JPH09248201A - サイクリングシューズの靴底芯体及びその成形方法並びにその型装置 - Google Patents

サイクリングシューズの靴底芯体及びその成形方法並びにその型装置

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JPH09248201A
JPH09248201A JP8733696A JP8733696A JPH09248201A JP H09248201 A JPH09248201 A JP H09248201A JP 8733696 A JP8733696 A JP 8733696A JP 8733696 A JP8733696 A JP 8733696A JP H09248201 A JPH09248201 A JP H09248201A
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】中央の剛性と周囲の弾性を調和させて有し強固
に形成され低コストで生産する。 【構成】クリートをサイクリングシューズの靴底芯体1
であり、中央部を形成し前後方向の中央断面線が湾曲し
ガラス繊維強化のナイロンでできた第1芯体2と第1芯
体の左右両側面に一体的に接合しナイロンエラストマ、
ポリウレタンでできた第2芯体3とからなり、第2芯体
3は側方で上方に湾曲して立ち上がる第2芯体湾曲部を
有する第2芯体側部12を射出成形体として一体に有
し、第2芯体側部12は第1芯体の左右両側に形成され
ており、中央の剛性と周囲の弾性を調和させて与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイクリングシューズ
の靴底芯体及びその成形方法に関する。更に詳しくは、
自転車のペダルを踏みまた引き上げてクランクを回転さ
せるために靴底部にクリートが備えられている硬質の第
1芯体とこの第1芯体の周囲の軟質の第2芯体とからな
り、競技用などスポーツ用として好適なサイクリングシ
ューズの靴底芯体及びその成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車のペダル駆動用のクリートつきサ
イクリングシューズの靴底芯体は、シューズに剛性を与
えるために、土踏まずを支える靴底(ソール)が硬く形
成されている。このような剛性は、ペダルを踏み込みペ
ダルを引き上げる足の力をペダルに伝達するために重要
な物理的要素である。
【0003】靴底は、より硬い材質で形成される第1芯
体とこの第1芯体の左右の周囲に接合する第2芯体とか
ら構成されている。第2芯体の材質は第2芯体芯体の材
料よりも軟質であることが好ましい。その理由は、第1
芯体が主としてシューズに剛性を与え第2芯体が柔軟性
を与えるためである。このような硬軟両態の性質は、足
の力をペダルに確実に伝えるとともに、足のペダルに対
する相対的な運動の自由性及び歩行時の歩行容易性を保
証することができる。
【0004】第2芯体には、甲部を覆うアッパー部、靴
底部とアッパー部を連続させる左右両側部が連続的に付
加される。左右両側部は締紐、締帯等で引き締められ
る。足の力を確実にペダルに伝達するように、アッパー
部、両側部は、靴底と一体的に運動するように全体の剛
性が与えられる。
【0005】締帯には、面着自在ファスナーが用いられ
ている。このようなファスナーは、走行持続時間の始め
頃と終わり頃と自在に締め力を調整することができる。
【0006】異質な材料が用いられる第1芯体と第2芯
体の一体的な組立は、従来、接着剤を用いる接着方法に
より行われていた。手間がかかる接着作業は、コストア
ップの要因になる。また、このような接着方法は、第1
芯体と第2芯体との結合力が、不安定である。
【0007】第2芯体に側部、アッパー部を一体的に結
合する手段は、従来、もっぱら縫製による縫着であっ
た。このような手作業もコストアップの要因であり、側
部とアッパー部との結合力が弱く、足と靴又はペダルと
の一体性に乏しかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような技
術的背景に基づいてなされたものであり、下記のような
目的を達成する。
【0009】本発明の目的は、足とペダル又は靴底との
一体性に優れ同時にコストダウンが可能なサイクリング
シューズの靴底芯体を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、剛性と柔軟性を同時
