JPH09242015A - 締固め装置 - Google Patents

締固め装置

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JPH09242015A
JPH09242015A JP5610196A JP5610196A JPH09242015A JP H09242015 A JPH09242015 A JP H09242015A JP 5610196 A JP5610196 A JP 5610196A JP 5610196 A JP5610196 A JP 5610196A JP H09242015 A JPH09242015 A JP H09242015A
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compaction
arm
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compacting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業者が溝の中で機械を操作する際の溝壁崩壊
の危険を回避しながら、迅速な締固めを行うことがで
き、かつ、車両通行に支障のない十分な締固め効果が発
揮され、しかも、事業費の削減を実現し得る打撃式締固
め装置を提供する。 【解決手段】打撃式の締固め機本体部7と、前記締固め
機本体部7を打撃方向に沿ってスライド自在にガイドす
るガイド機構部5、6と、前記ガイド機構部5、6を締
固め機本体部7の前後方向に揺動可能に懸垂する枢支機
構部4と、前記枢支機構部4をアーム付き走行車両2の
アーム3に取り付けるための取付部9とを具備したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バックホウ等の
建設土木機械のアームに装着して土壌の締固めを行う締
固め装置に関するもので、特に、例えば上下水道、ガ
ス、電気、通信等のインフラストラクチャーに提供され
る管、ケーブル等の地中埋設管布設工事において、布設
した管等の上部に埋戻される山砂等を締固め締固め装置
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、欧米などに比べて遅れの目立つ上
下水道、ガス、電気、通信等のインフラストラクチャー
を整備するため、特に人口が集中する都市部において、
以下のような埋設管布設作業が頻繁になされている。
【0003】すなわち、図7に示すように、先ず、路面
等を幅Wで深さHの断面の溝型に、バックホウ等の建設
土木機械を用いて掘削し、管101等を所定の位置、深
さに布設する。次に、管101等の側部102を山砂で
埋戻した後、管等の上部103(通常は1200mm以
上ある)を、所定の厚さt(通常は200〜300m
m)による山砂の撒きだしを行い、これをタンパー、ラ
ンマー等の締固め機により締固めを行う。そして、これ
を数回繰り返す。さらに、砕石等を入れて路盤を形成
し、さらに、その上に舗装を施して作業を終える。
【0004】この埋設管布設工事における埋戻しは、山
砂を単に埋戻すだけでは、土粒子間に空隙が残り、通
常、埋設管は車両が通行する道路の下に設けられること
から、車両等の荷重がかかると、次第に山砂の土粒子間
における空隙が締まっていき、その結果、道路が陥没す
る等の事態を招くおそれがあるだけでなく、土粒子間の
空隙が締まるに伴い山砂が沈下し、これに追従して埋設
管が過大な力で下方に押圧されるため、漏水、ガス漏れ
等が発生することになる。
【0005】この種の工事には、狭い溝の中で確実に締
固め作業が可能なエンジン又はモータによるクランク運
動からの往復動作を利用するタンパー、エンジンの爆発
力を直接突き固めに利用するランマーが使用されること
が多い。
【0006】これらの締固め機械は、通常、作業者が直
接手を添えて操作されるものであり、掘削した溝の中に
作業者が入って機械を操作しなければならず、ある程度
の作業スペースが必要である。そのため、経験上、掘削
幅Wは、500mm以上に定められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、埋設管
布設工事は、人口の集中する市街地において行われ、し
かも、これら埋設管は車両の通行する道路の下部に存在
するため、車両渋滞の回避、第三者の安全確保の観点か
ら、車両や第三者の通行量が極端に少ない夜間に実施さ
れることが多いのだが、警察等の道路使用許可によって
は十分な作業時間が得られないこと、工事を早朝までに
必ず終了させないと交通渋滞を招いてしまうことから、
夜間における実質的な作業時間は極めて短いものであ
