JPH09249083A - 移動体識別装置および方法 - Google Patents
移動体識別装置および方法Info
- Publication number
- JPH09249083A JPH09249083A JP8059761A JP5976196A JPH09249083A JP H09249083 A JPH09249083 A JP H09249083A JP 8059761 A JP8059761 A JP 8059761A JP 5976196 A JP5976196 A JP 5976196A JP H09249083 A JPH09249083 A JP H09249083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving body
- image
- area
- moving
- point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】移動体の形状情報に依存することがなく、簡便
に安定して移動体の識別をすることができる移動体識別
装置および方法を提供する。 【解決手段】撮像装置によって時系列画像を取得する時
系列画像蓄積部1と、この時系列画像に基づいて、任意
の画像中における所定の複数の位置について画像間にお
ける動き情報を検出する動き情報検出部2と、検出され
た動き情報に基づいて、所定の動き情報と異なる動き情
報に対応した任意の画像中における領域を移動体領域と
して抽出する移動体領域抽出部3と、少なくとも抽出さ
れた移動体領域に包含される複数の位置について検出さ
れた動き情報に基づいて、移動体領域に存在する移動体
を識別する移動体識別部4とを備えている。
に安定して移動体の識別をすることができる移動体識別
装置および方法を提供する。 【解決手段】撮像装置によって時系列画像を取得する時
系列画像蓄積部1と、この時系列画像に基づいて、任意
の画像中における所定の複数の位置について画像間にお
ける動き情報を検出する動き情報検出部2と、検出され
た動き情報に基づいて、所定の動き情報と異なる動き情
報に対応した任意の画像中における領域を移動体領域と
して抽出する移動体領域抽出部3と、少なくとも抽出さ
れた移動体領域に包含される複数の位置について検出さ
れた動き情報に基づいて、移動体領域に存在する移動体
を識別する移動体識別部4とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば知的画像監
視、自律自動車、知能作業ロボットなどに適用される移
動体識別装置および方法に関する。
視、自律自動車、知能作業ロボットなどに適用される移
動体識別装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積化技術の進歩によって、TV
カメラなどの画像センサや画像処理に適用される処理プ
ロセッサ等が小型化かつ高機能化している。これに伴っ
て、例えばTVカメラを画像センサとして利用する知的
画像監視装置、または操縦者を必要とせずに自動動作を
可能とする自律自動車、知的作業ロボットなどの実用化
に向けて、従来から様々な研究が活発に行われている。
カメラなどの画像センサや画像処理に適用される処理プ
ロセッサ等が小型化かつ高機能化している。これに伴っ
て、例えばTVカメラを画像センサとして利用する知的
画像監視装置、または操縦者を必要とせずに自動動作を
可能とする自律自動車、知的作業ロボットなどの実用化
に向けて、従来から様々な研究が活発に行われている。
【0003】このような知的画像監視装置、自律自動車
もしくは知的作業ロボットにおいては、時々刻々変化す
る時系列画像を処理して、画像に投影されている人間や
自動車などの移動体を抽出し、これに応じて警報や障害
物回避などの指令を発生することが不可欠であり、この
実現のために従来から様々な方法が提案されている。
もしくは知的作業ロボットにおいては、時々刻々変化す
る時系列画像を処理して、画像に投影されている人間や
自動車などの移動体を抽出し、これに応じて警報や障害
物回避などの指令を発生することが不可欠であり、この
実現のために従来から様々な方法が提案されている。
【0004】例えば固定カメラを用いて画像を取得する
場合、取得された画像のフレーム間差分を取ることによ
り移動体を抽出する方法、または取得された画像と予め
取得しておいた移動体が存在しない背景画像との差分を
取ることにより移動体を抽出する方法などが提案されて
いる。
場合、取得された画像のフレーム間差分を取ることによ
り移動体を抽出する方法、または取得された画像と予め
取得しておいた移動体が存在しない背景画像との差分を
取ることにより移動体を抽出する方法などが提案されて
いる。
【0005】また、移動カメラを用いて画像を取得する
場合、取得された時系列画像から例えば画像の局所領域
単位の動きである各画素点のオプティカルフローを検出
し、これらオプティカルフローを解析することにより移
動体を抽出する方法が提案されている。
場合、取得された時系列画像から例えば画像の局所領域
単位の動きである各画素点のオプティカルフローを検出
し、これらオプティカルフローを解析することにより移
動体を抽出する方法が提案されている。
【0006】ここで、このような時系列画像の処理方法
を用いて移動体を抽出した後、例えばこの移動体が人間
であるか自動車であるかといったように、検出された移
動体の種類を識別することができれば、例えば知的画像
監視においては人間以外に対する警報の誤り等を低減す
ることが可能となり、自律移動車においては例えば前方
を人間が通過したときに減速もしくは回避等を切り替え
て行うなどの高度な制御が可能となり、その実用的価値
は非常に高いと考えられる。
を用いて移動体を抽出した後、例えばこの移動体が人間
であるか自動車であるかといったように、検出された移
動体の種類を識別することができれば、例えば知的画像
監視においては人間以外に対する警報の誤り等を低減す
ることが可能となり、自律移動車においては例えば前方
を人間が通過したときに減速もしくは回避等を切り替え
て行うなどの高度な制御が可能となり、その実用的価値
は非常に高いと考えられる。
【0007】一方、例えばビデオテープ等の蓄積媒体に
記録された画像を処理する分野においては、蓄積された
動画像などを編集処理することによって、画像から人物
などの特定の物体を切り出すといった研究が盛んであ
り、特にこのような画像処理を自動化することが強く望
まれている。
記録された画像を処理する分野においては、蓄積された
動画像などを編集処理することによって、画像から人物
などの特定の物体を切り出すといった研究が盛んであ
り、特にこのような画像処理を自動化することが強く望
まれている。
【0008】ところで、上述したような従来の時系列画
像の処理方法では移動体等の物体を抽出することに留ま
っている。ここで、従来の時系列画像の処理方法で移動
体の識別を行うには、例えば移動体を含む領域内の明度
を解析したり、移動体の輪郭エッジ等の形状情報を抽出
して予め設定された移動体のモデル等の形状情報と照合
するなどの処理が必要となる。しかし、このような処理
は複雑であり膨大な処理時間がかかってしまうという問
題ある。
像の処理方法では移動体等の物体を抽出することに留ま
っている。ここで、従来の時系列画像の処理方法で移動
体の識別を行うには、例えば移動体を含む領域内の明度
を解析したり、移動体の輪郭エッジ等の形状情報を抽出
して予め設定された移動体のモデル等の形状情報と照合
するなどの処理が必要となる。しかし、このような処理
は複雑であり膨大な処理時間がかかってしまうという問
題ある。
【0009】また、このように移動体の形状情報に基づ
いて識別を行おうとする場合、移動体の抽出処理におい
て例えば移動体を含む領域の一部が欠落したり、移動体
と背景領域の一部とが接合するなどして移動体の抽出が
正確に行えないときは、その認識成功率が大幅に低下し
てしまう。
いて識別を行おうとする場合、移動体の抽出処理におい
て例えば移動体を含む領域の一部が欠落したり、移動体
と背景領域の一部とが接合するなどして移動体の抽出が
正確に行えないときは、その認識成功率が大幅に低下し
てしまう。
【0010】さらに、例えば自律自動車のように画像を
取得する視点が移動する場合、移動体と背景領域との干
渉(隠れ)や、移動中の姿勢の推移による見え方の変化
などによって移動体の形状情報を安定に得ることが難し
いため、従来の時系列画像の処理方法では識別がより困
難になるという問題もある。以上のような理由により、
従来の時系列画像の処理方法に基づいて移動体の識別を
行う移動体識別装置の実用化は困難であった。
取得する視点が移動する場合、移動体と背景領域との干
渉(隠れ)や、移動中の姿勢の推移による見え方の変化
などによって移動体の形状情報を安定に得ることが難し
いため、従来の時系列画像の処理方法では識別がより困
難になるという問題もある。以上のような理由により、
従来の時系列画像の処理方法に基づいて移動体の識別を
行う移動体識別装置の実用化は困難であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
から提案されている時系列画像の処理方法では移動体の
抽出をするのみであり、さらに移動体を識別しようとす
る場合、移動体の輪郭エッジ等の形状情報を解析するな
どの膨大な処理時間が必要であり、また移動体の形状情
報を正確かつ安定して得ることができない場合は、認識
成功率が大幅に低下してしまうという問題があった。
から提案されている時系列画像の処理方法では移動体の
抽出をするのみであり、さらに移動体を識別しようとす
る場合、移動体の輪郭エッジ等の形状情報を解析するな
どの膨大な処理時間が必要であり、また移動体の形状情
報を正確かつ安定して得ることができない場合は、認識
成功率が大幅に低下してしまうという問題があった。
【0012】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、移動体の形状情報に依存することなく、簡便に安定
して移動体の識別をすることができる移動体識別装置お
