JPH09240313A - 車両用定速走行装置 - Google Patents

車両用定速走行装置

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JPH09240313A
JPH09240313A JP5276096A JP5276096A JPH09240313A JP H09240313 A JPH09240313 A JP H09240313A JP 5276096 A JP5276096 A JP 5276096A JP 5276096 A JP5276096 A JP 5276096A JP H09240313 A JPH09240313 A JP H09240313A
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JP
Japan
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failure
brake
switch
control
speed traveling
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JP5276096A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Kiyono
正資 清野
Takaaki Baba
孝明 馬場
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2系統のブレーキスイッチの故障を検出でき
るようにする。 【解決手段】 2系統のブレーキスイッチBRK1,B
RK2はブレーキペダルの踏込み操作に機械的に連動し
てオン/オフが切り替えられる。第1のブレーキスイッ
チBRK1は常開型のスイッチであり、そのオン/オフ
信号がCPU50の入力ポートPORT1に入力され
る。第2のブレーキスイッチBRK2は冗長系として設
けられた常閉型のスイッチであり、そのオン/オフ信号
がCPU50の入力ポートPORT2に入力される。負
圧ダイアフラムアクチュエータのリリース電磁バルブ
(VR)35への通電路中には第2のブレーキスイッチ
BRK2とトランジスタTrRが直列に設けられてい
る。CPU50は2つのブレーキスイッチBRK1,B
RK2のオン/オフ状態を監視し、そのオン/オフ状態
の組み合わせで、各ブレーキスイッチBRK1,BRK
2の故障を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定速走行制御(以
下「クルーズコントロール」という)中にブレーキペダ
ルが踏み込まれたときにクルーズコントロールを解除す
る機能を備えた車両用定速走行装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、クルーズコントロール中に、
運転者のアクセル操作による通常制御に切り替えるため
の1つの手段として、例えば特公平2−2739号公報
に示すように、ブレーキペダルの踏込み操作が行われた
ときにクルーズコントロールを解除するようにしたもの
がある。更には、クルーズコントロールシステムに何等
かの異常が生じた場合でも、確実にクルーズコントロー
ルを解除できるように、図16に示すような冗長設計が
公知である。この冗長設計では、ブレーキペダルの踏込
み操作に連動してオン/オフが切り替えられる2系統の
ブレーキスイッチSW1,SW2が設けられている。
【0003】ここで、第1のブレーキスイッチSW1
は、ブレーキペダルの踏込み時にオン信号(ハイレベル
信号)をクルーズコントロールシステムの制御回路(E
CU)3に入力する常開型のスイッチであり、第2のブ
レーキスイッチSW2は、冗長系としてクルーズコント
ロール用のアクチュエータ4への通電路中に設けられた
常閉型のスイッチである。また、制御回路3には、アク
チュエータ4への通電路をオン/オフするスイッチング
素子(図示せず)が内蔵され、運転者がブレーキペダル
を踏んだときには、第1のブレーキスイッチSW1から
のオン信号によって制御回路3内のスイッチング素子を
オフさせることで、アクチュエータ4への通電を遮断す
る。このとき同時に、第2のブレーキスイッチSW2が
ブレーキペダルの踏込み操作に連動してオフすること
で、アクチュエータ4への通電路を遮断し、制御回路3
に何等かの異常が発生しても、確実にクルーズコントロ
ールを解除できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、仮に、
第1のブレーキスイッチSW1や制御回路3に異常が生
じたとしても、第2のブレーキスイッチSW2が正常に
機能すれば、アクチュエータ4への通電路を遮断し、確
実にクルーズコントロールを解除できる。第1のブレー
キスイッチSW1は、ストップランプを点灯/消灯する
スイッチでもあるため、第1のブレーキスイッチSW1
の故障はストップランプの異常によって容易に発見でき
る。
【0005】これに対し、第2のブレーキスイッチSW
2は、そもそも冗長系として設けられたものであるた
め、第2のブレーキスイッチSW2が接点融着等により
常時オンし続ける故障が発生しても、第1のブレーキス
イッチSW1によってクルーズコントロールを解除でき
るので、クルーズコントロールの機能に何等問題はな
い。従って、車両使用中のある時点で、この故障が生じ
たとしても、運転者は全くこの故障に気付くことはでき
ない。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、2系統のブレーキス
イッチの故障を検出することができる車両用定速走行装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の車両用定速走行装置は、ブレー
キペダルの踏込み操作に連動して第1及び第2のブレー
キスイッチのオン/オフが切り替えられ、定速走行制御
中に前記第1のブレーキスイッチが作動したときに、ア
クチュエータへの通電路中に設けられたスイッチ手段を
オフさせてアクチュエータへの通電を遮断し、定速走行
制御(クルーズコントロール)を解除する。更に、定速
走行制御中は故障診断手段によって第1及び第2のブレ
ーキスイッチのオン/オフ状態を監視し、そのオン/オ
