JPH09242845A - 無段変速機 - Google Patents
無段変速機Info
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- JPH09242845A JPH09242845A JP5443596A JP5443596A JPH09242845A JP H09242845 A JPH09242845 A JP H09242845A JP 5443596 A JP5443596 A JP 5443596A JP 5443596 A JP5443596 A JP 5443596A JP H09242845 A JPH09242845 A JP H09242845A
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- Japan
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- mode
- gear
- swash plate
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- clutch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に低変速比域での効率向上を図ることによ
り無段変速機全体の変速効率の向上を図る。併せて、液
圧ポンプの容量低減化と無負荷損失の低減により無段変
速機全体の小型化,軽量化と、特に低負荷時の効率向上
を図る。 【解決手段】 機械式トランスミッション(3)を入力
軸(1)と出力軸(2)との間に介装し、静液圧式トラ
ンスミッション(4)を並設する。入力軸とMTの入力
側との間に、低〜中変速比域で入力軸回転数を減速回転
数に減速する第3遊星歯車機構(10)と、これをバイ
パスして高変速比域で入力軸回転数のまま伝達する第4
クラッチ機構(14)とを介装して運転モードの増加を
可能にする。コントローラ(19)のクラッチ制御手段
(17)でクラッチ機構(11〜14)の断続切換制御
を、増減変更手段(18)で可変斜板(51)の斜板角
度制御を行い、全変速比領域を4つのモードに分けて運
転可能とする。
り無段変速機全体の変速効率の向上を図る。併せて、液
圧ポンプの容量低減化と無負荷損失の低減により無段変
速機全体の小型化,軽量化と、特に低負荷時の効率向上
を図る。 【解決手段】 機械式トランスミッション(3)を入力
軸(1)と出力軸(2)との間に介装し、静液圧式トラ
ンスミッション(4)を並設する。入力軸とMTの入力
側との間に、低〜中変速比域で入力軸回転数を減速回転
数に減速する第3遊星歯車機構(10)と、これをバイ
パスして高変速比域で入力軸回転数のまま伝達する第4
クラッチ機構(14)とを介装して運転モードの増加を
可能にする。コントローラ(19)のクラッチ制御手段
(17)でクラッチ機構(11〜14)の断続切換制御
を、増減変更手段(18)で可変斜板(51)の斜板角
度制御を行い、全変速比領域を4つのモードに分けて運
転可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バス、トラック、
各種建設機械、もしくは、各種産業機械等に用いられる
無段変速機に関し、特に、ハイドロメカニカルトランス
ミッション(Hydro Mechanical Transmission ;以下、
「HMT」という)といわれる無段変速機に関する。こ
のHMTは、流体の静圧エネルギーを利用するハイドロ
スタティックトランスミッション(Hydro Static Trans
mission ;以下、「HST」という)と、メカニカルト
ランスミッション(以下、「MT」という)とを、遊星
機構等を介して組み合わせることにより、無段階で連続
した変速を行うようにしたものである。
各種建設機械、もしくは、各種産業機械等に用いられる
無段変速機に関し、特に、ハイドロメカニカルトランス
ミッション(Hydro Mechanical Transmission ;以下、
「HMT」という)といわれる無段変速機に関する。こ
のHMTは、流体の静圧エネルギーを利用するハイドロ
スタティックトランスミッション(Hydro Static Trans
mission ;以下、「HST」という)と、メカニカルト
ランスミッション(以下、「MT」という)とを、遊星
機構等を介して組み合わせることにより、無段階で連続
した変速を行うようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の無段変速機として
は、米国特許第4,341,131号公報、もしくは、
特開昭54−35560号公報により提案されたものが
知られている。これは、図1に示すように、可変斜板
(51)を有する油圧ポンプ(5)、及び、固定斜板
(61)を有する油圧モータ(6)を互いに結合させた
HST(4′)と、第1及び第2の2つの遊星歯車機構
(7′,8′)及びこの各遊星歯車機構(7′,8′)
の作動条件を切換えるための第1〜第3の3つのクラッ
チ機構(11,12,13)等を備えたMT(3′)と
を組み合わせたものであり、上記2つの遊星歯車機構
(7′,8′)の各歯数比の関係を特定条件に設定し、
かつ、3つの運転モードに分けて運転する場合の各モー
ド切換えの際に上記可変斜板(51)を上記固定斜板
(61)と同じ斜板角度(最大斜板角度)とする等の条
件の下で制御を行うものである。
は、米国特許第4,341,131号公報、もしくは、
特開昭54−35560号公報により提案されたものが
知られている。これは、図1に示すように、可変斜板
(51)を有する油圧ポンプ(5)、及び、固定斜板
(61)を有する油圧モータ(6)を互いに結合させた
HST(4′)と、第1及び第2の2つの遊星歯車機構
(7′,8′)及びこの各遊星歯車機構(7′,8′)
の作動条件を切換えるための第1〜第3の3つのクラッ
チ機構(11,12,13)等を備えたMT(3′)と
を組み合わせたものであり、上記2つの遊星歯車機構
(7′,8′)の各歯数比の関係を特定条件に設定し、
かつ、3つの運転モードに分けて運転する場合の各モー
ド切換えの際に上記可変斜板(51)を上記固定斜板
(61)と同じ斜板角度(最大斜板角度)とする等の条
件の下で制御を行うものである。
【0003】通常、このようなHMTにおいては、図2
に示すように、上記油圧ポンプ(5)の可変斜板(5
1)がHMTの変速比に応じて3つの運転モードに分け
て変更制御され、これにより、例えばエンジン等の駆動
源からHMTの入力軸(1)に入力される一定回転数の
回転が、HMTの出力軸(2)に対し回転数を無段階か
つ連続的に変化させて伝達されるようにシステムが設計
されている。この場合、上記油圧ポンプ(5)の可変斜
板(51)は、同図に二点鎖線で示すように、第1モー
ド,第2モード及び第3モードの3つの各運転モードに
おいて、最大斜板角度(例えば17度)位置と、中立位
置(斜板角度ゼロ)との間で斜板角度が一定の増減変更
比率で徐々に増減変更制御される一方、上記油圧モータ
(6)の斜板は固定斜板(61)とされて、その斜板角
度は、同図に一点鎖線で示すように常に上記の最大斜板
角度になるようにされている。そして、上記可変斜板
(51)が最大斜板角度になって固定斜板(61)と同
じ斜板角度になる変速比位置(同図にI及びIII で示す
回転数と対応する変速比の位置)において、第1モード
から第2モードへの切換え、及び、第2モードから第3
モードへの切換えが行われるようになっている。
に示すように、上記油圧ポンプ(5)の可変斜板(5
1)がHMTの変速比に応じて3つの運転モードに分け
て変更制御され、これにより、例えばエンジン等の駆動
源からHMTの入力軸(1)に入力される一定回転数の
回転が、HMTの出力軸(2)に対し回転数を無段階か
つ連続的に変化させて伝達されるようにシステムが設計
されている。この場合、上記油圧ポンプ(5)の可変斜
板(51)は、同図に二点鎖線で示すように、第1モー
ド,第2モード及び第3モードの3つの各運転モードに
おいて、最大斜板角度(例えば17度)位置と、中立位
置(斜板角度ゼロ)との間で斜板角度が一定の増減変更
比率で徐々に増減変更制御される一方、上記油圧モータ
(6)の斜板は固定斜板(61)とされて、その斜板角
度は、同図に一点鎖線で示すように常に上記の最大斜板
角度になるようにされている。そして、上記可変斜板
(51)が最大斜板角度になって固定斜板(61)と同
じ斜板角度になる変速比位置(同図にI及びIII で示す
回転数と対応する変速比の位置)において、第1モード
から第2モードへの切換え、及び、第2モードから第3
モードへの切換えが行われるようになっている。
【0004】一方、上記のMT(3′)では、上記第1
モードで第1クラッチ機構(11)のみが接続状態にさ
れ、第2モードで第2クラッチ機構(12)のみが接続
状態にされ、第3モードで第3クラッチ機構(13)の
みが接続状態にされるようになっており、各モード切換
えに際し各クラッチ機構(11,12,13)の断続が
切換えられるようになっている。そして、この各クラッ
チ機構(11,12,13)の断続切換えの際に、同じ
回転数で同調し切換前後で連続した変速比で回転伝達さ
れるように上記第1及び第2の遊星歯車機構(7′,
8′)の各歯数比が次の特定関係を有するように条件付
けられている。すなわち、上記第1遊星歯車機構
(7′)の太陽歯車(71′)と内歯歯車(73′)と
の間の歯数比をYとし、第2遊星歯車機構(8′)の太
陽歯車(81′)と内歯歯車(83′)との間の歯数比
をXとした場合に、 Y=X+1 の関係が成立するように条件付けられている(図3参
照)。なお、図3には第1モードの範囲をM1 で、第2
モードの範囲をM2 で、第3モードの範囲をM3 でそれ
ぞれ示している。
モードで第1クラッチ機構(11)のみが接続状態にさ
れ、第2モードで第2クラッチ機構(12)のみが接続
状態にされ、第3モードで第3クラッチ機構(13)の
みが接続状態にされるようになっており、各モード切換
えに際し各クラッチ機構(11,12,13)の断続が
切換えられるようになっている。そして、この各クラッ
チ機構(11,12,13)の断続切換えの際に、同じ
回転数で同調し切換前後で連続した変速比で回転伝達さ
れるように上記第1及び第2の遊星歯車機構(7′,
8′)の各歯数比が次の特定関係を有するように条件付
けられている。すなわち、上記第1遊星歯車機構
(7′)の太陽歯車(71′)と内歯歯車(73′)と
の間の歯数比をYとし、第2遊星歯車機構(8′)の太
陽歯車(81′)と内歯歯車(83′)との間の歯数比
をXとした場合に、 Y=X+1 の関係が成立するように条件付けられている(図3参
照)。なお、図3には第1モードの範囲をM1 で、第2
モードの範囲をM2 で、第3モードの範囲をM3 でそれ
ぞれ示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
無段変速機においては、入力軸(1)からMT(3′)
及びHST(4′)に入力する入力回転数が変速比の如
何に拘らず常に一定であり、かつ、MT(3′)におい
て上記入力回転数の伝達を切換えるクラッチ機構が3つ
(11,12,13)であるため、運転モードの数を3
つのモードM1 ,M2 ,M3 にしか切換えることができ
ない。このため、低速域(低変速比域)の運転モードで
ある第1モードが全変速領域に占める割合が比較的大き
いものとなっている。
無段変速機においては、入力軸(1)からMT(3′)
及びHST(4′)に入力する入力回転数が変速比の如
何に拘らず常に一定であり、かつ、MT(3′)におい
て上記入力回転数の伝達を切換えるクラッチ機構が3つ
(11,12,13)であるため、運転モードの数を3
つのモードM1 ,M2 ,M3 にしか切換えることができ
ない。このため、低速域(低変速比域)の運転モードで
ある第1モードが全変速領域に占める割合が比較的大き
いものとなっている。
【0006】しかし、上記の無段変速機の場合、第1モ
ードでは第1クラッチ機構のみが接続状態とされて入力
軸(1)から出力軸(2)への回転伝達はHST
(4′)のみを介して行われることになる一方、このH
ST(4′)がMT(3′)と比べ伝達効率の面で劣る
ため、上記第1モードにおけるHMTの効率は、図14
に一点鎖線で示すように、上記入力軸(1)から出力軸
(2)への回転伝達がHST(4′)とMT(3′)と
の双方により行われる第2モードや第3モードと比べか
なり低いものとなる。加えて、上記第2モードにおいて
は、HST(4′)とMT(3′)との双方を介しての
回転伝達ではあっても、その第2モードの変速比域の
内、低変速比側の半分の領域ではHST(4′)側の出
力がMT(3′)に対し制動側に作用するため、HMT
の効率としては比較的低いものになってしまう。従っ
て、第1〜第3モードの全変速領域の内で、第1モード
及び第2モードの低変速比側の前半域というかなりの変
速領域が低効率の部分となってしまい、上記従来の無段
変速機は全変速領域において低効率の領域の占める比率
がかなり高いものとなって、HMT全体の効率も比較的
低いものになってしまう。
ードでは第1クラッチ機構のみが接続状態とされて入力
軸(1)から出力軸(2)への回転伝達はHST
(4′)のみを介して行われることになる一方、このH
ST(4′)がMT(3′)と比べ伝達効率の面で劣る
ため、上記第1モードにおけるHMTの効率は、図14
に一点鎖線で示すように、上記入力軸(1)から出力軸
(2)への回転伝達がHST(4′)とMT(3′)と
の双方により行われる第2モードや第3モードと比べか
なり低いものとなる。加えて、上記第2モードにおいて
は、HST(4′)とMT(3′)との双方を介しての
回転伝達ではあっても、その第2モードの変速比域の
内、低変速比側の半分の領域ではHST(4′)側の出
力がMT(3′)に対し制動側に作用するため、HMT
の効率としては比較的低いものになってしまう。従っ
て、第1〜第3モードの全変速領域の内で、第1モード
及び第2モードの低変速比側の前半域というかなりの変
速領域が低効率の部分となってしまい、上記従来の無段
変速機は全変速領域において低効率の領域の占める比率
がかなり高いものとなって、HMT全体の効率も比較的
低いものになってしまう。
【0007】また、HST(4′)の液圧モータ(6)
は必要な出力トルクの確保と、必要な各モード切換回転
数の確保とを決定条件としてサイズ(容量)が定めら
れ、液圧ポンプ(5)はこの液圧モータ(6)への液量
を確保するために必要なサイズ(容量)が定められる。
このため、液圧ポンプ(5)の容量としては液圧モータ
(6)のそれと同じものが必要となって小型化,軽量化
を図る上で妨げになる。さらに、上記HST(4′)で
は、特に現実の使用状態において使用頻度の高い低負荷
時(部分負荷時)にトルク損失が比較的大きくなって、
HMT全体の効率を低下させる要因になっている。
は必要な出力トルクの確保と、必要な各モード切換回転
数の確保とを決定条件としてサイズ(容量)が定めら
れ、液圧ポンプ(5)はこの液圧モータ(6)への液量
を確保するために必要なサイズ(容量)が定められる。
このため、液圧ポンプ(5)の容量としては液圧モータ
(6)のそれと同じものが必要となって小型化,軽量化
を図る上で妨げになる。さらに、上記HST(4′)で
は、特に現実の使用状態において使用頻度の高い低負荷
時(部分負荷時)にトルク損失が比較的大きくなって、
HMT全体の効率を低下させる要因になっている。
【0008】一方、このHMTの効率向上を図るため
に、特定の変速比で速度変化の少ない運転が継続される
場合には、上記HST(4′)を介した回転伝達を停止
して入力軸(1)から出力軸(2)への回転伝達をMT
(3′)のみを介して行うようにロックアップ運転状態
にすることも考えられるが、このロックアップ運転を行
う場合には、そのロックアップ運転と、上記の第1〜第
3モードによる通常運転との切換え回転数の同調を図る
ためだけのクラッチ機構等を新たに設ける必要が生じ、
効率自体の向上は図り得るものの小型化,軽量化に反す
る結果となる。
に、特定の変速比で速度変化の少ない運転が継続される
場合には、上記HST(4′)を介した回転伝達を停止
して入力軸(1)から出力軸(2)への回転伝達をMT
(3′)のみを介して行うようにロックアップ運転状態
にすることも考えられるが、このロックアップ運転を行
う場合には、そのロックアップ運転と、上記の第1〜第
3モードによる通常運転との切換え回転数の同調を図る
ためだけのクラッチ機構等を新たに設ける必要が生じ、
効率自体の向上は図り得るものの小型化,軽量化に反す
る結果となる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、特に低変速比
域での効率向上を図ることにより無段変速機全体の変速
効率の向上を図ることにある。併せて、上記の効率向上
を図りつつ無段変速機全体の小型化,軽量化を図ること
にある。
たものであり、その目的とするところは、特に低変速比
域での効率向上を図ることにより無段変速機全体の変速
効率の向上を図ることにある。併せて、上記の効率向上
を図りつつ無段変速機全体の小型化,軽量化を図ること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、動力源に接続される入力軸
(1)と、出力軸(2)と、上記入力軸(1)と出力軸
(2)との間に介装された機械式トランスミッション
(3)と、上記入力軸(1)及び出力軸(2)に対し並
列に配設され入力側が上記入力軸(1)に接続され出力
側が上記機械式トランスミッション(3)を介して上記
出力軸(2)に接続された静液圧式トランスミッション
(4)とを備え、上記機械式トランスミッション(3)
と、静液圧式トランスミッション(4)とを変速比に応
じて複数の運転モードに分けて作動させることにより、
上記入力軸(1)に入力する一定回転数の入力回転を無
段階で変速させて上記出力軸(2)に伝達するように構
成された無段変速機を前提とする。この前提となる上記
静液圧式トランスミッション(4)には、可変斜板(5
1)の斜板角度を複数の運転モードのそれぞれにおいて
斜板角度がゼロの中立位置と所定の傾斜角度の傾斜位置
との間で増減変更制御することにより、上記入力軸
(1)からポンプ軸(52)に入力する回転を所定の吐
出液量に変換する入力側の液圧ポンプ(5)と、上記所
定の傾斜角度に設定された斜板(61)により上記液圧
