JPH09245428A - 磁気ディスク装置及びそのスピンドルモータ制動方法 - Google Patents
磁気ディスク装置及びそのスピンドルモータ制動方法Info
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- JPH09245428A JPH09245428A JP5150896A JP5150896A JPH09245428A JP H09245428 A JPH09245428 A JP H09245428A JP 5150896 A JP5150896 A JP 5150896A JP 5150896 A JP5150896 A JP 5150896A JP H09245428 A JPH09245428 A JP H09245428A
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- spm
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- magnetic disk
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のSPMの二相ブレーキ方式では、CS
Sゾーンでのディスクとヘッドとの擦接時間としてSP
Mを停止させるのに必要な時間の半分程度の時間を要
し、これ以上擦接時間の短縮は望めない点が課題とされ
ていた。 【解決手段】 本発明のSPMブレーキ回路は、電源オ
フ後のSPMの惰性回転時に三相すべてのコイル21、
22、23に発生した逆起電力を用いてリトラクトを行
い、その逆起電圧の合成電圧VC が基準電圧Vref より
も低い場合にリトラクト動作が既に終了しているものと
判定して三相すべてのコイル21、22、23をグラン
ドと短絡接続して強い発電ブレーキをかけるように構成
したものである。これにより、SPMの停止に要する時
間及びCSSゾーンでのディスクとヘッドとの擦接時間
も大幅に短縮することができ、CSSゾーンの摩耗を効
果的に抑制してディスク寿命を引き延ばすことが可能と
なる。
Sゾーンでのディスクとヘッドとの擦接時間としてSP
Mを停止させるのに必要な時間の半分程度の時間を要
し、これ以上擦接時間の短縮は望めない点が課題とされ
ていた。 【解決手段】 本発明のSPMブレーキ回路は、電源オ
フ後のSPMの惰性回転時に三相すべてのコイル21、
22、23に発生した逆起電力を用いてリトラクトを行
い、その逆起電圧の合成電圧VC が基準電圧Vref より
も低い場合にリトラクト動作が既に終了しているものと
判定して三相すべてのコイル21、22、23をグラン
ドと短絡接続して強い発電ブレーキをかけるように構成
したものである。これにより、SPMの停止に要する時
間及びCSSゾーンでのディスクとヘッドとの擦接時間
も大幅に短縮することができ、CSSゾーンの摩耗を効
果的に抑制してディスク寿命を引き延ばすことが可能と
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブなどの磁気ディスク装置及びそのスピンドルモー
タ制動方法に関する。
ライブなどの磁気ディスク装置及びそのスピンドルモー
タ制動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ(以下、HDD
と呼ぶ。)においては、電源オフ時にディスク駆動用の
スピンドルモータ(以下、SPMとを呼ぶ。)がディス
ク面上でヘッドを浮上させるのに必要な回転数の範囲で
回転している間に、ヘッドをCSS(Contact Start St
op)ゾーンに移動させるリトラクトと呼ばれる動作を行
っている。CSSゾーンとはディスク上においてヘッド
との接触及び擦接が許されている場所であり、通常ディ
スクの最外周部に設けられている。
と呼ぶ。)においては、電源オフ時にディスク駆動用の
スピンドルモータ(以下、SPMとを呼ぶ。)がディス
ク面上でヘッドを浮上させるのに必要な回転数の範囲で
回転している間に、ヘッドをCSS(Contact Start St
op)ゾーンに移動させるリトラクトと呼ばれる動作を行
っている。CSSゾーンとはディスク上においてヘッド
との接触及び擦接が許されている場所であり、通常ディ
スクの最外周部に設けられている。
【0003】かかるHDDの電源オフ時の動作におい
