JPH09233065A - 暗号化装置及び暗号化方法 - Google Patents

暗号化装置及び暗号化方法

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JPH09233065A
JPH09233065A JP8060323A JP6032396A JPH09233065A JP H09233065 A JPH09233065 A JP H09233065A JP 8060323 A JP8060323 A JP 8060323A JP 6032396 A JP6032396 A JP 6032396A JP H09233065 A JPH09233065 A JP H09233065A
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JP8060323A
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Masahiko Enari
正彦 江成
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗号化処理の不具合を暗号化側で検出する。 【解決手段】 平文データを暗号化して暗号文データを
出力する暗号化部2と、暗号化部2から出力された暗号
文データを解読して解読文データを出力する解読化部3
と、前記平文データを入力して、暗号化部2と解読化部
3の処理時間に応じて遅延させて出力する遅延部4と、
遅延部4から出力される平文データと、前記解読文デー
タを比較して、比較結果として一致、又は不一致信号を
出力する比較器5を備えて暗号化装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平文を暗号化する
暗号化方法および装置、および暗号文を解読化する解読
化方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信や記録等における情報を秘匿するた
めに、情報を暗号化することが従来から知られている。
この暗号化では、情報を意味のわからない情報になるよ
う暗号化し、暗号化された情報を送信したり、記録媒体
等に記録する。そして、暗号化された情報を受けて、解
読化することにより、元の情報を得るようにする。この
ような暗号化・解読化には、大きく分けて秘密鍵暗号方
式(慣用鍵暗号方式)と、公開鍵暗号方式とがある。秘
密鍵暗号方式は、暗号化と解読化とに同じ鍵を利用して
おり、暗号化側と解読化側とで同じ鍵を秘密に持つ方式
である。一方、公開鍵暗号方式は、暗号化側と解読化側
とで異なる鍵を使用し、暗号化側の鍵は公開するが、解
読化側の鍵は公開しない方式である。
【0003】このような暗号化・解読化方式の慣用鍵暗
号方式の一つとして、米国における標準方式であるDE
S(Data Encryption Standard)方式の暗号アルゴリズ
ムが知られている。このDES方式は、暗号アルゴリズ
ムを公開し、暗号鍵だけで暗号強度を保っている。暗号
アルゴリズムを公開するのは、公開しても暗号鍵がなけ
れば、解読するための演算が膨大な量となり、高速な演
算装置を使用しても数100年ないし数1000年以上
かかると予想されているからである。ところで、暗号化
は基本的には文字の順序を入れ替える転置と、一定の規
則にしたがってある文字を別の文字に置き換える換字と
を組み合わせて実施している。そして、どのような順序
で文字を入れ替えるか、どの文字とどの文字とを置き換
えるかを示すのが暗号アルゴリズムと暗号鍵となる。
【0004】ところで、暗号アルゴリズムにはDESに
限らず多種・多様なものがあり、より安全性・高速性に
優れた方式が開発されている。この一例として、米国特
許第4,982,429号明細書、米国特許第5,10
3,479号明細書、および特開平1−276189号
公報等に記載されている暗号方式(MULTI2方式)が知ら
れている。また、国際標準化機構(ISO)においても
ISO9979/0009として登録された暗号化方式
や、ISO/IEC10116として登録された暗号化
利用モードがある。
【0005】上記MULTI2方式の暗号化方式においては、
入力データサイズが64ビット、出力データサイズが6
4ビットであり、暗号化を行うための256ビットサイ
ズのワーク鍵を、256ビットサイズのシステム鍵と、
64ビットサイズのデータ鍵から生成している。また、
暗号化段数は正の整数段とされている。このMULTI2方式
における暗号化アルゴリズムの概略構成を図6に示す。
MULTI2方式は、図6に示すように64ビットのデータ鍵
