JPH09237399A - 車両検知方法、車両検知装置、及び車両検知システム - Google Patents
車両検知方法、車両検知装置、及び車両検知システムInfo
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- JPH09237399A JPH09237399A JP8043933A JP4393396A JPH09237399A JP H09237399 A JPH09237399 A JP H09237399A JP 8043933 A JP8043933 A JP 8043933A JP 4393396 A JP4393396 A JP 4393396A JP H09237399 A JPH09237399 A JP H09237399A
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- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型の複数個の磁気検出素子からなる磁気セ
ンサーを使用して車両の磁気的な検知を高精度に行なえ
信頼性の高い車両検知方法、装置、及びシステムを提供
する。 【解決手段】 車両の通過幅内の地面もしくは地中に、
地面に垂直な方向に磁界検出感度を持つ磁気検出素子1
1A〜11Nを車両長手方向に沿って複数個並べた磁気
センサー12を設置する。制御部19は、セレクター2
1、タイマーカウンタ20、及び外部磁界強度の初期値
を記憶したRAM26を用いて、各磁気検出素子により
検出される外部磁界強度に基づいて、各磁気検出素子に
対する車両が無い状態を基準としての外部磁界強度変化
のそれぞれを計測する。そして計測値のそれぞれの絶対
値の総和が所定の結合しきい値Sを越えるか否かにより
車両検知の判定を行なう。
ンサーを使用して車両の磁気的な検知を高精度に行なえ
信頼性の高い車両検知方法、装置、及びシステムを提供
する。 【解決手段】 車両の通過幅内の地面もしくは地中に、
地面に垂直な方向に磁界検出感度を持つ磁気検出素子1
1A〜11Nを車両長手方向に沿って複数個並べた磁気
センサー12を設置する。制御部19は、セレクター2
1、タイマーカウンタ20、及び外部磁界強度の初期値
を記憶したRAM26を用いて、各磁気検出素子により
検出される外部磁界強度に基づいて、各磁気検出素子に
対する車両が無い状態を基準としての外部磁界強度変化
のそれぞれを計測する。そして計測値のそれぞれの絶対
値の総和が所定の結合しきい値Sを越えるか否かにより
車両検知の判定を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両か
ら発生する磁界を磁気センサーで検出して磁気的に車両
を検知する、すなわち車両の有無ないし通過を検知する
車両検知方法、車両検知装置、及び車両検知システムに
関するものである。
ら発生する磁界を磁気センサーで検出して磁気的に車両
を検知する、すなわち車両の有無ないし通過を検知する
車両検知方法、車両検知装置、及び車両検知システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両を検知するセンサ
ーは、駐車場の管理システムにおける駐車の有無の判別
や交通管理システムにおける車両の交通量を計測する等
の用途において使用されている。
ーは、駐車場の管理システムにおける駐車の有無の判別
や交通管理システムにおける車両の交通量を計測する等
の用途において使用されている。
【0003】通常、自動車等の車両は鋼板等磁気を帯び
やすい金属材料を使用して磁気を帯びているため、磁気
センサーにより車両から発生する磁界を検出する事で、
車両の存在または通過を認識することが可能である。
やすい金属材料を使用して磁気を帯びているため、磁気
センサーにより車両から発生する磁界を検出する事で、
車両の存在または通過を認識することが可能である。
【0004】従来、駐車場等ではループコイル型磁気セ
ンサーを地中に埋めて車両検知に使用してきた。ループ
コイル型磁気センサーは、コイルに流す交流電流に対し
て車両の車体の金属部分で渦電流により磁界を発生させ
るか、又は車体自身の磁化からの磁界がループコイルと
鎖交することで、コイル自身のインダクタンスが変化
し、それを発振周波数又は振幅の変化として回路で変換
し、その変化の有無で車両検知を行う。
ンサーを地中に埋めて車両検知に使用してきた。ループ
コイル型磁気センサーは、コイルに流す交流電流に対し
て車両の車体の金属部分で渦電流により磁界を発生させ
るか、又は車体自身の磁化からの磁界がループコイルと
鎖交することで、コイル自身のインダクタンスが変化
し、それを発振周波数又は振幅の変化として回路で変換
し、その変化の有無で車両検知を行う。
【0005】しかし、ループコイル型磁気センサーは車
両の検知で普及はしているものの、以下の問題がある。
両の検知で普及はしているものの、以下の問題がある。
【0006】・ループコイルは車両とは少し間隔を開け
て設置されるので、車両有無でのインダクタンス変化を
検出するためには、感度確保上コイルのサイズを大きく
する(1m×1m程度)必要がある。
て設置されるので、車両有無でのインダクタンス変化を
検出するためには、感度確保上コイルのサイズを大きく
する(1m×1m程度)必要がある。
【0007】・鉄筋等の金属物体が近くにあるとS/N
が十分とれない。
が十分とれない。
【0008】・ループコイルが大きく消費電力が大きい
ため、連続通電使用に向かない。
ため、連続通電使用に向かない。
【0009】・コイルが1m×1m程度の大きさであ
り、地中設置において工事費用の負担が大きい。
り、地中設置において工事費用の負担が大きい。
【0010】そこで、小型の磁気センサーを使用して、
その代替を検討してみたが、車両底部から発生する磁界
を計測する場合、車体部品個々の持つ局所的な磁化によ
り、磁界強度の分布にかなりの凹凸ができ、磁界極性の
反転するゼロクロスポイント付近では車両検知の判定に
必要なしきい値を越えないデッドポイントが生じてしま
う事が判った。
その代替を検討してみたが、車両底部から発生する磁界
を計測する場合、車体部品個々の持つ局所的な磁化によ
り、磁界強度の分布にかなりの凹凸ができ、磁界極性の
反転するゼロクロスポイント付近では車両検知の判定に
必要なしきい値を越えないデッドポイントが生じてしま
う事が判った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、小型の複数個の磁気検出素子からなる磁気センサー
を使用して車両の磁気的な検知を高精度に行なえ信頼性
の高い車両検知方法、及び同方法により車両検知を行な
う車両検知装置であって小型化が図れ低消費電力の車両
検知装置、ならびに、この車両検知装置を用いて駐車車
両の管理に有効に利用できる車両検知システムを提供す
ることにある。
は、小型の複数個の磁気検出素子からなる磁気センサー
を使用して車両の磁気的な検知を高精度に行なえ信頼性
の高い車両検知方法、及び同方法により車両検知を行な
う車両検知装置であって小型化が図れ低消費電力の車両
検知装置、ならびに、この車両検知装置を用いて駐車車
両の管理に有効に利用できる車両検知システムを提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、車両から発生する磁界を磁気セン
サーにより検出して車両を磁気的に検知する車両検知方
法において、車両の通過幅内の地面もしくは地中に、地
面に垂直な方向に磁界検出感度を持つ磁気検出素子を車
両長手方向に沿って複数個並べた磁気センサーを設置
し、前記複数個の磁気検出素子のそれぞれにより外部磁
界強度を検出して車両の無い状態を基準としての外部磁
界強度変化を計測し、該計測結果の複数の計測値の絶対
値の総和が所定の結合しきい値Sを越えるか否かの判定
により車両の検知を行う方法を採用した。
め、本発明によれば、車両から発生する磁界を磁気セン
サーにより検出して車両を磁気的に検知する車両検知方
法において、車両の通過幅内の地面もしくは地中に、地
面に垂直な方向に磁界検出感度を持つ磁気検出素子を車
両長手方向に沿って複数個並べた磁気センサーを設置
し、前記複数個の磁気検出素子のそれぞれにより外部磁
界強度を検出して車両の無い状態を基準としての外部磁
界強度変化を計測し、該計測結果の複数の計測値の絶対
値の総和が所定の結合しきい値Sを越えるか否かの判定
により車両の検知を行う方法を採用した。
【0013】このような車両検知方法によれば、車両底
部から発生する磁界を計測する場合の磁界強度の分布に
見られる磁界極性の反転するゼロクロスポイントの影響
を回避し、高精度で信頼性の高い車両検知を行うことが
できる。
部から発生する磁界を計測する場合の磁界強度の分布に
見られる磁界極性の反転するゼロクロスポイントの影響
を回避し、高精度で信頼性の高い車両検知を行うことが