ポンプ(5)からの吐出液圧を回転力に変換してモータ
軸(62)を回転させる出力側の液圧モータ(6)とが
備えられている。また、同様に上記の前提となる機械式
トランスミッション(3)には、以下の第1及び第2遊
星歯車機構(7,8)、第1〜第3クラッチ機構(1
1,12,13)が備えられている。すなわち、第1遊
星歯車機構(7)は、上記静液圧トランスミッション
(4)のモータ軸(62)と連動するよう接続された第
1太陽歯車(71)と、この第1太陽歯車(71)に係
合されてその周囲を公転する第1遊星歯車(72)と、
この第1遊星歯車(72)に係合される一方、出力軸
(2)と連結された第1内歯歯車(73)とを有してお
り、第2遊星歯車機構(8)は、上記第1太陽歯車(7
1)とは互いに独立した第2太陽歯車(81)と、キャ
リア(84)が上記第1内歯歯車(73)と結合され上
記第2太陽歯車(81)に係合されてその周囲を上記第
1内歯歯車(73)と同期して公転する第2遊星歯車
(82)と、この第2遊星歯車(82)に係合される一
方、上記第1遊星歯車(72)のキャリア(74)と結
合されその第1遊星歯車(72)と同期して回転する第
2内歯歯車(83)とを有している。また、第1クラッ
チ機構(11)は、上記第1遊星歯車(72)及び第2
内歯歯車(83)の両者を上記各運転モードに応じて非
回転部(100)に対し断続切換可能に連結するもので
あり、第2クラッチ機構(12)は、上記第2太陽歯車
(81)を上記各運転モードに応じて入力軸(1)に対
し断続切換可能に連結するものであり、第3クラッチ機
構(13)は、上記第1遊星歯車(72)及び第2内歯
歯車(83)の両者を上記各運転モードに応じて上記入
力軸(1)に対し断続切換可能に連結するものである。
に、請求項1記載の発明は、動力源に接続される入力軸
(1)と、出力軸(2)と、上記入力軸(1)と出力軸
(2)との間に介装された機械式トランスミッション
(3)と、上記入力軸(1)及び出力軸(2)に対し並
列に配設され入力側が上記入力軸(1)に接続され出力
側が上記機械式トランスミッション(3)を介して上記
出力軸(2)に接続された静液圧式トランスミッション
(4)とを備え、上記機械式トランスミッション(3)
と、静液圧式トランスミッション(4)とを変速比に応
じて複数の運転モードに分けて作動させることにより、
上記入力軸(1)に入力する一定回転数の入力回転を無
段階で変速させて上記出力軸(2)に伝達するように構
成された無段変速機を前提とする。この前提となる上記
静液圧式トランスミッション(4)には、可変斜板(5
1)の斜板角度を複数の運転モードのそれぞれにおいて
斜板角度がゼロの中立位置と所定の傾斜角度の傾斜位置
との間で増減変更制御することにより、上記入力軸
(1)からポンプ軸(52)に入力する回転を所定の吐
出液量に変換する入力側の液圧ポンプ(5)と、上記所
定の傾斜角度に設定された斜板(61)により上記液圧
ポンプ(5)からの吐出液圧を回転力に変換してモータ
軸(62)を回転させる出力側の液圧モータ(6)とが
備えられている。また、同様に上記の前提となる機械式
トランスミッション(3)には、以下の第1及び第2遊
星歯車機構(7,8)、第1〜第3クラッチ機構(1
1,12,13)が備えられている。すなわち、第1遊
星歯車機構(7)は、上記静液圧トランスミッション
(4)のモータ軸(62)と連動するよう接続された第
1太陽歯車(71)と、この第1太陽歯車(71)に係
合されてその周囲を公転する第1遊星歯車(72)と、
この第1遊星歯車(72)に係合される一方、出力軸
(2)と連結された第1内歯歯車(73)とを有してお
り、第2遊星歯車機構(8)は、上記第1太陽歯車(7
1)とは互いに独立した第2太陽歯車(81)と、キャ
リア(84)が上記第1内歯歯車(73)と結合され上
記第2太陽歯車(81)に係合されてその周囲を上記第
1内歯歯車(73)と同期して公転する第2遊星歯車
(82)と、この第2遊星歯車(82)に係合される一
方、上記第1遊星歯車(72)のキャリア(74)と結
合されその第1遊星歯車(72)と同期して回転する第
2内歯歯車(83)とを有している。また、第1クラッ
チ機構(11)は、上記第1遊星歯車(72)及び第2
内歯歯車(83)の両者を上記各運転モードに応じて非
回転部(100)に対し断続切換可能に連結するもので
あり、第2クラッチ機構(12)は、上記第2太陽歯車
(81)を上記各運転モードに応じて入力軸(1)に対
し断続切換可能に連結するものであり、第3クラッチ機
構(13)は、上記第1遊星歯車(72)及び第2内歯
歯車(83)の両者を上記各運転モードに応じて上記入
力軸(1)に対し断続切換可能に連結するものである。
【0011】そして、請求項1記載の発明は、このよう
な前提において、以下の入力回転数切換機構(20)を
備える構成とするものである。すなわち、入力回転数切
換機構(20)として、入力軸(1)と機械式トランス
ミッション(3)の入力側との間に介装するものであっ
て、上記入力軸(1)から機械式トランスミッション
(3)の入力側に伝達する回転数を、上記入力軸(1)
の回転数を減速させた減速回転数と、上記入力軸(1)
の回転数と同一回転数とに相互に切換える構成とするも
のとする。
な前提において、以下の入力回転数切換機構(20)を
備える構成とするものである。すなわち、入力回転数切
換機構(20)として、入力軸(1)と機械式トランス
ミッション(3)の入力側との間に介装するものであっ
て、上記入力軸(1)から機械式トランスミッション
(3)の入力側に伝達する回転数を、上記入力軸(1)
の回転数を減速させた減速回転数と、上記入力軸(1)
の回転数と同一回転数とに相互に切換える構成とするも
のとする。
【0012】上記の構成の場合、一定回転数で回転する
入力軸(1)から機械式トランスミッション(3)に入
力される回転数が、入力回転数切換機構(20)によっ
て、減速回転数と、入力軸(1)と同一回転数(以下、
「入力軸回転数」という)との2段階のものに切換可能
となる。このため、機械式トランスミッション(3)へ
の入力回転数を上記2段階の回転数から選択することに
より、無段変速機の全変速比域を分ける運転モード数を
従来の3モードから4モード以上に増加させることが可
能になる。例えば、低変速比から中変速比域において減
速回転数の回転入力状態にして従来の第1〜第3モード
に分けて作動させることにより、さらに高変速比域にお
いて入力軸回転数の回転入力状態にする運転モードが従
来の3モードに追加され、運転モード数の増加が可能に
なる。このモード数の増加により、上記全変速比領域に
おける低変速比側のモードの変速比域の幅を従来の3モ
ードの場合よりも圧縮(小さく)させることが可能にな
る、つまり、上記全変速比領域において低効率となる第
1モードと第2モードの前半域との占める割合が上記従
来の3モードの場合よりも小さくなるため、それに対応
して全体として効率の向上が図られる。また、高トルク
が必要な低変速比域側の運転モードにおいて上記入力回
転数切換機構(20)により減速回転数をMT(3)に
入力するようにすると、これに対応してHST(4)の
液圧モータ(6)の回転数も低くなるため、この液圧モ
ータ(6)を回転駆動するための液圧ポンプ(5)の吐
出量も少なくてすむようになる。これにより、液圧ポン
プの容量を従来のものよりも小さくすることが可能にな
り、小型化及び軽量化が図られる。
入力軸(1)から機械式トランスミッション(3)に入
力される回転数が、入力回転数切換機構(20)によっ
て、減速回転数と、入力軸(1)と同一回転数(以下、
「入力軸回転数」という)との2段階のものに切換可能
となる。このため、機械式トランスミッション(3)へ
の入力回転数を上記2段階の回転数から選択することに
より、無段変速機の全変速比域を分ける運転モード数を
従来の3モードから4モード以上に増加させることが可
能になる。例えば、低変速比から中変速比域において減
速回転数の回転入力状態にして従来の第1〜第3モード
に分けて作動させることにより、さらに高変速比域にお
いて入力軸回転数の回転入力状態にする運転モードが従
来の3モードに追加され、運転モード数の増加が可能に
なる。このモード数の増加により、上記全変速比領域に
おける低変速比側のモードの変速比域の幅を従来の3モ
ードの場合よりも圧縮(小さく)させることが可能にな
る、つまり、上記全変速比領域において低効率となる第
1モードと第2モードの前半域との占める割合が上記従
来の3モードの場合よりも小さくなるため、それに対応
して全体として効率の向上が図られる。また、高トルク
が必要な低変速比域側の運転モードにおいて上記入力回
転数切換機構(20)により減速回転数をMT(3)に
入力するようにすると、これに対応してHST(4)の
液圧モータ(6)の回転数も低くなるため、この液圧モ
ータ(6)を回転駆動するための液圧ポンプ(5)の吐
出量も少なくてすむようになる。これにより、液圧ポン
プの容量を従来のものよりも小さくすることが可能にな
り、小型化及び軽量化が図られる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明における入力回転数切換機構(20)として、入力軸
(1)の回転を減速回転数に対応する減速比で減速する
減速機構(21)と、この減速機構(21)を介して減
速回転数の回転を伝達する作動状態と、上記減速機構
(21)をバイパスして非減速状態で入力軸(1)の回
転を伝達する非作動状態とに相互に切換える作動切換機
構(22)とを備える構成とするものである。
明における入力回転数切換機構(20)として、入力軸
(1)の回転を減速回転数に対応する減速比で減速する
減速機構(21)と、この減速機構(21)を介して減
速回転数の回転を伝達する作動状態と、上記減速機構
(21)をバイパスして非減速状態で入力軸(1)の回
転を伝達する非作動状態とに相互に切換える作動切換機
構(22)とを備える構成とするものである。
【0014】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
おける入力回転数切換機構(20)の構成が減速機構
(21)と作動切換機構(22)とによって特定され、
上記入力回転数切換機構(20)の作用が確実に得られ
る。すなわち、作動切換機構(22)により減速機構
(21)を作動状態に切換えることにより入力軸(1)
の回転が減速され、機械式トランスミッション(3)に
は減速回転数の回転が伝達される一方、上記作動切換機
構(22)により減速機構(21)を非作動状態に切換
えることにより上記入力軸(1)の回転は減速機構(2
1)をバイパスして入力軸回転数のそのままの状態で機
械式トランスミッション(3)に伝達される。
おける入力回転数切換機構(20)の構成が減速機構
(21)と作動切換機構(22)とによって特定され、
上記入力回転数切換機構(20)の作用が確実に得られ
る。すなわち、作動切換機構(22)により減速機構
(21)を作動状態に切換えることにより入力軸(1)
の回転が減速され、機械式トランスミッション(3)に
は減速回転数の回転が伝達される一方、上記作動切換機
構(22)により減速機構(21)を非作動状態に切換
えることにより上記入力軸(1)の回転は減速機構(2
1)をバイパスして入力軸回転数のそのままの状態で機
械式トランスミッション(3)に伝達される。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明における減速機構(21)を以下の第3遊星歯車機構
(10)により構成し、作動切換機構(22)を第2〜
第4クラッチ機構(12,13,14)により構成する
ものである。すなわち、上記の減速機構(21)として
の第3遊星歯車機構(10)を、入力軸(1)と連動す
るよう接続された第3太陽歯車(101)と、この第3
太陽歯車(101)に係合されてその周囲を公転する第
3遊星歯車(102)と、この第3遊星歯車(102)
に係合されて非回転状態に固定された第3内歯歯車(1
03)とを有する構成とする。加えて、上記の作動切換
機構(22)を、上記第3遊星歯車(102)による減
速回転数の回転を断続切換可能に伝達する第2クラッチ
機構(12)及び第3クラッチ機構と、上記第3太陽歯
車(101)による入力軸(1)の回転数と同一回転数
の回転を第2太陽歯車(81)に対し断続切換可能に伝
達する第4クラッチ機構(14)とを備える構成とする
ものである。
明における減速機構(21)を以下の第3遊星歯車機構
(10)により構成し、作動切換機構(22)を第2〜
第4クラッチ機構(12,13,14)により構成する
ものである。すなわち、上記の減速機構(21)として
の第3遊星歯車機構(10)を、入力軸(1)と連動す
るよう接続された第3太陽歯車(101)と、この第3
太陽歯車(101)に係合されてその周囲を公転する第
3遊星歯車(102)と、この第3遊星歯車(102)
に係合されて非回転状態に固定された第3内歯歯車(1
03)とを有する構成とする。加えて、上記の作動切換
機構(22)を、上記第3遊星歯車(102)による減
速回転数の回転を断続切換可能に伝達する第2クラッチ
機構(12)及び第3クラッチ機構と、上記第3太陽歯
車(101)による入力軸(1)の回転数と同一回転数
の回転を第2太陽歯車(81)に対し断続切換可能に伝
達する第4クラッチ機構(14)とを備える構成とする
ものである。
【0016】上記の構成の場合、減速機構(21)の構
成が第3遊星歯車機構(10)により、また、作動切換
機構(22)の構成が第2〜第4のクラッチ機構(1
2,13,14)によりそれぞれ具体的に特定され、請
求項2記載の発明における減速機構(21)と作動切換
機構(22)とによる作用が確実に得られる。すなわ
ち、第4クラッチ機構(14)を遮断状態に切換え、第
2クラッチ機構(12)を接続状態に切換えることによ
り第2太陽歯車(81)に、第3クラッチ機構(13)
を接続状態に切換えることにより第1遊星歯車(72)
及び第2内歯歯車(83)にそれぞれ減速回転数とされ
た第3遊星歯車(102)の回転が伝達される。逆に、
上記第4クラッチ機構(14)を接続状態に切換えるこ
とにより第2太陽歯車(81)に対し入力軸(1)の回
転が直接伝達される。これにより、上記第2太陽歯車
(81)に対し入力軸回転数の回転が伝達される。
成が第3遊星歯車機構(10)により、また、作動切換
機構(22)の構成が第2〜第4のクラッチ機構(1
2,13,14)によりそれぞれ具体的に特定され、請
求項2記載の発明における減速機構(21)と作動切換
機構(22)とによる作用が確実に得られる。すなわ
ち、第4クラッチ機構(14)を遮断状態に切換え、第
2クラッチ機構(12)を接続状態に切換えることによ
り第2太陽歯車(81)に、第3クラッチ機構(13)
を接続状態に切換えることにより第1遊星歯車(72)
及び第2内歯歯車(83)にそれぞれ減速回転数とされ
た第3遊星歯車(102)の回転が伝達される。逆に、
上記第4クラッチ機構(14)を接続状態に切換えるこ
とにより第2太陽歯車(81)に対し入力軸(1)の回
転が直接伝達される。これにより、上記第2太陽歯車
(81)に対し入力軸回転数の回転が伝達される。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、第1,第2,第3,及び,第4クラッチ機
構をそれぞれ変速比に応じて第1モードと、第2モード
と、第3モードと、第4モードとの4つの運転モードに
分けて断続切換制御するクラッチ制御手段(17)を備
えるものである。そして、このクラッチ制御手段(1
7)を、発進から低変速比域の第1モードでは第1クラ
ッチ機構(11)のみを、中低変速比域の第2モードで
は第2クラッチ機構(12)のみを、中高変速比域の第
3モードでは第3クラッチ機構(13)のみを、高変速
比域の第4モードでは第4クラッチ機構(14)のみを
それぞれ接続状態に切換えるように構成するものであ
る。
明において、第1,第2,第3,及び,第4クラッチ機
構をそれぞれ変速比に応じて第1モードと、第2モード
と、第3モードと、第4モードとの4つの運転モードに
分けて断続切換制御するクラッチ制御手段(17)を備
えるものである。そして、このクラッチ制御手段(1
7)を、発進から低変速比域の第1モードでは第1クラ
ッチ機構(11)のみを、中低変速比域の第2モードで
は第2クラッチ機構(12)のみを、中高変速比域の第
3モードでは第3クラッチ機構(13)のみを、高変速
比域の第4モードでは第4クラッチ機構(14)のみを
それぞれ接続状態に切換えるように構成するものであ
る。
【0018】上記の構成の場合、運転モードを第1〜第
4の4モードに分けて機械式トランスミッション(3)
を作動させるための第1〜第4クラッチ機構(11〜1
4)の切換制御の構成がクラッチ制御手段(17)によ
り具体的に特定され、これにより、運転モード数の増加
が確実に実現される。すなわち、第1モードでは、第1
クラッチ機構(11)のみが接続状態にされて第1遊星
歯車(72)及び第2内歯歯車(83)が非回転部(1
00)に固定されるとともに第2及び第3クラッチ機構
(12,13)が遮断状態にされて減速回転数の伝達が
阻止されるため、入力軸(1)の回転は静液圧式トラン
スミッション(4)の側にのみ伝達され、出力軸(2)
は上記静液圧式トランスミッション(4)のみを介した
回転力を受けて回転される。第2モードでは、第2クラ
ッチ機構(12)のみが接続状態にされて第3遊星歯車
機構(10)を介した減速回転数の回転が第2太陽歯車
(81)に伝達される一方、上記静液圧式トランスミッ
ション(4)からの出力回転が第1太陽歯車(71)に
伝達され、これにより、出力軸(2)は機械式トランス
ミッション(3)と静液圧式トランスミッション(4)
との双方を介した合成回転力により回転される。また、
第3モードでは、第3クラッチ機構(13)のみが接続
状態にされて第3遊星歯車機構(10)を介した減速回
転数の回転が第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車
(83)に伝達される一方、上記静液圧式トランスミッ
ション(4)からの出力回転が第1太陽歯車(71)に
伝達され、これにより、出力軸(2)は双方のトランス
ミッション(3,4)を介した合成回転力により回転さ
れる。さらに、第4モードでは、第4クラッチ機構(1
4)のみが接続状態にされて入力軸回転数が第2太陽歯
