JPH09232176A - 樹脂モールドコイルの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

樹脂モールドコイルの製造方法及びその製造装置

Info

Publication number
JPH09232176A
JPH09232176A JP3614696A JP3614696A JPH09232176A JP H09232176 A JPH09232176 A JP H09232176A JP 3614696 A JP3614696 A JP 3614696A JP 3614696 A JP3614696 A JP 3614696A JP H09232176 A JPH09232176 A JP H09232176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
molding die
coil
port
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3614696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Ito
善博 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3614696A priority Critical patent/JPH09232176A/ja
Publication of JPH09232176A publication Critical patent/JPH09232176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂モールドコイルを製造する際に、成形型
を加熱する加熱板を、複数の成形型に対して共用化でき
るようにする。 【解決手段】 成形型1を加熱する加熱板30a〜30
cを成形型1に対して移動可能な構成とする。成形型1
内に組み込まれたコイル7を通電可能に構成すると共
に、加熱板30a〜30cを成形型1に対して接触さ
せ、これらコイル7及び加熱板30a〜30cに通電し
てこれらの発生する熱によりコイル7及び成形型1を加
熱乾燥させ、この後、成形型1の樹脂注入口12から成
形型1内に熱硬化性の樹脂を注入して、その樹脂を加圧
しながらコイル7及び加熱板30a〜30cにより加熱
することによって樹脂を硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルを熱硬化性
の樹脂によりモールドして製造される樹脂モールドコイ
ルの製造方法及びその製造装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】電力用や産業用に用い
られるモールド変圧器等の樹脂モールドコイルは、多種
多様の形態があるために、一般には成形型の扱い易さ、
保管性及び経済性の面から肉厚の薄い金型が使用される
ことが多い。
【0003】肉厚の薄い金型を使用する場合には、一般
には次のようにして樹脂モールドコイルを製造するよう
にしている。まず、金型内にコイルを組み込み、このコ
イルを組み込んだ金型を乾燥炉内に入れて、気相でコイ
ルやコイル絶縁物、金型の内部の乾燥を行うと共に、注
型樹脂の流れを良くするためにこれらコイル及び金型の
加熱を行う。この後、コイルを組み込んだ金型を真空タ
ンク内にセットして真空引きし、金型内に熱硬化性の樹
脂を注入する。そして、樹脂を注入した金型を真空タン
クから取り出して加熱硬化炉に入れ、樹脂が硬化するま
で一定温度で放置する。この場合、形状や大きさにもよ
るが、筒状の樹脂モールドコイルの場合には、一般に
は、樹脂の硬化収縮で内側の型の離型がし難くなった
り、残留応力が大きくなってクラックが発生し易いた
め、一次硬化後に離型し、その後再び硬化炉内に入れて
樹脂を完全に硬化させる二次硬化を行って強固な樹脂モ
ールドコイルを得るようにしている。図7には、従来の
製造工程と温度との関係を示している。
【0004】しかしながら、上記した従来の製造方法の
場合には、次のような欠点がある。すなわち、コイルや
金型を加熱乾燥させる際に、乾燥炉内において空気を熱
媒体とした気相加熱で行うため、加熱効率が悪く、金型
内のコイル及び金型が一定温度になるまで上昇させるの
に長時間を要し、電気エネルギーの消費も多くなる。ま
た、樹脂を加熱硬化させる際も、同様に加熱硬化炉内に
おいて気相加熱で行うため、樹脂を硬化させるのに必要
な温度まで上昇させるのに多くの時間がかかり、やはり
