JPH0923706A - 作業車のハンドルロック装置 - Google Patents

作業車のハンドルロック装置

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Publication number
JPH0923706A
JPH0923706A JP17913395A JP17913395A JPH0923706A JP H0923706 A JPH0923706 A JP H0923706A JP 17913395 A JP17913395 A JP 17913395A JP 17913395 A JP17913395 A JP 17913395A JP H0923706 A JPH0923706 A JP H0923706A
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JP
Japan
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handle lock
handle
shaft
arm
lever
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Application number
JP17913395A
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English (en)
Inventor
Ichiro Hamasuna
一郎 浜砂
Hideki Yamanaka
秀城 山中
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 左右一対のクローラ式の走行部に、それぞれ
左右走行用油圧モータを設け、左右走行用油圧ポンプを
運転部の床部の下方位置に配設し、油圧モータの回転比
を変更し、さらに、左右走行用油圧モータを同調させて
増減速する変速装置を操向・変速操作するための操作部
を設けた作業車において、ハンドル操作が軽いために生
ずる、機体挙動の急激な変化を防止して安全性を向上す
る。 【解決手段】 ハンドル軸にハンドルロック係止片16
0を突設すると共に、ハンドルロック軸162を回動自
在に横架し、同ハンドルロック軸162にハンドルロッ
クアーム173を突設して、同ハンドルロックアーム1
73の先端に略U字形状のハンドルロック体174を連
設して、ハンドルロック軸162の回動操作によりハン
ドルロック係止片160にハンドルロック体174を係
合解除・可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作業車のハンドルロック
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右の走行装置に各々独立した系
統のハイドロスタティックトランスミッション(以下、
HSTという)を装備して、ハンドルの操向操作によっ
て左右HSTの出力回転数を異ならせて、左右走行装置
の走行駆動速度を異ならせることにより操舵を行うよう
にした作業車がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の作業
車では、操縦者は上記HSTの変速比を変更するだけで
あるからハンドル操作が極めて軽いため、ハンドルの僅
かな誤操作でも機体が急旋回するなど、挙動が急激に変
化することがあり危険であった。
【0004】特に、歩み板等を用いてトラック等に同作
業車を自走により積み降ろしする場合、ハンドル操作が
極めて軽いため、僅かなハンドルの操作ミスでも進行方
向が大きく変化して、走行装置が歩み板を踏み外すな
ど、積み降ろしに失敗するという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、左右一対の
クローラ式の走行部に、それぞれ左右走行用油圧モータ
を設け、各走行用油圧モータを駆動する左右走行用油圧
ポンプを運転部の床部の下方位置に配設し、ハンドルに
より左右走行用油圧モータの回転比を変更させて操向
し、さらに、変速レバーにより左右走行用油圧モータを
同調させて増減速する変速装置を操向・変速操作するた
