JPH0923268A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH0923268A
JPH0923268A JP7195885A JP19588595A JPH0923268A JP H0923268 A JPH0923268 A JP H0923268A JP 7195885 A JP7195885 A JP 7195885A JP 19588595 A JP19588595 A JP 19588595A JP H0923268 A JPH0923268 A JP H0923268A
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勉 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 録音領域を効率的に使用でき、かつ、録音内
容に対する操作および手続きを軽減できるとともに、録
音内容のセキュリティを向上できる通信装置を提供す
る。 【解決手段】 留守録モードでは、個人用の応答メッセ
ージが記憶された、着脱可能なIDチップ28が本体に
装着されていると、該IDチップ28の応答メッセージ
が、着信した際に発信先へ自動的に送信されるメッセー
ジに設定される。また、録音モードでは、入力される音
声データを本体のEEPROM27に記憶する際、ID
チップ28に付けられたIDとともに記憶するととも
に、IDチップ28が取り外される際には、再生可能な
利用者のIDを記憶しておく。PHS端末4は、新たに
IDチップ28が装着されると、該IDチップ28のI
Dと録音メッセージに付けられた録音者IDとを比較し
て双方が一致した場合や、再生可能に設定されている場
合にのみ、上記録音メッセージを再生可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線に接続さ
れ、端末間で情報を授受する端末であって、音声を録音
して記憶する録音機能を有する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信回線に有線(電話線)により
接続され、一般の家庭内電話機を含む他の端末と音声や
データを相互に通信する有線通信端末とからなる有線通
信システムが知られている。また、近年、利用者に携帯
され、一般の家庭内電話機を含む他の端末と音声やデー
タを相互に通信する無線通信端末(例えば、携帯電話
機、PHS端末:Personal Handy Phone System 端末、
ページャー、PDA:Personal Digital Assistant等)
と、通信回線に接続され、上記無線通信端末と無線で通
信し、上記無線通信端末を通信回線に接続する基地局と
からなる無線通信システムが知られている。このような
通信システムでは、上記通信端末は、相手先の電話番号
や、住所録、スケジュール、文字・音声によるメモ等の
各種データを蓄積できるようになっているとともに、電
話回線網を介して他の端末と情報(音声、音声データ、
テキストデータ、画像データ等)を授受できるようにな
っている。
【0003】上記通信端末には、利用者が不在時に留守
録モードを設定しておくことにより、相手端末からの着
信があると、自動的にオフフックをして、回線を接続
し、相手端末に対して、応答メッセージを送出し、これ
を受けて相手端末から入力された伝言メッセージを記録
しておく機能がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した通
信端末では、留守録モードに設定しておけば、不在中に
着信した際、本体の不揮発性メモリに記憶されている応
答メッセージを自動的に発信者に送信し、その応答メッ
セージに対する発信者からのメッセージを上記不揮発性
メモリに録音することが可能となっている。しかしなが
ら、従来の通信端末では、その所有者ないしはその他の
複数の利用者によって使用されるにも拘らず、ある特定
の利用者のみが使用する応答メッセージ、すなわち、個
人的な応答メッセージであっても、利用者に共用される
本体の不揮発性メモリに録音されるので、以下の問題が
あった。
【0005】(イ)録音領域の容量がすぐに消費されて
しまい、録音機能(例えば、録音時間、録音件数)に制
約が生じやすいという問題があった。 (ロ)また、本体の不揮発性メモリに1個分の録音領域
しかない場合、または、録音領域が満了している場合な
どには、前に使用していた利用者の応答メッセージを消
去したのち、自分の応答メッセージを録音しなければな
らず、操作が煩雑になるという問題が生じた。 (ハ)さらに、既に録音されている応答メッセージが他
の利用者によって録音されたものである場合、その応答
メッセージを消去してよいものか確認する必要があり、
さらに手続きが煩雑になるという問題があった。
【0006】また、上記通信端末は、上述した留守録モ
ードにおける発信者からのメッセージに加えて、通話中
の内容や利用者自身に対する音声メモを、本体の不揮発
性メモリに録音する機能を有している。しかしながら、
従来の通信端末では、前述したように、複数の利用者に
よって使用されるにも拘らず、録音メッセージに対する
セキュリティ機能が考慮されていなかったので、以下の
問題があった。
【0007】(ニ)個人的な録音メッセージであって
も、他の利用者に再生されるなど、情報が流出するとい
う問題があった。 (ホ)また、複数の利用者に共用される本体の不揮発性
メモリに録音されるので、不要になった録音メッセージ
を消去することを忘れると、録音領域の容量がすぐに消
費されてしまい、録音機能(例えば、録音時間、録音件
数)に制約が生じやすいという問題があった。 (ヘ)さらに、既に録音されている録音メッセージが他
の利用者によって録音されたものである場合、その録音
メッセージを消去してよいものか確認する必要があり、
手続きが煩雑になるという問題があった。
【0008】そこで本発明は、録音領域を効率的に使用
でき、かつ、録音内容に対する操作および手続きを軽減
できるとともに、録音内容のセキュリティを向上できる
通信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による通信装置は、通信回線網に接続
された自営基地局あるいは無線基地局を介して他の端末
と情報を授受する端末であって、音声データを録音して
記憶する録音機能を有する通信装置において、音声デー
タが記憶される録音記憶領域を有し、利用者毎に所有さ
れる着脱可能な記憶媒体と、前記記憶媒体が装着されて
いる場合には、該記憶媒体に記憶された音声データを選
択的に再生する再生手段とを具備することを特徴とす
る。
【0010】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記記憶媒体が本体に装着されたこと
を検出する検出手段を備え、前記再生手段は、該検出手
段によって前記記憶媒体が検出されると、選択的に前記
記憶媒体に記憶された音声データを再生するようにして
もよい。また、例えば請求項3記載のように、前記音声
データは、本体の記憶装置にも記憶され、前記記憶媒体
と前記記憶装置のどちらの音声データを再生するかを選
択する選択手段を備えていてもよい。また、例えば請求
項4記載のように、前記音声データは、留守録機能にお
いて、着信すると、発信先へ自動的に送信する応答メッ
セージであってもよい。
【0011】また、請求項5記載の発明による通信装置
は、通信回線網に接続された自営基地局あるいは無線基
地局を介して他の端末と情報を授受する端末であって、
音声データを録音して記憶する録音機能を有する通信装
置において、利用者を識別するための識別符号が付けら
れ、利用者毎に所有される個人用の通信情報が記憶され
た着脱可能な記憶媒体と、入力される音声データを前記
記憶媒体に付けられた識別符号とともに記憶する記憶装
置と、前記記憶媒体が取り外された後、新たに記憶媒体
が装着されると、該記憶媒体の識別符号と、前記記憶装
置に記憶された音声データに付けられた識別符号とを比
較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果、双
方の識別符号が一致した場合には、前記記憶装置に記憶
された音声データを再生する再生手段とを具備すること
を特徴とする。
【0012】また、好ましい態様として、例えば請求項
6記載のように、前記記憶媒体が取り外される際に、他
の利用者が前記記憶装置に記憶された音声データを再生
可能であるか否かを設定する設定手段を備え、前記再生
手段は、前記設定手段によって再生可能に設定された場
合には、前記比較手段による比較の結果、双方の識別符
号が一致しなくても前記記憶装置に記憶された音声デー
タを再生するようにしてもよい。また、例えば請求項7
記載のように、前記記憶媒体が取り外される際に、利用
者に既に記憶された音声データを消去するか保存するか
の指示入力を促し、消去する指示の場合には、前記記憶
装置に記憶された音声データを消去する消去手段を備え
るようにしてもよい。
【0013】本発明では、利用者毎に所有される着脱可
能な記憶媒体に、個人的に使用する音声データが記憶さ
れる録音記憶領域を設け、該記憶媒体が装着されている
場合には、選択的に、該記憶媒体の音声データを再生手
段によって再生する。したがって、録音領域を効率的に
使用可能とし、かつ、録音内容に対する操作および手続
きを軽減することが可能となるとともに、録音内容のセ
キュリティを向上することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、無
線通信システムであるPHS端末に適用した一実施例と
して、図面を参照して説明する。 A.無線通信システムの構成 図1は本発明の一実施例によるPHS端末等の無線通信
システムの構成を示すブロック図である。図において、
1は、全国に張り巡らされた通常のアナログ電話回線
網、あるいはデジタル回線網(以下、総称して通信回線
網という)である。次に、自営基地局(親機)2は、通
信回線網1に接続され、事業所や家庭等に設置されてお
り、自身が電話機能を有するとともに、電話回線網1と
PHS端末4とを無線で接続し、他の端末や自営基地局
との通信線路を確立する。また、公衆基地局3は、通信
回線網1に接続され、屋外や公共施設等に設置されてお
り、通信回線網1と、屋外や公共施設等に持ち出された
PHS端末4とを無線で接続し、他の端末や自営基地局
との通信線路を確立する。
【0015】次に、PHS端末4,4は、利用者に携帯
され、屋内もしくは屋外において、本体に記憶された通
信情報に従って、上記自営基地局2や公衆基地局3に対
して無線によって回線接続要求を出して、他の自営基地
局もしくは他のPHS端末と通信することができるよう
になっている。また、図示するように、自営基地局2と
の間で親子登録されたPHS端末4aは、やはり本体に
記憶された通信情報に従って、同じ自営基地局2との間
で親子登録された他のPHS端末4bと直接通信する子
機間直接通信を行えるようになっている。
【0016】また、該PHS端末4は、利用者個人にと
って用いられる通信情報が記憶された、着脱可能なID
チップ28を備えており、上記本体に記憶された通信情
報に代えて、該IDチップ28の通信情報に従っても、
他の自営基地局もしくは他のPHS端末と通信が可能と
なっている。該IDチップ28には、利用者個人の情報
として、例えば、相手先の電話番号、短縮番号、サービ
ス提供事業者の特定電話番号、子機間直接通話を行うた
めのトランシーバ・コード等が記憶されており、PHS
端末4は、利用者に指示もしくは自動的に、本体の記憶
装置または上記IDチップ28の情報に基づいて、発着
信、その他の動作を制御するようになっている。なお、
該IDチップ28の詳細については後述する。
【0017】次に、上述した網管理局5は、図示しない
データベースに位置登録情報や認証情報、課金情報を格
納し、通信回線網1を制御して端末間での通信を管理す
るとともに、データベースにボイスメール等の各種デー
タを蓄積し、PHS端末4からの要求に応じて、上記ボ
イスメールやデータを利用者に与える各種のサービスを
提供する。
【0018】B.PHS端末の構成 次に、図2は、本実施例によるPHS端末4の構成を示
