JPH09236596A - 海水中の全窒素測定における海水妨害影響の補正方法 - Google Patents
海水中の全窒素測定における海水妨害影響の補正方法Info
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- JPH09236596A JPH09236596A JP10639596A JP10639596A JPH09236596A JP H09236596 A JPH09236596 A JP H09236596A JP 10639596 A JP10639596 A JP 10639596A JP 10639596 A JP10639596 A JP 10639596A JP H09236596 A JPH09236596 A JP H09236596A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 海水の妨害影響を補正し、簡便、安全かつ安
価に、精度の高い全窒素の定量分析をおこなえる全窒素
の測定方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 窒素妨害物質を含む試料について、予
め、個別に試料の導電率と試料中の妨害物質によるゼロ
校正液、スパン校正液の吸光度変動量の関係を求めてお
くことにより、全窒素測定における妨害影響の補正をお
こなう。
価に、精度の高い全窒素の定量分析をおこなえる全窒素
の測定方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 窒素妨害物質を含む試料について、予
め、個別に試料の導電率と試料中の妨害物質によるゼロ
校正液、スパン校正液の吸光度変動量の関係を求めてお
くことにより、全窒素測定における妨害影響の補正をお
こなう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば海水等の試料
水中の全窒素の定量分析における妨害影響を補正する方
法の技術分野に属する。
水中の全窒素の定量分析における妨害影響を補正する方
法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】JISK0102に規定される全窒素測
定法のうち、紫外線吸光光度法は最も簡単な方法であり
多くの自動測定装置に採用されている。その方法は、試
料に、ペルオキソ二硫酸カリウムのアルカリ性溶液を加
え、約120°Cに加熱して窒素化合物を硝酸イオンに
変えるとともに有機物を分解した後、この溶液のpHを
2〜3とした後、硝酸イオンによる波長220nmの吸
光度を測定して定量するものである。
定法のうち、紫外線吸光光度法は最も簡単な方法であり
多くの自動測定装置に採用されている。その方法は、試
料に、ペルオキソ二硫酸カリウムのアルカリ性溶液を加
え、約120°Cに加熱して窒素化合物を硝酸イオンに
変えるとともに有機物を分解した後、この溶液のpHを
2〜3とした後、硝酸イオンによる波長220nmの吸
光度を測定して定量するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の紫外線吸光光度法では、臭素10mg/L以上で妨
害影響を受け、臭素約70mg/Lの海水では全窒素の
測定は不可能となり、また、クロムによっても0.1m
g/L程度で妨害影響があるため、試料水が臭化物イオ
ンやクロムを含む場合には適用できないという難点があ
った。
来の紫外線吸光光度法では、臭素10mg/L以上で妨
害影響を受け、臭素約70mg/Lの海水では全窒素の
測定は不可能となり、また、クロムによっても0.1m
g/L程度で妨害影響があるため、試料水が臭化物イオ
ンやクロムを含む場合には適用できないという難点があ
った。
【0004】その他の海水妨害影響のないJIS記載の
方法は長時間の分析操作を必要としたり、有害廃液の処
理が必要であったりして、自動測定装置への適用は難し
い。また、妨害要素となる臭素を吸着・揮散させる方法
も検討されてはいるが、操作が複雑でメンテナンスも容
易でなく自動測定には適さない。
方法は長時間の分析操作を必要としたり、有害廃液の処
理が必要であったりして、自動測定装置への適用は難し
