体の時間としては約105m
sとなるのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、近年、比較的
高級のカメラにおいては調整段数、即ち上記したセット
部材のセット段数を更に細分化できるようにすることに
ついての要求が極めて強くなってきた。また、他方にお
いては、セット時間を現状より出来るだけ短くして欲し
いという要求も多くなっている。即ち、セット時間が余
り長いと、シャッターチャンスを逃がしてしまうことに
なるし、また、カメラを構えている時間が長くなること
から手振れを引き起こす原因ともなってしまうからであ
り、更には、セット部材の復帰時間も長いことから連続
的な撮影に制約を受けることにもなるからである。
高級のカメラにおいては調整段数、即ち上記したセット
部材のセット段数を更に細分化できるようにすることに
ついての要求が極めて強くなってきた。また、他方にお
いては、セット時間を現状より出来るだけ短くして欲し
いという要求も多くなっている。即ち、セット時間が余
り長いと、シャッターチャンスを逃がしてしまうことに
なるし、また、カメラを構えている時間が長くなること
から手振れを引き起こす原因ともなってしまうからであ
り、更には、セット部材の復帰時間も長いことから連続
的な撮影に制約を受けることにもなるからである。
【0006】そこで、セット時間を長くせずにセット段
数を増やす方法として、モータの1ステップ当たりの所
要時間を短くすること、即ちモータの回転速度を早くす
るか、1ステップ当たりの回転角度を小さくするように
することが考えられるが、そのようにした場合には制御
電圧を上げなければならなくなったり、また脱調してし
まうなどの問題が派生し、更にはコスト上の問題もあっ
て、実用的にはなかなか採用することができない。この
ような実情から、セット時間を長くすることなくセット
段数を増やせること、逆に言えばセット段数が同じ場合
にはセット時間を短くできること、即ちセット段数の割
りには短いセット時間で済む実用的な作動方法の出現が
望まれている。
数を増やす方法として、モータの1ステップ当たりの所
要時間を短くすること、即ちモータの回転速度を早くす
るか、1ステップ当たりの回転角度を小さくするように
することが考えられるが、そのようにした場合には制御
電圧を上げなければならなくなったり、また脱調してし
まうなどの問題が派生し、更にはコスト上の問題もあっ
て、実用的にはなかなか採用することができない。この
ような実情から、セット時間を長くすることなくセット
段数を増やせること、逆に言えばセット段数が同じ場合
にはセット時間を短くできること、即ちセット段数の割
りには短いセット時間で済む実用的な作動方法の出現が
望まれている。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、単
位時間当たりのモータのステップ数を増やすことなく、
セット部材のセット段数を約2倍にできるようにしたカ
メラ用駆動装置の作動方法を提供することである。
めになされたものであり、その目的とするところは、単
位時間当たりのモータのステップ数を増やすことなく、
セット部材のセット段数を約2倍にできるようにしたカ
メラ用駆動装置の作動方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数段のセット位置にセットされるセ
ット部材を、セット作動時にはモータの正転によって初
期位置から所定のセット位置に作動させ、復帰作動時に
は前記モータの逆転によって前記セット位置から初期位
置に復帰させるようにしたカメラ用駆動装置において、
前記セット作動時には前記モータの正転によって前記セ
ット部材を第1セット位置から2段階ずつ作動させ、所
定のセット位置が該第1セット位置から奇数段の場合に
は、所定のセット位置を越えた位置で停止させてから前
記モータを逆転させ、前記セット部材を奇数段階戻すこ
とによって所定のセット位置で停止させるようにする。
また、本発明は、好ましくは、復帰作動時には前記モー
タの逆転によって前記セット部材を2段階ずつ作動させ
るようにし、前記所定のセット位置が前記第1セット位
置から偶数段の場合には、該復帰作動の最初だけ前記セ
ット部材を1段階分作動させるようにする。
めに、本発明は、複数段のセット位置にセットされるセ
ット部材を、セット作動時にはモータの正転によって初
期位置から所定のセット位置に作動させ、復帰作動時に
は前記モータの逆転によって前記セット位置から初期位
置に復帰させるようにしたカメラ用駆動装置において、
前記セット作動時には前記モータの正転によって前記セ
ット部材を第1セット位置から2段階ずつ作動させ、所
定のセット位置が該第1セット位置から奇数段の場合に
は、所定のセット位置を越えた位置で停止させてから前
記モータを逆転させ、前記セット部材を奇数段階戻すこ
とによって所定のセット位置で停止させるようにする。
また、本発明は、好ましくは、復帰作動時には前記モー
タの逆転によって前記セット部材を2段階ずつ作動させ
るようにし、前記所定のセット位置が前記第1セット位
置から偶数段の場合には、該復帰作動の最初だけ前記セ
ット部材を1段階分作動させるようにする。
【0009】また、本発明は、好ましくは、前記モータ
と前記セット部材との間に歯車機構を介在させ、該歯車
機構は、前記モータの回転方向が変わった場合、最初だ
け前記セット部材を1段階分作動させ、以後同方向への
回転に際しては2段階ずつ作動させるようにする。更
に、本発明は、好ましくは、前記第1セット位置が、前
記初期位置と同じであるか、前記モータの正転によって
前記セット部材を前記初期位置から偶数段階分作動させ
た位置であって、前記所定のセット位置が前記第1セッ
ト位置から奇数段の場合には、復帰作動時において、前
記モータは、前記セット部材が前記初期位置を1段分越
えた位置で正転し、前記セット部材を前記初期位置に復
帰させるようにする。
と前記セット部材との間に歯車機構を介在させ、該歯車
機構は、前記モータの回転方向が変わった場合、最初だ
