JPH09241006A - オゾン発生装置 - Google Patents
オゾン発生装置Info
- Publication number
- JPH09241006A JPH09241006A JP4649296A JP4649296A JPH09241006A JP H09241006 A JPH09241006 A JP H09241006A JP 4649296 A JP4649296 A JP 4649296A JP 4649296 A JP4649296 A JP 4649296A JP H09241006 A JPH09241006 A JP H09241006A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric layers
- anode
- anodes
- discharge space
- ozone generator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 36
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 21
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims abstract description 17
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims abstract description 5
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims description 5
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims description 3
- 238000002230 thermal chemical vapour deposition Methods 0.000 abstract description 2
- 238000007751 thermal spraying Methods 0.000 abstract description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 19
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 5
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000006385 ozonation reaction Methods 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 125000004430 oxygen atom Chemical group O* 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000007750 plasma spraying Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 投入電力に対して無効となる電力が少なく、
オゾン発生効率が良好で、しかも放電空間を効率よく冷
却することができるようにする。 【解決手段】 一対の板状電極板がそれらの間に放電空
間が形成されるように相対向して配置され、上記電極板
の放電空間側の面にはそれぞれセラミックの誘電体層が
配置されているオゾン発生装置において、この誘電体層
33,34に板状の陽極4が配置され、この陽極4の表
裏両面には先端が尖った多数の突起先端部41,42が
形成され、この突起先端部41,42が上記両側の誘電
体層33,34の表面に接触した状態で誘電体層33,
34間に陽極4が配置され、上記陽極4には表裏に貫通
する貫通穴が多数形成され、上記陽極4はエキスパンド
メタルで構成され、誘電体層33,34は金属製の陰極
31,32の表面にセラミックの溶射またはCVDで形
成した層で構成されている。
オゾン発生効率が良好で、しかも放電空間を効率よく冷
却することができるようにする。 【解決手段】 一対の板状電極板がそれらの間に放電空
間が形成されるように相対向して配置され、上記電極板
の放電空間側の面にはそれぞれセラミックの誘電体層が
配置されているオゾン発生装置において、この誘電体層
33,34に板状の陽極4が配置され、この陽極4の表
裏両面には先端が尖った多数の突起先端部41,42が
形成され、この突起先端部41,42が上記両側の誘電
体層33,34の表面に接触した状態で誘電体層33,
34間に陽極4が配置され、上記陽極4には表裏に貫通