い。また、妨害要素となる臭素を吸着・揮散させる方法
も検討されてはいるが、操作が複雑でメンテナンスも容
易でなく自動測定には適さない。
【0005】あるいは、塩化物イオン濃度から臭素イオ
ン濃度を換算し補正する方法も提案されているが、塩化
物イオン電極は高価であり、かつ海水に対して感度が高
すぎ、測定値の信頼性が低く、正確な補正が難しい。
ン濃度を換算し補正する方法も提案されているが、塩化
物イオン電極は高価であり、かつ海水に対して感度が高
すぎ、測定値の信頼性が低く、正確な補正が難しい。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
海水等の試料水中の妨害影響を補正し、簡便、安全かつ
安価に、精度の高い全窒素の定量分析をおこなえる全窒
素の測定方法を提供することを目的としている。
海水等の試料水中の妨害影響を補正し、簡便、安全かつ
安価に、精度の高い全窒素の定量分析をおこなえる全窒
素の測定方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、請求項1に記載の発明では、海水試料の導電率と、
ゼロ液およびスパン液の導電率と吸光度の関係またはゼ
ロ液およびスパン液の海水濃度と吸光度の関係と、海水
を含まない場合の吸光度と全窒素との関係より、海水中
の全窒素濃度を求めることを特徴としている。請求項2
に記載の発明では、導電率と海水濃度の関係と、ゼロ液
とスパン液の吸光度と海水濃度の関係と、海水を含まな
い場合の吸光度と全窒素との関係式計算方法とを予め求
めておき、サンプルとした海水試料の導電率測定をおこ
ない、その海水試料の導電率を求める過程と、その導電
率と、前記導電率と海水濃度の関係から、海水濃度を求
める過程と、その海水濃度と、前記ゼロ液とスパン液の
海水による吸光度と海水濃度の関係から、サンプルと同
一海水濃度のゼロ液およびスパン液の吸光度を求める過
程と、その吸光度と、前記海水を含まない場合の吸光度
と全窒素の関係式計算方法から、サンプルと同一海水濃
度である場合の吸光度と全窒素の関係式を求める過程
と、サンプルとした前記海水試料の吸光度を測定し、そ
の吸光度を、前記吸光度と全窒素の関係式に代入して全
窒素濃度を求めることを特徴としている。請求項3に記
載の発明では、導電率と海水濃度の関係と、ゼロ液とス
パン液の海水による吸光度変動量と海水濃度の関係と、
海水を含まない場合の吸光度と全窒素との関係式計算方
法とを予め求めておき、かつ、試料測定前に海水を含ま
ないゼロ液およびスパン液で校正をおこない、ゼロ液お
よびスパン液の校正吸光度を予め求めておき、サンプル
とした海水試料の導電率測定をおこない、その海水試料
の導電率を求める過程と、その導電率と、前記導電率と
海水濃度の関係から、海水濃度を求める過程と、その海
水濃度と、前記ゼロ液とスパン液の海水による吸光度変
動量と海水濃度の関係から、海水に由来するゼロ液及び
スパン液の吸光度変動量を求める過程と、その吸光度変
動量と、前記海水を含まないゼロ液およびスパン液の校
正時の吸光度から、サンプルと同一海水濃度のゼロ液お
よびスパン液の吸光度を求める過程と、その吸光度と、
前記海水を含まない場合の吸光度と全窒素の関係式計算
方法から、サンプルと同一海水濃度である場合の吸光度
と全窒素の関係式を求める過程と、サンプルとした前記
海水試料の吸光度を測定し、その吸光度を、前記吸光度
と全窒素の関係式に代入して全窒素濃度を求めることを
特徴としている。
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、請求項1に記載の発明では、海水試料の導電率と、
ゼロ液およびスパン液の導電率と吸光度の関係またはゼ
ロ液およびスパン液の海水濃度と吸光度の関係と、海水
を含まない場合の吸光度と全窒素との関係より、海水中
の全窒素濃度を求めることを特徴としている。請求項2
に記載の発明では、導電率と海水濃度の関係と、ゼロ液
とスパン液の吸光度と海水濃度の関係と、海水を含まな
い場合の吸光度と全窒素との関係式計算方法とを予め求
めておき、サンプルとした海水試料の導電率測定をおこ
ない、その海水試料の導電率を求める過程と、その導電
率と、前記導電率と海水濃度の関係から、海水濃度を求
