JPH09241279A - N−リン糖置換アミノ酸エステル誘導体 - Google Patents

N−リン糖置換アミノ酸エステル誘導体

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JPH09241279A
JPH09241279A JP7963096A JP7963096A JPH09241279A JP H09241279 A JPH09241279 A JP H09241279A JP 7963096 A JP7963096 A JP 7963096A JP 7963096 A JP7963096 A JP 7963096A JP H09241279 A JPH09241279 A JP H09241279A
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JP
Japan
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group
amino acid
formula
acid ester
phosphoglucose
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JP7963096A
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Koji Yamashita
光司 山下
Tatsuo Oshikawa
達夫 押川
Tsunekichi Suzuki
恒吉 鈴木
Yukihiro Kato
行浩 加藤
Kazumichi Suzuki
一充 鈴木
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アミノ酸のアミノ基にリン糖残基が置換したリ
ン糖誘導体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】式〔I〕で表されるリン糖が置換したアミ
ノ酸エステル誘導体。 【化1】 (式中、R1 は、水素原子、水酸基、C1-4 アルコキシ
ル基、置換基を有していても良いフェノキシル基、C
1-4 アルキル基又は置換基を有していても良いフェニル
基を表し、R 2は水素原子またはC1-4 アルキル基を表
し、R3 及びR 4は、各々水素原子又は置換基を有して
いてもよいC1-4 アルキル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミノ基の窒素原
子にリン糖が置換したN−リン糖置換アミノ酸エステル
誘導体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】糖類には生理活性物質として知られてい
るものが多い。そして、その糖類の5員環を形成する一
つの酸素原子を、リン原子に置き換えたいわゆるリン糖
類は、その構造・性質が糖類と似て非なるものであっ
て、医薬あるいは農薬分野で興味深い生理活性を有する
ことが期待される。また、糖のアミノ酸誘導体には、M
iharamycinやAmipurimycin等の
農薬が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アミノ酸の
アミノ基にリン糖残基が置換したリン糖誘導体、および
その製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、リン糖の5員環の2位に臭素などのハロゲン原
子、および3位に水酸基が置換したハロヒドリン類に、
塩基の存在下、アミノ酸エステル類を反応させることに
より、アミノ酸のアミノ基にリン糖残基が置換したリン
糖誘導体を得ることができることを見い出し、本発明を
完成した。本発明化合物は、医薬、農薬としてその有用
性が期待されるものである。以下、本発明を詳細に説明
する。
【0005】本発明は、式〔I〕
【0006】
【化5】
【0007】(式中、R1 は、水素原子、水酸基、C
1-4 アルコキシル基、置換基を有していても良いフェノ
キシル基、C1-4 アルキル基または置換基を有していて
もよいフェニル基を表し、R 2は水素原子またはC1-4
アルキル基を表し、R3 、R 4は、それぞれ、水素原子
または置換基を有していてもよいC1-4 アルキル基を表
す。)で表されるN−リン糖置換アミノ酸エステル誘導
体、および、上記式〔II〕
【0008】
【化6】 (式中、R1 、R 2、Xは前記と同じ意味を表す。)
【0009】で表されるハロヒドリン類に、塩基の存在
下に、式〔III〕
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R3 およびR4 は前記と同じ意味
を表す。)で表されるアミノ酸エステル類を反応させる
ことを特徴とする、式〔I〕
【0012】
【化8】
【0013】で表されるリン糖N−置換アミノ酸エステ
ル誘導体の製造方法である。式〔I〕において、リン原
子上の置換基R1 として、メトキシル、エトキシルなど
のC1-4 アルコキシル基、またはフェノキシル基(この
フェノキシル基のフェニル基は、任意の位置にフッ素、
塩素、臭素などのハロゲン原子、メチル等のアルキル
基、メトキシルなどのアルコキシル基、アセトキシル
基、ベンゾイル基等のアシル基、トリフルオロメチル基
等のハロアルキル基、メチルチオ、エチルチオ基などの
アルキルチオ基、メルカプト基、メチルスルホニル基等
のアルキルスルホニル基、アジド基、アミノ基、ニトロ
基などで置換されていてもよい)、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル基などのC1-4 アルキル基、フェ
ニル基(このフェニル基は、任意の位置にフッ素、塩
素、臭素などのハロゲン原子、メチル等のアルキル基、
メトキシルなどのアルコキシル基、アセトキシル基、ベ
ンゾイル基等のアシル基、トリフルオロメチル基等のハ
ロアルキル基、メチルチオ、エチルチオ基などのアルキ
ルチオ基、メルカプト基、メチルスルホニル基等のアル
キルスルホニル基、アジド基、アミノ基、ニトロ基など
で置換されていてもよい)や置換基を有していても良い
ベンジル基等のアラルキル基を挙げることができる。R
2は、水素原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、t−ブチル基などのC1-4 アルキル基を
表す。
【0014】R3 およびR 4は、それぞれ独立して、水
素原子または置換基を有していてもよいC1-4 アルキル
基を表す。この場合において、置換基を有していてもよ
いC1-4 アルキル基の置換基としては、水酸基、アルコ
キシル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、
アミノ基、アミド基などを例示することができる。より
具体的な置換基を有していてもよいC1-4 アルキル基と
して、メチル、イソプロピル、イソブチル、カルボキシ
メチル、アミノカルボニルメチル、2−アミノカルボニ
ルエチル、4−アミノ−n−ブチル、メルカプトメチ
ル、2−メルカプトエチル、ベンジル、ヒドロキシメチ
ル、1−ヒドロキシエチル、フェニル基等を挙げること
ができる。
【0015】式〔II〕で表されるハロヒドリンとして
は、クロルヒドリン、ブロモヒドリン等が例示される。
なお、本発明においては、ホスホラン環の1位のリン原
子、及び2位と3位の不斉炭素原子による光学異性体が
存在しうる。
【0016】式〔III〕に表されるアミノ酸エステル
誘導体としては、グリシン、L−アラニン、L−ロイシ
ン、L−イソロイシン、L−セリン、L−トレオニン、
L−システイン、L−メチオニン、L−プロリン、L−
アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−ヒスチジン、
L−リジン、L−オルチニン、L−アルギニン、L−フ
ェニルアラニン、L−チロシン、L−トリプトファンな
どのエステルを例示することが出来る。
【0017】また、アミノ酸エステルのエステルとして
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルなどの直
鎖もしくは分枝のアルキルエステルや、ベンジル基など
のアラルキルエステル等を例示することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明化合物は以下のようにして
製造することができる。
【0019】
【化9】
【0020】(式中、R1 、R2 、R 3およびR4 は、
前記と同じ意味を表す。) すなわち、一般式〔II〕で表されるハロヒドリン類
と、一般式〔III〕で表されるアミノ酸エステル類と
を、不活性溶媒中、塩基の存在下に反応させるものであ
る。
【0021】反応は、通常、一般式〔II〕で表される
ハロヒドリン類1.0モルに対し、一般式〔III〕で
表されるアミノ酸エステル類1.0モル〜4.0モル等
量とを反応させる。
【0022】反応に用いられる塩基としては、トリエチ
ルアミン、ジエチルイソプロピルアミンなどの3級アミ
ン、ピペリジンなどの2級アミン、ピリジンなどの芳香
族アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水
酸化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウム−t−ブトキシドなどの金属アルコキシ
ド、水素化ナトリウムなどの水素化物、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムなどの炭酸塩、炭酸水素ナトリウムな
どの炭酸水素塩等を例示することができる。使用される
塩基の量は、通常、一般式〔II〕で表されるハロヒド
リン1.0モルに対し、2.0モル〜20.0モルが好
ましい。
【0023】また、反応に使用される溶媒としては、メ
タノール、エタノールなどのアルコール類、クロロホル
ムなどのハロアルカン類、テトラヒドロフラン等のエー
テル類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ア
セトンなどのケトン類、アセトニトリルなどのニトリル
類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、ニトロメタン
等のニトロアルカン類、ジメチルスルホキシドのような
スルホキシド類等を例示することができる。反応は、通
常、20℃から150℃の範囲で円滑に進行する。反応
終了後は、通常の後処理を行うことにより目的物を得る
ことができる。反応生成物の構造は、NMR、IR、M
ASSスペクトル等により決定した。
【0024】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。 (1)実施例1 N−(1−エトキシ−3−ヒドロキシ−3−メチル−1
−オキソ−2−ホスホラニル)−D−フェニルグリシン
メチルエステルの合成
【0025】
【化10】
【0026】2−ブロモ−1−エトキシ−3−ヒドロキ
シ−3−メチル−ホスホラン−1−オキシド 1.2g
(4.7mmol)を乾燥メタノール10mlに溶解
し、トリエチルアミン1.4ml(9.4mmol)と
D−フェニルグリシンメチルエステル塩酸塩1.0g
(4.7mmol)を加えて、40℃まで加熱し、同温
度で2日間攪拌した。反終了後、溶媒を減圧留去して、
残渣にクロロホルム10mlを加えて、有機層を水洗し
たのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより精製することにより、目的とするN−(1−エ
トキシ−3−ヒドロキシ−3−メチル−1−オキソ−2
−ホスホラニル)−D−フェニルグリシンメチルエステ
ル(トレオ:エリスロ=1:1)1.18gを得た。収
率73.4% TLC: Rf =0.50(CHCl3 :CH3 OH=
30:1)1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):1.13
(2t,3H)、1.92(s,3H)、1.7〜2.
8(m,4H)、2.93(2d,1H)、3.63
(2s,3H)、3.9〜4.2(m,2H)、4.4
〜4.70(br,2H)、5.62(s,1H)、
7.1〜7.3(m,5H) IR(neat,cm-1):3450、1740、12
20、1040、780
【0027】(2)実施例2 N−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−オキソ−1−
フェニル−2−ホスホラニル)−グリシンベンジルエス
テルの合成
【0028】
【化11】
【0029】2−ブロモ−3−ヒドロキシ−3−メチル
−ホスホラン−1−フェニル−1−オキシド 1.0g
(3.5mmol)を乾燥メタノール10mlに溶解
し、トリエチルアミン1.46ml(10.5mmo
l)とグリシンベンジルエステルp−トルエンスルホン
酸塩2.4g(7.0mmol)を加えて、40℃まで
加熱し、同温度で2日間攪拌した。反終了後、溶媒を減
圧留去して、残渣にクロロホルム10mlを加えて、有
機層を水洗した。水層をクロロホルムで再抽出し、有機
層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製することにより、目的とするN−
(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−フェニル−1−オ
キソ−2−ホスホラニル)−グリシンベンジルエステル
(エリスロ体)0.77gを得た。収率59.2% TLC: Rf =0.50(CHCl3 :CH3 OH=
30:1)1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):1.96
(s,3H)、1.7−2.6(m,4H)、2.5−
2.9(m,1H)、3.42(s,2H)、3.6−
4.1(br,1H)、4.60(s,1H)、5.1
0(s,2H)、7.21(s,5H)、7.4−7.
6(m,5H) IR(neat,cm-1):3400、1740、14
40、1120 以上のようにして製造される本発明の化合物のいくつか
の例を表1にまとめて示す。
【0030】
【表101】
【0031】
【表102】
【0032】
【表103】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 行浩 静岡県浜松市布橋1−17−40 (72)発明者 鈴木 一充 静岡県浜松市布橋2−4−22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式〔I〕 【化1】 (式中、R1 は、水素原子、水酸基、C1-4 アルコキシ
    ル基、置換基を有していても良いフェノキシル基、C
    1-4 アルキル基または置換基を有していても良いフェニ
    ル基を表し、R 2は水素原子またはC1-4 アルキル基を
    表し、R3 、R 4は、それぞれ、水素原子または置換基
    を有していてもよいC1-4 アルキル基を表す。)で表さ
    れるリン糖が置換したアミノ酸エステル誘導体。
  2. 【請求項2】式〔II〕 【化2】 (式中、R1 、R 2は前記と同じ意味を表し、Xはハロ
    ゲン原子を表す。)で表されるハロヒドリン誘導体に、
    塩基の存在下、式〔III〕 【化3】 (式中、R3 およびR4 は前記と同じ意味を表す。)で
    表されるアミノ酸エステル類を反応させることを特徴と
    する、式〔I〕 【化4】 (式中、R1 、R 2、R3 およびR 4は前記と同じ意味
    を表す。)で表されるリン糖が置換したアミノ酸エステ
    ル誘導体の製造法。
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