すブロック図である。図において、10は、送受信部で
あり、受信部11および送信部12からなる周波数変換
部と、送受信機能を有するモデム(デジタル変復調部)
13とから構成されている。周波数変換部の受信部11
は、送信/受信を振り分けるアンテナスイッチ14を介
して入力される、アンテナANTで受信した信号を、P
LLシンセサイザ15から出力される所定周波数の局部
発振信号と混合することにより、1.9GHz帯から1
MHz帯付近のIF(中間周波)信号に周波数変換す
る。また、周波数変換部の送信部12は、後述するモデ
ム13から供給されるπ/4シフトQPSKの変調波を
PLLシンセサイザ15から出力される所定周波数の局
部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯に周
波数変換し、アンテナスイッチ14を介してアンテナA
NTから輻射する。次に、上述したモデム13の受信部
は、周波数変換部の受信部11からのIF信号を復調
し、IQデータに分離してデータ列とし、TDMA処理
部16へ送出する。また、モデム13の送信部では、T
DMA処理部16から供給されるデータからIQデータ
を作成して、π/4シフトQPSKの変調をして周波数
変換部の送信部12へ送出する。
【0019】TDMA処理部16は、無線周波数を時間
分割し、特定の時間帯でバースト状に送受信信号を伝送
するTDMA(Time Division Multiple Access:時分
割多元接続)処理を行なう。すなわち、TDMA処理部
16は、受信側では、モデム13から供給されるデータ
から所定タイミングで1スロット分のデータを取り出
し、このデータの中からユニークワード(同期信号)を
抽出してフレーム同期信号を生成し、かつ、制御データ
部および音声データ部のスクランブル等を解除して、こ
のスロットのフォーマットから構成データを取り出し、
制御データを制御部に送り、音声データをスピーチコー
ディック部17に転送する。送信側では、スピーチコー
ディク部17から転送されてくる音声データに制御デー
タを付加して送信データを作成し、スクランブル等を付
与した後にユニークワード等を付加して、1スロット分
の送信データを作成し、所定タイミングで、すなわちフ
レームの自己割り当てスロットに挿入してモデム13に
送出する。また、TDMA処理部16は、自営基地局
(親機)または無線通信端末、PHS端末(子機)が同
一の周波数で時間的に信号が重ならないように送信し、
相互に通信を行なうように処理するものである。各局は
フレーム内の割り当てられたタイムスロットに信号を送
出し、この信号が他の信号に衝突しないようにその時間
位置制御(バースト同期制御)を行なう。
【0020】次に、上述したスピーチコーディック部1
7は、デジタルデータの圧縮/伸張処理を行うものであ
り、受信側および送信側とで構成されている。受信側
は、TDMA処理部16から供給されるADPCM音声
信号(4ビット×8KHz=32Kbps)をPCM音
声信号(8ビット×8KHz=64Kbps)に復号化
することにより伸張して音声変換回路18に出力する。
送信側は、音声変換回路18から供給されるPCM音声
信号をADPCM音声信号に符号化することにより圧縮
してTDMA処理部16へ送出する。まが、該スピーチ
コーディック部17は、制御部23の制御に従って供給
される、後述するEEPROM27に記憶されている応
答メッセージMa1〜Manおよび録音メッセージR1〜
Rnや、後述するIDチップ28に記憶されている応答
メッセージMb1〜Mbn等を、PCM音声信号に復号化
し、音声変換回路18に出力する。
【0021】次に、音声変換回路18は、アナログ/デ
ジタル変換処理を行うものであり、受信部は、スピーチ
コーディック部17から供給されるPCM音声信号(上
記応答メッセージMa1〜Man、録音メッセージR1〜
Rn、および応答メッセージMb1〜Mbn等を含む)を
D/A変換によりアナログ音声信号へ変換し、スピーカ
20から発音させ、送信部は、マイク21から入力され
たアナログ音声信号をA/D変換によりPCM信号に変
換し、スピーチコーディック部17に送出する。スピー
カ20およびマイク21は、握り部分を介して結合して
一体化した送受器(ハンドセット)として構成される。
【0022】次に、キー入力部22は、相手先の電話番
号を入力するダイヤルキーや、オンフック/オフフック
を行うスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ
等から構成される。これらキーやスイッチの状態は制御
部23に供給される。次に、制御部23は、所定のプロ
グラムに従って装置全体を制御する。ROM24には上
記制御部23で実行されるプログラムや、種々のパラメ
ータ等が格納されている。また、RAM25には、上記
制御部23の制御に伴って生成されるデータが格納され
たり、ワーキングエリアとして用いられる。なお、RA
M25の記憶は、図示しない二次電池等からの電源によ
り保持されている。
【0023】次に、表示部26は、動作モードや、電話
番号、通話時間等の各種データ、サービス提供業者5か
らのサービス選択メニュー等を表示する液晶表示器や、
スイッチ等のオン/オフ等を示すLEDから構成されて
おり、上記制御部の制御の下、各種データを表示すると
ともに、タッチパネルとなっており、表示したアイコン
等が利用者もしくは図示しないタッチペンによって指示
(押下)されると、そのアイコンに割り当てられた機能
が実行されるようになっている。
【0024】EEPROM27には、公衆基地局、自営
基地局との間で通信するためのPS−IDおよびCS−
IDや、端末の所有者を識別するための加入者番号、子
機間直接通信を行うための端末番号およびシステム呼出
符号、留守番モードにおいて、着信した際に自動的に発
信先へ送信する応答メッセージ、留守録モードにおける
発信者からのメッセージや通話中の内容、音声メモから
なる録音メッセージ、および電話帳データ等が記憶され
ている。これらのデータは、本体に記憶されていること
から、当該PHS端末4を利用する複数の利用者で使用
