JPH09237608A - 無電極放電ランプ、無電極放電灯、光処理装置、殺菌装置および水処理装置 - Google Patents

無電極放電ランプ、無電極放電灯、光処理装置、殺菌装置および水処理装置

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JPH09237608A
JPH09237608A JP8043845A JP4384596A JPH09237608A JP H09237608 A JPH09237608 A JP H09237608A JP 8043845 A JP8043845 A JP 8043845A JP 4384596 A JP4384596 A JP 4384596A JP H09237608 A JPH09237608 A JP H09237608A
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JP
Japan
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discharge lamp
electrodeless discharge
electromagnetic induction
induction coil
container
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Application number
JP8043845A
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English (en)
Inventor
Akihiro Yonezawa
昭弘 米沢
Keisuke Kuga
圭介 空閑
Akihiro Inoue
昭浩 井上
Kozo Kamimura
幸三 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧でも効率良く紫外線を照射する無電極放
電灯を提供する。 【解決手段】 透光性容器1の内部の中空の部分に放電
空間2を形成する。この放電空間2に、水銀とともに、
アルゴン、クリプトン、キセノンまたはネオンのいずれ
かの始動ガス、および、よう素、ふっ素、塩素または臭
素のいずれかを封入する。無電極放電ランプ5の透光性
容器1の外周に、螺旋状の電磁誘導コイル6を巻回す
る。高周波発生装置から電磁誘導コイル6に電流を供給
し、高周波エネルギーにより放電空間2で放電が生じ、
殺菌、浄化作用の強い波長254nmの紫外線を照射す
る。銀は酸化するよりもハロゲンと結合しやすく、ハロ
ゲンと結合したハロゲン化水銀は蒸気圧が高いため蒸発
しやすく、再びアーク中で分離して水銀原子として活躍
するため、酸化水銀が透光性容器1の内面に付着せず、
透光性容器1の黒化の発生がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水銀蒸気圧の低い
無電極放電ランプ、無電極放電灯、光処理装置、殺菌装
置および水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無電極放電ランプとしては、たと
えば特開平6−310102号公報に記載の構成が知ら
れている。
【0003】この特開平6−310102号公報に記載
の構成は、二重管中空円筒状の中空部分に塩素およびキ
セノンの混合ガスを450Torrの圧力で封入し、二
重管中空円筒状の周囲に電極を設け、この電極に電圧を
印加することにより308nmの波長の紫外線を照射す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平6−310102号公報に記載の構成は高圧ガスで
あり、低圧ガスの場合には適用できない問題を有してい
る。
【0005】一方、水銀蒸気が低い低圧水銀蒸気を用い
た水銀蒸気放電ランプは、254nmの殺菌線を効率よ
く照射するため、各種の殺菌、空気浄化、その他水処理
などに利用されており、低圧水銀蒸気を用いたものが要
望されている。
【0006】また、水銀が少ないと大電流を供給しても
紫外線照射量が少なく、反対に、必要以上に水銀を封入
すると管壁に水銀が付着して紫外線透過量が減少してし
まう。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、低圧でも効率良く紫外線を照射する無電極放電ラン
プ、無電極放電灯、光処理装置、殺菌装置および水処理
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無電極放
電ランプは、透光性容器と;透光性容器内に0.1ない
し3paの水銀蒸気圧で封入された水銀と;アルゴン
(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)およ
びネオン(Ne)の少なくともいずれかを含む透光性容
器内に封入された始動ガスと;透光性容器内に封入され
たふっ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)およびよ
う素(I)のうち少なくとも1種を具備したもので、ふ
っ素、塩素、臭素およびよう素のうち少なくとも1種に
より放電空間の電位傾度を高めることができ、大電流を
必要とすることなく波長が254nmの紫外線を効率よ
く照射するとともに、透光性容器に酸化水銀が付着する
ことを防止するので、低圧でも効率良く紫外線を照射す
る。
【0009】請求項2記載の無電極放電ランプは、ふっ
素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)およびよう素
(I)のうち少なくとも1種は、透光性容器の単位内容
積1cc当たり、5×10-4ないし4×10-2mgであ
るもので、5×10-4未満であると放電しにくくなった
り放電が不安定になり、反対に、4×10-2mgより多
くなると放電はするもののアークが不安定になる。
【0010】請求項3記載の無電極放電灯は、請求項1
または2記載の無電極放電ランプと;透光性容器の外部
に設けられた電磁誘導コイルとを具備したもので、それ
ぞれの作用を奏して無電極で点灯する。
【0011】請求項4記載の無電極放電灯は、請求項3
記載の無電極放電灯において、透光性容器は長手状に形
成され、電磁誘導コイルは透光性容器の外周に螺旋状に
形成したもので、紫外線を長手状に簡単に形成する。
【0012】請求項5記載の無電極放電灯は、請求項3
記載の無電極放電灯において、透光性容器は長手状に形
成され、電磁誘導コイルは透光性容器の外周に複数のリ
ングで形成したもので、紫外線を長手状に簡単に形成す
る。
【0013】請求項6記載の光処理装置は、流体を収容
する槽と;この槽に収容されている流体を光処理する請
求項4または5記載の無電極放電灯とを具備したもの
で、長手状の紫外線により流体に紫外線を照射する。
【0014】請求項7記載の殺菌装置は、物体を殺菌処
理する請求項4または5記載の無電極放電灯とを具備し
たもので、254nmの波長の紫外線により、効率良く
殺菌する。
【0015】請求項8記載の水処理装置は、透光性容器
が長手状の二重管中空円筒状である請求項1または2記
載の無電極放電ランプと;無電極放電ランプの筒状内部
に形成された流通路と;無電極放電ランプの外部に設け
られた電磁誘導コイルとを具備したもので、二重管中空
円筒状の無電極ランプの筒状内部の流通路に長手状に紫
外線を照射し、効率良く周囲から紫外線を照射するの
で、確実に水処理を行なう。
【0016】請求項9記載の水処理装置は、請求項8記
載の水処理装置において、流通路は無電極放電ランプよ
り長手方向に突出し、流通路の両端には、それぞれコネ
クタを取り付けたもので、流通路の上流側および下流側
に容易に接続する。
【0017】請求項10記載の水処理装置は、内部に流
通路が形成される管体と;流通路内に位置した請求項1
または2記載の無電極放電ランプと;管体の外部に設け
られた電磁誘導コイルとを具備したもので、管体内の流
通路に長手状に紫外線を照射し、効率良く周囲から紫外
線を照射するので、確実に水処理を行なう。
【0018】請求項11記載の水処理装置は、請求項1
0記載の水処理装置において、無電極放電ランプの透光
性容器は、長手状の二重管中空円筒状であるもので、無
電極放電ランプの周囲および内方への紫外線を有効に使
用する。
