JPH09243334A - 肉盛り加工部の品質検査装置 - Google Patents
肉盛り加工部の品質検査装置Info
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- JPH09243334A JPH09243334A JP8081991A JP8199196A JPH09243334A JP H09243334 A JPH09243334 A JP H09243334A JP 8081991 A JP8081991 A JP 8081991A JP 8199196 A JP8199196 A JP 8199196A JP H09243334 A JPH09243334 A JP H09243334A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】肉盛り加工部の周囲に異物が存在しても、これ
を補間して正確な検査結果を得ることができる肉盛り加
工部の品質検査装置を提供する。 【解決手段】CCDカメラ22により撮像された2次元
画像データを1次元データに変換したのち、基準面補間
演算部52で、各1次元データにおける肉盛り加工部1
の両側の基準面位置の均一性を検証し、不均一な基準面
位置は、予め設定された基準面位置のマスタデータの値
で補間する。
を補間して正確な検査結果を得ることができる肉盛り加
工部の品質検査装置を提供する。 【解決手段】CCDカメラ22により撮像された2次元
画像データを1次元データに変換したのち、基準面補間
演算部52で、各1次元データにおける肉盛り加工部1
の両側の基準面位置の均一性を検証し、不均一な基準面
位置は、予め設定された基準面位置のマスタデータの値
で補間する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉盛り加工が施さ
れた部分(以下、肉盛り加工部という)の品質検査を行
うための装置に関し、特に肉盛り加工部の周囲にスパッ
タ等の異物が存在してもこれを補間して正確な検査結果
を得ることができる肉盛り加工部の品質検査装置に関す
る。
れた部分(以下、肉盛り加工部という)の品質検査を行
うための装置に関し、特に肉盛り加工部の周囲にスパッ
タ等の異物が存在してもこれを補間して正確な検査結果
を得ることができる肉盛り加工部の品質検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンのピストンは、軽量化
及び熱伝導性を高めるためにアルミニウム合金から形成
されており、ピストン上部とスカート部との間に銅系肉
盛り用合金粉末を供給しながらレーザ光を照射する、い
わゆる肉盛り加工が施される。
及び熱伝導性を高めるためにアルミニウム合金から形成
されており、ピストン上部とスカート部との間に銅系肉
盛り用合金粉末を供給しながらレーザ光を照射する、い
わゆる肉盛り加工が施される。
【0003】この種の肉盛り加工工程では、肉盛り加工
部の品質検査をリアルタイムで全数実施する必要がある
ことから、光切断法を応用した非接触検査装置が用いら
れている。従来の検査装置は、肉盛り部を含む表面形状
の2次元画像データを1次元データに変換し、肉盛り部
とそれ以外の一般面とを判別したのち、肉盛り部の高さ
や幅が基準に達しているかどうかにより良品と不良品と
を識別するようになっている(例えば、特開平5−7
1,932号公報参照)。
部の品質検査をリアルタイムで全数実施する必要がある
ことから、光切断法を応用した非接触検査装置が用いら
れている。従来の検査装置は、肉盛り部を含む表面形状
の2次元画像データを1次元データに変換し、肉盛り部
とそれ以外の一般面とを判別したのち、肉盛り部の高さ
や幅が基準に達しているかどうかにより良品と不良品と
を識別するようになっている(例えば、特開平5−7
1,932号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の検査
装置では、肉盛り部位外の一般面を基準として肉盛り部
のビード高さ等を演算していたので、一般面にスパッタ
等の異物が付着していると、基準となる一般面の高さ自
体が誤差を含むことになり、良品であるにも拘わらず不
良品と判定してしまうことが少なくなかった。
装置では、肉盛り部位外の一般面を基準として肉盛り部
のビード高さ等を演算していたので、一般面にスパッタ
等の異物が付着していると、基準となる一般面の高さ自
体が誤差を含むことになり、良品であるにも拘わらず不
良品と判定してしまうことが少なくなかった。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、肉盛り加工部の周囲に異物
が存在しても、これを補間して正確な検査結果を得るこ
とができる肉盛り加工部の品質検査装置を提供すること
を目的とする。
鑑みてなされたものであり、肉盛り加工部の周囲に異物
が存在しても、これを補間して正確な検査結果を得るこ
とができる肉盛り加工部の品質検査装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の肉盛り加工部の品質検査装
置は、円筒状被検査物の側面に円周方向に沿って施され
た肉盛り加工部の加工品質を検査する肉盛り加工部の品
質検査装置であって、投光ラインが前記肉盛り加工部に
対して略直角となるようにスリット状の光を照射する投
光手段と、前記肉盛り加工部に照射された前記投光ライ
ンの反射光を撮像して2次元画像データとして記憶する
撮像手段と、前記肉盛り加工部の全周が撮像可能なよう
に前記投光手段及び前記撮像手段と前記被検査物とを相
対的に回転させる回転駆動手段と、前記撮像手段により
撮像された2次元画像データを1次元データに変換して
記憶する1次元データ変換手段と、前記各1次元データ
における前記肉盛り加工部の両側の基準面位置の均一性
を検証し、不均一な基準面位置は予め設定された基準面
位置のマスタデータの値で補間したのち、補間計測デー
タとして記憶する基準面補間手段と、前記補間計測デー
タの特徴値と予め設定された基準値とを比較して前記肉
盛り加工部の品質の良否を判定する品質判定手段と、を
備えたことを特徴とする。
に、請求項1記載の本発明の肉盛り加工部の品質検査装
置は、円筒状被検査物の側面に円周方向に沿って施され
た肉盛り加工部の加工品質を検査する肉盛り加工部の品
質検査装置であって、投光ラインが前記肉盛り加工部に
対して略直角となるようにスリット状の光を照射する投
光手段と、前記肉盛り加工部に照射された前記投光ライ
ンの反射光を撮像して2次元画像データとして記憶する
撮像手段と、前記肉盛り加工部の全周が撮像可能なよう
に前記投光手段及び前記撮像手段と前記被検査物とを相
対的に回転させる回転駆動手段と、前記撮像手段により
撮像された2次元画像データを1次元データに変換して
記憶する1次元データ変換手段と、前記各1次元データ
における前記肉盛り加工部の両側の基準面位置の均一性
を検証し、不均一な基準面位置は予め設定された基準面
位置のマスタデータの値で補間したのち、補間計測デー
タとして記憶する基準面補間手段と、前記補間計測デー
タの特徴値と予め設定された基準値とを比較して前記肉
盛り加工部の品質の良否を判定する品質判定手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0007】この請求項1記載の肉盛り加工部の品質検
査装置では、回転駆動手段により、被検査物の肉盛り加
工部の全周が撮像可能なように、投光手段及び撮像手段
と被検査物とを相対的に回転させながら、投光手段か
ら、投光ラインが被検査物の肉盛り加工部に対して略直
角となるようにスリット状の光を照射する。そして、逐
次この反射光を撮像手段で撮像しながら2次元画像デー
タとして記憶したのち、1次元データ変換手段により、
これら各2次元画像データをそれぞれ1次元データに変
換して記憶する。このように、本発明では2次元画像デ
ータをそのまま用いずに2次元画像データを変換した1
次元データを用いるので、データ変換処理に要する時間
を短縮することができる。
査装置では、回転駆動手段により、被検査物の肉盛り加
工部の全周が撮像可能なように、投光手段及び撮像手段
と被検査物とを相対的に回転させながら、投光手段か
ら、投光ラインが被検査物の肉盛り加工部に対して略直
角となるようにスリット状の光を照射する。そして、逐
次この反射光を撮像手段で撮像しながら2次元画像デー
タとして記憶したのち、1次元データ変換手段により、
これら各2次元画像データをそれぞれ1次元データに変
換して記憶する。このように、本発明では2次元画像デ
ータをそのまま用いずに2次元画像データを変換した1
次元データを用いるので、データ変換処理に要する時間
を短縮することができる。
【0008】ついで、1次元データ変換手段に記憶され
た1次元データをそれぞれ取り出し、肉盛り加工部の両
側の基準面位置の均一性、すなわちバラツキを検証す
る。基準面位置の1次元データにバラツキがなく均一で
ある場合は、その1次元データについての基準面位置の
値はそのまま用いるが、もし、ある1次元データにおい
て基準面位置が不均一である場合には、肉盛り部の両側
にスパッタ等の異物が付着しているおそれがあるため、
その1次元データについては、不均一な基準面位置の1
次元データは廃棄し、予め設定された基準面位置のマス
タデータの値で置き換える。
た1次元データをそれぞれ取り出し、肉盛り加工部の両
側の基準面位置の均一性、すなわちバラツキを検証す
る。基準面位置の1次元データにバラツキがなく均一で
ある場合は、その1次元データについての基準面位置の
値はそのまま用いるが、もし、ある1次元データにおい
て基準面位置が不均一である場合には、肉盛り部の両側
にスパッタ等の異物が付着しているおそれがあるため、
その1次元データについては、不均一な基準面位置の1
次元データは廃棄し、予め設定された基準面位置のマス
タデータの値で置き換える。
【0009】全ての1次元データについて以上の補間を
実行したのち、これらを補間計測データとして記憶す
る。これにより、肉盛り加工部の周囲に異物が付着して
1次元データに誤差が生じていても、正確な基準面位置
データで補間できるので補間後の補間計測データは誤差
を含まないデータとなる。
実行したのち、これらを補間計測データとして記憶す
る。これにより、肉盛り加工部の周囲に異物が付着して
1次元データに誤差が生じていても、正確な基準面位置
データで補間できるので補間後の補間計測データは誤差
を含まないデータとなる。
【0010】最後に、品質判定手段に上述した補間計測
データを取り込み、補間計測データの特徴値と予め設定
された基準値とを比較し、許容範囲内にある場合には被
検査物を良品とし、許容範囲を外れている場合には不良
品と判定する。
データを取り込み、補間計測データの特徴値と予め設定
された基準値とを比較し、許容範囲内にある場合には被
検査物を良品とし、許容範囲を外れている場合には不良
品と判定する。
【0011】また、請求項2記載の肉盛り加工部の品質
検査装置は、前記被検査物が、断面が非真円である円筒
状物体であることを特徴とする。
検査装置は、前記被検査物が、断面が非真円である円筒
状物体であることを特徴とする。
【0012】基準面位置が不均一である場合は、上述し
たマスタデータによる補間を行うが、断面が非真円であ
る被検査物については、撮像手段と基準面位置との距離
が周期的なプロファイルで変動することに着目し、マス
タデータの位相をスライドさせて1次元データとマスタ
データとを重ね合わせることにより、不均一な基準面位
置の1次元データを補間する。
たマスタデータによる補間を行うが、断面が非真円であ
る被検査物については、撮像手段と基準面位置との距離
が周期的なプロファイルで変動することに着目し、マス
タデータの位相をスライドさせて1次元データとマスタ
データとを重ね合わせることにより、不均一な基準面位
置の1次元データを補間する。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の肉盛り加工部の品質検査
装置によれば、2次元画像データをそのまま用いずに2
次元画像データを変換した1次元データを用いるので、
データ変換処理に要する時間を短縮することができる。
また、肉盛り加工部の周囲に異物が付着して1次元デー
タに誤差が生じていても、正確な基準面位置のマスタデ
ータで補間するので、補間後の補間計測データは誤差を
含まないデータとなる。
装置によれば、2次元画像データをそのまま用いずに2
次元画像データを変換した1次元データを用いるので、
データ変換処理に要する時間を短縮することができる。
また、肉盛り加工部の周囲に異物が付着して1次元デー
タに誤差が生じていても、正確な基準面位置のマスタデ
ータで補間するので、補間後の補間計測データは誤差を
含まないデータとなる。
【0014】また、請求項2記載の肉盛り加工部の品質
検査装置によれば、基準面位置が周期的なプロファイル
で変動することを利用するので、断面が非真円であって
もマスタデータによる補間処理がきわめて簡単に行え
る。
検査装置によれば、基準面位置が周期的なプロファイル
で変動することを利用するので、断面が非真円であって
もマスタデータによる補間処理がきわめて簡単に行え
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図6(A)は一般的なピストンPを
示す分解斜視図、図6(B)は(A)のB−B線に沿う
ピストンPの横断面図であり、アルミニウム合金からな
るピストンPは、ピストンピンPPによりコネクティン
グロッドCに連結され、図外のクランクシャフトの回転
が上下運動に変換される。また、ピストンPは、図6
(B)に示すように、ピストンピンPPを支持する部分
P1が厚肉に形成されているので、同図上下方向に対し
て左右方向に熱膨張し易くなる。このため、ピストンP
の横断面は左右方向に短い楕円とされている。かかるピ
ストンPでは、ピストンピンPPの上部でピストン上部
とスカート部とが接続され、ここに肉盛り加工が施され
る。
基づいて説明する。図6(A)は一般的なピストンPを
示す分解斜視図、図6(B)は(A)のB−B線に沿う
ピストンPの横断面図であり、アルミニウム合金からな
るピストンPは、ピストンピンPPによりコネクティン
グロッドCに連結され、図外のクランクシャフトの回転
が上下運動に変換される。また、ピストンPは、図6
(B)に示すように、ピストンピンPPを支持する部分
P1が厚肉に形成されているので、同図上下方向に対し
て左右方向に熱膨張し易くなる。このため、ピストンP
の横断面は左右方向に短い楕円とされている。かかるピ
ストンPでは、ピストンピンPPの上部でピストン上部
とスカート部とが接続され、ここに肉盛り加工が施され
る。
【0016】アルミニウム系母材に対する肉盛り加工
は、本願出願人が先に提案した例えば特開平4−17
2,193号公報に開示された技術で行うことができ
る。すなわち、耐熱性、耐摩耗性、耐食性等に優れた銅
系肉盛り用合金粉末を、レーザ光などの高密度エネルギ
源を照射しながら肉盛り加工部1に供給し、これにより
アルミニウム系母材を肉盛り合金化する。ただし、本発
明の肉盛り加工部の品質検査装置は、肉盛り加工法に何
ら限定されることはなく、他の肉盛り加工法によって形
成された肉盛り加工部であっても適用できることは詳述
するまでもない。また、肉盛り加工部位外にも、溶接ビ
ードの品質検査にも適用できる。
は、本願出願人が先に提案した例えば特開平4−17
2,193号公報に開示された技術で行うことができ
る。すなわち、耐熱性、耐摩耗性、耐食性等に優れた銅
系肉盛り用合金粉末を、レーザ光などの高密度エネルギ
源を照射しながら肉盛り加工部1に供給し、これにより
アルミニウム系母材を肉盛り合金化する。ただし、本発
明の肉盛り加工部の品質検査装置は、肉盛り加工法に何
ら限定されることはなく、他の肉盛り加工法によって形
成された肉盛り加工部であっても適用できることは詳述
するまでもない。また、肉盛り加工部位外にも、溶接ビ
ードの品質検査にも適用できる。
【0017】この種の肉盛り加工部1は、適切に合金化
されたされたか否かを外観、例えば高さや幅によって品
質検査される。図1は本発明の肉盛り加工部の品質検査
装置の実施形態を示す構成図であり、被検査物であるピ
ストンPは回転テーブル32上に頂部を下にして載置さ
れる。この回転テーブル32は、モータ34によって一
定速度で回転し、ピストンPの側面に施された肉盛り加
工部1の全周が後述するCCDカメラ22に撮像される
ようになっている。本実施形態では、回転テーブル32
とモータ34が回転駆動手段を構成するが、他の形態と
して、ピストンPを位置固定とし、半導体レーザ10と
CCDカメラ22をピストンの廻りに回転させても良
い。
されたされたか否かを外観、例えば高さや幅によって品
質検査される。図1は本発明の肉盛り加工部の品質検査
装置の実施形態を示す構成図であり、被検査物であるピ
ストンPは回転テーブル32上に頂部を下にして載置さ
れる。この回転テーブル32は、モータ34によって一
定速度で回転し、ピストンPの側面に施された肉盛り加
工部1の全周が後述するCCDカメラ22に撮像される
ようになっている。本実施形態では、回転テーブル32
とモータ34が回転駆動手段を構成するが、他の形態と
して、ピストンPを位置固定とし、半導体レーザ10と
CCDカメラ22をピストンの廻りに回転させても良
い。
【0018】本実施形態の被検査物Pは、上述したよう
に横断面が楕円形状であるため、回転テーブル32の回
転にともないピストンP側面とCCDカメラ22との距
離が規則的に変動する。図4はこの様子を示す概念図で
あり、楕円状のピストンPを誇張して示すが、ピストン
Pの回転にともない、大きい方の径がCCDカメラ22
で撮像されている場合にはCCDカメラ22との距離が
最も近づき、逆に小さい方の径がCCDカメラ22に撮
像されている場合にはCCDカメラ22との距離が最も
離れるので、CCDカメラ22に撮像された画像データ
を1次元データに変換処理すると、図4の右図に示すよ
うに規則的なプロファイルデータとなる。同図の左図に
示す点A,B,C,Dは1次元データにおいて右図の点
A,B,C,Dにそれぞれ対応する。したがって、この
性質を利用することにより、回転テーブル32にエンコ
ーダ等の検出器を設けることなく、ピストンPの円周方
向の位置を確認することができる。
に横断面が楕円形状であるため、回転テーブル32の回
転にともないピストンP側面とCCDカメラ22との距
離が規則的に変動する。図4はこの様子を示す概念図で
あり、楕円状のピストンPを誇張して示すが、ピストン
Pの回転にともない、大きい方の径がCCDカメラ22
で撮像されている場合にはCCDカメラ22との距離が
最も近づき、逆に小さい方の径がCCDカメラ22に撮
像されている場合にはCCDカメラ22との距離が最も
離れるので、CCDカメラ22に撮像された画像データ
を1次元データに変換処理すると、図4の右図に示すよ
うに規則的なプロファイルデータとなる。同図の左図に
示す点A,B,C,Dは1次元データにおいて右図の点
A,B,C,Dにそれぞれ対応する。したがって、この
性質を利用することにより、回転テーブル32にエンコ
ーダ等の検出器を設けることなく、ピストンPの円周方
向の位置を確認することができる。
【0019】上述したピストンPの側面には、投光手段
である半導体レーザ10からスリット状の光が照射さ
れ、このスリット状の光は、肉盛り加工部1を挟んで上
下に投光ライン2が形成されるように、肉盛り加工部1
の延在方向に対して略直角に照射される。投光手段10
は、例えばレーザ発振器からのレーザ光をコリメートレ
ンズで集光し、シリンドリカルレンズによってスリット
状のレーザ光とする機能を備えている。
である半導体レーザ10からスリット状の光が照射さ
れ、このスリット状の光は、肉盛り加工部1を挟んで上
下に投光ライン2が形成されるように、肉盛り加工部1
の延在方向に対して略直角に照射される。投光手段10
は、例えばレーザ発振器からのレーザ光をコリメートレ
ンズで集光し、シリンドリカルレンズによってスリット
状のレーザ光とする機能を備えている。
【0020】本実施形態の品質検査装置では、この投光
手段10から照射されたレーザ光の投光ライン2を撮像
するCCDカメラ22が設置されており、反射光を含む
ピストンP側面の画像が所定の時間間隔でアナログ信号
として読み込まれる。また、このアナログ信号はA/D
変換部24でディジタル信号に変換されたのち、それぞ
れの画像情報は画像記憶部26に2次元画像データとし
て記憶される。これらCCDカメラ22、A/D変換部
24及び画像記憶部26が本発明の撮像手段20を構成
する。
手段10から照射されたレーザ光の投光ライン2を撮像
するCCDカメラ22が設置されており、反射光を含む
ピストンP側面の画像が所定の時間間隔でアナログ信号
として読み込まれる。また、このアナログ信号はA/D
変換部24でディジタル信号に変換されたのち、それぞ
れの画像情報は画像記憶部26に2次元画像データとし
て記憶される。これらCCDカメラ22、A/D変換部
24及び画像記憶部26が本発明の撮像手段20を構成
する。
【0021】画像記憶部26に格納された2次元画像デ
ータをそのまま画像処理すると、膨大な量の画素数を処
理することとなり、汎用コンピュータを用いた処理では
多大な時間を必要とする。したがって、本実施形態で
は、肉盛り加工部1の品質検査の検査時間を短縮するた
めに、この2次元画像データを1次元データに変換した
ものを用いる。すなわち、1次元変換部42では、画像
記憶部26に記憶された2次元画像データを一つづつ読
み出し、最も輝度の高い投光ライン2を水平走査線毎に
抽出してその座標を求め、求められた1次元データを1
次元データ記憶部44に記憶する。
ータをそのまま画像処理すると、膨大な量の画素数を処
理することとなり、汎用コンピュータを用いた処理では
多大な時間を必要とする。したがって、本実施形態で
は、肉盛り加工部1の品質検査の検査時間を短縮するた
めに、この2次元画像データを1次元データに変換した
ものを用いる。すなわち、1次元変換部42では、画像
記憶部26に記憶された2次元画像データを一つづつ読
み出し、最も輝度の高い投光ライン2を水平走査線毎に
抽出してその座標を求め、求められた1次元データを1
次元データ記憶部44に記憶する。
【0022】具体的には、図2のステップ100の右図
に示されるように、1次元変換部42では、CCDカメ
ラ22の水平走査線Sと投光ライン2とを直交させるこ
とが行われ、水平走査線S毎に輝度による2値化処理を
行う。これにより、水平1走査線Sにつき最も輝度の高
い一つの点が定まるので、2次元画像データを1次元デ
ータに変換することができる。得られた1次元データは
図2のステップ200の右図に示されるようにx−y座
標で1次元データ記憶部44に記憶される。
に示されるように、1次元変換部42では、CCDカメ
ラ22の水平走査線Sと投光ライン2とを直交させるこ
とが行われ、水平走査線S毎に輝度による2値化処理を
行う。これにより、水平1走査線Sにつき最も輝度の高
い一つの点が定まるので、2次元画像データを1次元デ
ータに変換することができる。得られた1次元データは
図2のステップ200の右図に示されるようにx−y座
標で1次元データ記憶部44に記憶される。
【0023】ここで、図2のステップ100の右図に示
されるように、肉盛り加工部1の周囲に加工時のスパッ
タSPが付着していると、レーザ光の投光ライン2もこ
のスパッタSPに感応して、変換後の1次元データは同
図ステップ200の右図に示されるように曲線SP’と
なる。これは、本来的には不必要なデータであり、肉盛
り加工部1の高さhを算出する場合の誤差原因となって
しまう。
されるように、肉盛り加工部1の周囲に加工時のスパッ
タSPが付着していると、レーザ光の投光ライン2もこ
のスパッタSPに感応して、変換後の1次元データは同
図ステップ200の右図に示されるように曲線SP’と
なる。これは、本来的には不必要なデータであり、肉盛
り加工部1の高さhを算出する場合の誤差原因となって
しまう。
【0024】つまり、肉盛り加工部1の高さhは、同図
ステップ300の右図に示されるように、1次元データ
の最高値から基準面位置Kの平均値を減じて求めるの
で、基準面位置Kの平均値を求める際にスパッタSPの
高さが含まれ、本来の基準面位置Kよりも大きな平均値
となり、その結果、実際の肉盛り加工部1の高さhより
も小さい値が肉盛り加工部1の高さhとして算出される
ことになる。
ステップ300の右図に示されるように、1次元データ
の最高値から基準面位置Kの平均値を減じて求めるの
で、基準面位置Kの平均値を求める際にスパッタSPの
高さが含まれ、本来の基準面位置Kよりも大きな平均値
となり、その結果、実際の肉盛り加工部1の高さhより
も小さい値が肉盛り加工部1の高さhとして算出される
ことになる。
【0025】本実施形態では、このようなスパッタSP
等の異物による基準面位置Kの誤差を除去するために、
基準面補間手段50を備えている。基準面補間手段50
は、各1次元データの基準面位置Kの均一性、つまりバ
ラツキを検証し、もしこのバラツキが大きい場合には、
基準面に何らかの異物が付着していると認識して、その
基準面位置Kのデータを用いず、マスタデータの値で置
き換える基準面補間演算部52と、このようにして補間
された1次元データを補間計測データとして記憶する補
間計測データ記憶部54とからなる。
等の異物による基準面位置Kの誤差を除去するために、
基準面補間手段50を備えている。基準面補間手段50
は、各1次元データの基準面位置Kの均一性、つまりバ
ラツキを検証し、もしこのバラツキが大きい場合には、
基準面に何らかの異物が付着していると認識して、その
基準面位置Kのデータを用いず、マスタデータの値で置
き換える基準面補間演算部52と、このようにして補間
された1次元データを補間計測データとして記憶する補
間計測データ記憶部54とからなる。
【0026】基準面補間演算部52では、上述した1次
元データ記憶部44に記憶された1次元データを一つづ
つ読み出し、最初に基準面位置Kのバラツキ程度を検証
する。このバラツキが予め設定された許容範囲内であれ
ば、その1次元データはそのまま用いることとし、補間
することなく補間計測データ記憶部54に格納する。も
し、基準面位置Kのバラツキが許容範囲を超えていると
きは、その1次元データに限り、基準面位置Kについて
の座標を廃棄し、空データとする。
元データ記憶部44に記憶された1次元データを一つづ
つ読み出し、最初に基準面位置Kのバラツキ程度を検証
する。このバラツキが予め設定された許容範囲内であれ
ば、その1次元データはそのまま用いることとし、補間
することなく補間計測データ記憶部54に格納する。も
し、基準面位置Kのバラツキが許容範囲を超えていると
きは、その1次元データに限り、基準面位置Kについて
の座標を廃棄し、空データとする。
【0027】このような操作を全ての1次元データにつ
いて行い、図5(A)に示すように基準面位置Kのデー
タのみを取り出す。この例ではピストンPが1回転する
間に2箇所の空データa,bが存在する。ここで、既述
したようにピストンPの横断面は楕円であることから、
基準面の集合データは円周方向に沿って規則的なプロフ
ァイルを示すことになり、このプロファイルは、予め同
じ形状のピストンPについて測定された基準面のマスタ
データと一致する。
いて行い、図5(A)に示すように基準面位置Kのデー
タのみを取り出す。この例ではピストンPが1回転する
間に2箇所の空データa,bが存在する。ここで、既述
したようにピストンPの横断面は楕円であることから、
基準面の集合データは円周方向に沿って規則的なプロフ
ァイルを示すことになり、このプロファイルは、予め同
じ形状のピストンPについて測定された基準面のマスタ
データと一致する。
【0028】ただし、回転テーブル32に載置されたピ
ストンPは、円周方向のどの位置から計測がスタートし
たか不明であるため、基準面補間演算部52においてマ
スタデータを計測データに重ね合わせる操作が行われ
る。具体的には、まず図5(A)に示されるように、一
つ1次元データを読み出して、この1次元データの基準
面位置Kの平均値xAVを求める。そして、計測スタート
点m1 の基準面位置x1と平均値xAVとの差Δxを演算
する。図5(B)は予め基準面演算部52に格納されて
いる基準面位置Kのマスタデータであり、このマスタデ
ータの平均値XAVから計測データの差Δxだけ離れた位
置を求めると、2つの点n1 ,n2 が定まる。図5
(A)における計測スタート点m1 は、同図(B)にお
ける2つの点n1 ,n2 のうちの何れかである。ここ
で、図5(A)の次の計測点データm2 を読み出し、x
2 −x1 を算出することで、計測スタート点m1 のデー
タに対して第2の計測点m2 が増加しているのか減少し
ているのかを調べる。図5(B)に示す2点n1 ,n2
の一方n1 は次の計測点が増加であり、他方n2 は減少
であることから、上記x1 −x2 の+又は−により2点
n1 ,n2 のうちの何れかを定めることができる。
ストンPは、円周方向のどの位置から計測がスタートし
たか不明であるため、基準面補間演算部52においてマ
スタデータを計測データに重ね合わせる操作が行われ
る。具体的には、まず図5(A)に示されるように、一
つ1次元データを読み出して、この1次元データの基準
面位置Kの平均値xAVを求める。そして、計測スタート
点m1 の基準面位置x1と平均値xAVとの差Δxを演算
する。図5(B)は予め基準面演算部52に格納されて
いる基準面位置Kのマスタデータであり、このマスタデ
ータの平均値XAVから計測データの差Δxだけ離れた位
置を求めると、2つの点n1 ,n2 が定まる。図5
(A)における計測スタート点m1 は、同図(B)にお
ける2つの点n1 ,n2 のうちの何れかである。ここ
で、図5(A)の次の計測点データm2 を読み出し、x
2 −x1 を算出することで、計測スタート点m1 のデー
タに対して第2の計測点m2 が増加しているのか減少し
ているのかを調べる。図5(B)に示す2点n1 ,n2
の一方n1 は次の計測点が増加であり、他方n2 は減少
であることから、上記x1 −x2 の+又は−により2点
n1 ,n2 のうちの何れかを定めることができる。
【0029】これで、計測スタート点のマスタデータに
対する位置が求められるので、次に図5(C)に示すよ
うに、マスタデータのプロファイルの位相をずらし、図
5(D)に示すようにマスタデータを計測データに重ね
合わせる。この重ね合わせが行われたら、図5(A)で
空データとなっている2箇所a,bの基準面データをマ
スタデータa’,b’から引用し、これに置換したの
ち、補間計測データとして補間計測データ記憶部54に
格納する。
対する位置が求められるので、次に図5(C)に示すよ
うに、マスタデータのプロファイルの位相をずらし、図
5(D)に示すようにマスタデータを計測データに重ね
合わせる。この重ね合わせが行われたら、図5(A)で
空データとなっている2箇所a,bの基準面データをマ
スタデータa’,b’から引用し、これに置換したの
ち、補間計測データとして補間計測データ記憶部54に
格納する。
【0030】以上の処理により、図2のステップ300
の右図に示されるように基準面が正確なデータに補間さ
れた1次元データが得られるが、品質判定部60では、
補間計測データ記憶部54に格納された1次元補間計測
データを基準データと比較して肉盛り加工部1の品質の
良否を判定する。本実施例では、肉盛り加工部1の特徴
値として肉盛り加工部1の高さhと幅wを採用し、品質
判定部60にそれぞれの許容範囲の基準値が予め格納さ
れている。そして、補間計測データ記憶部54に格納さ
れた補間計測データを一つづつ品質判定部60に読み出
し、その座標から基準値と比較して判定結果を出力す
る。
の右図に示されるように基準面が正確なデータに補間さ
れた1次元データが得られるが、品質判定部60では、
補間計測データ記憶部54に格納された1次元補間計測
データを基準データと比較して肉盛り加工部1の品質の
良否を判定する。本実施例では、肉盛り加工部1の特徴
値として肉盛り加工部1の高さhと幅wを採用し、品質
判定部60にそれぞれの許容範囲の基準値が予め格納さ
れている。そして、補間計測データ記憶部54に格納さ
れた補間計測データを一つづつ品質判定部60に読み出
し、その座標から基準値と比較して判定結果を出力す
る。
【0031】図1に示す「70」はCRTなどからなる
表示部であり、画像記憶部26に格納された2次元画像
データ、1次元データ記憶部44に格納された1次元デ
ータ及び補間計測データ記憶部54に格納された補間計
測データを必要に応じて画面上に表示する。また、基準
面補間演算部52のバラツキ基準値や、品質判定部60
の基準値の入れ替えを行うために、フロッピディスクド
ライブ等から構成された入出力部80が設けられてお
り、各種媒体を介して情報を入力したり、処理された判
定結果などを出力する。なお、各演算部はデータバス9
0により接続され、データのやり取りを行えるようにな
っている。
表示部であり、画像記憶部26に格納された2次元画像
データ、1次元データ記憶部44に格納された1次元デ
ータ及び補間計測データ記憶部54に格納された補間計
測データを必要に応じて画面上に表示する。また、基準
面補間演算部52のバラツキ基準値や、品質判定部60
の基準値の入れ替えを行うために、フロッピディスクド
ライブ等から構成された入出力部80が設けられてお
り、各種媒体を介して情報を入力したり、処理された判
定結果などを出力する。なお、各演算部はデータバス9
0により接続され、データのやり取りを行えるようにな
っている。
【0032】次に情報処理手順を説明する。図2は同実
施形態の情報処理手順を示すフローチャート及びデータ
の概念図、図3は図2の手順をさらに詳細に示すフロー
チャートである。
施形態の情報処理手順を示すフローチャート及びデータ
の概念図、図3は図2の手順をさらに詳細に示すフロー
チャートである。
【0033】まず、被検査物であるピストンPを回転テ
ーブル32に載置し、モータ34を駆動してピストンP
を一定速度で回転させる。これと同時に、半導体レーザ
10からピストンPの肉盛り加工部1を含む側面にスリ
ット状のレーザ光を照射して、その反射光を所定の時間
間隔でCCDカメラ22に取り込む。このCCDカメラ
22からのアナログ信号はA/D変換部24でディジタ
ル信号に変換したのち、2次元画像データとして画像記
憶部26に記憶する。この操作は、ピストンPを1回転
させて全ての2次元画像データを画像記憶部26に格納
するまで実行する(図2のステップ100及び図3のス
テップ101,102)。
ーブル32に載置し、モータ34を駆動してピストンP
を一定速度で回転させる。これと同時に、半導体レーザ
10からピストンPの肉盛り加工部1を含む側面にスリ
ット状のレーザ光を照射して、その反射光を所定の時間
間隔でCCDカメラ22に取り込む。このCCDカメラ
22からのアナログ信号はA/D変換部24でディジタ
ル信号に変換したのち、2次元画像データとして画像記
憶部26に記憶する。この操作は、ピストンPを1回転
させて全ての2次元画像データを画像記憶部26に格納
するまで実行する(図2のステップ100及び図3のス
テップ101,102)。
【0034】次いで、画像データ記憶部26に格納され
た2次元画像データを一つづつ1次元データ変換部42
に読み出し、最も輝度の高い投光ライン2を水平走査線
S毎に抽出してその座標を求め、求められた1次元デー
タを1次元データ記憶部44に記憶する。すなわち、図
2のステップ100の右図に示されるように、1次元変
換部42では、CCDカメラ22の水平走査線Sと投光
ライン2とを直交させることが行われ、水平走査線S毎
に輝度による2値化処理が行われる。これにより、水平
1走査線Sにつき最も輝度の高い一つの点が定まるの
で、2次元画像データを1次元データに変換することが
できる。得られた1次元データは、図2のステップ20
0の右図に示されるようにx−y座標で1次元データ記
憶部44に記憶される(図2のステップ200及び図3
のステップ201,202)。
た2次元画像データを一つづつ1次元データ変換部42
に読み出し、最も輝度の高い投光ライン2を水平走査線
S毎に抽出してその座標を求め、求められた1次元デー
タを1次元データ記憶部44に記憶する。すなわち、図
2のステップ100の右図に示されるように、1次元変
換部42では、CCDカメラ22の水平走査線Sと投光
ライン2とを直交させることが行われ、水平走査線S毎
に輝度による2値化処理が行われる。これにより、水平
1走査線Sにつき最も輝度の高い一つの点が定まるの
で、2次元画像データを1次元データに変換することが
できる。得られた1次元データは、図2のステップ20
0の右図に示されるようにx−y座標で1次元データ記
憶部44に記憶される(図2のステップ200及び図3
のステップ201,202)。
【0035】ここまでの処理を終えると、次にピストン
Pの肉盛り加工部1以外の一般面に相当する基準面位置
Kの補間を実行する(図2のステップ300及び図3の
ステップ301〜310)。この処理は、まずステップ
202で変換され1次元データ記憶部44に格納された
1次元データを一つづつ基準面補間演算部52に読み出
し(ステップ301)、基準面位置Kのデータのみを取
り出して、このデータのバラツキが予め設定された範囲
内にあるかどうかを判定する(ステップ302)。基準
面位置Kのバラツキが小さい場合には、ステップ400
における肉盛り品質判定に影響が出ないことから、その
基準面位置Kのデータを基準面補間演算部52に一時的
にそのまま記憶するが(ステップ303)、図2のステ
ップ200の右図に示すように異物SPの付着等によっ
て基準面位置Kのバラツキが許容範囲を超えている場合
には、その基準面位置Kのデータを空データとして基準
面補間演算部52に一時的に記憶する(ステップ30
4)。この操作は1次元データ記憶部44に格納されて
いる全てのデータにつき実行する(ステップ305)。
Pの肉盛り加工部1以外の一般面に相当する基準面位置
Kの補間を実行する(図2のステップ300及び図3の
ステップ301〜310)。この処理は、まずステップ
202で変換され1次元データ記憶部44に格納された
1次元データを一つづつ基準面補間演算部52に読み出
し(ステップ301)、基準面位置Kのデータのみを取
り出して、このデータのバラツキが予め設定された範囲
内にあるかどうかを判定する(ステップ302)。基準
面位置Kのバラツキが小さい場合には、ステップ400
における肉盛り品質判定に影響が出ないことから、その
基準面位置Kのデータを基準面補間演算部52に一時的
にそのまま記憶するが(ステップ303)、図2のステ
ップ200の右図に示すように異物SPの付着等によっ
て基準面位置Kのバラツキが許容範囲を超えている場合
には、その基準面位置Kのデータを空データとして基準
面補間演算部52に一時的に記憶する(ステップ30
4)。この操作は1次元データ記憶部44に格納されて
いる全てのデータにつき実行する(ステップ305)。
【0036】全ての1次元データについて基準面位置K
のバラツキの検証を終了すると、図5(A)に示すよう
に一つの1次元データを読み出して、この1次元データ
の基準面位置Kの平均値xAVを求め(ステップ30
6)、計測スタート点m1 の基準面位置x1 と平均値x
AVとの差Δxを演算する(ステップ307)。図5
(B)は予め基準面演算部52に格納されている基準面
位置Kのマスタデータであり、このマスタデータの平均
値XAVから計測データの差Δxだけ離れた位置を求める
と、2つの点n1 ,n2 が定まり、図5(A)における
計測スタート点m1 は図5(B)における2つの点
n1 ,n2 のうちの何れかとなる。
のバラツキの検証を終了すると、図5(A)に示すよう
に一つの1次元データを読み出して、この1次元データ
の基準面位置Kの平均値xAVを求め(ステップ30
6)、計測スタート点m1 の基準面位置x1 と平均値x
AVとの差Δxを演算する(ステップ307)。図5
(B)は予め基準面演算部52に格納されている基準面
位置Kのマスタデータであり、このマスタデータの平均
値XAVから計測データの差Δxだけ離れた位置を求める
と、2つの点n1 ,n2 が定まり、図5(A)における
計測スタート点m1 は図5(B)における2つの点
n1 ,n2 のうちの何れかとなる。
【0037】ここで、図5(A)の次の計測点m2 デー
タを読み出し、x2 −x1 を算出することで、計測スタ
ート点m1 のデータに対して第2の計測点m2 が増加し
ているのか減少しているのかを調べる(ステップ30
7)。図5(B)に示す2点n1 ,n2 の一方n1 は次
の計測点が増加であり、他方n2 は減少であることか
ら、上記x1 −x2 の+又は−により2点n1 ,n2 の
うちの何れかを定めることができる。
タを読み出し、x2 −x1 を算出することで、計測スタ
ート点m1 のデータに対して第2の計測点m2 が増加し
ているのか減少しているのかを調べる(ステップ30
7)。図5(B)に示す2点n1 ,n2 の一方n1 は次
の計測点が増加であり、他方n2 は減少であることか
ら、上記x1 −x2 の+又は−により2点n1 ,n2 の
うちの何れかを定めることができる。
【0038】これで、計測スタート点m1 のマスタデー
タに対する位置n1 が求められるので、次に図5(C)
に示すように、マスタデータのプロファイルの位相をず
らし、図5(D)に示すようにマスタデータを計測デー
タに重ね合わせる(ステップ308)。この重ね合わせ
が行われたら、図5(A)で空データとなっている2箇
所a,bの基準面データをマスタデータa’,b’から
引用し、これに置換したのち(ステップ309)、補間
計測データとして補間計測データ記憶部54に格納する
(ステップ310)。
タに対する位置n1 が求められるので、次に図5(C)
に示すように、マスタデータのプロファイルの位相をず
らし、図5(D)に示すようにマスタデータを計測デー
タに重ね合わせる(ステップ308)。この重ね合わせ
が行われたら、図5(A)で空データとなっている2箇
所a,bの基準面データをマスタデータa’,b’から
引用し、これに置換したのち(ステップ309)、補間
計測データとして補間計測データ記憶部54に格納する
(ステップ310)。
【0039】以上の処理により、図2のステップ300
の右図に示されるように基準面が正確なデータに補間さ
れた1次元データが得られるので、次に、品質判定部6
0では、補間計測データ記憶部54に格納された1次元
補間計測データを基準データと比較して肉盛り加工部1
の品質の良否を判定する(図2のステップ400及び図
3のステップ401〜403)。本実施例では、肉盛り
加工部1の特徴値として肉盛り加工部1の高さhと幅w
を採用し、品質判定部60にそれぞれの許容範囲の基準
値が予め格納されている。そして、補間計測データ記憶
部54に格納された補間計測データを一つづつ品質判定
部60に読み出し、その座標から基準値と比較して判定
結果をCRT70又は入出力部80に出力する。
の右図に示されるように基準面が正確なデータに補間さ
れた1次元データが得られるので、次に、品質判定部6
0では、補間計測データ記憶部54に格納された1次元
補間計測データを基準データと比較して肉盛り加工部1
の品質の良否を判定する(図2のステップ400及び図
3のステップ401〜403)。本実施例では、肉盛り
加工部1の特徴値として肉盛り加工部1の高さhと幅w
を採用し、品質判定部60にそれぞれの許容範囲の基準
値が予め格納されている。そして、補間計測データ記憶
部54に格納された補間計測データを一つづつ品質判定
部60に読み出し、その座標から基準値と比較して判定
結果をCRT70又は入出力部80に出力する。
【0040】このように、本実施形態では、肉盛り加工
部1の品質を判定するにあたり、その基準面の位置Kを
補間したのち判定を実行するので、品質結果の信頼性が
著しく高まることになる。
部1の品質を判定するにあたり、その基準面の位置Kを
補間したのち判定を実行するので、品質結果の信頼性が
著しく高まることになる。
【0041】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。上述した実施形態では横断面が楕円状のピスト
ンを被検査物としたが、本発明の品質検査装置では、横
断面が真円の被検査物にも適用できる。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。上述した実施形態では横断面が楕円状のピスト
ンを被検査物としたが、本発明の品質検査装置では、横
断面が真円の被検査物にも適用できる。
【図1】本発明の肉盛り加工部の品質検査装置の実施形
態を示す構成図である。
態を示す構成図である。
【図2】同実施形態の情報処理手順を示すフローチャー
ト及びデータの概念図である。
ト及びデータの概念図である。
【図3】図2の手順をさらに詳細に示すフローチャート
である。
である。
【図4】基準面位置のマスタデータを示す概念図であ
る。
る。
【図5】(A)〜(D)は、マスタデータによる補間手
順を示す概念図である。
順を示す概念図である。
【図6】(A)はピストンを示す分解斜視図、(B)は
図6(A)のB−B線に沿うピストンの横断面図であ
る。
図6(A)のB−B線に沿うピストンの横断面図であ
る。
P…ピストン(被検査物) 1…肉盛り加工部 2…投光ライン 10…半導体レーザ(投光手段) 20…撮像手段 22…CCDカメラ 24…A/D変換部 26…画像記憶部 30…回転駆動手段 32…回転テーブル 34…モータ 40…1次元データ変換手段 42…1次元変換部 44…1次元データ記憶部 50…基準面補間手段 60…品質判定部(品質判定手段)
Claims (2)
- 【請求項1】円筒状被検査物の側面に円周方向に沿って
施された肉盛り加工部の加工品質を検査する肉盛り加工
部の品質検査装置であって、 投光ラインが前記肉盛り加工部に対して略直角となるよ
うにスリット状の光を照射する投光手段と、 前記肉盛り加工部に照射された前記投光ラインの反射光
を撮像して2次元画像データとして記憶する撮像手段
と、 前記肉盛り加工部の全周が撮像可能なように前記投光手
段及び前記撮像手段と前記被検査物とを相対的に回転さ
せる回転駆動手段と、 前記撮像手段により撮像された2次元画像データを1次
元データに変換して記憶する1次元データ変換手段と、 前記各1次元データにおける前記肉盛り加工部の両側の
基準面位置の均一性を検証し、不均一な基準面位置は予
め設定された基準面位置のマスタデータの値で補間した
のち、補間計測データとして記憶する基準面補間手段
と、 前記補間計測データの特徴値と予め設定された基準値と
を比較して前記肉盛り加工部の品質の良否を判定する品
質判定手段と、を備えたことを特徴とする肉盛り加工部
の品質検査装置。 - 【請求項2】前記被検査物が、断面が非真円である円筒
状物体であることを特徴とする請求項1記載の肉盛り加
工部の品質検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8081991A JPH09243334A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 肉盛り加工部の品質検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8081991A JPH09243334A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 肉盛り加工部の品質検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09243334A true JPH09243334A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13761950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8081991A Pending JPH09243334A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 肉盛り加工部の品質検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09243334A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002519200A (ja) * | 1998-06-30 | 2002-07-02 | ジオティー マズムダー | レーザクラッディング装置及び方法 |
| JP2010234394A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Denso Corp | スパッタ検出装置 |
| CN104215198A (zh) * | 2014-08-25 | 2014-12-17 | 南京天睿朗自动化科技有限公司 | 管状物体内表面三维轮廓扫描装置 |
-
1996
- 1996-03-11 JP JP8081991A patent/JPH09243334A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002519200A (ja) * | 1998-06-30 | 2002-07-02 | ジオティー マズムダー | レーザクラッディング装置及び方法 |
| JP2010234394A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Denso Corp | スパッタ検出装置 |
| CN104215198A (zh) * | 2014-08-25 | 2014-12-17 | 南京天睿朗自动化科技有限公司 | 管状物体内表面三维轮廓扫描装置 |
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