JPH09239908A - プレコート化粧紙 - Google Patents
プレコート化粧紙Info
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- JPH09239908A JPH09239908A JP7517596A JP7517596A JPH09239908A JP H09239908 A JPH09239908 A JP H09239908A JP 7517596 A JP7517596 A JP 7517596A JP 7517596 A JP7517596 A JP 7517596A JP H09239908 A JPH09239908 A JP H09239908A
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- Japan
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- resin
- impregnated
- paper
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- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トップコート層と樹脂含浸紙との間の層間強
度、及び表面の耐摩耗性、製造時の作業性等に優れたプ
レコート化粧紙を提供する。 【解決手段】 含浸樹脂22が未硬化の状態に於いて乾
燥又は冷却によって常温で非流動性であり且つ非粘着性
である塗膜を与える樹脂を用い、該樹脂を化粧紙基材2
1に含浸させ、該樹脂が未硬化であり且つ乾燥又は冷却
した状態で含浸樹脂の表面に、硬化性樹脂31と該樹脂
31よりも高硬度の球状粒子32とからなるトップコー
ト層の塗工組成物を塗工した後に、含浸紙2の含浸樹脂
及びトップコート層3の樹脂をともに硬化させて、プレ
コート化粧紙1を得た。上記含浸樹脂22とトップコー
ト層の硬化性樹脂31とは互いに反応する反応基を有す
る樹脂を用いた。
度、及び表面の耐摩耗性、製造時の作業性等に優れたプ
レコート化粧紙を提供する。 【解決手段】 含浸樹脂22が未硬化の状態に於いて乾
燥又は冷却によって常温で非流動性であり且つ非粘着性
である塗膜を与える樹脂を用い、該樹脂を化粧紙基材2
1に含浸させ、該樹脂が未硬化であり且つ乾燥又は冷却
した状態で含浸樹脂の表面に、硬化性樹脂31と該樹脂
31よりも高硬度の球状粒子32とからなるトップコー
ト層の塗工組成物を塗工した後に、含浸紙2の含浸樹脂
及びトップコート層3の樹脂をともに硬化させて、プレ
コート化粧紙1を得た。上記含浸樹脂22とトップコー
ト層の硬化性樹脂31とは互いに反応する反応基を有す
る樹脂を用いた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合板等の基材に貼
付して化粧板等を製造するのに用いられる化粧紙におい
て、予め該化粧紙の表面に耐摩耗性に優れたトップコー
ト層が設けられてなり、特に床面や机表面のような水平
面等に用いられ、耐久性が重視される用途に最適なプレ
コート化粧紙に関する。
付して化粧板等を製造するのに用いられる化粧紙におい
て、予め該化粧紙の表面に耐摩耗性に優れたトップコー
ト層が設けられてなり、特に床面や机表面のような水平
面等に用いられ、耐久性が重視される用途に最適なプレ
コート化粧紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物の内装や家具、キャビ
ネット等の表面の装飾用の材料として、特に表面の耐久
性に優れたものとして、メラミン化粧板、ダップ化粧
板、ポリエステル化粧板等の各種の硬化性樹脂を用いた
化粧板が用いられている。これらの化粧板は表面に絵柄
等の模様を設けた紙に硬化性の樹脂を含浸させ、その含
浸紙の裏面側に接着剤等を介して化粧板の基材を積層
し、全体を加熱、加圧して一体化して形成される。従っ
て、これらの化粧板は枚葉式で製造する必要があり連続
生産ができず、生産効率が低い。
ネット等の表面の装飾用の材料として、特に表面の耐久
性に優れたものとして、メラミン化粧板、ダップ化粧
板、ポリエステル化粧板等の各種の硬化性樹脂を用いた
化粧板が用いられている。これらの化粧板は表面に絵柄
等の模様を設けた紙に硬化性の樹脂を含浸させ、その含
浸紙の裏面側に接着剤等を介して化粧板の基材を積層
し、全体を加熱、加圧して一体化して形成される。従っ
て、これらの化粧板は枚葉式で製造する必要があり連続
生産ができず、生産効率が低い。
【0003】一方、塩ビ化粧シートのように、柔軟な塩
化ビニルシートの表面に絵柄等の模様層を形成してなる
化粧シートが従来から広く用いられている。この化粧シ
ートは、ウエブとして連続的に製造しロール状に巻き取
ることができ生産性は非常に高い。この化粧シートは合
板等の表面に接着材等を用いて積層、接着して化粧板と
することができるが、この塩ビ化粧シートを積層してな
る化粧板は、上記の硬化性樹脂を含浸した含浸紙からな
るメラミン化粧板等と比較して、表面の耐摩耗性や硬度
等の表面物性に劣るものであった。
化ビニルシートの表面に絵柄等の模様層を形成してなる
化粧シートが従来から広く用いられている。この化粧シ
ートは、ウエブとして連続的に製造しロール状に巻き取
ることができ生産性は非常に高い。この化粧シートは合
板等の表面に接着材等を用いて積層、接着して化粧板と
することができるが、この塩ビ化粧シートを積層してな
る化粧板は、上記の硬化性樹脂を含浸した含浸紙からな
るメラミン化粧板等と比較して、表面の耐摩耗性や硬度
等の表面物性に劣るものであった。
【0004】塩ビ化粧シートを合板等に貼着してなる化
粧板と同等の生産性を維持し、耐摩耗性等の表面物性を
向上させるために、塩ビシートの代わりに硬化性の樹脂
を含浸樹脂として用いた樹脂含浸紙を用いて、該含浸紙
を化粧紙として合板等の基材に貼着してなる化粧板が公
知である。上記の化粧紙は、例えば、チタン紙等を熱硬
化性樹脂中に含浸して紙の内部に上記樹脂を浸透させて
硬化させたものや、又、本出願人が既に出願した特公昭
63−52580号公報等に記載されている電子線硬化
性組成物を含浸硬化させた含浸紙等が公知である。この
含浸紙は塩ビ化粧シートのような熱可塑性樹脂からなる
化粧シートに比較して表面物性が格段に優れるものであ
る。
粧板と同等の生産性を維持し、耐摩耗性等の表面物性を
向上させるために、塩ビシートの代わりに硬化性の樹脂
を含浸樹脂として用いた樹脂含浸紙を用いて、該含浸紙
を化粧紙として合板等の基材に貼着してなる化粧板が公
知である。上記の化粧紙は、例えば、チタン紙等を熱硬
化性樹脂中に含浸して紙の内部に上記樹脂を浸透させて
硬化させたものや、又、本出願人が既に出願した特公昭
63−52580号公報等に記載されている電子線硬化
性組成物を含浸硬化させた含浸紙等が公知である。この
含浸紙は塩ビ化粧シートのような熱可塑性樹脂からなる
化粧シートに比較して表面物性が格段に優れるものであ
る。
【0005】しかし、樹脂含浸紙の表面に更に樹脂層を
トップコート層として設ける場合、トップコート層と含
浸紙との間の剥離強度が劣るという問題があった。即
ち、樹脂含浸紙の表面は硬化した樹脂で覆われた状態で
あり、トップコート層を形成する樹脂と含浸紙の樹脂と
の間で架橋反応が起こらず、トップコート層が含浸紙の
表面から剥離し易い。特にトップコート層を構成する樹
脂として電離放射線硬化性樹脂を用いた場合には、電離
放射線硬化性樹脂の表面が平滑に形成されやすいこと等
ともあいまって、トップコート層と含浸紙との間の密着
性が悪い。
トップコート層として設ける場合、トップコート層と含
浸紙との間の剥離強度が劣るという問題があった。即
ち、樹脂含浸紙の表面は硬化した樹脂で覆われた状態で
あり、トップコート層を形成する樹脂と含浸紙の樹脂と
の間で架橋反応が起こらず、トップコート層が含浸紙の
表面から剥離し易い。特にトップコート層を構成する樹
脂として電離放射線硬化性樹脂を用いた場合には、電離
放射線硬化性樹脂の表面が平滑に形成されやすいこと等
ともあいまって、トップコート層と含浸紙との間の密着
性が悪い。
【0006】このような問題を解決する手段の一つとし
て、特開昭60−75697号公報には、浸透性良好な
紙(あるいは印刷紙)に、分子中にエチレン性二重結合
を有する電子線硬化性混合物を主成分とする含浸剤を含
浸し、該含浸紙の表面に該含浸剤よりも高粘度の電子線
硬化性混合物を主成分とする塗工剤を塗工し、しかる後
に電子線を照射して含浸剤と塗工剤を同時に硬化させ
て、含浸紙の表面に電子線硬化性樹脂からなるトップコ
ート層が形成されたプレコート化粧紙を得る方法が開示
されている(特許請求の範囲)。
て、特開昭60−75697号公報には、浸透性良好な
紙(あるいは印刷紙)に、分子中にエチレン性二重結合
を有する電子線硬化性混合物を主成分とする含浸剤を含
浸し、該含浸紙の表面に該含浸剤よりも高粘度の電子線
硬化性混合物を主成分とする塗工剤を塗工し、しかる後
に電子線を照射して含浸剤と塗工剤を同時に硬化させ
て、含浸紙の表面に電子線硬化性樹脂からなるトップコ
ート層が形成されたプレコート化粧紙を得る方法が開示
されている(特許請求の範囲)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、含浸樹脂が未硬化の状態でトップコート層の
塗工剤が含浸紙に塗工されて硬化するため、含浸樹脂が
浸透性良好な紙から垂れたり、浸透しすぎて流れて含浸
量が変動してしまう。又、硬化性樹脂の含浸から塗工剤
を塗工して樹脂を硬化させるまでの間に、含浸樹脂が垂
れると化粧紙の製造ラインが汚染されてしまうという問
題があった。
方法では、含浸樹脂が未硬化の状態でトップコート層の
塗工剤が含浸紙に塗工されて硬化するため、含浸樹脂が
浸透性良好な紙から垂れたり、浸透しすぎて流れて含浸
量が変動してしまう。又、硬化性樹脂の含浸から塗工剤
を塗工して樹脂を硬化させるまでの間に、含浸樹脂が垂
れると化粧紙の製造ラインが汚染されてしまうという問
題があった。
【0008】本発明は上記従来技術の欠点を解決するた
めになされたものであり、従来の含浸紙と比較して更に
耐摩耗性に優れ、トップコート層と含浸樹脂層との間の
密着性が良好であり、含浸紙の紙間強度が高く、更にプ
レコート化粧紙の製造時に周囲を汚す等の不具合のない
プレコート化粧紙を提供することを目的とする。
めになされたものであり、従来の含浸紙と比較して更に
耐摩耗性に優れ、トップコート層と含浸樹脂層との間の
密着性が良好であり、含浸紙の紙間強度が高く、更にプ
レコート化粧紙の製造時に周囲を汚す等の不具合のない
プレコート化粧紙を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)化粧紙
基材に硬化性を有する含浸樹脂が含浸された樹脂含浸紙
と、該樹脂含浸紙の表面に硬化性樹脂を用いて形成され
たトップコート層とからなるプレコート化粧紙におい
て、上記化粧紙基材の含浸樹脂として完全に硬化しない
状態に於いて乾燥又は冷却によって常温で非流動性であ
り且つ非粘着性である塗膜を与える樹脂を用い、該含浸
樹脂が完全に硬化せず且つ乾燥又は冷却した状態にある
樹脂含浸紙上にトップコート層の塗工組成物が塗工さ
れ、含浸樹脂とトップコート層の硬化性樹脂がともに硬
化されてなり、上記含浸樹脂とトップコート層の硬化性
樹脂とが互いに反応する反応基を有することを特長とす
るプレコート化粧紙、(2)トップコート層に該層の硬
化性樹脂よりも高硬度の球状粒子が含有せしめられてい
る上記(1)記載のプレコート化粧紙、(3)球状粒子
の平均粒径が0.1〜30μmである上記(2)記載の
プレコート化粧紙、(4)トップコート層の硬化性樹脂
の平均架橋間分子量が100〜1000である上記
(1)〜(3)のいずれかに記載のプレコート化粧紙、
を要旨とする。
基材に硬化性を有する含浸樹脂が含浸された樹脂含浸紙
と、該樹脂含浸紙の表面に硬化性樹脂を用いて形成され
たトップコート層とからなるプレコート化粧紙におい
て、上記化粧紙基材の含浸樹脂として完全に硬化しない
状態に於いて乾燥又は冷却によって常温で非流動性であ
り且つ非粘着性である塗膜を与える樹脂を用い、該含浸
樹脂が完全に硬化せず且つ乾燥又は冷却した状態にある
樹脂含浸紙上にトップコート層の塗工組成物が塗工さ
れ、含浸樹脂とトップコート層の硬化性樹脂がともに硬
化されてなり、上記含浸樹脂とトップコート層の硬化性
樹脂とが互いに反応する反応基を有することを特長とす
るプレコート化粧紙、(2)トップコート層に該層の硬
化性樹脂よりも高硬度の球状粒子が含有せしめられてい
る上記(1)記載のプレコート化粧紙、(3)球状粒子
の平均粒径が0.1〜30μmである上記(2)記載の
プレコート化粧紙、(4)トップコート層の硬化性樹脂
の平均架橋間分子量が100〜1000である上記
(1)〜(3)のいずれかに記載のプレコート化粧紙、
を要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明のプレコート化粧紙
の1例を示す縦断面図であり、図2はプレコート化粧紙
の製造方法の1例を示す工程図である。図1及び図2に
示すように本発明のプレコート化粧紙1は、化粧紙基材
21に硬化性を有する含浸樹脂22が含浸されてなる樹
脂含浸紙2と該含浸紙2の表面に設けられた硬化性樹脂
31からなるトップコート層3とから構成される。ま
た、含浸紙2の表面には印刷層4を形成することが、化
粧紙の意匠的には好ましい。
施の形態を説明する。図1は本発明のプレコート化粧紙
の1例を示す縦断面図であり、図2はプレコート化粧紙
の製造方法の1例を示す工程図である。図1及び図2に
示すように本発明のプレコート化粧紙1は、化粧紙基材