できる。
【0014】また、本発明によれば、車両から発生する
磁界を磁気センサーにより検出して車両を磁気的に検知
する車両検知装置であって、地面に垂直な方向に磁界検
出感度を持ち、車両の通過幅内の地面もしくは地中に車
両長手方向に沿って並ぶように配置される複数個の磁気
検出素子からなる磁気センサーと、前記複数個の磁気検
出素子のそれぞれにより検出される外部磁界強度に基づ
いて、各磁気検出素子に対する車両の無い状態を基準と
しての外部磁界強度変化のそれぞれを計測する計測手段
と、該計測手段により計測された外部磁界強度変化の計
測値のそれぞれの絶対値の総和が所定の結合しきい値S
を越えるか否かにより車両検知の判定を行なう判定手段
とを有する車両検知装置の構成を採用した。
磁界を磁気センサーにより検出して車両を磁気的に検知
する車両検知装置であって、地面に垂直な方向に磁界検
出感度を持ち、車両の通過幅内の地面もしくは地中に車
両長手方向に沿って並ぶように配置される複数個の磁気
検出素子からなる磁気センサーと、前記複数個の磁気検
出素子のそれぞれにより検出される外部磁界強度に基づ
いて、各磁気検出素子に対する車両の無い状態を基準と
しての外部磁界強度変化のそれぞれを計測する計測手段
と、該計測手段により計測された外部磁界強度変化の計
測値のそれぞれの絶対値の総和が所定の結合しきい値S
を越えるか否かにより車両検知の判定を行なう判定手段
とを有する車両検知装置の構成を採用した。
【0015】このような構成によれば、本発明の車両検
知方法により高精度で信頼性の高い車両検知を行なえる
とともに、磁気センサーは、例えば磁気インピーダンス
素子を用いて構成された小型の磁気検出素子の複数個か
らなる小型で低消費電力の磁気センサーとして構成でき
る。
知方法により高精度で信頼性の高い車両検知を行なえる
とともに、磁気センサーは、例えば磁気インピーダンス
素子を用いて構成された小型の磁気検出素子の複数個か
らなる小型で低消費電力の磁気センサーとして構成でき
る。
【0016】さらに、本発明によれば上記本発明による
車両検知装置を用いて車両検知を行なう車両検知システ
ムであって、前記車両検知装置の判定手段による車両検
知の判定結果に基づいて、車両が磁気センサー上に進入
したか否か、磁気センサー上で停車したか否か、及び磁
気センサー上から退出したか否か判定する判定手段と、
該判定手段の判定結果に基づいて、車両が磁気センサー
上で停車している旨の在車情報、及び車両が磁気センサ
ー上から退出した旨の退車情報を出力する出力手段を有
し、前記在車情報と退車情報の出力により駐車車両の管
理を行なえるようにした車両検知システムの構成を採用
した。
車両検知装置を用いて車両検知を行なう車両検知システ
ムであって、前記車両検知装置の判定手段による車両検
知の判定結果に基づいて、車両が磁気センサー上に進入
したか否か、磁気センサー上で停車したか否か、及び磁
気センサー上から退出したか否か判定する判定手段と、
該判定手段の判定結果に基づいて、車両が磁気センサー
上で停車している旨の在車情報、及び車両が磁気センサ
ー上から退出した旨の退車情報を出力する出力手段を有
し、前記在車情報と退車情報の出力により駐車車両の管
理を行なえるようにした車両検知システムの構成を採用
した。
【0017】このような構成によれば、本発明の車両検
知装置の利点を享受でき、高精度で信頼性の高い車両検
知に基づいて正確な在車情報、退車情報を出力でき、駐
車車両の管理に有効に利用することができる。
知装置の利点を享受でき、高精度で信頼性の高い車両検
知に基づいて正確な在車情報、退車情報を出力でき、駐
車車両の管理に有効に利用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0019】[車両検知方法の実施形態]まず、本発明
による車両検知方法の実施形態について、図1〜3によ
り説明する。
による車両検知方法の実施形態について、図1〜3によ
り説明する。
【0020】本実施形態では、図1に示すように、車両
(自動車)10が通過する幅内の地面14もしくは地中
に、地面に垂直な方向(Z方向)に磁界検出感度を持つ
複数個の磁気検出素子11A,11B,11Cを車両1
0の長手方向に沿って並ぶように配置した磁気センサー
12を設置し、車両検知を行う。
(自動車)10が通過する幅内の地面14もしくは地中
に、地面に垂直な方向(Z方向)に磁界検出感度を持つ
複数個の磁気検出素子11A,11B,11Cを車両1
0の長手方向に沿って並ぶように配置した磁気センサー
12を設置し、車両検知を行う。
【0021】磁気センサー12の各磁気検出素子により
外部磁界強度を検出して車両10の無い状態を基準とし
ての外部磁界強度変化を計測し、計測された複数の磁界
強度変化の絶対値の総和が所定の結合しきい値を越える
か否かの判定により車両の検知を行う。
外部磁界強度を検出して車両10の無い状態を基準とし
ての外部磁界強度変化を計測し、計測された複数の磁界
強度変化の絶対値の総和が所定の結合しきい値を越える
か否かの判定により車両の検知を行う。
【0022】この方法は以下の検討結果より導き出され
た。
た。
【0023】まず、図2に示すように、車両10が通過
する幅内の地面14上に、地面14に対し垂直な方向で
あるZ方向に磁界検出感度を持つ磁気検出素子1個で構
成された磁気センサー12を配置し、そのセンサー12
上で車両10を移動させ、磁気センサー12により外部
磁界強度を検出して外部磁界強度変化を計測し、その変
化の様子を調べた。外部磁界強度の変化量は車両10の
無い状態での計測値を基準となる初期値とし、それから
の変化分を表示した。また、磁気検出素子には、後述す
る磁気インピーダンス素子を磁気感知手段として用いた
素子を使用した。サンプリングは複数台の車両で行なっ
た。その中で特徴的な例の実測データを図2(a)〜
(d)に4例示す。
する幅内の地面14上に、地面14に対し垂直な方向で
あるZ方向に磁界検出感度を持つ磁気検出素子1個で構
成された磁気センサー12を配置し、そのセンサー12
上で車両10を移動させ、磁気センサー12により外部
磁界強度を検出して外部磁界強度変化を計測し、その変
化の様子を調べた。外部磁界強度の変化量は車両10の
無い状態での計測値を基準となる初期値とし、それから
の変化分を表示した。また、磁気検出素子には、後述す
る磁気インピーダンス素子を磁気感知手段として用いた
素子を使用した。サンプリングは複数台の車両で行なっ
た。その中で特徴的な例の実測データを図2(a)〜
(d)に4例示す。
【0024】一般的には棒磁石の幅方向の磁界分布は、
図3の様に棒磁石16の両端で逆極性のピークを持ち、
中央部でゼロクロスする傾向を持つ。これに対して図2
の実測データの特に(c),(d)では、磁界変化の両
端付近に注目すると、図3の磁界分布の両端ピーク付近
の裾の引き方と一致していることより、自動車の車体は
車両長手方向で大まかには大きな棒磁石を構成している
ことが推測できる。ただし、全体的な磁界強度分布でピ
ークの出方にかなりばらつきがあり、棒磁石のようにき
れいな形にならないのは、車体底部の部品個々で局所的
な着磁が存在しているためである。
図3の様に棒磁石16の両端で逆極性のピークを持ち、
中央部でゼロクロスする傾向を持つ。これに対して図2
の実測データの特に(c),(d)では、磁界変化の両
端付近に注目すると、図3の磁界分布の両端ピーク付近
の裾の引き方と一致していることより、自動車の車体は
車両長手方向で大まかには大きな棒磁石を構成している
ことが推測できる。ただし、全体的な磁界強度分布でピ
ークの出方にかなりばらつきがあり、棒磁石のようにき
れいな形にならないのは、車体底部の部品個々で局所的
な着磁が存在しているためである。
【0025】車両の検知は、例えば駐車車両の検知を考
慮すると、車体中央部の磁界を検知するので、図2の各
実測データの図中H印の範囲に示す車体の半分の長さの
幅で車体の中央の磁界に注目してみる。H印の長さが異
なるのは、個々の車体の長さの違いと計測時の車体の移
動速度にばらつきがあったことによる。
慮すると、車体中央部の磁界を検知するので、図2の各
実測データの図中H印の範囲に示す車体の半分の長さの
幅で車体の中央の磁界に注目してみる。H印の長さが異
なるのは、個々の車体の長さの違いと計測時の車体の移
動速度にばらつきがあったことによる。
【0026】4例のデータともH印の範囲内で磁界強度
変化に凹凸が見られ、ゼロクロスが存在する場合もある
ことで、1個の磁気検出素子では計測値の絶対値がしき
い値sを下回るデットポイントに入る可能性があり、車
両検知には十分でない。
変化に凹凸が見られ、ゼロクロスが存在する場合もある
ことで、1個の磁気検出素子では計測値の絶対値がしき
い値sを下回るデットポイントに入る可能性があり、車
両検知には十分でない。
【0027】1個の磁気検出素子のしきい値sは磁気検
出素子の分解能や回路のS/Nを考えると、下限は0.
