JPH09247142A - データ処理システムおよびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理システムおよびデータ処理方法

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JPH09247142A
JPH09247142A JP8047832A JP4783296A JPH09247142A JP H09247142 A JPH09247142 A JP H09247142A JP 8047832 A JP8047832 A JP 8047832A JP 4783296 A JP4783296 A JP 4783296A JP H09247142 A JPH09247142 A JP H09247142A
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博俊 前川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アプリケーションレベルで、音声データや映像
データなどの連続データをネットワークを介して転送し
所望の処理を行うのは難しい。 【解決手段】クライアントアプリケーション11が、仮
想ストリームオブジェクト30を介して、ソース供給モ
ジュール21より供給されるストリームデータを使用す
る。ストリームデータの実体は、システムレベルの複雑
な手続きを経てソース供給モジュール21からシンクモ
ジュール12に転送されるものであるが、クライアント
アプリケーション11からは、あたかも1つのストリー
ムオブジェクト30のように取り扱えるという状態を示
すものである。仮想ストリームオブジェクト30は、ス
トリームディスクリプタモジュール31、フィーダモジ
ュール32、レシーバモジュール33より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばネットワ
ーク上に接続された複数のデータ処理装置により、音声
データや映像データなどの連続データに対して所望の処
理を行う際のデータ処理システム、および、そのデータ
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】データ処理技術や通信技術の発展に伴っ
て、種々のデータ処理装置を接続し、情報の利用や種々
のデータ処理をより有効に行うようにしたネットワーク
の構築が進んでいる。また、信号処理技術の発展に伴っ
て、音声データや画像データに対して高度な信号処理を
行ったり、そのようなネットワークで伝送するなどの処
理が頻繁に行われるようになっている。いわゆるマルチ
メディア処理とは、そのような音声データや映像データ
などを連係させて、新たな形態の情報処理を行おうとし
ているものであるとも言える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、音声データや
映像データなどの連続データを、アプリケーションプル
グラムなどで所望の通りに処理しようとすると、手続き
が非常に複雑になるという問題がある。たとえば、ネッ
トワークを介してそのような音声データや映像データを
対象とした処理を行おうとすると、そのデータ処理モジ
ュールが存在するデータ処理装置と、その処理対象のA
Vデータが存在するデータ処理装置とで通信を行い、伝
送経路を確保し、同期をとって、所望のフォーマットに
基づいて伝送を行うことになる。さらに、その伝送を制
御して、ストリームの停止、巻き戻し、早送りなどの制
御を行うことになる。
【0004】このような処理、すなわち、通信プロトコ
ルに基づいて、伝送時の非同期性を考慮しながら得られ
るデータの連続性を確保するように、各処理ステップを
順次実行するようなアプリケーションを開発するのは難
しい。すなわち、これらのシステムレベルの処理をアプ
リケーションレベルで管理するのは実質的に難しく、こ
の処理構成の複雑さ、実行しようとした場合の手続きの
煩雑さが、前述したようなネットワークを介した高度な
マルチメディア処理を実現するための1つの障害となっ
ている。この通信の機構をひとまとめにして管理し、制
御している例もあるが、それはシステム機能であり、ユ
ーザデータの処理としての機能とはなっていない。
【0005】したがって、本発明の目的は、ストリーム
処理機能を扱うためのアプリケーションプログラミング
インターフェイスを提供することにより、前述したよう
な処理の複雑さ・煩雑さを回避し、ネットワークを介し
た高度なマルチメディア処理ができるようなデータ処理
システムを提供することにある。また、本発明の他の目
的は、そのようなデータ処理方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、音声データや映像データなどの連続データを伝送す
