JPH0924786A - 車室内の衝撃エネルギ吸収構造 - Google Patents

車室内の衝撃エネルギ吸収構造

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JPH0924786A
JPH0924786A JP7179215A JP17921595A JPH0924786A JP H0924786 A JPH0924786 A JP H0924786A JP 7179215 A JP7179215 A JP 7179215A JP 17921595 A JP17921595 A JP 17921595A JP H0924786 A JPH0924786 A JP H0924786A
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pillar
trim
impact energy
absorbing
impact
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JP7179215A
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Ikumasa Moriyasu
郁雅 森安
Naoyuki Suzuki
直幸 鈴木
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車室内の乗員のピラー部分への衝
撃に対する保護を行なう車室内の衝撃エネルギ吸収構造
に関し、ピラー部の拡幅を抑制しピラー部近傍の開口幅
の確保や車両の良好な外観を確保しながら、衝突時の衝
撃エネルギを吸収しながら乗員を保護できるようにしよ
うとするものである。 【解決手段】 ピラー1と、ピラー1の車室内側正面を
覆う正面部10A及び車室内側縁部を覆う側縁部10
B,10Cを有するトリム部材10とをそなえ、トリム
部材10の側縁部10B,10Cの内側に、ピラー1の
車室内側斜め側方からの衝撃エネルギを吸収しうる衝撃
吸収部材23が設けられて、この衝撃吸収部材23が、
衝撃エネルギ吸収時に、トリム部材10の側縁部10
B,10Cをピラー1の側縁端部へ当接しないような位
置に案内するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の衝突時等
に、車室内の乗員のピラー部分への衝撃エネルギを吸収
して、該乗員を保護できるようにするために用いて好適
の、車室内の衝撃エネルギ吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車社会の熟成に伴うように、
乗員に対する安全対策に関する要請が高まっている。特
に、自動車の衝突時に対する乗員の保護対策として、種
々の技術が開発されている。
【0003】例えば、衝突時に車室(キャビン)を保護
するための対策として、衝突時の前後方向からの衝撃に
対して、車体自体が潰れながら衝撃エネルギを吸収でき
るようにした、車体の前後の衝撃吸収構造は広く普及し
てきている。また、衝突時に乗員の身体を直接的に保護
するための対策として、ヘッドレストやシートベルトの
他、エアバッグ等の開発も進められている。
【0004】つまり、衝突の形態として自動車が後方か
ら追突される場合があるが、このように後方からの衝突
の際には、乗員が慣性力等から後向きに強い力を受け
る。これに対しては、ヘッドレストがシートバックとと
もに乗員の背部及び頭部を支持しているので、乗員はシ
ートバックやヘッドレストに支えられながら、後方への
衝突を免れる。
【0005】また、例えば前方からの衝突に対しては、
乗員が慣性力等から前向きに強い力を受ける。これに対
しては、シートベルトが乗員の前方への移動を阻止する
ので乗員は前方への衝突を免れることができる。また、
乗員が前向きに極めて強い力を受けた場合には、エアバ
ッグにより、乗員の前方への衝撃エネルギを弾性的に吸
収するので乗員は前方のハンドルやダッシュパネルやウ
インドゥ等への衝突を免れることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車の衝
突の形態としては、その代表的なものが前後からの衝突
であるが、衝突形態の研究に伴って自動車が側方から衝
突を受ける形態も少なくないことがわかってきたため、
このような側方からの衝突への対策として、例えばドア
パネルに補強材を追加するなどして、ドアの強度を高め
ることにより、車室を保護する対策も開発されている。
【0007】また、自動車の衝突時には、車室内の乗員
に働いている慣性力などによって、乗員が車室内の側面
に衝突するような力を受ける場合も考えられる。すなわ
ち、上述のように、衝突時に乗員に車体の前後方向への
力が加わった際には、シートバックやヘッドレスト及び
シートベルトやエアバッグ等により、乗員の車室内前部
後部への衝突を回避することができるが、乗員が車室内
の側面に向かうような力を受けると、乗員が車室内の側
面に衝突するおそれがある。
【0008】そこで、特に、乗員が車室内の側面の強度
の高い部位に衝突することを回避できるようにしたい。
この車室内側面の強度の高い部位の代表的なものは、ピ
ラーである。例えば、図5は乗員を保護するためにピラ
ー部分に要求される衝撃吸収構造が基準を満たしている