05ガウスが限界であり、上限は車両による磁界変化の
最大値が図2(c)の様に0.1ガウス程度の車両があ
ることを考えると0.1ガウスを越えて設定するのは難
しい。
出素子の分解能や回路のS/Nを考えると、下限は0.
05ガウスが限界であり、上限は車両による磁界変化の
最大値が図2(c)の様に0.1ガウス程度の車両があ
ることを考えると0.1ガウスを越えて設定するのは難
しい。
【0028】そこで、磁気検出素子を車両長手方向に沿
って複数個配置し、どれかがしきい値sを越えるか否か
で車両検知すれば検知確率は上がる。
って複数個配置し、どれかがしきい値sを越えるか否か
で車両検知すれば検知確率は上がる。
【0029】しかし、図2(d)の車両のケースでは、
図中のa,b,c,dの4点に対応する位置のそれぞれ
に4つの磁気検出素子を配置した場合、いずれの素子に
よる計測値も0.05ガウスを下回ることになる。この
ようなケースを考慮すると、さらに検知確率を上げる工
夫が必要である。
図中のa,b,c,dの4点に対応する位置のそれぞれ
に4つの磁気検出素子を配置した場合、いずれの素子に
よる計測値も0.05ガウスを下回ることになる。この
ようなケースを考慮すると、さらに検知確率を上げる工
夫が必要である。
【0030】そこで、複数の磁気検出素子のそれぞれに
より外部磁界強度を検出して計測された複数の磁界強度
変化の計測値の絶対値を加算し、一方、単独の磁気検出
素子での検知時のしきい値sに、前記加算した磁気検出
素子の数(計測値の加算数)nの平方根を掛けた積の値
を結合しきい値Sとして設定し、前記絶対値の加算結果
の総和が結合しきい値Sを越えるか否かで車両検知の判
定を行なえば、高確率で検知できる。
より外部磁界強度を検出して計測された複数の磁界強度
変化の計測値の絶対値を加算し、一方、単独の磁気検出
素子での検知時のしきい値sに、前記加算した磁気検出
素子の数(計測値の加算数)nの平方根を掛けた積の値
を結合しきい値Sとして設定し、前記絶対値の加算結果
の総和が結合しきい値Sを越えるか否かで車両検知の判
定を行なえば、高確率で検知できる。
【0031】これは、各磁気検出素子の出力の加算に対
し、ノイズ成分は二乗平均となり、それぞれ同じ大きさ
のノイズ成分とすれば、1素子分のノイズと加算数nの
平方根との積が結合時のノイズとなることを利用し、全
体のS/Nを稼ごうとするものである。
し、ノイズ成分は二乗平均となり、それぞれ同じ大きさ
のノイズ成分とすれば、1素子分のノイズと加算数nの
平方根との積が結合時のノイズとなることを利用し、全
体のS/Nを稼ごうとするものである。
【0032】例えば、図2(d)の車両の実測データの
a,b,c,dの4点の磁界強度変化は、0.03G,
0.04G,0.02G,0.03Gであり、これらを
加算すると0.12Gであり、単独検知のしきい値sを
0.05Gとすれば、0.05×√4=0.1ガウスが
結合しきい値Sとなり、出力の加算結果の総和が結合し
きい値Sを上回り、検知が可能となる。
a,b,c,dの4点の磁界強度変化は、0.03G,
0.04G,0.02G,0.03Gであり、これらを
加算すると0.12Gであり、単独検知のしきい値sを
0.05Gとすれば、0.05×√4=0.1ガウスが
結合しきい値Sとなり、出力の加算結果の総和が結合し
きい値Sを上回り、検知が可能となる。
【0033】従って、車両から発生する磁界の地面に垂
直な方向の磁界成分を複数n個の磁気検出素子で検出し
車両有無による磁界強度変化を計測する場合、n個の磁
気検出素子の検出結果に基づいて計測した磁界強度変化
の絶対値のそれぞれを加算した結果の総和が、単独での
しきい値s×√nとしての結合しきい値Sを越えるか否
かで車両検知を行うことが適していることが判った。
直な方向の磁界成分を複数n個の磁気検出素子で検出し
車両有無による磁界強度変化を計測する場合、n個の磁
気検出素子の検出結果に基づいて計測した磁界強度変化
の絶対値のそれぞれを加算した結果の総和が、単独での
しきい値s×√nとしての結合しきい値Sを越えるか否
かで車両検知を行うことが適していることが判った。
【0034】ところで、複数個の磁気検出素子で上記の
ように検出する際に、ある素子で磁界検出出力がゼロク
ロス付近になって、上記加算結果の総和が低くなってし
まう場合があるので、さらに車両検知効率を上げる方法
として、以下に説明する方法も選択できる。
ように検出する際に、ある素子で磁界検出出力がゼロク
ロス付近になって、上記加算結果の総和が低くなってし
まう場合があるので、さらに車両検知効率を上げる方法
として、以下に説明する方法も選択できる。
【0035】すなわち、上述した磁気センサーの複数個
の磁気検出素子により外部磁界強度を検出して計測した
初期値からの外部磁界強度変化の計測値のそれぞれの絶
対値を大きい順に並べて|ΔH(k)|(k=1,2,
…の序数)とし、この値と、磁気検出素子1個の場合の
しきい値sと、前記加算数nとを以下の数式
の磁気検出素子により外部磁界強度を検出して計測した
初期値からの外部磁界強度変化の計測値のそれぞれの絶
対値を大きい順に並べて|ΔH(k)|(k=1,2,
…の序数)とし、この値と、磁気検出素子1個の場合の
しきい値sと、前記加算数nとを以下の数式
【0036】
【数2】
【0037】においてk=1から順次代入して上記数式
が満足されるか否か比較し、上記数式が満足された時点
で車両を検知したと判定する。
が満足されるか否か比較し、上記数式が満足された時点
で車両を検知したと判定する。
【0038】この方法によれば、複数の外部磁界強度変
化の計測値を順次大きい順に加算して車両検知の判定に
用いることにより、車両検知効率を上げることができ
る。
化の計測値を順次大きい順に加算して車両検知の判定に
用いることにより、車両検知効率を上げることができ
る。
【0039】なお、上述の説明において、14の「地
面」は大地の地面、道路の路面、屋外駐車場の地面に限
らず、立体駐車場の建物内の床面など車両が走行ないし
駐車する面全部を含み、「地中」はそれらの面内を意味
することは勿論である。
面」は大地の地面、道路の路面、屋外駐車場の地面に限
らず、立体駐車場の建物内の床面など車両が走行ないし
駐車する面全部を含み、「地中」はそれらの面内を意味
することは勿論である。
【0040】[車両検知装置の実施形態]次に、上述し
た車両検知方法を具体的に実施して車両検知を行なう車
両検知装置の実施形態について説明する。
た車両検知方法を具体的に実施して車両検知を行なう車
両検知装置の実施形態について説明する。
【0041】まず、車両検知装置に用いられる磁気セン
サーの磁気検出素子について説明する。この磁気検出素
子に要求されるのは、 (1)磁界検出感度が10ミリガウス以上有ること。
サーの磁気検出素子について説明する。この磁気検出素
子に要求されるのは、 (1)磁界検出感度が10ミリガウス以上有ること。
【0042】(2)複数個使用のため素子の性能のばら
つきが少ないこと。
つきが少ないこと。
【0043】(3)地面設置を考えると素子の高さが数
ミリであること。
ミリであること。
【0044】(4)素子の検出回路は耐ノイズ,温度特
性に優れ、低消費電力であること。
性に優れ、低消費電力であること。
【0045】(1)の条件を満足するものとしてフラッ
クスゲート型磁気検出素子が有るが、この素子では検出
感度を上げようとすると素子の長さが数10ミリ必要と
なり、(3)の条件を満足しない。
クスゲート型磁気検出素子が有るが、この素子では検出
感度を上げようとすると素子の長さが数10ミリ必要と
なり、(3)の条件を満足しない。
【0046】また、フラックスゲート型磁気検出素子は
性能のばらつきが出やすいため、(2)の条件でも問題
が生ずる。
性能のばらつきが出やすいため、(2)の条件でも問題
が生ずる。
【0047】そこで、最適と思われるのが磁気インピー
ダンス素子を用いて構成される磁気検出素子である。
ダンス素子を用いて構成される磁気検出素子である。
【0048】磁気インピーダンス素子は、特開平7−1
81239号に開示されており、アモルファスワイヤや
最近では磁性薄膜等により磁性体としての素子本体が構
成される。この素子本体にMHz帯域の高周波電流を印
加すると、磁気インピーダンス効果により、外部磁界に
応じて素子本体のインピーダンスが数10%変化し、こ
れを利用して外部磁界を検出できる。
81239号に開示されており、アモルファスワイヤや
最近では磁性薄膜等により磁性体としての素子本体が構
成される。この素子本体にMHz帯域の高周波電流を印
加すると、磁気インピーダンス効果により、外部磁界に
応じて素子本体のインピーダンスが数10%変化し、こ
れを利用して外部磁界を検出できる。
【0049】磁気インピーダンス素子の感度は、10-5
ガウス台の感度があり、磁気検出素子の回路に接続した
場合での実用的な分解能でも数ミリガウスは確保でき、
(1)の条件は満足される。
ガウス台の感度があり、磁気検出素子の回路に接続した
場合での実用的な分解能でも数ミリガウスは確保でき、