る際に、送信モジュールと受信モジュールを仮想的に一
体のストリームデータとして扱い、アプリケーションプ
ログラミング上の機能として、データの送信の制御をそ
の仮想ストリームに対して行えるようにした。
【0007】したがって本発明のデータ処理システム
は、所望の時系列連続データに対して所望の処理を行う
データ処理システムであって、前記処理対象の時系列連
続データを、前記処理が可能な形態のデータストリーム
として提供する第1のデータ処理手段と、前記第1のデ
ータ処理手段により提供されるデータストリームに対し
て、前記所望の処理を行う第2のデータ処理手段とを有
する。好適には、前記所望の時系列連続データを有する
第1のデータ処理装置と、前記第2のデータ処理手段を
有する第2のデータ処理装置とがネットワークにより接
続され構成されている。
【0008】また好適には、前記第1のデータ処理手段
は、前記時系列連続データの任意の処理対象のデータ
を、当該時系列連続データが記憶されている記憶手段か
ら読み出し、前記ネットワークを介して前記第2のデー
タ処理装置に伝送し、所定のデータ処理を行って前記デ
ータストリームを生成する。特定的には、前記第1のデ
ータ処理手段は、前記第1のデータ処理装置上に構成さ
れる処理対象の時系列連続データを送信する送信手段
と、前記第2のデータ処理装置上に構成される前記送信
された時系列連続データを受信する受信手段と、前記送
信手段および前記受信手段を制御して、所望のデータス
トリームを生成する制御手段とを有する。
【0009】また特定的には、前記制御手段は、前記第
2のデータ処理手段の要求に基づいて、前記送信手段お
よび前記受信手段を形成し,前記データストリームの生
成を行う。また特定的には、前記第1のデータ処理装置
に包含される複数の前記処理対象の時系列連続データを
合成する合成手段を前記第1のデータ処理装置内にさら
に有し、前記第1のデータ処理手段は、前記合成手段に
より合成されたデータに基づいて前記データストリーム
を生成する。また特定的には、複数の前記第1のデータ
処理装置に包含される複数の時系列連続データの任意の
処理対象のデータを、各々前記データストリームとして
提供する複数の前記第1のデータ処理手段と、前記複数
の第1のデータ処理手段により提供された複数のデータ
ストリームを合成する合成手段と、前記第2のデータ処
理手段とを有する。
【0010】特定的には、前記第2のデータ処理手段で
生成されるデータストリームは、前記時系列連続データ
を特定するデータと、当該データストリームに対して所
望の処理を行う前記第2の処理手段を特定するデータと
で規定される。また特定的には、前記第1のデータ処理
手段と、前記第2のデータ処理手段は同一の装置上に構
成され、前記第1のデータ処理手段は、前記時系列連続
データの任意の処理対象のデータを当該時系列連続デー
タが記憶されている記憶手段から読み出すデータ読み出
し手段と、前記読み出されたデータに前記所定のデータ
処理を行って前記データストリームを生成する制御手段
とを有する。また特定的には、前記時系列連続データ
は、映像データと音声データのいずれかあるいはその両
方を有するAVデータである。
【0011】また本発明のデータ処理方法は、所望の時
系列連続データに対して所望の処理を行うデータ処理方
法であって、第1の手続きに基づいて前記処理対象の時
系列連続データを、前記処理が可能な形態のデータスト
リームとして生成し、第2の手続きに基づいて前記生成
されるデータストリームに対して、前記所望の処理を行
い前記第1の手続きおよび第2の手続きにより前記所望
の処理を行う。好適には、前記第1の手続きに基づい
て、ネットワーク上の任意の装置上の前記時系列連続デ
ータを、前記所望の処理を行う当該ネットワーク上の他
の装置上に伝送し、当該伝送された前記時系列連続デー
タを前記処理が可能な形態のデータストリームに変換
し、前記第2の手続きに基づいて、前記変換されるデー
タストリームに対して、前記所望の処理を行う。
【0012】特定的には、ネットワーク上の同一の装置
上の複数の前記時系列連続データを合成し、前記合成さ
れたデータを、前記第1の手続きにより前記伝送し、前
記データストリームに変換する。また特定的には、ネッ
トワーク上の異なる装置上の複数の前記時系列連続デー
タを、前記第1の手続きにより伝送し、前記データスト
リームに変換し、該変換された複数のデータストリーム
を1つのデータストリームに合成し、該合成されたデー
タストリームに対して、前記第2の手続きにより前記所
望の処理を行う。特定的には、前記データストリーム
は、前記時系列連続データを特定するデータと、当該デ
ータストリームに対して所望の処理を行う前記第2の手
