JPH09248764A - ブラスト装置における研磨材供給方法と研磨材供給装置および前記研磨材供給装置を備えたブラスト装置 - Google Patents

ブラスト装置における研磨材供給方法と研磨材供給装置および前記研磨材供給装置を備えたブラスト装置

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JPH09248764A
JPH09248764A JP5189596A JP5189596A JPH09248764A JP H09248764 A JPH09248764 A JP H09248764A JP 5189596 A JP5189596 A JP 5189596A JP 5189596 A JP5189596 A JP 5189596A JP H09248764 A JPH09248764 A JP H09248764A
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pipe
abrasive material
gas
tip
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JP5189596A
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Yoshio Miyasaka
四志男 宮坂
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Fuji Kihan Co Ltd
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Fuji Kihan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射ノズルの軽量化を図ると共に研磨材の噴
射力を増大させる。 【解決手段】 圧縮気体により噴射する噴射ノズル30
と、この噴射ノズル30に研磨材を給送する研磨材供給
管19を介して研磨材を一定量収納する研磨材調整器1
0を備えたブラスト装置である。研磨材調整器10には
開口13を備えた研磨材導入管12を連通し、前記開口
13内に、圧縮気体供給源に連通した気体噴射管21の
先端部23を挿入する。この先端部23から前記研磨材
導入管12内へ圧縮気体を噴射することにより、研磨材
調整器10内の研磨材が気体噴射管21の先端部23と
研磨材導入管12の開口13との間で形成した導入口1
5から研磨材導入管12内へ導入され気体と研磨材が混
合され、この混合流体は研磨材導入管12に連結した研
磨材供給管19を介して加速されて噴射ノズル30に供
給され、研磨材は噴射ノズルでさらに加速されて被加工
物に噴射される。噴射ノズル30は研磨材供給管19の
みが必要であるので軽くなり操作性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天然の珪砂(サン
ド)、アルミナや炭化珪素の粉末、ガラスビーズ、微小
鋼球等から成る研磨材を空気などの流体と共に噴射ノズ
ルから高速で噴射して被加工物を梨地等の模様に加工
し、またガラス、シリコンウェハー等の精密彫刻加工、
プラズマディスプレーのリブの彫刻加工、また塗装の前
処理などの表面処理、表面加工を行うブラスト(吹付
け)加工における研磨材供給方法と研磨材供給装置およ
び研磨材供給装置を備えたブラスト装置に関し、特に、
サクション式ブラスト加工における研磨材供給方法と装
置およびこの装置を備えたブラスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なサクション式ブラスト装
置における研磨材供給装置について簡単に説明すると、
一般的に研磨材供給装置は、図4に示すように、研磨材
から粉塵を分級して再使用可能な研磨材を回収する回収
タンク(図示省略)や、この回収タンクの下部に連通す
る研磨材タンク(図示省略)等の下部に研磨材調整器1
20を設けられており、この研磨材調整器120は研磨
材供給管118を介して研磨材を噴射する噴射ノズル1
10に連通されている。
【0003】前記研磨材調整器120についてより詳し
くは、研磨材調整器120の本体121(調整器本体)