(1)の条件は満足される。
【0050】また、反磁界の影響が少ないことより、素
子の長さを5mm以下にすることは容易であり、(3)
の条件もクリアする。
子の長さを5mm以下にすることは容易であり、(3)
の条件もクリアする。
【0051】また、性能のばらつきについては、アモル
ファスワイヤーで供給される場合はワイヤーの径のばら
つきが少ないこと、磁性膜では膜厚を制御するのが容易
であることから、素子本体の磁性体の外形寸法に起因す
る性能のばらつきは押さえられ、(2)の条件も満足す
る。
ファスワイヤーで供給される場合はワイヤーの径のばら
つきが少ないこと、磁性膜では膜厚を制御するのが容易
であることから、素子本体の磁性体の外形寸法に起因す
る性能のばらつきは押さえられ、(2)の条件も満足す
る。
【0052】(4)の条件については、コルピッツ発振
回路を使用した磁界検出について学会等で報告された内
容で応用を考えたが、実用上は問題が有る。
回路を使用した磁界検出について学会等で報告された内
容で応用を考えたが、実用上は問題が有る。
【0053】例えば、第18回日本応用磁気学会学術講
演会(14pB−7)で発表された「アモルファスワイ
ヤMIコルピッツ発振形マイクロ磁気センサー」では方
位センサーとしての磁界センサーの応用例が示されてい
る。
演会(14pB−7)で発表された「アモルファスワイ
ヤMIコルピッツ発振形マイクロ磁気センサー」では方
位センサーとしての磁界センサーの応用例が示されてい
る。
【0054】この方位センサーの構成では、アモルファ
スワイヤーをコルピッツ型の発振器に組み込み、外部磁
界の変化が発振振幅の変化となって現れるため、検波回
路を通し出力を得る。なお、素子のワイヤーに直接巻き
付けたコイルに直流電流を流し、直流バイアス磁界をか
け、感度の高い領域で動作させるとともに、南北方向の
極性をわかるようにしている。
スワイヤーをコルピッツ型の発振器に組み込み、外部磁
界の変化が発振振幅の変化となって現れるため、検波回
路を通し出力を得る。なお、素子のワイヤーに直接巻き
付けたコイルに直流電流を流し、直流バイアス磁界をか
け、感度の高い領域で動作させるとともに、南北方向の
極性をわかるようにしている。
【0055】しかし、この方法による地磁気(0.3ガ
ウス程度)等の微小磁界検出では、検波回路後の出力の
変化が数%と小さく、また、発振振幅の絶対値変化をそ
のまま出力として扱うために、電源電圧の変動や素子の
温度特性等により振幅変動の影響を受けやすいことから
十分なS/Nが得られず、信頼性が低い。
ウス程度)等の微小磁界検出では、検波回路後の出力の
変化が数%と小さく、また、発振振幅の絶対値変化をそ
のまま出力として扱うために、電源電圧の変動や素子の
温度特性等により振幅変動の影響を受けやすいことから
十分なS/Nが得られず、信頼性が低い。
【0056】そこで、本実施形態では、図4に示す磁気
検出素子の回路構成を採用した。
検出素子の回路構成を採用した。
【0057】図4に示す磁気検出素子の回路構成は、コ
ルピッツ発振器と検波回路とコンパレータからなり、上
述した磁気インピーダンス素子1がコルピッツ発振器に
組み込まれており、磁気インピーダンス素子1に直接巻
回または近接してバイアス用コイル2が設けられてい
る。
ルピッツ発振器と検波回路とコンパレータからなり、上
述した磁気インピーダンス素子1がコルピッツ発振器に
組み込まれており、磁気インピーダンス素子1に直接巻
回または近接してバイアス用コイル2が設けられてい
る。
【0058】この構成において、コイル2に交流バイア
ス電流Ibを流し±1〜±2ガウス程度の交流バイアス
磁界を磁気インピーダンス素子1に印加する。これによ
り、磁気インピーダンス素子1に印加される検出対象の
外部磁界Hexの強度に応じて後述のようにコルピッツ発
振器の図中A点に現れる発振出力が(a)のように振幅
変調され、これを検波回路で検波することにより、B点
に(b)のように外部磁界Hexの強度に対応した隣り合
うピークの高低差を有するバイアス磁界に対応したリッ
プル波形が得られ、コンパレータで前記リップルの電圧
波形にクロスする比較電圧Vrefでコンパレートするこ
とにより、C点に外部磁界Hexの強度に対応したパルス
幅変調出力を得ることができる。
ス電流Ibを流し±1〜±2ガウス程度の交流バイアス
磁界を磁気インピーダンス素子1に印加する。これによ
り、磁気インピーダンス素子1に印加される検出対象の
外部磁界Hexの強度に応じて後述のようにコルピッツ発
振器の図中A点に現れる発振出力が(a)のように振幅
変調され、これを検波回路で検波することにより、B点
に(b)のように外部磁界Hexの強度に対応した隣り合
うピークの高低差を有するバイアス磁界に対応したリッ
プル波形が得られ、コンパレータで前記リップルの電圧
波形にクロスする比較電圧Vrefでコンパレートするこ
とにより、C点に外部磁界Hexの強度に対応したパルス
幅変調出力を得ることができる。
【0059】なお、交流バイアス電流Ibの信号は、後
述するマイコン判定部からクロックを分周し、ローパス
フィルターで正弦波又は三角波状にし投入するか、ある
いは個別に発振器を設けて投入してもよい。
述するマイコン判定部からクロックを分周し、ローパス
フィルターで正弦波又は三角波状にし投入するか、ある
いは個別に発振器を設けて投入してもよい。
【0060】次に、上述した図4の磁気検出素子の回路
構成の動作の詳細を説明する。
構成の動作の詳細を説明する。
【0061】磁気インピーダンス素子の特性は、図5に
示すように外部磁界Hexに対し数ガウスの範囲では、+
−方向に対称なおおむねV字状のインピーダンス変化を
示す。図4の磁気インピーダンス素子1の動作原理とし
て、図5(a)に示すように外部磁界が無い場合は交流
バイアス磁界が+−対称にふれ、それに対するインピー
ダンスの変化は交流バイアス磁界の倍の周波数でリップ
ル上でピークどうしに高低差の無いインピーダンス変化
が起きる。
示すように外部磁界Hexに対し数ガウスの範囲では、+
−方向に対称なおおむねV字状のインピーダンス変化を
示す。図4の磁気インピーダンス素子1の動作原理とし
て、図5(a)に示すように外部磁界が無い場合は交流
バイアス磁界が+−対称にふれ、それに対するインピー
ダンスの変化は交流バイアス磁界の倍の周波数でリップ
ル上でピークどうしに高低差の無いインピーダンス変化
が起きる。
【0062】そこへ、外部磁界が磁気インピーダンス素
子1の長手方向に印加されると、図5(b)のように、
磁気インピーダンス素子1には交流バイアス磁界と外部
磁界が重畳した非対称な磁界が掛かるため、インピーダ
ンス変化上で交互にピークの高さの異なるインピーダン
ス変化(リップル波形)が生ずる。
子1の長手方向に印加されると、図5(b)のように、
磁気インピーダンス素子1には交流バイアス磁界と外部
磁界が重畳した非対称な磁界が掛かるため、インピーダ
ンス変化上で交互にピークの高さの異なるインピーダン
ス変化(リップル波形)が生ずる。
【0063】このインピーダンスの変化は、図4(a)
に示すようにコルピッツ発振器の発振振幅特性で振幅変
調として現れ、その発振出力を検波回路で検波した図4
(b)の検波後の出力は図5(b)で示したようなイン
ピーダンス変化でのリップル波形と相似の信号が得られ
る。その信号をコンパレータにおいて図6に示すように
リップル波形にクロスするような比較電圧Vrefでコン
パレートすることにより、外部磁界の大きさがパルス幅
変調されたディジタル信号の出力に変換される。すなわ
ち、外部磁界強度に応じてパルス幅が異なる2種類のパ
ルスが交互に現れるパルス幅変調出力が得られる。
に示すようにコルピッツ発振器の発振振幅特性で振幅変
調として現れ、その発振出力を検波回路で検波した図4
(b)の検波後の出力は図5(b)で示したようなイン
ピーダンス変化でのリップル波形と相似の信号が得られ
る。その信号をコンパレータにおいて図6に示すように
リップル波形にクロスするような比較電圧Vrefでコン
パレートすることにより、外部磁界の大きさがパルス幅
変調されたディジタル信号の出力に変換される。すなわ
ち、外部磁界強度に応じてパルス幅が異なる2種類のパ
ルスが交互に現れるパルス幅変調出力が得られる。
【0064】このように交互に現れる2種類のパルスの
パルス幅A,Bをマイコンのタイマーカウンタを用いて
計測して数値化し、その後パルス幅の差A−Bの数値デ
ータを演算により求めることで、外部磁界強度を示す数
値データを得ることができる。実際の外部磁界に対する
パルス幅の測定データを図7に示すが、±0.5ガウス
の範囲ではほぼ直線的な変化を示している。このデータ
を元に磁気検出素子単独でのしきい値sの磁界強度をパ
ルス幅の数値演算値に置き換え、それに磁気検出素子の
数nの平方根を掛けることにより、前述した結合しきい
値Sの数値入力値を決める事ができる。
パルス幅A,Bをマイコンのタイマーカウンタを用いて
計測して数値化し、その後パルス幅の差A−Bの数値デ
ータを演算により求めることで、外部磁界強度を示す数
値データを得ることができる。実際の外部磁界に対する
パルス幅の測定データを図7に示すが、±0.5ガウス
の範囲ではほぼ直線的な変化を示している。このデータ
を元に磁気検出素子単独でのしきい値sの磁界強度をパ
ルス幅の数値演算値に置き換え、それに磁気検出素子の
数nの平方根を掛けることにより、前述した結合しきい
値Sの数値入力値を決める事ができる。
【0065】そして、車両の検知では、車両の無い状態
で計測したパルス幅の差A−Bの数値データを基準とな
る外部磁界強度の初期値のデータとして記憶しておき、
その後、計測した外部磁界強度に応じたパルス幅の差A
−Bと初期値との差の絶対値を外部磁界の強度変化の絶
対値に対応するデータとして求め、さらに複数個の磁気
検出素子で求められる前記絶対値のデータの総和を求
め、その数値が結合しきい値Sの数値を越えたか否かで
車両の有無を判断することができる。
で計測したパルス幅の差A−Bの数値データを基準とな
る外部磁界強度の初期値のデータとして記憶しておき、
その後、計測した外部磁界強度に応じたパルス幅の差A
−Bと初期値との差の絶対値を外部磁界の強度変化の絶
対値に対応するデータとして求め、さらに複数個の磁気
検出素子で求められる前記絶対値のデータの総和を求
め、その数値が結合しきい値Sの数値を越えたか否かで
車両の有無を判断することができる。
【0066】次に、図4の磁気検出素子を用いた車両検
知装置の構成を図8により説明する。
知装置の構成を図8により説明する。
【0067】図8に示した車両検知装置の構成におい
て、12は磁気センサーであり、前述したバイアス用コ
イル2を巻回した磁気インピーダンス素子1を組み込ん
だコルピッツ発振器3と、検波回路4及びコンパレータ
5からなる図4の磁気検出素子を符号11A,11B…
11Nで示すようにN個設けて構成されている。磁気検
出素子11A,11B…11Nは前述のように車両の通
過幅内の地面もしくは地中に車両の長手方向に沿って並
ぶように配置され、各素子は地面に垂直な方向に磁界検
出感度を持たされている。
て、12は磁気センサーであり、前述したバイアス用コ
イル2を巻回した磁気インピーダンス素子1を組み込ん
だコルピッツ発振器3と、検波回路4及びコンパレータ
5からなる図4の磁気検出素子を符号11A,11B…
11Nで示すようにN個設けて構成されている。磁気検
出素子11A,11B…11Nは前述のように車両の通
過幅内の地面もしくは地中に車両の長手方向に沿って並
ぶように配置され、各素子は地面に垂直な方向に磁界検
出感度を持たされている。
【0068】また、18はマイクロコンピュータから構
成され、磁気センサー12の各磁気検出素子のパルス幅
変調出力を分析して車両の有無を判定するマイコン判定
部である。マイコン判定部18は、全体の制御及び各種
演算処理を行なう制御部19、前述したパルス幅変調出
力のパルス幅A,Bをカウントするタイマーカウンタ2
0、磁気検出素子11A〜11Nのいずれかを選択して
その出力パルスをタイマーカウンタ20に入力するセレ
クター21、及びクロック発振器22、クロック分周器
23、ローパスフィルタ24、バイアス回路(アンプ)
25からなる。
成され、磁気センサー12の各磁気検出素子のパルス幅
変調出力を分析して車両の有無を判定するマイコン判定
部である。マイコン判定部18は、全体の制御及び各種
演算処理を行なう制御部19、前述したパルス幅変調出
力のパルス幅A,Bをカウントするタイマーカウンタ2
0、磁気検出素子11A〜11Nのいずれかを選択して
その出力パルスをタイマーカウンタ20に入力するセレ
クター21、及びクロック発振器22、クロック分周器
23、ローパスフィルタ24、バイアス回路(アンプ)
25からなる。
【0069】この構成において、クロック発振器22が
発振するクロック信号がクロック分周器23により1k
Hz〜100kHzの範囲になるように分周され、この
分周された信号がローパスフィルタ24,バイアス回路
25に通されて正弦波または三角波状の交流バイアス電
流の信号が形成され、磁気センサー12の各磁気検出素
子11A〜11Nのバイアス用コイル2に印加される。
なお、このバイアス電流の供給部は磁気センサー12側
に設けてもよい。
発振するクロック信号がクロック分周器23により1k
Hz〜100kHzの範囲になるように分周され、この
分周された信号がローパスフィルタ24,バイアス回路
25に通されて正弦波または三角波状の交流バイアス電
流の信号が形成され、磁気センサー12の各磁気検出素
子11A〜11Nのバイアス用コイル2に印加される。
なお、このバイアス電流の供給部は磁気センサー12側
に設けてもよい。
【0070】次に、図8の構成による車両検知動作を説
明する。まず、車両のない状態で外部磁界強度変化を求
めるための基準となる外部磁界強度の初期値を計測す
る。このため磁気センサー12で、前述のように、複数
の磁気検出素子11A〜11Nにより外部磁界強度を検
出してパルス幅変調したパルス信号を出力し、マイコン
判定部18のセレクター21へ送る。
明する。まず、車両のない状態で外部磁界強度変化を求
めるための基準となる外部磁界強度の初期値を計測す
る。このため磁気センサー12で、前述のように、複数
の磁気検出素子11A〜11Nにより外部磁界強度を検
出してパルス幅変調したパルス信号を出力し、マイコン
判定部18のセレクター21へ送る。
【0071】制御部19からの命令により、セレクター
21はタイマーカウンタ20に対し送るべき複数の磁気
検出素子11A〜11Nの出力パルス信号を順次選択し
て送るとともに、さらに前述した2種類のパルスA,B
を選択して送る。
21はタイマーカウンタ20に対し送るべき複数の磁気
検出素子11A〜11Nの出力パルス信号を順次選択し
て送るとともに、さらに前述した2種類のパルスA,B
を選択して送る。
【0072】タイマーカウンタ20では、順次送られて
くる複数の磁気検出素子の前記2種類のパルスA,Bの
パルス幅をカウントして数値化し、そのデータを制御部
19へ送る。
くる複数の磁気検出素子の前記2種類のパルスA,Bの
パルス幅をカウントして数値化し、そのデータを制御部
19へ送る。
【0073】制御部19では、タイマーカウンタ20で
数値化されたAパルスとBパルスのパルス幅データの差
A−Bを各磁気検出素子ごとに算出し、外部磁界強度の
測定値を求める。測定されたデータは、基準となる初期
値データとして制御部19内のRAM26などの記憶装
置に記録される。
数値化されたAパルスとBパルスのパルス幅データの差
A−Bを各磁気検出素子ごとに算出し、外部磁界強度の
測定値を求める。測定されたデータは、基準となる初期
値データとして制御部19内のRAM26などの記憶装
置に記録される。
【0074】その後、車両を検知するために、上記と同
様の手順で各磁気検出素子による外部磁界強度の検出と
計測を行ない、制御部19において前記計測データと初
期値データの差を外部磁界強度変化データとして個々に
求めて絶対値化し、その総和を求め、その総和が前述し
た所定の結合しきい値Sを越えているか否かにより車両
の有無を判定する。そして後述する車両検知システムの
場合、前記判定の結果に基づいて在車情報等を出す。
様の手順で各磁気検出素子による外部磁界強度の検出と
計測を行ない、制御部19において前記計測データと初
期値データの差を外部磁界強度変化データとして個々に
求めて絶対値化し、その総和を求め、その総和が前述し
た所定の結合しきい値Sを越えているか否かにより車両
の有無を判定する。そして後述する車両検知システムの
場合、前記判定の結果に基づいて在車情報等を出す。
【0075】以上のような本実施形態の装置の利点とし
て、まず図4の磁気検出素子の回路構成においてコルピ
ッツ発振器の振幅を絶対値として扱わず、振幅の変化分
を扱うために、電源電圧の変動や温度特性等による周波
数の低い変動は無視できる。
て、まず図4の磁気検出素子の回路構成においてコルピ
ッツ発振器の振幅を絶対値として扱わず、振幅の変化分
を扱うために、電源電圧の変動や温度特性等による周波
数の低い変動は無視できる。
【0076】また、磁気センサー12における外部磁界
強度の検出出力はコンパレータによるパルス幅変調によ
りディジタル出力化されるため、磁気センサー12とマ
イコン判定部18とは隔離しての設置もでき、設置の自
由度が得られるとともに、複数の磁気センサー12をマ
イコン判定部18に接続して複数の磁気センサー12に
対してマイコン判定部18を共用化できる。
強度の検出出力はコンパレータによるパルス幅変調によ
りディジタル出力化されるため、磁気センサー12とマ
イコン判定部18とは隔離しての設置もでき、設置の自
由度が得られるとともに、複数の磁気センサー12をマ
イコン判定部18に接続して複数の磁気センサー12に
対してマイコン判定部18を共用化できる。
【0077】さらに、磁気検出素子をごく小型に構成し
て磁気センサー12を小型に構成でき、マイコン判定部
18を含めた装置全体を小型にできるので、設置コスト
