JPH09236493A - 光波長計 - Google Patents
光波長計Info
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- JPH09236493A JPH09236493A JP6732596A JP6732596A JPH09236493A JP H09236493 A JPH09236493 A JP H09236493A JP 6732596 A JP6732596 A JP 6732596A JP 6732596 A JP6732596 A JP 6732596A JP H09236493 A JPH09236493 A JP H09236493A
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- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽易な干渉計構成により、高精度な光波長計
を提供する。 【解決手段】 基準光源1・14からそれぞれ出力され
る互いに異なる波長の基準光と、被測定光源2から出力
される被測定光とを光カプラ16により合波してコリメ
ータレンズ3により平行光束20に変換する。この平行
光束20を、ビームスプリッタ5と固定鏡6および移動
鏡7で構成される干渉計に入射し、出射干渉光を受光器
9・10で光電変換する。光フィルタ17・18は適宜
光路に挿入され、受光器9・10の波長帯域を制限す
る。受光器9・10の出力波形より位相測定部12で各
位相変化を測定して演算処理部13に入力し、各種演算
処理により波長を計算する。
を提供する。 【解決手段】 基準光源1・14からそれぞれ出力され
る互いに異なる波長の基準光と、被測定光源2から出力
される被測定光とを光カプラ16により合波してコリメ
ータレンズ3により平行光束20に変換する。この平行
光束20を、ビームスプリッタ5と固定鏡6および移動
鏡7で構成される干渉計に入射し、出射干渉光を受光器
9・10で光電変換する。光フィルタ17・18は適宜
光路に挿入され、受光器9・10の波長帯域を制限す
る。受光器9・10の出力波形より位相測定部12で各
位相変化を測定して演算処理部13に入力し、各種演算
処理により波長を計算する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被測定光の波長
を干渉計を用いて測定する光波長計に関する。
を干渉計を用いて測定する光波長計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光波長計は、一般に図4に示すよ
うな構成となっている。図4で、1は波長測定の基準と
なる既知の波長λS の基準光を発生する基準光源、2は
波長λが未知である被測定光を発生する被測定光源であ
り、それぞれ出射方向が互いに平行となるように配置さ
れる。
うな構成となっている。図4で、1は波長測定の基準と
なる既知の波長λS の基準光を発生する基準光源、2は
波長λが未知である被測定光を発生する被測定光源であ
り、それぞれ出射方向が互いに平行となるように配置さ
れる。
【0003】各光源1・2から出射される基準光および
被測定光はそれぞれコリメータ3・4により平行光束に
変換され、これにより互いに平行な基準光束30と被測
定光束40が得られる。
被測定光はそれぞれコリメータ3・4により平行光束に
変換され、これにより互いに平行な基準光束30と被測
定光束40が得られる。
【0004】基準光束30および被測定光束40は共に
ビームスプリッタ5に所定の入射角で入射され、反射光
束30a・40aと透過光束30b・40bに分けられ
る。反射光束30a・40aは固定鏡6に入射され、透
過光束30b・40bは光路に対して平行移動可能な移
動鏡7に入射される。
ビームスプリッタ5に所定の入射角で入射され、反射光
束30a・40aと透過光束30b・40bに分けられ
る。反射光束30a・40aは固定鏡6に入射され、透
過光束30b・40bは光路に対して平行移動可能な移
動鏡7に入射される。
【0005】固定鏡6および移動鏡7としては、例え
ば、コーナーキューブプリズムが用いられる。固定鏡6
に入射された基準光束30aはコーナーで反射されて同
じ光路で出射される。また、固定鏡6に入射された被測
定光束40aは内部で図に示すように反射されて入射光
路と平行に出射される。同様に、移動鏡7に入射された
基準光束30bはコーナーで反射されて同じ光路で出射
される。また、移動鏡7に入射された被測定光束40b
は内部で図に示すように反射されて入射光路と平行に出
射される。
ば、コーナーキューブプリズムが用いられる。固定鏡6
に入射された基準光束30aはコーナーで反射されて同
じ光路で出射される。また、固定鏡6に入射された被測
定光束40aは内部で図に示すように反射されて入射光
路と平行に出射される。同様に、移動鏡7に入射された
基準光束30bはコーナーで反射されて同じ光路で出射
される。また、移動鏡7に入射された被測定光束40b
は内部で図に示すように反射されて入射光路と平行に出
射される。
【0006】固定鏡6から出射される基準光束30aは
ビームスプリッタ5を一部透過する。このとき、移動鏡
7から出射される基準光束30bもビームスプリッタ5
に入射され、基準光束30aの透過位置と同じ位置で一
部反射される。よって、両光束30a・30bは合波さ
れる。この合波基準光束30dは受光器8に入射され
る。
ビームスプリッタ5を一部透過する。このとき、移動鏡
7から出射される基準光束30bもビームスプリッタ5
に入射され、基準光束30aの透過位置と同じ位置で一
部反射される。よって、両光束30a・30bは合波さ
れる。この合波基準光束30dは受光器8に入射され
る。
【0007】固定鏡6から出射される被測定光束40a
はビームスプリッタ5に入射され、一部透過し、一部反
射される。このとき、移動鏡7から出射される被測定光
束40bもビームスプリッタ5に入射され、被測定光束
40aの透過位置と同じ位置で一部反射され、一部透過
する。よって、両光束40a・40bは2系統で合波さ
れる。この一方の合波被測定光束40cは受光器9に入