け前記セット部材を1段階分作動させ、以後同方向への
回転に際しては2段階ずつ作動させるようにする。更
に、本発明は、好ましくは、前記第1セット位置が、前
記初期位置と同じであるか、前記モータの正転によって
前記セット部材を前記初期位置から偶数段階分作動させ
た位置であって、前記所定のセット位置が前記第1セッ
ト位置から奇数段の場合には、復帰作動時において、前
記モータは、前記セット部材が前記初期位置を1段分越
えた位置で正転し、前記セット部材を前記初期位置に復
帰させるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
9に示した実施例で説明する。この実施例は、本発明を
一眼レフカメラ用の絞り羽根の駆動機構に適用したもの
であって、図1は絞り機構の全体を示す平面図である。
図2は本実施例における駆動部の一部を示す断面図、図
3は検出部を示す断面図、図4はセットリングと絞り羽
根の支持構成を示す断面図である。図5は本実施例にお
けるフリクションばねの取り付け方を示した説明図であ
り、図6は本実施例における歯車機構の平面図である。
図7及び図8は図6の一部を背面側から視た図であり、
正転時と逆転時の状態を示している。図9は本実施例に
よる絞り羽根の制御方法を説明するためのタイムチャー
トである。
9に示した実施例で説明する。この実施例は、本発明を
一眼レフカメラ用の絞り羽根の駆動機構に適用したもの
であって、図1は絞り機構の全体を示す平面図である。
図2は本実施例における駆動部の一部を示す断面図、図
3は検出部を示す断面図、図4はセットリングと絞り羽
根の支持構成を示す断面図である。図5は本実施例にお
けるフリクションばねの取り付け方を示した説明図であ
り、図6は本実施例における歯車機構の平面図である。
図7及び図8は図6の一部を背面側から視た図であり、
正転時と逆転時の状態を示している。図9は本実施例に
よる絞り羽根の制御方法を説明するためのタイムチャー
トである。
【0011】先ず、本実施例の構成を説明する。図1は
本実施例の平面図であるが、各部品の形状や重なりを分
かりやすくするために、また図面を煩瑣にしないため
に、一部を切り欠き省略した状態で示している。図1に
おいて、外形が円形をしている地板1は合成樹脂製であ
って、その中央部には光軸を中心に円形状の開口部1a
が形成されている。この地板1の表面側には所定の間隔
をあけて環状をしたカバー板2が3個のねじ3によって
取り付けられている。
本実施例の平面図であるが、各部品の形状や重なりを分
かりやすくするために、また図面を煩瑣にしないため
に、一部を切り欠き省略した状態で示している。図1に
おいて、外形が円形をしている地板1は合成樹脂製であ
って、その中央部には光軸を中心に円形状の開口部1a
が形成されている。この地板1の表面側には所定の間隔
をあけて環状をしたカバー板2が3個のねじ3によって
取り付けられている。
【0012】このカバー板2も合成樹脂製であって、光
軸と平行な方向に向けて壁2a,2b,2c,2dを設
けることにより、表面側は段状になっており、四つの面
を有するように形成されている。地板1とカバー板2と
の間において、地板1側に形成された窪みに複数枚の絞
り羽根4が収容されているが、図1においては、そのう
ちの1枚だけを示している。また、図4に示されている
窪みの壁1bは、図1においては一点鎖線で一部だけを
示している。そして、絞り羽根4は、そのピン4aを地
板1の孔1cに回転可能に嵌合させている。
軸と平行な方向に向けて壁2a,2b,2c,2dを設
けることにより、表面側は段状になっており、四つの面
を有するように形成されている。地板1とカバー板2と
の間において、地板1側に形成された窪みに複数枚の絞
り羽根4が収容されているが、図1においては、そのう
ちの1枚だけを示している。また、図4に示されている
窪みの壁1bは、図1においては一点鎖線で一部だけを
示している。そして、絞り羽根4は、そのピン4aを地
板1の孔1cに回転可能に嵌合させている。
【0013】セットリング5は、図4から分かるよう
に、絞り羽根4を収容している窪みの上方位置におい
て、壁1dによって規制される窪み内に収容され、6個
の弧状の孔5a(図1には3個のみを示してある)を地
板1のピン1eに嵌合させ、光軸を中心にして回転可能
となるようにして配置されている。セットリング5の開
口部5bの直径は、地板1の開口部1aの直径よりも小
さく形成されており、この開口部5bが露光用の開口部
となる。また、セットリング5に形成されたカム孔5c
には絞り羽根4のピン4bが嵌合している。従って、図
1においてセットリング5を時計方向へ回転させると、
複数枚の絞り羽根によって開口部5bを絞り込み、反時
計方向へ復帰させると開くようになっている。
に、絞り羽根4を収容している窪みの上方位置におい
て、壁1dによって規制される窪み内に収容され、6個
の弧状の孔5a(図1には3個のみを示してある)を地
板1のピン1eに嵌合させ、光軸を中心にして回転可能
となるようにして配置されている。セットリング5の開
口部5bの直径は、地板1の開口部1aの直径よりも小
さく形成されており、この開口部5bが露光用の開口部
となる。また、セットリング5に形成されたカム孔5c
には絞り羽根4のピン4bが嵌合している。従って、図
1においてセットリング5を時計方向へ回転させると、
複数枚の絞り羽根によって開口部5bを絞り込み、反時
計方向へ復帰させると開くようになっている。
【0014】このセットリング5の外周部には、突起部
5dと、光軸に対して対称位置に設けられた二つの切欠
部5eと、所定の角度範囲に設けられた歯部5fとが形
成されている。突起部5dは、後で説明する検出素子に
よって駆動リング5の回転位置を検出できるようにする
ためと、地板1に設けられた二つのピン1fに当接し、
セットリング5の回転角度を規制できるようにするため
のものである。また、切欠部5eは、図5から分かるよ
うに、フリクションばね6に略直角に形成された折曲部
6aを嵌め込むためのものであり、それによってフリク
ションばね6の位置が、光軸に対して、がたつかないよ
