JPH0923943A - 戸棚扉の開閉機構 - Google Patents

戸棚扉の開閉機構

Info

Publication number
JPH0923943A
JPH0923943A JP7176200A JP17620095A JPH0923943A JP H0923943 A JPH0923943 A JP H0923943A JP 7176200 A JP7176200 A JP 7176200A JP 17620095 A JP17620095 A JP 17620095A JP H0923943 A JPH0923943 A JP H0923943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
lever
opening
closet
closing mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7176200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3540057B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Matsui
一弘 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Co Ltd
Original Assignee
Kojima Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Co Ltd filed Critical Kojima Co Ltd
Priority to JP17620095A priority Critical patent/JP3540057B2/ja
Publication of JPH0923943A publication Critical patent/JPH0923943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3540057B2 publication Critical patent/JP3540057B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 戸棚に蝶番等を介して取り付けられた扉を開
閉するための戸棚扉の開閉機構において、扉を開けると
きには扉のロックを容易に解除しうること。 【解決手段】 扉側取付体131は可撓性の合成樹脂材
により一体成形され、扉2の裏側に固定される固定部1
32、固定部132から第1屈曲点P1にて屈曲され扉
2の裏面と略垂直に延び出した垂片部133、垂片部1
33から第2屈曲点P2にて屈曲されると共にテーパ面
を備えた鈎部139aが形成された屈曲部139、屈曲
部139から第3屈曲点P3にて屈曲されて扉2の下辺
に沿って延びる形状のレバー134、レバー134から
第4屈曲点P4にて屈曲されて第5屈曲点P5に連結さ
れた延長部材134eを備えている。地板側取付体13
5は可撓性の合成樹脂材により一体成形されたものであ
り、地板5の下面に設けられ、周壁部137の両端部に
矢じり137aが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸棚に蝶番等を介
して取り付けられた扉を開閉するための戸棚扉の開閉機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば台所に用いられるつり戸棚のよう
に、ヒンジや蝶番等を介して扉が取り付けられた戸棚が
知られていた。かかる戸棚の扉は、通常、表面に取っ手
がないため、戸棚の地板よりも下方に出っ張っている扉
の下部に手を掛けて扉を開いていた。ところで、この戸
棚の扉が閉じている状態で、開ける意思がないにもかか
わらず、何かの拍子に扉の開方向に力が加わったときに
扉が開いてしまったのでは種々の不都合が生じる。例え
ば、地震の際に不意に戸棚の扉が開いたのでは中身が落
下するおそれがある。このため、扉を閉じると簡単にロ
ックされ、扉を開けるときには容易にロックが解除され
る扉の開閉機構が必要とされていた。
【0003】このような扉の開閉機構としては、従来、
図30及び図31に示すような扉の開閉機構が知られて
いた。ここで、図30は戸棚の内側から扉を見たときの
斜視図、図31は扉の開閉機構の説明図である。この扉
の開閉機構は、扉2の裏側に取り付けられた扉側取付体
201と戸棚の地板5の下面に取り付けられた地板側取
付体205とから構成されている。扉側取付体201
は、扉2にネジ止めされた支持体201に横ピン203
を介してフック210が回動可能に取り付けられ、この
フック210は図示しないバネにより上向きに付勢され
ると共にレバー204が一体に取り付けられている。地
板側取付体205は、フック210と係合可能なキャッ
チャ207を備えている。かかる扉の開閉機構では、扉
2を閉めた状態では、キャッチャ207と係合したフッ
ク210が図示しないバネによりキャッチャ207と係
合する方向に付勢されているため、何かの拍子に扉の開
方向に力が加わったとしても扉2が開くおそれはない。
また、この状態でレバー204に指を掛けて扉側に引け
ば、フック210が下向きに回動してキャッチャ207
との係合が外れ、扉は開く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、戸棚の
地板5と扉2の下辺との間隔は2cm程度であるため、
レバー204の上下幅は1cm程度しかとることができ
ず、レバー204に指を掛けることが難しかった。特
に、このレバー204は扉2の表側から見えないため、
手探りでこのレバー204を探さなくてはならず、レバ
ー204に指を掛けることを一層難しくしていた。この
ように、図30及び図31に示した従来の扉の開閉機構
では容易に扉を開けることができないという課題があっ
た。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、戸棚に蝶番等を介して取り付けられた扉を開閉する
ための戸棚扉の開閉機構において、扉を開けるときには
扉のロックを容易に解除しうる戸棚扉の開閉機構を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発
明の効果】上記課題を解決するため、請求項1の発明
は、戸棚に蝶番等を介して取り付けられた扉を開閉する
ための戸棚扉の開閉機構において、前記扉の裏側に設け
られた第1部材と、前記戸棚の地板に設けられ、第1部
材と係合するように付勢された第2部材と、前記扉の裏
側にて該扉の下方から1部又は全部露出するように設け
られ、前記付勢された第2部材を該付勢力に抗して移動
させて第1部材との係合を解除させる係合解除位置と前
記付勢された第2部材を該付勢力により第1部材と係合
させる係合許容位置のいずれかに配置されるレバーとを
備えたものである。
【0007】かかる請求項1の戸棚扉の開閉機構では、
扉を閉じた状態ではレバーは係合許容位置に配置され
る。このときレバーは、別途設けた弾性部材(バネやク
ッション等、以下同じ)により付勢されて係合許容位置
に配置されてもよいし、レバー自身の材質(可撓性材料
や弾性材料等、以下同じ)により付勢されて係合許容位
置に配置されてもよいし、他の位置決め機構(例えばラ
ッチ機構など)により係合許容位置に配置されてもよ
い。レバーが係合許容位置に配置されると、戸棚の地板
に設けられた第2部材は付勢されて扉の裏側に設けられ
た第1部材と係合する。このとき第2部材は、例えば、
別途設けた弾性部材により又は第2部材自身の材質によ
り、第1部材と係合するように付勢されていてもよい。
このように扉を閉じた状態では、第2部材が第1部材と
係合するように付勢されているため、何かの拍子に扉の
開方向に力が加わったとしても扉が開くおそれはないと
いう効果を奏する。
【0008】一方、扉を開けるときには、レバーを係合
解除位置に配置する。すると、第1部材に係合するよう
に付勢された第2部材は該付勢力に抗して移動されて第
1部材との係合が解除されるため、この状態で扉を引け
ば容易に開く。このとき、レバーは扉の裏側にて該扉の
下方から1部又は全部露出するように設けられているた
め、扉の表側からレバーの露出部分を見ることができ、
レバーの位置を容易に認識することができるので、従来
のようにレバーを手探りする必要がないという効果を奏
する。また、レバーを従来よりも大きく設計することが
できるので、指を掛ける面積が大きくなり、操作し易い
という効果を奏する。
【0009】請求項2の発明は、戸棚に蝶番等を介して
取り付けられた扉を開閉するための戸棚扉の開閉機構に
おいて、前記扉の裏側に設けられた第1部材と、前記戸
棚の地板に設けられ、第1部材と係合するように付勢さ
れた第2部材と、前記扉の裏側にて該扉の下辺に沿って
延びる形状に設けられ、前記付勢された第2部材を該付
勢力に抗して移動させて第1部材との係合を解除させる
係合解除位置と前記付勢された第2部材を該付勢力によ
り第1部材と係合させる係合許容位置のいずれかに配置
されるレバーとを備えたものである。
【0010】かかる請求項2の戸棚扉の開閉機構では、
扉を閉じた状態では請求項1と同様の作用効果を奏す
る。一方、扉を開けるときには、レバーを係合解除位置
に配置する。すると、第1部材に係合するように付勢さ
れた第2部材は該付勢力に抗して移動されて第1部材と
の係合が解除されるため、この状態で扉を引けば容易に
開く。このとき、レバーは扉の裏側にて該扉の下辺に沿
って延びる形状に設けられているため、指をかける面積
が大きくなり、操作し易いという効果を奏する。また、
