JPH09240920A - 空芯線材コイル、有芯線材コイル及び有芯線材コイルの製造方法 - Google Patents
空芯線材コイル、有芯線材コイル及び有芯線材コイルの製造方法Info
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- JPH09240920A JPH09240920A JP7522696A JP7522696A JPH09240920A JP H09240920 A JPH09240920 A JP H09240920A JP 7522696 A JP7522696 A JP 7522696A JP 7522696 A JP7522696 A JP 7522696A JP H09240920 A JPH09240920 A JP H09240920A
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- core
- winding
- air
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイルキャリア等の芯部に装着した場合に隙
間等が生じにくく、ひいては運搬等の際に巻き姿が乱れ
にくい空芯線材コイルを提供する。 【解決手段】 空芯線材コイル1においては、複数の巻
線部2が、それらを貫いて設定されたコイル軸線Oの周
りにおいて互いにずれた状態で積層されるとともに、芯
部5の装着が予定された空隙3がそのコイル軸線Oの方
向に沿って形成され、該空隙3の内径が芯部5の外径に
対応した値に設定される。
間等が生じにくく、ひいては運搬等の際に巻き姿が乱れ
にくい空芯線材コイルを提供する。 【解決手段】 空芯線材コイル1においては、複数の巻
線部2が、それらを貫いて設定されたコイル軸線Oの周
りにおいて互いにずれた状態で積層されるとともに、芯
部5の装着が予定された空隙3がそのコイル軸線Oの方
向に沿って形成され、該空隙3の内径が芯部5の外径に
対応した値に設定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空芯線材コイル、そ
の空芯コイルに芯部を装着した有芯線材コイル、及びそ
の有芯線材コイルの製造方法に関する。
の空芯コイルに芯部を装着した有芯線材コイル、及びそ
の有芯線材コイルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、線材コイルの一形態として、図6
(a)及び(b)に示すように、複数の巻線部101
が、それらを貫いて設定されたコイル軸線Oの周りにお
いて互いにずれた状態で花弁状に積層されることによ
り、そのコイル軸線方向に沿って空隙104が形成され
た竪型のコイル100が知られている。このようなコイ
ル100は、同図(a)に示すように、空隙104にコ
イルキャリア102の芯部103が挿通されて該コイル
キャリア102に装着される。そして、その状態で所定
の使用場所まで運搬されて床等に置かれ、上側から巻線
部101を順に取り出しながら使用される。
(a)及び(b)に示すように、複数の巻線部101
が、それらを貫いて設定されたコイル軸線Oの周りにお
いて互いにずれた状態で花弁状に積層されることによ
り、そのコイル軸線方向に沿って空隙104が形成され
た竪型のコイル100が知られている。このようなコイ
ル100は、同図(a)に示すように、空隙104にコ
イルキャリア102の芯部103が挿通されて該コイル
キャリア102に装着される。そして、その状態で所定
の使用場所まで運搬されて床等に置かれ、上側から巻線
部101を順に取り出しながら使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のコイル100
は、その空隙104の内径が芯部103の外径よりも大
きく設定されており、該空隙104と芯部103との間
には隙間Gが形成されることとなる。このような状態で
コイル100をキャリア102とともに運搬すると、運
搬中に巻線部101が隙間Gの分だけずり動き、図7
