JPH09247687A - 動きベクトルを生成するための方法および装置 - Google Patents

動きベクトルを生成するための方法および装置

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JPH09247687A
JPH09247687A JP9036765A JP3676597A JPH09247687A JP H09247687 A JPH09247687 A JP H09247687A JP 9036765 A JP9036765 A JP 9036765A JP 3676597 A JP3676597 A JP 3676597A JP H09247687 A JPH09247687 A JP H09247687A
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Everett George Vail
エヴェレット・ジョージ・ヴェイル・ザ=サード
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、フレーム・ピクチャのフィ
ールド動き推定を効率的に計算することである。 【解決手段】 本発明によれば、重複探索回路を使用す
る2つの探索で4つの必要な探索を同時に行えるように
する形でフィールド・データを区分することによる、デ
ィジタル・ビデオ動画のフィールド動きの計算が提供さ
れる。これによって、処理時間が50%短縮される。こ
こでは、4つの探索のうちの2つで、同一の現マクロブ
ロックのパリティf1データが使用され、他の2つの探
索で、同一の現マクロブロックのパリティf2データが
使用されるという事実が利用されている。基準データ
は、2つの別々のアレイに格納するか、2つの読取りポ
ートを有する1つのアレイに格納することができる。代
替案によれば、4組の探索回路を利用することができ
る。この手段によって、4つの探索を並列に完了するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル・ビジ
ュアル・イメージの圧縮に関し、具体的には、時間方向
の圧縮すなわち、ピクチャ間の冗長性の減少に関する。
ピクチャ間の冗長性は、動きベクトルの使用を介して減
らされるか、除去される。
【0002】ディジタル・テレビジョン・ピクチャを含
むテレビジョン・ピクチャは、f1パリティとf2パリテ
ィの2つのフィールドからなり、水平のf1パリティ画
素走査線が、水平のf2パリティ画素走査線の間にイン
ターリーブされている。あるパリティの走査線がまず走
査され、その後に反対のパリティの走査線が走査され
る。これによって、「フリッカ」が減少する。本発明に
よれば、フィールド動きすなわち、パリティ・フィール
ドに基づく動きベクトルが、重複探索回路を使用する2
つの探索で4つの必要な探索を同時に行えるようにする
形でフィールド・データを区分することによって、ディ
ジタル・ビデオの動画で計算される。これによって、処
理時間が50%短縮される。また、ここでは、4つの探
索のうちの2つで、同一の現マクロブロックのパリティ
1データが使用され、他の2つの探索で、同一の現マ
クロブロックのパリティf2データが使用されるという
事実が利用されている。基準データは、2つの別々のア
レイに格納するか、2つの読取りポートを有する1つの
アレイに格納することができる。代替案によれば、4組
の探索回路を利用することができる。この手段によっ
て、4つの探索を並列に完了することができる。
【0003】
【従来の技術】最近10年間で、世界規模の電子通信シ
ステムの出現によって、情報を送受する方法の機能が強
化された。具体的に言うと、リアル・タイムのビデオ・
システムおよびオーディオ・システムの能力が、近年に
大幅に改良された。ビデオオンデマンドやビデオ会議な
どのサービスを加入者に提供するためには、膨大な量の
ネットワーク帯域幅が必要である。実際、ネットワーク
帯域幅は、このようなシステムの有効性に対する主な疎
外要因となることがしばしばである。
【0004】ネットワークによって課せられる制約を克
服するために、圧縮アルゴリズムと圧縮システムが現れ
た。これらのアルゴリズムおよびシステムは、ピクチャ
・シーケンスおよびオーディオ・シーケンスの冗長性を
除去することによって、伝送しなければならないビデオ
・データおよびオーディオ・データの量を減らす。受信
端では、ピクチャ・シーケンスが伸長され、リアルタイ
ムに表示できる。
【0005】ここで現れたビデオ圧縮標準規格の1例
が、MPEG(Moving Picture Experts Group)標準規