て、SPMの停止にあまり長い時間をかけるとCSSゾ
ーンでのディスクとヘッドとの擦接時間が平均して長く
なり、CSSゾーンの摩耗を早めることになる。そこ
で、SPMをより短時間で停止させるためのブレーキ回
路を設けることが要求される。
て、SPMの停止にあまり長い時間をかけるとCSSゾ
ーンでのディスクとヘッドとの擦接時間が平均して長く
なり、CSSゾーンの摩耗を早めることになる。そこ
で、SPMをより短時間で停止させるためのブレーキ回
路を設けることが要求される。
【0004】図5は従来のHDDにおけるSPMブレー
キ回路の構成を示している。同図において、1、2及び
3はブラシレスDCモータ等の三相のSPMにおける各
相のコイルである。4及び5は電源オフ時にSPM中の
二相の各コイル2、3をグランドに短絡接続することで
SPMに発電ブレーキをかけるためのFETである。6
は電源オフ後のSPMの惰性回転時にモータマグネット
との電磁誘導の働きでコイル1に発生した逆起電力を整
流するショットキーダイオードである。7及び8は電源
オフ時にショットキーダイオード6の出力をリトラクト
電流調整用抵抗9を介してヘッド位置決め機構用のヴォ
イスコイルモータ(以下、VCMと呼ぶ。)10に供給
するFETである。そして11は電源オフ時にコントロ
ーラより出力されるRESET信号を各FET4、5、
7、8をオンさせるためのゲート電圧として印加するイ
ンバータである。
キ回路の構成を示している。同図において、1、2及び
3はブラシレスDCモータ等の三相のSPMにおける各
相のコイルである。4及び5は電源オフ時にSPM中の
二相の各コイル2、3をグランドに短絡接続することで
SPMに発電ブレーキをかけるためのFETである。6
は電源オフ後のSPMの惰性回転時にモータマグネット
との電磁誘導の働きでコイル1に発生した逆起電力を整
流するショットキーダイオードである。7及び8は電源
オフ時にショットキーダイオード6の出力をリトラクト
電流調整用抵抗9を介してヘッド位置決め機構用のヴォ
イスコイルモータ(以下、VCMと呼ぶ。)10に供給
するFETである。そして11は電源オフ時にコントロ
ーラより出力されるRESET信号を各FET4、5、
7、8をオンさせるためのゲート電圧として印加するイ
ンバータである。
【0005】以下、このSPMブレーキ回路の動作を説
明する。コントローラよりRESET信号が出力される
と、そのRESET信号はインバータ11を通じて各F
ET4、5、7、8のゲートに印加され、各FET4、
5、7、8がオンとなる。FET4、5がオンになるこ
とで二相の各コイル2、3が各々グランドと短絡接続さ
れ、SPMに効果的な発電ブレーキがかかる。これによ
り図6に示すように、SPMはブレーキ回路を使用しな
い場合に比べてT1時間(例えば2s程度)早く停止す
る。
明する。コントローラよりRESET信号が出力される
と、そのRESET信号はインバータ11を通じて各F
ET4、5、7、8のゲートに印加され、各FET4、
5、7、8がオンとなる。FET4、5がオンになるこ
とで二相の各コイル2、3が各々グランドと短絡接続さ
れ、SPMに効果的な発電ブレーキがかかる。これによ
り図6に示すように、SPMはブレーキ回路を使用しな
い場合に比べてT1時間(例えば2s程度)早く停止す
る。
【0006】一方、FET7、8がオンになることによ
って、惰性により回転し続けているSPMのコイル1と
モータマグネットとの間での電磁誘導の働きでコイル1
に逆起電力が誘起される。その逆起電力は図7に示すよ
うに、ショットキーダイオード6にて半波整流された
後、リトラクト電流調整用抵抗9を介してVCM10に
供給され、リトラクト動作が行われる。
って、惰性により回転し続けているSPMのコイル1と
モータマグネットとの間での電磁誘導の働きでコイル1
に逆起電力が誘起される。その逆起電力は図7に示すよ
うに、ショットキーダイオード6にて半波整流された
後、リトラクト電流調整用抵抗9を介してVCM10に
供給され、リトラクト動作が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のSPMのブ
レーキ方式によれば、図6に示すように、SPMの停止
時間T2を当該ブレーキ回路を使用しないものに比べて
T1時間(2秒程度)短くすることができ、CSSゾー
ンでのディスクとヘッドとの擦接時間の短縮化を実現で