めの操作部を床部上に設けた作業車において、ハンドル
軸にハンドルロック係止片を突設すると共に、ハンドル
ロック操作レバーに連動連結したハンドルロック軸を回
動自在に横架し、同ハンドルロック軸にハンドルロック
アームを突設して、同ハンドルロックアームの先端に略
U字形状のハンドルロック体を連設して、ハンドルロッ
ク軸の回動操作によりハンドルロック係止片にハンドル
ロック体を係合解除・可能とし、更に、上記ハンドルロ
ック軸に、同ハンドルロック軸の回動をロック位置とロ
ック解除位置とのいずれかで停止させる支点越え機構を
連動連結して、上記ハンドルを中立位置に保持するハン
ドルロック手段を設けたことを特徴とする作業車のハン
ドルロック装置を提供せんとするものである。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0007】図1〜図3に示すAは、本発明に係るハン
ドルロック装置を具備する農業用トラクタであり、同農
業用トラクタAは、後方にロータリ耕耘作業機B等の各
種作業機を三点リンク式の昇降機構Cにより昇降自在に
連結して、各種作業機による作業が行なえるようにして
いる。
【0008】農業用トラクタAは、図1〜図3に示すよ
うに、左右一対のクローラ式の走行部1,1の走行フレ
ーム2,2間に、車体フレーム3を横架し、同車体フレ
ーム3上の前部に原動機部4を設ける一方、後部に一体
支持機枠5を前後側防振具6,6,7,7を介して載置
し、同一体支持機枠5上にキャビン8と燃料タンク9と
作動油タンク10とを配設している。
【0009】原動機部4は、図1及び図2に示すよう
に、車体フレーム3の前端下部にバッテリー11をバッテ
リー取付台12を介して取付け、同車体フレーム3の前端
部より後方へ向けて順次、コンデンサ13、オイルクーラ
ー14、ラジエータ15、エンジン16、マフラー17、メイン
クリーナ18、及びプレクリーナ19を配置して、エンジン
16とメインクリーナ18との間にはエアカットプレート20
を車体フレーム3より立上げて立設しており、同原動機
部4は、ボンネット21と、同ボンネット21の前端縁に枢
支ブラケット23を介して前方へ開閉自在に取付けたフロ
ントグリル22とにより被覆している。24は、車体フレー
ム3の後端間に立設した昇降機構取付体である。
【0010】しかも、エンジン16にはミッション部25を
連動連結し、同エンジン16とミッション部25とを車体フ
レーム3に防振具(図示せず)を介して一体的に支持さ
せて、同防振具により防振効果をもたせている。
【0011】一体支持機枠5上には、図1〜図3に示す
ように、キャビン8を載置しており、同キャビン8内の
床部F上に操作部Mを設け、同操作部Mにより、後述す
る左右走行用油圧モータML,MR の回転比を変更し、さら
に、左右走行用油圧モータML,MR を同調させて増減速す
る無段変速装置としてのHSTを操向・変速操作可能と
すると共に、同操作部Mの直後方位置に座席26を座席支
持台27を介して配設して、運転部Qを構成している。
【0012】次に、本発明の要旨をなす操作部Mについ
て、図4〜図6を参照しながら説明する。
【0013】すなわち、操作部Mは、図4〜図7に示す
ように、操作台40上にハンドルコラム28を立設し、同ハ
ンドルコラム28の上端部に円形状のハンドル29を取付
け、同ハンドル29の左側近傍位置に変速レバー30を取付
ける一方、右側近傍位置にアクセルレバー81を取付け、
同アクセルレバー81の直下方位置にPTO入切レバー82
を取付け、操作台40の右側方位置にブレーキペダル31を
配設している。83はブレーキペダルロック機構、83a は
ロック用フック、83b はロック用フック回動操作レバ
ー、84はエンジンスタータスイッチで、同エンジンスタ
ータスイッチ84に踏込み動作時のブレーキペダル83に連
動連結したスイッチ作動板85が当接してスイッチONす
るようにしている。
【0014】ハンドルコラム28内には、図4〜図7に示
すように、操作台40の天井壁に下端を連通連設した支持
軸挿通管32を直上方へ向けて立上げると共に、中途部よ
り後上方へ斜めに伸延させて形成し、同支持軸挿通管32