める過程と、その海水濃度と、前記ゼロ液とスパン液の
海水による吸光度と海水濃度の関係から、サンプルと同
一海水濃度のゼロ液およびスパン液の吸光度を求める過
程と、その吸光度と、前記海水を含まない場合の吸光度
と全窒素の関係式計算方法から、サンプルと同一海水濃
度である場合の吸光度と全窒素の関係式を求める過程
と、サンプルとした前記海水試料の吸光度を測定し、そ
の吸光度を、前記吸光度と全窒素の関係式に代入して全
窒素濃度を求めることを特徴としている。請求項3に記
載の発明では、導電率と海水濃度の関係と、ゼロ液とス
パン液の海水による吸光度変動量と海水濃度の関係と、
海水を含まない場合の吸光度と全窒素との関係式計算方
法とを予め求めておき、かつ、試料測定前に海水を含ま
ないゼロ液およびスパン液で校正をおこない、ゼロ液お
よびスパン液の校正吸光度を予め求めておき、サンプル
とした海水試料の導電率測定をおこない、その海水試料
の導電率を求める過程と、その導電率と、前記導電率と
海水濃度の関係から、海水濃度を求める過程と、その海
水濃度と、前記ゼロ液とスパン液の海水による吸光度変
動量と海水濃度の関係から、海水に由来するゼロ液及び
スパン液の吸光度変動量を求める過程と、その吸光度変
動量と、前記海水を含まないゼロ液およびスパン液の校
正時の吸光度から、サンプルと同一海水濃度のゼロ液お
よびスパン液の吸光度を求める過程と、その吸光度と、
前記海水を含まない場合の吸光度と全窒素の関係式計算
方法から、サンプルと同一海水濃度である場合の吸光度
と全窒素の関係式を求める過程と、サンプルとした前記
海水試料の吸光度を測定し、その吸光度を、前記吸光度
と全窒素の関係式に代入して全窒素濃度を求めることを
特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の海水中の全窒素
測定における海水妨害影響の補正方法の実施の形態を詳
細に説明する。図2は本発明の方法を実施するための全
窒素自動測定装置の要部構成図で、符号1は試料水取入
口、2は試料計量管、3は希釈槽、4は混合槽、5は紫
外線酸化分解器で、紫外線ランプ51、分解槽52、ヒ
ータ53等を有する。
測定における海水妨害影響の補正方法の実施の形態を詳
細に説明する。図2は本発明の方法を実施するための全
窒素自動測定装置の要部構成図で、符号1は試料水取入
口、2は試料計量管、3は希釈槽、4は混合槽、5は紫
外線酸化分解器で、紫外線ランプ51、分解槽52、ヒ
ータ53等を有する。
【0009】6は紫外線による酸化分解後の試料水を計
量するための計量管、7は測定セルで、光源71、セル
本体72、検出器73等よりなる。8は排出口、9はブ
ランク水の取入口、10は希釈槽3にブランク水を供給
するためのブランク水タンクである。
量するための計量管、7は測定セルで、光源71、セル
本体72、検出器73等よりなる。8は排出口、9はブ
ランク水の取入口、10は希釈槽3にブランク水を供給
するためのブランク水タンクである。
【0010】11は塩酸溶液タンク、12は水酸化ナト
リウム水溶液タンク、13はペルオキソ二硫酸カリウム
水溶液タンク、14は導電率センサ、15は三方切換
弁、Pは送給用のポンプである。なお、その導電率セン
サ14は市販の導電率電極に限定されず、一対の金属棒
によるものであってもよく、その形状の如何を問わな
い。また、導電率センサ14は試料水取入口1、希釈槽
3等に設けてあってもよく、別途用意したものを適宜使
用してもよい。
リウム水溶液タンク、13はペルオキソ二硫酸カリウム
水溶液タンク、14は導電率センサ、15は三方切換
弁、Pは送給用のポンプである。なお、その導電率セン
サ14は市販の導電率電極に限定されず、一対の金属棒
によるものであってもよく、その形状の如何を問わな
い。また、導電率センサ14は試料水取入口1、希釈槽
3等に設けてあってもよく、別途用意したものを適宜使
用してもよい。
【0011】図1は本発明の方法を説明するための測定
フローを示し、まず、試料の測定前に、以下の〜の
関係を求めておく。「導電率と海水濃度の関係」…、
「ゼロ液とスパン液の海水による吸光度変動量と海水濃
度の関係」…、「海水を含まない場合の吸光度と全窒
素との関係式計算方法」…。なお、この明細書中の
「海水」とは通常の海水のみならず塩分を含むその他の