される。ただし、これらのデータは、必ずしもEEPR
OM27内に記憶されなければならないものではない。
なお、上記応答メッセージおよび録音メッセージの詳細
については後述する。
【0025】次に、IDチップ28は、当該PHS端末
4に着脱可能であり、利用者個人にとって利用される通
信情報として、前述した本体のEEPROM27と同様
に、PS−IDおよびCS−ID、加入者番号、端末番
号、システム呼出符号、応答メッセージ、および電話帳
データ等が記憶されている。なお、これらのデータの詳
細については後述する。該IDチップ28は、利用者が
屋外に外出する際に携帯され、例えば、外出先等の他の
PHS端末に装着可能となっている。インターフェース
29は、上記IDチップ28とデータ授受するものであ
り、IDチップ28が装着されたことを検出する着脱検
出部を備えており、制御部23の制御に基づいて、ID
チップ28との間でデータ授受を行う。リンガ部30
は、着信等を知らせるリンガを鳴らす。
【0026】C.本体のEEPROMのデータ構成 次に、図3は、上述したPHS端末4本体のEEPOM
27に記憶されているデータ構成を示す概念図である。
図において、EEPROM27には、前述したように、
留守番モードにおいて、着信すると、自動的に発信先へ
送信する応答メッセージ(音声)Ma1〜Manが所定の
方式により圧縮され、対応する表示データ(メッセージ
名)とともに記憶されている。留守番モードにおいて
は、上記応答メッセージMa1〜Manもしくは後述する
IDチップ28に記憶されている応答メッセージ(音声
+表示データ)Mb1〜Mbnのいずれかが選択されて、
実際に用いられる応答メッセージとして設定される(留
守録モード動作時)。
【0027】また、EEPROM27には、留守番モー
ドにおいて、上記応答メッセージに対して発信先から返
ってきたメッセージや、通話中の内容、音声メモ等から
なる録音メッセージR1〜Rnが所定の方式により圧縮さ
れて記憶されている。これら録音メッセージR1〜Rnに
は、各々、録音した利用者のID1〜IDn(以下、録音
者IDという)と、その録音メッセージを聞かせてもよ
い利用者のID1〜IDn(以下、再生者IDという)と
が記憶されている。録音者ID1〜IDnは、例えば、利
用者個人と特定すべく、IDチップ28に対して付けら
れているIDである。また、再生者ID1〜IDnは、利
用者が録音機能を用いて何らかのメッセージを録音した
際に、該録音メッセージを他の利用者に聞かせるべく、
利用者(すなわち、録音者)により入力されるIDであ
る。
【0028】これは、利用者が自分用のIDチップ28
を当該PHS端末4に装着し、何らかのメッセージを録
音した後、一旦、IDチップ28を外し、次の利用者が
当該PHS端末4を使用するために、自分用のIDチッ
プ28を装着した際、装着されたIDチップ28のID
と、図3に示す録音者IDまたは再生者IDとが一致す
れば、その録音メッセージの利用(再生、表示、消去
等)を可能とし、一致しなければ、利用できないように
するためである(録音モード時)。
【0029】D.IDチップの構成 次に、図4は、上述したIDチップ28の構成を示すブ
ロック図である。図において、IDチップ28は、CP
U40、ROM41、RAM42、EEPROM43、
およびコネクタ44から構成されている。CPU40
は、PHS端末4との間で各種データを授受するための
通信制御を行う。ROM41には、上記CPU40によ
って実行されるプログラムが格納されている。また、R
AM42は、CPU40によるプログラム実行時におけ
るワークエリアとして用いられる。EEPROM43
は、図5に示すデータが格納される。図において、PS
−IDおよびCS−IDは、端末および自営基地局のI
Dである。加入者番号は、加入時に端末に付されるいわ
ゆる電話番号である。端末番号は、内線あるいは端末間
直接通信時に使用される相手端末番号あるいは自端末番
号である。システム呼出符号は、CS−IDの一部であ
り、端末間直接通信に上述した端末番号と共に使用され
る。ただし、これらのデータは、必ずしもEEPROM
43内に記憶されなければならないものではない。さら
に、応答メッセージは、留守番モードにおいて、着信す
ると、自動的に発信先へ送信する応答メッセージMb
1,Mb2,……,Mbnである。これら応答メッセージ
Mb1〜Mbnは、所定の方式により圧縮されて記憶され
ている。その他は、例えば、電話帳データ等である。
【0030】コネクタ44には、リセット信号、SIO
(Serial IO)信号、クロック信号、VCC、およびグ
ランド(接地)の信号それぞれの端子が引き出されてい
る。リセット信号は、IDチップ28内のCPU40を
リセットする信号である。SIO信号は、双方向のデー
タ信号であり、PHS端末4の制御部23との間でデー
タを授受する。クロック信号は、IDチップ28内のC
PU40へ供給される信号である。VCCは、電源供給
のための信号線である。PHS端末4とIDチップ28
との間での通信は、SIO端子による半二重非同期型シ
リアル転送によって行われる。PHS端末4は、IDチ
ップ28にID情報要求コマンドを発行することによ
り、IDチップ28のEEPROM43に記憶されてい
る通信情報(特に、留守録モード時における応答メッセ
ージMb1〜Mbn)の読み出し/書き込みを行う。
【0031】上述したIDチップ28に記憶されている
データは、前述した本体のEEPROM27に記憶され
た共用のデータに対して、個人が利用するものである。
すなわち、IDチップ28は、個人に所有され、利用可
能にあるPHS端末4に装着し、IDチップ28の情報
を用いることで、上記PHS端末を、あたかも自分のP
HS端末のように使用することができるわけである。特
に、本実施例では、前述したように、IDチップ28の
装着状態もしくは利用者の操作に応じて、前述した本体
のEEPROM27に記憶された応答メッセージMa1
〜Man、またはIDチップ28のEEPROM43に
記憶された応答メッセージMb1〜Mbnのどちらの応答
メッセージを用いるかを選択できるようになっている
(留守録モード時)。
【0032】E.実施例の動作 次に、上述した実施例によるPHS端末4の動作につい
て説明する。なお、以下では、PHS端末4の通話手順
については従来技術と同様であるので、説明を省略す
る。
【0033】E−1.留守録モードの第1動作例 図6は、本実施例によるPHS端末の留守録モードの第
1動作例を示すフローチャートである。図において、ス
テップS10で、利用者により、留守番モードの設定操
作が行われると、ステップS12で、IDチップ28が
装着されているか否かを判断する。そして、IDチップ
28が装着されていれば、ステップS12における判断
結果は「YES」となり、ステップS14へ進む。ステ
ップS14では、IDチップ28に記憶されている応答
メッセージMb1〜Mbnの表示データを読み込む。次
に、ステップS18において、読み込んだ応答メッセー
ジMb1〜Mbnの表示データを表示部26に表示し、ス
テップS20において、利用者に表示部26に表示され
ている応答メッセージMb1〜Mbnの中から利用する応
答メッセージを選択させる。次に、ステップS22にお
いて、応答メッセージが選択されたか否かを判断し、選
択されなければ、ステップS20,S22を繰り返し実
行する。一方、いずれかの応答メッセージ(例えば、応
答メッセージMb1)が選択されると、ステップS22
における判断結果は「YES」となり、ステップS24
へ進む。ステップS24では、選択された応答メッセー
ジMb1を、留守録モードにおいて、発信先へ送信する
応答メッセージに設定する。
【0034】一方、IDチップ28が装着されていなけ
れば、ステップS12における判断結果は「NO」とな
り、ステップS16へ進む。ステップS16では、本体
のEEPROM27に記憶されている応答メッセージM
a1〜Manの表示データを読み込む。以下、上述したよ
うに、ステップS18において、読み込んだ応答メッセ
ージMa1〜Manの表示データを表示部26に表示し、
ステップS20において、利用者に表示部26に表示さ
れている応答メッセージMa1〜Manの中から利用する
応答メッセージを選択させる。次に、ステップS22に
おいて、応答メッセージが選択されたか否かを判断し、
いずれかの応答メッセージ(例えば、応答メッセージM
a1)が選択されると、ステップS24において、選択
された応答メッセージMa1を、留守録モードにおい
て、発信先へ送信する応答メッセージに設定する。
【0035】このように、上述した留守録モードの第1
動作例では、着脱可能なIDチップ28(EEPROM
43)に応答メッセージを記憶する領域を設け、IDチ
ップ28が装着されている場合には、自動的に、該ID
チップ28の応答メッセージMb1〜Mbnを用いるよう
にしたので、IDチップ28の所有者は、いかなるPH
S端末でも、自分のIDチップ28を装着することによ
り、煩わしい操作なしに、自分用の応答メッセージMb
1〜Mbnを用いることができる。なお、上述した留守録
モードの第1動作例では、あくまで、IDチップ28が
装着された場合、該IDチップ28に記憶されている応
答メッセージMb1〜Mbnのいずれかを、留守録モード
の応答メッセージに用いることができるようにしたもの
であり、応答メッセージMa1〜Manを本体のEEPR
OM27に必ずしも記憶しておく必要はない。
【0036】E−2.留守録モードの第2動作例 図7は、本実施例によるPHS端末の留守録モードの第
2動作例を示すフローチャートである。図において、ス
テップS30で、利用者により、留守番モードの設定操
作が行われると、ステップS32で、利用者に、本体の
EEPROM27に記憶されている応答メッセージMa
1〜Manを用いるか、またはIDチップ28に記憶され
ている応答メッセージMb1〜Mbnを用いるかを選択さ
せる。次に、ステップS34で、IDチップ28側が選
択されたか否かを判断する。そして、IDチップ28側
が選択された場合には、ステップS34における判断結
果は「YES」となり、ステップS36へ進む。
【0037】ステップS36では、IDチップ28に記
憶されている応答メッセージMb1〜Mbnの表示データ
を読み込む。次に、ステップS40において、読み込ん
だ応答メッセージMb1〜Mbnの表示データを表示部2
6に表示し、ステップS42において、利用者に表示部
26に表示されている応答メッセージMb1〜Mbnの中
から利用する応答メッセージを選択させる。次に、ステ
ップS44において、応答メッセージが選択されたか否
かを判断し、選択されなければ、ステップS42,S4
4を繰り返し実行する。一方、いずれかの応答メッセー
ジ(例えば、応答メッセージMb1)が選択されると、
ステップS44における判断結果は「YES」となり、
ステップS46へ進む。ステップS46では、選択され
た応答メッセージMb1を、留守録モードにおいて、発
信先へ送信する応答メッセージに設定する。
【0038】一方、本体側が選択された場合には、ステ
ップS34における判断結果は「NO」となり、ステッ
プS38へ進む。ステップS38では、本体のEEPR
OM27に記憶されている応答メッセージMa1〜Man
の表示データを読み込む。以下、上述したように、ステ
ップS40において、読み込んだ応答メッセージMa1
〜Manの表示データを表示部26に表示し、ステップ
S42において、利用者に表示部26に表示されている
応答メッセージMa1〜Manの中から利用する応答メッ
セージを選択させる。次に、ステップS44において、
応答メッセージが選択されたか否かを判断し、いずれか
の応答メッセージ(例えば、応答メッセージMa1)が
選択されると、ステップS46において、選択された応
答メッセージMa1を、留守録モードにおいて、発信先
へ送信する応答メッセージに設定する。
【0039】このように、上述した留守録モードの第2
動作例では、本体のEEPROM27と着脱可能なID
チップ28とに応答メッセージMa1〜Man,Mb1〜
Mbnを記憶する領域を設け、複数の応答メッセージM
a1〜Man,Mb1〜Mbnの中から任意に選択できるよ
