JPH09247585A - 金属薄板製テレビ用フロントキャビネット及びその製造方法 - Google Patents
金属薄板製テレビ用フロントキャビネット及びその製造方法Info
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- JPH09247585A JPH09247585A JP7545096A JP7545096A JPH09247585A JP H09247585 A JPH09247585 A JP H09247585A JP 7545096 A JP7545096 A JP 7545096A JP 7545096 A JP7545096 A JP 7545096A JP H09247585 A JPH09247585 A JP H09247585A
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- Japan
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- crt
- front cabinet
- television
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで、3次元凸面を成しているCRT
面との窓部での接触隙間をなくせる、金属薄板製テレビ
用フロントキャビネットを提供する。 【解決手段】 金属薄板製テレビ用フロントキャビネッ
トのCRT面と接触する前面部を平面形状とし、上下面
フランジの幅剛性がCRT曲率での曲がりに対して座屈
しない剛性以下の形状にして、側面部と上下面フランジ
部を曲げ成形後、テレビとして組み立てる時に、テレビ
のCRT面に前記曲げ成形したフロントキャビネットを
押しつけることで、CRT凸面に倣った3次元的な凸変
形を生じさせることのできる金属薄板製テレビ用フロン
トキャビネット及びその製造方法。
面との窓部での接触隙間をなくせる、金属薄板製テレビ
用フロントキャビネットを提供する。 【解決手段】 金属薄板製テレビ用フロントキャビネッ
トのCRT面と接触する前面部を平面形状とし、上下面
フランジの幅剛性がCRT曲率での曲がりに対して座屈
しない剛性以下の形状にして、側面部と上下面フランジ
部を曲げ成形後、テレビとして組み立てる時に、テレビ
のCRT面に前記曲げ成形したフロントキャビネットを
押しつけることで、CRT凸面に倣った3次元的な凸変
形を生じさせることのできる金属薄板製テレビ用フロン
トキャビネット及びその製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属薄板製テレビ
用フロントキャビネット及びその製造方法に関し、特
に、製品形状・寸法に加工成形する際の製造コストを低
減することのできる金属薄板製テレビ用フロントキャビ
ネット及びその製造方法に関する。
用フロントキャビネット及びその製造方法に関し、特
に、製品形状・寸法に加工成形する際の製造コストを低
減することのできる金属薄板製テレビ用フロントキャビ
ネット及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭電気製品のテレビやコンピュータ表
示機器としてのテレビの外殻構造の大半にプラスチック
成形品が採用され、テレビの外殻構造の主流となって久
しい。テレビの外殻の中で、特に、製品の顔となる前面
部(フロントキャビネットと称する)は、商品としての
意匠性が重要であり、この観点から、その窓部と3次元
凸面を成しているテレビのCRT面(テレビ画面)との
接触隙間が目立たない程度に小さいことが要求される。
このような要求特性は、プラスチック成形品では、任意
形状の成形が容易であるため全く問題なく満たされてい
た。しかし、リサイクル性や廃棄物処理の有害物質の排
除といったエコロジーの観点などから、テレビの外殻構
造として、従来のプラスチック成形品に替えて、金属薄
板を用いた外殻構造が見直されている。金属薄板の3次
元形状を出すことができる成形方法として、プレス成形
による絞り加工方法がある。上記のような要求を満たす
フロントキャビネットを金属薄板で成形するには、この
加工方法が品質上、最も好ましいと思われる。
示機器としてのテレビの外殻構造の大半にプラスチック
成形品が採用され、テレビの外殻構造の主流となって久
しい。テレビの外殻の中で、特に、製品の顔となる前面
部(フロントキャビネットと称する)は、商品としての
意匠性が重要であり、この観点から、その窓部と3次元
凸面を成しているテレビのCRT面(テレビ画面)との
接触隙間が目立たない程度に小さいことが要求される。
このような要求特性は、プラスチック成形品では、任意
形状の成形が容易であるため全く問題なく満たされてい
た。しかし、リサイクル性や廃棄物処理の有害物質の排
除といったエコロジーの観点などから、テレビの外殻構
造として、従来のプラスチック成形品に替えて、金属薄
板を用いた外殻構造が見直されている。金属薄板の3次
元形状を出すことができる成形方法として、プレス成形
による絞り加工方法がある。上記のような要求を満たす
フロントキャビネットを金属薄板で成形するには、この
加工方法が品質上、最も好ましいと思われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絞り加
工は、多段成形であり、そのための金型数も多く、金型
コストがかさむのが難点である。そのため、多量生産で
きる部品でないと、生産コスト的に実生産に用いること
はできない。また、絞り加工以外の加工方法で、上記の
金属薄板製のフロントキャビネットとCRT面との接触
隙間の要求特性を満足できる加工方法は見当たらない。
そこで、本発明は、かかる課題を解決するためになされ
たもので、金属薄板の加工コストを安価にし、かつ、品
質上重要なフロントキャビネット窓部と3次元凸面を成
しているテレビのCRT面との接触隙間を小さくできる
金属薄板製テレビ用フロントキャビネット及びその製造
方法を提供することを目的とするものである。
工は、多段成形であり、そのための金型数も多く、金型
コストがかさむのが難点である。そのため、多量生産で
きる部品でないと、生産コスト的に実生産に用いること
はできない。また、絞り加工以外の加工方法で、上記の
金属薄板製のフロントキャビネットとCRT面との接触
隙間の要求特性を満足できる加工方法は見当たらない。
そこで、本発明は、かかる課題を解決するためになされ
たもので、金属薄板の加工コストを安価にし、かつ、品
質上重要なフロントキャビネット窓部と3次元凸面を成
しているテレビのCRT面との接触隙間を小さくできる
金属薄板製テレビ用フロントキャビネット及びその製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために種々検討した結果、製造コスト的に安
価な曲げ成形でフロントキャビネットを製造し、CRT
面の曲率が小さい(曲率半径が大きい)ことを利用し
て、CRT面に倣った3次元形状は、CRT面にフロン
トキャビネットを押しつけることで形状出しを行うこと
を着想し、本発明を成したものである。
を解決するために種々検討した結果、製造コスト的に安
価な曲げ成形でフロントキャビネットを製造し、CRT
面の曲率が小さい(曲率半径が大きい)ことを利用し
