JPH09245125A - パターン認識装置及び同装置における辞書修正方法 - Google Patents
パターン認識装置及び同装置における辞書修正方法Info
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- JPH09245125A JPH09245125A JP8049035A JP4903596A JPH09245125A JP H09245125 A JPH09245125 A JP H09245125A JP 8049035 A JP8049035 A JP 8049035A JP 4903596 A JP4903596 A JP 4903596A JP H09245125 A JPH09245125 A JP H09245125A
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Abstract
識のための計算量が小さくて済み、しかも従来と同等の
認識性能を達成できるようにする。 【解決手段】辞書学習モード時に、多数の学習パターン
をデータ入力部11により順次入力して、その都度、そ
の学習パターンから特徴抽出部12によりn次元特徴ベ
クトルを抽出し、更にそのn次元特徴ベクトルから特徴
選択部13により特徴選択辞書16を用いてm次元の特
徴ベクトル(m<n)を選択し、その選択特徴ベクトル
と認識辞書17(内の各参照ベクトル)とを識別部14
にて照合することで評価値を算出し、その算出結果に基
づく順番で認識候補を出力する認識処理を行い、その認
識処理の結果をもとに認識辞書修正部18にて誤認識の
度合いを検出し、その誤認識の度合いが小さくなるよう
に認識辞書17を修正する一連の処理を、予め定められ
た回数だけ繰り返す構成とする。
Description
識等に用いて好適なパターン認識装置及び同装置におけ
る辞書修正方法に関する。
されている。この従来から提案されているパターン認識
の手法は、各パターンの違いを記述された識別ルールと
いう知識を利用して識別する手法と、多量のサンプルデ
ータから、人手を介さずに、統計的に処理することによ
り作成した認識用の辞書を使用して認識を行う、統計的
パターン認識手法とに大別される。
パターンから様々な特徴値を抽出して、それを並べてn
次元の特徴ベクトルとして扱い、そのn次元特徴空間の
中での特徴ベクトルの分布を統計的に調べることによ
り、カテゴリ毎に作成された認識辞書を使用し、入力パ
ターンから抽出された特徴ベクトルと各カテゴリの辞書
との照合結果の評価値に基づいて認識結果を出力するも
のである。
的なものとして、部分空間法、疑似ベイズ識別法などが
知られている(電子通信情報学会論文誌、1995年11月
Vol.J78-D-II No.11 pp.1627-1638 )。
特徴ベクトルの分布をm次元部分空間(m<n)で記述
し、その部分空間の正規直交基底ベクトルをもって辞書
(認識辞書)とし、入力特徴ベクトルの各カテゴリ部分
空間への射影値を評価値として、その評価値の高い順に
認識結果を出力する手法である。この手法は、統計的手
法によりパターンの変動をうまく記述でき、高い認識性
能を達成できるため、文字認識、音声認識などのパター
ン認識の分野で広く適用されている。
能のパーソナルコンピュータの普及に伴い、ソフトウェ
ア処理によって、小さいメモリ容量で、高速に且つ高性
能なパターン認識が可能な手法に対する要求が高まって
いる。
は、認識辞書のためのメモリ容量、認識処理計算量が共
に大きい。例えば、日本語文字認識に部分空間法を適用
する場合の計算量について考えてみる。まず、識別カテ
ゴリ数をJIS第1水準文字として約3000カテゴ
リ、識別に使用する特徴量として256次元特徴、部分
空間の次元数として16次元とする。この場合、入力特
徴ベクトルと1つのカテゴリの辞書との評価値、即ち入
力特徴ベクトルの部分空間への射影量を求めるには、1
6次元部分空間を表す16個の正規直交基底ベクトルへ
の射影の値を計算する必要があることから、256×1
6回の積和演算が必要となる。識別には、各カテゴリの
辞書との評価値を計算する必要があるため、合計では2
56×16×3000=12288000回の積和演算
が必要となる。
いて考えてみる。ここでは、各カテゴリの各正規直交基
底ベクトルを表現する必要があるため、ベクトルの1要
素を例えば1バイトで表現した場合には、認識辞書容量
は、256×16×3000×1byte(バイト)=
12288000byte(バイト)=11.7Mby
te(メガバイト)となる。
量が大きいため、専用のハードウェアなしでは高速な実
行ができないという問題があった。また、認識辞書に必
要なメモリ容量も巨大であり、コストが高くなるという
問題もあった。
に、特徴選択により特徴次元数を削減してから部分空間