うにしたので、IDチップ28の所有者は、いかなるP
HS端末でも、共用されている応答メッセージMa1〜
Man、もしくは自分用の応答メッセージMb1〜Mbn
のいずれでも自由に用いることができる。
【0040】E−3.録音モード 次に、本実施例よるPHS端末4において、録音モード
によって、応答メッセージに対して発信先から返ってき
たメッセージや、通話中の内容、音声メモ等を、録音メ
ッセージとして、本体のEEPROM27に録音した後
(録音機能)、IDチップ28を取り外そうとした際の
動作について説明する。ここで、図8および図9は、本
実施例によるPHS端末の録音モードの動作例を示すフ
ローチャートである。なお、利用者は、図8に示すフロ
ーチャートが実行されるのに先立って、上述した録音メ
ッセージを、本体のEEPROM27に録音したものと
する。
【0041】(1)IDチップを取り外す際の処理 まず、図8において、ステップS60で、利用者が録音
機能を使用したか否かを判断する。そして、録音機能を
使用していなければ、ステップS60における判断結果
は「NO」となり、当該処理を終了して、他の処理を行
う。一方、録音機能が使用されると、ステップS60に
おける判断結果は「YES」となり、ステップS62へ
進む。ステップS62では、録音した録音メッセージの
録音者IDに、装着されたIDチップ28に付けられて
いるIDを記憶する。次に、ステップS64において、
利用者がIDチップ28を取り外そうとしているか否か
を判断する。そして、IDチップ28が取り外そうとし
ていなければ、ステップS64における判断結果は「N
O」となり、当該処理を終了して、他の処理を行う。
【0042】一方、利用者がIDチップ28を取り外そ
うとしている場合には、ステップS66へ進み、警告音
を出力する。警告音は、リンガー30により発音され
る。利用者は、上記警告音により取り外してはいけない
ことが分る。次に、ステップS68において、表示部2
6に、例えば、「録音消去OK?」というような、録音
メッセージを消去してもよいかどうかを利用者に確認す
るメッセージを表示する。次に、ステップS70におい
て、録音メッセージを消去する指示であるか否かを判断
する。ここで、利用者が録音メッセージの消去を指示し
た場合には、ステップS70における判断結果は「YE
S」となり、ステップS72に進み、録音メッセージを
消去し、録音デバイスを初期化する。次に、図9に示す
ステップS86において、IDチップ28を取り外して
もよいことを利用者に通知するメッセージを表示部26
に表示した後、当該処理を終了し、他の処理を行う。し
たがって、この場合、当該利用者が本体のEEPROM
27に録音(記憶)した録音メッセージは消去される。
【0043】一方、利用者が録音メッセージの保持を指
示した場合には、ステップS70における判断結果は
「NO」となり、ステップS74に進む。ステップS7
4では、表示部に、例えば、「他の端末利用者に聞かせ
る内容ですか?」というような、録音メッセージを他の
利用者に聞かせるかどうかを利用者に確認するメッセー
ジを表示する。次に、ステップ76において、録音メッ
セージを他の利用者に聞かせる指示か否かを判断する。
ここで、利用者が聞かせないと指示した場合には、ステ
ップS76における判断結果は「NO」となり、当該処
理を終了し、他の処理を行う。したがって、この場合、
録音メッセージには、録音者IDのみが付けられる。
【0044】一方、利用者が他の利用者に聞かせると指
示した場合には、ステップS76における判断結果は
「YES」となり、図9に示すステップS78へ進み、
聞かせたい利用者のIDを入力させる。ここで、利用者
は、特定の利用者に録音メッセージを聞かせたい場合に
は、そのIDを入力し、特定の利用者に限定せず、不特
定多数の利用者に録音メッセージを聞かせたい場合に
は、予め定められた特殊コード(あるいはキー入力部2
2の特定のキー)を入力する。次に、ステップS80に
おいて、入力されたIDが特定のIDであるか否かを判
断し、特定のIDが入力された場合には、ステップS8
0における判断結果は「YES」となり、ステップS8
2へ進む。ステップS82では、録音メッセージに対し
て、図3に示す再生者IDとして、入力されたIDを記
憶する。次に、前述したように、ステップS86におい
て、IDチップ28を取り外してもよいことを利用者に
通知するメッセージを表示部26に表示した後、当該処
理を終了し、他の処理を行う。したがって、この場合、
録音メッセージには、録音者IDと、その録音メッセー
ジを再生可能な利用者を示す再生者IDとが付けられ
る。
【0045】一方、特殊コードが入力された場合には、
ステップS80における判断結果は「NO」となり、ス
テップS84へ進み、録音メッセージに対して、図3に
示す再生者IDとして、特殊コードを記憶する。次に、
前述したように、ステップS86において、IDチップ
28を取り外してもよいことを利用者に通知するメッセ
ージを表示部26に表示した後、当該処理を終了し、他
の処理を行う。したがって、この場合、録音メッセージ
には、録音者IDと、その録音メッセージが不特定の利
用者に再生可能であることを示す特殊コードとが付けら
れる。
【0046】(2)IDチップを装着する際の処理 次に、利用者がIDチップ28をPHS端末4に装着し
た際の動作について説明する。ここで、図10は、本実
施例によるPHS端末において、IDチップが装着され
た際の動作例を示すフローチャートである。まず、図1
0に示すステップS90において、IDチップ28が装
着されたか否かを判断し、IDチップ28が装着されな
ければ、そのまま当該処理を終了し、他の処理を実行す
る。一方、IDチップ28が装着されると、ステップS
90における判断結果は「YES」となり、ステップS
92に進む。ステップS92では、IDチップ28の利
用者(所持者)を特定するIDと、図3に示す録音メッ
セージR1〜Rnの録音者ID1〜IDnとを比較する。
【0047】次に、ステップS94において、同一ID
であるか否かを判断する。そして、同一IDでなけれ
ば、録音した利用者と、現在、IDチップ28を装着し
た利用者が異なる人物であると判断し、ステップS96
に進む。ステップS96では、IDチップ28のID
と、図3に示す録音メッセージR1〜Rnの再生者ID1
〜IDnとを比較する。次に、ステップS98におい
て、同一IDであるか、または再生者ID1〜IDnが特
殊コードであるか否かを判断する。そして、IDチップ
28のIDと、録音メッセージR1〜Rnの再生者ID1
〜IDnとが不一致、もしくは特殊コードでなければ、
ステップS98における判断結果は「NO」となり、ス
テップS100に進む。ステップS100では、本体の
EEPROM27に記憶されている録音メッセージR1
〜Rnを再生不可とし、当該処理を終了し、他の処理を
行う。なお、録音メッセージの記憶領域が満了している
場合には、上書き可能としてもよい。したがって、録音
メッセージの録音者IDと、現在、IDチップ28を装
着した利用者のIDとが異なり、かつ、録音メッセージ
の再生者IDと、現在の利用者のIDとが異なるか、さ
らに、特殊コードでもない場合には、録音メッセージを
再生することはできない。
【0048】一方、IDチップ28のIDと、図3に示
す録音メッセージR1〜Rnの再生者ID1〜IDnとを比
較した結果、同一IDか、または特殊コードであった場
合には、その録音メッセージを聞かせてもよい利用者で
あると判断する。すなわち、録音メッセージを録音した
利用者と、現在、IDチップ28を装着した利用者が異
なるものの、現在の利用者がその録音メッセージを聞か
せたい利用者であるか、あるいは録音メッセージが不特
定の利用者に聞かせたい録音メッセージであると判断
し、ステップS102に進む。ステップS102では、
再生可能な録音済みの録音メッセージの件数を表示部2
6に表示する。次に、ステップS104において、利用
者から録音メッセージの再生が指示されたか否かを判断
し、再生が指示された場合には、ステップS106に進
み、録音メッセージを再生する。一方、再生が指示され
ない場合には、そのまま当該処理を終了し、他の処理を
行う。したがって、録音メッセージの録音者IDと、現
在、IDチップ28を装着した利用者のIDとが異なる
ものの、録音メッセージの再生者IDと、現在の利用者
のIDとが一致するか、あるいは、特殊コードである場
合には、録音メッセージを再生することが可能となる。
【0049】一方、IDチップ28が装着された時点
で、IDチップ28のIDと、録音メッセージに対して
付けられた録音者IDとが一致した場合には、録音した
利用者と、現在、IDチップ28を装着した利用者が同
一人物であると判断し、前述したステップS102へ進
む。ステップS102では、再生可能な録音済みの録音
メッセージの件数を表示部26に表示し、次いで、ステ
ップS104において、利用者から録音メッセージの再
生が指示されたか否かを判断する。そして、再生が指示
された場合には、ステップS106に進み、録音メッセ
ージを再生する一方、再生が指示されない場合には、そ
のまま当該処理を終了し、他の処理を行う。したがっ
て、録音メッセージの録音者IDと、現在、IDチップ
28を装着した利用者のIDとが一致すれば、無条件
で、録音メッセージを再生することが可能となる。
【0050】このように、上述した録音モードの動作例
では、録音メッセージを録音した後、IDチップ28を
取り外そうとすると、すなわち、利用者が変ろうとする
と、録音メッセージの処理方法(保存、消去)を利用者
に設定させるとともに、保存しておく場合には、録音し
た利用者のIDを録音者IDとして保持し、他の利用者
に聞かせたい場合には、その利用者のIDを保持するよ
うにしたので、他の利用者に聞かれては困る録音メッセ
ージが漏洩することがなく、また、設定によっては他の
利用者に対する伝言として録音メッセージを残すことが
でき、さらに、録音メッセージの記憶領域を効率的に使
用することができるので、録音機能(録音時間、録音件
数等)の制限を低減することができる。なお、上述した
録音モードにおいて、IDチップ28が取り外されよう
とした際に、警告音が発せられることにより設定が要求
されたにも拘らず、録音した利用者が何も設定しない場
合には、タイマによって自動的に録音メッセージを消去
するようにしてもよい。また、上述した実施例では、本
発明を無線通信システムに適用したが、有線通信システ
ムにも適用できることはもちろんである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果が得られる。 (1)着脱可能な記憶媒体に音声データを記憶する領域を
設け、個人で使用する音声データを該記憶媒体に記憶す
るようにしたので、本体の録音領域を圧迫することな
く、録音領域を効率的に使用できる。 (2)また、録音領域を効率的に使用できるので、録音機
能(例えば、録音時間、録音件数)の制約を低減でき
る。 (3)また、記憶媒体の所有者は、いかなる通信端末にお
いても、自分用の記憶媒体を装着することにより、煩わ
しい操作なしに、自分用の音声データを用いることがで
きる。 (4)本体の記憶装置と着脱可能な記憶媒体との双方に音
声データを記憶する領域を設け、どちらの音声データで
も選択して再生できるようにしたので、利用者は、いか
なる通信端末においても、複数の利用者に利用可能な共
用されている音声データでも、自分用の音声データで
も、容易な操作で自由に用いることができる。 (5)入力される音声データを記憶装置に記憶する際、記
憶媒体に付けられた識別符号とともに記憶しておき、新
たに記憶媒体が装着されると、該記憶媒体の識別符号と
音声データに付けられた識別符号とを比較し、双方が一
致した場合にのみ、上記音声データを再生可能とするよ
うにしたので、音声データの漏洩を防止することができ
る。 (6)また、記憶媒体が取り外される際に、他の利用者が
音声データを再生可能であるか否かを設定できるように
したので、他の利用者に対する伝言として音声データを
残すことができる。 (7)さらに、記憶媒体が取り外される際に、利用者に既
に記憶された音声データを消去するか保存するかの指示
入力を促し、消去する指示の場合には、記憶装置に記憶
されている音声データを消去するようにしたので、記憶
装置を効率的に使用することができ、録音機能(録音時
間、録音件数等)の制限を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるPHS端末等の無線通
信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例によるPHS端末の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本実施例によるPHS端末本体のEEPOMに
記憶されているデータ構成を示す概念図である。
【図4】本実施例によるIDチップの構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本実施例によるIDチップ内のEEPROMの
データ構成を示す概念図である。
【図6】本実施例によるPHS端末の留守録モードの第
1動作例を示すフローチャートである。
【図7】本実施例によるPHS端末の留守録モードの第
2動作例を示すフローチャートである。
【図8】本実施例によるPHS端末の録音モードの動作
例を示すフローチャートである。
【図9】本実施例によるPHS端末の録音モードの動作
例を示すフローチャートである。
【図10】本実施例によるPHS端末において、IDチ
ップが装着された際の動作例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 通信回線網 2 自営基地局 3 公衆基地局 4 PHS端末(通信装置) 5 網管理局 ANT アンテナ 10 送受信部 11 受信部 12 送信部 13 モデム部 14 アンテナスイッチ 15 PLLシンサイザ 16 TDMA処理部 17 スピーチコーディック部(再生手段) 18 音声変換回路(再生手段) 20 スピーカ(再生手段) 21 マイク 22 キー入力部 23 制御部(再生手段、選択手段、比較手段、設定手
段、消去手段) 24 ROM 25 RAM 26 表示部 27 EEPROM(記憶装置) 28 IDチップ(記憶媒体) 29 インターフェース(検出手段) 30 リンガー 40 CPU 41 ROM 42 RAM 43 EEPROM 44 コネクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線網に接続され、他の端末と情報
    を授受する端末であって、音声データを録音して記憶す
    る録音機能を有する通信装置において、 音声データが記憶される録音記憶領域を有し、利用者毎
    に所有される着脱可能な記憶媒体と、 前記記憶媒体が装着されている場合には、該記憶媒体に
    記憶された音声データを選択的に再生する再生手段とを
    具備することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶媒体が本体に装着されたことを
    検出する検出手段を備え、前記再生手段は、該検出手段
    によって前記記憶媒体が検出されると、選択的に前記記
    憶媒体に記憶された音声データを再生することを特徴と
    する請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記音声データは、本体の記憶装置にも
    記憶され、前記記憶媒体と前記記憶装置のどちらの音声
    データを再生するかを選択する選択手段を備えることを
    特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記音声データは、留守録機能におい
    て、着信すると、発信先へ自動的に送信する応答メッセ
    ージであることを特徴とする請求項1ないし3記載の通
    信装置。
  5. 【請求項5】 通信回線網に接続され、他の端末と情報
    を授受する端末であって、音声データを録音して記憶す
    る録音機能を有する通信装置において、 利用者を識別するための識別符号が付けられ、利用者毎
    に所有される個人用の通信情報が記憶された着脱可能な
    記憶媒体と、 入力される音声データを前記記憶媒体に付けられた識別
    符号とともに記憶する記憶装置と、 前記記憶媒体が取り外された後、新たに記憶媒体が装着
    されると、該記憶媒体の識別符号と、前記記憶装置に記
    憶された音声データに付けられた識別符号とを比較する
    比較手段と、 前記比較手段による比較の結果、双方の識別符号が一致
    した場合には、前記記憶装置に記憶された音声データを
    再生する再生手段とを具備することを特徴とする通信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記記憶媒体が取り外される際に、他の
    利用者が前記記憶装置に記憶された音声データを再生可
    能であるか否かを設定する設定手段を備え、前記再生手
    段は、前記設定手段によって再生可能に設定された場合
    には、前記比較手段による比較の結果、双方の識別符号
    が一致しなくても前記記憶装置に記憶された音声データ
    を再生することを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶媒体が取り外される際に、利用
    者に既に記憶された音声データを消去するか保存するか
    の指示入力を促し、消去する指示の場合には、前記記憶
    装置に記憶された音声データを消去する消去手段を備え
    ることを特徴とする請求項5または6に記載の通信装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7848780B2 (en) 2003-12-17 2010-12-07 Ntt Docomo, Inc. Communication device for controlling the use of content

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