続きを特定するデータとで規定する。また特定的には、
前記時系列連続データは、映像データと音声データのい
ずれかあるいはその両方を有するAVデータである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図
10を参照して説明する。図1は、本発明のデータ処理
方法を説明する図である。図1は、クライアントアプリ
ケーション11が、仮想ストリームオブジェクト30を
介して、ソース供給モジュール21より供給されるスト
リームデータを使用している状態を示す図である。スト
リームデータの実体は、システムレベルの複雑な手続き
を経てソース供給モジュール21からシンクモジュール
12に転送されるものであるが、クライアントアプリケ
ーション11からは、あたかも1つのストリームオブジ
ェクト30のように取り扱えるという状態を示すもので
ある。図2および図3は、実際のデータ処理機構の中に
おけるそのデータ処理方法を説明する図であり、図2は
仮想ストリームオブジェクト30を生成する状態を示す
図、図3は実際にストリームデータの転送が行われる時
の状態を示す図である。
【0014】以下、図1〜図3に示した各モジュールの
機能を説明するとともに、実際のデータ処理時の各モジ
ュールにおける動作を説明することにより、本実施の形
態を説明する。まず、各モジュールについて説明する。
クライアントアプリケーション11は、映像データや音
声データなどの連続データ(以後ストリームデータ、あ
るいは、単にストリームと言う場合もある)を使用する
アプリケーションモジュールである。
【0015】仮想ストリームオブジェクト30は、ソー
ス供給モジュール21に記憶されておりこれを使用する
ためには複雑なシステムレベルの手続きが必要なような
ストリームデータを、あたかも単なる素材のストリーム
のようかにハンドリングするためのモジュールである。
仮想ストリームオブジェクト30は、ストリームディス
クリプタモジュール31、フィーダモジュール32、お
よび、レシーバモジュール33から構成される。
【0016】ストリームディスクリプタモジュール31
は、クライアントアプリケーション11とシステムレベ
ルの各モジュールとのインターフェイスをとるととも
に、ステムレベルの各モジュールを制御して、ストリー
ムデータに対して所望の動作をさせるためのモジュール
である。ストリームディスクリプタモジュール31に対
しては、親モジュールであるクライアントアプリケーシ
ョン11を示す変数owner、処理対象のストリーミ
ングデータを示す変数source、ストリームデータ
を受け取るシンクモジュール12を指定する変数sin
k、ストリームの送信モジュールを示す変数feede
r,ストリームの受信モジュールを示す変数recei
verがインタンス変数として定義される。
【0017】フィーダモジュール32は、必要に応じて
生成され、後述するレシーバモジュール33の要求に応
じてストリームデータのソースモジュールよりストリー
ムデータを読み出し、所定のプロトコルに従ってレシー
バモジュール33に出力するためのモジュールである。
レシーバモジュール33は、必要に応じて生成され、ス
トリームディスクリプタモジュール31からのコントロ
ールに基づいて、ストリームデータの送信要求をレシー
バモジュール33に出力するとともに、送信されてきた
ストリームデータをクライアントアプリケーション11
から制御可能なシンクモジュール12に出力する。な
お、フィーダモジュール32とレシーバモジュール33
の間のプロトコルはXTPである。
【0018】図2および図3に示すストリームコミュニ
ケーションマネージャ13およびストリームコミュニケ
ーションマネージャ23は、必要に応じてフィーダモジ
ュール32およびレシーバモジュール33を生成するた
めの処理モジュールであり、常にシステムに常駐してい
る。ソース供給モジュール21は、ストリームデータを
蓄積している装置上に存在するそのストリームデータを
供給するためのモジュールであり、シンクモジュール1
2は、クライアントアプリケーション11によりそのス
トリームデータを受け取るためのモジュールである。
【0019】このようなモジュール構成のデータ処理シ
ステムにおいては、クライアントアプリケーション11
からはソースストリームデータを指定するのみで、図2
に示すように仮想ストリームオブジェクト30が生成さ
れ、以後これをストリームデータとして処理を行うこと
により、所望の処理が行える。このデータ処理時には、
図3に示すように各モジュールが連係してストリームデ
ータの転送などを制御しているが、クライアントアプリ
ケーション11からはあくまでも仮想ストリームオブジ
ェクト30に対して処理を行えばよい。
【0020】次に、このようなデータ処理システムにお
いて実際のデータ処理が行われる時の、手続きの流れ、
および、各モジュールにおける動作について、図6〜図
10を参照して説明する。まず、図4を参照して仮想ス
トリームオブジェクトを生成する動作について説明す
る。まず、ストリームディスクリプタモジュール31
は、たとえばクライアントアプリケーション11が受け
取ったコンテンツスクリプト40に記述されたデータソ
ースに基づいて、データ処理装置10において生成され
ている。
【0021】そして、データ処理装置10上のクライア
ントアプリケーション11がストリームディスクリプタ
モジュール31にメソッドcreateStreamをコールして、
図3に示したストリーム通信機構の生成を要求する(ス
テップS11)。するとストリームディスクリプタモジ
ュール31はストリームコミュニケーションマネージャ
13に対してレシーバモジュール33の確保を要求し
(ステップS12)、それに応じてストリームコミュニ
ケーションマネージャ13はレシーバモジュール33を
生成する(ステップS13)。生成されたレシーバモジ
ュール33はリターン値としてフィーダモジュール32
のための宛先データなどの通信パラメータを戻し(ステ
ップS14)、ストリームコミュニケーションマネージ
ャ13はさらにレシーバモジュール33のリファレンス
を加えてストリームディスクリプタモジュール31にリ
ターン値を戻す(ステップS15)。
【0022】レシーバモジュール33の生成が終了した
ら、ストリームディスクリプタモジュール31は、レシ
ーバモジュール33のリファレンスや通信パラメータを
データ処理装置20に送信し、データ処理装置20のス
トリームコミュニケーションマネージャ23に対してフ
ィーダモジュール32の生成を指示する(ステップS1
6)。これに応じてストリームコミュニケーションマネ
ージャ23はフィーダモジュール32を生成する(ステ
ップS17)。そしてストリームコミュニケーションマ
ネージャ23はフィーダモジュール32のリファレンス
をストリームディスクリプタモジュール31に戻す(ス
テップS18)。このような処理によりストリームディ
スクリプタモジュール31、フィーダモジュール32お
よびレシーバモジュール33を含む仮想ストリームオブ
ジェクト30が生成される。
【0023】次に、図5を参照して仮想ストリームオブ
ジェクトによりストリームの転送を行う動作について説
明する。まず、データ処理装置10上のクライアントア
プリケーション11がメソッドstartStream をストリー
ムディスクリプタモジュール31に対して要求し(ステ
ップS21)、ストリームディスクリプタモジュール3
1はレシーバモジュール33に転送開始要求を行う(ス
テップS22)。するとレシーバモジュール33はデー
タ処理装置20のフィーダモジュール32に対してスト
リームの転送要求を行い(ステップS23)、さらにデ
ータ処理装置20内においてフィーダモジュール32は
ソース供給モジュール21にストリームの転送を要求す
る(ステップS24)。
【0024】ソース供給モジュール21は、ストリーム
IDを戻すとともに、要求に応じて順次ストリームをフ
ィーダモジュール32に出力する(ステップS25)。
そして、フィーダモジュール32およびレシーバモジュ
ール33は協働して伝送回線を確保し(ステップS2
6)、ソース供給モジュール21から出力されるストリ
ームをフィーダモジュール32からレシーバモジュール
33に転送する(ステップS27)。レシーバモジュー
ル33は、受信したストリームをシンクモジュール12
に順次出力する(ステップS28)。以後、確保された
経路を介して順次ストリームが転送される。なお、Star
tStream の要求は、ストリームディスクリプタモジュー
ル31がCreateStreamの処理をしている間に行われても
よい。その場合、ストリームディスクリプタモジュール
31はCreateStreamの処理が終了後直ちにStartStream
の処理を始める。
【0025】次に、図6を参照してストリームの転送を
一時停止する動作について説明する。まず、データ処理
装置10上のクライアントアプリケーション11がメソ
ッドPause をコールすることにより(ステップS3
1)、ストリームディスクリプタモジュール31はレシ
ーバモジュール33にストリームの転送中断要求を行う
(ステップS32)。するとレシーバモジュール33
は、まず、シンクモジュール12に対するストリームの
出力を一時停止し(ステップS33)、さらにデータ処
理装置20のフィーダモジュール32に対してストリー
ムの転送中断を要求するとともに(ステップS34)、
ストリームディスクリプタモジュール31に対してスト
リームの中断位置のデータを戻す(ステップS35)。
【0026】次に、一時停止したストリームの転送を再
び再開する動作について説明する。まず、図7を参照し
て、通信プロトコルがXTPであり、フィーダモジュー
ル32とレシーバモジュール33間の制御プロトコルを
用いた場合の転送再開の動作について説明する。まず、
クライアントアプリケーション11がメッソドRestart
をコールすることにより(ステップS41)、ストリー
ムディスクリプタモジュール31はレシーバモジュール
33にストリームの転送を再開する要求を行う(ステッ
プS42)。レシーバモジュール33は、データ処理装
置20のフィーダモジュール32に対して、一時停止時
の中断位置をパラメータとして送り、ストリームの転送
を要求する(ステップS43)。これによりフィーダモ
ジュール32はソース供給モジュール21よりストリー
ムを読み出し、レシーバモジュール33に対する転送を
再開する(ステップS44)。レシーバモジュール33
で受信したストリームはシンクモジュール12に順次出
力される(ステップS45)。
【0027】次に、図8を参照して、通信プロトコルが
XTPではなく、ストリームディスクリプタモジュール
31が明示的に制御を行っている場合の転送再開の動作
について説明する。まず、クライアントアプリケーショ
ン11がメッソドRestart をコールすることにより(ス
テップS51)、ストリームディスクリプタモジュール
31はデータ処理装置20のフィーダモジュール32に
一時停止時の中断位置をパラメータとして送り、ストリ
ームの転送を要求する(ステップS52)。これにより
フィーダモジュール32はソース供給モジュール21よ
りストリームを読み出し、レシーバモジュール33に対
するストリーム転送を再開する(ステップS53)。レ
シーバモジュール33で受信したストリームはシンクモ
ジュール12に順次出力される(ステップS54)。
【0028】なお、制御信号をフィーダモジュール32
−レシーバモジュール33間で直接遅れるXTPプロト
コルの場合とそうでない場合は、この転送再開のrestar
t の動作のみ区別して説明したが、前述した一時停止Pa
use の動作時、および、後述する転送終了Stop、ストリ
ーム転送機構クローズClose の動作の時も同様である。
XTPを使用しない場合、その制御はストリームディス
クリプタモジュール31を介して行われる。
【0029】次に、図9を参照して、ストリームの転送
を終了する動作について説明する。データ処理装置20
のフィーダモジュール32において、最後のストリーム
転送が終了したら(ステップS61)、その最後のスト
リームデータを検出したデータ処理装置10のレシーバ
モジュール33は、フィーダモジュール32に対して回
線の切断とフィーダモジュール32の開放を要求する
(ステップS62)。これにより、フィーダモジュール
32はソース供給モジュール21に対してストリームの
転送処理の終了を通知し、フィーダモジュール32もフ
リーな状態になる(ステップS63)。また、レシーバ
モジュール33も、ソース供給モジュール21に対して
転送の終了と、ソース供給モジュール21の開放を通知
する(ステップS64)。そして、レシーバモジュール
33はストリームディスクリプタモジュール31に対し
てストリームの転送を終了し(ステップS65)、スト
リームディスクリプタモジュール31はクライアントア
プリケーション11に対してEndStream を戻す(ステッ
プS66)。
【0030】最後に、図10を参照して、ストリーム転
送機構をクローズする処理について説明する。なお、こ
こではストリーム転送中に、ストリーム転送機構をクロ
ーズする場合について説明する。クライアントアプリケ
ーション11がストリームディスクリプタモジュール3
1に対してメソッドClose を要求すると(ステップS7
1)、ストリームディスクリプタモジュール31はレシ
ーバモジュール33にストリームの転送中断要求を行う
(ステップS72)。するとレシーバモジュール33
は、まず、シンクモジュール12に対するストリームの
出力を停止し(ステップS73)、さらにデータ処理装
置20のフィーダモジュール32に対してストリームの
転送中断を要求し(ステップS74)、その上で、スト
リームディスクリプタモジュール31に対してストリー
ムの中断位置のデータを戻す(ステップS75)。
【0031】次にストリームディスクリプタモジュール
31は、レシーバモジュール33の開放を要求すると
(ステップS76)、データ処理装置10のレシーバモ
ジュール33は、フィーダモジュール32に対して回線
の切断とフィーダモジュール32の開放を要求する(ス
テップS77)。これにより、フィーダモジュール32
はソース供給モジュール21に対してストリームの転送
処理の終了を通知し、フィーダモジュール32はフリー
な状態になる(ステップS78)。また、レシーバモジ