か検査する衝撃吸収試験の試験範囲及び衝撃方向範囲の
一例を示す図である。ここではセンタピラーに関して示
しているが、ピラー(センタピラー)1の車室内側に設
けられたピラーインナ2の所要の高さ範囲において、ハ
ッチングを付して示すような範囲及び方向から衝撃吸収
試験を行なう。つまり、ピラーインナ2がピラーアウタ
3と結合する前側フランジ部4から後側フランジ部5に
亘ったピラー1の全範囲においてそれぞれ対応する方向
から、乗員を模した物体で所定の衝撃荷重を加えて、衝
撃吸収が十分に行なわれるかを試験するのである。
【0009】ピラー部分の車内側に衝撃吸収構造を設け
た場合、このような領域で所要の方向から所定の衝撃荷
重を与えても、上記物体がピラーインナ2に直接達する
前に衝撃が吸収されてしまえば、衝撃吸収構造に問題が
ないと判断できる。なお、図5中の符号6,7は一般に
フランジ部4,5に装着されるフランジトリムである。
【0010】このような衝撃荷重を加える態様の代表的
なものは、ピラーインナ2の正面の中心部分に向けてa
方向かからの衝撃試験と、ピラーインナ2の側部に向け
てb,b′方向からからの衝撃試験と、ピラーインナ2
の縁部のフランジ部4,5に向けてc,c′方向からの
衝撃試験である。このように各方向から衝撃吸収試験を
行なうのは、ピラー1に対して乗員が衝突する可能性の
考えられるあらゆる方向を考慮したもので、逆に言え
ば、乗員がピラー1にどの様な方向から衝突しようとし
ても、これらの各方向からの衝撃エネルギを確実に吸収
して乗員を保護できるような衝撃吸収構造を実現したい
のである。
【0011】一般に乗用車には、ピラーインナ2をトリ
ムで覆ったものが広く存在するが、このようなトリム
は、車室内の見栄えを向上させたり、また、乗員がピラ
ー部分に接触したときの触感を良好にする程度のもので
ある。このような従来のトリムとしては、例えば図6に
示すような構成のものが一般的である。つまり、図6に
示すように、ピラーインナ2とトリム7との間には、特
に目的とするような衝撃吸収を行なえる部材は介装され
てはおらず、また、ピラーインナ2とトリム8との隙間
dも小さく、トリム8に衝撃を加えると、ピラーインナ
2にすぐに底当たりする。
【0012】そこで、図7,図8に示すように、内部に
衝撃吸収用リブ11をそなえたトリム10を開発した。
このトリム10では、衝撃吸収用リブ11は、このトリ
ム10及び衝撃吸収用リブ11はいずれも樹脂製であ
り、特に、衝撃吸収用リブ11はトリム10と一体成形
されている。なお、図8では、図5とは反対に、ピラー
インナ2が上方にピラーアウタ3が下方になるように描
かれている。
【0013】トリム10は、図8に示すように、ピラー
インナ2の幅方向中央に上下に延在する車室内側面2A
に対応した中央平面部10Aと、ピラーインナ2の縁部
に形成されたフランジ部4,5を覆うように中央平面部
10Aの両側縁から滑らかに彎曲形成された側縁彎曲部
10B,10Cとをそなえている。側縁彎曲部10B,
10Cの端縁10b,10cはフランジ部4,5の位置
よりもやや車体外方まで達している。また、フランジ部
4,5には、フランジトリム6,7が装着さている。
【0014】衝撃吸収用リブ11は、図7に示すよう
に、トリム10の中央平面部10Aの裏面に形成された
中央部用リブ12と、トリム10の側縁彎曲部10B,
10Cの裏面に形成された側縁部用リブ13とをそなえ
ている。中央部用リブ12は、ピラー1の長手方向へ延
びるように所要間隔で並んだ複数の縦方向リブ14A,
14B,14Cと、ピラー1の幅方向へ延びるように所
要間隔で並んだ複数の横方向リブ15とが互いに結合す
ることにより構成されており、これらの縦方向リブ14
A,14B,14Cと複数の横方向リブ15とにより、
4角形セルの配列したハニカム構造に形成されている。
【0015】なお、縦方向リブ14A,14B,14C
のうちリブ14A,14Bと複数の横方向リブ15は、
ピラーインナ2にトリム10を装着したときに先端がピ
ラーインナ2の車室内側面2Aに当接又は接近するよう
に長さを設定されている。一方、側縁彎曲部10C側に
位置する縦方向リブ14Cは、ピラー1のフランジ部
4,5の端面を覆うように、トリム10の側縁彎曲部1
0B,10Cの端縁10b,10cの位置まで延長され
ており、この縦方向リブ14Cで、フランジトリム6,
7を装着されたフランジ部5を挟持するようなかたちに
なっている。
【0016】側縁部用リブ13は、横方向リブ15と平
行になるようにピラー1の幅方向へ所要間隔で複数延設
されたもので、その側縁13aはトリム10の側縁彎曲
部10Cの端縁10cまで形成されている。また、その
先端部13bは縦方向リブ14Cに結合しており、略4
角形のセルの配列した一種のハニカム構造に形成されて
いる。ここでは、トリム10の側縁彎曲部10Cには衝
撃吸収上比較的大きな剛性が要求されるので、側縁部用
リブ13は横方向リブ15よりも高密度に設けられてい
る。
【0017】このような構成により、乗員がピラー1回
りに衝突しようとした際、a方向からの衝撃には主とし
てリブ14B,15が衝撃エネルギに応じて座屈変形し
たり破壊したりしながら衝撃エネルギを吸収し、b方向
からの衝撃には主としてリブ13,14Cが座屈変形し
たり破壊したりしながら衝撃エネルギを吸収し、c方向
から衝撃が加わると主としてリブ13,14Cが座屈変