法や疑似ベイズ識別法を適用するという手法も知られて
いる(電子通信情報学会論文誌、1995年11月 Vol.J78-
D-II No.11 pp.1627-1638 )。
の削減に伴い、認識性能も低下するという問題があっ
た。本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目
的は、認識辞書等のためのメモリ容量が小さく、且つ認
識のための計算量が小さくて済み、しかも従来と同等の
認識性能を達成できるパターン認識装置及び同装置にお
ける辞書修正方法を提供することにある。
からn次元の特徴ベクトルを抽出し、この抽出したn次
元特徴ベクトルから特徴選択辞書(例えば多数の学習パ
ターンの特徴ベクトルの集合を対象とする主成分分析に
より作成された特徴選択辞書)を用いて認識に有効なm
次元特徴ベクトル(m<n)を選択し、この選択したm
次元特徴ベクトルとm次元参照ベクトルの集合からなる
認識辞書とを照合することで評価値を算出して、その算
出結果に基づく順番で認識候補を出力する認識処理を行
うパターン認識装置において、辞書学習モード時に、多
数の学習パターンを順次入力して、その都度その学習パ
ターンを対象として上記の認識処理を行い、その認識処
理の結果をもとに誤認識の度合いを検出して、その誤認
識の度合いが小さくなるように上記認識辞書を修正する
一連の処理(競合学習処理)を、予め定められた回数だ
け繰り返すようにしたことを特徴とする。
認識辞書の修正と同様にして特徴選択辞書も修正するよ
うにしたことを特徴とする。ここで、認識辞書修正の対
象となる参照ベクトルとして、認識の対象となった学習
パターンと同一カテゴリである正解カテゴリの参照ベク
トルのうち最も上位候補であった参照ベクトルと、その
学習パターンと異なるカテゴリである不正解カテゴリの
参照ベクトルのうち最も上位候補であった参照ベクトル
を、その学習パターンに対する認識処理の結果から選択
すればよい。
ターンから抽出されたn次元特徴ベクトルより選択され
たm次元特徴ベクトルと正解カテゴリの参照ベクトルと
の一致度(距離)が、不正解カテゴリの参照ベクトルと
の一致度(距離)よりも大きい(短い)ほど第1の境界
値(例えば0)に近づき、逆に小さい(長い)ほど第1
の境界値とは異なる第2の境界値(例えば1)に近づく
損失関数を用いるとよい。
使用する特徴量を削減するようにしているため、認識辞
書容量及び認識計算量を低く抑えることができ、しかも
辞書学習モードで学習パターンに対する認識結果に基づ
いて競合学習により認識辞書を修正することで、その修
正された認識辞書を使用した認識処理が可能となるた
め、高精度の認識性能を実現することが可能となる。
く、特徴選択辞書も学習パターンに対する認識結果に基
づいて修正することで、その修正された特徴選択辞書を
用いた特徴選択が可能となるため、識別に有効な特徴を
選択できるようになり、一層高精度の認識性能を実現す
ることが可能となる。
図面を参照して説明する。 [第1の実施形態]図1は本発明の第1の実施形態に係
るパターン認識装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示すパターン認識装置は、パターン認識のた
めのソフトウェア処理を実行するパーソナルコンピュー
タ等を用いて実現されるもので、データ入力部11、特
徴抽出部12、特徴選択部13、識別部14、認識結果
出力部15、特徴選択辞書16、認識辞書17、及び認
識辞書修正部18の機能要素から構成される。なお、装
置全体を制御する制御部等は省略されている。
(文字パターン、音声パターン等の)データ(パターン
データ)を入力する。特徴抽出部12は、データ入力部
11により入力されたデータ(入力パターン)からn次
元の特徴ベクトルを抽出する。
抽出されたn次元特徴ベクトルから特徴選択辞書16を
用いて認識に有効なm次元特徴ベクトル(m<n)を選
択する。
されたm次元特徴ベクトルと認識辞書17とを照合する
ことで評価値を算出し、その算出結果に基づく順番で
(ここでは、評価値の高い順に)認識候補を出力する。
力された認識候補を例えば表示装置(図示せず)に表示
する。特徴選択辞書16は、n次元特徴ベクトルからm
次元特徴ベクトル(m<n)を選択するのに用いられ
る。
識に用いられるm次元参照ベクトルの集合からなる。認
識辞書修正部18は、識別部14の認識結果に基づいて
誤認識の度合いを検出し、その誤認識の度合いが小さく
なるように認識辞書17を修正する。
適宜参照して説明する。本実施形態では、キーボード、
マウス、スイッチ等の入力手段を用いて実現される図示
せぬモード指定部により、パターン認識処理を実行する
認識モードと、認識辞書17を学習(修正)するための
学習処理(認識辞書修正処理)を実行する辞書学習モー
ドが選択指定できるようになっている。
(b)辞書学習モードでの学習処理(認識辞書修正処
理)について、順に説明する。 (a)認識モードでの認識処理 まず、図1の装置が認識モードに設定された場合におけ
る認識処理について、図2のフローチャートを参照して
説明する。
は音声パターン等のパターン認識の対象となるパターン
を入力する。特徴抽出部12は、データ入力部11によ
り入力されたパターンから特徴を抽出する(ステップS
1)。文字認識を例にとると、例えば図3に示すように
15×15画素の2値文字パターンが入力された場合に
は、その白画素を“0”、黒画素を“1”として、左上
端から右下端まで順に走査して得られるベクトル(0,
0,…,1,1,…,0)を抽出、それを特徴ベクトル
とする。
抽出されたn次元特徴(上記の文字パターンの例では、
n=15×15=225)から、識別に必要となるm次
元特徴(m<n)を選択する(ステップS2)。このス
テップS2では、「選択」という名称を使用している
が、n個の特徴ベクトルの要素の中からm個を選び出す
という操作ではなく、特徴選択辞書16を用いて次のよ
うな演算が行われる。
出されたn次元特徴)をn次元のベクトルX=(x1 ,
x2 ,…,xn )T (但し、Tは転置を表す記号)で表
現し、特徴選択辞書16をm×n行列でPで表現するも
のとすると、ステップS2では、次式 X′=PX …(1) に従って、n次元特徴Xからm次元特徴X′が選択され
る。
学習パターンから抽出した特徴ベクトルを用いて、例え
ば以下の手順で設計される。まず、辞書作成に使用する
n次元特徴ベクトル集合を{X1 ,X2 ,…,XN}と
する。これから、次式(2)に従ってn×n行列Kを計
算する。
る固有値の大きい順にφ1 ,φ2 ,…として、 P=(φ1 φ2 …φm )T …(3) で定義されるm×n行列Pを特徴選択辞書16とする。
上記行列Kの固有ベクトルは、対応する固有値の大きい
順に、特徴ベクトル集合の分布の第1軸、第2軸、…を
表現している。
1 ,x′2 ,…,x′n )T とした場合に、 x′i =(X,φi ) …(4) であるから、即ちx′i はXとφi との内積であるか
ら、上記のようにして求められた特徴選択辞書16(=
P)による特徴選択は、学習特徴ベクトル集合の主成分
空間への射影という意味を持つ。なお、固有値φi に対
応する固有値をλi とした場合に、m×n行列P(特徴
選択辞書16)を次式のようにしてもよい。
は、各主軸への学習パターンの射影値の分散を正規化し
たものである。さて、特徴選択部13により上記(1)
式に従って選択されたm次元特徴(特徴ベクトル)X′
は識別部14に渡される。識別部14は、この選択され
た特徴ベクトルX′を認識辞書17と照合し、カテゴリ
に分類することで、認識候補を出力する識別処理を行う
(ステップS3)。このステップS3の詳細は次の通り
である。
ベクトルと呼ぶ、そのカテゴリを代表するベクトルを1
つ以上有し、全カテゴリで合計M個(Mはカテゴリ数以
上)のm次元参照ベクトル集合{R1 ,R2 ,…,RM
}からなる。
別部14は、特徴選択部13により選択されたm次元の
特徴ベクトルX′と認識辞書17を構成する各参照ベク
トルRi (i=1〜M)との距離d(X′,Ri )を次
式に従って計算する。
の小さい順に(即ち両ベクトルX′,Ri の一致度を示
す評価値の大きい順に)、対応する参照ベクトルRi の
属するカテゴリを、認識候補として認識結果出力部15
に出力する。
部14から出力される認識候補を図示せぬ表示装置に表
示出力する。以上が、認識処理の手順である。この認識
処理から明らかなように、特徴選択辞書16の容量は選
択特徴ベクトルX′の次元数に比例する。また、参照ベ
クトルRi の次元数は、選択特徴ベクトルX′の次元数
に一致するので、認識辞書17の容量も選択特徴ベクト
ルX′の次元数に比例する。
算回数)は、特徴選択部13と識別部14とで、 特徴選択部13:(特徴ベクトル次元数)×(選択特徴
ベクトルの次元数)回 識別部14:(全参照ベクトル数)×(選択特徴ベクト
ルの次元数)回 のようになり、やはり選択特徴ベクトルの次元数に比例
する。
数を低くするほど、認識辞書17の容量(辞書容量)を
小さくでき、少ない演算量(計算量)で認識処理を実行
できることになる。ここで、実際の選択特徴ベクトルの
次元数は、本装置に要求される辞書容量と、計算量の制
約により決定される。
数を低くするほど、辞書容量、計算量の面からは有利に
なるが、その反面、認識辞書17の情報量は落ちるた
め、認識性能の低下が予想される。
認識させてみて、誤認識をできるだけ少なくするよう
に、以下に述べる認識辞書17を修正するという競合学
習を導入することにより、認識性能の向上を図ってい
る。 (b)辞書学習モードでの学習処理(認識辞書修正処
理) 以下、図1の装置が辞書学習モードに設定された場合に
おける学習処理について、図4のフローチャートを参照
して説明する。
ベクトルと呼ぶ、そのカテゴリを代表するベクトルを1
つ以上有し、全カテゴリで合計M個のm次元参照ベクト
ル集合{R1 ,R2 ,…,RM }からなる、初期状態の
認識辞書17を作成しておく。この初期状態の認識辞書
17を構成する各参照ベクトルは、例えば、カテゴリ毎
にそのカテゴリに属する複数の学習パターンの選択特徴
ベクトルの平均ベクトルとして設計されたものである。
各カテゴリの参照ベクトルの個数は1つ以上であれば幾
つでもよく、複数の場合には、初期値は全て平均ベクト
ルと同じにすればよい。
が設定された場合、制御部は、例えば磁気ディスク装置
等の外部記憶装置に予め登録されている全ての学習パタ
ーンをデータ入力部11により順次入力させ、その都
度、その学習パターンを(図2のフローチャートで示さ
れる手順で)実際に認識させて、その認識結果をもとに
認識辞書17を修正するという一連の操作を、図4のフ
ローチャートに従って目標とする学習回数(目標学習回
数)だけ繰り返し行う。
tを初期値0に設定した後(ステップS11)、そのカ
ウンタ値tが目標学習回数(指定の学習回数)に達して
いないならば(ステップS12)、認識の対象とする学
習パターンをカウントするカウンタ値iを初期値0に設
定する(ステップS13)。そして、カウンタ値iが予
め定められた(指定の)学習パターン数に達していない
ことから(ステップS14)、i番目の学習パターン
(第i学習パターン)を図1の装置に与えて、図2のフ
ローチャートで示される手順で認識させ(ステップS1
5)、その認識結果をもとに、認識辞書修正部18によ
り、認識辞書17を修正させる(ステップS16)。こ
のステップS16での修正処理の詳細は後述する。
iが+1され(ステップS17)、しかる後、上記ステ
ップS14以降の処理、即ち次の学習パターンについて
の認識処理と、その認識処理の結果を用いた認識辞書1
7の修正処理が行われる。
の学習パターンについての認識処理と、その認識処理の
結果を用いた認識辞書17の修正処理が全て実行される
と、ステップS14からステップS18に進み、カウン
タ値tが+1される。そして、この+1後のカウンタ値
t(実際に行われた学習回数t)が目標学習回数に達し
ていないならば(ステップS12)、上記ステップS1
3以降の処理が再び行われる。
すると、図4のフローチャートに従う一連の学習処理は
終了となる。ここで、認識辞書修正部18による上記ス
テップS16での認識辞書修正処理は、ステップS15
で学習パターンを認識させたときの誤認識による損失を
定義して、その損失を小さくする方向に参照ベクトルを
修正していくことにより行われ、その詳細は次の通りで
ある。
選択特徴ベクトルX′k を認識させた場合に、その学習
パターンと同一カテゴリ(正解カテゴリ)の参照ベクト
ルのうち最も上位候補であった参照ベクトルをRi 、そ
の学習パターンと異なるカテゴリ(不正解カテゴリ)の
参照ベクトルのうち最も上位候補であった参照ベクトル
をRj とした場合に、X′k を認識させたときの損失関
数h(X′k )を次のように定義する。
は前記(6)式で定義した距離関数であり、前者は、学
習パターンと同一カテゴリの参照ベクトルのうち最上位
候補との一致度(距離が大きいほど一致度は低くなる)
を表し、後者は学習パターンと異なるカテゴリの参照ベ
クトルのうち最上位候補との一致度を表す。また、関数
f(x)は図5に示すようなシグモイド関数である。
k )は、学習パターンの選択特徴ベクトルX′k と正解
カテゴリの参照ベクトルとの距離が、不正解カテゴリと
の距離よりも小さいほど小さい値(ここでは0に近い
値)となり、逆に大きいほど大きい値(ここでは1に近
い値)となることから、誤認識の度合いを表す評価関数
となっていることは明らかである。
徴ベクトル{X′k |k=1,…,N}についての、損
失関数h(X′k )の平均Lを、次式(10)のように
定めると、この値Lが小さいほど良い識別系であるとい
える。
L)を最小とするような参照ベクトルを解析的に求める
ことは困難である。そこで本実施形態では、認識辞書修
正部18での認識辞書修正処理に周知の最急勾配法(最
急降下法)を用いることにより、少しずつ参照ベクトル
を修正(更新)していき、極小解を求めるようにしてい
る。
トルX′k を識別部14により認識させ、その学習パタ
ーンと同一カテゴリ(正解カテゴリ)の参照ベクトルの
うち最も上位候補であった参照ベクトルRi と、学習パ
ターンと異なるカテゴリ(不正解カテゴリ)の参照ベク
トルのうち最も上位候補であった参照ベクトルRj と
を、損失関数h(X′k )を参照ベクトルRi ,Rj で
微分した値、即ち参照ベクトル空間における損失関数h
(X′k )の勾配を用いて、次のようなルールに従い損
失関数h(X′k )が減少する方向に認識辞書修正部1
8にて少しずつ修正(更新)する。
速度を決めるためのもので、正の値をとるカウンタ値t
(学習パターン提示回数t)の減少関数であり、例え
ば、ε(t)=1/(t+10)が用いられる。
指定回数繰り返すことにより、誤認識による損失が小さ
い認識辞書17、即ち誤認識の少ない認識性能の良い認
識辞書17に修正することができる。
た認識辞書17を用いて手書き文字認識を行った場合
の、計算量(認識辞書容量)に対する認識性能(認識
率)を表す折れ線グラフを、従来手法である部分空間法
と対比させて図6に示す。なお、ここでの認識対象は片
仮名文字である。
る)256次元特徴の16次元部分空間による部分空間
法の積和演算量を1とした場合の積和演算量の比を表し
ており、対数スケールとなっている。この積和演算量の
比は認識辞書容量の比と考えても同じである。一方、縦
軸は、認識率を表している。
グラフは、本実施形態の装置における認識性能を表して
おり、256次元特徴からそれぞれ16次元特徴、32
次元特徴、64次元特徴、128次元特徴を選択した場
合に、参照ベクトルを各カテゴリにつき1つとして認識
した場合の認識結果(認識率)を線でつないだものであ
る。
は、特徴選択をしていない256次元特徴をそのまま使
用して、その256次元特徴に対して部分空間法を適用
した手法の認識性能を示しており、部分空間次元数を1
次元、2次元、4次元、8次元、16次元にした場合の
認識結果を線でつないだものである。
される折れ線グラフは、それぞれ16次元特徴、32次
元特徴、64次元特徴、128次元特徴を選択し、その
選択した特徴に対して部分空間法を適用した手法(特徴
選択+部分空間法)の認識性能を示しており、いずれも
部分空間次元数を1次元、2次元、4次元、8次元、1
6次元にした場合の認識結果を線でつないだものであ
る。このグラフ63〜66の例では、特徴選択を行うこ
とで、グラフ62の例と比べて積和演算量及び認識辞書
容量を減らしてはいるが、本実施形態のように認識辞書
修正を行っていないため、認識性能は劣る。
と、特徴選択+部分空間法とを比較すると、特徴選択+
部分空間法では、例えば64次元特徴を選択して積和演
算量を1/4にしても、部分空間法と同程度の認識性能
が得られることが分かる。しかし、それ以上選択次元数
を下げると、認識性能が著しく低下する。
を比較すると、本実施形態での手法では、積和演算量を
約1/30にしても、部分空間法と同程度の認識性能が
得られることが分かる。
手法は、特徴選択によって認識処理に必要な計算量を低
く押さえると共に、認識辞書17を学習により修正する
ことで、高い認識精度を維持できることが読み取れ、本
実施形態での手法の効果が確認できる。 [第2の実施形態]図7は本発明の第2の実施形態に係
るパターン認識装置の概略構成を示すブロック図であ
る。この図7の構成の特徴は、図1の構成に、識別部1
4の認識結果に基づいて誤認識の度合いを検出し、その
誤認識の度合いが小さくなるように特徴選択辞書16を
修正する特徴選択辞書修正部19を追加した点にあり、
辞書学習モードにおいて、認識辞書17だけでなく特徴
選択辞書16も修正する点で、図1の構成と異なってい
る。即ち、図1の構成では、主成分分析により作成した
特徴選択辞書16をそのまま使用していたが、図7の構
成では、当該特徴選択辞書16を学習により修正するこ
とで、更に識別に有利な特徴選択を可能とし、認識性能
の一層の向上を図るようにしている。なお、認識モード
での認識処理は、前記第1の実施形態と同様に図2のフ
ローチャートに従って行われる。
理)を特徴選択辞書修正部19による特徴選択辞書修正
処理を中心に図8のフローチャートを参照して説明す
る。図7の装置において辞書学習モードが設定された場
合、制御部は、外部記憶装置に予め登録されている全て
の学習パターンをデータ入力部11により順次入力さ
せ、その都度、その学習パターンを(図2のフローチャ
ートで示される手順で)実際に認識させ、その認識結果
をもとに認識辞書17及び特徴選択辞書16を修正する
という操作を、図8のフローチャートに従って目標とす
る学習回数だけ繰り返し行う(ステップS21〜S2
7)。前記第1の実施形態との違いは、第1の実施形態
におけるステップS16に相当する修正処理ステップS
26で、認識辞書17だけでなく特徴選択辞書16も修
正する点である。
及び特徴選択辞書16の修正は、前記第1の実施形態と
同様な損失関数h(X′k )=h(PXk )を定義し
て、これを小さくする方向に最急勾配法(最急降下法)
で特徴選択辞書16を修正していくことにより次のよう
に行われる。但し、本実施形態で適用される初期状態の
特徴選択辞書16(=P)は、前記第1の実施形態の場
合と同様に主成分分析により作成されたものであるとす
る。また。初期状態の認識辞書17は、この初期状態の
特徴選択辞書16を用いて前記第1の実施形態の場合と
同様に主成分分析により作成されたものであるとする。
り、損失関数h(X′k )=h(PXk )を特徴選択辞
書(特徴選択辞書行列)Pで微分した値、即ち特徴選択
辞書参照パラメータ空間における損失関数h(X′k )
=h(PXk )の勾配を用いて、特徴選択辞書P、即ち
特徴選択辞書16が修正される。
6)、式(19))と参照ベクトルRj の修正(式(1
7)、式(20))は、前記第1の実施形態における参
照ベクトルRi の修正(式(11)、式(13))と参
照ベクトルRj の修正((式(12)、式(14))と
同様である。
選択辞書16の修正を指定回数繰り返すことにより、誤
認識による損失が小さい認識辞書17及び特徴選択辞書
16に修正することができる。
上記のようにして修正された認識辞書17及び特徴選択
辞書16を用いて類似文字の認識(識別)を行った場合
の認識性能を、図1の装置(第1の実施形態の認識手
法)での認識性能及び従来の手法である特徴選択+部分
空間法での認識性能と対比させて図9に示す。この例で
は、特徴選択により64次元特徴を選択しているものと
する。また、部分空間法では3次元の部分空間を利用
し、前記第1の実施形態及び本実施形態(第2の実施形
態)では、参照ベクトル数を各カテゴリ3つとして、同
じ計算量で比較している。
の認識手法は、従来手法は勿論、前記第1の実施形態よ
り高い認識性能が実現できる。なお、前記実施形態(第
1及び第2の実施形態)における辞書学習モードでは、
予め用意されている複数の学習パターンを1パターンず
つ入力し、その都度、その学習パターンを実際に認識さ
せて、その認識結果をもとに辞書(認識辞書17、或い
は認識辞書17と特徴選択辞書16)を修正するという
一連の操作を、目標学習回数だけ繰り返すものとした
が、これに限るものではない。例えば、1つの学習パタ
ーンについて、その学習パターンを入力して実際に認識
させ、その認識結果をもとに辞書を修正するという操作
を目標学習回数だけ繰り返すと、次の学習パターンに切
り替えるようにしても構わない。但し、この方式では、
1つの学習パターンを用いた辞書の学習処理が目標学習
回数繰り返されないと、次の学習パターンに切り替えら
れないため、一連の学習処理の終了後の辞書(認識辞書
17、或いは認識辞書17と特徴選択辞書16)には、
一連の学習処理の早い段階で用いられた学習パターン
(のカテゴリ)についての学習結果は反映されなくなる
虞がある。したがって、前記実施形態で適用した手順で
学習処理を行った方が学習効果を高めることができる。
徴選択により識別に使用する特徴量を削減するようにし
たので、認識辞書容量及び認識計算量を低く抑えること
ができ、しかも学習パターンに対する認識結果に基づい
て競合学習により認識辞書を修正するようにしたので、
その修正された認識辞書を使用した認識処理が可能とな
り、高精度の認識性能を実現できる。
く、特徴選択辞書も学習パターンに対する認識結果に基
づいて修正することで、その修正された特徴選択辞書を
用いた特徴選択が可能となって、識別に有効な特徴を選
択できるようになり、一層高精度の認識性能を実現でき
る。
置の概略構成を示すブロック図。
ける認識処理を説明するためのフローチャート。
明するための図。
における認識辞書の学習処理を説明するためのフローチ
ャート。
関数を示す図。
辞書17を用いて手書き文字認識を行った場合の、計算
量(認識辞書容量)に対する認識性能(認識率)を表す
折れ線グラフを、従来手法である部分空間法と対比させ
て示す図。
置の概略構成を示すブロック図。
における認識辞書及び特徴選択辞書の学習処理を説明す
るためのフローチャート。
辞書17及び特徴選択辞書16を用いて類似文字の認識
(識別)を行った場合の認識性能を、図1の装置(第1
の実施形態の認識手法)での認識性能及び従来の手法で
ある特徴選択+部分空間法での認識性能と対比させて示
す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 入力パターンからn次元の特徴ベクトル
を抽出する特徴ベクトル抽出手段と、 n次元特徴ベクトルからm次元特徴ベクトル(m<n)
を選択するのに用いられる特徴選択辞書と、 m次元特徴ベクトルの認識に用いられるm次元参照ベク
トルの集合からなる認識辞書と、 前記特徴ベクトル抽出手段により抽出されたn次元特徴
ベクトルから前記特徴選択辞書を用いて認識に有効なm
次元特徴ベクトルを選択する特徴選択手段と、 前記特徴選択手段により選択されたm次元特徴ベクトル
と前記認識辞書とを照合することで評価値を算出し、そ
の算出結果に基づく順番で認識候補を出力する識別手段
と、 辞書学習モード時に、前記識別手段の出力結果に基づい
て誤認識の度合いを検出し、その誤認識の度合いが小さ
くなるように前記認識辞書を修正する認識辞書修正手段
とを具備することを特徴とするパターン認識装置。 - 【請求項2】 入力パターンからn次元の特徴ベクトル
を抽出する特徴ベクトル抽出手段と、 n次元特徴ベクトルからm次元特徴ベクトル(m<n)
を選択するのに用いられる特徴選択辞書と、 m次元特徴ベクトルの認識に用いられるm次元参照ベク
トルの集合からなる認識辞書と、 前記特徴ベクトル抽出手段により抽出されたn次元特徴
ベクトルから前記特徴選択辞書を用いて認識に有効なm
次元特徴ベクトルを選択する特徴選択手段と、 前記特徴選択手段により選択されたm次元特徴ベクトル
と前記認識辞書とを照合することで評価値を算出し、そ
の算出結果に基づく順番で認識候補を出力する識別手段
と、 辞書学習モード時に、前記識別手段の出力結果に基づい
て誤認識の度合いを検出し、その誤認識の度合いが小さ
くなるように前記特徴選択辞書を修正する特徴選択辞書
修正手段と、 辞書学習モード時に、前記識別手段の出力結果に基づい
て誤認識の度合いを検出し、その誤認識の度合いが小さ
くなるように前記認識辞書を修正する認識辞書修正手段
とを具備することを特徴とするパターン認識装置。 - 【請求項3】 入力パターンからn次元の特徴ベクトル
を抽出し、この抽出したn次元特徴ベクトルから特徴選
択辞書を用いて認識に有効なm次元特徴ベクトル(m<
n)を選択し、この選択したm次元特徴ベクトルとm次
元参照ベクトルの集合からなる認識辞書とを照合するこ
とで評価値を算出して、その算出結果に基づく順番で認
識候補を出力する認識処理を行うパターン認識装置にお
ける辞書修正方法であって、 辞書学習モード時に、多数の学習パターンを順次入力し
て、その都度その学習パターンを対象として前記認識処
理を行い、その認識処理の結果をもとに誤認識の度合い
を検出して、その誤認識の度合いが小さくなるように前
記認識辞書を修正する一連の処理を、予め定められた回
数だけ繰り返すようにしたことを特徴とするパターン認
識装置における辞書修正方法。 - 【請求項4】 入力パターンからn次元の特徴ベクトル
を抽出し、この抽出したn次元特徴ベクトルから特徴選
択辞書を用いて認識に有効なm次元特徴ベクトル(m<
n)を選択し、この選択したm次元特徴ベクトルとm次
元参照ベクトルの集合からなる認識辞書とを照合するこ
とで評価値を算出して、その算出結果に基づく順番で認
識候補を出力する認識処理を行うパターン認識装置にお
ける辞書修正方法であって、 辞書学習モード時に、多数の学習パターンを順次入力し
て、その都度その学習パターンを対象として前記認識処
理を行い、その認識処理の結果をもとに誤認識の度合い
を検出して、その誤認識の度合いが小さくなるように前
記特徴選択辞書及び前記認識辞書を修正する一連の処理
を、予め定められた回数だけ繰り返すようにしたことを
特徴とするパターン認識装置における辞書修正方法。 - 【請求項5】 前記認識辞書の修正処理では、認識の対
象となった学習パターンと同一カテゴリである正解カテ
ゴリの参照ベクトルのうち最も上位候補であった参照ベ
クトルと、その学習パターンと異なるカテゴリである不
正解カテゴリの参照ベクトルのうち最も上位候補であっ
た参照ベクトルについて修正がなされることを特徴とす
る請求項3または請求項4記載のパターン認識装置にお
ける辞書修正方法。 - 【請求項6】 前記誤認識の度合いを表すのに、学習パ
ターンから抽出されたn次元特徴ベクトルより選択され
たm次元特徴ベクトルと正解カテゴリの参照ベクトルと
の一致度が、不正解カテゴリの参照ベクトルとの一致度
よりも大きいほど第1の境界値に近づき、逆に小さいほ
ど前記第1の境界値とは異なる第2の境界値に近づく損
失関数を用いるようにしたことを特徴とする請求項5記
載のパターン認識装置における辞書修正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04903596A JP3537949B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | パターン認識装置及び同装置における辞書修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04903596A JP3537949B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | パターン認識装置及び同装置における辞書修正方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09245125A true JPH09245125A (ja) | 1997-09-19 |
| JP3537949B2 JP3537949B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=12819839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04903596A Expired - Lifetime JP3537949B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | パターン認識装置及び同装置における辞書修正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3537949B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000250576A (ja) * | 1999-02-23 | 2000-09-14 | Motorola Inc | 音声認識システムにおいて特徴を抽出する方法 |
| JP2002259911A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-13 | Nec Corp | パターン認識装置、パターン認識方法及びプログラム |
| US7031923B1 (en) | 2000-03-06 | 2006-04-18 | International Business Machines Corporation | Verbal utterance rejection using a labeller with grammatical constraints |
| JP2006201553A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 識別的学習方法、装置、プログラム、音声認識装置、プログラム、これらのプログラムを記録した記録媒体 |
| JP2007114413A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Toshiba Corp | 音声非音声判別装置、音声区間検出装置、音声非音声判別方法、音声区間検出方法、音声非音声判別プログラムおよび音声区間検出プログラム |
| JP2010182013A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Toshiba Corp | 線形変換行列算出装置、その方法、及び、そのプログラム |
| US8099277B2 (en) | 2006-09-27 | 2012-01-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Speech-duration detector and computer program product therefor |
| US8380500B2 (en) | 2008-04-03 | 2013-02-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus, method, and computer program product for judging speech/non-speech |
| WO2015025472A1 (ja) * | 2013-08-22 | 2015-02-26 | 日本電気株式会社 | 特徴変換学習装置、特徴変換学習方法およびプログラム記憶媒体 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP04903596A patent/JP3537949B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| US8099277B2 (en) | 2006-09-27 | 2012-01-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Speech-duration detector and computer program product therefor |
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| WO2015025472A1 (ja) * | 2013-08-22 | 2015-02-26 | 日本電気株式会社 | 特徴変換学習装置、特徴変換学習方法およびプログラム記憶媒体 |
| JPWO2015025472A1 (ja) * | 2013-08-22 | 2017-03-02 | 日本電気株式会社 | 特徴変換学習装置、特徴変換学習方法およびコンピュータプログラム |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3537949B2 (ja) | 2004-06-14 |
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