うにしている。従って、この折曲部6aが壁1dに絶対
に接触しないか、仮に接触してもセットリング5のスム
ーズな回転に悪い影響を及ぼさないということであれ
ば、特にこの切欠部5eを設ける必要はない。
5dと、光軸に対して対称位置に設けられた二つの切欠
部5eと、所定の角度範囲に設けられた歯部5fとが形
成されている。突起部5dは、後で説明する検出素子に
よって駆動リング5の回転位置を検出できるようにする
ためと、地板1に設けられた二つのピン1fに当接し、
セットリング5の回転角度を規制できるようにするため
のものである。また、切欠部5eは、図5から分かるよ
うに、フリクションばね6に略直角に形成された折曲部
6aを嵌め込むためのものであり、それによってフリク
ションばね6の位置が、光軸に対して、がたつかないよ
うにしている。従って、この折曲部6aが壁1dに絶対
に接触しないか、仮に接触してもセットリング5のスム
ーズな回転に悪い影響を及ぼさないということであれ
ば、特にこの切欠部5eを設ける必要はない。
【0015】上記のフリクションばね6には、図5の説
明図から分かるように、上記の折曲部6aとは別に鈍角
に形成された二つの折曲部6bが対称位置に設けられて
いる(図1にはその一方のみが示されている)。この折
曲部6bはカバー板2に接触しており、フリクションば
ね6の弾性に抗して押されることによって、セットリン
グ5を地板1へ押し付け、その回転に摩擦抵抗力を与え
るようになっている。従って、あとで説明するように、
セットリング5は、パルスモータによって歯車機構を介
して回転されるが、非回転時においては、この摩擦抵抗
力によって、その位置が簡単には動かないようにされて
いる。また、フリクションばね6はこのような役目をす
るものであるから、必要に応じてカバー板2の内側又は
セットリング5に固定してもよく、その場合には特に環
状に形成する必要はない。しかしながら、部品加工,組
立工数を考えると本実施例のように構成するのが好まし
い。
明図から分かるように、上記の折曲部6aとは別に鈍角
に形成された二つの折曲部6bが対称位置に設けられて
いる(図1にはその一方のみが示されている)。この折
曲部6bはカバー板2に接触しており、フリクションば
ね6の弾性に抗して押されることによって、セットリン
グ5を地板1へ押し付け、その回転に摩擦抵抗力を与え
るようになっている。従って、あとで説明するように、
セットリング5は、パルスモータによって歯車機構を介
して回転されるが、非回転時においては、この摩擦抵抗
力によって、その位置が簡単には動かないようにされて
いる。また、フリクションばね6はこのような役目をす
るものであるから、必要に応じてカバー板2の内側又は
セットリング5に固定してもよく、その場合には特に環
状に形成する必要はない。しかしながら、部品加工,組
立工数を考えると本実施例のように構成するのが好まし
い。
【0016】カバー板2の表面側に形成された凹部2e
には、位置検出素子としてフォトリフレクタ7が圧入さ
れており、その四つの端子は、図1では省略されている
が図3から分かるように、フレキシブルプリント配線板
8に半田付けされている。また、この凹部2eには孔2
fが形成されており、更に図3から分かるように地板1
には反射シート9が張りつけられている。従って、フォ
トリフレクタ7から出射され反射シート9によって反射
された光が、フォトリフレクタ7に入射するか否かによ
って、突起部5d即ちセットリング5の回転位置を検出
できるようになっている。
には、位置検出素子としてフォトリフレクタ7が圧入さ
れており、その四つの端子は、図1では省略されている
が図3から分かるように、フレキシブルプリント配線板
8に半田付けされている。また、この凹部2eには孔2
fが形成されており、更に図3から分かるように地板1
には反射シート9が張りつけられている。従って、フォ
トリフレクタ7から出射され反射シート9によって反射
された光が、フォトリフレクタ7に入射するか否かによ
って、突起部5d即ちセットリング5の回転位置を検出
できるようになっている。
【0017】カバー板2に形成された上記の壁2cは、
図1から分かるように円筒形をしており、その内部にパ
ルスモータの回転子10が収容されている。本実施例の
回転子10は、プラスチック材に磁性粉を混入し、成形
後、4極に着磁したものであって、出力用の歯部10a
を一体的に形成し、図2に示すように地板1とカバー板
2によって軸受けされている。また、地板1の軸1gに
は、大歯車11と小歯車12が回転可能に取り付けられ
ており、大歯車11は回転子10の歯部10aに、小歯
車12はセットリング5の歯部5fに噛合している。
尚、大歯車11と小歯車12との具体的な形状と、相互
の連結関係については、あとで詳しく説明する。
図1から分かるように円筒形をしており、その内部にパ
ルスモータの回転子10が収容されている。本実施例の
回転子10は、プラスチック材に磁性粉を混入し、成形
後、4極に着磁したものであって、出力用の歯部10a
を一体的に形成し、図2に示すように地板1とカバー板
2によって軸受けされている。また、地板1の軸1gに
は、大歯車11と小歯車12が回転可能に取り付けられ
ており、大歯車11は回転子10の歯部10aに、小歯
車12はセットリング5の歯部5fに噛合している。
尚、大歯車11と小歯車12との具体的な形状と、相互
の連結関係については、あとで詳しく説明する。
【0018】本実施例におけるパルスモータの固定子は
カバー板2の表面側に取り付けられている。二つの鉄芯
部材(ヨーク)13は、孔13aをカバー板2のピン2
gに嵌合させ、図2に示すように可撓性のフック部2h
によって上方への移動を押さえられている。各鉄芯部材
13は夫々二つの脚部13aを有し、固定子の磁極とな
る先端部を壁2cに形成された孔2iに挿入し、回転子
10の周面に対向させている。また、各鉄芯部材13の
一方の脚部13aには、コイル14を巻回したボビン1
5が嵌装されており、コイル14の端子は、図1では省
略されているが図2から分かるように、フレキシブルプ