中にハンドル軸33を挿通して、同ハンドル軸33の下端
を、後述するHST増減速機構Nの一部を構成するスラ
イド作用体45に連動連結する一方、ハンドル軸33の上端
に円形状のハンドル29の中心部を取付けている。
【0015】そして、コンドルコラム28内には、図4〜
図7に示すように、上記支持軸挿通管32の上部に上下方
向に軸線を向けた支持筒34を取付ブラケット35,35 を介
して取付け、同支持軸34中にレバー支軸36を挿通して、
同レバー支軸36の下端を、後述する操作台40内に横架し
た変速軸41に連動機構37を介して連動連結する一方、レ
バー支軸36の上端に変速レバー30を取付けており、同変
速レバー30は、中途部より先端把持部30a を左側外方へ
向けて伸延させて、同先端把持部30a を円形状のハンド
ル29の把持部とハンドル軸33の軸芯からの距離が略同等
となる左側直下方位置に配置している。
【0016】このようにして、円形状のハンドル29によ
りクローラ式の左右走行部1,1を操向操作することが
できるようにして、ぬかるんだ湿地等においても円滑か
つ確実に操向操作を行なうことができて、操作性を向上
させることができるようにしている。
【0017】しかも、左右走行部1,1を変速操作する
ための変速レバー30を、ハンドル29の下方近傍に配置す
ると共に、同変速レバー30の先端把持部30a をハンドル
29の把持部とハンドル軸33の軸芯からの距離が略同等と
なる位置に配置して、オペレータは、右手でハンドル29
を把持して操向操作を行ないながら、左手で変速レバー
30を楽に変速操作することができるようにしている。そ
のために、前後進切替操作を頻繁に行なう必要性のある
作業においても、安全かつ確実な操向操作を行なうこと
ができ、この点からも操作性を向上させることができ
る。
【0018】連動機構37は、図4及び図6に示すよう
に、レバー支軸36の下端にアーム65を取付ける一方、支
持軸挿通管32に後端を固定して前端を前方へ向けて突出
させた固定板68に、三角プレート67の中途部を左右幅方
向に軸線を向けた枢支軸69により枢支し、同三角プレー
ト67の一方の頂部と、上記アーム65との間に連結ロッド
66を介設し、三角プレート67の他方の頂部と、同三角プ
レート67の直下方位置に配設したカム板71の一端との間
に連結ロッド70を介設しており、同カム板71は略扇型形
状に形成して、その中心部に設けた支点ボス部71b を介
して支軸72に枢支し、同カム板71には支軸72の近傍より
半径方向へ伸びると共に、次第に接線方向へ湾曲する円
弧状のカム溝71c を開口させ、同カム溝71c に摺動ロー
ラ73を係合して、カム溝71c に沿って摺動可能とする一
方、摺動ローラ73はアーム74に支持され、同アーム74の
他端は前記操作台40の上部に回転自在に横架した横軸75
に固設され、同アーム74の回転方向はカム板71の回転方
向と直角方向となるように配設している。つまり、摺動
ローラ73の回転軌跡は支軸72を中心とした略半径方向と
なるようにしている。前記横軸75上にはアーム79を固設
し、同アーム79に連結ロッド80の一端を枢支して連結
し、同連結ロッド80の他端を前記変速軸41の端部に設け
たボス部41a から突出したアーム78に枢支して連結して
いる。
【0019】このように構成することによって、変速レ
バー30を回動操作することによって、レバー支軸36が回
動されて、アーム65、連結ロッド66を介して三角プレー
ト67を回動し、その回動は連結ロッド70を介してカム板
71を回動し、同カム板71の回転により摺動ローラ73がカ
ム溝71c に沿って摺動し、アーム74を回動して、アーム
79、連結ロッド80、アーム78を介して主変速軸41を回動
するものである。
【0020】ここで、本発明の実施例では、図4及び図
14に示すように、2ポンプ−2モーター式のHSTを
無段変速装置とし、左右側の走行部1,1を別々に走行
駆動可能とし、ハンドル29は回転式として、その回転量
に応じて左右の走行部1,1の各クローラーの回転数や
回転方向を変更することにより、機体を旋回させること
ができるようにし、同時に、変速レバー30を回動操作す
ることにより、左右走行用油圧モーターML,MR の回転数