フ状態の組み合わせで、各ブレーキスイッチの故障の有
無を診断する。
【0008】ここで、説明の便宜上、第1のブレーキス
イッチを常開型スイッチとすると、ブレーキペダルを踏
まない状態では、第1のブレーキスイッチがオフで、第
2のブレーキスイッチがオンであり、ブレーキペダルを
踏み込んだ状態では、第1のブレーキスイッチがオン
で、第2のブレーキスイッチがオフとなる。従って、2
系統のブレーキスイッチが正常に機能する場合には、常
に、いずれか一方がオンで他方がオフとなる関係が維持
される。よって、2系統のブレーキスイッチが共にオン
の場合、又はオフの場合には、片方のブレーキスイッチ
が故障していることを意味する。尚、第1のブレーキス
イッチを常閉型スイッチとした場合には、2系統のブレ
ーキスイッチのいずれか一方がオンで他方がオフのとき
に故障となる。この関係を利用し、第1及び第2のブレ
ーキスイッチのオン/オフ状態の組み合わせで、各ブレ
ーキスイッチの故障を検出するものである。
【0009】ところで、第1及び第2のブレーキスイッ
チは、ブレーキペダルの踏込み操作に機械的に連動させ
てオン/オフさせるため、ブレーキペダルがゆっくり踏
み込まれたとき等には、両ブレーキスイッチのオン/オ
フ切替タイミングが僅かにずれることがあり、このずれ
の期間中は、両ブレーキスイッチのオン/オフ状態の組
み合わせが故障時と同じになり、これが故障診断精度を
低下させる原因となる。尚、両ブレーキスイッチのオン
/オフ切替タイミングのずれは、部品の組付誤差によっ
ても発生する。
【0010】そこで、請求項2では、第1及び第2のブ
レーキスイッチのオン/オフ状態の組み合わせが故障モ
ードになっている状態が所定時間以上継続したときに故
障有りと診断する。これにより、両ブレーキスイッチの
オン/オフ切替タイミングのずれによる故障の誤診断を
防止でき、故障診断の信頼性を向上できる。
【0011】更に、請求項3では、故障診断を繰り返し
て行い、故障有りの診断結果が連続して所定回数繰り返
されたときに最終的に故障有りと診断する。このよう
に、故障診断を繰り返すことで、誤診断を排除でき、故
障診断の信頼性を向上できる。
【0012】また、請求項4では、故障有りと診断した
後も故障診断を繰り返して行い、第1及び第2のブレー
キスイッチのオン/オフ状態の組み合わせが正常な状態
が所定時間以上継続したときに、前回の故障有りの診断
結果を取り消す。これにより、万一、何等かの原因で故
障を誤診断しても、その誤診断を後で取り消すことがで
き、故障診断の信頼性を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図11に基づいて説明する。まず、図1に基づいて
車両用定速走行装置全体の構成を説明する。スロットル
ボデー11内にスロットルバルブ12がシャフト13を
介して開閉回動可能に設けられている。このスロットル
バルブ12を駆動するスロットル用アクチュエータ14
は、例えばDCモータやステップモータ等を用いて構成
され、スプリング10によってスロットルバルブ12が
開側に付勢されている。
【0014】また、スロットルボテー11には、スロッ
トル開度(スロットルバルブ12の開度)を検出するス
ロットル開度センサ15が設けられ、このスロットル開
度センサ15からスロットル開度信号が電子制御ユニッ
ト(以下「ECU」と略記する)16に入力される。こ
のECU16には、上記スロットル開度信号の他、車速
センサ17から出力される車速信号、アクセルペダル1
8の踏込み量を電気信号に変換するアクセル開度センサ
19から出力されるアクセル開度信号、メカガード開度
を電気信号に変換するメカガード開度センサ38から出
力されるメカガード開度信号及びクルーズコントロール
スイッチ20から出力されるC/C信号が入力され、E
CU16はこれら各信号に基づいてスロットル用アクチ
ュエータ14を制御するようになっている。尚、アクセ
ルペダル18は、ローラ21に掛渡されたワイヤ22を
介してアクセルレバー23に連結されている。
【0015】一方、スロットルバルブ12の最大開度を
機械的に制限するメカガード機構24は、図1において
上下方向に平行移動するメカガード25と、このメカガ
ード25を閉側(下方)に付勢するスプリング26とか
ら構成されている。上記メカガード25の左端部は、ス
ロットルバルブ12と一体的に回動するレバー27の真
上に位置し、このレバー27はスプリング28によって
開側(上方)に付勢されている。このレバー27のスプ
リング28の付勢力とメカガード機構24のスプリング
26の付勢力との大小関係は、後者が前者よりも大きく
なるように設定されている。
【0016】通常、スロットルバルブ12はスプリング
28によって開側に付勢されるが、スロットルバルブ1
2の開きが許容されるのは、レバー27がメカガード2
5に当接するまでの範囲であり、レバー27がメカガー
ド25に当接してしまえば、それ以後はメカガード機構
24のスプリング26の付勢力によってスロットルバル
ブ12の開きが阻止される。これにより、スロットル開
度は、メカガード25の位置によって決められるメカガ
ード開度以上に開かないようになっている。
【0017】また、メカガード25の下限開度は、アク
セルペダル18の踏込み動作に連動するアクセルレバー
23によって制限されている。更に、このアクセルレバ
ー23はスプリング40によって閉側に付勢されてお
り、アクセルレバー23の下方(閉側)には全閉ストッ
パ41が設けられている。また、このアクセルレバー2
3には挿通孔29か形成され、この挿通孔29にアクセ
ルペダル18のワイヤ22が挿通されている。このワイ
ヤ22には、メカガード25の下方に位置してストッパ
30が固定されている。
【0018】そして、通常制御時(クルーズコントロー
ル時以外)には、運転者がアクセルペダル18を踏む
と、それに連動してアクセルレバー23が上方(開側)
に動き、このアクセルレバ一23によって下限開度を制
限されているメカガード25も上方(開側)に動く。こ
のため、スロットルバルブ12(レバー27)は、メカ
ガード25の下方(閉側)を自由に動くことができる。
【0019】一方、メカガード開度(メカガード25の
位置)は、メカガード用アクチュエータ31により可変
されるようになっている。このメカガード用アクチュエ