きる。
レーキ方式によれば、図6に示すように、SPMの停止
時間T2を当該ブレーキ回路を使用しないものに比べて
T1時間(2秒程度)短くすることができ、CSSゾー
ンでのディスクとヘッドとの擦接時間の短縮化を実現で
きる。
【0008】しかしながら、ヘッド浮上回転数の下限値
は通常回転数のおよそ半分(例えば、通常回転数が42
00rpmの場合、ヘッド浮上回転数の下限は約200
0rpm)であり、したがって、上記従来のSPMブレ
ーキ方式では、CSSゾーンでのディスクとヘッドとの
擦接時間T3として、少なくともSPMを停止させるの
に必要な時間T2の半分程度の時間を依然要している。
は通常回転数のおよそ半分(例えば、通常回転数が42
00rpmの場合、ヘッド浮上回転数の下限は約200
0rpm)であり、したがって、上記従来のSPMブレ
ーキ方式では、CSSゾーンでのディスクとヘッドとの
擦接時間T3として、少なくともSPMを停止させるの
に必要な時間T2の半分程度の時間を依然要している。
【0009】本発明はこのような課題を解決するための
もので、電源オフ後のVCM停止操作期間におけるCS
Sゾーンでのディスクとヘッドとの擦接時間のよりいっ
そう短縮化を実現し、以てCSSゾーンの摩耗速度を大
幅に抑制してディスク寿命を引き延ばすことのできる磁
気ディスク装置及びそのスピンドルモータ制動方法の提
供を目的としている。
もので、電源オフ後のVCM停止操作期間におけるCS
Sゾーンでのディスクとヘッドとの擦接時間のよりいっ
そう短縮化を実現し、以てCSSゾーンの摩耗速度を大
幅に抑制してディスク寿命を引き延ばすことのできる磁
気ディスク装置及びそのスピンドルモータ制動方法の提
供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の磁気ディスク装置は、請求項1に記載
されるように、ディスクを駆動するスピンドルモータ
と、電源オフ後にスピンドルモータのコイルに発生した
逆起電力を用いてリトラクト動作を行うリトラクト手段
と、電源オフ後のスピンドルモータの回転数と予め設定
された回転数とを比較する比較手段と、比較手段により
比較の結果、スピンドルモータの回転数が予め設定され
た回転数より低い場合、スピンドルモータのコイルを短
絡して該スピンドルモータに制動をかけるモータ制動手
段とを具備することを特徴とするものである。
ために、本発明の磁気ディスク装置は、請求項1に記載
されるように、ディスクを駆動するスピンドルモータ
と、電源オフ後にスピンドルモータのコイルに発生した
逆起電力を用いてリトラクト動作を行うリトラクト手段
と、電源オフ後のスピンドルモータの回転数と予め設定
された回転数とを比較する比較手段と、比較手段により
比較の結果、スピンドルモータの回転数が予め設定され
た回転数より低い場合、スピンドルモータのコイルを短
絡して該スピンドルモータに制動をかけるモータ制動手
段とを具備することを特徴とするものである。
【0011】また本発明の磁気ディスク装置のスピンド
ルモータ制動方法は、請求項5に記載されるように、電
源オフ後にスピンドルモータのコイルに発生した逆起電
力を用いてリトラクト動作を行うと共に、電源オフ後の
スピンドルモータの回転数と予め設定された回転数とを
比較し、スピンドルモータの回転数が予め設定された回
転数より低い場合、スピンドルモータのコイルを短絡し
て該スピンドルモータに制動をかけることを特徴とする
ものである。
ルモータ制動方法は、請求項5に記載されるように、電
源オフ後にスピンドルモータのコイルに発生した逆起電
力を用いてリトラクト動作を行うと共に、電源オフ後の
スピンドルモータの回転数と予め設定された回転数とを
比較し、スピンドルモータの回転数が予め設定された回
転数より低い場合、スピンドルモータのコイルを短絡し
て該スピンドルモータに制動をかけることを特徴とする
ものである。
【0012】すなわち請求項1お呼び請求項2記載の発
明において、電源オフ直後は、コイルに発生した逆起電
力がリトラクト手段にて消費される。このため弱い制動
力がスピンドルモータに加わり、スピンドルモータの回
転数は緩やかに低下する。しかる後、スピンドルモータ
回転数が設定回転数より低くなるとスピンドルモータの
コイルを短絡することによってスピンドルモータに強い
制動がかかり、スピンドルモータの回転数が急速に低下