Ksに256ビットのシステム鍵Jを用いて暗号アルゴ
リズムを実行することにより、256ビットのワーク鍵
Kwを生成する。これを鍵スケジュール処理といい、こ
の鍵スケジュール処理は暗号アルゴリズム実行手段Cに
より実行される。生成されたワーク鍵Kwは、暗号アル
ゴリズム実行手段Fに供給されて入力された64ビット
ブロックの平文が暗号化される。なお、暗号アルゴリズ
ム実行手段Cと暗号アルゴリズム実行手段Fとで実行さ
れる暗号アルゴリズムは、同一の暗号アルゴリズムとす
ることができる。
【0006】このような暗号化がMULTI2方式の基本的な
暗号化アルゴリズムであるが、これでは予め文字、ある
いは単語が出現する頻度の分布を統計処理しておき、入
手した暗号化文の文字列パターンの頻度分布とのマッチ
ングを取ることにより、平文が推定(解読)されてしま
うおそれがある。そこで、暗号化された64ビットの暗
号ブロックと、次に入力される64ビットの入力データ
との排他的論理和を演算して暗号文を作成する手法があ
る。この手法を行って暗号化するモードをCBC(Ciph
er Block Chaining)モードとよんでいる。なお、前記し
た暗号アルゴリズム実行手段Fにおいては、このような
CBCモードの暗号アルゴリズムが実行されている。
【0007】また、例えばパケット通信のように通信を
行うデータの単位が予め決められている通信方式がある
が、64ビットを1ブロックとするようなブロック暗号
化方式では、1ブロックのビット数で割り切れないデー
タ単位が入力された場合に、1ブロックに満たない端数
データがでることになる。そこで、その端数処理をOF
B(Output Feedback )モードで処理するようにしてい
る。すなわち、データに端数部分がある場合は、データ
の端数部分が暗号アルゴリズム実行手段Gに供給され、
ワーク鍵Kwを用いて生成された乱数を使用して暗号化
するようにしたOFBモードとされる。これにより、6
4ビットを1ブロックとした時に64ビットに満たない
データの暗号文を得ることができるようになる。なお、
CBCモードおよびOFBモードは暗号化利用モードと
呼ばれる。
【0008】また、MULTI2方式における解読化アルゴリ
ズムの概略構成を図7に示す。図7に示すように、64
ビットのデータ鍵Ksに256ビットのシステム鍵Jを
用いて暗号アルゴリズムを実行することにより256ビ
ットのワーク鍵Kwを生成する。このワーク鍵の生成
は、暗号化側と同一の暗号アルゴリズムの鍵スケジュー
ル処理により行われる。この暗号アルゴリズムは暗号ア
ルゴリズム実行手段cにより実行される。生成されたワ
ーク鍵Kwは、解読アルゴリズム実行手段fに供給され
て入力された64ビットの暗号文が解読化される。
【0009】この解読アルゴリズムでは、暗号アルゴリ
ズム実行手段Fの暗号アルゴリズムにおける、換字と転
置のアルゴリズムが逆の順序のアルゴリズムで行われる
ことになる。なお、OFBモードで暗号化されている暗
号文は、暗号アルゴリズム実行手段gに供給され、ワー
ク鍵Kwを用いて生成された乱数を使用することにより
解読化される。これにより、1ブロック64ビットの暗
号文を解読化して64ビットブロックの平文を得ること
ができる。また、解読アルゴリズム実行手段fはCBC
モードの解読アルゴリズムを実行するようにされてい
る。
【0010】ここで、暗号化利用モードの説明を図8を
参照しながら行うが、図8(a)にCBCモードの暗号
化・解読化の概略構成を示し、図8(b)にOFBモー
ドの暗号化・解読化の概略構成を示している。CBCモ
ードでは、図8(a)に示すようにi番目の平文ブロッ
クM(i) が、排他的論理和回路101に入力され、レジ
スタ(REG)103により遅延されてフィードバック
された1ブロック前の暗号文ブロックC(i-1) との排他
的論理和が演算される。演算されたデータは暗号アルゴ
リズム実行手段102において、データ鍵Ksに基づい
て生成されたワーク鍵により暗号化される。この暗号化
されたi番目の暗号文ブロックC(i) は、 C(i) =EKs(M(i) .EOR.C(i-1) ) と表せる。ただし、EKs(m)はmをKsで暗号化す
ることを意味しており、EORは排他的論理和の演算を
行うことを示している。
【0011】そして、この暗号文ブロックC(i) は送信
され、受信側において受信されることになる。受信され
た暗号文ブロックC(i) は、解読アルゴリズム実行手段
111においてデータ鍵Ksに基づいて生成されたワー
ク鍵を用いて解読され、排他的論和回路113に供給さ
れる。この排他的論理和回路113にはレジスタ(RE
G)112において遅延された、1ブロック前の暗号文
ブロックC(i-1) が入力されて、両者の排他的論和が演
算される。この時、送信側と受信側のデータ鍵Ksは等
しく、これにより、排他的論理和回路113からi番目
の平文ブロックM(i) が解読される。i番目の平文ブロ
ックM(i) は次のように表せる。 M(i) =DKs(C(i) .EOR.C(i-1) ) ただし、DKs(c)はKsでcを解読化することを示
している。
【0012】また、OFBモード時では、i番目の平文
ブロックM(i) は排他的論理和回路105に供給され
る。この排他的論理和回路105には、データ鍵Ksに
基づいて生成されたワーク鍵により乱数化された暗号ア
ルゴリズム実行手段104の出力が供給されている。な
お、暗号アルゴリズム実行手段104の出力は、レジス
タ103により1ブロック遅延されて暗号アルゴリズム
実行手段104に戻されている。これにより、排他的論
理和回路105からは乱数により暗号化された暗号文ブ
ロックC(i) が出力される。
【0013】そして、この暗号文ブロックC(i) は送信
され、受信側において受信されることになる。受信され
た暗号文ブロックC(i) は、排他的論和回路114に供
給される。この排他的論和回路114には、暗号アルゴ
リズム実行手段115においてデータ鍵Ksに基づいて
生成されたワーク鍵を用いて乱数化された出力が供給さ
れている。この暗号アルゴリズム実行手段115の出力
は、レジスタ(REG)112において1ブロック遅延
されて暗号アルゴリズム実行手段115に戻されてい
る。この場合、排他的論理和回路114に供給される乱
数は、排他的論理和回路105に供給される乱数と等し
く、これにより、排他的論理和回路114から解読され
たi番目の平文ブロックM(i) が得られる。
【0014】以上説明した暗号化利用モードを有する暗
号化・解読化方式の概略構成を図9に示す。この図にお
いて、送信側にはデータを暗号化するスクランブラ10
0が備えられており、スクランブラ100により入力デ
ータがスクランブル、すなわち暗号化されて送信されて
いる。このスクランブルされた送信データは、空間等の
伝送路を伝播されて受信側で受信される。受信側には、
デスクランブラ110が備えられており、このデスクラ
ンブラ110によりスクランブルされた送信データがデ
スクランブル、すなわち解読化されて、元のデータに戻
されて出力されるようになる。
【0015】スクランブラ100は、入力された入力デ
ータ(平文)を暗号化する暗号アルゴリズム実行手段で
あるEncryptor 102と、レジスタ103と、排他的論
理和回路(EX−OR)101からなるCBCモード暗
号化部と、暗号アルゴリズム実行手段であるEncryptor
104と、排他的論理和回路(EX−OR)105から
なるOFBモード暗号化部から構成されている。なお、
データ鍵とシステム鍵からワーク鍵を生成するEncrypto
r 106もスクランブラ100内に備えられている。生
成されたワーク鍵はEncryptor 102,104に供給さ
れる。ところで、Encryptor 102、Encryptor 10
4、Encryptor 106は同一の暗号アルゴリズムとする
ことができるので、1つのEncryptor により3つのEncr
yptor を兼用することができる。CBCモード暗号化部
およびOFBモード暗号化部の動作は前述したとおりで
あるので、ここでは省略する。
【0016】また、受信側に備えられたデスクランブラ
110は、入力された受信データ(暗号文)を解読化す
る解読アルゴリズム実行手段であるDecryptor 111
と、レジスタ112と、排他的論理和回路(EX−O
R)113からなるCBCモード解読化部と、暗号アル
ゴリズム実行手段であるEncryptor 115と、排他的論
理和回路(EX−OR)114からなるOFBモード解
読化部から構成されている。なお、データ鍵とシステム
鍵からワーク鍵を生成するEncryptor 116もデスクラ
ンブラ110内に備えられている。生成されたワーク鍵
はDecryptor 111と、Encryptor 115に供給され
る。なお、Encryptor 115、Encryptor 116は同一
の暗号アルゴリズムとすることができるので、1つのEn
cryptor により2つのEncryptor を兼用することができ
る。また、CBCモード解読化部およびOFBモード解
読化部の動作は前述したとおりであるので、ここでは省
略する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示し