ータ31は、例えばダイヤフラム(図示せず)を内蔵し
た負圧ダイヤフラム式のアクチュエータにより構成さ
れ、上記ダイヤフラムの変位により上下動する可動ロッ
ド32が設けられている。この可動ロッド32の下端部
は、ストッパ32aを介してメカガード25の左側部に
連結され、可動ロッド32の上下動に連動してメカガー
ド25が上下動するようになっている。
【0020】上記メカガード用アクチュエータ31に
は、内部に作用する負圧を制御するための負圧側電磁バ
ルブ(VV)33、大気側電磁バルブ(VA)34及び
リリース電磁バルブ(VR)35が設けられており、そ
れぞれECU16によって制御される。ここで、リリー
ス電磁バルブ(VR)35への通電は、後述する第1の
ブレーキスイッチBRK1の出力信号によっても遮断さ
るようになっている。これにより、たとえ、ECU16
が何等かの故障により、負圧側電磁バルブ(VV)33
が通電しっぱなしになったとしても、ブレーキペダル
(図示せず)を踏み込むことによって負圧側電磁バルブ
(VV)33への通電を確実に遮断でき、それにより可
動ロッド32の上がりっぱなしを防止することができ
る。
【0021】このECU16は、復数の制御ルーチンを
内部の後述のROM54に記憶し、それらの制御ルーチ
ンを実行することにより、通常のアクセル操作量に応じ
たスロットル開度制御と、クルーズコントロール中の車
速に応じたスロットル開度制御と、クルーズコントロー
ル中のスロットル開度に応じたメカガード開度制御とを
行い、特許請求の範囲でいう制御手段として機能する。
特に、クルーズコントロール中には、負圧側電磁バルブ
(VV)33及び大気側電磁バルブ(VA)34をオン
/オフ制御することにより、メカガード開度がスロット
ル開度よりも僅かに大きくなるようにメカガード用アク
チュエータ31を制御する。
【0022】次に、図2に基づいてECU16のハード
構成を説明する。ECU16は、主として、CPU5
0、アナログバッファ(A/D変換器)51、ディジタ
ルバッファ52、矩形波処理回路53、制御プログラム
や制御データテーブルを記憶したROM54、各種デー
タを一時的に記憶するRAM55、駆動回路56、D/
A変換器57、比較回路58及び駆動回路59等を備え
ている。
【0023】ECU16のアナログバッファ(A/D変
換器)51には、スロットル開度センサ15、アクセル
開度センサ19、メカガード開度センサ38、クルーズ
コントロールスイッチ20からの各出力信号が入力され
る。また、ECU16のディジタルバッファ52には、
クルーズメインスイッチ60、第1及び第2のブレーキ
スイッチ61,62からの出力信号が入力される。そし
て、ECU16の矩形波処理回路53には、車速センサ
17からの出力信号が入力される。これらの信号はCP
U50に入力される。
【0024】CPU50は、ROM54に予め記憶され
た制御プログラムに従って、上述した各種の信号を処理
し、後述するスロットルバルブ12の目標開度(スロッ
トル開度センサ15の目標電圧)を算出する。このスロ
ットル開度センサ15の目標電圧の演算値は、D/A変
換器57を介してアナログ電圧に変換され、アナログフ
ィードバック機能を有するスロットル用アクチュエータ
14の駆動回路59に入力される。この駆動回路59の
比較回路58により目標電圧と実際の電圧(スロットル
開度センサ15の出力)とが等しくなるようにスロット
ル用アクチュエータ14が制御される。また、クルーズ
コントロール中は、前述したようにメカガード開度がス
ロットル開度よりも僅かに大きくなるようにメカガード
用アクチュエータ31の負圧側電磁バルブ(VV)3
3、大気側電磁バルブ(VA)34及びリリース電磁バ
ルブ(VR)35が駆動回路56によって駆動される。
【0025】次に、図3に基づいてメカガード用アクチ
ュエータ31内の負圧を制御する負圧側電磁バルブ(V
V)33、大気側電磁バルブ(VA)34及びリリース
電磁バルブ(VR)35の配管構成を説明する。負圧源
の負圧をアクチュエータ31の負圧室に導入する負圧導
入路71には、負圧側電磁バルブ(VV)33とリリー
ス電磁バルブ(VR)35とが設けられている。負圧側
電磁バルブ(VV)33は常閉型の2方弁であり、オン
時に開弁状態となる。リリース電磁バルブ(VR)35
は3方弁であり、オン時には負圧側電磁バルブ(VV)
33とアクチュエータ31の負圧室との間を連通して、
負圧をアクチュエータ31の負圧室に導入できるように
し、オフ時には負圧側電磁バルブ(VV)33の下流側
を遮断し、アクチュエータ31の負圧室を大気に連通さ
せる。
【0026】また、アクチュエータ31の負圧室には、
大気側電磁バルブ(VA)34を有する大気連通路72
が連結されている。この大気側電磁バルブ(VA)34
は、3方弁であるが、オン方向がめくら栓となってお
り、オン時には大気連通路72を遮断し、オフ時に大気
連通路72を開放してアクチュエータ31の負圧室を大
気に連通させる。
【0027】これらの電磁バルブ33,34,35は駆
動回路56に接続され、CPU50の出力信号によって
オン/オフが制御される。例えば、メカガード25を引
き上げる(アクチュエータ31の負圧室に負圧を導入す
る)ためには、全ての電磁バルブ33,34,35をオ
ンすれば良い。反対に、メカガード25を下降させる
(アクチュエータ31の負圧室の負圧を解放する)ため
には、大気側電磁バルブ(VA)34とリリース電磁バ
ルブ(VR)35のいずれか一方をオフすれば良く、勿
論、双方をオフしても良いことは言うまでもない。
【0028】次に、図4に基づいてクルーズコントロー
ルシステムの制御系の電気回路構成を説明する。VV,
VA,VRの各電磁バルブ33,34,35を駆動する
駆動回路56は、3つのトランジスタTrV,TrA,
TrRによって構成され、各トランジスタTrV,Tr
A,TrRのベースがCPU50の出力ポートXRV
V,XRVA,XRVRに接続されている。負圧側電磁
バルブ(VV)33と大気側電磁バルブ(VA)34
は、それぞれNPN型のトランジスタTrV,TrAの
コレクタとバッテリ(+B)との間に接続され、CPU
50の出力ポートXRVV,XRVAの出力レベルがハ
イレベル(Hi)のときにトランジスタTrV,TrA
がオンして負圧側電磁バルブ(VV)33と大気側電磁
バルブ(VA)34がオンするようになっている。