射され、他方の合波被測定光束40dは受光器10に入
射される。
はビームスプリッタ5に入射され、一部透過し、一部反
射される。このとき、移動鏡7から出射される被測定光
束40bもビームスプリッタ5に入射され、被測定光束
40aの透過位置と同じ位置で一部反射され、一部透過
する。よって、両光束40a・40bは2系統で合波さ
れる。この一方の合波被測定光束40cは受光器9に入
射され、他方の合波被測定光束40dは受光器10に入
射される。
【0008】各受光器8・9・10は、それぞれビーム
スプリッタ5から入射される基準光束30d、2系統の
被測定光束40c・40dを光電変換するものである。
このうち、受光器9・10としては、例えば短波長用S
i−PDと長波長用InGaAs−PDが用いられる。
スプリッタ5から入射される基準光束30d、2系統の
被測定光束40c・40dを光電変換するものである。
このうち、受光器9・10としては、例えば短波長用S
i−PDと長波長用InGaAs−PDが用いられる。
【0009】受光器9・10の各出力は、切換部11に
よりいずれか一方が選択的に位相測定部12に供給され
る。この位相測定部12は、受光器8からの信号を基準
に切換部11からの信号波形の位相測定を行い、測定結
果に対応する信号を出力するもので、この位相測定信号
は演算処理部13に供給される。この演算処理部13は
位相測定部12の出力信号に基づいて各種演算を行って
被測定光の波長λを算出する。
よりいずれか一方が選択的に位相測定部12に供給され
る。この位相測定部12は、受光器8からの信号を基準
に切換部11からの信号波形の位相測定を行い、測定結
果に対応する信号を出力するもので、この位相測定信号
は演算処理部13に供給される。この演算処理部13は
位相測定部12の出力信号に基づいて各種演算を行って
被測定光の波長λを算出する。
【0010】図4に示される構成によれば、波長λが未
知である被測定光束40は、ビームスプリッタ5により
反射光束40aと通過光束40bに2分岐される。反射
光束40aは固定鏡6で反射されてビームスプリッタ5
で再度2分岐され、反射光束40cは受光器9に、通過
光束40dは受光器10に入射される。また通過光束4
0bは移動鏡7で反射されビームスプリッタで再度2分
岐され、通過光束40cは受光器9に、反射光束40d
は受光器10に入射される。
知である被測定光束40は、ビームスプリッタ5により
反射光束40aと通過光束40bに2分岐される。反射
光束40aは固定鏡6で反射されてビームスプリッタ5
で再度2分岐され、反射光束40cは受光器9に、通過
光束40dは受光器10に入射される。また通過光束4
0bは移動鏡7で反射されビームスプリッタで再度2分
岐され、通過光束40cは受光器9に、反射光束40d
は受光器10に入射される。
【0011】すなわち、ビームスプリッタ5から受光器
10に入射される光束40dは40aのビームスプリッ
タ通過光束と40bのビームスプリッタ反射光束の干渉
光束なので、受光器10では(1)式に示す光強度が得
られる。
10に入射される光束40dは40aのビームスプリッ
タ通過光束と40bのビームスプリッタ反射光束の干渉
光束なので、受光器10では(1)式に示す光強度が得
られる。
【0012】 P(d)=1+ cos(2π・d/λ) …(1) ここで、dは40aと40bの光路差であり、P(d)
は光路差dでの干渉光強度を表し、規格化表示してあ
る。同様に、受光器9では(1)式と位相がπずれた波
形が(2)として得られる。
は光路差dでの干渉光強度を表し、規格化表示してあ
る。同様に、受光器9では(1)式と位相がπずれた波
形が(2)として得られる。
【0013】 P(d)=1− cos(2π・d/λ) …(2) なお、波長を求めるために必要となるのは、(1)およ
び(2)式の位相変化なので、実質的に(1)および
(2)式は同じ扱いとなる。以下では(1)式を用いて
説明する。
び(2)式の位相変化なので、実質的に(1)および
(2)式は同じ扱いとなる。以下では(1)式を用いて
説明する。
【0014】また、光波長計の測定波長範囲が広範囲な
場合、1つの受光器では波長帯域不足が生じるため、2
種の受光器を併用する。例えば、受光器9に短波長用S
i−PDを、受光器10には長波長用InGaAs−P
Dを用いて、あらかじめ測定を開始する前に受光器9と
10の出力を比較し、出力の大きい方を切換部11で選
択して位相測定部12へ出力する方法がとられる。
場合、1つの受光器では波長帯域不足が生じるため、2
種の受光器を併用する。例えば、受光器9に短波長用S
i−PDを、受光器10には長波長用InGaAs−P
Dを用いて、あらかじめ測定を開始する前に受光器9と
10の出力を比較し、出力の大きい方を切換部11で選
択して位相測定部12へ出力する方法がとられる。
【0015】被測定光と同様に、λS が既知の基準光の
干渉光強度PS は、受光器8において、30aと30b
の光路差をdS として、 PS (dS )=1+ cos(2π・dS /λS ) …(3) となる。
干渉光強度PS は、受光器8において、30aと30b
の光路差をdS として、 PS (dS )=1+ cos(2π・dS /λS ) …(3) となる。
【0016】ここで、図5(a)にPS(dS ) の波形
を示す。この図において、縦軸が光強度、横軸が光路差
を示す。測定においては、移動鏡7を定速で移動させる
ことで、光路変化が時間変化に置き換えられるので、位
相測定部12では、図5(a)に示されるコサイン波形
が図5(b)に示すように位相測定分解能2πで電圧−
時間ベースの矩形波に変換され、演算処理部13へ出力
される。ここで出力される矩形波は、位相測定分解能が
2πであるため、干渉縞数を表すものとなっている。
を示す。この図において、縦軸が光強度、横軸が光路差
を示す。測定においては、移動鏡7を定速で移動させる
ことで、光路変化が時間変化に置き換えられるので、位
相測定部12では、図5(a)に示されるコサイン波形
が図5(b)に示すように位相測定分解能2πで電圧−
時間ベースの矩形波に変換され、演算処理部13へ出力
される。ここで出力される矩形波は、位相測定分解能が