の側壁には、調整器本体内の研磨材を吸入する第1サク
ションパイプ122が前記側壁を貫通して設けられてお
り、この第1サクションパイプの一端は開口されて調整
器本体内に臨んでおり、第1サクションパイプの他端は
研磨材供給管118を介して噴射ノズル110に連通さ
れている。また、前記第1サクションパイプを設けた側
壁の反対側の側壁には、両端開口の第2サクションパイ
プ123が前記側壁を貫通して設けられ、この第2サク
ションパイプの先端部124は第1サクションパイプの
前記開口125に隙間を介して臨んでおり、第2サクシ
ョンパイプ123の後端の開口は調整器本体121の側
壁の外方へ臨んでいる。
【0004】また、上記の第1サクションパイプに連通
する噴射ノズル110についてより詳しくは、図4に示
すように、噴射ノズル110のノズルボディ111は、
上記の研磨材調整器120から研磨材供給管118を介
して研磨材導入口117に連通して研磨材が誘導される
略円筒容器状の研磨材誘導室112が形成され、この研
磨材誘導室112の前端部には円錐状に絞られた円錐内
面116が形成され、この円錐内面116に貫通するノ
ズル114が設けられている。そして、前記円錐内面1
16の内側には、研磨材誘導室112の後方から挿入さ
れた空気噴射管113の先端部が配置されている。この
空気噴射管113はネジ127でノズルボディの後部に
固定されている。また、空気噴射管113は図示せざる
圧縮空気供給源に圧縮空気供給管119を介して連通さ
れており、比較的高圧の圧縮空気が送られ、空気噴射管
113の先端から空気流が噴射する。なお、空気噴射管
113の先端の外周には研磨材の衝撃による磨耗を防ぐ
ために空気噴射管カバー126が外装されている。ま
た、ホルダ115は内周面にテーパ部を備えた円筒形状
をなしており、ホルダ115の前記テーパ部でノズル1
14の外周のテーパ部が外嵌され、ホルダ115の外周
に設けたネジ部でノズルボディ111に螺着することに
よりノズル114がノズルボディ111に固定される。
【0005】図示せざる圧縮空気供給源からの圧縮空気
を前記空気噴射管113の先端からノズル114へ向け
て噴射すると、研磨材誘導室112内が負圧になるの
で、この負圧により研磨材供給管118及び上述した第
1サクションパイプ122内も負圧になる。この第1サ
クションパイプ内の負圧により、調整器本体121内の
研磨材は第1サクションパイプ122の後端側の開口1
25と第2サクションパイプの先端部124との間の隙
間から第1サクションパイプ122内へ吸引され、一
方、第2サクションパイプ123内が負圧になるので研
磨材調整器120の外方の空気が第2サクションパイプ
123を経て第1サクションパイプ122内へ吸入され
る。したがって、この空気流によって第1サクションパ
イプ122内の前記研磨材が研磨材供給管118を経て
噴射ノズル110の研磨材誘導室112へ吸引される。
研磨材誘導室112内の研磨材は、前記円錐内面116
と空気噴射管113の外周の環状の間隙部分に誘導さ
れ、空気噴射管113の空気流に乗って加速され、ノズ
ル114から外部の被加工物へ噴射される。
【0006】研磨材調整器の他の例としては、調整器本
体の側壁から内部を通過し前記側壁の反対側の側壁を貫
通するサクションパイプを設け、このサクションパイプ
の上部に小径の導入孔を設けている。前記サクションパ
イプの一端は研磨材供給管を介して噴射ノズル110に
連通し、サクションパイプの他端は調整器本体の側壁の
外方へ臨んでいる。このような研磨材調整器は調整器本
体内の研磨材が前記導入孔からサクションパイプへ徐々
にほぼ一定の速度で落下し、サクションパイプ内へ円錐
体を成すように積み上げられ、この円錐体の研磨材はサ
クションパイプ内を流れる空気流により噴射ノズル11
0へ向けて吸引される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のブラスト加工に
おける研磨材供給装置にあっては、噴射ノズル110に
は、研磨材供給管118と圧縮空気供給管119の2本
の管が必要であるために噴射ノズル110が非常に重く
なり、また小型化を図ることが難しかった。そのために
噴射ノズル110が扱いにくく、操作性が悪いので作業
能率を低下させるという問題点があった。
【0008】また、研磨材調整器120の研磨材は、第
1サクションパイプ内の負圧によって吸引されてから研
磨材供給管18を経て噴射ノズル110の研磨材誘導室
112内へ供給され、この研磨材誘導室112内の研磨
材は、空気噴射管113から噴射される空気流によって
加速され、この空気流前方のノズル114でさらに加速
されてノズル114の先端から噴射される。ところが、
空気噴射管113の先端からノズル114の入口までの
間の距離が短いために研磨材が充分に加速されないまま
ノズル114の先端から噴射されることになるので、研
磨材の噴射力を増大させるには限界があった。しかも、
重い研掃材ほど加速性が悪いので、重い研磨材ほど加工
能率を向上できないという問題点があった。
【0009】本発明は叙上の問題点を解決するために開
発されたもので、噴射ノズルの軽量化を図ると共に研磨
材の噴射力を増大させ、ブラスト加工能率の向上を図り
得るブラスト加工における研磨材供給方法およびその装
置およびこの装置を備えたブラスト装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のブラスト加工における研磨材供給方法は、
圧縮気体により噴射する噴射ノズル30と、この噴射ノ
ズル30に研磨材を給送する研磨材供給管19を介して
研磨材を一定量収納する研磨材調整器10を備え、前記
研磨材調整器10に連通する研磨材導入管12の開口1
3内に、圧縮気体供給源に連通した気体噴射管21の先
端部23を挿入し、この気体噴射管21の先端部23か
ら前記研磨材導入管12内へ圧縮気体を噴射することに
より、研磨材調整器10内の研磨材を、気体噴射管21
の先端部23と研磨材導入管12の開口13との間で形
成した導入口15から研磨材導入管12内へ導入して気
体と研磨材とを混合し、この混合流体を前記研磨材導入
管12に連結した研磨材供給管19を介して加速し噴射
ノズル30に供給することを特徴とする。
【0011】また、本発明のブラスト加工における研磨
材供給装置は、前記研磨材調整器10の調整器本体11
に、該調整器本体11内の研磨材が流入する開口13を
備え且つ内部に気体と研磨材を混合する研磨材混合室1
4を備えた研磨材導入管12を設け、この研磨材導入管
12の前記開口13内に圧縮気体供給源に連通する気体
噴射管21の先端部23を挿入し、この気体噴射管21
の先端部23と研磨材導入管12の開口13との間で研
磨材を導入する導入口15を形成すると共に、前記研磨
材導入管12の研磨材混合室側を研磨材供給管19を介
して噴射ノズル30に連通してなることを特徴とする。
【0012】また、本発明の研磨材供給装置を備えたブ
ラスト装置は、前記研磨材調整器10の調整器本体11
に、該調整器本体11内の研磨材が流入する開口13を
備え且つ内部に気体と研磨材を混合する研磨材混合室1
4を備えた研磨材導入管12を設け、この研磨材導入管
12の前記開口13内に圧縮気体供給源に連通する気体
噴射管21の先端部23を挿入し、この気体噴射管21
の先端部23と研磨材導入管12の開口13との間で研
磨材を導入する導入口15を形成すると共に、前記研磨
材導入管12の研磨材混合室側を研磨材供給管19を介
して噴射ノズル30に連通し、前記噴射ノズル30は、
研磨材と気体の混合流体を導入するノズルボディ31
と、前記混合流体の流れ方向前方に設けたノズル33と
からのみでなることを特徴とする。
【0013】また、前記気体噴射管21の先端部23と
研磨材導入管12の開口13とを接近、離反自在に形成
して導入口15の間隔を調整可能に設けることが、噴射
ノズル30へ供給される研磨材の量を調整できるという
点で望ましい。
【0014】さらに、前記気体噴射管21は、その先端
部23の外周が先端に向けて小さくなるテーパ部23a
を形成し、このテーパ部23aが研磨材導入管12の開
口13の内周に接近、離反可能に形成することができ
る。
【0015】さらに、気体噴射管21の先端には筒状体
をなす誘導管24を連結し、この誘導管24の外周面並
びに気体噴射管21のテーパ部23aと、研磨材導入管
12の内周面との間で研磨材誘導部27を形成すること
もできる。この誘導管24は圧縮気体の噴射流の方向性
を一様に保つと共に、前記研磨材誘導部27で研磨材の
流れを研磨材導入管12の軸線方向に向ける働きをする
ので、圧縮気体の噴射流と研磨材の流れが共に整流され
るため研磨材の加速性を高めるという点で望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のブラスト加工に
おける研磨材供給装置の実施の形態について図面を参照
して説明する。
【0017】まず、本発明のブラスト加工における研磨
材供給装置の全体を理解するために、この研磨材供給装
置を装着するブラスト装置の一例として、エア式重力式
ブラスト装置60について説明する。
【0018】図2及び図3において、キャビネット61
は被加工物を出し入れする投入口63を備えており、こ
のキャビネット61内に前記投入口63から投入した被
加工物に研磨材を噴射する噴射ノズル30を設ける。ま
た、前記キャビネット61の下部にはホッパ68が設け
られ、ホッパ68の最下端は導管65を介してキャビネ
ット61の上部に設置された研磨材回収用の回収タンク
70の上部に連通する。
【0019】回収タンク70はいわゆるサイクロンで、
粉塵を研磨材から分離する装置であり、図2に示すよう
に、上部に円筒形状を成す円筒部と、下部に下方に向け
て徐々に狭くなる円錐状を成す円錐部とから成り、回収
タンク70の円筒部の上部の側壁に流入口73を設け、
この流入口73に連通管75を介して前記導管65の先
端を連結する。前記連通管75の軸線方向は円筒部の横
断面円形を成す内壁面の接線方向に位置しているので、
連通管75から回収タンク70内へ流入した気流は円筒
部の内壁に沿って回りながら降下してゆく。回収タンク
70の円錐部の下端は噴射ノズル30から噴射する研磨
材の噴射量を調整する研磨材調整器10を備え、この研
磨材調整器10に噴射ノズル30を連通している。一
方、回収タンク70の上端壁面の略中央には連結管74
が設けられ、この連結管74は排出管67を介してダス
トコレクタ66に連通している。
【0020】ダストコレクタ66は排風機69を回転し
ダストコレクタ66内の空気を外気へ放出している。こ
の排風機69によりブラスト装置60のキャビネット6
1、導管65、回収タンク70内の空気を吸引し、各部
がそれぞれ負圧になり、また図示せざる圧縮空気供給源
から供給された空気が研磨材と共に噴射ノズル30から
噴射されるので、キャビネット61から順に導管65、
回収タンク70、ダストコレクタ66へ気流が流れる。
【0021】本発明のブラスト加工における研磨材供給
装置に係わる研磨材調整器10のより詳細について、図
1を参照して説明すると、研磨材調整器10は回収タン
ク70(又は研磨材タンク)の下部に連通し、研磨材を
一定量収納する調整器本体11を備えており、この調整
器本体11の側壁には研磨材導入管12が前記側壁を貫
通して設けられている。本実施例ではこの研磨材導入管
12は円筒形状を成すものである。この研磨材導入管1
2の一端は開口(13)されて調整器本体11内に臨ん
でおり、この開口13から前記調整器本体11内の研磨
材が流入され研磨材導入管12の他端側に流れる。研磨
材導入管12の他端には前記研磨材の流れ方向前方に向
けて外周が小さくなるテーパを備えた延長連結管16が
研磨材導入管12と一体に螺着されている。なお、研磨
材導入管12はこの延長連結管16を一体成形したもの
であってもよい。また、研磨材導入管12の内部、つま
り本実施例では延長連結管16の内部には、延長連結管
16内を流れる前記研磨材と後述する気体噴射管21か
ら噴射された空気とが混合される研磨材混合室14が備
えられている。この研磨材混合室14内の研磨材と空気
の混合流体は延長連結管16の他端側へ流れる。この延
長連結管16の他端、すなわち前記混合流体の流れ方向
前方端は、研磨材供給管19を介して噴射ノズル30に
連通されている。なお、延長連結管16は取替え可能で
あるので、研磨材混合室14を長くあるいは短くするこ
とに有効である。
【0022】また、前記研磨材導入管12を設けた調整
器本体11の側壁の反対側の側壁には、図示せざるコン
プレッサ等の圧縮空気供給源から圧縮気体供給管25を
介して供給された圧縮空気を前記研磨材導入管12の開
口13から研磨材混合室14へ向けて噴射する気体噴射
管21が前記側壁を貫通して設けられている。より詳し
くは、前記調整器本体11の側壁には筒状を成す支持部
材17が貫通して固定され、この支持部材17の内周面
に前記気体噴射管21が摺動可能に嵌挿されており、気
体噴射管21は支持部材17の内周面へ貫通するネジ穴
に螺合した調整ネジ18の先端により摺動方向を位置決
めできるように調整自在に設けられている。この気体噴
射管21の圧縮空気の噴射方向後方端には連結管26を
介して圧縮気体供給管25の先端を連結している。この
気体噴射管21の先端部23の内部にはノズル22が形
成されており、前記先端部23の外周面は圧縮空気の噴
射方向前方に向けて小さくなるテーパ部23aが形成さ
れている。本実施例では、このテーパ部23aは円錐形
状を成すものであり、このテーパ部23aはその一部が
上記の研磨材導入管12の開口13内に挿入され、テー
パ部23aと開口13の内周との間で好ましくはほぼ均
等に間隙を形成するよう設けられている。この間隙は調
整器本体11内の研磨材を研磨材導入管12内に吸入し
導入する導入口15であり、この導入口15の間隙の大
きさは前記調整ネジ18をゆるめて気体噴射管21が支
持部材17内で摺動して気体噴射管21のテーパ部23
aが研磨材導入管12の開口13の内周に接近、又は離
反することにより調整されるよう構成されている。
【0023】さらに、気体噴射管21の先端には筒状体
をなす誘導管24が連結されており、この誘導管24の
外周面と気体噴射管21のテーパ部23aとは気流が円
滑に流れるように連なっている。誘導管24は圧縮空気
の噴射流の方向性を一様に保つ働きをし、さらに、気体
噴射管21の先端部23並びに誘導管24の外周面と研
磨材導入管12の内周面との間で形成する研磨材誘導部
27内で、研磨材の流れの方向性を研磨材導入管12の
軸線方向に向ける働きをする。したがって、気体噴射管
21の先端に誘導管24を設けることにより、圧縮空気
の噴射流と研磨材の流れが共に整流されるため研磨材の
加速性がより一層高められる。なお、本実施例では圧縮
空気を用いて研磨材を噴射しているが、他の圧縮気体を
用いてもよい。
【0024】本発明のブラスト加工における研磨材供給
装置に係わる噴射ノズル30のより詳細について、図1
を参照して説明すると、噴射ノズル30は上記の研磨材
調整器10の研磨材導入管12の前方端(本実施例では
延長連結管16の混合流体の流れ方向前方端)に研磨材
供給管19を介して連通される。噴射ノズル30を構成
するノズルボディ31は略円筒形状を成しており、ノズ
ルボディ31の後端には内周に設けたネジ部に連結管3
2が螺着され、この連結管32に前記研磨材供給管19
の先端が外嵌されて連結されている。一方、連結管32
の先端部には円錐状に絞られた円錐内面34が形成され
たノズル33が設けられている。このノズル33はその
外周にテーパ部36が設けられている。また、ホルダ3
5は内周面にテーパ部37を備えた円筒形状をなしてお
り、ホルダ35の前記テーパ部37で前記ノズル33の
外周のテーパ部36が外嵌され、ホルダ35の外周に設
けたネジ部38でノズルボディ31に螺着することによ
りノズル33がノズルボディ31に固定される。
【0025】上述したブラスト装置60と、このブラス
ト装置に装着した本発明の研磨材供給装置の作用につい
て説明すると、回収タンク70(図2)内の研磨材は回
収タンク70の下端に連通した研磨材調整器10の調整
器本体11内に落下している。図1において、図示せざ
る圧縮空気供給源からの圧縮空気が圧縮気体供給管25
を経て気体噴射管21の後端側に供給されると、この圧
縮空気は気体噴射管21の先端部のノズル22で加速さ
れて前方の誘導管24を経て研磨材導入管12の延長連
結管16内の研磨材混合室14に噴射される。本実施例
では圧縮空気を使用しているが、他の気体であってもよ
い。この圧縮空気の噴射流(以下、単に「噴射流」とい
う)により誘導管24の先端から後方の導入口15まで
の研磨材誘導部27は負圧になるために調整器本体11
内の研磨材が導入口15および研磨材誘導部27を経て
研磨材混合室14内へ吸引され導入される。この導入さ
れた研磨材混合室14の研磨材は気体噴射管21から後
続する噴射流の空気と混合されながら混合流体となって
前記噴射流により加速されて研磨材混合室14から前方
の研磨材供給管19内へ流れる。研磨材供給管19が一
般的に600〜1000mmと長いので混合流体内の研
磨材は噴射流により充分に加速されて研磨材供給管19
の前方端の噴射ノズル30へ給送される。したがって、
使用される研磨材がハイスビーズ(比重8.0)のよう
に重い研磨材の場合であっても、この重い研磨材は長い
研磨材供給管19内で噴射流により充分に加速されて噴
射ノズル30へ給送されるものである。噴射ノズル30
では研磨材供給管19内を加速された研磨材が連結管3
2からノズルボディ31内に導入され、前方の円錐内面
34及びノズル33で絞られてより一層加速されノズル
33の先端から被加工物に向けて高速で噴射される。
【0026】上述したように噴射ノズル30から噴射さ
れた研磨材は、被加工物に衝突したときの衝撃で被加工
物の表面から剥離した破片や破砕した再使用不可能な研
磨材や他の塵埃を含む粉塵が発生し再使用可能な研磨材
中に混入する。噴射された研磨材およびこのとき発生し
た粉塵は、キャビネット61の下部のホッパ68に落下
し、導管65内に生じている気流によって導管65を経
て流入口73から回収タンク70へ送られる。流入口7
3から流入した気流は回転気流となって遠心力により円
筒部の内壁面に沿って回りながら降下し、円錐部へ到達
すると、円錐部は下方へ向けて徐々に狭くなっているの
で、気流の回転半径が小さくなり、それに伴って回転速
度が徐々に大きくなりながら降下する。研磨材と粉塵は
気流に乗って降下する。気流は円錐部の下端近くに達す
ると、反転して方向転換し上昇気流となり回収タンク7
0の中心部を小さく回転しながら上昇し、回収タンク7
0の上端壁の連結管74から排出管67を経てダストコ
レクタ66へ流れる。しかし、前記回転気流に乗って円
錐部の下端近くに降下した研磨材と粉塵のうち粉塵のみ
が方向転換し上昇気流に乗って上昇するが、研磨材は上
昇せず円錐部の下部で回転気流と共に旋回し、徐々に回
収タンク70の下部に落下し集積される。一方、粉塵は
前記上昇気流と共に連結管74から排出管67を経てダ
ストコレクタ66へ送られてダストコレクタ66に集積
され、清浄な空気がダストコレクタ66の上部に設けら
れた排風機69から放出される。
【0027】〔ブラスト加工の比較例〕上述したブラス
ト装置60を用いて、本発明の研磨材供給装置を装着し
た場合と、前述した従来例の研磨材供給装置を装着した
場合とを、同一のブラスト加工条件で、研磨材を各噴射
ノズルより被加工物の表面へ噴射してブラスト加工を行
った。
【0028】表1、表2にはそれぞれ本願例のブラスト
加工条件を示し、従来例のブラスト加工条件については
省略し、本願例と従来例の被加工物の結果を表3に示し
た。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】上記の比較例からわかるように、アークハ
イトでは、軽い研磨材のときは本願例の方が従来例より
0.005Nほど大きく、重い研磨材のときは本願例が
従来例より0.010Nほど大きい。これは本願例の噴
射力が従来例より大きいことを顕著に示している。しか
も、研磨材が重いときの方が軽いときより、本願の効果
性がより一層顕著にあらわれている。これは、重い研磨
材は軽い研磨材よりも加速するまでに時間と距離を多く
必要とするので従来例ではその時間と距離を充分にとる
ことができなかったが、本願例では研磨材を加速するた
めの距離が充分にあるので上記のような顕著な結果とし
て表れたものと考えられる。
【0033】なお、ア−クハイトとは、ある一定の弦長
Cに対するキャンバhで表すと、ブラストの吹きつけ時
間とキャンバとの関係は、ある時間経過後はそれ以上変
化しなくなる。このときのhの値をア−クハイトと称
し、このア−クハイトの大きさでブラスト加工の効果判
定の尺度とするものである。本願例及び従来例ではそれ
ぞれ、板厚約0.8mm,大きさ約19×76.2mm、
材料SAE1070(冷間圧延のバネ鋼)の試験片N
(N試験片と称される。)に対してブラスト加工し、こ
の試験片Nのア−クハイトhをアルメンNo.2ゲ−ジ
で測定したものである。なお、アルメンNo.2の弦長
Cは1.248〜1.252in(31.70〜31.8
0mm)である。また、上記の表3のア−クハイトhの単
位は、mmに相当する。したがって、例えば、0.085
Nとはhの値が0.085mmで、0.110Nとはhの
値が0.110mmということになる。また、上述したよ
うに本願例の方が従来例に比べて噴射力が高くなるの
で、本願例の加工能率は必然的に向上する。上記の表3
に示されているように、軽い研磨材のとき、本願例の加
工能率は従来例に対して6.25%増加しており、重い
研磨材のとき、本願例が従来例より10.0%増加して
いる。
【0034】また、本願では噴射ノズル30には研磨材
供給管のみが必要で、圧縮空気供給管は不要であるので
従来と比較して噴射ノズルが軽くなる。そのために噴射
ノズル30が扱い易くなり、操作性が良くなるので作業
能率の向上に寄与する。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0036】(1)研磨材調整器内の研磨材は、調整器
本体に設けた気体噴射管からの気体の噴射流により研磨
材導入管内に生じた負圧によって、導入口から研磨材導
入管の研磨材混合室内へ吸引され、この研磨材混合室内
の研磨材は気体噴射管からの気体の噴射流で混合され且
つ加速される。この研磨材と気体との混合流体は、研磨
材導入管から長い研磨材供給管内で充分に加速されなが
ら噴射ノズルへ供給される。したがって、本発明の研磨
材供給装置は従来例と比較して研磨材の噴射力を向上さ
せることができたので、ブラスト加工能率が向上し、コ
ストダウンを図ることができた。
【0037】(2)なお、研磨材と気体との混合流体
は、気体噴射管の噴射流により研磨材導入管から長い研
磨材供給管内で充分に加速されるために、重い研掃材で
あっても充分に加速されて噴射ノズルに送給されるので
研磨材の噴射力を向上させることができた。したがっ
て、従来例に比較すると重い研磨材ほど加工能率を向上
できた。
【0038】(3)噴射ノズルには、研磨材供給管の1
本のみが必要であり、圧縮空気供給管は不要であるので
従来と比較して噴射ノズルが大幅に軽くなり、小型化を
図ることができた。そのために噴射ノズルが扱い易くな
り、操作性が良くなるので作業能率の向上に寄与するも
のとなった。
【0039】(4)気体噴射管の先端には筒状体をなす
誘導管を設け、この誘導管の外周面と研磨材導入管の内
周面との間で研磨材誘導部を形成したから、この誘導管
は気体の噴射流の方向性を一様に保つ働きをし、前記研
磨材誘導部で研磨材の流れを研磨材導入管の軸線方向に
向ける働きをするので、噴射流と研磨材の流れが共に整
流されるため研磨材の加速性を高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す研磨材供給装置の要部断
面図である。
【図2】本発明の実施例に使用するエア式重力式ブラス
ト装置を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例に使用するエア式重力式ブラス
ト装置を示す側面図である。
【図4】従来の実施例を示す研磨材供給装置の要部断面
図である。
【符号の説明】
10 研磨材調整器 11 調整器本体 12 研磨材導入管 13 開口 14 研磨材混合室 15 導入口 16 延長連結管 17 支持部材 18 調整ネジ 19 研磨材供給管 21 気体噴射管 22 ノズル 23 先端部 24 誘導管 25 圧縮気体供給管 26 連結管 27 研磨材誘導部 30 噴射ノズル 31 ノズルボディ 32 連結管 33 ノズル 34 円錐内面 35 ホルダ 36 テーパ部 37 テーパ部 38 ネジ部 60 ブラスト装置 61 キャビネット 63 回収タンク 64 ダストコレクタ 65 導管 66 ダストコレクタ 67 排出管 68 ホッパ 69 排風機 70 回収タンク 73 流入口 74 連結管 75 連通管 110 噴射ノズル 111 ノズルボディ 112 研磨材誘導室 113 空気噴射管 114 ノズル 115 ホルダ 116 円錐内面 117 研磨材導入口 118 研磨材供給管 119 圧縮空気供給管 120 研磨材調整器 121 本体(研磨材調整器120の) 122 第1サクションパイプ 123 第2サクションパイプ 124 先端部 125 開口 126 空気噴射管カバー 127 ネジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮気体により噴射する噴射ノズルと、
    この噴射ノズルに研磨材を給送する研磨材供給管を介し
    て研磨材を一定量収納する研磨材調整器を備え、 前記研磨材調整器に連通する研磨材導入管の開口内に、
    圧縮気体供給源に連通した気体噴射管の先端部を挿入
    し、この気体噴射管の先端部から前記研磨材導入管内へ
    圧縮気体を噴射することにより、研磨材調整器内の研磨
    材を、気体噴射管の先端部と研磨材導入管の開口との間
    で形成した導入口から研磨材導入管内へ導入して気体と
    研磨材とを混合し、この混合流体を前記研磨材導入管に
    連結した研磨材供給管を介して加速し噴射ノズルに供給
    することを特徴とするブラスト装置における研磨材供給
    方法。
  2. 【請求項2】 圧縮気体により噴射する噴射ノズルと、
    この噴射ノズルに研磨材を給送する研磨材供給管を介し
    て研磨材を一定量収納する研磨材調整器を備え、 前記研磨材調整器の調整器本体に、該調整器本体内の研
    磨材が流入する開口を備え且つ内部に気体と研磨材を混
    合する研磨材混合室を備えた研磨材導入管を設け、この
    研磨材導入管の前記開口内に圧縮気体供給源に連通する
    気体噴射管の先端部を挿入し、この気体噴射管の先端部
    と研磨材導入管の開口との間で研磨材を導入する導入口
    を形成すると共に、前記研磨材導入管の研磨材混合室側
    を研磨材供給管を介して噴射ノズルに連通してなること
    を特徴とするブラスト装置における研磨材供給装置。
  3. 【請求項3】 圧縮空気により噴射する噴射ノズルと、
    この噴射ノズルに研磨材を給送する研磨材供給管を介し
    て研磨材を一定量収納する研磨材調整器を備え、 前記研磨材調整器の調整器本体に、該調整器本体内の研
    磨材が流入する開口を備え且つ内部に気体と研磨材を混
    合する研磨材混合室を備えた研磨材導入管を設け、この
    研磨材導入管の前記開口内に圧縮気体供給源に連通する
    気体噴射管の先端部を挿入し、この気体噴射管の先端部
    と研磨材導入管の開口との間で研磨材を導入する導入口
    を形成すると共に、前記研磨材導入管の研磨材混合室側
    を研磨材供給管を介して噴射ノズルに連通し、前記噴射
    ノズルは、研磨材と気体の混合流体を導入するノズルボ
    ディと、前記混合流体の流れ方向前方に設けたノズルと
    からのみでなることを特徴とする研磨材供給装置を備え
    たブラスト装置。
  4. 【請求項4】 前記気体噴射管の先端部と研磨材導入管
    の開口とを接近、離反自在に形成して導入口の間隔を調
    整可能に設けてなる請求項2記載のブラスト装置におけ
    る研磨材供給装置。
  5. 【請求項5】 前記気体噴射管は、その先端部の外周が
    先端に向けて小さくなるテーパ部を形成し、このテーパ
    部が研磨材導入管の開口の内周に接近、離反可能に形成
    されてなる請求項4記載のブラスト装置における研磨材
    供給装置。
  6. 【請求項6】 前記気体噴射管の先端には筒状体をなす
    誘導管を連結し、この誘導管の外周面と研磨材導入管の
    内周面との間で研磨材誘導部を形成してなる請求項2記
    載のブラスト装置における研磨材供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101524648B1 (ko) * 2008-04-23 2015-06-01 신토고교 가부시키가이샤 노즐, 노즐 유닛 및 블라스트 가공 장치
CN111781079A (zh) * 2020-07-21 2020-10-16 山东开泰抛丸机械股份有限公司 一种新型磨料性能测试试验机

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