する貫通穴が多数形成され、上記陽極4はエキスパンド
メタルで構成され、誘電体層33,34は金属製の陰極
31,32の表面にセラミックの溶射またはCVDで形
成した層で構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オゾン発生装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オゾン発生装置(オゾナイザー)
として、陽極と陰極とがそれぞれ少なくとも1つそれら
の間に放電空間が形成されるように相対向して配置さ
れ、この放電空間に酸素、空気などの原料気体を流すこ
とによりオゾンを発生させるようにしたものが知られて
おり、例えば特公平4−74281号公報がある。この
公報に記載された発明は、金属製平板の表裏両最外面に
同一平面上に並置される多数の平面部を配置し、各平面
部以外の部位は凹部としかつ表裏部を連通する多数の小
穴を形成して一方側電極とし、この一方側電極の表裏両
面にそれぞれセラミック板を介して相手方電極を重合し
たものである。すなわち、図5に示すように、金属製の
平板からなる陽極板91は両側面(平面部92)の間に
凹部93が表裏相対応して形成され、この凹部93が形
成された部分には貫通穴94が形成されて表裏の凹部9
3が互いに連通している。この陽極板91の両側には、
セラミックからなる平板状の誘電体層95が平面部92
と面接触して配置され、さらにこの誘電体層95の両外
側面には金属製の陰極96が積層されている。そしてこ
の陽極板91と陰極板96とに図示しない電源が接続さ
れている。
として、陽極と陰極とがそれぞれ少なくとも1つそれら
の間に放電空間が形成されるように相対向して配置さ
れ、この放電空間に酸素、空気などの原料気体を流すこ
とによりオゾンを発生させるようにしたものが知られて
おり、例えば特公平4−74281号公報がある。この
公報に記載された発明は、金属製平板の表裏両最外面に
同一平面上に並置される多数の平面部を配置し、各平面
部以外の部位は凹部としかつ表裏部を連通する多数の小
穴を形成して一方側電極とし、この一方側電極の表裏両
面にそれぞれセラミック板を介して相手方電極を重合し
たものである。すなわち、図5に示すように、金属製の
平板からなる陽極板91は両側面(平面部92)の間に
凹部93が表裏相対応して形成され、この凹部93が形
成された部分には貫通穴94が形成されて表裏の凹部9
3が互いに連通している。この陽極板91の両側には、
セラミックからなる平板状の誘電体層95が平面部92
と面接触して配置され、さらにこの誘電体層95の両外
側面には金属製の陰極96が積層されている。そしてこ
の陽極板91と陰極板96とに図示しない電源が接続さ
れている。
【0003】上記構成において、一方側電極(陽極板9
1)と相手方電極(陰極96)との間に高圧高周波電圧
を印加して凹部93内で放電界を形成させ、平面部92
の外周部の凹部93内で沿面放電を発生させ、平面部9
2から離れた部位(凹部93内)で無声放電を発生させ
ることにより、凹部93内を通過する原料気体をオゾン
化するようにしている。また通過する原料気体は表裏間
で小穴(貫通穴94)を自由に通過することにより、通
過気体の流路を複雑化するとともに、一部に渦流を生じ
させて放電界との接触確率と接触時間を多くするととも
に、表裏間の流量を平均化してオゾン化効率の変動を防
止するようにしている。
1)と相手方電極(陰極96)との間に高圧高周波電圧
を印加して凹部93内で放電界を形成させ、平面部92
の外周部の凹部93内で沿面放電を発生させ、平面部9
2から離れた部位(凹部93内)で無声放電を発生させ
ることにより、凹部93内を通過する原料気体をオゾン
化するようにしている。また通過する原料気体は表裏間
で小穴(貫通穴94)を自由に通過することにより、通
過気体の流路を複雑化するとともに、一部に渦流を生じ
させて放電界との接触確率と接触時間を多くするととも
に、表裏間の流量を平均化してオゾン化効率の変動を防
止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、原料ガ
スが放電発生空間(凹部93)を通過する際に主に電子
からエネルギーを得て酸素分子が酸素原子に解離され、
その後酸素分子と反応してオゾンが生成される。そして
放電に消費される電力は、電源で印加された電圧によっ
てセラミックの誘電体層95と陽極板91との間に発生
する無数の放電と、誘電体層95と陽極板91に接して
いる平面部で流れる電流によって消費される。ここで、
電圧によって誘電体層95と陽極91との間に発生する
放電は、酸素分子にエネルギーを与えることに寄与する
