JPH09248719A - エピタキシャル・ウエハ用半導体インゴットの切断方法およびその装置 - Google Patents
エピタキシャル・ウエハ用半導体インゴットの切断方法およびその装置Info
- Publication number
- JPH09248719A JPH09248719A JP5433896A JP5433896A JPH09248719A JP H09248719 A JPH09248719 A JP H09248719A JP 5433896 A JP5433896 A JP 5433896A JP 5433896 A JP5433896 A JP 5433896A JP H09248719 A JPH09248719 A JP H09248719A
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- cutting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切り代および切断エネルギーが小であり、材
料歩留が高く、かつ切断コストの低いエピタキシャル・
ウエハ用半導体インゴットの切断方法およびその装置を
提供する。 【解決手段】 支持部材間にワイヤ電極を長手方向走行
可能に張設支持し、これら支持部材間において前記ワイ
ヤ電極の走行方向と直交する方向にエピタキシャル・ウ
エハ用半導体インゴットを相対移動させ、前記ワイヤ電
極と前記半導体インゴットとの間に電圧を印加し放電を
発生させて切断する。
料歩留が高く、かつ切断コストの低いエピタキシャル・
ウエハ用半導体インゴットの切断方法およびその装置を
提供する。 【解決手段】 支持部材間にワイヤ電極を長手方向走行
可能に張設支持し、これら支持部材間において前記ワイ
ヤ電極の走行方向と直交する方向にエピタキシャル・ウ
エハ用半導体インゴットを相対移動させ、前記ワイヤ電
極と前記半導体インゴットとの間に電圧を印加し放電を
発生させて切断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエピタキシ
ャル・ウエハ用単結晶シリコンのような半導体インゴッ
トから薄肉寸法のウエハを製造する場合の、半導体イン
ゴットの切断方法およびその装置に関するものであり、
特にワイヤ電極との間の放電によって切断を行うエピタ
キシャル・ウエハ用半導体インゴットおよびその装置に
関するものである。
ャル・ウエハ用単結晶シリコンのような半導体インゴッ
トから薄肉寸法のウエハを製造する場合の、半導体イン
ゴットの切断方法およびその装置に関するものであり、
特にワイヤ電極との間の放電によって切断を行うエピタ
キシャル・ウエハ用半導体インゴットおよびその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばエピタキシャル・ウエハ用
単結晶シリコンのようなインゴットからLSI用シリコ
ンウエハを切り出す場合には、例えば高純度の多結晶シ
リコンを石英るつぼ中で溶融し、これに種子結晶をつ
け、例えばチュクラルスキー法により、種子結晶とるつ
ぼとを相互に逆方向に回転して引き上げたインゴット
に、外径研削とオリエンテーションフラットを加工した
後、内周スライサによって所定の厚さ寸法のウエハを切
り出す方法が最も一般的である。
単結晶シリコンのようなインゴットからLSI用シリコ
ンウエハを切り出す場合には、例えば高純度の多結晶シ
リコンを石英るつぼ中で溶融し、これに種子結晶をつ
け、例えばチュクラルスキー法により、種子結晶とるつ
ぼとを相互に逆方向に回転して引き上げたインゴット
に、外径研削とオリエンテーションフラットを加工した
後、内周スライサによって所定の厚さ寸法のウエハを切
り出す方法が最も一般的である。
【0003】上記内周スライサは、例えば厚さ300〜
350μmの中空円板状のステンレス鋼製のブレードか
らなり、このブレードの内周にダイヤモンド砥粒の電着
層が形成されている。そしてブレードの外周に張力を付
与し、剛性を高めた状態で回転させ、研削加工により前
記インゴットの切断を行うのである。
350μmの中空円板状のステンレス鋼製のブレードか