扉の表側からレバーが露出しないため、見栄えがよくな
るという効果を奏する。
【0011】請求項3の発明は、戸棚に蝶番等を介して
取り付けられた扉を開閉するための戸棚扉の開閉機構に
おいて、前記戸棚の地板に設けられた第2部材と、前記
扉の裏側に設けられ、第2部材と係合するように付勢さ
れた第1部材と、前記扉の裏側にて該扉の下方から1部
又は全部露出するように設けられ、前記付勢された第1
部材を該付勢力に抗して移動させて第2部材との係合を
解除させる係合解除位置と前記付勢された第1部材を該
付勢力により第2部材と係合させる係合許容位置のいず
れかに配置されるレバーとを備えたものである。
【0012】かかる請求項3の戸棚扉の開閉機構では、
扉を閉じた状態ではレバーは係合許容位置に配置され
る。このときレバーは、別途設けた弾性部材(バネやク
ッション等、以下同じ)により付勢されて係合許容位置
に配置されてもよいし、レバー自身の材質(可撓性材料
や弾性材料等、以下同じ)により付勢されて係合許容位
置に配置されてもよいし、他の位置決め機構(例えばラ
ッチ機構など)により係合許容位置に配置されてもよ
い。レバーが係合許容位置に配置されると、扉の裏側に
設けられた第1部材は付勢されて戸棚の地板に設けられ
た第1部材と係合する。このとき第1部材は、例えば、
別途設けた弾性部材により又は第1部材自身の材質によ
り、第2部材と係合するように付勢されていてもよい。
このように扉を閉じた状態では、第1部材が第2部材と
係合するように付勢されているため、何かの拍子に扉の
開方向に力が加わったとしても扉が開くおそれはないと
いう効果を奏する。
【0013】一方、扉を開けるときには、レバーを係合
解除位置に配置する。すると、第2部材に係合するよう
に付勢された第1部材は該付勢力に抗して移動されて第
2部材との係合が解除されるため、この状態で扉を引け
ば容易に開く。このとき、レバーは扉の裏側にて該扉の
下方から1部又は全部露出するように設けられているた
め、扉の表側からレバーの露出部分を見ることができ、
レバーの位置を容易に認識することができるので、従来
のようにレバーを手探りする必要がないという効果を奏
する。また、レバーを従来よりも大きく設計することが
できるので、指を掛ける面積が大きくなり、操作し易い
という効果を奏する。
【0014】請求項4の発明は、戸棚に蝶番等を介して
取り付けられた扉を開閉するための戸棚扉の開閉機構に
おいて、前記戸棚の地板に設けられた第2部材と、前記
扉の裏側に設けられ、第2部材と係合するように付勢さ
れた第1部材と、前記扉の裏側にて該扉の下辺に沿って
延びる形状に設けられ、前記付勢された第1部材を該付
勢力に抗して移動させて第2部材との係合を解除させる
係合解除位置と前記付勢された第1部材を該付勢力によ
り第2部材と係合させる係合許容位置のいずれかに配置
されるレバーとを備えたものである。
【0015】かかる請求項4の戸棚扉の開閉機構では、
扉を閉じた状態では請求項3と同様の作用効果を奏す
る。一方、扉を開けるときには、レバーを係合解除位置
に配置する。すると、第2部材に係合するように付勢さ
れた第1部材は該付勢力に抗して移動されて第2部材と
の係合が解除されるため、この状態で扉を引けば容易に
開く。このとき、レバーは扉の裏側にて該扉の下辺に沿
って延びる形状に設けられているため、指をかける面積
が大きくなり、操作し易いという効果を奏する。また、
扉の表側からレバーが露出しないため、見栄えがよくな
るという効果を奏する。
【0016】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの戸棚扉の開閉機構であって、前記レバーは第1部材
と一体成形されているものである。かかる戸棚の開閉機
構では、レバーと第1部材とを別個に成形する場合と比
較して、部品点数が減少しコストが低減され、また、組
立作業も容易となるという作用効果を奏する。
【0017】請求項6の発明は、請求項3又は4の戸棚
扉の開閉機構であって、前記レバーは可撓性部材により
第1部材と一体成形され、第1部材は可撓性部材の復元
力により付勢されているものである。かかる戸棚の開閉
機構では、レバーと第1部材を別個に形成し且つ第1部
材を別途設けた弾性部材により付勢する場合と比較し
て、部品点数が減少しコストが低減され、また、組立作
業も容易となるという作用効果を奏する。このとき、請
求項7に記載したように、第1部材は前記扉に対して可
撓性部材を略垂直に延出した後屈曲した形状とすること
により該屈曲点にて可撓性部材の復元力により付勢され
るように構成するのが好ましい。
【0018】請求項8の発明は、請求項5〜7のいずれ
かの戸棚扉の開閉機構であって、前記レバーは、扉に対
するテール(第1部材と一体化された端部とは反対側の
端部)の跳ね上がり角度が規制されているものである。
かかる戸棚扉の開閉機構では、レバーのテールが跳ね上
がることによる不都合(例えば扉を開けた状態で戸棚に
物を収納する際に跳ね上がったレバーのテールに服が引
っかかる等)が生じるおそれがないという効果を奏す
る。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例について図面
に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記
実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲
に属する限り、種々の形態を採り得ることはいうまでも
ない。
【0020】下記各実施例の戸棚扉の開閉機構は、台所
に用いられるつり戸棚のように、ヒンジや蝶番等を介し
て扉2が取り付けられた戸棚(図30参照)に取り付け
られている。この戸棚の扉2は表面に取っ手がなく、扉
2の下部は戸棚の地板5よりも下方に出っ張って形成さ
れている。 [第1実施例]図1は第1実施例の斜視図、図2は縦断
面図である。第1実施例の戸棚扉の開閉機構10は、扉
側取付体11及び地板側取付体15から構成され、請求
項1の発明の実施の一形態である。
【0021】扉側取付体11は、地板5よりも下方に出
っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられ、それ
ぞれ別体である扉側支持枠12、横ピン13及びレバー
14から構成されている。扉側支持枠12は、扉2の裏
側にネジ固定される固定部12a、この固定部12aか
ら扉2の裏面に対して略垂直に延びる垂片部12b、1
2b、両垂片部12b、12b同士を架け渡し扉2の裏
面と略平行な横片部12c(請求項1の第1部材に相
当)からなる。この横片部12cの上端面は斜めにカッ
トされてテーパ面12dとなっている。扉側支持枠12
の両垂片部12b、12bには扉2の裏面と平行になる
ように横ピン13が架設され、この横ピン13にはレバ
ー14が回動可能に取り付けられている。レバー14
は、尖った形状に形成されたヘッド部14aと扉2の下
方から露出したテール部14bとを備えている。このレ
バー14は、横ピン13に嵌挿されたねじりコイルバネ
13aによりテール部14bが扉2から離間する方向に
付勢されている。
【0022】地板側取付体15は、可撓性の合成樹脂材
からなり、地板5の下面に設けられ、地板側支持枠16
及び矢じり部材17(請求項1の第2部材に相当)から
構成され、これらは一体に成形されている。地板側支持
枠16は、地板5の下面にネジ固定される固定部16
a、地板5に略垂直な横壁部16b、16b及び後壁部
16cからなる。後壁部16cには前方に延びる矢じり
部材17が設けられ、この矢じり部材17の先端には矢
じり17aが形成されている。この矢じり部材17は後
壁部16cとの結合部分18を中心として上下に撓む
が、これは地板側取付体15が可撓性の合成樹脂材によ
り成形されているからである。
【0023】以上の構成からなる第1実施例の戸棚扉の
開閉機構10の作用について説明する。開いた状態にあ
る扉2を閉じる方向に移動させると、まず、矢じり部材
17の矢じり17aが扉側支持枠12のテーパ面12d
に当接する。そして、更に扉が閉じる方向に移動する
と、矢じり部材17の矢じり17aはテーパ面12dに
押されて上方に撓み、その後矢じり17aがテーパ面1
2dを通過すると、矢じり部材17は自身の可撓性によ
り元の状態に復帰し、横片部12cと係合する。このと
きレバー14は図1及び図2にて実線で示す係合許容位
置にある。この状態で扉2が開く方向に力が加わったと
しても、矢じり部材17の矢じり17aは扉側支持枠1
2の横片部12cの上端と係合するように矢じり部材1
7自身の可撓性により付勢されているため、扉2が開く
ことはないという効果を奏する。
【0024】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー14のテール部14bの裏側に指を掛ける
のであるが、戸棚の扉2の表側からみてレバー14のテ
ール部14bが露出しているためレバー14の位置は一
目瞭然であり、また図30及び図31に示した従来例の
レバー204よりも面積が大きいためレバー14のテー
ル部14bの裏側に確実に指を掛けることができる。更
に、レバー14のテール部14bは他の部材(例えば、
地板側取付体15や扉側支持枠12)とは離れて配置さ
れているため、これら他の部材に誤って指を掛けるおそ
れがないという効果を奏する。レバー14のテール部1
4bの裏側に指を掛けた後、このレバー14を手前側
(即ち、扉側)に向かって引く。すると、レバー14は
横ピン13を中心としてねじりコイルバネ13aの付勢
力に抗して回動し、ヘッド部14aが矢じり部材17の
矢じり17aを押し上げ、矢じり17aと扉側支持枠1
2の横片部12cとの係合が解除される(レバー14は