にあわせ持ち第1芯体と第2芯体との結合力が大きいサ
イクリングシューズの靴底芯体を提供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、足とペダルとの
間の一体性及び弾性を調和させて同時に与えるサイクリ
ングシューズの靴底芯体を提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、方向にも適する
前記目的のサイクリングシューズの靴底芯体を提供する
ことにある。
【0013】本発明の別な目的は、前記目的を達成する
サイクリングシューズの成形方法を低廉にするサイクリ
ングシューズの靴底芯体の成形方法を提供することにあ
る。
【0014】本発明の更に別な目的は、前記成形方法を
合理的に低廉に達成する型装置するサイクリングシュー
ズの成形方法を低廉にする型装置を提供することにあ
る。
【0015】本発明のより具体的な目的は、実施形態を
通してより明らかにされる。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような手段を採る。
【0017】本発明1のサイクリングシューズの靴底芯
体は、クリートを固定する固定部を備えるサイクリング
シューズの靴底芯体であり、中央部を形成し前後方向の
中央断面線が湾曲する第1芯体と前記第1芯体の左右両
側面に一体的に接合する第2芯体とからなり、前記第1
芯体は前記第2芯体よりも硬質であり、前記固定部は前
記第1芯体に設けられ、前記第2芯体は側方で上方に湾
曲して立ち上がる第2芯体側部を一体に有している。
【0018】本発明2のサイクリングシューズの靴底芯
体は、前記発明1において、前記第2芯体側部は前記第
2芯体に射出成形体として一体である。
【0019】本発明3のサイクリングシューズの靴底芯
体は、前記発明1又は2において、前記第2芯体側部は
前記第1芯体の左右両側に形成されていることを特徴と
する。
【0020】本発明4のサイクリングシューズの靴底芯
体は、前記発明1又は2において、前記第1芯体の左右
両側部である第1芯体両側部が、前記第1芯体の中央部
である第1芯体中央部よりも薄く形成されていることを
特徴とする。
【0021】本発明5のサイクリングシューズの靴底芯
体は、前記発明1又は2において、前記第2芯体は前記
第1芯体よりも下方に位置する第2芯体下方被覆部を備
えていることを特徴とする。
【0022】本発明6のサイクリングシューズの靴底芯
体は、前記発明1又は2において、前記第2芯体は前記
第1芯体の上面を覆う第2芯体被覆部を備えていること
を特徴とする。
【0023】本発明7のサイクリングシューズの靴底芯
体は、前記発明1又は2において、前記第2芯体は、前
記第1芯体よりも下方に位置する第2芯体下方部と、前
記第1芯体の上面を覆う第2芯体被覆部とを備えている
ことを特徴とする。
【0024】本発明8のサイクリングシューズの靴底芯
体は、前記発明4において、前記第2芯体両側部の外側
部は他方の内側部よりも高く立ち上がっていることを特
徴とする。
【0025】本発明9のサイクリングシューズの靴底芯
体は、前記発明1又は2において、前記第1芯体には結
合力強化穴が設けられ、前記強化構造穴に前記第2芯体
の材料が成形時に入り込んでいることを特徴とする。
【0026】本発明10のサイクリングシューズの靴底
芯体は、前記発明1又は2において、前記第1芯体はエ
ンジニアリングプラスティックで形成され、前記第2芯
体は樹脂エラストマで形成されていることを特徴とす
る。
【0027】本発明11のサイクリングシューズの靴底
芯体は、前記発明10において、前記エンジニアリング
プラスティックは繊維を含むナイロンであり、前記樹脂
エラストマはナイロンエラストマ又はポリウレタンであ
ることを特徴とする。
【0028】本発明12のサイクリングシューズの靴底
芯体の成形方法は、クリートを固定する固定部を備える
第1芯体と前記第1芯体の左右両側に一体的に接合し湾
曲して立ち上がる第2芯体湾曲側部を有する第2芯体と
からなり、前記第1芯体は前記第2芯体よりも硬質の材
料が用いられるサイクリングシューズの靴底芯体の成形
方法であり、前記第1芯体を射出成形型に挿入する工程
と、前記第1芯体と前記射出成形型とでキャビティーを
形成する工程と、前記キャビティーに第2芯体の材料を
注入する工程とからなる。
