JPH09241445A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH09241445A JPH09241445A JP7323596A JP7323596A JPH09241445A JP H09241445 A JPH09241445 A JP H09241445A JP 7323596 A JP7323596 A JP 7323596A JP 7323596 A JP7323596 A JP 7323596A JP H09241445 A JPH09241445 A JP H09241445A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形性に優れ機械物性の良好な熱可塑性
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)(1)メルトフローレート、
(2)共重合体部分の含有量および(3)アイソタクチ
ックペンタッド分率が特定されるポリプロピレン樹脂3
0〜80重量%、(B)(1)メルトフローレート、
(2)ポリスチレン部分の含有量およびブロック構造が
特定されるスチレン系ブロック共重合体エラストマー1
0〜30重量%および(C)平均粒径が特定されるタル
ク10〜40重量%とを含有する熱可塑性樹脂組成物。
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)(1)メルトフローレート、
(2)共重合体部分の含有量および(3)アイソタクチ
ックペンタッド分率が特定されるポリプロピレン樹脂3
0〜80重量%、(B)(1)メルトフローレート、
(2)ポリスチレン部分の含有量およびブロック構造が
特定されるスチレン系ブロック共重合体エラストマー1
0〜30重量%および(C)平均粒径が特定されるタル
ク10〜40重量%とを含有する熱可塑性樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のポリプロピ
レン樹脂、スチレン系ブロック共重合体エラストマーお
よびタルクとを含有し、特に射出成形性に優れ機械物性
も良好な熱可塑性樹脂組成物に関する。
レン樹脂、スチレン系ブロック共重合体エラストマーお
よびタルクとを含有し、特に射出成形性に優れ機械物性
も良好な熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンは、低密度でありながら
機械物性、成形性が良好であることから各種の分野に広
く利用されている。しかしながら、耐衝撃性や耐熱性に
劣るため、その改良を目的として多段重合で得られるエ
チレン−プロピレンブロック共重合体に、エチレン−プ
ロピレン共重合体ゴムやエチレン−ブテン共重合体ゴム
などのゴム成分とタルクなどの無機フィラーを添加した
種々のポリプロピレン系樹脂組成物が提案されている。
機械物性、成形性が良好であることから各種の分野に広
く利用されている。しかしながら、耐衝撃性や耐熱性に
劣るため、その改良を目的として多段重合で得られるエ
チレン−プロピレンブロック共重合体に、エチレン−プ
ロピレン共重合体ゴムやエチレン−ブテン共重合体ゴム
などのゴム成分とタルクなどの無機フィラーを添加した
種々のポリプロピレン系樹脂組成物が提案されている。
【0003】例えば、特開平1−149845号は、
(a)エチレン含有量20〜60重量%の沸騰キシレン
可溶分を5〜12重量%含み、重合体全体のエチレン含
有量が1〜7重量%で、かつメルトフローレートが15
〜50g/10分のプロピレン−エチレンブロック共重
合体59〜74重量%と、(b)プロピレン含有量が2
0〜60重量%で、かつムーニー粘度ML1+4 (100
℃)が100〜150のエチレン−プロピレン共重合体
ゴム35〜20重量%と、(c)比表面積が30000
cm2 /g以上で、平均粒径0.5〜2.0μmである
タルク3〜6重量%を配合してなる樹脂組成物を開示し
ている。
(a)エチレン含有量20〜60重量%の沸騰キシレン
可溶分を5〜12重量%含み、重合体全体のエチレン含
有量が1〜7重量%で、かつメルトフローレートが15
〜50g/10分のプロピレン−エチレンブロック共重
合体59〜74重量%と、(b)プロピレン含有量が2
0〜60重量%で、かつムーニー粘度ML1+4 (100
℃)が100〜150のエチレン−プロピレン共重合体
ゴム35〜20重量%と、(c)比表面積が30000
cm2 /g以上で、平均粒径0.5〜2.0μmである
タルク3〜6重量%を配合してなる樹脂組成物を開示し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のポリプロピレン
の耐衝撃性を改良するために、ポリプロピレン成分とし
てのエチレン−プロピレンブロック共重合体のエチレン
−プロピレン共重合体部分の含有量を増やしたり、また
ポリプロピレン成分に後添加するエチレン−プロピレン
共重合体ゴムやエチレン−ブテン共重合体ゴムなどのゴ
ム成分の添加量を増加させると流動性が悪化するという
問題が生じる。また、多量のゴム成分を添加することに
よって耐熱性や表面硬度が低下するという問題も生じ
る。
の耐衝撃性を改良するために、ポリプロピレン成分とし
てのエチレン−プロピレンブロック共重合体のエチレン
−プロピレン共重合体部分の含有量を増やしたり、また
ポリプロピレン成分に後添加するエチレン−プロピレン
共重合体ゴムやエチレン−ブテン共重合体ゴムなどのゴ
ム成分の添加量を増加させると流動性が悪化するという
問題が生じる。また、多量のゴム成分を添加することに
よって耐熱性や表面硬度が低下するという問題も生じ
る。
【0005】一方、生産効率を向上させるために成形品
の大型化や薄肉化がより一層進展し、また成形材料を高
性能化しなければならないという要望が高まってきてい
る。
の大型化や薄肉化がより一層進展し、また成形材料を高
性能化しなければならないという要望が高まってきてい
る。
【0006】このような要望に対応するためには、成形
材料のより一層の高流動化と高性能化が必須であるが、
従来のエチレン−プロピレンブロック共重合体とポリオ
レフィン系エラストマーとの複合材では、この物性向上
には限界があった。
材料のより一層の高流動化と高性能化が必須であるが、
従来のエチレン−プロピレンブロック共重合体とポリオ
レフィン系エラストマーとの複合材では、この物性向上
には限界があった。
【0007】従って、本発明の課題は、成形性に優れ良
好な機械物性有する熱可塑性樹脂組成物を提供すること
である。
好な機械物性有する熱可塑性樹脂組成物を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究の結果、特定の物性を有する
ポリプロピレン樹脂、特定のスチレン系ブロック共重合
体エラストマーおよびタルクとを配合することにより、
本発明の課題が解決し得ることを見出し、本発明を完成
した。
を解決するために鋭意研究の結果、特定の物性を有する
ポリプロピレン樹脂、特定のスチレン系ブロック共重合
体エラストマーおよびタルクとを配合することにより、
本発明の課題が解決し得ることを見出し、本発明を完成
した。
【0009】すなわち、本発明の熱可塑性樹脂組成物
は、(A)(1)メルトローレートが20〜150g/
10分、(2)共重合体部分の含有量が0〜2重量%お
よび(3)アイソタクチックペンタッド分率が95%以
上のポリプロピレン樹脂30〜80重量%と、 (B)(1)メルトフローレートが0.5〜40g/1
0分および(2)ポリスチレン部分の含有量が10〜3
0重量%であり、次式(I)または(II):
は、(A)(1)メルトローレートが20〜150g/
10分、(2)共重合体部分の含有量が0〜2重量%お
よび(3)アイソタクチックペンタッド分率が95%以
上のポリプロピレン樹脂30〜80重量%と、 (B)(1)メルトフローレートが0.5〜40g/1
0分および(2)ポリスチレン部分の含有量が10〜3
0重量%であり、次式(I)または(II):
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】 (上記式中、PSはポリスチレンブロックであり、PE
Bはポリエチレン−ブテンブロックでありm≧1であ
る)で示されるスチレン系ブロック共重合体エラストマ
ー10〜30重量%と、 (C)平均粒径が5μm以下のタルク10〜40重量%
とを含有するものである。
Bはポリエチレン−ブテンブロックでありm≧1であ
る)で示されるスチレン系ブロック共重合体エラストマ
ー10〜30重量%と、 (C)平均粒径が5μm以下のタルク10〜40重量%
とを含有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の熱可塑性樹脂組成物を、
以下詳細に説明する。
以下詳細に説明する。
【0013】[1]組成成分 (A)ポリプロピレン樹脂 本発明において使用する(A)ポリプロピレン樹脂は、
プロピレンの単独重合体のホモポリプロピレン樹脂は勿
論、その重合体中に2重量%以下、好ましくは1重量%
以下のプロピレンとα−オレフィン、例えばエチレン、
ブテン−1、ペンテン−1、4−メチル−ペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1等との結晶性ランダム
共重合体もしくはブロック共重合体を含むものであって
もよい。
プロピレンの単独重合体のホモポリプロピレン樹脂は勿
論、その重合体中に2重量%以下、好ましくは1重量%
以下のプロピレンとα−オレフィン、例えばエチレン、
ブテン−1、ペンテン−1、4−メチル−ペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1等との結晶性ランダム
共重合体もしくはブロック共重合体を含むものであって
もよい。
【0014】本発明において使用する(A)ポリプロピ
レン樹脂は、(1)メルトフローレート(230℃、荷
重2.16kg、以下MFRという)が20〜150g
/10分、好ましくは40〜140g/10分である。
MFRが20g/10分未満では組成物の流動性が不足
し、一方150g/10分を超えると延性が低下する。
レン樹脂は、(1)メルトフローレート(230℃、荷
重2.16kg、以下MFRという)が20〜150g
/10分、好ましくは40〜140g/10分である。
MFRが20g/10分未満では組成物の流動性が不足
し、一方150g/10分を超えると延性が低下する。
【0015】また、(2)共重合体部分の含有量は、0
〜2重量%、好ましくは0〜1重量%である。共重合体
部分の含有量が2重量%を超えると低温の耐衝撃性の悪
化や脆化温度が高くなるために好ましくない。
〜2重量%、好ましくは0〜1重量%である。共重合体
部分の含有量が2重量%を超えると低温の耐衝撃性の悪
化や脆化温度が高くなるために好ましくない。
【0016】さらに、(3)アイソタクチックペンタッ
ド分率(IPF)は、95%以上、好ましくは97%以
上である。アイソタクチックペンタッド分率(IPF)
が95%未満では、ポリプロピレン樹脂の高結晶性が不
足し、高剛性、熱変形温度等が不十分となり好ましくな
い。
ド分率(IPF)は、95%以上、好ましくは97%以
上である。アイソタクチックペンタッド分率(IPF)
が95%未満では、ポリプロピレン樹脂の高結晶性が不
足し、高剛性、熱変形温度等が不十分となり好ましくな
い。
【0017】ところで、アイソタクチックペンタッド分
率(IPF)とは、エイ・ザンベリ−(A.Zambelli)ら
によってマクロモレキュルズ(Macromolecules)、6、