して停止に至る。
明において、電源オフ直後は、コイルに発生した逆起電
力がリトラクト手段にて消費される。このため弱い制動
力がスピンドルモータに加わり、スピンドルモータの回
転数は緩やかに低下する。しかる後、スピンドルモータ
回転数が設定回転数より低くなるとスピンドルモータの
コイルを短絡することによってスピンドルモータに強い
制動がかかり、スピンドルモータの回転数が急速に低下
して停止に至る。
【0013】その際、例えば請求項2及び請求項6に記
載されるように、スピンドルモータの全コイルを短絡し
てスピンドルモータに強い制動をかけることにより、ま
た、請求項3及び請求項7に記載されるように、電源オ
フ後にスピンドルモータの全コイルに発生した逆起電力
を用いて高速にリトラクト動作を行うことで、従来の二
相ブレーキ方式に比べ、スピンドルモータの停止させる
のに必要な時間を大幅に短縮でき、しかもCSSゾーン
でのディスクとヘッドとの擦接時間も大幅に短縮するこ
とができる。
載されるように、スピンドルモータの全コイルを短絡し
てスピンドルモータに強い制動をかけることにより、ま
た、請求項3及び請求項7に記載されるように、電源オ
フ後にスピンドルモータの全コイルに発生した逆起電力
を用いて高速にリトラクト動作を行うことで、従来の二
相ブレーキ方式に比べ、スピンドルモータの停止させる
のに必要な時間を大幅に短縮でき、しかもCSSゾーン
でのディスクとヘッドとの擦接時間も大幅に短縮するこ
とができる。
【0014】また、請求項3及び請求項7に記載される
発明においては、電源オフ後にスピンドルモータの全コ
イルに発生した逆起電力をリトラクト手段に供給するの
で、変動の少ないリトラクト用電力がリトラクト手段に
供給されることになり、これによって非常に滑らかなリ
トラクト動作が保証される。
発明においては、電源オフ後にスピンドルモータの全コ
イルに発生した逆起電力をリトラクト手段に供給するの
で、変動の少ないリトラクト用電力がリトラクト手段に
供給されることになり、これによって非常に滑らかなリ
トラクト動作が保証される。
【0015】ここで、スピンドルモータ回転数との比較
用の回転数としては、請求項4及び請求項8に記載され
るように、ヘッドを浮上させることの可能なスピンドル
モータ回転数の範囲で設定することが望ましい。この範
囲以外に回転数を設定すると、スピンドルモータの停止
時間及びCSSゾーンでのディスクとヘッドとの擦接時
間を無駄に引き延ばしてしまうことになる。
用の回転数としては、請求項4及び請求項8に記載され
るように、ヘッドを浮上させることの可能なスピンドル
モータ回転数の範囲で設定することが望ましい。この範
囲以外に回転数を設定すると、スピンドルモータの停止
時間及びCSSゾーンでのディスクとヘッドとの擦接時
間を無駄に引き延ばしてしまうことになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気ディスク装置
を実施する場合の形態について図面を参照しつつ説明す
る。
を実施する場合の形態について図面を参照しつつ説明す
る。
【0017】図1は本実施形態であるHDDのSPMブ
レーキ回路の構成を示す回路図である。
レーキ回路の構成を示す回路図である。
【0018】同図において、21、22及び23はブラ
シレスDCモータ等の三相のSPMにおける各相のコイ
ルである。24、25及び26は電源オフ時にSPMの
三相の各コイル21、22、23をグランドと短絡接続
することでSPMに発電ブレーキをかけるためのFET
である。
シレスDCモータ等の三相のSPMにおける各相のコイ
ルである。24、25及び26は電源オフ時にSPMの
三相の各コイル21、22、23をグランドと短絡接続
することでSPMに発電ブレーキをかけるためのFET
である。
【0019】27、28及び29は電源オフ後のSPM
の惰性回転時にモータマグネットとの間での電磁誘導の
働きで各相のコイル21、22、23に発生した逆起電
圧を整流するショットキーダイオードである。30は各
ショットキーダイオード27、28、29より出力され
た整流後の逆起電圧の合成電圧Vc と予め設定された基
準電圧Vref とを比較し、合成電圧Vc が基準電圧Vre
f よりも低い場合にSPMに発電ブレーキをかけるよう
に各FET24、25、26にゲート電圧を印加するコ
ンパレータである。
の惰性回転時にモータマグネットとの間での電磁誘導の
働きで各相のコイル21、22、23に発生した逆起電
圧を整流するショットキーダイオードである。30は各
ショットキーダイオード27、28、29より出力され
た整流後の逆起電圧の合成電圧Vc と予め設定された基
準電圧Vref とを比較し、合成電圧Vc が基準電圧Vre
f よりも低い場合にSPMに発電ブレーキをかけるよう
に各FET24、25、26にゲート電圧を印加するコ
ンパレータである。
【0020】31、32及び33は同じく電磁誘導の働
きで各相のコイル21、22、23に発生した逆起電力
を整流するリトラクト用のショットキーダイオードであ
る。34及び35は電源オフ時に各ショットキーダイオ
ード31、32、33より出力された整流後の逆起電力
を合成したものをリトラクト電流調整用抵抗36を介し
てヘッド位置決め機構用のVCM37に供給するFET
である。そして38は電源オフ時にコントローラより出
力されるRESET信号をリトラクト動作用の各FET
34、35に印加するインバータである。
きで各相のコイル21、22、23に発生した逆起電力
を整流するリトラクト用のショットキーダイオードであ
る。34及び35は電源オフ時に各ショットキーダイオ
ード31、32、33より出力された整流後の逆起電力
を合成したものをリトラクト電流調整用抵抗36を介し
てヘッド位置決め機構用のVCM37に供給するFET
である。そして38は電源オフ時にコントローラより出
力されるRESET信号をリトラクト動作用の各FET
34、35に印加するインバータである。
【0021】このSPMブレーキ回路は、電源オフ後の
SPMの惰性回転時に三相すべてのコイル21、22、
23に発生した逆起電力を用いてリトラクトを行い、そ
の逆起電圧の合成電圧VC が基準電圧Vref よりも低い
場合にリトラクト動作が既に終了しているものと判定し
て三相すべてのコイル21、22、23をグランドと短
絡接続して発電ブレーキをかけるように構成したもので
ある。以下にこのSPMブレーキ回路の動作の詳細を述
べる。
SPMの惰性回転時に三相すべてのコイル21、22、
23に発生した逆起電力を用いてリトラクトを行い、そ
の逆起電圧の合成電圧VC が基準電圧Vref よりも低い
場合にリトラクト動作が既に終了しているものと判定し
て三相すべてのコイル21、22、23をグランドと短
絡接続して発電ブレーキをかけるように構成したもので
ある。以下にこのSPMブレーキ回路の動作の詳細を述
べる。
【0022】コントローラよりRESET信号が出力さ
れると、そのRESET信号はインバータ38を経てリ
トラクト動作用の各FET34、35のゲートに印加さ
れ、各FET34、35が共にオンとなる。これらリト
ラクト動作用の各FET34、35がオンになること
で、電源オフ後も惰性により回転し続けている三相すべ
てのコイル21、22、23とモータマグネットとの間
での電磁誘導の働きで各相のコイル21、22、23に
逆起電力が各々誘起される。これらの逆起電力はリトラ
クト用のショットキーダイオード31、32、33にて
各々整流された後、合成され、リトラクト電流調整用抵
抗36を介してVCM36に供給される。これによりリ
トラクト動作が行われる。
れると、そのRESET信号はインバータ38を経てリ
トラクト動作用の各FET34、35のゲートに印加さ
れ、各FET34、35が共にオンとなる。これらリト
ラクト動作用の各FET34、35がオンになること
で、電源オフ後も惰性により回転し続けている三相すべ
てのコイル21、22、23とモータマグネットとの間
での電磁誘導の働きで各相のコイル21、22、23に
逆起電力が各々誘起される。これらの逆起電力はリトラ
クト用のショットキーダイオード31、32、33にて
各々整流された後、合成され、リトラクト電流調整用抵
抗36を介してVCM36に供給される。これによりリ
トラクト動作が行われる。
【0023】図2に整流後の三相合成電圧波形を示して
いる。このように、三相すべてのコイルの逆起電力を整
流、合成したものをリトラクト電流調整用抵抗36を介
してVCM36に供給することで、従来の一相のコイル
の逆起電力を整流したものをVCMに供給する方式に比
べ、非常に変動の少ないリトラクト用電力をVCM36
に供給することができ、高速且つ滑らかなリトラクト動
作が保証される。
いる。このように、三相すべてのコイルの逆起電力を整
流、合成したものをリトラクト電流調整用抵抗36を介
してVCM36に供給することで、従来の一相のコイル
の逆起電力を整流したものをVCMに供給する方式に比
べ、非常に変動の少ないリトラクト用電力をVCM36
に供給することができ、高速且つ滑らかなリトラクト動
作が保証される。
【0024】一方、三相すべてのコイル21、22、2
3に誘起された逆起電力はショットキーダイオード2
7、28、29にて各々整流された後、合成電圧Vc と
なってコンパレータ30のマイナス端子に印加される。
コンパレータ30は、この合成電圧Vc と予め設定され
た基準電圧Vref とを比較し、合成電圧Vc が基準電圧
Vref よりも低ければ、SPMに発電ブレーキをかける
ように各FET24、25、26にゲート電圧を印加す
る。
3に誘起された逆起電力はショットキーダイオード2
7、28、29にて各々整流された後、合成電圧Vc と
なってコンパレータ30のマイナス端子に印加される。
コンパレータ30は、この合成電圧Vc と予め設定され
た基準電圧Vref とを比較し、合成電圧Vc が基準電圧
Vref よりも低ければ、SPMに発電ブレーキをかける
ように各FET24、25、26にゲート電圧を印加す
る。
【0025】すなわち、電源オフ後、SPMの回転数
は、各コイル21、22、23の逆起電力がリトラクト
回路で消費されることによって緩やかに低下し、いくら
かの時間を置いて基準電圧Vref に相当する設定回転数
に到達する。SPM回転数が設定回転数より低くなった
ところで、三相すべてのコイル21、22、23が短絡
し、この結果、SPMに三相分の強い発電ブレーキがか
かり、急速にSPMの回転数が低下して停止に至る。
は、各コイル21、22、23の逆起電力がリトラクト
回路で消費されることによって緩やかに低下し、いくら
かの時間を置いて基準電圧Vref に相当する設定回転数
に到達する。SPM回転数が設定回転数より低くなった
ところで、三相すべてのコイル21、22、23が短絡
し、この結果、SPMに三相分の強い発電ブレーキがか
かり、急速にSPMの回転数が低下して停止に至る。
【0026】図3に本実施形態のSPMブレーキ回路に
よるSPM回転数の低下の様子を従来の二相ブレーキ方
式と比較して示す。このように、本実施形態のSPMブ
レーキ回路によれば、SPMの停止に要する時間T5を
従来の二相ブレーキ方式よりもさらにT4時間(3〜5
秒程度)縮めることができ、CSSゾーンでのディスク
とヘッドとの擦接時間T6も従来よりも大幅に短縮する
ことができる。この結果、CSSゾーンの摩耗を効果的
に抑制してディスク寿命を引き延ばすことが可能とな
る。
よるSPM回転数の低下の様子を従来の二相ブレーキ方
式と比較して示す。このように、本実施形態のSPMブ
レーキ回路によれば、SPMの停止に要する時間T5を
従来の二相ブレーキ方式よりもさらにT4時間(3〜5
秒程度)縮めることができ、CSSゾーンでのディスク
とヘッドとの擦接時間T6も従来よりも大幅に短縮する
ことができる。この結果、CSSゾーンの摩耗を効果的
に抑制してディスク寿命を引き延ばすことが可能とな
る。
【0027】本発明に係る他の実施形態として、例えば
図4に示すように、三相のうち一部の相のコイル21に
発生した逆起電力のみをショットキーダイオード31に
て整流してリトラクト回路に供給するように構成したも
のを挙げることができる。この構成によっても、リトラ
クト動作終了後、SPMに三相分の強い発電ブレーキが
かかることによるSPMの停止時間及びCSSゾーンで
のディスクとヘッドとの擦接時間の短縮効果が得られ
る。
図4に示すように、三相のうち一部の相のコイル21に
発生した逆起電力のみをショットキーダイオード31に
て整流してリトラクト回路に供給するように構成したも
のを挙げることができる。この構成によっても、リトラ
クト動作終了後、SPMに三相分の強い発電ブレーキが
かかることによるSPMの停止時間及びCSSゾーンで
のディスクとヘッドとの擦接時間の短縮効果が得られ
る。
【0028】以上、三相SPMのブレーキ回路について
説明したが、本発明は二相及び四相以上のコイルを有す
るSPMにも同様に適用可能であることは言うまでもな
い。
説明したが、本発明は二相及び四相以上のコイルを有す
るSPMにも同様に適用可能であることは言うまでもな
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気ディス
ク装置及びそのスピンドルモータ制動方法によれば、ス
ピンドルモータの停止させるのに必要な時間を大幅に短
縮でき、しかもCSSゾーンでのディスクとヘッドとの
擦接時間も大幅に短縮することができる。この結果、C
SSゾーンの摩耗速度が大幅に抑制され、ディスク寿命
を引き延ばすことが可能となる。
ク装置及びそのスピンドルモータ制動方法によれば、ス
ピンドルモータの停止させるのに必要な時間を大幅に短
縮でき、しかもCSSゾーンでのディスクとヘッドとの
擦接時間も大幅に短縮することができる。この結果、C
SSゾーンの摩耗速度が大幅に抑制され、ディスク寿命
を引き延ばすことが可能となる。
【0030】また、本発明によれば、電源オフ後にスピ
ンドルモータの全コイルに発生した逆起電力をリトラク
ト手段に供給することで、変動の少ないリトラクト用電
力がリトラクト手段に供給されることになり、これによ
って高速且つ滑らかなリトラクト動作が保証される。
ンドルモータの全コイルに発生した逆起電力をリトラク
ト手段に供給することで、変動の少ないリトラクト用電
力がリトラクト手段に供給されることになり、これによ
って高速且つ滑らかなリトラクト動作が保証される。
【図1】本発明の実施形態であるHDDのSPMブレー
キ回路の構成を示す回路図
キ回路の構成を示す回路図
【図2】図1のHDDのSPMブレーキ回路における整
流後の三相合成電圧を示す波形図
流後の三相合成電圧を示す波形図
【図3】図1のHDDのSPMブレーキ回路によるSP
M回転数の低下の様子を従来の二相ブレーキ方式と比較
して示す図
M回転数の低下の様子を従来の二相ブレーキ方式と比較
して示す図
【図4】本発明の他の実施形態を示す回路図
【図5】従来のHDDのSPMブレーキ回路の構成を示
す回路図
す回路図
【図6】従来のHDDのSPMブレーキ回路によるSP
M回転数の低下の様子を示す図
M回転数の低下の様子を示す図
【図7】従来のHDDのSPMブレーキ回路におけるリ
トラクト用電圧を示す波形図
トラクト用電圧を示す波形図
【符号の説明】 21、22、23……SPMにおける各相のコイル 24、25、26……発電ブレーキ作動用のFET 27、28、29……ショットキーダイオード 30……コンパレータ 31、32、33……リトラクト用のショットキーダイ
オード 34、35……リトラクト作動用のFET 36……リトラクト電流調整用抵抗 37……VCM 38……インバータ
オード 34、35……リトラクト作動用のFET 36……リトラクト電流調整用抵抗 37……VCM 38……インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 浩二 東京都青梅市末広町2丁目9番地 東芝パ ーソナルシステムエンジニアリング株式会 社内
Claims (8)
- 【請求項1】 ディスクを駆動するスピンドルモータ
と、 電源オフ後に前記スピンドルモータのコイルに発生した
逆起電力を用いてリトラクト動作を行うリトラクト手段
と、 電源オフ後の前記スピンドルモータの回転数と予め設定
された回転数とを比較する比較手段と、 前記比較手段により比較の結果、前記スピンドルモータ
の回転数が予め設定された回転数より低い場合、前記ス
ピンドルモータのコイルを短絡して該スピンドルモータ
に制動をかけるモータ制動手段とを具備することを特徴
とする磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の磁気ディスク装置におい
て、 前記モータ制動手段は、前記スピンドルモータの全コイ
ルを短絡して該スピンドルモータに制動をかけることを
特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の磁気ディスク装
置において、 前記リトラクト手段は、電源オフ後に前記スピンドルモ
ータの全コイルに発生した逆起電力を用いてリトラクト
動作を行うことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載のいずれかの磁気デ
ィスク装置において、 前記設定回転数は、ヘッドを浮上させることの可能な前
記スピンドルモータの回転数の範囲で設定されているこ
とを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項5】 電源オフ後にスピンドルモータのコイル
に発生した逆起電力を用いてリトラクト動作を行うと共
に、電源オフ後の前記スピンドルモータの回転数と予め
設定された回転数とを比較し、スピンドルモータの回転
数が予め設定された回転数より低い場合、前記スピンド
ルモータのコイルを短絡して該スピンドルモータに制動
をかけることを特徴とする磁気ディスク装置のスピンド
ルモータ制動方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の磁気ディスク装置におい
て、 前記スピンドルモータの全コイルを短絡して該スピンド
ルモータに制動をかけることを特徴とする磁気ディスク
装置のスピンドルモータ制動方法。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の磁気ディスク装
置において、 電源オフ後に前記スピンドルモータの全コイルに発生し
た逆起電力を用いてリトラクト動作を行うことを特徴と
する磁気ディスク装置のスピンドルモータ制動方法。 - 【請求項8】 請求5乃至7記載のいずれかの磁気ディ
スク装置において、 前記設定回転数は、ヘッドを浮上させることの可能な前
記スピンドルモータの回転数の範囲で設定されているこ
とを特徴とする磁気ディスク装置のスピンドルモータ制
動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150896A JPH09245428A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 磁気ディスク装置及びそのスピンドルモータ制動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5150896A JPH09245428A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 磁気ディスク装置及びそのスピンドルモータ制動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09245428A true JPH09245428A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12888948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5150896A Withdrawn JPH09245428A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 磁気ディスク装置及びそのスピンドルモータ制動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09245428A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100505590B1 (ko) * | 1998-01-15 | 2005-09-26 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크 드라이브의 헤드랜딩 제어장치 및 그 방법 |
| US7075745B2 (en) | 2000-04-24 | 2006-07-11 | Pioneer Corporation | Disk drive |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP5150896A patent/JPH09245428A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100505590B1 (ko) * | 1998-01-15 | 2005-09-26 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크 드라이브의 헤드랜딩 제어장치 및 그 방법 |
| US7075745B2 (en) | 2000-04-24 | 2006-07-11 | Pioneer Corporation | Disk drive |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |