JPH09246908A - 弾性表面波装置及びそれを用いた通信装置 - Google Patents

弾性表面波装置及びそれを用いた通信装置

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JPH09246908A
JPH09246908A JP8054394A JP5439496A JPH09246908A JP H09246908 A JPH09246908 A JP H09246908A JP 8054394 A JP8054394 A JP 8054394A JP 5439496 A JP5439496 A JP 5439496A JP H09246908 A JPH09246908 A JP H09246908A
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JP
Japan
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electrode
equation
surface acoustic
acoustic wave
transmitting
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JP8054394A
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English (en)
Inventor
Akitsuna Yuhara
章綱 湯原
Takashi Shiba
芝  隆司
Yasuhiro Ota
康博 太田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐妨害性能、高速化、等を阻害する要因を除
き、スペクトラム通信用のSAWデバイスとそれを用い
たスペクトラム拡散通信装置の情報処理高速化、小型
化、低価格化を図る。 【解決手段】符号化電極2と符号化電極2と互いに送受
波しうる送受波電極3からなるSAWマッチドフィルタ
4を設け、送受波電極3を中央電極要素とその両側に対
称な励振強度の電極要素を対称に複数個同数設け、複数
個の電極要素の強度を自己相関と比例したものとし、そ
の際の比例係数を特定し、かつ、それらの電極要素の間
の時間間隔を取り扱うべき符号1シンボルの時間をチッ
プ数Nで除した1チップ時間Tcとし、両側に置く個数
を各々(N−1)とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスペクトラム拡散通
信の受信のための、同期、拡散の相関復調、フィルタリ
ングを行い、かつ情報復調を行う弾性表面波装置で、特
に高速情報に対応し得て、かつ、不要信号を低減しうる
構成と、その弾性表面波装置を用いた通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、弾性表面波(SAW)装置をもち
いて、スペクトラム拡散通信装置の受信部を構成する際
には、例えば、Conference Record
Vol.2 MILCOM ’82,34.5−1〜3
4.5−3,に見られる様にSAWマッチドフィルタを
用いた相関器で逆拡散による相関復調を行なっていた。
更に、その相関復調信号とSAW遅延線を用いて情報信
号の1シンボル分だけ前記相関復調信号を遅延させた信
号とをミキサ等で互いに乗算する、いわゆるPDI方式
で情報信号を復調していた。また、取扱う拡散符号がバ
ーカー符号の場合には例えば、文献(IEEE 198
5 Ultrasonics Symp.Proc.p
p.145−148、ないしはIEEE 1985 U
ltrasonics Symp. Proc.pp.
149−152)に示されるように、SAWマッチドフ
ィルタに於いて符号化電極と対になる送受波電極を通常
の正規型電極に代えて、拡散符号1チップ時間Tcの二
倍の時間間隔2Tcに対応した間隔で電極要素をチップ
数N個設け、かつN個の概電極要素群の中央電極要素以
外の電極の励振強度を中央電極の励振強度の1/(2N
−2)とし、極性を中央電極と反転した構造のタップ付
きの遅延線型の電極としている例も有る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来前者のス
ペクトラム拡散通信用SAWマッチドフィルタにはm系
列のPN符号に対応する場合、復調されて圧縮された相
関信号パルスの他に時間軸上に不要な信号が大きく出て
いた。このため、スペクトラム通信本来の利点である筈
の妨害に対する強さが、足りなくなる。さらに、伝送情
報の高速化、あるいは拡散帯域の制限が必要な場合、等
への対応が困難であった。一方、時間軸上の不要信号の
対策には拡散符号を工夫することが行なわれ、従来後者
のバーカー符号がよく知られている。しかし、従来後者
ではチップの少ない割には、時間軸上に不要な信号が小
さい利点が有るが、符号長が短く(チップ数が13まで
しか見つかっておらず、少なく)なり、使用可能な符号
配列が限られ、同様のシステムの並列配置が難しく、ま
た充分な拡散比(SN比)が確保できない、相関ピーク
損失が大きくなる等の問題があった。または拡散比を確
保しようとすると、伝送情報の高速化に対応できない、
あるいは拡散帯域が制限を外れる等の問題があった。
【0004】本発明の目的は、耐妨害性能、高速化、等
を阻害する要因を除き、スペクトラム通信用のSAWデ
バイスとそれを用いたスペクトラム拡散通信装置の情報
処理高速化、小型化、低価格化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では特定の拡散符号によらず任意の符号を
用いて、符号化電極と前記符号化電極と互いに送受波し
うる送受波電極からなるSAW(弾性表面波)マッチド
フィルタを設け、かつ前記送受波電極を中央電極要素と
その両側に等しい励振強度の電極要素を複数個同数設
け、かつ、それらの電極要素の間の時間間隔を上記従来
後者の例とは異なり、取り扱うべき符号1シンボルの時
間Tをチップ数N(自然数)で除した1チップ時間Tc
とし、両側に置く個数を各々(N−1)とした。
【0006】特に、その際、中央電極要素以外の電極要
素の励振強度をその位置によらず一定でなく、拡散符号
の二値符号化係数an (=±1,n=1,2,…,N)
と符号化電極の各電極要素の極性配列bn (=aN+1-n
=±1,n=1,2,…,N)から定まる次の様な中央
電極要素に対する強度比の配列di
【0007】
【数6】 di =−cN+1+i/(N+4C) (i=1,2,…,N−1)…(数6) もしくはDを
【0008】
【数7】 −N≦D≦N+4C …(数7) を満たす数として
【0009】
【数8】 di =cN+1+i/D (i=1,2,…,N−1) …(数8) で中央電極要素の両外側に対称に順次配置する。ここ
に、中央電極要素の励振強度d0 を1と規格化し、C,
k は各々、数4、数5で表される。
【0010】この様に、SAWマッチドフィルタを設
け、符号化電極と互いに送受波しうる送受波電極からな
るSAWマッチドフィルタを設け、かつ送受波電極を中
央電極要素とその両側に等しい励振強度の電極要素を複
数個同数設け、かつ、それらの電極要素の間の時間間隔
を取り扱うべき符号1シンボルの時間Tをチップ数Nで
除した1チップ時間Tcとし,両側に置く個数を各々
(N−1)とし、更にその配列に当たり、この強度比の
重み付けを極性を含んで施したことにより、PN符号で
拡散した信号を上記符号化電極に入力して言わば順方向
に放射されるSAW(PN符号の自己相関関数となって
いる)のフーリェ変換における短い周期(高周波)のサ
イドローブ成分の逆関数が、符号化電極と互いに送受波
しうる送受波電極において近似的に実現出来る。そのた
め、送受波電極から出力される電気的な信号波形では時
間軸上の不要信号がかなり低減される。
【0011】上記した事柄を数式的に示しておく。
【0012】ここで、搬送波の角周波数ω0 とし、PN
符号でPSK拡散変調を行った信号波形をs(t)とす
ると、s(t)は次の様に、
【0013】
【数9】
【0014】表される。ここに、Nはチップ数で、an
=±1はPSK拡散のcoding係数であり、疑似雑
音符号なので、
【0015】
【数10】
【0016】
【数11】 vc(t) =rect(t/Tc) は1チップの包絡線で、−Tc/2≦t≦Tc/2の区間
で値1をとる幅Tcの矩形パルスである。
【0017】符号{an }に対応した極性配列{bn
±1} (n=1,2,…N) を持つ符号化電極と符号化電極と組となる送受波電極、
及び、PSK拡散変調を行った信号波形s(t)を符号
化電極に入力した場合に組となる送受波電極に向かって
放射されるSAW波形a(t,x)を模式的に図2に示
す。ここで、符号化電極はs(t)に整合しているの
で、
【0018】
【数12】 bn=aN+1-1 (b1=aN,b2=a
n-1,…,bN=a1) SAW波形a(t,x)は次の様に表される。
【0019】
【数13】
【0020】ここで、係数ck は、次の様に表される。
【0021】
【数14】
【0022】このSAW波形a(t,x)はt=(N+
1)Tc の時、に生じ、cN+1=Nのピーク値をとる。
【0023】放射されるSAW波形a(t,x)のフー
リェ変換A(ω,x)は次のように表される。
【0024】
【数15】
【0025】
【数16】
【0026】ここで、SAW波形a(t,x)をH
(ω)=1/F(ω)の伝達関数を有する電極を通過さ
せ、出力を取り出すと、次のフーリェ変換Vc(ω,
ωo)を持つ出力信号vc(t,ωo)を得る。
【0027】
【数17】
【0028】
【数18】
【0029】即ち、拡散復調された出力信号はパルス幅
c のrf矩形パルスで、時間軸上のサイドローブが消
え、狙いの形が得られる。
【0030】次に、H(ω)=1/F(ω)の伝達関数
を有する電極の具体的な形を求める。H(ω)=1/F
(ω)は次の式の様に表される。
【0031】
【数19】
【0032】F(ω)はTcの時間間隔で配列されたイ
ンパルス波源の列に相当し、展開されたH(ω)もTc
の時間間隔で配列されたインパルス波源の列となること
が予想される。展開にあたり、相関ピークに相当するk
=N+1を中心に考える。この時、ck =Nである。ω
=ωo の時、
【0033】
【数20】
【0034】となり、このH(ωo) の分母項がH
(ω)の分母の{ }内の最大値であることに注意して
H(ω)を次の様に変形する。
【0035】
【数21】
【0036】ここで、Cは定数で、次の様に表される。
【0037】
【数22】
【0038】この様にして変形された形のH(ω)は発
散を回避できることがわかる。
【0039】
【数23】
【0040】を用いてxを数26の様におけば、
【0041】
【数24】
【0042】H(ω)は次のような無限級数として求め
られる。
【0043】
【数25】
【0044】ここで無限級数のmの1次項までをとり、
H(ω)を近似する。この無限級数の形より非常にわか
り易い形となる。
【0045】
【数26】
【0046】この一次近似の式に於いて[ ]内の1は
励振強度を1に規格化した中央電極であり、2cos
{nTc(ω−ωo)}は中央電極から−nTc,+nTc
の時間間隔で組になって置かれた強度1の電極に相当す
る。図3に一次近似の式の示す電極構成の模式図を示
す。H(ω)のm=1までの展開による一次近似に対応
する電極構成は図3のように中央に強度1に規格化した
電極を置き、其の両側に対称にその中央電極に対する強
度比dn
【0047】
【数27】
【0048】とした電極を遅延時間Tc の中心間隔で配
置し、並列に(もしくは直列に)相互を接続したTap
ped Delay Line構成の電極となる。この
電極構成によれば、所望のH(ω)を近似的に実現で
き、自己相関信号の時間軸サイドローブをかなり低減で
きる。
【0049】但し、数26は数25のm=1までの近似
であって符号によっては集束が非常に遅く、粗い近似に
止まる場合もある。この場合は、Cの値が負でその絶対
値がNに比べて十分に小さいとは言えない時であって、
数27右辺の分母を変更して数3の形とすれば、より良
い近似となることを示した。
【0050】
【発明の実施の形態】図1は本発明の弾性表面波装置の
好適な実施例を示す平面図である。
【0051】図1において、弾性表面波基板1上に符号
化電極2と符号化電極2と互いに送受波しうる送受波電
極3からなるSAWマッチドフィルタ4を設け、送受波
電極3ではその中央に若干電極対数の多い電極要素を設
け、その両側に対数0.5の電極要素をTcの時間間隔
すなわち距離では、V・Tc(VはSAW音速)の中心
間隔で、電極要素を各(N−1)個、配置し、更に中央
電極要素の上にのみ、圧電薄膜を載せている。ここに、
送受波電極3における中央の電極要素の励振強度を1と
規格化して数1に従った励振強度の重み付けが極性も含
み両外側の電極要素に行なわれている。
【0052】ここでSAWマッチドフィルタ4の符号化
電極2に情報信号をDPSK変調した後、符号化電極2
と対応の符号でスペクトラム拡散変調した信号を入力
し、SAWマッチドフィルタ4で同期、拡散復調した信
号と1シンボルの時間前の拡散復調した信号をSAW遅
延線に入力して1シンボル分の時間を遅延させて得た信
号とを復調器10の各々の入力端子に入力し、情報復調
している。
【0053】本実施例では、情報信号は速度1Mbps
の二値信号でDPSK変調している。この情報信号は更
に300MHzの微弱電波を搬送波とした上で、各1シ
ンボルをさらに表1に示すN=25チップのPN(疑似
雑音)符号で周波数拡散変調した信号として送信し、こ
れを入力信号としている。
【0054】
【表1】
【0055】ここで、電波法上、拡散の帯域は微弱電波
では周波数の上限が事実上322MHzに押さえられる
ことから、拡散帯域幅BDSは50MHzであるがフィル
タで帯域制限して送信している。弾性表面波基板として
は遅延時間の温度係数の小さく零温度係数を持つSTカ
ット水晶基板を用いており、SAWの各電極は膜厚0.
1μmのAl薄膜をホトエッチングして形成したダブル
電極指からなる中心周波数300MHzのインターディ
ジタルトランスデューサ(IDT)から構成される。符
号化電極2は対数0.5対のIDTを、その極性に表1
のbnの局性配列を施して電極周期λE の8倍毎に配置
し、25チップに構成してある。この符号は自己相関の
タイムサイドローブは比較的に小さいのであるが、符号
化電極と組み合わせる電極を本発明の方法によるものと
し、数3による表2のタップ強度dn に従い、重み付け
されている。
【0056】
【表2】
【0057】ここでは数2のDを(N+4C)に相当す
る−23としている。即ち、数25の収束が非常に悪
く、数26では近似が粗過ぎる場合に相当している。こ
こで、中央電極の対数を6.5とし、他を0.5対とし
ている。開口を2mmとし、中央電極にZnOを用いて
いない。また交差幅重み付けが用いられている。本実施
例では相関出力信号ピークはN=25でなく、20.8
26で時間軸上の不要信号は絶対値が最大のもので1.
403と従来の3に比べピーク比で7.59dB改善で
きた。
【0058】本発明の第2の実施例では数2のDを(−
N)に相当する−25として、符号化電極と組み合わせ
る電極は表3のタップ強度dn に従い、重み付けされて
いる。
【0059】
【表3】
【0060】その他の諸元は第1の実施例と同じとして
いる。本実施例では、相関出力信号ピークはN=25で
なく、21.16で時間軸上の不要信号は絶対値が最大
のもので0.96と従来の3に比べピーク比で8.47
dB改善できた。
【0061】
【発明の効果】本発明により、スペクトラム通信の相関
復調、同期、フィルタリング、並びに情報復調に使用す
るSAWデバイスが、その損失を損なうことなく時間軸
上の不要信号を低減でき、シンボルレートより短い時間
間隔で情報送りやすく高速情報が扱うことができるよう
になった。そのため、スペクトラム通信用のSAWデバ
イス及びそれを用いた通信装置の高速情報への対応、小
型化、低価格化が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波装置の好適な実施例を示す
平面図。
【図2】符号化電極極性配列と放射SAW波形の説明
図。
【図3】組となる送受波電極の説明図。
【符号の説明】
1…弾性表面波基板、 2…符号化電極、 3,3´…送受波電極、 4,4´…SAW マッチド フィルタ、 23…弾性表面波吸収体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 康博 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性表面波基板上に少なくとも一個の送受
    波電極を設け、前記送受波電極はすだれ状電極であり、
    符号化電極と前記符号化電極と互いに送受波しうる前記
    送受波電極からなる弾性表面波マッチドフィルタを設け
    た弾性表面波装置において、前記送受波電極を中央電極
    要素とその両側に電極要素を複数個同数設けたものと
    し、それらの電極要素の間の時間間隔を取り扱うべき符
    号1シンボルの時間をチップ数Nで除した1チップ時間
    Tcとし,両側に置く個数を各々(N−1)とし、中央
    電極要素以外の電極要素の励振強度をその位置によらず
    一定でなく、拡散符号の二値符号化係数an (=±1,
    n=1,2,…,N)と符号化電極の各電極要素の極性
    配列bn (=aN+1-n=±1,n=1,2,…,N)か
    ら定まる次の様な中央電極要素に対する強度比の配列d
    i 【数1】 di =−cN+1+i/(N+4C) (i=1,2,…,N−1)…(数1) もしくはDを 【数2】 −N≦D≦N+4C …(数2) を満たす数として 【数3】 di =cN+1+i/D (i=1,2,…,N−1) …(数3) で中央電極要素の両外側に対称に順次配置したことを特
    徴とする弾性表面波装置、ここに、中央電極要素の励振
    強度d0 を1と規格化し、C,ck は各々、次式で表さ
    れる。 【数4】 【数5】
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