JPH09233751A - 回転電機の磁石付回転子及びその製造方法 - Google Patents
回転電機の磁石付回転子及びその製造方法Info
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- JPH09233751A JPH09233751A JP8039163A JP3916396A JPH09233751A JP H09233751 A JPH09233751 A JP H09233751A JP 8039163 A JP8039163 A JP 8039163A JP 3916396 A JP3916396 A JP 3916396A JP H09233751 A JPH09233751 A JP H09233751A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】モールド型で製作される円筒状の磁石の機械加
工をなるべく少なくする。 【解決手段】水平な治具10の上に、大内径側を垂直方
向の上方にして内周をテーパとした円筒状の磁石12
と、外周をストレートとした積層鉄心からなるロータセ
ンタ13aとを設置する。その後、両者のV字形の隙間
に液体状の接着剤4を注入する。接着剤4が固体化して
から、磁石12とロータセンタ13aとを、治具10か
ら取り出す。隙間がV字形なので注入される液体状の接
着剤4は下方に漏れなくできる。両者12、13aが水
平な治具10の上に設置されるので、偏心することなく
接着剤4の固体化が完了し、磁石12の内周機械加工を
しない。
工をなるべく少なくする。 【解決手段】水平な治具10の上に、大内径側を垂直方
向の上方にして内周をテーパとした円筒状の磁石12
と、外周をストレートとした積層鉄心からなるロータセ
ンタ13aとを設置する。その後、両者のV字形の隙間
に液体状の接着剤4を注入する。接着剤4が固体化して
から、磁石12とロータセンタ13aとを、治具10か
ら取り出す。隙間がV字形なので注入される液体状の接
着剤4は下方に漏れなくできる。両者12、13aが水
平な治具10の上に設置されるので、偏心することなく
接着剤4の固体化が完了し、磁石12の内周機械加工を
しない。
Description
【発明の属する技術分野】この発明は、サーボモータな
どの回転電機の磁石付回転子及びその製造方法に関す
る。
どの回転電機の磁石付回転子及びその製造方法に関す
る。
【従来の技術】従来の円筒状の磁石は、製作過程におけ
るモールド型の1/100程度のテーパ(こう配×2)
が内外径にある。長い磁石では、平行に機械加工する
か、複数の短い磁石を積み上げる。
るモールド型の1/100程度のテーパ(こう配×2)
が内外径にある。長い磁石では、平行に機械加工する
か、複数の短い磁石を積み上げる。
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例では、複
数の短い磁石を積み上げることなく、1個の長い磁石を
得るためには、機械加工を必要とし、高価な磁石の材料
を捨てることになり、削り粉が作業者の環境を悪くす
る。この発明の課題は、モールド型で製作される円筒状
の磁石の機械加工をなるべく少なくすることができる回
転電機の磁石付回転子及びその製造方法を提供すること
にある。
数の短い磁石を積み上げることなく、1個の長い磁石を
得るためには、機械加工を必要とし、高価な磁石の材料
を捨てることになり、削り粉が作業者の環境を悪くす
る。この発明の課題は、モールド型で製作される円筒状
の磁石の機械加工をなるべく少なくすることができる回
転電機の磁石付回転子及びその製造方法を提供すること
にある。
【課題を解決するための手段】発明1の回転電機の磁石
付回転子は、内周をテーパとした円筒状の磁石と、外周
をストレートとしたロータセンタと、両者の隙間に施さ
れる接着剤とからなるものである。以下、いずれの発明
も、ロータセンタは、積層鉄心からなるもの、又は充実
したものでもよい。発明1の回転電機の磁石付回転子に
よれば、内周をテーパとした円筒状の磁石は、テーパが
1/100程度でモールド型で製作される円筒状の磁石
の内径の機械加工を省くことができる。発明2の回転電
機の磁石付回転子の製造方法は、発明1の回転電機の磁
石付回転子の製造方法であり、水平な治具の上に、大内
径側を垂直方向の上方にして内周をテーパとした円筒状
の磁石と、外周をストレートとしたロータセンタとを設
置し、両者の隙間に液体状の接着剤を注入し、接着剤が
固体化してから両者を治具から取り出すものである。発
明2の回転電機の磁石付回転子の製造方法によれば、内
周をテーパとした円筒状の磁石と、外周をストレートと
したロータセンタとは、水平な治具の上に設置されて磁
石とロータセンタとの間の隙間は下に閉じるV字形とな
る。このため、注入される液体状の接着剤は下方に漏れ
ることが防止されて上方にまで保留され、接着剤がテー
パの全面に及んで確実に固着される。また、両者が水平
な治具の上に設置されるので、偏心することなく接着剤
の固体化が完了する。発明3の回転電機の磁石付回転子
は、内周をテーパとした円筒状の磁石と、同方向に外周
をテーパとしたロータセンタと、両者の隙間に施される
接着剤とからなるものである。発明3の回転電機の磁石
付回転子によれば、磁石とロータセンタとの隙間は狭く
できるので、モールド型で製作される円筒状の磁石の内
径の機械加工を省くことができると共に、特別な治具を
必要としないで、磁石とロータセンタとは接着できる。
発明4の回転電機の磁石付回転子は、内周をテーパとし
た円筒状の磁石と、同方向に外周をテーパとしたロータ
センタと、両者の隙間に介装される弾性体と、磁石とロ
ータセンタとのテーパの小径側において両者に跨がって
設けられる固着手段とからなるものである。発明4の回
転電機の磁石付回転子によれば、磁石とロータセンタと
の隙間は狭くできて弾性体の厚さを薄くできてる。この
ため、固着手段によって磁石がロータセンタのテーパの
小径側に抜けるのを防止すると共に、回転トルクによく
耐える。発明5の回転電機の磁石付回転子は、磁石とロ
ータセンタとを軸方向に延びて周方向に凹凸する凹凸で
嵌合して固着するものである。発明5の回転電機の磁石
付回転子によれば、磁石の凹凸はモールド型で製作され
る円筒状の磁石の内径の機械加工を省くことができる。
この場合、一般にモールド型で形成される磁石の内周の
テーパは1/100程度であり、それより凹凸を大きく
できるので、磁石の内周のテーパは必須要件ではない。
発明6は発明1、3、4又は5において、磁石の外周を
テーパとするものである。発明6によれば、磁石の内外
周はモールド型で形成されたまま使用できるので、磁石
の機械加工は全く不要になる。
付回転子は、内周をテーパとした円筒状の磁石と、外周
をストレートとしたロータセンタと、両者の隙間に施さ
れる接着剤とからなるものである。以下、いずれの発明
も、ロータセンタは、積層鉄心からなるもの、又は充実
したものでもよい。発明1の回転電機の磁石付回転子に
よれば、内周をテーパとした円筒状の磁石は、テーパが
1/100程度でモールド型で製作される円筒状の磁石
の内径の機械加工を省くことができる。発明2の回転電
機の磁石付回転子の製造方法は、発明1の回転電機の磁
石付回転子の製造方法であり、水平な治具の上に、大内
径側を垂直方向の上方にして内周をテーパとした円筒状
の磁石と、外周をストレートとしたロータセンタとを設
置し、両者の隙間に液体状の接着剤を注入し、接着剤が
固体化してから両者を治具から取り出すものである。発
明2の回転電機の磁石付回転子の製造方法によれば、内
周をテーパとした円筒状の磁石と、外周をストレートと
したロータセンタとは、水平な治具の上に設置されて磁
石とロータセンタとの間の隙間は下に閉じるV字形とな
る。このため、注入される液体状の接着剤は下方に漏れ
ることが防止されて上方にまで保留され、接着剤がテー
パの全面に及んで確実に固着される。また、両者が水平
な治具の上に設置されるので、偏心することなく接着剤
の固体化が完了する。発明3の回転電機の磁石付回転子
は、内周をテーパとした円筒状の磁石と、同方向に外周
をテーパとしたロータセンタと、両者の隙間に施される
接着剤とからなるものである。発明3の回転電機の磁石
付回転子によれば、磁石とロータセンタとの隙間は狭く
できるので、モールド型で製作される円筒状の磁石の内
径の機械加工を省くことができると共に、特別な治具を
必要としないで、磁石とロータセンタとは接着できる。
発明4の回転電機の磁石付回転子は、内周をテーパとし
た円筒状の磁石と、同方向に外周をテーパとしたロータ
センタと、両者の隙間に介装される弾性体と、磁石とロ
ータセンタとのテーパの小径側において両者に跨がって
設けられる固着手段とからなるものである。発明4の回
転電機の磁石付回転子によれば、磁石とロータセンタと
の隙間は狭くできて弾性体の厚さを薄くできてる。この
ため、固着手段によって磁石がロータセンタのテーパの
小径側に抜けるのを防止すると共に、回転トルクによく
耐える。発明5の回転電機の磁石付回転子は、磁石とロ