形したり破壊したりしながら衝撃エネルギを吸収する。
【0018】ところで、上述の衝撃エネルギの吸収は、
トリム10がピラーインナ2に達する前に完了しなけれ
ばならないので、トリム10からピラーインナ2までの
距離(各リブの長さにも対応する)、即ち、エネルギ吸
収ストロークを十分に確保する必要がある。しかしなが
ら、このように、エネルギ吸収ストロークを十分に確保
しようとすると、トリム10が車室内側へ大きく突出し
て不具合を生じる。特に、トリム10の側縁彎曲部10
B,10Cからにフランジ部5に向かうような衝撃、即
ち、c′方向やc方向からの衝撃に対してエネルギ吸収
ストロークを確保しようとすると、トリム10の幅(車
長方向の外形長さ)を大きくしなくてはならず、ピラー
部分(トリム10を含んだピラー部全体)の幅が拡幅す
ることになり、ドア開口幅を縮小させて乗降性を低下さ
せる不具合や、車両の外観(見栄え)を悪化させる不具
合などを招くことになる。
【0019】例えば図9に示すように、トリム10の側
縁彎曲部10Cからc方向に向かう衝撃に対しては、主
としてリブ13が変形し破壊しながら衝撃エネルギを吸
収するが、トリム10表面とフランジ部5の端縁との間
(距離D1)には、トリム10の他に、リブ13の内端
の当接するリブ14C,フランジトリム7が介在して、
これに、リブ13等の潰れ残り20が介在することにな
るので、有効なエネルギ吸収ストロークSとしては、ト
リム10表面とフランジ部5の端縁との距離(出っ張り
量)D1よりもこれらの介在物の厚みD2分だけ減少す
る(S=D1−D2)。
【0020】したがって、頭部を模した衝撃体Hを衝突
させた場合に、最も理想的には、衝撃体Hが符合H1で
示すようにフランジ部5の端縁に当接する直前まで衝撃
エネルギを吸収し続けられればよいが、実際には、衝撃
体HがH2の位置からH3の位置まで進むまでの間に衝
撃吸収を行なわなければならない。厚みD2分のトリム
10の張り出しによって、ピラー部分の幅が拡幅するこ
とになり、ドア開口幅を縮小させて乗降性を低下させる
不具合や、車両の外観(見栄え)を悪化させる不具合な
どを招くのである。
【0021】ところで、実開平3−37040号公報に
はピラーガーニッシュ取付構造が開示さているが、この
技術はピラーガーニッシュの取付位置を調整可能とした
もので、上述のようにピラーに加わる衝撃に対しては考
慮されておらず、上述の課題を解決しうるものではな
い。また、実開平3−68149号公報にはピラートリ
ムの取付構造が開示さているが、この技術はピラートリ
ムの変形を防止しようとするものでやはり上述のように
ピラーに加わる衝撃に対しては考慮されておらず、やは
り、上述の課題を解決しうるものではない。
【0022】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、乗員が頭部をピラーの車室内側に衝突しても、こ
の衝突時の衝撃エネルギを吸収しながら乗員を保護でき
るようにするとともに、この保護に伴うピラー部の拡幅
を抑制してピラー部近傍の開口幅の確保や車両の良好な
外観を確保できるようにした、車室内の衝撃エネルギ吸
収構造を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車室内の衝撃エネルギ吸収構造は、自動車に
設けられたピラーと、該ピラーの車室内側正面を覆う正
面部と、該ピラーの車室内側縁部を覆う側縁部とを有し
て、該ピラーの車室内側を被覆するトリム部材とをそな
え、該トリム部材の該側縁部の内側に、該ピラーの車室
内側斜め側方からの衝撃エネルギを吸収しうる衝撃吸収
部材が設けられて、該衝撃吸収部材が、衝撃エネルギ吸
収時に、該トリム部材の側縁部を該ピラーの側縁端部へ
当接しないような位置に案内するように構成されている
ことを特徴としている。
【0024】これにより、トリム部材の側縁部の内側に
設けられた衝撃吸収部材が、ピラーの車室内側斜め側方
からの衝撃エネルギを吸収する。この衝撃エネルギ吸収
時には、トリム部材の側縁部も変形するが、この変形時
に、衝撃吸収部材が、トリム部材の側縁部をピラーの側
縁端部へ当接しないような位置に案内するので、トリム
部材の変形がピラーの側縁端部によって規制されなくな
って、トリム部材の衝撃エネルギ吸収ストロークが増大
する。
【0025】請求項2記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造は、請求項1記載の構成において、該正面
部の内側に、該ピラーの車室内側正面方向からの衝撃エ
ネルギを吸収しうる衝撃吸収用リブが設けられているこ
とを特徴としている。これにより、該ピラーの車室内側
正面方向から衝撃が加わると、該トリム部材の正面部の
内側に設けられた衝撃吸収用リブが、この衝撃エネルギ
を吸収するようになる。
【0026】請求項3記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造は、請求項2記載の構成において、該衝撃
吸収用リブ及び該トリム部材が樹脂材料により一体形成
されていることを特徴としている。これにより、該衝撃
吸収用リブ及び該トリム部材が樹脂材料により一体形成
されているので、該衝撃吸収用リブを該トリム部材と協
働させながら該衝撃エネルギの吸収を行ない易くなる。