たスクランブラ/デスクランブラにおいては、送信側で
暗号処理を施した送信データをそのまま受信側に送信し
ているので、例えば放送システム等に用いた場合、スク
ランブラに不具合が生じて送信データの一部又は全部が
破壊されると、例えば各家庭などに配置されている受信
装置で送信データ(受信データ)を解読することができ
ないという問題が生じる恐れがある。これは、暗号化装
置のアルゴリズムの秘匿性が高い程、小さな箇所の不具
合が送信データ全体に影響を及ぼす寄与度合が大きいた
めである。また、例えばMPEG(Motion Picture Exp
erts Group)等のような高圧縮の符号化方式で符号化さ
れたデータを伝送する場合には、誤データの伝播が続く
ことになってしまう。
【0018】そこで、本発明は誤りの無い暗号処理を施
すことができる暗号化装置及び方法を提供することを目
的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、平文データを入力
して、所定の暗号アルゴリズムの暗号処理を施すことに
より暗号文データを出力する暗号化装置において、前記
平文データを暗号化して暗号文データを出力する暗号化
手段と、前記暗号化手段から出力された暗号文データに
所定の解読アルゴリズムの解読処理を施して解読文デー
タを出力する解読化手段と、前記暗号化手段と解読化手
段の処理時間に応じて前記平文データを遅延させて出力
する遅延手段と、前記遅延手段から出力される平文デー
タと、前記解読化手段で解読されて出力される前記解読
文データを比較する比較手段を備えて暗号化装置を構成
する。
【0020】また、暗号化方法としては、前記平文デー
タを暗号化して暗号文データを生成するとともに、前記
暗号文データを所定の解読アルゴリズムで解読化して解
読文データを生成し、前記暗号化及び解読化の処理時間
に応じて遅延された前記平文データと前記解読文データ
を比較し、その結果に応じて暗号処理の制御を行うよう
にする。
【0021】本発明によれば、暗号化装置に不具合が生
じて正しい暗号化を行うことができなくなった場合に、
入力される平文データと一端暗号化された後に解読され
た平文データを比較することにより、この誤りを暗号化
装置側で検出することができる。したがって、破壊され
たデータを送信することを防止することができるように
なる。また、暗号文が正しく暗号処理されていないと検
出された場合は、これに応じて予め用意されている予備
装置に切替えることができるので、誤った送信データが
伝送され続けることを防止することができるようにな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。図1は本実施形態の暗号化装置の構成概要を示すブ
ロック図である。一点鎖線で囲まれている暗号化装置
(スクランブラ)1は、通常のデータ(例えば文字、画
像等)である64ビットブロックの平文データを入力し
て、所定の暗号アルゴリズムで暗号化た暗号文データを
出力するように構成されている。この暗号化装置1は例
えば暗号化部2、遅延部3、解読化部4、比較器5等に
よって構成されている。
【0023】暗号化部1は入力端子t1から入力された
平文データを所定の暗号アルゴリズムによって暗号化し
て、暗号文データとして出力端子t2から出力する。ま
た、ここで暗号化された暗号文データは解読化部3にも
供給される。暗号化部1は先程図9で説明した送信側と
同様の処理を行うように構成されている。すなわち、6
4ビットのデータ鍵に256ビットのシステム鍵を用い
て暗号アルゴリズムを実行することにより256ビット
のワーク鍵を生成し、このワーク鍵を用いて平文データ
を暗号化する(CBCモード)。また、データに端数部
分がある場合は、データの端数部分が暗号アルゴリズム
実行手段Gに供給され、ワーク鍵Kwを用いて生成され
た乱数を使用して暗号化する(OFBモード)。
【0024】解読化部3は暗号化部1で暗号化された暗
号文を解読して比較器5に供給するように構成されてい
る。ここでは暗号化部1と同様に、64ビットのデータ
鍵に256ビットのシステム鍵を用いて暗号アルゴリズ
ムを実行することにより256ビットのワーク鍵を生成
し、このワーク鍵を用いて暗号データを解読化する(C
BCモード)。また、OFBモードの場合は、暗号アル
ゴリズム実行手段gに供給され、ワーク鍵を用いて生成
された乱数を使用して解読化する。
【0025】遅延部4は入力端子t1から入力された平
文データを、後述するように所定のタイミングだけ遅ら
せて、比較器5に出力するように構成されている。そし
て比較器5においては、解読化部3で解読された解読文
データと、入力端子t1から入力された平文データを比
較し、平文データと解読文データが一致しているか否か
の判別信号を出力する。この判別信号は、以下、図2、
図3で説明するように、例えば暗号化装置1の動作を制
御する制御部や、また送信側のシステムを統轄して制御
している制御部等に供給される。したがって、平文デー
タと解読文データが例えば不一致である場合は暗号化装
置1に不具合が生じたと見なし、予め用意されている予
備装置等に切替えて暗号化処理を行ない送信を続けるこ
とができるようになる。
【0026】なお、本実施形態で用いる平文データ及び
暗号文データの構造については例えばMPEGのトラン
スポートストリーム(Trans Port Stream ・・・以下単
にTSという)とされる。このTSは188バイトのパ
ケット構造とされ、通常4バイトのヘッダの後に184
バイトのペイロードが続いている。また、伝送エラーに
対してエラー訂正の為のパリティーを付加することから
16バイトのダミー期間が設けられ、ヘッダ、ペイロー
ド、ダミーの繰り返しのストリームとなっている。
【0027】このTSのヘッダには、そのパケットがビ
デオデータで構成されているのか、オーディオデータで
構成されているのか、あるいは他のデータ列で構成され
ているのかを示すPID(Packet Identification )情
報や、暗号化されているのか否かを示すTSC(Transp
ort Scrambling Control)情報等の、パケットの属性情
報が含まれている。
【0028】図2は暗号化装置1の一構成例を詳細に説
明する図である。暗号化部2はデータ鍵、システム鍵が
書き込まれる鍵テーブル2a、及び図9の送信側に示し
た暗号化アルゴリズムを有して形成されている暗号化L
SI2bによって構成されている。鍵テーブル2aに
は、制御部6からアドレス及び鍵データ等が供給され、
256ビットのシステム鍵、CBCモード及びOFBモ
ードにおけるレジスタの初期値(64ビット)、及び全
てのPIDに相当するデータ鍵(64ビット×PID
数)が設定される。
【0029】暗号化LSI2bには入力端子t1から平
文データが入力され、TSのヘッダに含まれてる13ビ
ットのPIDを検出して、このPIDに対応している6
4ビットのデータ鍵が鍵テーブル2aから読み出される
ことになる。また、システム鍵に関しては例えば電源投
入時に実行される初期処理時に図示されていない経路に
よって制御部6から暗号化LSI2bに供給されてい
る。なお、通常暗号化側では、全てのPIDに相当する
データ鍵をテーブルとして持っている。
【0030】解読化部3は暗号化部2と同様にデータ
鍵、システム鍵が書き込まれる鍵テーブル3a及び、図
9の受信側に示した解読化アルゴリズムを有して形成さ
れている解読化LSI3bによって構成されている。鍵
テーブル3aに対しても、鍵テーブル2aと同様に制御
部6からアドレス及び鍵データ等が供給され、256ビ
ットのシステム鍵、CBCモード及びOFBモードにお
けるレジスタの初期値(64ビット)、及び全てのPI
Dに相当するデータ鍵(64ビット×PID数)が設定
される。
【0031】解読化LSI3bには暗号化LSI2bか
ら出力された暗号文データが入力され、この暗号文デー
タとして出力されるTSのヘッダに含まれている13ビ
ットのPIDを検出して、このPIDに対応した64ビ
ットのデータ鍵が鍵テーブル3aから読み出されること
になる。
【0032】一方、入力端子t1から入力された平文デ
ータは、暗号化部2に入力されるとともに、例えばFI
FO(First in First out)によって構成されている遅
延部4によって遅延されて比較器5に供給される。ここ
での遅延量は、暗号化LSI2bの処理時間に応じた遅
延量及び解読化LSI3bの処理時間に応じた遅延量の
和である。したがって、比較器5に入力される平文デー
タと解読文データとの位相が合うので、TSヘッダに含
まれているTSCフラグ期間以外のデータは全て一致す
るようになる。
【0033】また、平文データと解読文データが不一致
であると判別した場合、比較器5は不一致信号を出力
し、暗号化装置1の暗号化制御に不具合が生じたことを
制御部6に伝達することになる。制御部6はこの不一致
信号を受けると、例えばこの暗号化装置1の送信を停止
させるか、また例えばこの図には示されていない予備装
置等に制御信号を出力して、この予備装置に暗号化処理
を切替えることができるようになる。これによって、暗
号化装置1に不具合が生じた場合も予備装置に移行して