リント配線板16に半田付けされている。尚、フレキシ
ブルプリント配線板16は適宜な方法でカバー板2に取
り付けられるが、曲がりを防ぎ且つボビン15を押さえ
る意味もあって、硬質の中間板17を介して取り付けら
れている。
カバー板2の表面側に取り付けられている。二つの鉄芯
部材(ヨーク)13は、孔13aをカバー板2のピン2
gに嵌合させ、図2に示すように可撓性のフック部2h
によって上方への移動を押さえられている。各鉄芯部材
13は夫々二つの脚部13aを有し、固定子の磁極とな
る先端部を壁2cに形成された孔2iに挿入し、回転子
10の周面に対向させている。また、各鉄芯部材13の
一方の脚部13aには、コイル14を巻回したボビン1
5が嵌装されており、コイル14の端子は、図1では省
略されているが図2から分かるように、フレキシブルプ
リント配線板16に半田付けされている。尚、フレキシ
ブルプリント配線板16は適宜な方法でカバー板2に取
り付けられるが、曲がりを防ぎ且つボビン15を押さえ
る意味もあって、硬質の中間板17を介して取り付けら
れている。
【0019】次に、図6,図7,図8によって、上記し
た大歯車11と小歯車12の形状と、連結関係を説明す
るが、図7及び図8は図6の背面側から視た図である。
回転子10の歯部10aに噛合している大歯車11に
は、図6において背面側に所定の角度間隔を開けて二つ
の突起部11aが形成されている。小歯車12は、図2
からも推察できるように2段構成になっており、上段の
周面からは径方向に張出部12aが形成され、下段には
セットリング5の歯部材5fに噛合する歯が形成されて
いる。そして、図6から分かるように、この張出部12
aと二つの突起部11aとの間には所定のギャップが設
けられている。
た大歯車11と小歯車12の形状と、連結関係を説明す
るが、図7及び図8は図6の背面側から視た図である。
回転子10の歯部10aに噛合している大歯車11に
は、図6において背面側に所定の角度間隔を開けて二つ
の突起部11aが形成されている。小歯車12は、図2
からも推察できるように2段構成になっており、上段の
周面からは径方向に張出部12aが形成され、下段には
セットリング5の歯部材5fに噛合する歯が形成されて
いる。そして、図6から分かるように、この張出部12
aと二つの突起部11aとの間には所定のギャップが設
けられている。
【0020】そのため、図6において大歯車11が反時
計方向へ回転した場合には、張出部12aを押して直ち
に小歯車12を回転させる。その状態が図7に示されて
いる。その後、一旦停止され、大歯車11が図6におい
て時計方向へ回転しても、直ちには小歯車12を回転さ
せず、所定の角度回転してから他方の突起部11aが張
出部12aを押して回転させることになる。その状態が
図8に示されている。そして、上記のギャップ、即ち図
6において右方の突起部11aが作動し張出部12aに
接するまでの作動角度は、大歯車11が回転子10の1
ステップによって回転される作動角度の1/2となるよ
うに設定されている。言い換えれば、上記右方の突起部
11aが張出部12aに接するまでの時間が、回転子1
0の1ステップの作動時間の1/2と等しくなるように
設定されていることになる。
計方向へ回転した場合には、張出部12aを押して直ち
に小歯車12を回転させる。その状態が図7に示されて
いる。その後、一旦停止され、大歯車11が図6におい
て時計方向へ回転しても、直ちには小歯車12を回転さ
せず、所定の角度回転してから他方の突起部11aが張
出部12aを押して回転させることになる。その状態が
図8に示されている。そして、上記のギャップ、即ち図
6において右方の突起部11aが作動し張出部12aに
接するまでの作動角度は、大歯車11が回転子10の1
ステップによって回転される作動角度の1/2となるよ
うに設定されている。言い換えれば、上記右方の突起部
11aが張出部12aに接するまでの時間が、回転子1
0の1ステップの作動時間の1/2と等しくなるように
設定されていることになる。
【0021】次に、図9のタイムチャートも加えて本実
施例の作動を説明する。既に述べたように、本実施例は
一眼レフカメラの自動絞り装置である。このような絞り
装置の場合には、カメラの不使用時には、フォーカルプ
レンシャッタからの漏光防止対策として、絞り羽根4を
出来るだけ絞り込むか、全閉となるようにしておくのが
普通である。そこで、撮影前には、電源スイッチを閉じ
て一旦全開状態とし、ミラーによってファインダに導か
れる被写体像を見やすくする。そして、シャッタをレリ
ーズした時に所定の口径にセットし、シャッタの露光走
行終了後に、また全開状態に復帰させ、次の撮影に備え
るようにしている。また、次の撮影を行わない場合は、
電源スイッチを開き、絞り羽根4を絞り込むか、全閉と
なるようにする。しかしながら、このような作動のう
ち、不使用時に、絞り羽根4を絞り込んだり、全閉とし
ないカメラも知られている。そのため、図9において
は、全開状態から所定の口径位置へセットし、シャッタ
による露光終了後全開状態へ復帰させる行程のみを示し
てある。
施例の作動を説明する。既に述べたように、本実施例は
一眼レフカメラの自動絞り装置である。このような絞り
装置の場合には、カメラの不使用時には、フォーカルプ
レンシャッタからの漏光防止対策として、絞り羽根4を
出来るだけ絞り込むか、全閉となるようにしておくのが
普通である。そこで、撮影前には、電源スイッチを閉じ
て一旦全開状態とし、ミラーによってファインダに導か
れる被写体像を見やすくする。そして、シャッタをレリ
ーズした時に所定の口径にセットし、シャッタの露光走
行終了後に、また全開状態に復帰させ、次の撮影に備え
るようにしている。また、次の撮影を行わない場合は、
電源スイッチを開き、絞り羽根4を絞り込むか、全閉と
なるようにする。しかしながら、このような作動のう
ち、不使用時に、絞り羽根4を絞り込んだり、全閉とし
ないカメラも知られている。そのため、図9において
は、全開状態から所定の口径位置へセットし、シャッタ
による露光終了後全開状態へ復帰させる行程のみを示し
てある。