電気エネルギーの消費も多くなる。
【0005】さらに、樹脂を加熱硬化させる場合、加熱
硬化炉内での気相加熱では温度のコントロールができな
いため、特に樹脂の注入口部分が早く硬化して、内部に
ひけやボイド等が生じたり、硬化発熱などにより残留応
力が局部的に大きくなったりして樹脂にクラックが発生
したりすることがある。これを防止するために、低い温
度でゆっくり硬化させる必要があるが、これでは生産性
が著しく低下してしまうことになる。
【0006】このようなことに対処するため、本出願人
は、例えば特願平2−240393号(特開平4−11
9609号公報)、及び特願平2−251441号(特
開平4−129207号公報)を出願している。これら
のものは、基本的には次のような方法を採用している。
【0007】すなわち、コイルが組み込まれる成形型に
電気的加熱素子としての電気ヒータを取り付けると共
に、成形型に組み込まれるコイルを通電可能に構成し、
これら電気ヒータ及びコイルに通電してこれらを発熱さ
せることによりコイル及び成形型を加熱乾燥させ、この
後、成形型内に熱硬化性の樹脂を注入し、その樹脂を前
記電気ヒータ及びコイルの通電加熱により加熱硬化させ
るようにしている。
【0008】このような方法によれば、コイル及び成形
型の加熱乾燥時、及び樹脂の加熱硬化時に、電気ヒータ
により成形型を直接的に加熱すると共に、コイル自体を
発熱させるようにしているので、加熱を効率良く行うこ
とができる。また、それら電気ヒータ及びコイルの温度
をコントロールできるから、樹脂を良好に硬化させるこ
とができるようになる。
【0009】しかしながら、これら先願のものでは、次
のような不具合が考えられる。すなわち、成形型を加熱
するための電気ヒータを成形型に取り付けているため、
その電気ヒータとしては成形型ごとに必要となる。この
ため、多種類のものを生産する場合に、成形型の数及び
種類が増えれば、それにつれて電気ヒータも必要とな
る。
【0010】そこで、本発明の目的は、成形型を加熱す
る加熱手段を、複数の成形型に対して共用化できる樹脂
モールドコイルの製造方法及びその製造装置を提供する
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、上記の
目的を達成するために、コイルが組み込まれた成形型に
対して移動可能で且つ温度制御が可能な加熱板を備え、
前記成形型内に組み込まれたコイルを通電可能に構成す
ると共に、前記加熱板を成形型に対して接触させ、これ
らコイル及び加熱板に通電してこれらの発生する熱によ
りコイル及び成形型を加熱乾燥させ、この後、成形型の
樹脂注入口から成形型内に熱硬化性の樹脂を注入して、
その樹脂を加圧しながら前記コイル及び加熱板により加
熱することによって樹脂を硬化させるようにしたことを
特徴とするものである。
【0012】このような方法によれば、成形型を加熱す
る加熱板は、成形型自体に取り付けるものではないか
ら、成形型が代わっても共用できる。
【0013】この場合、成形型に樹脂注入口から離れた
上部に脱気口を設け、成形型内への樹脂の注入を、脱気
口を開放して成形型内を大気圧にした状態、または、そ
の脱気口から成形型内を真空引きして行い、そして、成
形型内へ注入された樹脂が脱気口に達した時点で、その
脱気口を閉鎖して樹脂をさらに加圧することが好まし
い。
【0014】一方、上記方法を行う製造装置として、樹
脂注入口を有すると共に内部にコイルが通電可能に組み
込まれた成形型と、前記樹脂注入口から成形型内に注入
されて前記コイルをモールドする熱硬化性の樹脂と、前
記成形型に対して移動可能で且つ温度制御が可能に構成
され、成形型に接触してこれを加熱する加熱板とを備え
た構成とすることができる。この場合、成形型は樹脂注
入口から離れた上部に脱気口を有すると共に、この脱気
口を閉鎖する遮断機構を有する構成とすることが好まし
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1ないし図5を参照して説明する。まず、図2
は、樹脂を注入する前の状態の成形型及びコイルの概略
的構成を示す断面図である。成形型1は、それぞれ薄い
鉄板から筒状に構成された内型2及び外型3と、これら
内型2及び外型3より厚い鉄板から構成されてこれらの
左右両側に配置された側面型4,5とから構成されてい
て、内型2と外型3との間に環状のコイル収容部6が形
成されている。
【0016】コイル7は、複数個の環状をなすコイル素
子7aを直列に接続して構成され、コイル収容部6内に
組み込まれている。各コイル素子7aは、例えばアラミ
ッド紙などの絶縁物が被覆された導体を巻回して構成さ
れている。コイル7の両端部は成形型1の外型3に設け
られた端子8に接続されており、これら両端子8が、図
1に示されるように、電圧・電流検出器9を介して電源
としての電力調整器10に接続されるようになってい
る。電圧・電流検出器9はCPUなどを内蔵した温度制
御装置11に接続されており、この温度制御装置11に
よりコイル7の温度設定及び時間設定ができるようにな
っている。
【0017】上記成形型1において、図1及び図2中右
側の側面型5の下部には、上記コイル収容部6内に連通
する樹脂注入口12が設けられ、また、外型3の上面部
には、やはりコイル収容部6内に連通する脱気口13が
設けられている。
【0018】上記樹脂注入口12には、図3に示すよう
な樹脂注入装置14の注入ヘッド15がパッキン16を
介して接続されるようになっている。この注入ヘッド1
5は台17上をスライドできるようになっていて、その
内部には、樹脂注入口12と連通する通路18が設けら
れている。この通路18内には、ロッド19を備えた栓
20が移動可能に設けられていて、この栓20により通
路18が開閉されるようになっている。通路18の内面
及び栓20の外面はテーパー状に形成されている。栓2
0は、図示しないばねにより閉鎖方向である矢印A方向
に付勢されている。通路18は弁21を介して樹脂供給
路22に接続され、この樹脂供給路22は、熱硬化性の
樹脂23を供給する図示しない樹脂タンクに接続される
ようになっている。
【0019】上記脱気口13には、図4に示すように、
脱気口13と連通する通路25を有する脱気口体26が
設けられている。この脱気口体26には、通路25を挟
んだ両側に、例えば発光素子27aと受光素子27bと
を備えた光電スイッチからなるセンサ27が設けられて
いる。また、脱気口体26の内部にはロッド28を備え
た栓29が移動可能に設けられていて、この栓29によ
り通路25が開閉されるようになっている。栓29は、
例えば電磁ソレノイドにより作動されるようになってい
る。したがってこの場合、栓29は、脱気口13を閉鎖
する遮断機構を構成している。
【0020】一方、成形型1の回りには、図1及び図2
に示されるように、例えば4個の加熱板30a〜30d
が配設されている。これらのうち、図1に示すように、
対向する2個の加熱板30a及び30bは、成形型1の
外型3に対して矢印で示す方向に移動が可能であり、ま
た、左側の加熱板30cは、成形型1の左側の側面型4
に対して矢印で示す方向に移動が可能である。さらに、
図2に示すように、下部の加熱板30dは、成形型1を
載せる台を兼ねている。これら各加熱板30a〜30d
は温度制御装置11に接続されていて、その温度制御装
置11により各加熱板30a〜30dの温度制御及び時
間設定ができるようになっている。
【0021】次に、樹脂モールドコイルを製造する工程
について、図5も参照して説明する。まず、コイル7が
組み込まれた成形型1を加熱板30d上にセットすると
共に、各加熱板30a〜30cを成形型1側へ移動させ
て成形型1の外面に接触させ、この状態でコイル7の絶
縁物及び成形型1の加熱乾燥を行う。この加熱乾燥は、
コイル7及び各加熱板30a〜30dに通電し、これら
の発生する熱により行う。このとき、脱気口13は開放
させておく。
【0022】この場合、コイル7の温度制御は、電圧・
電流検出器9により検出した電圧及び電流の検出値に基
づいて温度制御装置11によりコイル7の抵抗値を算出
すると共にその抵抗値から温度を計算し、コイル7への
通電電流をコントロールすることによって行う。また、
成形型1の温度制御は、熱電対などにより温度を監視し
ながら、加熱板30a〜30dをコントロールすること
によって行う。ちなみに、コイル7の絶縁物にアラミッ
ド絶縁物(例えば、ノーメックス(商品名))を使用し
た場合、本実施例の方法では、2時間で十分乾燥でき
た。
【0023】このような加熱乾燥工程が終了したら、樹
脂の注入工程を行う。この工程では、樹脂注入口12に
樹脂注入装置14の注入ヘッド15を接続し、通路18
が樹脂供給路22と連通する状態となるように弁21を
操作する。この状態で、図示しない樹脂タンクから樹脂
23(例えば、無機充填材の入ったエポキシ樹脂)が樹
脂供給路22を通して通路18に供給され、その樹脂2
3の圧力により栓20を開放方向へ移動させながら、樹
脂23が樹脂注入口12から成形型1のコイル収容部6
内に注入される。この樹脂の注入時には、脱気口13を
開放させておくと共に、脱気口13が高くなるように、
成形型1を傾斜させる。このように成形型1を傾斜させ
ると、樹脂注入時にコイル収容部6内の空気が抜けやす
くなるため、硬化後の樹脂23の表面ボイドを極力なく
することができる。
【0024】そして、コイル収容部6内に注入された樹
脂23が脱気口13部分にまで達し、脱気口体26に設
けられたセンサ27がこれを検知した時点で、栓29を
作動させて通路25ひいては脱気口13を閉鎖する。こ
の状態のままで、さらに樹脂23による加圧を継続す
る。この場合、樹脂23の注入時の圧力は1kg/cm
で、脱気口13を閉鎖した後は、その圧力を3kg/
cm程度にまで上げる。これにより、樹脂23が隅々
まで浸透することになる。このとき、コイル7の温度
は、成形型1よりも高い温度となるように設定してお
き、また、成形型1は、樹脂注入口12から遠い部分ほ
ど温度が高くなるように設定しておく。このような状態
で成形型1内の樹脂23がゲル化し、その樹脂23を、
離型できる状態になるまで硬化(一次硬化)させる。
【0025】離型できる状態になったら、コイル7及び
加熱板30a〜30dに対する通電を停止し、加熱板3
0a〜30cを成形型1から離間する方向へ移動させ
る。そして、成形型1の離型を行って樹脂モールドコイ
ルを取り出し、これを図示しない二次硬化炉へ入れて完
全に硬化(二次硬化)させることにより、樹脂モールド
コイルの製造が完了する。ちなみに、樹脂23としてア
ラルダイトCY225/ハードナーHY225(チバガ
イギー社商品名)を用いた場合、樹脂注入時のコイル7
の温度を140℃まで上げたとき、樹脂の注入開始から
約30分で離型することができた。
【0026】このような本実施例によれば、先願と同様
に、コイル7及び成形型1の加熱乾燥時、及び樹脂23
の加熱硬化時に、加熱板30a〜30dにより成形型1
を直接的に加熱すると共に、コイル7自体を発熱させる
ようにしているので、加熱を効率良く行うことができ
る。また、それら加熱板30a〜30d及びコイル7の
温度をコントロールできるから、樹脂23を良好に硬化
させることができるようになる。
【0027】そして、本実施例によれば、特に次のよう
な効果を得ることができる。すなわち、成形型1を加熱
する加熱板30a〜30dは、成形型1自体に取り付け
るものではないから、成形型が代わっても共用できる。
したがって、例えば多種類のものを生産する場合に、成
形型が増えても、加熱板30a〜30dを共用できるこ
とにより、成形型ごとに加熱板30a〜30dを増やす
必要がなく、経済的に有利である。また、加熱板30a
〜30dのうち、例えば対抗する2個の加熱板30a及
び30bで成形型1を挟んで持つことができるため、そ
れら加熱板30a及び30bにより成形型1を移動させ
ることが可能になり、自動化し易くなる利点がある。
【0028】さらに、樹脂23の注入時に、樹脂23が
脱気口13に達した時点で、その脱気口13を栓29に
より閉鎖し、この状態でさらに樹脂23による加圧をす
るようにしているので、樹脂23の含浸性を向上できる
と共に、樹脂の硬化収縮で樹脂が不足しがちな部分にも
樹脂が供給されるようになり、ひけやボイドの少ない品
質の高い樹脂モールドコイルを製造できるようになる。
【0029】次に本発明の第2実施例について説明す
る。上記した第1実施例では、コイル7及び成形型1の
加熱乾燥時に、成形型1内が大気圧の状態で行うように
していた。これに対して、この第2実施例では、コイル
7及び成形型1の加熱乾燥時に、樹脂注入口12を、例
えば樹脂注入装置14における注入ヘッド15の栓20
により閉塞した状態で、脱気口体26に真空ポンプ(図
示せず)を接続し、その真空ポンプにより成形型1のコ
イル収容部6内を真空引きする。このようにすることに
より、加熱乾燥時間を一層短縮することができる。な
お、加熱乾燥時間を短縮できるのは、真空引きすること
により水分の蒸発温度が下がるためである。
【0030】次に本発明の第3実施例について説明す
る。第1実施例では、樹脂23を成形型1内に注入する
際に、成形型1内が大気圧の状態で行うようにしてい
た。これに対して、この第3実施例では、樹脂23を成
形型1内に注入する前に、樹脂注入口12を注入ヘッド
15の栓20により閉鎖した状態で、脱気口体26に真
空ポンプ(図示せず)を接続し、その真空ポンプにより
成形型1のコイル収容部6内を真空引きする。そして、
コイル収容部6内が所定の真空度に達した時点で、脱気
した樹脂23を樹脂注入口12からコイル収容部6内に
注入し、そして、コイル収容部6内に注入された樹脂2
3が脱気口13部分にまで達して、脱気口体26に設け
られたセンサ27がこれを検知した時点で、栓29を作
動させて通路25ひいては脱気口13を閉鎖し、この状
態のままで、さらに樹脂23による加圧を継続して樹脂
23を一次硬化させるようにする。
【0031】このようにした場合には、成形型1内の空
気が排出され、成形型1内と外部との圧力差が大きくな
るため、樹脂23が一層細部にまで浸透するようにな
り、一層品質の高い樹脂モールドコイルを製造できるよ
うになる。
【0032】次に本発明の第4実施例について、図6を
参照して説明する。この第4実施例では、第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、樹脂注入装置14
において、注入ヘッド15の通路18を、切替え弁31
を介して樹脂供給路22と、高圧空気供給路32とに接
続を切り替えられる構成としている。高圧空気供給路3
2は、高圧空気を供給する装置、例えばエアコンプレッ
サに接続する。
【0033】樹脂の注入時には、第1実施例の場合と同
様に、通路18を樹脂供給路22に接続して樹脂23を
成形型1内に供給し、樹脂23が脱気口13にまで達し
た時点で、その脱気口13を閉鎖すると共に、切替え弁
31により通路18を高圧空気供給路32に接続するよ
うに切替え、高圧空気により樹脂23を加圧するように
する。
【0034】また、この場合、例えば、注入ヘッド15
側と樹脂供給路22側とを分離できる構成とし、樹脂の
注入が完了した時点で、高圧空気により樹脂23を加圧
するようにし、一方、樹脂供給路22を、注入ヘッド1
5から分離して、別の成形型の樹脂注入に振り向けるよ
うにすることができる。このようにした場合には、樹脂
注入工程が一定ピッチの連続動作となり、注入樹脂がミ
キサーやパイプに滞留することがなくなり、注入樹脂の
温度を上げて、可使時間(使用できる時間)が短くなっ
ても有効に使用できるようになる。この注入時の樹脂温
度を上げることにより、ゲル化時間を短縮でき、離型ま
での時間を短縮できるようになる。さらに、注入時の樹
脂温度が高いために、同じ樹脂でも粘度が低くなり、含
浸や流れ性が良くなり、一層細部まで含浸し易くなる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、成形型を加熱
する加熱板を、成形型には取り付けていないので、複数
の成形型に対して共用できるようになる。また、注入し
た樹脂を加圧することにより、樹脂の含浸性を向上でき
て、品質の高い樹脂モールドコイルを製造できるように
なる。
【0036】請求項2の発明によれば、樹脂の注入時に
成形型内の空気が抜けやすくなり、品質の高い樹脂モー
ルドコイルを製造できるようになる。請求項3及び4の
発明によれば、樹脂の含浸性を一層向上できて、一層品
質の高い樹脂モールドコイルを製造できるようになる。
請求項5の発明によれば、加熱乾燥時間を一層短縮する
ことができるようになる。
【0037】請求項6の発明によれば、成形型を加熱す
る加熱板を、成形型には取り付けていないので、複数の
成形型に対して共用できるようになる。請求項7の発明
によれば、注入した樹脂が脱気口に達した時点で、その
脱気口を閉塞して樹脂を加圧することが可能になり、樹
脂の含浸性を向上できて、品質の高い樹脂モールドコイ
ルを製造できるようになる。請求項8の発明によれば、
加熱板で成形型を挟持し、これを移動させることが可能
になり、自動化に対応しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、成形型部分
を上方から見た状態の概略的な構成図
【図2】成形型にコイルを組み込んだ状態の縦断側面図
【図3】樹脂注入装置部分の断面図
【図4】脱気口体部分の断面図
【図5】製造工程における各部の温度変化を示す図
【図6】本発明の第4実施例を示す図3相当図
【図7】従来の製造工程における各部の温度変化を示す
【符号の説明】
1は成形型、6はコイル収容部、7はコイル、11は温
度制御装置、12は樹脂注入口、13は脱気口、14は
樹脂注入装置、20は栓、22は樹脂供給路、23は樹
脂、23は脱気口体、29は栓(遮断機構)、30a〜
30dは加熱板、31は切替え弁、32は高圧空気供給
路である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが組み込まれた成形型に対して移
    動可能で且つ温度制御が可能な加熱板を備え、 前記成形型内に組み込まれたコイルを通電可能に構成す
    ると共に、前記加熱板を成形型に対して接触させ、これ
    らコイル及び加熱板に通電してこれらの発生する熱によ
    りコイル及び成形型を加熱乾燥させ、この後、成形型の
    樹脂注入口から成形型内に熱硬化性の樹脂を注入して、
    その樹脂を加圧しながら前記コイル及び加熱板により加
    熱することによって樹脂を硬化させるようにしたことを
    特徴とする樹脂モールドコイルの製造方法。
  2. 【請求項2】 成形型は樹脂注入口から離れた上部に脱
    気口を有し、 成形型内への樹脂の注入時に、前記脱気口が高くなるよ
    うに成形型を傾斜させるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の樹脂モールドコイルの製造方法。
  3. 【請求項3】 成形型は樹脂注入口から離れた上部に脱
    気口を有し、 成形型内への樹脂の注入を、前記脱気口を開放して成形
    型内を大気圧にした状態で行い、成形型内へ注入された
    樹脂が脱気口に達した時点でその脱気口を閉鎖して樹脂
    をさらに加圧するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の樹脂モールドコイルの製造方法。
  4. 【請求項4】 成形型は樹脂注入口から離れた上部に脱
    気口を有し、 成形型内への樹脂の注入を、前記脱気口から成形型内を
    真空引きして行い、成形型内へ注入された樹脂が脱気口
    に達した時点でその脱気口を閉鎖して樹脂をさらに加圧
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の樹脂モ
    ールドコイルの製造方法。
  5. 【請求項5】 成形型は樹脂注入口から離れた上部に脱
    気口を有し、 コイル及び成形型の加熱乾燥時に、前記樹脂注入口を閉
    鎖して前記脱気口から成形型内を真空引きするようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の樹脂モールドコイル
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 樹脂注入口を有すると共に内部にコイル
    が通電可能に組み込まれた成形型と、 前記樹脂注入口から成形型内に注入されて前記コイルを
    モールドする熱硬化性の樹脂と、 前記成形型に対して移動可能で且つ温度制御が可能に構
    成され、成形型に接触してこれを加熱する加熱板とを備
    えたことを特徴とする樹脂モールドコイルの製造装置。
  7. 【請求項7】 成形型は樹脂注入口から離れた上部に脱
    気口を有すると共に、この脱気口を閉鎖する遮断機構を
    有することを特徴とする請求項6記載の樹脂モールドコ
    イルの製造装置。
  8. 【請求項8】 加熱板は、複数個に分かれていて、成形
    型を挟持することが可能に構成されていることを特徴と
    する請求項6記載の樹脂モールドコイルの製造装置。
  9. 【請求項9】 樹脂注入口に接続される樹脂注入装置
    は、樹脂の注入と空気による加圧との切り替えが可能な
    構成であることを特徴とする請求項6記載の樹脂モール
    ドコイルの製造装置。
JP3614696A 1996-02-23 1996-02-23 樹脂モールドコイルの製造方法及びその製造装置 Pending JPH09232176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3614696A JPH09232176A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 樹脂モールドコイルの製造方法及びその製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3614696A JPH09232176A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 樹脂モールドコイルの製造方法及びその製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09232176A true JPH09232176A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12461662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3614696A Pending JPH09232176A (ja) 1996-02-23 1996-02-23 樹脂モールドコイルの製造方法及びその製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09232176A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014170824A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Tamagawa Seiki Co Ltd 直線型差動変圧器の筒状ケース内へのポッティング材の注入方法
US12090708B2 (en) 2021-12-16 2024-09-17 Textron Innovations Inc. Self heating structural adhesives for out-of-autoclave and out-of-oven curing

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014170824A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Tamagawa Seiki Co Ltd 直線型差動変圧器の筒状ケース内へのポッティング材の注入方法
US12090708B2 (en) 2021-12-16 2024-09-17 Textron Innovations Inc. Self heating structural adhesives for out-of-autoclave and out-of-oven curing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5450584B2 (ja) 誘導加熱を使用する材料加工装置ならびに変形可能な圧縮手段
US8764428B2 (en) Device for the preparation of preforms of carbon fiber-reinforced components
KR20100082842A (ko) 폴리머 성형 장치 및 방법
JP6990664B2 (ja) 繊維プリフォームの鋳造および固化のための方法および装置
CN102308667A (zh) 用于生产复合材料制成的零件的柔性薄膜
KR102266607B1 (ko) 수지 성형 장치 및 수지 성형품 제조 방법
WO2000054949A2 (en) Heated tooling apparatus and method for processing composite and plastic material
JPH09232176A (ja) 樹脂モールドコイルの製造方法及びその製造装置
US3050787A (en) Method for making armature conductor bar
KR20200019969A (ko) 입계 확산 및 열처리를 연속 수행하는 장치 및 방법
JP6432750B2 (ja) 繊維強化複合部材の成形装置
WO2022044258A1 (ja) 複合材成形装置及び複合材成形方法
JP2016207741A (ja) モールドコイルの製造方法、及びモールドコイルの製造システム
JPH04119609A (ja) モールドコイルの製造方法
JP6509619B2 (ja) モールドコイルの製造方法、モールドコイルの製造システム、及びモールドコイルの設計方法
JP3735181B2 (ja) 電子部品の樹脂封止成形方法及び金型
JPH04129207A (ja) モールドコイルの製造方法
JPH07192951A (ja) 樹脂注型品の製造方法及びその装置
RU2534860C1 (ru) Способ изготовления катушки грузоподъемого электромагнита
KR102268609B1 (ko) 고전압 발전기용 일체형 고압축 고정자코일 제조장치
CN115230226B (zh) 一种高导热材料制备用磁力定向装置
JPS61263714A (ja) 樹脂含浸物硬化方法
JP2000032717A (ja) 中空電線を用いたコイル絶縁層の硬化方法
EP4054063B1 (en) Method of preheating motor stator
JP2878906B2 (ja) 電気機器用コイル体の乾燥方法