21に硬化性を有する含浸樹脂22が含浸されてなる樹
脂含浸紙2と該含浸紙2の表面に設けられた硬化性樹脂
31からなるトップコート層3とから構成される。ま
た、含浸紙2の表面には印刷層4を形成することが、化
粧紙の意匠的には好ましい。
【0011】化粧紙基材21は含浸樹脂が浸透可能なも
のであれば良く、具体的には薄葉紙、クラフト紙、チタ
ン紙、リンター紙、板紙、石膏ボード紙、紙にポリ塩化
ビニル樹脂をゾル塗工又はドライラミネートしたいわゆ
るビニル壁紙原反、上質紙、コート紙、アート紙、硫酸
紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、和紙
等が挙げられる。又、紙類似シートも含浸樹脂が浸透可
能であれば化粧紙基材として用いることができる。上記
の紙類似シートとは、硝子繊維、石綿、チタン酸カリウ
ム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、炭素繊維等の無機
質繊維、ポリエステル、ビニロン等の有機樹脂等を用い
た織布又は不織布等が挙げれる。化粧紙基材として特に
好ましくは、酸化チタンなどの隠蔽性顔料を混抄した
「チタン紙」と呼ばれる紙が、含浸樹脂液の含浸適性、
及びプレコート化粧紙を貼り付ける化粧板基材の隠蔽性
に優れる点等から最適である。化粧紙基材21は坪量が
20g/m2 〜120g/m2 が好ましい。
のであれば良く、具体的には薄葉紙、クラフト紙、チタ
ン紙、リンター紙、板紙、石膏ボード紙、紙にポリ塩化
ビニル樹脂をゾル塗工又はドライラミネートしたいわゆ
るビニル壁紙原反、上質紙、コート紙、アート紙、硫酸
紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、和紙
等が挙げられる。又、紙類似シートも含浸樹脂が浸透可
能であれば化粧紙基材として用いることができる。上記
の紙類似シートとは、硝子繊維、石綿、チタン酸カリウ
ム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、炭素繊維等の無機
質繊維、ポリエステル、ビニロン等の有機樹脂等を用い
た織布又は不織布等が挙げれる。化粧紙基材として特に
好ましくは、酸化チタンなどの隠蔽性顔料を混抄した
「チタン紙」と呼ばれる紙が、含浸樹脂液の含浸適性、
及びプレコート化粧紙を貼り付ける化粧板基材の隠蔽性
に優れる点等から最適である。化粧紙基材21は坪量が
20g/m2 〜120g/m2 が好ましい。
【0012】含浸紙の硬化性樹脂(含浸樹脂22)は、
未硬化又は半硬化の完全に硬化しない状態に於いて常温
では固体であり、かつ熱可塑性、溶剤溶解性を有してい
ながら、塗工後の乾燥又は冷却によって、見かけ上、又
は手で触った時にも非流動性(指触乾燥性)であり、か
つ非粘着性である塗膜を与える樹脂(以下、完全に硬化
しない状態で常温で固体である樹脂という)を用いる。
この含浸樹脂は、例えば無溶剤の組成物で、加熱により
流動性を有し、冷却により常温で固体状となるような硬
化性を有する樹脂組成物や、溶剤を含む組成物で、溶剤
を含有した状態では流動性を有するが、溶剤を揮発させ
ると固体状となり、硬化性を有する樹脂等である。
未硬化又は半硬化の完全に硬化しない状態に於いて常温
では固体であり、かつ熱可塑性、溶剤溶解性を有してい
ながら、塗工後の乾燥又は冷却によって、見かけ上、又
は手で触った時にも非流動性(指触乾燥性)であり、か
つ非粘着性である塗膜を与える樹脂(以下、完全に硬化
しない状態で常温で固体である樹脂という)を用いる。
この含浸樹脂は、例えば無溶剤の組成物で、加熱により
流動性を有し、冷却により常温で固体状となるような硬
化性を有する樹脂組成物や、溶剤を含む組成物で、溶剤
を含有した状態では流動性を有するが、溶剤を揮発させ
ると固体状となり、硬化性を有する樹脂等である。
【0013】尚、図2(c)は化粧紙基材21に含浸樹
脂22が含浸された状態を示しているが、該樹脂は硬化
しない状態であり完全に未硬化(全く硬化しない)、又
は一部硬化している半硬化の状態である。化粧紙基材1
への含浸樹脂の含浸量は、化粧紙基材21に対する重量
%で、50%〜200%が好ましく、50%未満では含
浸紙全体が含浸されない虞れがあり、又、含浸量が20
0%を超えると過剰な含浸となる虞れがある。
脂22が含浸された状態を示しているが、該樹脂は硬化
しない状態であり完全に未硬化(全く硬化しない)、又
は一部硬化している半硬化の状態である。化粧紙基材1
への含浸樹脂の含浸量は、化粧紙基材21に対する重量
%で、50%〜200%が好ましく、50%未満では含
浸紙全体が含浸されない虞れがあり、又、含浸量が20
0%を超えると過剰な含浸となる虞れがある。
【0014】本発明では、含浸樹脂の量が多少多くて
も、乾燥又は冷却後に指触乾燥性を有するため、製造ラ
インのガイドロール等を汚染する虞れはない。また、含
浸樹脂の含浸量がやや少ない場合に、粘度の低いトップ
コート層の塗工組成物が塗工されても、含浸樹脂が完全
に硬化しない状態で固体状に形成されるため、該塗工組
成物が浸透して含浸紙の裏面にまで達して流落したり、
含浸樹脂とトップコート層の塗工組成物とが混合してし
まう虞れはない。
も、乾燥又は冷却後に指触乾燥性を有するため、製造ラ
インのガイドロール等を汚染する虞れはない。また、含
浸樹脂の含浸量がやや少ない場合に、粘度の低いトップ
コート層の塗工組成物が塗工されても、含浸樹脂が完全
に硬化しない状態で固体状に形成されるため、該塗工組
成物が浸透して含浸紙の裏面にまで達して流落したり、
含浸樹脂とトップコート層の塗工組成物とが混合してし
まう虞れはない。
【0015】本発明では上記の含浸樹脂として、完全に
硬化しない状態で常温で固体状の樹脂を含浸樹脂として
用いることが重要である。含浸樹脂22として上記の樹
脂を用いることで、トップコート層3が塗工される時点
で樹脂含浸紙の含浸樹脂が固体状を呈するため、トップ
コート層3の塗工組成物を安定した膜厚に形成可能であ
り、作業性良くトップコート層の塗工が行える。
硬化しない状態で常温で固体状の樹脂を含浸樹脂として
用いることが重要である。含浸樹脂22として上記の樹
脂を用いることで、トップコート層3が塗工される時点
で樹脂含浸紙の含浸樹脂が固体状を呈するため、トップ
コート層3の塗工組成物を安定した膜厚に形成可能であ
り、作業性良くトップコート層の塗工が行える。
【0016】本発明において、含浸樹脂22は紙間強度
を向上させるために硬化性樹脂が用いられ、好ましい含
浸樹脂22としては、電離放射線硬化性樹脂や熱硬化性
樹脂が挙げられる。これらの樹脂は該樹脂の硬化前の状
態における分子量や分子構造等に基づいて融点や結晶性
等を調節することで、未硬化の状態で常温で固体状の樹
脂を得ることができる。含浸樹脂として特に好ましいの
は、固相反応型電離放射線硬化性樹脂であり、具体的に
は次の(イ)、(ロ)の2種類の樹脂が挙げられる。
を向上させるために硬化性樹脂が用いられ、好ましい含
浸樹脂22としては、電離放射線硬化性樹脂や熱硬化性
樹脂が挙げられる。これらの樹脂は該樹脂の硬化前の状
態における分子量や分子構造等に基づいて融点や結晶性
等を調節することで、未硬化の状態で常温で固体状の樹
脂を得ることができる。含浸樹脂として特に好ましいの
は、固相反応型電離放射線硬化性樹脂であり、具体的に
は次の(イ)、(ロ)の2種類の樹脂が挙げられる。
【0017】(イ)ガラス転移温度が0〜250℃のポ
リマー中にラジカル重合性不飽和基を有する樹脂。具体
的には以下の〜を重合もしくは共重合させたものに
対し、後述する(a)〜(d)の方法により、ラジカル
共重合性不飽和基を導入したものである。
リマー中にラジカル重合性不飽和基を有する樹脂。具体
的には以下の〜を重合もしくは共重合させたものに
対し、後述する(a)〜(d)の方法により、ラジカル
共重合性不飽和基を導入したものである。
【0018】水酸基を有する単量体:N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシ−3フェノキシプロピル(メタ)ア
クリレート等、カルボキシル基を有する単量体:(メ
タ)アクリル酸、(メタ)アクリロイルオキシエチルモ
ノサクシネート等、エポキシ基を有する単量体:グリ
シジル(メタ)アクリレート等、アジリジニル基を有
する単量体:2−アジリジニルエチル(メタ)アクリレ
ート、2−アジリジニルプロピオン酸アリル等、アミ
ノ基を有する単量体:(メタ)アクリルアミド、ダイア
セトン(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート等、スルフォン基を有する単量体:2−
(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォ
ン酸等、イソシアネート基を有する単量体:2,4−
トルエンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートの1モル対1モル付加物等のジイソシ
アネートと活性水素を有するラジカル重合性単量体の付
加物等、更に、上記の共重合体のガラス転移点を調節
したり、含浸紙全体の物性を調節したりするために、上
記の化合物と、この化合物と共重合可能な以下のような
単量体とを共重合させることができる。
(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシ−3フェノキシプロピル(メタ)ア
クリレート等、カルボキシル基を有する単量体:(メ
タ)アクリル酸、(メタ)アクリロイルオキシエチルモ
ノサクシネート等、エポキシ基を有する単量体:グリ
シジル(メタ)アクリレート等、アジリジニル基を有
する単量体:2−アジリジニルエチル(メタ)アクリレ
ート、2−アジリジニルプロピオン酸アリル等、アミ
ノ基を有する単量体:(メタ)アクリルアミド、ダイア
セトン(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート等、スルフォン基を有する単量体:2−
(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォ
ン酸等、イソシアネート基を有する単量体:2,4−
トルエンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートの1モル対1モル付加物等のジイソシ
アネートと活性水素を有するラジカル重合性単量体の付
加物等、更に、上記の共重合体のガラス転移点を調節
したり、含浸紙全体の物性を調節したりするために、上
記の化合物と、この化合物と共重合可能な以下のような
単量体とを共重合させることができる。
【0019】上記〜の化合物と共重合可能な単量体
としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)
アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、イソ
アミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる
としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)
アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、イソ
アミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる
【0020】上述のようにして得られた重合体にラジカ
ル重合性不飽和基を導入する方法は、(a)水酸基を有
する単量体の重合体または共重合体の場合には、(メ
タ)アクリル酸等のカルボキシル基を有する単量体等を
縮合反応させる、(b)カルボキシル基、スルフォン基
を有する単量体の重合体または共重合体の場合には、前
述の水酸基を有する単量体を縮合反応させる、(c)エ
ポキシ基、イソシアネート基あるいはアジリジニル基を
有する単量体の重合体または共重合体の場合には、前述
の水酸基を有する単量体もしくはカルボキシル基を有す
る単量体を付加させる、(d)水酸基あるいはカルボキ
シル基を有する単量体の重合体または共重合体の場合に
は、エポキシ基を有する単量体あるいはアジリジニル基
を有する単量体あるいはジイソシアネート化合物と水酸
基含有アクリル酸エステル単量体の1対1モルの付加物
を付加反応させる等の方法がある。
ル重合性不飽和基を導入する方法は、(a)水酸基を有
する単量体の重合体または共重合体の場合には、(メ
タ)アクリル酸等のカルボキシル基を有する単量体等を
縮合反応させる、(b)カルボキシル基、スルフォン基
を有する単量体の重合体または共重合体の場合には、前
述の水酸基を有する単量体を縮合反応させる、(c)エ
ポキシ基、イソシアネート基あるいはアジリジニル基を
有する単量体の重合体または共重合体の場合には、前述
の水酸基を有する単量体もしくはカルボキシル基を有す
る単量体を付加させる、(d)水酸基あるいはカルボキ
シル基を有する単量体の重合体または共重合体の場合に
は、エポキシ基を有する単量体あるいはアジリジニル基
を有する単量体あるいはジイソシアネート化合物と水酸
基含有アクリル酸エステル単量体の1対1モルの付加物
を付加反応させる等の方法がある。
【0021】(ロ)融点が常温(20℃)〜250℃で
あり、ラジカル重合性不飽和基を有する化合物。具体的
にはステアリルアクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、トリアクリルイソシアヌレート、シクロヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、スピログリコールジ