が、誘電体層95と陽極91とに接している平面部92
で流れる電流はこの部分にガスが全く流されないために
酸素分子へのエネルギーの享受に寄与してなく、ほぼす
べてのエネルギーが熱に変換されて消費される。そのた
め平面部92を多数有するこの構成では、投入電力に対
して無効となる電力が多く、オゾン発生効率が悪いとい
う問題がある。
スが放電発生空間(凹部93)を通過する際に主に電子
からエネルギーを得て酸素分子が酸素原子に解離され、
その後酸素分子と反応してオゾンが生成される。そして
放電に消費される電力は、電源で印加された電圧によっ
てセラミックの誘電体層95と陽極板91との間に発生
する無数の放電と、誘電体層95と陽極板91に接して
いる平面部で流れる電流によって消費される。ここで、
電圧によって誘電体層95と陽極91との間に発生する
放電は、酸素分子にエネルギーを与えることに寄与する
が、誘電体層95と陽極91とに接している平面部92
で流れる電流はこの部分にガスが全く流されないために
酸素分子へのエネルギーの享受に寄与してなく、ほぼす
べてのエネルギーが熱に変換されて消費される。そのた
め平面部92を多数有するこの構成では、投入電力に対
して無効となる電力が多く、オゾン発生効率が悪いとい
う問題がある。
【0005】さらに誘電体層95と陰極96とは重ね合
わせて積層しているだけであるために、両者の接触面に
は微小な隙間が生じることは避けられず、このため陰極
96から誘電体層95を通して放電空間を冷却する際に
その効率がよくないという問題がある。
わせて積層しているだけであるために、両者の接触面に
は微小な隙間が生じることは避けられず、このため陰極
96から誘電体層95を通して放電空間を冷却する際に
その効率がよくないという問題がある。
【0006】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、投入電力に対して無効
となる電力が少なく、オゾン発生効率が良好で、しかも
放電空間を効率よく冷却することができるオゾン発生装
置を提供するものである。
するためになされたものであり、投入電力に対して無効
となる電力が少なく、オゾン発生効率が良好で、しかも
放電空間を効率よく冷却することができるオゾン発生装
置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電極
間に放電空間が形成され、この放電空間にはそれぞれセ
ラミックの誘電体層が配置されているオゾン発生装置に
おいて、この誘電体層間に板状の陽極が配置され、この
陽極の表裏両面には先端が尖った多数の突起が形成さ
れ、この突起先端部が上記両側の誘電体層の表面に接触
した状態で誘電体層間に陽極が配置され、上記誘電体層
は金属製の電極板の表面にセラミックの溶射またはCV
Dで形成した層で構成されているものである。
間に放電空間が形成され、この放電空間にはそれぞれセ
ラミックの誘電体層が配置されているオゾン発生装置に
おいて、この誘電体層間に板状の陽極が配置され、この
陽極の表裏両面には先端が尖った多数の突起が形成さ
れ、この突起先端部が上記両側の誘電体層の表面に接触
した状態で誘電体層間に陽極が配置され、上記誘電体層
は金属製の電極板の表面にセラミックの溶射またはCV
Dで形成した層で構成されているものである。
【0008】請求項1の発明では、陽極と誘電体層とは
点接触であってその直接接触部の面積は0に近いため、
電力のロスはほとんどなく、したがって投入電力のほぼ
すべてのエネルギーは放電に寄与することになり、その
結果オゾンの発生効率が優れている。しかも誘電体層は
電極板の表面にセラミックの溶射またはCVDなどで形
成した層で構成されているために、陰極板と誘電体層と
の密着性がよく、このため放電空間を効率よく冷却する
ことができ、オゾンの発生を効率よく行なうことができ
る。
点接触であってその直接接触部の面積は0に近いため、
電力のロスはほとんどなく、したがって投入電力のほぼ
すべてのエネルギーは放電に寄与することになり、その
結果オゾンの発生効率が優れている。しかも誘電体層は
電極板の表面にセラミックの溶射またはCVDなどで形
成した層で構成されているために、陰極板と誘電体層と
の密着性がよく、このため放電空間を効率よく冷却する
ことができ、オゾンの発生を効率よく行なうことができ
る。
【0009】請求項2の発明は、電極間に放電空間が形
成され、この放電空間にはそれぞれセラミックの誘電体
層が配置されているオゾン発生装置において、この誘電
体層間に板状の陽極が配置され、この陽極の表裏両面に
は先端が尖った多数の突起が形成され、この突起先端部
が上記両側の誘電体層の表面に接触した状態で誘電体層
間に陽極が配置され、上記誘電体層の裏面には金属めっ
きにより形成された層によって陰極板が構成されている
ものである。
成され、この放電空間にはそれぞれセラミックの誘電体
層が配置されているオゾン発生装置において、この誘電
体層間に板状の陽極が配置され、この陽極の表裏両面に
は先端が尖った多数の突起が形成され、この突起先端部
が上記両側の誘電体層の表面に接触した状態で誘電体層
間に陽極が配置され、上記誘電体層の裏面には金属めっ
きにより形成された層によって陰極板が構成されている
ものである。
【0010】請求項2の発明では、上記同様に陽極と誘
電体層の点接触でオゾンの発生効率が優れ、しかも誘電
体層の裏面には金属めっきにより形成された層によって
陰極板が構成されているために、陰極板と誘電体層との
密着性がよく、上記同様に放電空間を効率よく冷却する
ことができ、オゾンの発生を効率よく行なうことができ
る。
電体層の点接触でオゾンの発生効率が優れ、しかも誘電
体層の裏面には金属めっきにより形成された層によって
陰極板が構成されているために、陰極板と誘電体層との
密着性がよく、上記同様に放電空間を効率よく冷却する
ことができ、オゾンの発生を効率よく行なうことができ
る。
【0011】請求項3の発明は、上記陽極には表裏に貫
通する貫通穴が多数形成されているものである。
通する貫通穴が多数形成されているものである。
【0012】請求項3の発明では、放電空間中を流れる
原料ガスは、両側の誘電体層間で自由に流通するため
に、これらの間での放電部のガスの流通の偏りはなく、
したがってオゾン発生の効率の低下は生じない。
原料ガスは、両側の誘電体層間で自由に流通するため
に、これらの間での放電部のガスの流通の偏りはなく、
したがってオゾン発生の効率の低下は生じない。
【0013】請求項4の発明は、上記陽極はエキスパン
ドメタルで構成されているものである。
ドメタルで構成されているものである。
【0014】請求項4の発明では、陽極としてエキスパ
ンドメタルを使用しているために、表裏両面に多数の接
触点を有するとともに表裏にガスが自由に流通する陽極
構造を容易に製造することができる。
ンドメタルを使用しているために、表裏両面に多数の接
触点を有するとともに表裏にガスが自由に流通する陽極
構造を容易に製造することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1において、一対の平板状の金
属製陰極31と32とが互いに平行に配置され、この陰
極31と32との互いの対向面にはセラミックの層から
なる誘電体層33と34とがそれぞれ形成され、この誘
電体層33と34との間に陽極4が配置されている。そ
してこの陰極31,32および誘電体層33,34の周
囲を絶縁材料からなるフレーム60が保持することによ
り両誘電体層33,34間に放電空間5を形成させ、こ
の陰極31,32および陽極4に電源40が接続されて
オゾン発生装置が構成されている。このフレーム60の
一方の側部には原料ガス供給口53が形成され、他方の
側部にはオゾンガス取り出し口54が形成されている。
上記誘電体層33,34はセラミックを陰極31,32
の表面にプラズマ溶射することにより形成し、あるいは
CVDなどの手段でセラミックの層を形成させればよ
い。また陰極31,32の外側には、図示しない冷却手
段が設けられている。この冷却手段としては、例えば陰
極31,32の外側にフレームを設けて陰極31,31
の外面に沿って冷却水を流すようにすればよい。
属製陰極31と32とが互いに平行に配置され、この陰
極31と32との互いの対向面にはセラミックの層から
なる誘電体層33と34とがそれぞれ形成され、この誘
電体層33と34との間に陽極4が配置されている。そ
してこの陰極31,32および誘電体層33,34の周
囲を絶縁材料からなるフレーム60が保持することによ
り両誘電体層33,34間に放電空間5を形成させ、こ
の陰極31,32および陽極4に電源40が接続されて
オゾン発生装置が構成されている。このフレーム60の
一方の側部には原料ガス供給口53が形成され、他方の
側部にはオゾンガス取り出し口54が形成されている。
上記誘電体層33,34はセラミックを陰極31,32
の表面にプラズマ溶射することにより形成し、あるいは
CVDなどの手段でセラミックの層を形成させればよ
い。また陰極31,32の外側には、図示しない冷却手
段が設けられている。この冷却手段としては、例えば陰
極31,32の外側にフレームを設けて陰極31,31
の外面に沿って冷却水を流すようにすればよい。
【0016】図2はこの発明の別の実施形態を示し、一
対の平板状のセラミックの層からなる誘電体層35と3
6とが互いに平行に配置され、この誘電体層35と36