車(81)に伝達される一方、上記静液圧式トランスミ
ッション(4)からの出力回転が第1太陽歯車(71)
に伝達され、これにより、出力軸(2)は双方のトラン
スミッション(3,4)を介した合成回転力により回転
される。以上で全変速比領域を4つの運転モードに分け
た運転が実現する。
4の4モードに分けて機械式トランスミッション(3)
を作動させるための第1〜第4クラッチ機構(11〜1
4)の切換制御の構成がクラッチ制御手段(17)によ
り具体的に特定され、これにより、運転モード数の増加
が確実に実現される。すなわち、第1モードでは、第1
クラッチ機構(11)のみが接続状態にされて第1遊星
歯車(72)及び第2内歯歯車(83)が非回転部(1
00)に固定されるとともに第2及び第3クラッチ機構
(12,13)が遮断状態にされて減速回転数の伝達が
阻止されるため、入力軸(1)の回転は静液圧式トラン
スミッション(4)の側にのみ伝達され、出力軸(2)
は上記静液圧式トランスミッション(4)のみを介した
回転力を受けて回転される。第2モードでは、第2クラ
ッチ機構(12)のみが接続状態にされて第3遊星歯車
機構(10)を介した減速回転数の回転が第2太陽歯車
(81)に伝達される一方、上記静液圧式トランスミッ
ション(4)からの出力回転が第1太陽歯車(71)に
伝達され、これにより、出力軸(2)は機械式トランス
ミッション(3)と静液圧式トランスミッション(4)
との双方を介した合成回転力により回転される。また、
第3モードでは、第3クラッチ機構(13)のみが接続
状態にされて第3遊星歯車機構(10)を介した減速回
転数の回転が第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車
(83)に伝達される一方、上記静液圧式トランスミッ
ション(4)からの出力回転が第1太陽歯車(71)に
伝達され、これにより、出力軸(2)は双方のトランス
ミッション(3,4)を介した合成回転力により回転さ
れる。さらに、第4モードでは、第4クラッチ機構(1
4)のみが接続状態にされて入力軸回転数が第2太陽歯
車(81)に伝達される一方、上記静液圧式トランスミ
ッション(4)からの出力回転が第1太陽歯車(71)
に伝達され、これにより、出力軸(2)は双方のトラン
スミッション(3,4)を介した合成回転力により回転
される。以上で全変速比領域を4つの運転モードに分け
た運転が実現する。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、液圧ポンプ(5)の可変斜板(51)の斜
板角度を増減変更制御する増減変更制御手段(18)を
設けるものである。そして、この増減変更制御手段(1
8)として、第1モードにおいて発進時点の中立位置か
ら第1モードと第2モードとの間の運転モード切換時の
第1切換変速比で所定の反転側最大斜板角度になり、続
いて第2モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置
に戻り第2モードと第3モードとの間の運転モード切換
時の第2切換変速比で上記反転側最大斜板角度と絶対値
において等しい正転側最大斜板角度になり、続いて第3
モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り第
3モードと第4モードとの間の運転モード切換時の第3
切換変速比で上記反転側最大斜板角度になり、続いて第
4モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り
第4モードの変速比域の最大変速比で上記正転側最大斜
板角度になるような増減変更比率で上記可変斜板(5
1)の斜板角度を変更するように構成するものである。
明において、液圧ポンプ(5)の可変斜板(51)の斜
板角度を増減変更制御する増減変更制御手段(18)を
設けるものである。そして、この増減変更制御手段(1
8)として、第1モードにおいて発進時点の中立位置か
ら第1モードと第2モードとの間の運転モード切換時の
第1切換変速比で所定の反転側最大斜板角度になり、続
いて第2モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置
に戻り第2モードと第3モードとの間の運転モード切換
時の第2切換変速比で上記反転側最大斜板角度と絶対値
において等しい正転側最大斜板角度になり、続いて第3
モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り第
3モードと第4モードとの間の運転モード切換時の第3
切換変速比で上記反転側最大斜板角度になり、続いて第
4モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り
第4モードの変速比域の最大変速比で上記正転側最大斜
板角度になるような増減変更比率で上記可変斜板(5
1)の斜板角度を変更するように構成するものである。
【0020】上記の構成の場合、第1〜第4の各モード
における増減変更制御手段(18)による液圧ポンプ
(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御が
具体的に特定される。これにより、クラッチ制御手段に
よる第1〜第4クラッチ機構(11〜14)の断続切換
制御とあいまって、全変速比領域を4つの運転モードに
分けた運転がより具体的に実現する。
における増減変更制御手段(18)による液圧ポンプ
(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御が
具体的に特定される。これにより、クラッチ制御手段に
よる第1〜第4クラッチ機構(11〜14)の断続切換
制御とあいまって、全変速比領域を4つの運転モードに
分けた運転がより具体的に実現する。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項2記載の発
明における減速機構(21)及び作動切換機構(22)
として請求項3記載の発明とは異なる構成、すなわち、
運転モードとして5モードを採り得る構成を特定するも
のである。すなわち、請求項6記載の発明は、減速機構
(21)を以下の第3遊星歯車機構(10)により構成
し、作動切換機構(22)を第4〜第6クラッチ機構
(14,15,16)により構成するものである。そし
て、上記の減速機構(21)としての第3遊星歯車機構
(10)を、入力軸(1)と連動するよう接続された第
3太陽歯車(101)と、この第3太陽歯車(101)
に係合されてその周囲を公転する第3遊星歯車(10
2)と、この第3遊星歯車(102)に係合されて非回
転状態に固定された第3内歯歯車(103)とを有する
第3遊星歯車機構(10)により構成する。加えて、作
動切換機構(22)として、第3太陽歯車(101)に
よる入力軸(1)と同一回転数の回転を第2太陽歯車
(81)に対し断続切換可能に伝達する第4クラッチ機
構(14)と、上記第3遊星歯車(102)による減速
回転数の回転を第2クラッチ機構(12)及び第3クラ
ッチ機構の各入力端側に対し断続切換可能に伝達する第
5クラッチ機構(15)と、上記第3太陽歯車(10
1)による入力軸(1)と同一回転数の回転を上記第2
クラッチ機構(12)及び第3クラッチ機構の各入力端
側に対し断続切換可能に伝達する第6クラッチ機構(1
6)とを備える構成とするものである。
明における減速機構(21)及び作動切換機構(22)
として請求項3記載の発明とは異なる構成、すなわち、
運転モードとして5モードを採り得る構成を特定するも
のである。すなわち、請求項6記載の発明は、減速機構
(21)を以下の第3遊星歯車機構(10)により構成
し、作動切換機構(22)を第4〜第6クラッチ機構
(14,15,16)により構成するものである。そし
て、上記の減速機構(21)としての第3遊星歯車機構
(10)を、入力軸(1)と連動するよう接続された第
3太陽歯車(101)と、この第3太陽歯車(101)
に係合されてその周囲を公転する第3遊星歯車(10
2)と、この第3遊星歯車(102)に係合されて非回
転状態に固定された第3内歯歯車(103)とを有する
第3遊星歯車機構(10)により構成する。加えて、作
動切換機構(22)として、第3太陽歯車(101)に
よる入力軸(1)と同一回転数の回転を第2太陽歯車
(81)に対し断続切換可能に伝達する第4クラッチ機
構(14)と、上記第3遊星歯車(102)による減速
回転数の回転を第2クラッチ機構(12)及び第3クラ
ッチ機構の各入力端側に対し断続切換可能に伝達する第
5クラッチ機構(15)と、上記第3太陽歯車(10
1)による入力軸(1)と同一回転数の回転を上記第2
クラッチ機構(12)及び第3クラッチ機構の各入力端
側に対し断続切換可能に伝達する第6クラッチ機構(1
6)とを備える構成とするものである。
【0022】上記の構成の場合、運転モードを5モード
とする場合の減速機構(21)と作動切換機構(22)
とによる作用が確実に得られる。すなわち、第4クラッ
チ機構(14)を接続状態に切換えることにより第2太
陽歯車(81)に対し入力軸回転数の回転を直接伝達す
ることが可能になり、第5クラッチ機構(15)を接続
状態に切換えることにより第2及び第3クラッチ機構
(12,13)の各入力端側に減速回転数とされた第3
遊星歯車(102)の回転を伝達することが可能にな
り、第4クラッチ機構(14)及び第6クラッチ機構
(16)を接続状態にすることにより第2及び第3クラ
ッチ機構(12,13)の各入力端側に入力軸回転数の
回転を伝達することが可能になる。これにより、これら
の第4〜第6クラッチ機構(14,15,16)の断続
を選択,組み合わせることにより5つの運転モードに分
けて運転させることが可能になる。
とする場合の減速機構(21)と作動切換機構(22)
とによる作用が確実に得られる。すなわち、第4クラッ
チ機構(14)を接続状態に切換えることにより第2太
陽歯車(81)に対し入力軸回転数の回転を直接伝達す
ることが可能になり、第5クラッチ機構(15)を接続
状態に切換えることにより第2及び第3クラッチ機構
(12,13)の各入力端側に減速回転数とされた第3
遊星歯車(102)の回転を伝達することが可能にな
り、第4クラッチ機構(14)及び第6クラッチ機構
(16)を接続状態にすることにより第2及び第3クラ
ッチ機構(12,13)の各入力端側に入力軸回転数の
回転を伝達することが可能になる。これにより、これら
の第4〜第6クラッチ機構(14,15,16)の断続
を選択,組み合わせることにより5つの運転モードに分
けて運転させることが可能になる。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、第1,第2,第3,第4,及び,第5クラ
ッチ機構をそれぞれ変速比に応じて第1モードと、第2
モードと、第3モードと、第4モードと、第5モードと
の5つの運転モードに分けて断続切換制御するクラッチ
制御手段(17)を備えるものである。そして、上記ク
ラッチ制御手段(17)を、発進から低変速比域の第1
モードでは第1クラッチ機構(11)のみを、中低変速
比域の第2モードでは第2クラッチ機構(12)及び第
5クラッチ機構(15)のみを、中変速比域の第3モー
ドでは第3クラッチ機構(13)及び第5クラッチ機構
(15)のみを、中高変速比域の第4モードでは第4ク
ラッチ機構(14)のみを、高変速比域の第5モードで
は第3クラッチ機構(13),第4クラッチ機構(1
4)及び第6クラッチ機構(16)のみをそれぞれ接続
状態に切換えるように構成するものである。
明において、第1,第2,第3,第4,及び,第5クラ
ッチ機構をそれぞれ変速比に応じて第1モードと、第2
モードと、第3モードと、第4モードと、第5モードと
の5つの運転モードに分けて断続切換制御するクラッチ
制御手段(17)を備えるものである。そして、上記ク
ラッチ制御手段(17)を、発進から低変速比域の第1
モードでは第1クラッチ機構(11)のみを、中低変速
比域の第2モードでは第2クラッチ機構(12)及び第
5クラッチ機構(15)のみを、中変速比域の第3モー
ドでは第3クラッチ機構(13)及び第5クラッチ機構
(15)のみを、中高変速比域の第4モードでは第4ク
ラッチ機構(14)のみを、高変速比域の第5モードで
は第3クラッチ機構(13),第4クラッチ機構(1
4)及び第6クラッチ機構(16)のみをそれぞれ接続
状態に切換えるように構成するものである。
【0024】上記の構成の場合、運転モードを第1〜第
5の5モードに分けて機械式トランスミッション(3)
を作動させるための第1〜第6クラッチ機構(11〜1
6)の切換制御の構成が上記クラッチ制御手段(17)
により具体的に特定され、これにより、運転モード数の
増加が確実に実現される。すなわち、第1モードでは、
第1クラッチ機構(11)のみが接続状態にされて第1
遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)が非回転部
(100)に固定されるとともに第4及び第5クラッチ
機構(14,15)が遮断状態にされて入力軸回転数及
び減速回転数の機械式トランスミッション(3)の側へ
の伝達が阻止されるため、入力軸(1)の回転は静液圧
式トランスミッション(4)の側にのみ伝達され、出力
軸(2)は上記静液圧式トランスミッション(4)のみ
を介した回転力を受けて回転される。第2モードでは、
第2及び第5クラッチ機構(12,15)のみが接続状
態にされて第3遊星歯車機構(10)を介した減速回転
数の回転が第2太陽歯車(81)に伝達される一方、上
記静液圧式トランスミッション(4)からの出力回転が
第1太陽歯車(71)に伝達され、これにより、出力軸
(2)は機械式トランスミッション(3)と静液圧式ト
ランスミッション(4)との双方を介した合成回転力に
より回転される。第3モードでは、第3及び第5クラッ
チ機構(13,15)のみが接続状態にされて第3遊星
歯車機構(10)を介した減速回転数の回転が第1遊星
歯車(72)及び第2内歯歯車(83)に伝達される一
方、上記静液圧式トランスミッション(4)からの出力
回転が第1太陽歯車(71)に伝達され、これにより、
出力軸(2)は双方のトランスミッション(3,4)を
介した合成回転力により回転される。また、第4モード
では、第4クラッチ機構(14)のみが接続状態にされ
て入力軸回転数の回転が第2太陽歯車(81)に伝達さ
れる一方、上記静液圧式トランスミッション(4)から
の出力回転が第1太陽歯車(71)に伝達され、これに
より、出力軸(2)は双方のトランスミッション(3,
4)を介した合成回転力により回転される。さらに、第
5モードでは、第3,第4及び第6クラッチ機構(1
3,14,16)のみが接続状態にされて入力軸回転数
が第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)に伝
達される一方、上記静液圧式トランスミッション(4)
からの出力回転が第1太陽歯車(71)に伝達され、こ
れにより、出力軸(2)は双方のトランスミッション
(3,4)を介した合成回転力により回転される。以上
で全変速比領域を5つの運転モードに分けた運転が実現
する。
5の5モードに分けて機械式トランスミッション(3)
を作動させるための第1〜第6クラッチ機構(11〜1
6)の切換制御の構成が上記クラッチ制御手段(17)
により具体的に特定され、これにより、運転モード数の
増加が確実に実現される。すなわち、第1モードでは、
第1クラッチ機構(11)のみが接続状態にされて第1
遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)が非回転部
(100)に固定されるとともに第4及び第5クラッチ
機構(14,15)が遮断状態にされて入力軸回転数及
び減速回転数の機械式トランスミッション(3)の側へ
の伝達が阻止されるため、入力軸(1)の回転は静液圧
式トランスミッション(4)の側にのみ伝達され、出力
軸(2)は上記静液圧式トランスミッション(4)のみ
を介した回転力を受けて回転される。第2モードでは、
第2及び第5クラッチ機構(12,15)のみが接続状
態にされて第3遊星歯車機構(10)を介した減速回転
数の回転が第2太陽歯車(81)に伝達される一方、上
記静液圧式トランスミッション(4)からの出力回転が
第1太陽歯車(71)に伝達され、これにより、出力軸
(2)は機械式トランスミッション(3)と静液圧式ト
ランスミッション(4)との双方を介した合成回転力に
より回転される。第3モードでは、第3及び第5クラッ
チ機構(13,15)のみが接続状態にされて第3遊星
歯車機構(10)を介した減速回転数の回転が第1遊星
歯車(72)及び第2内歯歯車(83)に伝達される一
方、上記静液圧式トランスミッション(4)からの出力
回転が第1太陽歯車(71)に伝達され、これにより、
出力軸(2)は双方のトランスミッション(3,4)を
介した合成回転力により回転される。また、第4モード
では、第4クラッチ機構(14)のみが接続状態にされ
て入力軸回転数の回転が第2太陽歯車(81)に伝達さ
れる一方、上記静液圧式トランスミッション(4)から
の出力回転が第1太陽歯車(71)に伝達され、これに
より、出力軸(2)は双方のトランスミッション(3,
4)を介した合成回転力により回転される。さらに、第
5モードでは、第3,第4及び第6クラッチ機構(1
3,14,16)のみが接続状態にされて入力軸回転数
が第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)に伝
達される一方、上記静液圧式トランスミッション(4)
からの出力回転が第1太陽歯車(71)に伝達され、こ
れにより、出力軸(2)は双方のトランスミッション
(3,4)を介した合成回転力により回転される。以上
で全変速比領域を5つの運転モードに分けた運転が実現
する。
【0025】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の発明において、液圧ポンプ(5)の可変斜板(5
1)の斜板角度を増減変更制御する増減変更制御手段
(18)を備えるものである。そして、この増減変更制
御手段(18)として、第1モードにおいて発進時点の
中立位置から第1モードと第2モードとの間の運転モー
ド切換時の切換変速比で所定の反転側最大斜板角度にな
り、続いて第2モードの変速比域のほぼ中央変速比で中
立位置に戻り第2モードと第3モードとの間の運転モー
ド切換時の切換変速比で上記反転側最大斜板角度と絶対
値において等しい正転側最大斜板角度になり、続いて第
3モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り
第3モードと第4モードとの間の運転モード切換時の切
換変速比で上記反転側最大斜板角度になり、続いて第4
モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り第
4モードと第5モードとの間の運転モード切換時の切換
変速比で上記正転側最大斜板角度になり、続いて第5モ
ードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り第5
モードの変速比域の最大変速比で上記反転側最大斜板角
度になるような増減変更比率で上記可変斜板(51)の
斜板角度を変更するように構成するものである。
載の発明において、液圧ポンプ(5)の可変斜板(5
1)の斜板角度を増減変更制御する増減変更制御手段
(18)を備えるものである。そして、この増減変更制
御手段(18)として、第1モードにおいて発進時点の
中立位置から第1モードと第2モードとの間の運転モー
ド切換時の切換変速比で所定の反転側最大斜板角度にな
り、続いて第2モードの変速比域のほぼ中央変速比で中
立位置に戻り第2モードと第3モードとの間の運転モー
ド切換時の切換変速比で上記反転側最大斜板角度と絶対
値において等しい正転側最大斜板角度になり、続いて第
3モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り
第3モードと第4モードとの間の運転モード切換時の切
換変速比で上記反転側最大斜板角度になり、続いて第4
モードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り第
4モードと第5モードとの間の運転モード切換時の切換
変速比で上記正転側最大斜板角度になり、続いて第5モ
ードの変速比域のほぼ中央変速比で中立位置に戻り第5
モードの変速比域の最大変速比で上記反転側最大斜板角
度になるような増減変更比率で上記可変斜板(51)の
斜板角度を変更するように構成するものである。
【0026】上記の構成の場合、第1〜第5の各モード
における増減変更制御手段(18)による液圧ポンプ
(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御が
具体的に特定される。これにより、クラッチ制御手段に
よる第1〜第6クラッチ機構(11〜16)の断続切換
制御とあいまって、全変速比領域を5つの運転モードに
分けた運転がより具体的に実現される。
における増減変更制御手段(18)による液圧ポンプ
(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御が
具体的に特定される。これにより、クラッチ制御手段に
よる第1〜第6クラッチ機構(11〜16)の断続切換
制御とあいまって、全変速比領域を5つの運転モードに
分けた運転がより具体的に実現される。
【0027】さらに、請求項9記載の発明は、請求項8
記載の発明において、液圧モータ(6)の斜板(61)
の斜板角度を変更制御する斜板角度変更手段(61a)
を備えるものである。そして、上記斜板角度変更手段
(61a)として、第4モードの最大変速比域において
第1太陽歯車(71)が第2太陽歯車と同速度で回転す
る結果、第6クラッチ機構(16)の内外軸が同速度で
回転するよう、上記斜板(61)を中立位置に近付く斜
板角度に変更するように構成するものである。
記載の発明において、液圧モータ(6)の斜板(61)
の斜板角度を変更制御する斜板角度変更手段(61a)
を備えるものである。そして、上記斜板角度変更手段
(61a)として、第4モードの最大変速比域において
第1太陽歯車(71)が第2太陽歯車と同速度で回転す
る結果、第6クラッチ機構(16)の内外軸が同速度で
回転するよう、上記斜板(61)を中立位置に近付く斜
板角度に変更するように構成するものである。
【0028】ところで、請求項8記載の発明の場合にお
いては、第3モードまではMT(3)の入力回転数は減
速機構(21)によって減速されたものであり、第4モ
ードではMT(3)の入力回転数は入力軸(1)の回転
数である一方、液圧モータ(6)のモータ軸(62)の
回転数は、減速機構(21)によって減速されたMT
(3)の回転に対応するものである。このため、上記の
斜板角度変更手段による斜板(61)の斜板角度の変更
を行わない場合には、第4モードの最大変速比域(最高
速域)において、第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯
車(83)の回転数がMT(3)の入力回転数に達せ
ず、第4モードから第5モードへの切換えは第3クラッ
チ機構(13)を滑らせて係合する必要があり、この
時、出力軸(2)の回転は不連続に増加する。また、第
5モードでの変速範囲が狭い範囲で限定されることにな
る。これに対して、上記の請求項9記載の構成の場合、
斜板角度変更手段により斜板(61)を中立位置に近付
く所定の斜板角度への変更を行うことにより、液圧モー
タ(6)のモータ軸(62)の回転数を入力軸(1)の
回転数に対応させることが可能になり、第4モードと第
5モードとの切換位置において出力軸(2)の回転数の
不連続が防止される。すなわち、上記の斜板角度の変更
により、第4モードの最高速位置で第1太陽歯車(7
1)、第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)
の回転数はMT(3)の入力回転数に等しくなり、第3
クラッチ機構(13)は滑りのない状態で係合すること
が可能になり、出力軸(2)の回転もモード切換時に変
動することがない。また、第5モードでも引き続き上記
中立側位置に移動した斜板角度の斜板(61)で運転す
れば変速領域を広くすることが可能になる。
いては、第3モードまではMT(3)の入力回転数は減
速機構(21)によって減速されたものであり、第4モ
ードではMT(3)の入力回転数は入力軸(1)の回転
数である一方、液圧モータ(6)のモータ軸(62)の
回転数は、減速機構(21)によって減速されたMT
(3)の回転に対応するものである。このため、上記の
斜板角度変更手段による斜板(61)の斜板角度の変更
を行わない場合には、第4モードの最大変速比域(最高
速域)において、第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯
車(83)の回転数がMT(3)の入力回転数に達せ
ず、第4モードから第5モードへの切換えは第3クラッ
チ機構(13)を滑らせて係合する必要があり、この
時、出力軸(2)の回転は不連続に増加する。また、第
5モードでの変速範囲が狭い範囲で限定されることにな
る。これに対して、上記の請求項9記載の構成の場合、
斜板角度変更手段により斜板(61)を中立位置に近付
く所定の斜板角度への変更を行うことにより、液圧モー
タ(6)のモータ軸(62)の回転数を入力軸(1)の
回転数に対応させることが可能になり、第4モードと第
5モードとの切換位置において出力軸(2)の回転数の
不連続が防止される。すなわち、上記の斜板角度の変更
により、第4モードの最高速位置で第1太陽歯車(7
1)、第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)
の回転数はMT(3)の入力回転数に等しくなり、第3
クラッチ機構(13)は滑りのない状態で係合すること
が可能になり、出力軸(2)の回転もモード切換時に変
動することがない。また、第5モードでも引き続き上記
中立側位置に移動した斜板角度の斜板(61)で運転す
れば変速領域を広くすることが可能になる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
基いて説明する。
【0030】<第1実施形態>図4及び図5は本発明の
第1実施形態に係る無段変速機であるHMTを示し、同
図中、1は動力源としてのエンジン(図示省略)に接続
されてエンジンからの一定回転数の回転が入力される入
力軸(1)、2は最終減速機(図示省略)を経て駆動輪
(図示省略)等に接続される出力軸、3は上記入力軸
(1)と出力軸(2)との間に介装された機械式トラン
スミッションとしてのMTである。また、4は上記入力
軸(1)、MT(3)、及び、出力軸(2)に対し並列
に配設された静液圧式トランスミッションとしてのHS
Tであって、このHST(4)は可変斜板(51)を有
する入力側の液圧ポンプ(5)と、最大斜板角度に固定
された斜板(61)を有する出力側の液圧モータ(6)
とを備えている。さらに、10は上記入力軸(1)の回
転数を減速してMT(3)の入力側に伝達する減速機構
(21)としての第3遊星歯車機構、12,13はこの
第3遊星歯車機構(10)による減速機能を作動状態に
する第2,第3クラッチ機構、14は上記第3遊星歯車
機構(10)による減速機能をバイパスして非作動状態
にする第4クラッチ機構であり、第2,第3及び第4ク
ラッチ機構(12,13,14)によって上記第3遊星
歯車機構(10)による減速機能を作動状態と非作動状
態とに切換える作動切換機構(22)が構成されてい
る。そして、上記減速機構(21)と作動切換機構(2
2)とによって入力回転数切換機構(20)が構成され
ている。加えて、19は増減変更制御手段(18)及び
クラッチ作動制御手段(17)を備えたコントローラで
ある。
第1実施形態に係る無段変速機であるHMTを示し、同
図中、1は動力源としてのエンジン(図示省略)に接続
されてエンジンからの一定回転数の回転が入力される入
力軸(1)、2は最終減速機(図示省略)を経て駆動輪
(図示省略)等に接続される出力軸、3は上記入力軸
(1)と出力軸(2)との間に介装された機械式トラン
スミッションとしてのMTである。また、4は上記入力
軸(1)、MT(3)、及び、出力軸(2)に対し並列
に配設された静液圧式トランスミッションとしてのHS
Tであって、このHST(4)は可変斜板(51)を有
する入力側の液圧ポンプ(5)と、最大斜板角度に固定
された斜板(61)を有する出力側の液圧モータ(6)
とを備えている。さらに、10は上記入力軸(1)の回
転数を減速してMT(3)の入力側に伝達する減速機構
(21)としての第3遊星歯車機構、12,13はこの
第3遊星歯車機構(10)による減速機能を作動状態に
する第2,第3クラッチ機構、14は上記第3遊星歯車
機構(10)による減速機能をバイパスして非作動状態
にする第4クラッチ機構であり、第2,第3及び第4ク
ラッチ機構(12,13,14)によって上記第3遊星
歯車機構(10)による減速機能を作動状態と非作動状
態とに切換える作動切換機構(22)が構成されてい
る。そして、上記減速機構(21)と作動切換機構(2
2)とによって入力回転数切換機構(20)が構成され
ている。加えて、19は増減変更制御手段(18)及び
クラッチ作動制御手段(17)を備えたコントローラで
ある。
【0031】(MT及び入力回転数切換機構の構成)上
記MT(3)は、第1遊星歯車機構(7)と、第2遊星
歯車機構(8)と、中間軸(9)と、第1〜第3の3つ
のクラッチ機構(11,12,13)とを備えたもので
あり、このMT(3)の入力側に上記第3遊星歯車機構
(10)と第4クラッチ機構(14)とが付設されてい
る。以下、各機構(7,8,10,11,12,13,
14)について詳細に説明する。
記MT(3)は、第1遊星歯車機構(7)と、第2遊星
歯車機構(8)と、中間軸(9)と、第1〜第3の3つ
のクラッチ機構(11,12,13)とを備えたもので
あり、このMT(3)の入力側に上記第3遊星歯車機構
(10)と第4クラッチ機構(14)とが付設されてい
る。以下、各機構(7,8,10,11,12,13,
14)について詳細に説明する。
【0032】上記第1遊星歯車機構(7)は、第1太陽
歯車(71)と、この第1太陽歯車(71)と噛み合う
第1遊星歯車(72)と、この第1遊星歯車(72)と
噛み合う第1内歯歯車(73)と、上記第1遊星歯車
(72)を保持する第1キャリア(74)とを備えてい
る。また、上記第2遊星歯車機構(8)は、上記中間軸
(9)に形成された第2太陽歯車(81)と、この第2
太陽歯車(81)と噛み合う第2遊星歯車(82)と、
この第2遊星歯車(82)と噛み合う第1内歯歯車(8
3)と、上記第2遊星歯車(82)を保持する第2キャ
リア(84)とを備えている。
歯車(71)と、この第1太陽歯車(71)と噛み合う
第1遊星歯車(72)と、この第1遊星歯車(72)と
噛み合う第1内歯歯車(73)と、上記第1遊星歯車
(72)を保持する第1キャリア(74)とを備えてい
る。また、上記第2遊星歯車機構(8)は、上記中間軸
(9)に形成された第2太陽歯車(81)と、この第2
太陽歯車(81)と噛み合う第2遊星歯車(82)と、
この第2遊星歯車(82)と噛み合う第1内歯歯車(8
3)と、上記第2遊星歯車(82)を保持する第2キャ
リア(84)とを備えている。
【0033】そして、上記第1太陽歯車(71)は、出
力軸(2)に対し相対回転可能に外挿された環状の接続
軸(75)を介して歯車(76)と一体的に形成されて
おり、この歯車(76)と、後述の歯車(66)とを介
して上記液圧モータ(6)と接続されている。また、上
記第1キャリア(74)は管状部材(77)に取付けら
れており、この管状部材(77)の内周面には上記第2
内歯車(83)が形成され、これにより、第1遊星歯車
(72)と第2内歯歯車(83)とが互いに同期して回
転するようになっている。さらに、上記第1内歯歯車
(73)は鍔状部材(78)の外周側に形成され、この
鍔状部材(78)には上記第2キャリア(84)が取付
けられている。この鍔状部材(78)は上記出力軸
(2)に一体的に取付けられており、これにより、上記
第2遊星歯車(82)は上記第1内歯歯車(73)と同
期して回転し、かつ、上記第1内歯歯車(73)及び第
2遊星歯車(82)が出力軸(2)と結合されるように
なっている。
力軸(2)に対し相対回転可能に外挿された環状の接続
軸(75)を介して歯車(76)と一体的に形成されて
おり、この歯車(76)と、後述の歯車(66)とを介
して上記液圧モータ(6)と接続されている。また、上
記第1キャリア(74)は管状部材(77)に取付けら
れており、この管状部材(77)の内周面には上記第2
内歯車(83)が形成され、これにより、第1遊星歯車
(72)と第2内歯歯車(83)とが互いに同期して回
転するようになっている。さらに、上記第1内歯歯車
(73)は鍔状部材(78)の外周側に形成され、この
鍔状部材(78)には上記第2キャリア(84)が取付
けられている。この鍔状部材(78)は上記出力軸
(2)に一体的に取付けられており、これにより、上記
第2遊星歯車(82)は上記第1内歯歯車(73)と同
期して回転し、かつ、上記第1内歯歯車(73)及び第
2遊星歯車(82)が出力軸(2)と結合されるように
なっている。
【0034】上記第1クラッチ機構(11)は、複数の
クラッチプレート(111)と、この各クラッチプレー
ト(111)を間に挟む複数のプレッシャープレート
(112)とを備えている。各プレッシャープレート
(112)は本HMTのケーシング(110)(図5に
のみ示す)である非回転部(100)に相対回転が阻止
された状態で固定されており、これにより、上記第1ク
ラッチ機構(11)は接続状態にすることによりブレー
キ力を付与するようになっている。上記各クラッチプレ
ート(111)は上記管状部材(77)の周囲に取付け
られており、これにより、上記第1クラッチ機構(1
1)は、第1遊星歯車(72)と第2内歯歯車(83)
とを上記非回転部(100)に対し断続切換可能に連結
するようになっている。
クラッチプレート(111)と、この各クラッチプレー
ト(111)を間に挟む複数のプレッシャープレート
(112)とを備えている。各プレッシャープレート
(112)は本HMTのケーシング(110)(図5に
のみ示す)である非回転部(100)に相対回転が阻止
された状態で固定されており、これにより、上記第1ク
ラッチ機構(11)は接続状態にすることによりブレー
キ力を付与するようになっている。上記各クラッチプレ
ート(111)は上記管状部材(77)の周囲に取付け
られており、これにより、上記第1クラッチ機構(1
1)は、第1遊星歯車(72)と第2内歯歯車(83)
とを上記非回転部(100)に対し断続切換可能に連結
するようになっている。
【0035】上記第2クラッチ機構(12)は、中間軸
(9)の外周囲に取付けられた複数のクラッチプレート
(121)と、筒状部材(123)の内周面に設けられ
たプレッシャープレート(122)とを備えている。上
記筒状部材(123)は、第3遊星歯車機構(10)を
介して入力軸(1)と連結されており、上記第2クラッ
チ機構(12)及び第3クラッチ機構(13)の入力端
側を構成している。そして、上記第2クラッチ機構(1
2)は、第2太陽歯車(81)に対し後述の第3遊星歯
車(102)から入力する減速回転数の回転を断続切換
可能に伝達するようになっている。
(9)の外周囲に取付けられた複数のクラッチプレート
(121)と、筒状部材(123)の内周面に設けられ
たプレッシャープレート(122)とを備えている。上
記筒状部材(123)は、第3遊星歯車機構(10)を
介して入力軸(1)と連結されており、上記第2クラッ
チ機構(12)及び第3クラッチ機構(13)の入力端
側を構成している。そして、上記第2クラッチ機構(1
2)は、第2太陽歯車(81)に対し後述の第3遊星歯
車(102)から入力する減速回転数の回転を断続切換
可能に伝達するようになっている。
【0036】上記第3クラッチ機構(13)は、上記管
状部材(77)の外周囲に取付けられた複数のクラッチ
プレート(131)と、上記筒状部材(123)の内周
面に設けられたプレッシャープレート(132)とを備
えたものであり、これにより、上記第1遊星歯車(7
2)と第2内歯歯車(83)とに対し上記減速回転数の
回転を断続切換可能に伝達するようになっている。
状部材(77)の外周囲に取付けられた複数のクラッチ
プレート(131)と、上記筒状部材(123)の内周
面に設けられたプレッシャープレート(132)とを備
えたものであり、これにより、上記第1遊星歯車(7
2)と第2内歯歯車(83)とに対し上記減速回転数の
回転を断続切換可能に伝達するようになっている。
【0037】また、上記第3遊星歯車機構(10)は、
入力軸(1)に対し後述の歯車(114)と併設して固
定された第3太陽歯車(101)と、この第3太陽歯車
(101)と噛み合う第3遊星歯車(102)と、この
第3遊星歯車(102)と噛み合いかつ上記ケーシング
(110)である非回転部(100)に相対回転が阻止
された状態で固定された第3内歯歯車(103)と、上
記第3遊星歯車(102)を保持する第3キャリア(1
04)とを備えている。上記第3遊星歯車機構(10)
の各歯車(101,102,103)は、第3太陽歯車
(101)に入力する入力軸(1)の入力回転数を所定
の減速比で減速した減速回転数にして上記第3キャリア
(104)を回転させるように歯数設定がされている。
そして、この第3キャリア(104)が上記の筒状部材
(123)に一体に結合されて、第2及び第3クラッチ
機構(12,13)の入力端側に減速回転数の回転が伝
達されるようになっている。
入力軸(1)に対し後述の歯車(114)と併設して固
定された第3太陽歯車(101)と、この第3太陽歯車
(101)と噛み合う第3遊星歯車(102)と、この
第3遊星歯車(102)と噛み合いかつ上記ケーシング
(110)である非回転部(100)に相対回転が阻止
された状態で固定された第3内歯歯車(103)と、上
記第3遊星歯車(102)を保持する第3キャリア(1
04)とを備えている。上記第3遊星歯車機構(10)
の各歯車(101,102,103)は、第3太陽歯車
(101)に入力する入力軸(1)の入力回転数を所定
の減速比で減速した減速回転数にして上記第3キャリア
(104)を回転させるように歯数設定がされている。
そして、この第3キャリア(104)が上記の筒状部材
(123)に一体に結合されて、第2及び第3クラッチ
機構(12,13)の入力端側に減速回転数の回転が伝
達されるようになっている。
【0038】そして、加えて、上記第4クラッチ機構
(14)は、第1太陽歯車(101)から突出した上記
入力軸(1)の先端部に固定された環状部材(140)
と、この環状部材(140)の内周面に設けられたプレ
ッシャープレート(142)と、中間軸(9)の外周囲
に取付けられた複数のクラッチプレート(141)とを
備えている。そして、この第4クラッチ機構(14)
は、接続状態にされることにより中間軸(9)を介して
第2太陽歯車(81)を入力軸(1)に直結してその入
力軸回転数の回転を上記第2太陽歯車(81)に伝達す
るようになっている。
(14)は、第1太陽歯車(101)から突出した上記
入力軸(1)の先端部に固定された環状部材(140)
と、この環状部材(140)の内周面に設けられたプレ
ッシャープレート(142)と、中間軸(9)の外周囲
に取付けられた複数のクラッチプレート(141)とを
備えている。そして、この第4クラッチ機構(14)
は、接続状態にされることにより中間軸(9)を介して
第2太陽歯車(81)を入力軸(1)に直結してその入
力軸回転数の回転を上記第2太陽歯車(81)に伝達す
るようになっている。
【0039】このような構造において、上記第1及び第
2の両遊星歯車機構(7,8)の各要素の歯数比が以下
の関係を有するように設定されており、これにより、後
述の第1〜第4モードの4つの運転モードの切換前後で
実質的に連続した伝達比を与えるようになっている。す
なわち、図6の遊星速度線図に示すように、第1太陽歯
車(71)と第1内歯歯車(73)との間の歯数比をY
とし、第2太陽歯車(81)と第2内歯歯車(83)と
の間の歯数比をXとした場合に、Y=X+1の関係が成
立するように設定されている。ここで、上記歯数比Xと
しては例えば略2を、従って、歯数比Yとしては略3を
それぞれ設定すればよい。また、上記第3遊星歯車機構
(11)による減速比は、入力軸回転数を減速した回転
数であって、入力軸回転数とは異なる回転数の回転をM
T(3)に対し入力し得るものであれば原則としていず
れの値でもよいが、好ましくは1/2以下の値、中でも
1/2から1/3の範囲の値を採用すればよい。以後、
本実施形態では第3遊星歯車機構(10)の減速比とし
て1/3の値が設定されているものとして説明する。従
って、入力軸(1)の入力軸回転数をNi とすると、減
速回転数NirはNi/3となる。
2の両遊星歯車機構(7,8)の各要素の歯数比が以下
の関係を有するように設定されており、これにより、後
述の第1〜第4モードの4つの運転モードの切換前後で
実質的に連続した伝達比を与えるようになっている。す
なわち、図6の遊星速度線図に示すように、第1太陽歯
車(71)と第1内歯歯車(73)との間の歯数比をY
とし、第2太陽歯車(81)と第2内歯歯車(83)と
の間の歯数比をXとした場合に、Y=X+1の関係が成
立するように設定されている。ここで、上記歯数比Xと
しては例えば略2を、従って、歯数比Yとしては略3を
それぞれ設定すればよい。また、上記第3遊星歯車機構
(11)による減速比は、入力軸回転数を減速した回転
数であって、入力軸回転数とは異なる回転数の回転をM
T(3)に対し入力し得るものであれば原則としていず
れの値でもよいが、好ましくは1/2以下の値、中でも
1/2から1/3の範囲の値を採用すればよい。以後、
本実施形態では第3遊星歯車機構(10)の減速比とし
て1/3の値が設定されているものとして説明する。従
って、入力軸(1)の入力軸回転数をNi とすると、減
速回転数NirはNi/3となる。
【0040】そして、上記の第1〜第4クラッチ機構
(11〜14)が、後述の如くコントローラ(19)内
のクラッチ制御手段(17)により第1〜第4モードの
各運転モードに応じて断続切換制御されるようになって
いる。
(11〜14)が、後述の如くコントローラ(19)内
のクラッチ制御手段(17)により第1〜第4モードの
各運転モードに応じて断続切換制御されるようになって
いる。
【0041】(HSTの構成)一方、上記HST(4)
は互いにほぼ同じ構成の一対の油圧ユニットにより構成
されるものであり、エンジンからの回転力が入力される
入力側の油圧ユニットを液圧ポンプ(5)と呼び、変速
後の回転力が出力される出力側の油圧ユニットを液圧モ
ータ(6)と呼ぶものである。
は互いにほぼ同じ構成の一対の油圧ユニットにより構成
されるものであり、エンジンからの回転力が入力される
入力側の油圧ユニットを液圧ポンプ(5)と呼び、変速
後の回転力が出力される出力側の油圧ユニットを液圧モ
ータ(6)と呼ぶものである。
【0042】上記液圧ポンプ(5)は、図7にも示すよ
うに、スプラインを介してポンプ軸(52)と一体に回
転するシリンダブロック(53)と、このシリンダブロ
ック(53)内に円周方向に列状に収容された複数の往
復動ピストン(54,54,…)と、上記シリンダブロ
ック(53)に対し非回転状態で液密に結合された非回
転ブロック(55)と、この複数の往復動ピストン(5
4,54,…)の往復動の行程を調整する可変斜板(5
1)とを備えている。そして、上記ポンプ軸(52)に
連結された歯車(56)が入力軸(1)の歯車(11
4)に噛み合わされ、これにより、上記ポンプ軸(5
2)にも上記入力軸(1)を介してエンジンからの回転
力が入力するようになっている。また、上記非回転ブロ
ック(55)の内部には、上記複数の往復動ピストン
(54,54,…)の各シリンダ室(54a)と連通可
能な2つの円弧状の開口(55a,55b)(Aキドニ
ー及びBキドニー;図8参照)が形成され、このAキド
ニー(55a)もしくはBキドニー(55b)は、後述
の液圧モータ(6)側の非回転ブロック(65)の対応
するAキドニー(65a)もしくはBキドニー(65
b)とそれぞれ連通管(57a,57b)を介して連通
されている。
うに、スプラインを介してポンプ軸(52)と一体に回
転するシリンダブロック(53)と、このシリンダブロ
ック(53)内に円周方向に列状に収容された複数の往
復動ピストン(54,54,…)と、上記シリンダブロ
ック(53)に対し非回転状態で液密に結合された非回
転ブロック(55)と、この複数の往復動ピストン(5
4,54,…)の往復動の行程を調整する可変斜板(5
1)とを備えている。そして、上記ポンプ軸(52)に
連結された歯車(56)が入力軸(1)の歯車(11
4)に噛み合わされ、これにより、上記ポンプ軸(5
2)にも上記入力軸(1)を介してエンジンからの回転
力が入力するようになっている。また、上記非回転ブロ
ック(55)の内部には、上記複数の往復動ピストン
(54,54,…)の各シリンダ室(54a)と連通可
能な2つの円弧状の開口(55a,55b)(Aキドニ
ー及びBキドニー;図8参照)が形成され、このAキド
ニー(55a)もしくはBキドニー(55b)は、後述
の液圧モータ(6)側の非回転ブロック(65)の対応
するAキドニー(65a)もしくはBキドニー(65
b)とそれぞれ連通管(57a,57b)を介して連通
されている。
【0043】さらに、上記可変斜板(51)は、上記ポ
ンプ軸(52)の位置を横切る直径を回転軸(P)とし
て、斜板角度がゼロとなる中立位置(N)を挟んで最大
斜板角度(例えば17度)となる両最大傾斜角度位置
(M,M′)の間を傾動可能となっており、この可変斜
板(51)の斜板角度がコントローラ(19)内の増減
変更制御手段(18)によって第1〜第4の4つの運転
モードに応じた所定の増減変更比率で連続的に増減変更
されるようになっている。
ンプ軸(52)の位置を横切る直径を回転軸(P)とし
て、斜板角度がゼロとなる中立位置(N)を挟んで最大
斜板角度(例えば17度)となる両最大傾斜角度位置
(M,M′)の間を傾動可能となっており、この可変斜
板(51)の斜板角度がコントローラ(19)内の増減
変更制御手段(18)によって第1〜第4の4つの運転
モードに応じた所定の増減変更比率で連続的に増減変更
されるようになっている。
【0044】また、上記液圧モータ(6)は、スプライ
ンを介してモータ軸(62)と一体に回転するシリンダ
ブロック(63)と、このシリンダブロック(63)内
に円周方向に列状に収容された複数の往復動ピストン
(64,64,…)と、上記シリンダブロック(63)
に対し非回転状態で液密に結合された非回転ブロック
(65)と、この複数の往復動ピストン(64,64,
…)の往復動の行程を調整する斜板(61)とを備えて
いる。そして、上記モータ軸(62)に連結された歯車
(66)が、第1太陽歯車(71)と一体の接続軸(7
5)に結合された歯車(76)に噛み合わされ、これに
より、上記モータ軸(62)からの回転力が第1太陽歯
車(71)に伝達されるようになっている。そして、上
記非回転ブロック(65)の内部には、上記の他の非回
転ブロック(55)と同様に、上記複数の往復動ピスト
ン(64,64,…)の各シリンダ室(64a)と連通
可能なAキドニー(65a)及びBキドニー(65b)
(図8参照)が形成されている。
ンを介してモータ軸(62)と一体に回転するシリンダ
ブロック(63)と、このシリンダブロック(63)内
に円周方向に列状に収容された複数の往復動ピストン
(64,64,…)と、上記シリンダブロック(63)
に対し非回転状態で液密に結合された非回転ブロック
(65)と、この複数の往復動ピストン(64,64,
…)の往復動の行程を調整する斜板(61)とを備えて
いる。そして、上記モータ軸(62)に連結された歯車
(66)が、第1太陽歯車(71)と一体の接続軸(7
5)に結合された歯車(76)に噛み合わされ、これに
より、上記モータ軸(62)からの回転力が第1太陽歯
車(71)に伝達されるようになっている。そして、上
記非回転ブロック(65)の内部には、上記の他の非回
転ブロック(55)と同様に、上記複数の往復動ピスト
ン(64,64,…)の各シリンダ室(64a)と連通
可能なAキドニー(65a)及びBキドニー(65b)
(図8参照)が形成されている。
【0045】ここで、上記のHST(4)の作動原理に
ついて概説すると、エンジンからの回転が入力軸
(1)、歯車(114)及び歯車(56)を介してポン
プ軸(52)に伝達されても、可変斜板(51)が中立
位置Nに位置している場合には各ピストン(54)がス
トロークしないため、各シリンダ(54a)内の作動油
は液圧モータ(6)側には吐出されずに、シリンダブロ
ック(53)は空転状態になる。ところが、上記可変斜
板(51)が最大傾斜位置M側に傾くと、その斜板角度
に応じて各ピストン(54)がストロークしこのストロ
ークに応じた吐出量の圧油が一方のキドニー(55aま
たは55b)及び一方の連通管(57aまたは57b)
を通して液圧モータ(6)の各シリンダ室(64a)に
吐出されることになる。この吐出量の圧油を受けた上記
液圧モータ(6)の各ピストン(64)が傾斜状態の斜
板(61)を押すことにより、シリンダブロック(6
3)が上記吐出量に応じた回転数で回転し、この回転が
モータ軸(62)、歯車(66)及び歯車(76)を経
て第1太陽歯車(71)に伝達される。そして、上記シ
リンダブロック(63)から他方のキドニー(65bま
たは65a)及び他方の連通管(57bまたは57a)
を通して液圧ポンプ(5)側に戻される。この際、上記
可変斜板(51)が(+)側の最大傾斜位置M側の斜板
角度であると、液圧モータ(6)のシリンダブロック
(63)は入力回転と同方向に正転し、逆に、上記可変
斜板(51)が(−)側の最大傾斜位置M′側の斜板角
度であると、上記シリンダブロック(63)は入力回転
と逆方向に逆転するようになる。
ついて概説すると、エンジンからの回転が入力軸
(1)、歯車(114)及び歯車(56)を介してポン
プ軸(52)に伝達されても、可変斜板(51)が中立
位置Nに位置している場合には各ピストン(54)がス
トロークしないため、各シリンダ(54a)内の作動油
は液圧モータ(6)側には吐出されずに、シリンダブロ
ック(53)は空転状態になる。ところが、上記可変斜
板(51)が最大傾斜位置M側に傾くと、その斜板角度
に応じて各ピストン(54)がストロークしこのストロ
ークに応じた吐出量の圧油が一方のキドニー(55aま
たは55b)及び一方の連通管(57aまたは57b)
を通して液圧モータ(6)の各シリンダ室(64a)に
吐出されることになる。この吐出量の圧油を受けた上記
液圧モータ(6)の各ピストン(64)が傾斜状態の斜
板(61)を押すことにより、シリンダブロック(6
3)が上記吐出量に応じた回転数で回転し、この回転が
モータ軸(62)、歯車(66)及び歯車(76)を経
て第1太陽歯車(71)に伝達される。そして、上記シ
リンダブロック(63)から他方のキドニー(65bま
たは65a)及び他方の連通管(57bまたは57a)
を通して液圧ポンプ(5)側に戻される。この際、上記
可変斜板(51)が(+)側の最大傾斜位置M側の斜板
角度であると、液圧モータ(6)のシリンダブロック
(63)は入力回転と同方向に正転し、逆に、上記可変
斜板(51)が(−)側の最大傾斜位置M′側の斜板角
度であると、上記シリンダブロック(63)は入力回転
と逆方向に逆転するようになる。
【0046】(コントローラによるMT及びHSTの運
転制御)MT(3)とHST(4)とは変速比に応じて
区分された4つの運転モード、すなわち、発進から低変
速比域(低速域)の第1モードと、中低変速比域(中低
速域)の第2モードと、中高変速比域(中高速域)の第
3モードと、高変速比域(高速域)の第4モードとの4
つの運転モードに分けて作動制御されるようになってい
る。
転制御)MT(3)とHST(4)とは変速比に応じて
区分された4つの運転モード、すなわち、発進から低変
速比域(低速域)の第1モードと、中低変速比域(中低
速域)の第2モードと、中高変速比域(中高速域)の第
3モードと、高変速比域(高速域)の第4モードとの4
つの運転モードに分けて作動制御されるようになってい
る。
【0047】以下、上記MT(3)における各運転モー
ドにおける第1〜第4クラッチ機構(11〜14)のク
ラッチ制御手段(17)による断続切換制御を図9を基
本にしつつ図10〜図13を参照しながら説明する。
ドにおける第1〜第4クラッチ機構(11〜14)のク
ラッチ制御手段(17)による断続切換制御を図9を基
本にしつつ図10〜図13を参照しながら説明する。
【0048】上記第1モードでは、第1クラッチ機構
(11)のみが接続状態にされ、これにより、入力軸
(1)からの回転入力は、図10に太線の経路で示すよ
うに、HST(4)側にのみ入力軸回転数Ni が伝達さ
れ、出力軸(2)はHST(4)からの伝達力のみによ
って回転されることになる。一方、MT(3)において
は、第2及び第3クラッチ機構(12,13)が遮断状
態にされて筒状部材(123)が空転状態にされる一
方、第1遊星歯車(72)が一体に取付けられた管状部
材(77)が第1クラッチ機構(11)により非回転部
(100)と連結されて非回転状態に固定されることに
なる。
(11)のみが接続状態にされ、これにより、入力軸
(1)からの回転入力は、図10に太線の経路で示すよ
うに、HST(4)側にのみ入力軸回転数Ni が伝達さ
れ、出力軸(2)はHST(4)からの伝達力のみによ
って回転されることになる。一方、MT(3)において
は、第2及び第3クラッチ機構(12,13)が遮断状
態にされて筒状部材(123)が空転状態にされる一
方、第1遊星歯車(72)が一体に取付けられた管状部
材(77)が第1クラッチ機構(11)により非回転部
(100)と連結されて非回転状態に固定されることに
なる。
【0049】上記第2モードでは、第2クラッチ機構
(12)のみが接続状態にされ、これにより、入力軸
(1)からの回転入力は、図11に太線の経路で示すよ
うに、HST(4)に対し入力軸回転数Ni が伝達され
る一方、第2太陽歯車(81)に対し第3遊星歯車機構
(10),第2クラッチ機構(12)及び中間軸(9)
を介して減速回転数Nirが伝達される。そして、出力軸
(2)は第2遊星歯車機構(8)を介した中間軸(9)
からの伝達力と、第1遊星歯車機構(7)を介したHS
T(4)からの伝達力との合成回転力によって回転され
る。
(12)のみが接続状態にされ、これにより、入力軸
(1)からの回転入力は、図11に太線の経路で示すよ
うに、HST(4)に対し入力軸回転数Ni が伝達され
る一方、第2太陽歯車(81)に対し第3遊星歯車機構
(10),第2クラッチ機構(12)及び中間軸(9)
を介して減速回転数Nirが伝達される。そして、出力軸
(2)は第2遊星歯車機構(8)を介した中間軸(9)
からの伝達力と、第1遊星歯車機構(7)を介したHS
T(4)からの伝達力との合成回転力によって回転され
る。
【0050】また、上記第3モードでは、第3クラッチ
機構(13)のみが接続状態にされ、これにより、入力
軸(1)からの回転入力は、図12に太線の経路で示す
ように、HST(4)に対し入力軸回転数Ni が伝達さ
れる一方、管状部材(77)に対し第3遊星歯車機構
(10)及び第3クラッチ機構(13)を介して減速回
転数Nirが伝達される。そして、出力軸(2)は第1遊
星歯車機構(7)の第1遊星歯車(72)を介した管状
部材(77)からの伝達力と、上記第1遊星歯車機構
(7)の第1太陽歯車(71)を介したHST(4)か
らの伝達力との合成回転力によって回転される。
機構(13)のみが接続状態にされ、これにより、入力
軸(1)からの回転入力は、図12に太線の経路で示す
ように、HST(4)に対し入力軸回転数Ni が伝達さ
れる一方、管状部材(77)に対し第3遊星歯車機構
(10)及び第3クラッチ機構(13)を介して減速回
転数Nirが伝達される。そして、出力軸(2)は第1遊
星歯車機構(7)の第1遊星歯車(72)を介した管状
部材(77)からの伝達力と、上記第1遊星歯車機構
(7)の第1太陽歯車(71)を介したHST(4)か
らの伝達力との合成回転力によって回転される。
【0051】さらに、上記第4モードでは、第4クラッ
チ機構(14)のみが接続状態にされ、これにより、入
力軸(1)からの回転入力は、図13に太線の経路で示
すように、HST(4)に対し入力軸回転数Ni が伝達
される一方、第2太陽歯車(81)に対し第4クラッチ
機構(14)及び中間軸(9)を介して入力軸回転数N
i がそのまま伝達される。そして、出力軸(2)は第2
遊星遊星歯車機構(8)の第2太陽歯車(81)からの
伝達力と、第1遊星歯車機構(7)の第1太陽歯車(7
1)を介したHST(4)からの伝達力との合成回転力
によって回転される。
チ機構(14)のみが接続状態にされ、これにより、入
力軸(1)からの回転入力は、図13に太線の経路で示
すように、HST(4)に対し入力軸回転数Ni が伝達
される一方、第2太陽歯車(81)に対し第4クラッチ
機構(14)及び中間軸(9)を介して入力軸回転数N
i がそのまま伝達される。そして、出力軸(2)は第2
遊星遊星歯車機構(8)の第2太陽歯車(81)からの
伝達力と、第1遊星歯車機構(7)の第1太陽歯車(7
1)を介したHST(4)からの伝達力との合成回転力
によって回転される。
【0052】そして、上記の如き第1〜第4の各クラッ
チ機構(11〜14)のクラッチ制御手段(17)によ
る断続切換制御によって、第2太陽歯車(81)の回転
数は図9に「Ns2」で示す細い一点鎖線のように、第1
モードでは発進からモード切換回転数まではゼロから
減速回転数Nirまで徐々に増加し、第2モードではその
減速回転数Nirで一定となり、第3モードではモード切
換回転数からモード切換回転数までは上記減速回転
数Nirから入力軸回転数Ni まで徐々に増加し、第4モ
ードではその入力軸回転数Ni で一定になる。一方、第
2内歯歯車(83)の回転数は図9に「Nr2」で示す二
点鎖線のように、第1モードでは発進からモード切換回
転数までは非回転状態に保たれ、第2モードでは上記
モード切換回転数からモード切換回転数までの間で
ゼロから減速回転数Nirまで徐々に増加し、第3モード
ではその減速回転数Nirで一定に保たれ、第4モードで
はモード切換回転数から第4モードの最大変速比に対
応する最大回転数まで上記減速回転数Nirが徐々に増
加して、
チ機構(11〜14)のクラッチ制御手段(17)によ
る断続切換制御によって、第2太陽歯車(81)の回転
数は図9に「Ns2」で示す細い一点鎖線のように、第1
モードでは発進からモード切換回転数まではゼロから
減速回転数Nirまで徐々に増加し、第2モードではその
減速回転数Nirで一定となり、第3モードではモード切
換回転数からモード切換回転数までは上記減速回転
数Nirから入力軸回転数Ni まで徐々に増加し、第4モ
ードではその入力軸回転数Ni で一定になる。一方、第
2内歯歯車(83)の回転数は図9に「Nr2」で示す二
点鎖線のように、第1モードでは発進からモード切換回
転数までは非回転状態に保たれ、第2モードでは上記
モード切換回転数からモード切換回転数までの間で
ゼロから減速回転数Nirまで徐々に増加し、第3モード
ではその減速回転数Nirで一定に保たれ、第4モードで
はモード切換回転数から第4モードの最大変速比に対
応する最大回転数まで上記減速回転数Nirが徐々に増
加して、
【数1】 で表される回転数に至ることになる。
【0053】一方、上記HST(4)における液圧ポン
プ(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御
手段(18)による増減変更制御を図9に基づいて説明
する。すなわち、第1モードでは、発進時の中立位置
(斜板角度ゼロ)から高変速比側に移行するにつれて徐
々に傾動されて第2モードとのモード切換回転数に対
応する切換変速比で最大傾斜の−17度になるような増
減変更比率で(−)側に連続的に傾動される。
プ(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御
手段(18)による増減変更制御を図9に基づいて説明
する。すなわち、第1モードでは、発進時の中立位置
(斜板角度ゼロ)から高変速比側に移行するにつれて徐
々に傾動されて第2モードとのモード切換回転数に対
応する切換変速比で最大傾斜の−17度になるような増
減変更比率で(−)側に連続的に傾動される。
【0054】第2モードでは、上記斜板角度(−17
度)から絶対値で上記第1モードの高変速比域と同じ増
減変更比率で(+)側に連続的に傾動され、上記第2モ
ードの中央変速比(中間回転数)で可変斜板(51)
が中立位置になり、それを過ぎて同様に傾動されて第3
モードとのモード切換回転数に対応する切換変速比に
おいて斜板角度は+17度に至る。
度)から絶対値で上記第1モードの高変速比域と同じ増
減変更比率で(+)側に連続的に傾動され、上記第2モ
ードの中央変速比(中間回転数)で可変斜板(51)
が中立位置になり、それを過ぎて同様に傾動されて第3
モードとのモード切換回転数に対応する切換変速比に
おいて斜板角度は+17度に至る。
【0055】また、第3モードでは、上記切換変速比に
おいて上記の増減変更比率と同じ増減変更比率で(−)
側に傾動するように切換えられ、第3モードの中央変速
比(中間回転数)で上記可変斜板(51)が中立位置
に戻り、それを過ぎて同様に傾動されて第4モードとの
モード回転数に対応する切換変速比において斜板角度
は−17度に至る。
おいて上記の増減変更比率と同じ増減変更比率で(−)
側に傾動するように切換えられ、第3モードの中央変速
比(中間回転数)で上記可変斜板(51)が中立位置
に戻り、それを過ぎて同様に傾動されて第4モードとの
モード回転数に対応する切換変速比において斜板角度
は−17度に至る。
【0056】さらに、第4モードでは、上記モード間の
切換変速比において上記の増減変更比率と同じ増減変更
比率で(+)側に傾動するように切換えられ、第4モー
ドの中央変速比(中間回転数)で上記可変斜板(5
1)が中立位置に戻り、それを過ぎて同様に傾動されて
第4モードの最大変速比に対応する回転数において斜
板角度は−17度に至る。
切換変速比において上記の増減変更比率と同じ増減変更
比率で(+)側に傾動するように切換えられ、第4モー
ドの中央変速比(中間回転数)で上記可変斜板(5
1)が中立位置に戻り、それを過ぎて同様に傾動されて
第4モードの最大変速比に対応する回転数において斜
板角度は−17度に至る。
【0057】そして、上記の如きHST(4)の可変斜
板(51)の斜板角度の制御により歯車(66,76)
及び接続軸(75)を介し第1太陽歯車(71)に伝達
される回転数は、図9に「Ns1」で示す折れ線のよう
に、第1モードから第4モードまでの間、減速回転数の
+Nirと−Nirとの間で増減変更されるというように可
変斜板(51)の増減変更特性と同様の特性で変化す
る。
板(51)の斜板角度の制御により歯車(66,76)
及び接続軸(75)を介し第1太陽歯車(71)に伝達
される回転数は、図9に「Ns1」で示す折れ線のよう
に、第1モードから第4モードまでの間、減速回転数の
+Nirと−Nirとの間で増減変更されるというように可
変斜板(51)の増減変更特性と同様の特性で変化す
る。
【0058】以上の如きコントローラ(19)のクラッ
チ制御手段(17)による第1〜第4クラッチ機構(1
0〜14)の断続切換制御と、増減変更制御手段(1
8)による可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御
とによって、上記第1モードにおける前進側の変速範囲
は図6の矢印M1 で示す範囲に、上記第2モードにおけ
る変速範囲は同図の矢印M2 で示す範囲に、上記第3モ
ードにおける変速範囲は同図の矢印M3 で示す範囲に、
上記第4モードにおける変速範囲は同図の矢印M4 で示
す範囲にそれぞれなり、出力軸(2)の回転数は、図9
に太い一点鎖線で示すように第1モードから第4モード
までにわたり上記の回転数〜を経て無段階で連続し
て変化される。
チ制御手段(17)による第1〜第4クラッチ機構(1
0〜14)の断続切換制御と、増減変更制御手段(1
8)による可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御
とによって、上記第1モードにおける前進側の変速範囲
は図6の矢印M1 で示す範囲に、上記第2モードにおけ
る変速範囲は同図の矢印M2 で示す範囲に、上記第3モ
ードにおける変速範囲は同図の矢印M3 で示す範囲に、
上記第4モードにおける変速範囲は同図の矢印M4 で示
す範囲にそれぞれなり、出力軸(2)の回転数は、図9
に太い一点鎖線で示すように第1モードから第4モード
までにわたり上記の回転数〜を経て無段階で連続し
て変化される。
【0059】(第1実施形態の作用・効果)本第1実施
形態の場合、上述の如く運転モードを従来の3モードか
ら4モードに増加させることができ、このモード数の増
加により図14に実線で示すように、低効率領域である
第1モードと第2モードの前半域との変速比域の幅が従
来の3モードの場合よりも狭くなり、上記低効率領域の
全変速比領域に占める割合が従来の3モードの場合(同
図の一点鎖線参照)よりも小さくなるため、それに対応
して全体として効率の向上を図ることができる。
形態の場合、上述の如く運転モードを従来の3モードか
ら4モードに増加させることができ、このモード数の増
加により図14に実線で示すように、低効率領域である
第1モードと第2モードの前半域との変速比域の幅が従
来の3モードの場合よりも狭くなり、上記低効率領域の
全変速比領域に占める割合が従来の3モードの場合(同
図の一点鎖線参照)よりも小さくなるため、それに対応
して全体として効率の向上を図ることができる。
【0060】また、高トルクが必要な低変速比域側の運
転モード(第1モード,第2モード)においてMT
(3)の入力側に入力軸回転数Ni の1/3の減速回転
数が入力されるため、これに対応してHST(4)の液
圧モータ(6)の回転数も低くなり、この液圧モータ
(6)を回転駆動するための液圧ポンプ(5)の吐出容
量も少なくてすむようになる。これにより、液圧ポンプ
(5)の容量を従来のものよりも小さくすることができ
小型化及び軽量化を図ることができる。例えば、従来の
場合のポンプ容量を120ccとすると本第1実施形態
の場合は55ccとほぼ半減にすることができ、大幅な
小型化及び軽量化を図ることができる。
転モード(第1モード,第2モード)においてMT
(3)の入力側に入力軸回転数Ni の1/3の減速回転
数が入力されるため、これに対応してHST(4)の液
圧モータ(6)の回転数も低くなり、この液圧モータ
(6)を回転駆動するための液圧ポンプ(5)の吐出容
量も少なくてすむようになる。これにより、液圧ポンプ
(5)の容量を従来のものよりも小さくすることができ
小型化及び軽量化を図ることができる。例えば、従来の
場合のポンプ容量を120ccとすると本第1実施形態
の場合は55ccとほぼ半減にすることができ、大幅な
小型化及び軽量化を図ることができる。
【0061】しかも、上記の液圧ポンプ(5)の容量低
減化に伴い、図15に示すようにHST(4)の損失が
低減化、すなわち、効率が増大化するため、本第3実施
形態による場合、HMTの全体の効率を、図16に示す
ように全変速比領域で従来の3モードで運転されるもの
よりも増大させることができる。例えば、図16におい
て、HTM変速比の25%以上の範囲で見ると、従来の
ものがほぼ75%であるのに対し本第1実施形態のもの
がほぼ85%と10%以上の効率増大を図ることができ
る。
減化に伴い、図15に示すようにHST(4)の損失が
低減化、すなわち、効率が増大化するため、本第3実施
形態による場合、HMTの全体の効率を、図16に示す
ように全変速比領域で従来の3モードで運転されるもの
よりも増大させることができる。例えば、図16におい
て、HTM変速比の25%以上の範囲で見ると、従来の
ものがほぼ75%であるのに対し本第1実施形態のもの
がほぼ85%と10%以上の効率増大を図ることができ
る。
【0062】<第2実施形態>図17は全変速比領域を
第1〜第5モードという5つの運転モードに分けて運転
し得る第2実施形態に係る無段変速機を示し、同図おい
て15は第5クラッチ機構、16は第6クラッチ機構で
ある。本第2実施形態においては、入力回転数切換機構
(20)を構成する減速機構(21)と作動切換機構
(22)との内、減速機構(21)は第1実施形態と同
様の第3遊星歯車機構(10)により構成され、作動切
換機構(22)は減速回転数を断続可能に伝達する第5
クラッチ機構(15)と、上記第3遊星歯車機構(1
0)による減速をバイパスして入力軸回転数を断続可能
に伝達する第4もしくは第6クラッチ機構(14,1
6)とによって構成されている。なお、その他のMT
(3)やHST(4)の構成は第1実施形態と同一であ
るため、以下、異なる構成についてのみ説明する。
第1〜第5モードという5つの運転モードに分けて運転
し得る第2実施形態に係る無段変速機を示し、同図おい
て15は第5クラッチ機構、16は第6クラッチ機構で
ある。本第2実施形態においては、入力回転数切換機構
(20)を構成する減速機構(21)と作動切換機構
(22)との内、減速機構(21)は第1実施形態と同
様の第3遊星歯車機構(10)により構成され、作動切
換機構(22)は減速回転数を断続可能に伝達する第5
クラッチ機構(15)と、上記第3遊星歯車機構(1
0)による減速をバイパスして入力軸回転数を断続可能
に伝達する第4もしくは第6クラッチ機構(14,1
6)とによって構成されている。なお、その他のMT
(3)やHST(4)の構成は第1実施形態と同一であ
るため、以下、異なる構成についてのみ説明する。
【0063】上記第5クラッチ機構(15)は、第3遊
星歯車機構(10)の第3キャリア(104)と一体の
筒部の外周囲に取付けられたクラッチプレート(15
1)と、筒状部材(123)の内周面に設けられたプレ
ッシャープレート(152)とを備えている。そして、
この第5クラッチ機構(15)は、接続状態にされるこ
とにより上記筒状部材(123)、すなわち、第2及び
第3クラッチ機構(12,13)の入力端側に対し上記
第3遊星歯車機構(10)を介した減速回転数を伝達す
るようになっている。
星歯車機構(10)の第3キャリア(104)と一体の
筒部の外周囲に取付けられたクラッチプレート(15
1)と、筒状部材(123)の内周面に設けられたプレ
ッシャープレート(152)とを備えている。そして、
この第5クラッチ機構(15)は、接続状態にされるこ
とにより上記筒状部材(123)、すなわち、第2及び
第3クラッチ機構(12,13)の入力端側に対し上記
第3遊星歯車機構(10)を介した減速回転数を伝達す
るようになっている。
【0064】また、上記第6クラッチ機構(16)は、
入力軸(1)の軸端に固定された環状部材の外周囲に取
付けられたクラッチプレート(161)と、筒状部材
(123)の内周面に設けられたプレッシャープレート
(162)とを備えている。そして、この第6クラッチ
機構(16)は、第4クラッチ機構(14)が接続され
ている時に、接続状態にされることにより上記筒状部材
(123)、すなわち、第2及び第3クラッチ機構(1
2,13)の入力端側に対し上記入力軸(1)からの入
力軸回転数を伝達するようになっている。
入力軸(1)の軸端に固定された環状部材の外周囲に取
付けられたクラッチプレート(161)と、筒状部材
(123)の内周面に設けられたプレッシャープレート
(162)とを備えている。そして、この第6クラッチ
機構(16)は、第4クラッチ機構(14)が接続され
ている時に、接続状態にされることにより上記筒状部材
(123)、すなわち、第2及び第3クラッチ機構(1
2,13)の入力端側に対し上記入力軸(1)からの入
力軸回転数を伝達するようになっている。
【0065】(コントローラによるMT及びHSTの運
転制御)MT(3)とHST(4)とは変速比に応じて
区分された5つの運転モード、すなわち、発進から低変
速比域(低速域)の第1モードと、中低変速比域(中低
速域)の第2モードと、中変速比域(中速域)の第3モ
ードと、中高変速比域(中高速域)の第4モードと、高
変速比域(高速域)の第5モードとの5つの運転モード
に分けて作動制御されるようになっている。
転制御)MT(3)とHST(4)とは変速比に応じて
区分された5つの運転モード、すなわち、発進から低変
速比域(低速域)の第1モードと、中低変速比域(中低
速域)の第2モードと、中変速比域(中速域)の第3モ
ードと、中高変速比域(中高速域)の第4モードと、高
変速比域(高速域)の第5モードとの5つの運転モード
に分けて作動制御されるようになっている。
【0066】以下、上記MT(3)における各運転モー
ドにおける第1〜第6クラッチ機構(11〜16)のク
ラッチ制御手段(17)による断続切換制御を図18及
び図17に基づいて説明する。
ドにおける第1〜第6クラッチ機構(11〜16)のク
ラッチ制御手段(17)による断続切換制御を図18及
び図17に基づいて説明する。