暗号化処理を行ない送信を継続することができるように
なる。
【0034】次に、図3にしたがい他の実施形態を説明
する。他の実施形態も前記実施形態と同様に、鍵テーブ
ル2aには、制御部6からアドレス及び鍵データ等が供
給され、256ビットのシステム鍵、CBCモード及び
OFBモードにおけるレジスタの初期値(64ビッ
ト)、及び全てのPIDに相当するデータ鍵(64ビッ
ト×PID数)が設定される。
【0035】暗号化LSI2bには入力端子t1から平
文データが入力され、TSのヘッダに含まれてる13ビ
ットのPIDを検出して、このPIDに対応している6
4ビットのデータ鍵が鍵テーブル2aから読み出される
ことになる。また、システム鍵に関しては例えば電源投
入時に実行される初期処理時に図示されていない経路に
よって制御部6から暗号化LSI2bに供給されてい
る。なお、通常暗号化側では、全てのPIDに相当する
データ鍵をテーブルとして持っている。
【0036】また、解読化LSI3bが鍵テーブル2a
からシステム鍵、レジスタ初期値及びデータ鍵を参照す
ることができるようにデータバスを接続している。ま
た、暗号化LSI2bと解読化LSI3bをデータバス
で接続し、暗号化LSI2bがシステム鍵を参照するタ
イミングをSKENBN、レジスタ初期値を参照するタイミン
グをRVENBN、データ鍵を参照するタイミングをDKENBNと
して、これらのタイミングで解読化LSI3bの鍵テー
ブル3bにデータ鍵を書き込むようにしている。
【0037】この場合の暗号化LSI2bから解読化L
SI3bの受け渡しのタイミングは図4の摸式図に示さ
れているようになる。なお、前述したようにTSは18
8バイトのパケット構成とされており、16バイトのダ
ミーを付加するとクロックは204バイト(0〜20
3)が1周期となる。図4において(a)は同期信号、
(b)はクロック、(c)はデータ鍵、(d)はデータ
鍵を参照するタイミングのDKENBN、(e)はシステム鍵
を参照するタイミングSYENBN、(f)はレジスタ初期値
を参照するタイミングのRVENBNを示している。また図4
(c)にしろ抜きで示されているタイミングでデータ鍵
の書込みが行われる。
【0038】図示されているように、例えば図4(a)
に示されている5クロック乃至8クロックの4クロック
の期間で暗号化LSI2bはデータ鍵(16ビット×
4)を参照し、この期間内にDKENBNを出力することで
(図4(d))、解読化LSI3bにデータ鍵を書き込
む(図4(c))。また、例えば178クロック乃至1
93クロックの16クロックの期間で暗号化LSI2b
はシステム鍵(16ビット×16)を参照して、この期
間内にSYENBNを出力することで(図4(e))、解読化
LSI3bにシステム鍵を書き込む(図4(c))。さ
らに、例えば198クロック乃至201クロックの4ク
ロックの期間で暗号化LSI2bはレジスタ初期値(1
6ビット×4)を参照して、この期間内にRVENBNを出力
することで解読化LSI3bにレジスタ初期値を書き込
む(図4(c))ようにする。
【0039】以下、暗号化装置1全体の処理の流れを、
図5(a)〜(e)に示すタイミングチャートにしたが
い説明する。図5(a)は平文入力信号として平文デー
タ及びその同期信号、図5(b)は暗号文出力信号とし
て暗号文データ及びその同期信号、図5(c)は比較器
解読入力信号として遅延された解読データ及びその同期
信号、図5(d)は比較器平文入力として平文データ及
びその同期信号、図5(e)は比較器出力信号の一例と
して平文データと解読文データの不一致信号を示してい
る。
【0040】図5(a)に示されている平文データは、
暗号化部2において暗号化されることによって、図5
(b)に示されているようにその処理時間に応じて遅延
されて出力されるので、暗号文データは平文データに対
して遅延量D1 だけ遅れて出力されることになる。図5
(b)に示されている暗号文データはそのまま出力端子
t2から出力されるか、また解読化部3で解読されるこ
とになる。解読化部3に入力される暗号文データは、解
読化処理時間に応じて遅延されて出力されるので、図5
(c)に示されているように解読文データは暗号文デー
タに対して遅延量D2 だけ遅れて出力されることにな
る。
【0041】したがって、比較器5に入力される平文デ
ータは、図5(d)に示されているように遅延部3によ
って遅延量D1 及び遅延量D2 の和である遅延量D3
け遅延されることになる。これによって、平文データと
解読文データの位相が同期し暗号化装置1が正常に動作
しているときは、常に各データが一致するようになる。
また、例えば暗号化処理に不具合が生じ比較結果が不一
致であった場合は、例えば図5(e)に示されているよ
うに比較器5から不一致信号が出力されることになる。
図5(e)では例えば第Nの周期の平文データと解読文
データが不一致であった場合の一例であるが、比較器5
で不一致が検出されると不一致信号が立上がり、以後ラ
ッチされた状態で制御部6に供給され、例えばN+1以
降のTSが入力されても処理を行わないか、または暗号
処理を予備装置に移行するような制御がなされる。
【0042】上記したように本実施形態は、64ビット
の平文データを、64ビットのデータ鍵、256ビット
のシステム鍵を用いて64ビットの暗号文データを生成
する暗号化装置を例に挙げて説明したが、本発明のはこ
れらの数値に限定されるものではない。また、暗号化方
式に関しても転置、換字を繰り返す方式に限定されるも
のではない。さらに、伝送データ形式、各種制御の種
類、及びデータ処理のタイミング等も一例であり、上記
実施形態に挙げた例に限定されるものではない。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、例えば
放送システムの送信側に適用した場合、暗号化装置の暗
号化処理に不具合が生じた場合、この不具合を検出する
ことが可能である。これによって、例えば、不具合によ
り破損したデータを転送することを防止することができ
るとともに、不具合の検出によって、暗号化処理を予備
装置等に移行して継続することができるようになるの
で、送信動作の安定性を向上することができるようにな
る。したがって、放送システムの受信側において受信し
たデータが解読できない状態が続くという状態を防止す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概要を示すブロック図であ
る。
【図2】実施形態の暗号化装置の一構成例を詳細に示す
ブロック図である。
【図3】他の実施形態の暗号化装置の一構成例を詳細に
示すブロック図である。
【図4】他の実施形態の暗号化LSIから解読化LSI
への各鍵及びレジスタ初期値の受け渡しタイミングを示
す図である。
【図5】実施形態の暗号化装置の全体の処理の流れを説
明する図である。
【図6】従来の暗号化アルゴリズムを示す図である。
【図7】従来の解読化アルゴリズムを示す図である。
【図8】CBCモードとOFBモードの暗号化利用モー
ドの構成を示す図である。
【図9】従来の暗号化・解読化方式の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 暗号化装置、2 暗号化部、2a,3a 鍵テーブ
ル、2b 暗号化LSI、3 解読化部、3b 解読化
LSI、4 遅延部、5 比較器、6 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平文データを入力して、所定の暗号アル
    ゴリズムの暗号処理を施すことにより暗号文データを出
    力する暗号化装置において、 前記平文データを暗号化して暗号文データを出力する暗
    号化手段と、 前記暗号化手段から出力された暗号文データに所定の解
    読アルゴリズムの解読処理を施して解読文データを出力
    する解読化手段と、 前記暗号化手段と解読化手段の処理時間に応じて前記平
    文データを遅延させて出力する遅延手段と、 前記遅延手段から出力される平文データと、前記解読化
    手段で解読されて出力される前記解読文データを比較す
    る比較手段と、を備えて構成されていることを特徴とす
    る暗号化装置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段より出力される比較信号が
    制御手段に供給されるように構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の暗号化装置。
  3. 【請求項3】 平文データを入力して、所定の暗号アル
    ゴリズムの暗号処理を施して暗号文データを生成する暗
    号化方法において、 前記平文データを暗号化して暗号文データを生成すると
    ともに、前記暗号文データを所定の解読アルゴリズムで
    解読化して解読文データを生成し、前記暗号化及び解読
    化の処理時間に応じて遅延された前記平文データと前記
    解読文データを比較し、その結果に応じて暗号処理の制
    御を行うようになされていることを特徴とする暗号化方
    法。
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