て、CRT面に倣った3次元形状は、CRT面にフロン
トキャビネットを押しつけることで形状出しを行うこと
を着想し、本発明を成したものである。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、テレビの外殻
の前面部で、CRT前面(テレビとしての画面)の四周
を囲う金属薄板製テレビ用フロントキャビネットにおい
て、CRT組み付け前の状態で、フロントキャビネット
の上下の窓枠及び左右の窓枠の前面が平面状態であり、
かつ、上下の窓枠に設けられるフランジまたはリブ(水
平方向)の高さが、下記式(1)に示す限界高さhc 以
下であることを特徴とする、CRTへの組み付け時に、
前記フランジまたはリブのCRT水平方向の曲率での曲
げによる座屈を防止しながら、CRTとの接触面にCR
T凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせることので
きる金属薄板製テレビ用フロントキャビネットである。 hc =(kc ・R・t2 )1/3 ・・・・・(1) ここで、 kc (座屈の係数)=2・π2 /(1−ν2 )、 π:円周率、ν:ポアソン比、 R:CRTの水平方向の曲率半径、t:薄板の板厚。
の前面部で、CRT前面(テレビとしての画面)の四周
を囲う金属薄板製テレビ用フロントキャビネットにおい
て、CRT組み付け前の状態で、フロントキャビネット
の上下の窓枠及び左右の窓枠の前面が平面状態であり、
かつ、上下の窓枠に設けられるフランジまたはリブ(水
平方向)の高さが、下記式(1)に示す限界高さhc 以
下であることを特徴とする、CRTへの組み付け時に、
前記フランジまたはリブのCRT水平方向の曲率での曲
げによる座屈を防止しながら、CRTとの接触面にCR
T凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせることので
きる金属薄板製テレビ用フロントキャビネットである。 hc =(kc ・R・t2 )1/3 ・・・・・(1) ここで、 kc (座屈の係数)=2・π2 /(1−ν2 )、 π:円周率、ν:ポアソン比、 R:CRTの水平方向の曲率半径、t:薄板の板厚。
【0006】テレビの外殻の前面部で、CRT前面(テ
レビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テレビ用フ
ロントキャビネットにおいて、CRT組み付け前の状態
で、フロントキャビネットの上下の窓枠及び左右の窓枠
の前面が、CRT前面(テレビ画面)と同じ側に凸で、
その曲率がCRT前面(テレビ画面)の曲率未満の曲率
である3次元的な形状を有し、かつ、上下の窓枠に設け
られるフランジまたはリブ(水平方向)の高さが、前記
式(1)に示す限界高さhc 以下であることを特徴とす
る、CRTへの組み付け時に、前記フランジまたはリブ
のCRT水平方向の曲率での曲げによる座屈を防止しな
がら、CRTとの接触面にCRT凸面に倣った3次元的
な凸変形を生じさせることのできる金属薄板製テレビ用
フロントキャビネットである。
レビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テレビ用フ
ロントキャビネットにおいて、CRT組み付け前の状態
で、フロントキャビネットの上下の窓枠及び左右の窓枠
の前面が、CRT前面(テレビ画面)と同じ側に凸で、
その曲率がCRT前面(テレビ画面)の曲率未満の曲率
である3次元的な形状を有し、かつ、上下の窓枠に設け
られるフランジまたはリブ(水平方向)の高さが、前記
式(1)に示す限界高さhc 以下であることを特徴とす
る、CRTへの組み付け時に、前記フランジまたはリブ
のCRT水平方向の曲率での曲げによる座屈を防止しな
がら、CRTとの接触面にCRT凸面に倣った3次元的
な凸変形を生じさせることのできる金属薄板製テレビ用
フロントキャビネットである。
【0007】また、フロントキャビネットの外殻が2領
域以上に分割され、その境界に接着または溶接または機
械的接合による接合構造を有することを特徴とする請求
項1または請求項2記載の金属薄板製テレビ用フロント
キャビネットである。
域以上に分割され、その境界に接着または溶接または機
械的接合による接合構造を有することを特徴とする請求
項1または請求項2記載の金属薄板製テレビ用フロント
キャビネットである。
【0008】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
記載の金属薄板製テレビ用フロントキャビネットが、C
RTの凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせる押し
つけ力で組み込まれていることを特徴とするテレビであ
る。
記載の金属薄板製テレビ用フロントキャビネットが、C
RTの凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせる押し
つけ力で組み込まれていることを特徴とするテレビであ
る。
【0009】さらに、テレビの外殻の前面部で、CRT
前面(テレビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テ
レビ用フロントキャビネットの製造方法において、1枚
の金属薄板を、フロントキャビネットの外形、CRT前
面のテレビ画面が入る窓部、および/またはスイッチ類
用開口部を成形でき、かつ、上下の窓枠に設けられるフ
ランジまたはリブ(水平方向)の高さが、前記式(1)
に示す限界高さhc 以下となる所定の形状に、切断また
は打ち抜き後、CRT面と接触するフロントキャビネッ
ト前面の上下の窓枠及び左右の窓枠相当部が平板状態
で、上下の窓枠のフランジ部および/またはリブ部と、
左右の窓枠の側面部とを、同時にまたは順次、直線状に
曲げ成形することを特徴とする、CRT組み付け前の状
態で、フロントキャビネットの上下の窓枠及び左右の窓
枠の前面が平面状態であり、CRTへの組み付け時に、
前記フランジまたはリブのCRT水平方向の曲率での曲
げによる座屈を防止しながら、CRTとの接触面にCR
T凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせることので
きる金属薄板製テレビ用フロントキャビネットの製造方
法である。
前面(テレビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テ
レビ用フロントキャビネットの製造方法において、1枚
の金属薄板を、フロントキャビネットの外形、CRT前
面のテレビ画面が入る窓部、および/またはスイッチ類
用開口部を成形でき、かつ、上下の窓枠に設けられるフ
ランジまたはリブ(水平方向)の高さが、前記式(1)
に示す限界高さhc 以下となる所定の形状に、切断また
は打ち抜き後、CRT面と接触するフロントキャビネッ
ト前面の上下の窓枠及び左右の窓枠相当部が平板状態
で、上下の窓枠のフランジ部および/またはリブ部と、
左右の窓枠の側面部とを、同時にまたは順次、直線状に
曲げ成形することを特徴とする、CRT組み付け前の状
態で、フロントキャビネットの上下の窓枠及び左右の窓
枠の前面が平面状態であり、CRTへの組み付け時に、
前記フランジまたはリブのCRT水平方向の曲率での曲