ータセンタとを軸方向に延びて周方向に凹凸する凹凸で
嵌合して固着するものである。発明5の回転電機の磁石
付回転子によれば、磁石の凹凸はモールド型で製作され
る円筒状の磁石の内径の機械加工を省くことができる。
この場合、一般にモールド型で形成される磁石の内周の
テーパは1/100程度であり、それより凹凸を大きく
できるので、磁石の内周のテーパは必須要件ではない。
発明6は発明1、3、4又は5において、磁石の外周を
テーパとするものである。発明6によれば、磁石の内外
周はモールド型で形成されたまま使用できるので、磁石
の機械加工は全く不要になる。
【発明の実施の形態】図1は実施例1の回転電機の磁石
付回転子及びその製造方法を示す正断面図、図2は実施
例2の回転電機の磁石付回転子及びその製造方法を示す
正断面図、図3は実施例3の正断面図、図4は実施例4
の回転電機の磁石付回転子及びその製造方法を示す正断
面図、図5は実施例5の正断面図、図6は実施例6の縦
断面図、図7は実施例7の縦断面図、図8は実施例8の
縦断面図、図9は実施例9の正断面図である。各図にお
いて同一符号を付ける部分はおよそ同一機能を持ち説明
を省くことがある。図1に示す実施例1の回転電機の磁
石付回転子の製造方法において、水平な治具10の上
に、大内径側を垂直方向の上方にして内周をテーパ(こ
う配Sの2倍)とした円筒状の磁石12と、外周をスト
レートとした積層鉄心からなるロータセンタ13aとを
設置する。その後、両者のV字形の隙間に液体状の接着
剤4を注入する。接着剤4が固体化してから、磁石12
とロータセンタ13aとを、治具10から取り出す。実
施例1の回転電機の磁石付回転子の製造方法によれば、
内周をテーパとした円筒状の磁石12と、外周をストレ
ートとしたロータセンタ13aとは、水平な治具10の
上に設置されて磁石12とロータセンタ13aとの間の
隙間は下に閉じるV字形となる。このため、注入される
液体状の接着剤4は下方に漏れることが防止されて上方
にまで保留され、接着剤4がテーパの全面に及んで確実
に固着される。また、両者12、13aが水平な治具1
0の上に設置されるので、偏心することなく接着剤4の
固体化が完了する。この場合磁石12の外周はストレー
トであるがテーパとしてもよい。接着の後に軸1をロー
タセンタ13aに圧入するか、予め圧入しておくかは自
由である。積層鉄心からなるロータセンタ13aをリベ
ット2で軸方向に固着する他に、積層鉄心の外周のプレ
ス抜きした図示しない溝に溶接ビードを設けるなどの慣
用技術がある。実施例1の製造方法により完成する回転
電機の磁石付回転子は、内周をテーパとした円筒状の磁
石12と、外周をストレートとしたロータセンタ13a
と、両者の隙間に施される接着剤4とからなる。以下、
いずれの実施例も、ロータセンタは、積層鉄心からなる
もの、又は充実したものでもよい。実施例1の回転電機
の磁石付回転子によれば、内周をテーパとした円筒状の
磁石12は、テーパが1/100程度でモールド型で製
作される円筒状の磁石の内径の機械加工を省くことがで
きる。図2に示す実施例2の製造方法及びそれにより完
成する回転電機の磁石付回転子は実施例1に示すものに
おいて、積層鉄心からなるロータセンタ13aが充実し
たロータセンタ13bに代わるだけである。図3に示す
実施例3において、内周をテーパとした円筒状の磁石1
2と、同方向に外周をテーパとした積層鉄心からなるロ
ータセンタ13aと、両者の隙間に施される接着剤4と
からなる。実施例3の回転電機の磁石付回転子によれ
ば、磁石12とロータセンタ13aとの隙間は狭くでき
るので、モールド型で製作される円筒状の磁石12の内
径の機械加工を省くことができると共に、特別な治具を
必要としないで、磁石12とロータセンタ13aとは接
着できる。バインディング5を施すかどうかは、全ての
実施例において、自由である。図4に示す実施例4の回
転電機の磁石付回転子の製造方法において、磁石12と
ロータセンタ13aとの隙間に介装されるテーパ状のゴ
ムなどの薄い弾性体45が予め用意される。これらを矢
印の工程で組み合わせて行き、磁石12とロータセンタ
13aとのテーパの小径側において両者に跨がる固着手
段40、この場合、環状板46とねじ47とで抜け止め
の固着する。この製造方法により完成される回転電機の
磁石付回転子は、内周をテーパとした円筒状の磁石12
と、同方向に外周をテーパとしたロータセンタ13a
と、両者の隙間に介装される弾性体45と、磁石12と
ロータセンタ13aとのテーパの小径側において両者に
跨がって設けられる固着手段40とからなる。実施例4
の回転電機の磁石付回転子によれば、磁石12とロータ
センタ13aとの隙間は狭くできて弾性体45の厚さを
薄くできてる。このため、固着手段40によって磁石1
2がロータセンタ13aのテーパの小径側に抜けるのを
防止すると共に、回転トルクによく耐える。磁石12は
固着手段40側に少し突出させるとよいし、軸1と同心
の環状板46、ねじ47に代えて、ロータセンタ13a
の外周近くのねじ、リベット又は頭付きテーパキーの頭
を磁石12に係合させてもよい。実施例5の溶接でもよ
い。図5に示す実施例5は、実施例4の積層鉄心からな
るロータセンタ13aが充実したロータセンタ13bに
代わり、固着手段40が溶接51の盛り上がりになる。
溶接51は積層鉄心からなるロータセンタ13aにも充
実したロータセンタ13bにも溶着するが、磁石12に
は溶着しないことがあってもよい。図6に示す実施例6
において、磁石62と充実したロータセンタ13bとを
軸方向に延びて周方向に凹凸する凹凸65で嵌合して固
着する。応力集中を避けるために磁石62の内周を凸と
するとよい。実施例6によれば、磁石62の凹凸65は
モールド型で製作される円筒状の磁石の内径の機械加工
を省くことができると共に、回転トルクによく耐える。
この場合、一般にモールド型で形成される磁石の内周の
テーパは1/100程度であり、それより凹凸を大きく
できるし、モールド型の内周を割り型にして軸方向にス
トレートにできるので、磁石の内周のテーパは必須要件
ではない。また、積層鉄心からなるロータセンタ13a
にテーパと凹凸65を設ける場合には、凹凸のある同一
形状のプレス抜きをして積層してから、凸部を機械加工
すれば、凸部がテーパで凹部がストレートなロータセン
タ13aを形成できる。ロータセンタと磁石との固着に
は、実施例1の接着剤4や、実施例3の接着剤4や、実
施例4の弾性体45と固着手段40や、実施例5の溶接
51などが利用でき他に、磁石の内周がテーパでロータ
センタの外周がストレートでも、テーパが1/100程
度なので、断面V字形の弾性体を使用できる。このと
き、磁石とロータセンタとの両端に固着手段40などを
使用するとよい。図7又は図8に示す実施例7又は実施
例8は凹凸65の形状の変形である。図9に示す実施例
9は、実施例3の磁石の外周をもをテーパとするもので
ある。磁石92の内外周にテーパ(こう配S、Saの2
倍)を設ける。この実施例は全ての実施例に適用可能で
あるが、固定子との寸法的な及び磁気的な制限は当然に
ある。磁石のモールド型によっては、テーパの方向は逆
でもよい。実施例6によれば、磁石92の内外周はモー
ルド型で形成されたまま使用できるので、磁石92の機
械加工は全く不要になる。
付回転子及びその製造方法を示す正断面図、図2は実施
例2の回転電機の磁石付回転子及びその製造方法を示す
正断面図、図3は実施例3の正断面図、図4は実施例4
の回転電機の磁石付回転子及びその製造方法を示す正断
面図、図5は実施例5の正断面図、図6は実施例6の縦
断面図、図7は実施例7の縦断面図、図8は実施例8の
縦断面図、図9は実施例9の正断面図である。各図にお
いて同一符号を付ける部分はおよそ同一機能を持ち説明
を省くことがある。図1に示す実施例1の回転電機の磁
石付回転子の製造方法において、水平な治具10の上
に、大内径側を垂直方向の上方にして内周をテーパ(こ
う配Sの2倍)とした円筒状の磁石12と、外周をスト
レートとした積層鉄心からなるロータセンタ13aとを
設置する。その後、両者のV字形の隙間に液体状の接着
剤4を注入する。接着剤4が固体化してから、磁石12
とロータセンタ13aとを、治具10から取り出す。実
施例1の回転電機の磁石付回転子の製造方法によれば、
内周をテーパとした円筒状の磁石12と、外周をストレ
ートとしたロータセンタ13aとは、水平な治具10の
上に設置されて磁石12とロータセンタ13aとの間の
隙間は下に閉じるV字形となる。このため、注入される
液体状の接着剤4は下方に漏れることが防止されて上方
にまで保留され、接着剤4がテーパの全面に及んで確実
に固着される。また、両者12、13aが水平な治具1
0の上に設置されるので、偏心することなく接着剤4の
固体化が完了する。この場合磁石12の外周はストレー
トであるがテーパとしてもよい。接着の後に軸1をロー
タセンタ13aに圧入するか、予め圧入しておくかは自
由である。積層鉄心からなるロータセンタ13aをリベ
ット2で軸方向に固着する他に、積層鉄心の外周のプレ
ス抜きした図示しない溝に溶接ビードを設けるなどの慣
用技術がある。実施例1の製造方法により完成する回転
電機の磁石付回転子は、内周をテーパとした円筒状の磁
石12と、外周をストレートとしたロータセンタ13a
と、両者の隙間に施される接着剤4とからなる。以下、
いずれの実施例も、ロータセンタは、積層鉄心からなる
もの、又は充実したものでもよい。実施例1の回転電機
の磁石付回転子によれば、内周をテーパとした円筒状の
磁石12は、テーパが1/100程度でモールド型で製
作される円筒状の磁石の内径の機械加工を省くことがで
きる。図2に示す実施例2の製造方法及びそれにより完
成する回転電機の磁石付回転子は実施例1に示すものに
おいて、積層鉄心からなるロータセンタ13aが充実し
たロータセンタ13bに代わるだけである。図3に示す
実施例3において、内周をテーパとした円筒状の磁石1
2と、同方向に外周をテーパとした積層鉄心からなるロ
ータセンタ13aと、両者の隙間に施される接着剤4と
からなる。実施例3の回転電機の磁石付回転子によれ
ば、磁石12とロータセンタ13aとの隙間は狭くでき
るので、モールド型で製作される円筒状の磁石12の内
径の機械加工を省くことができると共に、特別な治具を
必要としないで、磁石12とロータセンタ13aとは接
着できる。バインディング5を施すかどうかは、全ての
実施例において、自由である。図4に示す実施例4の回
転電機の磁石付回転子の製造方法において、磁石12と
ロータセンタ13aとの隙間に介装されるテーパ状のゴ
ムなどの薄い弾性体45が予め用意される。これらを矢
印の工程で組み合わせて行き、磁石12とロータセンタ
13aとのテーパの小径側において両者に跨がる固着手
段40、この場合、環状板46とねじ47とで抜け止め
の固着する。この製造方法により完成される回転電機の
磁石付回転子は、内周をテーパとした円筒状の磁石12
と、同方向に外周をテーパとしたロータセンタ13a
と、両者の隙間に介装される弾性体45と、磁石12と
ロータセンタ13aとのテーパの小径側において両者に
跨がって設けられる固着手段40とからなる。実施例4
の回転電機の磁石付回転子によれば、磁石12とロータ
センタ13aとの隙間は狭くできて弾性体45の厚さを
薄くできてる。このため、固着手段40によって磁石1
2がロータセンタ13aのテーパの小径側に抜けるのを
防止すると共に、回転トルクによく耐える。磁石12は
固着手段40側に少し突出させるとよいし、軸1と同心
の環状板46、ねじ47に代えて、ロータセンタ13a
の外周近くのねじ、リベット又は頭付きテーパキーの頭
を磁石12に係合させてもよい。実施例5の溶接でもよ
い。図5に示す実施例5は、実施例4の積層鉄心からな
るロータセンタ13aが充実したロータセンタ13bに
代わり、固着手段40が溶接51の盛り上がりになる。
溶接51は積層鉄心からなるロータセンタ13aにも充
実したロータセンタ13bにも溶着するが、磁石12に
は溶着しないことがあってもよい。図6に示す実施例6
において、磁石62と充実したロータセンタ13bとを
軸方向に延びて周方向に凹凸する凹凸65で嵌合して固
着する。応力集中を避けるために磁石62の内周を凸と
するとよい。実施例6によれば、磁石62の凹凸65は
モールド型で製作される円筒状の磁石の内径の機械加工
を省くことができると共に、回転トルクによく耐える。
この場合、一般にモールド型で形成される磁石の内周の
テーパは1/100程度であり、それより凹凸を大きく
できるし、モールド型の内周を割り型にして軸方向にス
トレートにできるので、磁石の内周のテーパは必須要件
ではない。また、積層鉄心からなるロータセンタ13a
にテーパと凹凸65を設ける場合には、凹凸のある同一
形状のプレス抜きをして積層してから、凸部を機械加工
すれば、凸部がテーパで凹部がストレートなロータセン
タ13aを形成できる。ロータセンタと磁石との固着に
は、実施例1の接着剤4や、実施例3の接着剤4や、実
施例4の弾性体45と固着手段40や、実施例5の溶接
51などが利用でき他に、磁石の内周がテーパでロータ
センタの外周がストレートでも、テーパが1/100程
度なので、断面V字形の弾性体を使用できる。このと
き、磁石とロータセンタとの両端に固着手段40などを
使用するとよい。図7又は図8に示す実施例7又は実施
例8は凹凸65の形状の変形である。図9に示す実施例
9は、実施例3の磁石の外周をもをテーパとするもので
ある。磁石92の内外周にテーパ(こう配S、Saの2
倍)を設ける。この実施例は全ての実施例に適用可能で
あるが、固定子との寸法的な及び磁気的な制限は当然に
ある。磁石のモールド型によっては、テーパの方向は逆
でもよい。実施例6によれば、磁石92の内外周はモー
ルド型で形成されたまま使用できるので、磁石92の機
械加工は全く不要になる。
【発明の効果】発明1の回転電機の磁石付回転子によれ
ば、内周をテーパとした円筒状の磁石は、モールド型で
製作される円筒状の磁石の内径の機械加工を省くことが
できるという効果がある。発明2の回転電機の磁石付回
転子の製造方法によれば、磁石とロータセンタとの間の
隙間は下に閉じるV字形となるので注入される液体状の
接着剤は下方に漏れることが防止されて接着剤がテーパ
の全面に及んで確実に固着されるという効果があり、水
平な治具の上に設置されるので、偏心することなく接着
剤の固体化が完了するという効果がある。発明3の回転
電機の磁石付回転子によれば、磁石とロータセンタとの
隙間は狭くできるので、モールド型で製作される円筒状
の磁石の内径の機械加工を省くことができると共に、特
別な治具を必要としないで、磁石とロータセンタとは接
着できるという効果がある。発明4の回転電機の磁石付
回転子によれば、磁石とロータセンタとの隙間に介装さ
れる弾性体の厚さを薄くできるので、固着手段によって
磁石がロータセンタのテーパの小径側に抜けるのを防止
すると共に、回転トルクによく耐えるという効果があ
る。発明5の回転電機の磁石付回転子によれば、磁石の
凹凸はモールド型で製作される円筒状の磁石の内径の機
械加工を省くことができるという効果がある。発明6に
よれば、磁石の内外周はモールド型で形成されたまま使
用できるので、磁石の機械加工は全く不要になるという
効果がある。
ば、内周をテーパとした円筒状の磁石は、モールド型で
製作される円筒状の磁石の内径の機械加工を省くことが
できるという効果がある。発明2の回転電機の磁石付回
転子の製造方法によれば、磁石とロータセンタとの間の
隙間は下に閉じるV字形となるので注入される液体状の
接着剤は下方に漏れることが防止されて接着剤がテーパ
の全面に及んで確実に固着されるという効果があり、水
平な治具の上に設置されるので、偏心することなく接着
剤の固体化が完了するという効果がある。発明3の回転
電機の磁石付回転子によれば、磁石とロータセンタとの
隙間は狭くできるので、モールド型で製作される円筒状
の磁石の内径の機械加工を省くことができると共に、特
別な治具を必要としないで、磁石とロータセンタとは接
着できるという効果がある。発明4の回転電機の磁石付
回転子によれば、磁石とロータセンタとの隙間に介装さ
れる弾性体の厚さを薄くできるので、固着手段によって
磁石がロータセンタのテーパの小径側に抜けるのを防止
すると共に、回転トルクによく耐えるという効果があ
る。発明5の回転電機の磁石付回転子によれば、磁石の
凹凸はモールド型で製作される円筒状の磁石の内径の機
械加工を省くことができるという効果がある。発明6に
よれば、磁石の内外周はモールド型で形成されたまま使
用できるので、磁石の機械加工は全く不要になるという
効果がある。
【図1】実施例1の回転電機の磁石付回転子及びその製
造方法を示す正断面図
造方法を示す正断面図
【図2】実施例2の回転電機の磁石付回転子及びその製
造方法を示す正断面図
造方法を示す正断面図
【図3】実施例3の正断面図
【図4】実施例4の回転電機の磁石付回転子及びその製
造方法を示す正断面図
造方法を示す正断面図
【図5】実施例5の正断面図
【図6】実施例6の縦断面図
【図7】実施例7の縦断面図
【図8】実施例8の縦断面図
【図9】実施例9の正断面図
1 軸 2 リベット 4 接着剤 5 バインディ
ング 10 治具 12 磁石 13a ロータセンタ 13b ロータセ
ンタ 40 固着手段 45 弾性体 46 環状板 47 ねじ 51 溶接 62 磁石 65 凹凸 92 磁石 S こう配 Sa こう配
ング 10 治具 12 磁石 13a ロータセンタ 13b ロータセ
ンタ 40 固着手段 45 弾性体 46 環状板 47 ねじ 51 溶接 62 磁石 65 凹凸 92 磁石 S こう配 Sa こう配
Claims (6)
- 【請求項1】内周をテーパとした円筒状の磁石と、外周
をストレートとしたロータセンタと、両者の隙間に施さ
れる接着剤とからなることを特徴とする回転電機の磁石
付回転子。 - 【請求項2】水平な治具の上に、大内径側を垂直方向の
上方にして内周をテーパとした円筒状の磁石と、外周を
ストレートとしたロータセンタとを設置し、両者の隙間
に液体状の接着剤を注入し、接着剤が固体化してから両
者を治具から取り出すことを特徴とする回転電機の磁石
付回転子の製造方法。 - 【請求項3】内周をテーパとした円筒状の磁石と、同方
向に外周をテーパとしたロータセンタと、両者の隙間に
施される接着剤とからなることを特徴とする回転電機の
磁石付回転子。 - 【請求項4】内周をテーパとした円筒状の磁石と、同方
向に外周をテーパとしたロータセンタと、両者の隙間に
介装される弾性体と、磁石とロータセンタとのテーパの
小径側において両者に跨がって設けられる固着手段とか
らなることを特徴とする回転電機の磁石付回転子。 - 【請求項5】磁石とロータセンタとを軸方向に延びて周
方向に凹凸する凹凸で嵌合して固着することを特徴とす
る回転電機の磁石付回転子。 - 【請求項6】請求項1、3、4又は5記載の回転電機の
磁石付回転子において、磁石の外周をテーパとすること
を特徴とする回転電機の磁石付回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8039163A JPH09233751A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 回転電機の磁石付回転子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8039163A JPH09233751A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 回転電機の磁石付回転子及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09233751A true JPH09233751A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12545463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8039163A Pending JPH09233751A (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 回転電機の磁石付回転子及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09233751A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007267574A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Jtekt Corp | ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ |
| JP2009278777A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Asmo Co Ltd | ロータ及びモータ |
| JP2020513189A (ja) * | 2017-04-07 | 2020-04-30 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | ブラシレス直流モータのためのロータ、電気モータ、及び、手持ち工作機械 |
-
1996
- 1996-02-27 JP JP8039163A patent/JPH09233751A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007267574A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Jtekt Corp | ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ |
| JP2009278777A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Asmo Co Ltd | ロータ及びモータ |
| JP2020513189A (ja) * | 2017-04-07 | 2020-04-30 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | ブラシレス直流モータのためのロータ、電気モータ、及び、手持ち工作機械 |
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