及び回転方向を変更できるようにしている。
【0021】そして、変速レバー30とハンドル29は別々
に操作できるように構成しており、操作台40内において
左右一対のHST増減速機構N,Nに連動連結し、同H
ST増減速機構N,Nを、図14に示すように、HST
の左右走行用油圧ポンプPL,PR の左右斜板98,99 に連動
連結し、各油圧ポンプPL,PR にそれぞれ左右走行用油圧
モータML,MR を接続して、各油圧モータML,MR の左右斜
板101,102 をそれぞれ制御して、左右側走行部1,1を
それぞれ前進・後進・停止させることができるようにし
ている。
【0022】すなわち、操作台40の内部構成は、図8及
び図9に示すように、略左右対称に構成されているので
片側について説明すると、断面視三角形状の変速軸41の
前方に変速軸41と平行にスライド軸44が横架されてい
る。同変速軸41には操舵切替体としての左右一対のスラ
イド体43,43 を軸線方向に摺動可能に外嵌し、同スライ
ド体43,43 の間にハンドル29と連動連結したスライド作
用体45を配設して、各スライド体43,43 にそれぞれHS
T増減速機構N,Nを連動連結しており、同HST増減
速機構Nは、ガイド体50と回転子51と回転子支持アーム
52と斜板作動用アーム55と第一連結ロッド56と第一アー
ム86と中間軸87と第二アーム88と第二ロッド89とを具備
している。
【0023】スライド作用体45は、スライド軸44に軸線
方向に摺動可能に取付けた基部45bと、同基部45b に一
体的に取付けて、同変速軸41の直下方に配置した本体45
c とから形設され、同本体45c は同主変速軸41の側方か
ら下方へ屈曲した断面視略L字型の形状であり、その下
面には左右方向にラック45a が固定されている。
【0024】そして、ラック45a にはピニオンギア46が
噛合している。同ピニオンギア46はピニオン軸46a に固
定され、同ピニオン軸46a は上方に配す前記ハンドル29
のハンドル軸33の下端に取付けている。よって、ハンド
ル29を回転させると同ピニオンギア46が回動し、ラック
45a が連動して左右方向に摺動し、それに伴いスライド
作用体45が摺動し、ガイド支持アーム47を介してスライ
ド体43,43 の一方を押動する。
【0025】前記スライド体43の外周面の内側にはガイ
ド支持アーム47のアーム支持部47aが遊嵌され、同アー
ム支持部47a の前側外周面部よりスライド軸44へ向けて
廻止め体47b を伸延させ、同廻止め体47b をスライド軸
44に左右方向にスライド自在に遊嵌する。一方、アーム
支持部47a の後部より後下方へ向けて伸延させて、その
先端にボス部47c を取付けて、同ボス部47c には前後方
向に軸線を持つ枢支ピン47d を回動自在に内装し、同枢
支ピン47d の後端にガイド体50の前壁中央部を固設して
いる。同ガイド体50は左右方向に伸延し、後面を開放し
た断面視コ字状に形成している。
【0026】また、前記スライド体43の外周より後方に
向かって揺動アーム48が伸延され、同揺動アーム48の先
端に伸縮調節自在の揺動リンク48c の上端を連結ピン48
a を介して連結し、同揺動リンク48c の下端は前記ガイ
ド体50の前壁一側端部を連結ピンを介して枢支してい
る。
【0027】また、前記ガイド体50の凹部内には、回転
自在の回転子51が挿入されて、左右方向に摺動自在に嵌
合しており、同回転子51の軸芯は左右方向に伸延する回
転子支持アーム52の一側端部に取付けられ、同回転子支
持アーム52の他側端部が前記操作台40の後壁に固設する
ボス部53を介し、前後方向に軸線を持つアーム支軸54に
より上下揺動自在に枢支され、同操作台40の外側におい
て、同アーム支軸54の端部に上下方向に伸延する斜板作
動用アーム55の端部が固定ボルト55a により固定され、
他端に第一連結ロッド56の一端が連結ピン56a を介して
連結され、同第一連結ロッド56の他端に、中途部が操作
台40の底部に枢支されたL字状レバー105 の一端が連結
され、同L字状レバー105 の他端に第二連結ロッド106
の一端が連結され、同第二連結ロッド106 の他端に第一