アクリレート、スピログリコール(メタ)アクリレート
などが挙げられる。
あり、ラジカル重合性不飽和基を有する化合物。具体的
にはステアリルアクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、トリアクリルイソシアヌレート、シクロヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、スピログリコールジ
アクリレート、スピログリコール(メタ)アクリレート
などが挙げられる。
【0022】また、前記(1)及び(2)の化合物を混
合して用いることもでき、さらにそれらに対してラジカ
ル重合性不飽和単量体を加えることもできる。このラジ
カル重合性不飽和単量体は電離放射線照射の際、架橋密
度を向上させ、耐熱性を向上させるものであって、前述
の単量体の他にエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレングリコール
ジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジグリシジルエーテル
ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
グリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ソルビト
ールテトラグリシジルエーテルテトラ(メタ)アクリレ
ートなどを用いることができ、電離放射線線硬化性樹脂
100重量部に対して、0.1〜100重量部で用いる
ことが好ましい。更に上記の組成物に増感剤としてベン
ゾキノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテルなど
のベンゾインエーテル類、ハロゲン化アセトフェノン
類、ビアセチル類などの紫外線照射によりラジカルを発
生するものを添加することもできる。
合して用いることもでき、さらにそれらに対してラジカ
ル重合性不飽和単量体を加えることもできる。このラジ
カル重合性不飽和単量体は電離放射線照射の際、架橋密
度を向上させ、耐熱性を向上させるものであって、前述
の単量体の他にエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレングリコール
ジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジグリシジルエーテル
ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
グリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ソルビト
ールテトラグリシジルエーテルテトラ(メタ)アクリレ
ートなどを用いることができ、電離放射線線硬化性樹脂
100重量部に対して、0.1〜100重量部で用いる
ことが好ましい。更に上記の組成物に増感剤としてベン
ゾキノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテルなど
のベンゾインエーテル類、ハロゲン化アセトフェノン
類、ビアセチル類などの紫外線照射によりラジカルを発
生するものを添加することもできる。
【0023】また、完全に硬化しない状態で常温で固体
の含浸樹脂22としては、熱可塑性樹脂と反応性可塑剤
を混合し溶剤等で希釈した組成物を用いることもでき
る。
の含浸樹脂22としては、熱可塑性樹脂と反応性可塑剤
を混合し溶剤等で希釈した組成物を用いることもでき
る。
【0024】また、含浸樹脂22として用いられる熱硬
化性樹脂としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不
飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキ
シ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン−尿素共縮合
樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等が挙げられる。
化性樹脂としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不
飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキ
シ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン−尿素共縮合
樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等が挙げられる。
【0025】上記の含浸樹脂22は、トップコート層3
の塗工前に全く硬化させないで、完全に未硬化の状態と
しても、又、電離放射線の照射条件や加熱条件を調節し
て一部硬化させた半硬化の状態とした後に、トップコー
ト層3を塗工してもよい。
の塗工前に全く硬化させないで、完全に未硬化の状態と
しても、又、電離放射線の照射条件や加熱条件を調節し
て一部硬化させた半硬化の状態とした後に、トップコー
ト層3を塗工してもよい。
【0026】また、上記したような完全に未硬化の状態
で固体状の硬化性樹脂以外にも、完全に未硬化の状態で
は流動性を有する樹脂であっても、電離放射線の照射条
件や加熱条件を調節して一部硬化させて半硬化の状態と
した場合には、見掛け状又は手で触ったときに非流動性
であり非粘着性である塗膜を与える樹脂であれば、使用
することができる。含浸樹脂には必要に応じて、増感
剤、架橋剤、重合開始剤、溶剤、粘度調節剤、体質顔料
等を添加して含浸樹脂組成物として用いることができ
る。
で固体状の硬化性樹脂以外にも、完全に未硬化の状態で
は流動性を有する樹脂であっても、電離放射線の照射条
件や加熱条件を調節して一部硬化させて半硬化の状態と
した場合には、見掛け状又は手で触ったときに非流動性
であり非粘着性である塗膜を与える樹脂であれば、使用
することができる。含浸樹脂には必要に応じて、増感
剤、架橋剤、重合開始剤、溶剤、粘度調節剤、体質顔料
等を添加して含浸樹脂組成物として用いることができ
る。
【0027】また含浸樹脂は、硬化条件が異なる樹脂を
混合してなる混合樹脂を用いることができる。この混合
樹脂は一方の樹脂の硬化条件では他方の樹脂は硬化せ
ず、どちらか一方の硬化条件により硬化させた場合に常
温で非粘着性であり、非流動性の塗膜を与えるものであ
る。上記の混合樹脂の例として、紫外線及び電子線等の
電離放射線硬化性樹脂と熱硬化性樹脂との混合樹脂が挙
げられる。
混合してなる混合樹脂を用いることができる。この混合
樹脂は一方の樹脂の硬化条件では他方の樹脂は硬化せ
ず、どちらか一方の硬化条件により硬化させた場合に常
温で非粘着性であり、非流動性の塗膜を与えるものであ
る。上記の混合樹脂の例として、紫外線及び電子線等の
電離放射線硬化性樹脂と熱硬化性樹脂との混合樹脂が挙
げられる。
【0028】また、含浸樹脂として1分子中に硬化手段
の異なる反応基を有する両反応性樹脂を用いることがで
きる。上記反応基は、一方をラジカル重合性不飽和基と
し、他方にカルボキシル基、水酸基、アミノ基等の反応
基の1種又は2種以上等を用いることができる。両反応
性樹脂は例えばアクリレートと反応性の水酸基とを有す
る樹脂があり、イソシアネート基を有する樹脂を混合し
て用いられる。上記樹脂は、含浸した状態では水酸基と
イソシアネート基が反応した状態で、常温で非粘着性及
び非流動性に形成されアクリレートは未反応の状態であ
るが、トップコートに電離放射線硬化性樹脂を塗工した
後、電離放射線照射などの硬化手段によりアクリレート
を反応させて完全に硬化させることができる。
の異なる反応基を有する両反応性樹脂を用いることがで
きる。上記反応基は、一方をラジカル重合性不飽和基と
し、他方にカルボキシル基、水酸基、アミノ基等の反応
基の1種又は2種以上等を用いることができる。両反応
性樹脂は例えばアクリレートと反応性の水酸基とを有す
る樹脂があり、イソシアネート基を有する樹脂を混合し
て用いられる。上記樹脂は、含浸した状態では水酸基と
イソシアネート基が反応した状態で、常温で非粘着性及
び非流動性に形成されアクリレートは未反応の状態であ
るが、トップコートに電離放射線硬化性樹脂を塗工した
後、電離放射線照射などの硬化手段によりアクリレート
を反応させて完全に硬化させることができる。
【0029】両反応性樹脂には下記の利点がある。含浸
樹脂がトップコート層と同様の硬化反応で硬化する樹脂
の場合、非流動性で且つ非粘着性の状態となるように該
樹脂を形成するには、樹脂を高分子量に形成する必要が
あるが、そうすると樹脂が紙等の基材に含浸されにくく
なることがある。これに対し、含浸樹脂がトップコート
層の硬化手段とは別の硬化手段による反応性を持つ場
合、又は両反応性樹脂を用いた場合には、トップコート
層の硬化手段と別の硬化手段を用いて樹脂含浸後反応さ
せ粘度を高めたり、流動性をなくしたりすることができ
るため、含浸前の樹脂がかなり低分子量であってもよ
く、含浸樹脂を紙に対して含浸させる場合に容易に行う
ことができる。
樹脂がトップコート層と同様の硬化反応で硬化する樹脂
の場合、非流動性で且つ非粘着性の状態となるように該
樹脂を形成するには、樹脂を高分子量に形成する必要が
あるが、そうすると樹脂が紙等の基材に含浸されにくく
なることがある。これに対し、含浸樹脂がトップコート
層の硬化手段とは別の硬化手段による反応性を持つ場
合、又は両反応性樹脂を用いた場合には、トップコート
層の硬化手段と別の硬化手段を用いて樹脂含浸後反応さ
せ粘度を高めたり、流動性をなくしたりすることができ
るため、含浸前の樹脂がかなり低分子量であってもよ
く、含浸樹脂を紙に対して含浸させる場合に容易に行う
ことができる。
【0030】化粧紙基材21に常温で未硬化又は半硬化
の状態で固体状の含浸樹脂22を含浸する手段として
は、含浸樹脂22を溶剤等に溶解した含浸樹脂組成物中
に化粧紙基材21を浸漬した後、含浸樹脂22が硬化し
ない条件で溶剤を揮発させて乾燥する方法や、含浸樹脂
22を溶剤等に溶解したり又は加熱する等して(樹脂が
硬化しない範囲で)流動状態とした含浸樹脂組成物を化
粧紙基材21の表面に塗工して内部に浸透させた後、加
熱(含浸樹脂が硬化しない範囲)して溶剤を乾燥もしく
は冷却して固体状とする含浸方法等がある。特に好まし
い含浸方法としては、含浸樹脂22の組成物を化粧紙基
材21の表面に塗工して含浸させる方法であり、生産性
が高い点から最も好ましい。
の状態で固体状の含浸樹脂22を含浸する手段として
は、含浸樹脂22を溶剤等に溶解した含浸樹脂組成物中
に化粧紙基材21を浸漬した後、含浸樹脂22が硬化し
ない条件で溶剤を揮発させて乾燥する方法や、含浸樹脂
22を溶剤等に溶解したり又は加熱する等して(樹脂が
硬化しない範囲で)流動状態とした含浸樹脂組成物を化
粧紙基材21の表面に塗工して内部に浸透させた後、加
熱(含浸樹脂が硬化しない範囲)して溶剤を乾燥もしく
は冷却して固体状とする含浸方法等がある。特に好まし
い含浸方法としては、含浸樹脂22の組成物を化粧紙基
材21の表面に塗工して含浸させる方法であり、生産性
が高い点から最も好ましい。
【0031】この含浸樹脂22を化粧紙基材21の表面
に塗工して含浸させる場合は、含浸樹脂を乾燥又は冷却
する前に、化粧紙基材21の裏面にまで含浸樹脂組成物
が浸透しないように塗工するのが好ましい。そのために
は、含浸樹脂組成物の粘度及び温度やラインの乾燥もし
くは冷却スピード等を適宜調整することで、含浸量を調
節しながら塗工することができる。
に塗工して含浸させる場合は、含浸樹脂を乾燥又は冷却
する前に、化粧紙基材21の裏面にまで含浸樹脂組成物
が浸透しないように塗工するのが好ましい。そのために
は、含浸樹脂組成物の粘度及び温度やラインの乾燥もし
くは冷却スピード等を適宜調整することで、含浸量を調
節しながら塗工することができる。
【0032】尚、化粧紙基材21に含浸樹脂22の組成
物を塗工して含浸する場合の塗工方法は、グラビアコー
ト、グラビアリバースコート、グラビアオフセットコー
ト、スピンナーコート、ロールコート、リバースロール
コート、ナイフコート、キスコート、ホイラーコート、
ディップコート、シルクスクリーンによるベタコート、
ワイヤーバーコート、フローコート、コンマコート、又
かけ流しコート、刷毛塗り、スプレーコート等が挙げら
れる。特に好ましい塗工方法は、含浸し易さの点からデ
ィップコートである。
物を塗工して含浸する場合の塗工方法は、グラビアコー
ト、グラビアリバースコート、グラビアオフセットコー
ト、スピンナーコート、ロールコート、リバースロール
コート、ナイフコート、キスコート、ホイラーコート、
ディップコート、シルクスクリーンによるベタコート、
ワイヤーバーコート、フローコート、コンマコート、又
かけ流しコート、刷毛塗り、スプレーコート等が挙げら
れる。特に好ましい塗工方法は、含浸し易さの点からデ
ィップコートである。
【0033】図1のプレコート化粧紙1のトップコート
層3は、硬化性樹脂31からなるバインダーに、該硬化
性樹脂よりも高硬度の球状粒子32が含有せしめられた
塗工組成物から形成されている。トップコート層3は、
プレコート化粧紙1の最表面に位置し、表面保護及び耐
摩耗性層として機能する。トップコート層3に該層の硬
化性樹脂31より高硬度の球状粒子32を含有せしめる
ことで、更に優れた耐摩耗性が得られる。
層3は、硬化性樹脂31からなるバインダーに、該硬化
性樹脂よりも高硬度の球状粒子32が含有せしめられた
塗工組成物から形成されている。トップコート層3は、