格である。MPEG規格では、所与のピクチャ内とピク
チャ間の両方のビデオ圧縮が定義されている。ピクチャ
内のビデオ圧縮は、離散コサイン変換、量子化、可変長
コーディングおよびハフマン・コーディングによる、時
間領域から周波数領域へのディジタル・イメージの変換
によって達成される。ピクチャ間のビデオ圧縮すなわ
ち、時間方向の冗長性の除去は、動き推定と称する処理
を介して達成され、この処理では、動きベクトルを使用
して、あるピクチャから別のピクチャへの画素の組の平
行移動を記述する。
【0006】ピクチャから時間方向の冗長性を除去する
ために、16×16マクロブロックである現マクロブロ
ックを、基準フレームの探索区域内の他のすべての16
×16マクロブロックと比較する。現16×16マクロ
ブロックは、動きベクトルによって、最適一致基準マク
ロブロックにマッピングされる。探索回路または探索論
理が、最適一致基準ブロックを見つけるのに使用され
る。最適一致基準ブロックとは、そのマクロブロックと
現マクロブロックの間の累算絶対画素差が最小のマクロ
ブロックである。
【0007】MPEG標準規格では、進行する(フレー
ム・)マクロブロックを、1マクロブロック(フレー
ム)または2つのインターレース式(フィールド・)マ
クロブロックのいずれかとして、動き推定を用いて符号
化することができる。あるマクロブロックを符号化する
ための最適の方法(最適一致)すなわち、1つまたは複
数のフレーム・タイプ探索によるか、4つ以上のフィー
ルド・タイプ探索によるかの決定は、ピクチャ・タイプ
がPタイプ(predictive、順方向予測)かBタイプ(bi
-directional、双方向予測)かに依存する。Pタイプ・
ピクチャは、全画素動き推定論理すなわち全画素動き推
定ソフトウェアまたは全画素動き推定回路での5つの探
索を必要とする。探索のそれぞれの基準データは、基準
ピクチャの異なる区域からとることができる。これと同
一の探索が、Bタイプ・ピクチャの基準ピクチャのそれ
ぞれで必要であるが、Bタイプ・ピクチャの場合は双方
向探索が追加される。現マクロブロックは、フレームと
して基準フレーム探索区域に対して探索される。その
後、現マクロブロックのf1走査線が、基準f1探索区域
および基準f2探索区域に対して探索される。最後に、
現マクロブロックのf2走査線を、基準f1探索区域およ
び基準f2探索区域に対して探索しなければならない。
この探索は次のとおりである。 1.現フレーム − 基準フレーム 2.現f1 − 基準f1 3.現f1 − 基準f2 4.現f2 − 基準f1 5.現f2 − 基準f2
【0008】リアル・タイム符号化の性能要件を満たす
ためには、これらの探索を十分高速に完了する必要があ
る。これは、Bタイプ(双方向補間)フレーム・ピクチ
ャを符号化する時に特に厳しい要件である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
主目的は、リアル・タイム符号化の性能要件を満たすの
に十分な速さで探索を完了することである。これは、B
タイプ(双方向)フレーム・ピクチャを符号化する時に
特に重要である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記および他の
目的は、本発明の方法および装置によって達成される。
本発明の解決策は、2段がまえになっている。
【0011】まず、基準データは、重複探索回路を使用
して、探索2(現f1対基準f1)と探索3(現f1対基
準f2)を同時に実行できるようにし、探索4(現f2
基準f1)と探索5(現f2対基準f2)を同時に実行で
きるようにする形で区分できる。これによって、処理時
間が50%短縮される。また、ここでは、探索2と探索
3で同一の現マクロブロックf1データが使用され、探
索4と探索5で同一の現マクロブロックf2データが使
用されるという事実が利用されている。探索ごとに基準
ピクチャの異なる区域からとることができる基準データ
は、2つの別々のアレイか、2つの読取りポートを有す
る1つのアレイに格納することができる。
【0012】その代わりに、4組の探索回路を利用する
ことができる。この手段によって、探索を並列に完了す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、MPEGおよびHDT
Vに準拠するエンコーダおよび符号化処理に関する。こ
のエンコーダによって実行される符号化機能には、デー
タ入力、動き推定、マクロブロック・モード生成、デー
タ再構成、エントロピ・コーディングおよびデータ出力
が含まれる。動き推定と動き補償は、時間方向の圧縮機
能である。これらは、高い計算要件を有する繰り返して
使用される機能であり、これらには、逆離散コサイン変
換、逆量子化、動き補償などの集中的な再構成処理が含
まれる。
【0014】具体的に言うと、本発明は、動き推定、動
き補償および動き予測に関し、さらに具体的には、動き
ベクトルの計算に関する。動き補償では、現ピクチャを
ブロック、たとえばマクロブロックに分割した後に、類
似の内容を有する近傍ブロックに関して前に伝送された
ピクチャ内を探索することによって、時間方向の冗長性
を利用する。現ブロックの画素と基準ピクチャから抽出
された予測ブロックの画素の間の差分だけが、伝送のた
め実際に圧縮され、その後、伝送される。
【0015】動き補償と予測の最も単純な方法は、すべ
ての画素の輝度とクロミナンスすなわち強度と色を
「I」ピクチャに記録した後に、後続ピクチャのすべて
の特定の画素の輝度とクロミナンスすなわち強度と色の
変化を記録することである。しかし、これは、伝送媒体
の帯域幅、メモリ、処理能力および処理時間において非
経済的である。というのは、物体がピクチャ間で移動す
る、すなわち、画素内容が、あるピクチャのある位置か
ら後続ピクチャの異なる位置へ移動するからである。よ
り進歩した発想は、前のピクチャまたは後続のピクチャ
を使用して、たとえば動きベクトルを用い、画素のブロ
ックが前のピクチャまたは後続ピクチャのどこにあるか
を予測し、その結果を「予測ピクチャ」または「P」ピ
クチャとして書き込むことである。具体的に言うと、こ
れには、第iピクチャの画素または画素のマクロブロッ
クが、第i−1ピクチャまたは第i+1ピクチャのどこ
にあるかの最適推定または最適予測を行うことが含まれ
る。もう1ステップ進めると、前のピクチャと後続ピク
チャの両方を使用して、ピクセルのブロックが中間ピク
チャまたは「B」ピクチャのどこにあるかが予想され
る。
【0016】ピクチャ符号化順序とピクチャ伝送順序
は、ピクチャ表示順序と一致する必要がないことに留意
されたい。図2を参照されたい。I−P−Bシステムの
場合、入力ピクチャ伝送順序は、符号化順序と異なり、
入力ピクチャは、符号化に使用されるまで一時的に記憶
されなければならない。この入力は、使用されるまでバ
ッファに格納される。
【0017】説明のため、MPEG準拠符号化の一般化
された流れ図を図1に示す。この流れ図では、第iピク
チャのイメージと第i+1ピクチャのイメージを処理し
て、動きベクトルを生成する。動きベクトルによって、
画素のマクロブロックが前のピクチャまたは後続のピク
チャのどこにあるかが予測される。完全なイメージでは
なく動きベクトルを使用することが、MPEG標準規格
およびHDTV標準規格の時間方向圧縮の鍵となる態様
である。図1からわかるように、動きベクトルは、一旦
生成されると、第iピクチャから第i+1ピクチャへの
画素のマクロブロックの平行移動に使用される。
【0018】図1からわかるように、符号化処理では、
第iピクチャと第i+1ピクチャのイメージをエンコー
ダ・ユニット11で処理して、たとえば第i+1ピクチ
ャおよび後続ピクチャの符号化と伝送に使用される形態
の動きベクトルを生成する。後続ピクチャの入力画像1
11'は、エンコーダの動き推定ユニット43に入る。
動きベクトル113は、動き推定ユニット43の出力と
して形成される。これらのベクトルは、動き補償ユニッ
ト41によって、このユニットによる出力のために、
「基準」データと称する前または将来のピクチャからの
マクロブロック・データを取り出すのに使用される。動
き補償ユニット41の1つの出力は、符号を反転して動
き推定ユニット43からの出力と加算され、離散コサイ
ン変換ユニット21の入力に入る。離散コサイン変換ユ
ニット21の出力は、量子化ユニット23で量子化され
る。量子化ユニット23の出力は、2つの出力、ピクチ
ャ出力121とフィードバック・ピクチャ131に分割
される。ピクチャ出力121は、ラン・レングス・エン
コーダなど、伝送の前の次の圧縮と処理のために下流要
素である可変長コーディング・ユニット25に入り、フ
ィードバック・ピクチャ131は、フレーム・メモリ4
2への格納のため、画素の符号化されたマクロブロック
の再構成に進む。説明のために示されたエンコーダで
は、この第2出力であるフィードバック・ピクチャ13
1は、逆量子化ユニット29と逆離散コサイン変換ユニ
ット31を通って、差分マクロブロックのロッシイ版が
返される。このデータは、動き補償ユニット41の出力
と加算され、フレーム・メモリ42に元のピクチャのロ
ッシイ版が返される。
【0019】図2からわかるように、ピクチャには3つ
のタイプがある。「イントラ・ピクチャ」または「I」
ピクチャは、全体として符号化され、伝送され、動きベ
クトルの定義を必要としない。これらの「I」ピクチャ
は、動きベクトルの供給源として働く。「順方向予測ピ
クチャ」または「P」ピクチャは、前のピクチャから動
きベクトルによって形成され、将来のピクチャの動きベ
クトルの供給源として働くことができる。最後に、「双
方向予測ピクチャ」または「B」ピクチャは、過去と将
来の2つの他のピクチャから動きベクトルによって形成
され、動きベクトルの供給源として働くことはできな
い。動きベクトルは、「I」ピクチャと「P」ピクチャ
から生成され、「P」ピクチャと「B」ピクチャの形成
に使用される。
【0020】動き推定を実行する方法の1つを図3に示
すが、これは、第iピクチャのマクロブロック211か
ら次のピクチャの1領域全体を探索して、最適一致マク
ロブロック213を見つけることによる。この形でマク
ロブロックを平行移動すると、図4に示されるように、
第i+1ピクチャのマクロブロックのパターンがもたら
される。この形で、第iピクチャを、たとえば動きベク
トルと差分データによって、少量だけ調節して、第i+
1ピクチャを生成する。符号化されるのは、動きベクト
ルと差分データであって、第i+1ピクチャ自体ではな
い。動きベクトルによって、イメージの一部がピクチャ
からピクチャへ平行移動され、差分データによって、ク
ロミナンス、輝度および彩度の変化、すなわち、陰影と
照明の変化が伝えられる。
【0021】図3に戻って、第i+1ピクチャ内の位置
と同一の第iピクチャ内の位置から開始することによっ
て、よい一致を探す。探索ウィンドウを第iピクチャ内
に作成する。この探索ウィンドウ内で最適一致を探す。
見つかったならば、そのマクロブロックの最適一致動き
ベクトルをコーディングする。最適一致マクロブロック
のコーディングには、動きベクトルすなわち、y方向で
何画素とx方向で何画素が、次のピクチャで最適に一致
して表示されるかが含まれる。やはり符号化されるの
が、「予測誤差」とも称する差分データであり、これ
は、現マクロブロックと最適一致基準マクロブロックの
間のクロミナンスと輝度の差である。
【0022】本発明には、ピクチャ間ビデオ圧縮のため
に、現ピクチャのマクロブロックから過去のピクチャの
マクロブロックへの動きベクトルを生成する方法が含ま
れる。これは、f1パリティとf2パリティのイメージを
有する動画で行われる。下で説明するように、この方法
には、下記の5つの最適一致マクロブロック探索の実行
が含まれる。 1). 現フレーム対基準フレーム 2). 現f1フィールド対基準f1フィールド 3). 現f1フィールド対基準f2フィールド 4). 現f2フィールド対基準f1フィールド 5). 現f2フィールド対基準f2フィールド
【0023】動きベクトル生成には、探索ウィンドウ内
での最適一致探索による動きベクトルの端点の選択が含
まれる。この探索には、探索2)と探索3)を同時に実
行するステップと、探索4)と探索5)を同時に実行す
るステップが含まれる。
【0024】すなわち、本発明の方法には、 a. 基準f1フィールドおよび基準f2フィールドの基
準フィールド・データと現f1フィールド・データを同
時に読み取るステップと、 b. 基準f1フィールドおよび基準f2フィールドの基
準フィールド・データと現f2フィールド・データを同
時に読み取るステップとが含まれる。
【0025】これは、非常に計算集中型の処理である
「B」ピクチャまたは「双方向予測符号化」ピクチャの
符号化に特に有用である。これには、 a.前のピクチャから、探索2)と探索3)を同時に実
行し、探索4)と探索5)を同時に実行するステップ
と、 b.後続ピクチャから、探索2)と探索3)を同時に実
行し、探索4)と探索5)を同時に実行するステップと
が含まれる。
【0026】ピクチャから時間方向の冗長性を除去する
ために、16×16マクロブロックである現マクロブロ
ックを、基準フレームの探索区域内の他のすべての16
×16マクロブロックと比較する。現16×16マクロ
ブロックは、動きベクトルによって、最適一致基準マク
ロブロックにマッピングされる。探索回路または探索論
理を使用して、最適一致基準ブロックを見つける。最適
一致基準マクロブロックとは、それと現マクロブロック
の間の累算絶対画素差が最小のマクロブロックである。
【0027】MPEG標準規格では、進行する(フレー
ム・)マクロブロックを、1マクロブロック(フレー
ム)または2つのインターレース式(フィールド・)マ
クロブロックのいずれかとして、動き推定を用いて符号
化することができる。あるマクロブロックを符号化する
ための最適の方法(最適一致)すなわち、1つまたは複
数のフレーム・タイプ探索によるか、4つ以上のフィー
ルド・タイプ探索によるかの決定は、ピクチャ・タイプ
がPタイプ(predictive、順方向予測)かBタイプ(bi
-directional、双方向予測)かに依存する。Pタイプ・
ピクチャは、全画素動き推定論理すなわち全画素動き推
定ソフトウェアまたは全画素動き推定回路での5つの探
索を必要とする。探索のそれぞれの基準データは、基準
ピクチャの異なる区域からとることができる。これと同
一の探索が、Bタイプ・ピクチャの基準ピクチャのそれ
ぞれで必要であるが、Bタイプ・ピクチャの場合は双方
向探索が追加される。現マクロブロックは、フレームと
して基準フレーム探索区域に対して探索される。その
後、現マクロブロックのf1走査線が、基準f1探索区域
および基準f2探索区域に対して探索される。最後に、
現マクロブロックのf2走査線を、基準f1探索区域およ
び基準f2探索区域に対して探索しなければならない。
この探索は次のとおりである。 1). 現フレーム − 基準フレーム 2). 現f1フィールド対基準f1フィールド 3). 現f1フィールド対基準f2フィールド 4). 現f2フィールド対基準f1フィールド 5). 現f2フィールド対基準f2フィールド
【0028】本発明の方法は、ディジタル・ビデオ動画
を符号化するためのエンコーダ内で実行することができ
る。このエンコーダには、f1パリティとf2パリティの
イメージを有する動画でのピクチャ間ビデオ圧縮のため
に、現ピクチャのマクロブロックから過去のピクチャの
マクロブロックへの動きベクトルを生成するための回路
が含まれる。このエンコーダの回路には、最適一致マク
ロブロックに関する5つの探索を実行するための手段が
含まれる。上で説明し、列挙したように、これらの探索
は次のとおりである。 1). 現フレーム対基準フレーム 2). 現f1フィールド対基準f1フィールド 3). 現f1フィールド対基準f2フィールド 4). 現f2フィールド対基準f1フィールド 5). 現f2フィールド対基準f2フィールド
【0029】本発明の教示によれば、この回路は、探索
2)と探索3)を同時に実行し、探索4)と探索5)を
同時に実行する。この回路は、これを a.基準f1フィールドと基準f2フィールドの基準フィ
ールド・データと現f1フィールド・データを同時に読
み取ることと、 b.基準f1フィールドと基準f2フィールドの基準フィ
ールド・データと現f2フィールド・データを同時に読
み取ることとによって達成する。
【0030】本発明の特に好ましい実施例によれば、基
準フィールド・データの2つの区域が同時に読み取られ
る。これは、基準フィールド・データを区分し、前記基
準データを2つの別々のアレイに格納することによって
達成できる。その代わりに、2つの読取りポートを有す
るアレイに基準フィールド・データを格納することによ
って、これを達成することができる。
【0031】上で要約された探索を図6および図7に示
す。図6および図7には、1つのアレイに格納された基
準データを用いるフレーム探索とフィールド探索の結果
の順次計算が、概略形式で示されている。
【0032】リアル・タイム符号化の性能要件を満たす
ためには、十分な速さで探索を完了することが必要であ
る。これは、Bタイプ(双方向)フレーム・ピクチャを
符号化する時に特に厳しい要件である。
【0033】本発明の特に好ましい実施例によれば、基
準ピクチャ・データを格納するための、2つの読取りポ
ートを有するRAMすなわちDRAMまたはオンチップ
・アレイが、エンコーダに含まれるか、エンコーダと共
に使用される。
【0034】本発明によれば、フィールド動きベクトル
すなわち、パリティ・フィールドに基づく動きベクトル
は、重複探索回路を使用する2つの探索で4つの必要な
探索を同時に実行できるようになる形でフィールド・デ
ータを区分することによって、ディジタル・ビデオ動画
で計算される。これによって、処理時間が50%短縮さ
れる。また、ここでは、4つの探索のうちの2つで、同
一の現マクロブロックのパリティf1データが使用さ
れ、他の2つの探索で、同一の現マクロブロックのパリ
ティf2データが使用されるという事実が利用されてい
る。基準データは、2つの別々のアレイに格納するか、
2つの読取りポートを有する1つのアレイに格納するこ
とができる。代替案によれば、4組の探索回路を利用す
ることができる。この手段によって、4つの探索を並列
に完了することができる。
【0035】本発明によれば、重複探索論理すなわち探
索ソフトウェアまたは重複探索回路が提供され、フィー
ルド・データは、探索2)と探索3)すなわち現f1
基準f1と現f1対基準f2を実質的に同時に実行でき、
探索4)と探索5)すなわち現f2対基準f1と現f2
基準f2を実質的に同時に実行できる形で区分される。
探索のそれぞれにtクロック・サイクルを要する場合、
同時探索によって、4つの探索に要する時間が、4tク
ロック・サイクルから2tクロック・サイクルに短縮さ
れる。
【0036】同時探索では、探索2)と探索3)すなわ
ち現f1対基準f1と現f1対基準f2で、同一の現マクロ
ブロックf1データが使用され、探索4)と探索5)す
なわち現f2対基準f2と現f2対基準f2で、同一の現マ
クロブロックf2データが使用されるという事実が利用
されている。2つの探索を並列に完了するためには、基
準データの2つの区域を同時に読み取ることが必要であ
る。これは、基準データを区分し、2つの別々のアレイ
または2つの読取りポートを有する単一のアレイに格納
することによって達成される。第2組の探索論理を追加
することによって、探索を並列に完了できるようにな
る。これを図9および図10に示す。図9および図10
には、区分された基準データと重複論理回路を用いるフ
ィールド結果の計算が、概略形式で示されている。
【0037】柔軟性のために、任意選択の遅延段を、各
探索対の第2探索に追加することができる。遅延段を通
るパスの完了時に、探索論理は、基準探索ウィンドウ内
の異なる位置に対応する1組の累算絶対画素差を作る。
比較論理を使用して、この差を評価し、値が小さいほう
を選択する。この活動は、完了に複数サイクルを必要と
する可能性がある。任意選択の遅延段を使用して、両方
の探索が同一サイクルに完了しないようにすることがで
きる。これによって、2組の比較論理を有する必要がな
くなる。しかし、2組の比較論理が設けられる実施態様
では、遅延段をなくすことができる。
【0038】いくつかの好ましい実施態様および実施例
に関して本発明を説明してきたが、これによって本発明
の範囲を制限する意図はなく、本発明は本明細書に記載
の請求の範囲によってのみ制限される。
【0039】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0040】(1)f1パリティのイメージとf2パリテ
ィのイメージとを有する動画でピクチャ間ビデオ圧縮の
ために現ピクチャのマクロブロックから過去のピクチャ
のマクロブロックへの動きベクトルを生成する方法にお
いて、 1). 現フレーム対基準フレームと、 2). 現f1フィールド対基準f1フィールドと、 3). 現f1フィールド対基準f2フィールドと、 4). 現f2フィールド対基準f1フィールドと、 5). 現f2フィールド対基準f2フィールドとの5つ
の最適一致マクロブロックに関する探索の実行を含み、
探索2)および探索3)を同時に実行するステップと、
探索4)および探索5)を同時に実行するステップとを
含む方法。 (2)a. 基準f1フィールドおよび基準f2フィール
ドの基準フィールド・データと現f1フィールド・デー
タとを同時に読み取るステップと、 b. 基準f1フィールドおよび基準f2フィールドの基
準フィールド・データと現f2フィールド・データとを
同時に読み取るステップとを含む、上記(1)に記載の
方法。 (3)a. 前のピクチャから、探索2)および探索
3)を同時に実行するステップと、探索4)および探索
5)を同時に実行するステップと、 b. 後続のピクチャから、探索2)および探索3)を
同時に実行するステップと、探索4)および探索5)を
同時に実行するステップとを含む「B」双方向ピクチャ
の符号化を含む、上記(1)に記載の方法。 (4)基準フィールド・データの2つの区域の同時読取
りを含む、上記(1)に記載の方法。 (5)基準フィールド・データの区分と、前記基準フィ
ールド・データの2つの別々のアレイへの格納を含む、
上記(4)に記載の方法。 (6)基準フィールド・データの区分と、2つの読取り
ポートを有するアレイへの前記基準フィールド・データ
の格納を含む、上記(4)に記載の方法。 (7)探索のそれぞれの基準データが、基準ピクチャの
同一の探索区域からのデータであることを特徴とする、
上記(1)に記載の方法。 (8)探索のそれぞれの基準データが、基準ピクチャの
異なる区域からのデータであることを特徴とする、上記
(1)に記載の方法。 (9)2組の探索回路を用いる探索の実行を含む、上記
(1)に記載の方法。 (10)4組の探索回路を用いる探索の実行を含む、上
記(1)に記載の方法。 (11)f1パリティのイメージとf2パリティのイメー
ジとを有する動画でピクチャ間ビデオ圧縮のために現ピ
クチャのマクロブロックから過去のピクチャのマクロブ
ロックへの動きベクトルを生成するための回路を含む、
ディジタル・ビデオ動画を符号化するためのエンコーダ
において、前記回路が、 1). 現フレーム対基準フレームと、 2). 現f1フィールド対基準f1フィールドと、 3). 現f1フィールド対基準f2フィールドと、 4). 現f2フィールド対基準f1フィールドと、 5). 現f2フィールド対基準f2フィールドとの5つ
の最適一致マクロブロックに関する探索を実行するため
の手段を含み、前記回路が、探索2)および探索3)を
同時に実行し、探索4)および探索5)を同時に実行す
るエンコーダ。 (12)前記回路が、 a. 基準f1フィールドおよび基準f2フィールドの基
準フィールド・データと現f1フィールド・データを同
時に読み取り、 b. 基準f1フィールドおよび基準f2フィールドの基
準フィールド・データと現f2フィールド・データを同
時に読み取ることを特徴とする、上記(11)に記載の
エンコーダ。 (13)さらに、基準フィールド・データを格納するた
めの、2つの読取りポートを有するフィールド・メモリ
を含む、上記(11)に記載のエンコーダ。 (14)2組の探索回路を有する、上記(11)に記載
のエンコーダ。 (15)4組の探索回路を有する、上記(11)に記載
のエンコーダ。
【図面の簡単な説明】
【図1】離散コサイン変換ユニット21、量子化ユニッ
ト23、可変長コーディング・ユニット25、逆量子化
ユニット29、逆離散コサイン変換ユニット31、動き
補償ユニット41、フレーム・メモリ42および動き推
定ユニット43を含む一般化されたMPEG2準拠のエ
ンコーダ・ユニット11の流れ図である。データ経路に
は、第iピクチャ入力111、差分データ112、動き
ベクトル113、ピクチャ出力121、動き推定および
動き補償のためのフィードバック・ピクチャ131およ
び、動き補償されたピクチャ101が含まれる。この図
では、第iピクチャが、フレーム・メモリ42内に存在
し、第i+1ピクチャが、動き推定ユニットを用いて符
号化されつつあることが仮定されている。
【図2】Iピクチャ、PピクチャおよびBピクチャ、そ
の表示順序と伝送順序の例、順方向動き予測および逆方
向動き予測を示す図である。
【図3】後続のまたは前のフレームまたはピクチャの最
適一致ブロックに対する現フレームまたは現ピクチャ内
の動き推定ブロックからの探索を示す図である。マクロ
ブロック211および211'は、両方のピクチャの同
一位置を表す。
【図4】前のピクチャでの位置から新しいピクチャへの
動きベクトルによるブロックの移動と、動きベクトルを
使用した後に調節された前のピクチャのブロックを示す
図である。
【図5】図6と図7の配置を示す図である。
【図6】1つのアレイに格納された基準データを用いる
フレーム検索結果とフィールド検索結果の順次計算を概
略形式で示す図である。
【図7】1つのアレイに格納された基準データを用いる
フレーム検索結果とフィールド検索結果の順次計算を概
略形式で示す図である。
【図8】図9と図10の配置を示す図である。
【図9】区分された基準データと重複探索回路を用いる
フィールド結果の計算を概略形式で示す図である。
【図10】区分された基準データと重複探索回路を用い
るフィールド結果の計算を概略形式で示す図である。
【符号の説明】
11 エンコーダ・ユニット 21 離散コサイン変換ユニット 23 量子化ユニット 25 可変長コーディング・ユニット 29 逆量子化ユニット 31 逆離散コサイン変換ユニット 41 動き補償ユニット 42 フレーム・メモリ 43 動き推定ユニット 101 動き補償されたピクチャ 111 第iピクチャ入力 111' 後続ピクチャの入力画像 112 差分データ 113 動きベクトル 121 ピクチャ出力 131 フィードバック・ピクチャ 211 マクロブロック 211' マクロブロック 213 最適一致マクロブロック

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】f1パリティのイメージとf2パリティのイ
    メージとを有する動画でピクチャ間ビデオ圧縮のために
    現ピクチャのマクロブロックから過去のピクチャのマク
    ロブロックへの動きベクトルを生成する方法において、 1). 現フレーム対基準フレームと、 2). 現f1フィールド対基準f1フィールドと、 3). 現f1フィールド対基準f2フィールドと、 4). 現f2フィールド対基準f1フィールドと、 5). 現f2フィールド対基準f2フィールドとの5つ
    の最適一致マクロブロックに関する探索の実行を含み、 探索2)および探索3)を同時に実行するステップと、
    探索4)および探索5)を同時に実行するステップとを
    含む方法。
  2. 【請求項2】a. 基準f1フィールドおよび基準f2
    ィールドの基準フィールド・データと現f1フィールド
    ・データとを同時に読み取るステップと、 b. 基準f1フィールドおよび基準f2フィールドの基
    準フィールド・データと現f2フィールド・データとを
    同時に読み取るステップとを含む、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】a. 前のピクチャから、探索2)および
    探索3)を同時に実行するステップと、探索4)および
    探索5)を同時に実行するステップと、 b. 後続のピクチャから、探索2)および探索3)を
    同時に実行するステップと、探索4)および探索5)を
    同時に実行するステップとを含む「B」双方向ピクチャ
    の符号化を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】基準フィールド・データの2つの区域の同
    時読取りを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】基準フィールド・データの区分と、前記基
    準フィールド・データの2つの別々のアレイへの格納を
    含む、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】基準フィールド・データの区分と、2つの
    読取りポートを有するアレイへの前記基準フィールド・
    データの格納を含む、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】探索のそれぞれの基準データが、基準ピク
    チャの同一の探索区域からのデータであることを特徴と
    する、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】探索のそれぞれの基準データが、基準ピク
    チャの異なる区域からのデータであることを特徴とす
    る、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】2組の探索回路を用いる探索の実行を含
    む、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】4組の探索回路を用いる探索の実行を含
    む、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】f1パリティのイメージとf2パリティの
    イメージとを有する動画でピクチャ間ビデオ圧縮のため
    に現ピクチャのマクロブロックから過去のピクチャのマ
    クロブロックへの動きベクトルを生成するための回路を
    含む、ディジタル・ビデオ動画を符号化するためのエン
    コーダにおいて、前記回路が、 1). 現フレーム対基準フレームと、 2). 現f1フィールド対基準f1フィールドと、 3). 現f1フィールド対基準f2フィールドと、 4). 現f2フィールド対基準f1フィールドと、 5). 現f2フィールド対基準f2フィールドとの5つ
    の最適一致マクロブロックに関する探索を実行するため
    の手段を含み、前記回路が、 探索2)および探索3)を同時に実行し、探索4)およ
    び探索5)を同時に実行するエンコーダ。
  12. 【請求項12】前記回路が、 a. 基準f1フィールドおよび基準f2フィールドの基
    準フィールド・データと現f1フィールド・データを同
    時に読み取り、 b. 基準f1フィールドおよび基準f2フィールドの基
    準フィールド・データと現f2フィールド・データを同
    時に読み取ることを特徴とする、請求項11に記載のエ
    ンコーダ。
  13. 【請求項13】さらに、基準フィールド・データを格納
    するための、2つの読取りポートを有するフィールド・
    メモリを含む、請求項11に記載のエンコーダ。
  14. 【請求項14】2組の探索回路を有する、請求項11に
    記載のエンコーダ。
  15. 【請求項15】4組の探索回路を有する、請求項11に
    記載のエンコーダ。
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EP0793388A2 (en) 1997-09-03
TW388173B (en) 2000-04-21
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