【0029】本発明13のサイクリングシューズの靴底
芯体の成形方法は、前記発明12において、前記第1芯
体は、前工程の型により成形されることを特徴とする。
【0030】本発明14のサイクリングシューズの靴底
芯体の成形方法は、前記発明12において、前記第2芯
体の材料は、射出圧により前記第1芯体に形成されてい
る強化構造穴に注入されることを特徴とする。
【0031】本発明15のサイクリングシューズの靴底
芯体の成形方法の型装置は、本発明12の成形方法のた
めの型装置であり、前記第1芯体の下面を形成する第1
型要素前記第2芯体の湾曲側部の内側湾曲面を形成をす
る第2型要素と、前記第2芯体の湾曲側部の外側湾曲面
を形成をする第3型要素とからなる。
【0032】本発明の靴底芯体は、第1芯体と第2芯体
が射出成形により一体化されている。両芯体は、接着剤
によらずに全面で均一に一体化されている。このような
一体性は、湾曲面で面接合する両者の相対的な柔軟性に
も好影響を与える。
【0033】第1芯体の上面を覆う第2芯体は、足とペ
ダル又はクリートとの間の強い衝撃を緩和し減衰させ
る。第1芯体よりも下方に位置する第2芯体は足とクリ
ートとの間の伝達力を弱めないが、歩行時に、足と地面
との間の衝撃を緩和し減衰させる。
【0034】第2芯体と一体に立ち上がる側部は比較的
に柔軟であり、他の部材との縫製による結合作業が容易
である。より高く立ち上がる外側の一方の側部は、曲げ
られてアッパー部を容易に構成する。内側の他の側部
は、足の側部を弾力的に支持する。
【0035】第2芯体に一体の立上部は、第1芯体とし
て第2芯体に一体に結合しているから、立上部により支
持される足は、第2芯体を介してペダルに強固に一体化
される。
【0036】第1芯体と第2芯体は、インサート射出成
形により低コストで製造される。この場合、側部も同時
に成形されて形成される。第1芯体に設けられている強
化構造穴に第2芯体の溶融材料が適正な圧力で注入さ
れ、第1芯体と第2芯体は協力に接合される。
【0037】湾曲部を備える側部の成形は、3つの型要
素により可能である。第2芯体は柔軟性があるので、成
形された側部を有する第2芯体からの型要素の抜き取り
が可能である。異材質インサート成形により、第1芯体
にガラス繊維入りの硬質樹脂を用いることができる。
【0038】硬質である第1芯体の材料は、ガラス30
〜50%入りナイロンで、曲げ弾性率は、70000〜
140000kg/平方cmである。コスト高になる
が、カーボンを用いることができる。なお、現在出願人
会社が製造している当該シューズの第1芯体の曲げ弾性
率は、約25000〜50000kg/平方cmである
のが望ましい。軟質である第2芯体の材料は、ポリウレ
タン・エラストマー、ナイロン・エラストマー等が適切
である。曲げ弾性率は、約1000〜3000kg/平
方cmであるのが望ましい。
【0039】本発明のサイクリングシューズは、競技用
などスポーツ用のものに限られず、各種自転車用のもの
として用いることができる。
【0040】
【実施の形態】次に、本発明の実施形態について説明す
る。図1は、本発明によるサイクリングシューズ(図は
左足用のもののみを示す)の靴底芯体の実施形態を示す
断面図である。サイクリングシューズの靴底芯体1は、
靴底芯体1の中央部を形成する第1芯体2と第1芯体2
の少なくとも両側面に接合する第2芯体3とから構成さ
れている。第2芯体3は、射出成形体である。
【0041】第1芯体2は、クリートを固定する固定部
を備える。クリート及びその固定部は、図には現れてい
ない。クリート固定部は、第1芯体2の裏側に形成され
る凹部である。図2,3に示すように、第1芯体2は、
上下面が湾曲面4、5に形成されている。湾曲する中央
断面上の線は、変曲点6を有する。土踏まずの上面は、
下方に凹状となるように形成されている。
【0042】図4は、クリートを取り付けるためのクリ
ート取付穴7を示している。図1,2に示すように、第
2芯体2は中央部を形成する第1芯体中央部8aと左右
の第1芯体両側部8bを有している。第1芯体両側部8
bは、第1芯体中央部8aに一体に成形されている。左
右の第1芯体両側部8bは、後部で連続している。
【0043】後部で連続する第1芯体両側部8bは、概
ね、一周している。第1芯体中央部8aは、厚肉に形成
されている。第1芯体両側部8bは、薄肉に形成されて
いる。第1芯体中央部8aの上面と第1芯体両側部8b
の上面は一連続面に形成された湾曲面である。
【0044】第1芯体両側部8bには、点々と並んで結
合力強化穴9が開けられている。図3は、図4のIII−I
II線断面図である。図3に示すように、結合力強化穴9
は上下面に開口して貫通している。結合力強化穴9に
は、第2芯体3の射出成形時に第2芯体3の材料が注入
される。
【0045】第2芯体3は、図1に示すように、第2芯
体2の下面の中央帯を除いて第1芯体2を覆うように第
2芯体2に接合している。第2芯体3は、第2芯体2の
上面に接合して上面を覆う第2芯体被覆部11と第2芯
体2の左右両側面に接合する左右両側の第2芯体側部1
2とから形成されている。
【0046】第2芯体側部12は、第1芯体中央部8a
の側面と第1芯体両側部8bの側面と第1芯体中央部8
aの下面に一体に接合している。第2芯体側部12は、
第1芯体1の下面の一部を下方から覆う第2芯体下方被
覆部分13を有している。第2芯体側部12は、側方に
延びて上方に湾曲しながら立ち上がる左右の立上部14
を一体に含んでいる。外側の第2芯体側部12は、第2
芯体2の下面よりも低い位置まで突出する下方突出部1
5を有している。
【0047】図1で、左側は左足用シューズの内側であ
る。立上部14は、外側立上部又は外側第2芯体湾曲側
部14aと内側立上部又は内側第2芯体湾曲側部14b
から構成されている。外側第2芯体湾曲部14aは、内
側第2芯体湾曲部14bより高い位置まで立ち上がって
いる。外側第2芯体湾曲部14aは、構造的に強化する
ための強化用突起構造体16が形成されている。
【0048】第2芯体側部12と立上部14との境界部
には、立上部14の湾曲性を高めるための凹部17が設
けられている。第2芯体2は比較上硬質の材料で成形さ
れ、第2芯体3は比較上軟質の材料で成形されている。
第2芯体2を作る硬質材料はガラス繊維を含むナイロン
樹脂であり、第2芯体3を作る軟質材料はナイロンエラ
ストマである。
【0049】硬質である第1芯体の材料は、ガラス30
〜50%入りナイロンで、曲げ弾性率は、70000〜
140000kg/平方cmである。コスト高になる
が、カーボンを用いることができる。なお、現在出願人
会社が製造している当該シューズの第1芯体の曲げ弾性
率は、約25000〜50000kg/平方cmであ
る。軟質である第2芯体の材料は、ポリウレタン・エラ
ストマー、ナイロン・エラストマー等が適切である。曲
げ弾性率は、約1000〜3000kg/平方cmであ
る。
【0050】図5は、第2芯体3が射出成形されて第2
芯体2に一体化された靴底芯体1を示し、図6のV−V線
背面断面図である。図6は、底面図である。図5に示す
ように、第2芯体3は、後方に延びて踵部21を後端部
に有する後方延長部22及び前方に延びてつま先部23
を有する前方延長部24を形成している。踵部21及び
つま先部23は、外方に凸になるように湾曲している。
【0051】外側第2芯体湾曲部14aには、湾曲自在
性を付与する飾り穴25が開けられている。第2芯体3
には、第2芯体2のクリート取付穴7に対応する位置に
クリート締付用穴26が設けられている。図6に示すよ
うに、前方延長部24には、スパイク爪を挿入して固定
するための挿入穴27が開けられている。
【0052】図7は、底面図である図6の正面図であ
る。強化用突起構造体16の後方で後方延長部22に締
帯の端部を固着するための締帯固着穴28が開けられて
いる。図6に示すように、第2芯体3の両側の第2芯体
側部12を一体に接続して第2芯体側部12を構造的に
強化するための強化用帯状成形部29が与えられてい
る。
【0053】図8は、図5〜図7に示した靴底芯体1に
アッパー部材を縫製により取り付けた状態を示してい
る。内側第2芯体湾曲部14bの上方縁部に第1アッパ
ー部材31が縫製により固着されている。第1アッパー
部材31の上方縁部に第2アッパー部材32が縫製によ
り固着されている。第1アッパー部材31には、湾曲性
を与えるための穴33が開けられている。
【0054】図9及び図10は、靴底芯体1を用いた当
該サイクリングシューズの完成状態を示している。第1
アッパー部材31及び第2アッパー部材32は、湾曲さ
れて外側第2芯体湾曲部14aの上方から被さってい
る。外側第2芯体湾曲部14aは、第1アッパー部材3
1、第2アッパー部材32の下方で複数の部分的に重な
り合う締帯34により締められ押さえつけられる。