ュール33は、ソース供給モジュール21に対して転送
の終了と、ソース供給モジュール21の開放を通知する
(ステップS79)。そして、レシーバモジュール33
はストリームディスクリプタモジュール31に対して仮
想ストリームオブジェクト30の開放処理が終了したこ
とを通知する(ステップS80)。
【0032】このように、本実施の形態のデータ処理シ
ステムにおいては、音声データや映像データなどの連続
データに対して処理をする場合に、それらに対する煩雑
な制御をアプリケーションレベルでは行わなくてもよい
ため、そのようなストリームデータのハンドリングが容
易になる。特にそのストリームデータをネットワーク上
から通信により転送しなければならないような場合に
は、従来は、送信モジュールと受信モジュールの生成、
それらの接続、ストリームの送信、停止、再送信などの
処理をいちいち行わなければならないが、本実施の形態
のデータ処理システムにおいっては、それらの細かな制
御を一切行わなくてよい。したがって、そのようなスト
リームデータを扱うアプリケーションモジュールの開発
が容易になる。
【0033】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、スト
リームデータの供給元と、ストリームデータの利用先と
の関係は、データ転送が可能な状態であれば、任意の関
係であればよい。それらの距離、ネットワークの種類、
搭載されている処理装置の種類などには一切関わらな
い。また、本実施の形態においては、1つの仮想ストリ
ームオブジェクトにおいては1つのストリームデータに
対する処理のみについて説明したが、複数のストリーム
データを平行して、あるいは同時的に取り扱えるような
仮想ストリームオブジェクトの構成にしてもよい。
【0034】さらに、仮想ストリームオブジェクトに対
してストリームデータの転送以外のより高度な処理機能
を設けてもよい。たとえば、逆再生、間引き転送、早送
りなどの機能はもちろん、転送された映像データに対し
て、何らかのフィルタをかけるような簡単な画像処理機
能をもたせてもよい。
【0035】また、たとえば、複数の情報源から受信し
た複数のストリームを、仮想ストリームオブジェクト3
0内で合成し、利用するような機能を仮想ストリームオ
ブジェクトにもたせてもよい。そのようなストリームを
合成する場合のデータ処理システムの形態としては、種
々の形態が考えられるが、その例を図11に示す。たと
えば、1つのデータ処理装置20に記憶されている2つ
のソースを合成する場合には、図11(A)に示すよう
に、本実施の形態と同様に1つの仮想ストリームオブジ
ェクト30を生成し、そのフィーダモジュール32側に
ストリーム合成部50を設け、2つのソース供給モジュ
ール21a,21bから読み出したソースデータを合成
して1つのストリームにしてレシーバモジュール33に
転送すればよい。
【0036】また、2つのデータ処理装置20a,20
bに記憶されている2つのソースを合成する場合には、
図11(B)に示すように、2つの仮想ストリームオブ
ジェクト30a,30bを生成し、フィーダモジュール
32a,32bを各々合成対象のソースの存在するデー
タ処理装置20a,20bに生成し、各々ソース供給モ
ジュール21a,21bから読み出したソースデータを
その2つの仮想ストリームオブジェクト30a,30b
により転送する。そして、レシーバモジュール33側に
おいて、その2つのストリームをストリーム合成部50
により合成し、シンクモジュール12に出力する。な
お、図11(B)においては、説明のためにストリーム
合成部50を仮想ストリームオブジェクト30a,30
bとは別のモジュールとしているが、実際には、このス
トリーム合成部50は仮想ストリームオブジェクト30
a,30bに含まれるストリーム合成のモジュールのい
ずれか一方である。
【0037】また、図11で用いたストリーム合成部5
0の構成を図12に例示する。ストリーム合成部50
は、入力される2つのストリームに対応した2つのタイ
ミングバッファ51a,51b、2つの重み乗算器52
a,52b、および、ストリーム加算器53より構成さ
れる。ストリーム合成部50において、入力された第1
および第2のデータストリームは、タイミングバッファ
51a,51bにおいて同期がとられる。たとえば入力
されたデータストリームが映像データであればタイミン
グバッファ51a,51bにおいてフレーム同期がとら
れる。そして、重み乗算器52a,52bにおいて、図
示せぬ制御信号により設定される各々所定の重みにより
乗算され、その重みの付けられた2つのストリームがス
トリーム加算器53において加算され、1つの出力スト
リームが合成される。
【0038】なお、図11に示したようなデータ処理を
行う場合には、コンテンツスクリプト40の内容も適宜
変更される。このような付加機能が、システムレベルの
モジュールを使用して行われるような、たとえばハード
に依存するような処理であったり、複雑な処理である場
合には、仮想ストリームオブジェクトにそのような機能
を加えることによりそれらの処理が簡単に行えるように
なるので、より一層効果的である。そのような機能が追
加されても、アプリケーションとのインターフェイスに
おいては、メソッド関数の定義を増やすのみで対応でき
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ処
理システムおよびその方法によれば、仮想ストリームオ
ブジェクトというストリーム処理機能を扱うためのアプ
リケーションプログラミングインターフェイスを提供し
たので、音声データや映像データなどの連続データを扱
う際の処理の複雑さ・煩雑さを回避することができ、ネ
ットワークを介した高度なマルチメディア処理ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のデータ処理システムを説明す
る図である。
【図2】仮想ストリームオブジェクトを生成する状態を
示す図である。
【図3】実際にストリームデータの転送が行われる時の
状態を示す図である。
【図4】図1に示したデータ処理システムにおいて、仮
想ストリームオブジェクトを生成する際の各モジュール
の動作を説明する図である。
【図5】図1に示したデータ処理システムにおいて、ス
トリームの転送を開始する際の各モジュールの動作を説
明する図である。
【図6】図1に示したデータ処理システムにおいて、ス
トリームの転送を停止する際の各モジュールの動作を説
明する図である。
【図7】図1に示したデータ処理システムにおいて、ス
トリームの転送を再開する際の各モジュールの動作を説
明する図である。
【図8】図1に示したデータ処理システムにおいて、ス
トリームの転送を再開する際の各モジュールの動作を説
明する図である。
【図9】図1に示したデータ処理システムにおいて、ス
トリームの転送を終了する際の各モジュールの動作を説
明する図である。
【図10】図1に示したデータ処理システムにおいて、
仮想ストリームオブジェクトをクローズする際の各モジ
ュールの動作を説明する図である。
【図11】本発明のデータ処理システムによりストリー
ムを合成する場合のデータ処理方法を説明する図であ
り、(A)は1つのデータ処理装置に記憶されている2
つのソースを合成する処理を示す図、(B)は2つのデ
ータ処理装置に記憶されいている2つのソースを2つの
仮想ストリームオブジェクトにより合成する処理を示す
図である。
【図12】図11に示すデータ処理システムのストリー
ム合成部の構成を示す図である。
【符号の説明】
10…データ処理装置 11…クライアントアプリケーション 12…シンクモジュール 13…ストリームコミュニケーションマネージャ 20…データ処理装置 21…ソース供給モジュール 23…ストリームコミュニケーションマネージャ 30…仮想ストリームオブジェクト 31…ストリームディスクリプタモジュール 32…フィーダモジュール 33…レシーバモジュール 40…コンテンツスクリプト 50…ストリーム合成部 51…タイミングバッファ 52…重み乗算器 53…ストリーム加算器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の時系列連続データに対して所望の処
    理を行うデータ処理システムであって、 前記処理対象の時系列連続データを、前記処理が可能な
    形態のデータストリームとして提供する第1のデータ処
    理手段と前記第1のデータ処理手段により提供されるデ
    ータストリームに対して、前記所望の処理を行う第2の
    データ処理手段とを有するデータ処理システム。
  2. 【請求項2】前記所望の時系列連続データを有する第1
    のデータ処理装置と、前記第2のデータ処理手段を有す
    る第2のデータ処理装置とがネットワークにより接続さ
    れ構成されている請求項1記載のデータ処理システム。
  3. 【請求項3】前記第1のデータ処理手段は、前記時系列
    連続データの任意の処理対象のデータを、当該時系列連
    続データが記憶されている記憶手段から読み出し、前記
    ネットワークを介して前記第2のデータ処理装置に伝送
    し、所定のデータ処理を行って前記データストリームを
    生成する請求項2記載のデータ処理システム。
  4. 【請求項4】前記第1のデータ処理手段は、 前記第1のデータ処理装置上に構成される処理対象の時
    系列連続データを送信する送信手段と、 前記第2のデータ処理装置上に構成される前記送信され
    た時系列連続データを受信する受信手段と、 前記送信手段および前記受信手段を制御して、所望のデ
    ータストリームを生成する制御手段とを有する請求項2
    または3記載のデータ処理システム。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記第2のデータ処理手
    段の要求に基づいて、前記送信手段および前記受信手段
    を形成し,前記データストリームの生成を行う請求項4
    記載のデータ処理システム。
  6. 【請求項6】前記第1のデータ処理装置に包含される複
    数の前記処理対象の時系列連続データを合成する合成手
    段を前記第1のデータ処理装置内にさらに有し、 前記第1のデータ処理手段は、前記合成手段により合成
    されたデータに基づいて前記データストリームを生成す
    る請求項2〜5いずれか記載のデータ処理システム。
  7. 【請求項7】複数の前記第1のデータ処理装置に包含さ
    れる複数の時系列連続データの任意の処理対象のデータ
    を、各々前記データストリームとして提供する複数の前
    記第1のデータ処理手段と、 前記複数の第1のデータ処理手段により提供された複数
    のデータストリームを合成する合成手段と、 前記第2のデータ処理手段とを有する請求項2〜5いず
    れか記載のデータ処理システム
  8. 【請求項8】前記第2のデータ処理手段で生成されるデ
    ータストリームは、前記時系列連続データを特定するデ
    ータと、当該データストリームに対して所望の処理を行
    う前記第2の処理手段を特定するデータとで規定される
    請求項1〜7いずれか記載のデータ処理システム。
  9. 【請求項9】前記第1のデータ処理手段と、前記第2の
    データ処理手段は同一の装置上に構成され、 前記第1のデータ処理手段は、 前記時系列連続データの任意の処理対象のデータを当該
    時系列連続データが記憶されている記憶手段から読み出
    すデータ読み出し手段と、 前記読み出されたデータに前記所定のデータ処理を行っ
    て前記データストリームを生成する制御手段とを有する
    請求項1記載のデータ処理システム。
  10. 【請求項10】前記時系列連続データは、映像データと
    音声データのいずれかあるいはその両方を有するAVデ
    ータである請求項1〜9いずれか記載のデータ処理シス
    テム。
  11. 【請求項11】所望の時系列連続データに対して所望の
    処理を行うデータ処理方法であって、 第1の手続きに基づいて前記処理対象の時系列連続デー
    タを、前記処理が可能な形態のデータストリームとして
    生成し、 第2の手続きに基づいて前記生成されるデータストリー
    ムに対して、前記所望の処理を行い前記第1の手続きお
    よび第2の手続きにより前記所望の処理を行うデータ処
    理方法。
  12. 【請求項12】前記第1の手続きに基づいて、ネットワ
    ーク上の任意の装置上の前記時系列連続データを、前記
    所望の処理を行う当該ネットワーク上の他の装置上に伝
    送し、当該伝送された前記時系列連続データを前記処理
    が可能な形態のデータストリームに変換し、 前記第2の手続きに基づいて、前記変換されるデータス
    トリームに対して、前記所望の処理を行う請求項11記
    載のデータ処理方法。
  13. 【請求項13】ネットワーク上の同一の装置上の複数の
    前記時系列連続データを合成し、 前記合成されたデータを、前記第1の手続きにより前記
    伝送し、前記データストリームに変換する請求項12記
    載のデータ処理方法。
  14. 【請求項14】ネットワーク上の異なる装置上の複数の
    前記時系列連続データを、前記第1の手続きにより伝送
    し、前記データストリームに変換し、 該変換された複数のデータストリームを1つのデータス
    トリームに合成し、 該合成されたデータストリームに対して、前記第2の手
    続きにより前記所望の処理を行う請求項12記載のデー
    タ処理方法。
  15. 【請求項15】前記データストリームは、前記時系列連
    続データを特定するデータと、当該データストリームに
    対して所望の処理を行う前記第2の手続きを特定するデ
    ータとで規定する請求項11〜14いずれか記載のデー
    タ処理方法。
  16. 【請求項16】前記時系列連続データは、映像データと
    音声データのいずれかあるいはその両方を有するAVデ
    ータである請求項11〜15いずれか記載のデータ処理
    方法。
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