げによる座屈を防止しながら、CRTとの接触面にCR
T凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせることので
きる金属薄板製テレビ用フロントキャビネットの製造方
法である。
【0010】1枚の金属薄板を、前記所定の形状に切断
または打ち抜く代わりに、フロントキャビネットの外殻
を2領域以上に分割した部品の組み立て構造とし、各分
割領域に相当する金属薄板を、各分割領域毎に別個に切
断または打ち抜きにより切り出し、その際、金属薄板の
切り出し形状は、フロントキャビネットの最終組み立て
状態で、フロントキャビネットの外形、CRT前面のテ
レビ画面が入る窓部、および/またはスイッチ類用開口
部を造形でき、かつ、上下の窓枠に設けられるフランジ
またはリブ(水平方向)の高さが、前記式(1)に示す
限界高さhc 以下となる所定の板形状とし、その後、分
割状態の金属薄板を相互に接着または溶接または機械的
接合により接合して、前記曲げ成形に供することを特徴
とする請求項5記載の金属薄板製テレビ用フロントキャ
ビネットの製造方法である。
または打ち抜く代わりに、フロントキャビネットの外殻
を2領域以上に分割した部品の組み立て構造とし、各分
割領域に相当する金属薄板を、各分割領域毎に別個に切
断または打ち抜きにより切り出し、その際、金属薄板の
切り出し形状は、フロントキャビネットの最終組み立て
状態で、フロントキャビネットの外形、CRT前面のテ
レビ画面が入る窓部、および/またはスイッチ類用開口
部を造形でき、かつ、上下の窓枠に設けられるフランジ
またはリブ(水平方向)の高さが、前記式(1)に示す
限界高さhc 以下となる所定の板形状とし、その後、分
割状態の金属薄板を相互に接着または溶接または機械的
接合により接合して、前記曲げ成形に供することを特徴
とする請求項5記載の金属薄板製テレビ用フロントキャ
ビネットの製造方法である。
【0011】また、テレビの外殻の前面部で、CRT前
面(テレビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テレ
ビ用フロントキャビネットの製造方法において、フロン
トキャビネットの外殻を2領域以上に分割した部品の組
み立て構造とし、各分割領域に相当する金属薄板を、各
分割領域毎に別個に切断または打ち抜きにより切り出
し、その際、金属薄板の切り出し形状は、フロントキャ
ビネットの最終組み立て状態で、フロントキャビネット
の外形、CRT前面のテレビ画面が入る窓部、および/
またはスイッチ類用開口部を造形でき、かつ、上下の窓
枠に設けられるフランジまたはリブ(水平方向)の高さ
が、前記式(1)に示す限界高さhc 以下となる所定の
板形状とし、その後、各分割領域毎に別個に、CRT面
と接触するフロントキャビネット前面の上下の窓枠及び
左右の窓枠相当部が平板状態で、上下の窓枠のフランジ
部および/またはリブ部と、左右の窓枠の側面部とを、
同時にまたは順次、直線状に曲げ成形して分割状態のフ
ロントキャビネットの外殻部品を製造し、さらに、該部
品を相互に接着または溶接または機械的接合により接合
することを特徴とする、CRT組み付け前の状態で、フ
ロントキャビネットの上下の窓枠及び左右の窓枠の前面
が平面状態であり、CRTへの組み付け時に、前記フラ
ンジまたはリブのCRT水平方向の曲率での曲げによる
座屈を防止しながら、CRTとの接触面にCRT凸面に
倣った3次元的な凸変形を生じさせることのできる金属
薄板製テレビ用フロントキャビネットの製造方法であ
る。
面(テレビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テレ
ビ用フロントキャビネットの製造方法において、フロン
トキャビネットの外殻を2領域以上に分割した部品の組
み立て構造とし、各分割領域に相当する金属薄板を、各
分割領域毎に別個に切断または打ち抜きにより切り出
し、その際、金属薄板の切り出し形状は、フロントキャ
ビネットの最終組み立て状態で、フロントキャビネット
の外形、CRT前面のテレビ画面が入る窓部、および/
またはスイッチ類用開口部を造形でき、かつ、上下の窓
枠に設けられるフランジまたはリブ(水平方向)の高さ
が、前記式(1)に示す限界高さhc 以下となる所定の
板形状とし、その後、各分割領域毎に別個に、CRT面
と接触するフロントキャビネット前面の上下の窓枠及び
左右の窓枠相当部が平板状態で、上下の窓枠のフランジ
部および/またはリブ部と、左右の窓枠の側面部とを、
同時にまたは順次、直線状に曲げ成形して分割状態のフ
ロントキャビネットの外殻部品を製造し、さらに、該部
品を相互に接着または溶接または機械的接合により接合
することを特徴とする、CRT組み付け前の状態で、フ
ロントキャビネットの上下の窓枠及び左右の窓枠の前面
が平面状態であり、CRTへの組み付け時に、前記フラ
ンジまたはリブのCRT水平方向の曲率での曲げによる
座屈を防止しながら、CRTとの接触面にCRT凸面に
倣った3次元的な凸変形を生じさせることのできる金属
薄板製テレビ用フロントキャビネットの製造方法であ
る。
【0012】さらに、前記フロントキャビネットの上下
の窓枠及び左右の窓枠の前面の平面部に、CRT凸面を
模擬した型によるプレス加工を施して、CRT前面(テ
レビ画面)と同じ側に凸で、その曲率がCRT前面(テ
レビ画面)の曲率未満の曲率である3次元的な形状を付
与することを特徴とする請求項5ないし請求項7のいず
れか1項に記載の金属薄板製テレビ用フロントキャビネ
ットの製造方法である。
の窓枠及び左右の窓枠の前面の平面部に、CRT凸面を
模擬した型によるプレス加工を施して、CRT前面(テ
レビ画面)と同じ側に凸で、その曲率がCRT前面(テ
レビ画面)の曲率未満の曲率である3次元的な形状を付
与することを特徴とする請求項5ないし請求項7のいず
れか1項に記載の金属薄板製テレビ用フロントキャビネ
ットの製造方法である。
【0013】請求項5ないし請求項8のいずれか1項に
記載の金属薄板製テレビ用フロントキャビネットを、C
RTの凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせる押し
つけ力で組み込むことを特徴とするテレビの製造方法で
ある。
記載の金属薄板製テレビ用フロントキャビネットを、C
RTの凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせる押し
つけ力で組み込むことを特徴とするテレビの製造方法で
ある。
【0014】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明で用いるフロントキャビネットの素材としての金属
薄板は、特に限定されるものではなく、ステンレス鋼薄
板、普通鋼薄板、銅合金薄板、アルミニウム合金薄板な
どや、それらに塗装やめっきなどの表面処理を施した薄
板でも構わない。なお、最近のプレコート鋼板(加工前
の鋼板に加工に耐え得る塗装が施されていて、加工後の
塗装を省略できることを特徴とする鋼板であり、最近
は、鋼板自身の材質や塗膜の品質が向上して、大きな変
形を伴う加工成形が可能となってきている)を採用すれ
ば、テレビ製造工程における塗装工程を省略できるだけ
でなく、安価に意匠性の高い塗装面を得ることができて