プレコート化粧紙1の最表面に位置し、表面保護及び耐
摩耗性層として機能する。トップコート層3に該層の硬
化性樹脂31より高硬度の球状粒子32を含有せしめる
ことで、更に優れた耐摩耗性が得られる。
【0034】球状粒子32は、真球状、あるいは球を偏
平にした楕円球状ならびに該真球や楕円球状に近い形状
等のように、表面が滑らかな曲面で囲まれていればよ
い。球状粒子32は、特に粒子表面に突起や角のない、
いわゆるカッティングエッジのない球状が好ましい。
平にした楕円球状ならびに該真球や楕円球状に近い形状
等のように、表面が滑らかな曲面で囲まれていればよ
い。球状粒子32は、特に粒子表面に突起や角のない、
いわゆるカッティングエッジのない球状が好ましい。
【0035】球状粒子32は同じ材質の不定形の粒子と
比較して、トップコート層3それ自身の耐摩耗性を大き
く向上させると共に、トップコート層3の塗工の際に塗
工装置を摩耗させず、塗膜の硬化後もこれと接する他の
物を摩耗させず、更に塗膜の透明度も高くなるという特
徴があり、カッティングエッジがない場合特にその効果
が大きい。球状粒子32はトップコート層3に含有され
る量が、硬化後の硬化性樹脂からなるバインダー成分1
00重量部に対し5〜20重量部となるように塗工組成
物を調整するのが好ましい。
比較して、トップコート層3それ自身の耐摩耗性を大き
く向上させると共に、トップコート層3の塗工の際に塗
工装置を摩耗させず、塗膜の硬化後もこれと接する他の
物を摩耗させず、更に塗膜の透明度も高くなるという特
徴があり、カッティングエッジがない場合特にその効果
が大きい。球状粒子32はトップコート層3に含有され
る量が、硬化後の硬化性樹脂からなるバインダー成分1
00重量部に対し5〜20重量部となるように塗工組成
物を調整するのが好ましい。
【0036】球状粒子32の粒子径は、0.1〜100
μm(平均粒径)のものが使用可能であり、トップコー
ト層3の厚みに応じて適宜選定されるが、好ましくは
0.1〜30μmである。球状粒子32の粒子径が小さ
くなると耐摩耗性は低下し、一方、粒子径が大きくなる
と耐摩耗性が向上するが、粒子径が大きくなりすぎる
と、塗工の際の均一な塗工が困難になってしまう。例え
ば、トップコート層の厚みを10〜30μmに形成する
場合には、球状粒子32の粒子径は10〜50μmの範
囲が好ましい。
μm(平均粒径)のものが使用可能であり、トップコー
ト層3の厚みに応じて適宜選定されるが、好ましくは
0.1〜30μmである。球状粒子32の粒子径が小さ
くなると耐摩耗性は低下し、一方、粒子径が大きくなる
と耐摩耗性が向上するが、粒子径が大きくなりすぎる
と、塗工の際の均一な塗工が困難になってしまう。例え
ば、トップコート層の厚みを10〜30μmに形成する
場合には、球状粒子32の粒子径は10〜50μmの範
囲が好ましい。
【0037】球状粒子32の材質は、硬化性樹脂31よ
りも高硬度であれば特に限定されず、無機粒子及び有機
樹脂粒子のいずれも用いることができる。尚、上記の球
状粒子の硬度と比較される硬化性樹脂の硬度は、樹脂の
みで硬化させた場合の硬度を言う。球状粒子32と硬化
性樹脂31との硬度の差は、硬度はモース硬度、ビッカ
ース硬度等の方法で計測され、例えばモース硬度で表し
た場合1以上あるのが好ましい。
りも高硬度であれば特に限定されず、無機粒子及び有機
樹脂粒子のいずれも用いることができる。尚、上記の球
状粒子の硬度と比較される硬化性樹脂の硬度は、樹脂の
みで硬化させた場合の硬度を言う。球状粒子32と硬化
性樹脂31との硬度の差は、硬度はモース硬度、ビッカ
ース硬度等の方法で計測され、例えばモース硬度で表し
た場合1以上あるのが好ましい。
【0038】球状粒子32の材質は、具体的には、α−
アルミナ、シリカ、酸化クロム、酸化鉄、ダイヤモン
ド、黒鉛等の無機粒子、及び、架橋アクリル等の合成樹
脂ビーズ等の有機樹脂粒子が挙げられる。特に好ましい
球状粒子32は、非常に硬度が高く耐摩耗性に対する効
果が大きいこと、及び球形状の粒子が比較的容易に得や
すい等の理由から、球形のα−アルミナを挙げることが
できる。
アルミナ、シリカ、酸化クロム、酸化鉄、ダイヤモン
ド、黒鉛等の無機粒子、及び、架橋アクリル等の合成樹
脂ビーズ等の有機樹脂粒子が挙げられる。特に好ましい
球状粒子32は、非常に硬度が高く耐摩耗性に対する効
果が大きいこと、及び球形状の粒子が比較的容易に得や
すい等の理由から、球形のα−アルミナを挙げることが
できる。
【0039】球形のα−アルミナは、特開平2−552
69号公報に記載されているように、アルミナ水和物、
ハロゲン化合物、硼素化合物等の鉱化剤あるいは結晶剤
を、電融アルミナあるいは焼結アルミナの粉砕品に少量
添加し、1400℃以上の温度で2時間以上熱処理する
ことで、アルミナ中のカッティングエッジが減少し同時
に形状が球形化したものが得られる。このような球形状
のアルミナは、昭和電工(株)より「球状アルミナ(S
pherical Alumina)AS−10、AS
−20、AS−30、AS−40、AS−50」として
各種の平均粒子径のものが市販されている。
69号公報に記載されているように、アルミナ水和物、
ハロゲン化合物、硼素化合物等の鉱化剤あるいは結晶剤
を、電融アルミナあるいは焼結アルミナの粉砕品に少量
添加し、1400℃以上の温度で2時間以上熱処理する
ことで、アルミナ中のカッティングエッジが減少し同時
に形状が球形化したものが得られる。このような球形状
のアルミナは、昭和電工(株)より「球状アルミナ(S
pherical Alumina)AS−10、AS
−20、AS−30、AS−40、AS−50」として
各種の平均粒子径のものが市販されている。
【0040】球状粒子32はその粒子表面を処理するこ
とができる。例えばステアリン酸等の脂肪酸で処理する
ことで分散性が向上する。又、表面をシランカップリン
グ剤で処理することで、バインダーとして使用する硬化
性樹脂との間の密着性や塗工組成物中での粒子の分散性
が向上する。シランカップリング剤としては、分子中に
ビニルやメタクリル等のラジカル重合性不飽和結合を有
するアルコキシシランや、分子中にエポキシ、アミノ、
メルカプト等の官能基を有するアルコキシシランが挙げ
られる。
とができる。例えばステアリン酸等の脂肪酸で処理する
ことで分散性が向上する。又、表面をシランカップリン
グ剤で処理することで、バインダーとして使用する硬化
性樹脂との間の密着性や塗工組成物中での粒子の分散性
が向上する。シランカップリング剤としては、分子中に
ビニルやメタクリル等のラジカル重合性不飽和結合を有
するアルコキシシランや、分子中にエポキシ、アミノ、
メルカプト等の官能基を有するアルコキシシランが挙げ
られる。
【0041】シランカップリング剤は、バインダーの硬
化性樹脂31の種類に応じて、例えば(メタ)アクリレ
ート等の電離放射線硬化性樹脂の場合には、ラジカル重
合性不飽和結合を有するアルコキシシランを用い、二液
硬化型のウレタン樹脂の場合にはエポキシ基やアミノ基
を有するアルコキシシランを用いるように、ラジカル重
合性不飽和結合や官能基の種類等を選択することが好ま
しい。
化性樹脂31の種類に応じて、例えば(メタ)アクリレ
ート等の電離放射線硬化性樹脂の場合には、ラジカル重
合性不飽和結合を有するアルコキシシランを用い、二液
硬化型のウレタン樹脂の場合にはエポキシ基やアミノ基
を有するアルコキシシランを用いるように、ラジカル重
合性不飽和結合や官能基の種類等を選択することが好ま
しい。
【0042】ラジカル重合性不飽和結合を有するアルコ
キシシランは具体的には、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメ
チルメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメ
チルエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメチルメトキ
シシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−アクリロキシプロピルジメチルエトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシランなどの分子中にラジカル
重合性不飽和結合を有するアルコキシシランや、分子中
にエポキシ、アミノ、メルカプト等の官能基を有するア
ルコキシシラン等がある。
キシシランは具体的には、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメ
チルメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメ
チルエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメチルメトキ
シシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−アクリロキシプロピルジメチルエトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシランなどの分子中にラジカル
重合性不飽和結合を有するアルコキシシランや、分子中
にエポキシ、アミノ、メルカプト等の官能基を有するア
ルコキシシラン等がある。
【0043】球状粒子32の表面をシランカップリング
剤で処理する方法は特に制限はなく、公知の方法が使用
できる。例えば、乾式法として球状粒子を激しくかくは
んしながら所定量のシランカップリング剤を吹きつける
方法や、湿式法としてトルエン等の溶剤中に球状粒子を
分散させた後に、所定量のシランカップリング剤を加え
反応させる方法が挙げられる。
剤で処理する方法は特に制限はなく、公知の方法が使用
できる。例えば、乾式法として球状粒子を激しくかくは
んしながら所定量のシランカップリング剤を吹きつける
方法や、湿式法としてトルエン等の溶剤中に球状粒子を
分散させた後に、所定量のシランカップリング剤を加え
反応させる方法が挙げられる。
【0044】球状粒子32に対するシランカップリング
剤の処理量(所要量)としては、球状粒子32の比表面
積100に対してシランカップリング剤の最小被覆面積
が10以上となる処理量が好ましい。球状粒子の最小被
覆面積が球状粒子の比表面積100に対して10未満の
場合はあまり効果がない。
剤の処理量(所要量)としては、球状粒子32の比表面
積100に対してシランカップリング剤の最小被覆面積
が10以上となる処理量が好ましい。球状粒子の最小被
覆面積が球状粒子の比表面積100に対して10未満の
場合はあまり効果がない。
【0045】トップコート層3のバインダーとして用い
られる硬化性樹脂31は、電離放射線硬化性樹脂または
熱硬化性樹脂(常温硬化型樹脂、二液反応硬化型樹脂を
含む)等の従来公知の化粧材の架橋性樹脂として用いら
れる樹脂が利用できる。なかでも電離放射線硬化性樹脂
が、硬化速度が速く作業性も良好であり、しかも柔軟性
や硬度等の樹脂の物性の調節も、各種の分子量や官能基
数の異なる数種類の成分を混合することで行えるため容
易であり好ましい。また、上記の樹脂の選択は化粧紙の
用途に応じて適宜選択することができる。
られる硬化性樹脂31は、電離放射線硬化性樹脂または
熱硬化性樹脂(常温硬化型樹脂、二液反応硬化型樹脂を
含む)等の従来公知の化粧材の架橋性樹脂として用いら
れる樹脂が利用できる。なかでも電離放射線硬化性樹脂
が、硬化速度が速く作業性も良好であり、しかも柔軟性
や硬度等の樹脂の物性の調節も、各種の分子量や官能基
数の異なる数種類の成分を混合することで行えるため容
易であり好ましい。また、上記の樹脂の選択は化粧紙の
用途に応じて適宜選択することができる。
【0046】硬化性樹脂31は、その架橋密度が高くな
るほど耐摩耗性は向上するが、柔軟性は低下する。その
ため硬化性樹脂の架橋密度は、耐摩耗性と柔軟性などに
応じて適宜選定するのが好ましい。分子量及び官能基数
の異なる各成分を混合して構成される硬化性樹脂の架橋
密度は、例えば下記の数1に示す平均架橋間分子量で表
すことができる。
るほど耐摩耗性は向上するが、柔軟性は低下する。その
ため硬化性樹脂の架橋密度は、耐摩耗性と柔軟性などに
応じて適宜選定するのが好ましい。分子量及び官能基数
の異なる各成分を混合して構成される硬化性樹脂の架橋
密度は、例えば下記の数1に示す平均架橋間分子量で表
すことができる。
【0047】
【数1】 平均架橋間分子量=全体の分子量/架橋点の数・・・・・・・・・・〔1〕
【0048】尚、上記〔1〕式において、全体の分子量
は、Σ(各成分の配合モル数×各成分の分子量)であ
り、架橋点の数は、Σ[{(各成分の官能基数−1)×
2}×各成分のモル数]である。
は、Σ(各成分の配合モル数×各成分の分子量)であ
り、架橋点の数は、Σ[{(各成分の官能基数−1)×
2}×各成分のモル数]である。
【0049】硬化性樹脂31の平均架橋間分子量を変化
させた場合の耐摩耗性と可撓性の関係をみた実験例を下
記の表1に示した。表1は、硬化性樹脂の各成分として
ウレタンアクリレートオリゴマーと2種類のアクリレー
トモノマーの3種類の成分を用い、その成分の混合比を
変えて平均架橋間分子量を各々調節し、球状粒子を添加
した組成物を、塗布量25g/m2 として塗工したもの
を硬化させた場合の耐摩耗性と可撓性を比較したもので
ある。
させた場合の耐摩耗性と可撓性の関係をみた実験例を下
記の表1に示した。表1は、硬化性樹脂の各成分として
ウレタンアクリレートオリゴマーと2種類のアクリレー
トモノマーの3種類の成分を用い、その成分の混合比を
変えて平均架橋間分子量を各々調節し、球状粒子を添加
した組成物を、塗布量25g/m2 として塗工したもの
を硬化させた場合の耐摩耗性と可撓性を比較したもので