2πであるため、干渉縞数を表すものとなっている。
【0017】さらに、2πにおける位相変化は均等であ
るものと仮定して、位相測定分解能を上げるために、演
算処理部13において、基準光の位相の2π/100程
度の時分割が行われ、図5(c)に概念的に示される波
形が得られる。すなわち、基準光の位相に対して2π/
100程度の位相測定分解能が得られる。
るものと仮定して、位相測定分解能を上げるために、演
算処理部13において、基準光の位相の2π/100程
度の時分割が行われ、図5(c)に概念的に示される波
形が得られる。すなわち、基準光の位相に対して2π/
100程度の位相測定分解能が得られる。
【0018】なお、図5(a)中の光路差d1 ・d
2 と、図5(b)および(c)中の時刻t1 ・t2 は、
それぞれ対応している。
2 と、図5(b)および(c)中の時刻t1 ・t2 は、
それぞれ対応している。
【0019】実際には、位相測定部12では、(1)お
よび(3)式で表される波の位相変化を時刻τ1 とτ2
の間において測定する。測定された位相変化をΔφ、Δ
φSで表すと、以下の(4)および(5)式が得られ
る。
よび(3)式で表される波の位相変化を時刻τ1 とτ2
の間において測定する。測定された位相変化をΔφ、Δ
φSで表すと、以下の(4)および(5)式が得られ
る。
【0020】 Δφ(τ1 ,τ2 ) =2π・[d(τ1 )−d(τ2 )]/λ …(4) ΔφS (τ1 ,τ2 ) =2π・[dS (τ1 )−dS (τ2 )]/λS …(5) ここで、移動距離差Dは被測定光と基準光で等しいとし
て、以下の(6)式が成り立つとする。
て、以下の(6)式が成り立つとする。
【0021】 D=d(τ1 )−d(τ2 ) =dS (τ1 )−dS (τ2 ) …(6) (4)、(5)および(6)式より、(7)式が得られ
る。
る。
【0022】 λ=λS ・ΔφS (τ1 ,τ2 )/Δφ(τ1 ,τ2 ) …(7) (7)式より、既知の基準光の波長λS が十分安定であ
るとすれば、被測定光と基準光の各位相変化量をいかに
正確に測定するかで被測定光の波長λの精度が決まる。
るとすれば、被測定光と基準光の各位相変化量をいかに
正確に測定するかで被測定光の波長λの精度が決まる。
【0023】基準光の波長については、基準光源として
10-8以下といった安定度を保証するような光源(一般
には周波数安定化He−Neレーザ)を用いることで1
0-7以下の測定波長精度が得られる。
10-8以下といった安定度を保証するような光源(一般
には周波数安定化He−Neレーザ)を用いることで1
0-7以下の測定波長精度が得られる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、測定波
長精度を10-7以下に設定した場合、少なくとも上記条
件である、被測定光と基準光の位相変化量を10-8のオ
ーダーで求める必要がある。移動鏡7の移動量を約10
0mm(D=200mm)とすると、波長約0.6μm
の基準光の位相差Δφ(τ1 ,τ2 )は約2π×3×1
05 となり、2π/100程度の位相分解能で原理上の
得られる精度は10-8オーダーとなるが、実際には、
(6)式の精度不足により、上記オーダーの精度は達成
できない。
長精度を10-7以下に設定した場合、少なくとも上記条
件である、被測定光と基準光の位相変化量を10-8のオ
ーダーで求める必要がある。移動鏡7の移動量を約10
0mm(D=200mm)とすると、波長約0.6μm
の基準光の位相差Δφ(τ1 ,τ2 )は約2π×3×1
05 となり、2π/100程度の位相分解能で原理上の
得られる精度は10-8オーダーとなるが、実際には、
(6)式の精度不足により、上記オーダーの精度は達成
できない。
【0025】このことを図6を用いてより詳細に説明す
る。図6において、点Aは光源1または2からの出射
点、原点Oはビームスプリッタ5による光の分岐点であ
る。また、点B・Cはそれぞれ固定鏡6と移動鏡7上の
光点、線分LA ・LB ・LC はそれぞれ線分OA・OB
・OCを表している。
る。図6において、点Aは光源1または2からの出射
点、原点Oはビームスプリッタ5による光の分岐点であ
る。また、点B・Cはそれぞれ固定鏡6と移動鏡7上の
光点、線分LA ・LB ・LC はそれぞれ線分OA・OB
・OCを表している。
【0026】ここで、振動等により出射光軸(図中AO
方向)が角度δだけ傾いて点O・B・C、および線分L
B ・LC がそれぞれ点O’・B’・C’および線分
LB ’・LC ’にずれたものと仮定する。振動等がなく
出射光軸が傾いていない場合の光路差dは以下の(8)
式で表される。
方向)が角度δだけ傾いて点O・B・C、および線分L
B ・LC がそれぞれ点O’・B’・C’および線分
LB ’・LC ’にずれたものと仮定する。振動等がなく
出射光軸が傾いていない場合の光路差dは以下の(8)
式で表される。
【0027】 d=2(LC −LB ) …(8) また、振動等により出射光軸が角度δだけ傾いた後の光
路差d’は、以下の(9)式で表される。
路差d’は、以下の(9)式で表される。
【0028】 d’=2(LC −LB )・(1+δ2 /2) …(9) すなわち、図6に示される例では、(d’−d)/d=
δ2 /2だけ測定精度が劣化することになる。したがっ
て、例えば、10-7の測定波長精度を得るためには、振
動等がある場合にもδ<0.03度という条件を満たさ
なければならない。このような条件を満たすためには、
移動鏡7の移動機構に伴う振動や外来振動による出射光
軸の傾きを極力抑える必要があり、十二分な剛体構造設
計が必要となり、装置構成が複雑で装置も重くなるとい
う問題があった。
δ2 /2だけ測定精度が劣化することになる。したがっ
て、例えば、10-7の測定波長精度を得るためには、振
動等がある場合にもδ<0.03度という条件を満たさ
なければならない。このような条件を満たすためには、
移動鏡7の移動機構に伴う振動や外来振動による出射光
軸の傾きを極力抑える必要があり、十二分な剛体構造設
計が必要となり、装置構成が複雑で装置も重くなるとい
う問題があった。