試料をも含み、また、「海水濃度」は「塩分濃度」に置
き換えられるものとする。ちなみに、海水濃度と塩分濃
度は直線関係があり容易に換算でき、一般に100%海
水の塩分濃度は3.5%である。
フローを示し、まず、試料の測定前に、以下の〜の
関係を求めておく。「導電率と海水濃度の関係」…、
「ゼロ液とスパン液の海水による吸光度変動量と海水濃
度の関係」…、「海水を含まない場合の吸光度と全窒
素との関係式計算方法」…。なお、この明細書中の
「海水」とは通常の海水のみならず塩分を含むその他の
試料をも含み、また、「海水濃度」は「塩分濃度」に置
き換えられるものとする。ちなみに、海水濃度と塩分濃
度は直線関係があり容易に換算でき、一般に100%海
水の塩分濃度は3.5%である。
【0012】上述の関係は、例えば図3に示されるよ
うな既知の測定値に基づいて作成したグラフまたはこれ
を数式化した関係式等として得ることができる。また、
関係は、例えば図4に示されるグラフまたはこれを数
式化した関係式等として得られる。関係式計算法は、
例えば、海水を含まない場合の窒素濃度と吸光度の関係
を示す図5のグラフまたはこれを数式化した関係式等を
用いればよい。なお、参考までに、海水0%と40%の
場合の窒素濃度と吸光度の関係を図6に示す。
うな既知の測定値に基づいて作成したグラフまたはこれ
を数式化した関係式等として得ることができる。また、
関係は、例えば図4に示されるグラフまたはこれを数
式化した関係式等として得られる。関係式計算法は、
例えば、海水を含まない場合の窒素濃度と吸光度の関係
を示す図5のグラフまたはこれを数式化した関係式等を
用いればよい。なお、参考までに、海水0%と40%の
場合の窒素濃度と吸光度の関係を図6に示す。
【0013】次いで、海水を含まないゼロ液およびスパ
ン液で使用する測定装置の校正をおこない、「そのゼロ
液およびスパン液の校正吸光度」…を求めておく。こ
の校正吸光度は測定セル7に付設された検出器73によ
り求める。なお、その吸光度の測定方法は後述する。
ン液で使用する測定装置の校正をおこない、「そのゼロ
液およびスパン液の校正吸光度」…を求めておく。こ
の校正吸光度は測定セル7に付設された検出器73によ
り求める。なお、その吸光度の測定方法は後述する。
【0014】以上で準備段階が完了するが、これらの準
備項目〜は予め記憶部に設定記憶させておき、実試
料の測定過程において、以下に述べる測定フローが実行
される段階で遂時読み出され、予め設定されたプログラ
ムに従い、CPUで演算の用に供されるものとする。
備項目〜は予め記憶部に設定記憶させておき、実試
料の測定過程において、以下に述べる測定フローが実行
される段階で遂時読み出され、予め設定されたプログラ
ムに従い、CPUで演算の用に供されるものとする。
【0015】実試料の測定は以下のようなシーケンスで
おこなわれる(図1参照)。 (1)海水試料の導電率の測定をおこなう(ステップ
1、以下S1という)。
おこなわれる(図1参照)。 (1)海水試料の導電率の測定をおこなう(ステップ
1、以下S1という)。
【0016】(2)S1で求めた「海水試料の導電率」
と「導電率と海水濃度の関係」から、「海水濃度」を
求める(S2)。
と「導電率と海水濃度の関係」から、「海水濃度」を
求める(S2)。
【0017】(3)S2で求めた「海水濃度」と、準備
段階で求めた関係から、「ゼロ液およびスパン液にお
いて、試料と同じ海水濃度の場合の海水を含まない場合
に対する吸光度変動量」、つまり「海水に由来するゼロ
液およびスパン液の吸光度変動量」を求める(S3)。
段階で求めた関係から、「ゼロ液およびスパン液にお
いて、試料と同じ海水濃度の場合の海水を含まない場合
に対する吸光度変動量」、つまり「海水に由来するゼロ
液およびスパン液の吸光度変動量」を求める(S3)。
【0018】(4)準備段階で求めた「校正吸光度」
と、S3で求めた「海水に由来するゼロ液およびスパン
液の吸光度変動量」とから試料と同一海水濃度のゼロ液
およびスパン液の吸光度」を求める(S4)。例えば
(試料と同一海水濃度のゼロ液の吸光度)=(海水なし
のゼロ液の吸光度)+(変動量)として求められ、スパ
ン液についても同様に求められる。
と、S3で求めた「海水に由来するゼロ液およびスパン
液の吸光度変動量」とから試料と同一海水濃度のゼロ液
およびスパン液の吸光度」を求める(S4)。例えば
(試料と同一海水濃度のゼロ液の吸光度)=(海水なし
のゼロ液の吸光度)+(変動量)として求められ、スパ
ン液についても同様に求められる。
【0019】(5)S4で求めた「試料と同一海水濃度
のゼロ液およびスパン液の吸光度」と準備段階で求めた
「関係式計算方法」とから、「試料と同一海水濃度で
ある場合の吸光度と全窒素濃度の関係式:C=f(A)
…を求める(S5)。例えば海水を40%含む場合の
窒素濃度と吸光度の関係は図7に示される。
のゼロ液およびスパン液の吸光度」と準備段階で求めた
「関係式計算方法」とから、「試料と同一海水濃度で
ある場合の吸光度と全窒素濃度の関係式:C=f(A)
…を求める(S5)。例えば海水を40%含む場合の
窒素濃度と吸光度の関係は図7に示される。
【0020】(6)測定セル7に付設されている検出器
73により、海水試料の吸光度の測定をおこない(S
6)、その吸光度(A)を求める。その吸光度の測定
は、以下のようにおこなわれる。まず一定量の試料を採
取する。ただし、濃度の高い試料の場合は希釈を行う。
次に、ペルオキソ二硫酸カリウム水溶液と水酸化ナトリ
ウム水溶液を試料に加え、紫外線を15分間照射する。
この過程で、窒素化合物は硝酸イオンへと酸化される。
分解後の溶液を一定量計量し、そこに塩酸を注入してp
Hを2〜3に調整した後、220nm紫外吸収を測定す
る。
73により、海水試料の吸光度の測定をおこない(S
6)、その吸光度(A)を求める。その吸光度の測定
は、以下のようにおこなわれる。まず一定量の試料を採
取する。ただし、濃度の高い試料の場合は希釈を行う。
次に、ペルオキソ二硫酸カリウム水溶液と水酸化ナトリ
ウム水溶液を試料に加え、紫外線を15分間照射する。
この過程で、窒素化合物は硝酸イオンへと酸化される。
分解後の溶液を一定量計量し、そこに塩酸を注入してp
Hを2〜3に調整した後、220nm紫外吸収を測定す
る。
【0021】(7)S6で求めた海水試料の吸光度
(A)をS5で求めた関係式に代入して、補正後の全
窒素濃度Cを求める(S7)。以上のように、従来、全
窒素自動測定装置で測定が困難とされていた海水試料中
の全窒素の濃度測定を信頼性よくきわめて容易におこな
えるようになった。なお、検出器73による海水試料の
吸光度の測定(S6)は、S1に先行しておこない、そ
の吸光度を一時記憶させておいた後、S1〜S5のステ
ップが終了した時点でその値を読み出し、S7を実行し
てもよい。
(A)をS5で求めた関係式に代入して、補正後の全
窒素濃度Cを求める(S7)。以上のように、従来、全
窒素自動測定装置で測定が困難とされていた海水試料中
の全窒素の濃度測定を信頼性よくきわめて容易におこな
えるようになった。なお、検出器73による海水試料の
吸光度の測定(S6)は、S1に先行しておこない、そ
の吸光度を一時記憶させておいた後、S1〜S5のステ
ップが終了した時点でその値を読み出し、S7を実行し
てもよい。
【0022】また、別の方法として、準備段階での「ゼ
ロ液とスパン液の海水による吸光度変動量と海水濃度の
関係」に代えて、「ゼロ液とスパン液の吸光度と海水濃
度の関係」を求めておき、測定段階で、「海水濃度と、
前記ゼロ液とスパン液の海水による吸光度と海水濃度の
関係から、サンプルと同一海水濃度のゼロ液およびスパ
ン液の吸光度を求める」ようにしてもよい。なお、上記
いずれかの方法においても、「吸光度と導電率の関係」
に基づいて全窒素濃度を求めるようにし、準備段階にお
ける「導電率と海水濃度」および測定段階での「海水濃
度を求める過程」を不要とすることができる。
ロ液とスパン液の海水による吸光度変動量と海水濃度の
関係」に代えて、「ゼロ液とスパン液の吸光度と海水濃
度の関係」を求めておき、測定段階で、「海水濃度と、
前記ゼロ液とスパン液の海水による吸光度と海水濃度の
関係から、サンプルと同一海水濃度のゼロ液およびスパ
ン液の吸光度を求める」ようにしてもよい。なお、上記
いずれかの方法においても、「吸光度と導電率の関係」
に基づいて全窒素濃度を求めるようにし、準備段階にお
ける「導電率と海水濃度」および測定段階での「海水濃
度を求める過程」を不要とすることができる。
【0023】さらに、より簡易には、測定により求めた
海水試料の導電率と、ゼロ液およびスパン液の導電率と
吸光度の関係またはゼロ液およびスパン液の海水濃度と
吸光度の関係と、海水を含まない場合の吸光度と全窒素
との関係より全窒素濃度を求めることができるが、その
ゼロ液とスパン液の海水濃度と吸光度の関係を求める場
合には、例えば図3のような海水濃度と導電率の関係を
示すグラフないしは相等の計算式を用いて導電率を求め
る必要がある。
海水試料の導電率と、ゼロ液およびスパン液の導電率と
吸光度の関係またはゼロ液およびスパン液の海水濃度と
吸光度の関係と、海水を含まない場合の吸光度と全窒素
との関係より全窒素濃度を求めることができるが、その
ゼロ液とスパン液の海水濃度と吸光度の関係を求める場
合には、例えば図3のような海水濃度と導電率の関係を
示すグラフないしは相等の計算式を用いて導電率を求め
る必要がある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
方法の発明によれば、海水試料の導電率と、ゼロ液およ
びスパン液の導電率と吸光度の関係またはゼロ液および
スパン液の海水濃度と吸光度の関係と、海水を含まない
場合の吸光度と全窒素との関係より、簡易に、海水中の
全窒素濃度を求めることができる。
方法の発明によれば、海水試料の導電率と、ゼロ液およ
びスパン液の導電率と吸光度の関係またはゼロ液および
スパン液の海水濃度と吸光度の関係と、海水を含まない
場合の吸光度と全窒素との関係より、簡易に、海水中の
全窒素濃度を求めることができる。
【0025】請求項2および請求項3に記載の方法の発
明によれば、窒素妨害物質を含む試料について、予め、
個別に試料の導電率と、ゼロ液とスパン液の吸光度と海
水濃度の関係または試料中の妨害物質によるゼロ校正
液、スパン校正液の吸光度変動量と海水濃度の関係を求
めておくことにより、全窒素測定における妨害影響の補
正をおこなうので、これまで全窒素自動測定装置で測定
が困難であった海水試料測定が可能となり、広い海域の
全窒素濃度の測定が容易となる。また、その装置は、従
来の全窒素自動測定装置に導電率センサーを付加するの
みでよく、安価に提供することができ、全窒素測定箇所
の増加も期待することができ、富栄養化等の水質汚濁の
進行防止に大きく寄与することができる。
明によれば、窒素妨害物質を含む試料について、予め、
個別に試料の導電率と、ゼロ液とスパン液の吸光度と海
水濃度の関係または試料中の妨害物質によるゼロ校正
液、スパン校正液の吸光度変動量と海水濃度の関係を求
めておくことにより、全窒素測定における妨害影響の補
正をおこなうので、これまで全窒素自動測定装置で測定
が困難であった海水試料測定が可能となり、広い海域の
全窒素濃度の測定が容易となる。また、その装置は、従
来の全窒素自動測定装置に導電率センサーを付加するの
みでよく、安価に提供することができ、全窒素測定箇所
の増加も期待することができ、富栄養化等の水質汚濁の
進行防止に大きく寄与することができる。
【図1】本発明の海水中の全窒素測定における海水妨害
影響の補正方法を説明するための測定フロー図である。
影響の補正方法を説明するための測定フロー図である。
【図2】同方法をおこなうための全窒素自動測定装置の
構成図である。
構成図である。
【図3】海水濃度と導電率の関係を示すグラフである。
【図4】ゼロ液とスパン液の海水による吸光度変動量と
海水濃度の関係を示すグラフである。
海水濃度の関係を示すグラフである。
【図5】海水を含まない場合の窒素濃度と吸光度の関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図6】海水0%と40%の場合の窒素濃度と吸光度の
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図7】海水を40%含む場合の窒素濃度と吸光度の関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 海水試料の導電率と、ゼロ液およびスパ
ン液の導電率と吸光度の関係またはゼロ液およびスパン
液の海水濃度と吸光度の関係と、海水を含まない場合の
吸光度と全窒素との関係より、海水中の全窒素濃度を求