との間に陽極4が配置さて放電空間5が形成され、また
誘電体層35と36とのそれぞれの外側面には金属製陰
極37と38とが形成されている。これらの周囲には、
上記同様にフレーム60が取付けられるとともに、原料
ガス供給口53およびオゾンガス取り出し口54が形成
されている。上記陰極37,38は、誘電体層35,3
6の表面に金属めっきが施されることにより形成されて
いる。その他の構成は図1のものと同じである。
対の平板状のセラミックの層からなる誘電体層35と3
6とが互いに平行に配置され、この誘電体層35と36
との間に陽極4が配置さて放電空間5が形成され、また
誘電体層35と36とのそれぞれの外側面には金属製陰
極37と38とが形成されている。これらの周囲には、
上記同様にフレーム60が取付けられるとともに、原料
ガス供給口53およびオゾンガス取り出し口54が形成
されている。上記陰極37,38は、誘電体層35,3
6の表面に金属めっきが施されることにより形成されて
いる。その他の構成は図1のものと同じである。
【0017】上記陽極4は、図3および図4に示すよう
に、公知のエキスパンドメタルが使用されている。この
エキスパンドメタルは平面形状は図3に示すように波形
部材を隣接して並べたような形状であるが、断面形状は
図4に示すように傾斜した長方形が一定間隔で複数個並
べられた形状で、その断面の相対向する(対角の)角部
が最上点(突起先端部)41と最下点(突起先端部)4
2となり、この最上点41が誘電体層33の表面に当接
し、また最下点42が誘電体層34の表面に当接するこ
とになる。すなわち、陽極4はその最上点41と最下点
42とが網目ごとに形成され、この陽極4を平板からな
る誘電体層33と誘電体層34とで挾み付けると、最上
点41と最下点42とが誘電体層33および34に点接
触することになり、しかも陽極4は網状体であるため
に、多数の表裏に貫通する空間400が形成され、した
がって誘電体層33と34との間の放電空間5は全体が
連通している。
に、公知のエキスパンドメタルが使用されている。この
エキスパンドメタルは平面形状は図3に示すように波形
部材を隣接して並べたような形状であるが、断面形状は
図4に示すように傾斜した長方形が一定間隔で複数個並
べられた形状で、その断面の相対向する(対角の)角部
が最上点(突起先端部)41と最下点(突起先端部)4
2となり、この最上点41が誘電体層33の表面に当接
し、また最下点42が誘電体層34の表面に当接するこ
とになる。すなわち、陽極4はその最上点41と最下点
42とが網目ごとに形成され、この陽極4を平板からな
る誘電体層33と誘電体層34とで挾み付けると、最上
点41と最下点42とが誘電体層33および34に点接
触することになり、しかも陽極4は網状体であるため
に、多数の表裏に貫通する空間400が形成され、した
がって誘電体層33と34との間の放電空間5は全体が
連通している。
【0018】なお、陽極としてエキスパンドメタルを使
用したのは、表裏両面に多数の接触点を有するとともに
表裏にガスが自由に流通する構造を容易に製造すること
ができるためであるが、上記のようなエキスパンドメタ
ルを使用する代わりに、金属製平板の表裏両面に先端が
尖った多数の突起が形成されたものを用い、この突起先
端部が上記両側の誘電体層の表面に接触した状態で誘電
体層間に陽極を配置してもよい。そしてその場合には、
平板には多数の表裏に貫通する小穴を形成することが好
ましい。
用したのは、表裏両面に多数の接触点を有するとともに
表裏にガスが自由に流通する構造を容易に製造すること
ができるためであるが、上記のようなエキスパンドメタ
ルを使用する代わりに、金属製平板の表裏両面に先端が
尖った多数の突起が形成されたものを用い、この突起先
端部が上記両側の誘電体層の表面に接触した状態で誘電
体層間に陽極を配置してもよい。そしてその場合には、
平板には多数の表裏に貫通する小穴を形成することが好
ましい。
【0019】上記構成において、陽極4と陰極31,3
2あるいは37,38との間に電圧を印加すると、まず
陽極4の最上点41と誘電体層31,35との接触部、
および最下点42と誘電体層32,36との接触部にお
いて予備電離が発生し、放電が開始する。この放電の開
始によりその周辺の電子密度が増加し、その結果これら
の点接触部からその周辺の放電空間5に放電現象が広が
っていく。これによって、この放電空間5を流れる原料
ガスがオゾン化される。この際、放電空間5中を流れる
原料ガスは、両側の誘電体層33,34間(35,36
間)で自由に流通するために、これらの間での放電状態
の偏りはなく、したがって放電状態の偏りによる放電効
率の低下は生じない。また点接触部(直接に接触してい