の負担が小さく、また、低消費電力であって、従来のル
ープコイル型の装置が不得手だった長時間通電使用が可
能であるので、車両検知の用途を拡大することができ
る。
て磁気センサー12を小型に構成でき、マイコン判定部
18を含めた装置全体を小型にできるので、設置コスト
の負担が小さく、また、低消費電力であって、従来のル
ープコイル型の装置が不得手だった長時間通電使用が可
能であるので、車両検知の用途を拡大することができ
る。
【0078】[車両検知システムの実施形態]次に、上
述した図8の車両検知装置を用いた駐車場における駐車
車両管理のための車両検知システムの実施形態を図9,
図10により説明する。この車両検知システムは、図8
の車両検知装置の少なくとも磁気センサー12の部分を
駐車場の地面もしくは地中に設けて実施されるのは勿論
である。
述した図8の車両検知装置を用いた駐車場における駐車
車両管理のための車両検知システムの実施形態を図9,
図10により説明する。この車両検知システムは、図8
の車両検知装置の少なくとも磁気センサー12の部分を
駐車場の地面もしくは地中に設けて実施されるのは勿論
である。
【0079】図9は本実施形態の車両検知システムの機
能的構成を示すブロック図である。図9中で磁気センサ
ー12以外の構成は具体的には図8のマイコン判定部1
8のハードウェアとソフトウェアにより実現される。
能的構成を示すブロック図である。図9中で磁気センサ
ー12以外の構成は具体的には図8のマイコン判定部1
8のハードウェアとソフトウェアにより実現される。
【0080】図9において、計測手段27は図8の制御
部19とタイマーカウンタ20,セレクター21から実
現され、前述のように磁気センサー12の磁気検出素子
11A〜11Nによる外部磁界強度の検出結果に基づい
て車両が無い状態を基準としての外部磁界強度変化を計
測する。この計測手段27は、車両の無い状態で磁気検
出素子11A〜11Nにより検出された外部磁界強度の
値を基準となる初期値として記憶する初期値記憶手段2
8を有し、この記憶手段28に記憶した初期値を基準と
して外部磁界強度変化の計測を行なう。記憶手段28は
具体的には図8のRAM26として構成される。
部19とタイマーカウンタ20,セレクター21から実
現され、前述のように磁気センサー12の磁気検出素子
11A〜11Nによる外部磁界強度の検出結果に基づい
て車両が無い状態を基準としての外部磁界強度変化を計
測する。この計測手段27は、車両の無い状態で磁気検
出素子11A〜11Nにより検出された外部磁界強度の
値を基準となる初期値として記憶する初期値記憶手段2
8を有し、この記憶手段28に記憶した初期値を基準と
して外部磁界強度変化の計測を行なう。記憶手段28は
具体的には図8のRAM26として構成される。
【0081】車両検知判定手段29は、制御部19の機
能として実現され、計測手段27の計測結果に基づいて
前述のように車両検知の判定を行なう。
能として実現され、計測手段27の計測結果に基づいて
前述のように車両検知の判定を行なう。
【0082】進入・停車・退車判定手段30は制御部1
9による後述の図10のステップS3,S6,S9の処
理の機能として実現され、車両検知判定手段29による
車両検知の判定結果に基づいて、車両が駐車場内に進入
したか否か、駐車場内で停車したか否か、及び駐車場か
ら退出したか否か、すなわち車両が駐車場に設けられた
磁気センサー12上に進入したか否か、磁気センサー1
2上で停車したか否か、及び磁気センサー12上から退
出したか否かを判定する。
9による後述の図10のステップS3,S6,S9の処
理の機能として実現され、車両検知判定手段29による
車両検知の判定結果に基づいて、車両が駐車場内に進入
したか否か、駐車場内で停車したか否か、及び駐車場か
ら退出したか否か、すなわち車両が駐車場に設けられた
磁気センサー12上に進入したか否か、磁気センサー1
2上で停車したか否か、及び磁気センサー12上から退
出したか否かを判定する。
【0083】在車・退車情報出力手段31は、制御部1
9による図10のステップS7,S10の処理の機能と
して実現され、進入・停車・退車判定手段30の判定結
果に基づいて、車両が駐車場で停車している、すなわち
車両が磁気センサー12上で停車している旨の在車情
報、及び車両が駐車場から退出した、すなわち車両が磁
気センサー12上から退出した旨の退車情報を出力す
る。
9による図10のステップS7,S10の処理の機能と
して実現され、進入・停車・退車判定手段30の判定結
果に基づいて、車両が駐車場で停車している、すなわち
車両が磁気センサー12上で停車している旨の在車情
報、及び車両が駐車場から退出した、すなわち車両が磁
気センサー12上から退出した旨の退車情報を出力す
る。
【0084】このような構成のもとに、磁気センサー1
2の磁気検出素子11A〜11Nにより外部磁界強度が
検出され、その検出結果に基づいて計測手段27により
車両が無い状態を基準とする外部磁界強度変化が計測さ
れ、その計測結果に基づいて車両検知判定手段29によ
り車両検知の判定が行なわれる。そして、車両検知の判
定結果に基づいて駐車場における車両の進入、停車、退
車が判定手段30により判定され、その判定結果に基づ
いて在車情報ないし退車情報が出力手段31により出力
される。
2の磁気検出素子11A〜11Nにより外部磁界強度が
検出され、その検出結果に基づいて計測手段27により
車両が無い状態を基準とする外部磁界強度変化が計測さ
れ、その計測結果に基づいて車両検知判定手段29によ
り車両検知の判定が行なわれる。そして、車両検知の判
定結果に基づいて駐車場における車両の進入、停車、退
車が判定手段30により判定され、その判定結果に基づ
いて在車情報ないし退車情報が出力手段31により出力
される。
【0085】次に、本システムの車両検知動作の詳細を
図10により説明する。図10は図9の各手段27,2
9,30,31を実現する図8の制御部19による車両
検知処理の手順を示すフローチャートである。
図10により説明する。図10は図9の各手段27,2
9,30,31を実現する図8の制御部19による車両
検知処理の手順を示すフローチャートである。
【0086】車両検知処理において、制御部19は、ま
ず図10のステップS1において、車両のない状態で前
述のように磁気センサー12の各磁気検出素子による外
部磁界強度の検出を行なわせ、その検出結果に基づいて
前述したA−Bの外部磁界強度の測定データを求め、こ
れを外部磁界強度変化を求める基準となる初期値データ
として設定し、RAM26等の記録装置に記憶する。な
お、このとき駐車場内には車両は無いため、制御部19
は退車情報を確認する。
ず図10のステップS1において、車両のない状態で前
述のように磁気センサー12の各磁気検出素子による外
部磁界強度の検出を行なわせ、その検出結果に基づいて
前述したA−Bの外部磁界強度の測定データを求め、こ
れを外部磁界強度変化を求める基準となる初期値データ
として設定し、RAM26等の記録装置に記憶する。な
お、このとき駐車場内には車両は無いため、制御部19
は退車情報を確認する。
【0087】次に、駐車場内への車両の進入、すなわち
駐車場の地面もしくは地中に設けられた磁気センサー1
2上への車両の進入を判定するために、前述した手順で
各磁気検出素子による車両からの外部磁界強度の検出と
計測を行い(ステップS2)、それぞれの測定データA
−Bと初期値データとの差を個々に求め絶対値化し、そ
の総和が所定の結合しきい値Sを越えていた場合、車両
が駐車場内に進入したと判定して次の手順に進み、越え
ていない場合はステップS2に戻る(ステップS3)。
駐車場の地面もしくは地中に設けられた磁気センサー1
2上への車両の進入を判定するために、前述した手順で
各磁気検出素子による車両からの外部磁界強度の検出と
計測を行い(ステップS2)、それぞれの測定データA
−Bと初期値データとの差を個々に求め絶対値化し、そ
の総和が所定の結合しきい値Sを越えていた場合、車両
が駐車場内に進入したと判定して次の手順に進み、越え
ていない場合はステップS2に戻る(ステップS3)。
【0088】前の手順までで車両が駐車場内に入った場
合そのことを判定できるが、そのまま停車せずに通過す
る場合なども考えられるため、ステップS3で車両の進
入を判定した後に再度各磁気検出素子による車両からの
外部磁界強度の検出と計測を行い(ステップS4)、前
回測定したデータA−Bの絶対値の総和と比較する(ス
テップS5)。今回の計測値が前回の計測値から変化し
ていた場合、車両が駐車場内を移動中であると判定し、
ステップS4に戻る。
合そのことを判定できるが、そのまま停車せずに通過す
る場合なども考えられるため、ステップS3で車両の進
入を判定した後に再度各磁気検出素子による車両からの
外部磁界強度の検出と計測を行い(ステップS4)、前
回測定したデータA−Bの絶対値の総和と比較する(ス
テップS5)。今回の計測値が前回の計測値から変化し