(a)に示すようにコイル100の巻き姿が崩れたり、
同図(b)に示すように、巻線部101がコイル100
の内面側に突出したりすることがある。コイル100の
巻き姿が崩れると、巻線部101同士の間にもつれ等が
生じ、線材のスムーズな取り出しができなくなる場合が
ある。一方、コイル100はコイルキャリア102から
取り外した状態で使用されることもあるが、例えばスト
リッパクレーン等によりコイル100を内側から保持し
て吊り上げる場合、図7(b)に示すように巻線部10
1が内面側に突出していると、該クレーンがその突出部
と干渉して線材を痛める等の問題が生じ得る。
は、その空隙104の内径が芯部103の外径よりも大
きく設定されており、該空隙104と芯部103との間
には隙間Gが形成されることとなる。このような状態で
コイル100をキャリア102とともに運搬すると、運
搬中に巻線部101が隙間Gの分だけずり動き、図7
(a)に示すようにコイル100の巻き姿が崩れたり、
同図(b)に示すように、巻線部101がコイル100
の内面側に突出したりすることがある。コイル100の
巻き姿が崩れると、巻線部101同士の間にもつれ等が
生じ、線材のスムーズな取り出しができなくなる場合が
ある。一方、コイル100はコイルキャリア102から
取り外した状態で使用されることもあるが、例えばスト
リッパクレーン等によりコイル100を内側から保持し
て吊り上げる場合、図7(b)に示すように巻線部10
1が内面側に突出していると、該クレーンがその突出部
と干渉して線材を痛める等の問題が生じ得る。
【0004】本発明の課題は、コイルキャリア等の芯部
に装着した場合に、コイルと芯部との間に隙間等が生じ
にくく、ひいては運搬等の際に巻き姿が乱れにくい空芯
線材コイルと、その空芯線材コイルに芯部を装着した有
芯線材コイル、及びその有芯線材コイルの製造方法を提
供することにある。
に装着した場合に、コイルと芯部との間に隙間等が生じ
にくく、ひいては運搬等の際に巻き姿が乱れにくい空芯
線材コイルと、その空芯線材コイルに芯部を装着した有
芯線材コイル、及びその有芯線材コイルの製造方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために本発明の空芯線材コイルは、下記の
ように構成されることを特徴とする。すなわち、複数の
巻線部が、それらを貫いて設定されたコイル軸線の周り
において互いにずれた状態で積層されるとともに、芯部
の装着が予定された空隙がそのコイル軸線方向に沿って
形成され、該空隙の内径が芯部の外径に対応した値に設
定される。
題を解決するために本発明の空芯線材コイルは、下記の
ように構成されることを特徴とする。すなわち、複数の
巻線部が、それらを貫いて設定されたコイル軸線の周り
において互いにずれた状態で積層されるとともに、芯部
の装着が予定された空隙がそのコイル軸線方向に沿って
形成され、該空隙の内径が芯部の外径に対応した値に設
定される。
【0006】上記空芯線材コイルは、芯部の装着が予定
された空隙を有するとともに、その空隙の内径が該芯部
の外径に対応した値に設定されていることから、芯部に
装着された際に、空隙内面と芯部外面との間に形成され
る隙間が小さくなる。これにより、隙間形成に伴う巻線
部のずれ動きが生じにくくなり、運搬中等におけるコイ
ルの巻き姿の乱れ等を効果的に防止ないし抑制すること
ができる。ここで、空隙の内径は芯部の外径よりも若干
大きく、かつ該外径に可及的に近くなるように設定する
ことで、隙間はほとんど形成されなくなり、上述の効果
がさらに高められる。
された空隙を有するとともに、その空隙の内径が該芯部
の外径に対応した値に設定されていることから、芯部に
装着された際に、空隙内面と芯部外面との間に形成され
る隙間が小さくなる。これにより、隙間形成に伴う巻線
部のずれ動きが生じにくくなり、運搬中等におけるコイ
ルの巻き姿の乱れ等を効果的に防止ないし抑制すること
ができる。ここで、空隙の内径は芯部の外径よりも若干
大きく、かつ該外径に可及的に近くなるように設定する
ことで、隙間はほとんど形成されなくなり、上述の効果
がさらに高められる。
【0007】次に、コイル肉厚Tと各巻線部の直径Dと
の比T/Dは、0.25以下に設定することが望まし
い。すなわち、図2(b)に示すように、巻線部(2)
の直径Dは芯部(5)の直径D’よりもコイル肉厚Tだ
け大きく設定されていることから、コイルが芯部に対し
ほとんど隙間を生じない状態で装着されていても、該コ
イル肉厚Tに相当する分だけ横方向の移動が依然許容さ
れた状態となっている。この移動は、上下に積層された
巻線部との間の摩擦によりある程度抑制されているが、
コイルに対して横方向からの衝撃や振動が強く作用する
と、該巻線部の移動が少なからず生ずる場合がある。し
かしながら、コイル肉厚Tと巻線部の直径Dとの比T/
Dが0.25以下に設定されていれば、仮にコイル肉厚
Tに相当する巻線部の横移動が生じても、直径Dに対す
る相対的な移動比率は小さくなり、巻き姿の大きな劣化
は回避されることとなる。なお、T/Dは望ましくは
0.2以下に設定するのがよい。
の比T/Dは、0.25以下に設定することが望まし
い。すなわち、図2(b)に示すように、巻線部(2)
の直径Dは芯部(5)の直径D’よりもコイル肉厚Tだ
け大きく設定されていることから、コイルが芯部に対し
ほとんど隙間を生じない状態で装着されていても、該コ
イル肉厚Tに相当する分だけ横方向の移動が依然許容さ
れた状態となっている。この移動は、上下に積層された
巻線部との間の摩擦によりある程度抑制されているが、
コイルに対して横方向からの衝撃や振動が強く作用する
と、該巻線部の移動が少なからず生ずる場合がある。し
かしながら、コイル肉厚Tと巻線部の直径Dとの比T/
Dが0.25以下に設定されていれば、仮にコイル肉厚
Tに相当する巻線部の横移動が生じても、直径Dに対す
る相対的な移動比率は小さくなり、巻き姿の大きな劣化
は回避されることとなる。なお、T/Dは望ましくは
0.2以下に設定するのがよい。
【0008】一方、T/Dをあまり小さく設定し過ぎる
と、コイルの高さが一定の寸法に規定されている場合、
1コイル当りの線材量が少なくなって、線材使用時に頻
繁にコイルの補給を行わなければならなくなる問題が生
ずるので、このような問題が生じないよう、適切な肉厚
設定を行うことが望ましい。
と、コイルの高さが一定の寸法に規定されている場合、
1コイル当りの線材量が少なくなって、線材使用時に頻
繁にコイルの補給を行わなければならなくなる問題が生
ずるので、このような問題が生じないよう、適切な肉厚
設定を行うことが望ましい。
【0009】例えば、鋼線材等の場合、巻線径が900
〜1100mm前後のコイルが実操業において最も標準的
に使用されている。この場合、コイル肉厚の絶対値を2
20mm以下、望ましくは200mm以下に設定すること
で、これらコイルに対し上述の効果をより顕著に達成す
ることができる。
〜1100mm前後のコイルが実操業において最も標準的
に使用されている。この場合、コイル肉厚の絶対値を2
20mm以下、望ましくは200mm以下に設定すること
で、これらコイルに対し上述の効果をより顕著に達成す
ることができる。
【0010】次に、本発明の有芯線材コイルは、上記空
芯線材コイルの空隙に対し、該空隙の内径に対応する外
径を有した芯部を装着したものとして構成される。その
製造方法は、上記空芯線材コイルを製造する工程と、そ
の空芯線材コイルの空隙に対し、該空隙の内径に対応す
る外径を有した芯部を装着する工程とを含むものとな
る。
芯線材コイルの空隙に対し、該空隙の内径に対応する外
径を有した芯部を装着したものとして構成される。その
製造方法は、上記空芯線材コイルを製造する工程と、そ
の空芯線材コイルの空隙に対し、該空隙の内径に対応す
る外径を有した芯部を装着する工程とを含むものとな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1(a)は、本発明の一実施例た
る空芯線材コイル(以下、単に空芯コイルという)1を
模式的に示したものである。すなわち、空芯コイル1