めることを特徴とする海水中の全窒素測定における海水
妨害影響の補正方法。 - 【請求項2】 導電率と海水濃度の関係と、ゼロ液とス
パン液の吸光度と海水濃度の関係と、海水を含まない場
合の吸光度と全窒素との関係式計算方法とを予め求めて
おき、サンプルとした海水試料の導電率測定をおこな
い、その海水試料の導電率を求める過程と、その導電率
と、前記導電率と海水濃度の関係から、海水濃度を求め
る過程と、その海水濃度と、前記ゼロ液とスパン液の海
水による吸光度と海水濃度の関係から、サンプルと同一
海水濃度のゼロ液およびスパン液の吸光度を求める過程
と、その吸光度と、前記海水を含まない場合の吸光度と
全窒素の関係式計算方法から、サンプルと同一海水濃度
である場合の吸光度と全窒素の関係式を求める過程と、
サンプルとした前記海水試料の吸光度を測定し、その吸
光度を、前記吸光度と全窒素の関係式に代入して全窒素
濃度を求めることを特徴とする海水中の全窒素測定にお
ける海水妨害影響の補正方法。 - 【請求項3】 導電率と海水濃度の関係と、ゼロ液とス
パン液の海水による吸光度変動量と海水濃度の関係と、
海水を含まない場合の吸光度と全窒素との関係式計算方
法とを予め求めておき、かつ、試料測定前に海水を含ま
ないゼロ液およびスパン液で校正をおこない、ゼロ液お
よびスパン液の校正吸光度を予め求めておき、サンプル
とした海水試料の導電率測定をおこない、その海水試料
の導電率を求める過程と、その導電率と、前記導電率と
海水濃度の関係から、海水濃度を求める過程と、その海
水濃度と、前記ゼロ液とスパン液の海水による吸光度変
動量と海水濃度の関係から、海水に由来するゼロ液及び
スパン液の吸光度変動量を求める過程と、その吸光度変
動量と、前記海水を含まないゼロ液およびスパン液の校
正時の吸光度から、サンプルと同一海水濃度のゼロ液お
よびスパン液の吸光度を求める過程と、その吸光度と、
前記海水を含まない場合の吸光度と全窒素の関係式計算
方法から、サンプルと同一海水濃度である場合の吸光度
と全窒素の関係式を求める過程と、サンプルとした前記
海水試料の吸光度を測定し、その吸光度を、前記吸光度
と全窒素の関係式に代入して全窒素濃度を求めることを
特徴とする海水中の全窒素測定における海水妨害影響の
補正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08106395A JP3093633B2 (ja) | 1996-03-02 | 1996-03-02 | 海水中の全窒素測定における海水妨害影響の補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08106395A JP3093633B2 (ja) | 1996-03-02 | 1996-03-02 | 海水中の全窒素測定における海水妨害影響の補正方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09236596A true JPH09236596A (ja) | 1997-09-09 |
| JP3093633B2 JP3093633B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=14432511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08106395A Expired - Fee Related JP3093633B2 (ja) | 1996-03-02 | 1996-03-02 | 海水中の全窒素測定における海水妨害影響の補正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3093633B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-02 JP JP08106395A patent/JP3093633B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3093633B2 (ja) | 2000-10-03 |
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