【0019】請求項12記載の水処理装置は、請求項1
0または11記載の水処理装置において、管体は、透光
性を有さない電気絶縁物で形成されたもので、管外に紫
外線を照射することなく、管内に確実に紫外線を照射す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水処理装置の一実
施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】図1は無電極放電灯の一部を切り欠いた側
面図で、この図1において、1は石英ガラスまたは透光
性セラミックで中空に形成された透光性容器で、この透
光性容器1の内部の中空の部分には放電空間2が形成さ
れている。この放電空間2は、管内径が25mm、全長
が100cmで、水銀(Hg)が100mg、アルゴン
(Ar)が67Pa、よう素(I)が2mg封入され、
水銀蒸気圧は0.1〜3Paの範囲になっている。ま
た、放電空間2内にはアルゴンに代えて、あるいは、ア
ルゴンとともに、クリプトン(Kr)、キセノン(X
e)またはネオン(Ne)の少なくともいずれかの始動
ガスが封入しても良い。さらに、よう素に代えて、ある
いは、よう素とともに、元素周期表のVIIbのハロゲン族
のたとえばふっ素(F)、塩素(Cl)または臭素(B
r)の少なくともいずれかを封入しても良い。なお、こ
れらふっ素、塩素、臭素およびよう素は、透光性容器1
の放電空間2の単位内容積1cc当たり、5×10-4
いし4×10-2mgとなるように設定している。すなわ
ち、無電極であるので、電子放射物質であるバリウム
(Ba)、カルシウム(Ca)あるいはストロンチウム
(Sr)系の酸化物が放電空間2内に存在しないため、
ハロゲン族を任意に封入できる。
【0022】また、透光性容器1の外周表面には、光触
媒作用を有する物質であるTiO2(酸化チタン、チタ
ニア)の光触媒層を形成している。
【0023】さらに、透光性容器1の両端には、図示し
ない器具などに搭載する際に保持部3,4が形成され、
無電極放電ランプ5を形成している。
【0024】またさらに、無電極放電ランプ5の透光性
容器1の外周には、螺旋状に形成された電磁誘導コイル
6が巻回され、無電極放電灯7を形成している。
【0025】そして、図示しない高周波発生装置から電
磁誘導コイルに電流を供給すると、電磁誘導コイルには
高周波エネルギーが発生し、この高周波エネルギーによ
り放電空間2でアークなどの放電が生じ、殺菌、浄化作
用の強い波長254nmの円筒状の紫外線を含む光を照
射する。
【0026】また、光触媒層では、この紫外線を受ける
と、周囲の雰囲気中の脱臭もしくは消臭、雰囲気中の有
機成分の分解などを行なうものである。
【0027】すなわち、半導体のバンドギャップ(禁制
帯域)よりも大きなエネルギーを有する波長域の光が照
射されると半導体に電子および電子のホールが生じ、電
子移動反応を起こす。たとえばTiO2 は約3.0eV
のバンドギャップを有する半導体であり、このバンドギ
ャップよりも大きなエネルギーを有する波長410nm
以下のいわゆる紫外線が照射されると、TiO2 に電子
および電子のホール(抜け穴)が生じ、このホールの移
動で表面において電子移動反応を起こす。そして、この
電子移動反応では、ホールはバンドギャップ分のエネル
ギーに相当する電子を引き抜く力、すなわち酸化力を持
っているため、このホールの酸化力によってTiO2
表面に付着あるいは接触した物質を変化させている。
【0028】このように、TiO2 は紫外線を受けると
強い酸化力を生ずるため、透光性容器1のTiO2 表面
に付着した物質、たとえばアセトアルデヒド、メチルメ
ルカブタン、硫化水素あるいはアンモニアなどの物質の
酸化、分解を促進するので、大気汚染などによる埃また
はごみによるクリーニングを容易にすることができる。
【0029】そして、上記実施の形態で、電磁誘導コイ
ル6に4.8Aの電流を供給したときに定格出力500
Wとなり、紫外線出力は入力の30%をこえる163W
が得られ、図2に示すように、上述の実施の形態Aでは
従来の有電極型の放電ランプBに比べ十分に効率が向上
し、特に入力密度が大きくなるに従い効率の差が大きく
なる。
【0030】また、上記実施の形態の無電極放電灯7を
連続点灯させた場合、図3に示すように、上記実施の形
態Aでは従来の有電極型の放電ランプBに比べ波長25
4nmの紫外線照射量の経時的減少が小さい。すなわ
ち、水銀は酸化するよりもハロゲンと結合しやすく、ハ
ロゲンと結合したハロゲン化水銀は蒸気圧が高いため蒸
発しやすく、再びアーク中で分離して水銀原子として活
躍するため、酸化水銀が透光性容器1の内面に付着する
ことによる透光性容器1の黒化の発生がなく、波長25
4nmの波長の紫外線照射率の低下はほとんどない。
【0031】さらに、ふっ素、塩素、臭素およびよう素
は、透光性容器の単位内容積1cc当たり、5×10-4
未満であると放電しにくくなったり放電が不安定にな
り、反対に、4×10-2mgより多くなると放電はする
もののアークが不安定になるので、5×10-4ないし4
×10-2mgにする。
【0032】次に、他の実施の形態を図4を参照して説
明する。
【0033】図4は水処理装置を示す説明図で、この図
4に示す実施の形態は、二重管中空円筒状の透光性容器
11を有し、この透光性容器11は両端が閉塞した円筒状の
外筒12を有し、この外筒12と同軸上にこの外筒12より径
小でこの外筒12より長い内筒13が気密に取り付けられ、
この外筒12および内筒13との間には放電空間14が形成さ
れ、この放電空間14には図1に示す実施の形態と同様な
物質が封入されている。
【0034】また、透光性容器11の内筒13の内面には光
触媒層が形成され、この内筒13の内面側には水の流通路
15が形成され、無電極放電ランプ16を構成している。
【0035】さらに、透光性容器11の外側にはこの透光
性容器11の外径より内径が径大の複数のリング17a にて
構成される電磁誘導コイル17が装着され、無電極放電灯
19を構成している。
【0036】また、内筒13の両端には、それぞれ接続用
のコネクタ21,21が取り付けられ、一端側のコネクタ21
には水槽22にバルブ23を介して接続される供給管24が接
続され、他端側のコネクタ21には排水管25が接続されて
いる。
【0037】そして、基本的な動作は図1に示す実施の
形態と同様であるが、高周波電源となる高周波発生装置
18から複数のリング17a ,17a ,17a の電磁誘導コイル
17に高周波発生装置18から例えば13.56MHzでの
高周波を供給すると、電磁誘導コイル17には高周波エネ
ルギーが発生し、この高周波エネルギーにより放電空間
14でアークなどの放電が生じ、殺菌、浄化作用の強い波
長254nmの円筒状の紫外線を含む光を照射する。な
お、電磁誘導コイル17の各リング17a ,17a ,17a に
は、高周波発生装置18からそれぞれ個別に高周波が供給
される。
【0038】この状態で、バルブ23を適量に解放する
と、水槽22から水が流れだし供給管24を介して流通路15
内に流れ、この水に波長254nmの紫外線を照射する
と、流通路15内の水に含まれる細菌のDNAを破壊して
死滅させ、殺菌、浄化し、排水管25から排水する。この
ように、紫外線による殺菌、浄化を行なえば、従来のよ
うな塩素の注入によるトリハロメタンの発生がなくな
り、河川などに放流した際の環境汚染を防止できる。
【0039】また、内筒13内の光触媒層では、紫外線を
受けると、内筒内面の脱臭もしくは消臭、雰囲気中の有
機成分の分解などを行なうとともに、単原子(O)ある
いは励起された酸素(O* )などの活性酸素が発生し、
水の浄化をも行なう。
【0040】なお、複数のリング17a の内の任意の数を
選択して用いることにより、処理される水の汚れ具合に
応じて調光し、紫外線の照射量を変化させ、効率良く省
エネルギーを図ることができる。
【0041】また、透光性容器11の内筒13の両端にコネ
クタ21を設けることにより、容易に他の管に接続するこ
とができる。
【0042】上記実施の形態を用いた水処理は、1時間
当たり50t程度可能で、1年間に相当する8500時
間行なったところ、低いランニングコストで環境汚染が
生ずることなく、効率よく排水でき、図5に示すよう
に、上記実施の形態Aでは従来の装置Bのような経時的
な殺菌効果の低下も生じなかった。
【0043】また、他の実施の形態を図6を参照して説
明する。
【0044】図6は他の水処理装置を示す説明図で、こ
の図6に示す実施の形態は、アルミナ磁器あるいは窒化
ボロンなどの透光性を有さない被処理水道管31を有し、
この被処理水道管31内に無電極放電ランプ32を同軸上に
収容している。この無電極放電ランプ32は、透光性容器
33を有し、この透光性容器33は両端が閉塞した円筒状の
外筒34を有し、この外筒34と同軸上にこの外筒34より径
小でこの外筒34より長い内筒35が気密に取り付けられ、
この外筒34および内筒35との間には全長約50cm程度
の放電空間36が形成され、この放電空間36には図1に示
す実施の形態と同様な物質が封入されている。
【0045】また、透光性容器33の内筒35の内面には光
触媒層が形成され、この内筒35の内面側には水の流通路
37が形成されるとともに、被処理水道管31および無電極
放電ランプ32間には水の流通路38が形成される。
【0046】さらに、透光性容器33の外側にはこの透光
性容器33の外径より内径が大きい3ないし5巻程度の螺
旋状の電磁誘導コイル39が装着され、無電極放電ランプ
32および電磁誘導コイル39にて無電極放電灯40を構成し
ている。
【0047】また、被処理水道管31の一端近傍には円筒
状の樹脂製のノズル41が嵌合取り付けられ、このノズル
41には内側の流通路37に挿通する内側挿通路42が形成さ
れるとともに、外側の流通路38に挿通する外側挿通路43
が形成される。さらに、これら内側挿通路42および外側
挿通路43間には、無電極放電ランプ32の内筒35の一端を
保持する保持凹部44が形成され、この保持凹部44に無電
極放電ランプ32の内筒35が挿入されて保持される。
【0048】さらに、被処理水道管31の他端近傍には円
板状のセンタリング治具45が嵌合して取り付けられ、こ
のセンタリング治具45には内側の流通路37に挿通する内
側挿通孔46が形成されるとともに、外側の流通路38に挿
通する外側挿通孔47が形成される。さらに、これら内側
挿通孔46および外側挿通孔47間には、無電極放電ランプ
32の内筒35の他端を保持する保持孔48が形成され、この
保持孔48に無電極放電ランプ32の内筒35が挿入されて保
持される。
【0049】また、被処理水道管31の両端には、それぞ
れ閉塞用の水密に形成されたキャップ51,52が取り付け
られ、キャップ51には図示しない水槽にバルブ53を介し
て接続される供給管54が接続され、他端側のキャップ52
には排水管55が接続されている。
【0050】そして、基本的な動作は図4に示す実施の
形態と同様であるが、図示しない高周波発生装置から電
磁誘導コイル39に高周波を供給すると、電磁誘導コイル
39には高周波エネルギーが発生し、この高周波エネルギ
ーにより放電空間36でアークなどの放電が生じ、殺菌、
浄化作用の強い波長254nmの円筒状の紫外線を含む
光を照射する。この場合、放電空間36から照射される紫
外線は表面積比にして、流通路37側に照射される量より
流通路38側に照射される量の方が非常に多い。なお、被
処理水道管31は被透光性であるので、不必要な部分に紫
外線が照射され、人体への悪影響などを防止する。
【0051】この状態で、バルブ53を適量に解放する
と、水槽から水が流れだしノズル41で流通路37および流
通路38で適量に分配し、供給管54を介して下から上に流
通路37,38内に流れ、この水に波長254nmの紫外線
を照射すると、流通路37,38内の水に含まれる細菌のD
NAを破壊して死滅させ、殺菌、浄化し、排水管55から
排水する。
【0052】また、内筒35内の光触媒層では、紫外線を
受けると、内筒内面の脱臭もしくは消臭、雰囲気中の有
機成分の分解などを行なうとともに、単原子(O)ある
いは励起された酸素(O* )などの活性酸素あるいはオ
ゾン(O3 )が発生し、水の浄化をも行なう。
【0053】そして、図4に示す実施の形態と同様の量
の水処理を同様に行なえ、図6に示す実施の形態を横置
きに使用しても同様の効果を得ることができる。
【0054】また、この図6に示す実施の形態におい
て、被処理水道管31内に二重管ではない図1に示すよう
な無電極放電ランプを配設しても同様の効果を得ること
ができる。
【0055】さらに、長球状の外殻内に同様に長球状の
内殻を収納し、外殻および内殻間に放電空間を形成し、
内殻を外部と挿通可能にし、この内殻内に電磁誘導コイ
ルを設けた無電極放電灯を被処理水道管内に収容し、外
殻および被処理水道管の間に流通路を形成し、外殻の外
側の流通路内の水処理を行なうようにしてもよい。
【0056】またさらに、図1に示す実施の形態におい
て、電磁誘導コイルに対して平行に透光性を有する水パ
イプを螺旋状に配設し、水パイプ内に流れる水処理を行
なっても同様の効果を得ることができる。
【0057】なお、いずれの場合にも、電磁誘導コイル
としては、螺旋状のものあるいは複数のリングを用いた
もののいずれを使用しても同様の効果を得ることができ
る。
【0058】また、水処理について説明したが、水のみ
に限らず、他の液体あるいは気体などの流体を使用して
殺菌装置あるいはその他の紫外線による光処理装置を形
成しても同様の効果を得ることができる。
【0059】さらに、紫外線の照射が不要な部分を不透
光性とすることにより、不必要な部分に紫外線が照射さ
れることを防止する。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の無電極放電ランプによれ
ば、ふっ素、塩素、臭素およびよう素のうち少なくとも
1種により放電空間の電位傾度を高めることができ、大
電流を必要とすることなく波長が254nmの紫外線を
効率よく照射するとともに、透光性容器に酸化水銀が付
着することを防止するので、低圧でも効率良く紫外線を
照射できる。
【0061】請求項2記載の無電極放電ランプによれ
ば、ふっ素、塩素、臭素およびよう素を、透光性容器の
単位内容積1cc当たり5×10-4未満であると放電し
にくくなったり放電が不安定になり、反対に、4×10
-2mgより多くなると放電はするもののアークが不安定
になるので、5×10-4ないし4×10-2mgとするこ
とにより放電が安定する。
【0062】請求項3記載の無電極放電灯によれば、そ
れぞれの効果を奏して無電極で点灯できる。
【0063】請求項4記載の無電極放電灯によれば、請
求項3記載の無電極放電灯に加え、透光性容器は長手状
に形成され、電磁誘導コイルは透光性容器の外周に螺旋
状に形成したので、紫外線を長手状に簡単に形成でき
る。
【0064】請求項5記載の無電極放電灯によれば、請
求項3記載の無電極放電灯に加え、透光性容器は長手状
に形成され、電磁誘導コイルは透光性容器の外周に複数
のリングで形成したので、紫外線を長手状に簡単に形成
できる。
【0065】請求項6記載の光処理装置によれば、槽に
収容されている流体を光処理する請求項4または5記載
の無電極放電灯とを具備したので、長手状の紫外線によ
り流体に紫外線を照射できる。
【0066】請求項7記載の殺菌装置によれば、物体を
殺菌処理する請求項4または5記載の無電極放電灯とを
具備したので、254nmの波長の紫外線により、効率
良く殺菌できる。
【0067】請求項8記載の水処理装置によれば、二重
管中空円筒状の無電極ランプの筒状内部の流通路に長手
状に紫外線を照射し、効率良く周囲から紫外線を照射す
るので、確実に水処理できる。
【0068】請求項9記載の水処理装置によれば、請求
項8記載の水処理装置に加え、流通路は無電極放電ラン
プより長手方向に突出し、流通路の両端にそれぞれコネ
クタを取り付けたので、流通路の上流側および下流側に
容易に接続できる。
【0069】請求項10記載の水処理装置によれば、管
体内の流通路に長手状に紫外線を照射し、効率良く周囲
から紫外線を照射するので、確実に水処理できる。
【0070】請求項11記載の水処理装置によれば、請
求項10記載の水処理装置に加え、無電極放電ランプの
透光性容器は、長手状の二重管中空円筒状であるので、
無電極放電ランプの周囲および内方への紫外線を有効に
使用できる。
【0071】請求項12記載の水処理装置によれば、請
求項10または11記載の水処理装置に加え、管体は透
光性を有さない電気絶縁物で形成されているので、管外
に紫外線を照射することなく、管内に確実に紫外線を照
射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無電極放電灯の一実施の形態を示す一
部を切り欠いた側面図である。
【図2】同上入力密度および変換効率の関係を示すグラ
フである。
【図3】同上点灯時間および紫外線維持率の関係を示す
グラフである。
【図4】同上水処理装置を示す説明図である。
【図5】同上殺菌能力および使用時間の関係を示すグラ
フである。
【図6】同上他の水処理装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1,11,33 透光性容器 5,16,32 無電極放電ランプ 6,17,39 電磁誘導コイル 7,19,40 無電極放電灯 15,37,38 流通路 22 コネクタ 24 水槽 31 被処理水道管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 幸三 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性容器と;透光性容器内に0.1な
    いし3paの水銀蒸気圧で封入された水銀と;アルゴン
    (Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)およ
    びネオン(Ne)の少なくともいずれかを含む透光性容
    器内に封入された始動ガスと;透光性容器内に封入され
    たふっ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)およびよ
    う素(I)のうち少なくとも1種と;を具備したことを
    特徴とする無電極放電ランプ。
  2. 【請求項2】 ふっ素(F)、塩素(Cl)、臭素(B
    r)およびよう素(I)のうち少なくとも1種は、透光
    性容器の単位内容積1cc当たり、5×10-4ないし4
    ×10-2mgであることを特徴とした無電極放電ラン
    プ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の無電極放電ラン
    プと;透光性容器の外部に設けられた電磁誘導コイル
    と;を具備したことを特徴とする無電極放電灯。
  4. 【請求項4】 透光性容器は、長手状に形成され、 電磁誘導コイルは、透光性容器の外周に螺旋状に形成し
    たことを特徴とする請求項3記載の無電極放電灯。
  5. 【請求項5】 透光性容器は、長手状に形成され、 電磁誘導コイルは、透光性容器の外周に複数のリングで
    形成したことを特徴とする請求項3記載の無電極放電
    灯。
  6. 【請求項6】 流体を収容する槽と;この槽に収容され
    ている流体を光処理する請求項4または5記載の無電極
    放電灯と;を具備したことを特徴とする光処理装置。
  7. 【請求項7】 物体を殺菌処理する請求項4または5記
    載の無電極放電灯と;を具備したことを特徴とする殺菌
    装置。
  8. 【請求項8】 透光性容器が長手状の二重管中空円筒状
    である請求項1または2記載の無電極放電ランプと;無
    電極放電ランプの筒状内部に形成された流通路と;無電
    極放電ランプの外部に設けられた電磁誘導コイルと;を
    具備したことを特徴とする水処理装置。
  9. 【請求項9】 流通路は無電極放電ランプより長手方向
    に突出し、 流通路の両端には、それぞれコネクタを取り付けたこと
    を特徴とする請求項8記載の水処理装置。
  10. 【請求項10】 内部に流通路が形成される管体と;流
    通路内に位置した請求項1または2記載の無電極放電ラ
    ンプと;管体の外部に設けられた電磁誘導コイルと;を
    具備したことを特徴とする水処理装置。
  11. 【請求項11】 無電極放電ランプの透光性容器は、長
    手状の二重管中空円筒状であることを特徴とする請求項
    10記載の水処理装置。
  12. 【請求項12】 管体は、透光性を有さない電気絶縁物
    で形成されたことを特徴とする請求項10または11記
    載の水処理装置。
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