らなり、このブレードの内周にダイヤモンド砥粒の電着
層が形成されている。そしてブレードの外周に張力を付
与し、剛性を高めた状態で回転させ、研削加工により前
記インゴットの切断を行うのである。
【0004】一方、近年においては、ワイヤガイドロー
ラ間に巻回した多数本のワイヤをインゴットに押し付
け、ワイヤを往復運動させながら研磨剤または砥粒を供
給し、研磨加工により一度に多数枚を切断するワイヤソ
ー加工技術が注目されている(例えば精密工学会誌 Vo
l.60, No.2, 1994, P.182〜187 参照)。
ラ間に巻回した多数本のワイヤをインゴットに押し付
け、ワイヤを往復運動させながら研磨剤または砥粒を供
給し、研磨加工により一度に多数枚を切断するワイヤソ
ー加工技術が注目されている(例えば精密工学会誌 Vo
l.60, No.2, 1994, P.182〜187 参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記内周スライサによ
る半導体インゴットの切断方法においては、ウエハを1
枚宛切断するものであるため、能率が低いと共に、ブレ
ードの内周によって切断するため、近年大口径化(例え
ば12in以上)の傾向がある半導体インゴットには対
応できないという問題点がある。この理由は、上記の寸
法以上の内径を有するブレードの生産ができないことに
起因している。
る半導体インゴットの切断方法においては、ウエハを1
枚宛切断するものであるため、能率が低いと共に、ブレ
ードの内周によって切断するため、近年大口径化(例え
ば12in以上)の傾向がある半導体インゴットには対
応できないという問題点がある。この理由は、上記の寸
法以上の内径を有するブレードの生産ができないことに
起因している。
【0006】また内周スライサのブレードの厚さ寸法に
相当する半導体インゴットの部分は、いわゆる切り屑と
して消失するため、ブレードの厚さ寸法を極力小寸法に
形成する必要がある。しかしながらブレードの厚さ寸法
を前記の寸法以下に形成することは、ブレードの強度上
の理由から殆ど不可能である。このためウエハ製造のた
めの材料歩留が著しく低下すると共に、製作コストが高
騰せざるを得ないという問題点がある。
相当する半導体インゴットの部分は、いわゆる切り屑と
して消失するため、ブレードの厚さ寸法を極力小寸法に
形成する必要がある。しかしながらブレードの厚さ寸法
を前記の寸法以下に形成することは、ブレードの強度上
の理由から殆ど不可能である。このためウエハ製造のた
めの材料歩留が著しく低下すると共に、製作コストが高
騰せざるを得ないという問題点がある。
【0007】一方前記ワイヤソーによる切断方法におい
ては、前記内周スライサによるものと比較して切断幅
を、例えば100〜250μm程度に小にすることがで
き、材料歩留を向上させ得る利点がある。しかしながら
切断に要する時間が長く、研磨剤または砥粒と切り屑と
が混在するスラリーの処理が煩雑である等の問題点があ
る。
ては、前記内周スライサによるものと比較して切断幅
を、例えば100〜250μm程度に小にすることがで
き、材料歩留を向上させ得る利点がある。しかしながら
切断に要する時間が長く、研磨剤または砥粒と切り屑と
が混在するスラリーの処理が煩雑である等の問題点があ
る。
【0008】またワイヤが加工中に断線することがあ
り、このような場合には復旧までに比較的長時間を要す
ると共に、砥粒費やワイヤ費などのランニングコストの
点においては、前記内周スライサと比較して割高である
という問題点がある。更にオフアングル・カットの精度
が十分でないという問題点もある。
り、このような場合には復旧までに比較的長時間を要す
ると共に、砥粒費やワイヤ費などのランニングコストの
点においては、前記内周スライサと比較して割高である
という問題点がある。更にオフアングル・カットの精度
が十分でないという問題点もある。
【0009】なお前記内周スライサおよびワイヤソーの
何れにおいても、切断は研削または研磨(ラップ)によ
る機械的な加工原理に基づくものであり、近年における
大口径化が著しい半導体インゴットの切断に際しては、
切断作業に要するエネルギーが大きくなるという問題点
がある。
何れにおいても、切断は研削または研磨(ラップ)によ
る機械的な加工原理に基づくものであり、近年における
大口径化が著しい半導体インゴットの切断に際しては、
切断作業に要するエネルギーが大きくなるという問題点
がある。
【0010】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
を解決し、切り代が小であると共に、切断に要するエネ
ルギーも小であり、切断時間も速く材料歩留が高く、か
つ切断コストを低減させ得るエピタキシャル・ウエハ用
半導体インゴットの切断方法およびその装置を提供する
ことを課題とする。
を解決し、切り代が小であると共に、切断に要するエネ
ルギーも小であり、切断時間も速く材料歩留が高く、か
つ切断コストを低減させ得るエピタキシャル・ウエハ用
半導体インゴットの切断方法およびその装置を提供する
ことを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、まず第1の発明においては、支持部材間にワイヤ
電極を長手方向走行可能に張設支持し、これら支持部材
間において張設支持されるワイヤ電極が複数条存在する
ように構成すると共に、前記ワイヤ電極の走行方向と直
交する方向に半導体インゴットを相対移動させ、前記ワ
イヤ電極の各条毎に当該各条と半導体インゴットとの間
に電圧を印加し放電を発生させて前記半導体インゴット
を同時に3個以上の複数個に切断する、という技術的手
段を採用した。
めに、まず第1の発明においては、支持部材間にワイヤ
電極を長手方向走行可能に張設支持し、これら支持部材
間において張設支持されるワイヤ電極が複数条存在する
ように構成すると共に、前記ワイヤ電極の走行方向と直
交する方向に半導体インゴットを相対移動させ、前記ワ
イヤ電極の各条毎に当該各条と半導体インゴットとの間
に電圧を印加し放電を発生させて前記半導体インゴット
を同時に3個以上の複数個に切断する、という技術的手
段を採用した。
【0012】次に第2の発明においては、複数個のガイ
ドローラを軸線を平行に所定間隔を介して回転可能に配
設すると共に、これらのガイドローラ間にワイヤ電極を
巻掛けて複数条のワイヤ電極が長手方向走行可能に形成
し、前記ガイドローラ間において半導体インゴットを前
記ワイヤ電極の走行方向と直交する方向に移動可能に形
成した加工テーブルを設け、放電用電源と電気的に接続
されてなる通電部材を前記ワイヤ電極の各条と接触する
ように設け、前記ワイヤ電極の各条と半導体インゴット
との間に電圧を印加し放電を発生させて切断する、とい
う技術的手段を採用した。
ドローラを軸線を平行に所定間隔を介して回転可能に配
設すると共に、これらのガイドローラ間にワイヤ電極を
巻掛けて複数条のワイヤ電極が長手方向走行可能に形成
し、前記ガイドローラ間において半導体インゴットを前
記ワイヤ電極の走行方向と直交する方向に移動可能に形
成した加工テーブルを設け、放電用電源と電気的に接続
されてなる通電部材を前記ワイヤ電極の各条と接触する
ように設け、前記ワイヤ電極の各条と半導体インゴット
との間に電圧を印加し放電を発生させて切断する、とい
う技術的手段を採用した。
【0013】上記第2の発明において、ガイドローラの
外周に複数個のガイド溝を設け、ワイヤ電極を供給リー
ルから前記ガイド溝を順次移動して巻取リールに至るま
で連続するように、かつ前記ガイドローラ間において複
数条が夫々平行するように巻掛けた構成とすることがで
きる。
外周に複数個のガイド溝を設け、ワイヤ電極を供給リー
ルから前記ガイド溝を順次移動して巻取リールに至るま
で連続するように、かつ前記ガイドローラ間において複
数条が夫々平行するように巻掛けた構成とすることがで
きる。
【0014】またこの場合において、連続するワイヤ電
極を複数組平行させて夫々ガイドローラ間に巻掛けると
共に、夫々連続するワイヤ電極の組毎に電気的に絶縁さ
れた構成とすることができる。
極を複数組平行させて夫々ガイドローラ間に巻掛けると
共に、夫々連続するワイヤ電極の組毎に電気的に絶縁さ
れた構成とすることができる。
【0015】更に上記の発明において、ワイヤ電極の走
行方向において半導体インゴットの直前および直後に通
電部材を設けた構成とすることができる。上記の構成に
より、ワイヤ電極と被加工体である半導体インゴットと
の間に電圧を印加することによる放電現象により、半導
体インゴットの切断を行うことができる。すなわち、放
電に伴う電子の流れにより、半導体インゴットの切断対
象部位の発熱、溶融および加工液の急激な気化、膨張に
よる溶融部分の飛散を、印加電圧の1パルス毎に繰り返
すことによって切断が進行するのである。
行方向において半導体インゴットの直前および直後に通
電部材を設けた構成とすることができる。上記の構成に
より、ワイヤ電極と被加工体である半導体インゴットと
の間に電圧を印加することによる放電現象により、半導
体インゴットの切断を行うことができる。すなわち、放
電に伴う電子の流れにより、半導体インゴットの切断対
象部位の発熱、溶融および加工液の急激な気化、膨張に
よる溶融部分の飛散を、印加電圧の1パルス毎に繰り返
すことによって切断が進行するのである。
【0016】これにより、切断に要する電気エネルギー
が小であり、切断対象部位は加工液によって冷却される
ため、半導体インゴットに非所望な熱的変質を与えるこ
となく、容易に切断を行い得るのである。
が小であり、切断対象部位は加工液によって冷却される
ため、半導体インゴットに非所望な熱的変質を与えるこ
となく、容易に切断を行い得るのである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
る装置を示す要部斜視図である。図1において、1はベ
ースであり、床面に設置されると共に、このベース1の
一方の端部にはコラム2が立設されている。次に3はワ
イヤ電極支持装置であり、コラム2の側面に設けられ、
2個のガイドローラ4,5を各々軸線を平行に、かつ所
定間隔を介して回転可能に支持するように形成されてい
る。
る装置を示す要部斜視図である。図1において、1はベ
ースであり、床面に設置されると共に、このベース1の
一方の端部にはコラム2が立設されている。次に3はワ
イヤ電極支持装置であり、コラム2の側面に設けられ、
2個のガイドローラ4,5を各々軸線を平行に、かつ所
定間隔を介して回転可能に支持するように形成されてい
る。
【0018】6は加工テーブルであり、前記ワイヤ電極
支持装置3の下方に設けられ、コラム2の側面に沿って
上下方向(Z方向)および水平方向(X方向)に移動可
能に構成されている。7は半導体インゴットであり、加
工テーブル6上に適宜の支持治具を介して着脱可能に取
り付けられている。8は加工液槽であり、半導体インゴ
ット7を包囲するように加工テーブル6上に設けられ
る。
支持装置3の下方に設けられ、コラム2の側面に沿って
上下方向(Z方向)および水平方向(X方向)に移動可
能に構成されている。7は半導体インゴットであり、加
工テーブル6上に適宜の支持治具を介して着脱可能に取
り付けられている。8は加工液槽であり、半導体インゴ
ット7を包囲するように加工テーブル6上に設けられ
る。
【0019】次に9はワイヤ電極であり、コラム2に設
けられた複数個の供給リール10から、中間ローラ1
1、整列ローラ12,13を介して前記ガイドローラ
4,5間に複数回巻掛けられ、コラム2内を経て巻取リ
ール14に至るように配設されている。この場合、ガイ
ドローラ4を駆動ローラ、ガイドローラ5を従動ローラ
とする。
けられた複数個の供給リール10から、中間ローラ1
1、整列ローラ12,13を介して前記ガイドローラ
4,5間に複数回巻掛けられ、コラム2内を経て巻取リ
ール14に至るように配設されている。この場合、ガイ
ドローラ4を駆動ローラ、ガイドローラ5を従動ローラ
とする。
【0020】図2は図1におけるワイヤ電極支持装置3
およびワイヤ電極9の走行経路を示す要部構成説明図で
あり、同一部分は前記図1と同一の参照符号で示す。図
2において、15,16は各々ワイヤガイドであり、例
えばダイヤモンド、サファイヤ等の硬質材料によって形
成され、ワイヤ電極9の走行方向において半導体インゴ
ット7の直前直後に設けられ、ワイヤ電極9と接触し、
かつこれを緊張させ得るように配設される。