ていた場合、車両が駐車場内を移動中であると判定し、
ステップS4に戻る。
【0089】測定値の変化が無くなれば車両が駐車場内
で停車したか、又は通過車両がそのまま駐車場内から出
た場合のどちらかなので、そのいずれであるかの判定を
するために全磁気検出素子で初期値と測定値データA−
Bとの差を個々に求め絶対値化し、その総和を前述の所
定の結合しきい値Sと比較し、総和が結合しきい値Sを
越えた場合は車両が駐車場内に停止している(すなわち
磁気センサー12上で停車している)在車状態であると
判定し(ステップS6)、在車情報を出す(ステップS
7)。一方、前記の差A−Bの絶対値の総和が結合しき
い値Sを越えていない場合は、通過車両がそのまま駐車
場内から出たと判定し、ステップS2に戻る。
で停車したか、又は通過車両がそのまま駐車場内から出
た場合のどちらかなので、そのいずれであるかの判定を
するために全磁気検出素子で初期値と測定値データA−
Bとの差を個々に求め絶対値化し、その総和を前述の所
定の結合しきい値Sと比較し、総和が結合しきい値Sを
越えた場合は車両が駐車場内に停止している(すなわち
磁気センサー12上で停車している)在車状態であると
判定し(ステップS6)、在車情報を出す(ステップS
7)。一方、前記の差A−Bの絶対値の総和が結合しき
い値Sを越えていない場合は、通過車両がそのまま駐車
場内から出たと判定し、ステップS2に戻る。
【0090】次に、駐車していた車両の退車を検出する
ために、各磁気検出素子による車両の磁界の検出、計測
を行い(ステップS8)、個々に計測データA−Bと初
期値のデータとの差を求め絶対値化し、その総和が所定
の結合しきい値Sを越えていた場合、車両は継続して駐
車中と判定し、ステップS8に戻り測定を繰り返し、越
えていなかった場合、車両は駐車場内から退出した(す
なわち磁気センサー12上から退出した)と判定して退
車情報を出し(ステップS10)、ステップS2に戻っ
て再度車両の進入の検出から繰り返す。
ために、各磁気検出素子による車両の磁界の検出、計測
を行い(ステップS8)、個々に計測データA−Bと初
期値のデータとの差を求め絶対値化し、その総和が所定
の結合しきい値Sを越えていた場合、車両は継続して駐
車中と判定し、ステップS8に戻り測定を繰り返し、越
えていなかった場合、車両は駐車場内から退出した(す
なわち磁気センサー12上から退出した)と判定して退
車情報を出し(ステップS10)、ステップS2に戻っ
て再度車両の進入の検出から繰り返す。
【0091】このように、車両からの磁界の検出結果に
基づいて駐車場における車両の進入、移動中、停車、退
車を判定し、在車情報と退車情報を出力することができ
る。しかも本発明の車両検知装置の利点を享受して高精
度で信頼性の高い車両検知により正確に車両の進入、移
動中、停車、退車を判定し、正確な在車情報、退車情報
を出力することができる。したがって、本実施形態の車
両検知システムは、駐車車両の管理として例えば駐車時
間の管理や大規模駐車場における空きエリア表示、車両
誘導等のために有効に利用可能である。
基づいて駐車場における車両の進入、移動中、停車、退
車を判定し、在車情報と退車情報を出力することができ
る。しかも本発明の車両検知装置の利点を享受して高精
度で信頼性の高い車両検知により正確に車両の進入、移
動中、停車、退車を判定し、正確な在車情報、退車情報
を出力することができる。したがって、本実施形態の車
両検知システムは、駐車車両の管理として例えば駐車時
間の管理や大規模駐車場における空きエリア表示、車両
誘導等のために有効に利用可能である。
【0092】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両検知方法によれば、車両の通過幅内の地面もしく
は地中に、地面に垂直な方向に磁界検出感度を持つ磁気
検出素子を車両長手方向に沿って複数個並べた磁気セン
サーを設置し、磁気検出素子のそれぞれにより外部磁界
強度を検出して車両の無い状態を基準としての外部磁界
強度変化を計測し、この計測結果の複数の計測値の絶対
値の総和が所定の結合しきい値Sを越えるか否かの判定
により車両の検知を行うようにしたので、車両底部から
発生する磁界を計測する場合の磁界強度の分布に見られ
る磁界極性の反転するゼロクロスポイントの影響を回避
し、高精度で信頼性の高い車両検知を行うことができ
る。
の車両検知方法によれば、車両の通過幅内の地面もしく
は地中に、地面に垂直な方向に磁界検出感度を持つ磁気
検出素子を車両長手方向に沿って複数個並べた磁気セン
サーを設置し、磁気検出素子のそれぞれにより外部磁界
強度を検出して車両の無い状態を基準としての外部磁界
強度変化を計測し、この計測結果の複数の計測値の絶対
値の総和が所定の結合しきい値Sを越えるか否かの判定
により車両の検知を行うようにしたので、車両底部から
発生する磁界を計測する場合の磁界強度の分布に見られ
る磁界極性の反転するゼロクロスポイントの影響を回避
し、高精度で信頼性の高い車両検知を行うことができ
る。
【0093】また、本発明の車両検知装置によれば、本
発明の車両検知方法により高精度で信頼性の高い車両検
知を行なえるとともに、磁気センサーは、例えば磁気イ
ンピーダンス素子を用いて構成された小型の磁気検出素
子の複数個からなる小型で低消費電力の磁気センサーと
して構成でき、従来のループコイル型センサーを用いた
装置に比べ長時間の連続使用が可能であり、設置も簡単
に低コストで行なえ、車両検知の用途を拡大できる。
発明の車両検知方法により高精度で信頼性の高い車両検
知を行なえるとともに、磁気センサーは、例えば磁気イ
ンピーダンス素子を用いて構成された小型の磁気検出素
子の複数個からなる小型で低消費電力の磁気センサーと
して構成でき、従来のループコイル型センサーを用いた
装置に比べ長時間の連続使用が可能であり、設置も簡単
に低コストで行なえ、車両検知の用途を拡大できる。
【0094】さらに、本発明の車両検知装置を用いた車
両検知システムによれば、本発明の車両検知装置の利点
を享受して、高精度で信頼性の高い車両検知により正確
な在車情報、退車情報を出力することができ、駐車車両
の管理として例えば駐車時間の管理や大規模駐車場にお
ける空きエリア表示、車両誘導等のために有効に利用可
能であるという優れた効果が得られる。
両検知システムによれば、本発明の車両検知装置の利点
を享受して、高精度で信頼性の高い車両検知により正確
な在車情報、退車情報を出力することができ、駐車車両
の管理として例えば駐車時間の管理や大規模駐車場にお
ける空きエリア表示、車両誘導等のために有効に利用可
能であるという優れた効果が得られる。
【図1】本発明による車両検知方法の実施形態における
磁気センサーの磁気検出素子の車両に対する配置及び磁
界検出方向を示す説明図である。
磁気センサーの磁気検出素子の車両に対する配置及び磁
界検出方向を示す説明図である。
【図2】磁気検出素子1個で構成された磁気センサーに
より検出した車両の移動による外部磁界強度変化の様子
を示す説明図およびグラフ図である。
より検出した車両の移動による外部磁界強度変化の様子
を示す説明図およびグラフ図である。
【図3】棒磁石の幅方向の磁界分布を示す説明図及びグ
ラフ図である。
ラフ図である。
【図4】本発明による車両検知装置の実施形態に用いら
れる磁気センサーの磁気検出素子の回路構成を示す回路
図である。
れる磁気センサーの磁気検出素子の回路構成を示す回路
図である。
【図5】図4中の磁気インピーダンス素子の交流バイア
ス磁界と外部磁界によるインピーダンス変化を示すグラ
フ図である。
ス磁界と外部磁界によるインピーダンス変化を示すグラ
フ図である。
【図6】図4中のバイアス電流Ibと検波回路の検波後
出力とコンパレータ出力を示す波形図である。
出力とコンパレータ出力を示す波形図である。
【図7】外部磁界に対するコンパレータ出力のパルス幅
が異なる2種類のパルスのパルス幅とその差のカウント
数を示すグラフ図である。
が異なる2種類のパルスのパルス幅とその差のカウント
数を示すグラフ図である。
【図8】車両検知装置の実施形態の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図9】本発明による車両検知システムの実施形態の機
能的構成を示すブロック図である。
能的構成を示すブロック図である。
【図10】同車両検知システムにおける車両検知処理手
順を示すフローチャート図である。
順を示すフローチャート図である。
1 磁気インピーダンス素子 2 バイアス用コイル 3 コルピッツ発振器 4 検波回路 5 コンパレータ 10 車両 11A〜11N 磁気検出素子 12 磁気センサー 14 地面 18 マイコン判定部 19 制御部 20 タイマーカウンタ 21 セレクター 22 クロック発振器 23 クロック分周器 24 ローパスフィルタ 25 バイアス回路 26 RAM 27 外部磁界強度変化の計測手段 28 初期値記憶手段 29 車両検知判定手段 30 進入・停車・退車判定手段 31 在車・退車情報出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01V 3/10 G01V 3/10 D // G01C 21/00 G01C 21/00 A
Claims (8)
- 【請求項1】 車両から発生する磁界を磁気センサーに
より検出して車両を磁気的に検知する車両検知方法にお
いて、 車両の通過幅内の地面もしくは地中に、地面に垂直な方
向に磁界検出感度を持つ磁気検出素子を車両長手方向に
沿って複数個並べた磁気センサーを設置し、 前記複数個の磁気検出素子のそれぞれにより外部磁界強
度を検出して車両の無い状態を基準としての外部磁界強
度変化を計測し、 該計測結果の複数の計測値の絶対値の総和が所定の結合
しきい値Sを越えるか否かの判定により車両の検知を行
うことを特徴とする車両検知方法。 - 【請求項2】 前記結合しきい値Sは、磁気検出素子1
個の場合のしきい値sと、前記総和を求めるために加算
した前記計測値の加算数nの平方根とを掛けた積の値に
設定することを特徴とする請求項1に記載の車両検知方
法。 - 【請求項3】 前記外部磁界強度変化の計測結果の複数
の計測値の絶対値を大きい順に並べ、|ΔH(k)|
(k=1,2,…の序数)とし、この値と、磁気検出素
子1個の場合のしきい値sと、前記加算数nの平方根と
を以下の数式 【数1】 においてk=1から順次代入して上記数式が満足される
か否か比較し、上記数式が満足された時点で車両を検知
したと判定することを特徴とする請求項2に記載の車両
検知方法。 - 【請求項4】 前記磁気検出素子1個の場合のしきい値
sを0.05〜0.1ガウスの範囲に設定することを特
徴とする請求項2または3に記載の車両検知方法。 - 【請求項5】 車両から発生する磁界を磁気センサーに
より検出して車両を磁気的に検知する車両検知装置であ
って、 地面に垂直な方向に磁界検出感度を持ち、車両の通過幅
内の地面もしくは地中に車両長手方向に沿って並ぶよう
に配置される複数個の磁気検出素子からなる磁気センサ
ーと、 前記複数個の磁気検出素子のそれぞれにより検出される
外部磁界強度に基づいて、各磁気検出素子に対する車両
の無い状態を基準としての外部磁界強度変化のそれぞれ
を計測する計測手段と、 該計測手段により計測された外部磁界強度変化の計測値
のそれぞれの絶対値の総和が所定の結合しきい値Sを越
えるか否かにより車両検知の判定を行なう判定手段とを
有することを特徴とする車両検知装置。 - 【請求項6】 前記計測手段は、車両の無い状態で前記
複数個の磁気検出素子により検出された外部磁界強度の
値を基準となる初期値として記憶する記憶手段を有し、
該記憶手段に記憶した初期値を基準として前記外部磁界
強度変化の計測を行なうことを特徴とする請求項5に記
載の車両検知装置。 - 【請求項7】 前記磁気検出素子は、コイルを付設した
磁気インピーダンス素子を組み込んだコルピッツ発振器
と、該発振器の出力を検波する検波回路と、該検波回路
の出力を所定の比較電圧と比較するコンパレータから構
成され、 前記コイルにより前記磁気インピーダンス素子に交流バ
イアス磁界をかけて外部磁界強度を検出することによ
り、前記コンパレータの出力に外部磁界強度に応じてパ
ルス幅が異なる2種類のパルスが交互に現れるパルス幅
変調出力が得られるようにし、 前記計測手段は前記2種類のパルスのパルス幅の差のデ
ータを外部磁界強度データとして求め、該データに基づ
いて前記車両の無い状態を基準としての外部磁界強度変
化を計測することを特徴とする請求項5または6に記載
の車両検知装置。 - 【請求項8】 請求項5から7までのいずれか1項に記
載の車両検知装置を用いて車両検知を行なう車両検知シ
ステムであって、 前記車両検知装置の判定手段による車両検知の判定結果
に基づいて、車両が磁気センサー上に進入したか否か、
磁気センサー上で停車したか否か、及び磁気センサー上
から退出したか否か判定する判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて、車両が磁気センサー
上で停車している旨の在車情報、及び車両が磁気センサ
ー上から退出した旨の退車情報を出力する出力手段を有
し、 前記在車情報と退車情報の出力により駐車車両の管理を
行なえるようにしたことを特徴とする車両検知システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8043933A JPH09237399A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 車両検知方法、車両検知装置、及び車両検知システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8043933A JPH09237399A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 車両検知方法、車両検知装置、及び車両検知システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09237399A true JPH09237399A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12677499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8043933A Pending JPH09237399A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 車両検知方法、車両検知装置、及び車両検知システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09237399A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100270923B1 (ko) * | 1997-11-13 | 2001-03-02 | 선문수 | 차량감지장치 |
| KR100291583B1 (ko) * | 1998-04-30 | 2001-06-01 | 선문수 | 차량및도로현황감지시스템 |
| KR100819053B1 (ko) * | 2006-12-08 | 2008-04-02 | 한국전자통신연구원 | 차량 검출 장치 및 방법 |
| KR100921002B1 (ko) * | 2007-12-11 | 2009-10-09 | 한국전자통신연구원 | 차량 검출 방법 |
| JP2010256171A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Murata Machinery Ltd | 移動体システム |
| JP2019159622A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | オムロン株式会社 | 車両検知装置、車両検知方法、及び車両検知プログラム |
| JP2019197377A (ja) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | オムロン株式会社 | 車両検知装置、車両検知方法、及びプログラム |
| CN114373306A (zh) * | 2022-01-12 | 2022-04-19 | 中国公路工程咨询集团有限公司 | 基于智能道钉的车辆通过检测方法、系统及可存储介质 |
| CN115641730A (zh) * | 2022-09-27 | 2023-01-24 | 广州商学院 | 一种基于地磁传感器的多特征融合车辆检测方法 |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP8043933A patent/JPH09237399A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US8264217B2 (en) | 2009-04-24 | 2012-09-11 | Murata Machinery, Ltd. | Moving vehicle system and method of detecting position of moving vehicle |
| JP2019159622A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | オムロン株式会社 | 車両検知装置、車両検知方法、及び車両検知プログラム |
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| CN115641730A (zh) * | 2022-09-27 | 2023-01-24 | 广州商学院 | 一种基于地磁传感器的多特征融合车辆检测方法 |
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