【0029】一方、リリース電磁バルブ(VR)35
は、PNP型のトランジスタTrRのコレクタとグラン
ド端子との間に接続され、該トランジスタTrRのエミ
ッタが第2のブレーキスイッチBRK2とクルーズメイ
ンスイッチ60を介してバッテリ(+B)に接続されて
いる。この場合、リリース電磁バルブ(VR)35は、
特許請求範囲でいうアクチュエータに相当し、このリリ
ース電磁バルブ(VR)35への通電路中に第2のブレ
ーキスイッチBRK2とトランジスタTrR(特許請求
範囲でいうスイッチ手段に相当)が直列に設けられた構
成となっている。この第2のブレーキスイッチBRK2
のオン/オフ信号はCPU50の入力ポートPORT2
に入力され、クルーズメインスイッチ60のオン/オフ
信号はCPU50の入力ポートPORTCに入力され
る。
【0030】これらクルーズメインスイッチ60と第2
のブレーキスイッチBRK2が共にオンの場合には、入
力ポートPORT2の入力レベルがハイレベル(Hi)
となる。その後、第2のブレーキスイッチBRK2がオ
フすると、入力ポートPORT2の入力レベルがローレ
ベル(Lo)に反転する。
【0031】第2のブレーキスイッチBRK2は、第1
のブレーキスイッチBRK1と同じく、ブレーキペダル
(図示せず)の踏込み操作に機械的に連動してオン/オ
フが切り替えられるように設置されている。第1のブレ
ーキスイッチBRK1は常開型のスイッチであり、第2
のブレーキスイッチBRK2は冗長系として設けられた
常閉型のスイッチである。
【0032】第1のブレーキスイッチBRK1のオン/
オフ信号はCPU50の入力ポートPORT1に入力さ
れる。第1のブレーキスイッチBRK1がオフの場合に
は、CPU50の入力ポートPORT1の入力レベルが
プルアップ抵抗63によりHiとなる。その後、ブレー
キペダルの踏込み操作により第1のブレーキスイッチB
RK1がオンすると、入力ポートPORT1の入力レベ
ルがLoに反転する。これに伴って、CPU50の出力
ポートXRVV,XRVA,XRVRの出力レベルが全
てLoに反転し、全てのトランジスタTrV,TrA,
TrRがオフして全ての電磁バルブ33,34,35が
オフし、アクチュエータ31の負圧室が大気に連通され
て、クルーズコントロールが解除される。
【0033】次に、ECU16内のCPU50で実行す
るクルーズコントロール(以下「C/C」という)モー
ドCRMODを設定する処理手順を図5に示すフローチ
ャートに従って説明する。図5に示すC/Cモード設定
ルーチンは、例えば8ms毎に実行される。尚、以下の
明細書の記述にて、“ ”で囲まれたデータは16進数
を表している。
【0034】本ルーチンでは、まずステップ101で、
C/C実行に際しての基本的な条件が成立しているか否
かをC/C条件フラグXRENABが「1」であるか否
かによって判定する。ここで、C/C実行に際しての基
本的な条件とは、例えば、パーキングブレーキが引かれ
ていないこと、車速が過大(例えば200km/h以
上)でないこと、ギヤがニュートラルでないこと等があ
る。この条件が不成立(XRENAB≠1)の場合に
は、ステップ102に移行し、CRMOD=“00”と
して、たとえクルーズコントロールスイッチ20が押さ
れても一切のコマンドを受付けないようにされる。
【0035】一方、条件成立(XRENAB=1)の場
合には、ステップ103に移行し、車速をセットするS
ETコマンドが既に受付けられているか否かをクルーズ
アクティブフラグXRACTが「1」であるか否かによ
って判定する。SETコマンドが受付けられていない場
合(XRACT≠1)には、ステツプ104に移行し、
RAM55に記憶されているセット車速SRSETM
が、0<SRSETM≦KRSETMXを満足するか否
かを判定する。ここで、KRSETMXはC/Cで定速
走行可能な上限車速(200km/h)である。もし、
SRSETM=0又はSRSETM>KRSETMXで
あれば、ステップ105に進み、C/CモードCRMO
D=“01”として、SETコマンドの受付を許可する
ようにして、本ルーチンを終了する。
【0036】また、上記ステップ104で、0<SRS
ETM≦KRSETMXの条件を満たす場合には、ステ
ップ106に移行し、C/CモードCRMOD=“0
2”として、SETコマンドとRESUMEコマンドと
の受付を許可するようにして、本ルーチンを終了する。
【0037】一方、前記ステップ103で、XRACT
=1の場合(SETコマンドが既に受付けられている場
合)には、ステップ107に進み、XWCC=1である
か否か、即ち、目標スロットル開度がアクセル開度で決
まる目標スロットル開度より大きいか否かを判定する。
XWCC=1の場合に、ステップ108に移行し、C/
CモードCRMOD=“03”として、CANCELコ
マンド、ACCELコマンド、DECELコマンド、I
NCH−UPコマンド、INCH−D0WNコマンドの
受付を許可するようにして、本ルーチンを終了する。こ
のときの運転状態は、物理的にはC/C走行中で、運転
者がアクセルペダル18を踏み込んでいない状況又は踏
み込んでいても踏込み角が小さい状況に相当する。
【0038】これに対し、ステップ107で、XWCC
≠1の場合には、ステップ109に移行し、C/Cモー
ドCRMOD=“04”として、CANCELコマン
ド、SETコマンドの受付を許可するようにして、本ル
ーチンを終了する。このときの運転状態は、物理的には
C/C走行中で、運転者がアクセルペダル18を踏み込
んでいる状況(C/C走行中に運転者がアクセル操作し
て追加速する場合)に相当する。
【0039】次に、図6に示すC/C解除ルーチンの処
理内容を説明する。本ルーチンは、例えば8ms毎に実
行され、ブレーキペダルが踏み込まれた時に次のように
してC/Cを解除する。まずステップ111で、C/C
モードCRMODが“01”又は“02”か否かを判定
し、CRMOD=“01”又は“02”であれば、現在
C/C走行中ではないので、以降の処理を行うことな
く、そのまま本ルーチンを終了する。
【0040】一方、CRMOD≠“01”又は“02”
の場合には、ステップ112に進み、C/CモードCR
MODが“00”か否かを判定し、CRMOD=“0
0”の場合には、ステップ114に進み、C/Cの解除
の操作、即ち、クルーズアクティブフラグXRACTと
記憶セット車速SRSETとを共にクリアし、C/Cを
解除する。
【0041】これに対し、ステップ112で、CRMO
D≠“00”の場合には、ステップ113に進み、CP
U50の入力ポートPORT1の入力レベルがLoであ
るか否か、即ち、ブレーキペダルの踏み込みにより第1
のブレーキスイッチBRK1がオンしたか否か判定す
る。PORT1の入力レベルがLo、つまりブレーキペ
ダルの踏み込みが行われたときには、ステップ114に
進み、XRACT=0、SRSET=0として、C/C
を解除する。PORT1の入力レベルがHiの場合に
は、ブレーキペダルが踏み込まれていないので、C/C
を解除せずに本ルーチンを終了する。
【0042】次に、図7に示すメカガード駆動ルーチン
の処理内容を説明する。本ルーチンは、例えば8ms毎
に実行され、メカガード25が図8に示すように目標メ
カガード開度PRMGTの近傍に制御される。まず、ス
テップ121で、C/CモードCRMODが“03”で
あるか否か、即ち、運転者がアクセルペダルを踏まずに
C/Cで定速走行しているか否かを判定する。CRMO
D≠“03”の場合(C/C走行でない場合)には、メ
カガード25を駆動する必要はないため、ステップ12
2に進み、CPU50の出力ポートXRVV,XRV
A,XRVRの出力レベルを0(Lo)にセットし、全
ての電磁バルブ33,34,35をオフし、アクチュエ
ータ31の負圧室を大気に連通させて本ルーチンを終了
する。
【0043】一方、CRMOD=“03”(C/C走行
中)の場合には、ステップ123に進み、目標メカガー
ド開度PRMGTを次式により算出する。 PRMGT=PWCC+KRCC ここで、PWCCは目標スロットル開度であり、KRC
Cは定数項である。
【0044】次のステップ124では、目標メカガード
開度PRMGTと実際のメカガード開度PWMGとの偏
差DRPMGを算出し、続くステップ125にて、偏差
DRPMGが、DRPMC>KRPMGB、0≦D
RPMG≦KRPMGB、一KRPMGB≦DRPM
G<0、−KRPMGB>DRPMGのいずれの区分
に該当するか否かを判別し、次に進むステップを決め
る。ここで、KRPMGBは許容偏差である。
【0045】DRPMG>KRPMGBの場合には、
実際のメカガード開度PWMGが目標メカガード開度P
RMGTを大きく下回っている状態となっている。この
場合には、ステップ126,136の処理を実行し、C
PU50の出力ポートXRVV,XRVA,XRVRの
出力レベルを全て1(Hi)にセットし、全ての電磁バ
ルブ(VV)33,34,35をオンする。これによ
り、アクチュエータ31の負圧室に負圧源から負圧を導
入して、メカガード開度PWMGを速やかに増大させ
る。
【0046】0≦DRPMG≦KRPMGBの場合に
は、実際のメカガード開度PWMGが目標メカガード開
度PRMGTを許容範囲内で少し下回っている状態とな
っている。この場合には、ステップ127〜129で、
出力ポートXRVVの出力レベルを前回処理時(8ms
前)と同じに維持し、負圧側電磁バルブ(VV)33の
オン/オフを前回処理時(8ms前)と同じ状態に維持
すると共に、ステップ135,136で、出力ポートX
RVA,XRVRの出力レベルを1(Hi)にセット
し、大気側電磁バルブ(VA)34とリリース電磁バル
ブ(VR)35をオンする。これにより、アクチュエー
タ31の負圧室の負圧を維持又は増大させて、メカガー
ド開度PWMGを維持又は増大させる。
【0047】−KRPMGB≦DRPMG<0の場合
には、実際のメカガード開度PWMGが目標メカガード
開度PRMGTを許容範囲内で少し上回っている状態と
なっている。この場合には、ステップ130に進み、出
力ポートXRVVの出力レベルを0(Lo)にセット
し、負圧側電磁バルブ(VV)33をオフして、負圧源
から遮断する。そして、ステップ131〜133で、出
力ポートXRVAの出力レベルを前回処理時(8ms
前)と同じに維持し、大気側電磁バルブ(VA)34の
オン/オフを前回処理時(8ms前)と同じ状態に維持
する。この後、ステップ136で、出力ポートXRVR
の出力レベルを1(Hi)に維持し、リリース電磁バル
ブ(VR)35をオン状態に維持する。これにより、ア
クチュエータ31の負圧室の負圧を維持又は低下させ
て、メカガード開度PWMGを維持又は減少させる。
【0048】−KRPMGB>DRPMGの場合に
は、実際のメカガード開度PWMGが目標メカガード開
度PRMGTを大きく上回っている状態になっている。
この場合には、ステップ134に進み、出力ポートXR
VV,XRVAの出力レベルを0(Lo)にセットし、
負圧側電磁バルブ(VV)33と大気側電磁バルブ(V
A)34をオフする。これにより、アクチュエータ31
の負圧室を大気に連通させて、メカガード開度PWMG
を速やかに減少させる。尚、この場合も、ステップ13
6に進み、出力ポートXRVRの出力レベルを1(H
i)にセットし、リリース電磁バルブ(VR)35をオ
ン状態に維持する。
【0049】次に、図9に基づいて第1のブレーキスイ
ッチBRK1と第2のブレーキスイッチBRK2の故障
モードと故障判定方法を説明する。クルーズメインスイ
ッチ60がオンで、2系統のブレーキスイッチBRK
1,BRK2が正常な場合には、CPU50の入力ポー
トPORT1,PORT2の入力レベルは常に同じ動き
をする。つまり、ブレーキペダルを踏まないときには、
入力ポートPORT1,PORT2が共にHiとなり、
ブレーキペダルを踏むと、入力ポートPORT1,PO
RT2が共にLoに反転する。
【0050】ブレーキスイッチBRK1,BRK2の故
障は、第1のブレーキスイッチBRK1が接点融着等
で常時オンし続けるショート故障、第1のブレーキス
イッチBRK1が常時オフし続けるオープン故障、第
2のブレーキスイッチBRK2のショート故障、第2
のブレーキスイッチBRK2のオープン故障の4種類の
故障モードがある。いずれの故障モードでも入力ポート
PORT1,PORT2の入力レベルの組み合わせが正
常時と異なる。
【0051】この関係を利用し、ブレーキペダルを踏ん
でいない状態では、入力ポートPORT1,PORT2
が共にHiのときに正常と判定し、いずれか一方がLo
のときに故障と判定する。このとき、入力ポートPOR
T1がLoであれば、第1のブレーキスイッチBRK
1のショート故障と判定され、入力ポートPORT2が
Loであれば、第2のブレーキスイッチBRK2のオ
ープン故障と判定される。
【0052】また、ブレーキペダルを踏み込んだ状態で
は、入力ポートPORT1,PORT2が共にLoのと
きに正常と判定し、いずれか一方がHiのときに故障と
判定する。このとき、入力ポートPORT1がHiであ
れば、第1のブレーキスイッチBRK1のオープン故
障と判定され、入力ポートPORT2がHiであれば、
第2のブレーキスイッチBRK2のショート故障と判
定される。
【0053】次に、図10及び図11に示すブレーキス
イッチ故障診断ルーチンの処理内容を説明する。本ルー
チンは、所定時間毎(例えば262ms毎)に実行さ
れ、ブレーキスイッチBRK1,BRK2の故障の有無
を診断する故障診断手段として機能する。本ルーチンで
は、まずステップ141にて、入力ポートPORTCが
Hiか否か、即ち、クルーズメインスイッチ60がオン
になっているか否かを判定し、PORTC=Lo(クル
ーズメインスイッチ60がオフ)の場合には、故障診断
はできないので、そのまま本ルーチンを終了する。
【0054】PORTC=Hi(クルーズメインスイッ
チ60がオン)の場合には、故障診断を実施すべく、ス
テップ142に進み、各ブレーキスイッチBRK1,B
RK2のオン/オフ状態を読み込む入力ポートPORT
1,PORT2のHi/Loの組み合わせ(PORT
1,PORT2)によって次に進むステップを決める。
【0055】即ち、(Hi,Hi)ならば、正常状態で
あり、ステップ143に進み、(Hi,Hi)の継続時
間をカウントする正常状態継続時間カウンタCBKN1
をインクリメントして、ステップ147に進む。
【0056】(Lo,Lo)ならば、正常状態であり、
ステップ144に進み、(Lo,Lo)の継続時間をカ
ウントする第2の正常状態継続時間カウンタCBKN2
をインクリメントして、ステップ147に進む。
【0057】(Lo,Hi)ならば、故障状態であり、
ステップ145に進み、(Lo,Hi)の継続時間をカ
ウントする第1の故障状態継続時間カウンタCBKF1
をインクリメントして、ステップ147に進む。
【0058】(Hi,Lo)ならば、故障状態であり、
ステップ146に進み、(Hi,Lo)の継続時間をカ
ウントする第2の故障状態継続時間カウンタCBKF2
をインクリメントして、ステップ147に進む。これら
のカウンタCBKN1,CBKN2,CBKF1,CB
KF2は、いずれも最大値が“FF”である。
【0059】ステップ147以降の処理では、これらの
カウンタによりカウントした正常状態継続時間、故障状
態継続時間のカウント値が所定値になったときに正常状
態積算カウンタ、異常状態積算カウンタをインクリメン
トし、そのカウント値が所定値になったときに、正常、
異常の判定を行う。これにより、正常、異常の判定を精
度良く行う。
【0060】即ち、ステップ147では、(Hi,H
i)の正常状態継続時間CBKN1が所定時間KBKN
Tに達したか否かを判定し、達していれば、ステップ1
48に進み、(Hi,Hi)の正常状態積算カウンタC
BKNN1をインクリメントして次のステップ149に
進む。一方、(Hi,Hi)の正常状態継続時間CBK
N1が所定時間KBKNTに達していなければ、ステッ
プ148を飛び越してステップ149に進む。
【0061】このステップ149では、(Lo,Lo)
の正常状態継続時間CBKN2が所定時間KBKNTに
達したか否かを判定し、達していれば、ステップ150
に進み、(Lo,Lo)の正常状態積算カウンタCBK
NN2をインクリメントして次のステップ151に進
む。一方、(Lo,Lo)の正常状態継続時間CBKN
2が所定時間KBKNTに達していなければ、ステップ
150を飛び越してステップ151に進む。
【0062】このステップ151では、(Lo,Hi)
の故障状態継続時間CBKF1が所定時間KBKFTに
達したか否かを判定し、達していれば、ステップ152
に進み、(Lo,Hi)の故障状態積算カウンタCBK
FF1をインクリメントして次のステップ153に進
む。一方、(Lo,Hi)の故障状態継続時間CBKF
1が所定時間KBKFTに達していなければ、ステップ
152を飛び越してステップ153に進む。
【0063】このステップ153では、(Hi,Lo)
の故障状態継続時間CBFK2が所定時間KBKFTに
達したか否かを判定し、達していれば、ステップ154
に進み、(Hi,Lo)の故障状態積算カウンタCBK
FF2をインクリメントして次のステップ155に進
む。一方、(Hi,Lo)の故障状態継続時間CBFK
2が所定時間KBKFTに達していなければ、ステップ
154を飛び越してステップ155に進む。尚、CBK
NN1,CBKNN2,CBKFF1,CBKFF2の
カウント値は、いずれも最大値が“FF”である。
【0064】このステップ155では、入力ポートPO
RT1,PORT2の状態が前回から変化したか、即
ち、ブレーキペダルが踏まれてない状態から踏み込まれ
たか、又は踏み込まれた状態からその踏込みが解除され
たか否かを判定する。このステップ155で「Yes」
と判定された場合には、ステップ156に進み、全ての
正常/故障状態継続時間カウンタをクリアして次のステ
ップ157に進む。一方、ステップ155で「No」と
判定された場合には、ステップ156を飛び越してステ
ップ157に進む。
【0065】このステップ157では、(Hi,H
i)、(Lo,Lo)の両方の正常状態積算カウンタC
BKNN1,CBKNN2が共に所定値KBKNNより
大きいか否かを判定し、「Yes」であればステップ1
58に進み、フェイルフラグXFAILをクリアし、
「No」であれば、そのまま次のステップ159に進
む。このようにフェイルフラグXFAILをクリアする
手段を設けることによって、たとえなんらかの原因によ
り故障を誤検出しても、正常状態が継続すれば、その誤
検出はキャンセルされる。
【0066】ステップ159では、(Lo,Hi)、
(Hi,Lo)の故障状態積算カウンタCBKFF1,
CBKFF2のいずれか一方が所定値KBKFFより大
きいか否かを判定し、「Yes」であればステップ16
0に進み、フェイルフラグXFAILを故障を示す
「1」にセットし、「No」であれば、そのまま本ルー
チンを終了する。このフェイルフラグXFAILの情報
は、警告ランプ(図示せず)を点灯させる等、運転者に
故障を知らせるために用いても良いし、また、ECU1
6内のバックアップメモリ(図示せず)にダイアグノー
シスデータとして記憶しておいて、サービス工場での点
検時にサービスマンに故障が分かるようにしても良い。
【0067】ところで、第1及び第2のブレーキスイッ
チBRK1,BRK2は、ブレーキペダルの踏込み操作
に機械的に連動させてオン/オフさせるため、ブレーキ
ペダルがゆっくり踏み込まれたとき等には、両ブレーキ
スイッチBRK1,BRK2のオン/オフ切替タイミン
グが僅かにずれることがあり、このずれの期間中は、両
ブレーキスイッチBRK1,BRK2のオン/オフ状態
の組み合わせが故障時と同じになる。このブレーキスイ
ッチBRK1,BRK2のオン/オフ切替タイミングの
ずれは、部品の組付誤差によっても発生する。
【0068】この点、上記実施形態では、第1及び第2
のブレーキスイッチBRK1,BRK2のオン/オフ状
態(Hi/Lo)の組み合わせが故障モードになってい
る状態が所定時間以上継続したときに故障状態積算カウ
ンタをインクリメントするようにしているので、故障モ
ードになっている状態が所定時間未満の場合には、故障
とは判定されず、ブレーキスイッチBRK1,BRK2
のオン/オフ切替タイミングのずれによる故障の誤診断
を防止することができ、故障診断の信頼性を向上でき
る。
【0069】更に、上記実施形態では、故障診断を繰り
返して行い、故障有りと診断した回数を積算する故障状
態積算カウンタのカウント値が所定値に達したときに、
最終的に故障有りと診断するようにしたので、上述した
故障状態継続時間をカウントする動作と相俟って、誤診
断を一層確実に排除でき、故障診断の信頼性を更に向上
できる。
【0070】しかも、上記実施形態では、故障有りと診
断した後も故障診断を繰り返して行い、第1及び第2の
ブレーキスイッチBRK1,BRK2のオン/オフ状態
の組み合わせが正常な状態が所定時間以上継続したとき
に、前回の故障有りの診断結果を取り消す(つまりフェ
イルフラグXFAILをクリアする)ようにしたので、
万一、何等かの原因で故障を誤診断しても、その誤診断
を後で取り消すことができ、この面からも故障診断の信
頼性を向上できる。
【0071】以上説明した実施形態では、通常制御時
(C/C時以外)でも、スロットルバルブ12をアクチ
ュエータ14(モータ)によって駆動してスロットル開
度を調整するようにしたが、図12乃至図15に示す本
発明の他の実施形態では、アクセルペダル18とスロッ
トルバルブ12との間がスロットルケーブル65によっ
て機械的に連結され、通常制御時にはアクセルペダル1
8の動きに合わせてスロットルレバー27が回転し、ス
ロットルバルブ12が開閉される。
【0072】一方、C/C時には、C/C用アクチュエ
ータ66によってスロットルシャフト74を回転させる
ことで、スロットルバルブ12の開度を調整し、車速を
セット車速に制御する。この場合、C/C用アクチュエ
ータ66は、モータ67とコントロールアーム68との
間に電磁クラッチ69を介在させた構成となっており、
C/C時には電磁クラッチ69に通電してモータ67の
回転をコントロールアーム68に伝達し、このコントロ
ールアーム68の回転をケーブル70を介してスロット
ルシャフト74に伝達することで、スロットルバルブ1
2の開度を調整する。
【0073】次に、図13に基づいてクルーズコントロ
ールシステムの制御系の電気回路構成を説明する。常開
型の第1のブレーキスイッチBRK1は、前記実施形態
と同じく、CPU50の入力ポートPORT1に接続さ
れている。常閉型の第2のブレーキスイッチBRK2
は、電磁クラッチ69(特許請求範囲でいうアクチュエ
ータに相当)への通電路中に設けられている。
【0074】また、ECU75内には、電磁クラッチ6
9への通電をオン/オフするスイッチ手段として、ダイ
アグノーシス機能付きのトランジスタ76が設けられ、
このトランジスタ76の出力端子OUTに第2のブレー
キスイッチBRK2が接続されている。このトランジス
タ76の入力端子INはCPU50の出力ポートXRC
Lに接続され、該トランジスタ76のダイアグ端子DI
AGは、CPU50の入力ポートPORT2に接続され
ている。
【0075】このトランジスタ76は、CPU50の出
力ポートXRCLの出力がLoのときにオフとなり、電
磁クラッチ69への通電が遮断される。トランジスタ7
6のオフ時の出力端子OUTとダイアグ端子DIAGの
電圧レベルは、図14に示すように第2のブレーキスイ
ッチBRK2のオン/オフに応じて切り替えられる。即
ち、第2のブレーキスイッチBRK2がオンの場合に
は、トランジスタ76の出力端子OUTとダイアグ端子
DIAGの双方がLoとなり、第2のブレーキスイッチ
BRK2がオフの場合には、トランジスタ76の出力端
子OUTとダイアグ端子DIAGの双方がHiとなる。
【0076】次に、図15に基づいて第1のブレーキス
イッチBRK1と第2のブレーキスイッチBRK2の故
障モードと故障判定方法を説明する。クルーズメインス
イッチ(図示せず)がオンで、2系統のブレーキスイッ
チBRK1,BRK2が正常な場合には、CPU50の
入力ポートPORT1,PORT2の入力レベルは常に
異なる電圧となる。つまり、ブレーキペダルを踏まない
ときには、入力ポートPORT1がHiで、PORT2
がLoとなり、ブレーキペダルを踏むと、PORT1が
Loで、PORT2がHiとなる。
【0077】ブレーキスイッチBRK1,BRK2の故
障は、第1のブレーキスイッチBRK1のショート故
障、第1のブレーキスイッチBRK1のオープン故
障、第2のブレーキスイッチBRK2のショート故
障、第2のブレーキスイッチBRK2のオープン故障
の4種類の故障モードがある。いずれの故障モードでも
入力ポートPORT1,PORT2の入力レベルの組み
合わせが正常時と異なる。
【0078】この関係を利用し、ブレーキペダルを踏ん
でいない状態では、入力ポートPORT1がHiで、P
ORT2がLoのときに正常と判定し、両方の電圧レベ
ルが同じときに故障と判定する。このとき、入力ポート
PORT1,PORT2が共にLoであれば、第1の
ブレーキスイッチBRK1のショート故障と判定され、
入力ポートPORT1,PORT2が共にHiであれ
ば、第2のブレーキスイッチBRK2のオープン故障
と判定される。
【0079】また、ブレーキペダルを踏み込んだ状態で
は、入力ポートPORT1がLoで、PORT2がHi
のときに正常と判定し、両方の電圧レベルが同じときに
故障と判定する。このとき、入力ポートPORT1,P
ORT2が共にHiであれば、第1のブレーキスイッ
チBRK1のオープン故障と判定され、入力ポートPO
RT1,PORT2が共にLoであれば、第2のブレ
ーキスイッチBRK2のショート故障と判定される。
【0080】以上説明した2つの実施形態では、第1の
ブレーキスイッチBRK1として常開型のスイッチを用
いたが、これを常閉型のスイッチに変更しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるクルーズコントロ
ールシステム全体の概略構成を示す図
【図2】ECUのハード構成を示すブロック図
【図3】メカガード用アクチュエータ内の負圧を制御す
る3個の電磁バルブの配管構成を示す図
【図4】クルーズコントロールシステムの制御系の電気
的構成を示す回路図
【図5】C/Cモード設定処理ルーチンの処理の流れを
示すフローチャート
【図6】C/C解除ルーチンの処理の流れを示すフロー
チャート
【図7】メカガード駆動ルーチンの処理の流れを示すフ
ローチャート
【図8】C/C中のメカガードの駆動例を示すタイムチ
ャート
【図9】第1のブレーキスイッチBRK1と第2のブレ
ーキスイッチBRK2の故障モードと故障判定方法を説
明する図
【図10】ブレーキスイッチ故障診断ルーチンの処理の
流れを示すフローチャート(その1)
【図11】ブレーキスイッチ故障診断ルーチンの処理の
流れを示すフローチャート(その2)
【図12】本発明の他の実施形態におけるクルーズコン
トロールシステムの概略構成を示す図
【図13】クルーズコントロールシステムの制御系の電
気的構成を示す回路図
【図14】ダイアグノーシス機能付きトランジスタのオ
フ時の出力端子OUTとダイアグ端子DIAGの電圧レ
ベルと第2のブレーキスイッチBRK2のオン/オフと
の関係を説明する図
【図15】第1のブレーキスイッチBRK1と第2のブ
レーキスイッチBRK2の故障モードと故障判定方法を
説明する図
【図16】従来の2系統のブレーキスイッチの接続関係
を示す回路図
【符号の説明】
12…スロットルバルブ、14…スロットル用アクチュ
エータ、16…ECU(制御手段,故障診断手段)、2
0…クルーズコントロールスイッチ、24…メカガード
機構、25…メカガード、31…負圧ダイアフラム式の
アクチュエータ、33…負圧側電磁バルブ(VV)、3
4…大気側電磁バルブ(VA)、35…リリース電磁バ
ルブ(VR:アクチュエータ)、60…クルーズメイン
スイッチ、66…C/C用アクチュエータ、67…モー
タ、68…コントロールアーム、69…電磁クラッチ
(アクチュエータ)、71…負圧導入路、72…大気連
通路、75…ECU、76…ダイアグノーシス機能付き
トランジスタ(スイッチ手段)、BRK1…第1のブレ
ーキスイッチ、BRK2…第2のブレーキスイッチ、T
rR…トランジスタ(スイッチ手段)、TrV,TrA
…トランジスタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の速度制御を運転者のアクセル操作
    による通常制御とセット車速で定速走行させる定速走行
    制御とを切り替えるアクチュエータと、定速走行制御中
    にスロットルバルブの開度を自動制御する制御手段とを
    備え、前記制御手段は、定速走行制御中にブレーキペダ
    ルが踏み込まれたときに前記アクチュエータへの通電を
    遮断することで定速走行制御を解除して通常制御に切り
    替えるようにした車両用定速走行装置において、 前記ブレーキペダルの踏込み操作に連動してオン/オフ
    が切り替えられる第1及び第2のブレーキスイッチを備
    え、 前記第1のブレーキスイッチは、オン/オフ信号を前記
    制御手段に入力する常開型又は常閉型のスイッチであ
    り、 前記第2のブレーキスイッチは、冗長系として前記アク
    チュエータへの通電路中に設けられた常閉型のスイッチ
    であり、 前記制御手段は、定速走行制御中に前記第1のブレーキ
    スイッチが作動したときに前記アクチュエータへの通電
    路中に設けられたスイッチ手段をオフさせて前記アクチ
    ュエータへの通電を遮断することで定速走行制御を解除
    する手段と、 定速走行制御中に前記第1及び第2のブレーキスイッチ
    のオン/オフ状態を監視し、そのオン/オフ状態の組み
    合わせで、各ブレーキスイッチの故障の有無を診断する
    故障診断手段とを備えていることを特徴とする車両用定
    速走行装置。
  2. 【請求項2】 前記故障診断手段は、前記第1及び第2
    のブレーキスイッチのオン/オフ状態の組み合わせが故
    障モードになっている状態が所定時間以上継続したとき
    に故障有りと診断することを特徴とする請求項1に記載
    の車両用定速走行装置。
  3. 【請求項3】 前記故障診断手段は、故障診断を繰り返
    して行い、故障有りの診断結果が連続して所定回数繰り
    返されたときに最終的に故障有りと診断することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の車両用定速走行装置。
  4. 【請求項4】 前記故障診断手段は、故障有りと診断し
    た後も故障診断を繰り返して行い、前記第1及び第2の
    ブレーキスイッチのオン/オフ状態の組み合わせが正常
    な状態が所定時間以上継続したときに、前回の故障有り
    の診断結果を取り消すことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の車両用定速走行装置。
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Cited By (3)

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