【0067】上記第1モードでは、第1クラッチ機構
(11)のみ、または、第1及び第5クラッチ機構(1
1,15)のみが接続状態にされ、これにより、入力軸
(1)からの回転入力は、HST(4)側にのみ入力軸
回転数Ni が伝達され、出力軸(2)は第1実施形態の
第1モードと同様にHST(4)からの伝達力のみによ
って回転されることになる。一方、MT(3)において
は、第1遊星歯車(72)が一体に取付けられた管状部
材(77)が第1クラッチ機構(11)により非回転部
(100)と連結されて非回転状態に固定されることに
なる。なお、上記の第5クラッチ機構(15)は、接続
状態にしても筒状部材(123)を空転させるのみであ
るため、第1モードにおいては必ずしも接続状態にする
必要はなく、第1モードで既に第5クラッチ機構(1
5)を接続状態にするのは、第1モードから第2モード
へのモード切換時点で必要となる第5クラッチ機構(1
5)の接続を予め準備しているにすぎない。
(11)のみ、または、第1及び第5クラッチ機構(1
1,15)のみが接続状態にされ、これにより、入力軸
(1)からの回転入力は、HST(4)側にのみ入力軸
回転数Ni が伝達され、出力軸(2)は第1実施形態の
第1モードと同様にHST(4)からの伝達力のみによ
って回転されることになる。一方、MT(3)において
は、第1遊星歯車(72)が一体に取付けられた管状部
材(77)が第1クラッチ機構(11)により非回転部
(100)と連結されて非回転状態に固定されることに
なる。なお、上記の第5クラッチ機構(15)は、接続
状態にしても筒状部材(123)を空転させるのみであ
るため、第1モードにおいては必ずしも接続状態にする
必要はなく、第1モードで既に第5クラッチ機構(1
5)を接続状態にするのは、第1モードから第2モード
へのモード切換時点で必要となる第5クラッチ機構(1
5)の接続を予め準備しているにすぎない。
【0068】上記第2モードでは、第2及び第5クラッ
チ機構(12,15)のみが接続状態にされ、これによ
り、入力軸(1)からの回転入力は、HST(4)に対
し入力軸回転数Ni が伝達される一方、中間軸(9)に
対し第3遊星歯車機構(11)、第5クラッチ機構(1
5)及び第2クラッチ機構(12)を介して減速回転数
Nirが伝達される。そして、出力軸(2)は第1実施形
態の第2モードと同様に第2遊星歯車機構(8)を介し
た中間軸(9)からの伝達力と、第1遊星歯車機構
(7)を介したHST(4)からの伝達力との合成回転
力によって回転される。
チ機構(12,15)のみが接続状態にされ、これによ
り、入力軸(1)からの回転入力は、HST(4)に対
し入力軸回転数Ni が伝達される一方、中間軸(9)に
対し第3遊星歯車機構(11)、第5クラッチ機構(1
5)及び第2クラッチ機構(12)を介して減速回転数
Nirが伝達される。そして、出力軸(2)は第1実施形
態の第2モードと同様に第2遊星歯車機構(8)を介し
た中間軸(9)からの伝達力と、第1遊星歯車機構
(7)を介したHST(4)からの伝達力との合成回転
力によって回転される。
【0069】上記第3モードでは、第3及び第5クラッ
チ機構(13,15)のみが接続状態にされ、これによ
り、入力軸(1)からの回転入力は、HST(4)に対
し入力軸回転数Ni が伝達される一方、管状部材(7
7)に対し第3遊星歯車機構(11)、第5クラッチ機
構(15)及び第3クラッチ機構(13)を介して減速
回転数Nirが伝達される。そして、出力軸(2)は第1
実施形態の第3モードと同様に第1遊星歯車機構(7)
の第1遊星歯車(72)を介した管状部材(77)から
の伝達力と、第1遊星歯車機構(7)の第1太陽歯車
(71)を介したHST(4)からの伝達力との合成回
転力によって回転される。
チ機構(13,15)のみが接続状態にされ、これによ
り、入力軸(1)からの回転入力は、HST(4)に対
し入力軸回転数Ni が伝達される一方、管状部材(7
7)に対し第3遊星歯車機構(11)、第5クラッチ機
構(15)及び第3クラッチ機構(13)を介して減速
回転数Nirが伝達される。そして、出力軸(2)は第1
実施形態の第3モードと同様に第1遊星歯車機構(7)
の第1遊星歯車(72)を介した管状部材(77)から
の伝達力と、第1遊星歯車機構(7)の第1太陽歯車
(71)を介したHST(4)からの伝達力との合成回
転力によって回転される。
【0070】また、上記第4モードでは、第4クラッチ
機構(14)のみが接続状態にされ、これにより、入力
軸(1)からの回転入力は、HST(4)に対し入力軸
回転数Ni が伝達される一方、第4クラッチ機構(1
4)及び中間軸(9)を介して第2太陽歯車(81)に
入力軸回転数Ni が伝達される。そして、出力軸(2)
は第2遊星遊星歯車機構(8)の第2太陽歯車(81)
からの伝達力と、第1遊星歯車機構(7)の第1太陽歯
車(71)を介したHST(4)からの伝達力との合成
回転力によって回転される。
機構(14)のみが接続状態にされ、これにより、入力
軸(1)からの回転入力は、HST(4)に対し入力軸
回転数Ni が伝達される一方、第4クラッチ機構(1
4)及び中間軸(9)を介して第2太陽歯車(81)に
入力軸回転数Ni が伝達される。そして、出力軸(2)
は第2遊星遊星歯車機構(8)の第2太陽歯車(81)
からの伝達力と、第1遊星歯車機構(7)の第1太陽歯
車(71)を介したHST(4)からの伝達力との合成
回転力によって回転される。
【0071】さらに、上記第5モードでは、第3,第4
及び第6クラッチ機構(13,14,16)のみが接続
状態にされ、これにより、入力軸(1)からの回転入力
は、HST(4)に対し入力軸回転数Ni が伝達される
一方、第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)
に対し第4クラッチ機構(14),第6クラッチ機構
(16),第3クラッチ機構(13)及び管状部材(7
7)を介して入力軸回転数Ni が伝達される。そして、
出力軸(2)は第1遊星遊星歯車機構(7)の上記第1
遊星歯車(72)からの伝達力と、第1太陽歯車(7
1)を介したHST(4)からの伝達力との合成回転力
によって回転される。
及び第6クラッチ機構(13,14,16)のみが接続
状態にされ、これにより、入力軸(1)からの回転入力
は、HST(4)に対し入力軸回転数Ni が伝達される
一方、第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)
に対し第4クラッチ機構(14),第6クラッチ機構
(16),第3クラッチ機構(13)及び管状部材(7
7)を介して入力軸回転数Ni が伝達される。そして、
出力軸(2)は第1遊星遊星歯車機構(7)の上記第1
遊星歯車(72)からの伝達力と、第1太陽歯車(7
1)を介したHST(4)からの伝達力との合成回転力
によって回転される。
【0072】一方、上記HST(4)における液圧ポン
プ(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御
手段(18)による増減変更制御は、図18に示すよう
に、第1モードから第4モードにおいて第1実施形態の
場合と同様に最大斜板角度の−17度と+17度との間
で所定の増減変更比率で折れ線を描くように連続的に増
減変更され、第5モードにおいても上記と同様の増減変
更比率で変更される。以上の如きコントローラ(19)
のクラッチ制御手段(17)による第1〜第6クラッチ
機構(11〜16)の断続切換制御と、増減変更制御手
段(18)による可変斜板(51)の斜板角度の増減変
更制御とによって、図18に太い一点鎖線で示すように
第1モードから第5モードまでにわたり第4モードと第
5モードとの切換点を除いて無段階で連続して変化され
る。
プ(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御
手段(18)による増減変更制御は、図18に示すよう
に、第1モードから第4モードにおいて第1実施形態の
場合と同様に最大斜板角度の−17度と+17度との間
で所定の増減変更比率で折れ線を描くように連続的に増
減変更され、第5モードにおいても上記と同様の増減変
更比率で変更される。以上の如きコントローラ(19)
のクラッチ制御手段(17)による第1〜第6クラッチ
機構(11〜16)の断続切換制御と、増減変更制御手
段(18)による可変斜板(51)の斜板角度の増減変
更制御とによって、図18に太い一点鎖線で示すように
第1モードから第5モードまでにわたり第4モードと第
5モードとの切換点を除いて無段階で連続して変化され
る。
【0073】(第2実施形態の作用・効果)本第2実施
形態の場合、第1実施形態による作用・効果に加えて、
上述の如く運転モードを従来の3モードから5モードに
増加させることができるため、このモード数の増加によ
り低効率領域である第1モードと第2モードの前半域と
の変速比域の幅を第1実施形態の場合よりもさらに狭く
することができ、上記低効率領域の全変速比領域に占め
る割合のさらなる低減により全体としての効率を第1実
施形態場合よりもさらに一層向上させることができる。
形態の場合、第1実施形態による作用・効果に加えて、
上述の如く運転モードを従来の3モードから5モードに
増加させることができるため、このモード数の増加によ
り低効率領域である第1モードと第2モードの前半域と
の変速比域の幅を第1実施形態の場合よりもさらに狭く
することができ、上記低効率領域の全変速比領域に占め
る割合のさらなる低減により全体としての効率を第1実
施形態場合よりもさらに一層向上させることができる。
【0074】<他の実施形態>上記第2実施形態におい
て、第4モードと第5モードとの切換点における不連続
を解消するために、液圧モータ(6)の斜板(61)の
斜板角度を変更する斜板角度変更手段(61a)(図1
7参照)を設け、これをコントローラ(19)により制
御するようにしてもよい。すなわち、第4モードの最大
変速比域において第1太陽歯車(71)が第2太陽歯車
と同速度で回転する結果、第6クラッチ機構(16)の
内外軸、すなわち、中間軸(9)及び筒状部材(12
3)が同速度で回転するよう、上記斜板角度変更手段
(61a)により斜板(61)を中立位置側の斜板角度
に変更するように制御することにより、第4モードの最
高速位置で第1太陽歯車(71)、第1遊星歯車(7
2)及び第2内歯歯車(83)の回転数はMT(3)の
入力回転数に等しくなり、第3クラッチ機構(13)は
滑りのない状態で係合することが可能になり、出力軸
(2)の回転もモード切換時に変動することがなく、第
4モードと第5モードとの切換位置において出力軸
(2)の回転数を連続にすることができる。
て、第4モードと第5モードとの切換点における不連続
を解消するために、液圧モータ(6)の斜板(61)の
斜板角度を変更する斜板角度変更手段(61a)(図1
7参照)を設け、これをコントローラ(19)により制
御するようにしてもよい。すなわち、第4モードの最大
変速比域において第1太陽歯車(71)が第2太陽歯車
と同速度で回転する結果、第6クラッチ機構(16)の
内外軸、すなわち、中間軸(9)及び筒状部材(12
3)が同速度で回転するよう、上記斜板角度変更手段
(61a)により斜板(61)を中立位置側の斜板角度
に変更するように制御することにより、第4モードの最
高速位置で第1太陽歯車(71)、第1遊星歯車(7
2)及び第2内歯歯車(83)の回転数はMT(3)の
入力回転数に等しくなり、第3クラッチ機構(13)は
滑りのない状態で係合することが可能になり、出力軸
(2)の回転もモード切換時に変動することがなく、第
4モードと第5モードとの切換位置において出力軸
(2)の回転数を連続にすることができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における無段変速機によれば、一定回転数で回転する
入力軸(1)から機械式トランスミッション(3)に入
力される回転数を、入力回転数切換機構(20)によっ
て、減速回転数と、入力軸回転数との2段階のものに切
換えることができ、機械式トランスミッション(3)へ
の入力回転数を上記2段階の回転数から選択することに
より、無段変速機の全変速比域を分ける運転モード数を
従来の3モードから4モード以上に増加させることがで
きる。このモード数の増加により、全変速比領域におい
て低効率となる第1モードと第2モードの前半域との占
める割合を上記従来の3モードの場合よりも狭くするこ
とができ、それに対応して全体として効率の向上を図る
ことができる。また、高トルクが必要な低変速比域側の
運転モードにおいて上記減速回転数をMT(3)に入力
するようにすることにより、液圧ポンプの容量を従来の
ものよりも小さくすることができ、無段変速機全体の小
型化及び軽量化を図ることができる。
明における無段変速機によれば、一定回転数で回転する
入力軸(1)から機械式トランスミッション(3)に入
力される回転数を、入力回転数切換機構(20)によっ
て、減速回転数と、入力軸回転数との2段階のものに切
換えることができ、機械式トランスミッション(3)へ
の入力回転数を上記2段階の回転数から選択することに
より、無段変速機の全変速比域を分ける運転モード数を
従来の3モードから4モード以上に増加させることがで
きる。このモード数の増加により、全変速比領域におい
て低効率となる第1モードと第2モードの前半域との占
める割合を上記従来の3モードの場合よりも狭くするこ
とができ、それに対応して全体として効率の向上を図る
ことができる。また、高トルクが必要な低変速比域側の
運転モードにおいて上記減速回転数をMT(3)に入力
するようにすることにより、液圧ポンプの容量を従来の
ものよりも小さくすることができ、無段変速機全体の小
型化及び軽量化を図ることができる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明における入力回転数切換機構(20)の構成を
減速機構(21)と作動切換機構(22)とによって特
定することができ、上記入力回転数切換機構(20)に
よる上記効果を確実に得ることができる。
載の発明における入力回転数切換機構(20)の構成を
減速機構(21)と作動切換機構(22)とによって特
定することができ、上記入力回転数切換機構(20)に
よる上記効果を確実に得ることができる。
【0077】請求項3記載の発明によれば、減速機構
(21)としての第3遊星歯車機構(10)と、作動切
換機構(22)としての第2〜第4のクラッチ機構(1
2,13,14)とによって、請求項1記載の発明によ
る効果をより確実に得ることができる。
(21)としての第3遊星歯車機構(10)と、作動切
換機構(22)としての第2〜第4のクラッチ機構(1
2,13,14)とによって、請求項1記載の発明によ
る効果をより確実に得ることができる。
【0078】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明による効果に加えて、クラッチ制御手段(1
7)による第1〜第4クラッチ機構(11〜14)の断
続切換制御によって、運転モードを第1〜第4の4モー
ドに分けて機械式トランスミッション(3)を作動させ
ることができる。これにより、全変速比領域を4つの運
転モードに分けた運転を実現することができ、運転モー
ド数の増加を確実に達成することができる。
載の発明による効果に加えて、クラッチ制御手段(1
7)による第1〜第4クラッチ機構(11〜14)の断
続切換制御によって、運転モードを第1〜第4の4モー
ドに分けて機械式トランスミッション(3)を作動させ
ることができる。これにより、全変速比領域を4つの運
転モードに分けた運転を実現することができ、運転モー
ド数の増加を確実に達成することができる。
【0079】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明による効果に加えて、第1〜第4の各モードに
おける増減変更制御手段(18)による液圧ポンプ
(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御に
よって、クラッチ制御手段(17)による第1〜第4ク
ラッチ機構(11〜14)の断続切換制御とあいまっ
て、全変速比領域を4つの運転モードに分けた運転をよ
り具体的に実現させることができる。
載の発明による効果に加えて、第1〜第4の各モードに
おける増減変更制御手段(18)による液圧ポンプ
(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御に
よって、クラッチ制御手段(17)による第1〜第4ク
ラッチ機構(11〜14)の断続切換制御とあいまっ
て、全変速比領域を4つの運転モードに分けた運転をよ
り具体的に実現させることができる。
【0080】請求項6記載の発明によれば、減速機構
(21)としての第3遊星歯車機構(10)と、作動切
換機構(22)としての第4〜第6のクラッチ機構(1
4,15,16)とによって、運転モードを5モードと
する場合の請求項1記載の発明による効果をより確実に
得ることができる。
(21)としての第3遊星歯車機構(10)と、作動切
換機構(22)としての第4〜第6のクラッチ機構(1
4,15,16)とによって、運転モードを5モードと
する場合の請求項1記載の発明による効果をより確実に
得ることができる。
【0081】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明による効果に加えて、クラッチ制御手段(1
7)による第1〜第6クラッチ機構(11〜16)の断
続切換制御によって、運転モードを第1〜第5の5モー
ドに分けて機械式トランスミッション(3)を作動させ
ることができる。これにより、全変速比領域を5つの運
転モードに分けた運転を実現することができ、運転モー
ド数の増加を確実に達成することができる。
載の発明による効果に加えて、クラッチ制御手段(1
7)による第1〜第6クラッチ機構(11〜16)の断
続切換制御によって、運転モードを第1〜第5の5モー
ドに分けて機械式トランスミッション(3)を作動させ
ることができる。これにより、全変速比領域を5つの運
転モードに分けた運転を実現することができ、運転モー
ド数の増加を確実に達成することができる。
【0082】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項7記載の発明による効果に加えて、第1〜第5の各モ
ードにおける増減変更制御手段(18)による液圧ポン
プ(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御
によって、クラッチ制御手段(17)による第1〜第6
クラッチ機構(11〜16)の断続切換制御とあいまっ
て、全変速比領域を5つの運転モードに分けた運転をよ
り具体的に実現させることができる。
項7記載の発明による効果に加えて、第1〜第5の各モ
ードにおける増減変更制御手段(18)による液圧ポン
プ(5)の可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御
によって、クラッチ制御手段(17)による第1〜第6
クラッチ機構(11〜16)の断続切換制御とあいまっ
て、全変速比領域を5つの運転モードに分けた運転をよ
り具体的に実現させることができる。
【0083】さらに、請求項9記載の発明によれば、請
求項8記載の発明による効果に加えて、液圧モータ
(6)の斜板(61)の斜板角度の変更制御により、第
4モードと第5モードとの切換点において唯一残ってい
た回転数の不連続点を排除して連続にすることができる
とともに、第5モードにおける変速範囲をより一層広く
することができる。
求項8記載の発明による効果に加えて、液圧モータ
(6)の斜板(61)の斜板角度の変更制御により、第
4モードと第5モードとの切換点において唯一残ってい
た回転数の不連続点を排除して連続にすることができる
とともに、第5モードにおける変速範囲をより一層広く
することができる。
【図1】従来の無段変速機を示す模式図である。
【図2】図1の液圧ポンプの可変斜板及び液圧モータの
斜板の両斜板角度とHMT変速比との関係と、入力軸及
び出力軸の回転数とHMT変速比との関係を関連付けて
示す説明図である。
斜板の両斜板角度とHMT変速比との関係と、入力軸及
び出力軸の回転数とHMT変速比との関係を関連付けて
示す説明図である。
【図3】図1の第1及び第2遊星歯車機構の遊星速度線
図である。
図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る無段変速機の全体
模式図である。
模式図である。
【図5】図4の無段変速機を簡略化した断面図である。
【図6】第1実施形態における図3相当図である
【図7】HSTを示す簡略縦断面図である。
【図8】図7のC−C線及びD−D線における両非回転
ブロックを示す断面説明図である。
ブロックを示す断面説明図である。
【図9】出力軸等の回転数、可変斜板及び斜板の両斜板
角度、各クラッチ機構の作動状態と、HMT変速比との
関係図である。
角度、各クラッチ機構の作動状態と、HMT変速比との
関係図である。
【図10】第1モードにおける回転力伝達状態を図4に
対応させて示す模式図である。
対応させて示す模式図である。
【図11】第2モードにおける回転力伝達状態を図4に
対応させて示す模式図である。
対応させて示す模式図である。
【図12】第3モードにおける回転力伝達状態を図4に
対応させて示す模式図である。
対応させて示す模式図である。
【図13】第4モードにおける回転力伝達状態を図4に
対応させて示す模式図である。
対応させて示す模式図である。
【図14】従来の3モードの場合と第1実施形態の4モ
ードの場合とにおけるHMT変速比とHMT効率との関
係図である。
ードの場合とにおけるHMT変速比とHMT効率との関
係図である。
【図15】液圧ポンプの容量の大小における圧力または
トルクとHSTの損失との関係図である。
トルクとHSTの損失との関係図である。
【図16】従来の無段変速機の場合と第1実施形態の無
段変速機の場合とにおけるHMT変速比と部分負荷時に
おけるHMT効率との関係図である。
段変速機の場合とにおけるHMT変速比と部分負荷時に
おけるHMT効率との関係図である。
【図17】第2実施形態を示す図4対応図である。
【図18】第2実施形態の場合の図9対応図である。
1 入力軸 2 出力軸 3 MT(機械式トランス
ミッション) 4 HST(静液圧式トラ
ンスミッション) 5 液圧ポンプ 6 液圧モータ 7 第1遊星歯車機構 8 第2遊星歯車機構 9 中間軸(第6クラッチ
機構の内軸) 10 第3遊星歯車機構 11 第1クラッチ機構 12 第2クラッチ機構 13 第3クラッチ機構 14 第4クラッチ機構 15 第5クラッチ機構 16 第6クラッチ機構 17 クラッチ制御手段 18 増減変更制御手段 20 入力回転数切換機構 21 減速機構 22 作動切換機構 51 可変斜板 52 ポンプ軸 61 斜板 61a 斜板角度変更手段 62 モータ軸 66 モータ軸の歯車 71 第1太陽歯車 72 第1遊星歯車 73 第1内歯歯車 74 第1キャリア 76 接続軸の歯車 81 第2太陽歯車 82 第2遊星歯車 83 第2内歯歯車 84 第2キャリア 100 非回転部 101 第3太陽歯車 102 第3遊星歯車 103 第3内歯歯車 123 筒状部材(第6クラッ
チ機構の外軸)
ミッション) 4 HST(静液圧式トラ
ンスミッション) 5 液圧ポンプ 6 液圧モータ 7 第1遊星歯車機構 8 第2遊星歯車機構 9 中間軸(第6クラッチ
機構の内軸) 10 第3遊星歯車機構 11 第1クラッチ機構 12 第2クラッチ機構 13 第3クラッチ機構 14 第4クラッチ機構 15 第5クラッチ機構 16 第6クラッチ機構 17 クラッチ制御手段 18 増減変更制御手段 20 入力回転数切換機構 21 減速機構 22 作動切換機構 51 可変斜板 52 ポンプ軸 61 斜板 61a 斜板角度変更手段 62 モータ軸 66 モータ軸の歯車 71 第1太陽歯車 72 第1遊星歯車 73 第1内歯歯車 74 第1キャリア 76 接続軸の歯車 81 第2太陽歯車 82 第2遊星歯車 83 第2内歯歯車 84 第2キャリア 100 非回転部 101 第3太陽歯車 102 第3遊星歯車 103 第3内歯歯車 123 筒状部材(第6クラッ
チ機構の外軸)
Claims (9)
- 【請求項1】 動力源に接続される入力軸(1)と、出
力軸(2)と、上記入力軸(1)と出力軸(2)との間
に介装された機械式トランスミッション(3)と、上記
入力軸(1)及び出力軸(2)に対し並列に配設され入
力側が上記入力軸(1)に接続され出力側が上記機械式
トランスミッション(3)を介して上記出力軸(2)に
接続された静液圧式トランスミッション(4)とを備え
ており、 上記静液圧式トランスミッション(4)
は、 可変斜板(51)の斜板角度を複数の運転モードのそれ
ぞれにおいて斜板角度がゼロの中立位置と所定の傾斜角
度の傾斜位置との間で増減変更制御することにより、上
記入力軸(1)からポンプ軸(52)に入力する回転を
所定の吐出液量に変換する入力側の液圧ポンプ(5)
と、 上記所定の傾斜角度に設定された斜板(61)により上
記液圧ポンプ(5)からの吐出液圧を回転力に変換して
モータ軸(62)を回転させる出力側の液圧モータ
(6)とを備え、 上記機械式トランスミッション(3)は、 上記静液圧トランスミッション(4)のモータ軸(6
2)と連動するよう接続された第1太陽歯車(71)
と、この第1太陽歯車(71)に係合されてその周囲を
公転する第1遊星歯車(72)と、この第1遊星歯車
(72)に係合される一方、出力軸(2)と連結された
第1内歯歯車(73)とを有する第1遊星歯車機構
(7)と、 上記第1太陽歯車(71)とは互いに独立した第2太陽
歯車(81)と、キャリア(84)が上記第1内歯歯車
(73)と結合され上記第2太陽歯車(81)に係合さ
れてその周囲を上記第1内歯歯車(73)と同期して公
転する第2遊星歯車(82)と、この第2遊星歯車(8
2)に係合される一方、上記第1遊星歯車(72)のキ
ャリア(74)と結合されその第1遊星歯車(72)と
同期して回転する第2内歯歯車(83)とを有する第2
遊星歯車機構(8)と、 上記第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)の
両者を上記各運転モードに応じて非回転部(100)に
対し断続切換可能に連結する第1クラッチ機構(11)
と、 上記第2太陽歯車(81)を上記各運転モードに応じて
入力軸(1)に対し断続切換可能に連結する第2クラッ
チ機構(12)と、 上記第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)の
両者を上記各運転モードに応じて上記入力軸(1)に対
し断続切換可能に連結する第3クラッチ機構(13)と
を備え、 上記機械式トランスミッション(3)と、静液圧式トラ
ンスミッション(4)とを変速比に応じて複数の運転モ
ードに分けて作動させることにより、上記入力軸(1)
に入力する一定回転数の入力回転を無段階で変速させて
上記出力軸(2)に伝達するように構成された無段変速
機において、 上記入力軸(1)と機械式トランスミッション(3)の
入力側との間に介装され、上記入力軸(1)から機械式
トランスミッション(3)の入力側に伝達する回転数
を、上記入力軸(1)の回転数を減速させた減速回転数
と、上記入力軸(1)の回転数と同一回転数とに相互に
切換える入力回転数切換機構(20)を備えていること
を特徴とする - 【請求項2】 請求項1において、 入力回転数切換機構(20)は、入力軸(1)の回転を
減速回転数に対応する減速比で減速する減速機構(2
1)と、この減速機構(21)を介して減速回転数の回
転を伝達する作動状態と、上記減速機構(21)をバイ
パスして非減速状態で入力軸(1)の回転を伝達する非
作動状態とに相互に切換える作動切換機構(22)とを
備えていることを特徴とする無段変速機。 - 【請求項3】 請求項2において、 減速機構(21)は、入力軸(1)と連動するよう接続
された第3太陽歯車(101)と、この第3太陽歯車
(101)に係合されてその周囲を公転する第3遊星歯
車(102)と、この第3遊星歯車(102)に係合さ
れて非回転状態に固定された第3内歯歯車(103)と
を有する第3遊星歯車機構(10)により構成され、 作動切換機構(22)は、上記第3遊星歯車(102)
による減速回転数の回転を断続切換可能に伝達する第2
クラッチ機構(12)及び第3クラッチ機構と、上記第
3太陽歯車(101)による入力軸(1)の回転数と同
一回転数の回転を第2太陽歯車(81)に対し断続切換
可能に伝達する第4クラッチ機構(14)とを備えてい
ることを特徴とする無段変速機。 - 【請求項4】 請求項3において、 第1,第2,第3,及び,第4クラッチ機構をそれぞれ
変速比に応じて第1モードと、第2モードと、第3モー
ドと、第4モードとの4つの運転モードに分けて断続切
換制御するクラッチ制御手段(17)を備えており、 上記クラッチ制御手段(17)は、発進から低変速比域
の第1モードでは第1クラッチ機構(11)のみを、中
低変速比域の第2モードでは第2クラッチ機構(12)
のみを、中高変速比域の第3モードでは第3クラッチ機
構(13)のみを、高変速比域の第4モードでは第4ク
ラッチ機構(14)のみをそれぞれ接続状態に切換える
ように構成されていることを特徴とする無段変速機。 - 【請求項5】 請求項4において、 液圧ポンプ(5)の可変斜板(51)の斜板角度を増減
変更制御する増減変更制御手段(18)を備えており、 この増減変更制御手段(18)は、第1モードにおいて
発進時点の中立位置から第1モードと第2モードとの間
の運転モード切換時の切換変速比で所定の反転側最大斜
板角度になり、続いて第2モードの変速比域のほぼ中央
変速比で中立位置に戻り第2モードと第3モードとの間
の運転モード切換時の切換変速比で上記反転側最大斜板
角度と絶対値において等しい正転側最大斜板角度にな
り、続いて第3モードの変速比域のほぼ中央変速比で中
立位置に戻り第3モードと第4モードとの間の運転モー
ド切換時の切換変速比で上記反転側最大斜板角度にな
り、続いて第4モードの変速比域のほぼ中央変速比で中
立位置に戻り第4モードの変速比域の最大変速比で上記
正転側最大斜板角度になるような増減変更比率で上記可
変斜板(51)の斜板角度を変更するように構成されて
いることを特徴とする無段変速機。 - 【請求項6】 請求項2において、 減速機構(21)は、入力軸(1)と連動するよう接続
された第3太陽歯車(101)と、この第3太陽歯車
(101)に係合されてその周囲を公転する第3遊星歯
車(102)と、この第3遊星歯車(102)に係合さ
れて非回転状態に固定された第3内歯歯車(103)と
を有する第3遊星歯車機構(10)により構成され、 作動切換機構(22)は、第3太陽歯車(101)によ
る入力軸(1)と同一回転数の回転を第2太陽歯車(8
1)に対し断続切換可能に伝達する第4クラッチ機構
(14)と、上記第3遊星歯車(102)による減速回
転数の回転を第2クラッチ機構(12)及び第3クラッ
チ機構の各入力端側に対し断続切換可能に伝達する第5
クラッチ機構(15)と、上記第3太陽歯車(101)
による入力軸(1)と同一回転数の回転を上記第2クラ
ッチ機構(12)及び第3クラッチ機構の各入力端側に
対し断続切換可能に伝達する第6クラッチ機構(16)
とを備えていることを特徴とする無段変速機。 - 【請求項7】 請求項6において、 第1,第2,第3,第4,及び,第5クラッチ機構をそ
れぞれ変速比に応じて第1モードと、第2モードと、第
3モードと、第4モードと、第5モードとの5つの運転
モードに分けて断続切換制御するクラッチ制御手段(1
7)を備えており、 上記クラッチ制御手段(17)は、発進から低変速比域
の第1モードでは第1クラッチ機構(11)のみを、中
低変速比域の第2モードでは第2クラッチ機構(12)
及び第5クラッチ機構(15)のみを、中変速比域の第
3モードでは第3クラッチ機構(13)及び第5クラッ
チ機構(15)のみを、中高変速比域の第4モードでは
第4クラッチ機構(14)のみを、高変速比域の第5モ
ードでは第3クラッチ機構(13),第4クラッチ機構
(14)及び第6クラッチ機構(16)のみをそれぞれ
接続状態に切換えるように構成されていることを特徴と
する無段変速機。 - 【請求項8】 請求項7において、 液圧ポンプ(5)の可変斜板(51)の斜板角度を増減
変更制御する増減変更制御手段(18)を備えており、 この増減変更制御手段(18)は、第1モードにおいて
発進時点の中立位置から第1モードと第2モードとの間
の運転モード切換時の切換変速比で所定の反転側最大斜
板角度になり、続いて第2モードの変速比域のほぼ中央
変速比で中立位置に戻り第2モードと第3モードとの間
の運転モード切換時の切換変速比で上記反転側最大斜板
角度と絶対値において等しい正転側最大斜板角度にな
り、続いて第3モードの変速比域のほぼ中央変速比で中
立位置に戻り第3モードと第4モードとの間の運転モー
ド切換時の切換変速比で上記反転側最大斜板角度にな
り、続いて第4モードの変速比域のほぼ中央変速比で中
立位置に戻り第4モードと第5モードとの間の運転モー
ド切換時の切換変速比で上記正転側最大斜板角度にな
り、続いて第5モードの変速比域のほぼ中央変速比で中
立位置に戻り第5モードの変速比域の最大変速比で上記
反転側最大斜板角度になるような増減変更比率で上記可
変斜板(51)の斜板角度を変更するように構成されて
いることを特徴とする無段変速機。 - 【請求項9】 請求項8記載の発明において、 液圧モータ(6)の斜板(61)の斜板角度を変更制御
する斜板角度変更手段(61a)を備えており、 上記斜板角度変更手段(61a)は、第4モードの最大
変速比域において第1太陽歯車(71)が第2太陽歯車
と同速度で回転する結果、第6クラッチ機構(16)の
内外軸が同速度で回転するよう、上記斜板(61)を中
立位置に近付く斜板角度に変更するように構成されてい
ることを特徴とする無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5443596A JPH09242845A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5443596A JPH09242845A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 無段変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09242845A true JPH09242845A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12970640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5443596A Pending JPH09242845A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09242845A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7678015B2 (en) | 2006-04-28 | 2010-03-16 | Caterpillar Inc. | Efficiency based integrated power train control system |
| CN102094955A (zh) * | 2011-02-19 | 2011-06-15 | 罗永� | 车用同向多变量齿轮差速无级变速器 |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP5443596A patent/JPH09242845A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7678015B2 (en) | 2006-04-28 | 2010-03-16 | Caterpillar Inc. | Efficiency based integrated power train control system |
| CN102094955A (zh) * | 2011-02-19 | 2011-06-15 | 罗永� | 车用同向多变量齿轮差速无级变速器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040323 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |