JPH09246532A - 化合物半導体装置の製造方法 - Google Patents

化合物半導体装置の製造方法

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JPH09246532A
JPH09246532A JP8057403A JP5740396A JPH09246532A JP H09246532 A JPH09246532 A JP H09246532A JP 8057403 A JP8057403 A JP 8057403A JP 5740396 A JP5740396 A JP 5740396A JP H09246532 A JPH09246532 A JP H09246532A
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JP
Japan
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layer
conductivity type
type transistor
carrier
forming
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JP8057403A
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Shunei Yoshikawa
俊英 吉川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相補型FETを有する化合物半導体装置の製
造方法の改善に関する。 【解決手段】 基板11表面の逆導電型トランジスタを形
成する領域に予め凹部11cを形成し、一導電型トランジ
スタを構成する層12〜15を基板11c上に積層し、その上
にエッチングストッパ層16を形成し、その上に逆導電型
トランジスタを構成する層17〜20を積層する工程と、凹
部11cの形成領域にマスクMを形成し、逆導電型トラン
ジスタを構成する層17〜20を選択的にエッチング・除去
して平坦化し、凹部11cの形成領域の逆導電型トランジ
スタを構成する層17〜20上に電極19a,20a,20bを形
成して逆導電型トランジスタを形成し、凹部11cの形成
領域以外の一導電型トランジスタを構成する層12〜15に
電極14a,15a,15bを形成して一導電型トランジスタ
を形成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化合物半導体装置の
製造方法に関し、より詳しくは、nチャネルトランジス
タとpチャネルトランジスタとを有する相補型FET
(電界効果型トランジスタ)の平坦化を目的とする。近
年、待機時の消費電力の少ない相補型FETの需要が高
い。現在、相補型FETの主流はSiをベースにしたC
MOS(Complementary MOS)であるが、この相補型
FETを電子移動度が大きく、n型素子の特性が高い化
合物半導体で行いたいという要求が高まってきている。
【0002】
【従来の技術】以下で従来例に係る化合物半導体装置に
ついて図面を参照しながら説明する。この化合物半導体
装置は、図5に示すような相補型のHEMT(High Ele
ctronMobility Transistors)である。図5において、
1は相補型HEMTのnチャンネルトランジスタとpチ
ャネルトランジスタとで共通する半絶縁性のSi-GaAs 基
板、2はSi-GaAs 基板上に形成された共通のバッファ層
となるGaAsバッファ層である。
【0003】3はi-InGaAs層で、nチャネルトランジス
タの電子走行層となる。4はi-InGaAs層上に形成された
n-AlGaAs層で、nチャネルトランジスタの電子供給層と
なる。5はn-AlGaAs層4上に形成されたn-GaAs層で、n
チャネルトランジスタのソース/ドレインのコンタクト
層となる。なお、n-AlGaAs層4上にはタングステンシリ
サイドからなるゲート電極4aが形成され、ゲート電極
4aの両側方のn-GaAs層5上にはAu/Ge 構造のソース/
ドレイン電極5a,5bが形成されている。
【0004】また、10は製造の際のエッチングにおけ
るエッチングストッパとなるInGaP層であって、6はn
チャネルトランジスタ領域以外のn-GaAs層5上に形成さ
れたi-GaAs層、7はi-GaAs層26上に形成されたi-InGa
As層で、pチャネルトランジスタの正孔走行層となる。
さらに8はi-InGaAs層7上に形成されたp-AlGaAs層で、
pチャネルトランジスタの正孔供給層となる。
【0005】9はp-AlGaAs層8上に形成されたp-GaAs層
で、pチャネルトランジスタのソース/ドレインのコン
タクト層となる。そして8aはp-AlGaAs層8上に形成さ
れたPチャネルトランジスタのゲート電極、9aはp-Ga
As層9上に形成されたpチャネルトランジスタのソース
電極、9bはp-GaAs層29上に形成されたpチャネルト
ランジスタのドレイン電極である。ゲート電極8aはタ
ングステンシリサイドからなり、ソース/ドレイン電極
9a,9bはいずれもAu/Ge 構造である。
【0006】上記の相補型HEMTの製造方法について
以下で図6を参照しながら説明する。図6は従来の相補
型HEMTの製造方法を説明する断面図である。まず図
6(a)に示すように半絶縁性GaAs基板1上にGaAsバッ
ファ層2,i-InGaAs層3,n-AlGaAs層4,n-GaAs層5,
InGaP層10,i-GaAs層6,i-InGaAs層7,p-AlGaAs層
8,p-GaAs層9をMOVPE(Metal Organic Vapor Ph
ase Epitaxy )法で順次成長させる。
【0007】なお、これらの層の膜厚はGaAsバッファ層
2が6000Å,i-InGaAs層3が140Å,n-AlGaAs層
4が250Å,n-GaAs層5が500Å,InGaP層10が
200Å、i-GaAs層6が1000Å,i-InGaAs層7が1
40Å,p-AlGaAs層8が300Å,p-GaAs層9が500
Åである。次に、SiO2からなるマスクMを選択形成し、
これをマスクにして塩酸をエッチャントとして用いて、
nチャネル型トランジスタの形成領域にあるp-GaAs層
9,p-AlGaAs層8,i-InGaAs層7,i-GaAs層6を選択的
にエッチング・除去する。この際に、InGaP層10はエ
ッチングストッパとして機能し、これより下の層はエッ
チングされない。InGaP層10は、塩酸により除去され
る。
【0008】これにより、同図(b)に示すように、p
チャネルトランジスタを形成する領域とnチャネルトラ
ンジスタを形成する領域との間に段差Δaが形成され
る。この段差Δaは膜厚によって異なるが、およそ0.
5〜1μm程度になる。このようにして、pチャネルト
ランジスタを形成する領域にはこれに必要なp-GaAs層
9,p-AlGaAs層8,i-InGaAs層7,i-GaAs層6が残存し
ており、nチャネルトランジスタを形成する領域にはこ
れらの層がなく、nチャネルトランジスタを構成する際
に必要なi-InGaAs層3,n-AlGaAs層4,n-GaAs層5だけ
が残存している。
【0009】その後マスクMを除去した後にゲート電極
4aを形成する領域のn-GaAs層5に開口を形成し、ゲー
ト電極8aを形成する領域のp-GaAs層9に開口を形成し
た後に、タングステンシリサイドからなるゲート電極4
a,8aをリフトオフ法などで選択形成したのちに、A
u,Geを蒸着してソース電極5a,9a及びドレイン電
極5b,9bを選択形成することにより、図5に示すよ
うな相補型のHEMTが形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の製造方
法によれば、以下に示すような問題が生じる。すなわ
ち、相補型HEMTを形成する際には、nチャネル型ト
ランジスタとpチャネル型トランジスタとの間を接続す
る配線が必要となるが、これらの間にある段差が0.5
〜1μmとなるので、微細化されたデバイスにとっては
急峻な段差となる。
【0011】これにより、この急峻な段差にまたがる配
線を形成するのは断線などが生じるためきわめて困難で
あり、事実上上記の工程では実現できないほどであっ
た。本発明は、係る従来例の問題点に鑑みて創作された
ものであり、nチャネル型トランジスタとpチャネル型
トランジスタとの段差を低減して平坦化を図ることによ
り、配線の断線その他の特性劣化が抑止された相補型の
化合物半導体装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであって、一導電型トランジスタと逆導
電型トランジスタとを有する相補型の電界効果型トラン
ジスタを備えた化合物半導体装置の製造方法であって、
基板11表面の逆導電型トランジスタを形成する領域に予
め凹部11cを形成する工程と、一導電型トランジスタを
構成する層12〜15を前記基板11c上に積層する工程と、
その上にエッチングストッパ層16を形成する工程と、そ
の上に逆導電型トランジスタを構成する層17〜20を積層
する工程と、前記凹部11cの形成領域にマスクMを形成
し、前記逆導電型トランジスタを構成する層17〜20を選
択的にエッチング・除去して平坦化する工程と、前記凹
部11cの形成領域の前記逆導電型トランジスタを構成す
る層17〜20上に電極19a,20a,20bを形成して前記逆
導電型トランジスタを形成し、前記凹部11cの形成領域
以外の前記一導電型トランジスタを構成する層12〜15に
電極14a,15a,15bを形成して前記一導電型トランジ
スタを形成する工程とを有することを特徴とする化合物
半導体装置の製造方法や、前記一導電型トランジスタを
構成する層は、一導電型のキャリアが走行する第1のキ
ャリア走行層13と、前記第1のキャリア走行層13上に形
成された第1のキャリア供給層14と、前記第1のキャリ
ア供給層14上に形成された第1のソース/ドレイン電極
15a,15bのコンタクト層15とを有し、前記逆導電型ト
ランジスタを構成する層は、逆導電型のキャリアが走行
する第2のキャリア走行層18と、前記第2のキャリア走
行層18上に形成された第2のキャリア供給層19と、前記
第2のキャリア供給層19上に形成された第2のソース/
ドレイン電極20a,20bのコンタクト層20とを有するこ
とを特徴とする本発明に係る化合物半導体装置の製造方
法や、前記凹部11cの深さは、前記逆導電型トランジス
タを構成する層12〜15の厚さと同一にし、かつ前記逆導
電型トランジスタと前記一導電型トランジスタとの段差
が10nm以下になることを特徴とする本発明に係る化合
物半導体装置の製造方法や、前記一導電型/逆導電型の
キャリアにおいて、正孔を主キャリアとする部分のキャ
リア供給層はAlGaAs,キャリア走行層はInGaAsとし、電
子を主キャリアとする部分のキャリア供給層はInGaP も
しくはAlGaAs,キャリア走行層は/InGaAsとすることを
特徴とする本発明に係る化合物半導体装置の製造方法
や、前記エッチングストッパ層16としてInGaP もしくは
AlGaAsを用いることを特徴とする本発明に係る化合物半
導体装置の製造方法や、前記一導電型トランジスタを構
成する層、逆導電型トランジスタを構成する層は、MO
VPE法若しくはMBE法を用いて成長させることを特
徴とする本発明に係る化合物半導体装置の製造方法によ
り、上記課題を解決するものである。
【0013】引き続いて、本発明の作用効果について以
下で説明する。本発明によれば、例えば逆導電型トラン
ジスタを構成する層の厚み分の深さを有する凹部を基板
表面に予め形成し、その後一導電型トランジスタを構成
する層を基板上に積層し、その上にエッチングストッパ
層,逆導電型トランジスタを順次積層し、凹部の形成領
域にマスクを形成して逆導電型トランジスタを構成する
層を選択的にエッチング・除去して平坦化しているの
で、その後逆導電型トランジスタ、一導電型トランジス
タを凹部の形成領域、凹部の形成領域以外の領域にそれ
ぞれ形成することで、一導電型トランジスタと逆導電型
トランジスタとの間に従来生じていた段差をおよそ10
nm以下に減少させる事が可能になる。
【0014】これにより、従来急峻であったこの間の段
差によって、その後一導電型トランジスタ、逆導電型ト
ランジスタにまたがる配線を形成する際に、断線のおそ
れがないので、容易にこのような配線を形成することが
できるので、従来法では配線を形成することができなか
ったために事実上不可能であった積層型の化合物半導体
による相補型FETを製造することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の一実施形態に係
る相補型HEMTの製造方法について図面を参照しなが
ら説明する。図1〜図4は本発明の実施形態に係る相補
型HEMTの製造方法を説明する断面図である。
【0016】まず、図1(a)に示すように3インチの
Siをドープしたn-GaAs 基板11の(100)面の2.
5°オフ面上にSiO2膜11aを形成し、フォトリソグラ
フィ法によってレジスト膜を選択形成し、これをマスク
にしてSiO2膜11aをエッチングしたのちにレジスト膜
を剥離し、SiO2膜11aに開口11bを形成する。次
に、同図(b)に示すようにこのSiO2膜11aをマスク
にし、硫酸をエッチャントとしてn-GaAs基板11をウエ
ットエッチングする。すると、n-GaAs基板11のエッチ
ングレートが(100)面方向とそれに垂直な方向とで
異なるため、同図(b)に示すようなゆるやかな段差を
持つ凹部11cが形成される。
【0017】この凹部11cの深さは、後に形成するp
型トランジスタを構成する層の厚みの合計分と同じ40
0nm程度にする。次いで、同図(c)に示すようにこの
SiO2膜11aをウエットエッチングで除去する。次に、
pチャネルトランジスタ、nチャネルトランジスタを構
成する層を成長させる。この際の成長はMOVPE(Me
tal Organic Vapor Phase Epitaxy )法で行い、成長炉
としては減圧横形炉を用いる。
【0018】III 族原料として、GaについてはTMG
(トリメチルガリウム)、TEG(トリエチルガリウ
ム)を用い、InについてはTMI(トリメチルインジウ
ム),またAlについてはTMA(トリメチルアルミニウ
ム)を用いる。また、V族原料はAsについてはAsH3
(アルシン)を用い、PについてはPH3 (ホスフィ
ン)を用いる。さらに成長圧力と温度はそれぞれ76To
rrと660℃としている。
【0019】以上の条件下で、図2(a)に示すよう
に、GaAsバッファ層12,i-InGaAs層13,n-AlGaAs層
14,n-GaAs層15,InGaP 層16を順次成長させた後
に、引き続いてi-GaAs層17,i-InGaAs層18,p-AlGa
As層19,p-GaAs層20,n-GaAs層21を順次成長させ
る。上記の層のうち、GaAsバッファ層12はnチャネル
トランジスタ、pチャネルトランジスタの共通のバッフ
ァ層であって、i-InGaAs層13,n-AlGaAs層14,n-Ga
As層15はnチャネルトランジスタを構成する層であ
る。InGaP 層16はエッチングストッパとなる層であっ
てi-GaAs層17,i-InGaAs層18,p-AlGaAs層19,p-
GaAs層20はpチャネルトランジスタを構成する層であ
る。
【0020】また、このn-GaAs層21は、成長の際に下
層のp-GaAs層20などに外部から水素原子Hなどが混入
することでこれらの層が不活性化してしまうことを防止
する為に形成する層であって、成長終了後には除去する
層である。これらの層の厚さを以下に示す。GaAsバッフ
ァ層12は6000Å,i-InGaAs層13は140Å,n-
AlGaAs層14は250Å,n-GaAs層15は500Å,In
GaP 層16は200Å、i-GaAs層17は1000Å,i-
InGaAs層18は140Å,p-AlGaAs層19は300Å,
p-GaAs層20は500Åである。
【0021】こうして成長が終了した後に燐酸を用いて
全面のn-GaAs層21をウエットエッチングによって除去
する。その後CVD法などによってSiO2膜を全面に形成
し、その上面にフォトレジストをフォトリソグラフィ法
によって選択形成してこれをマスクにしてSiO2膜をエッ
チングすることにより、図2(b)に示すようにのちに
pチャネルトランジスタを形成する領域である凹部11
cの形成領域にSiO2からなるマスク22を選択形成す
る。
【0022】次いで、図3(a)に示すように、マスク
22を用いて塩酸をエッチャントとして凹部11cの形
成領域以外の領域のp-GaAs層20,p-AlGaAs層19,i-
InGaAs層18,i-GaAs層17を選択的にエッチング・除
去する。このとき、InGaP 層16はエッチングストッパ
層として作用し、この下層はエッチングされない。次い
で図3(b)に示すように凹部11c以外の領域のInGa
P 層16を塩酸を用いたウエットエッチングで除去した
後にウエットエッチングでマスク22を除去する。する
と、pチャネルトランジスタの形成領域すなわちi-GaAs
層17,i-InGaAs層18,p-AlGaAs層19,p-GaAs層2
0が形成されている凹部11cの形成領域と、nチャネ
ルトランジスタの形成領域すなわち凹部11cの形成領
域以外の領域との間の段差はほとんどなく、ほぼ平坦と
いってよい。これは、予めpチャネルトランジスタを構
成する層の厚み分の400nmの深さをもった凹部11c
をSi-GaAs 基板11上に形成した後に上述の層を成長さ
せていることによる。
【0023】その後、ゲート電極14aを形成する領域
のn-GaAs層15を選択エッチングして開口を形成し、ゲ
ート電極18aを形成する領域のp-GaAs層19に同様に
して開口を形成した後に、タングステンシリサイドから
なるゲート電極14a,18aをリフトオフ法によって
これらの開口内に選択形成したのちに、Au,Geを蒸着し
てソース電極15a,19a及びドレイン電極15b,
19bを選択形成することにより、図4に示すような相
