JPH09248292A - 骨粗しょう症診断装置および骨粗しょう症診断方法 - Google Patents
骨粗しょう症診断装置および骨粗しょう症診断方法Info
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- JPH09248292A JPH09248292A JP8059376A JP5937696A JPH09248292A JP H09248292 A JPH09248292 A JP H09248292A JP 8059376 A JP8059376 A JP 8059376A JP 5937696 A JP5937696 A JP 5937696A JP H09248292 A JPH09248292 A JP H09248292A
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】骨梁方向の取得や他の骨梁構造の状態の定量化
を自動で行い、骨粗しょう症診断の便宜に供する装置を
提供すること。 【解決手段】骨部のX線撮影画像が与えられると、該X
線撮影画像を画像処理して骨梁構造の状態を定量化する
骨粗しょう症診断装置であって、前記X線撮影画像に基
づいて、骨梁構造の状態である骨梁方向、骨梁強度、骨
梁幅、を定量化する画像処理を行う画像処理手段と、該
定量化結果を参照し、定量化結果を少なくとも含む情報
の出力処理を行う出力手段とを備える骨粗しょう症診断
装置である。
を自動で行い、骨粗しょう症診断の便宜に供する装置を
提供すること。 【解決手段】骨部のX線撮影画像が与えられると、該X
線撮影画像を画像処理して骨梁構造の状態を定量化する
骨粗しょう症診断装置であって、前記X線撮影画像に基
づいて、骨梁構造の状態である骨梁方向、骨梁強度、骨
梁幅、を定量化する画像処理を行う画像処理手段と、該
定量化結果を参照し、定量化結果を少なくとも含む情報
の出力処理を行う出力手段とを備える骨粗しょう症診断
装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨部のX線撮影画
像を画像分析して骨梁構造を定量化する骨粗しょう診断
装置および骨粗しょう診断方法に係わり、特に、骨梁方
向の取得や他の骨梁構造の状態の定量化を自動化するこ
とも可能とする技術に関する。
像を画像分析して骨梁構造を定量化する骨粗しょう診断
装置および骨粗しょう診断方法に係わり、特に、骨梁方
向の取得や他の骨梁構造の状態の定量化を自動化するこ
とも可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、骨粗しょう症を発見する最も一般
的な方法は、骨部のX線撮影結果を医者が見て、骨粗し
ょう症の兆候が撮影結果に現れているかを判断してい
る。しかしながら、目視による判断は、長年の経験を要
し、医師が異なると、診断内容が異なってしまうことが
ある。骨の強度(骨折危険性)は、骨塩量や骨梁の走行
に関連があることが知られており、骨部の骨塩量や骨部
の骨梁構造の状態(例えば、骨梁の分布を定量化した数
値)を用いて骨粗しょう症を診断しようとする装置が提
案されている。
的な方法は、骨部のX線撮影結果を医者が見て、骨粗し
ょう症の兆候が撮影結果に現れているかを判断してい
る。しかしながら、目視による判断は、長年の経験を要
し、医師が異なると、診断内容が異なってしまうことが
ある。骨の強度(骨折危険性)は、骨塩量や骨梁の走行
に関連があることが知られており、骨部の骨塩量や骨部
の骨梁構造の状態(例えば、骨梁の分布を定量化した数
値)を用いて骨粗しょう症を診断しようとする装置が提
案されている。
【0003】骨塩量の測定のためには特願平2─114
611号の骨部画像解析方法が提案されている。この方
法は骨塩リファレンスの濃度と骨部のX線撮影画像の濃
淡を対応づけておき、実際のX線撮影画像の濃度から骨
塩量を算出するという方法である。
611号の骨部画像解析方法が提案されている。この方
法は骨塩リファレンスの濃度と骨部のX線撮影画像の濃
淡を対応づけておき、実際のX線撮影画像の濃度から骨
塩量を算出するという方法である。
【0004】また、骨梁の程度を定量化する方法として
は、特開平6─133223号公報にその骨部画像解析
方法が提案されている。この方法ではX線撮影画像に対
してスぺクトラム解析を施し、その解析結果から縦横に
密な骨梁画像(細い線となって現れる画像)を検出する
と共にその密の度合いを骨梁構造の度合いの指標として
いる。他に、骨粗しょう症の診断に腰椎の骨塩量をDX
A法で計ることもなされている。
は、特開平6─133223号公報にその骨部画像解析
方法が提案されている。この方法ではX線撮影画像に対
してスぺクトラム解析を施し、その解析結果から縦横に
密な骨梁画像(細い線となって現れる画像)を検出する
と共にその密の度合いを骨梁構造の度合いの指標として
いる。他に、骨粗しょう症の診断に腰椎の骨塩量をDX
A法で計ることもなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような提案により
骨塩量や骨梁構造を定量化することができ、目視よりも
正確に骨粗しょう症を診断することができるようになっ
てきた。
骨塩量や骨梁構造を定量化することができ、目視よりも
正確に骨粗しょう症を診断することができるようになっ
てきた。
【0006】しかしながら、以下の点において上記の提
案には未だなお改善の余地があった。第1には骨梁構造
は骨の部位によって異なり、上記提案においても述べら
れているように画像解析の対象が2次元平面の画像とな
るので、縦横あるいは斜めの骨梁画像を画像処理装置に
おいて自動認識するには時間がかかってしまう。換言す
ると、特定の部位の骨の骨梁構造を調べようとすると、
たとえば、1度、2度…、360度の傾斜を持つ細い線
を検出し、これらを相互に比較して最も輪郭の明確な線
を検出しなければならない。調査対象のX線撮影結果が
多いほど処理時間は長くなってしまう。加えて、骨塩量
および骨梁構造の測定方法は異なるので、双方を測定し
ようとするとさらに時間がかかってしまう。また、定量
化の精度も良好とは言えなかった。
案には未だなお改善の余地があった。第1には骨梁構造
は骨の部位によって異なり、上記提案においても述べら
れているように画像解析の対象が2次元平面の画像とな
るので、縦横あるいは斜めの骨梁画像を画像処理装置に
おいて自動認識するには時間がかかってしまう。換言す
ると、特定の部位の骨の骨梁構造を調べようとすると、
たとえば、1度、2度…、360度の傾斜を持つ細い線
を検出し、これらを相互に比較して最も輪郭の明確な線
を検出しなければならない。調査対象のX線撮影結果が
多いほど処理時間は長くなってしまう。加えて、骨塩量
および骨梁構造の測定方法は異なるので、双方を測定し
ようとするとさらに時間がかかってしまう。また、定量
化の精度も良好とは言えなかった。
【0007】また、第2には、前述したように骨梁構造
は骨の部位によって異なるため、診断を担当する医師等
は、診断装置に対して骨梁方向の情報を与えるために、
骨梁方向を指示入力する必要があった。このため、X線
撮影された画像データをその方向を正確にしながら、診
断装置に入力してやる必要があり装置操作は煩わしいも
のであった。
は骨の部位によって異なるため、診断を担当する医師等
は、診断装置に対して骨梁方向の情報を与えるために、
骨梁方向を指示入力する必要があった。このため、X線
撮影された画像データをその方向を正確にしながら、診
断装置に入力してやる必要があり装置操作は煩わしいも
のであった。
【0008】そこで、本発明は、上述した点に鑑みて、
測定精度や処理時間の性能を向上させた、さらに具体的
には、骨梁方向の取得や他の骨梁構造の状態の定量化を
も自動で行い、骨粗しょう症診断の便宜に供する骨粗し
ょう症診断装置および骨粗しょう症診断方法を提供する
ことを目的とする。
測定精度や処理時間の性能を向上させた、さらに具体的
には、骨梁方向の取得や他の骨梁構造の状態の定量化を
も自動で行い、骨粗しょう症診断の便宜に供する骨粗し
ょう症診断装置および骨粗しょう症診断方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、骨部のX線撮影結果から
得られる画像を画像解析して骨梁構造の状態を定量化す
る骨粗しょう症診断装置において、測定対象の骨梁の方
向を指示する指示手段と、当該指示された方向について
の骨梁画像を画像解析する画像処理手段と、当該画像解
析の結果を定量化する情報処理手段とを具えたことを特
徴とする。
るために、請求項1の発明は、骨部のX線撮影結果から
得られる画像を画像解析して骨梁構造の状態を定量化す
る骨粗しょう症診断装置において、測定対象の骨梁の方
向を指示する指示手段と、当該指示された方向について
の骨梁画像を画像解析する画像処理手段と、当該画像解
析の結果を定量化する情報処理手段とを具えたことを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明は、さらに、前記指示手段
は直接方向を指示することを特徴とする。請求項3の発
明は、請求項1の発明に加えて、前記指示手段は、骨部
の部位と、該部位に好適な前記方向とを関連付けたテー
ブル情報を有し、骨部の部位の形態で指示を外部から受
け付け、前記テーブル情報により骨部の部位を前記方向
に変換し、前記画像処理手段に指示することを特徴とす
る。
は直接方向を指示することを特徴とする。請求項3の発
明は、請求項1の発明に加えて、前記指示手段は、骨部
の部位と、該部位に好適な前記方向とを関連付けたテー
ブル情報を有し、骨部の部位の形態で指示を外部から受
け付け、前記テーブル情報により骨部の部位を前記方向
に変換し、前記画像処理手段に指示することを特徴とす
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項1の発明に加え
て、前記画像処理手段は画像解析としてスペクトル解析
を実行し、前記指示手段はパワースペクトル分布領域を
部分的に指示することにより前記方向を指示することを
特徴とする。
て、前記画像処理手段は画像解析としてスペクトル解析
を実行し、前記指示手段はパワースペクトル分布領域を
部分的に指示することにより前記方向を指示することを
特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項1の発明に加え
て、指示されたパワースペクトル分布領域についてのパ
ワースペクトルの値を用いて、前記骨梁構造の特徴量を
計算することを特徴とする。
て、指示されたパワースペクトル分布領域についてのパ
ワースペクトルの値を用いて、前記骨梁構造の特徴量を
計算することを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1の発明に加え
て、前記情報処理手段により定量化される特徴量と、骨
塩量の間に対応関係を定めておき、該対応関係を用いて
前記情報処理手段は骨塩量を取得することを特徴とす
る。
て、前記情報処理手段により定量化される特徴量と、骨
塩量の間に対応関係を定めておき、該対応関係を用いて
前記情報処理手段は骨塩量を取得することを特徴とす
る。
【0014】請求項7の発明は、請求項1の発明に加え
て、前記情報処理手段により定量化される特徴量と、診
断内容の間に対応関係を定めておき、該対応関係を用い
て前記情報処理手段は診断内容を取得し、該診断内容を
表示する表示手段をさらに具えたことを特徴とする。
て、前記情報処理手段により定量化される特徴量と、診
断内容の間に対応関係を定めておき、該対応関係を用い
て前記情報処理手段は診断内容を取得し、該診断内容を
表示する表示手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、骨部のX線撮影結果か
ら得られる画像を画像解析装置により画像解析して骨梁
構造の状態を定量化する骨粗しょう症診断方法におい
て、測定対象の骨梁の方向をパワースペクトル分布領域
の形態で前記画像解析装置に指示し、該画像処理装置で
当該指示された分布領域についてのパワースペクトルの
値を用いて骨梁構造の特徴量を計算することを特徴とす
る。
ら得られる画像を画像解析装置により画像解析して骨梁
構造の状態を定量化する骨粗しょう症診断方法におい
て、測定対象の骨梁の方向をパワースペクトル分布領域
の形態で前記画像解析装置に指示し、該画像処理装置で
当該指示された分布領域についてのパワースペクトルの
値を用いて骨梁構造の特徴量を計算することを特徴とす
る。
【0016】また、本発明によれば、以下に示すような
態様の発明も提供される。即ち、上記目的を達成するた
めに、請求項9記載の骨粗しょう症診断装置は、骨部の
X線撮影画像が与えられると、該X線撮影画像を画像処
理して骨梁構造の状態を定量化する骨粗しょう症診断装
置であって、前記X線撮影画像に基づいて、骨梁構造の
状態を定量化する画像処理を行う画像処理手段と、該定
量化結果を参照し、定量化結果を少なくとも含む情報の
出力処理を行う出力手段とを備えるものである。
態様の発明も提供される。即ち、上記目的を達成するた
めに、請求項9記載の骨粗しょう症診断装置は、骨部の
X線撮影画像が与えられると、該X線撮影画像を画像処
理して骨梁構造の状態を定量化する骨粗しょう症診断装
置であって、前記X線撮影画像に基づいて、骨梁構造の
状態を定量化する画像処理を行う画像処理手段と、該定
量化結果を参照し、定量化結果を少なくとも含む情報の
出力処理を行う出力手段とを備えるものである。
【0017】また、請求項10記載の骨粗しょう症診断
装置は、請求項9記載の装置に加え、前記定量化された
値と骨粗しょうの診断内容との対応関係を登録した記憶
手段を設け、前記出力手段は、前記記憶手段の登録内容
を参照して、得られた定量化結果に対応する診断内容を
出力する処理を行うことを特徴とする骨粗しょう症診断
装置である。
装置は、請求項9記載の装置に加え、前記定量化された
値と骨粗しょうの診断内容との対応関係を登録した記憶
手段を設け、前記出力手段は、前記記憶手段の登録内容
を参照して、得られた定量化結果に対応する診断内容を
出力する処理を行うことを特徴とする骨粗しょう症診断
装置である。
【0018】さらに、請求項11記載の骨粗しょう症診
断装置は、請求項9および10のいずれかに記載の装置
において、前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である
骨梁の方向を定量化するために、前記X線撮影画像に対
するパワースペクトル分布を示すための2次元周波数平
面を、動径を周波数、および、予め定めた基準軸からの
回転角度をパワースペクトル分布の存在方向とする極座
標で表現し、該極座標平面を、異なった回転角度と同一
の周波数範囲で規定される複数個の領域に分割し、各領
域毎にパワースペクトルの総和を演算する処理、およ
び、該演算結果がピークを示す領域に対応する回転角度
が示す方向に垂直な方向を骨梁の方向とする処理を行う
ことを特徴とする骨粗しょう症診断装置である。
断装置は、請求項9および10のいずれかに記載の装置
において、前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である
骨梁の方向を定量化するために、前記X線撮影画像に対
するパワースペクトル分布を示すための2次元周波数平
面を、動径を周波数、および、予め定めた基準軸からの
回転角度をパワースペクトル分布の存在方向とする極座
標で表現し、該極座標平面を、異なった回転角度と同一
の周波数範囲で規定される複数個の領域に分割し、各領
域毎にパワースペクトルの総和を演算する処理、およ
び、該演算結果がピークを示す領域に対応する回転角度
が示す方向に垂直な方向を骨梁の方向とする処理を行う
ことを特徴とする骨粗しょう症診断装置である。
【0019】さらにまた、請求項12記載の骨粗しょう
症診断装置は、請求項9および10のいずれかに記載の
装置において、前記画像処理手段は、骨梁構造の状態で
ある骨梁の強度を定量化するために、前記X線撮影画像
に対するパワースペクトル分布を示すための2次元周波
数平面を、動径を周波数、および、予め定めた基準軸か
らの回転角度をパワースペクトル分布の存在方向とする
極座標で表現し、該極座標平面を、異なった回転角度と
同一の周波数範囲で規定される複数個の領域に分割し、
各領域毎にパワースペクトルの総和を演算する処理、お
よび、該演算結果のピーク値とその両側に存在する極小
値とを求め、2つの極小値の平均値を該ピーク値で除算
した値を骨梁の強度とする処理を行うことを特徴とする
骨粗しょう症診断装置である。
症診断装置は、請求項9および10のいずれかに記載の
装置において、前記画像処理手段は、骨梁構造の状態で
ある骨梁の強度を定量化するために、前記X線撮影画像
に対するパワースペクトル分布を示すための2次元周波
数平面を、動径を周波数、および、予め定めた基準軸か
らの回転角度をパワースペクトル分布の存在方向とする
極座標で表現し、該極座標平面を、異なった回転角度と
同一の周波数範囲で規定される複数個の領域に分割し、
各領域毎にパワースペクトルの総和を演算する処理、お
よび、該演算結果のピーク値とその両側に存在する極小
値とを求め、2つの極小値の平均値を該ピーク値で除算
した値を骨梁の強度とする処理を行うことを特徴とする
骨粗しょう症診断装置である。
【0020】また、請求項13記載の骨粗しょう症診断
装置は、請求項9および10のいずれかに記載の装置に
おいて、前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である骨
梁の幅を定量化するために、前記X線撮影画像中の骨梁
の存在方向に垂直な方向のパワースペクトルの値を、極
座標関数F(f,θ)(但し、fは、周波数、θは、パ
ワースペクトル分布の存在方向に対応する回転角度)で
表現し、予め定めた周波数範囲f1からf2において、
Y=(Σf・F(f,θ))/ΣF(f,θ)(但し、
Σは、f1からf2までの総和を取ることを意味する)
を求め、求めたY(平均周波数)を骨梁の幅の指標とす
る処理を行う、ことを特徴とする骨粗しょう症診断装置
である。
装置は、請求項9および10のいずれかに記載の装置に
おいて、前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である骨
梁の幅を定量化するために、前記X線撮影画像中の骨梁
の存在方向に垂直な方向のパワースペクトルの値を、極
座標関数F(f,θ)(但し、fは、周波数、θは、パ
ワースペクトル分布の存在方向に対応する回転角度)で
表現し、予め定めた周波数範囲f1からf2において、
Y=(Σf・F(f,θ))/ΣF(f,θ)(但し、
Σは、f1からf2までの総和を取ることを意味する)
を求め、求めたY(平均周波数)を骨梁の幅の指標とす
る処理を行う、ことを特徴とする骨粗しょう症診断装置
である。
【0021】さらに、請求項14記載の骨粗しょう症診
断装置は、請求項9および10のいずれかに記載の装置
において、前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である
骨梁の幅を定量化するために、前記X線撮影画像中の骨
梁の存在方向に垂直な方向のパワースペクトルの値を、
極座標関数F(f,θ)(但し、fは、周波数、θは、
パワースペクトル分布の存在方向に対応する回転角度)
で表現し、予め定めた周波数範囲f5からf6に包含さ
れる、指定された周波数範囲f3からf4において、Z
=Σf・F(f,θ)/ΣF(f,θ)(但し、最初の
Σは、f3からf4までの総和、次のΣは、f5からf
6までの総和を取ることを意味する:f5≦f3<f4
≦f6)を求め、求めたZ(指定範囲周波数)を骨梁の
幅とする処理を行う、ことを特徴とする骨粗しょう症診
断装置である。
断装置は、請求項9および10のいずれかに記載の装置
において、前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である
骨梁の幅を定量化するために、前記X線撮影画像中の骨
梁の存在方向に垂直な方向のパワースペクトルの値を、
極座標関数F(f,θ)(但し、fは、周波数、θは、
パワースペクトル分布の存在方向に対応する回転角度)
で表現し、予め定めた周波数範囲f5からf6に包含さ
れる、指定された周波数範囲f3からf4において、Z
=Σf・F(f,θ)/ΣF(f,θ)(但し、最初の
Σは、f3からf4までの総和、次のΣは、f5からf
6までの総和を取ることを意味する:f5≦f3<f4
≦f6)を求め、求めたZ(指定範囲周波数)を骨梁の
幅とする処理を行う、ことを特徴とする骨粗しょう症診
断装置である。
【0022】また、請求項15記載の発明によれば以下
に示すような骨粗しょう症診断方法も提案される。即
ち、骨部のX線撮影画像が与えられると、該X線撮影画
像を画像処理して骨梁構造の状態を定量化する骨粗しょ
う症診断方法であって、骨梁構造の状態である骨梁の方
向を定量化するために、前記X線撮影画像に対するパワ
ースペクトル分布を示すための2次元周波数平面を、動
径を周波数、および、予め定めた基準軸からの回転角度
をパワースペクトル分布の存在方向とする極座標で表現
し、該極座標平面を、異なった回転角度と同一の周波数
範囲で規定される複数個の領域に分割し、各領域毎にパ
ワースペクトルの総和を演算して、該演算結果がピーク
を示す領域に対応する角度情報が示す方向に垂直な方向
を骨梁の方向とし、さらに、得られた骨梁方向と垂直方
向のパワースペクトル分布を用いて、他の骨梁構造の状
態を定量化する骨粗しょう症診断方法である。
に示すような骨粗しょう症診断方法も提案される。即
ち、骨部のX線撮影画像が与えられると、該X線撮影画
像を画像処理して骨梁構造の状態を定量化する骨粗しょ
う症診断方法であって、骨梁構造の状態である骨梁の方
向を定量化するために、前記X線撮影画像に対するパワ
ースペクトル分布を示すための2次元周波数平面を、動
径を周波数、および、予め定めた基準軸からの回転角度
をパワースペクトル分布の存在方向とする極座標で表現
し、該極座標平面を、異なった回転角度と同一の周波数
範囲で規定される複数個の領域に分割し、各領域毎にパ
ワースペクトルの総和を演算して、該演算結果がピーク
を示す領域に対応する角度情報が示す方向に垂直な方向
を骨梁の方向とし、さらに、得られた骨梁方向と垂直方
向のパワースペクトル分布を用いて、他の骨梁構造の状
態を定量化する骨粗しょう症診断方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。まず、第1の実施形態について説
明する。本実施形態は、請求項1乃至8記載の発明に対
応し、指示手段を操作することによって、画像解析の対
象となる骨梁画像の方向を指定可能とし、解析すること
が無意味な方向についての解析処理を行わなくてもすむ
ようにした点に主たる特徴がある。
参照しつつ説明する。まず、第1の実施形態について説
明する。本実施形態は、請求項1乃至8記載の発明に対
応し、指示手段を操作することによって、画像解析の対
象となる骨梁画像の方向を指定可能とし、解析すること
が無意味な方向についての解析処理を行わなくてもすむ
ようにした点に主たる特徴がある。
【0024】図1は本発明を適用した骨粗しょう症診断
装置のシステム構成例を示す。図1において画像処理装
置10には一般的によく知られているパーソナルコンピ
ュータを用いることができる。本実施形態では本発明に
係わる回路を説明する。CPU1はROM2に格納され
たシステムプログラムに従って装置全体を制御する他、
ハードディスク記憶装置(HDD)4に格納された診断
プログラム内の画像解析プログラムに従って骨部画像を
解析し、骨梁構造を定量化し、また、骨塩量を取得す
る。さらにはこれらの取得データから上記診断プログラ
ムにより骨粗しょう症を診断することが可能である。H
DD4にはさらに本発明に係わるパワースペクトル領域
情報テーブル4Aおよび診断メッセージテーブル4Bが
格納されている。
装置のシステム構成例を示す。図1において画像処理装
置10には一般的によく知られているパーソナルコンピ
ュータを用いることができる。本実施形態では本発明に
係わる回路を説明する。CPU1はROM2に格納され
たシステムプログラムに従って装置全体を制御する他、
ハードディスク記憶装置(HDD)4に格納された診断
プログラム内の画像解析プログラムに従って骨部画像を
解析し、骨梁構造を定量化し、また、骨塩量を取得す
る。さらにはこれらの取得データから上記診断プログラ
ムにより骨粗しょう症を診断することが可能である。H
DD4にはさらに本発明に係わるパワースペクトル領域
情報テーブル4Aおよび診断メッセージテーブル4Bが
格納されている。
【0025】本実施形態ではスペクトル解析を施す領域
を骨部の部位毎に定め、その骨部の部位を示す情報と、
スペクトル解析の対象となる領域を示す情報との対応付
けを行っている。この対応関係がパワースペクトル領域
情報テーブル4Aに登録されている。また、画像解析の
結果得られる骨梁構造の特徴量に対応させて骨粗しょう
症の診断メッセージが文字コードの形態で各種診断メッ
セージテーブル4Aに格納されている。
を骨部の部位毎に定め、その骨部の部位を示す情報と、
スペクトル解析の対象となる領域を示す情報との対応付
けを行っている。この対応関係がパワースペクトル領域
情報テーブル4Aに登録されている。また、画像解析の
結果得られる骨梁構造の特徴量に対応させて骨粗しょう
症の診断メッセージが文字コードの形態で各種診断メッ
セージテーブル4Aに格納されている。
【0026】RAM3はCPU1が実行する情報処理関
連データを一時記憶する。HDD4は上記プログラムや
テーブル情報の他、スキャナ14等から取り込まれた骨
部のイメージ情報を保存記憶することが可能である。V
RAM5はディスプレイ13に表示するイメージ情報や
画像解析の対象のイメージ情報を記憶する。表示用イメ
ージ情報が不図示のコントローラにより読み出され、デ
ィスプレイ13の表示画面に表示される。入出力インタ
フェース(I/O)6、7、8はそれぞれキーボード1
1(マウス12を含む)、ディスプレイ13、スキャナ
14と接続し、情報転送を行う。
連データを一時記憶する。HDD4は上記プログラムや
テーブル情報の他、スキャナ14等から取り込まれた骨
部のイメージ情報を保存記憶することが可能である。V
RAM5はディスプレイ13に表示するイメージ情報や
画像解析の対象のイメージ情報を記憶する。表示用イメ
ージ情報が不図示のコントローラにより読み出され、デ
ィスプレイ13の表示画面に表示される。入出力インタ
フェース(I/O)6、7、8はそれぞれキーボード1
1(マウス12を含む)、ディスプレイ13、スキャナ
14と接続し、情報転送を行う。
【0027】キーボード11はCPU1に対する動作指
示や本発明に係わる画像解析についての情報(後述)を
入力する。この情報入力はマウス12の操作でディスプ
レイ画面上の表示情報を位置指定することによっても実
現される。ディスプレイ13は情報入力に係わる案内情
報、キーボード11からの入力情報、CPU1の処理結
果として得られる骨塩量、骨梁構造の特徴量等を表示す
る。スキャナ14はX線画像フィルムを読み取り、電気
信号の形態で濃淡を示す多値のイメージ情報を画像処理
装置10側に出力する。なお、I/O8にX線撮影装置
を接続したときはX線撮影装置自体から撮影結果が画像
処理装置10に出力される。
示や本発明に係わる画像解析についての情報(後述)を
入力する。この情報入力はマウス12の操作でディスプ
レイ画面上の表示情報を位置指定することによっても実
現される。ディスプレイ13は情報入力に係わる案内情
報、キーボード11からの入力情報、CPU1の処理結
果として得られる骨塩量、骨梁構造の特徴量等を表示す
る。スキャナ14はX線画像フィルムを読み取り、電気
信号の形態で濃淡を示す多値のイメージ情報を画像処理
装置10側に出力する。なお、I/O8にX線撮影装置
を接続したときはX線撮影装置自体から撮影結果が画像
処理装置10に出力される。
【0028】このようなシステム構成で実行される骨部
の画像解析処理を説明する。診断プログラムの起動の指
示がキーボード11から入力されるとCPU1はHDD
4から診断プログラムをRAM3上にロードし、実行を
開始する。この診断プログラムの主処理手順を図2に示
す。CPU1はまず、メニュ−画面情報をVRAM5に
書き込むことによりディスプレイ13にメニュー画面を
表示させる(ステップS10)。本実施形態では、骨梁
構造の特徴量を測定するメニュー、さらに、骨塩量をも
付加して測定するメニュー、骨粗しょう症の診断を行う
メニューが用意されている。操作者は必要なメニューを
キーボード11を介して指示する。以下、メニュー毎の
CPU1の処理を説明することにする。なお、骨梁構造
の特徴量の測定処理は各メニュー共通に実行される。 A)骨梁構造の測定(ステップS30) このメニューの詳細手順を図3に示す。CPU1はスキ
ャナ14に指示を与え、セットされたX線フィルムから
骨部のイメージ情報を取り込みVRAM5のワーク(作
業)エリアに記憶する。次にCPU1はこのイメージ情
報に対してフィルタ処理を施してイメージ情報の中の雑
音成分(画像の読み取り中に紛れ込んだ雑音信号やX線
フィルム中の埃などの画像)を除去する。
の画像解析処理を説明する。診断プログラムの起動の指
示がキーボード11から入力されるとCPU1はHDD
4から診断プログラムをRAM3上にロードし、実行を
開始する。この診断プログラムの主処理手順を図2に示
す。CPU1はまず、メニュ−画面情報をVRAM5に
書き込むことによりディスプレイ13にメニュー画面を
表示させる(ステップS10)。本実施形態では、骨梁
構造の特徴量を測定するメニュー、さらに、骨塩量をも
付加して測定するメニュー、骨粗しょう症の診断を行う
メニューが用意されている。操作者は必要なメニューを
キーボード11を介して指示する。以下、メニュー毎の
CPU1の処理を説明することにする。なお、骨梁構造
の特徴量の測定処理は各メニュー共通に実行される。 A)骨梁構造の測定(ステップS30) このメニューの詳細手順を図3に示す。CPU1はスキ
ャナ14に指示を与え、セットされたX線フィルムから
骨部のイメージ情報を取り込みVRAM5のワーク(作
業)エリアに記憶する。次にCPU1はこのイメージ情
報に対してフィルタ処理を施してイメージ情報の中の雑
音成分(画像の読み取り中に紛れ込んだ雑音信号やX線
フィルム中の埃などの画像)を除去する。
【0029】続いてCPU1はメニュー画面を表示させ
て、操作者の指示を受け付ける(ステップS100〜S
110)。このメニュー画面において後述の画像解析を
施す領域を直接、操作者が指示するか、あるいは、操作
者がX線フィルムの骨部の部位を指定するかを選択する
ための案内メッセージが表示される。直接、操作者が領
域指定する旨を指示すると、CPU1は例えば、図5に
示すような領域指定用のマップを表示させる。このマッ
プはパワースペクトルの分布領域を示すもので図中横方
向の領域1〜5が骨部の画像の中の縦方向の骨梁画像の
周波数成分領域を示す。また、図中縦方向の領域11〜
15が骨部の画像の中の横方向の骨梁画像の周波数成分
領域を示す。操作者はこの領域番号を入力することによ
りCPU1に対して測定対象の骨梁の方向を指示する
(ステップS120→S125)。
て、操作者の指示を受け付ける(ステップS100〜S
110)。このメニュー画面において後述の画像解析を
施す領域を直接、操作者が指示するか、あるいは、操作
者がX線フィルムの骨部の部位を指定するかを選択する
ための案内メッセージが表示される。直接、操作者が領
域指定する旨を指示すると、CPU1は例えば、図5に
示すような領域指定用のマップを表示させる。このマッ
プはパワースペクトルの分布領域を示すもので図中横方
向の領域1〜5が骨部の画像の中の縦方向の骨梁画像の
周波数成分領域を示す。また、図中縦方向の領域11〜
15が骨部の画像の中の横方向の骨梁画像の周波数成分
領域を示す。操作者はこの領域番号を入力することによ
りCPU1に対して測定対象の骨梁の方向を指示する
(ステップS120→S125)。
【0030】CPU1は指示された領域番号の示す領域
についてのパワースペクトルの値を計算し、このパワー
スペクトルの値を用いて、上記指示例では次式により指
示された方向の骨梁構造の特徴量Xを求める。
についてのパワースペクトルの値を計算し、このパワー
スペクトルの値を用いて、上記指示例では次式により指
示された方向の骨梁構造の特徴量Xを求める。
【0031】
【数1】 ここで、i,jは指示された領域の番号であり、2種類
の方向が指示されていることを示す。また、Aiは領域
番号がiの重み係数であり、各領域について予め定めら
れている。なお、方向が複数指示された場合には各方向
毎の領域のパワースペクトルの値を累積していくことに
なる(ステップS150)。
の方向が指示されていることを示す。また、Aiは領域
番号がiの重み係数であり、各領域について予め定めら
れている。なお、方向が複数指示された場合には各方向
毎の領域のパワースペクトルの値を累積していくことに
なる(ステップS150)。
【0032】一方、操作者が骨部の部位を指定した場合
にはCPU1はHDD4のパワースペクトル領域情報テ
ーブル4Aから指示された骨部の部位に対応する領域番
号(図5参照)を取り出し、式1を用いて骨梁構造の特
徴量Xを計算する(ステップS130→S160)。こ
の計算結果はRAM3に一時格納される。 B)骨塩量の測定 骨塩量を得るためにやはり式1を用いるがこの場合、必
要に応じてパワースペクトル領域を指定し、重み付け係
数Ai,j...の値が骨塩量用のものに切り換えられ
るだけである(図2のステップS45)。このため、パ
ワースペクトルの値さえ得られると簡単に骨塩量の計算
ができることは理解されよう。参考のために、予め骨密
度(BMDの値)が判明している骨部を画像解析し、そ
の結果から得られた骨梁構造の特徴量とBMDの値との
相関関係を図6に示す。各部位の骨部についての相関関
係を取得しておけばこの相関関係から上記式1の係数A
iを決定することができる。 C)骨粗しょう症の診断 これまでの処理手順(ステップS30)で骨梁構造の特
徴量Xが計算されているので、CPU1は診断メッセー
ジテーブル4Bを参照して骨梁構造の特徴量に対応した
メッセージを取り出し、イメージに変換した後、VRA
M5に書き込む。
にはCPU1はHDD4のパワースペクトル領域情報テ
ーブル4Aから指示された骨部の部位に対応する領域番
号(図5参照)を取り出し、式1を用いて骨梁構造の特
徴量Xを計算する(ステップS130→S160)。こ
の計算結果はRAM3に一時格納される。 B)骨塩量の測定 骨塩量を得るためにやはり式1を用いるがこの場合、必
要に応じてパワースペクトル領域を指定し、重み付け係
数Ai,j...の値が骨塩量用のものに切り換えられ
るだけである(図2のステップS45)。このため、パ
ワースペクトルの値さえ得られると簡単に骨塩量の計算
ができることは理解されよう。参考のために、予め骨密
度(BMDの値)が判明している骨部を画像解析し、そ
の結果から得られた骨梁構造の特徴量とBMDの値との
相関関係を図6に示す。各部位の骨部についての相関関
係を取得しておけばこの相関関係から上記式1の係数A
iを決定することができる。 C)骨粗しょう症の診断 これまでの処理手順(ステップS30)で骨梁構造の特
徴量Xが計算されているので、CPU1は診断メッセー
ジテーブル4Bを参照して骨梁構造の特徴量に対応した
メッセージを取り出し、イメージに変換した後、VRA
M5に書き込む。
【0033】併せて、CPU1はスキャナ14から取り
込んだ画像およびこの画像から目視診断するための案内
情報をHDD4からVRAM5の表示領域に転送するこ
とによりディスプレイ13上に図7に示すように表示さ
せる(図4のステップS200〜S220)。
込んだ画像およびこの画像から目視診断するための案内
情報をHDD4からVRAM5の表示領域に転送するこ
とによりディスプレイ13上に図7に示すように表示さ
せる(図4のステップS200〜S220)。
【0034】ちなみに、図7において101はスキャナ
14から取り込んだ画像、102は診断基準用の説明で
あり、102Aは伊丹指数と呼ばれる骨梁構造の特徴量
に対応する骨梁のサンプル画像、102Bは特徴量とし
ての伊丹指数、102Cは伊丹指数に対応する骨梁構造
の状態を示す説明文である。103は本実施形態におい
てパワースペクトルの値で表した特徴量から定まる診断
内容である。
14から取り込んだ画像、102は診断基準用の説明で
あり、102Aは伊丹指数と呼ばれる骨梁構造の特徴量
に対応する骨梁のサンプル画像、102Bは特徴量とし
ての伊丹指数、102Cは伊丹指数に対応する骨梁構造
の状態を示す説明文である。103は本実施形態におい
てパワースペクトルの値で表した特徴量から定まる診断
内容である。
【0035】本発明によれば、本実施形態の他に次の形
態も実施できる。 1)画像解析の対象となる骨梁画像の方向の指定は、図
5に示すようなパワースペクトルの分布領域を用いるほ
かに、基準の方向に対する骨梁画像の方向の交差する角
度を数値で指示することもできる。 2)画像解析の結果から得られる骨梁構造の特徴量、骨
塩量を各種の指標値、例えば伊丹指数やその他の指数に
変換して表示してもよいことは言うまでもない。 3)本実施形態で得られる特徴量の表示形態は数値を用
いたりグラフを用いて程度を表示してもよいし、パター
ン図形の形態で表示することもできる。
態も実施できる。 1)画像解析の対象となる骨梁画像の方向の指定は、図
5に示すようなパワースペクトルの分布領域を用いるほ
かに、基準の方向に対する骨梁画像の方向の交差する角
度を数値で指示することもできる。 2)画像解析の結果から得られる骨梁構造の特徴量、骨
塩量を各種の指標値、例えば伊丹指数やその他の指数に
変換して表示してもよいことは言うまでもない。 3)本実施形態で得られる特徴量の表示形態は数値を用
いたりグラフを用いて程度を表示してもよいし、パター
ン図形の形態で表示することもできる。