【0022】また、図9においては、図1に示した二つ
のコイル14に供給されるパルス波形を、夫々A相,B
相として示してある。図1に示した状態は、絞り羽根4
の全開状態を示しているが、この状態は、絞り羽根4が
全開するときに、セットリング5の突起部5cがフォト
リフレクタ7の光路を遮断し、そのLレベルの出力信号
によってモータが停止した状態を示したものである。従
って、このLレベルの出力信号は、セットリング5が初
期位置にあることの確認信号でもある。もし、この状態
でHレベルの出力信号が出ている場合にはセットリング
5が初期位置にないということになり、モータによって
初期位置に回転させるようにするが、その詳しい説明は
省略する。そして、セットリング5が初期位置にあると
きには、回転子10の歯部10c,大歯車11,小歯車
12,駆動リング5の歯部5fで構成される歯車機構は
図6に示す状態にあり、大歯車11の左側の突起部11
aが小歯車12の張出部12aに接触している。
のコイル14に供給されるパルス波形を、夫々A相,B
相として示してある。図1に示した状態は、絞り羽根4
の全開状態を示しているが、この状態は、絞り羽根4が
全開するときに、セットリング5の突起部5cがフォト
リフレクタ7の光路を遮断し、そのLレベルの出力信号
によってモータが停止した状態を示したものである。従
って、このLレベルの出力信号は、セットリング5が初
期位置にあることの確認信号でもある。もし、この状態
でHレベルの出力信号が出ている場合にはセットリング
5が初期位置にないということになり、モータによって
初期位置に回転させるようにするが、その詳しい説明は
省略する。そして、セットリング5が初期位置にあると
きには、回転子10の歯部10c,大歯車11,小歯車
12,駆動リング5の歯部5fで構成される歯車機構は
図6に示す状態にあり、大歯車11の左側の突起部11
aが小歯車12の張出部12aに接触している。
【0023】ところで、図9から分かるように、本実施
例の絞り装置は、最大口径がF4であり、この時の口径
はセットリング5の開口部5bの口径によって規制さ
れ、また、最小口径はF22となっている。そして、閉
じ方向へは一つの標準口径目盛値(例えばF5.6)か
ら次の標準口径目盛値(F8)まで、回転子10が4ス
テップ回転することによって動かされるようになってい
る。また、回転子10の1ステップは45度である。そ
こで、先ず、絞り口径がF22にセットされる場合につ
いて説明する。図1に示した状態において、撮影時にミ
ラーのはね上げと相前後して、二つのコイル14に電流
を供給しパルス制御を行うと、回転子10は、図6にお
いて時計方向へ45度ずつ回転する。
例の絞り装置は、最大口径がF4であり、この時の口径
はセットリング5の開口部5bの口径によって規制さ
れ、また、最小口径はF22となっている。そして、閉
じ方向へは一つの標準口径目盛値(例えばF5.6)か
ら次の標準口径目盛値(F8)まで、回転子10が4ス
テップ回転することによって動かされるようになってい
る。また、回転子10の1ステップは45度である。そ
こで、先ず、絞り口径がF22にセットされる場合につ
いて説明する。図1に示した状態において、撮影時にミ
ラーのはね上げと相前後して、二つのコイル14に電流
を供給しパルス制御を行うと、回転子10は、図6にお
いて時計方向へ45度ずつ回転する。
【0024】回転子10が時計方向へ回転すると、その
歯部10aが大歯車11に噛合しているので、該大歯車
11は反時計方向へ回転する。そのため、大歯車11は
左側の突起部11aで張出部12aを押し、小歯車12
を反時計方向へ回転させることになる。その後、回転子
10を時計方向へ20ステップ回転させた時、絞り制御
回路からモータ駆動回路に停止信号が出力され、セット
リング5はそれ以上回転されず、絞り羽根4はF22の
口径位置にセットされる。また、上記の停止信号の直後
にシャッタ羽根の制御回路に走行開始信号が出力され、
この絞りセット状態で、シャッタの露光走行が行われ
る。その間、セットリング5はフリクションばね6によ
る摩擦抵抗力によって押さえられているのでセット状態
の位置から移動するようなことはない。
歯部10aが大歯車11に噛合しているので、該大歯車
11は反時計方向へ回転する。そのため、大歯車11は
左側の突起部11aで張出部12aを押し、小歯車12
を反時計方向へ回転させることになる。その後、回転子
10を時計方向へ20ステップ回転させた時、絞り制御
回路からモータ駆動回路に停止信号が出力され、セット
リング5はそれ以上回転されず、絞り羽根4はF22の
口径位置にセットされる。また、上記の停止信号の直後
にシャッタ羽根の制御回路に走行開始信号が出力され、
この絞りセット状態で、シャッタの露光走行が行われ
る。その間、セットリング5はフリクションばね6によ
る摩擦抵抗力によって押さえられているのでセット状態
の位置から移動するようなことはない。
【0025】その後、シャッタの露光走行が終了する
と、その信号でモータが作動し、図6において回転子1
0を反時計方向へ回転させ、大歯車11を時計方向へ回
転させる。しかしながら、その第1ステップ目の作動に
おいては、大歯車11は、その回転作動を直ちに小歯車
12に伝えず、その回転作動の中間位置で右側の突起部
11aが張出部12aに接触してから回転させることに
なる。従って、図9からも分かるように、絞り羽根4の
閉じ作動は、開き作動に対して1/2ステップだけ位相
がずれることになる。そして、絞り羽根4による口径
が、セットリング5の開口部5bの口径より大きくなる
と、セットリング5の突起部5dがフォトリフレクタ7
の光路を遮断し、その出力信号によってモータを1ステ
ップ逆転させて停止させる。セットリング5は、この逆
転時に1/2ステップ分だけ作動され、図1の状態にリ
セットされる。
と、その信号でモータが作動し、図6において回転子1
0を反時計方向へ回転させ、大歯車11を時計方向へ回
転させる。しかしながら、その第1ステップ目の作動に
おいては、大歯車11は、その回転作動を直ちに小歯車