り、昼間の車両通行に支障がないよう確実に締固めを行
い、早朝までに必ず作業を終了させるためには、管布設
延長がせいぜい20m〜30m程度しかできず、このた
め、工事期間が長期化するとともに、事業費が膨大化す
ることになり深刻な問題となっている。
【0008】また、締固め作業は、掘削した溝の中にオ
ペレーターが入って機械を操作して長時間に亘る締固め
作業を行うことになり、締固め作業中に溝壁が崩壊する
おそれがあるため、オペレーターが掘削した溝の中に入
らずに締固め作業を行う手段が埋設管工事業者の間で強
く要請されている。
【0009】さらに、最近では、ガス管等も、電気、通
信ケーブルと同様にフレキシブルなポリエチレン管が一
般化されつつあり、従来、溝の中で行っていた溶接等の
管の接続作業は地表面で行うことができることとなった
ため、作業者が掘削した溝の中に入ることにより行われ
る作業は、締固め作業だけになりつつあるという状況に
あり、このような観点からも、溝の中に入らずに締固め
作業を行う手段が求められている。
【0010】そこで、実開平1ー164316号公報に
記載される振動締固め機が提案されている。この作業機
は、作業機のアームに取り付けた振動締固め機をアーム
で垂直に押し付けながら締固め作業を行うものであり、
垂直押し付け力と起振装置による起振力とにより締固め
を行うものである。
【0011】しかしながら、このような技術的手段で
は、打撃力を利用するタイプの締固め機と比較して、そ
の装置全体の大きさの割には、締固め力を大きくするこ
とができないものである。
【0012】また、締固め装置を移動しながら締固め作
業を行う場合、締固め面の凹凸に応じた微妙なアーム操
作が必要とされ、このような作業は極めて困難となるた
め、締固め装置を持ち上げて移動せざるを得なくなり、
結局、締固めを中断することになる。よって、連続的に
締固めを行うことができず、作業効率を良くすることが
できないため、特に、夜間作業等の所定時間内に作業を
完了する迅速性が必要とされる作業には向かなかった。
【0013】また、別の提案としては、実開昭61ー1
55405号公報に記載されたものがある。この締固め
機は、作業機より摺動可能に装着された締固め機本体を
有するものであり、その内部において、輾圧板を作動さ
せる駆動部内の油圧力又は爆発力の急激な押し付け力を
利用して土砂の締固めを行うものである。
【0014】しかしながら、この締固め機本体が、持ち
上がって落下する時に発生する大きな打撃力は期待でき
るが、垂直方向のみに動作する構造となっているので、
締固め機本体の自走能力はなく、作動中は、作業機自体
は、停止しているか極低速であることが必要とされるこ
とになる。よって、この提案においても、作業効率を良
くすることは期待できない。
【0015】そこで、本発明は、上述したような種々の
問題点に鑑み、作業者が溝の中で機械を操作する際の溝
壁崩壊による危険性を回避しながら、短い作業時間内に
迅速な締固め作業を行うことができ、かつ、車両通行に
支障のない十分な締固め効果が発揮され、しかも、事業
費の削減を実現し得る締固め装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る締固め装置
は、打撃式の締固め機本体部と、前記締固め機本体部を
打撃方向に沿ってスライド自在にガイドするガイド機構
部と、前記ガイド機構部を締固め機本体部の前後方向に
揺動可能に懸垂する枢支機構部と、前記枢支機構部をア
ーム付き走行車両のアームに取り付けるための取付部と
を具備したことを特徴とするものである。
【0017】このような技術的手段において、前記ガイ
ド機構部としては、締固め機本体部の打撃動作に耐えう
る強度で打撃方向にスライド自在にガイドできればその
機構は問わないが、枢支機構部側に固定された摺動軸受
を有する支持ブラケットと締固め機本体部側に固定され
た摺動軸とにより構成することが好ましい。すなわち、
摺動軸を締固め機本体側に設けるようにすれば、締固め
機側の幅を狭くすることができ、狭い溝における工事に
有利なばかりか、締固め機本体側の重量を大幅に増加さ
せない済み、タンパーの固有性能バランスを崩さなくて
済むため、従前のハンドガイド式のタンパーを使用する
か又は簡単な改造を加えたものを使用することができ、
設備投資の面で有利である。
【0018】また、この場合、摺動軸及び各構成部材の
曲げ等に関する負荷を減じて装置機械をロングライフ化
させる観点からすれば、締固め機本体部は、弾性部材を
介設してガイド機構部に連結されたものであることが好
ましい。なお、弾性部材としては、例えば、防振ゴム等
を適用することができる。
【0019】また、前記枢支機構部としては、枢支ピン
周りで前後方向に揺動可能に支持することができればよ
いが、打撃板の打撃力をより効率的に土壌面に伝達する
観点からすれば、取付部とガイド機構部との間に、締固
め機本体部の土壌面へのに落下時までに傾斜した打撃式
締固め機の倒れを積極的に鉛直方向に回復させる鉛直復
帰手段を具備したものであることが好ましい。この場
合、より的確かつ容易に締固め装置を操作する観点から
すれば、枢支機構部に締固め機本体部が左右方向にスラ
イドする左右スライド機構を具備したことが好ましい。
なお、鉛直復帰手段としては、例えばスプリング、ステ
ィダンパ等を適用することができ、また、左右スライド
機構としては、例えばプッシュプルケーブルによる手操
作方式、油圧シリンダによる方式等を適用することがで
きる。
【0020】さらに、前記取付部としては、枢支機構部
を確実に取り付けることができればよいが、締固め装置
の安定した操作性を確保する観点からすれば、枢支機構
部が鉛直方向周りに回転して固定される旋回装置を備え
ていることが好ましい。さらにまた、前記締固め機本体
部の下端部に配設される打撃板は、締固め機本体部の打
撃動作により土壌を所定強度に締固め可能であればよい
が、打撃力を効果的に土壌面に伝達する観点からすれ
ば、少なくとも底の形状が締固め機本体部の前後方向に
関し下側に凸の曲面形状であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る締固め装置は、打撃
式の締固め機本体部と、前記締固め機本体部を打撃方向
に沿ってスライド自在にガイドするガイド機構部と、前
記ガイド機構部を締固め機本体部の前後方向に揺動可能
に懸垂する枢支機構部と、前記枢支機構部をアーム付き
走行車両のアームに取り付けるための取付部とを具備し
た構成としたため、前記アームの先端を締固め土壌面か
ら所定の高さに保ちつつ、締固め機本体部に打撃動作を
させると、ガイド機構部が機能して締固め機本体部が上
下にスライド動作を繰り返すため、締固め機本体部の大
きな落下エネルギーを締固め力として利用でき、その結
果、十分な締固め効果を得ることができる。
【0022】次いで、アーム付き走行車両を自走させな
がら締固め機本体部に打撃動作をさせると、アーム付き
走行車両のアームの先端が締固め機本体部に先行して所
定の速度で移動し、枢支機構部が機能して締固め機本体
部が傾斜して先端部の打撃板が後方に取り残されること
になるが、その傾斜した方向と反対方向の土壌面を締固
め機本体部が繰り返し打撃するため、打撃板は、自走力
を発揮してアームの先端の移動に追従していくことにな
る。
【0023】また、アーム付き走行車両の自走スピード
に変動が生じたり、アームを旋回させたりして、アーム
の先端の移動スピードに変動が生じ、締固め機本体部の
傾斜角が急に変動した場合であっても、上記構成とした
上で、打撃板の底の形状が締固め機本体部の前後方向に
関し下側に凸の曲面形状である構成としたため、常に締
固め土壌面と曲面状の底面とが面接触することになり、
その結果、締固め機本体部が十分な反力を得て自走力が
確保されることになるから、締固め機本体部の姿勢のい
かんにかかわらず、前記追従動作に支障をきたすことは
なく、しかも、打撃力を効果的に土壌面に伝達すること
ができる。
【0024】さらに、アーム付き走行車両のアームの先
端部に取付部が枢支機構部を鉛直方向周りに回転して任
意方向に固定できる旋回装置を備えたものとすれば、掘
削すべき溝の方向とアーム付き走行車両のアームの方向
とがなす角度がいかなる場合であっても、旋回装置によ
って締固め機本体部を水平回転させて向きを調整できる
から、アーム付き走行車両が溝方向に対していかなる姿
勢でおいても、容易に締固め作業を行うことができる。
【0025】前記枢支機構部として、取付部とガイド機
構部との間に、締固め機本体部が土壌面へ落下するまで
に傾斜した締固め機本体部の倒れを鉛直方向に復帰させ
る鉛直復帰手段を具備したものを揃えれば、締固め機本
体部の自重による鉛直復帰作用とは別に積極的に鉛直復
帰手段を備えることにより、アームの先端の移動スピー
ドが速くなっても、落下時における締固め機本体部の傾
斜は抑えられるため、より垂直に近い姿勢で連続的に打
撃動作を行うことができ、その結果、打撃力がより効率
的に土壌面に伝えられ、結局、迅速な締固め作業を可能
とするものである。
【0026】また、枢支機構部として、締固め機本体部
が左右方向にスライドする左右スライド機構を具備した
ものを揃えれば、掘削すべき溝が深い場合やアーム付き
走行車両が走行する足場が悪い場合等、そのアームの先
端部の位置が定まり難い状況にあっても、締固め機本体
部を左右水平方向にスライドさせることにより的確かつ
容易に土壌面を打撃することができる。
【0027】また、締固め機本体部として、弾性部材を
介設してガイド機構部に連結されたものを揃えれば、例
えばアーム付き走行車両の作業者が誤って締固め機本体
部を溝壁に押し当てた場合等、枢支機構部の揺動方向で
ない方向に無理な力が働いた場合にあっても、このよう
な無理な力が各構成部品に与える影響を緩和できるた
め、各構成部品に損傷を生じることがないから、機械全
体としてのロングライフ化に寄与することになる。
【0028】
【実施例】以下、実施例を示す図面により、この発明に
係る締固め装置として、ミニバックホウに装着した場合
について説明する。図1は打撃式締固め機をミニバック
ホウに装着してなる締固め装置の外観全体を示す斜視図
及び溝の縦断面図、図2は図1と同様の斜視図及び溝の
横断面図、図3は図1の方向から見た打撃式締固め機の
要部縦断面図、図4は図2の方向から見た打撃式締固め
機の要部縦断面図である。
【0029】図1及び図2において、本発明に係る締固
め装置1は、自走式のミニバックホウ2の屈曲式アーム
3の先端部に、枢支ピン4の周りで前後方向に揺動可能
に支持された一対の支持ブラケット5と、その支持ブラ
ケット5に固設される軸受部材5aの下方に上下スライ
ド自在に嵌合連結されたスライド軸6と、このスライド
軸6に固定された締固め機本体部7とを有する打撃式締
固め機8を、円盤状の回転装置9を介して水平回転可能
に装着し、さらに、前記締固め機本体部7の下端部に
は、曲面状の底面を有する打撃板7aを配設して構成し
ている。
【0030】このように、本実施例では、ガイド機構部
として、支持ブラケット5側を軸受部材5aとして、締
固め機本体部7側をスライド軸6としているが、これ
は、比較的重量の重い軸受部材5aを支持ブラケット5
側にすることにより、締固め機本体部7側の自重を減ず
ることができるため、スライド軸6の曲げ方向(スライ
ド方向に沿わない方向)への負荷を減ずることができる
他、従前のハンドガイド式の締固め機を流用する際、そ
の重量のバランスを大きく変えずに済む等の利点が多い
ためである。
【0031】一方、ミニバッックホウ2の本体は、原動
機(図示外)を搭載した上部旋回体2aと、その原動機
の回転力により走行するクローラ走行体2bとで構成さ
れており、また、屈曲式アーム3は、基端側アーム3a
と、先端側アーム3bとからなり、基端側アーム3aは
上部旋回体2aに対して油圧シリンダ3cで、先端側ア
ーム3bは基端側アーム3aに対して油圧シリンダ3d
で、打撃式締固め機8は先端側アーム3bに対して油圧
シリンダ3eで、それぞれ屈曲自在に動作する構成にな
っている。
【0032】また、図3に示すように、円盤状の回転装
置9には、ピンロック機構が設けられている。
【0033】すなわち、回転装置9を構成する上部固定
盤9aと打撃式締固め機8が軸支される下部可動盤9b
の夫々には、互いに対応する位置に所定のピッチでロッ
ク孔10が設けられており、この対応する上下の孔に固
定ピン9cを貫通させることにより、打撃式締固め機8
の方向を設定することができる。このピンロック機構に
よれば、掘削すべき溝の方向と屈曲式アーム3の方向と
がなす角度に対応した正しい方向に打撃式締固め機8を
あらかじめ固定することができるから、安定した操作性
が担保されることになる。
【0034】以上のように構成した締固め装置1は、オ
ペレーターが上部旋回体2aの旋回動作とクローラ走行
体2bによる前進又は後進動作及び屈曲式アーム3の屈
曲動作とを組み合わせて屈曲式アーム3の先端部を自在
に操ることにより、締固めが必要な所定の場所、所定の
高さに打撃式締固め機8を位置させることができる。
【0035】次に、図3及び図4に示す要部縦断面図並
びに図5を用いることにより、打撃式締固め機8につい
てさらに詳細に説明する。
【0036】図3及び図4において、支持ブラケット5
は、軸受部材5aの左右両側に側板5b、5cを横振れ
吸収部材5d、5eを介し夫々の下端を揃えて立設し、
その側板5b、5cの双方の上端に頂板5dを架設し、
その頂板5dの上面の中央部には枢支ピン4の外径に対
応した孔を有する支持部材5eを固設してなるものであ
る。
【0037】一方、軸受部材5aの上端部の前後側に鍔
部材5f、5gを水平に取り付けるとともに、回転装置
9の下部可動盤9bの前後端部と鍔部材5f、5gの前
後端部とをスプリング5h、5iでボルト5jを介して
連結する。
【0038】また、図5は横振れ吸収部材5d、5eの
詳細を説明したものであり、図5(a)において、符号
11はドーナツ型の内側プレートで、複数のボルト孔1
1aを有している。また、図5(c)において、符号1
2は略内側プレート11と同形状の外側プレートで、複
数のボルト孔12aを有している。
【0039】図5(b)は、横振れ吸収部材5d、5e
の断面図であって図4と同じ方向から見たところを示し
ており、横振れ吸収部材5d、5eは、略内側プレート
11又は外側プレート12と同形状である緩衝弾性部材
としての防振ゴム13の両側面に、内側プレート11及
び外側プレート12を接着剤にて貼着してなるものであ
る。
【0040】このように構成される横振れ吸収部材5
d、5eは、内側プレート11が軸受部材5aの両端部
にボルトにて固定されるとともに、外側プレート12が
側板5b、5cにそれぞれボルトにて固定される。
【0041】なお、図5(c)の外側プレート12の上
下に位置する2つのボルト孔12aは、図3における側
板5b、5cの下部に開けられたボルト孔12aに対応
するボルト孔にボルトBを通して固定されることにな
る。
【0042】一方、図3及び図4において、スライド軸
6は、底板6aの両端部に左右一対の支持軸6b、6c
を立設し、その支持軸6b、6c双方の上端に頂板6d
を架設してなるものであり、前記軸受部材5aに嵌合し
て上下スライド自在に連結される。
【0043】また、底板6aの上面であって支持軸6
b、6cに嵌合し、また、軸受部材5aの上面であって
支持軸6b、6cに嵌合して、支持軸6b、6cがスラ
イドできる限界までスライドした場合に、打撃を減じる
目的から、緩衝弾性部材としてのゴム15が支持軸6
b、6cに対して摺動可能となるように配設されてい
る。
【0044】さらに、スライド軸6の底板6aの下面に
は、左右のブラケット6e、6fを垂下するとともに、
このブラケット6e、6fに締固め機本体部7をボルト
16で固定して支持している。
【0045】締固め機本体部7は、最下端に配設される
打撃板7aと、伸縮部7bとガイドシリンダ7cと、油
圧モータ7dとで構成されている。なお、締固め機本体
部7としては、一般的に用いられる人力操作式のタンパ
の操作ハンドルを取り除いた従前のものを使用すること
もできる。このように構成した締固め機本体部7によれ
ば、動力源として油圧モータ7dを使用しているため、
騒音を低減することができ、夜間工事に適するととも
に、排気ガスも発生しないことから、都市部における工
事に適しているとも言えるものである。
【0046】本実施例において、動力源たる油圧は、ミ
ニバックホウ2のクローラ走行体2bに設けられた油圧
取り出し口(図示外)から油圧モータ7dまで油圧ホー
ス7eで接続され確保される。
【0047】そして、油圧モータ7dを作動させて、ガ
イドシリンダ7c内に配設されるクランク機構(図示
外)により油圧モータ7dの回転力を往復運動に変え、
伸縮部7b内に配設されるコイルスプリング(図示外)
を介して打撃板7aに打撃的振動を連続的に起こさせる
ことができる。
【0048】すなわち、この実施例において、支持ブラ
ケット5とスライド軸6とは、緩衝弾性部材であるゴム
13を有する横振れ吸収部材5d、5eを介して、支持
ブラケット5の側板5b、5cとスライド軸6を嵌合す
る軸受部材5aとがスライド可能に連結される構成と
し、さらに、支持軸6b、6cがスライドできる限界ま
でスライドした場合に備えてゴム15を配設する構成と
した上で、スライド軸6の底板6aの下面に高速かつ強
力な打撃動作が連続的に可能な締固め機本体部7を取り
付ける構成としている。
【0049】したがって、締固めるべき土壌面から一定
の高さに屈曲式アーム3の先端部を保持した状態のま
ま、締固め機本体部7が打撃動作を行うと、締固め機本
体部7と一体化しているスライド軸6は打撃板の打撃動
作により自由に跳ね上がって上下にスライド動作を繰り
返すことができるから、十分な打撃動作が確保されるこ
とになり、効率的に締固め作業を行うことができる。
【0050】また、例えばオペレーターが誤って締固め
機本体部7を溝壁に押し当てた場合には、この横振れ吸
収部材5d、5eが衝撃を緩和する役割を果たして、各
構成部材に損傷を与えることがないばかりか、例えば打
撃動作の途中で屈曲式アーム3の先端部の移動スピード
が急に変化し、軸受部材5aに沿わない方向でスライド
軸6がスライドする場合にも、各構成部材に対する摩擦
等の負荷を軽減することができるから、機械全体として
の故障を少なくすることができる。
【0051】以上のように構成される打撃式締固め機8
は、回転装置9の下部可動盤9bの下面に、枢支ピン4
の外径に略対応した径の孔を有する一対のブラケット9
d、9eを垂設し、そのブラケット9d、9dの先端部
に枢支ピン4を軸架し、さらに、その枢支ピン4を支持
ブラケット5の頂板5d上に固設した支持部材5eを嵌
通させることにより、回転装置9の下部に枢支ピン4の
周りで前後方向に揺動可能に支持されるとともに、枢支
ピン4の周りで打撃式締固め機8の前後方向の倒れを垂
直方向に回復する手段としてスプリング17を備えてい
る。
【0052】したがって、アームの先端の移動スピード
が速くなっても、地面落下時には、打撃式締固め機8の
自重による鉛直復帰作用に加え、打撃式締固め機8の傾
斜は抑えられることになるため、より垂直に近い姿勢で
打撃動作を行うことができ、その結果、打撃力がより効
率的に土壌面に伝えられ、結局、迅速な締固め作業が可
能となる。
【0053】また、図4において、プッシュプルケーブ
ル17等により構成される左右スライド機構であって、
打撃式締固め機8全体を、枢支ピン4に沿って左右スラ
イド可能とするものである。
【0054】プッシュプルケーブル17の反対側端部
は、ミニバックホウの運転席側に接続されオペレーター
が自在に操ることができるようになっているため、掘削
すべき溝が深い場合やミニバックホー2が走行する足場
が悪い場合等、ミニバックホー2のアーム先端部の位置
が定まり難い状況にあっても、打撃式締固め機8全体を
左右水平方向にスライドさせることにより的確かつ容易
に土壌面を打撃することを可能となる。
【0055】次に、図6は図1の打撃式締固め機の作用
説明図であり、同図に加えて図1及び図2を用いて、本
発明に係る締固め装置1の作動について説明する。ま
ず、通常の掘削用のバケット(図示外)がついたミニバ
ックホウ2により、搬入した山砂で埋戻しを行い、所定
の厚さで撒きだしを行った後、表面をある程度平らに整
形する。
【0056】そして、ミニバックホウ2からバケットを
取り外して、替わりに予め準備してある打撃式締固め機
8を取り付ける。この時、打撃式締固め機8と油圧ホー
スとの接続はクイックチェンジャー(図示外)にて、迅
速に付け替え作業を行うことができる。
【0057】そして、屈曲式アーム3の先端部に設けた
回転装置9に付設したピンロック機構の利用により、掘
削すべき溝の方向と屈曲式アーム3の方向とがなす角度
に対応した正しい方向で打撃式締固め機8を固定する。
【0058】次いで、ミニバックホウ2のクローラ走行
体2bを停止した状態で、整形した山砂の面上に打撃式
締固め機8を設置した後、打撃式締固め機8の軸受部5
aが支持軸6b、6cの中央付近の高さとなるように屈
曲式アーム3の先端部の高さを調整し、その上で、締固
め機本体部7の打撃動作をスタートさせる。すると、支
持ブラケットの側板5b、5cの間で締固め機本体部7
と一体化するスライド軸6が打撃板の打撃動作に伴い跳
ね上がって上下にスライド動作を繰り返すことになる。
【0059】なお、十分な締固め効果を得ようとする観
点からすれば、通常、曲面状の底面を有する打撃板7a
は、少なくとも50mmの高さまで跳ね上がることが必
要とされている。
【0060】以下、締固め機本体部7が打撃動作を繰り
返したままの状態で、ミニバックホウ2のクローラ走行
体2bを前進走行させた場合について、図6に従って説
明する。
【0061】打撃式締固め機8は、以下(a)〜(b)
〜(c)〜(d)〜(e)〜(a)のような動作を繰り
返すことになり、ミニバックホウ2のクローラ走行体2
bの走行に無理なく追従できる結果、効率的な締固め作
業を行うことができる。なお、ミニバックホウ2を後進
走行させた場合も、これと同様の動作を繰り返すことに
なる。
【0062】(a)クローラ走行体2bが走行して上部
旋回体2aが移動いている状態、すなわち、屈曲式アー
ム3の先端部が所定の速度で移動している時であって、
打撃式締固め機8全体が略垂直状態で地面を落下(打
撃)した瞬間の状態を示している。
【0063】(b)次に、締固め機本体部7bの打撃動
作に関係なく、屈曲式アーム3の先端部は打撃式締固め
機8に先行して所定の速度で移動し、枢支ピン4を支点
として打撃式締固め機8が傾斜して先端部の打撃板7a
が後方に取り残されることになるが、傾斜した方向と反
対方向(図示左方向)の土壌面を打撃板7aが蹴りを行
うため、この打撃板7aの蹴りによる反発力が傾斜した
方向(図示右方向)に発生することになる。
【0064】(c)次いで、屈曲式アーム3の先端部は
さらに所定の速度で移動するが、打撃板7aの蹴りによ
る反発力が働いて、締固め機本体部7bはスライド軸6
が軸受部材5aに沿って摺動して跳ね上がるとともに、
打撃式締固め機8全体が枢支ピン4の周りで起こされて
傾斜が是正される。
【0065】(d)すると、打撃式締固め機8は、まも
なく自重力により枢支ピン4の周りで摺動しつつ軸受部
材5aに沿って落下するが、この力に加えて、スプリン
グ17が、より迅速に打撃式締固め機8を垂直に近い姿
勢へと復帰させる力を付与することになる。
【0066】(e)そして、打撃式締固め機8が、垂直
に近い状態に戻ると同時に、締固め機本体部7は地面を
強力に打撃して、再び(a)と同じ状態に戻ることにな
る。
【0067】以上、屈曲式アーム3の先端部が一定のス
ピードである場合について述べたが、例えばミニバック
ホウ2の自走スピードを途中から速くした場合、これに
伴って屈曲式アーム3の先端部の移動スピードも当然に
速くなるが、この場合、打撃式締固め機8がより傾斜す
ることになるが、この傾斜の増加に伴って蹴り力の前進
方向成分も増加して、締固め機自体のスピードも速くな
るため、屈曲式アーム3の先端部の移動スピードの変動
に、追従していくことが可能である。
【0068】なお、打撃板7aの底面を略曲面状とした
ため、打撃式締固め機8がどのような傾斜状態にあって
も、山砂の面と略曲面状の底面との十分な接触面積が確
保され、蹴りに対する反力も確保されるから、車両側の
走行に対する追従性に優れたものとなる。
【0069】また、本実施例では、前述したように、打
撃式締固め機8の前後の傾斜に対して、自重による垂直
復帰作用以上により迅速に垂直状態に復帰可能となるス
プリング17を採用しているため、屈曲式アーム3の先
端部の移動スピードが変動し、打撃式締固め機8の傾斜
角が急になった場合にあっても、自重力に加え、スプリ
ング17による垂直回復力が付与され、より迅速に垂直
に近い姿勢に復帰してから打撃を行うことができるか
ら、打撃力をより効率的に山砂に伝達することができ
る。
【0070】さらにまた、本実施例では、管等の接続作
業は地上で行うことができるとともに、埋戻し作業も本
締固め装置1を用いることにより、掘削すべき溝の中に
オペレーターが入る必要がなくなったことから、設計の
掘削幅及び打撃板7aの左右方向の幅をW=300mm
以下とすることも可能となったため、掘削土量及び埋戻
し材料(山砂等)を大幅に削減することができ、また、
これにより、工事量も減らすことができるゆえ、工事期
間の短縮、事業費の削減にも効果がある。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明に係る締固め装置は、ミニバックホー等のアームの先
端部に、枢支ピン周りで前後方向に揺動可能に支持され
た支持ブラケットと、その下方に上下スライド自在に連
結されたスライド軸と、これに固定された締固め機本体
部とを有する打撃式締固め機を、回転装置を介して水平
回転自在に装着し、かつ、前記締固め機本体部の下端部
に曲面状の底面の打撃板を配設したので、次の効果を奏
する。
【0072】(1)従来、作業者が直接人力で操作して
いた打撃式締固め機をミニバックホウ等の重機類のアー
ムで自在に操作する構成としたため、掘削した溝の中に
入って作業者が行う作業をなくすことができ、これによ
り、溝壁の崩壊により作業者が受ける危険性を回避でき
るため、作業者の安全性は確保されることになる。ま
た、本発明を適用すれば、特に最近の業界の動向(ガス
管等もフレキシブル管が一般化されて管接続作業も地表
面で行うことができることとなった)も手伝って、溝の
中に入って行う作業を完全になくすことができ、従来に
比べてこの種の工事の安全性を飛躍的に増大させること
ができる。
【0073】(2)現に所有している重機類に容易に装
着できることから、新たに高価な装置機械を購入する必
要はないため、小規模な工事においても、比較的容易に
導入することができる。
【0074】(3)現場において埋設管布設工事を行う
場合、例えば1台のミニバックホウを用意して、本発明
に係る打撃式締固め機とバッケットとを用意すれば足り
るから、発注者にしてみれば積算上有利であり、一方、
施工業者にしてみれば重機類の償却に当たって効率的で
ある他、この種の作業の性質上十分なスペースを確保で
きない場合が多い中で、重機類を減らすことができる結
果、作業上の便宜が図られることになる。
【0075】(4)本発明を構成する締固め機本体部
は、従来の打撃式締固め機(タンパー、ランマー等)の
ハンドル部分を除く本体部をそのまま用いることも可能
なため、製造業者にしてみれば、新たに設備投資をする
必要はなく、経済的に有利である。
【0076】(5)従来においては、幅W=500〜6
00mmという狭い場所での作業となるため、締固め機
の上げ下ろしに時間がとられるだけでなく、締固め機の
歩行操作も自由にできない状態であったが、本発明に係
る締固め装置は、ミニバックホウ等の機械的移動に打撃
式締固め機が十分追従する構成としたため、締固め作業
時間を短縮することができ、その短縮した時間を管布設
作業に充てることにより、1日当たりの管布設延長を延
ばすことができ、その結果、事業費全体を削減すること
ができる。
【0077】(6)特に市街地における夜間工事では、
短い作業時間で早朝までに必ず作業を完了させなければ
ならないという極めて特殊な状況の中で行われるが、こ
のような状況下にあっても、本発明に係る締固め装置に
よれば、ミニバックホウ等の機械的移動を利用して締固
め動作を行う構成としたため、人為的な不確定要素(例
えば作業者の判断ミスによる締固め不足等)を減じるこ
とができ、その結果、本来的に本発明の締固め機本体部
がもつ打撃力が十分に発揮され、確実に所定の締固め強
度を得ることができるから、例えば、前夜に埋設工事を
行った部分を昼間車両が通行しても、沈下したり陥没し
たりするおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の締固め装置の外観全体を示す斜視図及
び溝の縦断面図である。
【図2】本発明の締固め装置の外観全体を示す斜視図及
び溝の横断面図である。
【図3】本発明の打撃式締固め機を正面から見た要部縦
断面図である。
【図4】本発明の打撃式締固め機を側面から見た要部縦
断面図である。
【図5】本発明の締固め装置に用いられる横振れ吸収部
材の構成説明図である。
【図6】本発明の締固め装置の作用説明図である。
【図7】従来の一般的な埋設管布設工事の内容説明図で
ある。
【符号の説明】
1…締固め装置 2…ミニバックホウ 3…アーム 4…枢支ピン 5…支持ブラケット 5a…軸受部材 5b…側板 5c…側板 5d…横振れ吸収部材 5e…横振れ吸収部材 5f…鍔部材 5g…鍔部材 6…スライド軸 6a…底板 6b…支持軸 6c…支持軸 6d…頂板 6e…ブラケット 6f…ブラケット 6g…スライド軸 7…締固め機本体部 7a…打撃板 7b…伸縮部材 7c…ガイドシリンダ 7d…油圧モータ 7e…油圧ホース 8…打撃式締固め機 9…回転装置 9a…上部固定盤 9b…下部旋回盤 9c…ロックピン 10…ロック孔 11…内側プレート 12…外側プレート 13…防振ゴム 12…ボルト 15…ゴム 16…ボルト 17…プッシュプルケーブル 101…管 102…側部埋戻し 103…上部埋戻し W…掘削幅 H…掘削深さ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打撃式の締固め機本体部と、前記締固め
    機本体部を打撃方向に沿ってスライド自在にガイドする
    ガイド機構部と、前記ガイド機構部を締固め機本体部の
    前後方向に揺動可能に懸垂する枢支機構部と、前記枢支
    機構部をアーム付き走行車両のアームに取り付けるため
    の取付部とを具備したことを特徴とする締固め装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド機構部は、枢支機構部側に固
    定された摺動軸受を有する支持ブラケットと、締固め機
    本体部側に固定された摺動軸とにより構成したことを特
    徴とする請求項1記載の締固め装置。
  3. 【請求項3】 前記締固め機本体部は、弾性部材を介
    設してガイド機構部に連結されたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の締固め装置。
  4. 【請求項4】 前記取付部とガイド部との間に、締固め
    機本体部を鉛直方向に復帰させる鉛直復帰手段を具備し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の締固め
    装置。
  5. 【請求項5】 前記枢支機構部は、締固め機本体部が左
    右方向にスライドする左右スライド機構を具備したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の締固め装置。
  6. 【請求項6】 前記取付部は、枢支機構部が鉛直方向周
    りに回転して固定される旋回装置を備えていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の締固め装置。
  7. 【請求項7】 前記締固め機本体部の下端部に配設され
    る打撃板は、少なくとも底の形状が締固め機本体部の前
    後方向に関し下側に凸の曲面形状であることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の締固め装置。
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