【0036】以上が、本発明の第1の実施形態の説明で
ある。次に、本発明にかかる第2の実施形態について説
明する。本実施形態は、請求項9以降に記載の発明に対
応し、指示手段を操作することなく、骨梁方向の取得や
他の骨梁構造の状態の定量化を自動で行い、骨粗しょう
症診断の便宜に供する装置を実現する点に特徴がある。
ある。次に、本発明にかかる第2の実施形態について説
明する。本実施形態は、請求項9以降に記載の発明に対
応し、指示手段を操作することなく、骨梁方向の取得や
他の骨梁構造の状態の定量化を自動で行い、骨粗しょう
症診断の便宜に供する装置を実現する点に特徴がある。
【0037】本実施形態にかかる装置のハードウエア構
成は、図1にて示したシステム構成と同一のものを用い
ればよい。但し、HDD4内の診断プログラムや診断プ
ログラム内の画像解析プログラム等のソフトウエアを、
本実施形態にかかる処理を実行可能なように変更してお
けばよい。
成は、図1にて示したシステム構成と同一のものを用い
ればよい。但し、HDD4内の診断プログラムや診断プ
ログラム内の画像解析プログラム等のソフトウエアを、
本実施形態にかかる処理を実行可能なように変更してお
けばよい。
【0038】また、本実施形態では、骨梁構造の状態と
して、骨梁の方向、骨梁の強度および骨梁の幅を求め、
これらの特徴量を定量化して診断を行うために、診断メ
ッセージテーブル4B内には、骨梁の方向、骨梁の強度
および骨梁の幅の夫々と、骨粗しょう症の進行レベル等
の診断メッセージとが対応づけて登録されている。
して、骨梁の方向、骨梁の強度および骨梁の幅を求め、
これらの特徴量を定量化して診断を行うために、診断メ
ッセージテーブル4B内には、骨梁の方向、骨梁の強度
および骨梁の幅の夫々と、骨粗しょう症の進行レベル等
の診断メッセージとが対応づけて登録されている。
【0039】診断メッセージの一例を図17に示す。図
17に示すように、骨梁の方向、骨梁の強度および骨梁
の幅の夫々に対して、診断内容として伊丹指数が予め定
められて登録されている。もちろん、診断メッセージの
登録例は、図17に示すものに限られない。
17に示すように、骨梁の方向、骨梁の強度および骨梁
の幅の夫々に対して、診断内容として伊丹指数が予め定
められて登録されている。もちろん、診断メッセージの
登録例は、図17に示すものに限られない。
【0040】さて、本実施形態の一連の処理について説
明する。図8は、診断プログラムが実行する処理手順を
フローチャートで示したものである。なお、診断プログ
ラムは、ディスプレイ13に対する表示処理を実行する
ソフトウエア、与えられた指示にしたがって各構成要素
の動作制御を行うプログラム等を少なくとも含んで構成
されている。
明する。図8は、診断プログラムが実行する処理手順を
フローチャートで示したものである。なお、診断プログ
ラムは、ディスプレイ13に対する表示処理を実行する
ソフトウエア、与えられた指示にしたがって各構成要素
の動作制御を行うプログラム等を少なくとも含んで構成
されている。
【0041】さて、操作者がキーボード11を介して装
置の起動命令を与えると、CPU1は、RAM3内の領
域に診断プログラムをロードして、ロードされた診断プ
ログラムにしたがった動作を行う。
置の起動命令を与えると、CPU1は、RAM3内の領
域に診断プログラムをロードして、ロードされた診断プ
ログラムにしたがった動作を行う。
【0042】まず、ステップS12において、CPU1
は、ディスプレイ13にメニュー画面を表示する。具体
的には、CPU1が、VRAM5内の領域に、メニュー
画面表示を行うための情報を格納することによって、デ
ィスプレイ13の表示画面上には骨粗しょう症の診断メ
ニューが表示される。
は、ディスプレイ13にメニュー画面を表示する。具体
的には、CPU1が、VRAM5内の領域に、メニュー
画面表示を行うための情報を格納することによって、デ
ィスプレイ13の表示画面上には骨粗しょう症の診断メ
ニューが表示される。
【0043】本実施形態では、骨梁構造の状態を示す、
骨梁の方向、強度、幅の定量化を行い表示出力するメニ
ューである「骨梁構造の定量化を行うメニュー」、およ
び、定量化結果に基づいて骨粗しょう症の進行レベルを
表示出力するメニューである「骨粗しょう症の診断を行
うメニュー」の2つのメニューが用意されていて、ディ
スプレイ13には、これら2種類のメニューが表示され
る。
骨梁の方向、強度、幅の定量化を行い表示出力するメニ
ューである「骨梁構造の定量化を行うメニュー」、およ
び、定量化結果に基づいて骨粗しょう症の進行レベルを
表示出力するメニューである「骨粗しょう症の診断を行
うメニュー」の2つのメニューが用意されていて、ディ
スプレイ13には、これら2種類のメニューが表示され
る。
【0044】次に、ステップS22において、操作者
は、キーボード11を介して所望のメニューを指示す
る。このとき、CPU1は、指示されたメニューの情報
を、例えば、RAM3のワークエリア内に格納してお
く。
は、キーボード11を介して所望のメニューを指示す
る。このとき、CPU1は、指示されたメニューの情報
を、例えば、RAM3のワークエリア内に格納してお
く。
【0045】次のステップS32における、骨梁構造の
特徴量の計算処理は、CPU1が、骨梁構造の状態を示
す、骨梁の方向、強度、幅の定量化を行う処理であり、
いずれのメニューを選択しても実行される処理である。
なお、本処理は本発明の主要部であるので、後に詳細に
説明する。
特徴量の計算処理は、CPU1が、骨梁構造の状態を示
す、骨梁の方向、強度、幅の定量化を行う処理であり、
いずれのメニューを選択しても実行される処理である。
なお、本処理は本発明の主要部であるので、後に詳細に
説明する。
【0046】次に、ステップS42において、CPU1
は、骨粗しょう症の診断が必要か否かの判断を行う。具
体的には、CPU1は、以下の処理を行う。即ち、CP
U1は、RAM3内に格納しているメニュー情報を参照
して、指示したメニューが「骨梁構造の定量化を行うメ
ニュー」であれば、ステップS52に進んで、ステップ
S32で求めた、骨梁構造の特徴量である骨梁の方向、
強度や幅の定量化結果をディスプレイ13に表示出力し
て処理を終了する(エンド)。
は、骨粗しょう症の診断が必要か否かの判断を行う。具
体的には、CPU1は、以下の処理を行う。即ち、CP
U1は、RAM3内に格納しているメニュー情報を参照
して、指示したメニューが「骨梁構造の定量化を行うメ
ニュー」であれば、ステップS52に進んで、ステップ
S32で求めた、骨梁構造の特徴量である骨梁の方向、
強度や幅の定量化結果をディスプレイ13に表示出力し
て処理を終了する(エンド)。
【0047】一方、指示したメニューが「骨粗しょう症
の診断を行うメニュー」であれば、ステップS43に進
んで、計測したデータ、即ち、定量化結果に基づいて、
骨粗しょう症の進行レベルを診断し、さらに、ステップ
S52に進んで、診断結果をディスプレイ13に表示出
力して処理を終了する(エンド)。
の診断を行うメニュー」であれば、ステップS43に進
んで、計測したデータ、即ち、定量化結果に基づいて、
骨粗しょう症の進行レベルを診断し、さらに、ステップ
S52に進んで、診断結果をディスプレイ13に表示出
力して処理を終了する(エンド)。
【0048】なお、ステップS43における処理を詳細
に記載すると、第1の実施形態と同様に図4に示すよう
になる。即ち、ステップS32において、既に骨梁構造
の特徴量が求まっているので、CPU1は、診断メッセ
ージテーブル4Bを参照して、対応する診断メッセージ
をHDD4から抽出して(ステップS200)、これを
イメージ情報に変換し(ステップS210)、VRAM
5に格納してディスプレイ13に表示出力する(ステッ
プS220)。この時、CPU1は、スキャナ14から
取り込んだ画像情報や骨粗しょう症診断に用いる案内情
報も、ディスプレイ13に表示しておくように構成して
おけばよい。
に記載すると、第1の実施形態と同様に図4に示すよう
になる。即ち、ステップS32において、既に骨梁構造
の特徴量が求まっているので、CPU1は、診断メッセ
ージテーブル4Bを参照して、対応する診断メッセージ
をHDD4から抽出して(ステップS200)、これを
イメージ情報に変換し(ステップS210)、VRAM
5に格納してディスプレイ13に表示出力する(ステッ
プS220)。この時、CPU1は、スキャナ14から
取り込んだ画像情報や骨粗しょう症診断に用いる案内情
報も、ディスプレイ13に表示しておくように構成して
おけばよい。
【0049】第1の実施形態と同様に、図7には、この
ような表示が行われた際の表示画面の様子を示してお
り、101は、スキャナ14から取り込んだ画像情報
(骨部画像)、また、102は、骨粗しょう症診断に用
いる案内情報であり、該案内情報102は、伊丹指数と
称される骨梁情報の特徴量に対応する骨梁画像の5個の
サンプル(102A)、各サンプルに対応する伊丹指数
(102B)、および、各伊丹指数に対応する骨梁構造
の状態の説明メッセージ(102C)からなる。そし
て、103は、ステップS42において得られた診断メ
ッセージである(診断名)。
ような表示が行われた際の表示画面の様子を示してお
り、101は、スキャナ14から取り込んだ画像情報
(骨部画像)、また、102は、骨粗しょう症診断に用
いる案内情報であり、該案内情報102は、伊丹指数と
称される骨梁情報の特徴量に対応する骨梁画像の5個の
サンプル(102A)、各サンプルに対応する伊丹指数
(102B)、および、各伊丹指数に対応する骨梁構造
の状態の説明メッセージ(102C)からなる。そし
て、103は、ステップS42において得られた診断メ
ッセージである(診断名)。
【0050】このように、診断メッセージと診断に用い
る案内情報等を同一画面上に表示することにより、診断
の便宜が図られる。以上説明したように、図8に示した
一連の処理が行われることにより、骨梁構造の状態を示
す、骨梁の方向、強度、幅の定量化や骨粗しょう症の診
断が行われる。
る案内情報等を同一画面上に表示することにより、診断
の便宜が図られる。以上説明したように、図8に示した
一連の処理が行われることにより、骨梁構造の状態を示
す、骨梁の方向、強度、幅の定量化や骨粗しょう症の診
断が行われる。
【0051】さて、次に、本発明の主要部である図8の
ステップS32の処理を、図面を参照しつつ説明する。
図9は、図8のステップS32の処理をさらに詳細に説
明するためのフローチャートである。
ステップS32の処理を、図面を参照しつつ説明する。
図9は、図8のステップS32の処理をさらに詳細に説
明するためのフローチャートである。
【0052】ステップS102においては、操作者がス
キャナ14にX線フィルムをセットし、キーボード11
を介してスキャナ14の起動指示を与えると、スキャナ
14は、セットされたX線フィルムから骨部の画像情報
を取得して、RAM3のワークエリアに格納すると共
に、VRAM5に格納して骨部の画像情報をディスプレ
イ13に表示する。
キャナ14にX線フィルムをセットし、キーボード11
を介してスキャナ14の起動指示を与えると、スキャナ
14は、セットされたX線フィルムから骨部の画像情報
を取得して、RAM3のワークエリアに格納すると共
に、VRAM5に格納して骨部の画像情報をディスプレ
イ13に表示する。
【0053】なお、CPU1が、取得した画像情報に対
して、画像読み取り中に混入した不要な信号やX線フィ
ルムの埃等の雑音成分を除去するためにフィルタ処理を
施すように構成しておくことが好ましい。
して、画像読み取り中に混入した不要な信号やX線フィ
ルムの埃等の雑音成分を除去するためにフィルタ処理を
施すように構成しておくことが好ましい。
【0054】さらに、ステップS102では、後の解析
処理に必要なパラメータを入力するための案内画面の表
示を行う。なお、ここで入力するパラメータについて
は、後に説明する。
処理に必要なパラメータを入力するための案内画面の表
示を行う。なお、ここで入力するパラメータについて
は、後に説明する。
【0055】次に、CPU1が行うステップS112、
122、132、142で行われる、骨梁構造の特徴量
である骨梁の方向の取得処理について説明する。 D─1)「骨梁方向取得」 まず、ステップS112において、操作者は、取得した
画像情報の内、解析対象とする領域を指定する。例え
ば、縦1200画素、横1200画素の画像情報がディ
スプレイ13に表示されている場合、最大で縦1200
画素、横1200画素となるように、所定の画素数で構
成される四角形領域を指定する。このような指定は、キ
ーボード11で縦、横の画素数および四角形領域の左上
点の位置座標を入力することにより行うことや、表示画
像内に四角形領域が形成されるようにマウス12を操作
して、左上点および右下点の位置をクリックして、該左
上点および該右下点が頂点となる四角形領域を解析対象
領域となる指定ができるように、診断プログラムを作成
しておけばよい。
122、132、142で行われる、骨梁構造の特徴量
である骨梁の方向の取得処理について説明する。 D─1)「骨梁方向取得」 まず、ステップS112において、操作者は、取得した
画像情報の内、解析対象とする領域を指定する。例え
ば、縦1200画素、横1200画素の画像情報がディ
スプレイ13に表示されている場合、最大で縦1200
画素、横1200画素となるように、所定の画素数で構
成される四角形領域を指定する。このような指定は、キ
ーボード11で縦、横の画素数および四角形領域の左上
点の位置座標を入力することにより行うことや、表示画
像内に四角形領域が形成されるようにマウス12を操作
して、左上点および右下点の位置をクリックして、該左
上点および該右下点が頂点となる四角形領域を解析対象
領域となる指定ができるように、診断プログラムを作成
しておけばよい。
【0056】解析対象となる領域が指定された後、解析
対象領域に対して2次元フーリエ変換を行いパワースペ
クトルを求めることになるが、本実施形態では、パワー
スペクトル分布を示すための2次元平面を、パワースペ
クトル分布の存在方向に対応する回転角度とパワースペ
クトル分布の周波数で規定される複数の領域に分割する
ことを考える。これについて図10を参照して説明す
る。なお、2次元フーリエ変換を行いパワースペクトル
を求めること自体は、公用の技術であり、本発明におい
て特殊な工夫をしていないので説明は省略する。また、
CPU1は、画素毎のパワースペクトルの値をRAM3
に格納しておく。
対象領域に対して2次元フーリエ変換を行いパワースペ
クトルを求めることになるが、本実施形態では、パワー
スペクトル分布を示すための2次元平面を、パワースペ
クトル分布の存在方向に対応する回転角度とパワースペ
クトル分布の周波数で規定される複数の領域に分割する
ことを考える。これについて図10を参照して説明す
る。なお、2次元フーリエ変換を行いパワースペクトル
を求めること自体は、公用の技術であり、本発明におい
て特殊な工夫をしていないので説明は省略する。また、
CPU1は、画素毎のパワースペクトルの値をRAM3
に格納しておく。
【0057】図10は、パワースペクトル分布を示すた
めの2次元平面である極座標平面を示したものであり、
エリア1からNまでで構成されている。パワースペクト
ルの大きさを表す座標軸は図示していないが、図示する
とすれば、紙面に垂直な方向にパワースペクトルの大き
さを示す座標軸が設定される。
めの2次元平面である極座標平面を示したものであり、
エリア1からNまでで構成されている。パワースペクト
ルの大きさを表す座標軸は図示していないが、図示する
とすれば、紙面に垂直な方向にパワースペクトルの大き
さを示す座標軸が設定される。
【0058】図10は、パワースペクトル分布を示す2
次元周波数平面を、いわば極座標系で表現したものであ
り、点Oが原点、動径方向がパワースペクトル分布の周
波数、回転方向がパワースペクトル分布の存在方向に対
応する角度情報に対応している。なお、2次元画像のパ
ワースペクトル分布は、点Oに関して点対称となる性質
を有していることから、図10に示すように、角度が0
度から180度でのスペクトル分布を考えれば十分であ
る。
次元周波数平面を、いわば極座標系で表現したものであ
り、点Oが原点、動径方向がパワースペクトル分布の周
波数、回転方向がパワースペクトル分布の存在方向に対
応する角度情報に対応している。なお、2次元画像のパ
ワースペクトル分布は、点Oに関して点対称となる性質
を有していることから、図10に示すように、角度が0
度から180度でのスペクトル分布を考えれば十分であ
る。
【0059】なお、ステップS122では、領域の数N
(「角度方向の分割数」とも称する)と、最低周波数か
ら最高周波数までのうちで指定した所定の周波数範囲で
ある周波数指定範囲(図10の指定範囲)の2つのパラ
メータを、操作者が入力する。
(「角度方向の分割数」とも称する)と、最低周波数か
ら最高周波数までのうちで指定した所定の周波数範囲で
ある周波数指定範囲(図10の指定範囲)の2つのパラ
メータを、操作者が入力する。
【0060】ステップS132では、まず、ステップS
112で指定された解析対称領域の2次元画像データに
対して2次元フーリエ変換を行いパワースペクトルを求
める。CPU1は、後の処理のために求めたパワースペ
クトルを、RAM3のワークエリアに格納しておく。
112で指定された解析対称領域の2次元画像データに
対して2次元フーリエ変換を行いパワースペクトルを求
める。CPU1は、後の処理のために求めたパワースペ
クトルを、RAM3のワークエリアに格納しておく。
【0061】さて、求められたパワースペクトルの分布
は、縦方向の周波数を示すX軸、横方向の周波数を示す
Y軸、および、パワースペクトルの大きさを示すZ軸か
らなる座標系で表現されることを考えると理解が容易で
あるが、本実施形態は、該パワースペクトルの分布を、
動径方向がスペクトル分布の周波数に対応し、回転方向
がスペクトル分布の存在方向に対応する、所定の基準軸
からの回転角度に対応させた極座標でも表現しうる点に
注目して、骨梁構造の特徴量を求めるものである。
は、縦方向の周波数を示すX軸、横方向の周波数を示す
Y軸、および、パワースペクトルの大きさを示すZ軸か
らなる座標系で表現されることを考えると理解が容易で
あるが、本実施形態は、該パワースペクトルの分布を、
動径方向がスペクトル分布の周波数に対応し、回転方向
がスペクトル分布の存在方向に対応する、所定の基準軸
からの回転角度に対応させた極座標でも表現しうる点に
注目して、骨梁構造の特徴量を求めるものである。
【0062】なお、RAM3のワークエリアを使用し
て、CPU1が直交座標系から極座標系へのパワースペ
クトル分布の変換を公知の数学公式を用いて行うよう
に、画像解析プログラムを作成しておけばよい。
て、CPU1が直交座標系から極座標系へのパワースペ
クトル分布の変換を公知の数学公式を用いて行うよう
に、画像解析プログラムを作成しておけばよい。
【0063】そして、ステップS142では、次に、ス
テップS122で指定されたパラメータを用いて、パワ
ースペクトル分布を示すための2次元平面を分割する領
域を定める。
テップS122で指定されたパラメータを用いて、パワ
ースペクトル分布を示すための2次元平面を分割する領
域を定める。
【0064】例えば、「N=10」、周波数指定範囲f
1からf2なるパラメータが入力されていたとすれば、
10個のエリアに分割されることになる。さらに、各エ
リアにおける、周波数指定範囲f1からf2で指定され
た範囲を「領域」として、各領域内に存在するパワース
ペクトルの大きさの総和を求める。具体的には、CPU
1は、RAM3内に格納されたデータを用いて、フーリ
エ変換によって画素毎のパワースペクトルの大きさを求
めることができるので、各領域を構成する画素のパワー
スペクトルの大きさを合計することによって、各領域に
おけるパワースペクトルの大きさの総和が求まる。この
パワースペクトルの大きさの総和を求める処理は、上述
のパラメータによれば、10個の各領域に対して行うこ
とになる。
1からf2なるパラメータが入力されていたとすれば、
10個のエリアに分割されることになる。さらに、各エ
リアにおける、周波数指定範囲f1からf2で指定され
た範囲を「領域」として、各領域内に存在するパワース
ペクトルの大きさの総和を求める。具体的には、CPU
1は、RAM3内に格納されたデータを用いて、フーリ
エ変換によって画素毎のパワースペクトルの大きさを求
めることができるので、各領域を構成する画素のパワー
スペクトルの大きさを合計することによって、各領域に
おけるパワースペクトルの大きさの総和が求まる。この
パワースペクトルの大きさの総和を求める処理は、上述
のパラメータによれば、10個の各領域に対して行うこ
とになる。
【0065】そして、総和がピークを示す領域に対応す
る回転角度に対する方向と垂直な方向を、骨梁の方向と
する。これは、フーリエ変換は、その解析方向(フーリ
エ変換を行う方向)と垂直な方向に存在する画像のパワ
ースペクトルの大きさを求めるという数学的意味がある
からである。この様子を、図11を参照して説明する。
このグラフは、縦方向(実空間)および横方向(実空
間)に骨梁が存在する部位の例として、互いに垂直な横
筋(実空間で横方向に存在する)、縦筋(実空間で縦方
向に存在する)からなっている腰椎を解析対象としたも
のである。
る回転角度に対する方向と垂直な方向を、骨梁の方向と
する。これは、フーリエ変換は、その解析方向(フーリ
エ変換を行う方向)と垂直な方向に存在する画像のパワ
ースペクトルの大きさを求めるという数学的意味がある
からである。この様子を、図11を参照して説明する。
このグラフは、縦方向(実空間)および横方向(実空
間)に骨梁が存在する部位の例として、互いに垂直な横
筋(実空間で横方向に存在する)、縦筋(実空間で縦方
向に存在する)からなっている腰椎を解析対象としたも
のである。
【0066】図11は、横軸を角度情報、縦軸を強度
(各領域のパワースペクトル総和値)としたグラフであ
る。横軸の角度情報は、0度から角度が増加している
が、これは、図10における、領域1、領域2、…、領
域Nに対する角度に対応している。
(各領域のパワースペクトル総和値)としたグラフであ
る。横軸の角度情報は、0度から角度が増加している
が、これは、図10における、領域1、領域2、…、領
域Nに対する角度に対応している。
【0067】したがって、90度方向のピークは横筋
(横方向の骨梁)によるものであり、180度(0度)
方向のピークは縦筋(縦方向の骨梁)によるものであ
る。なお、0度近辺にも縦筋のピークが現れるのは、前
述したような2次元フーリエ変換によって求めたパワー
スペクトルの点対称性に起因している。
(横方向の骨梁)によるものであり、180度(0度)
方向のピークは縦筋(縦方向の骨梁)によるものであ
る。なお、0度近辺にも縦筋のピークが現れるのは、前
述したような2次元フーリエ変換によって求めたパワー
スペクトルの点対称性に起因している。
【0068】また、骨部が存在する部位によっては、骨
梁の方向が縦方向や横方向ではなく、斜め方向の場合も
あるが、この場合においても、パワースペクトルの領域
での総和のピーク値の方向と垂直な方向を求めて、骨梁
の方向を取得することができる。
梁の方向が縦方向や横方向ではなく、斜め方向の場合も
あるが、この場合においても、パワースペクトルの領域
での総和のピーク値の方向と垂直な方向を求めて、骨梁
の方向を取得することができる。
【0069】以上のような処理によって、骨梁の方向を
自動的に取得できることになる。なお、CPU1は、診
断等に用いるため骨梁方向の情報をRAM3のワークエ
リアに格納するか、または、VRAM5に格納してディ
スプレイ13に表示する。
自動的に取得できることになる。なお、CPU1は、診
断等に用いるため骨梁方向の情報をRAM3のワークエ
リアに格納するか、または、VRAM5に格納してディ
スプレイ13に表示する。
【0070】次に、ステップS152でCPU1が行
う、骨梁構造の特徴量である骨梁の強度情報の取得処理
について説明する。 D−2)「骨梁強度情報取得」 図11を参照しつつ骨梁の強度の定量化について説明す
る。
う、骨梁構造の特徴量である骨梁の強度情報の取得処理
について説明する。 D−2)「骨梁強度情報取得」 図11を参照しつつ骨梁の強度の定量化について説明す
る。
【0071】なお、骨梁の強度とは、その本数および幅
に関連した値であり、本数が多く、幅が太いほど強度は
強くなる。既に説明したように、図11は、横軸を角度
情報、縦軸を強度(各領域のパワースペクトル総和値)
としたグラフであり、互いに垂直な横筋、縦筋からなる
腰椎を解析対象としている。
に関連した値であり、本数が多く、幅が太いほど強度は
強くなる。既に説明したように、図11は、横軸を角度
情報、縦軸を強度(各領域のパワースペクトル総和値)
としたグラフであり、互いに垂直な横筋、縦筋からなる
腰椎を解析対象としている。
【0072】グラフの縦軸で示す強度(パワースペクト
ル総和値)は、角度変化に対してピーク値と極小値を有
しながら変化している。今、一般化するため、ピーク値
を「MAX」、ピーク点の両側に存在する一方の極小値
を「MIN1」、他方の極小値を「MIN2」とする。
これを式で示すと以下のようになる。即ち、 MAX=ピーク値 MIN1=ピーク点の両側に存在する一方の極小値 MIN2=ピーク点の両側に存在する他方の極小値 となる。
ル総和値)は、角度変化に対してピーク値と極小値を有
しながら変化している。今、一般化するため、ピーク値
を「MAX」、ピーク点の両側に存在する一方の極小値
を「MIN1」、他方の極小値を「MIN2」とする。
これを式で示すと以下のようになる。即ち、 MAX=ピーク値 MIN1=ピーク点の両側に存在する一方の極小値 MIN2=ピーク点の両側に存在する他方の極小値 となる。
【0073】そして、骨梁の強度を一般式で以下のよう
に定量化する。 MIN=(MIN1+MIN2)/2 骨梁の強度=MAX/MIN このように、パワースペクトルの領域での総和のピーク
値とその両側に存在する極小値とを求め、該ピーク値を
2つの極小値の平均値で除算した値を骨梁の強度とする
処理を行う。
に定量化する。 MIN=(MIN1+MIN2)/2 骨梁の強度=MAX/MIN このように、パワースペクトルの領域での総和のピーク
値とその両側に存在する極小値とを求め、該ピーク値を
2つの極小値の平均値で除算した値を骨梁の強度とする
処理を行う。
【0074】図11においては、腰椎の縦方向の骨梁、
横方向の骨梁に対して、2つのピーク値が生じており、
これらを夫々「MaxV」、「MaxH」とする。さら
に、縦、横方向の骨梁のピーク点の両側に存在する一方
の極小値、縦、横方向の骨梁のピーク点の両側に存在す
る他方の極小値を夫々「Min1」、「Min2」とす
る。これらを式で示すと以下のようになる。即ち、 MaxV=縦方向の骨梁のピーク値 MaxH=横方向の骨梁のピーク値 Min1=縦、横方向の骨梁の両側に存在する一方の極
小値 Min2=縦、横方向の骨梁の両側に存在する他方の極
小値 となる。
横方向の骨梁に対して、2つのピーク値が生じており、
これらを夫々「MaxV」、「MaxH」とする。さら
に、縦、横方向の骨梁のピーク点の両側に存在する一方
の極小値、縦、横方向の骨梁のピーク点の両側に存在す
る他方の極小値を夫々「Min1」、「Min2」とす
る。これらを式で示すと以下のようになる。即ち、 MaxV=縦方向の骨梁のピーク値 MaxH=横方向の骨梁のピーク値 Min1=縦、横方向の骨梁の両側に存在する一方の極
小値 Min2=縦、横方向の骨梁の両側に存在する他方の極
小値 となる。
【0075】したがって、図11に示した横方向の骨梁
の強度は、以下のようになる。 Min=(Min1+Min2)/2 横方向の骨梁の強度=MaxH/Min 一般に、パワースペクトル値が大きいほど、対応する周
波数の骨梁の存在状態が当該周波数を呈するように整然
としているため、Maxを骨梁の強度として定量化すれ
ば十分である。
の強度は、以下のようになる。 Min=(Min1+Min2)/2 横方向の骨梁の強度=MaxH/Min 一般に、パワースペクトル値が大きいほど、対応する周
波数の骨梁の存在状態が当該周波数を呈するように整然
としているため、Maxを骨梁の強度として定量化すれ
ば十分である。
【0076】しかしながら、MAXが骨梁の強度を表す
パラメータとしこれを強度情報として採用してもよい
が、この値はX線撮影時の全体的な画像の明るさに比例
する値であるため、本実施形態では、この影響を除去す
るためにMINの値を基準にして骨梁の強度を定量化し
ている。
パラメータとしこれを強度情報として採用してもよい
が、この値はX線撮影時の全体的な画像の明るさに比例
する値であるため、本実施形態では、この影響を除去す
るためにMINの値を基準にして骨梁の強度を定量化し
ている。
【0077】また、骨部が存在する部位によっては、骨
梁の方向が縦方向や横方向ではなく、斜め方向の場合も
あるが、この場合においても、パワースペクトルの領域
における総和のピーク値とその両側に存在する極小値と
を求め、2つの極小値の平均値を該ピーク値で除算した
値を骨梁の強度とする処理を行うことによって、骨梁の
強度を測定することができる。
梁の方向が縦方向や横方向ではなく、斜め方向の場合も
あるが、この場合においても、パワースペクトルの領域
における総和のピーク値とその両側に存在する極小値と
を求め、2つの極小値の平均値を該ピーク値で除算した
値を骨梁の強度とする処理を行うことによって、骨梁の
強度を測定することができる。
【0078】図12に、実際の腰椎の骨梁画像の計測結
果例を示す。上述したように、腰椎は縦方向および横方
向に骨梁が存在するため、骨梁の強度が大きな場合、図
12(a)に示すように、0度(180度)および90
度近辺に強いピークが生じる。
果例を示す。上述したように、腰椎は縦方向および横方
向に骨梁が存在するため、骨梁の強度が大きな場合、図
12(a)に示すように、0度(180度)および90
度近辺に強いピークが生じる。
【0079】これに対し、図12(b)に示す計測結果
においては、0度(180度)および90度近辺にピー
クが見られなく、骨梁の強度が小さい状態であることを
示している。
においては、0度(180度)および90度近辺にピー
クが見られなく、骨梁の強度が小さい状態であることを
示している。
【0080】以上のような処理によって、骨梁の強度情
報を定量化できることになる。なお、CPU1は、診断
等に用いるため骨梁強度の情報をRAM3のワークエリ
アに格納するか、または、VRAM5に格納してディス
プレイ13に表示する。
報を定量化できることになる。なお、CPU1は、診断
等に用いるため骨梁強度の情報をRAM3のワークエリ
アに格納するか、または、VRAM5に格納してディス
プレイ13に表示する。
【0081】次に、ステップS162でCPU1が行
う、骨梁構造の特徴量である骨梁の幅情報の取得処理に
ついて説明する。 D−3)「骨梁幅情報取得」 まず、前述した処理によって取得した骨梁方向に垂直な
方向のパワースペクトル分布を取得する。
う、骨梁構造の特徴量である骨梁の幅情報の取得処理に
ついて説明する。 D−3)「骨梁幅情報取得」 まず、前述した処理によって取得した骨梁方向に垂直な
方向のパワースペクトル分布を取得する。
【0082】このためには、CPU1は、ステップS1
32で求めた解析対象領域のパワースペクトルをRAM
3から獲得し、さらに、ステップS142で取得した骨
梁方向に垂直な方向のパワースペクトル分布を取得する
ように、画像解析プログラムを作成しておけばよい。
32で求めた解析対象領域のパワースペクトルをRAM
3から獲得し、さらに、ステップS142で取得した骨
梁方向に垂直な方向のパワースペクトル分布を取得する
ように、画像解析プログラムを作成しておけばよい。
【0083】図13に、このようにして取得したパワー
スペクトル分布の一例を示す。図13は、横軸に周波数
(以下、周波数は空間周波数を意味する)、縦軸にパワ
ースペクトルをとったグラフであり、周波数「5(本/
m)」近辺で、パワースペクトルが最大となる単峰性の
分布となっている。
スペクトル分布の一例を示す。図13は、横軸に周波数
(以下、周波数は空間周波数を意味する)、縦軸にパワ
ースペクトルをとったグラフであり、周波数「5(本/
m)」近辺で、パワースペクトルが最大となる単峰性の
分布となっている。
【0084】さて、今、以下の式で定義されるY、Zを
夫々、「平均周波数」、「指定範囲周波数」と称し、こ
れらを骨梁の幅を定量化する値とする。なお、「指定範
囲周波数」に100を乗じて100分率の計算を行って
いるが、これは後の説明の便宜のためであり、必ずしも
100を乗じて「指定範囲周波数率」とする必要はな
い。
夫々、「平均周波数」、「指定範囲周波数」と称し、こ
れらを骨梁の幅を定量化する値とする。なお、「指定範
囲周波数」に100を乗じて100分率の計算を行って
いるが、これは後の説明の便宜のためであり、必ずしも
100を乗じて「指定範囲周波数率」とする必要はな
い。
【0085】なお、これらの値が骨梁の幅を示す指標と
なる理由については、後に説明する。
なる理由については、後に説明する。
【0086】
【数2】 但し、F(f,θ)は、パワースペクトル値を極座標で
表現した関数、fは、周波数である。また、θは、回転
角度であって、取得した骨梁方向における骨梁構造の情
報のスペクトル分布が現れる方向、例えば、取得した骨
梁方向に垂直な方向に対応する。なお、f1〜f2は、
Yを求めるために予め指定した周波数範囲である。
表現した関数、fは、周波数である。また、θは、回転
角度であって、取得した骨梁方向における骨梁構造の情
報のスペクトル分布が現れる方向、例えば、取得した骨
梁方向に垂直な方向に対応する。なお、f1〜f2は、
Yを求めるために予め指定した周波数範囲である。
【0087】
【数3】 但し、F(f,θ)は、パワースペクトル値を極座標で
表現した関数、fは、周波数である。また、θは、回転
角度あって、取得した骨梁方向における骨梁構造の情報
のスペクトル分布が現れる方向、例えば、取得した骨梁
方向に垂直な方向である。なお、f5〜f6やf3〜f
4は、Zを求めるために予め指定した周波数範囲であ
り、f3〜f4の範囲は、f5〜f6の範囲に含まれ
「f5≦f3<f4≦f6」なる関係がある。
表現した関数、fは、周波数である。また、θは、回転
角度あって、取得した骨梁方向における骨梁構造の情報
のスペクトル分布が現れる方向、例えば、取得した骨梁
方向に垂直な方向である。なお、f5〜f6やf3〜f
4は、Zを求めるために予め指定した周波数範囲であ
り、f3〜f4の範囲は、f5〜f6の範囲に含まれ
「f5≦f3<f4≦f6」なる関係がある。
【0088】このように計算された、平均周波数Y、指
定範囲周波数Zは骨梁の幅を定量化する指標となるが、
以下その理由について説明する。図14は、系列1から
系列3までの合計45枚の腰椎画像のグループのパワー
スペクトルを正規化した値の平均値をプロットとしたグ
ラフである。まず、これについて説明する。
定範囲周波数Zは骨梁の幅を定量化する指標となるが、
以下その理由について説明する。図14は、系列1から
系列3までの合計45枚の腰椎画像のグループのパワー
スペクトルを正規化した値の平均値をプロットとしたグ
ラフである。まず、これについて説明する。
【0089】系列1、2、3は、夫々、BMD(Bone M
ineral Density) の値が小さい15枚の腰椎画像、BM
Dの値が中くらいの15枚の腰椎画像、BMDの値が大
きい15枚の腰椎画像の3つのグループである。
ineral Density) の値が小さい15枚の腰椎画像、BM
Dの値が中くらいの15枚の腰椎画像、BMDの値が大
きい15枚の腰椎画像の3つのグループである。
【0090】なお、BMDは、単位体積当たりのミネラ
ルの多さを示し、骨の幅と関連のある値であって、外観
から見える骨梁の物理的な太さを示すデータではない。
まず、各系列(グループ)において、縦方向の骨梁情報
が現れる方向の周波数1〜14(本/解析対象画像サイ
ズ)でのパワースペクトル値の正規化を行う。
ルの多さを示し、骨の幅と関連のある値であって、外観
から見える骨梁の物理的な太さを示すデータではない。
まず、各系列(グループ)において、縦方向の骨梁情報
が現れる方向の周波数1〜14(本/解析対象画像サイ
ズ)でのパワースペクトル値の正規化を行う。
【0091】なお、ここでの正規化は、グループを構成
する15枚の各画像における各周波数1〜14でのパワ
ースペクトル値の総和を100として、各画像毎に、各
周波数1〜14でのパワースペクトル値を、パワースペ
クトルの総和で除算し100を掛けることにより行う。
する15枚の各画像における各周波数1〜14でのパワ
ースペクトル値の総和を100として、各画像毎に、各
周波数1〜14でのパワースペクトル値を、パワースペ
クトルの総和で除算し100を掛けることにより行う。
【0092】そして、この正規化した値を各グループで
平均して求めた平均値を、周波数ごとにプロットしたも
のが、図14に示すグラフである。図14では、系列1
を丸記号、系列2を四角記号、系列3を三角記号でプロ
ットしている。
平均して求めた平均値を、周波数ごとにプロットしたも
のが、図14に示すグラフである。図14では、系列1
を丸記号、系列2を四角記号、系列3を三角記号でプロ
ットしている。
【0093】図14を見て分かるように、周波数7〜1
4では、BMDの値が大きいほど、パワースペクトルの
値が大きくなっている。これは、周波数7〜14程度
の、一般には太めといえる骨梁が、BMDの値が大きい
ほど多く存在するためである。
4では、BMDの値が大きいほど、パワースペクトルの
値が大きくなっている。これは、周波数7〜14程度
の、一般には太めといえる骨梁が、BMDの値が大きい
ほど多く存在するためである。
【0094】したがって、BMDの値の大きさが、太め
の骨梁の多さ(各骨梁幅の大きさ)と相関関係があると
いえるため、BMDの値の大きさに対応して大きな値と
なる何らかの指標を導入して骨梁の幅を定量化するため
に、上記Y、Zを採用した。
の骨梁の多さ(各骨梁幅の大きさ)と相関関係があると
いえるため、BMDの値の大きさに対応して大きな値と
なる何らかの指標を導入して骨梁の幅を定量化するため
に、上記Y、Zを採用した。
【0095】図15に、BMDと平均周波数Yとの関係
例を示す説明図を示す。横軸はBMD、縦軸はf1=
1、f2=14として計算した平均周波数Xの値を示
す。
例を示す説明図を示す。横軸はBMD、縦軸はf1=
1、f2=14として計算した平均周波数Xの値を示
す。
【0096】本グラフを数値解析した結果、相関係数は
約0.60なり、BMDの値が大きくなると、平均周波数Y
が大きくなることが確認された。また、図16に、BM
Dと指定範囲周波数率Zとの関係例を示す説明図を示
す。
約0.60なり、BMDの値が大きくなると、平均周波数Y
が大きくなることが確認された。また、図16に、BM
Dと指定範囲周波数率Zとの関係例を示す説明図を示
す。
【0097】横軸はBMD、縦軸はf3=7、f4=1
4、f5=1、f6=14として計算した指定範囲周波
数率Zの値を示す。本グラフを数値解析した結果、相関
係数は約0.62となり、BMDの値が大きくなると、指定
範囲周波数率Zが大きくなることが確認された。なお、
上記f2、f6の値は上述した値に限られなく、これら
の値を大きくして高い周波数領域に対する計算を行い測
定精度を高めてもよいことは言うまでもない。
4、f5=1、f6=14として計算した指定範囲周波
数率Zの値を示す。本グラフを数値解析した結果、相関
係数は約0.62となり、BMDの値が大きくなると、指定
範囲周波数率Zが大きくなることが確認された。なお、
上記f2、f6の値は上述した値に限られなく、これら
の値を大きくして高い周波数領域に対する計算を行い測
定精度を高めてもよいことは言うまでもない。
【0098】以上のように、平均周波数Yや指定範囲周
波数率Zは、BMDの値の大きさに対応して大きな値と
なり、骨梁の幅を定量化するための指標となる。即ち、
平均周波数や指定範囲周波数を求めることにより、骨梁
の幅の定量化を行える。
波数率Zは、BMDの値の大きさに対応して大きな値と
なり、骨梁の幅を定量化するための指標となる。即ち、
平均周波数や指定範囲周波数を求めることにより、骨梁
の幅の定量化を行える。
【0099】なお、CPU1は、診断等に用いるため骨
梁幅の情報をRAM3のワークエリアに格納するか、ま
たは、VRAM5に格納してディスプレイ13に表示す
る。なお、本実施形態において、記憶手段は、HDD
4、出力手段は、ステップS52を少なくとも含むステ
ップ、、画像処理手段は、ステップS132、142、
152、162に対応し、また、請求項15記載の方法
は、図9に示すステップS132、142、152、1
62を含むステップに対応する。
梁幅の情報をRAM3のワークエリアに格納するか、ま
たは、VRAM5に格納してディスプレイ13に表示す
る。なお、本実施形態において、記憶手段は、HDD
4、出力手段は、ステップS52を少なくとも含むステ
ップ、、画像処理手段は、ステップS132、142、
152、162に対応し、また、請求項15記載の方法
は、図9に示すステップS132、142、152、1
62を含むステップに対応する。
【0100】これまで説明してきたように、本発明によ
れば、骨梁構造の状態を示す、骨梁の方向、強度、幅の
定量化や骨粗しょう症の診断を自動的に行う装置および
方法を実現できる。
れば、骨梁構造の状態を示す、骨梁の方向、強度、幅の
定量化や骨粗しょう症の診断を自動的に行う装置および
方法を実現できる。
【0101】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明は、指示手段を介して画像解析の対象となる骨梁
画像の方向を指定することにより、解析することが無意
味な方向についての解析処理を行わなくてもすむように
なるため、画像解析時間の短縮化に寄与する。
の発明は、指示手段を介して画像解析の対象となる骨梁
画像の方向を指定することにより、解析することが無意
味な方向についての解析処理を行わなくてもすむように
なるため、画像解析時間の短縮化に寄与する。
【0102】請求項2記載の発明によれば、指示手段の
操作により方向を直接指定可能となることから、部位の
異なる骨部画像を解析可能とし、画像解析精度の向上も
図れる。
操作により方向を直接指定可能となることから、部位の
異なる骨部画像を解析可能とし、画像解析精度の向上も
図れる。
【0103】請求項3記載の発明によれば、骨部の部位
を指定することによって操作に不慣れな者でも診断を行
えるようになる。請求項4記載の発明によれば、方向の
指定にパワースペクトル分布領域を用いることにより方
向だけでなく周波数成分(画像の濃淡や線の大きさ)の
特徴を画像解析の対象とすることができる。
を指定することによって操作に不慣れな者でも診断を行
えるようになる。請求項4記載の発明によれば、方向の
指定にパワースペクトル分布領域を用いることにより方
向だけでなく周波数成分(画像の濃淡や線の大きさ)の
特徴を画像解析の対象とすることができる。
【0104】請求項5記載の発明によれば、特定方向の
骨梁画像の密度がパワースペクトルの値で示され、この
値を比較することにより骨粗しょう症の程度を判断する
ことができるようになる。請求項6記載の発明によれ
ば、骨梁構造の特徴量から骨塩量が簡単に導かれるの
で、これら2つの特徴量の取得時間が短縮される。
骨梁画像の密度がパワースペクトルの値で示され、この
値を比較することにより骨粗しょう症の程度を判断する
ことができるようになる。請求項6記載の発明によれ
ば、骨梁構造の特徴量から骨塩量が簡単に導かれるの
で、これら2つの特徴量の取得時間が短縮される。
【0105】請求項7記載の発明によれば、骨梁構造の
特徴量は骨粗しょう症の程度を表すことから、診断内容
と対応づけることで、骨梁構造の特徴から診断内容を導
き出し、これにより情報処理装置を用いた骨粗しょう症
の診断が可能となる。
特徴量は骨粗しょう症の程度を表すことから、診断内容
と対応づけることで、骨梁構造の特徴から診断内容を導
き出し、これにより情報処理装置を用いた骨粗しょう症
の診断が可能となる。
【0106】請求項8記載の発明によれば、画像解析時
間を短縮しつつ、かつ、バリエーションに富んだ画像解
析を実行することが可能になる。さらに、請求項9以降
の発明によれば、以下に示すような効果がある。
間を短縮しつつ、かつ、バリエーションに富んだ画像解
析を実行することが可能になる。さらに、請求項9以降
の発明によれば、以下に示すような効果がある。
【0107】請求項9記載の発明によれば、画像処理手
段によって、自動的に骨梁構造の状態が定量化されるた
め、診断の便宜に供する骨粗しょう症診断装置が実現で
きる。また、請求項10記載の発明によれば、骨梁構造
の定量化された値は骨粗しょう症の程度を表すことか
ら、診断内容と対応づけることで骨粗しょう症の診断が
可能となる。
段によって、自動的に骨梁構造の状態が定量化されるた
め、診断の便宜に供する骨粗しょう症診断装置が実現で
きる。また、請求項10記載の発明によれば、骨梁構造
の定量化された値は骨粗しょう症の程度を表すことか
ら、診断内容と対応づけることで骨粗しょう症の診断が
可能となる。
【0108】また、請求項11記載の発明によれば、画
像処理手段は、X線撮影画像に対するパワースペクトル
分布を示すための2次元周波数平面を、動径を周波数、
および、予め定めた基準軸からの回転角度をパワースペ
クトル分布の存在方向とする極座標で表現し、該極座標
平面を、異なった回転角度と同一の周波数範囲で規定さ
れる複数個の領域に分割し、各領域毎にパワースペクト
ルの総和を演算する処理、および、該演算結果がピーク
を示す領域に対応する角度情報が示す方向に垂直な方向
を骨梁の方向とする処理を行うことで、骨梁の方向を自
動的に取得可能な骨粗しょう症診断装置を実現できる。
像処理手段は、X線撮影画像に対するパワースペクトル
分布を示すための2次元周波数平面を、動径を周波数、
および、予め定めた基準軸からの回転角度をパワースペ
クトル分布の存在方向とする極座標で表現し、該極座標
平面を、異なった回転角度と同一の周波数範囲で規定さ
れる複数個の領域に分割し、各領域毎にパワースペクト
ルの総和を演算する処理、および、該演算結果がピーク
を示す領域に対応する角度情報が示す方向に垂直な方向
を骨梁の方向とする処理を行うことで、骨梁の方向を自
動的に取得可能な骨粗しょう症診断装置を実現できる。
【0109】さらに、請求項12記載の発明によれば、
画像処理手段は、X線撮影画像に対するパワースペクト
ル分布を示すための2次元周波数平面を、動径を周波
数、および、予め定めた基準軸からの回転角度をパワー
スペクトル分布の存在方向とする極座標で表現し、該極
座標平面を、異なった回転角度と同一の周波数範囲で規
定される複数個の領域に分割し、各領域毎にパワースペ
クトルの総和を演算する処理、および、該演算結果のピ
ーク値とその両側に存在する極小値とを求め、2つの極
小値の平均値を該ピーク値で除算した値を骨梁の強度と
する処理を行うことで、骨梁の強度情報を自動的に取得
可能な骨粗しょう症診断装置を実現できる。
画像処理手段は、X線撮影画像に対するパワースペクト
ル分布を示すための2次元周波数平面を、動径を周波
数、および、予め定めた基準軸からの回転角度をパワー
スペクトル分布の存在方向とする極座標で表現し、該極
座標平面を、異なった回転角度と同一の周波数範囲で規
定される複数個の領域に分割し、各領域毎にパワースペ
クトルの総和を演算する処理、および、該演算結果のピ
ーク値とその両側に存在する極小値とを求め、2つの極
小値の平均値を該ピーク値で除算した値を骨梁の強度と
する処理を行うことで、骨梁の強度情報を自動的に取得
可能な骨粗しょう症診断装置を実現できる。
【0110】さらにまた、請求項13および14のいず
れかに記載の発明によれば、画像処理手段は、X線撮影
画像中の骨梁の存在方向に垂直な方向のパワースペクト
ルの値を、極座標関数F(f,θ)で表現し、これを用
いて平均周波数Yや指定範囲周波数Zを求めることによ
って、骨梁の幅情報を自動的に取得可能な骨粗しょう症
診断装置を実現できる。
れかに記載の発明によれば、画像処理手段は、X線撮影
画像中の骨梁の存在方向に垂直な方向のパワースペクト
ルの値を、極座標関数F(f,θ)で表現し、これを用
いて平均周波数Yや指定範囲周波数Zを求めることによ
って、骨梁の幅情報を自動的に取得可能な骨粗しょう症
診断装置を実現できる。
【0111】また、請求項15記載の発明によれば、X
線撮影画像に対するパワースペクトル分布を示すための
2次元周波数平面を、動径を周波数、および、予め定め
た基準軸からの回転角度をパワースペクトル分布の存在
方向とする極座標で表現し、該極座標平面を、異なった
回転角度と同一の指定された周波数範囲で規定される複
数個の領域に分割し、各領域毎にパワースペクトルの総
和を演算して、該演算結果がピークを示す領域に対応す
る角度情報が示す方向に垂直な方向を骨梁の方向とし
て、骨梁の方向を自動取得可能とし、さらに、骨梁方向
やこれに垂直な方向のパワースペクトル分布を用いるこ
とによって、他の骨梁構造の状態を定量化する骨粗しょ
う症診断方法が実現される。
線撮影画像に対するパワースペクトル分布を示すための
2次元周波数平面を、動径を周波数、および、予め定め
た基準軸からの回転角度をパワースペクトル分布の存在
方向とする極座標で表現し、該極座標平面を、異なった
回転角度と同一の指定された周波数範囲で規定される複
数個の領域に分割し、各領域毎にパワースペクトルの総
和を演算して、該演算結果がピークを示す領域に対応す
る角度情報が示す方向に垂直な方向を骨梁の方向とし
て、骨梁の方向を自動取得可能とし、さらに、骨梁方向
やこれに垂直な方向のパワースペクトル分布を用いるこ
とによって、他の骨梁構造の状態を定量化する骨粗しょ
う症診断方法が実現される。
【図1】本発明にかかる実施形態のシステム構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】CPU1が実行する処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】CPU1が実行する処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図4】CPU1が実行する処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】方向の指示に用いる表示画面の一例を示す説明
図である。
図である。
【図6】画像特徴量とBMDの値の相関関係を示す説明
図である。
図である。
【図7】ディスプレイへの表示例を示す説明図である。
【図8】第2の実施形態において、CPU1が実行する
処理手順を示すフローチャートである。
処理手順を示すフローチャートである。
【図9】骨梁構造の定量化を行う処理手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図10】パワースペクトルを用いた演算処理を説明す
るための説明図である。
るための説明図である。
【図11】パワースペクトル分布の角度依存性の一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図12】X線撮影画像から得た、パワースペクトル分
布の角度依存性の一例を示す説明図である。
布の角度依存性の一例を示す説明図である。
【図13】ある骨梁方向と垂直な方向のパワースペクト
ル分布の一例を示す説明図である。
ル分布の一例を示す説明図である。
【図14】実際のX線撮影画像から得た骨梁画像におい
て、骨梁情報が現れる方向のパワースペクトル分布の角
度依存性の一例を示す説明図である。
て、骨梁情報が現れる方向のパワースペクトル分布の角
度依存性の一例を示す説明図である。
【図15】BMDと平均周波数との関係を示す説明図で
ある。
ある。
【図16】BMDと指定範囲周波数率との関係を示す説
明図である。
明図である。
【図17】診断メッセージテーブルの一例の説明図であ
る。
る。
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 HDD 5 VRAM 6、7、8 I/O 10 画像処理装置 11 キーボード 13 ディスプレイ 14 スキャナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 学 静岡県富士市鮫島2番地の1 旭化成工業 株式会社内 (72)発明者 福永 仁夫 岡山県倉敷市二子193−1
Claims (15)
- 【請求項1】 骨部のX線撮影結果から得られる画像を
画像解析して骨梁構造の状態を定量化する骨粗しょう症
診断装置において、 測定対象の骨梁の方向を指示する指示手段と、 当該指示された方向についての骨梁画像を画像解析する
画像処理手段と、 当該画像解析の結果を定量化する情報処理手段とを具え
たことを特徴とする骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項2】 前記指示手段は直接方向を指示すること
を特徴とする請求項1に記載の骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項3】 前記指示手段は、骨部の部位と、該部位
に好適な前記方向とを関連付けたテーブル情報を有し、
骨部の部位の形態で指示を外部から受け付け、前記テー
ブル情報により骨部の部位を前記方向に変換し、前記画
像処理手段に指示することを特徴とする骨粗しょう症診
断装置。 - 【請求項4】 前記画像処理手段は画像解析としてスペ
クトル解析を実行し、前記指示手段はパワースペクトル
分布領域を部分的に指示することにより前記方向を指示
することを特徴とする請求項1に記載の骨粗しょう症診
断装置。 - 【請求項5】 指示されたパワースペクトル分布領域に
ついてのパワースペクトルの値を用いて、前記骨梁構造
の特徴量を計算することを特徴とする請求項4に記載の
骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項6】 前記情報処理手段により定量化される特
徴量と、骨塩量の間に対応関係を定めておき、該対応関
係を用いて前記情報処理手段は骨塩量を取得することを
特徴とする請求項1に記載の骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項7】 前記情報処理手段により定量化される特
徴量と、診断内容の間に対応関係を定めておき、該対応
関係を用いて前記情報処理手段は診断内容を取得し、該
診断内容を表示する表示手段をさらに具えたことを特徴
とする請求項1に記載の骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項8】 骨部のX線撮影結果から得られる画像を
画像解析装置により画像解析して骨梁構造の状態を定量
化する骨粗しょう症診断方法において、 測定対象の骨梁の方向をパワースペクトル分布領域の形
態で前記画像解析装置に指示し、 該画像処理装置で当該指示された分布領域についてのパ
ワースペクトルの値を用いて骨梁構造の特徴量を計算す
ることを特徴とする骨粗しょう症診断装置の骨粗しょう
症診断方法。 - 【請求項9】 骨部のX線撮影画像が与えられると、該
X線撮影画像を画像処理して骨梁構造の状態を定量化す
る骨粗しょう症診断装置であって、 前記X線撮影画像に基づいて、骨梁構造の状態を定量化
する画像処理を行う画像処理手段と、該定量化結果を参
照し、定量化結果を少なくとも含む情報の出力処理を行
う出力手段とを備える骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項10】 請求項9において、さらに、前記定量
化された値と骨粗しょうの診断内容との対応関係を登録
した記憶手段を設け、 前記出力手段は、前記記憶手段の登録内容を参照して、
得られた定量化結果に対応する診断内容を出力する処理
を行うことを特徴とする骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項11】 請求項9および10のいずれかにおい
て、 前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である骨梁の方向
を定量化するために、前記X線撮影画像に対するパワー
スペクトル分布を示すための2次元周波数平面を、動径
を周波数、および、予め定めた基準軸からの回転角度を
パワースペクトル分布の存在方向とする極座標で表現
し、該極座標平面を、異なった回転角度と同一の周波数
範囲で規定される複数個の領域に分割し、 各領域毎にパワースペクトルの総和を演算する処理、お
よび、該演算結果がピークを示す領域に対応する回転角
度が示す方向に垂直な方向を骨梁の方向とする処理を行
う、ことを特徴とする骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項12】 請求項9および10のいずれかにおい
て、 前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である骨梁の強度
を定量化するために、前記X線撮影画像に対するパワー
スペクトル分布を示すための2次元周波数平面を、動径
を周波数、および、予め定めた基準軸からの回転角度を
パワースペクトル分布の存在方向とする極座標で表現
し、該極座標平面を、異なった回転角度と同一の周波数
範囲で規定される複数個の領域に分割し、 各領域毎にパワースペクトルの総和を演算する処理、お
よび、該演算結果のピーク値とその両側に存在する極小
値とを求め、2つの極小値の平均値を該ピーク値で除算
した値を骨梁の強度とする処理を行う、ことを特徴とす
る骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項13】 請求項9および10のいずれかにおい
て、 前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である骨梁の幅を
定量化するために、前記X線撮影画像中の骨梁の存在方
向に垂直な方向のパワースペクトルの値を、極座標関数
F(f,θ)(但し、fは、周波数、θは、パワースペ
クトル分布の存在方向に対応する回転角度)で表現し、
予め定めた周波数範囲f1からf2において、 Y=(Σf・F(f,θ))/ΣF(f,θ)(但し、
Σは、f1からf2までの総和を取ることを意味する)
を求め、求めたY(平均周波数)を骨梁の幅とする処理
を行う、ことを特徴とする骨粗しょう症診断装置。 - 【請求項14】 請求項9および10のいずれかにおい
て、 前記画像処理手段は、骨梁構造の状態である骨梁の幅を
定量化するために、前記X線撮影画像中の骨梁の存在方
向に垂直な方向のパワースペクトルの値を、極座標関数
F(f,θ)(但し、fは、周波数、θは、パワースペ
クトル分布の存在方向に対応する回転角度)で表現し、
予め定めた周波数範囲f5からf6に包含される、指定
された周波数範囲f3からf4において、 Z=Σf・F(f,θ)/ΣF(f,θ)(但し、最初
のΣは、f3からf4までの総和、次のΣは、f5から
f6までの総和を取ることを意味する:f5≦f3<f
4≦f6)を求め、求めたZ(指定範囲周波数)を骨梁
の幅とする処理を行う、ことを特徴とする骨粗しょう症
診断装置。 - 【請求項15】 骨部のX線撮影画像が与えられると、
該X線撮影画像を画像処理して骨梁構造の状態を定量化
する骨粗しょう症診断方法であって、 骨梁構造の状態である骨梁の方向を定量化するために、 前記X線撮影画像に対するパワースペクトル分布を示す
ための2次元周波数平面を、動径を周波数、および、予
め定めた基準軸からの回転角度をパワースペクトル分布
の存在方向とする極座標で表現し、該極座標平面を、異
なった回転角度と同一の周波数範囲で規定される複数個
の領域に分割し、 各領域毎にパワースペクトルの総和を演算して、該演算
結果がピークを示す領域に対応する角度情報が示す方向
に垂直な方向を骨梁の方向とし、 さらに、得られた骨梁方向と垂直方向のパワースペクト
ル分布を用いて、他の骨梁構造の状態を定量化する、骨
粗しょう症診断方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8059376A JPH09248292A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 骨粗しょう症診断装置および骨粗しょう症診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8059376A JPH09248292A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 骨粗しょう症診断装置および骨粗しょう症診断方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09248292A true JPH09248292A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13111511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8059376A Withdrawn JPH09248292A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 骨粗しょう症診断装置および骨粗しょう症診断方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09248292A (ja) |
Cited By (6)
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|---|---|---|---|---|
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| KR100419573B1 (ko) * | 2000-12-14 | 2004-02-19 | 한국전자통신연구원 | 엑스선 영상을 이용한 해면골 발달정도 측정 방법 |
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-
1996
- 1996-03-15 JP JP8059376A patent/JPH09248292A/ja not_active Withdrawn
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| KR100333680B1 (ko) * | 1999-06-11 | 2002-04-24 | 오길록 | 골소주 패턴을 이용한 골소주 지표 설정 방법 및 그에 따른 골밀도 측정 방법 |
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| JP2022106894A (ja) * | 2018-09-10 | 2022-07-20 | 京セラ株式会社 | 推定装置、システム及び推定方法 |
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