925(1973)に発表された方法に従い、同位体炭
素による核磁気共鳴スペクトル(13C−NMR)を使用
して測定されるポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単
位でのアイソタクチック分率である。換言すれば、アイ
ソタクチックペンタッド分率は、プロピレンモノマー単
位が5個連続してアイソタクチック結合したプロピレン
モノマー単位の分率である。ただし、ピークの帰属に関
しては、マクロモレキュルズ(Macromolecules)、8、
687(1975)に記載の上記文献の訂正版に基いて
行った。具体的には、13C−NMRスペクトルのメチル
炭素領域の全吸収ピーク中mmmmピークの強度分率を
もってアイソタクチックペンタッド単位を測定する。ア
イソタクチックペンタッド分率(IPF)は、n−ヘプ
タン不溶分について上記方法に準じて測定した。
率(IPF)とは、エイ・ザンベリ−(A.Zambelli)ら
によってマクロモレキュルズ(Macromolecules)、6、
925(1973)に発表された方法に従い、同位体炭
素による核磁気共鳴スペクトル(13C−NMR)を使用
して測定されるポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単
位でのアイソタクチック分率である。換言すれば、アイ
ソタクチックペンタッド分率は、プロピレンモノマー単
位が5個連続してアイソタクチック結合したプロピレン
モノマー単位の分率である。ただし、ピークの帰属に関
しては、マクロモレキュルズ(Macromolecules)、8、
687(1975)に記載の上記文献の訂正版に基いて
行った。具体的には、13C−NMRスペクトルのメチル
炭素領域の全吸収ピーク中mmmmピークの強度分率を
もってアイソタクチックペンタッド単位を測定する。ア
イソタクチックペンタッド分率(IPF)は、n−ヘプ
タン不溶分について上記方法に準じて測定した。
【0018】上記のようなポリプロピレン樹脂は、種々
の方法で製造することができる。そのうち好適な方法と
しては例えば立体規則性触媒の存在下に、公知のスラリ
ー重合法、溶液重合法、オレフィンモノマーを媒体とす
る液相重合法、気相重合法を適用することにより製造す
ることができる。
の方法で製造することができる。そのうち好適な方法と
しては例えば立体規則性触媒の存在下に、公知のスラリ
ー重合法、溶液重合法、オレフィンモノマーを媒体とす
る液相重合法、気相重合法を適用することにより製造す
ることができる。
【0019】製法例の一例は、例えば、三塩化チタン、
四塩化チタン等の遷移金属化合物触媒成分またはそれら
を塩化マグネシウム等のハロゲン化マグネシウムを主成
分とする担体に担持させてなる触媒成分とトリエチルア
ルミニウム、ジエチルアルミニウムクロイド等の有機ア
ルミニウム化合物とを組み合わせてなる触媒系を用いて
プロピレン単独で重合するか、あるいはプロピレンを単
独重合した後、共重合体部分が2重量%以下となるよう
にコモノマーを導入して共重合体部分を重合することに
よって得られる。なお、この共重重合体部分は、ランダ
ム共重合体であり、常温キシレン可溶部分として分離定
量できる。
四塩化チタン等の遷移金属化合物触媒成分またはそれら
を塩化マグネシウム等のハロゲン化マグネシウムを主成
分とする担体に担持させてなる触媒成分とトリエチルア
ルミニウム、ジエチルアルミニウムクロイド等の有機ア
ルミニウム化合物とを組み合わせてなる触媒系を用いて
プロピレン単独で重合するか、あるいはプロピレンを単
独重合した後、共重合体部分が2重量%以下となるよう
にコモノマーを導入して共重合体部分を重合することに
よって得られる。なお、この共重重合体部分は、ランダ
ム共重合体であり、常温キシレン可溶部分として分離定
量できる。
【0020】なお、ポリプロピレン樹脂に有機過酸化物
を添加し、溶融押出反応により分子量を低下させ、MF
Rを20〜150g/10分に調製したものを使用して
もよい。
を添加し、溶融押出反応により分子量を低下させ、MF
Rを20〜150g/10分に調製したものを使用して
もよい。
【0021】(B)スチレン系ブロック共重合体エラス
トマー 本発明において使用する(B)スチレン系ブロック共重
合体エラストマーは、次の[化5]の構造式(I)また
は[化6]の構造式(II)示されるものである。
トマー 本発明において使用する(B)スチレン系ブロック共重
合体エラストマーは、次の[化5]の構造式(I)また
は[化6]の構造式(II)示されるものである。
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】 (上記式中、PSはポリスチレンブロックであり、PE
Bはポリエチレン−ブテンブロックであり、m≧1であ
る) このようなスチレン系ブロック共重合体は、モノビニル
置換芳香族炭化水素、好ましくはスチレンと共役ジエン
炭化水素、好ましくは1.3−ブタジエンとをブロック
共重合したものを水素添加したものである。
Bはポリエチレン−ブテンブロックであり、m≧1であ
る) このようなスチレン系ブロック共重合体は、モノビニル
置換芳香族炭化水素、好ましくはスチレンと共役ジエン
炭化水素、好ましくは1.3−ブタジエンとをブロック
共重合したものを水素添加したものである。
【0024】本発明では、特にスチレンの重合ブロック
と1.3−ブタジエンエラストマーブロックとのブロッ
ク共重合体を水素添加した水素添加ブロック共重合体と
して製造したものである。このような水素添加ブロック
共重合体は、前記のようにPSブロックとPEBブロッ
クとの2ブロック以上、好ましくはPSブロックと、P
EBブロックと、PSブロックとの3ブロック以上のも
のが、本発明で使用される物性として好ましい。
と1.3−ブタジエンエラストマーブロックとのブロッ
ク共重合体を水素添加した水素添加ブロック共重合体と
して製造したものである。このような水素添加ブロック
共重合体は、前記のようにPSブロックとPEBブロッ
クとの2ブロック以上、好ましくはPSブロックと、P
EBブロックと、PSブロックとの3ブロック以上のも
のが、本発明で使用される物性として好ましい。
【0025】また、前記水素添加されたブロック共重合
体は、スチレン−エチレン−ブテンブロック共重合体エ
ラストマー(以下SEBSともいう)またはスチレン−
エチレン−ブテン共重合体エラストマー(以下SEBと
もいう)とも言われるものである。このSEBSまたは
SEBの水素添加量は、90モル%以上で、好ましくは
不飽和結合を有さないものが、耐候性、リサイクル性等
のうえから好ましい。
体は、スチレン−エチレン−ブテンブロック共重合体エ
ラストマー(以下SEBSともいう)またはスチレン−
エチレン−ブテン共重合体エラストマー(以下SEBと
もいう)とも言われるものである。このSEBSまたは
SEBの水素添加量は、90モル%以上で、好ましくは
不飽和結合を有さないものが、耐候性、リサイクル性等
のうえから好ましい。
【0026】また、(B)スチレン系ブロック共重合体
エラストマーのMFRは、0.5〜40g/10分、好
ましくは0.5〜30g/10分である。MFRが0.
5未満では流動性が不足するために成形性が悪化し、耐
衝撃性も不足する。一方、MFRが40g/10分を超
えると、延性や耐衝撃性が不足するために好ましくな
い。
エラストマーのMFRは、0.5〜40g/10分、好
ましくは0.5〜30g/10分である。MFRが0.
5未満では流動性が不足するために成形性が悪化し、耐
衝撃性も不足する。一方、MFRが40g/10分を超
えると、延性や耐衝撃性が不足するために好ましくな
い。
【0027】また、(B)スチレン系ブロック共重合体
エラストマーを構成するポリスチレン部分の含有量は、
10〜30重量%、好ましくは15〜20重量%であ
る。ポリスチレン部分の含有量が、10重量%未満では
耐衝撃性が悪化し、一方30重量%を超えると延伸が不
足するために好ましくない。
エラストマーを構成するポリスチレン部分の含有量は、
10〜30重量%、好ましくは15〜20重量%であ
る。ポリスチレン部分の含有量が、10重量%未満では
耐衝撃性が悪化し、一方30重量%を超えると延伸が不
足するために好ましくない。
【0028】(C)タルク 本発明において使用する(C)タルクは、レーザー回折
散乱式粒度分布測定装置により測定した平均粒径が5μ
m以下のものである。タルクの平均粒径が5μmを超え
ると、剛性や寸法安定性が不足するために好ましくな
い。また、タルクは、変性シリコーンやチタネートカッ
プリング剤等で表面処理すると、組成物の剛性や耐熱性
をより向上させることができるために好ましい。
散乱式粒度分布測定装置により測定した平均粒径が5μ
m以下のものである。タルクの平均粒径が5μmを超え
ると、剛性や寸法安定性が不足するために好ましくな
い。また、タルクは、変性シリコーンやチタネートカッ
プリング剤等で表面処理すると、組成物の剛性や耐熱性
をより向上させることができるために好ましい。
【0029】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、例えば自
動車の内外装材などその用途によっては、前記の各成分
(A)、(B)および(C)の合計100重量部に対
し、さらに酸化防止剤、熱安定剤および光安定剤とを各
0.05〜2重量部程度添加することが好ましい。成分
の各々が0.05重量部未満では各々の効果が十分でな
く、一方2重量部を超えるとそれ以上の効果がないばか
りでなく組成物の物性を低下させるために好ましくな
い。
動車の内外装材などその用途によっては、前記の各成分
(A)、(B)および(C)の合計100重量部に対
し、さらに酸化防止剤、熱安定剤および光安定剤とを各
0.05〜2重量部程度添加することが好ましい。成分
の各々が0.05重量部未満では各々の効果が十分でな
く、一方2重量部を超えるとそれ以上の効果がないばか
りでなく組成物の物性を低下させるために好ましくな
い。
【0030】その場合に使用する酸化防止剤としては、
フェノール系、リン系等のものがあげられる。フェノー
ル系のものとして、例えばテトラキスー[メチレン−3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]メタン、2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチル−フェノール、トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレート等があ
げられる。
フェノール系、リン系等のものがあげられる。フェノー
ル系のものとして、例えばテトラキスー[メチレン−3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]メタン、2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチル−フェノール、トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレート等があ
げられる。
【0031】また、リン系のものとして、例えばトリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、
4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブ
チルフェニル−ジ−トリデシル)ホスファイト、1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ジトリデシル−ホス
ファイト−5−t−ブチル)等があげられる。
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、
4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブ
チルフェニル−ジ−トリデシル)ホスファイト、1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ジトリデシル−ホス
ファイト−5−t−ブチル)等があげられる。
【0032】また、熱安定剤としては、例えばジステア
リルチオプロピオネイト、ジラウリルチオプロピオネイ
ト等イオウ系のものがあげられる。
リルチオプロピオネイト、ジラウリルチオプロピオネイ
ト等イオウ系のものがあげられる。
【0033】さらに、光安定剤としては、例えばビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペジリジン)
セバケイト、ジメチル−1(2−ヒドロキシエチル)−
4−ヒドロキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジンとコハク酸の縮合物、ポリ[{6−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−ト
リアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン
{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ}]、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エ
チレンジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮
合物等があげられる。
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペジリジン)
セバケイト、ジメチル−1(2−ヒドロキシエチル)−
4−ヒドロキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジンとコハク酸の縮合物、ポリ[{6−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−ト
リアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン
{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ}]、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エ
チレンジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮
合物等があげられる。
【0034】本発明の熱可塑性樹脂は、その他にその改
質の目的として、他の添加剤、例えば離型剤、帯電防止
剤、可塑剤、難燃剤、滑剤、銅害防止剤、有機もしくは
無機の顔料およびその分散剤等を添加することができ
る。
質の目的として、他の添加剤、例えば離型剤、帯電防止
剤、可塑剤、難燃剤、滑剤、銅害防止剤、有機もしくは
無機の顔料およびその分散剤等を添加することができ
る。
【0035】前記の各種添加剤や顔料は、各成分の混合
時に添加するのが一般的であるが、高濃度のマスターバ
ッチを予め作成しておき射出成形時に後ブレンドしても
よい。
時に添加するのが一般的であるが、高濃度のマスターバ
ッチを予め作成しておき射出成形時に後ブレンドしても
よい。
【0036】[2]配合割合 前述したような各種成分の配合割合は、(A)ポリプロ
ピレン樹脂が30〜80重量%、好ましくは50〜80
重量%であり、(B)スチレン系ブロック共重合体エラ
ストマーが10〜30重量%、好ましくは10〜25重
量%であり、(C)タルクが10〜40重量%、好まし
くは10〜30重量%である。
ピレン樹脂が30〜80重量%、好ましくは50〜80
重量%であり、(B)スチレン系ブロック共重合体エラ
ストマーが10〜30重量%、好ましくは10〜25重
量%であり、(C)タルクが10〜40重量%、好まし
くは10〜30重量%である。
【0037】(A)ポリプロピレン樹脂が30重量%未
満では得られる組成物の剛性、耐熱性、硬度等が低下し
やすく、一方80重量%を超えると強度、延性等が低下
する。
満では得られる組成物の剛性、耐熱性、硬度等が低下し
やすく、一方80重量%を超えると強度、延性等が低下
する。
【0038】また、(B)スチレン系ブロック共重合体
エラストマーが10重量%未満では耐衝撃性が低下しや
すく、一方30重量%を超えると強度、剛性、耐熱性、
硬度等が低下する。
エラストマーが10重量%未満では耐衝撃性が低下しや
すく、一方30重量%を超えると強度、剛性、耐熱性、
硬度等が低下する。
【0039】また、(C)タルクが10重量%未満では
剛性、耐熱性が低下し、一方40重量%を超えると延性
が低下する。
剛性、耐熱性が低下し、一方40重量%を超えると延性
が低下する。
【0040】[3]製造方法 本発明の熱可塑性樹脂組成物は、前記の各種の成分を予
めドライブレンドした後、1軸押出機、2軸押出機、バ
ンバリーミキサー、ニーダー等に供給し、180〜30
0℃、好ましくは190〜210℃で溶融混練すること
によって製造できる。
めドライブレンドした後、1軸押出機、2軸押出機、バ
ンバリーミキサー、ニーダー等に供給し、180〜30
0℃、好ましくは190〜210℃で溶融混練すること
によって製造できる。
【0041】
【実施例】以下、実施例および比較例を示すが、本発明
はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるも
のではない。なお、原料となる樹脂、タルクおよび添加
剤は、以下のものを使用した。
はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるも
のではない。なお、原料となる樹脂、タルクおよび添加
剤は、以下のものを使用した。
【0042】 [1]ポリプロピレン樹脂(PP) 表1物 性 PP-1 PP-2 PP-3 PP-4 PP-5 MFR(1) 40 70 90 140 40 IPF(2) 97.7 98.0 97.6 97.6 95.0 Cv (3) 0 0 0 0 0 表1(続き) 物 性 PP-6 PP-7 PP-8 PP-9 MFR(1) 85 160 85 20 IPF(2) 97.0 97.5 97.0 97.3 Cv(3) 2 0 9 0 (注) (1)MFR:ASTM D1238により230℃、2.16kg荷重で測定 (単位はg/10分)。 (2)IPF:13C−NMRを使用して測定したアイソタクチックペンタッド分 率(単位は%)。 (3)Cv:ポリプロピレン樹脂中の共重合体部分(常温キシレン可溶部分)の 含有量(単位は重量%)。
【0043】 [2]SEBSおよびその他のエラストマー 表2物 性 SEBS-1 SEBS-2 SEBS-3 SEBS-4 SEBS-5 MFR(3) 2 30 12 5 160 PS (4) 29 20 20 30 30 表2(続き) 物 性 SEPS(1) EPR(2) MFR(3) 0.5 0.8 PS(4) 13 - (注) (1)SEPS:スチレン−エチレン−プロピレン−ス
チレンブロック共重合体エラストマー。 (2)EPR:エチレン−プロピレン共重合体ゴム(エ
チレン含有量77重量%)。 (3)MFR:ASTM D1238により230℃、
2.16kg荷重で測定(単位はg/10分)。 (4)PS:SEBSおよびSEPS中のポリスチレン
部分の含有量(単位は重量%)
チレンブロック共重合体エラストマー。 (2)EPR:エチレン−プロピレン共重合体ゴム(エ
チレン含有量77重量%)。 (3)MFR:ASTM D1238により230℃、
2.16kg荷重で測定(単位はg/10分)。 (4)PS:SEBSおよびSEPS中のポリスチレン
部分の含有量(単位は重量%)
【0044】[3]タルク タルク:[富士タルク(株)製、LMS300、平均粒
径1.2μm]
径1.2μm]
【0045】[4]添加剤 (1)酸化防止剤−1:[チバガイギー(株)製、Irga
nox 1010] (2)酸化防止剤−2:[旭電化(株)製、Mark 2112
] (3)熱安定剤 :[住友化学(株)製、スミライ
ザー TPS] (4)光安定剤 :[チバガイギー(株)製、Chim
assorb 944]
nox 1010] (2)酸化防止剤−2:[旭電化(株)製、Mark 2112
] (3)熱安定剤 :[住友化学(株)製、スミライ
ザー TPS] (4)光安定剤 :[チバガイギー(株)製、Chim
assorb 944]
【0046】実施例1〜10、比較例1〜5 前記の各原材料を表3に示す割合で配合し、この際に各
配合物100重量部に対して酸化防止剤−1と2、熱安
定剤および光安定剤を各0.2重量部ずつ添加し、スー
パーミキサーでドライブレンド後、2軸押出機(池貝製
PCM−45、L/D=32)に投入して200℃、回
転数200rpmの条件で溶融混練して押出し、ペレッ
トを得た。
配合物100重量部に対して酸化防止剤−1と2、熱安
定剤および光安定剤を各0.2重量部ずつ添加し、スー
パーミキサーでドライブレンド後、2軸押出機(池貝製
PCM−45、L/D=32)に投入して200℃、回
転数200rpmの条件で溶融混練して押出し、ペレッ
トを得た。
【0047】次に、得られた各ペレットを射出成形機
(東芝機械 IS−90B/シリンダー温度210℃、
金型50℃)により射出成形して物性測定用の試験片を
得た。このようにして得られた各試験片に対して、次の
各試験を行い、その結果を表4に示す。
(東芝機械 IS−90B/シリンダー温度210℃、
金型50℃)により射出成形して物性測定用の試験片を
得た。このようにして得られた各試験片に対して、次の
各試験を行い、その結果を表4に示す。
【0048】 表3組 成(wt%) 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 PPの種類 PP-1 PP-2 PP-2 PP-3 PP-4 配合量 57 58 57 57 57 SEBS種類 SEBS-1 SEBS-1 SEBS-1 SEBS-1 SEBS-1 配合量 23 22 23 23 23 タルク の配合量 20 20 20 20 20 表3(続き)組 成(wt%) 実施例6 実施例7 実施例8 実施例9 実施例10 PPの種類 PP-5 PP-6 PP-1 PP-1 PP-1 配合量 58 59 59 60 58 SEBSの種類 SEBS-1 SEBS-1 SEBS-2 SEBS-3 SEBS-4 配合量 22 21 21 20 22 タルク の配合量 20 20 20 20 20 表3(続き) 組 成(wt%) 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 比較例5 PPの種類 PP-7 PP-8 PP-9 PP-1 PP-1 配合量 57 62 60 57 57 SEBSの種類 SEBS-1 SEBS-1 SEBS-5 SEPS EPR 配合量 23 18 20 23 23 タルク の配合量 20 20 20 20 20
【0049】 表4 物 性 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 MFR(1) 22 37 34 27 31 引張強度(2) 230 235 229 226 233 破断伸び(3) 600 400 500 600 500 曲げ弾性率(4) 21400 21900 21200 22500 24500 曲げ強度(5) 346 345 335 347 369 Izod衝撃強度(6) @23℃ 42 29 38 36 28 @−30℃ 4.1 3.8 4.0 4.1 3.6 熱変形温度(7) 73 74 73 74 77ロックウェル 硬度(8) 75 74 72 76 79 脆化温度(9) -20 -12 -15 -15 -13 表4(続き) 物 性 実施例6 実施例7 実施例8 実施例9 実施例10 MFR(1) 22 36 33 26 21 引張強度(2) 266 226 238 241 264 破断伸び(3) 450 500 400 600 450 曲げ弾性率(4) 22800 21300 23000 21300 22500 曲げ強度(5) 388 379 352 355 384 Izod衝撃強度(6) @23℃ 23 37 26 33 22 @−30℃ 3.7 3.8 3.6 3.8 3.6 熱変形温度(7) 75 72 74 75 74ロックウェル 硬度(8) 74 70 72 72 76 脆化温度(9) -13 -12 -12 -20 -12 表4(続き) 物 性 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 比較例5 MFR(1) 33 33 37 11.5 13.6 引張強度(2) 231 230 256 220 235 破断伸び(3) 100 600 100 30 600 曲げ弾性率(4) 23900 23400 21400 24000 23100 曲げ強度(5) 366 348 367 360 368 Izod衝撃強度(6) @23℃ 21 26 9 7 22 @−30℃ 3.9 3.0 2.1 2.5 3.5 熱変形温度(7) 77 74 70 75 77ロックウェル 硬度(8) 79 76 74 78 72 脆化温度(9) -15 -10 - 4 0 -3 (注) (1)MFR:ASTM D1238により230℃、2.16kg荷重で測定 (単位はg/10分)。 (2)引張強度:ASTM D638により測定(単位はkg/cm2 )。 (3)破断伸び:ASTM D638により測定(単位は%)。 (4)曲げ弾性率:ASTM D790により測定(単位はkg/cm2 )。 (5)曲げ強度:ASTM D790により測定(単位はkg/cm2 )。 (6)Izod衝撃強度:ASTM D256により23℃および−30℃で測 定(単位はkg・cm・cm)。 (7)熱変形温度(HDT):ASTM D648により18.6kg/cm2 で測定(単位は℃)。 (8)ロックウェル硬度:ASTM D785により測定(スケールはR)。 (9)脆化温度:ASTM D746により測定(単位は℃)。
【0050】表4より明らかなように、実施例1〜10
の組成物は、流動性が良好なMFR値を示し、また機械
物性も良好なバランスを示している。これに対して比較
例の組成物は、ポリプロピレン樹脂のMFRが150g
/10分を超えると延性が低下し、またポリプロピレン
樹脂中の共重合体部の含有量が2重量%を超えると低温
の耐衝撃性が悪化し、脆化温度も高くなり好ましくな
い。
の組成物は、流動性が良好なMFR値を示し、また機械
物性も良好なバランスを示している。これに対して比較
例の組成物は、ポリプロピレン樹脂のMFRが150g
/10分を超えると延性が低下し、またポリプロピレン
樹脂中の共重合体部の含有量が2重量%を超えると低温
の耐衝撃性が悪化し、脆化温度も高くなり好ましくな
い。
【0051】また、SEBSのMFRが本発明の範囲外
のものやSEPS、EPR等のエラストマーを使用した
ものは、延性や耐衝撃性が悪化し、脆化温度が高くなり
好ましくない。
のものやSEPS、EPR等のエラストマーを使用した
ものは、延性や耐衝撃性が悪化し、脆化温度が高くなり
好ましくない。
【0052】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成形性
に優れ、かつ、機械物性も良好なバランスを有するもの
である。従って、射出成形条件の幅を広げることができ
るため、特に薄肉大型製品の成形が容易になる。
に優れ、かつ、機械物性も良好なバランスを有するもの
である。従って、射出成形条件の幅を広げることができ
るため、特に薄肉大型製品の成形が容易になる。
【0053】従って、自動車用部品の内外装材、家電部
品等の工業材料の射出成形によって得られる製品におい
て有用である。
品等の工業材料の射出成形によって得られる製品におい
て有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】
【化2】 (上記式中、PSはポリスチレンブロックであり、PE
Bはポリエチレン−ブテンブロックであり、m≧1であ
る)で示されるスチレン系ブロック共重合体エラストマ
ー10〜30重量%と、 (C)平均粒径が5μm以下のタルク10〜40重量%
とを含有する熱可塑性樹脂組成物。
Bはポリエチレン−ブテンブロックであり、m≧1であ
る)で示されるスチレン系ブロック共重合体エラストマ
ー10〜30重量%と、 (C)平均粒径が5μm以下のタルク10〜40重量%
とを含有する熱可塑性樹脂組成物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明において使用する(A)ポリプロピ
レン樹脂は、(1)メルトフローレート(230℃、荷
重2.16kg)以下MFRという)が20〜150g
/10分、好ましくは40〜140g/10分である。
MFRが20g/10分未満では組成物の流動性が不足
し、一方150g/10分を超えると延性が低下する。
なお、MFRの高いポリプロピレン樹脂は、通常の重合
によっても得られるが、生産性の点から、よりMFRの
低いポリプロピレン樹脂に、例えば過酸化物などを加え
混練するなどの分子量調節処理(CR処理)などによっ
て調製するのが好ましい。
レン樹脂は、(1)メルトフローレート(230℃、荷
重2.16kg)以下MFRという)が20〜150g
/10分、好ましくは40〜140g/10分である。
MFRが20g/10分未満では組成物の流動性が不足
し、一方150g/10分を超えると延性が低下する。
なお、MFRの高いポリプロピレン樹脂は、通常の重合
によっても得られるが、生産性の点から、よりMFRの
低いポリプロピレン樹脂に、例えば過酸化物などを加え
混練するなどの分子量調節処理(CR処理)などによっ
て調製するのが好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】[1]ポリプロピレン樹脂(PP) *)PP−2〜4、PP−7は、PP−1をCR処理し
てそれぞれのMFRに調製したものである。 (注) (1)MFR:ASTM D1238により230℃、
2.16kg荷重で測定(単位はg/10分)。 (2)IPF:13C−NMRを使用して測定したアイ
ソタクチックペンタッド分率(単位は%)。 (3)Cv:ポリプロピレン樹脂中の共重合体部分(常
温キシレン可溶部分)の含有量(単位は重量%)。
てそれぞれのMFRに調製したものである。 (注) (1)MFR:ASTM D1238により230℃、
2.16kg荷重で測定(単位はg/10分)。 (2)IPF:13C−NMRを使用して測定したアイ
ソタクチックペンタッド分率(単位は%)。 (3)Cv:ポリプロピレン樹脂中の共重合体部分(常
温キシレン可溶部分)の含有量(単位は重量%)。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)(1)メルトフローレートが20
〜150g/10分、(2)共重合体部分の含有量が0
〜2重量%および(3)アイソタクチックペンタッド分
率が95%以上のポリプロピレン樹脂30〜80重量%
と、 (B)(1)メルトフローレートが0.5〜40g/1
0分および(2)ポリスチレン部分の含有量が10〜3
0重量%であり、次式(I)または(II): 【化1】 【化2】 (上記式中、PSはポリスチレンブロックであり、PE
Bはポリエチレン−ブテンブロックであり、m≧1であ
る)で示されるスチレン系ブロック共重合体エラストマ
ー10〜30重量%と、 (C)平均粒径が5μm以下のタルク10〜40重量%
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323596A JPH09241445A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 熱可塑性樹脂組成物 |
| US08/807,358 US5880198A (en) | 1996-03-04 | 1997-02-27 | Thermoplastic resin composition comprising propylene elastomer, and talc components |
| EP97301412A EP0794225A1 (en) | 1996-03-04 | 1997-03-04 | Thermoplastic resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7323596A JPH09241445A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09241445A true JPH09241445A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13512326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7323596A Pending JPH09241445A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09241445A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998047959A1 (en) * | 1997-04-24 | 1998-10-29 | Grand Polymer Co., Ltd. | Crystalline polypropylene resin composition |
| US6759475B2 (en) | 1997-04-24 | 2004-07-06 | Mitsui Chemicals, Inc. | Resin composition based on crystalline polypropylene |
-
1996
- 1996-03-04 JP JP7323596A patent/JPH09241445A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998047959A1 (en) * | 1997-04-24 | 1998-10-29 | Grand Polymer Co., Ltd. | Crystalline polypropylene resin composition |
| US6759475B2 (en) | 1997-04-24 | 2004-07-06 | Mitsui Chemicals, Inc. | Resin composition based on crystalline polypropylene |
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