図1及び図2にて一点鎖線で示す係合解除位置にあ
る)。このとき、レバー14は手前側に引かれているた
め、そのまま扉2が開く。 [第2実施例]図3は第2実施例の斜視図、図4は縦断
面図、図5は横断面図である。第2実施例の戸棚扉の開
閉機構20は、扉側取付体21及び地板側取付体25か
ら構成され、請求項1の発明の実施の一形態である。
【0025】扉側取付体21は、地板5よりも下方に出
っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられ、それ
ぞれ別体である扉側支持枠22、横ピン23及びレバー
24から構成されている。扉側支持枠22は、扉2の裏
側にネジ固定される固定部22a、この固定部22aか
ら扉2の裏面に対して略垂直に延びる垂片部22b、2
2b、両垂片部22b、22b同士を架け渡し扉2の裏
面と略平行な横片部22cからなる。横片部22cは後
述の一対の薄板部材27、27が挿入可能な開口を有し
ている。固定部22aの略中央には後方(図3〜図5に
て右側)に延びる差込部材29(請求項1の第1部材に
相当する)が一体に形成されている。この差込部材29
は台形状先端29aを有し、この台形状先端29aと基
端29bとの境界には段差が設けられている。扉側支持
枠22の両垂片部22b、22bには扉2の裏面と平行
に横ピン23が架設され、この横ピン23にはレバー2
4が回動可能に取り付けられている。レバー24は二股
に形成されたヘッド部24aと扉2の下方から露出した
テール部24bとを備えている。このレバー24は、横
ピン23に嵌挿されたねじりコイルバネ23aによりテ
ール部24bが扉2から離間する方向に付勢されてい
る。
【0026】地板側取付体25は、可撓性の合成樹脂材
からなり、地板5の下面に設けられ、地板側支持枠26
及び一対の薄板部材27、27(請求項1の第2部材に
相当)から構成され、これらは一体に成形されている。
地板側支持枠26は、地板5の下面にネジ固定される固
定部26a、地板5に略垂直な横壁部26b、26b及
び後壁部26cからなる。後壁部26cには前方(図3
〜図5にて左側)に延出された一対の薄板部材27、2
7が設けられ、この一対の薄板部材27、27の先端側
は前方に向かって互いに広がるようにテーパ部27a、
27aが段差をもって形成されている。各薄板部材27
は、後壁部27cとの結合部分28を中心として左右に
撓むが、これは地板側取付体25が可撓性の合成樹脂材
により成形されているからである。
【0027】以上の構成からなる第2実施例の戸棚扉の
開閉機構20の作用について説明する。開いた状態にあ
る扉2を閉じる方向に移動させると、まず、一対の薄板
部材27、27のテーパ部27a,27aが差込部材2
9の台形状先端29aに当接する。そして、更に扉2が
閉じる方向に移動すると、一対の薄板部材27、27の
テーパ部27a、27aは差込部材29の台形状先端2
9aに押し広げられて左右に撓み、その後台形状先端2
9aがテーパ部27a、27aを通過すると、一対の薄
板部材27、27は自身の可撓性により元の状態に復帰
し、各薄板部材27の段差と差込部材29の段差とが係
合する。このときレバー24は図3〜図5にて実線で示
す係合許容位置にある。この状態で扉2が開く方向に力
が加わったとしても、一対の薄板部材27b、27bは
差込部材29と係合するように薄板部材27b自身の可
撓性により付勢されているため、扉2が開くことはない
という効果を奏する。
【0028】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー24のテール部24bの裏側に指を掛ける
のであるが、戸棚の扉2の表側からみてレバー24のテ
ール部24bが露出しているためレバー24の位置は一
目瞭然であり、また図30及び図31に示した従来例の
レバー204よりも面積が大きいためレバー24のテー
ル部24bの裏側に確実に指を掛けることができる。更
に、レバー24のテール部24bは他の部材(例えば、
地板側取付体25や扉側支持枠22)とは離れて配置さ
れているため、これら他の部材に誤って指を掛けるおそ
れがないという効果を奏する。レバー24のテール部2
4bの裏側に指を掛けた後、このレバー24を手前側
(即ち、扉側)に向かって引く。すると、レバー24は
横ピン23を中心としてねじりコイルバネ23aの付勢
力に抗して回動し二股のヘッド部24aが一対の薄板部
材27、27のテーパ部27a、27aを左右に押し広
げ、一対の薄板部材27、27と差込部材29の台形状
先端29aとの係合が解除される(レバー24は図3及
び図4にて一点鎖線で示す係合解除位置にある)。この
とき、レバー24は手前側に引かれているため、そのま
ま扉2が開く。 [第3実施例]図6は第3実施例の斜視図、図7は縦断
面図、図8は横断面図、図9は扉側取付体の説明図であ
る。第3実施例の戸棚扉の開閉機構30は、扉側取付体
31及び地板側取付体35から構成され、請求項1の発
明の実施の一形態である。
【0029】扉側取付体31は、地板5よりも下方に出
っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられ、それ
ぞれ別体である扉側支持枠32、横ピン33、レバー3
4から構成されている。扉側支持枠32は、扉2の裏側
にネジ固定される固定部32a、この固定部32aから
扉2の裏面に対して略垂直に延びる垂片部32b、32
b、両垂片部32b、32b同士の下端側を架け渡す横
片部32cからなる。横片部32cは後述のフック部材
37が挿入可能な開口を有している。一方の垂片部32
bの後端にはテーパ面を備えた鈎部32d(請求項1の
第1部材に相当)が設けられている。扉側支持枠32の
両垂片部32b、32bには扉2の裏面と平行になるよ
うに横ピン33が架設され、この横ピン33にはレバー
34が回動可能に取り付けられている。レバー34は、
左右幅の狭い帯状のヘッド部34aと扉2の下方から露
出したテール部34bとを備えている。このレバー34
は、横ピン33に嵌挿されたねじりコイルバネ33aに
よりテール部34bが扉2から離間する方向に付勢され
ている。
【0030】地板側取付体35は、可撓性の合成樹脂材
からなり、地板5の下面に設けられ、地板側支持枠36
及びフック部材37(請求項1の第2部材に相当)から
構成され、これらは一体に成形されている。地板側支持
枠36は、地板5の下面にネジ固定される固定部36
a、地板5に略垂直な周壁部36bからなる。周壁部3
6bの略中央には前方に延びたのち屈曲点38で屈曲さ
れた形状のフック部材37が設けられ、このフック部材
37の先端には矢じり37aが形成されている。このフ
ック部材37は屈曲点38を中心として左右に撓むが、
これは地板側取付体35が可撓性の合成樹脂材により成
形されているからである。
【0031】以上の構成からなる第3実施例の戸棚扉の
開閉機構30の作用について説明する。開いた状態にあ
る扉2を閉じる方向に移動させると、まず、フック部材
37の矢じり37aが扉側支持枠32の鈎部32dに当
接する。そして、更に扉2が閉じる方向に移動すると、
フック部材37の矢じり37aは鈎部32dのテーパ面
に押されて撓み、その後矢じり37aが鈎部32dを通
過すると、フック部材37は自身の可撓性により元の状
態に復帰し、鈎部32dと係合する。このときレバー3
4は図6及び図7にて実線で示す係合許容位置にある。
この状態で扉2が開く方向に力が加わったとしても、フ
ック部材37の矢じり37aは鈎部32dと係合するよ
うにフック部材37自身の可撓性により付勢されている
ため、扉2が開くことはないという効果を奏する。
【0032】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー34のテール部34bの裏側に指を掛ける
のであるが、戸棚の扉2の表側からみてレバー34のテ
ール部34bが露出しているためレバー34の位置は一
目瞭然であり、また図30及び図31に示した従来例の
レバー204よりも面積が大きいためレバー34のテー
ル部34bの裏側に確実に指を掛けることができるとい
う効果を奏する。また、レバー34のテール部34bは
他の部材(例えば、地板側取付体35や扉側支持枠3
2)とは離れて配置されているため、これら他の部材に
誤って指を掛けるおそれがないという効果を奏する。レ
バー34のテール部34bの裏側に指を掛けた後、この
レバー34を手前側(即ち、扉側)に向かって引く。す
ると、レバー34は横ピン33を中心としてねじりコイ
ルバネ33aの付勢力に抗して回動し、ヘッド部34a
がフック部材37の矢じり37aを撓ませ、矢じり37
aと扉側支持枠32の鈎部32dとの係合が解除される
(レバー34は図6及び図7の一点鎖線で示す係合解除
位置にある)。このとき、レバー34は手前側に引かれ
ているため、そのまま扉2が開く。 [第4実施例]図10は第4実施例の斜視図、図11は
横断面図である。第4実施例の戸棚扉の開閉機構40
は、扉側取付体41及び地板側取付体45から構成さ
れ、請求項2、5の発明の実施の一形態である。
【0033】扉側取付体41は、可撓性の合成樹脂材に
より一体成形されたものであり、地板5よりも下方に出
っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられてい
る。この扉側取付体41は、扉2の裏側にネジ固定され
る固定部42、この固定部42に一体成形され所定空間
を囲うケース部49を備えている。ケース部49は、固
定部42から扉2の裏面と略垂直に延び出した垂片部4
3、43、一方の垂片部43に設けられたテーパ付開口
43a(請求項2、5の第1部材に相当)、後端テーパ
部43b、及びこの後端テーパ部43bにて連結された
レバー44を備え、後述のフック部材47を挿入可能な
開口49aを有している。レバー44は連結部分である
後端テーパ部43bにて可撓性をもって成形されてい
る。また、レバー44は、扉方向に略直角に屈曲された
あと更に扉と平行方向に屈曲された形状の押圧部44a
を備え、この押圧部44aはテーパ付開口43aのテー
パに配置されている。かかる扉側取付体41は一体成形
品であるため、レバー、横ピン、支持枠及びバネを各別
体として必要とする従来例(図31参照)と比較して、
部品点数が減少しコストが低減され、また、組立作業も
容易となるという効果を奏する。
【0034】地板側取付体45は、地板5の下面にネジ
固定される固定部46と、この固定部46と一体に成形
され屈曲点46aにて屈曲されたあと前方に延び出した
形状のフック部材47とを備えている。このフック部材
47の前端にはテーパ面を有する矢じり47aが形成さ
れている。
【0035】以上の構成からなる第4実施例の戸棚扉の
開閉機構40の作用について説明する。開いた状態にあ
る扉2を閉じる方向に移動させると、まず、矢じり47
aが扉側取付体41の一方の垂片部43の後端テーパ部
43bに当接する。そして、更に扉2が閉じる方向に移
動すると、矢じり47aはそのテーパ面が後端テーパ部
43bに押されて屈曲点46aを中心として撓み、その
後矢じり47aは後端テーパ部43bを通過してテーパ
付開口43aに達すると、屈曲点46aを中心として自
身の可撓性により元の状態に復帰し、テーパ付開口43
aと係合する。このときレバー44は図10及び図11
にて実線で示す係合許容位置にある。この状態で扉2が
開く方向に力が加わったとしても、矢じり47aはテー
パ付開口43aと係合するように自身の可撓性により付
勢されているため、扉2が開くことはないという効果を
奏する。
【0036】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー44のテール部44bの裏側に指を掛ける
のであるが、このレバー44は扉の下辺に沿って延びる
形状であり図30及び図31に示した従来例のレバー2
04よりも面積が大きくとれるため、容易に指を掛ける
ことができるという効果を奏する。また、レバー44の
テール部44bは他の部材(例えば、地板側取付体4
5)とは離れて配置されていることから、他の部材に誤
って指を掛けるおそれがないという効果を奏する。更
に、戸棚の扉2の表側からみてレバー44は露出してい
ないため、見栄えがよいという効果を奏する。レバー4
4のテール部44bの裏側に指を掛けた後、このレバー
44を手前側(即ち、扉側)に向かって引く。すると、
レバー44は連結部分である後端テーパ部43bを中心
としてこの扉側取付体41自身の可撓性による付勢力に
抗して回動され、押圧部44aがテーパ付開口43aを
通じて矢じり47aを押圧する。押圧された矢じり47
aは屈曲点46aを中心としてテーパ付開口43aとの
係合位置から外れ、両者の係合が解除される(レバー4
4は図10及び図11の一点鎖線で示す係合解除位置に
ある)。このとき、レバー44は手前側に引かれている
ため、そのまま扉2が開く。 [第5実施例]図12は第5実施例の斜視図、図13は
縦断面図である。第5実施例の戸棚扉の開閉機構50
は、扉側取付体51及び地板側取付体55から構成さ
れ、請求項3、請求項5の発明の実施の一形態である。
【0037】扉側取付体51は、地板5よりも下方に出
っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられ、それ
ぞれ別体である扉側支持枠52、コイルバネ53、レバ
ー54から構成されている。扉側支持枠52は、扉2の
裏側にネジ固定される固定部52a、この固定部52a
から所定の空間を囲むように形成されたケース部52b
からなる。レバー54は、鈎状に形成され上端が前から
後にかけて下向きに傾斜するテーパ面を備えたヘッド部
54a(請求項3、5の第1部材に相当)と、扉2の下
方から露出すると共に後方(図13にて右側)に折曲げ
られた指掛部分54cを有するテール部54bとを備え
ている。このレバー54は、ケース部52bに設けられ
たスライド溝52cに嵌挿されて上下にスライド可能に
取り付けられている。また、レバー54の前面(図13
にて左面)には突起54dが設けられ、この突起54d
とケース部52bに設けた引掛部52dとの間にはコイ
ルバネ53が架けられている。このコイルバネ53はレ
バー54を上側に付勢している。
【0038】地板側取付体55は、地板5の下面にネジ
固定される固定部56と、固定部56と一体に成形され
たフック部57(請求項3の第2部材に相当)から構成
されている。このフック部57は前から後にかけて下向
きに傾斜するテーパ面が形成されている。
【0039】以上の構成からなる第5実施例の戸棚扉の
開閉機構50の作用について説明する。開いた状態にあ
る扉2を閉じる方向に移動させると、まず、レバー54
のヘッド部54aがフック部57に当接する。そして、
更に扉2が閉じる方向に移動すると、レバー54のヘッ
ド部54aのテーパ面がフック部57のテーパ面をコイ
ルバネ53の付勢力に抗して押し下げ、その後フック部
57がレバー54のヘッド部54aを通過すると、ヘッ
ド部54aはコイルバネ53の付勢力により元の状態に
復帰し、フック部57と係合する。このときレバー54
は図12及び図13にて実線で示す係合許容位置にあ
る。この状態で扉2が開く方向に力が加わったとして
も、レバー54のヘッド部54aはフック部57と係合
するようにコイルバネ53により付勢されているため、
扉2が開くことはないという効果を奏する。
【0040】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー54の指掛部分54cに指を掛けるのであ
るが、戸棚の扉2の表側からみてレバー54のテール部
54bが露出しているためレバー54の位置は一目瞭然
であり、また図30及び図31に示した従来例のレバー
204よりも面積が大きいためレバー54の指掛部分5
4cに確実に指を掛けることができるという効果を奏す
る。また、レバー54の指掛部分54cは他の部材(例
えば、地板側取付体55や扉側支持枠52)とは離れて
配置されているため、これら他の部材に誤って指を掛け
るおそれがないという効果を奏する。レバー54の指掛
部分54cに指を掛けた後、このレバー54を下げる。
すると、レバー54はコイルバネ53の付勢力に抗して
下向きに移動し、これに伴いヘッド部54aも下向きに
移動するため、ヘッド部54aとフック部57との係合
が解除される(レバー54は図12及び図13の一点鎖
線で示す係合解除位置にある)。この状態で、レバー5
4を手前側に引けば、そのまま扉2が開く。 [第6実施例]図14は第6実施例の斜視図、図15は
縦断面図、図16は横断面図である。第6実施例の戸棚
扉の開閉機構60は、扉側取付体61及び地板側取付体
65から構成され、請求項3、請求項5の発明の実施の
一形態である。
【0041】扉側取付体61は、地板5よりも下方に出
っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられ、扉側
支持枠62、コイルバネ63、レバー64から構成され
ている。扉側支持枠62は、扉2の裏側にネジ固定され
る固定部62a、この固定部62aから所定の空間を囲
むように形成されたケース部62bからなる。レバー6
4は、扉2に対して略垂直に延びる2本の矢じり部材か
らなる雄型フック部64a(請求項3、5の第1部材に
相当)と、扉2の下方から露出すると共に前方(図15
にて左側)に折曲げられた指掛部分64cを有するテー
ル部64bとを備えている。このレバー64は、ケース
部62bに設けられたガイド溝62cにより上下にスラ
イド可能に取り付けられている。また、レバー64の内
部にはレバー64を上側に付勢するコイルバネ63が配
設されている。
【0042】地板側取付体65は、可撓性の合成樹脂材
からなり、地板5の下面に設けられ、地板側支持枠66
及び雌型フック部67(請求項1の第2部材に相当)か
ら構成され、これらは一体に成形されている。地板側支
持枠66は、地板5の下面にネジ固定される固定部66
a、地板5に略垂直な横壁部66b、66b及び両横壁
部66b、66bの下端同士を架け渡す架橋部66cか
らなる。両横壁部66b、66bには前方に延びる矢じ
り部材が設けられ、この2本の矢じり部材が雌型フック
部67を形成している。この雌型フック部67は横壁部
66bとの結合部分68を中心として左右に撓むが、こ
れは地板側取付体65が可撓性の合成樹脂材により成形
されているからである。
【0043】以上の構成からなる第6実施例の戸棚扉の
開閉機構60の作用について説明する。開いた状態にあ
る扉2を閉じる方向に移動させると、まず、レバー64
の雄型フック部64aが雌型フック部67に当接する。
そして、更に扉2が閉じる方向に移動すると、レバー6
4の雄型フック部64aのテーパ面が雌型フック部67
の両矢じり部材を押し広げるように左右に撓ませ、その
後雄型フック部64aが雌型フック部67の矢じり部分
を通過すると、雌型フック部67は自身の可撓性により
元の状態に復帰し、雄型フック部64aと係合する。こ
のときレバー64は図14及び図15にて実線で示す係
合許容位置にある。このとき、雌型フック部67は雄型
フック部64aと係合するように自身の可撓性により付
勢されている。また、雄型フック部64aは、コイルバ
ネ63により雌型フック部67と係合するように付勢さ
れている。このため、この状態で扉2が開く方向に力が
加わったとしても扉2が開くことはないという効果を奏
する。
【0044】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー64の指掛部分64cに指を掛けるのであ
るが、戸棚の扉2の表側からみてレバー64のテール部
64bが露出しているためレバー64の位置は一目瞭然
であり、また図30及び図31に示した従来例のレバー
204よりも面積が大きいためレバー64の指掛部分6
4cに確実に指を掛けることができるという効果を奏す
る。また、レバー64の指掛部分64dはレバー64周
辺の他の部材(例えば、地板側取付体65や扉側支持枠
62)とは離れて配置されているため、これら他の部材
に誤って指を掛けるおそれがないという効果を奏する。
レバー64の指掛部分64cに指を掛けた後、このレバ
ー64を下げる。すると、レバー64はコイルバネ63
の付勢力に抗して下向きに移動し、これに伴い雄型フッ
ク部64aも下向きに移動して雌型フック部67の係合
位置から抜け出るため、雄型フック部64aと雌型フッ
ク部67との係合が解除される(レバー64は図14及
び図15の一点鎖線で示す係合解除位置にある)。この
状態で、レバー64を手前側に引けば、そのまま扉2が
開く。 [第7実施例]図17は第7実施例の斜視図、図18は
縦断面図である。第7実施例の戸棚扉の開閉機構70
は、扉側取付体71及び地板側取付体75から構成さ
れ、請求項3、請求項5、請求項6の発明の実施の一形
態である。
【0045】扉側取付体71は、可撓性の合成樹脂材に
より一体成形されたものであり、地板5よりも下方に出
っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられてい
る。この扉側取付体71は扉側支持枠72及びレバー7
4を備えている。扉側支持枠72は、扉2の裏側にネジ
固定される固定部72a、この固定部72aから扉2の
裏面に対して略垂直に延び出した垂片部72b、72b
からなる。レバー74は、扉側支持枠72と一体に成形
され、固定部72aから第1屈曲点P1にて屈曲されて
地板5の下面と略平行に延び出した後、更に第2屈曲点
P2にて下向きに折曲げられ、テール部74bが扉2の
下方から露出した形状に形成されている。第2屈曲点P
2には鈎部74a(請求項3、5、6の第1部材)が形
成され、この鈎部74aは前から後にかけて下向きに傾
斜したテーパ面を有する。このレバー74は、第2屈曲
点P2では剛直であり、第1屈曲点P1を中心として自
身の可撓性により前方向に撓む。かかる扉側取付体71
は一体成形品であるため、レバー、横ピン、支持枠及び
バネを各別体として必要とする従来例(図31参照)と
比較して、部品点数が減少しコストが低減され、また、
組立作業も容易となるという効果を奏する。
【0046】地板側取付体75は、地板5の下面にネジ
固定される固定部76と、固定部76と段差をもって一
体化されたフック部材77(請求項3の第2部材に相
当)から構成されている。このフック部材77の前端に
は前から後にかけて下向きに傾斜する矢じり77aが形
成されている。
【0047】以上の構成からなる第7実施例の戸棚扉の
開閉機構70の作用について説明する。開いた状態にあ
る扉2を閉じる方向に移動させると、まず、レバー74
の鈎部74aがフック部材77の矢じり77aに当接す
る。そして、更に扉2が閉じる方向に移動すると、フッ
ク部材77の矢じり77aがレバー74の鈎部74aの
テーパ面を扉側取付体71自身の可撓性による付勢力に
抗して押し下げ、その後フック部材77の矢じり77a
がレバー74の鈎部74aを通過すると、鈎部74aは
扉側取付体71自身の可撓性により元の状態に復帰し、
フック部材77の矢じり77aと係合する。このときレ
バー74は図17及び図18にて実線で示す係合許容位
置にある。この状態で扉2が開く方向に力が加わったと
しても、レバー74の鈎部74aはフック部材77の矢
じり77aと係合するように扉側取付体71自身の可撓
性により付勢されているため、扉2が開くことはないと
いう効果を奏する。
【0048】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー74のテール部74bに指を掛けるのであ
るが、戸棚の扉2の表側からみてレバー74のテール部
74bが露出しているためレバー74の位置は一目瞭然
であり、また図30及び図31に示した従来例のレバー
204よりも面積が大きいためレバー74のテール部7
4bに確実に指を掛けることができるという効果を奏す
る。また、レバー74のテール部74bは他の部材(例
えば、地板側取付体75や扉側支持枠72)とは離れて
配置されているため、これら他の部材に誤って指を掛け
るおそれがないという効果を奏する。レバー74のテー
ル部74bに指を掛けた後、このレバー74を手前側に
引くと、レバー74が第1屈曲点P1を中心として手前
側下方に回動し、これに伴い鈎部74aも手前側下方に
回動するため、鈎部74aとフック部材77の矢じり7
7aとの係合が解除される(レバー74は図17及び図
18の一点鎖線で示す係合解除位置にある)。このと
き、レバー74は手前側に引かれているため、そのまま
扉2が開く。 [第8実施例]図19は第8実施例の斜視図、図20は
縦断面図、図21は横断面図である。第8実施例の戸棚
扉の開閉機構80は、扉側取付体81及び地板側取付体
85から構成され、請求項3、5の発明の実施の一形態
である。
【0049】扉側取付体81は、地板5よりも下方に出
っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられ、それ
ぞれ別体である扉側支持枠82、横ピン83、レバー8
4から構成されている。扉側支持枠82は、扉2の裏側
にネジ固定される固定部82a、この固定部82aから
所定の空間を囲むように形成されたケース部82bから
なる。このケース部82bは後述の矢じり部材87が挿
入可能な開口82cを有している。レバー84は、略中
央にて所定角度(例えば45〜75゜)をなすように折
り曲げられた形状に形成され、ヘッド側にはテーパ面を
有する鈎部84a(請求項3、5の第1部材に相当)が
設けられ、テール側は扉2の下方から露出するように設
けられている。また、このレバー84は略中央にてケー
ス部82bに架け渡された横ピン83に回動可能に支持
されている。更に、レバー84の前面にはバネ部材84
cが延出され、このバネ部材84cは扉側支持枠82の
固定部82aからレバー84のテール部84bを離間す
る方向に付勢している。
【0050】地板側取付体85は、可撓性の合成樹脂材
により一体成形されたものであり、地板5の下面に設け
られ、地板側支持枠86及び矢じり部材87(請求項3
の第2部材に相当)を備えている。地板側支持枠86
は、地板5の下面にネジ固定される固定部86a、地板
5に略垂直な横壁部86b、86b及び後壁部86cか
らなる。この後壁部86cには前方に延びる矢じり部材
87が設けられている。この矢じり部材87の先端には
矢じり87aが形成されている。また、この矢じり部材
87は後壁部86cの連結部分88を中心として左右に
撓むが、これは地板側取付体85が可撓性の合成樹脂材
により成形されているからである。
【0051】以上の構成からなる第8実施例の戸棚扉の
開閉機構80の作用について説明する。開いた状態にあ
る扉2を閉じる方向に移動させると、まず、レバー84
の鈎部84aが矢じり部材87の矢じり87aに当接す
る。そして、更に扉2が閉じる方向に移動すると、矢じ
り87aが鈎部84aのテーパ面に押されて連結部分8
8を中心として撓み、その後矢じり87aが鈎部84a
を通過すると、矢じり87aは矢じり部材87自身の可
撓性により元の状態に復帰し、鈎部84aと係合する。
このときレバー84は図19及び図20にて実線で示す
係合許容位置にある。このとき、矢じり87aは自身の
可撓性により鈎部84aと係合するように付勢されてい
る。また、この状態で扉2が開く方向に力が加わったと
しても、鈎部84aは矢じり87aと係合するようにレ
バー84の前面に設けられたバネ部材84cにより付勢
されているため、扉2が開くことはないという効果を奏
する。
【0052】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー84のテール部84bに指を掛けるのであ
るが、戸棚の扉2の表側からみてレバー84のテール部
84bが露出しているためレバー84の位置は一目瞭然
であり、また図30及び図31に示した従来例のレバー
204よりも面積が大きいためレバー84のテール部8
4bの裏側に確実に指を掛けることができる。更に、レ
バー84のテール部84bは他の部材(例えば、地板側
取付体85や扉側支持枠82)とは離れて配置されてい
るため、これら他の部材に誤って指を掛けるおそれがな
いという効果を奏する。レバー84のテール部84bの
裏側に指を掛けた後、このレバー84を手前側(即ち、
扉側)に向かって引く。すると、レバー84は横ピン8
3を中心としてバネ部材84cの付勢力に抗して下向き
に回動し、これに伴い鈎部84aも下向きに回動して矢
じり部材87の矢じり87aとの係合位置から抜け出る
ため、両者の係合は解除される(レバー84は図19及
び図20の一点鎖線で示す係合解除位置にある)。この
とき、レバー84は手前側に引かれているため、そのま
ま扉2が開く。 [第9実施例]図22は第9実施例の斜視図、図23は
縦断面図である。第9実施例の戸棚扉の開閉機構90
は、扉側取付体91及び地板側取付体95から構成さ
れ、請求項4〜7の発明の実施の一形態である。
【0053】扉側取付体91は、可撓性の合成樹脂材に
より一体成形されたものであり、地板5よりも下方に出
っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられてい
る。この扉側取付体91は、扉2の裏側にネジ固定され
る固定部92、この固定部92に一体形成され所定空間
を囲うケース部99を備えている。ケース部99は、固
定部92から扉2の裏面と略垂直に延び出した垂片部9
3、93、一方の垂片部93に設けられた開口93a、
この一方の垂片部93に薄肉の連結部分93bを介して
連結されたレバー94を備え、後述のフック部材97を
挿入可能な開口99aを有している。レバー94は連結
部分93bにて可撓性をもって成形されている。また、
レバー94のヘッド側は扉方向に略直角に屈曲されてそ
の端部にテーパ面を有する鈎部94a(請求項4〜7の
第1部材に相当)が設けられている。かかる扉側取付体
91は一体成形品であるため、レバー、横ピン、支持枠
及びバネを各別体として必要とする従来例(図31参
照)と比較して、部品点数が減少しコストが低減され、
また、組立作業も容易となるという効果を奏する。
【0054】地板側取付体95は、地板5の下面にネジ
固定される固定部96と、この固定部96と一体に成形
され前方に延び出したフック部材97とを備えている。
このフック部材97の前端にはテーパ面を有する矢じり
97aが形成されている。以上の構成からなる第9実施
例の戸棚扉の開閉機構90の作用について説明する。開
いた状態にある扉2を閉じる方向に移動させると、ま
ず、矢じり97aが扉側取付体91の鈎部94aのテー
パ面に当接する。そして、更に扉2が閉じる方向に移動
すると、鈎部94aはそのテーパ面が矢じり97aに押
されて連結部分93bを中心として撓み、その後矢じり
97aが鈎部94aを通過すると、鈎部94aは連結部
分93bを中心として自身の可撓性により元の状態に復
帰し、矢じり97aと係合する。このときレバー94は
図22及び図23にて実線で示す係合許容位置にある。
この状態で扉2が開く方向に力が加わったとしても、鈎
部94aは矢じり97aと係合するように自身の可撓性
により付勢されているため、扉2が開くことはないとい
う効果を奏する。
【0055】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー94のテール部94bの裏側に指を掛ける
のであるが、このレバー94は扉の下辺に沿って延びる
形状であり図30及び図31に示した従来例のレバー2
04よりも面積が大きくとれるため、容易に指を掛ける
ことができるという効果を奏する。また、レバー94の
テール部94bは他の部材(例えば、地板側取付体95
やケース部99)とは離れて配置されていることから、
他の部材に誤って指を掛けるおそれがないという効果を
奏する。更に、戸棚の扉2の表側からみてレバー94は
露出していないため、見栄えがよいという効果を奏す
る。レバー94のテール部94bの裏側に指を掛けた
後、このレバー94を手前側(即ち、扉側)に向かって
引く。すると、レバー94は連結部分93bを中心とし
てこの扉側取付体91自身の可撓性による付勢力に抗し
て回動され、鈎部94aが矢じり97aから外れ、両者
の係合が解除される(レバー94は図22及び図23の
一点鎖線で示す係合解除位置にある)。このとき、レバ
ー94は手前側に引かれているため、そのまま扉2が開
く。 [第10実施例]図24は第10実施例の斜視図、図2
5は横断面図である。第10実施例の戸棚扉の開閉機構
100は、扉側取付体101及び地板側取付体105か
ら構成され、請求項4〜7の発明の実施の一形態であ
る。
【0056】扉側取付体101は、可撓性の合成樹脂材
により一体成形されたものであり、地板5よりも下方に
出っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられてい
る。この扉側取付体101は、扉2の裏側にネジ固定さ
れる固定部102、この固定部102から第1屈曲点P
1にて屈曲されて扉2の裏面と略垂直に延び出した垂片
部103、この垂片部103から第2屈曲点P2にて屈
曲されると共にテーパ面を備えた鈎部109a(請求項
4〜7の第1部材に相当)が形成された屈曲部109、
この屈曲部109から第3屈曲点P3にて屈曲されて扉
2の下辺に沿って延びる形状のレバー104を備えてい
る。かかる扉側取付体101は一体成形品であるため、
レバー、横ピン、支持枠及びバネを各別体として必要と
する従来例(図31参照)と比較して、部品点数が減少
しコストが低減され、また、組立作業も容易となるとい
う効果を奏する。尚、第1屈曲点P1及び第3屈曲点P
3は剛直に成形され、第2屈曲点P2は可撓性をもって
成形されている。
【0057】地板側取付体105は、地板5の下面に設
けられ、地板側支持枠106及びフック部107(請求
項1の第2部材に相当)が一体に成形されている。地板
側支持枠106は、地板5の下面にネジ固定される固定
部106a、地板5に略垂直な後壁部106b、この後
壁部106bから前方に延び出した横壁部106c、1
06cからなる。一方の横壁部106cの前端にはテー
パ状のフック部107が形成されている。
【0058】以上の構成からなる第10実施例の戸棚扉
の開閉機構100の作用について説明する。開いた状態
にある扉2を閉じる方向に移動させると、まず、フック
部107が扉側取付体101の鈎部109aのテーパ面
に当接する。そして、更に扉が閉じる方向に移動する
と、鈎部109aはそのテーパ面がフック部107に押
されて第2屈曲点P2を中心として撓み、その後フック
部107が鈎部109aを通過すると、鈎部109aは
第2屈曲点P2を中心として自身の可撓性により元の状
態に復帰し、フック部107と係合する。このときレバ
ー104は図24及び図25にて実線で示す係合許容位
置にある。この状態で扉2が開く方向に力が加わったと
しても、鈎部109aはフック部107と係合するよう
に自身の可撓性により付勢されているため、扉2が開く
ことはないという効果を奏する。
【0059】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー104のテール部104bの裏側に指を掛
けるのであるが、このレバー104は扉の下辺に沿って
延びる形状であり図30及び図31に示した従来例のレ
バー204よりも面積が大きくとれるため、容易に指を
掛けることができるという効果を奏する。また、レバー
104のテール部104bは他の部材(例えば、地板側
取付体105)とは離れて配置されていることから、他
の部材に誤って指を掛けるおそれがないという効果を奏
する。更に、戸棚の扉2の表側からみてレバー104は
露出していないため、見栄えがよいという効果を奏す
る。レバー104のテール部104bの裏側に指を掛け
た後、このレバー104を手前側(即ち、扉側)に向か
って引く。すると、レバー104は第2屈曲点P2を中
心としてこの扉側取付体101自身の可撓性による付勢
力に抗して回動され、鈎部109aがフック部107か
ら外れ、両者の係合が解除される(レバー104は図2
4及び図25の一点鎖線で示す係合解除位置にある)。
このとき、レバー104は手前側に引かれているため、
そのまま扉2が開く。 [第11実施例]図26は第11実施例の横断面図であ
る。第11実施例の戸棚扉の開閉機構110は、レバー
104のテール部104bの跳ね上がり角度を規制する
跳ね上がり規制機構が設けられている点を除いては、第
10実施例と同様であるため、同様の構成要素について
は同じ符号を付し、ここでは跳ね上がり規制機構につい
てのみ説明する。跳ね上がり規制機構は、垂片部103
の扉側近傍に設けた開口103eと、第3屈曲点P3か
らテール部104bとは反対方向に延び出した延長部1
04aと、この延長部104aの先端にて開口103e
と常に係合するように設けられた矢じり104eにより
構成される。この跳ね上がり規制機構によれば、扉2を
開いた状態であっても、レバー74のテール部74bは
所定角度以上に跳ね上がることがないため、例えば戸棚
に物を収納する際に誤って服をテール部74bに引っか
けてしまう等のおそれがないという効果を奏する。 [第12実施例]図27は第12実施例の横断面図であ
る。第12実施例の戸棚扉の開閉機構120は、扉側取
付体121及び地板側取付体125から構成され、請求
項4〜8の発明の実施の一形態である。
【0060】扉側取付体121は、可撓性の合成樹脂材
により一体成形されたものであり、地板5よりも下方に
出っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられてい
る。この扉側取付体121は、扉2の裏側にネジ固定さ
れる固定部122、この固定部122から第1屈曲点P
1にて屈曲されて扉2の裏面と略垂直に延び出した二重
板構造の垂片部123、この垂片部123から第2屈曲
点P2にて屈曲されると共にテーパ面を備えた鈎部12
9a(請求項4〜8の第1部材に相当)が形成された屈
曲部129、この屈曲部129から第3屈曲点P3にて
屈曲されて扉2の下辺に沿って延びる形状のレバー12
4、このレバー124から第4屈曲点P4にて屈曲され
て固定部122に設けたスライド溝122aにスライド
可能に取り付けられた延長部材124eを備えている。
かかる扉側取付体121は一体成形品であるため、レバ
ー、横ピン、支持枠及びバネを各別体として必要とする
従来例(図31参照)と比較して、部品点数が減少しコ
ストが低減され、また、組立作業も容易となるという効
果を奏する。尚、第1、第3屈曲点P1、P3は剛直に
成形され、第2、第4屈曲点P2、P4は可撓性をもっ
て成形されている。また、垂片部123は二重板構造を
採用したため、捻り等に対して十分な強度を有してい
る。
【0061】地板側取付体125は、可撓性の合成樹脂
材により一体成形されたものであり、地板5の下面に設
けられている。この地板側取付体125は、地板5の下
面にネジ固定される固定部126及びこの固定部126
に垂設された周壁部127を備えている。周壁部127
は扉側取付体121の垂片部123及び屈曲部129を
挿入しうるように設けられ、この周壁部127の両端部
にはそれぞれ矢じり127a、127a(請求項4の第
2部材)が左右対称に設けられている。このように左右
対称に矢じり127a、127aを形成したのは、観音
開きの扉の場合に他方の矢じり127aを用いれば対処
できるため、共通の部品を使用することができ、コスト
的にみて有利だからである。
【0062】以上の構成からなる第12実施例の戸棚扉
の開閉機構120の作用について説明する。開いた状態
にある扉2を閉じる方向に移動させると、まず、一方の
矢じり127aが扉側取付体121の鈎部129aのテ
ーパ面に当接する。そして、更に扉が閉じる方向に移動
すると、鈎部129aはそのテーパ面が矢じり127a
に押されて第2屈曲点P2を中心として撓み、延長部材
124eはスライド溝122a内を図26中左方向に移
動する。その後矢じり127aが鈎部129aを通過す
ると、鈎部129aは第2屈曲点P2を中心として自身
の可撓性により元の状態に復帰し、矢じり127aと係
合する。このときレバー124は図27にて実線で示す
係合許容位置にある。この状態で扉2が開く方向に力が
加わったとしても、鈎部129aは矢じり127aと係
合するように自身の可撓性により付勢されているため、
扉2が開くことはないという効果を奏する。
【0063】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー124のテール部124bの裏側に指を掛
けるのであるが、このレバー124は扉の下辺に沿って
延びる形状であり図30及び図31に示した従来例のレ
バー204よりも面積が大きくとれるため、容易に指を
掛けることができるという効果を奏する。また、レバー
124のテール部124bは他の部材(例えば、地板側
取付体125)とは離れて配置されていることから、他
の部材に誤って指を掛けるおそれがないという効果を奏
する。更に、戸棚の扉2の表側からみてレバー124は
露出していないため、見栄えがよいという効果を奏す
る。レバー124のテール部124bの裏側に指を掛け
た後、このレバー124を手前側(即ち、扉側)に向か
って引く。すると、レバー124は第2屈曲点P2を中
心としてこの扉側取付体121自身の可撓性による付勢
力に抗して回動され、鈎部129aが矢じり127aか
ら外れ、両者の係合が解除される(レバー124は図2
7の一点鎖線で示す係合解除位置にある)。このとき、
レバー124は手前側に引かれているため、そのまま扉
2が開く。ここで、レバー124は、延長部材124e
がスライド溝122aの図26中右端に位置した状態で
維持されるため、レバー124のテール部124bはそ
れ以上跳ね上がることはない。このため、例えば戸棚に
物を収納する際に誤って服をテール部124bに引っか
けてしまう等のおそれがないという効果を奏する。
【0064】尚、変形例を図28に示す。この変形例は
延長部材124eの形状が屈曲していること、地板側取
付体125に設けた矢じり127aが一つであることを
除いては上記第12実施例と同様である。 [第13実施例]図29は第13実施例の横断面図であ
る。第13実施例の戸棚扉の開閉機構130は、扉側取
付体131及び地板側取付体135から構成され、請求
項4〜8の発明の実施の一形態である。
【0065】扉側取付体131は、可撓性の合成樹脂材
により一体成形されたものであり、地板5よりも下方に
出っ張って形成された扉2の下部の裏側に設けられてい
る。この扉側取付体131は、扉2の裏側にネジ固定さ
れる固定部132、この固定部132から第1屈曲点P
1にて屈曲されて扉2の裏面と略垂直に延び出した二重
板構造の垂片部133、この垂片部133から第2屈曲
点P2にて屈曲されると共にテーパ面を備えた鈎部13
9a(請求項4〜8の第1部材に相当)が形成された屈
曲部139、この屈曲部139から第3屈曲点P3にて
屈曲されて扉2の下辺に沿って延びる形状のレバー13
4、このレバー134から第4屈曲点P4にて屈曲され
て固定部132の第5屈曲点P5に連結された延長部材
134eを備えている。かかる扉側取付体131は一体
成形品であるため、レバー、横ピン、支持枠及びバネを
各別体として必要とする従来例(図31参照)と比較し
て、部品点数が減少しコストが低減され、また、組立作
業も容易となるという効果を奏する。尚、第1屈曲点P
1は剛直に成形され、第2〜第5屈曲点P2〜P5は可
撓性をもって成形されている。また、垂片部123は二
重板構造を採用したため、捻り等に対して十分な強度を
有している。
【0066】地板側取付体135は、可撓性の合成樹脂
材により一体成形されたものであり、地板5の下面に設
けられている。この地板側取付体135は、地板5の下
面にネジ固定される固定部136及びこの固定部136
に垂設された周壁部137を備えている。周壁部137
は扉側取付体131の垂片部133及び屈曲部139を
挿入しうるように設けられ、この周壁部137の両端部
にはそれぞれ矢じり137a、137a(請求項4の第
2部材)が左右対称に設けられている。このように左右
対称に矢じり137a、137aを形成したのは、観音
開きの扉の場合に他方の矢じり137aを用いれば対処
できるため、共通の部品を使用することができ、コスト
的にみて有利だからである。
【0067】以上の構成からなる第13実施例の戸棚扉
の開閉機構130の作用について説明する。開いた状態
にある扉2を閉じる方向に移動させると、まず、一方の
矢じり137aが扉側取付体131の鈎部139aのテ
ーパ面に当接する。そして、更に扉が閉じる方向に移動
すると、鈎部139aはそのテーパ面が矢じり137a
に押されて第2屈曲点P2を中心として撓み、また第
4、第5屈曲点P4、P5においても撓む。その後矢じ
り137aが鈎部139aを通過すると、鈎部139a
は第2屈曲点P2を中心として自身の可撓性により元の
状態に復帰し、矢じり137aと係合する。このときレ
バー134は図29にて実線で示す係合許容位置にあ
る。この状態で扉2が開く方向に力が加わったとして
も、鈎部139aは矢じり137aと係合するように自
身の可撓性により付勢されているため、扉2が開くこと
はないという効果を奏する。
【0068】一方、閉じた状態にある扉2を開くには、
まず、レバー134のテール部134bの裏側に指を掛
けるのであるが、このレバー134は扉の下辺に沿って
延びる形状であり図30及び図31に示した従来例のレ
バー204よりも面積が大きくとれるため、容易に指を
掛けることができるという効果を奏する。また、レバー
134のテール部134bは他の部材(例えば、地板側
取付体135)とは離れて配置されていることから、他
の部材に誤って指を掛けるおそれがないという効果を奏
する。更に、戸棚の扉2の表側からみてレバー134は
露出していないため、見栄えがよいという効果を奏す
る。レバー134のテール部134bの裏側に指を掛け
た後、このレバー134を手前側(即ち、扉側)に向か
って引く。すると、レバー134は第2屈曲点P2を中
心としてこの扉側取付体131自身の可撓性による付勢
力に抗して回動され、鈎部139aが矢じり137aか
ら外れ、両者の係合が解除される(レバー134は図2
9の一点鎖線で示す係合解除位置にある)。このとき、
レバー134は手前側に引かれているため、そのまま扉
2が開く。ここで、レバー134は、延長部材134e
が第5屈曲点P5にて固定部132と連結されているた
め、レバー134のテール部134bはそれ以上跳ね上
がることはない。このため、例えば戸棚に物を収納する
際に誤って服をテール部134bに引っかけてしまう等
のおそれがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の斜視図である。
【図2】 第1実施例の縦断面図である。
【図3】 第2実施例の斜視図である。
【図4】 第2実施例の縦断面図である。
【図5】 第2実施例の横断面図である。
【図6】 第3実施例の斜視図である。
【図7】 第3実施例の縦断面図である。
【図8】 第3実施例の横断面図である。
【図9】 第3実施例の扉側取付体の説明図である。
【図10】 第4実施例の斜視図である。
【図11】 第4実施例の横断面図である。
【図12】 第5実施例の斜視図である。
【図13】 第5実施例の縦断面図である。
【図14】 第6実施例の斜視図である。
【図15】 第6実施例の縦断面図である。
【図16】 第6実施例の横断面図である。
【図17】 第7実施例の斜視図である。
【図18】 第7実施例の縦断面図である。
【図19】 第8実施例の斜視図である。
【図20】 第8実施例の縦断面図である。
【図21】 第8実施例の横断面図である。
【図22】 第9実施例の斜視図である。
【図23】 第9実施例の縦断面図である。
【図24】 第10実施例の斜視図である。
【図25】 第10実施例の縦断面図である。
【図26】 第11実施例の横断面図である。
【図27】 第12実施例の横断面図である。
【図28】 第12実施例の変形例の横断面図である。
【図29】 第13実施例の横断面図である。
【図30】 従来の扉の開閉機構を戸棚の内側から扉を
見たときの斜視図である。
【図31】 従来の扉の開閉機構の説明図である。
【符号の説明】
2・・・扉、 5・・・地板、 1
0・・・開閉機構、11・・・扉側取付体、 12・・
・扉側支持枠、 12a・・・固定部、12b・・・垂
片部、 12c・・・横片部、 12d・・・テー
パ面、13・・・横ピン、 13a・・・コイルバ
ネ、14・・・レバー、14a・・・ヘッド部、 14
b・・・テール部、 15・・・地板側取付体、16・
・・地板側支持枠、16a・・・固定部、 16b・
・・横壁部、16c・・・後壁部、 17・・・矢じ
り部材、 17a・・・矢じり、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸棚に蝶番等を介して取り付けられた扉
    を開閉するための戸棚扉の開閉機構において、 前記扉の裏側に設けられた第1部材と、 前記戸棚の地板に設けられ、第1部材と係合するように
    付勢された第2部材と、 前記扉の裏側にて該扉の下方から1部又は全部露出する
    ように設けられ、前記付勢された第2部材を該付勢力に
    抗して移動させて第1部材との係合を解除させる係合解
    除位置と前記付勢された第2部材を該付勢力により第1
    部材と係合させる係合許容位置のいずれかに配置される
    レバーとを備えたこと特徴とする戸棚扉の開閉機構。
  2. 【請求項2】 戸棚に蝶番等を介して取り付けられた扉
    を開閉するための戸棚扉の開閉機構において、 前記扉の裏側に設けられた第1部材と、 前記戸棚の地板に設けられ、第1部材と係合するように
    付勢された第2部材と、 前記扉の裏側にて該扉の下辺に沿って延びる形状に設け
    られ、前記付勢された第2部材を該付勢力に抗して移動
    させて第1部材との係合を解除させる係合解除位置と前
    記付勢された第2部材を該付勢力により第1部材と係合
    させる係合許容位置のいずれかに配置されるレバーとを
    備えたこと特徴とする戸棚扉の開閉機構。
  3. 【請求項3】 戸棚に蝶番等を介して取り付けられた扉
    を開閉するための戸棚扉の開閉機構において、 前記戸棚の地板に設けられた第2部材と、 前記扉の裏側に設けられ、第2部材と係合するように付
    勢された第1部材と、 前記扉の裏側にて該扉の下方から1部又は全部露出する
    ように設けられ、前記付勢された第1部材を該付勢力に
    抗して移動させて第2部材との係合を解除させる係合解
    除位置と前記付勢された第1部材を該付勢力により第2
    部材と係合させる係合許容位置のいずれかに配置される
    レバーとを備えたこと特徴とする戸棚扉の開閉機構。
  4. 【請求項4】 戸棚に蝶番等を介して取り付けられた扉
    を開閉するための戸棚扉の開閉機構において、 前記戸棚の地板に設けられた第2部材と、 前記扉の裏側に設けられ、第2部材と係合するように付
    勢された第1部材と、 前記扉の裏側にて該扉の下辺に沿って延びる形状に設け
    られ、前記付勢された第1部材を該付勢力に抗して移動
    させて第2部材との係合を解除させる係合解除位置と前
    記付勢された第1部材を該付勢力により第2部材と係合
    させる係合許容位置のいずれかに配置されるレバーとを
    備えたこと特徴とする戸棚扉の開閉機構。
  5. 【請求項5】 前記レバーは第1部材と一体成形されて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の戸
    棚扉の開閉機構。
  6. 【請求項6】 前記レバーは可撓性部材により第1部材
    と一体成形され、第1部材は可撓性部材の復元力により
    付勢されていることを特徴とする請求項3又は4記載の
    戸棚扉の開閉機構。
  7. 【請求項7】 第1部材は前記扉に対して可撓性部材を
    略垂直に延出した後屈曲した形状とすることにより該屈
    曲点にて可撓性部材の復元力により付勢されていること
    を特徴とする請求項6記載の戸棚扉の開閉機構。
  8. 【請求項8】 前記レバーは、扉に対するテール(第1
    部材と一体化された端部とは反対側の端部)の跳ね上が
    り角度が規制されていることを特徴とする請求項5〜7
    のいずれか記載の戸棚扉の開閉機構。
JP17620095A 1995-07-12 1995-07-12 戸棚扉の開閉機構 Expired - Fee Related JP3540057B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17620095A JP3540057B2 (ja) 1995-07-12 1995-07-12 戸棚扉の開閉機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17620095A JP3540057B2 (ja) 1995-07-12 1995-07-12 戸棚扉の開閉機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0923943A true JPH0923943A (ja) 1997-01-28
JP3540057B2 JP3540057B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=16009378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17620095A Expired - Fee Related JP3540057B2 (ja) 1995-07-12 1995-07-12 戸棚扉の開閉機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3540057B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5887548U (ja) * 1981-12-10 1983-06-14 三洋電機株式会社 吊戸棚
JPS60146441U (ja) * 1984-03-09 1985-09-28 村田機械株式会社 抽斗のロツク装置
JPS6270828U (ja) * 1985-10-25 1987-05-06
JPH0372739U (ja) * 1989-11-20 1991-07-23
JPH04174609A (ja) * 1990-11-06 1992-06-22 Sekisui Chem Co Ltd 台所用吊り戸棚
JPH08270297A (ja) * 1995-03-28 1996-10-15 Osaka Kanagu Kk 扉の開放防止具

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5887548U (ja) * 1981-12-10 1983-06-14 三洋電機株式会社 吊戸棚
JPS60146441U (ja) * 1984-03-09 1985-09-28 村田機械株式会社 抽斗のロツク装置
JPS6270828U (ja) * 1985-10-25 1987-05-06
JPH0372739U (ja) * 1989-11-20 1991-07-23
JPH04174609A (ja) * 1990-11-06 1992-06-22 Sekisui Chem Co Ltd 台所用吊り戸棚
JPH08270297A (ja) * 1995-03-28 1996-10-15 Osaka Kanagu Kk 扉の開放防止具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3540057B2 (ja) 2004-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100870595B1 (ko) 슬라이드 파스너의 역개방 개방 격리용 끼움 부재
US5292191A (en) Latch mechanism for a cabinet drawer
US7121638B1 (en) Drawer latch
JP3139814B2 (ja) 蓋開閉装置
JP2011117197A (ja) 建具
JPH0923943A (ja) 戸棚扉の開閉機構
WO2019116514A1 (ja) スライドファスナー
US2676866A (en) File drawer lock
JP4441236B2 (ja) 物品収納什器の施解錠装置
EP2592210B1 (en) Locking assembly for windows or doors
US20110154617A1 (en) Door handle apparatus
JP2008092984A (ja) 抽斗のロック用ラッチ装置
JP4721215B2 (ja) 蓋体付き容器
JP2002059953A (ja) 箱装置
JP3565429B2 (ja) ブラインドの操作部材把持用具およびこれを用いたブラインド
JP2000073639A (ja) 観音開き式扉装置のラッチ機構
JP5132942B2 (ja) キャビネット
JP2021130959A (ja) 引戸のアシスト装置
CN221241879U (zh) 一种伸缩式锁定拉片及拉头
JP2018123609A (ja) ドア開度固定装置
JP3663424B2 (ja) ロック装置
JPH06189832A (ja) キャビネット
JPH11312874A (ja) 電子機器
JP3644524B2 (ja) 観音開き式扉装置付き家具
KR200183395Y1 (ko) 집게의 시건 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees