JPH09232654A - 光パラメトリック発振器及び投光装置 - Google Patents

光パラメトリック発振器及び投光装置

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JPH09232654A
JPH09232654A JP3371896A JP3371896A JPH09232654A JP H09232654 A JPH09232654 A JP H09232654A JP 3371896 A JP3371896 A JP 3371896A JP 3371896 A JP3371896 A JP 3371896A JP H09232654 A JPH09232654 A JP H09232654A
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light
optical
lens
idler
parametric oscillator
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JP3371896A
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Inventor
Yasuhiro Akiyama
靖裕 秋山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、残存励起光、シグナル光、アイドラ
光の3光波の波面若しくはビーム広がり角を一致させ
る。 【解決手段】非線形光学結晶16の両端側にそれぞれレ
ンズ形状の入射側ミラー17と出射側ミラー18とを配
置して光共振器を形成し、かつ入射側ミラー17と入射
レンズ13とによりコリメータを形成して、光パラメト
リック発振器14の共振器モードと励起光のモードとを
一致させ、かつ光共振器用の出射側ミラー18と出射レ
ンズ15とにより、例えば残存励起光、シグナル光、ア
イドラ光の3波長間で収差のない特性のコリメータ、又
はシグナル光、アイドラ光の2波長間で収差がなくかつ
残存励起光に対して所定値だけ色だしの特性とするコリ
メータを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、残存励起光、シグ
ナル光及びアイドラ光の3波長を発生する光パラメトリ
ック発振器及びこれを用いたレーザレーダ等の投光装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザレーダは、レーザ光の強力なパル
ス出力と優れた指向性とにより、遠方の物体や状態、大
きさ、形状、密度(濃度)組成等の諸情報を遠隔的に測
定する装置であり、レーザ光の指向性を特質を活かした
空間分解能のよい測定を行うことができる。
【0003】レーザレーダでは、大きな物体による幾何
学的反射以外に、光と物質の相互作用のうち主に吸収と
散乱の2種類が用いられる。このうち光散乱としては、
ミー散乱、レイリー散乱、ラマン散乱、蛍光散乱等が挙
げられ、又、吸収を用いる場合には、空間情報を得るた
めに後方散乱を併せて用いることが必要となる。
【0004】レーザレーダにおいて2波長以上の複数の
光波を用いることは、例えば吸収を用いたレーザレーダ
の場合、異なった媒質、例えば大気であれば水蒸気、二
酸化炭素、窒化炭素などの密度を測定できるため意義深
い。
【0005】又、これら複数波長のレーザ光を同時に照
射することは、例えば大気中の気流の影響による時間変
化の影響を取り除けるため効果的である。2波長以上の
光波を同時に出力するレーザレーダとしては、Qスイッ
チNd:YAGレーザの基本波と第2高調波及び第3高
調波を同時に照射する方法、多波長の複数の色素レーザ
を用いる方法、及びNd:YAGレーザの基本波とパラ
メトリック発振器出力光とを用いる方法なとが開示され
ている(レーザ研究、第19巻、pp.787-796)。
【0006】これらの方法においては、各光波のビーム
広がり角や波面を制御するために、レーザ装置から出力
される各波長ごとの光波に対してそれぞれ別のコリメー
タを用いたり、反射光学系により構成されたコリメータ
が用いられている。
【0007】このうちパラメトリック発振器を用いた投
光装置は、図5に示すように励起用のレーザ光源1から
出力される励起光の光路上に集光光学系2を介してパラ
メトリック発振器3を配置している。このパラメトリッ
ク発振器3は、KTP等の非線形光学結晶4を配置し、
この非線形光学結晶4の両側にそれぞれ共振器用のミラ
ー5、6を配置したものとなっている。
【0008】このような投光装置であれば、レーザ光源
1から励起光が出力されると、この励起光は、集光光学
系2を通してパラメトリック発振器3の非線形光学結晶
4に入射して励起する。
【0009】この非線形光学結晶4が励起されると、パ
ラメトリック発振器3内で光共振が発生し、残存励起
光、シグナル光、アイドラ光の3波長が発生し、これら
が出力される。
【0010】このようなパラメトリック発振器を用いた
投光装置において、同時に3波長の光波を遠方に投光
し、高い分解能のレーザレーダを得るためには、3波長
の光波のビーム広がり角を一致させる必要がある。この
ように3波長の光波のビーム広がり角を一致させるため
に、各波長ごとにコリメータを使用したり、反射光学系
によるコリメータを使用している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各波長
ごとにコリメータを使用することは、複数のコリメータ
を使用するために装置の大型化を招き、反射光学系によ
るコリメータを使用することは、軸はずし反射ミラーの
使用や光軸調整の煩雑さなどのために航空機搭載などの
応用を考慮した場合に不利となる。
【0012】又、光パラメトリック発振器から出力され
る残存励起光、シグナル光、アイドラ光は、原理上光パ
ラメトリック発振器から出射された直後では波面は一致
しているが、光パラメトリック発振器から出射後、光学
素子を通過する際に起こる波長分散の影響のため、波面
及びビーム広がり角は、ずれを生じる。
【0013】このような波面及びビーム広がり角のずれ
は、遠方への投光を考えた場合、この影響を補正する必
要がある。又、励起光のビーム広がり角は、光パラメト
リック発振の過程においてシグナル光、アイドラ光より
小さくなるため、遠方に投光した場合には、照射面積が
異なるという欠点を生じる。
【0014】そこで本発明は、残存励起光、シグナル
光、アイドラ光の3光波の波面若しくはビーム広がり角
を一致するための光パラメトリック発振器を提供するこ
とを目的とする。
【0015】又、本発明は、残存励起光、シグナル光、
アイドラ光の3光波の波面若しくはビーム広がり角を一
致できる投光装置を提供することを目的とする。又、本
発明は、残存励起光、シグナル光、アイドラ光の3光波
の波面を一致して遠方に投光できる投光装置を提供する
ことを目的とする。又、本発明は、残存励起光、シグナ
ル光、アイドラ光の3光波のビーム広がり角を一致して
遠方に投光できる投光装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、励起
光の入射により励起される非線形光学結晶の両端側にそ
れぞれレンズ機能を有する光共振器用の各ミラーを配置
した光パラメトリック発振器である。
【0017】このような光パラメトリック発振器であれ
ば、非線形光学結晶の両端側にそれぞれレンズ機能を有
する各ミラーを配置するので、これらミラーを用いて3
波長色消しコリメータを形成でき、これにより残存励起
光、シグナル光、アイドラ光の3光波の波面若しくはビ
ーム広がり角を一致させることが可能となる。
【0018】請求項2によれば、励起光を出力する光源
と、この光源から出力された励起光の光路上に配置され
た入射レンズと、非線形光学結晶の入射側と出射側とに
レンズ機能を有する光共振器用の入射側ミラーと出射側
ミラーをそれぞれ配置し、入射レンズを通して入射され
る励起光により非線形光学結晶が励起され、残存励起
光、シグナル光、アイドラ光を出力する光パラメトリッ
ク発振器と、この光パラメトリック発振器から出力され
る残存励起光、シグナル光、アイドラ光の光路上に配置
された出射レンズと、を備えた投光装置である。
【0019】このような投光装置であれば、励起光が入
射レンズを通して光パラメトリック発振器の非線形光学
結晶に照射すると、この非線形光学結晶の励起により残
存励起光、シグナル光、アイドラ光が発生し、これら3
波長の光波が出射レンズを通して出射される。このと
き、光パラメトリック発振器の出射側ミラーと出射レン
ズとにより色消しコリメータを形成することにより、残
存励起光、シグナル光、アイドラ光の3光波の波面若し
くはビーム広がり角を一致させるものとなる。
【0020】請求項3によれば、請求項2記載の投光装
置において、光共振器用の入射側ミラーと入射レンズと
によりコリメータを形成し、光パラメトリック発振器の
共振器モードと励起光のモードとを一致するように調整
する。
【0021】請求項4によれば、請求項2記載の投光装
置において、光共振器用の出射側ミラーと出射レンズと
により色消しコリメータを形成する。請求項5によれ
ば、請求項4記載の投光装置において、光共振器用の出
射側ミラーと出射レンズとにより、残存励起光、シグナ
ル光、アイドラ光の3波長間で色収差を防ぐ特性のコリ
メータを形成する。
【0022】請求項6によれば、請求項4記載の投光装
置において、光共振器用の出射側ミラーと出射レンズと
により、シグナル光、アイドラ光の2波長間で色収差を
防ぐかつ残存励起光に対して所定値だけ色収差をつける
特性とするコリメータを形成する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。図1は光パラメトリ
ック発振器を用いた投光装置の構成図である。レーザ光
源1は、光パラメトリック発振に適したパルス波形出力
を得るものであり、例えばフラッシュランプ励起Qスイ
ッチNd:YAGレーザが用いられている。
【0024】このレーザ光源11から出力される励起光
の光路上には、アイソレータ12、入射レンズ13を通
して光パラメトリック発振器14が配置され、さらに出
射レンズ15が配置されている。
【0025】このうちアイソレータ12は、光パラメト
リック発振器14内に配置される光学部品の端面などで
一部反射した励起光がレーザ光源11に戻り、このレー
ザ光源11に悪影響を引き起こすことを防止するために
光路上に配置されている。
【0026】入射レンズ13は、光パラメトリック発振
を引き起こすのに必要な励起光の集光強度を得るため
に、励起光を集光するために配置されている。光パラメ
トリック発振器14は、励起光の光軸と一致するように
配置し、かつ励起光と残存励起光、シグナル光、アイド
ラ光との光軸が一致するようにしている。
【0027】この光パラメトリック発振器14の具体的
な構成は、KTP等の非線形光学結晶16を有し、この
非線形光学結晶16の両側に光共振器用の入射側ミラー
17、出射側ミラー18をそれぞれ配置したものとなっ
ている。
【0028】このうち入射側ミラー17、出射側ミラー
18は、それぞれ光学レンズ形状に形成されている。こ
こで、入射レンズ13と光パラメトリック発振器14の
入射側ミラー17とは、対となりコリメータを形成し、
光パラメトリック発振器14の光共振器モードと励起光
のモードとが一致するように調整される。
【0029】又、光パラメトリック発振器14の出射側
ミラー18と出射レンズ15とは、対となりコリメータ
を形成している。これら出射側ミラー18と出射レンズ
15とは、2枚組若しくは3枚組の色消しレンズとなっ
ており、残存励起光、シグナル光、アイドラ光の各波長
において色分散補償し、3光波の波面若しくはビーム広
がり角を一致させるものとなっている。 (a) 先ず、残存励起光、シグナル光、アイドラ光の3光
波の波面を一致させる構成について説明する。
【0030】光パラメトリック発振は、コヒーレントな
相互作用を用いた波長変換技術であるので、相互作用す
る残存励起光、シグナル光、アイドラ光の波面は、光共
振器出力直後では一致している。
【0031】ところが、光共振器からの出力後、レンズ
等の光学素子を透過することにより、色収差が生じ、各
光波の波面がずれる。従って、各光波の波面を一致させ
たままコリメートするためには、3波長の色消しレンズ
が必要となる。
【0032】図2は波面を一致させたまま投光するコリ
メータの波長と収差との関係を示している。同図に示す
ように光パラメトリック発振器14の出射側ミラー18
と出射レンズ15とにより、残存励起光、シグナル光、
アイドラ光の3波長間で色収差を防ぐ特性を有するコリ
メータを作成すれば、波面の一致した3光波を投光でき
る構成となる。
【0033】具体的には、出射側ミラー18及び出射レ
ンズ15を残存励起光、シグナル光、アイドラ光の波長
域で色消しレンズとすればよい。例えば、焦点距離fの
複玉レンズの色消しは、第1及び第2のレンズの焦点距
離をf1 、f2 とし、アッベ数をν1 、ν2 とすると、 1/f1 +1/f2 =1/f …(1) 1/ν1 ・f1 +1/ν2 ・f2 =0 …(2) を満足するように、それらの数値及びレンズの媒質をを
選択することにより行われる。
【0034】なお、アッベ数νは、考慮する3波長での
屈折率をそれぞれn1 、n2 、n3とすると、 ν=(n1 −1)/(n2 −n3 ) …(3) により表される。
【0035】一例として、Nd:YAGレーザの3倍波
波長353nmを基本波とし、KTP又はLiNbO3
などの非線形光学結晶16を用いて光パラメトリック発
振(OPO)を行い、シグナル光として波長590n
m、アイドラ光として波長880nmを発生する場合、
図3の色消しレンズの設計用の図に示すように、波長3
56nm、576.8nm、1014nmの3波長によ
る色消しレンズの設計の手法から色消しレンズを構成で
きる。
【0036】同図において、V365 は波長356nmの
光の分散、V576.8 は波長576.8nmの光の分散、
1014は波長1014nmの光の分散であり、横軸V
1014/V576.8 、縦軸V365 /V576.8 は、それぞれ屈
折率の比を表している。
【0037】しかるに、同図における直線上の2つの媒
質を用いて複玉の色消しレンズを構成できる。例えば、
凸レンズにFK52やCaF2、凹レンズにF10やK
zFS4といったレンズを組み合わせることにより、複
玉の色消しレンズが構成される。
【0038】又、複玉レンズの代わりに、3枚組レンズ
を用いる場合には、図3に示す直線上の3つの媒質を用
いて3枚組色消しレンズを構成すればよい。 (b) 次に、残存励起光、シグナル光、アイドラ光の3光
波のビーム広がり角を一致させる構成について説明す
る。
【0039】3光波のビーム広がり角を一致させるため
には、波面が一致しただけでは不十分である。次式にビ
ーム広がり角Δθを表す関係式を示す。 Δθ=λ/(πωO n) …(4) ここで、λは波長、ωO はビームウエイスト、nは屈折
率である。
【0040】上記式(4) により異なった波長でビーム広
がり角Δθを一致させようとした場合、ビームウエイス
トωO もそれと対応して変化させる必要がある。シグナ
ル光とアイドラ光に関して説明すると、シグナル光のみ
を共振させるSROタイプの光パラメトリック発振器で
は、シグナル光のビームウエイストは残存励起光のプロ
ファイルと共振器条件とで決まり、アイドラ光のビーム
ウエイストは共振器条件によらないため自動的に決まり
シグナル光と同一ビーム広がり角となる。
【0041】これに対して励起光のビームウエイスト
は、入射レンズ13によって決まり、シグナル光のビー
ムウエイストより大きくなることが知られている(例え
ば、IEEE J.Quantum Electron.QE-15,pp.415-431(1979)
参照)。
【0042】励起光は、シグナル光、アイドラ光よりも
波長が短いので、ビーム広がり角が上記式(4) によりシ
グナル光、アイドラ光よりも小さくなる。従って、光パ
ラメトリック発振器14の出射側ミラー18及び出射レ
ンズ15により構成される色消しコリメータは、図4に
示すように収差の波長依存性を持ったものに形成する。
【0043】これにより、励起光のビーム拡大率をシグ
ナル光、アイドラ光のビーム拡大率より小さく設定する
ことができ、3光波のビーム広がり角を一致させること
ができる。
【0044】具体的に図4に示す収差の波長依存性を持
った色消しコリメータを構成するには、出射側ミラー1
8及び出射レンズ15をシグナル光、アイドラ光の波長
に対して色消しレンズとし、残存励起光の波長に対して
色出しレンズとする。
【0045】シグナル光、アイドラ光に対して色収差を
少なくするものである色消しは、上記図3に示す色消し
レンズの設計用の図を用いた設計方法と同様に、波長3
56nm、576.8nm、1014nmの3波長によ
る色消しレンズの設計の手法から直線上の2つの媒質を
用いて複玉の色消しレンズを構成する。
【0046】残存励起光に対して色収差をつけるもので
ある色出しは、レンズの媒質を適当に選んだり、レンズ
の度を変化させることにより行え、具体的には光線追跡
などの詳細設計を行うことになる。
【0047】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。レーザ光源11から励起光が出力される
と、この励起光は、アイソレータ12及び入射レンズ1
3を透過して光パラメトリック発振器14に入射する。
【0048】このとき、入射レンズ13は、光パラメト
リック発振を引き起こすのに必要な励起光の集光強度を
得るために、励起光を集光して光パラメトリック発振器
14に入射する。
【0049】このとき入射レンズ13と光パラメトリッ
ク発振器14の入射側ミラー17とのコリメータによ
り、光パラメトリック発振器14の光共振器モードと励
起光のモードとが一致している。
【0050】この光パラメトリック発振器14では、非
線形光学結晶16に励起光が照射することによりこの非
線形光学結晶16は励起され、入射側ミラー17と出射
側ミラー18との間で光共振が発生し、残存励起光、シ
グナル光、アイドラ光が発生する。
【0051】例えば、Nd:YAGレーザの3倍波波長
353nmを基本波とした場合、KTP又はLiNbO
3 などの非線形光学結晶16を用いて波長590nmの
シグナル光、波長880nmのアイドラ光が発生する。
【0052】これら残存励起光、シグナル光、アイドラ
光は、光パラメトリック発振器14から出射され、出射
レンズ15を通して例えば遠方に投光される。このと
き、光パラメトリック発振器14の出射側ミラー18と
出射レンズ15が、残存励起光、シグナル光、アイドラ
光の3波長間で収差のない特性を有するコリメータに形
成されていれば、残存励起光、シグナル光、アイドラ光
の各波面の一致した3光波が投光される。
【0053】又、光パラメトリック発振器14の出射側
ミラー18と出射レンズ15が、図4に示すように収差
の波長依存性を持った色消しコリメータに形成されてい
れば、残存励起光、シグナル光、アイドラ光の3光波の
ビーム広がり角が一致して投光される。
【0054】このように上記一実施の形態においては、
非線形光学結晶16の両端側にそれぞれレンズ形状の入
射側ミラー17と出射側ミラー18とを配置して光共振
器を形成し、かつ入射側ミラー17と入射レンズ13と
によりコリメータを形成して、光パラメトリック発振器
14の共振器モードと励起光のモードとを一致するよう
に調整できる。
【0055】又、光共振器用の出射側ミラー18と出射
レンズ15とにより色消しコリメータを形成し、この色
消しコリメータを残存励起光、シグナル光、アイドラ光
の3波長間で色収差を防ぐ特性とすることにより、残存
励起光、シグナル光、アイドラ光の3光波の波面を一致
させて投光できる。
【0056】又、光共振器用の出射側ミラー18と出射
レンズ15とにより、シグナル光、アイドラ光の2波長
間で色収差が少なくかつ残存励起光に対して所定値だけ
色収差のある特性とするコリメータを形成することによ
り、残存励起光、シグナル光、アイドラ光の3光波のビ
ーム広がり角を一致させて遠方に投光できる。
【0057】このように残存励起光、シグナル光、アイ
ドラ光の3光波の波面若しくはビーム広がり角の一致し
たレーザ光を遠方に投光すれば、レーザレーダにおい
て、例えば吸収を用いたレーザレーダの場合、異なった
媒質、例えば大気であれば水蒸気、二酸化炭素、窒化炭
素などの密度を測定でき、意義深いものにできる。
【0058】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1に
よれば、残存励起光、シグナル光、アイドラ光の3光波
の波面若しくはビーム広がり角を一致するための光パラ
メトリック発振器を提供できる。
【0059】又、本発明の請求項2〜6によれば、残存
励起光、シグナル光、アイドラ光の3光波の波面若しく
はビーム広がり角を一致できる投光装置を提供できる。
又、本発明の請求項5によれば、残存励起光、シグナル
光、アイドラ光の3光波の波面を一致して遠方に投光で
きる投光装置を提供できる。又、本発明の請求項6によ
れば、残存励起光、シグナル光、アイドラ光の3光波の
ビーム広がり角を一致して遠方に投光できる投光装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる光パラメトリック発振器を用い
た投光装置の一実施の形態を示す構成図。
【図2】波面を一致させるためのコリメータの波長と収
差との関係を示す図。
【図3】超色消しレンズの選択の設計を示す図。
【図4】ビーム広がり角を一致させるためのコリメータ
の波長と収差との関係を示す図。
【図5】従来の光パラメトリック発振器を用いた投光装
置の構成図。
【符号の説明】
11…レーザ光源、 12…アイソレータ、 13…入射レンズ、 14…光パラメトリック発振器、 15…出射レンズ、 16…非線形光学結晶、 17…入射側ミラー、 18…出射側ミラー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起光の入射により励起される非線形光
    学結晶の両端側にそれぞれレンズ機能を有する光共振器
    用の各ミラーを配置したことを特徴とする光パラメトリ
    ック発振器。
  2. 【請求項2】 励起光を出力する光源と、 この光源から出力された励起光の光路上に配置された入
    射レンズと、 非線形光学結晶の入射側と出射側とにレンズ機能を有す
    る光共振器用の入射側ミラーと出射側ミラーをそれぞれ
    配置し、前記入射レンズを通して入射される前記励起光
    により前記非線形光学結晶が励起され、残存励起光、シ
    グナル光、アイドラ光を出力する光パラメトリック発振
    器と、 この光パラメトリック発振器から出力される残存励起
    光、シグナル光、アイドラ光の光路上に配置された出射
    レンズと、を具備したことを特徴とする投光装置。
  3. 【請求項3】 前記光共振器用の前記入射側ミラーと前
    記入射レンズとによりコリメータを形成し、前記光パラ
    メトリック発振器の共振器モードと前記励起光のモード
    とを一致するように調整することを特徴とする請求項2
    記載の投光装置。
  4. 【請求項4】 前記光共振器用の前記出射側ミラーと前
    記出射レンズとにより色消しコリメータを形成し、前記
    残存励起光、前記シグナル光、前記アイドラ光の3光波
    の波面又はビーム広がり角を一致させることを特徴とす
    る請求項2記載の投光装置。
  5. 【請求項5】 前記光共振器用の前記出射側ミラーと前
    記出射レンズとにより、前記残存励起光、前記シグナル
    光、前記アイドラ光の3波長間で色収差を防ぐ特性のコ
    リメータを形成することを特徴とする請求項4記載の投
    光装置。
  6. 【請求項6】 前記光共振器用の前記出射側ミラーと前
    記出射レンズとにより、前記シグナル光、前記アイドラ
    光の2波長間で色収差を防ぐかつ前記残存励起光に対し
    て所定値だけ色収差をつける特性とするコリメータを形
    成することを特徴とする請求項4記載の投光装置。
JP3371896A 1996-02-21 1996-02-21 光パラメトリック発振器及び投光装置 Pending JPH09232654A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003198013A (ja) * 2001-10-19 2003-07-11 Toshiba Corp ファイバレーザ装置およびその光合分波器と映像表示装置
CN104577700A (zh) * 2015-01-16 2015-04-29 南京大学 内腔opo可调谐中红外激光器

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