アーム86の先端が連結され、同第一アーム86の基端がH
STに軸線を上下方向に向けて取付けられた中間軸87の
上端に取付けられ、同中間軸87の下端に第二アーム88の
基端が取付けられ、同第二アーム88の先端に第二ロッド
89の一端が連結され、同第二ロッド89の他端がHSTの
斜板連結アーム100 に連結されている。107 はL字状レ
バー支軸である。
【0028】このような構成において、ハンドル29の回
転により、スライド作用体45がスライドされて、ガイド
支持アーム47を介してスライド体43,43 の一方がスライ
ド軸44及び変速軸41に沿って押動され、同スライド体43
と一体的に設けられたガイド体50が、図9に示す矢印a
・a方向にスライド移動される。
【0029】そして、変速レバー30により変速軸41が回
動されると、スライド体43に連結した揺動リンク48c を
介してガイド体50が前記枢支ピン47d を中心に矢印b・
bの如く上下揺動され、斜板作動用アーム55がアーム支
軸54を中心に矢印c・cの如く揺動される。
【0030】次に、ハンドル29及び変速レバー30を操作
した時のガイド体50の状態を図10〜図13を参照しな
がら説明する。すなわち、変速レバー30を中立状態に
し、同時に回転式のハンドル29も中立状態にした場合に
は、左右のガイド体50,50 、回転子支持アーム52,52 及
び斜板作動用アーム55,55 は、図10に示すように、水
平姿勢を保っている。この状態より変速レバー30を前進
側変速位置に変速操作すると、変速軸41が回動し、左右
のスライド体43,43 、揺動アーム48,48 、揺動リンク48
c,48c が連動し、左右のガイド体50,50 を枢支ピン47d,
47d を中心に回動させ、さらに、左右の回転子51,51 を
介して回転子支持アーム52,52 、アーム支軸54,54 、斜
板作動用アーム55,55 は、図11に示すように、傾斜姿
勢になる。この場合は、左右走行用油圧モータML,MR を
制御する左右斜板101,102 が同一傾斜角度となって、左
右側走行部1,1は同一速度にて前進走行して、機体は
直進する。
【0031】次に、上記直進状態から、ハンドル29を右
回転させて右旋回操作させると、ピニオン軸46a が回動
して、ピニオンギア46に噛合するラック45a が右方向に
移動し、同ラック45a と共にスライド作用体45がスライ
ド体43を左側へ押動し摺動させる。そして、右側のガイ
ド体50がスライド体43と共に一体的に右方向に移動し、
同ガイド体50は前記傾斜姿勢のまま右側へスライド移動
する。そして、右側の同ガイド体50に嵌合していた回転
子51は、図12に示すように、下方に押し下げられて右
側のガイド体50の略中央部位置に嵌合した状態となっ
て、右側の回転子支持アーム52及び斜板作動用アーム55
が回動されて水平姿勢に近づき、右走行用油圧モータMR
を制御する右斜板102 を中立状態に近づける。この場合
は、右側の走行部1が直進状態から減速又は停止し、左
側の走行部1が前進走行を持続するために、機体はゆっ
くり右旋回する。
【0032】次に、上記右旋回状態においてハンドル29
をさらに右旋回方向に回転操作すると、右側のガイド体
50は、前記傾斜姿勢のままさらに右側へスライド移動し
て、図13に示すように右の回転子51はガイド体50の左
側部位に嵌合した状態となって、回転子支持アーム52と
同斜板作動アーム55は左高右低の傾斜姿勢となり、右斜
板102 を後進制御側に傾斜させる。この場合は、右側の
走行部1は後進走行する一方、左側の走行部1は前進走
行するために、機体はスピンターンをする。
【0033】次に、図14において油圧回路Kを説明す
る。すなわち、油圧回路Kは、油圧タンクTにHST油
圧回路90を接続し、同HST油圧回路90に左側走行部駆
動用油圧回路91と右側走行部駆動用油圧回路92とをそれ
ぞれ接続し、HST油圧回路90の左右走行用油圧ポンプ
PL,PR に連動連結した作業機昇降用油圧ポンプP1に作業
機昇降用油圧回路93を接続する一方、同左右走行用油圧
ポンプPL,PR に連動連結したチャージポンプP2に、ロー
タリバルブ94を介して、左右側走行部駆動用油圧回路9