ある。
【0050】尚、球状粒子のAは、平均粒径30μmの
球状のα−アルミナを硬化性樹脂100重量部に対し1
1重量部添加し、Bは平均粒径が30μmの不定形のα
−アルミナを同量添加し、なしは球状粒子等を全く添加
しなかった。
球状のα−アルミナを硬化性樹脂100重量部に対し1
1重量部添加し、Bは平均粒径が30μmの不定形のα
−アルミナを同量添加し、なしは球状粒子等を全く添加
しなかった。
【0051】表1の耐摩耗性試験は、JIS K690
2に準じて行い樹脂層の厚みが半分になるまでの回数を
示した。また可撓性は、硬化した硬化性樹脂が非常に柔
軟であるのを◎、良好を○、やや柔軟性が低いのを△、
柔軟性がかなり低いものを×で示した。
2に準じて行い樹脂層の厚みが半分になるまでの回数を
示した。また可撓性は、硬化した硬化性樹脂が非常に柔
軟であるのを◎、良好を○、やや柔軟性が低いのを△、
柔軟性がかなり低いものを×で示した。
【0052】表1の樹脂系では平均架橋間分子量は10
0〜1000の範囲で用いることができるが、より好ま
しくは100〜700である。また、柔軟性を有する基
材を用いた場合には平均架橋間分子量が300〜700
のものを用いるのが更に好ましく、上記範囲であれば柔
軟性及び耐摩耗性ともに良好なトップコート層が得られ
る。
0〜1000の範囲で用いることができるが、より好ま
しくは100〜700である。また、柔軟性を有する基
材を用いた場合には平均架橋間分子量が300〜700
のものを用いるのが更に好ましく、上記範囲であれば柔
軟性及び耐摩耗性ともに良好なトップコート層が得られ
る。
【0053】
【表1】
【0054】上記表1の実験結果は、硬化性樹脂の種類
が同じ場合、平均架橋間分子量が小さい程(即ち、架橋
密度が大きい)、バインダーの硬化性樹脂が球状粒子を
しっかりと保持し、耐摩耗性が更に向上することを示す
ものである。従って、可撓性を損なわない範囲で硬化性
樹脂の平均架橋間分子量を小さく調節することで、更に
耐摩耗性を向上させることができる。
が同じ場合、平均架橋間分子量が小さい程(即ち、架橋
密度が大きい)、バインダーの硬化性樹脂が球状粒子を
しっかりと保持し、耐摩耗性が更に向上することを示す
ものである。従って、可撓性を損なわない範囲で硬化性
樹脂の平均架橋間分子量を小さく調節することで、更に
耐摩耗性を向上させることができる。
【0055】トップコート層3の硬化性樹脂31として
用いる電離放射線硬化性樹脂は、具体的には、分子中に
重合性不飽和結合または、エポキシ基を有するプレポリ
マー、オリゴマー、及び/又はモノマーを適宜混合し
た、電離放射線により硬化可能な組成物が用いられる。
尚、ここで電離放射線とは、電磁波または荷電粒子線の
うち分子を重合或いは架橋し得るエネルギー量子を有す
るものを意味し、通常紫外線または電子線が用いられ
る。
用いる電離放射線硬化性樹脂は、具体的には、分子中に
重合性不飽和結合または、エポキシ基を有するプレポリ
マー、オリゴマー、及び/又はモノマーを適宜混合し
た、電離放射線により硬化可能な組成物が用いられる。
尚、ここで電離放射線とは、電磁波または荷電粒子線の
うち分子を重合或いは架橋し得るエネルギー量子を有す
るものを意味し、通常紫外線または電子線が用いられ
る。
【0056】上記プレポリマー、オリゴマーの例として
は不飽和ジカルボン酸と多価アルコールの縮合物等の不
飽和ポリエステル類、ポリエステルメタクリレート、ポ
リエーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレー
ト、メラミンメタクリレート等のメタクリレート類、ポ
リエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレ
タンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオ
ールアクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレ
ート、カチオン重合型エポキシ化合物等が挙げられる。
は不飽和ジカルボン酸と多価アルコールの縮合物等の不
飽和ポリエステル類、ポリエステルメタクリレート、ポ
リエーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレー
ト、メラミンメタクリレート等のメタクリレート類、ポ
リエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレ
タンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオ
ールアクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレ
ート、カチオン重合型エポキシ化合物等が挙げられる。
【0057】上記モノマーの例としては、スチレン、α
メチルスチレン等のスチレン系モノマー、アクリル酸メ
チル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸メ
トキシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸フェニ
ル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシメチル、メタ
クリル酸フェニル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリ
ル酸エステル類、アクリル酸−2−(N、N−ジエチル
アミノ)エチル、メメタクリル酸−2−(N、N−ジメ
チルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N、N−ジベ
ンジルアミノ)メチル、アクリル酸−2−(N、N−ジ
エチルアミノ)プロピル等の不飽和置酸の置換アミノア
ルコールエステル類、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド等の不飽和カルボン酸アミド、エチレングリコールジ
アクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、
プロピレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジア
クリレート、トリエチレングリコールジアクリレート等
の化合物、ジプロピレングリコールジアクリレート、エ
チレングリコールジアクリレート、プロピレングリコー
ルジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリ
レート等の多官能性化合物、及び/又は、分子中に2個
以上のチオール基を有するポリチオール化合物、例えば
トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメ
チロールプロパントリチオプロピレート、ペンタエリス
リトールテトラチオグリコール等が挙げられる。
メチルスチレン等のスチレン系モノマー、アクリル酸メ
チル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸メ
トキシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸フェニ
ル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシメチル、メタ
クリル酸フェニル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリ
ル酸エステル類、アクリル酸−2−(N、N−ジエチル
アミノ)エチル、メメタクリル酸−2−(N、N−ジメ
チルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N、N−ジベ
ンジルアミノ)メチル、アクリル酸−2−(N、N−ジ
エチルアミノ)プロピル等の不飽和置酸の置換アミノア
ルコールエステル類、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド等の不飽和カルボン酸アミド、エチレングリコールジ
アクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、
プロピレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジア
クリレート、トリエチレングリコールジアクリレート等
の化合物、ジプロピレングリコールジアクリレート、エ
チレングリコールジアクリレート、プロピレングリコー
ルジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリ
レート等の多官能性化合物、及び/又は、分子中に2個
以上のチオール基を有するポリチオール化合物、例えば
トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメ
チロールプロパントリチオプロピレート、ペンタエリス
リトールテトラチオグリコール等が挙げられる。
【0058】通常、以上の化合物を必要に応じて1種も
しくは2種以上を混合して用いるが、電離放射線硬化性
樹脂に通常の塗工適性を付与するために、前記プレポリ
マーまたはポリチオールを5重量%以上、前記モノマー
及びまたはポリチオールを95重量%以下とするのが好
ましい。
しくは2種以上を混合して用いるが、電離放射線硬化性
樹脂に通常の塗工適性を付与するために、前記プレポリ
マーまたはポリチオールを5重量%以上、前記モノマー
及びまたはポリチオールを95重量%以下とするのが好
ましい。
【0059】モノマーの選定にさいしては、硬化物の可
撓性が要求される場合は塗工適性上支障のない範囲でモ
ノマーの量を少なめにしたり、1官能または2官能アク
リレートモノマーを用い、比較的低架橋密度の構造とす
る。また、硬化物の耐摩耗性、耐熱性、耐溶剤性等が要
求される場合には、塗工適性上支障のない範囲でモノマ
ーの量を多めにしたり、3官能以上のアクリレートモノ
マーを用いることで高架橋密度の構造とすることができ
る。尚、1、2官能モノマーと3官能以上のモノマーを
混合し塗工適性と硬化物の物性とを調整することもでき
る。
撓性が要求される場合は塗工適性上支障のない範囲でモ
ノマーの量を少なめにしたり、1官能または2官能アク
リレートモノマーを用い、比較的低架橋密度の構造とす
る。また、硬化物の耐摩耗性、耐熱性、耐溶剤性等が要
求される場合には、塗工適性上支障のない範囲でモノマ
ーの量を多めにしたり、3官能以上のアクリレートモノ
マーを用いることで高架橋密度の構造とすることができ
る。尚、1、2官能モノマーと3官能以上のモノマーを
混合し塗工適性と硬化物の物性とを調整することもでき
る。
【0060】以上のような1官能性アクリレートモノマ
ーとしては、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヘキシ
ルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート等が挙
げられる。又、2官能アクリレートとしてはエチレング
リコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
アクリレート等が、また3官能以上のアクリレートとし
ては、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペン
タエリスリトールトリ(テトラ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。
ーとしては、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヘキシ
ルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート等が挙
げられる。又、2官能アクリレートとしてはエチレング
リコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
アクリレート等が、また3官能以上のアクリレートとし
ては、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペン
タエリスリトールトリ(テトラ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。
【0061】更に、電離放射線硬化性樹脂には、硬化物
の可撓性、表面硬度等の物性を調整するための電離放射
線非硬化性樹脂を添加することができる。尚、該電離放
射線非硬化性樹脂としてはウレタン系、繊維素系、ポリ
エステル系、アクリル系、ブチラール系、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂が用いられ、特に
繊維素系、ウレタン系、ブチラール系が可撓性の点から
好ましい。
の可撓性、表面硬度等の物性を調整するための電離放射
線非硬化性樹脂を添加することができる。尚、該電離放
射線非硬化性樹脂としてはウレタン系、繊維素系、ポリ
エステル系、アクリル系、ブチラール系、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂が用いられ、特に
繊維素系、ウレタン系、ブチラール系が可撓性の点から
好ましい。
【0062】又、以上の如き組成の電離放射線硬化性樹
脂を硬化させるために紫外線を照射する場合には、光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミノキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スル