およびワイヤ電極9の走行経路を示す要部構成説明図で
あり、同一部分は前記図1と同一の参照符号で示す。図
2において、15,16は各々ワイヤガイドであり、例
えばダイヤモンド、サファイヤ等の硬質材料によって形
成され、ワイヤ電極9の走行方向において半導体インゴ
ット7の直前直後に設けられ、ワイヤ電極9と接触し、
かつこれを緊張させ得るように配設される。
【0021】17,18は各々通電部材であり、導電性
硬質材料によって形成され、各々ガイドローラ4とワイ
ヤガイド15との間およびガイドローラ5とワイヤガイ
ド16との間において、ワイヤ電極9と接触し、これに
所定の電圧を印加可能に形成されている。19はガイド
ローラ、20は引張ローラであり、電極ワイヤ9の走行
終端部近傍に設けられている。21はテークアップ装置
であり、ガイドローラ5を外方に付勢するように設けら
れ、ワイヤ電極9に所定の張力を付与するものである。
硬質材料によって形成され、各々ガイドローラ4とワイ
ヤガイド15との間およびガイドローラ5とワイヤガイ
ド16との間において、ワイヤ電極9と接触し、これに
所定の電圧を印加可能に形成されている。19はガイド
ローラ、20は引張ローラであり、電極ワイヤ9の走行
終端部近傍に設けられている。21はテークアップ装置
であり、ガイドローラ5を外方に付勢するように設けら
れ、ワイヤ電極9に所定の張力を付与するものである。
【0022】図3は図2におけるガイドローラ4,5を
示す要部拡大側面図、図4は図3におけるガイド溝の拡
大断面図である。図3および図4において、ガイドロー
ラ4,5の外周には複数個のガイド溝22を軸線方向等
ピッチで刻設すると共に、数個のガイド溝22毎に絶縁
部材23を介装させてある。ガイド溝22,22間のピ
ッチ寸法は、半導体インゴット7(図2参照)の切断幅
の寸法と対応させて設定される。
示す要部拡大側面図、図4は図3におけるガイド溝の拡
大断面図である。図3および図4において、ガイドロー
ラ4,5の外周には複数個のガイド溝22を軸線方向等
ピッチで刻設すると共に、数個のガイド溝22毎に絶縁
部材23を介装させてある。ガイド溝22,22間のピ
ッチ寸法は、半導体インゴット7(図2参照)の切断幅
の寸法と対応させて設定される。
【0023】図2ないし図4において、ワイヤ電極9は
巻掛始端から巻掛終端に至るまで連続するように形成す
る。すなわち、ワイヤ電極9は供給リール(図示せず、
図1における符号10参照)から整列ローラ13を介し
てガイドローラ4,5間に巻掛けられるのであるが、図
3および図4に示すガイド溝22を順次移動して巻取リ
ール14に至ると共に、ガイドローラ4,5間において
複数条が夫々平行するように形成する。
巻掛始端から巻掛終端に至るまで連続するように形成す
る。すなわち、ワイヤ電極9は供給リール(図示せず、
図1における符号10参照)から整列ローラ13を介し
てガイドローラ4,5間に巻掛けられるのであるが、図
3および図4に示すガイド溝22を順次移動して巻取リ
ール14に至ると共に、ガイドローラ4,5間において
複数条が夫々平行するように形成する。
【0024】そして上記のような連続するワイヤ電極9
を複数組使用する場合には、夫々のワイヤ電極9の組毎
に図3に示す絶縁部材23を介して、電気的に絶縁状態
に保持するのである。なお通電部材17,18もガイド
ローラ4,5と同様に、ワイヤ電極9の組毎に絶縁状態
となるように構成する。また通電部材17,18および
ワイヤガイド15,16は回転可能または非回転の何れ
でもよい。
を複数組使用する場合には、夫々のワイヤ電極9の組毎
に図3に示す絶縁部材23を介して、電気的に絶縁状態
に保持するのである。なお通電部材17,18もガイド
ローラ4,5と同様に、ワイヤ電極9の組毎に絶縁状態
となるように構成する。また通電部材17,18および
ワイヤガイド15,16は回転可能または非回転の何れ
でもよい。
【0025】図5は本発明の実施の形態における放電用
電源とワイヤ電極との接続状態を示す説明図であり、同
一部分は前記図1ないし図4と同一の参照符号で示す。
図5においてワイヤ電極9a,9b,9c…、通電部材
17a,17b,17c…,18a,18b,18c…
は夫々相互間を絶縁状態に形成されている。
電源とワイヤ電極との接続状態を示す説明図であり、同
一部分は前記図1ないし図4と同一の参照符号で示す。
図5においてワイヤ電極9a,9b,9c…、通電部材
17a,17b,17c…,18a,18b,18c…
は夫々相互間を絶縁状態に形成されている。
【0026】次に24a,24b,24c…は直流電源
であり、一方の端子をトランジスタ25a,25b,2
5c…、抵抗26a,26b,26c…を介して夫々通
電部材17a,18a;17b,18b;17c,18
c;…と、他方の端子を夫々半導体インゴット7と接続
する。27a,27b,27c…は夫々発振回路であ
り、トランジスタ25a,25b,25c…と接続す
る。
であり、一方の端子をトランジスタ25a,25b,2
5c…、抵抗26a,26b,26c…を介して夫々通
電部材17a,18a;17b,18b;17c,18
c;…と、他方の端子を夫々半導体インゴット7と接続
する。27a,27b,27c…は夫々発振回路であ
り、トランジスタ25a,25b,25c…と接続す
る。
【0027】上記の構成により、図1および図2に示す
ようにワイヤ電極9を供給リール10から巻取リール1
4に至るまで巻掛け、図5に示すように直流電源24a
〜24cの電圧をワイヤ電極9a〜9cと半導体インゴ
ット7との間に印加し、図1に示す加工テーブル6上に
取り付けられた半導体インゴット7を上昇させれば、所
定の厚さに半導体インゴット7を放電加工により切断す
ることができる。
ようにワイヤ電極9を供給リール10から巻取リール1
4に至るまで巻掛け、図5に示すように直流電源24a
〜24cの電圧をワイヤ電極9a〜9cと半導体インゴ
ット7との間に印加し、図1に示す加工テーブル6上に
取り付けられた半導体インゴット7を上昇させれば、所
定の厚さに半導体インゴット7を放電加工により切断す
ることができる。
【0028】この場合連続するN組のワイヤ電極9を、
半導体インゴット7にn本が臨むようにワイヤガイド
4,5に巻掛ければ、加工テーブル6の1回の上昇によ
り(N×n)枚のウエハを同時に切断することができ
る。1回の切断工程が終了した後には、加工テーブル6
をX方向に所定量を移動させて再び切断作業を行うので
ある。
半導体インゴット7にn本が臨むようにワイヤガイド
4,5に巻掛ければ、加工テーブル6の1回の上昇によ
り(N×n)枚のウエハを同時に切断することができ
る。1回の切断工程が終了した後には、加工テーブル6
をX方向に所定量を移動させて再び切断作業を行うので
ある。
【0029】
【実施例】図1に示す装置により、結晶方位<111
>、P型(ボロン)、固有電気抵抗0.015 Ω・cm、直
径100mmの単結晶シリコンインゴットを切断した。
この場合、ワイヤ電極9として直径150μm、鉄心に
真鍮メッキしたもの(藤倉電線製 CSX)を使用し、
電源電圧20V、パルス電流0.1 Aを印加した。なおワ
イヤ電極9,9間のピッチは900μmとし、1時間5
8分で切断を完了した。
>、P型(ボロン)、固有電気抵抗0.015 Ω・cm、直
径100mmの単結晶シリコンインゴットを切断した。
この場合、ワイヤ電極9として直径150μm、鉄心に
真鍮メッキしたもの(藤倉電線製 CSX)を使用し、
電源電圧20V、パルス電流0.1 Aを印加した。なおワ
イヤ電極9,9間のピッチは900μmとし、1時間5
8分で切断を完了した。
【0030】切断したウエハを評価した結果、厚さ寸法
をウエハの中心と、周辺部4個所を測定したところ、5
個所の最大寸法差5.2 〜7.5 μmであった。またウエハ
面内の変位を測定したところ、前記インゴットの送り方
向(図1におけるZ方向)において最大変位差5.2 〜5.
3 μm(標準偏差1.35〜1.42μm)、ワイヤ電極の走行
方向において最大変位差5.7 〜7.4 μm(標準偏差1.36
〜2.26μm)であった。
をウエハの中心と、周辺部4個所を測定したところ、5
個所の最大寸法差5.2 〜7.5 μmであった。またウエハ
面内の変位を測定したところ、前記インゴットの送り方
向(図1におけるZ方向)において最大変位差5.2 〜5.
3 μm(標準偏差1.35〜1.42μm)、ワイヤ電極の走行
方向において最大変位差5.7 〜7.4 μm(標準偏差1.36
〜2.26μm)であった。
【0031】上記の結果、インゴットの送り方向におけ
る、ワイヤ放電加工特有の中央部が凹むといういわゆる
大鼓現象が殆ど認められず、またワイヤ電極の走行方向
においても面内変位が小であることが確認された。なお
ウエハに発生するクラックの深さを25μm以下に抑え
得ると共に、カーフロスを201μmとすることができ
た。
る、ワイヤ放電加工特有の中央部が凹むといういわゆる
大鼓現象が殆ど認められず、またワイヤ電極の走行方向
においても面内変位が小であることが確認された。なお
ウエハに発生するクラックの深さを25μm以下に抑え
得ると共に、カーフロスを201μmとすることができ
た。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから、微小直径寸法のワイヤ電極の使用によ
り、従来における最小値であるワイヤソーの場合のカー
フロス250μmを更に20%低減することができ、ウ
エハ製造のための材料歩留を大幅に向上させることがで
きる。また切断時間についても、従来のワイヤソーによ
るものと比較して1割程度に短縮することができ、ウエ
ハの製作コストを大幅に低減させ得るという効果を奏し
得る。
用であるから、微小直径寸法のワイヤ電極の使用によ
り、従来における最小値であるワイヤソーの場合のカー
フロス250μmを更に20%低減することができ、ウ
エハ製造のための材料歩留を大幅に向上させることがで
きる。また切断時間についても、従来のワイヤソーによ
るものと比較して1割程度に短縮することができ、ウエ
ハの製作コストを大幅に低減させ得るという効果を奏し
得る。
【図1】本発明の実施の形態における装置を示す要部斜
視図である。
視図である。
【図2】図1におけるワイヤ電極支持装置3およびワイ
ヤ電極9の走行経路を示す要部構成説明図である。
ヤ電極9の走行経路を示す要部構成説明図である。
【図3】図2におけるガイドローラ4,5を示す要部拡
大側面図である。
大側面図である。
【図4】図3におけるガイド溝の拡大断面図である。
【図5】本発明の実施の形態における放電用電源とワイ
ヤ電極との接続状態を示す説明図である。
ヤ電極との接続状態を示す説明図である。
4,5 ガイドローラ 7 半導体インゴット 9,9a,9b,9c ワイヤ電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 泰嘉 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字大平 150番地信越半導体株式会社半導体白河研 究所内 (72)発明者 長谷川 文彦 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字大平 150番地信越半導体株式会社半導体白河研 究所内 (72)発明者 二村 昭二 神奈川県川崎市幸区下平間283番地 株式 会社放電精密加工研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 支持部材間にワイヤ電極を長手方向走行
可能に張設支持し、これら支持部材間において張設支持
されるワイヤ電極が複数条存在するように構成すると共
に、前記ワイヤ電極の走行方向と直交する方向に半導体
インゴットを相対移動させ、前記ワイヤ電極の各条毎に
当該各条と半導体インゴットとの間に電圧を印加し放電
を発生させて前記半導体インゴットを同時に3個以上の
複数個に切断することを特徴とするエピタキシャル・ウ
エハ用半導体インゴットの切断方法。 - 【請求項2】 複数個のガイドローラを軸線を平行に所
定間隔を介して回転可能に配設すると共に、これらのガ
イドローラ間にワイヤ電極を巻掛けて複数条のワイヤ電
極が長手方向走行可能に形成し、前記ガイドローラ間に
おいて半導体インゴットを前記ワイヤ電極の走行方向と
直交する方向に移動可能に形成した加工テーブルを設
け、放電用電源と電気的に接続されてなる通電部材を前
記ワイヤ電極の各条と接触するように設け、前記ワイヤ
電極の各条と半導体インゴットとの間に電圧を印加し放
電を発生させて切断することを特徴とするエピタキシャ
ル・ウエハ用半導体インゴットの切断装置。 - 【請求項3】 ガイドローラの外周に複数個のガイド溝
を設け、ワイヤ電極を供給リールから前記ガイド溝を順
次移動して巻取リールに至るまで連続するように、かつ
前記ガイドローラ間において複数条が夫々平行するよう
に巻掛けたことを特徴とする請求項2記載のエピタキシ
ャル・ウエハ用半導体インゴットの切断装置。 - 【請求項4】 連続するワイヤ電極を複数組平行させて
夫々ガイドローラ間に巻掛けると共に、夫々連続するワ
イヤ電極の組毎に電気的に絶縁された構成としたことを
特徴とする請求項3記載のエピタキシャル・ウエハ用半
導体インゴットの切断装置。 - 【請求項5】 ワイヤ電極の走行方向において半導体イ
ンゴットの直前および直後に通電部材を設けたことを特
徴とする請求項2ないし4何れかに記載のエピタキシャ
ル・ウエハ用半導体インゴットの切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5433896A JPH09248719A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | エピタキシャル・ウエハ用半導体インゴットの切断方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5433896A JPH09248719A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | エピタキシャル・ウエハ用半導体インゴットの切断方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09248719A true JPH09248719A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=12967830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5433896A Pending JPH09248719A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | エピタキシャル・ウエハ用半導体インゴットの切断方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09248719A (ja) |
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-
1996
- 1996-03-12 JP JP5433896A patent/JPH09248719A/ja active Pending
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