よび方法を提供することを目的とする。
で、移動体の形状情報に依存することなく、簡便に安定
して移動体の識別をすることができる移動体識別装置お
よび方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、入力した時系列画像に基づいて、任意の画像
中における所定の複数の位置について画像間における動
き情報、例えば画像中の局所領域単位の動きであるオプ
ティカルフローを検出する動き情報検出手段と、検出さ
れた動き情報に基づいて、所定の動き情報と異なる動き
情報に対応した任意の画像中における領域を移動体領域
として抽出する移動体抽出手段と、少なくとも抽出され
た移動体領域に包含される複数の位置について検出され
た動き情報に基づいて、移動体領域に存在する移動体を
識別する移動体識別手段とを備えている。
本発明は、入力した時系列画像に基づいて、任意の画像
中における所定の複数の位置について画像間における動
き情報、例えば画像中の局所領域単位の動きであるオプ
ティカルフローを検出する動き情報検出手段と、検出さ
れた動き情報に基づいて、所定の動き情報と異なる動き
情報に対応した任意の画像中における領域を移動体領域
として抽出する移動体抽出手段と、少なくとも抽出され
た移動体領域に包含される複数の位置について検出され
た動き情報に基づいて、移動体領域に存在する移動体を
識別する移動体識別手段とを備えている。
【0014】本発明の一つの態様では、移動中の撮像装
置により撮像された静止物体の画像を含む時系列画像中
に現れる移動体を識別する移動体識別装置において、入
力した時系列画像における任意の時点の画像とこの任意
の時点の画像に後続する画像のうちの所定の画像とを、
所定の画素点を中心とした所定の大きさの局所領域単位
に比較して、任意の時点の画像中で選択された複数の画
素点について動き方向を少なくとも検出する動き情報検
出手段と、任意の時点の画像を予め設定された大きさの
小領域に分割し、各小領域ごとに、小領域に包含される
画素点について検出された動き方向を元に動き中心点の
位置およびその推定残差を求め、予め定められたしきい
値より大きい推定残差を持つ小領域を、前記任意の画像
中において移動体が存在する移動体領域として抽出する
移動体抽出手段と、抽出された移動体領域または移動体
領域を含む近傍領域に包含される画素点について検出さ
れた動き方向の分布に少なくとも基づいて、移動体領域
に存在する前記移動体を識別する移動体識別手段とを備
えている。
置により撮像された静止物体の画像を含む時系列画像中
に現れる移動体を識別する移動体識別装置において、入
力した時系列画像における任意の時点の画像とこの任意
の時点の画像に後続する画像のうちの所定の画像とを、
所定の画素点を中心とした所定の大きさの局所領域単位
に比較して、任意の時点の画像中で選択された複数の画
素点について動き方向を少なくとも検出する動き情報検
出手段と、任意の時点の画像を予め設定された大きさの
小領域に分割し、各小領域ごとに、小領域に包含される
画素点について検出された動き方向を元に動き中心点の
位置およびその推定残差を求め、予め定められたしきい
値より大きい推定残差を持つ小領域を、前記任意の画像
中において移動体が存在する移動体領域として抽出する
移動体抽出手段と、抽出された移動体領域または移動体
領域を含む近傍領域に包含される画素点について検出さ
れた動き方向の分布に少なくとも基づいて、移動体領域
に存在する前記移動体を識別する移動体識別手段とを備
えている。
【0015】ここで、動き情報検出手段は、任意の時点
の画像中の各画素点を中心とした所定の大きさの局所領
域における明度の分散値をそれぞれ算出し、この明度の
分散値が予め設定されたしきい値よりも大きい値を持つ
画素点についてのみ動き情報を検出することが望まし
く、これらの動き情報は、選択された画素点を中心とす
る所定の大きさの第1の局所領域と、任意の時点の画像
に後続する画像中で任意の時点で選択された画素点に相
対応する画素点を中心とする所定の大きさの第2の局所
領域に包含される各画素点を中心とする所定の大きさの
第3の局所領域との相関値をそれぞれ算出し、この相関
値が最大となる任意の時点の画像に後続する第3の局所
領域に包含される画素点に基づいて検出されることが望
ましい。
の画像中の各画素点を中心とした所定の大きさの局所領
域における明度の分散値をそれぞれ算出し、この明度の
分散値が予め設定されたしきい値よりも大きい値を持つ
画素点についてのみ動き情報を検出することが望まし
く、これらの動き情報は、選択された画素点を中心とす
る所定の大きさの第1の局所領域と、任意の時点の画像
に後続する画像中で任意の時点で選択された画素点に相
対応する画素点を中心とする所定の大きさの第2の局所
領域に包含される各画素点を中心とする所定の大きさの
第3の局所領域との相関値をそれぞれ算出し、この相関
値が最大となる任意の時点の画像に後続する第3の局所
領域に包含される画素点に基づいて検出されることが望
ましい。
【0016】また、移動体識別手段は、動き方向の分布
に撮像装置の移動方向と直交する特定の方向の成分が含
まれるか否かを識別基準として持ち、少なくとも動き方
向を所定個数の説明変量のうちの一つとして、例えば各
画素点の明度およびオプティカルフロー方向、各画素点
のオプティカルフロー方向およびオプティカルフロー長
さなどを説明変量とした統計分析、例えばこれらの説明
変量に対する主成分分析を行い、この統計分析の結果、
例えば第一主成分の方向および寄与率を用いて動き情報
の分布を生成し、この動き情報の分布と予め設定されて
いる動き情報の分布とを比較することで移動体の識別を
行うことが望ましい。
に撮像装置の移動方向と直交する特定の方向の成分が含
まれるか否かを識別基準として持ち、少なくとも動き方
向を所定個数の説明変量のうちの一つとして、例えば各
画素点の明度およびオプティカルフロー方向、各画素点
のオプティカルフロー方向およびオプティカルフロー長
さなどを説明変量とした統計分析、例えばこれらの説明
変量に対する主成分分析を行い、この統計分析の結果、
例えば第一主成分の方向および寄与率を用いて動き情報
の分布を生成し、この動き情報の分布と予め設定されて
いる動き情報の分布とを比較することで移動体の識別を
行うことが望ましい。
【0017】このように本発明においては、時系列画像
に基づいて画像の各画素点における動き方向などの動き
情報を検出し、例えば主成分分析などの統計分析によっ
て各画素点の動き情報の分布等を算出して、この動き情
報の分布等と予め設定されている人間および自動車など
の動き情報の分布等とを比較することによって移動体を
識別する。つまり、移動体の検出に用いた動き情報をさ
らに解析することで移動体の識別を行っている。すなわ
ち、従来のように移動体の形状情報を解析する必要がな
くなるので、識別を高速に行うことが可能になる。
に基づいて画像の各画素点における動き方向などの動き
情報を検出し、例えば主成分分析などの統計分析によっ
て各画素点の動き情報の分布等を算出して、この動き情
報の分布等と予め設定されている人間および自動車など
の動き情報の分布等とを比較することによって移動体を
識別する。つまり、移動体の検出に用いた動き情報をさ
らに解析することで移動体の識別を行っている。すなわ
ち、従来のように移動体の形状情報を解析する必要がな
くなるので、識別を高速に行うことが可能になる。
【0018】また動き情報の分布は、例えば人間および
自動車など移動体の種類によって大きく異なる。従っ
て、仮に移動体の抽出処理によって移動体を含む領域の
一部が欠落したり、移動体と背景領域との一部が接合す
るなどして、移動体の形状情報が安定に得られない場合
でも、主成分分析などの統計分析によって動き情報の分
布等を解析すれば、移動体の抽出に伴う形状情報の損失
等の影響を受けずに、安定して移動体の識別を行うこと
が可能になる。
自動車など移動体の種類によって大きく異なる。従っ
て、仮に移動体の抽出処理によって移動体を含む領域の
一部が欠落したり、移動体と背景領域との一部が接合す
るなどして、移動体の形状情報が安定に得られない場合
でも、主成分分析などの統計分析によって動き情報の分
布等を解析すれば、移動体の抽出に伴う形状情報の損失
等の影響を受けずに、安定して移動体の識別を行うこと
が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る移動体識別装置の構成を示すブロック図である。この
移動体識別装置は自律自動車、知的作業ロボット、知的
画像監視装置等に適用されるものである。なお以下で
は、この移動体識別装置を自律自動車に登載して、自律
自動車の前方を横切る移動体を検出し、さらに識別対象
(例えば人間もしくは自動車)とする移動体を個別に識
別する場合を例として具体的に説明する。
る移動体識別装置の構成を示すブロック図である。この
移動体識別装置は自律自動車、知的作業ロボット、知的
画像監視装置等に適用されるものである。なお以下で
は、この移動体識別装置を自律自動車に登載して、自律
自動車の前方を横切る移動体を検出し、さらに識別対象
(例えば人間もしくは自動車)とする移動体を個別に識
別する場合を例として具体的に説明する。
【0020】図1に示されるように、この移動体識別装
置は、時系列画像蓄積部1、動き情報検出部2、移動体
領域抽出部3、および移動体識別部4を有している。こ
こで、時系列画像蓄積部1は例えばTVカメラ等の撮像
装置を備えており、ここでは1つの撮像装置を自律自動
車の天井もしくはフロント部に取り付けて、移動中の自
律自動車から進行方向の道路領域を撮像することを考え
る。
置は、時系列画像蓄積部1、動き情報検出部2、移動体
領域抽出部3、および移動体識別部4を有している。こ
こで、時系列画像蓄積部1は例えばTVカメラ等の撮像
装置を備えており、ここでは1つの撮像装置を自律自動
車の天井もしくはフロント部に取り付けて、移動中の自
律自動車から進行方向の道路領域を撮像することを考え
る。
【0021】以下、本実施形態の動作について図2に示
すフローチャートを参照して説明する。時系列画像蓄積
部1は、自律自動車の進行方向の道路領域を撮像し、取
得された画像を時系列画像として動き情報検出部に出力
する。(ステップS1)。
すフローチャートを参照して説明する。時系列画像蓄積
部1は、自律自動車の進行方向の道路領域を撮像し、取
得された画像を時系列画像として動き情報検出部に出力
する。(ステップS1)。
【0022】動き情報検出部2は、この時系列画像をデ
ィジタル信号に変換すると共に、時系列画像の変化を解
析することにより局所領域を単位として、各局所領域に
存在する動き情報をそれぞれ検出する(ステップS
2)。
ィジタル信号に変換すると共に、時系列画像の変化を解
析することにより局所領域を単位として、各局所領域に
存在する動き情報をそれぞれ検出する(ステップS
2)。
【0023】移動体領域抽出部3は、動き情報検出部2
において検出された動き情報に基づいて、画像中で移動
体(識別対象以外の物体を含む)の投影されている領域
を抽出する(ステップS3)。
において検出された動き情報に基づいて、画像中で移動
体(識別対象以外の物体を含む)の投影されている領域
を抽出する(ステップS3)。
【0024】移動体識別部4は、移動体領域抽出部3に
よる移動体の抽出結果に基づいて、移動体が抽出された
領域の内部あるいは移動体が抽出された領域を含む近傍
領域に含まれる動き情報を解析し、投影されている移動
体が識別対象(例えば人間もしくは自動車)であるかを
判定し、識別対象が検出されるまで上記ステップS1〜
S3を繰返す(ステップS4)。
よる移動体の抽出結果に基づいて、移動体が抽出された
領域の内部あるいは移動体が抽出された領域を含む近傍
領域に含まれる動き情報を解析し、投影されている移動
体が識別対象(例えば人間もしくは自動車)であるかを
判定し、識別対象が検出されるまで上記ステップS1〜
S3を繰返す(ステップS4)。
【0025】識別対象とする移動体が検出された場合、
さらに移動体識別部4はこの移動体の識別(例えば人間
であるか自動車であるか)を行い、この識別結果に基づ
いて所定の処理を行った後、ステップS1に戻って処理
を繰り返す(ステップS5)。
さらに移動体識別部4はこの移動体の識別(例えば人間
であるか自動車であるか)を行い、この識別結果に基づ
いて所定の処理を行った後、ステップS1に戻って処理
を繰り返す(ステップS5)。
【0026】次に、図1の各部について詳細に説明す
る。図3は、図1中の動き情報検出部2の構成を示すブ
ロック図である。動き情報検出部2は、候補点抽出部2
1、局所相関値計算部22、最大相関点検出部23、オ
プティカルフロー計算部24、オプティカルフローメモ
リ25を有している。以下、動き情報部検出部2の動作
について図4に示すフローチャートを参照して説明す
る。
る。図3は、図1中の動き情報検出部2の構成を示すブ
ロック図である。動き情報検出部2は、候補点抽出部2
1、局所相関値計算部22、最大相関点検出部23、オ
プティカルフロー計算部24、オプティカルフローメモ
リ25を有している。以下、動き情報部検出部2の動作
について図4に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0027】候補点抽出部21は、入力される時系列画
像に基づいて、画像の各画素点のうち画像の局所領域単
位の動きである後述のオプティカルフローが十分信頼し
て抽出できる画素点をそれぞれ候補点として検出し、こ
れら候補点の位置を相関値計算部22およびオプティカ
ルフロー計算部24に順次出力する(ステップS2
1)。
像に基づいて、画像の各画素点のうち画像の局所領域単
位の動きである後述のオプティカルフローが十分信頼し
て抽出できる画素点をそれぞれ候補点として検出し、こ
れら候補点の位置を相関値計算部22およびオプティカ
ルフロー計算部24に順次出力する(ステップS2
1)。
【0028】具体的には候補点抽出部21は、識別対象
の種類および大きさに基づいて予め定められる定数Kに
よって画像の各画素点を中心としてK画素×K画素の局
所マスク領域を設定し、画像において移動体が投影され
る可能性のある領域全体についてこの局所マスク領域内
の明度の分散値をそれぞれ計算して、この分散値が予め
設定されたしきい値よりも大きい画素点のみを候補点と
して検出し、その位置を順次出力する。
の種類および大きさに基づいて予め定められる定数Kに
よって画像の各画素点を中心としてK画素×K画素の局
所マスク領域を設定し、画像において移動体が投影され
る可能性のある領域全体についてこの局所マスク領域内
の明度の分散値をそれぞれ計算して、この分散値が予め
設定されたしきい値よりも大きい画素点のみを候補点と
して検出し、その位置を順次出力する。
【0029】つまり、明度の分散値が小さい画素点は画
像中で明度が平坦な部分領域に属しているため、このよ
うな画素点で後述するオプティカルフローの抽出を行っ
た場合、その信頼度が大幅に低下すると考えられるの
で、このような画素点は予め排除しておくことが望まし
い。
像中で明度が平坦な部分領域に属しているため、このよ
うな画素点で後述するオプティカルフローの抽出を行っ
た場合、その信頼度が大幅に低下すると考えられるの
で、このような画素点は予め排除しておくことが望まし
い。
【0030】局所相関値計算部22は、候補点抽出部2
1から出力される複数の候補点の位置に基づいて、時系
列画像における全ての候補点について、時系列で任意の
時点における画像中の候補点P(xi,yi)(i=1
〜L,L:任意の時点における画像中の候補点の数)を
中心とするM画素×M画素の局所マスク領域と、この任
意の時点の画像に後続する時点、例えば時系列で次時点
となる隣接フレームにおける画像中の候補点P(xi,
yi)の周囲のN画素×N画素の近傍領域内部に存在す
る各画素点(以下、対応点と称する)を中心としたM画
素×M画素の各局所マスク領域との間の相関値をそれぞ
れ計算し、これら対応点の位置および相関値を最大相関
点検出部23に順次出力する(ステップS22)。な
お、Mの値は検出しようとする移動体の種類および大き
さに基づいて設定される定数であり、Nの値は移動体の
速度に基づいて設定される定数である。ここで、任意の
時点の画像中の候補点およびその時点に後続する画像中
の対応点の明度値を、それぞれI(x,y)、J(x,
y)として示すと、相関値は以下の式で計算される。
1から出力される複数の候補点の位置に基づいて、時系
列画像における全ての候補点について、時系列で任意の
時点における画像中の候補点P(xi,yi)(i=1
〜L,L:任意の時点における画像中の候補点の数)を
中心とするM画素×M画素の局所マスク領域と、この任
意の時点の画像に後続する時点、例えば時系列で次時点
となる隣接フレームにおける画像中の候補点P(xi,
yi)の周囲のN画素×N画素の近傍領域内部に存在す
る各画素点(以下、対応点と称する)を中心としたM画
素×M画素の各局所マスク領域との間の相関値をそれぞ
れ計算し、これら対応点の位置および相関値を最大相関
点検出部23に順次出力する(ステップS22)。な
お、Mの値は検出しようとする移動体の種類および大き
さに基づいて設定される定数であり、Nの値は移動体の
速度に基づいて設定される定数である。ここで、任意の
時点の画像中の候補点およびその時点に後続する画像中
の対応点の明度値を、それぞれI(x,y)、J(x,
y)として示すと、相関値は以下の式で計算される。
【0031】
【数1】
【0032】最大相関点検出部23は、局所相関値計算
部22において計算された複数の相関値に基づいて、各
候補点P(xi,yi)に対して相関値が最大となる次
時点の画像における対応点を最大相関点Q(xo,y
o)として検出し、これらの位置をオプティカルフロー
計算部24に順次出力する(ステップS23)。
部22において計算された複数の相関値に基づいて、各
候補点P(xi,yi)に対して相関値が最大となる次
時点の画像における対応点を最大相関点Q(xo,y
o)として検出し、これらの位置をオプティカルフロー
計算部24に順次出力する(ステップS23)。
【0033】オプティカルフロー計算部24は、候補点
P(xi,yi)から最大相関点Q(x,y)までの動
きベクトル(以下、フローベクトルと称する)(Vx,
Vy)=(xo−xi,yo−yi)を計算し(ステッ
プS24)、このフローベクトルの値を候補点Pにおけ
るオプティカルフローの値として、候補点Pの位置と共
にオプティカルフローメモリ25に書き込む(ステップ
S25)。
P(xi,yi)から最大相関点Q(x,y)までの動
きベクトル(以下、フローベクトルと称する)(Vx,
Vy)=(xo−xi,yo−yi)を計算し(ステッ
プS24)、このフローベクトルの値を候補点Pにおけ
るオプティカルフローの値として、候補点Pの位置と共
にオプティカルフローメモリ25に書き込む(ステップ
S25)。
【0034】ところで、上述したように本実施形態で
は、直進中の自律自動車に登載された撮像装置によって
時系列画像が得られる。このように観測系が直進する場
合、画像における特定の領域に着目すると、この領域に
含まれる各画素点のオプティカルフローが画像中の共通
の一点(以下、動き中心点)から湧き出しているように
検出されることがある。この動き中心点は、例えば着目
した領域に含まれる各画素点のオプティカルフローを延
長した直線の交点として求めることができる。
は、直進中の自律自動車に登載された撮像装置によって
時系列画像が得られる。このように観測系が直進する場
合、画像における特定の領域に着目すると、この領域に
含まれる各画素点のオプティカルフローが画像中の共通
の一点(以下、動き中心点)から湧き出しているように
検出されることがある。この動き中心点は、例えば着目
した領域に含まれる各画素点のオプティカルフローを延
長した直線の交点として求めることができる。
【0035】例えば、画像において移動体が存在しない
背景のみの領域(以下、静止領域)における動き中心点
は、理想状態では観測系の移動方向によって定まる固定
点となり、この固定点は特に動きの無限遠点、消失点、
またはF.O.E(focus ofexpantion) と呼ばれる。
具体的には、観測系の三次元空間における速度成分を
(U,V,W)とすると、静止領域における動き中心点
の座標は(U/W,V/W)となる。
背景のみの領域(以下、静止領域)における動き中心点
は、理想状態では観測系の移動方向によって定まる固定
点となり、この固定点は特に動きの無限遠点、消失点、
またはF.O.E(focus ofexpantion) と呼ばれる。
具体的には、観測系の三次元空間における速度成分を
(U,V,W)とすると、静止領域における動き中心点
の座標は(U/W,V/W)となる。
【0036】一方、画像において観測系の移動方向とは
異なる方向および速度で移動する移動体における動き中
心点は、理想状態では移動体の移動方向によって定ま
り、静止領域における動き中心点とは異なる一点とな
る。
異なる方向および速度で移動する移動体における動き中
心点は、理想状態では移動体の移動方向によって定ま
り、静止領域における動き中心点とは異なる一点とな
る。
【0037】なお、観測系に回転運動が含まれる場合、
オプティカルフローは直進による成分と回転による成分
の和となる。この場合、回転運動による成分は距離に依
存しない一定値であることから、例えばジャイロなどの
姿勢センサを用いて回転運動の成分を推定して、この成
分を各画素点のオプティカルフローから減算することで
動き中心点を推定することができる。
オプティカルフローは直進による成分と回転による成分
の和となる。この場合、回転運動による成分は距離に依
存しない一定値であることから、例えばジャイロなどの
姿勢センサを用いて回転運動の成分を推定して、この成
分を各画素点のオプティカルフローから減算することで
動き中心点を推定することができる。
【0038】図5は、このようにして画像のオプティカ
ルフローから動き中心点を推定した例であり、(a)は
取得された画像を示し、(b),(c)はそれぞれ
(a)の一部分を拡大して示したものである。以下、同
図を用いて画像から移動体を抽出する原理について説明
する。
ルフローから動き中心点を推定した例であり、(a)は
取得された画像を示し、(b),(c)はそれぞれ
(a)の一部分を拡大して示したものである。以下、同
図を用いて画像から移動体を抽出する原理について説明
する。
【0039】(a)に示されるように、画像における静
止(背景)領域30のオプティカルフロー31は、共通
の動き中心点32を持っている。一方、観測系と異なる
方向に直進運動をする移動体33のオプティカルフロー
34はこれとは異なる動き中心点35を持っている。こ
のため、(b),(c)に示されるように、移動体33
と背景が共に含まれる領域(以下、移動体領域)36に
おいて動き中心点37を推定した場合の推定残差38
は、背景領域31のみで動き中心点32を推定した場合
の推定残差39に比べて大きくなる。
止(背景)領域30のオプティカルフロー31は、共通
の動き中心点32を持っている。一方、観測系と異なる
方向に直進運動をする移動体33のオプティカルフロー
34はこれとは異なる動き中心点35を持っている。こ
のため、(b),(c)に示されるように、移動体33
と背景が共に含まれる領域(以下、移動体領域)36に
おいて動き中心点37を推定した場合の推定残差38
は、背景領域31のみで動き中心点32を推定した場合
の推定残差39に比べて大きくなる。
【0040】このように画像における背景領域と移動体
領域とでは、それぞれ動き中心点を推定したときの推定
残差が異なる大きくことが分かる。従って、画像を小領
域に分解し、各小領域において動き中心点を推定して、
動き中心点の推定残差をそれぞれ解析することで対象と
する小領域に移動体が含まれるどうかが判定でき、画像
から移動体が含まれる領域を抽出することが可能にな
る。
領域とでは、それぞれ動き中心点を推定したときの推定
残差が異なる大きくことが分かる。従って、画像を小領
域に分解し、各小領域において動き中心点を推定して、
動き中心点の推定残差をそれぞれ解析することで対象と
する小領域に移動体が含まれるどうかが判定でき、画像
から移動体が含まれる領域を抽出することが可能にな
る。
【0041】図6は、上述した原理に基づいて画像から
移動体を抽出する図1中の移動体領域抽出部3の構成を
示すブロック図である。この移動体領域抽出部3は、小
領域設定部41、動き中心点推定部42、総合推定残差
計算部43、移動体候補領域検出部44を有している。
以下、移動体領域抽出部3の動作について図7に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
移動体を抽出する図1中の移動体領域抽出部3の構成を
示すブロック図である。この移動体領域抽出部3は、小
領域設定部41、動き中心点推定部42、総合推定残差
計算部43、移動体候補領域検出部44を有している。
以下、移動体領域抽出部3の動作について図7に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
【0042】小領域設定部41は、例えば画像中に含ま
れる移動体を個別に抽出することができるように、オプ
ティカルフローが得られた画像の全体または一部を所定
の小領域に分割する。具体的には、小領域設定部41
は、例えば検出対象とする移動体(識別対象以外の物体
を含む)の大きさ、必要とされる最小検出距離、観測系
すなわち自律自動車の移動速度などに基づいて、画像を
分割する単位である小領域の大きさ等の情報を設定し、
この情報を小領域情報として動き中心点推定部42およ
び総合推定残差計算部43に出力する(ステップS3
1)。なお、この小領域情報は図1中の移動体識別部4
にも出力される。
れる移動体を個別に抽出することができるように、オプ
ティカルフローが得られた画像の全体または一部を所定
の小領域に分割する。具体的には、小領域設定部41
は、例えば検出対象とする移動体(識別対象以外の物体
を含む)の大きさ、必要とされる最小検出距離、観測系
すなわち自律自動車の移動速度などに基づいて、画像を
分割する単位である小領域の大きさ等の情報を設定し、
この情報を小領域情報として動き中心点推定部42およ
び総合推定残差計算部43に出力する(ステップS3
1)。なお、この小領域情報は図1中の移動体識別部4
にも出力される。
【0043】動き中心点推定部42は、小領域設定部4
1から出力される小領域情報に基づいて、画像中の任意
の小領域における動き中心点を推定して、総合推定残差
計算部43に出力する(ステップS32)。
1から出力される小領域情報に基づいて、画像中の任意
の小領域における動き中心点を推定して、総合推定残差
計算部43に出力する(ステップS32)。
【0044】具体的には動き中心点推定部42は、まず
動き中心点を推定すべき小領域について、この小領域に
包含される各画素点のオプティカルフローを図3中のオ
プティカルフローメモリ25からそれぞれ読み出す。次
に動き中心点推定部42は、各画素点のオプティカルフ
ローを直線の式に変換し連立させた連立方程式を解くこ
とによって動き中心点を推定し、この動き中心点の位置
を総合領域残差計算部43に出力する。
動き中心点を推定すべき小領域について、この小領域に
包含される各画素点のオプティカルフローを図3中のオ
プティカルフローメモリ25からそれぞれ読み出す。次
に動き中心点推定部42は、各画素点のオプティカルフ
ローを直線の式に変換し連立させた連立方程式を解くこ
とによって動き中心点を推定し、この動き中心点の位置
を総合領域残差計算部43に出力する。
【0045】ここで、各画素点のオプティカルフローを
変換した直線の方程式をai x+bi y+ci =0とし
た場合、動き中心点の位置は方程式AX+C=0の解X
=(xf ,yf )として表され、動き中心点推定部43
は解Xを例えば特異値分解法などの数値計算法を用いて
算出する。なお、動き中心点を推定すべき小領域に含ま
れているオプティカルフローの数をnとした場合、A,
Cは、それぞれ以下の式で示されるものとする。
変換した直線の方程式をai x+bi y+ci =0とし
た場合、動き中心点の位置は方程式AX+C=0の解X
=(xf ,yf )として表され、動き中心点推定部43
は解Xを例えば特異値分解法などの数値計算法を用いて
算出する。なお、動き中心点を推定すべき小領域に含ま
れているオプティカルフローの数をnとした場合、A,
Cは、それぞれ以下の式で示されるものとする。
【0046】
【数2】
【0047】総合推定残差計算部43は、動き中心点推
定部42から出力された動き中心点の推定残差を計算す
る(ステップS33)。具体的には、総合推定残差計算
部43は‖AX+C‖を計算し、得られた値を対象とす
る小領域における動き中心点の推定残差(以下、総合推
定残差と称する)として、移動体候補領域検出部44に
出力する。
定部42から出力された動き中心点の推定残差を計算す
る(ステップS33)。具体的には、総合推定残差計算
部43は‖AX+C‖を計算し、得られた値を対象とす
る小領域における動き中心点の推定残差(以下、総合推
定残差と称する)として、移動体候補領域検出部44に
出力する。
【0048】動き中心点推定部42および総合推定残差
計算部43は、以上のステップS32,33を画像中の
画像中の全ての小領域に対して行う(ステップS3
4)。すなわち、各小領域における総合推定残差が移動
体候補領域検出部44に順次出力される。
計算部43は、以上のステップS32,33を画像中の
画像中の全ての小領域に対して行う(ステップS3
4)。すなわち、各小領域における総合推定残差が移動
体候補領域検出部44に順次出力される。
【0049】移動体候補領域検出部44は、総合推定残
差計算部43から出力される各小領域の総合推定残差と
予め定められたしきい値とをそれぞれ比較し、総合推定
残差がしきい値より大きい小領域を識別対象(例えば人
間もしくは自動車)を含む可能性のある領域(以下、移
動体候補領域)として順次出力する。しきい値は、例え
ば小領域の大きさ、検出対象とする移動体(識別対象以
外の物体を含む)の大きさ、観測系すなわち自律自動車
の移動速度などに基づいて設定される。
差計算部43から出力される各小領域の総合推定残差と
予め定められたしきい値とをそれぞれ比較し、総合推定
残差がしきい値より大きい小領域を識別対象(例えば人
間もしくは自動車)を含む可能性のある領域(以下、移
動体候補領域)として順次出力する。しきい値は、例え
ば小領域の大きさ、検出対象とする移動体(識別対象以
外の物体を含む)の大きさ、観測系すなわち自律自動車
の移動速度などに基づいて設定される。
【0050】ところで、このようにして移動体領域抽出
部3から出力される移動体候補領域は、小領域の集合と
して得られる。しかし、本実施形態においては画像を所
定の小領域に分割して処理を行うため、画像を分割する
際に移動体の一部が欠落したり、最終的に得られた移動
体候補領域に背景領域の一部が混入する可能性が高い。
また、自律自動車のように観測系が移動している場合、
移動体と背景領域との干渉(隠れ)や、移動中の姿勢の
推移等による見え方の変化が生じていると推定される。
部3から出力される移動体候補領域は、小領域の集合と
して得られる。しかし、本実施形態においては画像を所
定の小領域に分割して処理を行うため、画像を分割する
際に移動体の一部が欠落したり、最終的に得られた移動
体候補領域に背景領域の一部が混入する可能性が高い。
また、自律自動車のように観測系が移動している場合、
移動体と背景領域との干渉(隠れ)や、移動中の姿勢の
推移等による見え方の変化が生じていると推定される。
【0051】従って、本実施形態においては移動体の輪
郭エッジ等の形状情報を安定に得ることが保証されず、
従来のように形状モデルを画像に当てはめるという認識
手法を用いても移動体の識別をすることは困難である。
そこで、本実施形態では以下に述べるように移動体の動
きから得られる特徴の違いに基づいて移動体を識別す
る。
郭エッジ等の形状情報を安定に得ることが保証されず、
従来のように形状モデルを画像に当てはめるという認識
手法を用いても移動体の識別をすることは困難である。
そこで、本実施形態では以下に述べるように移動体の動
きから得られる特徴の違いに基づいて移動体を識別す
る。
【0052】図8および図9は、本実施形態において取
得された画像の例を示したものである。図8は自律自動
車の前方の道路を人間が横切っている場合を表し、図9
は自律自動車の前方の道路を自動車が横切っている場合
を表している。図8に示すように人間51は、頭52、
上半身53、足54、腕55などの各々独立した部分剛
体の集合とみなすことができる。人間50が移動した場
合、頭52は例えば人間50が周囲を見回す際の回転運
動等が含まれるが、頭52を含めた上半身52はその進
行方向への並進移動として検知される。これに対して足
54、腕55は、それぞれ人間51の歩行によって生じ
る上下運動による動きが検知される。
得された画像の例を示したものである。図8は自律自動
車の前方の道路を人間が横切っている場合を表し、図9
は自律自動車の前方の道路を自動車が横切っている場合
を表している。図8に示すように人間51は、頭52、
上半身53、足54、腕55などの各々独立した部分剛
体の集合とみなすことができる。人間50が移動した場
合、頭52は例えば人間50が周囲を見回す際の回転運
動等が含まれるが、頭52を含めた上半身52はその進
行方向への並進移動として検知される。これに対して足
54、腕55は、それぞれ人間51の歩行によって生じ
る上下運動による動きが検知される。
【0053】一方、図9に示すように自動車61は進行
方向に並進移動を行う単一の剛体として検知される。な
お、厳密に言えば車輪62の部分は高速回転運動を行っ
ているが、通常のカメラのフレームレートは30枚/s
程度であり、この高速回転運動の動きは検知されず、車
体と同様に並進移動として検知される。
方向に並進移動を行う単一の剛体として検知される。な
お、厳密に言えば車輪62の部分は高速回転運動を行っ
ているが、通常のカメラのフレームレートは30枚/s
程度であり、この高速回転運動の動きは検知されず、車
体と同様に並進移動として検知される。
【0054】従って、移動体候補領域に含まれるオプテ
ィカルフローが検出された画素点(以下、検出点)に着
目し、各検出点における明度、オプティカルフロー方向
(以下、フロー方向)もしくはエッジ強度などの分布を
見た場合、移動体候補領域に人間が含まれるときは複数
の部分剛体の分布の重ね合わせとなるため、例えばフロ
ー方向の分散が大きくなり、移動体候補領域に自動車が
含まれるときは単一の剛体の分布となるため、例えばフ
ロー方向の分散は小さくなる。
ィカルフローが検出された画素点(以下、検出点)に着
目し、各検出点における明度、オプティカルフロー方向
(以下、フロー方向)もしくはエッジ強度などの分布を
見た場合、移動体候補領域に人間が含まれるときは複数
の部分剛体の分布の重ね合わせとなるため、例えばフロ
ー方向の分散が大きくなり、移動体候補領域に自動車が
含まれるときは単一の剛体の分布となるため、例えばフ
ロー方向の分散は小さくなる。
【0055】図10および図11は、このような検出点
の分布の例をそれぞれ9サンプルずつ示したものであ
る。図10の(a)〜(i)は移動体候補領域に人間が
含まれる場合を示し、図11の(a)〜(i)は移動体
候補領域に自動車が含まれる場合を示している。なお図
10、図11の(a)〜(i)の各々において、X軸は
明度(0−255)、Y軸はフロー方向(0°−360
°)、Z軸はエッジ強度(0−255)を表している。
図10および図11に示されるように、人間が含まれる
場合はフロー方向の広がりが大きいのに対して、自動車
が含まれる場合はフロー方向の広がりが小さく、ほぼ平
坦であることが分かる。
の分布の例をそれぞれ9サンプルずつ示したものであ
る。図10の(a)〜(i)は移動体候補領域に人間が
含まれる場合を示し、図11の(a)〜(i)は移動体
候補領域に自動車が含まれる場合を示している。なお図
10、図11の(a)〜(i)の各々において、X軸は
明度(0−255)、Y軸はフロー方向(0°−360
°)、Z軸はエッジ強度(0−255)を表している。
図10および図11に示されるように、人間が含まれる
場合はフロー方向の広がりが大きいのに対して、自動車
が含まれる場合はフロー方向の広がりが小さく、ほぼ平
坦であることが分かる。
【0056】以上述べたように、移動体候補領域に含ま
れている移動体の種類によって、移動体候補領域におけ
る各検出点の明度、フロー方向、エッジ強度等の分布が
異なることが分かる。このような移動体の種類による分
布の違いを定量的に示すために、例えば多変量解析の手
法の一つである主成分分析を行うことを考える。主成分
分析とは、いくつかの説明変量x1,x2,…の総合的
特性をai x1+bix2+…のように少数の一次式で
表現する手法であり、この式で示される統合化変数は主
成分と呼ばれる。
れている移動体の種類によって、移動体候補領域におけ
る各検出点の明度、フロー方向、エッジ強度等の分布が
異なることが分かる。このような移動体の種類による分
布の違いを定量的に示すために、例えば多変量解析の手
法の一つである主成分分析を行うことを考える。主成分
分析とは、いくつかの説明変量x1,x2,…の総合的
特性をai x1+bix2+…のように少数の一次式で
表現する手法であり、この式で示される統合化変数は主
成分と呼ばれる。
【0057】以下の例では、検出点の明度およびフロー
方向の二つを説明変量として主成分分析を行い、このと
きの第1主成分を直線の方程式として表現する。具体的
には、主成分分析の対象とする移動体候補領域における
各検出点の明度とフロー方向とに関する分散共分散行列
の固有方程式を解いて二つの固有値を求め、この固有値
のなかで最大値に対応する固有ベクトルを第一主成分と
して算出する。ここで、仮に移動体候補領域の一部分に
背景領域が混入していたり、移動体の一部が欠落してい
る場合でも、第1主成分の方向は大きく変動せずに安定
して算出される。
方向の二つを説明変量として主成分分析を行い、このと
きの第1主成分を直線の方程式として表現する。具体的
には、主成分分析の対象とする移動体候補領域における
各検出点の明度とフロー方向とに関する分散共分散行列
の固有方程式を解いて二つの固有値を求め、この固有値
のなかで最大値に対応する固有ベクトルを第一主成分と
して算出する。ここで、仮に移動体候補領域の一部分に
背景領域が混入していたり、移動体の一部が欠落してい
る場合でも、第1主成分の方向は大きく変動せずに安定
して算出される。
【0058】このようにして算出された第1主成分の例
を図12および図13に示す。なお、図12は移動体候
補領域に人間が含まれる場合、図13は移動体候補領域
に自動車が含まれる場合を示し、それぞれ横軸は明度、
縦軸はフロー方向を表している。
を図12および図13に示す。なお、図12は移動体候
補領域に人間が含まれる場合、図13は移動体候補領域
に自動車が含まれる場合を示し、それぞれ横軸は明度、
縦軸はフロー方向を表している。
【0059】図12に示されるように人間が含まれる場
合、第1主成分の方向は傾きの大きい直線となる。ま
た、図13に示されるように自動車が含まれる場合、第
1主成分の方向はほぼ水平な直線となり、移動体候補領
域に含まれる移動体が人間の場合と自動車の場合とで
は、算出される第1主成分の方向が異なることが分か
る。
合、第1主成分の方向は傾きの大きい直線となる。ま
た、図13に示されるように自動車が含まれる場合、第
1主成分の方向はほぼ水平な直線となり、移動体候補領
域に含まれる移動体が人間の場合と自動車の場合とで
は、算出される第1主成分の方向が異なることが分か
る。
【0060】一方、主成分の周囲のデータのばらつきの
小ささは、固有値の和に対する固有値の比(以下、寄与
率と称する)として求めることができる。図12および
図13に示されるように第1主成分の寄与率は、移動体
候補領域に人間が含まれる場合は小さくなり、自動車が
含まれる場合は大きくなることが分かる。
小ささは、固有値の和に対する固有値の比(以下、寄与
率と称する)として求めることができる。図12および
図13に示されるように第1主成分の寄与率は、移動体
候補領域に人間が含まれる場合は小さくなり、自動車が
含まれる場合は大きくなることが分かる。
【0061】以上述べた通り、主成分分析を行ったとき
の第1主成分の方向および寄与率の値は、それぞれ移動
体候補領域に含まれる移動体の種類(上記の例では人間
と自動車)によって大きく異なっている。そこで、本実
施形態では移動体候補領域における各検出点について例
えば明度とフロー方向とに関して主成分分析を行い、こ
の結果得られる第一主成分および寄与率をそれぞれ解析
することで移動体の識別を行う。
の第1主成分の方向および寄与率の値は、それぞれ移動
体候補領域に含まれる移動体の種類(上記の例では人間
と自動車)によって大きく異なっている。そこで、本実
施形態では移動体候補領域における各検出点について例
えば明度とフロー方向とに関して主成分分析を行い、こ
の結果得られる第一主成分および寄与率をそれぞれ解析
することで移動体の識別を行う。
【0062】図14は、上述したような方法を用いて移
動体の識別を行う図1中の移動体識別部4の構成を示す
ブロック図である。この移動体識別部4は、識別対象判
定部71、データ解析部72、および識別判定部73を
有している。以下、移動体識別部4の動作について図1
5に示すフローチャートを参照して説明する。
動体の識別を行う図1中の移動体識別部4の構成を示す
ブロック図である。この移動体識別部4は、識別対象判
定部71、データ解析部72、および識別判定部73を
有している。以下、移動体識別部4の動作について図1
5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0063】識別対象判定部41は、移動体候補領域お
よびオプティカルフローに基づいて、移動体候補領域に
含まれる移動体が識別対象(例えば人間もしくは自動
車)であるかどうかの判定を行う(ステップS41)。
具体的には、移動体候補領域全体の大きさと移動体候補
領域内の検出点のフロー方向の平均とを計算し、移動体
候補領域全体の大きさが予め設定されたしきい値以上
で、かつフロー方向の平均が水平となる(前方を横切っ
ていることを示す)場合に移動体候補領域内に識別対象
が存在していると判定する。
よびオプティカルフローに基づいて、移動体候補領域に
含まれる移動体が識別対象(例えば人間もしくは自動
車)であるかどうかの判定を行う(ステップS41)。
具体的には、移動体候補領域全体の大きさと移動体候補
領域内の検出点のフロー方向の平均とを計算し、移動体
候補領域全体の大きさが予め設定されたしきい値以上
で、かつフロー方向の平均が水平となる(前方を横切っ
ていることを示す)場合に移動体候補領域内に識別対象
が存在していると判定する。
【0064】この判定結果に基づいて識別対象判定部4
1は以下の処理を行う(ステップS42)。すなわち、
識別対象が存在すると判定された場合は、その旨をデー
タ解析部72に出力し、存在しないと判定された場合
は、未知の物体が進入した可能性があるとして例えば自
律自動車の制御部等に警告信号を出力する(ステップS
43)。
1は以下の処理を行う(ステップS42)。すなわち、
識別対象が存在すると判定された場合は、その旨をデー
タ解析部72に出力し、存在しないと判定された場合
は、未知の物体が進入した可能性があるとして例えば自
律自動車の制御部等に警告信号を出力する(ステップS
43)。
【0065】データ解析部72は、識別対象判定部72
から識別対象を含む旨を示す判定結果が出力されると、
小領域における各検出点について明度とフロー方向とに
関する主成分分析を行い、得られる第一主成分の方向お
よび寄与率を識別判定部73に出力する(ステップS4
4)。
から識別対象を含む旨を示す判定結果が出力されると、
小領域における各検出点について明度とフロー方向とに
関する主成分分析を行い、得られる第一主成分の方向お
よび寄与率を識別判定部73に出力する(ステップS4
4)。
【0066】識別判定部73は、データ解析部72から
出力される第一主成分の方向および寄与率をそれぞれ予
め定められた範囲の値と比較して、小領域に含まれる移
動体の種類(例えば人間もしくは自動車)を識別して
(ステップS45)、この識別結果を例えば自律自動車
の制御部に出力する(ステップS46)。
出力される第一主成分の方向および寄与率をそれぞれ予
め定められた範囲の値と比較して、小領域に含まれる移
動体の種類(例えば人間もしくは自動車)を識別して
(ステップS45)、この識別結果を例えば自律自動車
の制御部に出力する(ステップS46)。
【0067】以上述べたとおり本実施形態によれば、例
えば市街地における自律自動車の道路走行において、自
律自動車の前方を横切る移動体を検出し、さらにこの移
動体が人間、自動車、もしくはそれ以外であるかを識別
することができる。従って、検出された移動体の種類に
よって種々の異なった動作を行うことが可能になる。例
えば、移動体が速度の遅い人間の場合は、自律自動車を
減速もしくは一時停止させる、または警笛を鳴らす等の
動作を切り替えることができ、自律自動車を安全に走行
させることが可能になる。
えば市街地における自律自動車の道路走行において、自
律自動車の前方を横切る移動体を検出し、さらにこの移
動体が人間、自動車、もしくはそれ以外であるかを識別
することができる。従って、検出された移動体の種類に
よって種々の異なった動作を行うことが可能になる。例
えば、移動体が速度の遅い人間の場合は、自律自動車を
減速もしくは一時停止させる、または警笛を鳴らす等の
動作を切り替えることができ、自律自動車を安全に走行
させることが可能になる。
【0068】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、次のように種々変形して実施することができ
る。 (1)上記実施形態では、1つの撮像装置によって時系
列画像を取得したが、2つまたはそれ以上の撮像装置を
例えばステレオ構成になるように設置し、これらの撮像
装置によって取得された複数の時系列画像に基づいて移
動体の識別を行うようにしてもよい。このようにすると
移動体までの距離に関する情報を解析することができる
ので、移動体の検知および識別の精度を向上させること
ができる。 (2)上記実施形態では、主成分分析によって得られる
第1主成分および寄与率に基づいて識別を行ったが、第
1主成分もしくは寄与率のいずれか一方のみを用いて識
別を行ってもよく、このようにすることで処理の高速化
をはかることができる。 (3)上記実施形態では、主成分分析を行った結果に基
づいて識別を行ったが、フロー方向の平均値もしくは分
散値を求めて、これらの値のいずれか一方もしくは両方
を用いて識別を行うようにしてもよい。 (4)上記実施形態では、検出点の明度とフロー方向と
に関する主成分分析を行ったが、フロー方向とフロー長
さに関する主成分分析を行うようにしてもよい。このよ
うにすると、例えば人間と自動車との識別をする場合
は、人間は複数の剛体の集合として構成されるため特徴
空間における広がりが大きくなるのに対し、自動車は単
一の剛体から構成されるため、フロー長さおよびフロー
方向の値はいずれもほぼ一定であり、特徴空間における
広がりが小さくなる。
はなく、次のように種々変形して実施することができ
る。 (1)上記実施形態では、1つの撮像装置によって時系
列画像を取得したが、2つまたはそれ以上の撮像装置を
例えばステレオ構成になるように設置し、これらの撮像
装置によって取得された複数の時系列画像に基づいて移
動体の識別を行うようにしてもよい。このようにすると
移動体までの距離に関する情報を解析することができる
ので、移動体の検知および識別の精度を向上させること
ができる。 (2)上記実施形態では、主成分分析によって得られる
第1主成分および寄与率に基づいて識別を行ったが、第
1主成分もしくは寄与率のいずれか一方のみを用いて識
別を行ってもよく、このようにすることで処理の高速化
をはかることができる。 (3)上記実施形態では、主成分分析を行った結果に基
づいて識別を行ったが、フロー方向の平均値もしくは分
散値を求めて、これらの値のいずれか一方もしくは両方
を用いて識別を行うようにしてもよい。 (4)上記実施形態では、検出点の明度とフロー方向と
に関する主成分分析を行ったが、フロー方向とフロー長
さに関する主成分分析を行うようにしてもよい。このよ
うにすると、例えば人間と自動車との識別をする場合
は、人間は複数の剛体の集合として構成されるため特徴
空間における広がりが大きくなるのに対し、自動車は単
一の剛体から構成されるため、フロー長さおよびフロー
方向の値はいずれもほぼ一定であり、特徴空間における
広がりが小さくなる。
【0069】さらに、検出点の明度、フロー方向、フロ
ー長さ以外に、例えば検出点のエッジ強度、カラー値等
の他の属性情報を説明変量として組合せ、例えばより高
次元の特徴空間における統計分析に基づいて識別を行う
ようにしてもよい。このようにすることで、より精度の
高い識別が可能になる。 (5)上記実施形態では、時系列画像蓄積部1において
時系列画像をアナログ信号として取得し、動き情報検出
部2において時系列画像をディジタル信号に変換した後
に動き情報の検出を行ったが、時系列画像蓄積部1にお
いて時系列画像のアナログ−ディジタル変換を行う、も
しくは時系列画像をディジタル信号として取得するよう
にしてもよい。 (6)上記実施形態では、撮像装置によってリアルタイ
ムで時系列画像を取得したが、例えばビデオテープなど
の蓄積媒体に記録されている時系列画像に基づいて移動
体の検出および識別を行うようにしてもよい。 (7)上記実施形態では、直進する観測系の前方を横切
る移動体について検出および識別を行う場合について説
明したが、観測系の前方を垂直に移動する移動体、もし
くは観測系の前方を観測系の移動方向とは異なる方向に
移動する移動体等について、個別にもしくは組み合わせ
て検出および識別を行うようにしてもよい。
ー長さ以外に、例えば検出点のエッジ強度、カラー値等
の他の属性情報を説明変量として組合せ、例えばより高
次元の特徴空間における統計分析に基づいて識別を行う
ようにしてもよい。このようにすることで、より精度の
高い識別が可能になる。 (5)上記実施形態では、時系列画像蓄積部1において
時系列画像をアナログ信号として取得し、動き情報検出
部2において時系列画像をディジタル信号に変換した後
に動き情報の検出を行ったが、時系列画像蓄積部1にお
いて時系列画像のアナログ−ディジタル変換を行う、も
しくは時系列画像をディジタル信号として取得するよう
にしてもよい。 (6)上記実施形態では、撮像装置によってリアルタイ
ムで時系列画像を取得したが、例えばビデオテープなど
の蓄積媒体に記録されている時系列画像に基づいて移動
体の検出および識別を行うようにしてもよい。 (7)上記実施形態では、直進する観測系の前方を横切
る移動体について検出および識別を行う場合について説
明したが、観測系の前方を垂直に移動する移動体、もし
くは観測系の前方を観測系の移動方向とは異なる方向に
移動する移動体等について、個別にもしくは組み合わせ
て検出および識別を行うようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、時系列画像
から検出した動き情報に基づいて移動体を識別すること
で、従来のように移動体の形状情報に依存することな
く、簡便に安定して移動体の識別が可能である移動体識
別装置および方法が提供される。
から検出した動き情報に基づいて移動体を識別すること
で、従来のように移動体の形状情報に依存することな
く、簡便に安定して移動体の識別が可能である移動体識
別装置および方法が提供される。
【図1】本発明の一実施形態に係る移動体識別装置の構
成を示すブロック図
成を示すブロック図
【図2】同実施形態の動作を示すフローチャート
【図3】図1中の動き情報検出部の構成を示すブロック
図
図
【図4】動き情報検出部の動作を示すフローチャート
【図5】同実施形態における移動体の抽出原理を説明す
るための図
るための図
【図6】図1中の移動体領域抽出部の構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図7】移動体領域抽出部の動作を示すフローチャート
【図8】同実施形態において取得された画像の例を示す
図
図
【図9】同実施形態において取得された画像の例を示す
図
図
【図10】同実施形態において人間を含む場合の分布の
例
例
【図11】同実施形態において自動車を含む場合の分布
の例
の例
【図12】同実施形態におけて人間を含む場合の主成分
分析の例
分析の例
【図13】同実施形態におけて自動車を含む場合の主成
分分析の例
分分析の例
【図14】図1中の移動体識別部の構成を示すブロック
図
図
【図15】移動体識別部の動作を示すフローチャート
1…時系列画像蓄積部,2…動き情報検出部,3…移動
体領域抽出部,4…移動体識別部,21…候補点抽出
部,22…局所相関値計算部,23…最大相関点検出
部,24…オプティカルフロー計算部,25…オプティ
カルフローメモリ,30…静止領域,31…オプティカ
ルフロー,32…動き中心点,33…移動体,34…オ
プティカルフロー,35…動き中心点,36…移動体領
域,37…動き中心点,38…推定残差,39…推定残
差,41…小領域設定部,42…動き中心点推定部,4
3…総合推定残差計算部,44…移動体候補領域検出
部,51…人間,52…頭,53…上半身,54…足,
55…腕,61…自動車,62…車輪,71…識別対象
判定部,72…データ解析部,73…識別判定部
体領域抽出部,4…移動体識別部,21…候補点抽出
部,22…局所相関値計算部,23…最大相関点検出
部,24…オプティカルフロー計算部,25…オプティ
カルフローメモリ,30…静止領域,31…オプティカ
ルフロー,32…動き中心点,33…移動体,34…オ
プティカルフロー,35…動き中心点,36…移動体領
域,37…動き中心点,38…推定残差,39…推定残
差,41…小領域設定部,42…動き中心点推定部,4
3…総合推定残差計算部,44…移動体候補領域検出
部,51…人間,52…頭,53…上半身,54…足,
55…腕,61…自動車,62…車輪,71…識別対象
判定部,72…データ解析部,73…識別判定部
Claims (8)
- 【請求項1】入力した時系列画像に基づいて、任意の画
像中における所定の複数の位置について画像間における
動き情報を検出する動き情報検出手段と、 検出された前記動き情報に基づいて、所定の動き情報と
異なる動き情報に対応した前記任意の画像中における領
域を移動体領域として抽出する移動体抽出手段と、 少なくとも抽出された前記移動体領域に包含される複数
の位置について検出された前記動き情報に基づいて、前
記移動体領域に存在する前記移動体を識別する移動体識
別手段とを備えたことを特徴とする移動体識別装置。 - 【請求項2】移動中の撮像装置により撮像された静止物
体の画像を含む時系列画像中に現れる移動体を識別する
移動体識別装置において、 入力した時系列画像における任意の時点の画像と該任意
の時点の画像に後続する画像のうちの所定の画像とを、
所定の画素点を中心とした所定の大きさの局所領域単位
に比較して、該任意の時点の画像中で選択された複数の
画素点について動き方向を少なくとも検出する動き情報
検出手段と、 前記任意の時点の画像を予め設定された大きさの小領域
に分割し、各小領域ごとに、該小領域に包含される画素
点について検出された前記動き方向を元に動き中心点の
位置およびその推定残差を求め、予め定められたしきい
値より大きい推定残差を持つ小領域を、前記任意の時点
の画像中において移動体が存在する移動体領域として抽
出する移動体抽出手段と、 抽出された前記移動体領域または前記移動体領域を含む
近傍領域に包含される画素点について検出された前記動
き方向の分布に少なくとも基づいて、前記移動体領域に
存在する前記移動体を識別する移動体識別手段とを備え
たことを特徴とする移動体識別装置。 - 【請求項3】前記動き情報検出手段は、前記任意の時点
の画像中の各画素点を中心とした所定の大きさの局所領
域における明度の分散値をそれぞれ算出し、該明度の分
散値が予め設定されたしきい値よりも大きい値を持つ画
素点を選択して前記動き方向を少なくとも検出すること
を特徴とする請求項2に記載の移動体識別装置。 - 【請求項4】前記動き情報検出手段は、前記任意の時点
の画像中で選択された画素点を中心とする所定の大きさ
の第1の局所領域と、前記任意の時点の画像に後続する
画像中で前記任意の時点で選択された画素点に相対応す
る画素点を中心とする所定の大きさの第2の局所領域に
包含される各画素点を中心とする所定の大きさの第3の
局所領域との相関値をそれぞれ算出し、該相関値が最大
となる前記任意の時点の画像に後続する第3の局所領域
に包含される画素点に基づいて、前記任意の時点の画像
中で選択された画素点における前記動き情報を検出する
ことを特徴とする請求項2に記載の移動体識別装置。 - 【請求項5】前記移動体識別手段は、前記動き方向の分
布に前記撮像装置の移動方向と直交する特定の方向の成
分が含まれるか否かを識別基準として持つことを特徴と
する請求項2に記載の移動体識別装置。 - 【請求項6】前記移動体識別手段は、少なくとも前記動
き方向を所定個数の説明変量のうちの一つとして統計分
析を行い、この結果から得られる前記動き情報の分布と
予め設定されている動き情報の分布とを比較することで
前記移動体の識別を行うことを特徴とする請求項2に記
載の移動体識別装置。 - 【請求項7】前記移動体識別手段は、前記統計分析とし
て前記所定個数の説明変量に対する主成分分析を行い、
この結果から得られる第一主成分の方向および寄与率の
少なくとも一方を前記動き情報の分布として用いること
を特徴とする請求項6に記載の移動体識別装置。 - 【請求項8】移動中の撮像装置により撮像された静止物
体の画像を含む時系列画像中に現れる移動体を識別する
移動体識別方法において、 入力した時系列画像における任意の時点の画像と該任意
の時点の画像に後続する画像のうちの所定の画像とを、
所定の画素点を中心とした所定の大きさの局所領域単位
に比較して、該任意の画像中で選択された複数の画素点
について動き方向を少なくとも検出し、 前記任意の時点の画像を予め設定された大きさの小領域
に分割し、各小領域ごとに、該小領域に包含される画素
点について検出された前記動き方向を元に動き中心点の
位置およびその推定残差を求め、予め定められたしきい
値より大きい推定残差を持つ小領域を、前記任意の時点
の画像中において移動体が存在する移動体領域として抽
出し、 抽出された前記移動体領域または前記移動体領域を含む
近傍領域に包含される画素点について検出された前記動
き方向の分布に少なくとも基づいて、前記移動体領域に
存在する前記移動体を識別することを特徴とする移動体
識別方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8059761A JPH09249083A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 移動体識別装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8059761A JPH09249083A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 移動体識別装置および方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09249083A true JPH09249083A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13122583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8059761A Pending JPH09249083A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 移動体識別装置および方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09249083A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001006096A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-12 | Honda Motor Co Ltd | 車両の周辺監視装置 |
| JP3300340B2 (ja) * | 1999-09-20 | 2002-07-08 | 松下電器産業株式会社 | 運転支援装置 |
| JP2006053823A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | National Univ Corp Shizuoka Univ | 移動物体を検出するシステムとその方法 |
| JP2006146457A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 動物体輪郭抽出方法及び装置並びに動物体輪郭抽出プログラム |
| WO2007100000A1 (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 障害物検出方法、障害物検出装置及び標準移動体モデル |
| JP2008017360A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Honda Motor Co Ltd | 車両周辺監視システム、車両、車両周辺監視プログラム、および車両周辺監視システムの構築システム |
| WO2010113240A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 3次元情報算出装置および3次元情報算出方法 |
| JP2017151815A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 住友重機械工業株式会社 | 作業機械用周辺監視システム |
| JP2020126008A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 古河電気工業株式会社 | レーダ装置およびレーダ装置の制御方法 |
| CN112884804A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-06-01 | 深圳云天励飞技术股份有限公司 | 行动对象追踪方法及相关设备 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP8059761A patent/JPH09249083A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001006096A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-12 | Honda Motor Co Ltd | 車両の周辺監視装置 |
| JP3300340B2 (ja) * | 1999-09-20 | 2002-07-08 | 松下電器産業株式会社 | 運転支援装置 |
| US6993159B1 (en) | 1999-09-20 | 2006-01-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Driving support system |
| JP2006053823A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | National Univ Corp Shizuoka Univ | 移動物体を検出するシステムとその方法 |
| JP2006146457A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 動物体輪郭抽出方法及び装置並びに動物体輪郭抽出プログラム |
| JP2007233764A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Toyota Motor Corp | 障害物検出方法、障害物検出装置及び標準移動体モデル |
| WO2007100000A1 (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 障害物検出方法、障害物検出装置及び標準移動体モデル |
| US7903021B2 (en) | 2006-03-01 | 2011-03-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Obstacle detecting method, obstacle detecting apparatus, and standard moving-body model |
| JP2008017360A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Honda Motor Co Ltd | 車両周辺監視システム、車両、車両周辺監視プログラム、および車両周辺監視システムの構築システム |
| WO2010113240A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 3次元情報算出装置および3次元情報算出方法 |
| JP5256508B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2013-08-07 | コニカミノルタ株式会社 | 3次元情報算出装置および3次元情報算出方法 |
| JP2017151815A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 住友重機械工業株式会社 | 作業機械用周辺監視システム |
| JP2020126008A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 古河電気工業株式会社 | レーダ装置およびレーダ装置の制御方法 |
| CN112884804A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-06-01 | 深圳云天励飞技术股份有限公司 | 行动对象追踪方法及相关设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4899424B2 (ja) | 物体検出装置 | |
| KR101784183B1 (ko) | ADoG 기반 특징점을 이용한 이동 로봇의 위치를 인식하기 위한 장치 및 그 방법 | |
| Zhou et al. | Object tracking in an outdoor environment using fusion of features and cameras | |
| US8300892B2 (en) | Moving object detection apparatus and moving object detection method | |
| Nair et al. | Moving obstacle detection from a navigating robot | |
| US20130215270A1 (en) | Object detection apparatus | |
| JP2015057690A (ja) | 画像処理装置、認識対象物検出方法、認識対象物検出プログラム、および、移動体制御システム | |
| JP2009510541A (ja) | オブジェクト追跡方法及びオブジェクト追跡装置 | |
| KR101825687B1 (ko) | 차영상을 이용한 장애물 검출장치 및 그 방법 | |
| JP2001266160A (ja) | 周辺認識方法および周辺認識装置 | |
| KR101634355B1 (ko) | 동작 검출 장치 및 방법 | |
| KR20190099537A (ko) | 동작 학습 장치, 기능 판별 장치 및 기능 판별 시스템 | |
| JP3657116B2 (ja) | 物体追跡方法及び物体追跡装置 | |
| CN110717445A (zh) | 一种用于自动驾驶的前车距离跟踪系统与方法 | |
| JP2001056853A (ja) | 挙動検出装置および種類識別装置、並びに挙動検出方法および挙動検出用プログラムが記録された記録媒体 | |
| WO2018235219A1 (ja) | 自己位置推定方法、自己位置推定装置および自己位置推定プログラム | |
| JPH09249083A (ja) | 移動体識別装置および方法 | |
| Naser et al. | Infrastructure-free NLoS obstacle detection for autonomous cars | |
| Davis et al. | Visual surveillance of human activity | |
| US20090297036A1 (en) | Object detection on a pixel plane in a digital image sequence | |
| JP2007280387A (ja) | 物体移動の検出方法及び検出装置 | |
| Aadi et al. | Proposed real-time obstacle detection system for visually impaired assistance based on deep learning | |
| JP6886136B2 (ja) | 位置合わせ装置、位置合わせ方法及び位置合わせ用コンピュータプログラム | |
| JP2020076714A (ja) | 位置姿勢推定装置 | |
| Murthy et al. | 3D human pose tracking inside car using single RGB spherical camera |