ホニウム塩、メタロセン、又、光重合促進剤(増感剤)
としてn−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n
−ブチルホスフィン等を、更に混合して用いることがで
きる。
脂を硬化させるために紫外線を照射する場合には、光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミノキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スル
ホニウム塩、メタロセン、又、光重合促進剤(増感剤)
としてn−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n
−ブチルホスフィン等を、更に混合して用いることがで
きる。
【0063】トップコート層3の硬化性樹脂31として
用いられる熱硬化性樹脂は、具体的には、フェノール樹
脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹
脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹
脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキ
サン樹脂等がある。これらに必要に応じて架橋剤、重合
開始剤等の硬化剤、重合促進剤等を添加して用いる。上
記の硬化剤として通常、イソシアネート又は有機スルホ
ン酸塩が不飽和ポリエステル系樹脂やポリウレタン系樹
脂に、アミンがエポキシ樹脂に、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド等の過酸化物やアゾイソブチルニトリル等
のラジカル開始剤が不飽和ポリエステル等によく使用さ
れる。
用いられる熱硬化性樹脂は、具体的には、フェノール樹
脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹
脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹
脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキ
サン樹脂等がある。これらに必要に応じて架橋剤、重合
開始剤等の硬化剤、重合促進剤等を添加して用いる。上
記の硬化剤として通常、イソシアネート又は有機スルホ
ン酸塩が不飽和ポリエステル系樹脂やポリウレタン系樹
脂に、アミンがエポキシ樹脂に、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド等の過酸化物やアゾイソブチルニトリル等
のラジカル開始剤が不飽和ポリエステル等によく使用さ
れる。
【0064】上記のイソシアネートとしては、2価以上
の脂肪族又は芳香族イソシアネートが使用できるが、熱
変色防止、耐候性の点から脂肪族イソシアネートが望ま
しい。具体的なイソシアネートとしてトリレンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、リジンジイソシアネート等が挙げられ
る。
の脂肪族又は芳香族イソシアネートが使用できるが、熱
変色防止、耐候性の点から脂肪族イソシアネートが望ま
しい。具体的なイソシアネートとしてトリレンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、リジンジイソシアネート等が挙げられ
る。
【0065】トップコート層3を形成する塗工組成物
は、硬化性樹脂31と球状粒子32以外に、染料や顔料
等の着色剤、その他のCaCO3 、BaSO4 、ナイロ
ン樹脂ビーズ等の公知の艶消調整剤や増量剤といった充
填剤、その他の添加剤等を添加することができる。
は、硬化性樹脂31と球状粒子32以外に、染料や顔料
等の着色剤、その他のCaCO3 、BaSO4 、ナイロ
ン樹脂ビーズ等の公知の艶消調整剤や増量剤といった充
填剤、その他の添加剤等を添加することができる。
【0066】本発明では、樹脂含浸紙の含浸樹脂とトッ
プコート層の硬化性樹脂との選択は、上記両樹脂が互い
に反応する反応基を有する樹脂となるように選択する。
プコート層の硬化性樹脂との選択は、上記両樹脂が互い
に反応する反応基を有する樹脂となるように選択する。
【0067】以下、図2に基づいて本発明のプレコート
化粧紙の製造方法を説明する。先ず、図2(a)に示す
ように、化粧紙基材21を準備する。次いで図2(b)
に示すように、化粧紙基材21の表面側に、公知の絵柄
形成用印刷インキ等でグラビア印刷、オフセット印刷、
又はシルクスクリーン印刷等の既知の印刷手段を用いて
絵柄層4を設ける。
化粧紙の製造方法を説明する。先ず、図2(a)に示す
ように、化粧紙基材21を準備する。次いで図2(b)
に示すように、化粧紙基材21の表面側に、公知の絵柄
形成用印刷インキ等でグラビア印刷、オフセット印刷、
又はシルクスクリーン印刷等の既知の印刷手段を用いて
絵柄層4を設ける。
【0068】絵柄層4は、一部にパターン状(例えば木
目、布目、図形、文字等の絵柄模様)に設けても、また
全面に設けても良い。例えば絵柄を部分的に設けるの
は、絵柄の一部(例えば木目柄の照り部分)を特に強調
させた場合等であり、全面的に設けるのはベタ状の絵柄
模様において全体的にパール感や干渉的外観を現出させ
る場合等である。
目、布目、図形、文字等の絵柄模様)に設けても、また
全面に設けても良い。例えば絵柄を部分的に設けるの
は、絵柄の一部(例えば木目柄の照り部分)を特に強調
させた場合等であり、全面的に設けるのはベタ状の絵柄
模様において全体的にパール感や干渉的外観を現出させ
る場合等である。
【0069】尚、特に図示しないが本発明では上記した
ように絵柄層4を形成せずに、化粧紙基材21自体に着
色や絵柄が形成された化粧紙基材を用いることもでき
る。
ように絵柄層4を形成せずに、化粧紙基材21自体に着
色や絵柄が形成された化粧紙基材を用いることもでき
る。
【0070】次に図2(c)に示すように、絵柄層4が
設けられた化粧紙基材21に硬化性樹脂からなる含浸樹
脂22を含浸した後に、該樹脂は乾燥或いは冷却して非
粘着性、非流動性の、未硬化又は半硬化等の完全に硬化
しない状態にしておく。
設けられた化粧紙基材21に硬化性樹脂からなる含浸樹
脂22を含浸した後に、該樹脂は乾燥或いは冷却して非
粘着性、非流動性の、未硬化又は半硬化等の完全に硬化
しない状態にしておく。
【0071】化粧紙基材21に含浸樹脂22を含浸した
樹脂含浸紙2を形成した後、図2(d)に示すように、
上記樹脂含浸紙2の表面にトップコート層3を形成す
る。トップコート層3の形成は、含浸した樹脂が未硬化
の状態の樹脂含浸紙2の表面にトップコート層3を形成
する塗工組成物を塗工し、樹脂含浸紙2の含浸樹脂22
と塗工組成物とを硬化させる。
樹脂含浸紙2を形成した後、図2(d)に示すように、
上記樹脂含浸紙2の表面にトップコート層3を形成す
る。トップコート層3の形成は、含浸した樹脂が未硬化
の状態の樹脂含浸紙2の表面にトップコート層3を形成
する塗工組成物を塗工し、樹脂含浸紙2の含浸樹脂22
と塗工組成物とを硬化させる。
【0072】本発明において、含浸樹脂22の塗布(含
浸)及びトップコート層3の硬化性樹脂31の塗工は、
含浸樹脂の塗布が先であり、トップコート層の塗工はそ
の後である。そして両者をともに硬化させるが、その硬
化の時期は下記の(ア)〜(ウ)の3種類のいずれでも
よい。下記の硬化時期の中で好ましい態様は、例えば樹
脂として両者共に電離放射線硬化性樹脂を用いた場合に
は、下記の(ウ)のトップコート層3と樹脂含浸紙2と
を同時に硬化させる方法が挙げられる。
浸)及びトップコート層3の硬化性樹脂31の塗工は、
含浸樹脂の塗布が先であり、トップコート層の塗工はそ
の後である。そして両者をともに硬化させるが、その硬
化の時期は下記の(ア)〜(ウ)の3種類のいずれでも
よい。下記の硬化時期の中で好ましい態様は、例えば樹
脂として両者共に電離放射線硬化性樹脂を用いた場合に
は、下記の(ウ)のトップコート層3と樹脂含浸紙2と
を同時に硬化させる方法が挙げられる。
【0073】(ア)トップコート層3を先に硬化させ、
その後で樹脂含浸紙2を硬化させる。 (イ)樹脂含浸紙2を先に硬化させ、その後でトップコ
ート層3を硬化させる。 (ウ)トップコート層3と樹脂含浸紙2を同時に硬化さ
せる。
その後で樹脂含浸紙2を硬化させる。 (イ)樹脂含浸紙2を先に硬化させ、その後でトップコ
ート層3を硬化させる。 (ウ)トップコート層3と樹脂含浸紙2を同時に硬化さ
せる。
【0074】樹脂含浸紙2とトップコート層3を硬化す
る場合、塗工組成物や含浸樹脂として電離放射線硬化性
樹脂を用いた場合には、電離放射線照射装置が用いられ
る。該装置は具体的には、電離放射線として紫外線を照
射する場合、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、
カーボンアーク、ブラックライトランプ、メタルハライ
ドランプ等の光源が用いられ、又、電子線を照射する場
合には、コックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共
振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイ
ナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器等を用い
る。
る場合、塗工組成物や含浸樹脂として電離放射線硬化性
樹脂を用いた場合には、電離放射線照射装置が用いられ
る。該装置は具体的には、電離放射線として紫外線を照
射する場合、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、
カーボンアーク、ブラックライトランプ、メタルハライ
ドランプ等の光源が用いられ、又、電子線を照射する場
合には、コックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共
振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイ
ナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器等を用い
る。
【0075】尚、電子線を照射する場合、通常100〜
1000keV、好ましくは100〜300keVのエ
ネルギーを持つ電子を0.1〜30Mrad程度の照射
量で照射して硬化させるのが好ましい。
1000keV、好ましくは100〜300keVのエ
ネルギーを持つ電子を0.1〜30Mrad程度の照射
量で照射して硬化させるのが好ましい。
【0076】又、塗工組成物や含浸樹脂として熱硬化性
樹脂を使用した場合には、加熱手段が用いられ、例え
ば、赤外線照射、温風吹付、加熱ローラーからの熱伝導
等の公知の方法が用いられる。
樹脂を使用した場合には、加熱手段が用いられ、例え
ば、赤外線照射、温風吹付、加熱ローラーからの熱伝導
等の公知の方法が用いられる。
【0077】本発明のプレコート化粧紙1は、種々の用
途に適し、例えば建築物、車両船舶、家具、楽器、キャ
ビネット類等の表面の装飾、包装材料の装飾用として有
用であり、中でも耐摩耗性の要求される床、机、等に最
適である。本発明のプレコート化粧紙1は、他の基材の
表面に公知の接着剤等を用いて貼り付けることで、表面
物性に優れた各種の化粧板を容易に得ることができる。
途に適し、例えば建築物、車両船舶、家具、楽器、キャ
ビネット類等の表面の装飾、包装材料の装飾用として有
用であり、中でも耐摩耗性の要求される床、机、等に最
適である。本発明のプレコート化粧紙1は、他の基材の
表面に公知の接着剤等を用いて貼り付けることで、表面
物性に優れた各種の化粧板を容易に得ることができる。
【0078】化粧板を得るために、プレコート化粧紙1
を貼り付ける他の基材としては、木材単板、木材合板、
パーチクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質
板、石膏板、石膏スラグ板等の石膏系板、珪酸カルシウ
ム板、石綿スレート板、軽量発泡コンクリート板、中空
押出セメント板等のセメント板、パルプセメント板、石
綿セメント板、木片セメント板等の繊維セメント板、陶
器、磁気、せっ器、土器、硝子、琺瑯等のセラミックス
板、鉄板、亜鉛メッキ鋼板、ポリ塩化ビニルゾル塗工鋼
板、アルミニウム板、銅板等の金属板、ポリオレフィン
樹脂板、アクリル樹脂板、ABS板、ポリカーボネート
板等の熱可塑性樹脂板、フェノール樹脂板、尿素樹脂
板、不飽和ポリエステル樹脂板、ポリウレタン樹脂板、
エポキシ樹脂板、メラミン樹脂板等の熱硬化性樹脂板、
フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ジア
リルフタレート樹脂等の樹脂を、硝子繊維不織布、布
帛、紙、その他の各種繊維質基材に含浸硬化して複合化
したいわゆるFRP板等の樹脂板が挙げられる。また、
基材として、上記各種基材の2種以上を接着剤、熱融着
等の公知の手段により積層した複合基材を用いてもよ
い。
を貼り付ける他の基材としては、木材単板、木材合板、
パーチクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質
板、石膏板、石膏スラグ板等の石膏系板、珪酸カルシウ
ム板、石綿スレート板、軽量発泡コンクリート板、中空
押出セメント板等のセメント板、パルプセメント板、石
綿セメント板、木片セメント板等の繊維セメント板、陶
器、磁気、せっ器、土器、硝子、琺瑯等のセラミックス
板、鉄板、亜鉛メッキ鋼板、ポリ塩化ビニルゾル塗工鋼
板、アルミニウム板、銅板等の金属板、ポリオレフィン
樹脂板、アクリル樹脂板、ABS板、ポリカーボネート
板等の熱可塑性樹脂板、フェノール樹脂板、尿素樹脂
板、不飽和ポリエステル樹脂板、ポリウレタン樹脂板、
エポキシ樹脂板、メラミン樹脂板等の熱硬化性樹脂板、
フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ジア
リルフタレート樹脂等の樹脂を、硝子繊維不織布、布
帛、紙、その他の各種繊維質基材に含浸硬化して複合化
したいわゆるFRP板等の樹脂板が挙げられる。また、
基材として、上記各種基材の2種以上を接着剤、熱融着
等の公知の手段により積層した複合基材を用いてもよ
い。
【0079】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
を更に詳細に説明する。 実施例1〜4、比較例1〜4 木目絵柄を印刷した化粧紙基材(坪量:50g/m2 )
に、表2に示す含浸樹脂組成物を含浸ディップコーター
で含浸させて樹脂含浸紙を形成し、含浸樹脂が未硬化の
状態で絵柄面に表2に示すトップコート層の塗工組成物
を塗工した後、電子線を照射して(175kv、5Mr
ad)含浸樹脂と塗工物を硬化させてプレコート化粧紙
を得た。
を更に詳細に説明する。 実施例1〜4、比較例1〜4 木目絵柄を印刷した化粧紙基材(坪量:50g/m2 )
に、表2に示す含浸樹脂組成物を含浸ディップコーター
で含浸させて樹脂含浸紙を形成し、含浸樹脂が未硬化の
状態で絵柄面に表2に示すトップコート層の塗工組成物
を塗工した後、電子線を照射して(175kv、5Mr
ad)含浸樹脂と塗工物を硬化させてプレコート化粧紙
を得た。
【0080】尚、実施例1〜4は、含浸樹脂を含浸後、
加熱して乾燥させて樹脂を固体状にした後トップコート
層の塗工組成物を塗工して硬化させた。又、比較例1〜
3は含浸樹脂を含浸後ただちにトップコート層の塗工組
成物を塗工して硬化させた。又、比較例4は、樹脂含浸
後該樹脂を乾燥させた後に電離放射線を照射して含浸樹
脂を完全に硬化させた樹脂含浸紙の上に、トップコート
層の塗工組成物を塗工して硬化させた。
加熱して乾燥させて樹脂を固体状にした後トップコート
層の塗工組成物を塗工して硬化させた。又、比較例1〜
3は含浸樹脂を含浸後ただちにトップコート層の塗工組
成物を塗工して硬化させた。又、比較例4は、樹脂含浸
後該樹脂を乾燥させた後に電離放射線を照射して含浸樹
脂を完全に硬化させた樹脂含浸紙の上に、トップコート
層の塗工組成物を塗工して硬化させた。
【0081】得られたプレコート化粧紙の層間強度、耐
摩耗性及び作業性の評価を表2に示した。尚、評価方法
は下記の通りである。層間強度はセロテープ剥離試験に
よって測定した。耐摩耗性試験は表1に示す方法と同様
に行った。作業性は作業中に含浸樹脂が垂れがなかった
場合を○とし、含浸樹脂が垂れた場合を×とした。
摩耗性及び作業性の評価を表2に示した。尚、評価方法
は下記の通りである。層間強度はセロテープ剥離試験に
よって測定した。耐摩耗性試験は表1に示す方法と同様
に行った。作業性は作業中に含浸樹脂が垂れがなかった
場合を○とし、含浸樹脂が垂れた場合を×とした。
【0082】
【表2】
【0083】 ※1〔含浸樹脂組成〕 (A)常温で固体状の電離放射線硬化性樹脂 ・エステル系アクリレートポリマー(融点50℃、分子量2万、1分子中の官 能基2〜3個) 40重量部 ・トルエン 60重量部
【0084】 (B)常温で固体状の熱硬化性樹脂 ・ジアリルフタレートポリマー(分子量:6万〜7万) 40重量部 ・過酸化物 2重量部 ・トルエン/キシレン 58重量部
【0085】 (C)常温で流動性の電離放射線硬化性樹脂 ・エステル系アクリレートオリゴマー(分子量:2万) 30重量部 ・2官能モノマー(分子量:300) 30重量部 ・トルエン 40重量部
【0086】 ※2〔トップコート層の塗工物組成〕 (D) ・ウレタンアクリレートオリゴマー(分子量:2000、官能基数:2) 40重量部 ・2官能アクリレートモノマー(分子量:510) 50重量部 ・2官能アクリレートモノマー(分子量:300) 10重量部 ・シリコンアクリレート 2重量部 架橋間平均分子量 330
【0087】 (E) ・ウレタンアクリレートオリゴマー(分子量:2000、官能基数:2) 100重量部 ・2官能モノマー(分子量:300) 30重量部 ・2官能モノマー(分子量:510) 40重量部 ・シリコンアクリレート 2重量部
【0088】※3:含浸樹脂を含浸後、該樹脂を完全に
硬化させた後にトップコート層を塗工して硬化させた。
硬化させた後にトップコート層を塗工して硬化させた。
【0089】参考例として現在市販されている一般的な
各種化粧材の耐摩耗性試験を表2の実施例と同様に行っ
た結果を下記の表3に示す。
各種化粧材の耐摩耗性試験を表2の実施例と同様に行っ
た結果を下記の表3に示す。
【0090】
【表3】
【0091】
【作用】本発明のプレコート化粧紙が優れた耐摩耗性を
有する理由は下記の通りである。本発明では、含浸樹脂
が未硬化又は半硬化の状態の含浸紙にトップコート層が
塗工されて、含浸樹脂とプレコート層の樹脂が硬化され
ているため、未硬化又は半硬化の含浸樹脂とトップコー
ト層の樹脂とが接触するので両者が絡みあった状態とな
って両者の間の強度に優れたプレコート化粧紙が得られ
る。更に含浸樹脂とプレコート層の樹脂とが互いに反応
する反応基を有するため、両者の間が強固に結合して、
含浸紙とプレコート層の層間強度にきわめて優れる。
有する理由は下記の通りである。本発明では、含浸樹脂
が未硬化又は半硬化の状態の含浸紙にトップコート層が
塗工されて、含浸樹脂とプレコート層の樹脂が硬化され
ているため、未硬化又は半硬化の含浸樹脂とトップコー
ト層の樹脂とが接触するので両者が絡みあった状態とな
って両者の間の強度に優れたプレコート化粧紙が得られ
る。更に含浸樹脂とプレコート層の樹脂とが互いに反応
する反応基を有するため、両者の間が強固に結合して、
含浸紙とプレコート層の層間強度にきわめて優れる。
【0092】又、トップコート層の硬化と含浸樹脂の硬
化とがともに行われているため、互いの樹脂どうしが反
応して強固に結合する。しかも含浸樹脂は未硬化の状態
で乾燥によって非流動であり且つ非粘着性である塗膜を
与える樹脂であるから、含浸樹脂を含浸後トップコート
層を塗工して硬化させるまでの間に、含浸樹脂が垂れた
りして製造設備を汚す虞れ等はない。また、含浸樹脂を
乾燥した状態でトップコート層の樹脂が塗工されるた
め、トップコート層は含浸紙の表面に均一に安定的に形
成される。
化とがともに行われているため、互いの樹脂どうしが反
応して強固に結合する。しかも含浸樹脂は未硬化の状態
で乾燥によって非流動であり且つ非粘着性である塗膜を
与える樹脂であるから、含浸樹脂を含浸後トップコート
層を塗工して硬化させるまでの間に、含浸樹脂が垂れた
りして製造設備を汚す虞れ等はない。また、含浸樹脂を
乾燥した状態でトップコート層の樹脂が塗工されるた
め、トップコート層は含浸紙の表面に均一に安定的に形
成される。
【0093】これは従来のプレコート化粧紙と比較した
場合、下記のような相違がある。例えば、特開昭60−
75967号公報に記載の化粧紙では、含浸樹脂に対し
て塗工剤の粘度を高くしているが、塗工剤は流動性を有
するので含浸樹脂が紙から垂れたりして含浸量が変動し
てしまうのは避けられず、未硬化の含浸紙の表面に塗工
剤を均一に塗工するのは困難である。更に、含浸紙への
塗工剤の浸透を防止しようとして塗工剤の粘度を高くす
ればする程、均一な塗工は困難になってしまう。また、
塗工剤の粘度が温度変化等によって変化すればすぐさま
含浸紙への浸透量が変化したりするため、製造ラインに
おいて粘度や温度の管理に非常に手間がかかってしま
う。これに対し本願発明のプレコート化粧紙では、含浸
樹脂として完全に硬化しない状態において常温で非流動
性であり且つ非粘着性であるため、そのような虞れは全
くないので、プレコート化粧紙を安定して製造すること
が可能となった。
場合、下記のような相違がある。例えば、特開昭60−
75967号公報に記載の化粧紙では、含浸樹脂に対し
て塗工剤の粘度を高くしているが、塗工剤は流動性を有
するので含浸樹脂が紙から垂れたりして含浸量が変動し
てしまうのは避けられず、未硬化の含浸紙の表面に塗工
剤を均一に塗工するのは困難である。更に、含浸紙への
塗工剤の浸透を防止しようとして塗工剤の粘度を高くす
ればする程、均一な塗工は困難になってしまう。また、
塗工剤の粘度が温度変化等によって変化すればすぐさま
含浸紙への浸透量が変化したりするため、製造ラインに
おいて粘度や温度の管理に非常に手間がかかってしま
う。これに対し本願発明のプレコート化粧紙では、含浸
樹脂として完全に硬化しない状態において常温で非流動
性であり且つ非粘着性であるため、そのような虞れは全
くないので、プレコート化粧紙を安定して製造すること
が可能となった。
【0094】又、従来、塗工剤が高粘度で平滑性を得る
ことが困難な場合には塗工後に離型性フィルムを塗工面
に抱き合わせて電子線照射して硬化後にフィルムを剥離
することで、塗工剤が流動しないようにする試みもある
が、塗工剤の表面にフィルムを使用して硬化させる方法
は、フィルムを使用するため作業が複雑になると共に経
済的に不利である。
ことが困難な場合には塗工後に離型性フィルムを塗工面
に抱き合わせて電子線照射して硬化後にフィルムを剥離
することで、塗工剤が流動しないようにする試みもある
が、塗工剤の表面にフィルムを使用して硬化させる方法
は、フィルムを使用するため作業が複雑になると共に経
済的に不利である。
【0095】請求項2記載の発明の球状粒子をトップコ
ート層に含有せしめたことによる作用は下記の通りであ
る。耐摩耗性を向上させるために、硬い粒子を表面の樹
脂層に添加することは、塗料や転写シート等の分野で
は、下記に示すように従来から行われている。
ート層に含有せしめたことによる作用は下記の通りであ
る。耐摩耗性を向上させるために、硬い粒子を表面の樹
脂層に添加することは、塗料や転写シート等の分野で
は、下記に示すように従来から行われている。
【0096】サンドブラスト法やブラシ研磨法等の研磨
剤として使用されていた平均粒子径が約1〜50μmの
SiO2 及びAl2 O3 を主成分とする天然ガラスの粉
末を配合した塗料を用いて表面樹脂層を構成(特開昭6
0−23462号公報)したもの。転写シートの場合に
は、転写後の被転写体の表面の耐摩耗性や耐擦傷性を向
上させる目的で、電離放射線硬化型樹脂に該樹脂100
重量部当たり10〜30重量部の粒径1〜5μmのα−
アルミナ粉体を添加して構成した樹脂層を、転写シート
の転写後に被転写体の表面に位置する表面保護層として
構成した転写シートを本願出願人は先に出願している
(特開平3−76698号公報)。
剤として使用されていた平均粒子径が約1〜50μmの
SiO2 及びAl2 O3 を主成分とする天然ガラスの粉
末を配合した塗料を用いて表面樹脂層を構成(特開昭6
0−23462号公報)したもの。転写シートの場合に
は、転写後の被転写体の表面の耐摩耗性や耐擦傷性を向
上させる目的で、電離放射線硬化型樹脂に該樹脂100
重量部当たり10〜30重量部の粒径1〜5μmのα−
アルミナ粉体を添加して構成した樹脂層を、転写シート
の転写後に被転写体の表面に位置する表面保護層として
構成した転写シートを本願出願人は先に出願している
(特開平3−76698号公報)。
【0097】しかしながら、上記のα−アルミナや天然
ガラスの粉末等の無機材料を添加した塗料を用いて化粧
材とした場合、化粧材の耐摩耗性は向上するものの、そ
の効果は十分なものではない。又、表面樹脂層を形成す
る際、グラビアロールやドクターブレードがα−アルミ
ナや天然ガラス入りの塗料と直接接した場合、これらの
粉末がグラビアロールやドクターブレードを摩耗させた
り傷を付けたりしてしまう問題や、形成された塗膜は手
触り感が荒く、又、その塗膜の上を歩いた場合に靴を摩
耗させてしまうといった問題がある。これに対し、請求
項2記載のプレコート化粧シートは、以下に詳細に説明
する通り、そのような虞れがない。
ガラスの粉末等の無機材料を添加した塗料を用いて化粧
材とした場合、化粧材の耐摩耗性は向上するものの、そ
の効果は十分なものではない。又、表面樹脂層を形成す
る際、グラビアロールやドクターブレードがα−アルミ
ナや天然ガラス入りの塗料と直接接した場合、これらの
粉末がグラビアロールやドクターブレードを摩耗させた
り傷を付けたりしてしまう問題や、形成された塗膜は手
触り感が荒く、又、その塗膜の上を歩いた場合に靴を摩
耗させてしまうといった問題がある。これに対し、請求
項2記載のプレコート化粧シートは、以下に詳細に説明
する通り、そのような虞れがない。
【0098】図3はプレコート化粧紙の作用を説明する
ための、化粧紙表面に物体が接触して応力が加わった状
態を示す断面図であり、同図(a)はトップコート層に
球状粒子を使用した場合を示し、同図(b)はトップコ
ート層に不定形の粒子を使用した場合を示す。図3
(a)に示すように、本発明の化粧紙の表面のトップコ
ート層に接触物9によって応力が加わった場合、トップ
コート層の球状粒子32が表面に一部露出していても、
その部分は滑り易いため応力が分散される。従ってバイ
ンダーとして硬化性樹脂31から球状粒子32が脱落す
る虞れがきわめて小さい。
ための、化粧紙表面に物体が接触して応力が加わった状
態を示す断面図であり、同図(a)はトップコート層に
球状粒子を使用した場合を示し、同図(b)はトップコ
ート層に不定形の粒子を使用した場合を示す。図3
(a)に示すように、本発明の化粧紙の表面のトップコ
ート層に接触物9によって応力が加わった場合、トップ
コート層の球状粒子32が表面に一部露出していても、
その部分は滑り易いため応力が分散される。従ってバイ
ンダーとして硬化性樹脂31から球状粒子32が脱落す
る虞れがきわめて小さい。
【0099】これに対し不定形粒子32を使用した場合
には、該粒子32の表面の突起状に形成された部分に接
触物9が引っ掛かり、該粒子を保持する硬化性樹脂との
界面に応力が加わり易くなって、不定形粒子10が架橋
性樹脂4から脱落し易い。そのため本発明の化粧材の表
面樹脂層は滑りがよく耐摩耗性が著しく向上する。ま
た、表面の球状粒子5は不定形粒子10と比較してぞう
きんがけ等の際に、引っ掛かる虞れがなく他の接触物の
表面を傷つけたり、摩耗させたりすることがない。
には、該粒子32の表面の突起状に形成された部分に接
触物9が引っ掛かり、該粒子を保持する硬化性樹脂との
界面に応力が加わり易くなって、不定形粒子10が架橋
性樹脂4から脱落し易い。そのため本発明の化粧材の表
面樹脂層は滑りがよく耐摩耗性が著しく向上する。ま
た、表面の球状粒子5は不定形粒子10と比較してぞう
きんがけ等の際に、引っ掛かる虞れがなく他の接触物の
表面を傷つけたり、摩耗させたりすることがない。
【0100】又、熱可塑性樹脂のような非架橋性樹脂で
ある軟質の樹脂にそれより格段に硬い粒子(硬質粒子)
を添加分散させた場合は、粒子外力が加わった際に、樹
脂が硬質粒子により破壊されて脱落したり、或いは摩耗
物に引きずられて鍬が畑を耕す如く樹脂表面を傷つける
作用をなし、耐摩耗性は期待した程向上しない。これに
対し、バインダー樹脂として硬化性樹脂を用いると、該
樹脂の強度が高いため、此のような硬質粒子の脱落、傷
付けを起こさず、よって著しく塗膜の耐摩耗性を向上さ
せることができる。
ある軟質の樹脂にそれより格段に硬い粒子(硬質粒子)
を添加分散させた場合は、粒子外力が加わった際に、樹
脂が硬質粒子により破壊されて脱落したり、或いは摩耗
物に引きずられて鍬が畑を耕す如く樹脂表面を傷つける
作用をなし、耐摩耗性は期待した程向上しない。これに
対し、バインダー樹脂として硬化性樹脂を用いると、該
樹脂の強度が高いため、此のような硬質粒子の脱落、傷
付けを起こさず、よって著しく塗膜の耐摩耗性を向上さ
せることができる。
【0101】更に、同図(b)に示すように、従来の不
定形粒子10を使用した場合には、硬化性樹脂31と不
定形粒子10との間に空隙11等が存在し易くなるが、
本願発明の場合には球状粒子であるためそのような空隙
が発生しにくい。従って、トップコート層には空気の層
ができにくく、表面が白化しないので意匠性を低下させ
ない。また、隙間ができないことはバインダーの硬化性
樹脂との結合強度も強まり上記の耐摩耗性の向上にも寄
与している。
定形粒子10を使用した場合には、硬化性樹脂31と不
定形粒子10との間に空隙11等が存在し易くなるが、
本願発明の場合には球状粒子であるためそのような空隙
が発生しにくい。従って、トップコート層には空気の層
ができにくく、表面が白化しないので意匠性を低下させ
ない。また、隙間ができないことはバインダーの硬化性
樹脂との結合強度も強まり上記の耐摩耗性の向上にも寄
与している。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプレコート
化粧紙は、樹脂含浸紙の含浸樹脂が完全に硬化しない状
態でトップコート層の塗工組成物が塗工され、含浸樹脂
とトップコート層が硬化されてなるものであるため、ト
ップコート層と樹脂含浸紙との間の密着性が良好であ
り、含浸紙の紙間強度が高く、耐摩耗性に優れたプレコ
ート化粧シートが得られ、この本発明の化粧シートを基
板に貼るだけで耐摩耗性及び耐久性の高い化粧板を容易
に得ることができる。
化粧紙は、樹脂含浸紙の含浸樹脂が完全に硬化しない状
態でトップコート層の塗工組成物が塗工され、含浸樹脂
とトップコート層が硬化されてなるものであるため、ト
ップコート層と樹脂含浸紙との間の密着性が良好であ
り、含浸紙の紙間強度が高く、耐摩耗性に優れたプレコ
ート化粧シートが得られ、この本発明の化粧シートを基
板に貼るだけで耐摩耗性及び耐久性の高い化粧板を容易
に得ることができる。
【0103】更に本発明のプレコート化粧紙は、樹脂含
浸紙の含浸樹脂として完全に硬化しない状態に於いて乾
燥又は冷却によって常温で非流動性であり且つ非粘着性
である塗膜を与える樹脂を用いたことにより、含浸樹脂
とトップコート層を塗工する際、含浸樹脂が垂れたりし
て周囲を汚染する虞れや、トップコート層が不均一にな
る不具合等がなく、均一な塗工及び安定した製造が可能
であり、紙間強度に優れたプレコート化粧紙を容易且つ
安価に供給可能である。更に、含浸樹脂とトップコート
層とが、互いに反応する反応基を有する樹脂であるた
め、樹脂含浸紙とトップコート層との間で強固に結合
し、きわめて優れた密着性が得られる。
浸紙の含浸樹脂として完全に硬化しない状態に於いて乾
燥又は冷却によって常温で非流動性であり且つ非粘着性
である塗膜を与える樹脂を用いたことにより、含浸樹脂
とトップコート層を塗工する際、含浸樹脂が垂れたりし
て周囲を汚染する虞れや、トップコート層が不均一にな
る不具合等がなく、均一な塗工及び安定した製造が可能
であり、紙間強度に優れたプレコート化粧紙を容易且つ
安価に供給可能である。更に、含浸樹脂とトップコート
層とが、互いに反応する反応基を有する樹脂であるた
め、樹脂含浸紙とトップコート層との間で強固に結合
し、きわめて優れた密着性が得られる。
【0104】本発明のプレコート化粧紙において、トッ
プコート層に該層の硬化性樹脂よりも高硬度の球状粒子
が含有せしめられている場合は、トップコート層の耐摩
耗性が更に向上する。特に球状粒子が0.1〜30μm
の場合には、耐摩耗性向上効果が確実に得られる。しか
も球状粒子は、従来の不定形の粒子と比較して、トップ
コート層を製造する際に塗工装置のドクターナイフやロ
ール等を摩耗する虞れがない。
プコート層に該層の硬化性樹脂よりも高硬度の球状粒子
が含有せしめられている場合は、トップコート層の耐摩
耗性が更に向上する。特に球状粒子が0.1〜30μm
の場合には、耐摩耗性向上効果が確実に得られる。しか
も球状粒子は、従来の不定形の粒子と比較して、トップ
コート層を製造する際に塗工装置のドクターナイフやロ
ール等を摩耗する虞れがない。
【0105】又、トップコート層の硬化性樹脂として、
平均架橋間分子量が100〜100である場合には、耐
摩耗性に優れると共に、特に球状粒子を用いた場合に良
好な耐摩耗性が得られる。
平均架橋間分子量が100〜100である場合には、耐
摩耗性に優れると共に、特に球状粒子を用いた場合に良
好な耐摩耗性が得られる。
【図1】本発明のプレコート化粧紙の1例を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】本発明のプレコート化粧紙の製造方法の1例を
示す工程図である。
示す工程図である。
【図3】本発明のプレコート化粧紙の作用を説明するた
めの図である。
めの図である。
1 プレコート化粧紙 2 樹脂含浸紙 3 トップコート層 21 化粧紙基材 22 含浸樹脂 31 硬化性樹脂 32 硬化性樹脂よりも高硬度の球状粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7/18 C08K 7/18 C08L 67/06 MSE C08L 67/06 MSE
Claims (4)
- 【請求項1】 化粧紙基材に硬化性を有する含浸樹脂が
含浸された樹脂含浸紙と、該樹脂含浸紙の表面に硬化性
樹脂を用いて形成されたトップコート層とからなるプレ
コート化粧紙において、上記化粧紙基材の含浸樹脂とし
て完全に硬化しない状態に於いて乾燥又は冷却によって
常温で非流動性であり且つ非粘着性である塗膜を与える
樹脂を用い、該含浸樹脂が完全に硬化せず且つ乾燥又は
冷却した状態にある樹脂含浸紙上にトップコート層の塗
工組成物が塗工され、含浸樹脂とトップコート層の硬化
性樹脂がともに硬化されてなり、上記含浸樹脂とトップ
コート層の硬化性樹脂とが互いに反応する反応基を有す
ることを特長とするプレコート化粧紙。 - 【請求項2】 トップコート層に該層の硬化性樹脂より
も高硬度の球状粒子が含有せしめられている請求項1記
載のプレコート化粧紙。 - 【請求項3】 球状粒子の平均粒径が0.1〜30μm
である請求項2記載のプレコート化粧紙。 - 【請求項4】 トップコート層の硬化性樹脂の平均架橋
間分子量が100〜1000である請求項1〜3のいず
れか1項に記載のプレコート化粧紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7517596A JPH09239908A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | プレコート化粧紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7517596A JPH09239908A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | プレコート化粧紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09239908A true JPH09239908A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13568616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7517596A Pending JPH09239908A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | プレコート化粧紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09239908A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11227116A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧材 |
| JP2001315259A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-13 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧板 |
| JP2007185965A (ja) * | 2007-02-28 | 2007-07-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シートの製造方法およびその製造方法により製造された化粧シートが表面に積層されている建具・造作部材。 |
| JP2008120095A (ja) * | 2008-01-10 | 2008-05-29 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧紙 |
| JPWO2016052663A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2017-07-20 | 大日本印刷株式会社 | 積層シート及び発泡積層シート並びにそれらの製造方法及び施工方法 |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP7517596A patent/JPH09239908A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11227116A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧材 |
| JP2001315259A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-13 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧板 |
| JP2007185965A (ja) * | 2007-02-28 | 2007-07-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シートの製造方法およびその製造方法により製造された化粧シートが表面に積層されている建具・造作部材。 |
| JP2008120095A (ja) * | 2008-01-10 | 2008-05-29 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧紙 |
| JPWO2016052663A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2017-07-20 | 大日本印刷株式会社 | 積層シート及び発泡積層シート並びにそれらの製造方法及び施工方法 |
| EP3202566A4 (en) * | 2014-09-30 | 2018-05-02 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Laminate sheet and foam laminate sheet, and production method and application method for same |
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