【0029】次に、被測定光と基準光の光路が異なる2
光束型の干渉計の測定波長精度を劣化させる誤差要因と
して、空気屈折率変動が考えられる。すなわち、上述の
説明では光路差を距離差としているが、本来、空気中の
光路差は距離差に空気屈折率nが乗算されることにな
る。空気屈折率nは約1.0003で、変動も小さく、
通常の波長測定では考慮する必要がないが、高精度な波
長測定には影響する。このことを以下に説明する。
光束型の干渉計の測定波長精度を劣化させる誤差要因と
して、空気屈折率変動が考えられる。すなわち、上述の
説明では光路差を距離差としているが、本来、空気中の
光路差は距離差に空気屈折率nが乗算されることにな
る。空気屈折率nは約1.0003で、変動も小さく、
通常の波長測定では考慮する必要がないが、高精度な波
長測定には影響する。このことを以下に説明する。
【0030】空気屈折率nは、波長λと温度Tの関数に
よる経験式として、以下の式が与えられる。
よる経験式として、以下の式が与えられる。
【0031】 n(λ,T)=n(λ)・n(T)+1 …(10) ここで、n(λ)は約0.0003、波長λ[nm]に
おける変化率は約5×10-9[/nm]、n(T)は約
1、温度T[℃]による変化率は約3×10-3[/℃]
である。基準光波長は正確にわかっており、被測定光波
長も本光波長計により1[nm]より十分小さい誤差で
測定されるので、空気屈折率nの誤差要因は温度変動で
あるといえる。
おける変化率は約5×10-9[/nm]、n(T)は約
1、温度T[℃]による変化率は約3×10-3[/℃]
である。基準光波長は正確にわかっており、被測定光波
長も本光波長計により1[nm]より十分小さい誤差で
測定されるので、空気屈折率nの誤差要因は温度変動で
あるといえる。
【0032】そこで、空気屈折率nの温度補正のために
空気中の温度T0 を測定する。ただし、光束は空間的に
分布しており、その全分布範囲の温度を測定するのは不
可能なので、実際の被測定光束の平均温度は測定温度T
0 とわずかに異なり、T0 +T1 となる。同様に、基準
光束の平均温度はさらに異なり、T0 +T1 +T2 とな
る。しかし、空気屈折率nを求める計算では温度T0 を
用いるので、真値との誤差が生じる。被測定波長の計算
では、光路差比すなわち空気屈折率比の誤差が問題であ
る。
空気中の温度T0 を測定する。ただし、光束は空間的に
分布しており、その全分布範囲の温度を測定するのは不
可能なので、実際の被測定光束の平均温度は測定温度T
0 とわずかに異なり、T0 +T1 となる。同様に、基準
光束の平均温度はさらに異なり、T0 +T1 +T2 とな
る。しかし、空気屈折率nを求める計算では温度T0 を
用いるので、真値との誤差が生じる。被測定波長の計算
では、光路差比すなわち空気屈折率比の誤差が問題であ
る。
【0033】この誤差は以下の式で与えられる。
【0034】 Δ(n/nS )=10-8T1 +10-6T2 …(11) ここで、n、nS はそれぞれ被測定光束と基準光束の空
気屈折率である。(11)式でより寄与の大きい誤差で
ある第2項は2光束の平均温度差である。概算では0.
01℃オーダーの温度差にならないと10-7の測定波長
精度が達成できない。このために、温度むらを生じない
ように、例えば気圧を下げて真空に近づける、あるいは
空気拡散を行う等の複雑な処置を要することになる。
気屈折率である。(11)式でより寄与の大きい誤差で
ある第2項は2光束の平均温度差である。概算では0.
01℃オーダーの温度差にならないと10-7の測定波長
精度が達成できない。このために、温度むらを生じない
ように、例えば気圧を下げて真空に近づける、あるいは
空気拡散を行う等の複雑な処置を要することになる。
【0035】この発明は、装置構成が簡易で振動および
温度変化の影響が小さく、高い測定精度を有する光波長
計を提供することを目的とする。
温度変化の影響が小さく、高い測定精度を有する光波長
計を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1の発明は、被測定光源2から出力される光の波
長を測定する光波長計において、所定波長の基準光を出
力する基準光源1・14と、基準光源1・14の出力光
と被測定光源2の出力光を合波する光合波手段15・1
6と、光合波手段15・16の出力光を平行光に変換す
るコリメータレンズ3と、コリメータレンズ3の出力光
を反射光と透過光に2分岐するビームスプリッタ5と、
ビームスプリッタ5で分岐された一方の光を入射しこれ
をビームスプリッタ5に反射する固定鏡6と、コリメー
タレンズ3の出力光の光軸方向に沿って平行に振動し、
ビームスプリッタ5で分岐されたもう一方の光を入射し
これをビームスプリッタ5に反射する移動鏡7と、ビー
ムスプリッタ5により反射された固定鏡6からの光とビ
ームスプリッタ5を透過した移動鏡7からの光の合成に
より生じる干渉光を光電変換する受光器9と、ビームス
プリッタ5により反射された移動鏡7からの光とビーム
スプリッタ5を透過した固定鏡6からの光の合成により
生じる干渉光を光電変換する受光器10と、受光器9・
10のいずれか一方の光入力を被測定光による干渉光束
のみに制限し、他方の光入力を基準光による干渉光束の
みに制限する光入力制御手段17・18と、受光器9・
10の出力を入力し基準光と測定光の位相測定を行う位
相測定部12と、位相測定部12の測定結果から被測定
光の波長計算を行う演算処理部13とを具備する。
に、第1の発明は、被測定光源2から出力される光の波
長を測定する光波長計において、所定波長の基準光を出
力する基準光源1・14と、基準光源1・14の出力光
と被測定光源2の出力光を合波する光合波手段15・1
6と、光合波手段15・16の出力光を平行光に変換す
るコリメータレンズ3と、コリメータレンズ3の出力光
を反射光と透過光に2分岐するビームスプリッタ5と、
ビームスプリッタ5で分岐された一方の光を入射しこれ
をビームスプリッタ5に反射する固定鏡6と、コリメー
タレンズ3の出力光の光軸方向に沿って平行に振動し、
ビームスプリッタ5で分岐されたもう一方の光を入射し
これをビームスプリッタ5に反射する移動鏡7と、ビー
ムスプリッタ5により反射された固定鏡6からの光とビ
ームスプリッタ5を透過した移動鏡7からの光の合成に
より生じる干渉光を光電変換する受光器9と、ビームス
プリッタ5により反射された移動鏡7からの光とビーム
スプリッタ5を透過した固定鏡6からの光の合成により
生じる干渉光を光電変換する受光器10と、受光器9・
10のいずれか一方の光入力を被測定光による干渉光束
のみに制限し、他方の光入力を基準光による干渉光束の
みに制限する光入力制御手段17・18と、受光器9・
10の出力を入力し基準光と測定光の位相測定を行う位
相測定部12と、位相測定部12の測定結果から被測定
光の波長計算を行う演算処理部13とを具備する。
【0037】特に、光入力制御手段17・18は、受光
器9・10のいずれか一方の光入力を被測定光による干
渉光束のみに制限する光フィルタ17と、他方の光入力
を基準光による干渉光束のみに制限する光フィルタ18
とを備える。
器9・10のいずれか一方の光入力を被測定光による干
渉光束のみに制限する光フィルタ17と、他方の光入力
を基準光による干渉光束のみに制限する光フィルタ18
とを備える。
【0038】また、基準光源1・14は、互いに波長の
異なる光を発光する光源1・14と、各光源1・14の
出力光を合波する光合波手段15を備える。
異なる光を発光する光源1・14と、各光源1・14の
出力光を合波する光合波手段15を備える。
【0039】第2の発明は、被測定光源2から出力され
る光の波長を測定する光波長計において、被測定光源の
波長域とは異なる所定波長の基準光を出力する基準光源
1と、基準光源1の出力光と被測定光源2の出力光を合
波する光合波手段16と、光合波手段16の出力光を平
行光に変換するコリメータレンズ3と、コリメータレン
ズ3の出力光を反射光と透過光に2分岐するビームスプ
リッタ5と、ビームスプリッタ5で分岐された一方の光
を入射しこれをビームスプリッタ5に反射する固定鏡6
と、コリメータレンズ3の出力光の光軸方向に沿って平
行に振動し、ビームスプリッタ5で分岐されたもう一方
の光を入射しこれをビームスプリッタ5に反射する移動
鏡7と、ビームスプリッタ5により反射された固定鏡6
からの光とビームスプリッタ5を透過した移動鏡7から
の光の合成により生じる干渉光のうち被測定光による干
渉光束のみに反応して光電変換する受光器9と、ビーム
スプリッタ5により反射された移動鏡7からの光とビー
ムスプリッタ5を透過した固定鏡6からの光の合成によ
り生じる干渉光のうち基準光による干渉光束のみに反応
して光電変換する受光器10と、受光器9・10の出力
を入力し基準光と測定光の位相測定を行う位相測定部1
2と、位相測定部12の測定結果から被測定光の波長計
算を行う演算処理部13とを備える。
る光の波長を測定する光波長計において、被測定光源の
波長域とは異なる所定波長の基準光を出力する基準光源
1と、基準光源1の出力光と被測定光源2の出力光を合
波する光合波手段16と、光合波手段16の出力光を平
行光に変換するコリメータレンズ3と、コリメータレン
ズ3の出力光を反射光と透過光に2分岐するビームスプ
リッタ5と、ビームスプリッタ5で分岐された一方の光
を入射しこれをビームスプリッタ5に反射する固定鏡6
と、コリメータレンズ3の出力光の光軸方向に沿って平
行に振動し、ビームスプリッタ5で分岐されたもう一方
の光を入射しこれをビームスプリッタ5に反射する移動
鏡7と、ビームスプリッタ5により反射された固定鏡6
からの光とビームスプリッタ5を透過した移動鏡7から
の光の合成により生じる干渉光のうち被測定光による干
渉光束のみに反応して光電変換する受光器9と、ビーム
スプリッタ5により反射された移動鏡7からの光とビー
ムスプリッタ5を透過した固定鏡6からの光の合成によ
り生じる干渉光のうち基準光による干渉光束のみに反応
して光電変換する受光器10と、受光器9・10の出力
を入力し基準光と測定光の位相測定を行う位相測定部1
2と、位相測定部12の測定結果から被測定光の波長計
算を行う演算処理部13とを備える。
【0040】
【発明の実施の形態】次に、この発明の各実施形態の説
明をする前に、各実施形態の基礎をなす原理について説
明する。
明をする前に、各実施形態の基礎をなす原理について説
明する。
【0041】被測定光と基準光を光ファイバカプラ等を
用いて同一導波路に導くことで、導波路からの出射光お
よびコリメートレンズ後の2つの平行光束は同一光路と
なるために、振動による光路ずれは同様であり、ずれ角
度δはゼロである。
用いて同一導波路に導くことで、導波路からの出射光お
よびコリメートレンズ後の2つの平行光束は同一光路と
なるために、振動による光路ずれは同様であり、ずれ角
度δはゼロである。
【0042】他に、波長差により屈折角がわずかに異な
るために、数十μmオーダーの平行移動が生じるが、m
mオーダーの光束径に対しては同一光路とみなせる範囲
内の変化である。このために(6)式の角度ずれ誤差は
なくなり、干渉計を簡易構造に構成できる。さらに空気
屈折率の誤差である(11)式は第1項のみで測定温度
と光路の温度差を1℃のオーダーで測定できれば10-7
の測定波長精度が達成できる。すなわち、温度むらをな
くすための複雑な処置は不要である。
るために、数十μmオーダーの平行移動が生じるが、m
mオーダーの光束径に対しては同一光路とみなせる範囲
内の変化である。このために(6)式の角度ずれ誤差は
なくなり、干渉計を簡易構造に構成できる。さらに空気
屈折率の誤差である(11)式は第1項のみで測定温度
と光路の温度差を1℃のオーダーで測定できれば10-7
の測定波長精度が達成できる。すなわち、温度むらをな
くすための複雑な処置は不要である。
【0043】次に、上述の原理に基づいたこの発明の第
1の実施形態について、図1を参照して説明する。図1
はこの発明の第1の実施形態による光波長計の構成を示
す図である。ただし、図1において、図4の各部と共通
する部分には同一の符号を付して示し、その説明を省略
する。
1の実施形態について、図1を参照して説明する。図1
はこの発明の第1の実施形態による光波長計の構成を示
す図である。ただし、図1において、図4の各部と共通
する部分には同一の符号を付して示し、その説明を省略
する。
【0044】図1で、基準光源14は基準光源1の基準
光波長とは異なる波長の光を出力する。ここでは、例と
して、基準光源1の波長を0.63μmとし、基準光源
14の波長を1.52μmとする。各基準光源1・14
の出力光は光カプラ15で合波され、さらに光カプラ1
6で被測定光源2の出力光と合波される。これによって
各基準光源1・14の出力光は被測定光束の光路上に乗
せられてコリメータレンズ3に出力され、平行光束20
に変換されて、ビームスプリッタ5と固定鏡6および移
動鏡7で構成される干渉計に入射される。
光波長とは異なる波長の光を出力する。ここでは、例と
して、基準光源1の波長を0.63μmとし、基準光源
14の波長を1.52μmとする。各基準光源1・14
の出力光は光カプラ15で合波され、さらに光カプラ1
6で被測定光源2の出力光と合波される。これによって
各基準光源1・14の出力光は被測定光束の光路上に乗
せられてコリメータレンズ3に出力され、平行光束20
に変換されて、ビームスプリッタ5と固定鏡6および移
動鏡7で構成される干渉計に入射される。
【0045】ここで、光カプラ15は基準光源1・14
の各出力光を例えば1:1に合波する。なお、合波比は
基準光源1・14の各出力レベルに応じて適当に選択す
ればよい。光カプラ16は被測定光と光カプラ15の出
力光を例えば9:1で合波する。これにより、同一光路
にすることでの被測定光の損失は10%程度に抑えられ
る。
の各出力光を例えば1:1に合波する。なお、合波比は
基準光源1・14の各出力レベルに応じて適当に選択す
ればよい。光カプラ16は被測定光と光カプラ15の出
力光を例えば9:1で合波する。これにより、同一光路
にすることでの被測定光の損失は10%程度に抑えられ
る。
【0046】一方、受光器9・10への各光路中には光
フィルタ17・18が配置される。これらの光フィルタ
17・18はそれぞれ受光器9・10の特性に応じたフ
ィルタ特性を有する。例えば、受光器9を短波長用Si
−PDとすれば、光フィルタ17には短波長透過型のハ
イパスフィルタが用いられ、受光器10を長波長用In
GaAs−PDとすれば、光フィルタ18には長波長透
過型のローパスフィルタが用いられる。
フィルタ17・18が配置される。これらの光フィルタ
17・18はそれぞれ受光器9・10の特性に応じたフ
ィルタ特性を有する。例えば、受光器9を短波長用Si
−PDとすれば、光フィルタ17には短波長透過型のハ
イパスフィルタが用いられ、受光器10を長波長用In
GaAs−PDとすれば、光フィルタ18には長波長透
過型のローパスフィルタが用いられる。
【0047】また、演算処理部13は、位相測定部12
の測定結果から各種演算を行って被測定光の波長λを算
出する機能と共に、基準光源1・14および被測定光源
2の選択出力制御、光フィルタ17・18に対するフィ
ルタ特性の変更制御等を行う機能を有する。
の測定結果から各種演算を行って被測定光の波長λを算
出する機能と共に、基準光源1・14および被測定光源
2の選択出力制御、光フィルタ17・18に対するフィ
ルタ特性の変更制御等を行う機能を有する。
【0048】すなわち、上記構成による光干渉計では、
光カプラ16により被測定光と基準光が同一光路となっ
たために、被測定光による干渉光束と基準光による干渉
光束は重なって受光器9・10に達する。このため受光
器9・10では2干渉光束を分離する必要がある。これ
について図2を参照して説明する。
光カプラ16により被測定光と基準光が同一光路となっ
たために、被測定光による干渉光束と基準光による干渉
光束は重なって受光器9・10に達する。このため受光
器9・10では2干渉光束を分離する必要がある。これ
について図2を参照して説明する。
【0049】図2は受光器9・10の受光感度と光フィ
ルタ17・18の透過率を示す図で、横軸に波長をとっ
ている。
ルタ17・18の透過率を示す図で、横軸に波長をとっ
ている。
【0050】例えば、基準光源1に0.63μmのHe
−Neレーザを用いた場合は、その位相変化測定(干渉
縞計数)は受光器9を用いて達成される。この時、受光
器10では0.63μmに対する受光感度がないので、
受光器10の出力には何の影響もない。
−Neレーザを用いた場合は、その位相変化測定(干渉
縞計数)は受光器9を用いて達成される。この時、受光
器10では0.63μmに対する受光感度がないので、
受光器10の出力には何の影響もない。
【0051】これに対して、被測定光を1.55μmと
すれば、逆に受光器9の受光感度がないために受光器9
の出力には影響せず、受光器10の出力から被測定光の
位相変化測定(干渉縞計数)が可能となる。
すれば、逆に受光器9の受光感度がないために受光器9
の出力には影響せず、受光器10の出力から被測定光の
位相変化測定(干渉縞計数)が可能となる。
【0052】以上のことから、被測定光範囲を限定すれ
ば、上述のように受光器9・10の波長感度のみで十分
分離可能であるが、基準光用受光器の波長帯域を制限し
て、基準光波長が0.63μmの場合は光フィルタ17
のみを使用し、1.55μmの場合は光フィルタ18の
みを使用することで、より広範囲の波長測定が可能にな
る。
ば、上述のように受光器9・10の波長感度のみで十分
分離可能であるが、基準光用受光器の波長帯域を制限し
て、基準光波長が0.63μmの場合は光フィルタ17
のみを使用し、1.55μmの場合は光フィルタ18の
みを使用することで、より広範囲の波長測定が可能にな
る。
【0053】例えば、被測定光1μm帯の波長に対して
は受光器9・10共に受光感度を持つが、光フィルタ1
7により基準光用の受光器9には被測定光を透過させな
いようにすれば、被測定光用受光器10でのみ位相変化
測定を行うことができる。
は受光器9・10共に受光感度を持つが、光フィルタ1
7により基準光用の受光器9には被測定光を透過させな
いようにすれば、被測定光用受光器10でのみ位相変化
測定を行うことができる。
【0054】ただし、被測定光の波長は測定時には未知
であるので、測定前に一旦基準光の光出力を遮断してお
いて、受光器9と10の出力レベルを測定することで、
被測定光が受光器9で受光すべき短波長帯の光なのか、
受光器10で受光すべき長波長帯の光なのかを確認した
上で基準光を選択するという段階を踏む必要がある。こ
れは、従来例に被測定光の判別による短長受光器の切換
部11があるのと同じである。
であるので、測定前に一旦基準光の光出力を遮断してお
いて、受光器9と10の出力レベルを測定することで、
被測定光が受光器9で受光すべき短波長帯の光なのか、
受光器10で受光すべき長波長帯の光なのかを確認した
上で基準光を選択するという段階を踏む必要がある。こ
れは、従来例に被測定光の判別による短長受光器の切換
部11があるのと同じである。
【0055】したがって、上記構成による光干渉計は、
基準光束と被測定光束の2光束の光路を同一にしている
ので、温度変動と振動に影響されにくくなる。よって、
軽易な干渉計構成で高精度な波長測定を実現することが
できる。
基準光束と被測定光束の2光束の光路を同一にしている
ので、温度変動と振動に影響されにくくなる。よって、
軽易な干渉計構成で高精度な波長測定を実現することが
できる。
【0056】次に、この発明の第2実施形態について、
図3を参照して説明する。図3はこの発明の第2実施形
態による光波長計の構成を示す図である。ただし、図3
において、図1、図4の各部と共通する部分には同一の
符号を付して示し、その説明を省略する。
図3を参照して説明する。図3はこの発明の第2実施形
態による光波長計の構成を示す図である。ただし、図3
において、図1、図4の各部と共通する部分には同一の
符号を付して示し、その説明を省略する。
【0057】図3の構成による光波長計は、基準光源1
の出力光を光カプラ16に入力し、被測定光源2の光路
上に乗せるだけの構成であるが、例えば基準光源1の波
長を0.63μmとし、光カプラ16で被測定光と基準
光を例えば9:1で合波するものとする。また、受光器
9に短波長用Si−PDを用い、受光器10に長波長用
InGaAs−PDを用いるものとする。
の出力光を光カプラ16に入力し、被測定光源2の光路
上に乗せるだけの構成であるが、例えば基準光源1の波
長を0.63μmとし、光カプラ16で被測定光と基準
光を例えば9:1で合波するものとする。また、受光器
9に短波長用Si−PDを用い、受光器10に長波長用
InGaAs−PDを用いるものとする。
【0058】すなわち、本光波長計は光通信関連用と
し、被測定光を1.3および1.5μm帯に限定する。
このため、第1の実施形態で説明したように、受光器
9,10のフィルタ特性のみで被測定光の干渉光束と基
準光の干渉光束を分離できるため、図1に示した光フィ
ルタ17,18は不要となる。用途を光通信関連に限定
することで、より少ない構成要素で高精度な光波長計が
実現できる。
し、被測定光を1.3および1.5μm帯に限定する。
このため、第1の実施形態で説明したように、受光器
9,10のフィルタ特性のみで被測定光の干渉光束と基
準光の干渉光束を分離できるため、図1に示した光フィ
ルタ17,18は不要となる。用途を光通信関連に限定
することで、より少ない構成要素で高精度な光波長計が
実現できる。
【0059】
【発明の効果】この発明による光波長計によれば、2光
束の光路を同一にしたことで、温度変動と振動に影響さ
れにくくなり、軽易な干渉計構成で高精度な波長測定を
実現することができるという効果がある。
束の光路を同一にしたことで、温度変動と振動に影響さ
れにくくなり、軽易な干渉計構成で高精度な波長測定を
実現することができるという効果がある。
【図1】この発明の第1の実施形態による光波長計の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】受光器の受光感度と光フィルタの透過率を示す
図である。
図である。
【図3】この発明の第2の実施形態による光波長計の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図4】従来の光波長計の概略構成を示す図である。
【図5】従来の光波長計において、(a)はP
S(dS ) の波形を示す図、(b)は位相測定分解能2
πでの電圧−時間ベースの矩形波を示す図、(c)は1
/100程度の時分割が行われて得られる波形を概念的
に示す図である。
S(dS ) の波形を示す図、(b)は位相測定分解能2
πでの電圧−時間ベースの矩形波を示す図、(c)は1
/100程度の時分割が行われて得られる波形を概念的
に示す図である。
【図6】従来の光波長形における位置ずれによる光路差
の変動例を説明する図である。
の変動例を説明する図である。
【符号の説明】 1・14 基準光源 2 被測定光源 3・4 コリメータ 5 ビームスプリッタ 6 固定鏡 7 移動鏡 8・9・10 受光器 11切換部 12 位相測定部 13 演算処理部 15・16 光カプラ 17・18 光フィルタ
Claims (4)
- 【請求項1】 被測定光源(2) から出力される光の波長
を測定する光波長計において、 所定波長の基準光を出力する基準光源(1,14)と、 この基準光源(1,14)の出力光と被測定光源(2) の出力光
を合波する光合波手段(15,16) と、 この光合波手段(15,16) の出力光を平行光に変換するコ
リメータレンズ(3) と、 コリメータレンズ(3) の出力光を反射光と透過光に2分
岐するビームスプリッタ(5) と、 ビームスプリッタ(5) で分岐された一方の光を入射しこ
れをビームスプリッタ(5) に反射する固定鏡(6) と、 コリメータレンズ(3) の出力光の光軸方向に沿って平行
に振動し、ビームスプリッタ(5) で分岐されたもう一方
の光を入射しこれをビームスプリッタ(5) に反射する移
動鏡(7) と、 ビームスプリッタ(5) により反射された固定鏡(6) から
の光とビームスプリッタ(5) を透過した移動鏡(7) から
の光の合成により生じる干渉光を光電変換する第1の受
光器(9) と、 ビームスプリッタ(5) により反射された移動鏡(7) から
の光とビームスプリッタ(5) を透過した固定鏡(6) から
の光の合成により生じる干渉光を光電変換する第2の受
光器(10)と、 第1および第2の受光器(9,10)のいずれか一方の光入力
を被測定光による干渉光束のみに制限し、他方の光入力
を基準光による干渉光束のみに制限する光入力制御手段
(17,18) と、 第1および第2の受光器(9,10)の出力を入力し基準光と
測定光の位相測定を行う位相測定部(12)と、 位相測定部(12)の測定結果から前記被測定光の波長計算
を行う演算処理部(13)とを備えることを特徴とする光波
長計。 - 【請求項2】 光入力制御手段(17,18) は、第1および
第2の受光器(9,10)のいずれか一方の光入力を被測定光
による干渉光束のみに制限する第1の光フィルタ(17)
と、他方の光入力を基準光による干渉光束のみに制限す
る第2の光フィルタ(18)とを備えることを特徴とする請
求項1記載の光波長計。 - 【請求項3】 基準光源(1,14)は互いに波長の異なる光
を発光する第1および第2の光源(1,14)と、各光源(1,1
4)の出力光を合波する光合波手段(15)を備えることを特
徴とする請求項1記載の光波長計。 - 【請求項4】 被測定光源(2) から出力される光の波長
を測定する光波長計において、 被測定光源(2) の波長域とは異なる所定波長の基準光を
出力する基準光源(1)と、 基準光源(1) の出力光と被測定光源(2) の出力光を合波
する光合波手段(16)と、 光合波手段(16)の出力光を平行光に変換するコリメータ
レンズ(3) と、 このコリメータレンズ(3) の出力光を反射光と透過光に
2分岐するビームスプリッタ(5) と、 このビームスプリッタ(5) で分岐された一方の光を入射
しこれをビームスプリッタ(5) に反射する固定鏡(6)
と、 コリメータレンズ(3) の出力光の光軸方向に沿って平行
に振動し、ビームスプリッタ(5) で分岐されたもう一方
の光を入射しこれをビームスプリッタ(5) に反射する移
動鏡(7) と、 ビームスプリッタ(5) により反射された固定鏡(6) から
の光とビームスプリッタ(5) を透過した移動鏡(7) から
の光の合成により生じる干渉光のうち被測定光による干
渉光束のみに反応して光電変換する第1の受光器(9)
と、 ビームスプリッタ(5) により反射された移動鏡(7) から
の光とビームスプリッタ(5) を透過した固定鏡(6) から
の光の合成により生じる干渉光のうち基準光による干渉
光束のみに反応して光電変換する第2の受光器(10)と、 第1および第2の受光器(9,10)の出力を入力し基準光と
測定光の位相測定を行う位相測定部(12)と、 位相測定部(12)の測定結果から前記被測定光の波長計算
を行う演算処理部(13)とを具備することを特徴とする光
波長計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6732596A JPH09236493A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 光波長計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6732596A JPH09236493A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 光波長計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09236493A true JPH09236493A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=13341769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6732596A Pending JPH09236493A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 光波長計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09236493A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006284315A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Advantest Corp | 波長導出装置および該装置を備えた波長計、波長導出方法、プログラムおよび記録媒体 |
| KR100803237B1 (ko) * | 2000-02-21 | 2008-02-14 | 텍트로닉스 인코포레이티드 | 광 스펙트럼 분석기에서 보정 신호 및 시험 신호를 동시에 검출하는 광 시스템, 광 스펙트럼 분석기 및 그 검출 방법 |
| JP2024050934A (ja) * | 2018-08-29 | 2024-04-10 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 光学デバイス |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP6732596A patent/JPH09236493A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100803237B1 (ko) * | 2000-02-21 | 2008-02-14 | 텍트로닉스 인코포레이티드 | 광 스펙트럼 분석기에서 보정 신호 및 시험 신호를 동시에 검출하는 광 시스템, 광 스펙트럼 분석기 및 그 검출 방법 |
| JP2006284315A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Advantest Corp | 波長導出装置および該装置を備えた波長計、波長導出方法、プログラムおよび記録媒体 |
| JP2024050934A (ja) * | 2018-08-29 | 2024-04-10 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 光学デバイス |
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