1,92 にそれぞれ設けたブレーキ装置95,96 を接続して
いる。97はバイパス作動切替弁である。
【0034】そして、ロータリバルブ94には、前記ブレ
ーキペダル31を連動連結して、同ブレーキペダル31の踏
込み操作に連動してロータリバルブ94が切替作動し、ブ
レーキ装置95,96 がブレーキ作動すべく構成している。
【0035】すなわち、ブレーキ装置95,96 は、それぞ
れシリンダ95a,96a 内にスプリング95b,96b により伸長
方向に付勢されたピストンロッド95c,96c を設け、各ピ
ストンロッド95c,96c の先端に圧接体95d,96d を取付け
て、各圧接体95d,96d を各走行部1,1の駆動輪1a,1a
に接離自在とし、各シリンダ95a,96a 内に油を供給する
ことにより、スプリング95b,96b の付勢に抗してピスト
ンロッド95c,96c を短縮作動させて、圧接体95d,96d を
駆動輪1a,1a より離隔状態にして非ブレーキ作動状態と
なすことができるようにする一方、各シリンダ95a,96a
内より油を排出することにより、スプリング95b,96b の
付勢力によりピストンロッド95c,96c を伸長作動させ
て、圧接体95d,96d を駆動輪1a,1a に圧接状態にしてブ
レーキ作動状態となすことができるようにしている。
【0036】このようにして、ブレーキペダル31を踏込
み操作することにより、左右側走行部1,1の駆動を左
右側のブレーキ装置95,96 により同時に停止させること
ができるために、緊急時にも自動車と同様のペダル操作
感覚でブレーキ踏込み操作を行なうことができて、安全
性を良好に確保することができる。
【0037】かかるコンバインAにおいて、本発明の要
旨となるのは、操向機構に設けたハンドルロック手段G
であり、以下、図15を参照してハンドルロック手段G
について説明する。
【0038】ハンドルロック手段Gは、ハンドル29を中
立状態に位置させたときのハンドル軸33の後面に、略板
状のハンドルロック係止片160 を後方向に突設すると共
に、ハンドル軸33の後方近接位置に、板状の左右基台16
1,161 を所定間隔を保持して立設し、同左右基台161,16
1 の上端部にハンドルロック軸162 を略水平かつ回動自
在に挿通し、同ハンドルロック軸162 の一端に、上方向
に屈折した略L字形状のハンドルロック操作レバー163
を連設し、ハンドルロック軸162 の他端に支点越え機構
164 を連設している。
【0039】支点越え機構164 は、ハンドルロック軸16
2 の他端に斜め上方向に延出した支点越えレバー165 を
連設し、同支点越えレバー165 の先端部に略丸棒状のレ
バー側スプリング係止体166 を突設し、同レバー側スプ
リング係止体166 と左基台161 の外側面に突設した固定
側スプリング係止体167 との間に、引張りスプリング16
8 を予め所定の引張り付勢力を付与して張設している。
また、左基台161 の外側面にストッパ169,170 を突設し
て、それぞれ支点越えレバー165 との当接により、ハン
ドルロック軸162 の回動をロック位置171 又はロック解
除位置172 で停止させるようにしている。
【0040】そして、上記ハンドルロック軸162 中途部
の左右基台161,161 の中間位置に、前方向に延出したハ
ンドルロックアーム173 を突設して、同ハンドルロック
アーム173 の先端に前方向に開口した略U字形状のハン
ドルロック体174 を連設している。
【0041】かかる構成によって、ハンドル29を中立位
置に操作しておき、ハンドルロック操作レバー163 を後
方に回動操作して、同ハンドルロック操作レバー163 を
ロック位置171 に位置させると、ハンドルロック軸162
に突設したハンドルロック体174 が、ハンドルロック係
止片160 との係合位置まで上方回動して、ハンドルロッ
ク係止片160 をハンドルロック体174 の開口部で挟持し
た状態で係止固定したハンドルロック状態となる。した
がって、ハンドル29の回動操作が規制され、機体の直進
状態が保持されることになる。
【0042】上記ハンドルロック状態から、ハンドルロ
ック操作レバー163 を前方に回動操作して、同ハンドル
ロック操作レバー163 をロック解除位置172 に位置させ
ると、ハンドルロック体174 が下方回動して、前記ハン
ドルロック係止片160 とハンドルロック体174 との係合
状態が解除され、通常のハンドル操作が可能になる。
【0043】また、ハンドルロック操作レバー163 を前
方に回動操作した状態で、ハンドルロックが解除される
ので、同レバー163 がハンドル操作の邪魔にならず、ま
た、不用意に同レバー163 に触れて誤操作が発生するの
を防止することができる。
【0044】また、上記ハンドルロック係止片160 とハ
ンドルロック体174 の開口部内面との間に遊び175 を設
定しておけば、ハンドルロック中であっても僅かな操向
操作を行うことができるので、ハンドルロック中にもか
かわらず機体の進行方向を微調整することができる。な
お、この遊び175 の量は、機体の大きさ、操向装置のリ
スポンス、使用状態等に基づいて適宜設定することがで
きる。
【0045】また、ハンドルロック軸162 の一端に支点
越え機構164 を連設しているので、ストッパ169,170 に
よる回動停止により、ロック或いはロック解除状態を保
持することができるので、デテント機構等の位置保持機
構を要しない。
【0046】図16及び図17は、刈取搬送装置Dのリ
ール181 を最高位置まで上昇させた際に、リール181 へ
の動力伝達を切断してリール181 の回転を停止させ、作
業者が被脱穀物を刈取搬送装置Dに投入する際の安全を
はかるリール自動停止装置180 を具備する汎用コンバイ
ンと、同リール自動停止装置180 の一部切欠側面図とを
示しており、同リール自動停止装置180 は、リール181
に連動連結したリール駆動軸182 の一端に、リターンス
プリング183 で外側方向に付勢された受動側爪クラッチ
184 を、軸方向摺動可能・回動不可にスプライン嵌合
し、受動側爪クラッチ184 に対向してリール駆動軸182
に、原動側爪クラッチ185 を軸方向摺動不可・回動自在
に嵌合し、原動側爪クラッチ185 の外側にエンジンEと
連動連結するためのプーリ186 を形成している。
【0047】一方、機体に枢軸187 を突設して、同枢軸
187 に略L字形状の動力カットレバー188 を回動自在に
枢着し、同動力カットレバー188 の下端に上記受動側爪
クラッチ184 に形成したシフト溝189 に先端部を挿入し
たシフトフォーク190 を連設し、動力カットレバー188
の上端に当接体取付板191 を連設して、同当接体取付板
191 にボルト192 及びナット193 を介し、リール181 を
支持したリールアーム194 の上方に位置した当接体195
を着脱自在に取付けている。
【0048】従って、リール181 と共にリールアーム19
4 が上昇して最高位置に達すると、リールアーム194 が
当接体195 を上方に押し上げて、動力カットレバー188
とシフトフォーク190 を介して受動側爪クラッチ184 を
内側に移動させて原動側爪クラッチ185 から離隔させる
ことにより、リール181 への動力伝達を切断し、リール
181 の回転を停止させることができる。
【0049】また、リール181 を降下させると、リター
ンスプリング183 の付勢によって、受動側爪クラッチ18
4 が外側方向に移動して原動側爪クラッチ185 と咬合
し、リール181 への動力伝達が行われリール181 を回転
させることができる。
【0050】なお、ハトムギやヒマワリ等の丈の高い作
物を収穫するために、リール181 を最高位置まで上昇さ
せるときは当接体195 を取外せばよい。
【0051】
【発明の効果】本発明では、左右一対のクローラ式の走
行部に、それぞれ左右走行用油圧モータを設け、各走行
用油圧モータを駆動する左右走行用油圧ポンプを運転部
の床部の下方位置に配設し、ハンドルにより左右走行用
油圧モータの回転比を変更させて操向し、さらに、変速
レバーにより左右走行用油圧モータを同調させて増減速
する変速装置を操向・変速操作するための操作部を床部
上に設けた作業車において、ハンドル軸にハンドルロッ
ク係止片を突設すると共に、ハンドルロック操作レバー
に連動連結したハンドルロック軸を回動自在に横架し、
同ハンドルロック軸にハンドルロックアームを突設し
て、同ハンドルロックアームの先端に略U字形状のハン
ドルロック体を連設して、ハンドルロック軸の回動操作
によりハンドルロック係止片にハンドルロック体を係合
解除・可能として、ハンドルを中立位置に保持可能とし
たことにより、例えば、歩み板を用いてトラック等に自
走で積み降ろしする際に、ハンドルロック操作レバーを
操作してハンドルを直進位置にロックしておけば、作業
車が直進状態を保持するので、歩み板等を踏外すことな
く作業車を安全に積み降ろしすることができる。
【0052】なお、ハンドルロック手段に適宜遊びを持
たせておけば、ハンドルの微調整ができるので、安全な
範囲内での操舵を行うことができる。
【0053】更に、上記ハンドルロック軸に、同ハンド
ルロック軸の回動をロック位置とロック解除位置とのい
ずれかで停止させる支点越え機構を連動連結したことに
よって、デテント等の位置保持機構を要せず構造を簡単
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハンドルロック装置を具備する農
業用トラクタの一部切欠側面図。
【図2】同農業用トラクタの平面図。
【図3】同農業用トラクタの背面図。
【図4】操作部の左側面図。
【図5】同操作部の右側面図。
【図6】同操作部の正面図。
【図7】同操作部の平面図。
【図8】操作台内部の構造を示す断面平面図。
【図9】同操作台内部の構造を示す部分斜視図。
【図10】中立状態の操作台の部分正面図。
【図11】直進状態の操作台の部分正面図。
【図12】右旋回状態の操作台の部分正面図。
【図13】ピボットターン時の操作台の部分正面図。
【図14】油圧回路図。
【図15】ハンドルロック手段の斜視説明図。
【図16】リール自動停止装置を具備する汎用コンバイ
ンの側面図。
【図17】リール自動停止装置の一部切欠正面説明図。
【符号の説明】 G ハンドルロック手段 29 ハンドル 33 ハンドル軸 160 ハンドルロック係止片 161 基台 162 ハンドルロック軸 163 ハンドルロック操作レバー 164 支点越え機構 173 ハンドルロックアーム 174 ハンドルロック体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のクローラ式の走行部に、それ
    ぞれ左右走行用油圧モータを設け、各走行用油圧モータ
    を駆動する左右走行用油圧ポンプを運転部の床部の下方
    位置に配設し、ハンドルにより左右走行用油圧モータの
    回転比を変更させて操向し、さらに、変速レバーにより
    左右走行用油圧モータを同調させて増減速する変速装置
    を操向・変速操作するための操作部を床部上に設けた作
    業車において、 ハンドル軸にハンドルロック係止片を突設すると共に、
    ハンドルロック操作レバーに連動連結したハンドルロッ
    ク軸を回動自在に横架し、同ハンドルロック軸にハンド
    ルロックアームを突設して、同ハンドルロックアームの
    先端に略U字形状のハンドルロック体を連設して、ハン
    ドルロック軸の回動操作によりハンドルロック係止片に
    ハンドルロック体を係合解除・可能とし、更に、上記ハ
    ンドルロック軸に、同ハンドルロック軸の回動をロック
    位置とロック解除位置とのいずれかで停止させる支点越
    え機構を連動連結して、上記ハンドルを中立位置に保持
    するハンドルロック手段を設けたことを特徴とする作業
    車のハンドルロック装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002112610A (ja) * 2000-10-04 2002-04-16 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 乗用田植機の植付操作部
KR100468495B1 (ko) * 2000-12-19 2005-01-27 주식회사 만도 차량용 가변 조향장치
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