好ましい。
発明で用いるフロントキャビネットの素材としての金属
薄板は、特に限定されるものではなく、ステンレス鋼薄
板、普通鋼薄板、銅合金薄板、アルミニウム合金薄板な
どや、それらに塗装やめっきなどの表面処理を施した薄
板でも構わない。なお、最近のプレコート鋼板(加工前
の鋼板に加工に耐え得る塗装が施されていて、加工後の
塗装を省略できることを特徴とする鋼板であり、最近
は、鋼板自身の材質や塗膜の品質が向上して、大きな変
形を伴う加工成形が可能となってきている)を採用すれ
ば、テレビ製造工程における塗装工程を省略できるだけ
でなく、安価に意匠性の高い塗装面を得ることができて
好ましい。
【0015】また、ステンレス鋼薄板を採用すれば、耐
食性が高く塗装工程が不要であり、金属光沢などステン
レス鋼特有の高い意匠性を付与できるだけでなく、接合
構造の場合でも、研削仕上すれば、溶接部のない一体構
造としての外見を有する製品を安価で容易に提供でき有
利である。さらに、また、アルミニウム合金薄板を採用
すれば、容易に軽量化が図れる。
食性が高く塗装工程が不要であり、金属光沢などステン
レス鋼特有の高い意匠性を付与できるだけでなく、接合
構造の場合でも、研削仕上すれば、溶接部のない一体構
造としての外見を有する製品を安価で容易に提供でき有
利である。さらに、また、アルミニウム合金薄板を採用
すれば、容易に軽量化が図れる。
【0016】請求項1または請求項5ないし請求項7に
おいて、CRT組み付け前の状態で、フロントキャビネ
ットの上下の窓枠及び左右の窓枠の前面が平面状態であ
ることは、製造コスト的に安価な曲げ成形でフロントキ
ャビネットを製造するための要件でもあり、曲げ成形の
結果得られる状態でもある。フロントキャビネットの外
殻に用いられる金属薄板を曲げ変形で、CRTが持って
いる凸形状に倣わせる力は、薄鋼板を例にして試算する
と、まず、CRTの前面(テレビとしての画面)は、数
メートルの曲率半径を持つ凸形状(水平方向のCRT幅
当たりの突出量Zhで10〜30mm程度、垂直方向の
CRT高さ当たりの突出量Zvで数mm程度)であり、
また、外殻に用いられる薄鋼板の変形剛性は、厚さが約
0.5mm程度で、10〜20N/mm程度であるか
ら、200〜300Nの力で十分にCRT面に沿った変
形をさせることが可能であることが計算される。この値
は、工業的に採用可能な大きさである。
おいて、CRT組み付け前の状態で、フロントキャビネ
ットの上下の窓枠及び左右の窓枠の前面が平面状態であ
ることは、製造コスト的に安価な曲げ成形でフロントキ
ャビネットを製造するための要件でもあり、曲げ成形の
結果得られる状態でもある。フロントキャビネットの外
殻に用いられる金属薄板を曲げ変形で、CRTが持って
いる凸形状に倣わせる力は、薄鋼板を例にして試算する
と、まず、CRTの前面(テレビとしての画面)は、数
メートルの曲率半径を持つ凸形状(水平方向のCRT幅
当たりの突出量Zhで10〜30mm程度、垂直方向の
CRT高さ当たりの突出量Zvで数mm程度)であり、
また、外殻に用いられる薄鋼板の変形剛性は、厚さが約
0.5mm程度で、10〜20N/mm程度であるか
ら、200〜300Nの力で十分にCRT面に沿った変
形をさせることが可能であることが計算される。この値
は、工業的に採用可能な大きさである。
【0017】しかし、その変形状態を詳細にみると、垂
直方向の突出量Zvについては、薄鋼板の変形量が小さ
いこともあって、殻としての膨らみ変形のみで必要変形
量を生じさせることができるが、水平方向の突出量Zh
は、殻としての膨らみ変形のみでは不十分であり、面全
体で曲がることではじめて必要変形量を生じさせること
ができることが判明した。このことは、次のような問題
を含んでいた。すなわち、実際のフロントキャビネット
では、その剛性上の理由や組立上の理由から、上下面ま
たは開口部に水平方向のフランジやリブを持たせる必要
がある場合が多い。このフランジやリブは、CRT水平
方向の突出量Zhに対応する曲げ変形に応じて面内曲げ
変形を生じ、座屈する危険性を有している。これらの部
分で座屈が生じると、フロントキャビネットの外観にも
乱れ(折れ)を生じ(すなわち、滑らかな形状となら
ず)、商品価値を損なうことになる。
直方向の突出量Zvについては、薄鋼板の変形量が小さ
いこともあって、殻としての膨らみ変形のみで必要変形
量を生じさせることができるが、水平方向の突出量Zh
は、殻としての膨らみ変形のみでは不十分であり、面全
体で曲がることではじめて必要変形量を生じさせること
ができることが判明した。このことは、次のような問題
を含んでいた。すなわち、実際のフロントキャビネット
では、その剛性上の理由や組立上の理由から、上下面ま
たは開口部に水平方向のフランジやリブを持たせる必要
がある場合が多い。このフランジやリブは、CRT水平
方向の突出量Zhに対応する曲げ変形に応じて面内曲げ
変形を生じ、座屈する危険性を有している。これらの部
分で座屈が生じると、フロントキャビネットの外観にも
乱れ(折れ)を生じ(すなわち、滑らかな形状となら
ず)、商品価値を損なうことになる。
【0018】そこで、金属薄板製テレビ用フロントキャ
ビネットのCRTへの組み付け時で、CRTとの接触面
にCRT凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせる際
に、フランジまたはリブの座屈を防止するために本発明
が採用する条件について、以下に説明する。薄板の座屈
について、文献による簡易式では(例えば、社団法人日
本機械学会発行「機械工学便覧」改訂第5版第4章第1
13頁)、リブやフランジを単純な曲げと仮定すると、
座屈応力の係数はk=24であり、座屈計算式の定数
(1/12)を考慮すると、限界応力σc は次式で表さ
れる。 σc ={2・E・π2 /(1−ν2 )}・(t/hc )2 ・・・・(2) ここで、Eはヤング率、νはポアソン比、tは板厚、h
c はフランジ限界高さである。
ビネットのCRTへの組み付け時で、CRTとの接触面
にCRT凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせる際
に、フランジまたはリブの座屈を防止するために本発明
が採用する条件について、以下に説明する。薄板の座屈
について、文献による簡易式では(例えば、社団法人日
本機械学会発行「機械工学便覧」改訂第5版第4章第1
13頁)、リブやフランジを単純な曲げと仮定すると、
座屈応力の係数はk=24であり、座屈計算式の定数
(1/12)を考慮すると、限界応力σc は次式で表さ
れる。 σc ={2・E・π2 /(1−ν2 )}・(t/hc )2 ・・・・(2) ここで、Eはヤング率、νはポアソン比、tは板厚、h
c はフランジ限界高さである。
【0019】一方、曲率半径Rの面内曲げで限界高さh
c に生じる曲げ応力は、フランジ付け根部の応力がほぼ
零になると仮定すると、 σb =E・hc /R ・・・・(3) (2)式と(3)式を等しいと置いて、限界高さhc に
ついて整理すると、 hc =(kc ・R・t2 )1/3 ・・・・(1) ここで、座屈の係数kc は2・π2 /(1−ν2 )であ
る。
c に生じる曲げ応力は、フランジ付け根部の応力がほぼ