12に伝えず、その回転作動の中間位置で右側の突起部
11aが張出部12aに接触してから回転させることに
なる。従って、図9からも分かるように、絞り羽根4の
閉じ作動は、開き作動に対して1/2ステップだけ位相
がずれることになる。そして、絞り羽根4による口径
が、セットリング5の開口部5bの口径より大きくなる
と、セットリング5の突起部5dがフォトリフレクタ7
の光路を遮断し、その出力信号によってモータを1ステ
ップ逆転させて停止させる。セットリング5は、この逆
転時に1/2ステップ分だけ作動され、図1の状態にリ
セットされる。
【0026】F22のセット及び復帰作動は上記のよう
にして行われるが、この説明からも分かるように、F4
にセットする場合には、最初から回転子10は回転され
ることがない。また、上記以外の標準口径目盛値にセッ
トする場合、又はそれらの間の各三つの口径値位置にセ
ットする場合には、上記F22の場合と同様にして、所
定のステップ位置で回転子10の回転を停止させること
になる。従って、それらの場合についての説明は省略す
る。
にして行われるが、この説明からも分かるように、F4
にセットする場合には、最初から回転子10は回転され
ることがない。また、上記以外の標準口径目盛値にセッ
トする場合、又はそれらの間の各三つの口径値位置にセ
ットする場合には、上記F22の場合と同様にして、所
定のステップ位置で回転子10の回転を停止させること
になる。従って、それらの場合についての説明は省略す
る。
【0027】上記においては、一つの標準口径目盛値の
位置から回転子10を4ステップ回転させると次の標準
口径目盛値が得られるようになっており、各ステップご
と、即ち45度ごとの停止位置に対応した絞り口径がセ
ットできることを説明したが、本実施例は、回転子10
の1ステップの回転角度が上記のように45度であるに
もかかわらず、更に22.5度刻み即ち1ステップの回
転の1/2に相当する位置での絞り口径にセットできる
という特徴を有している。従って、絞り羽根4が、F1
1のセット位置よりも絞り込まれ、回転子10が更に1
/2ステップ回転して、その位置に相当する絞り口径を
セットする場合について、以下説明する。
位置から回転子10を4ステップ回転させると次の標準
口径目盛値が得られるようになっており、各ステップご
と、即ち45度ごとの停止位置に対応した絞り口径がセ
ットできることを説明したが、本実施例は、回転子10
の1ステップの回転角度が上記のように45度であるに
もかかわらず、更に22.5度刻み即ち1ステップの回
転の1/2に相当する位置での絞り口径にセットできる
という特徴を有している。従って、絞り羽根4が、F1
1のセット位置よりも絞り込まれ、回転子10が更に1
/2ステップ回転して、その位置に相当する絞り口径を
セットする場合について、以下説明する。
【0028】この場合においても、先ずシャッタをレリ
ーズすると、ミラーのはね上げと相前後して二つのコイ
ル14に電流を供給し、図6において回転子10を時計
方向へ45度ずつ回転させる。その結果、回転子10の
回転は、大歯車11,小歯車12を介してそのままセッ
トリング5に伝えられ、絞り羽根4によって開口部5b
の開口面積を絞り込んで行く。そして、回転子10を、
F11のセット位置よりも1ステップ多く13ステップ
回転させた後、直ちに逆方向へ1ステップ回転させて停
止させる。
ーズすると、ミラーのはね上げと相前後して二つのコイ
ル14に電流を供給し、図6において回転子10を時計
方向へ45度ずつ回転させる。その結果、回転子10の
回転は、大歯車11,小歯車12を介してそのままセッ
トリング5に伝えられ、絞り羽根4によって開口部5b
の開口面積を絞り込んで行く。そして、回転子10を、
F11のセット位置よりも1ステップ多く13ステップ
回転させた後、直ちに逆方向へ1ステップ回転させて停
止させる。
【0029】このようにして回転子10が逆方向へ1ス
テップ回転されるとき、大歯車11は図6において時計
方向へ回転されるが、その回転作動は直ぐには小歯車1
2に伝えられず、その回転作動の中間位置において右側
の突起部11aが張出部12aに接触してから小歯車1
2を回転させることになる。そのため、回転子10の上
記した逆方向への回転によって、大歯車11は1ステッ
プ分の作動を行ったが、小歯車12とセットリング5は
1/2ステップ分だけ作動し、停止したことになる。言
い換えれば、セットリング5は、F11の位置からF1
6の位置までの1/8だけ回転した位置で停止し、その
位置に対応した絞り口径をセットしたことになる。
テップ回転されるとき、大歯車11は図6において時計
方向へ回転されるが、その回転作動は直ぐには小歯車1
2に伝えられず、その回転作動の中間位置において右側
の突起部11aが張出部12aに接触してから小歯車1
2を回転させることになる。そのため、回転子10の上
記した逆方向への回転によって、大歯車11は1ステッ
プ分の作動を行ったが、小歯車12とセットリング5は
1/2ステップ分だけ作動し、停止したことになる。言
い換えれば、セットリング5は、F11の位置からF1
6の位置までの1/8だけ回転した位置で停止し、その
位置に対応した絞り口径をセットしたことになる。
【0030】絞り口径のセットが終了すると、上記のよ
うにして絞り制御回路からの信号によってシャッタの露
光走行が行われる。そして、シャッタの露光走行が終了
すると、その信号でモータが作動し、図6において回転
子10を反時計方向へ回転させ、大歯車11を時計方向
へ回転させる。このとき、大歯車11の右側の突起部1
1aは、既に、小歯車12の張出部12aに接触してい
るから、小歯車12も大歯車11と共に直ちに時計方向
へ回転し、セットリング5を反時計方向へ回転させる。
以後の作動は、上記したF22の場合と同じである。
尚、この場合の絞り羽根4の作動は図9に一点鎖線で示
してある。
うにして絞り制御回路からの信号によってシャッタの露
光走行が行われる。そして、シャッタの露光走行が終了
すると、その信号でモータが作動し、図6において回転
子10を反時計方向へ回転させ、大歯車11を時計方向
へ回転させる。このとき、大歯車11の右側の突起部1
1aは、既に、小歯車12の張出部12aに接触してい
るから、小歯車12も大歯車11と共に直ちに時計方向
へ回転し、セットリング5を反時計方向へ回転させる。
以後の作動は、上記したF22の場合と同じである。
尚、この場合の絞り羽根4の作動は図9に一点鎖線で示
してある。
【0031】上記の実施例は、所定のセット位置が第1
セット位置(F4)から奇数段目の場合には、所定のセ
ット位置の次段のセット位置で停止させ、1段分戻すこ
とによってセットしているが、本発明は、必ずしもそれ
に限定されず、所定のセット位置を越えた位置であれば
どこの位置で停止させてもよく、そこからモータを逆転
させ、奇数段戻すことによって所定のセット位置で停止
させるようにしても構わない。また、実施例において
は、セットリング5の初期位置が、第1セット位置と同
じになっているが、本発明は、このように必ずしも同じ
にする必要はない。即ち、初期位置を、回転子10によ
って少なくとも1ステップ分(即ち、絞り口径のセット
位置としては2段階分)回転されてから第1セット位置
となるような位置にしても構わない。
セット位置(F4)から奇数段目の場合には、所定のセ
ット位置の次段のセット位置で停止させ、1段分戻すこ
とによってセットしているが、本発明は、必ずしもそれ
に限定されず、所定のセット位置を越えた位置であれば
どこの位置で停止させてもよく、そこからモータを逆転
させ、奇数段戻すことによって所定のセット位置で停止
させるようにしても構わない。また、実施例において
は、セットリング5の初期位置が、第1セット位置と同
じになっているが、本発明は、このように必ずしも同じ
にする必要はない。即ち、初期位置を、回転子10によ
って少なくとも1ステップ分(即ち、絞り口径のセット
位置としては2段階分)回転されてから第1セット位置
となるような位置にしても構わない。
【0032】また、上記の実施例のように、復帰作動の
最後に、セットリング5を直ちに第1セット位置へ動か
すことなく、その位置を初期位置として、次のセット作
動の最初のステップで第1セット位置へ動かされるよう
にしても構わない。また、実施例の場合には、復帰作動
時において、モータは、セットリング5が初期位置を1
段分越えた位置で正転し、該セットリング5を初期位置
に復帰させるようにしているが、場合によっては、その
他の奇数段分越えた位置でモータを正転させ、セットリ
ング5を初期位置に復帰させるようにしてもよい。
最後に、セットリング5を直ちに第1セット位置へ動か
すことなく、その位置を初期位置として、次のセット作
動の最初のステップで第1セット位置へ動かされるよう
にしても構わない。また、実施例の場合には、復帰作動
時において、モータは、セットリング5が初期位置を1
段分越えた位置で正転し、該セットリング5を初期位置
に復帰させるようにしているが、場合によっては、その
他の奇数段分越えた位置でモータを正転させ、セットリ
ング5を初期位置に復帰させるようにしてもよい。
【0033】また、上記の実施例においては、同軸上で
回転する大歯車11と小歯車12との独特の伝達構成に
よって、モータの回転方向が変わった後の最初のステッ
プ回転においては、その1ステップの回転の1/2に相
当する作動だけがセットリング5に伝達されるようにし
ているが、本発明は、必ずしもそのような伝達構成に限
定されるものではない。即ち、上記の実施例における大
歯車11を、歯部を形成していない回転体とし、その回
転体を、回転子10の歯部10aに代えて、回転子10
の出力軸に取り付けるようにしても構わない。
回転する大歯車11と小歯車12との独特の伝達構成に
よって、モータの回転方向が変わった後の最初のステッ
プ回転においては、その1ステップの回転の1/2に相
当する作動だけがセットリング5に伝達されるようにし
ているが、本発明は、必ずしもそのような伝達構成に限
定されるものではない。即ち、上記の実施例における大
歯車11を、歯部を形成していない回転体とし、その回
転体を、回転子10の歯部10aに代えて、回転子10
の出力軸に取り付けるようにしても構わない。
【0034】更に、上記の実施例においては、駆動源と
してパルスモータを用いているが、回転子がステップ的
に回転制御され、夫々の位置で確実に停止させることが
可能であれば、本発明は、特にパルスモータに限定され
るものではない。更に、上記の実施例は、本発明を絞り
羽根の駆動装置に適用したものであるが、本発明は、自
動焦点調節やズーミングのためにレンズを光軸方向へ駆
動する装置にも適用することが可能である。
してパルスモータを用いているが、回転子がステップ的
に回転制御され、夫々の位置で確実に停止させることが
可能であれば、本発明は、特にパルスモータに限定され
るものではない。更に、上記の実施例は、本発明を絞り
羽根の駆動装置に適用したものであるが、本発明は、自
動焦点調節やズーミングのためにレンズを光軸方向へ駆
動する装置にも適用することが可能である。
【0035】
【発明の効果】上記のように、本発明の方法によれば、
従来に比べて、モータの単位時間当たりのステップ数を
増やすことなくセット部材のセット段数を約2倍にで
き、セット段数を増やしたり、セット時間を短縮したり
することが可能になる。
従来に比べて、モータの単位時間当たりのステップ数を
増やすことなくセット部材のセット段数を約2倍にで
き、セット段数を増やしたり、セット時間を短縮したり
することが可能になる。
【図1】本発明を絞り羽根の駆動機構に適用した実施例
の平面図である。
の平面図である。
【図2】実施例における駆動部の一部を示す断面図であ
る。
る。
【図3】実施例における検出部を示す断面図である。
【図4】実施例におけるセットリングと絞り羽根の支持
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図5】実施例におけるフリクションばねの取り付け方
を示した説明図である。
を示した説明図である。
【図6】本実施例における歯車機構の平面図である。
【図7】図6の一部を背面側から視た図であり、歯車の
正転時の状態を示している。
正転時の状態を示している。
【図8】図6の一部を背面側から視た図であり、歯車の
逆転時の状態を示している。
逆転時の状態を示している。
【図9】実施例による絞り羽根の制御方法を説明するた
めのタイムチャートである。
めのタイムチャートである。
1 地板 1a,5b 開口部 1e,1f ピン 2 カバー板 2a,2b,2c,2d 壁 2f,5a 孔 4 絞り羽根 5 セットリング 5c カム孔 5d,11a 突起部 5e 切欠部 5f,10a 歯部 6 フリクションばね 6a,6b 折曲部 7 フォトリフレクタ 9 反射シート 10 回転子 11 大歯車 12 小歯車 12a 張出部 13 鉄芯部材
Claims (4)
- 【請求項1】 複数段のセット位置にセットされるセッ
ト部材を、セット作動時にはモータの正転によって初期
位置から所定のセット位置に作動させ、復帰作動時には
前記モータの逆転によって前記セット位置から初期位置
に復帰させるようにしたカメラ用駆動装置において、前
記セット作動時には前記モータの正転によって前記セッ
ト部材を第1セット位置から2段階ずつ作動させ、所定
のセット位置が該第1セット位置から奇数段の場合に
は、所定のセット位置を越えた位置で停止させてから前
記モータを逆転させ、前記セット部材を奇数段階戻すこ
とによって所定のセット位置で停止させるようにしたこ
とを特徴とするカメラ用駆動装置の作動方法。 - 【請求項2】 復帰作動時には前記モータの逆転によっ
て前記セット部材を2段階ずつ作動させるようにし、前
記所定のセット位置が前記第1セット位置から偶数段の
場合には、該復帰作動の最初だけ前記セット部材を1段
階分作動させるようにしたことを特徴とする請求項1に
記載のカメラ用駆動装置の作動方法。 - 【請求項3】 前記モータと前記セット部材との間に歯
車機構を介在させ、該歯車機構は、前記モータの回転方
向が変わった場合、最初だけ前記セット部材を1段階分
作動させ、以後同方向への回転に際しては2段階ずつ作
動させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に
記載のカメラ用駆動装置の作動方法。 - 【請求項4】 前記第1セット位置が、前記初期位置と
同じであるか、前記モータの正転によって前記セット部
材を前記初期位置から偶数段階分作動させた位置であっ
て、前記所定のセット位置が前記第1セット位置から奇
数段の場合には、復帰作動時において、前記モータは、
前記セット部材が前記初期位置を奇数段分越えた位置で
正転し、前記セット部材を前記初期位置に復帰させるよ
うにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記
載のカメラ用駆動装置の作動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3830196A JPH09230421A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | カメラ用駆動装置の作動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3830196A JPH09230421A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | カメラ用駆動装置の作動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09230421A true JPH09230421A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12521492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3830196A Pending JPH09230421A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | カメラ用駆動装置の作動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09230421A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002012956A1 (fr) * | 2000-08-03 | 2002-02-14 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Camera video avec volets d'ouverture |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP3830196A patent/JPH09230421A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002012956A1 (fr) * | 2000-08-03 | 2002-02-14 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Camera video avec volets d'ouverture |
| US7280150B2 (en) * | 2000-08-03 | 2007-10-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Video camera with aperture blade |
| CN100395647C (zh) * | 2000-08-03 | 2008-06-18 | 三洋电机株式会社 | 带有光圈叶片的摄像机 |
| KR100848764B1 (ko) * | 2000-08-03 | 2008-07-28 | 산요덴키가부시키가이샤 | 조리개 블레이드를 갖는 비디오 카메라 |
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