また、部品点数を削減でき、型成形等により該衝撃吸収
用リブ及び該トリム部材を極めて容易に製造することも
できる。
【0027】請求項4記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成
において、該衝撃吸収部材が、衝撃エネルギ入力時に所
要の変形モードで変形しうる可撓性部材であることを特
徴としている。これにより、該衝撃吸収部材が、衝撃エ
ネルギ入力時には撓みながら所要の変形モードで変形す
るので、トリム部材の側縁部をピラーの側縁端部へ当接
しないように適切に案内することができる。
【0028】請求項5記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造は、請求項4記載の構成において、該衝撃
吸収部材が、上記の所要の変形モードで変形しうるよう
に予め屈曲点を形成された板金部材であることを特徴と
している。これにより、該衝撃吸収部材は、予め形成さ
れた屈曲点で屈曲変形していきながら、上記の所要の変
形モードに変形する。また、該衝撃吸収部材は、板金部
材であるため、板厚を薄くしながら所要の剛性を確保で
き、短い変形ストロークで衝撃エネルギの吸収を行ない
やすい。
【0029】請求項6記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造は、請求項4又は5記載の構成において、
該衝撃吸収部材が、一端を該ピラーに結合されて他端を
該トリム部材の側縁部に結合されたトリム部材取付用ブ
ラケットであることを特徴としている。これにより、該
衝撃吸収部材が、トリム部材取付用ブラケットであっ
て、一端を該ピラーに結合されて他端を該トリム部材の
側縁部に結合されているので、通常時には、該ピラーを
通じて該トリム部材を支持しながら、衝撃入力時の衝撃
エネルギの吸収を行なうことができる。
【0030】請求項7記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造は、請求項1〜6のいずれかに記載の構成
において、該ピラーの側縁端部にフランジ部が形成さ
れ、該トリム部材の該側縁部が、該フランジ部から衝撃
エネルギ吸収ストローク分の距離を開けながら該フラン
ジ部を該車室内側から被覆するように配設されているこ
とを特徴としている。
【0031】これにより、トリム部材の側縁部が、フラ
ンジ部から衝撃エネルギ吸収ストローク分の距離を開け
ながら該フランジ部を該車室内側から被覆するので、該
ピラーの側縁端部に向けて衝撃が加わった場合にも、該
トリム部材が該フランジ部の近傍に達するまでに、衝撃
エネルギが吸収され、衝撃体が該フランジ部に直接当接
することがない。
【0032】請求項8記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造は、請求項7記載の構成において、該フラ
ンジ部にフランジトリムが装着され、該フランジトリム
に、該トリム部材の該側縁部の端縁に接合するような突
出部が形成されていることを特徴としている。これによ
り、該フランジ部に装着されたフランジトリムの突出部
が、該トリム部材の該側縁部の端縁に接合するので、こ
れらのフランジトリム及びトリム部材で該フランジ部を
完全に被覆することができ、車両の外観が向上する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。図1,図2は、本発明の一実
施形態としての車室内の衝撃エネルギ吸収構造を示すも
のであり、この実施形態では、センタピラーを例に説明
する。また、図1は、センタピラーの後半部を中心に示
しているが、鎖線で示すピラー中心線CLを中心に前半
部も後半部と略同様に構成される。
【0034】図1に示すように、ピラー(センタピラ
ー)1のピラーインナ(インナ部材)2の車室内側面2
Aを被覆するように、トリム(トリム部材)10が装備
されている。このトリム10の内側には、衝撃吸収用リ
ブ11,12が設けられ、トリム10をピラーインナ2
に装着することで、ピラーインナ2の車室内側面2Aと
トリム10との間に、この衝撃吸収用リブ11,12が
介在するようになっている。なお、3はピラーアウタ
(アウタ部材)である。
【0035】本実施形態では、トリム10及び衝撃吸収
用リブ11,12はいずれも樹脂製であり、且つ、衝撃
吸収用リブ11,12はトリム10と一体成形により形
成されている。このようなトリム10は、図1,図2に
示すように、ピラーインナ2の幅方向中央に上下に延在
する車室内側面2Aの正面(車室内側正面)に対応した
正面部10Aと、ピラーインナ2の縁部(即ち、ピラー
1の車室内側縁部)に形成されたフランジ部4,5を車
室内側から覆うように正面部10Aの両側縁から滑らか
に彎曲形成された側縁彎曲部(側縁部)10B,10C
とをそなえている。ここでは、側縁彎曲部10B,10
Cの端縁10b,10cはフランジ部4,5の位置より
もやや車体内方に形成されているが、フランジ部4,5
を車室内側から被覆するように配設されており、ピラー
部近傍の車室内側の外観を向上させている。
【0036】トリム10の正面部10Aは、ピラーイン
ナ2の車室内側面2Aから所定距離D1だけ離隔してお
り、衝撃吸収用リブ11,12は、このようなトリム1
0の裏面に形成されて、正面部10Aと車室内側面2A
との間に介在するように設置されている。また、衝撃吸
収用リブ12は、トリム10の幅方向の中央に設けら
れ、衝撃吸収用リブ11はこの衝撃吸収用リブ12の両
側に設けられている。
【0037】このうち、衝撃吸収用リブ11はトリム1
0の正面部10Aの裏面に、正面部10Aやピラーイン
ナ2の車室内側面2Aの中央部と垂直な平面として構成
されている。また、衝撃吸収用リブ12は、正面部10
Aやピラーインナ2の車室内側面2Aの中央部とやや角
度をもった一対の傾斜平面12Aとピラーインナ2の車
室内側面2Aに当接する中央正面12Bとからなり、中
央平面には、トリム10をネジ22を通じてピラーイン
ナ2にネジ止めするためのネジ穴12Cが設けられてお
り、衝撃吸収用リブ12は、衝撃吸収部材兼取付け部材
として構成されている。
【0038】これらの衝撃吸収用リブ11,12は、主
としてピラーインナ2の正面方向(a方向)からの衝撃
を吸収し、また、ピラーインナ2の斜め方向(b,b′
方向)からの衝撃の一部も吸収するようになっている。
特に、後述する板金製の衝撃吸収部材としてのブラケッ
ト23と協働しながら、例えばa方向やb,b′方向や
c,c′方向からの所要の大きさの衝撃に対して、トリ
ム10がピラーインナ2の表面に衝突するまでにエネル
ギ吸収をしうるように、トリム10自体や各リブ11,
12の剛性や、トリム10とピラーインナ2との距離D
1,D2が設定されている。なお、トリム10や各リブ
11,12の剛性は、これらの材質設定にもよるが、各
厚みT,T1,T2や間隔D3,D4で所要の大きさに
設定しうる他に、リブ12の角度θも剛性調整に寄与し
うる。
【0039】一方、側縁彎曲部10B,10Cは、ピラ
ーインナ2のフランジ部4,5から所定距離D2だけ離
隔しており、側縁彎曲部10B,10Cとピラーインナ
2との間には、板金製の衝撃吸収部材であるトリム取付
用ブラケット(以下、衝撃吸収用ブラケットという)2
3が介装されている。この衝撃吸収用ブラケット23
は、板金製であり、両端部をビス又はネジ24A,24
Bでピラーインナ2及び側縁彎曲部10B,10Cに結
合され、トリム10をピラーインナ2に固定している。
このため、衝撃吸収用ブラケット23,ピラーインナ2
及び側縁彎曲部10B,10Cにはビス穴又はネジ穴2
5が形成されている。
【0040】そして、この板金製の衝撃吸収用ブラケッ
ト23には、屈曲点P1,P2,P3で予め屈曲形成さ
れており、ピラーインナ2に浅い傾斜方向(c,c′方
向)から向かう衝撃が加えられると、この衝撃吸収用ブ
ラケット23が屈曲点P1,P2,P3での屈曲度を大
きくしながら、衝撃エネルギを吸収するようになってい
る。特に、この屈曲時のブラケット23の変形モード
は、図1に鎖線で示すように、側縁彎曲部10B,10
Cの端部をフランジ部4,5よりも車室内側へ案内する
ように設定されている。
【0041】このブラケット23は、主としてピラーイ
ンナ2に浅い傾斜方向(c,c′方向)からの衝撃を吸
収し、また、ピラーインナ2の斜め方向(b,b′方
向)からの衝撃の一部も衝撃吸収用リブ11,12と協
働して吸収するようになっている。このため、ブラケッ
ト23は、例えばc,c′方向やb,b′方向からの所
要の大きさの衝撃に対して、トリム10がピラーインナ
2の表面に衝突するまでにエネルギ吸収をしうるよう
に、その剛性を設定されている。もちろん、このブラケ
ット23の剛性は、前述のトリム10や各リブ11,1
2の剛性等と関連して設定される。
【0042】なお、このようなブラケット23の変形モ
ードは、ブラケット23の固定点(ビス又はネジ24
A,24Bによる結合点)及び屈曲点P1,P2,P3
の相互間距離の調整により設定することができる。ま
た、ここでは、屈曲点や固定点というように点と表現し
ているが、これは図1のように平面視状態での点であ
り、ブラケット23は実際には図2に示すように上下方
向に長さを有しており、屈曲点や固定点は実際には線状
のものである。
【0043】また、本実施形態では、衝撃吸収用リブ1
1のピラーインナ2側の端部は、ブラケット23のピラ
ーインナ2側の端部に当接している。さらに、本構造で
は、フランジ部4,5に装着されるフランジトリム6,
7の外端部には、リップ状の突出部6A,7Aが突出し
ており、この突出部6A,7Aがトリム10の側縁彎曲
部10B,10Cの車外側表面に接合して、トリム10
内を遮蔽している。なお、6B,7Bはフランジ部4,
5に一体に形成されたウェザーストリップである。
【0044】本発明の一実施形態としての車室内の衝撃
エネルギ吸収構造は、上述のように構成されているの
で、乗員がピラー1回りに衝突しようとした際に、以下
のようにして、緩衝して乗員を保護する。つまり、例え
ば図1中に示すように、トリム10の正面部10Aにa
方向から衝撃が加わると、主として衝撃吸収用リブ1
1,12がこの衝撃を負担し、これらのリブ11,12
が衝撃エネルギに応じて座屈変形したり破壊したりしな
がら、トリム10の正面部10Aがピラーインナ2に達
する前に、この衝撃エネルギが吸収される。
【0045】したがって、乗員がトリム10の正面部1
0Aにa方向から衝突しても衝撃が一定レベル以下に緩
衝され、乗員を保護することができる。また、例えば図
1中に示すように、トリム10の正面部10Aと側縁彎
曲部10B,10Cにb′方向又はb方向から衝撃が加
わると、リブ11,12とと衝撃吸収用ブラケット23
とが協働してこの衝撃を負担し、これらの11,12が
衝撃エネルギに応じて座屈変形したり破壊したりブラケ
ット23が屈曲変形したりしながら、トリム10がピラ
ーインナ2の角部に達する前に、この衝撃エネルギが吸
収される。したがって、乗員がトリム10にb,b′方
向から衝突しても衝撃が一定レベル以下に緩衝され、乗
員を保護することができる。
【0046】また、例えば図1中に示すように、トリム
10の側縁彎曲部10B,10Cにc′方向又はc方向
から衝撃が加わると、この場合は、主としてブラケット
23がこの衝撃を負担し、ブラケット23が屈曲変形
(弾性変形や塑性変形による)しながら、トリム10が
ピラー1のフランジ部4,5の位置に達する前に、この
衝撃エネルギが吸収される。したがって、乗員がトリム
10にc,c′方向から衝突しても衝撃が一定レベル以
下に緩衝され、乗員を保護することができる。
【0047】そして、特に、このc′方向又はc方向か
ら衝撃が加わった際には、ブラケット23の屈曲に案内
されて、側縁彎曲部10B,10Cの端部が、図1に鎖
線で示すように、フランジ部4,5よりも車室内側へ進
むので、側縁彎曲部10B,10Cの表面がフランジ部
4,5の先端付近に達するまでの間、衝撃エネルギの吸
収を続行することができる。
【0048】すなわち、トリムやリブの厚みやリブ等の
潰れ残りなどの影響が解消されて、乗員を模した衝撃体
Hを衝突させた場合には、図9に示すように、衝撃体H
が符合H1で示すようにフランジ部5の端縁に当接する
直前まで衝撃エネルギを吸収し続けることができる。し
たがって、トリム10表面とフランジ部5の端縁との距
離D1(図9参照)を全てを衝撃エネルギの吸収ストロ
ークSとして有効に利用することができるのである。
【0049】この結果、吸収ストロークSを十分に確保
しながらもピラー部分の幅を拡幅を抑制することがで
き、ドア開口幅の縮小を回避して、乗降性を確保するこ
とや、車両の外観(見栄え)を良好にするなどの効果を
得ることができる。そして、トリム取付用ブラケット2
3が衝撃吸収部材を兼ねているので、部品点数の削減に
寄与している。
【0050】また、トリム10の側縁彎曲部10B,1
0Cは、フランジ部4,5を車室内側から被覆するよう
に配設されているので、ピラー部近傍の車室内側の外観
が向上する。また、本構造では、フランジトリム6,7
のリップ状の突出部6A,7Aがトリム10の側縁彎曲
部10B,10Cの車外側表面に接合してトリム10内
を遮蔽しているので、車両の外観(見栄え)が良好にな
る効果がある。
【0051】さらに、本実施形態では、衝撃吸収用リブ
11のピラーインナ2側の端部は、ブラケット23のピ
ラーインナ2側の端部に当接しているので、これによ
り、2つの衝撃吸収用リブ11,11の相互間距離、又
は衝撃吸収用リブ11,12の相互間距離を大きく設定
することができ、また、正面方向(a方向)からの衝撃
に対して、ブラケット23の変形も利用でき、衝撃吸収
性能の向上や,正面方向(a方向)や斜め方向(b,
b′方向)からの衝撃エネルギの吸収ストロークSも増
大させることができる効果もある。
【0052】なお、突出部6A,7Aを設ける構成や、
衝撃吸収用リブ11の端部をブラケット23に当接させ
る構成は、特にc,c′方向からもの衝撃の吸収ストロ
ークSの確保のためには必須ではなく省略してもよい。
なお、本実施形態では、ブラケット23をピラー1の長
手方向に連続する板状に形成しているが、ブラケット2
3の屈曲する部分(衝撃エネルギを吸収する部分)につ
いては、例えば図3に示すように、断続的に設けるよう
にしてもよい。この図3に示す例では、屈曲する部分の
みを切り欠くようにしているが、ブラケット23自体を
複数に分割して断続的に設けるようにしてもよい。
【0053】また、取付け部材として兼用される衝撃吸
収用リブ12に代えて、図4に示すように、衝撃吸収用
リブ11,11の間にも衝撃吸収用リブ11と略等しい
衝撃吸収用リブ13を設けて、トリム10の取り付け
は、衝撃吸収用リブ13の端部に装着した取付クリップ
16をピラーインナ2に形成された穴部に嵌挿すること
で行なうように構成してもよい。
【0054】そして、リブ11,12をトリム10と一
体成形しているが、これらは別体でもよく、また、この
リブ11,12のように、正面方向(a方向)や斜め方
向(b,b′方向)からの衝撃エネルギを吸収する部材
を、樹脂以外の金属等を用いてその弾性変形や塑性変形
を利用するようにしてもよい。さらには、これらととも
に、ゴムやウレタン等のクッション材などを利用しても
よい。
【0055】さらに、上述の実施の形態は、センタピラ
ーに関しているが、本構造はフロントピラーやリヤピラ
ーなど他のピラーにも適用できる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車室内の衝撃エネルギ吸収構造によれば、自動車
に設けられたピラーと、該ピラーの車室内側正面を覆う
正面部と、該ピラーの車室内側縁部を覆う側縁部とを有
して、該ピラーの車室内側を被覆するトリム部材とをそ
なえ、該トリム部材の該側縁部の内側に、該ピラーの車
室内側斜め側方からの衝撃エネルギを吸収しうる衝撃吸
収部材が設けられて、該衝撃吸収部材が、衝撃エネルギ
吸収時に、該トリム部材の側縁部を該ピラーの側縁端部
へ当接しないような位置に案内するように構成されるこ
とにより、該トリム部材の側縁部からピラーに向かう衝
撃を吸収する際に要する吸収ストロークを、トリム部材
(即ち、ピラー部分)の幅を拡張しないでも、確保する
ことができるようになり、ピラーへの車室内側からの衝
撃エネルギを吸収して乗員を保護できるようにしなが
ら、この保護に伴うピラー部の拡幅を抑制してピラー部
近傍の開口幅の確保や車両の良好な外観を確保できるよ
うになる効果がある。
【0057】請求項2記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造によれば、請求項1記載の構成において、
該正面部の内側に、該ピラーの車室内側正面方向からの
衝撃エネルギを吸収しうる衝撃吸収用リブが設けられる
という構成により、ピラーの車室内側正面方向からの衝
撃に対しても、十分に吸収できるようになり、乗員保護
性能を向上させることができる。
【0058】請求項3記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造によれば、請求項2記載の構成において、
該衝撃吸収用リブ及び該トリム部材が樹脂材料により一
体形成されるという構成により、衝撃エネルギの吸収を
行ない易くなり、また、部品点数を削減でき、型成形等
により該衝撃吸収用リブ及び該トリム部材を極めて容易
に製造することもでき、コスト低減効果もある。
【0059】請求項4記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造によれば、請求項1〜3のいずれかに記載
の構成において、該衝撃吸収部材が、衝撃エネルギ入力
時に所要の変形モードで変形しうる可撓性部材であると
いう構成により、該トリム部材の側縁部を該ピラーの側
縁端部へ当接しないような位置に確実に案内することが
できて、より確実に、ピラー部近傍の開口幅の確保や車
両の良好な外観を確保しながらピラーへの衝撃エネルギ
吸収効果を得ることができる。
【0060】請求項5記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造によれば、請求項4記載の構成において、
該衝撃吸収部材が、上記の所要の変形モードで変形しう
るように予め屈曲点を形成された板金部材であるという
構成により、低コストで確実に該トリム部材の側縁部を
該ピラーの側縁端部へ当接しないような位置に確実に案
内することができ、より確実に、ピラー部近傍の開口幅
の確保や車両の良好な外観を確保しながらピラーへの衝
撃エネルギ吸収効果を得ることができる。
【0061】請求項6記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造によれば、請求項4又は5記載の構成にお
いて、該衝撃吸収部材が、一端を該ピラーに結合されて
他端を該トリム部材の側縁部に結合されたトリム部材取
付用ブラケットであるという構成により、部品点数を削
減しうる効果がある。請求項7記載の本発明の車室内の
衝撃エネルギ吸収構造によれば、請求項1〜6のいずれ
かに記載の構成において、該ピラーの側縁端部にフラン
ジ部が形成され、該トリム部材の該側縁部が、該フラン
ジ部から衝撃エネルギ吸収ストローク分の距離を開けな
がら該フランジ部を該車室内側から被覆するように配設
されるという構成により、確実に衝撃エネルギを吸収で
きるとともに、ピラー部近傍の車室内側の外観を向上さ
せることができる。
【0062】請求項8記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造によれば、請求項7記載の構成において、
該フランジ部にフランジトリムが装着され、該フランジ
トリムに、該トリム部材の該側縁部の端縁に接合するよ
うな突出部が形成されるという構成により、ピラー部近
傍の車室内側の外観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造を有するトリムを示すピラー部分の要部断
面図である。
【図2】本発明の一実施形態としての車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造を有するトリムの裏面を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態としての車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造の変形例を示すトリム裏面の斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態としての車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造の変形例を示すピラー部分の要部断面図で
ある。
【図5】本発明の車室内の衝撃エネルギ吸収構造の対象
として考えられる衝撃荷重に関して説明するピラー部分
の断面図である。
【図6】従来よりピラー部分に装備されるトリムを示す
斜視図である。
【図7】本発明の案出過程で提案された技術を示すトリ
ム裏面の斜視図である。
【図8】本発明の案出過程で提案された技術を示すピラ
ー部分の断面図である。
【図9】本発明の課題を説明するピラー部分の要部断面
図である。
【符号の説明】
1 ピラー(センタピラー) 2 ピラーインナ 2A ピラーインナ2の車室内側面 3 ピラーアウタ 4,5 ピラー1のフランジ部 6,7 フランジトリム 10 トリム(トリム部材) 10A トリム10の正面部 10B,10C トリム10の側縁彎曲部(側縁部) 10b,10c 側縁彎曲部10B,10Cの端縁 11,12 衝撃吸収用リブ 12A 衝撃吸収用リブ12の傾斜平面 12B 衝撃吸収用リブ12の中央平面 12C 衝撃吸収用リブ12のネジ穴 16 取付クリップ 22 ネジ 23 衝撃吸収としてのトリム取付用ブラケット(衝撃
吸収用ブラケット) 24A,24B ビス又はネジ 25 ビス穴又はネジ穴

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に設けられたピラーと、 該ピラーの車室内側正面を覆う正面部と、該ピラーの車
    室内側縁部を覆う側縁部とを有して、該ピラーの車室内
    側を被覆するトリム部材とをそなえ、 該トリム部材の該側縁部の内側に、該ピラーの車室内側
    斜め側方からの衝撃エネルギを吸収しうる衝撃吸収部材
    が設けられて、 該衝撃吸収部材が、衝撃エネルギ吸収時に、該トリム部
    材の側縁部を該ピラーの側縁端部へ当接しないような位
    置に案内するように構成されていることを特徴とする、
    車室内の衝撃エネルギ吸収構造。
  2. 【請求項2】 該正面部の内側に、該ピラーの車室内側
    正面方向からの衝撃エネルギを吸収しうる衝撃吸収用リ
    ブが設けられているいることを特徴とする、請求項1記
    載の車室内の衝撃エネルギ吸収構造。
  3. 【請求項3】 該衝撃吸収用リブ及び該トリム部材が樹
    脂材料により一体形成されていることを特徴とする、請
    求項2記載の車室内の衝撃エネルギ吸収構造。
  4. 【請求項4】 該衝撃吸収部材が、衝撃エネルギ入力時
    に所要の変形モードで変形しうる可撓性部材であること
    を特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の車室内
    の衝撃エネルギ吸収構造。
  5. 【請求項5】 該衝撃吸収部材が、上記の所要の変形モ
    ードで変形しうるように予め屈曲点を形成された板金部
    材であることを特徴とする、請求項4記載の車室内の衝
    撃エネルギ吸収構造。
  6. 【請求項6】 該衝撃吸収部材が、一端を該ピラーに結
    合されて他端を該トリム部材の側縁部に結合されたトリ
    ム部材取付用ブラケットであることを特徴とする、請求
    項4又は5記載の車室内の衝撃エネルギ吸収構造。
  7. 【請求項7】 該ピラーの側縁端部にフランジ部が形成
    され、 該トリム部材の該側縁部が、該フランジ部から衝撃エネ
    ルギ吸収ストローク分の距離を開けながら該フランジ部
    を該車室内側から被覆するように配設されていることを
    特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の車室内の
    衝撃エネルギ吸収構造。
  8. 【請求項8】 該フランジ部にフランジトリムが装着さ
    れ、該フランジトリムに、該トリム部材の該側縁部の端
    縁に接合するような突出部が形成されていることを特徴
    とする、請求項7記載の車室内の衝撃エネルギ吸収構
    造。
JP7179215A 1994-08-25 1995-07-14 車室内の衝撃エネルギ吸収構造 Pending JPH0924786A (ja)

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PCT/JP1995/001678 WO1996005984A1 (en) 1994-08-25 1995-08-24 Impact energy absorption structure for interior of vehicle
KR1019950706059A KR100237663B1 (ko) 1994-08-25 1995-08-24 차실내의 충격에너지흡수구조
US08/793,537 US6050631A (en) 1994-08-25 1995-08-24 Impact energy absorbing structure for vehicle cabin
EP95929218A EP0776792B1 (en) 1994-08-25 1995-08-24 Impact energy absorption structure for interior of vehicle
DE69526736T DE69526736T2 (de) 1994-08-25 1995-08-24 Aufprallenergieabsorbierende struktur für einen fahrzeuginnenraum
US09/433,022 US6126231A (en) 1994-08-25 1999-11-03 Impact energy absorbing structure for vehicle cabin

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