零になると仮定すると、 σb =E・hc /R ・・・・(3) (2)式と(3)式を等しいと置いて、限界高さhc に
ついて整理すると、 hc =(kc ・R・t2 )1/3 ・・・・(1) ここで、座屈の係数kc は2・π2 /(1−ν2 )であ
る。
【0020】従って、上下の窓枠に設けられるフランジ
またはリブ(水平方向)の高さが、上記(1)式に示す
限界高さhc を越える場合は、座屈を防止できないた
め、フランジまたはリブ(水平方向)の高さをhc 以下
にする必要がある。(1)式の適用例として、特定曲率
(曲率半径R=2000、2500、3000mm)で
の座屈防止の限界高さhcを、板厚t=0.4mm〜
0.8mmの薄鋼板に対して、ポアソン比ν=0.3と
して、計算した結果を図4に示す。
またはリブ(水平方向)の高さが、上記(1)式に示す
限界高さhc を越える場合は、座屈を防止できないた
め、フランジまたはリブ(水平方向)の高さをhc 以下
にする必要がある。(1)式の適用例として、特定曲率
(曲率半径R=2000、2500、3000mm)で
の座屈防止の限界高さhcを、板厚t=0.4mm〜
0.8mmの薄鋼板に対して、ポアソン比ν=0.3と
して、計算した結果を図4に示す。
【0021】なお、請求項2または請求項8では、CR
T組み付け前の状態で、フロントキャビネットの上下の
窓枠及び左右の窓枠の前面が、CRT前面(テレビ画
面)と同じ側に凸で、その曲率がCRT前面(テレビ画
面)の曲率未満の曲率である3次元的な形状を要件とす
る。これは、金属薄板素材の材質や板厚、フロントキャ
ビネットの形状などによっては、CRT凸面に倣わせる
に必要な押し付け力が数百Nになることがあり、この力
の押し付けで、ガラスでできているCRTに変形や破損
を生じせしめる恐れがある場合に有効な構成である。す
なわち、CRT凸面を模擬した型によるプレス加工で、
前記平面状のフロントキャビネットのCRTとの接触面
にCRT凸面曲率に近い3次元的な凸変形を予め与えた
後に、CRTに押し付け組立することで、押し付け荷重
を減じることができる。窓枠の前面が、CRT前面(テ
レビ画面)と逆の側に凸であったり、平面であると上記
効果は得られず、その曲率がCRT前面(テレビ画面)
の曲率以上の曲率であれば、窓枠中央でCRTとの間に
隙間が発生するのを回避できない。請求項2または請求
項8では、曲げ成形のみの場合に比べて凸面加工の型が
増えるが、3次元絞り成形する型に比べて、荷重的にも
形状的にも、遥かに簡易なもので済むので、コストダウ
ン効果は依然として大きいものである。
T組み付け前の状態で、フロントキャビネットの上下の
窓枠及び左右の窓枠の前面が、CRT前面(テレビ画
面)と同じ側に凸で、その曲率がCRT前面(テレビ画
面)の曲率未満の曲率である3次元的な形状を要件とす
る。これは、金属薄板素材の材質や板厚、フロントキャ
ビネットの形状などによっては、CRT凸面に倣わせる
に必要な押し付け力が数百Nになることがあり、この力
の押し付けで、ガラスでできているCRTに変形や破損
を生じせしめる恐れがある場合に有効な構成である。す
なわち、CRT凸面を模擬した型によるプレス加工で、
前記平面状のフロントキャビネットのCRTとの接触面
にCRT凸面曲率に近い3次元的な凸変形を予め与えた
後に、CRTに押し付け組立することで、押し付け荷重
を減じることができる。窓枠の前面が、CRT前面(テ
レビ画面)と逆の側に凸であったり、平面であると上記
効果は得られず、その曲率がCRT前面(テレビ画面)
の曲率以上の曲率であれば、窓枠中央でCRTとの間に
隙間が発生するのを回避できない。請求項2または請求
項8では、曲げ成形のみの場合に比べて凸面加工の型が
増えるが、3次元絞り成形する型に比べて、荷重的にも
形状的にも、遥かに簡易なもので済むので、コストダウ
ン効果は依然として大きいものである。
【0022】フロントキャビネットの下部には、一般
に、テレビとしての調整スイッチ類を納めるために、開
口部が設けられる。この部分にフランジを残す場合の限
界高さも、上記の限界高さhc と全く同じになる。但
し、この開口部分の曲げ剛性が上がると、外見上、曲が
りの滑らかさに変曲点が現れるので、できるだけこの部
分のフランジ高さは低くするか、部分的にフランジに切
れ目を入れて、フランジ全体としての曲げ剛性を下げる
ことが望ましい。ここまでは、式(1)を満足するフラ
ンジをフロントキャビネットの上下に設けた場合につい
て説明して来たが、組立上や剛性上これが不要な構成と
することも可能である。この場合は、上下のフランジの
全くないフロントキャビネットとなって、組立工程でC
RT面へ倣うために付与する曲がり変形は最も容易にな
る。
に、テレビとしての調整スイッチ類を納めるために、開
口部が設けられる。この部分にフランジを残す場合の限
界高さも、上記の限界高さhc と全く同じになる。但
し、この開口部分の曲げ剛性が上がると、外見上、曲が
りの滑らかさに変曲点が現れるので、できるだけこの部
分のフランジ高さは低くするか、部分的にフランジに切
れ目を入れて、フランジ全体としての曲げ剛性を下げる
ことが望ましい。ここまでは、式(1)を満足するフラ
ンジをフロントキャビネットの上下に設けた場合につい
て説明して来たが、組立上や剛性上これが不要な構成と
することも可能である。この場合は、上下のフランジの
全くないフロントキャビネットとなって、組立工程でC
RT面へ倣うために付与する曲がり変形は最も容易にな
る。
【0023】1枚の金属薄板素材の中央部を打ち抜い
て、窓の開いた形状のフロントキャビネットとすれば、
単純な工程で、接合部のない滑らかな外観のフロントキ
ャビネットが得られる。しかし、この場合、素材として
の金属薄板の面積の内、テレビ画面となる部分(フロン
トキャビネットの窓として開いている部分)の素材は、
打ち抜き後、屑になる部分であり、素材歩留りの点で不
利である。しかも、テレビ用フロントキャビネットは、
窓部の面積が全体の60〜70%もあり、その歩留り低
下は無視できない。そこで、図2に示すように、短冊状
の素材を、溶接や接着または機械的接合などの手段で接
合することで、素材歩留りの向上を図ることも好ましい
形態である。
て、窓の開いた形状のフロントキャビネットとすれば、
単純な工程で、接合部のない滑らかな外観のフロントキ
ャビネットが得られる。しかし、この場合、素材として
の金属薄板の面積の内、テレビ画面となる部分(フロン
トキャビネットの窓として開いている部分)の素材は、
打ち抜き後、屑になる部分であり、素材歩留りの点で不
利である。しかも、テレビ用フロントキャビネットは、
窓部の面積が全体の60〜70%もあり、その歩留り低
下は無視できない。そこで、図2に示すように、短冊状
の素材を、溶接や接着または機械的接合などの手段で接
合することで、素材歩留りの向上を図ることも好ましい
形態である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の金属薄板製テ
レビ用フロントキャビネットの基本構造を示すものであ
る。図1に示すフロントキャビネット1は、平板状態で
上面と下面、および、両側面を全て曲げで成形すること
が可能であり、曲げ工程としても最大6工程で、2箇所
以上を同時に曲げ成形すればさらに少ない工程数で全加
工が終了する。
面に基づいて説明する。図1は、本発明の金属薄板製テ
レビ用フロントキャビネットの基本構造を示すものであ
る。図1に示すフロントキャビネット1は、平板状態で
上面と下面、および、両側面を全て曲げで成形すること
が可能であり、曲げ工程としても最大6工程で、2箇所
以上を同時に曲げ成形すればさらに少ない工程数で全加
工が終了する。
【0025】次に、組立工程にて、CRT支持フレーム
11に図3の12に示す部分でネジ締結することで、フ
ロントキャビネットのCRTへの押しつけを行い、CR
T凸面に倣った3次元変形を与えて所定の形状とし、C
RT接触部との隙間の少ない組立品が出来上がる。
11に図3の12に示す部分でネジ締結することで、フ
ロントキャビネットのCRTへの押しつけを行い、CR
T凸面に倣った3次元変形を与えて所定の形状とし、C
RT接触部との隙間の少ない組立品が出来上がる。
【0026】図2は、本発明の他の実施の形態の例であ
る接合組立型フロントキャビネットを示したものであ
る。本例では、フロントキャビネットを、21〜23の
4つの短冊状の部材に分割して成形し、これらを内面側
に設けたフランジ(俗にいう糊代)で接合して完成品と
する。この構造では、フロントキャビネット中央の窓と
して開いている部分の素材が、無駄にならないので、素
材の歩留りを大きく改善することができる。なお、この
構造の場合、フロントキャビネット形状をなすための曲
げ成形は、各分割領域毎に短冊状の素材状態で行なう方
法(請求項7の発明)、および、接合部となるフランジ
の曲げ加工のみをまず行い、接合して、1枚の窓の開い
た平板状素材を製作した後に、フロントキャビネット形
状をなすための曲げ成形をする方法(請求項6の発明、
この場合、接合部のフランジには、切欠を入れて、曲げ
加工の妨げとならないようにする必要がある)があり、
いずれの方法でもよい。ただし、前者の方法では、加工
と金型は簡単であるが工数が増え、後者の方法では、最
終曲げ加工時に糊代部と曲げ金型の干渉を避けるための
金型加工が必要となるなど、それぞれの得失を考慮する
必要がある。
る接合組立型フロントキャビネットを示したものであ
る。本例では、フロントキャビネットを、21〜23の
4つの短冊状の部材に分割して成形し、これらを内面側
に設けたフランジ(俗にいう糊代)で接合して完成品と
する。この構造では、フロントキャビネット中央の窓と
して開いている部分の素材が、無駄にならないので、素
材の歩留りを大きく改善することができる。なお、この
構造の場合、フロントキャビネット形状をなすための曲
げ成形は、各分割領域毎に短冊状の素材状態で行なう方
法(請求項7の発明)、および、接合部となるフランジ
の曲げ加工のみをまず行い、接合して、1枚の窓の開い
た平板状素材を製作した後に、フロントキャビネット形
状をなすための曲げ成形をする方法(請求項6の発明、
この場合、接合部のフランジには、切欠を入れて、曲げ
加工の妨げとならないようにする必要がある)があり、
いずれの方法でもよい。ただし、前者の方法では、加工
と金型は簡単であるが工数が増え、後者の方法では、最
終曲げ加工時に糊代部と曲げ金型の干渉を避けるための
金型加工が必要となるなど、それぞれの得失を考慮する
必要がある。
【0027】以上のようにして、直線状に曲げ成形した
後、組立工程で3次元変形を与えるので、曲げ成形のた
めの金型や設備は簡易なものとなり、設備コストが絞り
金型を用いるものに比べて、大幅に安くなる。さらに、
加工工数も半減するので、総合的なコストダウンの効果
は非常に大きなものである。また、図3に示す、フロン
トキャビネット1とCRT支持フレーム11を締結する
ときの補強として、本発明例で示したフロントキャビネ
ット両端のコの字状の上端と下端をリブで補強する(側
面と内側曲げ部にも上下端にフランジを設け、重なり部
を図5のように接合する)と、外見の形状安定に効果が
ある。なお、実際のフロントキャビネットの製作には、
素材の定型寸法への切断工程や、底板や天板との接合の
ための部分成形や加工が必要であるが、本発明の要旨と
直接関わりがないので説明は省略する。
後、組立工程で3次元変形を与えるので、曲げ成形のた
めの金型や設備は簡易なものとなり、設備コストが絞り
金型を用いるものに比べて、大幅に安くなる。さらに、
加工工数も半減するので、総合的なコストダウンの効果
は非常に大きなものである。また、図3に示す、フロン
トキャビネット1とCRT支持フレーム11を締結する
ときの補強として、本発明例で示したフロントキャビネ
ット両端のコの字状の上端と下端をリブで補強する(側
面と内側曲げ部にも上下端にフランジを設け、重なり部
を図5のように接合する)と、外見の形状安定に効果が
ある。なお、実際のフロントキャビネットの製作には、
素材の定型寸法への切断工程や、底板や天板との接合の
ための部分成形や加工が必要であるが、本発明の要旨と
直接関わりがないので説明は省略する。
【0028】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。 (実施例1)図1は、本発明の基本構造を示すもので、
素材板厚0.5mmの製品例である。CRTの水平曲率
半径Rが2400mmの場合を考えると、フランジの形
状としては、式(1)より求めた図4を利用して、板厚
0.5mmでのフランジ限界高さ約23mm以下を採用
すればよいことが分かる。ここでは、取り扱い時のねじ
れなどによる座屈の発生を避けるために、安全代を考慮
して、フランジ高さは15mmとした。このフロントキ
ャビネット1をCRTへ押し付ける際の荷重は、400
Nが必要であった。
明する。 (実施例1)図1は、本発明の基本構造を示すもので、
素材板厚0.5mmの製品例である。CRTの水平曲率
半径Rが2400mmの場合を考えると、フランジの形
状としては、式(1)より求めた図4を利用して、板厚
0.5mmでのフランジ限界高さ約23mm以下を採用
すればよいことが分かる。ここでは、取り扱い時のねじ
れなどによる座屈の発生を避けるために、安全代を考慮
して、フランジ高さは15mmとした。このフロントキ
ャビネット1をCRTへ押し付ける際の荷重は、400
Nが必要であった。
【0029】(実施例2)図2は、本発明の他の実施例
である接合組立型フロントキャビネットを示したもので
ある。本実施例のフロントキャビネットの板厚や外形寸
法は、実施例1のものと同じにした。フロントキャビネ
ット形状をなすための曲げ成形は、21〜24の4つの
短冊状の部材の単品毎に行い、これら部材の内面側に設
けた10mmのフランジ(糊代)で互いにスポット溶接
で接合して完成品とした。糊代となるフランジ部、すな
わち、部材21と部材22、24が接続される部分、お
よび、部材23と部材22、24が接続される部分の成
形は、部材21〜24の単品毎にフロントキャビネット
形状をなすための曲げ成形を行う際に同時に形成した。
この構造では、フロントキャビネット中央の窓として開
いている部分(約700mm×400mm)の素材が、
無駄にならないので、素材の歩留まりを大きく改善する
ことができた。また、金型費は、絞り成形の加工工数が
9工程に対し、本実施例では4工程に減ずることができ
たため、絞り成形金型費に比べて約1/4に低減でき
た。
である接合組立型フロントキャビネットを示したもので
ある。本実施例のフロントキャビネットの板厚や外形寸
法は、実施例1のものと同じにした。フロントキャビネ
ット形状をなすための曲げ成形は、21〜24の4つの
短冊状の部材の単品毎に行い、これら部材の内面側に設
けた10mmのフランジ(糊代)で互いにスポット溶接
で接合して完成品とした。糊代となるフランジ部、すな
わち、部材21と部材22、24が接続される部分、お
よび、部材23と部材22、24が接続される部分の成
形は、部材21〜24の単品毎にフロントキャビネット
形状をなすための曲げ成形を行う際に同時に形成した。
この構造では、フロントキャビネット中央の窓として開
いている部分(約700mm×400mm)の素材が、
無駄にならないので、素材の歩留まりを大きく改善する
ことができた。また、金型費は、絞り成形の加工工数が
9工程に対し、本実施例では4工程に減ずることができ
たため、絞り成形金型費に比べて約1/4に低減でき
た。
【0030】(実施例3)実施例1で製造したフロント
キャビネットの窓枠をCRTに倣って曲面成形し、左右
の窓枠部分のCRTへの倣い性を調査したところ、CR
Tに倣った曲面成形が特性向上に特に効果があることが
判明した。すなわち、フロントキャビネット1をCRT
へ押し付ける際の荷重が、実施例1では400N必要で
あったのに対し、本実施例では50Nと1/8に減じ
た。また、フロントキャビネット1とCRTの間に部分
的にできる左右の窓枠部の隙間も、実施例1から大幅に
小さくなり、10μmの分解能のレーザ変位計の測定で
はその計測誤差レベル以下の隙間となった。
キャビネットの窓枠をCRTに倣って曲面成形し、左右
の窓枠部分のCRTへの倣い性を調査したところ、CR
Tに倣った曲面成形が特性向上に特に効果があることが
判明した。すなわち、フロントキャビネット1をCRT
へ押し付ける際の荷重が、実施例1では400N必要で
あったのに対し、本実施例では50Nと1/8に減じ
た。また、フロントキャビネット1とCRTの間に部分
的にできる左右の窓枠部の隙間も、実施例1から大幅に
小さくなり、10μmの分解能のレーザ変位計の測定で
はその計測誤差レベル以下の隙間となった。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、金属薄板
でテレビ用のフロントキャビネットを成形するにあた
り、絞り成形を不要とし、少ない個数の製品においても
高品質で安価な成形を可能にしている。これにより、プ
レコート鋼板を含む金属薄板を利用することができ、美
麗でリサイクル性に優れた金属薄板の用途を大きく拡大
し、製品加工における塗装工程を不要とすることもで
き、高能率で低コストなテレビ用フロントキャビネット
を、安価に製造可能にするものである。
でテレビ用のフロントキャビネットを成形するにあた
り、絞り成形を不要とし、少ない個数の製品においても
高品質で安価な成形を可能にしている。これにより、プ
レコート鋼板を含む金属薄板を利用することができ、美
麗でリサイクル性に優れた金属薄板の用途を大きく拡大
し、製品加工における塗装工程を不要とすることもで
き、高能率で低コストなテレビ用フロントキャビネット
を、安価に製造可能にするものである。
【図1】本発明の構造の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の構造の他の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】図1のフロントキャビネットをCRTへ組み付
ける手順を説明するための斜視図である。
ける手順を説明するための斜視図である。
【図4】フランジの面内曲げにおける座屈限界を示す図
である。
である。
【図5】フロントキャビネットの、CRT支持フレーム
取り付け部の補強構造を示す斜視図である。
取り付け部の補強構造を示す斜視図である。
1 フロントキャビネット 2 CRT 3 フロントキャビネットの窓部 11 メインフレーム 21 フロントキャビネット上部窓枠部 22 フロントキャビネット右窓枠部 23 フロントキャビネット下部窓枠部 24 フロントキャビネット左窓枠部
Claims (9)
- 【請求項1】 テレビの外殻の前面部で、CRT前面
(テレビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テレビ
用フロントキャビネットにおいて、CRT組み付け前の
状態で、フロントキャビネットの上下の窓枠及び左右の
窓枠の前面が平面状態であり、かつ、上下の窓枠に設け
られるフランジまたはリブ(水平方向)の高さが、下記
式(1)に示す限界高さhc 以下であることを特徴とす
る、CRTへの組み付け時に、前記フランジまたはリブ
のCRT水平方向の曲率での曲げによる座屈を防止しな
がら、CRTとの接触面にCRT凸面に倣った3次元的
な凸変形を生じさせることのできる金属薄板製テレビ用
フロントキャビネット。 hc =(kc ・R・t2 )1/3 ・・・・・(1) ここで、 kc (座屈の係数)=2・π2 /(1−ν2 )、 π:円周率、ν:ポアソン比、 R:CRTの水平方向の曲率半径、t:薄板の板厚。 - 【請求項2】 テレビの外殻の前面部で、CRT前面
(テレビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テレビ
用フロントキャビネットにおいて、CRT組み付け前の
状態で、フロントキャビネットの上下の窓枠及び左右の
窓枠の前面が、CRT前面(テレビ画面)と同じ側に凸
で、その曲率がCRT前面(テレビ画面)の曲率未満の
曲率である3次元的な形状を有し、かつ、上下の窓枠に
設けられるフランジまたはリブ(水平方向)の高さが、
下記式(1)に示す限界高さhc以下であることを特徴
とする、CRTへの組み付け時に、前記フランジまたは
リブのCRT水平方向の曲率での曲げによる座屈を防止
しながら、CRTとの接触面にCRT凸面に倣った3次
元的な凸変形を生じさせることのできる金属薄板製テレ
ビ用フロントキャビネット。 hc =(kc ・R・t2 )1/3 ・・・・・(1) ここで、 kc (座屈の係数)=2・π2 /(1−ν2 )、 π:円周率、ν:ポアソン比、 R:CRTの水平方向の曲率半径、t:薄板の板厚。 - 【請求項3】 フロントキャビネットの外殻が2領域以
上に分割され、その境界に接着または溶接または機械的
接合による接合構造を有することを特徴とする請求項1
または請求項2記載の金属薄板製テレビ用フロントキャ
ビネット。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
に記載の金属薄板製テレビ用フロントキャビネットが、
CRTの凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせる押
しつけ力で組み込まれていることを特徴とするテレビ。 - 【請求項5】 テレビの外殻の前面部で、CRT前面
(テレビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テレビ
用フロントキャビネットの製造方法において、1枚の金
属薄板を、フロントキャビネットの外形、CRT前面の
テレビ画面が入る窓部、および/またはスイッチ類用開
口部を成形でき、かつ、上下の窓枠に設けられるフラン
ジまたはリブ(水平方向)の高さが、下記式(1)に示
す限界高さhc 以下となる所定の形状に、切断または打
ち抜き後、CRT面と接触するフロントキャビネット前
面の上下の窓枠及び左右の窓枠相当部が平板状態で、上
下の窓枠のフランジ部および/またはリブ部と、左右の
窓枠の側面部とを、同時にまたは順次、直線状に曲げ成
形することを特徴とする、CRT組み付け前の状態で、
フロントキャビネットの上下の窓枠及び左右の窓枠の前
面が平面状態であり、CRTへの組み付け時に、前記フ
ランジまたはリブのCRT水平方向の曲率での曲げによ
る座屈を防止しながら、CRTとの接触面にCRT凸面
に倣った3次元的な凸変形を生じさせることのできる金
属薄板製テレビ用フロントキャビネットの製造方法。 hc =(kc ・R・t2 )1/3 ・・・・・(1) ここで、 kc (座屈の係数)=2・π2 /(1−ν2 )、 π:円周率、ν:ポアソン比、 R:CRTの水平方向の曲率半径、t:薄板の板厚。 - 【請求項6】 1枚の金属薄板を、前記所定の形状に切
断または打ち抜く代わりに、フロントキャビネットの外
殻を2領域以上に分割した部品の組み立て構造とし、各
分割領域に相当する金属薄板を、各分割領域毎に別個に
切断または打ち抜きにより切り出し、その際、金属薄板
の切り出し形状は、フロントキャビネットの最終組み立
て状態で、フロントキャビネットの外形、CRT前面の
テレビ画面が入る窓部、および/またはスイッチ類用開
口部を造形でき、かつ、上下の窓枠に設けられるフラン
ジまたはリブ(水平方向)の高さが、前記式(1)に示
す限界高さhc 以下となる所定の板形状とし、その後、
分割状態の金属薄板を相互に接着または溶接または機械
的接合により接合して、前記曲げ成形に供することを特
徴とする請求項5記載の金属薄板製テレビ用フロントキ
ャビネットの製造方法。 - 【請求項7】 テレビの外殻の前面部で、CRT前面
(テレビとしての画面)の四周を囲う金属薄板製テレビ
用フロントキャビネットの製造方法において、フロント
キャビネットの外殻を2領域以上に分割した部品の組み
立て構造とし、各分割領域に相当する金属薄板を、各分
割領域毎に別個に切断または打ち抜きにより切り出し、
その際、金属薄板の切り出し形状は、フロントキャビネ
ットの最終組み立て状態で、フロントキャビネットの外
形、CRT前面のテレビ画面が入る窓部、および/また
はスイッチ類用開口部を造形でき、かつ、上下の窓枠に
設けられるフランジまたはリブ(水平方向)の高さが、
下記式(1)に示す限界高さhc 以下となる所定の板形
状とし、その後、各分割領域毎に別個に、CRT面と接
触するフロントキャビネット前面の上下の窓枠及び左右
の窓枠相当部が平板状態で、上下の窓枠のフランジ部お
よび/またはリブ部と、左右の窓枠の側面部とを、同時
にまたは順次、直線状に曲げ成形して分割状態のフロン
トキャビネットの外殻部品を製造し、さらに、該部品を
相互に接着または溶接または機械的接合により接合する
ことを特徴とする、CRT組み付け前の状態で、フロン
トキャビネットの上下の窓枠及び左右の窓枠の前面が平
面状態であり、CRTへの組み付け時に、前記フランジ
またはリブのCRT水平方向の曲率での曲げによる座屈
を防止しながら、CRTとの接触面にCRT凸面に倣っ
た3次元的な凸変形を生じさせることのできる金属薄板
製テレビ用フロントキャビネットの製造方法。 hc =(kc ・R・t2 )1/3 ・・・・・(1) ここで、 kc (座屈の係数)=2・π2 /(1−ν2 )、 π:円周率、ν:ポアソン比、 R:CRTの水平方向の曲率半径、t:薄板の板厚。 - 【請求項8】 さらに、前記フロントキャビネットの上
下の窓枠及び左右の窓枠の前面の平面部に、CRT凸面
を模擬した型によるプレス加工を施して、CRT前面
(テレビ画面)と同じ側に凸で、その曲率がCRT前面
(テレビ画面)の曲率未満の曲率である3次元的な形状
を付与することを特徴とする請求項5ないし請求項7の
いずれか1項に記載の金属薄板製テレビ用フロントキャ
ビネットの製造方法。 - 【請求項9】 請求項5ないし請求項8のいずれか1項
に記載の金属薄板製テレビ用フロントキャビネットを、
CRTの凸面に倣った3次元的な凸変形を生じさせる押
しつけ力で組み込むことを特徴とするテレビの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7545096A JPH09247585A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 金属薄板製テレビ用フロントキャビネット及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7545096A JPH09247585A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 金属薄板製テレビ用フロントキャビネット及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09247585A true JPH09247585A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13576630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7545096A Withdrawn JPH09247585A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 金属薄板製テレビ用フロントキャビネット及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09247585A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6536855B2 (en) | 2000-04-18 | 2003-03-25 | Funai Electric Co., Ltd. | Front cabinet and television set |
| EP2059036A1 (en) * | 2007-11-08 | 2009-05-13 | Funai Electric Co., Ltd. | Display |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP7545096A patent/JPH09247585A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6536855B2 (en) | 2000-04-18 | 2003-03-25 | Funai Electric Co., Ltd. | Front cabinet and television set |
| EP2059036A1 (en) * | 2007-11-08 | 2009-05-13 | Funai Electric Co., Ltd. | Display |
| US7999883B2 (en) | 2007-11-08 | 2011-08-16 | Funai Electric Co., Ltd. | Display |
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