は、鋼等の線材に対し、ほぼ同一の直径(例えば900
〜1100mm程度)を有する複数の円環状の巻線部2を
順次形成し、これを上下に順次積層することにより、コ
イル軸線Oに沿ってその中央に空隙部3を有するものと
して構成されている。各巻線部2は、同図(b)に示す
ように、それらを貫いて設定されたコイル軸線Oの周り
において、おおむね等角度間隔で順次ずれた状態で、い
わゆる花弁状の配置形態をなすように積層されている。
この空隙部3には、コイルキャリア4の芯部5の装着が
予定されており、その内径は該芯部5の外径に対応した
値、具体的には芯部5の外径よりも若干大きく、かつ該
外径に可及的に近くなるように設定されている。
を用いて説明する。図1(a)は、本発明の一実施例た
る空芯線材コイル(以下、単に空芯コイルという)1を
模式的に示したものである。すなわち、空芯コイル1
は、鋼等の線材に対し、ほぼ同一の直径(例えば900
〜1100mm程度)を有する複数の円環状の巻線部2を
順次形成し、これを上下に順次積層することにより、コ
イル軸線Oに沿ってその中央に空隙部3を有するものと
して構成されている。各巻線部2は、同図(b)に示す
ように、それらを貫いて設定されたコイル軸線Oの周り
において、おおむね等角度間隔で順次ずれた状態で、い
わゆる花弁状の配置形態をなすように積層されている。
この空隙部3には、コイルキャリア4の芯部5の装着が
予定されており、その内径は該芯部5の外径に対応した
値、具体的には芯部5の外径よりも若干大きく、かつ該
外径に可及的に近くなるように設定されている。
【0012】図2には、上記空芯コイル1にコイルキャ
リア4を装着することによりに構成された有芯線材コイ
ル(以下、有芯コイルという)20を模式的に示してい
る。コイルキャリア4は、前述の芯部5と、その芯部5
の底部から横方向に張り出してこれと一体的に設けられ
たコイル支持部6とを備えている。芯部5は、例えば逆
U字状に曲げられた2本の金属パイプ5aを、そのU字
底部5bにおいて互いに交差させ、その交差部分におい
てそれらを互いに接合することにより構成されている。
そして空芯コイル1は、芯部5に対し空隙部3において
上方から挿入され、その下端面においてコイル支持部6
により支持されている。
リア4を装着することによりに構成された有芯線材コイ
ル(以下、有芯コイルという)20を模式的に示してい
る。コイルキャリア4は、前述の芯部5と、その芯部5
の底部から横方向に張り出してこれと一体的に設けられ
たコイル支持部6とを備えている。芯部5は、例えば逆
U字状に曲げられた2本の金属パイプ5aを、そのU字
底部5bにおいて互いに交差させ、その交差部分におい
てそれらを互いに接合することにより構成されている。
そして空芯コイル1は、芯部5に対し空隙部3において
上方から挿入され、その下端面においてコイル支持部6
により支持されている。
【0013】空芯コイル1は、空隙部3の内周面と芯部
5の外周面との間に隙間がほとんど形成されないため、
各巻線部2は芯部5との接触により横方向の移動が抑制
され、運搬中等におけるコイルの巻き姿の劣化が生じに
くい構造となっている。
5の外周面との間に隙間がほとんど形成されないため、
各巻線部2は芯部5との接触により横方向の移動が抑制
され、運搬中等におけるコイルの巻き姿の劣化が生じに
くい構造となっている。
【0014】次に、図2(a)に示すように、空芯コイ
ル1のコイル肉厚Tと各巻線部2の直径Dとの比T/D
は、0.25以下、望ましくは0.2以下に設定されて
いる。図2(b)に示すように、巻線部2の直径Dは芯
部5の直径D’よりも、ほぼコイル肉厚Tだけ大きく設
定されていることから、図3に示すように、コイル肉厚
Tに相当する分だけ横方向の移動が許容されている。こ
の移動は、上下に積層された巻線部2との間の摩擦によ
りある程度抑制されているが、コイルに対して横方向か
らの衝撃や振動が強く作用すると、巻線部2の移動が少
なからず生ずる場合がある。ここで、コイル肉厚Tと巻
線部の直径Dとの比T/Dが0.25以下に設定されて
いれば、仮にコイル肉厚Tに相当する巻線部の横移動2
が生じても、直径Dに対するその相対的な移動比率は小
さくなり、コイル1の巻き姿の大きな乱れが回避され
る。
ル1のコイル肉厚Tと各巻線部2の直径Dとの比T/D
は、0.25以下、望ましくは0.2以下に設定されて
いる。図2(b)に示すように、巻線部2の直径Dは芯
部5の直径D’よりも、ほぼコイル肉厚Tだけ大きく設
定されていることから、図3に示すように、コイル肉厚
Tに相当する分だけ横方向の移動が許容されている。こ
の移動は、上下に積層された巻線部2との間の摩擦によ
りある程度抑制されているが、コイルに対して横方向か
らの衝撃や振動が強く作用すると、巻線部2の移動が少
なからず生ずる場合がある。ここで、コイル肉厚Tと巻
線部の直径Dとの比T/Dが0.25以下に設定されて
いれば、仮にコイル肉厚Tに相当する巻線部の横移動2
が生じても、直径Dに対するその相対的な移動比率は小
さくなり、コイル1の巻き姿の大きな乱れが回避され
る。
【0015】ここで、巻線部の直径が900〜1100
mmに設定されている場合、コイル肉厚Tの絶対値は例え
ば220mm以下、望ましくは200mm以下に設定され
る。
mmに設定されている場合、コイル肉厚Tの絶対値は例え
ば220mm以下、望ましくは200mm以下に設定され
る。
【0016】以下、空芯線材コイル1及び有芯線材コイ
ル20の製造方法の一例について説明する。すなわち、
図4に示すように、圧延等により製造されてその長手方
向に搬送される線材Wを、モータM1により回転駆動さ
れる巻取ドラム30の外周面に順次巻き付けて予備巻線
部2aを順次形成する。予備巻線部2aは巻取ドラム3
0の外周面上を滑って落下するとともに、巻取ドラム3
0の下側に配置され、モータM2により該巻取ドラム3
0と同一軸線周りにかつ同一方向に回転するアンコイラ
31の支持面31a上に落下し、該支持面31aの中心
部において上方に突出して設けられたコア32に挿通さ
れる形で順次積み上げられていく。
ル20の製造方法の一例について説明する。すなわち、
図4に示すように、圧延等により製造されてその長手方
向に搬送される線材Wを、モータM1により回転駆動さ
れる巻取ドラム30の外周面に順次巻き付けて予備巻線
部2aを順次形成する。予備巻線部2aは巻取ドラム3
0の外周面上を滑って落下するとともに、巻取ドラム3
0の下側に配置され、モータM2により該巻取ドラム3
0と同一軸線周りにかつ同一方向に回転するアンコイラ
31の支持面31a上に落下し、該支持面31aの中心
部において上方に突出して設けられたコア32に挿通さ
れる形で順次積み上げられていく。
【0017】アンコイラ31上に落下した予備巻線部2
aは、下側の巻線部2と間の摩擦力によりアンコイラ3
1に対する相対的な滑りが少なくとも部分的に止めら
れ、さらにアンコイラ31との回転に伴う遠心力により
径が拡がる向きの力を受ける。そして、予備巻線部2a
は、アンコイラ31と巻取ドラム30との回転速度差に
よって定まる最終的な直径まで拡がって巻線部2とな
り、さらに図4(b)に示すように、アンコイラ31の
回転の遠心力により、内周側がコア32に当たって止め
られる位置(以下、積層位置という)まで移動する。な
お、アンコイラ31の支持面31aを傾斜させることに
より、重力を利用して巻線部2を積層位置まで移動させ
るようにしてもよい。また、アンコイラ31の回転軸線
を巻取ドラム30の回転軸線からずらせることにより、
巻線部2を積層位置に位置決めするようにしてもよい。
aは、下側の巻線部2と間の摩擦力によりアンコイラ3
1に対する相対的な滑りが少なくとも部分的に止めら
れ、さらにアンコイラ31との回転に伴う遠心力により
径が拡がる向きの力を受ける。そして、予備巻線部2a
は、アンコイラ31と巻取ドラム30との回転速度差に
よって定まる最終的な直径まで拡がって巻線部2とな
り、さらに図4(b)に示すように、アンコイラ31の
回転の遠心力により、内周側がコア32に当たって止め
られる位置(以下、積層位置という)まで移動する。な
お、アンコイラ31の支持面31aを傾斜させることに
より、重力を利用して巻線部2を積層位置まで移動させ
るようにしてもよい。また、アンコイラ31の回転軸線
を巻取ドラム30の回転軸線からずらせることにより、
巻線部2を積層位置に位置決めするようにしてもよい。
【0018】ここで、後続の巻線部2は、アンコイラ3
1の回転により前の巻線部2に対しその回転方向にずれ
て積層され、図4(c)に示すようにその配置態様が花
弁状のものとなる。ここで、本実施例においてはコア3
2は、アンコイラ31の回転軸線周りに等角度間隔で配
置され、全体としてその外周面が円筒面を形成する4つ
のコア形成部材32aを組み合わせることで構成されて
いる。そして、順次形成される各巻線部2のコア32に
対する当接位置は、アンコイラ31と巻取ドラム30と
の回転速度差に応じて定まる所定の角度ずつ変化し、こ
れによって各巻線部2は、アンコイラ31の回転方向に
おいてほぼ等角度間隔でずれながら積層されることとな
る。
1の回転により前の巻線部2に対しその回転方向にずれ
て積層され、図4(c)に示すようにその配置態様が花
弁状のものとなる。ここで、本実施例においてはコア3
2は、アンコイラ31の回転軸線周りに等角度間隔で配
置され、全体としてその外周面が円筒面を形成する4つ
のコア形成部材32aを組み合わせることで構成されて
いる。そして、順次形成される各巻線部2のコア32に
対する当接位置は、アンコイラ31と巻取ドラム30と
の回転速度差に応じて定まる所定の角度ずつ変化し、こ
れによって各巻線部2は、アンコイラ31の回転方向に
おいてほぼ等角度間隔でずれながら積層されることとな
る。
【0019】このようにして巻線部2の積層が終了すれ
ば、次にコア32と干渉しない位置において、具体的に
は隣接するコア形成部材32a同士の隙間に対し、形成
されたコイル1aの内側にストリッパクレーンのアーム
33aを上方から挿入し、これを内側から保持しながら
吊り上げてコア32から取り外すことにより、図1に示
す空芯コイル1が得られることとなる。
ば、次にコア32と干渉しない位置において、具体的に
は隣接するコア形成部材32a同士の隙間に対し、形成
されたコイル1aの内側にストリッパクレーンのアーム
33aを上方から挿入し、これを内側から保持しながら
吊り上げてコア32から取り外すことにより、図1に示
す空芯コイル1が得られることとなる。
【0020】例えば図5に示すように、ストリッパクレ
ーン33は、下端側にコイル支持部33bが横方向外側
に張り出す形で形成されたアーム33aを複数備えて構
成されており、図示しないリンク機構により、コイル1
の半径方向において互いに連動して開閉するようになっ
ている。そして、アーム33aを閉状態としてコイル1
の内側にこれを上方から挿入し、その後これを開状態と
することによりコイル支持部33bをコイル1の下面に
係合させ、さらに図5(a)に示すようにアーム33a
を上昇させれば、コイル1がコア32から抜き取られ
る。そして、その状態で、該コイル1をコイルキャリア
4の芯部5の直上位置まで搬送し、さらに図5(b)に
示すように、その金属パイプ5a同士の隙間にアーム3
3を進入させながらコイル1を芯部5に対して上方から
挿入し、その後アーム33aを閉状態として上方へ退避
させれば、コイル1がキャリア4に装着されて有芯コイ
ル20が得られることとなる。なお、バンド状の結束部
材34を巻き付けてコイル1の巻線部2を互いに結束し
てからキャリア4に装着するようにしてもよい。
ーン33は、下端側にコイル支持部33bが横方向外側
に張り出す形で形成されたアーム33aを複数備えて構
成されており、図示しないリンク機構により、コイル1
の半径方向において互いに連動して開閉するようになっ
ている。そして、アーム33aを閉状態としてコイル1
の内側にこれを上方から挿入し、その後これを開状態と
することによりコイル支持部33bをコイル1の下面に
係合させ、さらに図5(a)に示すようにアーム33a
を上昇させれば、コイル1がコア32から抜き取られ
る。そして、その状態で、該コイル1をコイルキャリア
4の芯部5の直上位置まで搬送し、さらに図5(b)に
示すように、その金属パイプ5a同士の隙間にアーム3
3を進入させながらコイル1を芯部5に対して上方から
挿入し、その後アーム33aを閉状態として上方へ退避
させれば、コイル1がキャリア4に装着されて有芯コイ
ル20が得られることとなる。なお、バンド状の結束部
材34を巻き付けてコイル1の巻線部2を互いに結束し
てからキャリア4に装着するようにしてもよい。
【図1】本発明の空芯線材コイルの一例を示す模式図。
【図2】本発明の有芯線材コイルの一例を示す模式図。
【図3】巻線部が横方向へずれる様子を示す説明図。
【図4】空芯線材コイルの製造工程説明図。
【図5】有芯線材コイルの製造工程説明図。
【図6】従来の線材コイルを示す模式図。
【図7】従来の線材コイルの問題点を説明する図。
1 空芯線材コイル 2 巻線部 3 空隙部 5 芯部 O コイル軸線 20 有芯線材コイル T コイル肉厚 D 巻線部直径
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の巻線部が、それらを貫いて設定さ
れたコイル軸線の周りにおいて互いにずれた状態で積層
されるとともに、芯部の装着が予定された空隙がそのコ
イル軸線方向に沿って形成され、該空隙の内径が前記芯
部の外径に対応した値に設定されたことを特徴とする空
芯線材コイル。 - 【請求項2】 コイル肉厚Tと前記各巻線部の直径Dと
の比T/Dが0.25以下に設定されている請求項1記
載の空芯線材コイル。 - 【請求項3】 前記コイル肉厚が220mm以下に設定さ
れている請求項2記載の空芯線材コイル。 - 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
の空芯線材コイルの前記空隙に対し、該空隙の内径に対
応する外径を有した芯部が装着されたことを特徴とする
有芯線材コイル。 - 【請求項5】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
の空芯線材コイルを製造する工程と、 その空芯線材コイルの前記空隙に対し、該空隙の内径に
対応する外径を有した芯部を装着する工程と、 を有することを特徴とする有芯線材コイルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7522696A JPH09240920A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 空芯線材コイル、有芯線材コイル及び有芯線材コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7522696A JPH09240920A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 空芯線材コイル、有芯線材コイル及び有芯線材コイルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09240920A true JPH09240920A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13570108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7522696A Pending JPH09240920A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 空芯線材コイル、有芯線材コイル及び有芯線材コイルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09240920A (ja) |
-
1996
- 1996-03-04 JP JP7522696A patent/JPH09240920A/ja active Pending
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