補型のHEMTが形成される。図4は本実施形態に係る
相補型のHEMTの断面構造を説明する図面である。
【0024】図4において、11は相補型HEMTのn
チャンネルトランジスタとpチャネルトランジスタとで
共通する半絶縁性のSi-GaAs 基板、12はSi-GaAs 基板
上に形成された共通のバッファ層となるGaAsバッファ層
である。i-InGaAs層13は第1のキャリア走行層の一例
であって、nチャネルトランジスタの電子走行層とな
る。i-InGaAs層上に形成されたn-AlGaAs層14は第1の
キャリア供給層の一例であって、nチャネルトランジス
タの電子供給層となる。n-AlGaAs層14上に形成された
n-GaAs層15は第1のソース/ドレイン電極のキャップ
層の一例であって、nチャネルトランジスタのソース/
ドレインのコンタクト層となる。なお、n-AlGaAs層14
上にはタングステンシリサイドからなるゲート電極14
aが形成され、ゲート電極14aを挟むn-GaAs層15上
にはAu/Ge 構造のソース/ドレイン電極15a,15b
が形成されている。 また、16はエッチングストッパ
層の一例であるInGaP 層であって、17はnチャネルト
ランジスタ領域以外のInGaP 層16上に形成されたi-Ga
As層である。i-GaAs層17上に形成されたi-InGaAs層1
8は第2のキャリア走行層の一例であって、pチャネル
トランジスタの正孔走行層となる。さらにi-InGaAs層1
8上に形成されたp-AlGaAs層19は第2のキャリア供給
層の一例であって、pチャネルトランジスタの正孔供給
層となる。
【0025】p-AlGaAs層19上に形成されたp-GaAs層2
0は第2のソース/ドレイン電極のキャップ層の一例で
あって、pチャネルトランジスタのソース/ドレインの
コンタクト層となる。そして19aはp-AlGaAs層19上
に形成されたPチャネルトランジスタのゲート電極、2
0aはp-GaAs層20上に形成されたpチャネルトランジ
スタのソース電極、20bはp-GaAs層20上に形成され
たpチャネルトランジスタのドレイン電極である。ゲー
ト電極19aはタングステンシリサイドからなり、ソー
ス/ドレイン電極20a,20bはいずれもAu/Ge 構造
である。
【0026】上記の工程を経て形成された相補型のHE
MTは、図4に示すように、nチャネルトランジスタと
pチャネルトランジスタとの間に従来のように0.5〜
1μm程度といった高い段差が形成されておらず、ほぼ
平坦であるため、nチャネルトランジスタとpチャネル
トランジスタとの間にまたがる配線を形成しても、従来
のように断線などが生じることも無いので、容易にこれ
を形成することが可能になる。
【0027】これにより、従来急峻だった段差のために
製造が事実上不可能であった上記の積層型の相補型HE
MTを製造することが可能になる。なお、本実施形態で
は基板上に形成した凹部11cをpチャネルトランジス
タの形成領域とし、それ以外の領域をnチャネルトラン
ジスタの形成領域としているが、本発明はこれに限ら
ず、本実施形態とは逆に凹部上にnチャネルトランジス
タを形成し、それ以外の領域にpチャネルトランジスタ
を形成しても、同様の効果を奏する。
【0028】また、本実施形態においてエッチングはす
べてウエットエッチングを用いているが、本発明はこれ
に限らず、基板に凹部11cを形成する場合以外のエッ
チングには、例えばSF6 をエッチングガスとして用い
たドライエッチングを用いてもよい。さらに、エッチン
グストッパとして用いる層にはInGaP 層16を用いてい
るが、本発明はこれに限らず、この代わりに例えばAlGa
As層を形成しても、同様の効果を奏する。
【0029】また、本実施形態では結晶成長にMOVP
E法を用いているが本発明はこれに限らず、例えばMB
E(Molecular Beam Epitaxy)法を用いても同様の効果
を奏する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
逆導電型トランジスタを構成する層の厚み分の深さを有
する凹部を基板表面に予め形成し、その後一導電型トラ
ンジスタを構成する層を基板上に積層し、その上にエッ
チングストッパ層,逆導電型トランジスタを順次積層
し、凹部の形成領域にマスクを形成して逆導電型トラン
ジスタを構成する層を選択的にエッチング・除去して平
坦化しているので、一導電型トランジスタと逆導電型ト
ランジスタとの間に従来生じていた段差を減少させ、平
坦化する事が可能になる。
【0031】これにより、従来急峻であったこの間の段
差によって、その後一導電型トランジスタ、逆導電型ト
ランジスタにまたがる配線を形成する際に、断線のおそ
れがないので、容易にこのような配線を形成することが
でき、従来事実上不可能であった積層型の化合物半導体
による相補型FETを製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る化合物半導体装置の製
造方法を説明する第1の断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る化合物半導体装置の製
造方法を説明する第2の断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る化合物半導体装置の製
造方法を説明する第3の断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る化合物半導体装置の構
造を説明する断面図である。
【図5】従来例に係る化合物半導体装置の構造を説明す
る断面図である。
【図6】従来例に係る化合物半導体装置の製造方法を説
明する断面図である。
【符号の説明】
11 n-GaAs基板(基板) 12 GaAsバッファ層 13 i-InGaAs層(第1のキャリア走行層) 14 n-AlGaAs層(第1のキャリア供給層) 15 n-GaAs層(第1のソース/ドレイン電極
のキャップ層) 14a ゲート電極 15a,15bソース/ドレイン電極(第1のソース/
ドレイン電極) 16 InGaP 層(エッチングストッパ層) 17 i-GaAs層 18 i-InGaAs層(第2のキャリア走行層) 19 p-AlGaAs層(第2のキャリア供給層) 19a ゲート電極 20 p-GaAs層(第2のソース/ドレイン電極
のキャップ層) 20a,20bソース/ドレイン電極(第2のソース/
ドレイン電極) 21 n-GaAs層 22 マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/095

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型トランジスタと逆導電型トラン
    ジスタとを有する相補型の電界効果型トランジスタを備
    えた化合物半導体装置の製造方法であって、 基板表面の逆導電型トランジスタを形成する領域に予め
    凹部を形成する工程と、 一導電型トランジスタを構成する層を前記基板上に積層
    する工程と、 その上にエッチングストッパ層を形成する工程と、 その上に逆導電型トランジスタを構成する層を積層する
    工程と、 前記凹部の形成領域にマスクを形成し、前記逆導電型ト
    ランジスタを構成する層を選択的にエッチング・除去し
    て平坦化する工程と、 前記凹部の形成領域の前記逆導電型トランジスタを構成
    する層上に電極を形成して前記逆導電型トランジスタを
    形成し、前記凹部の形成領域以外の前記一導電型トラン
    ジスタを構成する層に電極を形成して前記一導電型トラ
    ンジスタを形成する工程とを有することを特徴とする化
    合物半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記一導電型トランジスタを構成する層
    は、 一導電型のキャリアが走行する第1のキャリア走行層
    と、 前記第1のキャリア走行層上に形成された第1のキャリ
    ア供給層と、 前記第1のキャリア供給層上に形成された第1のソース
    /ドレイン電極のコンタクト層とを有し、 前記逆導電型トランジスタを構成する層は、 逆導電型のキャリアが走行する第2のキャリア走行層
    と、 前記第2のキャリア走行層上に形成された第2のキャリ
    ア供給層と、 前記第2のキャリア供給層上に形成された第2のソース
    /ドレイン電極のコンタクト層とを有することを特徴と
    する請求項1記載の化合物半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記凹部の深さは、前記逆導電型トラン
    ジスタを構成する層の厚さと同一にし、かつ前記逆導電
    型トランジスタと前記一導電型トランジスタとの段差が
    10nm以下になることを特徴とする請求項1,請求項2
    記載の化合物半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記一導電型/逆導電型のキャリアにお
    いて、正孔を主キャリアとする部分のキャリア供給層は
    AlGaAs,キャリア走行層はInGaAsとし、電子を主キャリ
    アとする部分のキャリア供給層はInGaP もしくはAlGaA
    s,キャリア走行層は/InGaAsとすることを特徴とする
    請求項1,請求項2又は請求項3記載の化合物半導体装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記エッチングストッパ層としてInGaP
    もしくはAlGaAsを用いることを特徴とする請求項1,請
    求項2,請求項3又は請求項4記載の化合物半導体装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記一導電型トランジスタを構成する
    層、逆導電型トランジスタを構成する層は、MOVPE
    法若しくはMBE法を用いて成長させることを特徴とす
    る請求項1,請求項2,請求項3,請求項4又は請求項
    5記載の化合物半導体装置の製造方法。
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