る部分)では放電のない通電のみが行なわれ、これはオ
ゾン化には寄与せず、電力のロスとなるが、上記構成で
は点接触であってその直接接触部の面積は0に近いた
め、電力のロスはほとんどなく、したがって投入電力の
ほぼすべてのエネルギーは放電に寄与することになり、
その結果オゾンの発生効率が優れている。
2あるいは37,38との間に電圧を印加すると、まず
陽極4の最上点41と誘電体層31,35との接触部、
および最下点42と誘電体層32,36との接触部にお
いて予備電離が発生し、放電が開始する。この放電の開
始によりその周辺の電子密度が増加し、その結果これら
の点接触部からその周辺の放電空間5に放電現象が広が
っていく。これによって、この放電空間5を流れる原料
ガスがオゾン化される。この際、放電空間5中を流れる
原料ガスは、両側の誘電体層33,34間(35,36
間)で自由に流通するために、これらの間での放電状態
の偏りはなく、したがって放電状態の偏りによる放電効
率の低下は生じない。また点接触部(直接に接触してい
る部分)では放電のない通電のみが行なわれ、これはオ
ゾン化には寄与せず、電力のロスとなるが、上記構成で
は点接触であってその直接接触部の面積は0に近いた
め、電力のロスはほとんどなく、したがって投入電力の
ほぼすべてのエネルギーは放電に寄与することになり、
その結果オゾンの発生効率が優れている。
【0020】これに対し、図5で示す従来構造では、面
接触部(平面部92)が多数存在するために、面接触部
を流れる電流により相当量の電力のロスが生じることに
なる。より具体的に説明すると、陽極4の全面積をA、
平面部92の数をXとすると、単位面積当たりに接触し
ている平面部の数はX/Aであり、また誘電体層と面接
触する平面部の1つ当たりの面積をSとすると、単位面
積当たりの面接触する面積はS×X/Aとなる。したが
って、陽極に平面部を有するものでは放電面積がその平
面部の分だけ減少することになり、Pの電力を投入した
場合の面接触の構造の放電電力密度W1および点接触の
構造の放電電力密度W2は下式のようになる。
接触部(平面部92)が多数存在するために、面接触部
を流れる電流により相当量の電力のロスが生じることに
なる。より具体的に説明すると、陽極4の全面積をA、
平面部92の数をXとすると、単位面積当たりに接触し
ている平面部の数はX/Aであり、また誘電体層と面接
触する平面部の1つ当たりの面積をSとすると、単位面
積当たりの面接触する面積はS×X/Aとなる。したが
って、陽極に平面部を有するものでは放電面積がその平
面部の分だけ減少することになり、Pの電力を投入した
場合の面接触の構造の放電電力密度W1および点接触の
構造の放電電力密度W2は下式のようになる。
【0021】W1=P/(A−S×X) W2=P/A そして一般に放電電力密度は低い方が、オゾンの発生効
率がよいことが知られており、上記式ではW1>W2で
あるから、点接触の構造の方が面接触の構造より効率が
よいことになる。
率がよいことが知られており、上記式ではW1>W2で
あるから、点接触の構造の方が面接触の構造より効率が
よいことになる。
【0022】さらに誘電体層33,34は陰極31,3
2に対して単に重ね合わせて積層しているものではな
く、溶射やCVDなどにより結合されているために、両
者間の接触面は完全な面接触となり、このため陰極3
1,32から誘電体層33,34を通して放電空間5を
冷却する際にその効率が優れている。同様に、陰極3
7,38は誘電体層35,36に対してめっきされてい
るために、両者間の接触面は完全な面接触となり、この
ため陰極37,38から誘電体層35,36を通して放
電空間5を冷却する際にその効率が優れている。
2に対して単に重ね合わせて積層しているものではな
く、溶射やCVDなどにより結合されているために、両
者間の接触面は完全な面接触となり、このため陰極3
1,32から誘電体層33,34を通して放電空間5を
冷却する際にその効率が優れている。同様に、陰極3
7,38は誘電体層35,36に対してめっきされてい
るために、両者間の接触面は完全な面接触となり、この
ため陰極37,38から誘電体層35,36を通して放
電空間5を冷却する際にその効率が優れている。
【0023】なお、オゾナイザーの装置構成は上記実施
形態のものに限られるものではなく、この他の構成にも
適用することができる。
形態のものに限られるものではなく、この他の構成にも
適用することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明では、陽極と誘電体層と
は点接触であってその直接接触部の面積は0に近いた
め、電力のロスはほとんどなく、したがって投入電力の
ほぼすべてのエネルギーは放電に寄与することになり、
その結果オゾンの発生効率が優れている。しかも誘電体
層は電極板の表面にセラミックの溶射またはCVDなど
で形成した層で構成されているために、陰極板と誘電体
層との密着性がよく、このため放電空間を効率よく冷却
することができ、オゾンの発生を効率よく行なうことが
できる。
は点接触であってその直接接触部の面積は0に近いた
め、電力のロスはほとんどなく、したがって投入電力の
ほぼすべてのエネルギーは放電に寄与することになり、
その結果オゾンの発生効率が優れている。しかも誘電体
層は電極板の表面にセラミックの溶射またはCVDなど
で形成した層で構成されているために、陰極板と誘電体
層との密着性がよく、このため放電空間を効率よく冷却
することができ、オゾンの発生を効率よく行なうことが
できる。
【0025】請求項2の発明では、上記同様に陽極と誘
電体層の点接触でオゾンの発生効率が優れ、しかも誘電
体層の裏面には金属めっきにより形成された層によって
陰極板が構成されているために、陰極板と誘電体層との
密着性がよく、上記同様に放電空間を効率よく冷却する
ことができ、オゾンの発生を効率よく行なうことができ
る。
電体層の点接触でオゾンの発生効率が優れ、しかも誘電
体層の裏面には金属めっきにより形成された層によって
陰極板が構成されているために、陰極板と誘電体層との
密着性がよく、上記同様に放電空間を効率よく冷却する
ことができ、オゾンの発生を効率よく行なうことができ
る。
【0026】請求項3の発明では、放電空間中を流れる
原料ガスは、両側の誘電体層間で自由に流通するため
に、これらの間での放電部のガスの流通の偏りはなく、
したがってオゾン発生の効率の低下は生じない。
原料ガスは、両側の誘電体層間で自由に流通するため
に、これらの間での放電部のガスの流通の偏りはなく、
したがってオゾン発生の効率の低下は生じない。
【0027】請求項4の発明では、陽極としてエキスパ
ンドメタルを使用しているために、表裏両面に多数の接
触点を有するとともに表裏にガスが自由に流通する陽極
構造を容易に製造することができる。
ンドメタルを使用しているために、表裏両面に多数の接
触点を有するとともに表裏にガスが自由に流通する陽極
構造を容易に製造することができる。
【図1】この発明の実施形態を示すオゾナイザーの部分
切欠き断面説明図である。
切欠き断面説明図である。
【図2】この発明の別の実施形態を示すオゾナイザーの
部分切欠き断面説明図である。
部分切欠き断面説明図である。
【図3】図1の陽極の部分切欠き平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】従来のオゾン発生装置の断面説明図である。
1 オゾン発生装置 4 陽極 5 放電空間 33〜36 誘電体層 31,32,37,38 陰極 41 最上点(突起先端部) 42 最下点(突起先端部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 品川 三佐人 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】 電極間に放電空間が形成され、この放電
空間にはそれぞれセラミックの誘電体層が配置されてい
るオゾン発生装置において、この誘電体層間に板状の陽
極が配置され、この陽極の表裏両面には先端が尖った多
数の突起が形成され、この突起先端部が上記両側の誘電
体層の表面に接触した状態で誘電体層間に陽極が配置さ
れ、上記誘電体層は金属製の電極板の表面にセラミック
の溶射またはCVDで形成した層で構成されていること
を特徴とするオゾン発生装置。 - 【請求項2】 電極間に放電空間が形成され、この放電
空間にはそれぞれセラミックの誘電体層が配置されてい
るオゾン発生装置において、この誘電体層間に板状の陽
極が配置され、この陽極の表裏両面には先端が尖った多
数の突起が形成され、この突起先端部が上記両側の誘電
体層の表面に接触した状態で誘電体層間に陽極が配置さ
れ、上記誘電体層の裏面には金属めっきにより形成され
た層によって陰極板が構成されていることを特徴とする
オゾン発生装置。 - 【請求項3】 上記陽極には表裏に貫通する貫通穴が多
数形成されていることを特徴とする請求項1または2記
載のオゾン発生装置。 - 【請求項4】 上記陽極はエキスパンドメタルで構成さ
れていることを特徴とする請求項1または2記載のオゾ
ン発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4649296A JPH09241006A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | オゾン発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4649296A JPH09241006A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | オゾン発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09241006A true JPH09241006A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12748726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4649296A Pending JPH09241006A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | オゾン発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09241006A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116326212A (zh) * | 2020-09-16 | 2023-06-23 | Tdk电子股份有限公司 | 用于产生介质阻挡放电的装置和方法 |
-
1996
- 1996-03-04 JP JP4649296A patent/JPH09241006A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116326212A (zh) * | 2020-09-16 | 2023-06-23 | Tdk电子股份有限公司 | 用于产生介质阻挡放电的装置和方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7799480B2 (en) | Fuel cell stack with dummy cell | |
| US6998027B2 (en) | Highly efficient compact capacitance coupled plasma reactor/generator and method | |
| CA2446540C (en) | Fuel cell stack with electrically conductive corrugated heat insulation plate | |
| US20060003220A1 (en) | Fuel cell | |
| JP2004079245A (ja) | 燃料電池 | |
| JPH08236127A (ja) | 燃料電池用双極板 | |
| JPH09241005A (ja) | オゾン発生装置 | |
| JP3654409B2 (ja) | オゾン発生装置用放電セル及びその製造方法 | |
| EP1441405B1 (en) | Fuel Cell With Gas Diffusion Layers | |
| JPH09241006A (ja) | オゾン発生装置 | |
| JP4180179B2 (ja) | オゾン発生装置用放電セル | |
| JP2000252098A (ja) | 非平衡プラズマ発生装置 | |
| CN220475098U (zh) | 有效降低电极表面温度的电极结构及激光器 | |
| JPS6223434B2 (ja) | ||
| JP2610255B2 (ja) | 溶融炭酸塩燃料電池 | |
| TWI365010B (ja) | ||
| JP2005053766A (ja) | オゾン発生装置 | |
| KR102884625B1 (ko) | 연료전지의 분리판용 다공체 | |
| JPS62278105A (ja) | オゾン発生器 | |
| US20250253356A1 (en) | Single cell for fuel cell | |
| JPH05325993A (ja) | 燃料電池 | |
| JPH07105960A (ja) | 燃料電池 | |
| JP2567747Y2 (ja) | オゾン発生器 | |
| RU2117370C1 (ru) | Газоразрядная камера быстропроточного лазера | |
| JP2003002617A (ja) | 放電式点接触型オゾン発生装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20031212 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |