JPH09249062A - 吸水および発散型床マット - Google Patents

吸水および発散型床マット

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JPH09249062A
JPH09249062A JP5885196A JP5885196A JPH09249062A JP H09249062 A JPH09249062 A JP H09249062A JP 5885196 A JP5885196 A JP 5885196A JP 5885196 A JP5885196 A JP 5885196A JP H09249062 A JPH09249062 A JP H09249062A
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JP
Japan
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water
paper
layer
absorbing
mat
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JP5885196A
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English (en)
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Isao Shimada
田 勲 島
Tatsumi Saito
藤 立 巳 斎
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DAIKO SEISHI KK
Original Assignee
DAIKO SEISHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水作用と、マット表面からの水分発散作用
の繰り返しにより、長期間の使用が可能なように吸水性
と十分かつバランスの良い発散性を共に有する吸水およ
び発散型床マットを提供する。 【解決手段】 この発明の吸水および発散型マットは、
表面からの水分の吸収性および発散性を有する耐水紙か
らなる表層と、吸水紙を含む中間層と、床面に接する防
水性の基板層との三層複合構造からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、乗用車の
車内フロアに敷く床マット、一般家庭の浴室用の床マッ
トとして用いることのできる吸水および発散型床マット
に係り、含水性と発散性共に優れた特性を有し、特に、
積雪地帯での乗用車用床マットとしての使用に適した吸
水および発散型床マットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用吸水床マットとしては、
いろいろなタイプのものが商品化されている。自動車用
床マットの場合、雨の日や、降雪の時に車内に乗込んだ
ときにフロアが濡れるため、その濡れ対策が重要とな
る。
【0003】従って、この種の床マットとしては、ゴム
またはビニール製のものが主流であるが、このタイプの
床マットでは、床面の水が溜まったら、その都度水を排
出しなければならない。
【0004】これに対して、吸水性をもったマットも種
々のものが実用化されており、使い捨ての吸水性フロア
マットとして、例えば、実開昭62−13459号公報
に開示されているフロアマットをその従来例として挙げ
ることができる。このフロアマットは、特性の異なる三
種類の素材からなるマットで、下層は遮水層としての防
水用ビニールシート、中層は吸水層としての吸水性のあ
る紙、上層は吸塵層としての紙製の化学ぞうきんが用い
られているものである。
【0005】また、このような多層構造の従来のフロア
マットとしては、例えば、特開平4−371834号公
報に開示されている吸水性マットがある。この吸水性マ
ットは、基材シート、吸水性シート、網状シートおよび
不織布を積層し、これらの周縁を接合したものである。
基材シートとしては、ゴム、プラスチックを素材とする
シートが用いられる。その上の吸水性シートは、デンプ
ン系、セルロース系、合成ポリマー系等の吸水性ポリマ
ーを担持し、これにより、吸水能力の向上が図られるよ
うになっている。また、この吸水性マットでは、吸水性
シートの上にさらに断面が偏平なテープ状のワリフ、テ
ーブルクロス等の網状シートと、合成繊維、天然繊維、
ガラス繊維からなる不織布が積層されていて、機械的強
度が改善されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の床マットは、濡れた靴から付着する水や、マッ
トに落ちる水を吸収する吸水性と、この水分が外部に流
れ出ないように保持する機能と、水分を含んだ状態でマ
ット表層部を靴で踏み付けても破損しない機械的強度に
専らの重点がおかれている。このため、ある程度使用し
た後は使い捨てられている。
【0007】また、マット内部に吸水層を有する従来の
床マットでは、吸着剤として吸水ポリマーが使用されて
いることが多い。この吸水ポリマーは、水の吸収性の点
では良好であるものの、逆にこの特性を裏返せば吸った
水分の発散性がなく、水を含んだ吸水ポリマーからはな
かなか水は抜けずに、使用をつづけているうちに含水飽
和状態になるに至り、普通はこの段階でマットを交換す
ることが多い。
【0008】降雪地帯で使用する自動車用の吸水性床マ
ットの場合、実際問題として、吸水性の良好であるがた
めに頻繁に交換しなければならないため、逆に欠点とな
って実用にならないという問題があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、前記従来の吸収
性床マットの有する問題点を解消し、吸水作用と、マッ
ト表面からの水分発散作用の繰り返しにより、長期間の
使用が可能なように吸水性と十分かつバランスの良い発
散性を共に有する発散型床マットを提供することにあ
る。
【0010】また、本発明の他の目的は、降雪地帯での
自動車用床マットとしての使用に特に適した吸水および
発散型床マットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明による吸水および発散型マットは、表面か
らの水分の吸収性および発散性を有する耐水紙からなる
表層と、吸水紙を含む中間層と、床面に接する防水性の
基板層との三層複合構造からなることを特徴とするもの
である。
【0012】この発明の吸水および発散型マットによれ
ば、マットの上に落下または付着した水分は、表層から
マット内部に浸透して中間層に吸収されるが、基板層で
遮水されるために床面は常に乾いた状態に保たれる。他
方、マットの表層は、水を表面から蒸散させるので、中
間層に吸収された水分は、しだいに発散していく。本発
明の吸水および発散型マットは、吸水作用と、マット表
面からの水分発散作用の繰り返しにより、水分の吸収が
飽和に達せず、その吸収機能が低下しにくく、また、交
換の要なく長い間使用することができる。
【0013】本発明の吸水および発散型マットでは、水
分の発散性を促進させるために、前記表層を形成する耐
水紙には、その表面に連続する凹凸が形成されているこ
とが好ましく、また、マットに水分を含んだ状態で靴底
で摺られても簡単には破れないような強度を持たせるた
め増強剤の添加または塗付により耐水紙力強度が付加さ
れている。
【0014】吸水および発散型マットの表層に用いる耐
水紙の凹凸加工は、エンボス加工またはクレープ加工に
より形成される。また、前記中間層は、無サイズ紙から
なる吸水紙を複数枚重ね合せた多層構造からなる。好ま
しくは、前記中間層を形成する吸水紙層は、エンボス加
工またはクレープ加工を施したクラフト紙からなり、前
記吸水紙層の保水性をエンボス加工またはクレープ加工
により形成された空隙により高めたことを特徴とするも
のである。これにより、保水性が著しく向上する。
【0015】さらに、本発明の吸水および発散型マット
の好ましい実施形態によれば、前記基板層は、防水加工
が施されたコートボードからなり、床面上で固定的に敷
けるように、このコートボードの床面接触面には防滑剤
が塗付されていることが好ましい。
【0016】また、本発明の吸水および発散型マットの
好ましい実施形態によれば、前記表層および中間層はク
ラフト紙からなり、前記基板層は、クラフト紙に故紙を
含んだ抄き合せ紙からなる。このような紙を材料とする
ことにより、使用済みのマットは、焼却・埋立て処分に
供することができ、その際に環境に悪影響を及ぼすもの
ではない。また、再生故紙としての再利用も可能であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による吸水および発
散型マットの一実施形態について、添付の図面を参照し
て詳細に説明する。図1は、本実施形態による吸水およ
び発散型マットの断面図で、図2は、この吸水および発
散型マットの切欠き断面を示す立体図である。
【0018】この吸水および発散型マットは、基本的
に、表層、中間層、基板層の三層複合構造を有するマッ
トである。これらの各層は、その四方縁部を帯状布テー
プ、または紙テープで覆い、さらに、縫着または接着剤
により貼着されて多層構造のマットに一体化される。
【0019】表層を形成する耐水紙1には、針葉樹クラ
フトパルプ100の紙が使用される。また、このクラフ
ト紙に耐水性を付与するために、好ましくは、ポリアミ
ドエポキシ系増強剤およびアクリルアマイド系増強剤を
3:1の割合で混合した増強剤を硫酸アルミニウムを用
いて定着させる。この処理によって、クラフト紙には、
水に濡れても強度を失わなように湿潤紙力強度を与える
ことができる。
【0020】また、クラフト紙には、表面からの水分の
発散性をもたせるためにエンボス加工による凹凸が連続
的に形成されている。このエンボス加工したクラフト紙
に替えて、クレープ加工により表面に凹凸の形成された
クラフト紙を用いるようにしてもよい。
【0021】中間層を形成する吸水紙2には、いわゆる
キッチンペーパー、タオルペーパー、ウェットテッシ
ュ、これに類した吸水紙の製法に準じて製造した吸水紙
を用いることができる。好適には、針葉樹クラフトパル
プと広葉樹を1:1、3:1または1:3の割合で配合
し、叩解は浅くする。添加する薬剤としては、ポリアミ
ドエポキシ系増強剤と硫酸アルミニウムを使用し、サイ
ズ剤は使用しない。この吸水紙2の積層枚数としては、
後述する吸水性と発散性のバランスから5枚乃至10枚
が適当である。
【0022】また、この吸水紙2には、エンボス加工ま
たはクレープ加工を施した無サイズ紙が最適である。図
3、図4に示すように、中間層では、各々の吸水紙2に
よって水が吸収されるとともに、各吸水紙の間には、エ
ンボス加工またはクレープ加工による凹凸により水を保
持する空間(図中網目で示す)が形成されるので、水の
保水性が大幅に向上する。
【0023】基板層を形成する防水紙3には、コートボ
ードなどの板紙が用いられる。この板紙は、抄造時の乾
燥工程を経た後で、中間層に含まれる水が床に漏洩しな
いように遮水するための防水加工が施され、また、必要
に応じて、その一面、すなわち、床と接触する方の面に
は、防滑剤が塗付される。
【0024】次に、図5、図6は、吸水および発散型マ
ットの含水作用、発散作用を模式的に示す図である。こ
の吸水および発散型マットによれば、マットの上に落下
または付着した水分は、表層からマット内部に浸透して
中間層に吸収されるが、基板層で遮水されるために床面
は常に乾いた状態に保たれる。他方、マットの表層に
は、エンボス加工等により連続した凹凸があるため、外
気との接触面積が大きく、また、凹部の側壁面部分から
も発散するので、大きな発散速度で水を表面から発散さ
せるので、中間層に吸収された水分はしだいに発散して
いく。このような吸水作用とマット表面からの水分発散
作用の繰り返しにより、従来の吸収性のみに重点が置か
れたマットに較べて、吸水作用と発散作用のバランスを
とることが可能であるので、水分の吸収が飽和に達して
その吸収機能が低下するという欠点がなく、また、交換
の要なく長い間使用することができる。
【0025】次に、以上の実施形態について、さらに、
いくつかの実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明す
る。表1は、実施例A乃至Eについて行なった吸水性能
試験結果をまとめたもので、各実施例について用いた、
表層の耐水紙、中間層の吸水紙、その枚数、基板層の板
紙の仕様も併せて示す。この吸水性能試験は、各々の実
施例の発散型マットに水を滴下し、完全飽和状態まで水
を含ませたときの単位面積あたりの吸水量を測定した。
【0026】
【表1】 各実施例A乃至Eのマットでは、基本的に、表層の耐水
紙には、表面にエンボス加工されたWSデュオストレス
紙を採用している。裏層の板紙には、板紙裏ねず紙が用
いられ、床との接触面には防滑加工が施されている。こ
の実施例の場合、中間層の吸水紙に種々の異なる紙を用
い、また、その枚数も変えて構成し、吸水性能を調べる
とともに、水分の発散性能についても試験を行なった。
【0027】表2は、前記各実施例A乃至Eについて測
定した発散性能試験結果を示す。測定方法としては、実
施例のマットを飽和含水状態にして、暖房中の室内に放
置し、2時間間隔でそのときに含水される水分の量を含
水直後を100として測定した結果である。なお、この
測定の時の室内条件は、室温が24.5〜25℃で、湿
度は54〜55%であった。
【0028】
【表2】 図7は、このような試験結果を含水指数の時間変化を示
すものとして表わしたグラフである。
【0029】この図7のグラフからわかるように、吸水
紙の枚数が増えると、その分だけ含水量の絶対量が大き
くなるため、発散が遅れるけれども、実施例B、Dのよ
うに吸水紙5、6枚程度であれば、かなりの含水量も確
保できるとともに、発散性もバランス良く確保できると
いえる。なお、表2に示すように、24時間経過すれ
ば、ほとんどの水分は蒸発してしまうため、実用上、含
水、発散を繰り返しての使用に耐えることができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、良好な吸水保水作用に加えてマット表面から
の水分発散作用を十分にしかもバランス良く付け加えら
れるので、吸水、発散の繰り返しにより、長期間の使用
が可能であるため、降雪地帯での自動車用床マットとし
て、また、浴場脱衣室等での使用に特に適するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸水および発散型マットの一実施
形態の構造を示す図。
【図2】同実施形態による吸水および発散型マットの一
部断面立体図。
【図3】吸水および発散型マットの中間層に用いる吸水
紙における保水性向上のためのエンボス加工による空間
部を示す図。
【図4】吸水および発散型マットの中間層に用いる吸水
紙における保水性向上のためのクレープ加工による空間
部を示す図。
【図5】本発明の吸水および発散型マットの含水作用を
示す模式図。
【図6】本発明の吸水および発散型マットの発散性作用
を示す模式図。
【図7】実施例について行なった発散性能試験結果にお
いて、含水指数の時間変化を示すグラフ
【符号の説明】
1 耐水紙 2 吸水紙 3 防水紙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面からの水分の吸収性および発散性を有
    する耐水紙からなる表層と、吸水紙を含む中間層と、床
    面に接する防水性の基板層との三層複合構造からなるこ
    とを特徴とする吸水および発散型床マット。
  2. 【請求項2】前記表層を形成する耐水紙には、その表面
    に連続する凹凸が形成されているとともに、増強剤の添
    加または塗付により耐水紙力強度が付加されていること
    を特徴とする請求項1に記載の吸水および発散型床マッ
    ト。
  3. 【請求項3】前記耐水紙の凹凸加工は、エンボス加工ま
    たはクレープ加工により形成されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の吸水および発散型床マッ
    ト。
  4. 【請求項4】前記中間層は、無サイズ紙からなる吸水紙
    を複数枚重ね合せた多層構造からなることを特徴とする
    請求項1に記載の吸水および発散型床マット。
  5. 【請求項5】前記中間層を形成する吸水紙層は、エンボ
    ス加工またはクレープ加工を施したクラフト紙からな
    り、前記吸水紙層の保水性をエンボス加工またはクレー
    プ加工により形成された空隙により高めたことを特徴と
    する請求項4に記載の吸水および発散型床マット。
  6. 【請求項6】前記基板層は、防水加工が施されたコート
    ボードからなり、このコートボードの床面接触面に防滑
    剤が塗付されていることを特徴とする請求項1に記載の
    吸水および発散型床マット。
  7. 【請求項7】前記表層および中間層はクラフト紙からな
    り、前記基板層は、クラフト紙に故紙を含んだ抄き合せ
    紙からなることを特徴とする請求項6に記載の吸水およ
    び発散型床マット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008272255A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nishi Sports:Kk 陸上競技用マット
JP2020011710A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 乾燥床液体処分システム
CN112158114A (zh) * 2020-09-29 2021-01-01 李星烨 一种带有夜光包边的汽车地毯脚垫及生产工艺
CN116731627A (zh) * 2023-06-13 2023-09-12 安徽晨语科技材料有限公司 一种高强度耐磨地板表面贴膜

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