【0055】締帯が上下に重なる重合部には、面着自在
ファスナーが取りつけられている。その他飾り部材、つ
ま先部補強部材34等が接着・縫製により固着されてい
る。比較的に柔らかい外側第2芯体湾曲部14aの湾曲
性は、飾り穴25により助長されている。第1アッパー
部材31の湾曲性は、穴33により助長されている。
【0056】靴底芯体1の剛性は、主として第2芯体2
により与えられている。この剛性は、足とペダルとの相
対的な傾動運動を弾性的に許容する。第2芯体被覆部1
1は、足裏と第2芯体2との間にあって衝撃を緩和し減
衰させる。第2芯体下方被覆部13及び下方突出部15
は、歩行時の衝撃を緩和する。結合力強化穴9を貫通す
る第2芯体3の部分は、第2芯体2と第2芯体3の結合
を強化している。外側第2芯体湾曲部14a及び内側第
2芯体湾曲部14bは、第2芯体2に結合して剛性を維
持しながら変形性を有し足に吸着的に密着する。凹部1
7は、その変形性を助長する。
【0057】図11は、本発明によるサイクリングシュ
ーズの靴底芯体を成形するための成形方法及びその成形
方法のための型装置を示している。即ち、クリートを固
定する固定部を備える第1芯体2と第1芯体2の左右両
側に一体的に接合し湾曲して立ち上がる第2芯体湾曲側
部を有する第2芯体3とからなり、第1芯体2は第2芯
体3よりも硬質の材料が用いられるサイクリングシュー
ズの靴底芯体1の成形方法及びその型装置が示されてい
る。型装置は、固定側型要素41と2体の可動側型要素
42,43とから構成されている。可動側型要素42、
43は、矢aで示される方向に前進後退する。
【0058】前工程で生産される第2芯体2’には、位
置決め用の複数の突起44が形成されている。第1芯体
2’が、射出成形型装置に既に挿入されている。この突
起44は、下記工程終了後に除去される。突起44を挿
入する位置決め用穴が、突起44に形成されている。固
定側型要素41と可動側型要素42,43と第2芯体
2’により、キャビティー46が形成されている。
【0059】可動側型要素42又は(又は、及び)可動
側型要素43は、第2芯体3の下面を形成している。可
動側型要素42,43は、第2芯体の左右の湾曲側部の
内側湾曲面を形成している。第2芯体2’は、第2芯体
3との接合面を形成している。図1に示したその他の接
合面が、第2芯体2’により形成されている。
【0060】固定側型要素41に、ゲート47が、形成
されている。型閉めされた型装置のゲート47から、第
2芯体3を形成するための溶融樹脂材料が射出注入され
る。溶融樹脂材料は、第2芯体2’の下面を除く全面に
圧力を及ぼして注入され、また、第2芯体2’に開けら
れている結合力強化穴9に圧力をもって侵入する。
【0061】冷却後可動側型要素42,43は矢aの方
向に離反する。第2芯体3の柔軟性により、この離反は
可能である。靴底芯体1が固定側型要素41から引き抜
かれるか、押し出される。押出棒は、図示されていな
い。溶融熱により第2芯体2と第2芯体3の接合が確実
に行われる。このような接合は、結合力強化穴9の存在
により更に強化されている。型装置は。3体に限られず
4体以上にすることができる。突起44が除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるサイクリングシューズの
靴底芯体の実施形態を示す側面断面図である。
【図2】図2は、第1芯体の正面図である。
【図3】図3は、図2の正面断面図である。
【図4】図4は、図1の平面図である。
【図5】図5は、図6のV−V線正面断面図である。
【図6】図6は、靴底芯体を示す底面図である。
【図7】図7は、図6の正面図である。
【図8】図8は、アッパー部材を縫製により取り付けた
状態の背面図である。
【図9】図9は、完成品の背面図である。
【図10】図10は、正面図である。
【図11】図11は、型装置の断面図である。
【符号の説明】
1…靴底芯体 2…第1芯体 3…第2芯体 9…結合力強化穴 11…第2芯体被覆部 12…第2芯体側部 13…第2芯体下方被覆部 14a…第2芯体湾曲側部 46…キャビティー 41,42,43…第1,第2,第3型要素

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリートを固定する固定部を備えるサイク
    リングシューズの靴底芯体であり、 中央部を形成し前後方向の中央断面線が湾曲する第1芯
    体と前記第1芯体の左右両側面に一体的に接合する第2
    芯体とからなり、 前記第1芯体は前記第2芯体よりも硬質であり、 前記固定部は前記第1芯体に設けられ、 前記第2芯体は側方で上方に湾曲して立ち上がる第2芯
    体側部として一体に有するサイクリングシューズの靴底
    芯体。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第2芯体側部は前記第2芯体に射出成形体として一
    体であるサイクリングシューズの靴底芯体。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記第2芯体側部は前記第1芯体の左右両側に形成され
    ていることを特徴とするサイクリングシューズの靴底芯
    体。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、 前記第1芯体の左右両側部である第1芯体両側部が、前
    記第1芯体の中央部である第1芯体中央部よりも薄く形
    成されていることを特徴とするサイクリングシューズの
    靴底芯体。
  5. 【請求項5】請求項1又は2において、 前記第2芯体は前記第1芯体よりも下方に位置する第2
    芯体下方被覆部を備えていることを特徴とするサイクリ
    ングシューズの靴底芯体。
  6. 【請求項6】請求項1又は2において、 前記第2芯体は前記第1芯体の上面を覆う第2芯体被覆
    部を備えている。ことを特徴とするサイクリングシュー
    ズの靴底芯体。
  7. 【請求項7】請求項1又は2において、 前記第2芯体は、 前記第1芯体よりも下方に位置する第2芯体下方部と、 前記第1芯体の上面を覆う第2芯体被覆部とを備えてい
    ることを特徴とするサイクリングシューズの靴底芯体。
  8. 【請求項8】請求項3において、 前記第2芯体両側部の外側部は他方の内側部よりも高く
    立ち上がっていることを特徴とするサイクリングシュー
    ズの靴底芯体。
  9. 【請求項9】請求項1又は2において、 前記第1芯体には結合力強化穴が設けられ、 前記強化構造穴に前記第2芯体の材料が成形時に入り込
    んでいることを特徴とするサイクリングシューズの靴底
    芯体。
  10. 【請求項10】請求項1又は2において、 前記第1芯体はエンジニアリング・プラスティックで形
    成され、 前記第2芯体は樹脂エラストマで形成されていることを
    特徴とするサイクリングシューズの靴底芯体。
  11. 【請求項11】請求項10において、 前記エンジニアリング・プラスティックは繊維を含むナ
    イロンであり、 前記樹脂エラストマはナイロンエラストマ又はポリウレ
    タンであることを特徴とするサイクリングシューズの靴
    底芯体。
  12. 【請求項12】クリートを固定する固定部を備える第1
    芯体と前記第1芯体の左右両側に一体的に接合し湾曲し
    て立ち上がる第2芯体湾曲側部を有する第2芯体とから
    なり、前記第1芯体は前記第2芯体よりも硬質の材料が
    用いられるサイクリングシューズの靴底芯体の成形方法
    であり、 前記第1芯体を射出成形型に挿入する工程と、 前記第1芯体と前記射出成形型とでキャビティーを形成
    する工程と、 前記キャビティーに第2芯体の材料を注入する工程とか
    らなるサイクリングシューズの靴底芯体の成形方法。
  13. 【請求項13】請求項12において、 前記第1芯体は、前工程の型により成形されることを特
    徴とするサイクリングシューズの靴底芯体の成形方法。
  14. 【請求項14】請求項12において、 前記第2芯体の材料は、射出圧により前記第1芯体に形
    成されている強化構造穴に注入されることを特徴とする
    サイクリングシューズの靴底芯体の成形方法。
  15. 【請求項15】請求項12の成形方法のための型装置で
    あり、 前記第1芯体の下面を形成する第1型要素 前記第2芯体の湾曲側部の内側湾曲面を形成をする第2
    型要素と、 前記第2芯体の湾曲側部の外側湾曲面を形成をする第3
    型要素とからなることを特徴とするサイクリングシュー
    ズの靴底芯体の成形用型装置。
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